レイモンド・メリマン 週間コメント11/27【金融アストロロジー】レイモンド・メリマン 週間コメント12/11【金融アストロロジー】

December 02, 2017

●12/4の満月 ― みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)

【お知らせ】
今週のメリマン・コラムはやはりお休みになりました。メリマンさんからは別原稿(『フォーキャスト2018』の抜粋)が送られてきたのですが、諸般の事情で休載とさせていただきます。m(_"_)m


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    満月は前回の新月のテーマが熟し、花開くときです。 この日は太陽と月が、地球を挟んでちょうど反対側にやってきます。0°の新月から始まった地球全体への課題は、満月で180° 対向のエネルギー同士がぶつかりあい補いあうことにより、輝く満月というひとつの「結果」を見せてくれます。それは、わたし達が空間から受け取ったエネルギーをどう昇華し、現実に表現してきたのかを、あらためて見せてくれる「鏡」だと言えるかもしれません。なので満月のテーマは新月の瞬間から色濃く育っていくとも言えるでしょう。そして わたし達はみな満月を超えて、次の新月までにその経験を消化(昇華)し、エネルギーはゆっくりと静まっていきます。 さぁ、今回はどんな風景が見えるでしょうか? では今月も行ってみます。(^_-)~☆
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★満月タイムスケジュール★
エネルギーが高まる時です。ヒーリング・メディテーションや祈りを捧げたい方は、もし可能ならこの時間帯(ずれるなら満月前がベター)に合わせてみてください。エネルギーの高まりを感じられると思います。

【地方平均太陽時:ソーラータイム(LMT)】
東京・関東ローカルで12月4日01:06前後、北海道周辺で01:12前後、関西方面は0:47頃(日本標準時の場合はこの時間)、沖縄周辺で0:16前後に双子座11°40'で満月となります。


今回のテーマのベースであり、今も背景で発効し続ける新月の大テーマについてはココをご覧ください。
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サビアン・シンボルによる【満月がもたらすテーマと挑戦】
*ここではデーン・ルージャー(ルディアー)版やマーク・エドモンド・ジョーンズ版の解釈ではなく、透視家エルシィ・ウィーラーの伝えた言葉をそのまま書き写したオリジナル版サビアン・シンボルを使ったブレイン・ボヴィの解釈を参考に、アスペクトを加味して書き下ろしています。
*テーマはひとつの意識の流れを表したものです。この流れは順不同に現れたり循環したり、ひとつだけ突出して感じられる場合もあります。また、内容はその時々のアスペクトを意識しながら抽出しています。


【月 双子座11°~12° + 太陽 射手座11°~12°】
  "A new path of realism in experience" +
  "The lamp of physical enlightenment in the left temple"

『経験の中に見出される現実主義の新しい道』+
 『左の寺院に灯る現実的悟りのランプ』

  "A topsy saucily asserting herself" +
  "A flag that turns into an eagle that crows"

『生意気なほど断固とした主張をする黒人奴隷の少女』+
  『高らかに鳴く鷲に姿を変える旗』

【テーマがもたらす雰囲気と挑戦(順不同)テーマ発効期~12/17】
※ひとによっては数日前から前倒しで感じられるかもしれません。

→★相手を生かす「情」と逆に蝕んでいく「情」の違いを知る必要
→★個人的感情を通した観点と現実をありのままに見る観点の相違に気付く
→★「強者」と「弱者」という区別に潜在する思い込みの弊害
→★他者がめったに歩まない道をあえて選ぶ(選んだ)ことの確認と決意
→★ゴールを目指す途上でいったん体への負担を量りバランスを正す必要
→★いまだに掴みきれない自分にとっての「真実の存在」をただ信頼していく
→★感情の嵐が明瞭な思考を妨げる危険、早急な決断に注意
→★ただナイーブに怒っても泣いてみても破れない「現実の壁」を見る
→★「壁」の存在とそれを必要としてきた自我との関係に新しい光を当てる
→★ぬくもり、優しさ、勇気、こころを打つ生き方などに触れて力を得る
→★進む方向や見える現実が突然変わる、または変わりそうな予感
→★「事実」「ファクト」と呼ばれるものが「信仰」に近い存在物だと知る
→★抑えてきたものが突然動き出す危険性とそれがもたらす結果に注意
→★断固として護りたい何かをめぐる、勝つか負けるかしかない衝突
→★誇れる物事、または戦うべき相手を見つけて活性化する心理
→★自分自身の人生を自ら引き受けるために発する言葉と行動の力
→★法外な要求や無礼な言いがかりに冷徹に耳を傾け、断固防衛する
→★先入観や偏見を捨て公平であることの難しさ
           そしてそれを認めた上で柔軟に行動する必要性
→★窮鼠猫を噛む…的な出来事(誰が窮鼠で誰が猫か?)
→★あれこれ考えるより生来の「体に備わった智恵」を信じて従う
→★自ら創り上げた不可視のバリヤーを突破していく力を得る・・・→


エネルギーのポイント新月『変化しつつある視座の再吟味』
            ↓
            満月自分が選んだ現実への直面と視座のテスト』 


171204FM


★この時期、ちょっと気になる惑星アスペクトすこし★

※正確なアスペクトの前後数日も影響範囲内に入る

満月と海王星のTスクエア、木星とクインカンクス
月・海王星から火星にクァドリフォーム形成、
 火星はエケクルスとオポジション

  • 何か抗えない強い力が向かってくるという予感に基づく行動
  • 重要な岐路を前に闘うか折れて妥協するかの選択
  • …水星が逆行なのでなるべく拙速な決断は避け、粘り強い交渉を。
    ただし、準備が十分整っていて、避けられない事情の場合は安全弁をよく確認した上で慎重に立ち向かう
  • 考えられないような力を出せる場合もあるが、自己過信や傲慢さが出やすい時でもあるので注意

天王星・ジュノー・オルクスのクァドリフォーム
  • 以前の行いに対する厳しい審判
  • 自己犠牲を払う(スケープゴートのケースも)
  • 不可視のカルマの働きに気付く

12月3日:16:35 射手座29°台~水星逆行

    13日:逆行中日 射手座21°台
    23日:順行 射手座13°台~

  • このところ続いているアスペクトとして、今年の冬至に起きる太陽・土星山羊座入りを控え、射手座終盤度数に来ている土星とTNOイクシオン(善はすべからく悪をはらみ、悪はすべからく善をはらむ)、ケンタウルス族のフォルス(突然噴出する因と果)のコンジャンクションがある。そして今回は水星がその位置から逆行に転じる。

    山羊座の支配星は土星。なので土星は今後その影響力を強めていく。蠍座の木星の影響もあって、様々な不祥事や隠匿されていた物事が明るみに出て来ているけれど、それも原動力のひとつとなって、来年は一層「クリーンな社会」「安全な社会」等を声高なスローガンに、グレイなものを許さないタイトな雰囲気が創られていくかも。そしておそらくそこからは、ヘタをするとクリーンな表皮の下に今まで無かったような何か新種のダークな流れが生まれてくる可能性も...(数年をかけて)。

    冬至から始まる山羊座の土星については『フォーキャスト2018』でメリマンさんが米国社会を例に挙げて詳説しているけれど、日本もまた今後1~3年の内に厳しい選択(覚醒)を迫られるのではないかと思う。ともするとリジッドになっていこうとする流れの中で、西欧社会の正義とはまた異なる日本独自の世界観や哲学を生み出すことは出来るかな? たとえば失われつつあるその優しさと厳しさ、清々しいまでの緩さと途轍もないアナーキーさ。そして不可思議な可笑しみと哀しさと。死さえも友とする主語の無い生命観。そんな精神を再創造し、変容していく地球社会と折り合いをつけていけるのかな? これからの数年、流動するわたし達の精神を映しながら、星達はそんな問いかけをしてくるようにも感じられる。

    日本の戦後始原図(主権回復)はMCに海王星を抱く。海王星ほど使いこなすのが難しい惑星は無いかもしれない。最善の顕れ(美)と最悪の顕現(虚)の落差には凄まじい開きがあり、しかもその境界は曖昧で、人間存在が抱く矛盾の大ボス格。その美のあやしさは霊としての最後の関門とも言われる。そのMCの海王星に今、冥王星がスクエアを形成しつつある(ジャストは来年)。そして土星は現在、戦後始原図の月とオポジションを形成している。始原図の月は「新しい始まり、慣れない旅が始まる兆し」の度数(これは当時の日本が被占領国から主権民主国家として新しい試行錯誤の旅を始めたことに合致している)。 オポジションは満月と同じように、関わり合う惑星同士が創るエネルギーのピーク。だから土星が山羊座入りすると共に、これまでの旅は折返し地点を回りこみ、少しずつ古いアイデンティティを失いながら、次のゴール/出発点へと向かい始める。まだ見えない新しい時代が近付いてくる予感を胸に、移ろいゆく準備をしながら。自分が何者かを掴み、そのアイデンティティを消費しながら...まだ形にもならない新たなアイデンティティの兆しを求めて。たぶんそこには過ぎ越していくべき集合意識の危機が待っている。

      そんな下地を考えると、今回の水星逆行が山羊座入り寸前の土星とコンジャンクトしてから後ずさりする…というのは、集合的に大きな意味を持つかもしれない。この逆行運動によって水星は銀河中心を3回通ることになる。銀河中心とは、わたし達集合体の深み —「コア」を映すものと言われる。たとえば冥王星がうっそりと銀河中心を渡っていったのは、2006年〜2007年終盤にかけてのこと。あの頃、リーマンショックを筆頭に世の中には様々なことが起きたけれど。それと呼応するように、わたし達の精神のどこか深いところで... 何かが溶解し壊れていったのかもしれない。ゆっくりと。染み渡るように。冥王星は個人レベルでは無意識層を映すものだから。

    そして、ケンタウルス族のフォルス。アストロロジャー、E.フランシスはこのフォルスをひと言で表現するなら「アクセラレータ」だと言う。フォルスが刺激されるとき、それまで圧縮され抑圧されてきたものが一斉に噴火し大きなエネルギーを放出すると。そしてそれは解放されたらもう元には戻らない。カタルシスのようなもの。だから、そこに土星がコンジャンクトしたら... バネをぐっと縮めるようなもの。抑圧され、隠されてきたものを噴き出させるために。満月のとき、土星はフォルスにオーブ約3分。ほとんど正確なコンジャンクト。逆行に転じた水星は12月6日〜7日に土星とフォルスにコンジャンクト。そして10日〜11日にはアナーキーなKBOイクシオン(人間はタガさえ外せば善悪どんなことだって出来る)とコンジャンクト。そして23日に順行に転じる水星は、2018年1月上旬にイクシオン、銀河中心、フォルスを通り、山羊座へと入っていく。さぁ、思考とコミュニケーションを司る水星は、この、わたし達のコアに蓄積し土星に踏み固められた様々な想いの澱やそこから噴き上がるガスを、どんなふうに知ることになるだろう? どのように受け止めるだろう?

            と、そんなわけで。個人レベルでも、いつも書くような通常の水星逆行の注意点の他に、もう一度自分が体験してきた人生をふり返ってみる機会があるかもしれない。世界観や人生観の中で曖昧にぶれている部分に気付いたり、どう生きたいのかを再確認したり、あるいは何か大事なことやものに再会したり、ふと思い出してみたり、あっと気付いたり...。ささやかであったとしても「何か」をきっかけとして、ふと。超感覚的に。人生の道筋を(微)調整する。山羊座土星時代に向けて。....もしかしたら、そんなチャンスに恵まれるひとがいるかもしれない...。
  

12月1日~3日:火星・天王星(パラス)オポジション
          木星・海王星トライン

  • 苛立ち、衝突、攻撃性の危険、事故、火災など人災・天災に注意
  • 良かれと思ったことの悪化、支配権争い、フラストレーションの暴発
  • スピード感や闘争本能の解放を求める意識と熱意
  • 見たくないものからの逃避傾向(我関せず)
  • 人間性の美しさ、優しさ、勇気、自己犠牲への感動
  • 感じやすさ、涙もろさ、雰囲気に対して敏感になる
     
12月9日:土星とのセクスタイルを経て火星が蠍座入り(力を増す火星)
  • 狙った物事を徹底的に追求し遂行する(力を求めてどこまでも!)
  • 深く潜行する闘争本能と力の増大への希求
    (「力」の定義はひとにより「愛」「知識」「お金」「権力」「霊力」などなど無限に異なる)
  • 諦めたらそこで終わりだよ...というこころの声
      

12月14日〜17日:太陽がエリス、天王星にトライン
  • 本能的なものを肯定する、またはその開花
  • ミッション・コンプリート!
  • 余計なもの、役立たない考えを捨てて脱皮しようという促し
  • 力や勝利のイメージに駆られて動く、自分を世界に向けて宣言する
    思いのままに気持ち良く突っ走りたい気持ち(心身共に思いがけない衝突に注意)
  • 自分と相手のニーズのバランスを適切にとることによる成功

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12月18日:銀河中心付近で新月!
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★12月満月のサビアン・シンボル★


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今回も、数年前に書いたシンボル解説を今回の満月に合わせて手直ししたものを載せます。


        では早速最初のサビアン・シンボルから。まず月と太陽が取っていく基盤のエネルギー、双子座11°「経験の中に見出される現実主義の新たな道」と射手座11°「左の寺院に灯る現実的悟りのランプ」 の組み合わせについて、B・ボヴィは 『いつもの日常の中で半ばボーッとしながらいつもの部屋を歩いていたら、いきなりテーブルの角に足をぶつけ、あまりの痛さに「アッ」と叫ぶ。その叫び声と共に何かが喉を通り抜け、ひとは自分が今置かれている肉体と物質の総合的な現実に気付く』 という感じの説明をしています。これは意訳すれば、自分の肉体そのものが紛れもない自分の現実そのものだということにあらためて気付く...と言っていいかもしれません。

ともすると、まるで 「今」 が永遠に続いていくような錯覚を起こして半分眠ってしまいがちなわたし達。 あるいは、何かが起きる前から 「今」 を失うのではないかと怖れたりするわたし達。 また、「現実なんて幻影に過ぎない…」なんて、哲学的 or スピリチュアルな概念で何かを納得しようとするわたし達。 きっと、刻々と変化して留まるところを知らない赤裸々なエネルギーから見れば、そのどれもが「思考の寝ぼけ」なのかもしれません。ごく当たり前の日常。感じたことは即アタマでことばに変換され、ひととき意識されては次へと移ろっていく。では、「わたし」はアタマの中に存在するんだろうか? 体はモビルスーツのようなもの? 操縦し、手入れをし、鏡に映し、見たり見せたりするもの? そういえば、脳科学の見地からすると「わたし」という感覚さえも脳が創り出す機能でしかないそうですが...。


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        ところで…太陽が位置するシンボル「左の寺院」って何でしょう? 左が左脳なら、それは演繹的な思考や分析能力、また言語によるコミュニケーション・スキルにも関わります。けれど 「左の道」 と言うときは、右の「正道」に反する方向、または邪道、不謹慎な道、一般のひとが歩かないような隠された道を指します。また政治の世界で「左」と言えば — 基本的には — 国を統御していくための取り組みとして、保守派やリバタリアン(右派)に対する社会主義または共産主義勢力(左派)を意味します(かなり大ざっぱ)。 また「左」は女性性、受容能力、直観力を指す場合もあります。 では寺院は?  

      サビアン・シンボルの創始者マーク・エドモンド・ジョーンズ、そしてその体系に手を入れて独自のコスモスを構築したデーン・ルージャーは、共に神智学徒でした。その神智学の流れをくむアグニ・ヨガでは、肉体を持たないグルのことばとして 『ハートは内的な寺院である』 と教えられています。 「Heart」とは、Soul/魂に繋がる道、「こころ」。 そして、ハート=心臓は自分から見て(通常は)左側に存在します。 うーん・・。ならばハートに灯る現実的な悟りって…… 思考を研ぎ澄まし、曇りなく覚醒した状態を通して "物質的な現実" ="体ごと捉える現実" に触れ、それを深く感じ取り、こころの眼を常に新しくしていくことなのかもしれません。その「火」は今この瞬間も「わたし」という存在全体を照らし、地球と宇宙が奏でる不思議を照らしています。いったいここは何処なのか? わたしは何故「ここ」にいるのか? 同じわたしの体なのに、鼻は「ここ」だけど足の先は「あそこ」と感じるのは何故? この空間認識はいったい何だろう?....なんて。ごく当たり前の日常の一瞬一瞬の隙間に、子供のころに感じたどうしても解けない不可思議の謎が、今もそのまま残っています。でも、わたし達は毎日忙しい。そんなことをのんびり考えてるヒマなんてない。それに、いつもいつもクリアな状態ではいられません。平穏な日常がいつまでも続くという心地良い認識の中であれこれと外界に反応し、眠っていたほうがラクなときだってあります。


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  それでも、ランプはいつもハートの内部で燃えています。そこには小さな炎がチラチラと揺れています。「わたし」という感覚と、精神と、魂を貫いて存在する、ことばに表せないコアな部分だから…。 そして、思考の手が届かない一瞬の経験が起こります。それは「痛いっ!」かもしれないし、「嬉しいっ!」かもしれません。もしかしたら、ゆっくりと体中にぬくもりが伝わるような、温かな涙かもしれません。そんなとき、わたし達のハートの火は激しく、またはゆるやかに、大きく収縮し、そして拡がっていきます。

存在全体で何かを感じ取るとき。体全体で何かを掴み取るとき。そのとき、わたし達は瞬時に目を覚まし、意識しようとしまいと、小さな選択をします。 これでいいのか?違うのか? 白なのか?黒なのか? それともどちらでもない何かか? Yesか?Noか? どこに行くのか? あるいは「あぁ、そうだったのか!あのときはわからなかった。でも今ならわかる気がする。そうだったんだね....」それは目覚めたハートによる新しい現実の認識です。そして、ハートから喉へ。わたし達は、そのささやかな選択をことばに翻訳し、自分に向かってクリアに宣言し、新たな「現実」とコミュニケートしていきます。 

私の左側に存在するハートは、あなたから見れば右側。本来の「現実」には右も左もない。右は左を含み、左は右と共に働いてる。「ハート」はそんな場所にこそ存在する。。でもココは残念ながら二元の世界です。右があって左がある。上があって下がある。だから、わたし達は選択します。自分が行くべき新しい道を求めて。 だって、現実に歩き出すには一度体の均衡を崩し、どちらかの足を前に出さなければいけないもの。『No Time To Lose, I'll Find My Path...』。でも、こころの何処かではきっとわかっているんです。その道は、実は本当の 「ど真ん中」 を 目指しているんだって…。


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       さて、わたし達は何かに促されて(どつかれて?)余計なものをいったんハラリとそぎ落とし、歩き出します。だけどそれにはちょっとしたエネルギーが必要です。そして、胸を張れるだけの自信も。ここで月は双子座12° 「生意気なほど断固とした自己主張をする黒人奴隷の少女」のエネルギーをとっていきます 。 原文の "topsy" は、1852年に出版されたストウ夫人の有名な小説 『アンクル・トムの小屋』 に出て来る黒人少女の名前から来ています。 この物語は、どんなに虐げられてもひたすら自分の良心に従って生きた "トム" という黒人奴隷を中心とした長編小説です。またこの小説は、当時の奴隷解放論議を燃え上がらせ、南北戦争への引き金となったとも言われています。 宗教的理想と良心的な生き方を問う "ことばの力" は、当時多くの人々のこころを深く動かしたのでしょう(当然ながら、そんな影響力に脅かされた奴隷制度維持派の人々からは強烈な批判を受けたそうですが...)。 

この物語の1キャラクターである 「トプシー」は、虐待を受けてきたこころの傷と根強い不信感を抱え、嘘をついたり物を盗ったり、主人の側からは非常に反抗的と見られるような少女でした。 『お前は元々どこの者だ?』 と聞かれ、『わたしはどこの者でもありません。ひとりで大きくなったんです』 と答えたトプシー。 当時の雰囲気は現代日本の片隅に住むわたしの想像を超えるけど、きっと彼女を "買った" 主人はその返答に 『なんて生意気な!奴隷の分際で…』 と目を剥いて怒ったことでしょう。 おそらく当時はそれがごく一般的な米国白人社会の反応だったのだろうし、それを今の観点から安易に悪と決めつけることは出来ないと思います。わたし達が今抱いている観念もまた、時代の奴隷かもしれないのだから。 


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        このトプシーの言動は命がけの挑戦にも見えるけれど、アンクル・トムのような信念に裏付けられた行動ではなかったようです。英語で "topsy-turvy" と言えば、滅茶苦茶になること、上下逆さまなこと、大混乱状態を意味します。このことばの語源ははるか中世まで遡り、"terv"という単語に行き着きます。"terv" には落ちる、投げ捨てられる、打ち倒されるなどの意味がありました。なのでトップ=頂上から谷底に落ちて滅茶苦茶…きっとそんなニュアンスがあるのかもしれません。。 彼女の名前、トプシーは頂上を思い起こさせます。胸を張って、「わたしの中ではわたしがトップよ!」と態度で示す少女。けれどそのハートは、どれほど痛みを感じていたことでしょう。トプシーの傷付いたこころは物語の中では救われています。とはいえ、幼い頃から奴隷として虐待されてきた彼女を単に「自分を主張する勇気ある少女」と見てしまうとすれば、それは今の時代を生きるわたし達の浅さかもしれません。彼女の中には感情的に溜まりに溜まった澱、怒りの瘡蓋のようなものが堆積していたはずです。

        こうして一世を風靡した物語 『アンクル・トムの小屋』 ですが、1960年代の米国で公民権運動が起きてからというもの、ブラック・アメリカンにとっての 「アンクル・トム」 という名は、奴隷解放の象徴から「白人に媚びを売る卑屈な黒人」を表す侮蔑のことばとなってしまったそうです。何故なら、トムは立ち上がらなかったから。こぶしを挙げて闘わなかったから。 白人達に従順なまま殺されていったから…。


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        米国で公民権法が成立し、法的な人種差別が終わった1960年代半ばは、天王星・冥王星コンジャンクションの時代でした。 そして今、天王星・冥王星スクエアが終わり、そのエネルギーが現実となって孵化する時期が始まり、世界は目に見えて緊迫感を増しています。今年8月の日蝕がダイレクトにネイタルチャートに触れたのは、メリマン・コラムでも再三指摘されてきた米国とトランプ大統領ですが、他に北朝鮮とドイツ、そして日本(月のサウスノード)もそのひとつでした。『アンクル・トム』 の物語が内包していた問題 ー 人種差別、宗教的善悪二元論 ー はとても根深く、今後、「差別」という命題は人種だけでなく、国籍、性別、貧富や階層、風貌などあらゆる問題を内包しながら世界中を "topsy-turvy" にするほどの潜在力を秘めているのではないかと思います。そこには長い時を経てひととひと、集合体と集合体相互に醸成されてきた強い不信感が存在しているように見えます。 そして社会に根強い不信感が存在するとき、対立する者の間に建設的な対話が生まれることは殆ど不可能です。「敵」や「悪」と見なした相手を誹謗しながら差別反対を叫ぶ人々が力を握ったとき、差別は無くなるでしょうか? 

そしてもちろん、わたし達個人と個人の間にも同じことが言えます。トプシーは全ての力を握った雇い主に対して傲然と自分の言い分を貫きます。不信と不信のぶつかりあい。正しさと正しさの闘争。傷付いたこころと、脅かされたこころのせめぎ合い。そこには常に、暴力の種子が存在します。それでも、わたし達人間にはときに闘わなくてはならない場面があります。もし、何か護るべきものをもっているのなら。


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        この時、太陽は「高らかに鳴く鷲に姿を変える旗」 のエネルギーを放射します。「旗」 は国家、組織、またはグループの存在や理念を示す静的な象徴です。また、暗黙の内に何かを誰かに伝えるためにも使われます。それが生命を得て高らかに鳴く鷲に変わるということは、無言のシンボリックな主張が、能動的な宣言、または大声の自己主張に変わるということです。 鷲はプライド、捕食者、強さの象徴。 また米国を象徴する鳥でもあることから、このシンボルは米国旗が生命を吹き込まれて白頭鷲に変化し、誇り高く、あるいは尊大さを示しつつ声をあげるというイメージなのかもしれません。発することばには力がこもり、コミュニケーションは影響力を持ち始めます。そこには光と影の両方が宿っています。


        鷲が高々と声をあげて鳴く…"an eagle crows"。 この "crow" には自慢する、得意になる、勝ち誇る、大言壮語する…なんて意味もあるそうです。わたし達が鷲のように声を上げるとき、それはもしかしたら、単に無邪気な自慢かもしれません。あるいは強い立場に立った上でのごり押しの要求かもしれません。または高邁な理想や素晴らしい救済計画のアジテーションかもしれないし、もしかしたらすでに傷だらけのこころを隠し、傲然とふるまっているだけかもしれません。けどその姿には 「我が想いこそが世界の全て」 なんて、一種の万能感さえ漂って見える可能性があります。そしてそんな自分を見つめている誰かの不信に満ちた眼差しは、堂々たる鷲の姿に隠された柔らかいこころには届かないかもしれません。

       … でもそれなら自分が受け入れがたい物事を提示されたとき、いったいどう対処すればいいんだろう? 


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        鷲は強靱な猛禽類です。誇り高い王者の風格があります。でも、けっして不死身じゃありません。 旗は象徴としてのゆるぎない永遠性を持っていたけれど、鷲になった旗は生物になりました。彼は強い能動性と同時に、だからこその弱さもまた持つようになります。彼は傷付き、そして血を流す経験を手に入れるんですね。

何かを選択し、何かを自分のものにしようとするとき、それに向かって手を伸ばし、それは自分の道だと宣言しなければならない局面が人生にはあります。たとえこれまで平穏だった環境を乱すようなことになったとしても。 あちこちから矢が飛んできたとしても。 

双子座・射手座軸の第2ディーカンに入るこのあたりの度数には、経験の中で常に黒白を分けながら選択し、周囲を波立たせ、それによって思考を活性化していくような動きが出てきます。活性化した思考は雄弁にドラマを語り、やがてそのドラマは周囲のこころを巻き込み拡がっていくかもしれません。その雄弁さは、傷付いた自分という現実を見据えた上での、フレキシブルな武器となっていくでしょうか? それとも、ど真ん中に在り続ける問題を覆い尽くす、果てしないドラマへの逃走が始まるのでしょうか?


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       もし周囲との間に不信感が横たわっているとしたら、それを一朝一夕に変えていくのは難しいでしょう。けれど、このエネルギーはたとえ一時期バランスを崩したとしても、進んでいくよう促してきます。わたし達が鷲であれ、鷲に狙われる小動物であれ、あくまで自分がこれと信じた道を行け、とばかりに押してきます。 

なのでこの軸に主要惑星を持つひとは、ひとによっては過去に生じ、そのままずっと解くことのできなかった課題が浮かび上がってくるかもしれません。(水星逆行の促しもあるし...)それは誰かのアイデンティティに関わってくる問題かもしれないし、共依存のような関係をどうすべきかという問題かもしれません。あるいは、過去には気付きもしなかった何かが判明するのかもしれません。そんなときは、もしかしたら後悔の思いに駆られるときもあるでしょう。でも、そのときに選択肢は無かったのです。無かったから、今が在る。そして今、知ることを選択した。じゃ、今から何をするのか、しないのか。 けどいずれにしても、何かが明るみに出るならその方が良い時期だと思います。


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        もし本当に今、信じられる道を行こうとするなら。裸になるのを怖れないこと。 けっして 押し付けず、言いなりにならず、毅然としていること。 自ら創り出したドラマや共同創造した罪悪感に取り込まれないこと。 嘘をつかないこと。ハートを開いて、伝え続けること。 トプシーの傲然と見据える眼の中に宿る哀しみと、鷲の誇らしい姿の影に見え隠れする弱さをきちんと理解しておくこと。そして結果を引き受けること。 

そして。一番大切なものだけを携えてこの二元世界の境界線に立ち、いつもそこから現実を見渡し、あえて黒白二元のシーソーゲームに参加していくこと(もし、「ここ」を自分の生きる場所と決めているのなら)。 その途上でもし援助の手が差し伸べられたなら、こころからの感謝と笑顔で乗ってみる。あるいは、全く新しい世界を探して孤独(孤立ではない)の旅に出る。 

.....それは言うほど簡単じゃないかもしれない。けど少しでもそんな心構えを持てたなら……ちょっぴり世界を変えられるかもしれない。自分の内側に映る荒野が、いつか鷲の舞う雄大な自由の野になっていくかもしれない……。


別に自信なんかなくったって、いい。「わたし」は今、ここに在る。そこから全てが始まる。




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have a great trek!!!★

hiyoka(^_^

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