レイモンド・メリマン 週間コメント9/11【金融アストロロジー】レイモンド・メリマン 週間コメント9/25【金融アストロロジー】

September 19, 2017

○9/20の新月―みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)

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    新月は前回からの課題を経て、次の新月までの約1ヶ月をかけて取り組む新しいテーマが開示される時。 そしてこれは生まれた星座に関係なく、地球に生きるわたし達みんなに平等に降り注ぐエネルギーです。わたし達はこのエネルギーを使って日々、自分なりに考え行動していきます。その現れはひとの数だけ様々ですが、やがてはお互いに影響しあいながら、社会・国・世界の潮流を作っていきます。これは言い換えると、わたし達を取り囲む「空間の雰囲気」です。星読みの世界から見れば、誰もがその中で生き、そのテーマに呼応して・・(素直になったり、反抗したり、無視したりしながら・・)自分なりの人生を創造していると言えます。 その意味でも、刻々と変容していく惑星エネルギーの流れをおおまかに知っておくことは、きっと何かの役に立つんじゃないかと思います。
    例えば…シンボルの光景やキーワードを覚えておくだけでも、何かに迷った時の指針になるはず。。ではでは今月も行ってみます!(^_-)
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★新月タイムスケジュール★
願い事やアファメーション、ヒーリング・メディテーションなどしたい方は、もし可能ならこの時間帯に合わせてみてください。エネルギーの高まりを感じとれると思います。(^_^

【地方平均太陽時: ソーラータイム(LMT) 】
東京・関東ローカルで  9月20日14:49前後、北海道周辺で 14:55前後、関西方面(日本標準時ならこの時間)は14:30前後、沖縄周辺では14:00前後に乙女座 27°27’で新月となります。

前回の新月のテーマについてはココ、満月についてはココをご覧ください。

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Sabianシンボルによる【 新月がもたらすテーマ 】
*ここではデーン・ルージャー(ルディアー)版やマーク・エドモンド・ジョーンズ版の解釈ではなく、透視家エルシィ・ウィーラーの伝えた象徴の言葉をそのまま書き写した「オリジナル版サビアン・シンボル」を使ったブレイン・ボヴィの解釈を参考にし、アスペクトを加味して読んでいます。
*テーマはひとつの意識の流れを表したものです。この流れは順不同に現れたり循環したり、ひとつだけ突出して感じられる場合もあります。また、解釈の内容はその時々のアスペクトを意識しながら抽出しています。


【太陽・月 乙女座27°~28°― 発効期:9/20~10/19 】

   "Grande dames at tea"
『茶会に集う貴婦人達』

   "A bald-headed man"
『禿げ頭の男』

【テーマがもたらす雰囲気と挑戦(順不同)】
※ひとによっては数日前から前倒しで感じられるかもしれません。

→★格差社会を貫いてひとつにまとめ上げている共通の「軸」を見る
→★あらゆる階層のひとびとが現状を肯定していくための「現世的な儀式」
→★時をかけて得てきたものを選別し、統合整理し、分配し消化していく
→★刈り取り、寄せ集め、小分けにして分配するという社会的手段
→★意味のないお喋りや他愛ない噂話の輪の中で感じる疎外感
→★共通点よりも差異に拡大レンズを当てることで増大する不公平感
→★重箱の隅をつつくことによって火を起こし煙を立てる
→★重要な気付きを得る前の一時的な内省状態、または敗北感への対処
→★伝統に培われたもの、奥の深さや優美なものに対し畏敬の念を抱く
→★細かいことを気にし過ぎて不安になる、迷う、または苛立つ
→★「強さ」「支配力」の誇示あるいは称賛 or 周囲を圧倒する独特の風貌
→★未来に潜むあらゆる可能性の中で歓びに満ちた輝きを見ていく
→★何かを成し遂げるために必要な不動・不屈の精神、協調と自己犠牲
  または見解の相違に対する敵対的で自己の非を認めない頑なさ
→★全てに停滞と成長、内省と外向、潜在性と表面化の周期があることを理解する
→★強さと力、自信を少しずつ取り戻していく途上でこころの静けさを守る
→★新たな力の芽生えと変化の予感を前に当面の不安定さを抑える努力・・・→

ネルギーのポイント:前回の新月『変容の予感 ― 移行 ― 勇気と透徹』
                    
            今回の新月 『次局面に向けての現実的な対応』


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 左/新月図  右/秋分図(参考)



★ちょっと気になる惑星アスペクト★


9月20日 新月期全体をいろどるアスペクト:

新月・カイロン・フォルスとTスクエア
 (「傷」との突然の直面を通じて自らの再生に向かう または
  退行や逃避行動、耽溺、中毒症状など)

金星が乙女座入り(段差を上手く超えてグラウンディングをこころがける)

水星が逆行のシャドウを抜けて海王星にオポジション
 (何かの暴露や露呈、または何かが明確になることで変化が起きる)

火星・オルクスのコンジャンクションがルシファーとスクエア
 (怖れや罪悪感の裏返しが他罰的感情や暴力性に繋がる危険)

月のノード軸・イクシオン・カオスのミスティック・レクタングル
 (社会的慣習に沿って問題なくふるまおうとする安全感覚と
  本来の自分が望むとおりに生きたいという衝動のアンビバレンス)

月のノード軸・エリス・イクシオンのカイト
 (妥協と歩み寄りか自分の考えを押し通すかの葛藤による
    フラストレーションに注意)

ICに小惑星パラスがコンジャンクト
 (公正さと自由を求める心理、政治や防衛への関心など)

全体に、社会のメカニカルな仕組みに動かされていく人生から
 抜け出したいという気持ちが強まる傾向が顕れそう。


9月23日05時02分ごろ 太陽が天秤座入り(秋分)
      (エリーズポイントの常で新たな現実への一歩を踏み出す象意)

9月25日未明に火星が海王星にオポジション形成
      (内的な強さと外的な圧力とのぶつかり合い、そこから
      生まれる混沌と気付きの可能性、権威の力とユーモアの力の選択など)

9月26日火星・木星・天王星・海王星のウォリサム・レクタングル
      (本来、直接的には自分に関わりのない物事に自分自身を巻き込む
       ことで問題が思わぬ方向に進み大事になる可能性に注意)       

9月27日月が遠地点を通る
      (社会的通念やモラルに囚われない思考や態度、感性)

9月28日未明に山羊座16°で冥王星が順行開始
      12時25分ごろ木星・天王星が最後のオポジション形成
      (心理的な重さが少し軽減に向かう、引き籠もる心理から
       少しずつ社会に目を向けるような無意識レベルの変化)

9月30日水星が天秤座入り、金星が海王星にオポジション形成
      (創造性、想像力、クリエイティブな力の放射、強靱さの表現)

10月5日
金星・火星が乙女座18°台でコンジャンクション 
      (長い刻をかけた努力への報酬、自己コントロールの問題、
       パートナー間に起きるコミュニケーションの問題・・言いたい
       ことが上手く伝わらない、信頼感の欠如や頑なさ、急所に
       土足で踏み込まれるような感覚、暗黙のデリケートな境界)

10月6日03時40分ごろ 満月!  
   


★9月新月の星模様★

        北朝鮮のミサイルは飛ぶし大型の台風は日本列島を縦断し、抜けた後は気温が10°も上がるフェーン現象。来月22日に衆院解散総選挙との話も出ているし(10月20日は天王星とオポジションの新月)インドネシアのスマトラでは豪雨による洪水が起きて大きな被害が。 英国では地下鉄爆破テロが起き、シャーロッツビルの暴動後まもない米国では度重なるハリケーン被害に加えて人種的対立もなお激化中。極左アンティファやBLMの台頭に対抗する白人超保守派の紛争にトランプ大統領排斥運動が絡むなど…世界の人心が一層不安定になっていそうな今日このごろ。暴力的な歌詞と私生活で知られる黒人ラッパーのXXXTENTACIONがYoutubeにUPしたオフィシャル動画がまたたく間に1000万ビューを超え、賛否両論大きな物議をかもしています。


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        その動画の中には彼が黒人と白人の幼い男の子の手を引き、皆の前で黒人の子にYESと言わせてから白人の子の首にロープをかけて天井から吊す…まるで「奇妙な果実」のように…そんなショッキングなシーンが含まれていました。もちろん創りもののシーンだし、最後に彼自身の体験に基づいた深く赤裸々なメッセージが語られるのだけど...。本物の人種間対立がまだピンと来るとは言えない日本から見るとき(特に初めて見ると)やり過ぎというか、えげつない印象を受けてしまいます。それと同時に、ここまでやらないと良くも悪くもひとの心の奥底に沈む何かをかき立て、深く感じさせることが出来ない状況になっているんだな...とも感じました。わたし達は、いつのまにかこころにこんなにも重い蓋をしてしまったのかもしれない...と。そしてそんな経験もまた、次の刺激とともに一瞬にして消費されてしまうのだろうか?とも。

それは米国の歴史と現代社会のひずみに絡む人種問題の根深さを感じさせられる、そんなプロモ動画でした。ただ同時に、Youtubeやインスタグラムなどネットであらゆる映像や画像を皆が見慣れてしまった今、誰もが簡単に思いや意見を発信し、一夜でスターにもなれれば極悪人の烙印も押されてしまう世界で何かを伝播しようとするときに用いられるテクニカルな側面の怖ろしさ(一瞬の「印象」を最大の武器とする人心の操縦テクニックは加速度を増しながらいったい何処へ行き着くんだろう?的な)も感じたのでした。


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  インターネットの黎明期は、山羊座で天王星と海王星がコンジャンクトした時代でした。それから20年ちょっとの間に技術はすごい勢いで進歩したけれど。わたし達人間のこころがそれに伴って進歩したとは思えません。そして今、天王星はエリスとのコンジャンクション(ネット社会で断片化してしまった個人のアイデンティティを再生するための葛藤とカオス)を3月に終え、来年初めのニアミスが過ぎるまで、わたし達に課題の残りを突き付けています。「どう見えるか? どう見せるかではなく、どう在るかの主権を自分の内部に取り戻せ」と。

そして今、牡羊座の終盤度数に達した天王星は、日本時間28日昼に木星との最後のオポジション。これはメリマン・コラムでも米国株式市場のプライマリーサイクルに影響する最強指標として示唆されていたアスペクトですが、このとき金星は冥王星族の審判者オルクスとコンジャンクトで小惑星ニッポニアとはオポジションを形成しています。

これ、心理的には期待と失望のバランスを取るとでもいうか…もしかしたら、協調性や思考の刷新が必要な場面である種の失望感を味わうと共に、期待とは全然異なる方向から思わぬ救いが来るような感覚として顕れるかもしれません。ただし、たとえ漠然とでも、長期的な見通しを立てておく必要がありそうです。先がよく見えない中で、突き付けられる目の前の現実に手探りで立ち向かっていくときは「少なくともこっちには行かない...」という最低限の消去法さえも次の行動を決めるヒントになるのだから。


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        この日前後の数日は、新月図にも示されている月のノード軸とエリス、土星、イクシオンのカイトを遠地点の月が通るなど、ちょっとこころが騒ぎそうな星回りです。四方八方から欲望を刺激してくる情報の嵐を乗り越え、境界線をきっちり引いて自分の道を行く...それがこの期間を過ぎ越していく鍵となるかもしれません。太陽とコンジャクトするヴェスタの内なる「火」を支えとして。

一方、海王星は2012年、牡羊座入りした天王星と入れ替わるように風性の星座宮(合理性や論理性)水瓶座から水性の星座宮(感情や繊細さ)魚座に入りました(初回の入居は2011年夏)。自ら支配する魚座に入った海王星は本当に強力です。独特のロジックを持つ天王星と共に「インターネットを介して世界中のひとびとを繋ぐ」というステキな夢を支援した海王星のエネルギーは、同時に情緒を刺激する情報の洪水を激化させ、そこから立ちのぼる色とりどりの濃霧はあらゆる欺瞞と幻想、そして自他の境界の曖昧さをもたらしたのではないかと思います。

便利で楽しいし、掃いて捨てるほど多くの「真実」が提供されて気に入ったものを選び放題。なのに、何が本当かはけっしてわからない。地球の裏側を覗くことも出来るし、欲しければ珍しいものを手に入れるのも簡単。フォトショップや映像技術、印象操作で別の人格になることだって可能。好きな音楽もワン・クリックでダウンロード。感動する物語にも出会える。有名人とも気軽に会話するチャンスがあるし、時には思わぬ側面をかいま見られて嬉しくなったりガッカリしたり。見えない誰かと議論も出来る。シャットアウトも自由自在(本当に?)ほんと、便利。でも...おそらく真実だけは手に入らない。少なくとも、そんなに簡単には。。というか、自分にとっての「真実」が何なのか、よく考えてみるとわからない。。


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        もちろんフィジカルな現実は厳然と存在し、毎日汗を流したり泣いたり笑ったり怒ったりしてる自分が存在する。けれどいつのまにか...全てが希薄化し、薄くなっているのかもしれない。現実感が微妙に薄れているような? 魚座に立ちこめる霧が全てを覆っている。自分自身でさえも。ただ常に刺激され、敏感に反応し、それでもなお執拗に手応えを求める飽くなきエゴを除いては。

......なんて。魚座と海王星がそれぞれにネイタルで強調されている日本の戦後始原図2種(主権回復図と現憲法成立図)を見る限り、この国には特にそんな傾向がヒタヒタと増大しつつあるような気がします。

また、もうひとつこころに留めておきたいのは、魚座の海王星はわたし達のオーラの防御壁を希薄にし、触れあう他者の感情にたやすく共振してしまう状態を創り上げる、ということです。良いときは共感や同情、手を差し伸べたいという優しい気持ちが強く顕れるのだけど。。 一方では怖れや怒り、恨み、妬みなどネガティブな感情にも同じように共振してしまいます。共振…というよりは、相手の感情がそのまま浸入してきて自分本来のものと溶け合い、同化してしまう感じかもしれません。その結果、けっして本来の自分のものではない感情に取り憑かれてしまうということが起きてきます。


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        これは面と向かって誰かと話し合うときだけでなく、たまたま電車に乗り合わせたり、ネット上で誰かの書いたものを読んだり、電波を通して何かを見聞きするような場合にも起こり得ます。発された「ことば」や「光景」自体というよりは、そこに込められ放射された感情そのものが入って来て自分自身と混ざり合うような感じでしょうか。たとえば他のひとの側に寄っただけで調子が悪くなったり、体に痛みを感じたりすることもあります。それが自分のせいではないことも多々ある...解決可能な何か具体的な原因(明確な病気とか、年のせいとか、更年期障害とか、誰かとの関係とか...いろいろ)を調べても答が見つからないときは、このことを頭の片隅に入れておきましょう。

たとえば何かのきっかけで「あれ?おかしいな..これは本当に自分の感情だろうか?」と気付けると良いのだけど、無意識でいるうちはなかなか難しいかもしれません。また、知らずに外からの負のエネルギーを吸い込んで蓄積してしまうと、その後実際に体の不調や病気として顕れる場合があるし、環境や食物が含む有毒物質に対して敏感になるケースも指摘されています。

もともとは魚座に主要な惑星や感受点を持っていたり、海王星がネイタルで強調されているひと、8室に主要個人惑星が集中しているひと、4室に冥王星を持つひとなどがそんな傾向を持ちやすいと言われるのですが、海王星が魚座入りして5年以上経った今は、生来の共感体質を持つひとはもちろん、そうでないひとの中にも、自分がここ数年で 良くも悪くもかなりセンシティブになってしまったと感じるひとが増えているかもしれません。


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        何であれ、不安や怖れを煽るような想念が入ってくるとき、それを吸い込んだわたし達の内部は微細に震え、その振動は自分が本来抱えていた自分自身の怖れ — 中毒性を持つ種子 — を呼び覚まし、増大させます。怒りの声はその痛みとともにわたし達のこころをザラつかせ、新たな怒りや侮蔑となって増幅していきます。あるいは自分の中に置き忘れた罪悪感が揺り起こされ、自分が悪いのだから全てを受け入れなければ...というねじれた自己犠牲へと繋がることもあります。それは伝言ゲームのように趣旨を変え対象を変え乱反射しながらも、いつしか全方向的に伝播していく性質を持ちます。そして、再び自分に返ってきます。いつもの光景。もしかしたら、一晩寝れば忘れてしまうような小さな出来事かもしれない。 でも、だからこそ知らない内に繰り返される影のゲーム。

けれど一度滲透を許したネガティブなエネルギーは、表面意識の下でヘドロのように蓄積してしまう可能性があります。 それはいつしか「わたしはこうなんだ」「世の中なんて元々こんなものなんだ」「いや、こうであるべきだ」…などという観念の重い蓋となってわたし達の本質を圧迫し、内部を秘めやかに侵していくかもしれません。その蓋の上で、わたし達の自我はモヤモヤとした霧と同化し、外から取り込んだコスチュームプレイに興じる自分の姿に何の疑問も抱かないようになっていきます。時折、気付かずにあげるうめき声のバイブレーションを周囲に伝播しながら...。

けどもしかしたら「このごろ何をしても楽しめない」「ちょっとしたことで苛立つようになった」「診断を受けても特に病気じゃないのに疲労感が取れない」「最近、なんだか少し雰囲気が変わったね...」なんて遠慮がちに(?)言われる... そんなふとした小さなことが気付きへのきっかけになるかもしれません。うわアヤシイかも?なんて感じたひとは、自分にフィットした、信頼のおける防御法(様々な心理テクニックやスピリチュアル領域の方法論など)を調べてみるのもいいと思います。


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  けれど。魚座の海王星が持つ脆弱な領域を乗り超え、潜在する最善のエネルギーを使うには...対向する乙女座の特質である忍耐強い分析の力と識別力を意識して使うこと、本来の自分に備わった本能と、刺激によって生まれる情緒的な衝動を混同して根こそぎもっていかれないよう、一歩踏みとどまって考える慎重さを失わないこと。これが一番大切なことかもしれません。

想念エネルギーの浸蝕は一瞬のうちに、四方八方から起きてきます。これを感じ分けるには、そういうこともあるんだなっていう概念をまず持つこと、そして慣れるまで意識的に不可侵の境界線を引く訓練をしてみることが一番です。それは何らかの「ことば」でもいいし、想像力やビジョンを使ったり、アロマの類でもかまいません。とりあえず「あ、もしかしたらコレがそうかな?」と認識するだけでも最初の大きな一歩だと思います。(世の中には色んなやり方が存在するけど、わたし自身はたとえオリジナルでも自分が本当に納得出来る方法を見つけることが一番だと思っています。)

そうそう、境界線といえば...。今 射手座を運行している土星が自分の領地 ー 山羊座に入居して、いよいよ本領を発揮し出すのは12月20日。新月と冬至の中間日ですね。 そして2019年〜2020年の冥王星とのコンジャンクション形成へと向かっていきます。 山羊座の土星はきっと、日々の暮らしの中で個人としての自分と 公としての立ち位置(社会性)の境界をいったいどこで引けば良いのか?と自問自答するような体験をもたらすかもしれません。 その意味でも、射手座の特質である「物事を大きな観点から捉える」「自由を希求する」「寛大さ」「スピード」「過度の楽観と拡大主義」などと真っ向から対立する土星の性質を意識して使い、自分なりのバランスを考え、フラストレーションを溜めずにしっかり自分の芯を見つけられたらいいなと思います。

何事にも「お!」と思ったら向かっていく射手座の中での「境界線」というテーマは、魚座の海王星を使うときにもきっと役立つはずだから。


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        今回は魚座の海王星の話、それもどちらかというと危険な側面がメインになってしまったけれど、本来は素晴らしい創造性や深い優しさ、高い精神性を示唆する組み合わせです。けれどそのエネルギーを高度に実現するには、わたし達の胎内宇宙を鍛え、高いハードルをいくつも越えていく必要がありそうです。 現在、魚座の中盤にさしかかった海王星は、まだまだ2025年〜26年までじっくりと自分の領地を旅して回ります。その間にはわたし達人間にとって、サイキックな領域を含めて幾度もの試練や挑戦が待っているのかもしれません。

面白いことに、海王星が牡羊座に入って0°〜1°(エリーズポイント)に来たとき、土星が追い付いてコンジャンクションを形成するんです(2025年7月にオーブ13'の超ニアミス、その後26年2月に正確なコンジャンクション)。 「個」と「社会」が激しく交差する十字路と言われるエリーズポイントで起きるコンジャンクションは、とても強い影響力を持ちます。これは、火星(牡羊座の支配星)・土星・海王星のコンジャンクションとよく似た難易度の高いエネルギーになりそう。。 しかも2025年には、天秤座入りした火星がこの土星・海王星にオポジションを形成します。これ、もしかしたらわたし達個人にとっても、世界全体にとっても、土星・海王星コンビによる長いカリキュラム(約36年サイクル)の卒業&進級試験みたいなものかも?(^_^;

明日のことさえ見えにくい今、10年近く先のことなんてたぶん誰にもわからない。今までは予測通りの道を歩めたとしても、未来はわからない。今とは全然違う豊かさを目指して生きているかもしれない。 でも惑星達はきっと、その時々のわたし達にちょうどの物語を提示してくれるでしょう。

それをどう読み取り、どう現実に創っていくかはわたし達のこころと意志次第です。まだわたし達の誰も知らない「第三の道」があったりするのかもしれません。厳しい顔付きだけど、いざとなれば頼りになるいぶし銀の土星を友とし、青白く深い眼差しの海王星に学びながら...ゆったりと。凜として、歩んでいきましょう。


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★9月新月のサビアン・シンボル★


        では新月が提示するサビアン・シンボルのテーマを見てみましょう。今回のベースとなるのは乙女座27°『茶会に集う貴婦人達』。この光景は、英国貴族階級の女性が社交の場やお作法を学ぶ場として集ったお茶の会「アフタヌーン・ティー」や、夕食を兼ねて開かれた「ハイ・ティー」を思い起こさせます。 また米国で「ハイ・ティー」 と言う場合は、かなり気取って儀式張ったお茶会を指すそうで、裕福な女性達がここぞとばかりに最新流行のフォーマルドレスに身を包んで上品な会話を楽しむ... といったイメージがあります。 アメリカ独立戦争の契機とも言われる「ボストン茶会事件」以来、米国では紅茶よりコーヒーが飲まれるようになったとも聞くけれど、やはり貴族階級や特権階級のイメージは「紅茶を嗜むこと」 にあるのかもしれません。


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        このエネルギーを理解するには、補完関係にある対向度数 魚座27°のシンボルに触れておくのが良さそうです。そのシンボルは『ハーヴェスト・ムーン』。これ、日本語だと「中秋の名月」と訳されることも多いけど、シンボルとしてはまんま 「収穫のとき」 という意味になります。

秋... 頭を垂れるほど実った穀物! いよいよやってきた、刈り入れのとき。畑を耕し、種を蒔き、草をとり、手入れをして、やっと迎えた収穫。 そして、刈り入れた穀物は大きさや出来映えによって子細に区分けされ、整理されます。その内、あるものは出荷され、またあるものは長い冬越えのために取り置かれることでしょう。けれど、「ハーヴェスト・ムーン」という言葉が定着した昔には、刈り取られた作物は領主や貴婦人達への年貢や貢ぎ物として差し出されたと言われます。

ブレイン・ボヴィによれば、古の時代、"Harvest" という言葉は "秋"と同義語で、沢山の単語のルーツとなることばだったそうです。たとえば「敬意を表する」という意味のトリビュート..."paying tribute" は、忍耐や信仰を試される「苦痛」や「苦難」という意味の "tribulation" から来ていて、その大元はハーヴェスト=秋の収穫時に穀物が臼で挽かれることを意味する古代ローマの言葉、"tribulum" なのだそうです。


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  このシンボルが降ろされた1925年の米国では、大規模農業や農場経営が一般化する中で、1930年代の大恐慌を前に一足早く急激な農業不況に陥る過程にあったそうです。貧富の差も激しく、白人大規模農場主に対して土地を借りて耕す小作人や季節労働に従事する黒人労働者、そして中国人や日本人移民など、多くのひと達がわずかな収入のために過酷な労働に明け暮れていました。ハーヴェスト・ムーンの時期は、この時代を生きた人々にとって、その立場によって悲喜こもごも、様々な想いが錯綜する季節だったのではないでしょうか。

秋も深まる中、盛大に催された茶会に集まる貴婦人達は、沢山の収穫物やそれに代わる金銭を当然のように受け取る立場にあったことでしょう。 1920年代中盤の米国で迎えるハーヴェスト・ムーンを思うとき、この2つのシンボルには世の中の光と影がくっきりと投影されているように思えます。 

        一国の社会・経済構造を成り立たせている仕組みの中で、様々な立場のひと達が様々な人生を送りながら、ひとつの社会としてその歴史を織り上げてきました。この「茶会」という優雅な装いのイメージひとつをとっても、その底には沢山の社会的不公平と偏見や欺瞞が渦巻いているように思います。


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  それでもこの光景を俯瞰で見たとき、香り高いお茶の葉を通して... 秋の午後の優しい光を透過して... 底辺の過酷な労働にあえぐ移民女性から、上品な会話を嗜む特権階級の女性まで、あらゆる階層の人々と彼らにまつわる生の物語が、人類というタピストリーの一部として実は密接に結び付いていることが透けて見える気がします。... それがわたし達の住む社会の構造であり、その構造のどこかを支え、どこかに支えられつつ、わたし達は今この瞬間も生きているという事実。 

上流階級の貴婦人達にとって、茶会は社交上必須の儀式とも言えます。階級にふさわしい上品なふるまいの中で、慈善パーティの相談を終えた後はちょっとした噂話やゴシップに花が咲くかもしれません。そこに女性としての本音やため息が漏れることもあったでしょう。また日雇い労働の女性達にもひと休みのお茶は欠かせないひとときだったと言います。彼女達もまた、世間の噂話や雇い主、連れ合いの愚痴話などで慰め合ったり盛り上がったりしたのかもしれません。「一杯のお茶」は単なる飲み物というだけでなく、人間社会の下層から上流までを一筋に結ぶ普遍的な生の営みを象徴しているのではないでしょうか。 お茶会に集う女性達は、今自分が口にしている紅茶がどこでどうして作られ、誰が摘み取った葉なのか…想像したことはあったでしょうか? ちなみに原語の"grand dames"は、貴婦人という意味の他に「何かの分野に秀でて一家言を持つ偉大な女性」という意味もあるのですが...。


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        さて、新月のメインのシンボルは乙女座28°『禿げ頭の男』。これは前のシンボルとはうって変わって男性的なイメージですね。文字通り、頭部を護る髪の毛を持たない男のひと。また原語の「bald」には何も隠していない、飾り気がない、率直で明解であからさまな状態という意味もあります。その意味では茶会の貴婦人とは対照的な姿ですね。またB.ボヴィは「a bald headed man」というフレーズに「急ぐあまりキャップを被るのも忘れて走り去る男」というイメージも被ってくると示唆していました。

ところで米語の俗語で頭のことを「dome」とも言います。頭部は知性、思考力、気付きのドーム。ならば頭頂部の輝きは自己実現の光と言えるかもしれません。また「dome」は家や建物の上部をカバーする丸みのある覆いのことですが、同時に「支配」や「統治」「領有」を意味する「dominion」ということばにも通じる響きがあります。体の一番上部に君臨する頭部は「わたし」という存在、わたしの体を統制する者、人間を人間たらしめる思考の力の源です。


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  ではここで補完し合う対向のシンボルを見てみましょう。魚座28°は『満月の下の肥沃な果樹園』(または菜園)です。このシンボルは前度数の『ハーヴェスト・ムーン』つまり秋の収穫が終わった直後、ひっそりと休んでいる土地の光景ではないでしょうか。この土地が肥沃だということは、多くの果物や野菜を生み出し育むことの出来る「潜在的な力」に満ちているということになります。その力がピークに達するときは過剰なほどの実りが見られるけれど、刈り入れの後は一見して不毛の土地と見分けがつかないかもしれません。その潜在力は今、土の中に隠され、生命の輝きは再び成長の季節がやってくるまで形を持つことなくひっそりと眠っています。。

ならば新月のシンボルである『禿げた頭』は、髪が生えていないという表面的な状態ではなく、わたし達の頭皮の下に眠る「潜在的な力」の全てを物語ろうとしているのかもしれません。B.ボヴィは旧約聖書の物語で歌劇にもなった「サムソンとデリラ」を引き合いに出してこう語っています。「英雄サムソンの強さの基は一度たりとも切られたことのないその豊かな髪にあった。だが裏切りと欺瞞と背信によってその髪を切られると、彼はその強靱さの全てを失ってしまう。しかし、やがて彼の髪が再び生えてきたとき、彼には新たな強さが蘇り裏切り者は自分の行為の結果に直面することになった。髪を切るという行為は、ここでは刈り入れのときとオーバーラップする」と。


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  ある力がピークに達したとき、それは刈り取られる または切られるタイミングが来たとき。そしてその後しばらくの間はただ何もない荒れ地のように見える。けれどやがて時が至れば、力はふたたび大地の下から緑あふれるカタチとなって新しいいのちを豊かに実らせる。 たとえば穀物ならその様相は季節のサイクルに従うし、たとえば相場なら、天井と底を繋いで上下する波動に顕れます。

        わたし達は一般に、力のピークにあるときが最高だと感じます。何かが常に手に入る祝祭のときだから。けれどそれが終わってしまうと意気消沈します。あぁ失ってしまった!...何もかも無くなってしまった...と感じるから。でも、本当にそうでしょうか? 長い人生のサイクルの中で、舞い上がったり落ち込んだりの繰り返しの中で、まだ見ぬ果てしない未来を夢見ながらじっくりと力を溜めているそのとき。そのときこそ、自分の中に潜在する肥沃な力の可能性をしっかりと見つめ、新しい果実の種を蒔くとき。不屈さを通して目に見えない無限の豊かさを感じ取るとき。全てを知る自然の呼び声に耳を傾けるとき。


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  B.ボヴィはこうも言っています。「ケルトの伝承では、王や領主から髪を切られることは一人前の男として認められる時期に入ったことを示唆していた。それは皆に対し、余計な飾りのない自己を証明する季節の訪れとされていた」と。今は男性であることやその魅力を強調するひとつの表現としてスキンヘッドにするひともいるけれど、その表徴の下にはそんな意味が隠されていたのかもしれません。


        茶会の貴婦人から、禿げ頭の男へ。社会的な階層を貫く人びとの営みを俯瞰する刈り入れの季節から、自己の肥沃なポテンシャルを予感する季節へと移りゆく人生のひととき。大きな変化への兆しを前に、巡りゆく現実の中で。わたしは、わたしの道を行く。戦士は、戦士の道を往く。たぶんスキンヘッドは似合わないけど。。 でも、この皮膚の下に眠っている力を信じて....。



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メリマンさんから第一次の原稿が届き、今年も『フォーキャスト2018』に向けて怒濤の日々が始まりました。これから入稿〜脱稿までは時間との闘いになりそうです。新月・満月の記事とコラムの翻訳は例年通り続けるつもりですが、今年は何かと時間が足りなくて少し簡単になってしまうかも? まぁどうなるかやってみないとわからないけれど。とにかく頑張ってみます!

have a great trek!!!★

hiyoka(^_^

この記事へのコメント

1. Posted by Green(╹◡╹)   September 19, 2017 21:20
5
9/20 14:50ころの自分のホロスコープ
と、トランシット天体を照らし合わせて
みました。

まず、乙女座新月とNおよびPの冥王星が
ほぼコンジャンクション。

それらと、さそり座、NおよびPの海王星が
セクスタイル。

そして、おひつじ座のT、天王星が神の手の
ヨード。

なんだか、ハマりすぎのアスペクトが
続いていて、hiyokaさんがまえヒント
してくれた、人生のだいじな局面を
いま、ライブしている、実感です。

非常に目に見え難い重い惑星たちの
ヨード形成。

気を引き締めてあすを噛みしめて
過ごします。

FRBは、保有資産売却、ドル回収への
足掛かり、アナウンスメントかもですね。
9/20🍀FOMC


🍒Green🍏
2. Posted by お魚めぐ   September 19, 2017 22:33
5 メリマンさんの来年の原稿が届いたんですね!今からとっても楽しみです!
いつも更新を楽しみにしています、これからグレートリセットまで、hiyokaさんも翻訳作業、大変だと思いますが、どうぞご自愛くださいね。
3. Posted by hiyoka   September 19, 2017 23:07


Greenさん

遠い遠い夜空の闇に君臨する三大巨匠のYODは、人生のオーケストラに重厚な和音を響かせそう。。 T天王星へのN/P海王星・冥王星は、N同士のセクスタイルが持つ「存在、または感性の地中深いところで感じる震え」を刺激して、何か新しい側面を見せてくれるような気がします。T天王星がYODの頂点ということは、木星・天王星の最後のオポジションはその中心部を貫くんじゃないかな。もしかしたらそのとき、木星は無意識レベルで働く三大巨匠の姿をかいま見せてくれるかも?

そういえば新月はFOMCと同期してたんですね。茶会から禿げ頭への暗示がどう顕れるか。いずれにしても、ひとつ 季節の変わり目がやってくるのかもしれません。

great trek!!!


4. Posted by hiyoka   September 19, 2017 23:18


お魚めぐさん

ありがとうございます!(^_^
はい、2018年度版の12星座運気予測の第一稿がドサッと届きました。毎年このパートを翻訳するときは、メリマンさんに代わって各星座宮のひと達を目の前にお話するような気持ちで作業しています。今年はメリマンさんの家とオフィスの引っ越しもあって押せ押せになりそうな予感もアリですが...(^_^;
楽しく役立てていただけるような内容に仕上がるよう、がんばりますね!
 
great trek!!!

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