レイモンド・メリマン 週間コメント10/23【金融アストロロジー】レイモンド・メリマン 週間コメント11/6【金融アストロロジー】

November 03, 2017

●11/4の満月 ― みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)

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    満月は前回の新月のテーマが熟し、花開くときです。 この日は太陽と月が、地球を挟んでちょうど反対側にやってきます。0°の新月から始まった地球全体への課題は、満月で180° 対向のエネルギー同士がぶつかりあい補いあうことにより、輝く満月というひとつの「結果」を見せてくれます。それは、わたし達が空間から受け取ったエネルギーをどう昇華し、現実に表現してきたのかを、あらためて見せてくれる「鏡」だと言えるかもしれません。なので満月のテーマは新月の瞬間から色濃く育っていくとも言えるでしょう。そして わたし達はみな満月を超えて、次の新月までにその経験を消化(昇華)し、エネルギーはゆっくりと静まっていきます。 さぁ、今回はどんな風景が見えるでしょうか? では今月も行ってみます。(^_-)~☆
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★満月タイムスケジュール★
エネルギーが高まる時です。ヒーリング・メディテーションや祈りを捧げたい方は、もし可能ならこの時間帯(ずれるなら満月前がベター)に合わせてみてください。エネルギーの高まりを感じられると思います。

【地方平均太陽時:ソーラータイム(LMT)】
東京・関東ローカルで11月4日14:41前後、北海道周辺で14:47前後、関西方面は14:22頃(日本標準時の場合はこの時間)、沖縄周辺で13:53前後に牡牛座11°58'で満月となります。

今回のテーマのベースであり、今も背景で発効し続ける新月の大テーマについてはココをご覧ください。
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サビアン・シンボルによる【満月がもたらすテーマと挑戦】
*ここではデーン・ルージャー(ルディアー)版やマーク・エドモンド・ジョーンズ版の解釈ではなく、透視家エルシィ・ウィーラーの伝えた言葉をそのまま書き写したオリジナル版サビアン・シンボルを使ったブレイン・ボヴィの解釈を参考に、アスペクトを加味して書き下ろしています。
*テーマはひとつの意識の流れを表したものです。この流れは順不同に現れたり循環したり、ひとつだけ突出して感じられる場合もあります。また、内容はその時々のアスペクトを意識しながら抽出しています。


【月 牡牛座11°~12° + 太陽 蠍座11°~12°】
   "A woman sprinkling flowers" +
   "A drowning man rescued"
『花に水を撒く女』+
 『溺れて救助された男』

   "An embassy ball" +
   "Window shoppers"
『大使館の舞踏会』+
  『ウィンドウショッピングをする人々』

【テーマがもたらす雰囲気と挑戦(順不同)テーマ発効期~11/17】
※ひとによっては数日前から前倒しで感じられるかもしれません。

→★相手を生かす「情」と蝕む「情」の違いを知っておく必要
→★ほんのささやかな触れあいが大きな影響力を保つ可能性
→★「強者」と「弱者」という区別に潜在する思い込みの弊害
→★徹底的な落ち込みや力の欠乏に達して初めて生に潜む深い永遠性を知る
→★溺れる者が掴む藁の意外な強靱さと藁だけが浮き上がるという事実
→★自分には制御不可能な力によって流されていくような感覚
→★環境、階層、生い立ちなどの違いで見える世界が異なるという不可視の隔壁
→★自分が属する集団、共同体の規範から逃れられないという束縛感
           または 自ら規範に同化することで安全を確保する
→★ただナイーブに挑んでもけっして破れない「ガラスの天井」を見る
→★透明な壁に隔てられることによってどちらの側も護られるという現実
→★自分が持つ権利にふさわしい責任を果たす、または問われる状況
→★手に入らないものや世界への欲望をイマジネーションの世界で満たす
→★眼に見える美の揺るぎなさとその影に隠された凄まじい闘争を知る
→★デリケートな物事を円滑に進めるための儀式を構成する「嘘」の効用
→★この社会を生きるために自分がどんな「顔」を使ってきたかをふり返る
→★厳しい関係や環境の中に感じる一瞬の優しさが全てを変える可能性
→★いろいろな重荷を引き受けて なお静かに笑えることの幸せ
→★自分がこの先どんな音色に合わせて踊るのか、進むのかを熟慮する・・・→


エネルギーのポイント:前回の新月『新局面を象徴する新たな指標を見る』
            ↓
            満月『精神的な目標と赤裸々な社会生活との摺り合わせ』 


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★満月図でちょっと気になる惑星アスペクトすこし★

金星・天王星オポジション +
 土星&イクシオン・小惑星リリス&カオスのオポジションで
 ミスティックレクタングルを形成

 ・予感、鋭いインスピレーション。先々の大きな可能性を整理していく
 ・強く惹かれるこころと反発するこころ
 ・自分を抑圧する相手とみなした者に対する徹底的抵抗と自己の内部にわだかまる
   自己否定が表裏一体に投影されると精神的混乱に繋がる可能性
 ・モラルを超えて手段を選ばないタイプのアウトローなやり方に惹かれる
 ・以上が内面。けれど外面ではバランスと調和を保つことに腐心し有能に見える傾向


土星・イクシオン・フォルス・ルシファー・カイロン・カオス・リリスのTスクエア
 木星・アマゾーン・ヒュロノメ・アグニ・ファナティカ・ネッソスのスモールトライアングル

 ・カルマの支払いどき。
 ・哀しみや怒り、こころの傷を昇華するために糾弾の声をあげる
  一時的に燃える熱狂の渦
  (ヒュロノメとアマゾーンが絡むので女性の怒り、またはフェミニスト
   運動的な要素も)
 ・衝動を抑え穏やかで交渉力に長けた方法を取る場合も引き時が肝心


天王星・海王星(と小惑星ラケシス)がセミスクエア

 ・精神と体の両面で、健康を損なったり現状の回復予定を遅らせる
  突然の出来事や行為、刺激に注意。やり過ぎによる判断力低下に注意。
  心身を休める必要


月・太陽のオポジションを海王星(と小惑星ラケシス)が調停

 ・高い精神性(あるいは隠し持った意図)を通して身の回りや世の中の出来事を
  厳しく見つめ洞察する。直観や予見


ニッポニアとエリスから火星に変形YOD

 ・非常に複雑で燃え上がりやすい問題に対し硬軟取り混ぜてデリケートな
  対応が必要な状況 憎しみを武器にすればやがて自分に跳ね返る

フォルス・ルシファーがコンジャンクトして銀河中心の位置
 月とセレスからクァドリフォーム

 ・ポジ、ネガ両方の感情や緊張の高まりが突然新しい視野をひらく可能性
  (暗くても明るくても、宇宙からのカツが入る感じなので受け入れるといいかも)


ASCにボラシシ、DCにクルースンが乗る

 ・ひとそれぞれに自分が見たいものだけを見る、信じたいものだけを信じて
  行動する状況
 ・血の絆、家系や血統(または民族性)、部族性、霊統(または人生観・
  世界観の共通項)などが持つ結び付きの強さ、または再会の歓び


(その他注目日)
11月7日:金星が蠍座に入居
11月11日 18:44頃:土星・天王星3回目のウェイニングトライン
       射手座・牡羊座25°台
11月13日:蠍座 7°台で金星・木星コンジャンクト
 11月14日:水星・海王星スクエア 射手座・魚座11°台
11月15日:水星が逆行のシャドウフェーズに入る
11月18日 20:42頃:新月!蠍座26°19'
11月19日 21:15頃:火星・冥王星(とアグニ)スクエア
          天秤座・山羊座17°台
       (この日前後は攻撃的エネルギーや事故に要注意)



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        昼間と夜の寒暖差が少しずつ厳しくなって11月、深まる秋。きっともう少ししたら、窓を開けると急に冷たい冬の匂いのする風が入ってくるんだろうな...。などと思いながら、例年の引き籠もり生活の中、ハロウィーンも過ぎていきました。

        そしてあっという間に牡牛座の満月。この満月はどちらかというと「社会の一員として生きていく」上で経験する、様々なこころの深淵を覗くような雰囲気があります。確かに世の中を見渡せば、前回の新月から本当にいろいろなことが起きています。超大型台風21号の被害はニュースを見る限り7人の犠牲者を出し、被害総額は100億円超えに。。そして矢継ぎ早にやってきた台風22号は激しい雨を降らせ、各地で土砂崩れの被害がありました。新月図では火と水の要素が強調されていたけれど、やはり火事や火に関わる事故のニュースも多かったようです。満月期も引き続き火気には注意したいと思います。


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  そして22日には衆院解散総選挙が行われ、与党が安定多数を獲得しました。前々日だった10月20日の新月は、ドラスティックな変化を望む天王星とオポジションの緊張関係。そして投票日当日の太陽は『失望した大観衆』を基盤として、そこから『唱う天の聖歌隊』というシンボルが示すエネルギーを取っていく流れでした。

なのでこの結果は、集合離散と糾弾のみを繰り返し、戦後の理想主義的感覚の維持を教義とする旧態依然とした野党に対する一般人の失望感が反映されているように思えます。また、第98代内閣総理大臣選出発表時のイベントチャートは、ASCが牡羊座0°、MCが山羊座0°のエリーズポイントに来ており、国民を表す月は選出発表図のASCにコンジャンクト。選挙を支配する5室の支配星も同じく月であることから、この結果は大方の民意の表れと見なすことが出来ます。その後マスコミ各社が最新の内閣支持率が発表されているけれど、魚座の海王星が強く働いて霧を吐き続ける今の世界では、どこの国の「世論調査」もその数字は信じたいひとのもの(満月のASCに乗るTNOボラシシ)。たぶん、あてにならないでしょう。

けれどもしかしたら... 日本という国の集合意識の深層には... 社会・経済の向上安定を希求するだけではなく「日本とは何なのか?」「平和とは何か?」という命題について、戦後70年の間に蓄積してきたねじれや歪みの本質を再評価し、変えるべき部分があれば変えたいという願いが頭をもたげつつあるのかもしれません。こうした潜在意識を受けての選挙結果だと仮定すれば、憲法改正問題など、変化をもたらそうとしているひと達は圧倒的に与党側に多いし、変化を断固阻止しようとしているのはおしなべて左派の野党側に見られることに整合性が感じられます。これは日本という国にとって、天王星・冥王星スクエアを筆頭に2020年過ぎまで続くカーディナル・クライマックスの大命題のひとつだと言えそうです。


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  もちろんこの問題は根が深く、そうすんなり行くとは思えません。他に問題は沢山あるし、これからも予想外のことが起きるでしょう。与党も一枚岩ではないし、いずれにしても前途多難。 ただ、1952年に国としての主権を回復する前年の1951年、米国のマッカーサー元帥によって「まだ民主主義国家としては日が浅く12歳程度の少年に過ぎない」と評された日本...。 それ以来、まるで「少年法」の庇護と束縛と目隠しの下で育ってきた感もある日本が、今後成熟した大人の責任を担い、民主主義国家として自立していこうとするのか? それとも「少年の純粋さ」の価値を世界に認められ、それが激化する世界情勢に平和をもたらす(あるいは背を向けて火の粉を被らずに済む)と信じ続けていけるか? そんな選択に迫られる場面がこの先に待っている可能性はあると思います。 いずれにしても変化の潮流はやって来るし、変わろうとすれば、痛みが伴います。おそらくは内的にも、外的にも。けれど変化を拒めば拒むほど、様々な形を通して危機が訪れ、どういう形にせよ強制的に成長させられるのかもしれません。 ならば、どんなことがあろうともただ座して待つ。流れが来たらただ何も言わず、それに巻かれていく。したたかに。そういう "行き方" だって、きっとありなのかも...。


  日本の戦後始原図(主権回復図)の頂点、MCには海王星が乗っています。今、山羊座の冥王星はオーブ2°で海王星の「曖昧な夢」にスクエアを形成し、揺さぶりをかけています。そして年が明けて2018年1月の月蝕~2月の日蝕前後には正確なスクエアとなります。その後も逆行を挟んで来年夏の日蝕あたり、そして秋にも再び。。 山羊座の冥王星は、成長のための破壊を意味します。今年の冬至に山羊座入りする土星もまた、戦後始原図の土星にワクシングスクエアを形成し、生みの苦しみを超え大人として責任を果たすようプレッシャーをかけてきます。 もしこれが自分自身の人生なら、わたし達はいったいどうするだろう? 怖れずに変化を受け入れ、熟慮の上でより良い道を創造出来るだろうか? 海王星が最善のサバイバルを果たし、成熟するにはどうしたら? ... 星々を見ながらそんなことを考えさせられる選挙結果でした。


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  一方、ハロウィーンの10月31日には、神奈川県の座間市で短期間に少なくとも9人の犠牲者を出した凄惨な殺人事件が発覚し、容疑者が逮捕されました。同じ日、ニューヨークのマンハッタン南部でISIS信奉者によるトラックを使ったテロ事件が起き、8人が犠牲となり重症者11人のうち4人が危険な状態にあるといいます。犯人は2010年にウズベキスタンから米国にやってきた合法的永住者でした。この事件を受けて「ロシア疑惑」と「魔女狩り疑惑」の渦中にあるトランプ大統領からは、これまで年間5万件の永住ビザを発行してきた「移民多様化プログラム」(グリーンカード抽選プログラム)をやめるべきだとの発言があったようで、これもまた論議を呼びそうです。(翌日の11月1日夜にはコロラド州デンバーのスーパーマーケットで銃乱射事件が起きています。)


この事件のイベントチャートは日にちも近いせいで、ちょうど今回の新月をくっきりと先取りするようなアスペクトが目立っていました。  そしてもう一つこのチャートで特徴的だったのは、今年8月22日に米国を横断する形で起きた強力な日蝕の位置、獅子座28°~29°台に「殺傷事件」の兆しとして小惑星遣いのアストロロジャー達が挙げていた星のひとつガンロッドが在泊し、スクエアとなる蠍座28°~29°台には「危機」を意味する小惑星ハザードとパンドラが、牡牛座の同位置にはやはり「殺傷、危険、車をぶっ飛ばす」ことを意味する小惑星ガン、そして小惑星イシス(ISIS)が在泊、オポジションとなる水瓶座の同位置にはケンタウルス族のイダルゴ(社会のバカげた決まり事やダブルスタンダードへの抵抗)が在泊してグランドスクエアを形成していたことです。

何か起きたときに、ピンポイントで事のありようを示唆してくる小惑星にはいつも驚かされますが、今回の事件ではそれ以上に「蝕」が起きた位置の意味とその強力さを感じます。そういえば、座間市の事件現場となったアパートに容疑者が引っ越してきたのも8月22日、蝕の当日でした。 この日蝕が起きてからまだ2ヶ月と少し。少なくとも来年春くらいまでは、その影響力を維持すると見ておいたほうが良いかもしれません。(もし初めて来てくれたひとがいたら、上記のリンクから日蝕時の星読みを見てもらえると、もしかしたら何かしら参考になることがあるかもしれません。)


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        またその一方で、難民問題で大きく揺れるヨーロッパからは、スペインのカタルーニャ州独立問題に絡んで亡命も噂される前首相プチデモン氏に国家反逆罪や煽動罪の適用が検討されているというニュース。 余談ですが、少し前に日本を訪れたイタリア人の友人に「財政問題と難民問題で大変なのでは?」と聞いたら…『イタリアはブラックマネーの国だから全然大丈夫。政府もみんなそう。何か起きてもみんな根っこは極道だから ♪』という答が返ってきて『えぇぇぇぇ〜?』なんてことがありました。もちろん彼自身はマフィアでも何でもなく、ミラノのビジネスマンなのだけど。。 ただ、そのことばが冗談混じりだとしても、南欧、アフリカ、中東に囲まれた地中海にせり出し、古代から複雑な歴史のただ中にあり続け今も生きるひと達の現実感覚って、いろいろと鍛えられてるんだろうなぁ... なんて思ったのでした。


        さて、北朝鮮が追加の核実験を行うかどうかが取り沙汰される中、満月後の11月5日からは米国トランプ大統領のアジア歴訪(日本、韓国、中国、ベトナム、フィリピン)が始まります。そんな中、CNBCは defencenews.com の記事を引き合いに、中国がグァム島に爆撃機を飛ばして島そのものに対する爆撃訓練を行い、ハワイ近くまで接近したという米軍オフィシャルの報告記事を掲載していました。その記事には『...また、中国による日本の防空識別圏の侵犯に対し、自衛隊は過去1年のうちに900回ものスクランブルをかける事態になっており、こうした行動は近年エスカレートする一方だ。中国は日本ばかりでなく米国の防空識別圏をも試す行動に出ていて、米軍機が中国軍機にインターセプトされることもしばしば起きている。米国は南シナ海だけでなく東シナ海から太平洋にも手を伸ばす中国の挑発行為への対応を長期的懸念として非常に憂慮し...etc.』とあります。

こういうニュースは日本ではあまり報道されないみたいだけれど。。 他にも沢山の要素が複雑に絡み合う国益と国益の闘いの中で、この米国大統領のアジア訪問がこの先どんな現実に繋がるのか? きっとわたし達がその全貌を知ることは不可能でしょう。 けれど新月、満月、そして次の新月期と、各ルネーションのテーマをじっくり追いつつ。わたし達の個人生活と互いに交差し、オーバーラップしながら展開していく世界のありようを感じてみるのも(たまには?)いいんじゃないかな。


        と、なんだか出だしから社会的なことばかりになってしまったけれど... 。この時期は結局のところ、周囲や社会に自分を投影し、跳ね返ってくる木霊 — 自分自身の声音 — にじっと耳を澄ます...... そんな感じになるのかもしれません。


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★11月満月のサビアン・シンボル★

        では早速いってみましょう。

  まず月が基盤として取るエネルギーは、牡牛座11°『花に水を撒く女』です。庭の花壇か、それともベランダを美しく飾る鉢植えでしょうか。大好きな花が綺麗に可愛く咲きますように...と愛情をこめて水を撒く女のひと。振りかけるとか撒くという行為を指す原語の「sprinkle」には、「ごく少量の」という意味が含まれています。ということは、これは花の鉢かな? 鉢植えって、良かれと思って水をやり過ぎると根腐れを起こして枯れてしまうことがあります。表面の土の色や葉っぱの様子を見て、適度な水やりをしないといけません。でもデリケートな花だと、適切な水の量って花の種類により、季節や気温により、様々に変わってきます。

素敵な鉢を選び、土を盛り、種も蒔き終わった。彼女が待ち望むのは、「わたしの窓辺」を飾る大輪の花たち。色とりどりの花たちは、彼女にとって、きっと春を迎えたひとときを咲き誇る、いのちの象徴なのかもしれません。花も「わたし」も... 同じ大地に生きるものだから。早くその日が来ますように。咲いたらその美の絶頂が長持ちしますように。。 ならばあとは、鉢の中に眠る「可能性」の種子に どれだけ注意を払って水やりを続けられるかにかかっています。根っこが水に溺れたりしないように。窒息してしまわないように。けど、カチカチに渇いて干からびてしまってもいけない。その鉢に咲く花の命運を握るのは、もう大自然ではありません。それは、花を夢見て育てる彼女。そのこころと手... そしてその手から与えられる少量の水なのです。じゃ、いつその手を差し伸べ、どんな時に控えたらいいだろう? 彼女はその微妙なさじ加減を知っているでしょうか? 根っこや双葉の声をよく聞き、上手に成長を助けていけるかな? 水をやりすぎて枯らしてしまったり... しないかな? 


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        じゃ、太陽は何を言っているでしょう? 月に光を与える太陽の基盤度数は蠍座11°『溺れて救助された男』です。これは台風やハリケーンで洪水に呑み込まれたひとなのか...それとも船が沈没してしまったのでしょうか? 

自分ではどうすることも出来ない強大な自然の力に翻弄されて、絶体絶命のところを助けられたひと。。  原語の「drowning」という表現は、ほとんどの場合「死に至る」という含みがあるようです。またB.ボヴィによれば「drowning」は海や湖、または酒浸り、そして通常の用法なら「飲む」という行為を指す「drink」に由来することばで、「混乱する」という意味でも使われるそうです。うーん... するとこのシンボルの「溺れた男」はお酒を飲み過ぎたり何か精神的ショックを受けて、深刻な混乱状態に陥ったのかもしれません。深みから湧き起こる感情の水に押し流されて。 あるいは周囲から放射され注ぎ込まれる、激しい感情のバイブレーションに翻弄されて。。

溺れる男は必死です。藁でも小枝でも何でもいい、彼は手に触れるもの全てを掴もうとするけど、彼の重さに耐えられるものは何もありません。逆巻く波は彼を呑み込み、渦となって水底に運びます。

「もうダメだ...」彼は死を覚悟したでしょうか? 死の前には自分の人生が走馬灯のように蘇ると言うけれど、そのとき彼は何を見たでしょう。。 

でも次の瞬間、波はもう一度大きくうねります。何がどうなったのかわからないままに今度は波のてっぺんに運ばれ、見開いたその眼には雲一つない蒼空が飛び込んできました。そして、目の前に投げ込まれた浮き輪。「おーい!大丈夫か?今引き上げてやるぞ!」どこからか、力強い声が聞こえる....。溺れた男は自分が助けられたことを知ります。


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        彼の体験が水の事故ではなく、お酒に溺れて理性の蓋が吹っ飛び、さめざめ泣くとか怒って絡むとかだったとしても、側に誰か彼をよく知るひとがいれば「まぁまぁ...」なんて言って落ち着かせてくれるかもしれません。人事不省に陥った彼を、家まで送り届けてくれるかもしれません。でも、彼は自分がどんなことを言ったか、何を放射し、どんな行動を取ったか、そして誰が混濁の海から助けてくれたかを覚えているかな? 自分がそこまで泥酔した... 本当の理由を思い出せるかな? 

        ここは蠍座の深淵。「運命」と呼ばれる深淵を覗き込むところ。自分ではどうにもコントロール出来ない何かにぶつかってこころ乱れたとき、いったいどうするのか? お酒を飲んで、パッと騒いであぁスッキリ!となるにはちょっとだけ、水たまりが深すぎるかもしれません。 じゃ、しらふのまんま淵に落ち、激情の波にまかれて自分という底の底を覗き込むのか?  それは帰ってこれるかどうかもわからない、賭けのようなものなのに...。けれど水もまた、いのちを運ぶエネルギーです。やがてはそれがあなたを、いのち輝くところに押し上げてくれる。底を見たとき。満ちるとき。そのとき、誰かが投げた無私の浮き輪に気付くかもしれない。そして、もう一度暖かく燃える火のもとへ帰っていくのかもしれない。「底」の記憶を胸に、少しだけ強靱になって。可能性の種子を宿して。。


        牡牛座 — 蠍座11°に見られる月と太陽の対比には、もしかしたら人間関係に見られる「犠牲者」「迫害者」「救済者」という三角関係のパターン、または「共依存」と呼ばれるパターンが潜んでいるかもしれません。わたし達はこの三役を順番に演じることもあれば、一度に二役を演じることもあります。または、特定のひととの関わりでいつも同じ役割を演じるハメになることも。。 もしそういうことがあるとしたら、それはいったい何故起きるのか? 果たしてそのままで良いのか? この度数はそう問いかけているようにも思えます。


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        じゃ、月がとっていくメインの度数『大使館の舞踏会』を見てみましょう。この度数も、もう何年も前に一度経験しています。今回は当然、惑星アスペクトが違うけど。なので微妙に角度を変えつつ根本部分を踏襲...という感じで再掲載しますね。


        さて情景はガラッと変わって豪華なボール・ルーム。世界各国の超エリートや政治家、著名人とそのパートナー達が集う場です。みんなドレスコードにのっとって、きらびやかに着飾っています。上品な音楽が流れ、最高級の料理やお酒、そして上質な会話が交わされています。

このシンボルが降ろされた1920年代の舞踏会はどんなだったかな? きっと今よりずっと優雅だったかも? 今は権力者クラスのひと達も気軽に(ときには気軽過ぎるほど!)ツイートしたり画像を投稿したりするけれど、昔はきっと、もっと雲の上の存在だったはず。大使館の正式な舞踏会なんて、庶民には想像出来ない憧れの場だったかもしれません。(まぁ、今だってそうかもしれないのですが...)

当然、この舞踏会は単なるダンス・パーティではありません。大使館で開かれているということは、そこが公の場であり、激動する政治の裏舞台でもあることを示唆しています。世界の要人が集まり様々なテーマで開かれるサミットなんかでも、表舞台の会議場だけでなく、晩餐会や控え室など、表に見えないところでの折衝が実は重要な筋書きを創っていた、なんてことがあると聞きます。たぶん舞踏会というのは、完全な表舞台と全くの裏舞台の、中間的な位置を占めるものかもしれません。つまり、にこやかに楽しむ風を装いながらも、とてもデリケートな場。 各国大使にとっては緊張感漂う仕事の場であり、場合によっては国同士の力が絡む、暗黙の闘いの場にもなるでしょう。もしかしたら、秘密の別室では盗聴やスパイ行為も当然のように行われているかもしれません。


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        なので、ひとたびその場の整った雰囲気を乱すような事件が起きれば、悪くすると大きな国際問題にもなりかねません。うーん、たとえば政府要人の誰かがうっかりお酒を飲み過ぎてよろけ、高貴なレディのドレスの裾を踏んでステンと転ばせてしまったら… わたし達のパーティなら笑い話で済むけれど、世界のトップが集う舞踏会なら? 今ならすぐさま誰かがスマホで撮った画像をSNSに投稿し、それを各メディアが奪い合う…なんてことが起きそうだし、エレガントな昔の舞踏会でも、噂話に憶測や様々な尾ひれが付いて、世界中にニュースとなって広まるかもしれません。シャンパングラスから漏れた小さな一滴のしずくが、やがては社会の根幹をゆるがす大津波になっていく… 権力を持つひと達の集まりとは、そういうものではないでしょうか。

だからそこには、立ち居振る舞いについても暗黙の社交ルールが存在します。そこに集うエリート達は、それぞれの地位や立場に基づいて、自分の背後に連綿と繋がる目に見えぬ無数の人々に対する重い責任を負っています。 招待されたひと達はそれを熟知した上で、その規範から外れない範囲で、祖国に、自分の属する民族や集団に、または自分自身の立場に、利益を誘導するための駆け引きをしているように見えます。その利益には、自らの生命の安全がかかっている場合もありそうです。地位や階層に見合ったルールの中で、いかに上手く互いの力と利害を溶け合わせ、または奪い去ることが出来るか...。 今のわたし達が暮らしている社会構造を護りながら、その上でデリケートなパワーゲームをするには絶大な社交の力が問われるでしょう。それはまるで、仮面舞踏会。色とりどりの、にこやかな仮面。冷徹な仮面。そしてときには、道化師の仮面。


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        わたし達は今、世界のトップクラスのひと達が集まる会合をネットやテレビの映像でかいま見ることが出来ます。そこで起きてくる様々な出来事も漏れ伝わってきます。でも、そこでにこやかに交わされる会話の全容は知る由もありません。そこで何が本当に起きているのかを、その真実を、こちら側にいるわたし達が知ることはないでしょう。 ただ、ウィンドウショッピングをする時のように、目に付いた物事を褒めそやしたり手厳しく批判したりしながら、まるで映画のワンシーンみたいに、一瞬を楽しんで忘れていくのかもしれません。それは見るひとによって、ミステリーだったり刑事ドラマだったりコメディだったりするけれど、結局はひとときのエンターテインメント。 そこにはこちら側とあちら側を隔てる見えない壁が厳然と存在します。それは社会的階層の壁。だからわたし達は、いつかショウウィンドウのガラスを破り、飾ってある衣装や宝飾品を身につけ、あちら側に行ってみたいと夢みたりもします。太陽が位置する蠍座12°のシンボル『ウィンドウショッピングをする人々』のように。

けれど、あちら側の暗黙のルールもわきまえないまま、壁を破って飛び込んだらどうなるでしょう?  こちら側にいるときは華やかで楽しそうに見えたボールルームなのに、いざ参加してみたら、そこはいきなり思考形態さえ違う異世界。ひと皮剥けば、激しく火花が散る世界。キョロキョロしてたらすぐに怪しげなヤツ!とはじき出されるし、有頂天になればガラスの壁に突き当たります。 その場に溶け込もうと緊張しつつ頑張ったとしても、見えないところで背負わなくてはならない物事の重圧に気付いたとき、それに耐えられるかどうかはわかりません。美しいショウウィンドウの中は、熾烈な大人の戦場かもしれないのだから。


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  『 いやそんなことはないさ!どこに行っても自分は自分、ひとの事なんて関係ない。自分の思い通りにふるまうさ!』

…そう、牡羊座の天王星ならそう言うかも? でも、山羊座の冥王星は見逃さないでしょう。

  『 ここは君の遊び場ではない。 だが、本当に自分が正しいと思うなら、やってみるがいい。今まで社会を、君自身を支えてきた暗黙の社会構造を思いっきり壊してみろ。君はその後のことなど考えもしないし、自分がここに至るまで、自分が壊したものにどれだけ支えられてきたかも考えない。自分のしたことがどんな影響力を持つかなど、想像したことさえないだろう。 だが責任は負わせるぞ。私、山羊座の冥王星と、もうすぐ山羊座にやって来るコワモテの土星が君の軌道を挟んでいることを忘れるな!  さぁ、規制強化だ。コンプライアンスだ。無害な社会だ。 ところで君は、灰になる覚悟は出来ているのか?』 


        壁…。 壁があるとき、わたし達はそれを破りたいと思います。昔、ベルリンの壁が崩壊したように。こちら側とあちら側の人々が手を取り合うのを見たいと思います。 国境や宗教や信条の壁なんか無ければいいのに、と思います。そして、大好きなあのひととの間に立ちはだかる壁を壊して、共に溶け合いたいと願います。 その一方で、何か危険が迫ったときは、わたし達を護ってくれる壁が欲しいと願うのもわたし達です。戦火から護ってくれる壁。貧困や飢餓から守ってくれる壁。 今の自分を、生活のありようを、護ってくれる壁… わたし達が今まで暗黙の内に同意して築きあげた、社会構造という名の壁。 制度や文化という名の壁。

人間関係の中でも、わたし達は時々こんな風に思います…一度は心身ともに溶け合ってひとつになったはずのあのひと。でも、たまには自由が欲しい。ひとりきりの世界に籠もって息をつきたい。それに、自分だけの秘密も護りたい。壁が欲しい………。 わたし達は本当に壁を壊したいのでしょうか? それとも、今存在する壁を護りたいのでしょうか?


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        ここで問題になる「壁」は、そうそうわたし達に都合よく立ったり崩れたりはしてくれません。わたし達の自我は、壁が無ければ成り立たないからです。そして無数の自我の壁が寄り集まって、社会階層を構築する壁になっているからです。だから、どんなに世の中のシステムが変わったとしても、それを完全に壊してしまうことは…まだわたし達の意識レベルでは無理だと思います。今のわたし達がこの壁と付き合っていくには、スキルを必要とします。 それは「社交」という形式を取り、社会的に練成されてきた「儀式」。 儀式と言っても形式的なものではありません。それは、ひとときの間「壁」を通り抜ける「水のマジック」。存在する壁を透過して、こころを明け渡していく行為です。


自分や相手や周囲の中に暗黙の内に存在する、見えない壁を尊重していくこと。 尊重しながら、そっとそっと手を差し出し、相手の土壌に触れていくこと。 少量の適度な水を互いに与え合うこと。他者の力を奪い取るのではなく、相手の弱みを突くのではなく、寄りかかるのでもなく。正直に、自ら少しずつ溶け出していくこと。互いに変容していくプロセスを怖れないこと。でも、手を引くべきときはサッと引く。相手がそれを選択したと信じられるなら、ひととき溺れる自由を侵害しない。そして、自分の弱みを怖れたりしない。でも、いのちの力がそのひとを押し上げるなら、浮き輪を投げることを躊躇はしない。 こんな関係性を、単なる操縦行為やパワーゲームに陥らず、あきらめずに続けることが出来たなら......いつしか互いの堅固な壁が、自分の中の壁が、まったく新しい「何か」に置き換わっていくのかもしれません。


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        大使館の舞踏会でフロアの真ん中に立ち、その場に溶け込みながら、異なる仮面をつけた幾多の壁に囲まれ、そして自らもマナーという仮面をまといつつ、同時に誠実であり続ける。でも何に対して? 自分がここに生まれてきたことに対して。在るということの全てに対して。

あなたとわたし。あのひと達と、わたし。わたしとわたし。社会という名の人々の集まり…無数の見えない壁の集積を、もっとフレキシブルでより良いもの(あるいは何でもないもの)に変容させていく。わたし達に、それが出来るでしょうか? 怖れと拒否と称賛と力への欲望から這い出し、自分を律して真新しい視座から生まれるスキルを身に付けていくことが出来るでしょうか? 


        自分の未来に大輪の花を咲かせ、仮面舞踏会に天の音楽を奏でる。そう言うとなんだか大それた野望?って感じがするけれど。。 

激しく動き始めながらいつもと変わらない、世界の片隅で。 
揺るぎなくも見える、牡牛座の満月の下で。火と水の大地を踏みしめながら...
しばし、そんな夢に遊んでみるのも悪くない...かも?



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have a great trek!!!★

hiyoka(^_^

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