July 16, 2017

レイモンド・メリマン 週間コメント7/17【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム 2017年7月17日(フリー版より)

翻訳:hiyoka     
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧でき ますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さ んでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近 いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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≪ 先週をふり返って ≫

        “JPモルガンチェイスのCEOジェイミー・ダイモンは、金曜に行われた決算会議会見において米国連邦政府へのフラストレーションを露わにした。『もうほとんど米国人であることが恥ずかしい域に入っている... 米国内で対応しなければならない馬鹿者共の言葉を聞くことさえ厄介だ』ダイモンはあるアナリストの質問にこう答えた。『グレート・リセッションからかれこれ8年経つ間に、政治的愚かさや行き詰まりにもかかわらず我々は1.5〜2%の成長を遂げてきた。米国のビジネス界には力があり強靱なのだ』彼はなおも言った。『私が言っているのは、もしもっと賢明な決定がなされ、政治の膠着状態が壁になりさえしなかったら、もっと強力な成長を遂げられたということだ』”

— Evelyn Cheng
  “Jamie Dimon Blows Up at DC Dysfunction”

  cnbc.com 2017年7月14日付


        2016年の米国大統領選に影響を及ぼす目的のロシアとトランプ一家を結び付けようと試みる「明白な証拠」にもかかわらず、米国株式市場は先週新たな高値水準まで舞い上がった。ドナルド・トランプJr. がロシアの弁護士と防諜機関エージェントに会っていたという先週のニュースが示したように、株式市場にとっての最大のリスクが政治領域であることに変わりはないが、投資家達の興味はこの時節に発表される収益報告の強含みの見通しの方により集中した。その期待を受けて、金曜にはダウ工業平均とS&Pの両方が新高値まで噴いた。ナスダックはこの浮かれ騒ぎに参加するにはあとほんの20ポイントというところだった。また、インドのCNXも新高値をつけた。香港のハンセンは2年ぶりの最高値水準に跳ね上がった。他のほとんどの指数も先週は騰がったが、これらが突出していた。

        先週目立った他の市場は米ドルとオーストラリア・ドルだった。米ドルは去年9月以来の最安値水準への継続的な下落が目立ったが、これはまさに、2017年1月前後の6ヶ月の間に — 特にもし共和党が選挙に勝った場合 — ドルがトップアウトするという私達の2年間にわたる主張を明確に裏付けている。ここ10年の天井は2017年1月3日に示現した。またオーストラリア・ドルもまた先週は注目に値した。ついに重要な下降トレンドラインを突き破り1年以上ぶりの高値水準に噴き上がった。これも過去のいくつかのMMTAインターナショナル・サイクルズ・リポートで提示した私達の予測とよく一致している。オーストラリア・ドルに加えて、英国ポンドも先週は10ヶ月ぶりの最高値レベルまで鮮やかに反騰した。これはどうも、観光旅行に出かけるにあたって最も重要な夏休みに間に合うよう戻ったという感がある。英国人はなかなか賢い!


米ドルの下落を受けて、ほとんどの商品相場もまた反騰した。金と銀は7月10日月曜には数ヶ月ぶりの最安値水準まで落ち込んでいたが、その後の週後半には調子良く反騰した。この反騰は本物なのか? これは今週発行予定のMMAサイクルズ・リポートにおいて、私達が詳細に解説するポイントの1つだ。また、ダウ平均とS&Pに示現した史上新高値についても解説し、これらのより長期のサイクルを通した観点からその重要性について分析していく。

まもなく発刊予定の改訂版『The Ultimate Book on Stock Market Timing, Volume 1: Cycles and Patterns in the Indexes』のために行った研究を終えたばかりの私には今、分かち合うべき情報が沢山ある。サイクルを理解するにあたっては、最新の調査が非常に重要だ。これらのサイクルについての過去の研究がなされた12年前と比べてどれだけの事が変化したかは、全く信じがたいほどだ。 同時に、当時なされた研究の多くもまた今なお効力を維持していることについても、信じがたいほどの驚きだ。だが全てというわけではない。いくつかの事例においては、僅かではあるが重要な改変が必要となった。




≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

        “国際通貨基金専務理事クリスティーヌ・ラガルドは、FRB議長ジャネット・イエレンによる最近の所感は時期尚早だったかもしれないと示唆し、自分の人生の中で今一度の金融危機が訪れる可能性は排除しないだろうと述べた。『いつかある日、もう一つの危機がやって来るかもしれない... 私は末永い人生計画を立てているし、彼女(イエレン)もそうであることを願っている。だからこそ私はその計画自体に全てを賭けたりはしない。何故ならここ10年以上の間、私達は複数のサイクルが動いているのを見てきたし、それを排除するつもりはないからだ。』ラガルドはこう語る。”

— Karen Gilchrist, Karen Tso
  “I Wouldn't Rule Out Another Financial Crisis, Says IMF’s Lagarde”

  www.cnbc.com 2017年7月12日付

        “FRBが遂行してきた施策が功を奏したせいで "我々の人生が続く間に" もう一度金融危機が起きることはあり得ないだろうとイエレンは予測した。”

— Jeff Cox
  “Yellen: Banks 'Very Much Stronger';
  Another Financial Crisis Not Likely 'In Our Lifetime'”

  cnbc.com 2017年6月27日


        金融危機がもう起こらないという可能性は、人生の中で二度と戦争は起きないという可能性と同じだ。どちらの見解も見通しとしては有りだが、それは異なるサイクルのどれを採るか、そして「金融危機」と「戦争」をどう定義するかにかかっている。

たとえば私達独自の株式市場研究において、米国株式市場には長期72年サイクルが存在し、その中で50%〜90%の下落が起きることが明らかにされている。これは実際4つの歴史的事例において73年〜77年の幅を持ち、直近では2009年に底を付けた。それ以前では1932年と1857年だった。また1784年には英国市場にこれが見られた。このサイクルを基に考えるなら、私達が8年前に目撃したような市場崩壊が私達の存命中に株式市場に見られることはないだろう。

しかしながら、他にも株式市場には90年サイクルが存在する。これは1761年、1842年、1932年につけた歴史的安値に基づいて測定されるものだ。どちらが支配力として優勢かを決めるにはまだ歴史的データが足りない。だが、もし90年サイクルがより強力なのであれば、次回は2022年(±15年)の内に訪れる。

        こうした「暴落」はまた、土星、天王星そして(または)冥王星が、互いにハードアスペクトを形成する時 — とりわけ土星と天王星のコンジャンクションとオポジションの時に発生する(1987年〜1988年、2008年〜2010年)。土星と天王星がコンジャンクションやオポジションを形成する時期は2032年6月28日まで来ない。しかしながら、両惑星は2021年にウェイニングスクエアを3回形成し、その前年となる2020年には土星・冥王星がコンジャンクションを迎える。これは継続中と見られる90年サイクルの中間部に近い。それはおよそ84年±7年ごとにやって来る。

それにしても、イエレン — 彼女はポジティブで楽観的な獅子座だが — 72年サイクルが示唆するように私達の残りの人生にもう金融危機は起こり得ないと考え、翻ってより心配性の山羊座であるラガルドが90年サイクルの暴落が起きる可能性を見ているというのは興味深い。思うに、ラガルドはサイクル理論を研究しているのではあるまいか。歴史を通して一定の間隔で起きてくる特定のテーマの反復に魅せられるのは、太陽を山羊座に持つ人間(私自身もそうだが)にとってはごく自然なことだ。

        来週 — そして再来週 — もまた、ジオコズミックな見地からすれば "魅惑的" だ。7月17日と20日に太陽と火星が天王星に対してカーディナルスクエアを形成する。これは非常に燃え上がりやすい取り合わせで、長期にわたって継続してきた支持帯や抵抗帯を破壊するような、突然で(または)急激な価格変動としばしば同期する。言葉を換えて言えば、非常に短い間に市場は予測したレベルを超えて動き、その後また反転して予測するよりもっと激しく反対方向に動く可能性があるということだ。

どちらのアスペクトもレベル1タイプ — 市場のリバーサルおよびプライマリーサイクルの天井または底に相関するジオコズミック・サイン中、最も強力なグループだ。そして次の週もまた同等の重要性を帯びている。7月24日に金星が土星にオポジションを形成し、これを追って26日には獅子座の初期度数で太陽・火星コンジャンクションが起きるからだ。しかも、それでも市場の尻を突くにはまだ足りないとばかりに、ヘリオセントリックの水星が7月26日からボラタイルな星座宮、射手座を12日間にわたって運行し始める。

それからあまり間を置かずにやって来るのが、8月21日の火星とコンジャンクトした獅子座の日蝕だ。この食はドナルド・トランプのネイタルの火星とアセンダント上で起きる。私達は宇宙地震のただ中に入ろうとしているのだ。米国中央部をその暗部に包み込む食が起きるのは、1918年以来初のことだ。これを乗り超えていくのはおそらく奇妙な体験だろう(私達は皆、乗り超えていくだろうが)。来月の私達は文字どおり、ドラマチックな大自然の攪乱と共に、個々のサイコパス的人物や組織的テロリストグループなどの非常に異様な(そしておそらくは危険な)人間行動を目の当たりにすることになるかもしれない。したがって当然ながら、特別な警戒と危険認知が必要となる。

また同じエネルギーを前向きな観点で見るなら、太陽・火星コンジャンクションの歴史に基づいた10%の下落が始まる前に、企業収益の発表が世界のいくつかの市場をより高値へと推進するかもしれない。その高値が示現する期間は7月26日の前後6週間であり、そしてやはりサイクルに基づくなら、安値は10月中旬までに終了するはずだ。







訳文ここまで
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hiyoka_blue at 20:55│Comments(0) 金融/マンデーン・アストロロジー 

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