レイモンド・メリマン 週間コメント3/26【金融アストロロジー】レイモンド・メリマン 週間コメント4/2【金融アストロロジー】

March 30, 2018

●3/31の満月 ― みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)

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    満月は前回の新月のテーマが熟し、花開くときです。 この日は太陽と月が、地球を挟んでちょうど反対側にやってきます。0°の新月から始まった地球全体への課題は、満月で180° 対向のエネルギー同士がぶつかりあい補いあうことにより、輝く満月というひとつの「結果」を見せてくれます。それは、わたし達が空間から受け取ったエネルギーをどう昇華し、現実に表現してきたのかを、あらためて見せてくれる「鏡」だと言えるかもしれません。なので満月のテーマは新月の瞬間から色濃く育っていくとも言えるでしょう。そして わたし達はみな満月を超えて、次の新月までにその経験を消化(昇華)し、エネルギーはゆっくりと静まっていきます。 さぁ、今回はどんな風景が見えるでしょうか? では今月も行ってみます。(^_-)~☆
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★満月タイムスケジュール★
エネルギーが高まる時です。ヒーリング・メディテーションや祈りを捧げたい方は、もし可能ならこの時間帯(ずれるなら満月前がベター)に合わせてみてください。エネルギーの高まりを感じられると思います。

【地方平均太陽時:ソーラータイム(LMT)】
東京・関東ローカルで3月31日21:55前後、北海道周辺で22:01前後、関西方面は21:36頃(日本標準時の場合はこの時間)、沖縄周辺で21:07前後に天秤座10°44'で満月となります。

*今回のテーマのベースであり、今も背景で発効し続ける新月の大テーマについてはココをご覧ください。
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サビアン・シンボルによる【満月がもたらすテーマと挑戦】
*ここではデーン・ルージャー(ルディアー)版やマーク・エドモンド・ジョーンズ版の解釈ではなく、透視家エルシィ・ウィーラーの伝えた言葉をそのまま書き写したオリジナル版サビアン・シンボルを使ったブレイン・ボヴィの解釈を参考に、アスペクトを加味して書き下ろしています。
*テーマはひとつの意識の流れを表したものです。この流れは順不同に現れたり循環したり、ひとつだけ突出して感じられる場合もあります。また、内容はその時々のアスペクトを意識しながら抽出しています。


【月 天秤座10°~11° + 太陽 牡羊座10°~11°】
  "A canoe approaching safety through dangerous waters" +
  "A man teaching new forms for old symbols"
『危険な水域をわたり安全な領域に近付くカヌー』+
 『古いシンボルに新たな形を与え教える人』

   "A professor peering over his glasses" +
   "The president of the country"
『眼鏡ごしに見つめる教授』+
  『一国の大統領』
 

【テーマがもたらす雰囲気と挑戦(順不同)テーマ発効期~4/15】
※満月の場合、ひとによっては1週間ほど前から前倒しで感じられると思います。

→★虚ろに響いていた "声" が自分の内部で真実味を帯びてくる
→★崖っぷちに追い詰められて初めて覚醒する眠っていた力
→★おろそかにしていた重要事のほころびを修繕する必要
→★今の問題の落としどころを探りながら新しい状況に備える
→★感情の嵐や激しい動揺の中に降りてくる一瞬の智恵のひらめき
→★孤独の中で先の景観を見据え危機を乗り切っていく勇気
→★流動的な状況で全ての能力を使い臨機応変の体勢を取る必要
→★一度捨てた希望や考え方、諦めた方法論をもう一度見直す
→★これまで問題にしてきた出来事を見る目が変化してくる
→★やり取りの中で本来の物事の意味や意義が歪む傾向
→★自分の関心事を脇に置いて誰かのために責務を果たす決断
→★相手、または眼前の状況を見極めるために必要な凝視と熟考
→★目の前しか見ない視野の狭さが壁となり前進出来なくなる危険
→★今まで知らなかった他の世界が存在していたことへの気付き
→★「視られる」ことによって力を得た気分になることの罠
→★日常の些事にふと射し込んでくる異界からの囁き
→★自分の感情をなだめながら有利な人間関係を保とうとする
→★本物とニセ物、事実と虚報を識別する能力を使う、または養う必要
→★今はまだはっきりと見えない可能性に賭ける精神の力・・・→


エネルギーのポイント:新月『喧噪の中で沈黙に耳を傾ける』
            ↓
            満月『内なる火を抱いて透明な視線を保つ』 

180331FM


★満月期の注意点ずらっと:アスペクトから★
上記のシンボルのテーマと連動して瞬間的に無意識へのプレッシャーになるかも?なアスペクトです。

太陽・月(満月)と火星・土星コンジャンクション(コントラパラレル)がTスクエア 月とエウリュディケがコンジャンクト 太陽とソリダリティーがコンジャンクト 火星がアウト・オブ・バウンズでカッサンドーラとコンジャンクト水星逆行中で火星・土星とスクエア天王星・イクシオンがトラインカイロンとフォルス・ヴェスタ・マキャベリ・がスクエア ICにルシファーとネッソス、MCにオルクス... etc.

「夜明け前の暗さ」に心身が覆われ固くなる危険→誤解や無理解から傷付くことも
自分のことばに自分で鼓舞される(ただし水星逆行中なので話すこと書くことの正確さには注意)
ネガティブなアジテーター・ゴシップ・大がかりなフェイクニュース・スキャンダル・魔女狩りへの注意続行
他者の不幸でのし上がったりお金にする人物に注意
波風を避けようとするあまりに大事な物事の根幹を破壊する危険
引き返せない一線を越える、または二度と取り戻せないものへの郷愁
臨機応変の身軽さと集中力を求められる可能性
目的は正しいのだから手段は何でもOKという心理に注意(罪悪感を合理化で誤魔化すプロセス)
伝聞は複数回の確認が必要、アイデアは「骨組み」として育てる
可愛さとユーモアが鍵になりそう(ひとによってはロックやパンクな精神またはぶっ飛んだアートに触れるのもいいかも)

4月2日午前3時台:水星逆行の中日、牡羊座11°57’
4月2日〜3日:火星・土星コンジャンクション
4月13日〜14日:太陽・エリスのコンジャンクション
4月15日:水星が牡羊座4°48’で順行
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4月16日:牡羊座の新月!(天王星、エリスとコンジャンクト)
4月18日:太陽・天王星のコンジャンクション
5月4日:水星順行後のシャドウ抜け



★3月満月(2回目)の サビアン・シンボル★


        まず最初のベースとなる月のシンボルは、天秤座10°『危険な水域をわたり安全な領域に近付くカヌー』です。...嵐で水かさの増した急流でしょうか。大荒れの状況の中を、不安定で壊れやすい小さなカヌーが幾度も転覆しそうになりながら切り抜けていく様子を描いています。もう少し先まで行けば早瀬も終わり、流れもゆったりしてくる。そこまで辿り着いたらもう安心。ほら、もうあそこに見える!あの大岩さえ越えられたら.....!


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  カヌーは今でこそ丈夫な樹脂製のものが多く、フラットウォーターと呼ばれるような静かな水面をスイスイと漕いでいくイメージがあるけれど、もともと北米では先住民が大木をくり抜いて作った丸木舟や、木の枝で作った骨組みに樹木の皮を張った舟で、大きなものになると数十人が同乗して鮭や鱒を捕っていたそうです。またその形状から、普通の船では到達不可能な水域まで進入出来るという特徴を持っています。

けれど逆巻く波に隠れた岩、ぶつかり合う水流が渦を巻く荒れ狂った水域を渡っていくときは、その長所がそのまま最大の弱点になり得ます。小気味よいスピードで水面を掻き分けていくための細長い船体は、不規則で狂ったように襲いかかる荒波に揉まれたらひっくり返らないようバランスを取るだけで大変。。 少しでも気を抜けばすぐに転覆したり落水するかもしれません。もし何人も乗っていれば、本当に息を合わせこころを合わせ、ひとりひとりが巧みな操舵力を駆使して切り抜けていく必要があります。なので観光気分の川下りであっても、ライフジャケットの着用は必須なんですね。


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  狂ったように吹き付ける風と視界を遮る水柱。幾度となく岩に叩きつけられそうになりながら...もうどのくらい耐えて頑張ってきたでしょうか。体力も限界に近くなってきました。もうダメかもしれない。。 でも。今、確かに見えました。はるか向こうに、見覚えのある大岩が。あぁ、あそこから先は川幅も拡がるんだっけ。そうしたらもう安全だ。もう少し... 本当に、あともう少し...。


        さて、この満月に光を当てている太陽のベース・シンボルは牡羊座10°『古いシンボルに新たな形を与え教える人』。 わたし達の世界には、文明の黎明期から数多くの「先人の智恵」が遺されています。 それらは文字や図形、絵画、詩やことば、音など、あらゆる象徴形式の中に深遠な意味を抱き込んで、長い歴史を生きながらえてきました。カバラ、錬金術、タロット等に見られる神秘的な象徴や、数多くの古文書、古代文字や経文など…優れた思索とインスピレーションによって生み出された古代のシンボルたち。それらが伝える "本質的な意味合い" は、人間が「人間」である限り永遠に変わることはないのでしょう。


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  それでも、時代の変遷は容赦なく物事の表層を変えていきます。物の見方が変わるとともに、ことば自体が含む意味も変わっていきます。考えてみると「シンボル」って、時代の風雪に打たれて表皮が色褪せるとともに、本来の生命力も見失われがち。。 含まれる内容が複雑な深みを持つものほど、パッと見には意味のとっかかりさえ見出せなくなるという宿命を持つのかもしれません。そこで今回の「シンボル」が描くように、古くなった表皮に 「新しい形」 を与えることで元々の意味を再生させよう、もう一度広く伝えようという意識が芽生えてきます。

        それは古いシンボルに「新しい衣装」を着せること。たとえば商品のパッケージを今風のセンスでデザインし直したり、高級な見てくれにして復刻販売を試みるような感じかな? けれど、主役は常に中身です。 そしてその中身とは、人間としての営みの底流となる「ことばになり得ない不変の何か」です。だから例えばお菓子をスイーツと言い換えるのとは、きっと違う。。 うーん、これ、実はかなり難しいことかもしれません。


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        古い叡智に新たな形を与えようとするひと。その行為は、今の自分の力量と器がそのまんま結果に顕れるということ。生半可な動機ではなかなか出来ないことです。それに、単に外側のカタチを今風に変えたとしてもシンボルに本物の命を吹き込むことにはならないでしょう。全身全霊をこめ、オリジナルの精神と、その背後に連綿とつらなる知の系譜と、斬り結んでいくような献身が必要になりそうです。おそらくそうした土台を経て初めて、様々なインスピレーションを喚起する自在で強靱な「形」を生み出せるのだと思います。彼は心地よい覚悟と決断をもって目の前のシンボルに向かっているのでしょうか。 それは、文字通り身を削る作業。そして常に、貴重な叡智を殺してしまうかもしれないという危険がつきまといます。 

それでも、このままではせっかくの古代の智恵を生き返らせることが出来ない...。どうしてももう一度、蘇らせたい。そして多くの人々に伝え、役立てたい...。いや、どう考えても自分には不可能なのかもしれない。けれど捨てるわけにはいかない。不可能なことをもう一度、もう一度、可能にしなくては! この時代の急流の中で、瀕死の叡智に蘇るチャンスを与えたいんだ。。


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        嵐で増水した渓谷の激流、あるいは変わりゆく時代の急流。その中で様々な思惑や「やっぱりダメかもしれない」という思いと闘いながら、不可能を可能にしていく挑戦。わたし達の人生にも、ときどきそんな場面がやって来ます。もしかしたら、もうすぐ明るい兆しが見えてきそう。けれどまだ気を抜くことは出来ない。油断して集中力を欠けば、そこで全てが終わるかもしれないから。。 

この度数のシンボル「カヌー」は、狭くて危険な水域をわたる間にあちこちぶつかってきました。ならばその外形も歪んだり曲がったり、ボロボロになっているはず。それでも今、舟としての役割を健気に果たしてくれています。さぁ、安全なところまで共に行こう。そこにはまだ見ぬ誰かが ― 何かが ― この舟を待っているかもしれない。だから今自分が持てる限りのスキルを使い、臨機応変の姿勢を崩さずに行く。目標から目を逸らさず、お腹に力を込めて。...でも、肩の力を抜いて。


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        さぁ、次は満月のメインのシンボル、天秤座11°『眼鏡ごしに見つめる教授』です。教授といえば、とりあえず最高学府のえらい先生のこと。いわばオーソリティであり、何かの専門的知識に秀でているひとのはず。そんなひとが、眼鏡ごし(多分老眼鏡?)に何か、または誰かをじっと覗き込んでいます。

彼は何を見ているのかな? 目の前に座っているのは成績や論文のアドバイスを受けにきた学生? 就職先の相談かな? 教授は何かを探るようにじっと凝視しています。もし彼が自分の専門分野の研究対象をみつめているのだとしたら、シンボルはこういう描写にはならなかったかもしれません。他者を意識する天秤座の11°に在って、初期度数から半ばへ向かおうとしているシンボル。これはきっと、責任ある立場のひとが「誰か他のひと」をみつめているという構図ではないでしょうか。もしそうだとすれば、やっぱりみつめられているのは学生かな? でも自分が学生の立場だったら、尊敬する教授から眼鏡越しに凝視されたら何だか見透かされてる感じがしてちょっと緊張しそうです。


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        教授は最高学府の教育者として責任ある立場のひとです。B・ボヴィは原文の "peering over" について、"peer" を超える者、つまり「対等な仲間」という意味の言葉 "peer" を超えた存在として相手を見つめている者という含意がある、と指摘していました。彼は責任を負う立場の人間として、学生の今と未来を気遣っているのかもしれません。この学生は優秀さゆえに期待されているのでしょうか? それとも、落第しかかった困った君なのか...。

教授は自分のための執筆や読書の時間を中断し、教え子の相談に乗ろうとしているのかもしれません。多分彼にとって、学生の面倒をみるためには自分の研究に費やす時間を割いてかからなければならないでしょう。教授という立場であればそれもまた、為すべき仕事です。そして彼はその責務を引き受け、真摯に努めようとしているように見えます。眼鏡ごしにじっと相手を見つめながら、どうすればこの学生を最善の道に導けるか、思いを巡らせているように......。 


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        この満月、わたし達を映す月は 天秤座に来て太陽の意志を真っ向から受け止めます。じゃ、太陽はいったい何て言ってるんだろう? そのシンボルは、え、『一国の大統領』? 大統領... しかもこのイメージはどう考えても米国の大統領だと考えるのが自然です。このシンボルが降ろされた1925年当時の米国大統領は、第30代大統領カルヴァン・クーリッジでした。当時の彼は非常に有能で国民の人気も高かったようです。なので、おそらくチャネラーのエルシィの脳裡には「大統領とその職務」としてクーリッジ氏のイメージが存在していたのではないでしょうか? 

        ちなみに彼は「小さな政府」と経済への国家不介入を標榜する寡黙な保守派で、「(当時の)米国中流階層が持つ自由の精神と希望を体現し、彼らの意見を巧みに政治に翻訳することが出来た(wikipedia)」のだとか。時代はちょうど第一次世界大戦が終わり、平和と希望が戻ったころ。減税と赤字の縮小という一見相反する政策の手綱を巧みに操ったとされる彼の任期中に、米国は大きな経済成長をとげ、(後から見れば)良くも悪くも様々な花が乱れ咲きました。この時代は後に「ローリング・トゥウェンティーズ(狂乱の20年代)」と呼ばれています。


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        けれど、観点を変えれば暗黒の時代とも呼ばれるローリング・トゥウェンティーズに大統領としての職務をまっとうすることは、今のわたし達の想像を絶する責務だったのではないでしょうか。彼が任期を終えた1929年から頭をもたげ、30年に入って爆発した世界大恐慌は、人々の彼に対する評価をがらりと変えました。多くの人々が、米国の経済崩壊をクーリッジ大統領の失政と結び付けて考えるようになったのだとか。徹底した不介入主義で繁栄した経済だったけれど、その影で衰退していく農業セクターを国は救おうとしなかった。そして任期中はもてはやされていたはずの彼の減税政策が、結局のところ富の不公平な配分と市場の供給過多を招き、国民を苦しめたのだと。

実際にそのとおりだったのかどうかは論議が分かれるようです。けれど寡黙な彼はこれについて正面から声をあげて反論することなく、ただ「自由」を第一とする信念に従って生涯を終えたそうです。



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  一国の大統領は、良いときも悪いときも、国の安全と繁栄の舵取りをしなければなりません。彼のプライベートなどあってないようなもの。一挙手一投足を取り沙汰され、ときに称賛され、大抵の場合は批判の矢面に立たされます。見上げるわたし達にとっては最高権力者でも、彼自身にとってみれば、まるで急流に流されまいと必死で荒瀬をわたっていく小さなカヌーのような気分かもしれません。しかもそのカヌーには会ったこともない無数の人々が同乗し、自分の櫂さばきを見つめているとしたら...その重さは想像するに余りあります。権力者の孤独、見上げる側の孤独。両方の、光と影。

それでも、彼はひとの上に立ち、指導者として導いていくことを選択しました。その責任をまっとうするために、彼はリングの中央に立ち続けなければなりません。どんなに頑張ったとしても、人々は彼の能力を批判するかもしれないし、国内外から射かけられる矢が止まることはないでしょう。それでも。

「さぁ、どうする? 連帯や絆を望んでも君の言葉は誰にも届かないかもしれない。さぞ疲れたろう。もうリングを降りてもいいんだよ? それとも献身を続けるか? では聞こう。君の献身とはいったい何に対するものなのだ?」 ......牡羊座の太陽が問いかけているのは、案外そんなことばなのかもしれません。


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        見知らぬ多くの他者、または親しい人々との関係で責任を負うこと。そして正しい判断と決断を下すために、ひととき自分の関心事を差し置いてでも 相手のニーズを掴むために払う努力。ここに来てわたし達は、天秤座が課してくる対人関係の中で、そんなテーマに直面するのかもしれません。それには自分の視野をもっと拡げて、相手と自分を取り巻く周囲の事情を広く見据える必要も出てくるでしょう。

でも、この「俯瞰的な視座」にも落とし穴はあります。自分の目線を高みに持って行くのはいいけど、ひとつ間違えれば自分をその安全な高みに置いたまま、相手を無意識に見下して言いたい放題言ってしまうなんてことも十分起こり得るのだから。その姿はまるで、小さな権力者...。例えば学生にとって、教授は怖い存在です。機嫌をそこねて睨まれたら、もしかして将来真っ暗? 教授のプライドが高すぎれば、気に入らない学生の進路を妨害することだって無いとはいえません。そして殆どの場合、そんな教授の地位がゆらぐことはないでしょう (まぁ、例外はあるとしても…)。これと似たようなことは、わたし達の周囲でもよく起きるのではないでしょうか。


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        また、何か問題を抱えているひとがいても、自分に火の粉がかからないとなれば、わたし達はついつい高みの見物感覚で「プチ評論家」 になったりします。たとえば相手のバックグラウンドや状況をよく理解しようともせずに、一般論を語ったり、焚きつけてみたり。即座に善悪の判断を下して批判したり、あるいは自分でもよくわからないままに好き嫌いの感情で切り捨てたり(その場合は常に心理的「合理化」が起きて何かしらもっともらしい理屈がつくものだけど..)。 また一方、相手の抱える問題と自分の内部に潜む恐怖や不安が突然共鳴してしまうケースもあるでしょう。するとそれが元になって、目にした物事を(自分のために)全否定したり、逆に過度に情緒的になり「救ってあげなくては...」と感じることがあります。それが昂じれば、きっと相手のために「自己犠牲」を払うことだってありそうです。そして、そうした行動はときに「無私の行為」とも呼ばれます。

けれど、もしかしたらそれは...... いつの間にか全ての他者が「ひと」としての意味を失い、 目の前に拡がる「自分の世界」という名のゲーム・スクリーンに流れていく「記号 ― シンボル」に変容していく過程なのかもしれません。巨大な自分が俯瞰で見る世界。そこでは全ての他者は、自分。美しくも醜くも、自分を映す鏡。世界は「わたし」が意味を与える「シンボル」。ならば「他者」は何処にいる? そして「わたし」はいったい何処に?


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        眼鏡ごしに覗き込んでいる教授は今、目の前の学生の姿に自分自身のかつての姿を見ています。自分の過去の経験、失敗と成功、挫折と歓喜、怖れと安堵……あらゆる思いと記憶の中から、教え子に一番フィットする道を探る。彼に伝わることばを探す。世代や経験の差を埋めることが可能な歩み寄りの地点を探り出す。そして、必要十分なところで線を引く。越境は、しない。それが今の彼の仕事であり、責務です。絶妙の、間合い。スキルと知識と忍耐心。それは教授にとっても、この世を長く生きるにしたがっていつの間にかせばまってしまった視野を拡げるという行為に繋がるでしょう。 そしてそれは、自分自身のエゴを少しだけ透明にしていく行為です。

  このシンボルは 今まで自分自身の内面をみつめてきたわたし達に、少しずつ 「無私」 のエネルギーを通して物事を見ていくよう示唆しているのかもしれません。いえ、ひょっとするとその前に...。 殆どエゴが服を着て歩いてるようなわたし達にとって、果たして「無私」とはいったい何なのか? そのような瞬間が人間にはあり得るのか? そう問いかけられているのかもしれないな。。



  この満月は惑星アスペクトだけを見ても、立場の異なる者同士や意見の対立する者同士が歩み寄ることは難しく、ともするとこころも体も固くなりそうなエネルギーが沢山見てとれます。 今年は夏あたりをピークに、惑星達の激しい力が手を替え品を替え、やってきそう。個人差はあるとしても、内的 or 外的な勝負の年になるひとも多いかもしれません。それは得られる喜びも、それを阻む壁も大きいということ。

だから。
自分のペースで、一歩一歩、問いかけながら。
ちゃんと呼吸して、体の声を聞きながら。
ときには小さな炎のように。
ときには一滴の透明なしずくのように。
ひとり、ひとりの嬉しさの中で.....さぁ、胎内宇宙の旅を続けていきましょう。





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have a great trek!!!★


hiyoka(^_^

この記事へのコメント

1. Posted by 春分生まれ   March 30, 2018 23:57
hiyoka様
こんばんは
いつもたくさん読ませて頂いています<m(__)m>

なんか変なんですよ…
物事がタイミングが合いすぎて
おかしいんです!
一種のあやかしの中に居るのかもしれません

この所ようやく
以前hiyokaさんに言われた「海王星力の強化の必要性」が解ってきたところです
なぜそうしないといけないのか
ホロを見てるとなるほど…って思ったり

同時に「あ~あっ」って思うこともしばしば
いや~こっちの声の方が大きいのかも(笑)

そんな中でも
私はきっと自分の道を歩いているんだな~って
ずっと試練は続いてるけど(…)
怒りまくってる気もするのだけど(!!)
これで食い止めてる気がするのは(~~)
私が勘違いしてるのかな?

今は
おかえり~カイロン
ここでゆっくりして行ってね。
積もる話もあるし~
なんて展開でしょうか^^。

とにもかくにもお体ご自愛くださいね^^。




2. Posted by hiyoka   April 01, 2018 03:48

春分生まれさん、お久しぶりです(^_^

確か今頃ってカイロン・リターン中ですね。最終度数に宿るヤヌス神がむっくり起きてきて、遠い過去からの引力とそれを燃やして先へ進もうとする原動力とがせめぎ合い、いろんなものを見せてくれてるのかな。

「あ〜あっ」…なんか、わかります(^_^; うん、あやかしの中にもちょっぴりいるのかもしれませんね。春分生まれさんなら、それもまた通ろうと決めてきた一筋の道かも。やがて通り抜けるそのときのために。勘違いじゃなく、そのためなら多少怒りまくっててもいいと思います。自他共に破壊するようなとどめの一撃は決して出さない、あるいはよっぽどのときでも…寸止めすること(呼吸)を知ってさえいれば。(今、無意識のパワーが凄く出ているんじゃないかな...^^)

おそらく小惑星的には霊の火であるアグニと影の超克を支配するルシファーの両方の力が作用しているかも。まずルシファーが先に来て、アグニが後で鎮魂の火を燃やしにやってきます。特に「力」に関して、自分が創りだしていながら抜け出せない感覚のある「巡り廻る人生のパターン」なんてのがもしあったなら、見出しどきかも?

海王星力の最善の顕れを引き出すには、一見相反する土星の最善の力を借りることもときには必要かもしれませんね。そして必要な休息がしっかりとれているといいな。白紙の時間もとても大切かもしれませんから。

行く手に沢山の微笑みが待っていますように☆
have a great trek(^_^



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