February 25, 2018
レイモンド・メリマン 週間コメント2/26【金融アストロロジー】
http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム 2018年2月26日(フリー版より)
翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されているそうですので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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【お知らせ】
※ 来週3月5日付のメリマンコラムは時間の都合によりお休みさせていただきます。
≪ 先週をふり返って ≫
今週のこのコーナーは抄訳とさせていただきます。m(_"_)m
≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫
先週の市場を彩った海王星と魚座の不確実性と方向性の欠如という質は、3月1日〜3月13日の間に木星とその誇張的な特質が持つ粗野な原動力へと道を譲っていくだろう。もしこれが2月9日につけた安値から始まる新しいプライマリーサイクルのスタートなら、この時間帯は株式市場にとって非常にポジティブなものとなるかもしれない。それは木星と海王星に支配される原油のような一部の商品市場についても同様だ。原油は2月9日と14日につけたダブルボトム58.07と58.20/バレルから非常に良い立ち上がりを見せ、2月23日金曜までにはすでに63.73まで騰がっている。これは10日足らずのうちに10%値上がりしたことになる。
木星が強力な期間は3月1日の金星からのトラインで始まる。スピリチュアルな傾向を持つ一部のアストロロジャーはこれを「豊かさの法則」アスペクトと考えている。つまり、無限の豊かさ(または資金)のために自分自身に小切手を切るという儀式を通して自分が欲しいものを視覚化するための時だ。もちろんこれは効く! もし心配なら自分の代わりに私宛に小切手を切ってくれてもいい。私はそれを確実かつ適切に預金しよう。(強力で堅物の土星タイプの人達には、これはジョークのつもりだと知っておいてほしいのだが...)
3月4日、海王星が強調された局面が魚座の海王星と太陽のコンジャンクションを皮切りに緩和されてくる。3月8日には木星が逆行に転じることから、大神ゼウスの楽観性と誇張という特質が強く前面に押し出される。そして3月13日、太陽がついに木星に調和的なトラインを形成する。これは木星から投与される主要な薬の一服であり、2月9日の安値で本当に急落が終わったのか、それとも次の下落段階が待っているかの鍵を握るだろうアスペクトだ。2月9日の大下落もまた木星が目立つ期間だった。しかしながら、2月初め頃と今回との違いは、前者が古いサイクルの終わりに来ており市場が弱気になりやすい時期だったことだ。
サイクル終了期の強力な木星は弱気を呼ぶ可能性を持ち、突然のパニックへと導くことがある。しかしながら、通常なら木星トランシットは弱気よりも強気に傾きやすい。まして新しいサイクルの始まりであればなおさらだ。したがって、もし2月9日がサイクルの終わりであれば、現在はより強気の条件が整った新サイクルの初期ということになる。木星が誇張の原理と関連することを考慮するなら、新サイクルの始まりであれば市場は上向きに舞い上がりそうだし、いまだに古いサイクルの最終部分にあるならもう一度崩壊するということだ。
ファイナンシャル・アストロロジャーは、一つのアスペクトや他のジオコズミック要因が実際にどう展開していくかを見切る上で、アストロロジーのみならず、それ以上の知識を身に付けていなければならないという理由がこれだ。その市場固有のサイクルが現在どんな局面にあるのかによって、結果は全く異なるからだ。もしサイクルがまだ若ければ、木星は強気だ。だがサイクルが老いていれば、木星は弱気に傾きやすい。そしてそのどちらのケースにおいても、木星は原市場価格の動きを誇張するだろう。
ところで、ドナルド・トランプ大統領は非常に目立つ木星を自身のネイタル・チャートに持っている。彼はちょうど3月1日〜13日とよく似たような木星シグナルの下に生まれているのだ。というのは、彼のチャートでは木星が滞留しながらネイタルの太陽にトラインを形成しており、しかも彼の感情を司るネイタルの月は射手座に在って木星がその支配星なのだ。 木星は大いなる誇張に加えて大いなる幸運にも関連する。彼のプログレスの金星は、2018年の大半を彼のネイタルの木星の上で過ごす。つまり個人としての彼にとって今年は「豊かさの法則」の年であり、大いなる富 — もしかすると彼の人生で最大の利益 — が生まれるかもしれないということだ。
一方、彼のネイタルの水星・海王星スクエアに対しては、トランシットの土星がTスクエアを形成する。ということは、今年は彼にとって最大の「倫理上の試練」に直面する年になるかもしれないということだ。水星・海王星のハードアスペクトは常に、自分自身に関する事実を正しく保ち、同時に他者にも彼らの真実を正しく保つ責任を課さねばならないという試練を示唆する。つまりは現況、巷を賑わせている「フェイク・ニュース」騒ぎとなる。だがよりフェイクなのはどちらの側だろう? 思うにどっちもどっちなのではないか...と私は疑っている。
訳文ここまで
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レイモンド・メリマン・コラム 2018年2月26日(フリー版より)
翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されているそうですので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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【お知らせ】
※ 来週3月5日付のメリマンコラムは時間の都合によりお休みさせていただきます。
≪ 先週をふり返って ≫
今週のこのコーナーは抄訳とさせていただきます。m(_"_)m
- 先週の市場動向は魚座とその支配星である海王星が目立つ時に典型的に見られるものであった。→不確定性と受動性
- 投資家は「これはブルなのかベアなのか?」と訝るが、この場合は水中で安全な経路を目指し、大きすぎるリスクはとらない「魚」だと言える。
- 殆どの株式市場は2月9日に終了した騒々しい急落の後、先週2月19日~21日に最初の戻り足を見せつつ終わった。
- だが反騰の勢いはいまひとつで、金曜のダウ平均が350ポイント騰げたとはいえ、まだ直近の下げが本当に終わったかを確認するには至っていない。
- 世界の他の株式市場はまるでのんびりと一服でもしているかのようだ。海王星と魚座はリラックスすることを望み、ストレスを避けるために皆と仲良くすることを選びがちだ。だから地合いとしては合致している。もちろん、のんびりし過ぎているうちに突然予期せぬ何事かが起きれば、受動的な気分は吹っ飛んで一挙にヒステリーとパニックに豹変しがちだが。
- それでも一部の市場はよく騰げていた。ブラジルのボヴェスパとロシアのMICEXは史上新高値をつけた。二つの市場の共通点とは何だろう?
- 中国の上海市場とオーストラリアのASXもよく反騰して殆どおおよそ週の高値引けとなっている。
- 2月9日の急落後に殆どの市場が反騰したにもかかわらず、先週の出来高は下落時と比べてパッとしない。この事一つを取ってもあまり好ましいとは言えないシグナルだ。
- 米国10年国債先物の利回りは3%に近付いている。山羊座の土星の特質と山羊座的なFRBの相関性から、ひょっとすると今後2年近くは引き締め政策が続く可能性があり、まもなく120近辺に存在する鉄壁の支持帯を下抜くかもしれない。これは株式市場を暴落させるという説もあるが、私はそれほど確信はない。
- 段階的な利上げはここに至っても将来の経済にとっては健全だ。米国の貯蓄生活者にとっては金利分を再び以前のように消費に回すことが出来るようになる。貯蓄と消費のバランスが取れることから、ひいては銀行と企業もその恩恵を受けることが出来る。ちょうど最近の企業に対する税制改革がそうであったように。
- ただし4%となればもっと現実的な懸念が生じ、2〜3年のうちに10年国債の利回りが6〜7%程度になる可能性が考えられる。そこまで行けば当然のように金融セクターは落ち込むだろう。その後金利は再び下がり始めると思うが、それはあくまで現在知られているような独立性を保った機関としてのFRBが存続していることを前提とした話だ。
- ・・・その他ビットコイン、生牛先物(牡牛座入り前の天王星)、金と銀(海王星と魚座関連)についてその動きに軽く触れています。
≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫
先週の市場を彩った海王星と魚座の不確実性と方向性の欠如という質は、3月1日〜3月13日の間に木星とその誇張的な特質が持つ粗野な原動力へと道を譲っていくだろう。もしこれが2月9日につけた安値から始まる新しいプライマリーサイクルのスタートなら、この時間帯は株式市場にとって非常にポジティブなものとなるかもしれない。それは木星と海王星に支配される原油のような一部の商品市場についても同様だ。原油は2月9日と14日につけたダブルボトム58.07と58.20/バレルから非常に良い立ち上がりを見せ、2月23日金曜までにはすでに63.73まで騰がっている。これは10日足らずのうちに10%値上がりしたことになる。
木星が強力な期間は3月1日の金星からのトラインで始まる。スピリチュアルな傾向を持つ一部のアストロロジャーはこれを「豊かさの法則」アスペクトと考えている。つまり、無限の豊かさ(または資金)のために自分自身に小切手を切るという儀式を通して自分が欲しいものを視覚化するための時だ。もちろんこれは効く! もし心配なら自分の代わりに私宛に小切手を切ってくれてもいい。私はそれを確実かつ適切に預金しよう。(強力で堅物の土星タイプの人達には、これはジョークのつもりだと知っておいてほしいのだが...)
3月4日、海王星が強調された局面が魚座の海王星と太陽のコンジャンクションを皮切りに緩和されてくる。3月8日には木星が逆行に転じることから、大神ゼウスの楽観性と誇張という特質が強く前面に押し出される。そして3月13日、太陽がついに木星に調和的なトラインを形成する。これは木星から投与される主要な薬の一服であり、2月9日の安値で本当に急落が終わったのか、それとも次の下落段階が待っているかの鍵を握るだろうアスペクトだ。2月9日の大下落もまた木星が目立つ期間だった。しかしながら、2月初め頃と今回との違いは、前者が古いサイクルの終わりに来ており市場が弱気になりやすい時期だったことだ。
サイクル終了期の強力な木星は弱気を呼ぶ可能性を持ち、突然のパニックへと導くことがある。しかしながら、通常なら木星トランシットは弱気よりも強気に傾きやすい。まして新しいサイクルの始まりであればなおさらだ。したがって、もし2月9日がサイクルの終わりであれば、現在はより強気の条件が整った新サイクルの初期ということになる。木星が誇張の原理と関連することを考慮するなら、新サイクルの始まりであれば市場は上向きに舞い上がりそうだし、いまだに古いサイクルの最終部分にあるならもう一度崩壊するということだ。
ファイナンシャル・アストロロジャーは、一つのアスペクトや他のジオコズミック要因が実際にどう展開していくかを見切る上で、アストロロジーのみならず、それ以上の知識を身に付けていなければならないという理由がこれだ。その市場固有のサイクルが現在どんな局面にあるのかによって、結果は全く異なるからだ。もしサイクルがまだ若ければ、木星は強気だ。だがサイクルが老いていれば、木星は弱気に傾きやすい。そしてそのどちらのケースにおいても、木星は原市場価格の動きを誇張するだろう。
ところで、ドナルド・トランプ大統領は非常に目立つ木星を自身のネイタル・チャートに持っている。彼はちょうど3月1日〜13日とよく似たような木星シグナルの下に生まれているのだ。というのは、彼のチャートでは木星が滞留しながらネイタルの太陽にトラインを形成しており、しかも彼の感情を司るネイタルの月は射手座に在って木星がその支配星なのだ。 木星は大いなる誇張に加えて大いなる幸運にも関連する。彼のプログレスの金星は、2018年の大半を彼のネイタルの木星の上で過ごす。つまり個人としての彼にとって今年は「豊かさの法則」の年であり、大いなる富 — もしかすると彼の人生で最大の利益 — が生まれるかもしれないということだ。
一方、彼のネイタルの水星・海王星スクエアに対しては、トランシットの土星がTスクエアを形成する。ということは、今年は彼にとって最大の「倫理上の試練」に直面する年になるかもしれないということだ。水星・海王星のハードアスペクトは常に、自分自身に関する事実を正しく保ち、同時に他者にも彼らの真実を正しく保つ責任を課さねばならないという試練を示唆する。つまりは現況、巷を賑わせている「フェイク・ニュース」騒ぎとなる。だがよりフェイクなのはどちらの側だろう? 思うにどっちもどっちなのではないか...と私は疑っている。
訳文ここまで
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