レイモンド・メリマン 週間コメント9/10【金融アストロロジー】レイモンド・メリマン 週間コメント9/17【金融アストロロジー】

September 09, 2018

🌑9/10の新月―みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)

お知らせ

  勝手に決めた夏休み期間もなんだかあっという間。今日で終わりです。そして早くも『フォーキャスト2019』に向けての怒濤期間が始まってしまいました。そんなわけで、今後もこのまま「気ままモード」を続けようと思います。メリマンコラムも抄訳になったりお休みしたり、要点のツイートのみになる日が増えるかもしれません。『フォーキャスト2019』そして『マンデーン2019』。自分の受け持ちである社会予測と個人向け予測のパートを限られた時間の中でも出来るだけわかりやすく正確に翻訳出来るよう頑張ります。
どうか楽しみにしていてください。m(_"_)m

メリマン・コラムは一つ下の記事になります。
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    新月は前回からの課題を経て、次の新月までの約1ヶ月をかけて取り組む新しいテーマが開示される時。 そしてこれは生まれた星座に関係なく、地球に生きるわたし達みんなに平等に降り注ぐエネルギーです。わたし達はこのエネルギーを使って日々、自分なりに考え行動していきます。その現れはひとの数だけ様々ですが、やがてはお互いに影響しあいながら、社会・国・世界の潮流を作っていきます。これは言い換えると、わたし達を取り囲む「空間の雰囲気」です。星読みの世界から見れば、誰もがその中で生き、そのテーマに呼応して・・(素直になったり、反抗したり、無視したりしながら・・)自分なりの人生を創造していると言えます。 その意味でも、刻々と変容していく惑星エネルギーの流れをおおまかに知っておくことは、きっと何かの役に立つのではないでしょうか。
    例えば... シンボルの光景やキーワードを覚えておくだけでも、何かに迷った時の指針になるはず。ではでは今月も行ってみます!(^_-)
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★新月タイムスケジュール★
願い事やアファメーション、ヒーリング・メディテーションなどしたい方は、もし可能ならこの時間帯に合わせてみてください。エネルギーの高まりを感じとれると思います。(^_^)

【地方平均太陽時: ソーラータイム(LMT) 】
東京・関東ローカルで  9月10日03:20前後、北海道周辺で 03:27前後、関西方面(日本標準時ならこの時間)は03:01前後、沖縄周辺では02:32前後に乙女座 17°00’で新月となります。

前回の新月のテーマについてはココ、満月についてはココをご覧ください。

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Sabianシンボルによる【 新月がもたらすテーマと挑戦 】
*ここではデーン・ルージャー(ルディアー)版やマーク・エドモンド・ジョーンズ版の解釈ではなく、透視家エルシィ・ウィーラーの伝えた象徴の言葉をそのまま書き写した「オリジナル版サビアン・シンボル」を使ったブレイン・ボヴィの解釈を参考にし、アスペクトを加味して読んでいます。
*テーマはひとつの意識の流れを表したものです。この流れは順不同に現れたり循環したり、ひとつだけ突出して感じられる場合もあります。また、解釈の内容はその時々のアスペクトを意識しながら抽出しています。


【太陽・月 乙女座17°~18°― 発効期:9/10~10/9 】
   "A volcano in eruption"
『噴火する火山』

   "A ouija board"
『ウィジャボード』

【テーマがもたらす雰囲気と挑戦(順不同)】
※特に前半のキーワードはひとによっては数日前から前倒しで感じられると思います。
 また、乙女座17°が持つ噴出の力学はもしかしたら地震として顕現したかもしれません。

→★燃えたぎる創造の力が潜在的な危機をもたらす状況
→★無意識に起こす突然の癇癪や溜め込んだ感情の爆発に注意
   または、全てに蓋をされたような奇妙な感覚がもたらす欲求不満
→★自分や他者の中に見える「羊の群」を蹴散らしたくなる衝動
→★内なる熱情を持ちつつ冷静にふるまう、または仮面の下の暴力性
→★荒々しさや粗野なふるまいにどこまで耐えるか、受け入れるかのテスト
→★長期の冷却期間を置いて初めて見えてくる物事や精神の新たな「かたち」
→★自分自身の「いつもの」ペースを乱されたときに起こす反応に注意
→★何かから解放されたい、逃げ出したい、離れたいという衝動
→★先の見えない不安から心惹かれる情報に飛びつきたくなる心情
→★感覚や知覚が過敏になり他者や外界の影響を受けやすくなる
→★腹の探り合い、読み合いによる「軸のブレ」に注意
→★無欲の好奇心が素晴らしい直観力を呼び覚ます
   または、安直な好奇心が思いも寄らない「魔」を呼び起こす
→★自分に直接関わりのない問題に踏み入ることで増大するトラブル
→★大方の物の見方から外れた世界観に触れて刺激を受ける、
    または自分の中にその存在を確認する
→★とりとめの無い思考に突然割り込んでくる不可思議な射影
→★自己の「外部」の出来事を走馬灯のように眺める精神
→★希望や願いが叶えられることに対する過剰な期待と依存に注意
→★圧倒的な力の差に支配されるか良い面を吸収しつつ自己を保つかの岐路
→★自ら目を閉じ何かを「信じ切る」ことで安心を得ようとする危険
→★短期的な状況に対してはおおらかで包括的な視線で向き合う必要
→★無邪気な心で全てを笑い飛ばす力がもたらす変化を知る・・・→


エネルギーのポイント:前回の新月『自己の内部で行うカミングアウト』
                    
            今回の新月『石にならずに不動の姿勢を保つ』
                              

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        8月4日に上陸し関西地方に大きな被害をもたらした台風21号、そして9月6日未明に起きた北海道胆振東部地震。今年は各地の大雪から始まり、4月9日の島根県西部地震、6月18日の大阪府北部地震、7月の全国的な豪雨、8月の猛暑、3回の蝕が終わった後に立て続けにやってきた12号、20号、21号の三つの台風、それに加えて火災や爆発事故など、大規模な災害に見舞われる年となっています。あまりにも突然に旅立ちのときを迎えたひと。被災のただ中にあって頑張っているひと。救助・救援やインフラ復旧作業に懸命なひと。大切な物流を担って不眠不休で動いているひと。その他関わる仕事に携わっているひとみんな、どうかご安全に!  一日も早くホッと安らぐことが出来ますように...。


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        たとえば「ルビコン川を渡る」とか「ポイント・オブ・ノー・リターンを過ぎる」とか、そんなことばを聞くことがあるけれど... おそらくわたし達も、今年に入って(というより去年の冬至あたりから)もう引き返せない境界線をひとつ超えたのだと思います。そして今、いくつかの波をくぐりながらここまでやって来ました。 これから先はグローバル・リセット=パーソナル・リセットが否応なく進んでいく中で、2020年(残響は2024年くらい)まで、まだまだ自然災害を含む様々な紆余曲折と試練がやって来そうです。もちろん、緩急のリズムはあります。楽しいとき、嬉しいとき、ほっこりするときもきっと沢山あるでしょう。 

けど、同じ景色が続いてるようでけっして同じじゃない。自分が今まで「それ」や「あれ」に与えてきた意味が、いつの間にか何か異なるものに変化していることに気付く。「現実」もまた違って見えてくる。説明を求められれば「考えが変わった」とか「観点が変化した」としか言い様がないけれど、本当はそうじゃない気がする。たぶん、物事を捉える主体そのものが変わってしまうようなシフト。それが起きるとき(ひとによっては)まるで別のいのちが「自分」として生きているような不思議な感覚を持つかもしれません。あるいは常に宙ぶらりんで何とも言い様のない感覚。それは自我で制御することの出来ない、とても微細で精妙な感覚だと思います。

もしそんなことばに思い当たるひとがいたら、過去の自分や目の前の現実に固執することなく、必要最低限のことだけをきちんとこなし、後は怖れずに静かに待ってみましょう。自分が何処へ行こうとしているのか、何となく見えてくるまで。日々浮き沈みするこころは吹き渡る風に煽られた海面の大波小波に過ぎません。確かにそれは、それ。けれど本当にダイナミックな地殻変動は今、自我の届かないはるか深い海の底で起きています。今、旅は始まったばかりです。


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        けどもしかしたら「自分は現実派だし、そんなワケのわからんこと言われても...」って思うひともいるかな。。 ならば地中深く躍動するマグマが様々な事象となって、社会的に、政治的に、またはネットや身近な人間模様に噴出してくるとき、それを眺めながら自分のこころがどう動いていくのかを観察してみるのも面白いかもしれません。 こころって、意外とシステマチックなものじゃないでしょうか? で、そんなことをしてもし疲労を感じるなら、いったん全てにクリアボタンを押し、出来るだけシンプルな自分に戻ってみる。 乙女座18°の『ウィジャボード』とは、いわゆる西洋版の「コックリさん」を意味します。子供のころ好奇心にかられ、面白半分で遊んでみたことのあるひと、多いんじゃないかな? 誰かがイタズラごころでこっそりコマを動かしたのか? それとも一般常識からすればワケのわからない不可視の存在が質問に答えたのか? あるいは誰かの潜在意識が運動エネルギーとなって顕れたのか? いや、そもそもそこで与えられた答に何か意味はあるのか? 正しいのか? それは体験する側の捉え方にもよります。

もしサイキックな何かが関わっているのだとしても、これは所詮、遊び。だから無視して忘れてしまっていいくらいのもの。でも、意味ありげなことばがこころに触れて、引っかかってきたら? どうしても気になってしまったら? そんなとき、ウィジャボードは不思議をもたらすように見えるけど、実は単なる道具に過ぎません。それ自体が不思議なのではありません。不思議なのは、それを遊ぶ「人間」のほう。「わたし」や「あなた」という存在。

たとえば「あれが欲しい」「こうありたい」「こうであって欲しい」...「欲しい」があまりに沢山あると、そうでない状況がとてもネガティブに感じられます。だからそれを見なくて済むように視線は内側ではなく、外に向けられます。そしてどんどん複雑な枝葉末節に捉えられていきます。外界が内界より完璧なんてことはあり得ないから。だから視線はおのずと尖り、チクチクと刺すような刺激の中で重箱の隅をつつくような精神にもなりがち。


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        「勝たなくちゃ」「少しでも優位に立たなくちゃ」「そしたら欲しいものが手に入るかも?」「いや、せめて代わりにストレス解消くらいは出来るかも...」 こうしてわたし達は永遠にシンプルになれない道を歩み始めます。こころが欲望でいっぱいのとき。足りないもの、手に入らないものを数えているとき。ウィジャボードからふいに告げられたことばは、わたし達をそれぞれの魔界に誘う強力なフォースになることがあります。

だから、シンプルになる。それは簡単なようでいて、難しいこと。特に今のような星模様の下では、なかなか思うようにいかないかもしれません。それでも。ひとり静かに在るとき。ふと空いた時間に行き交う雲を眺めたり、猛夏を越えた木の葉がくつろいで触れあう音を聴くとき。あるいは今日も何食わぬ顔で吹き渡る風を感じたとき。逆巻く思考や感情の波のはるか下方にしっかりと生きている、無言の「わたし」の存在をただ信頼するとき。ウィジャボードは突然、不思議なインスピレーションを伝えてくるかもしれません。

何故かはわからない。ことばでさえないかもしれない。でも、不可思議な温かさに満ちた瞬間。たとえそれが「ちょ、口角下がってるぞ!?」なんて超シンプルな伝言だったとしても。それは今の「わたし」が「わたし」に伝えられる、一番深く大切なことばなのだと思います。


        さて、強烈だった蝕の期間を過ぎ越して、わたし達はまた新しい季節を迎えようとしています。この新月期はどんなだろう? キーワードのパートがとても多くなってしまったので、ここからは簡単にいってみますね。


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★9月新月の星模様とチャレンジ★

新月と海王星が分離のオポジション 新月と天王星がセスキスクエア 新月と木星がセクスタイル  木星・冥王星セクスタイル 新月・天王星・海王星・金星が形成するウォリサムレクタングル 火星・天王星スクエアのMPに海王星 金星・海王星セスキスクエア(小惑星プレイを含めるとクァドリフォーム)土星・天王星・パラスのグランドトライン 火星・海王星のウェイニングセミスクエア 火星とカイロンがセクスタイル 金星・天王星のオポジション(ノード軸を含めるとグランドスクエア)金星・カイロンがクインカンクス 水星・ネッソス・エケクルスのTスクエア MCに冥王星族のレンポ(レムポ)がコンジャンクト 月のノード軸に対しアグニがTスクエア 月のノード軸に対してニケがTスクエア、太陽とニケがパラレル ヴェスタ・フォルス・イクシオンがコンジャンクションからキラルス、オルクス、そしてネッソスへの流れ etc.

9月24日:火星のOOBがやっと終了
 (少しは雰囲気が落ち着いてくるといいけれど...)
9月25日:牡羊座1°59'で満月!


「こうであればいいのに」「あんなことが出来たら」と理想を追って気持ちが逸るひとがいるかも。そこでもし「不自由さと束縛をともなう安全を選ぶか? 」それとも「責任を負い自らの管理・防衛を必須とする自由を選ぶか?」という問題が生じたら、焦らずにじっくり熟考していく必要がありそうです。どちらを取っても何かを捨てる、または犠牲にする必要は生じるでしょう。その場合「どうしてもこうしなければならない」という「べき論」ではなく「今の自分の身の丈+ほんの少し」程度のスケールに見合う方向で考えると良いかもしれません。まだ物事は変化しそうだし、この新月図には先を急ぎすぎると混乱してミスを犯しそうな傾向が感じられます。


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新月期〜満月期にかけて、ちょいセクシャルなウズウズするような感覚を刺激されやすい傾向も。おそらくそれは一過性だし、ちょっとした冒険にはなると思うけど。フラストレーションが溜まっているひと、満たされない想いを抱えているひとは十分注意を。単なる「獲物」として狩られる可能性もあります。いずれにしても自分が狩る側だという思い込みは危険です。相手に何かを託し、依存するような気持ちがあれば即座に見抜かれて利用される怖れがあります。またロマンス以外でも、社会的な力、お金の力、地位や名声などにつられての交流も、当てが外れたり場合によっては単なる信者としてただ支配される結果になるかもしれません。良くも悪くも相手のほうが一枚上かも。目先の欲や願望より、ひとりの人間としてまっとうな判断力を保持すること、そして確かな目的に向かって協働出来る相手(または仲間)かどうかを見ていく姿勢が鍵になると思います。


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同じく新月期〜満月期にかけて。以前からどうしても抜けることが出来ないでいた悪癖や習慣、行動上のクセを持つひとは、それをあらためて見つめ直したり改善していく機会があるかもしれません。だからといって、今すぐサッと変われるとは限りません。ただ、今までとは異なる観点を通して何故それが起きているかを理解する、そんなきっかけに出会う可能性はありそうです。それは、場合によってはある痛みをともなうかもしれません。それでも、その行為が自分にとって何を意味するのか? メリットは何でデメリットは何か? またその行為を続けた場合、自分の人生に与える影響を差し引いた後に残された許容量はどの程度か? それ上回る価値を見出せているか? などを具体的に理解し、その上で少しずつ変化を起こしていく。そんなやり方を頭とこころに刻み込む機会になると思います。もし本当にそこから脱したいと思ったなら、やり抜く力は与えられそうです。この新月で過去と未来を創出する月のノード軸に挑戦を与える女神ニケ。彼女は勝利の女神と呼ばれています。けれど、ニケが体現する真の象意は「克服者」です。闘ってみましょう。焦らずに、何度でも。


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世界は相変わらず不安定で、文字通りの火山噴火や地震、竜巻、台風やハリケーンなどの自然災害、突然の暴力的な事件、テロ行為、事故(火災や爆発事故を含む)などが起きやすい状況が続くと思います。 世の中は分断され、不安や怒りのエネルギーが渦巻いています。

「自分の側に大義名分さえあれば(またはあると自分が思えば)何をしようと何を言おうと正当性が保たれる」という観点や「事実の裏付けなど無くても舌鋒鋭く相手を叩けば目立つし称賛される」という考えは、これから先も人々の間にじわじわと滲透していきそうです。でも、誰かを指差して批難することばも、それに同調して石を投げる行為も、そのまま自分の内面を映す鏡になっているのだけど。。

けどこれは、一度踏み出したらもう元へは戻らないかもしれません。特にネットが日常化した社会では、一度振り上げた手は降りることがなく、口にしたことばも消えることはありません。またたく間に消費されることば、そしてドラマ。けれど、消えたように見えてもデータはどこかに残り、きっと誰かがひっそりと記憶に留めていることでしょう。それでも慌ただしい日々の中では即座の印象だけが一人歩きしていきます。そんな人々の流れが膨大な河となって注ぎ込む先は... ひょっとすると、古い思想に新たな衣を着せた統制社会かもしれません。 それとも、山羊座の冥王星が指揮する破壊を経て、やがては全く異なる社会や経済システムが構築されていくのでしょうか? それはユートピア? ディストピア? どっちに近いのかな? いえ、もしかしたら...


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        ところで、この新月図でトラインを形成している土星と天王星は、ともに水瓶座の支配星です。この2惑星は、似たようなマインドを持つ「わたし達」をまとめてひとつのコミュニティを創るにあたり、新たな旗印の下に現状への抵抗と打破をうたい、他との境界線を明確に引いて基礎を固めるなど、欠くことの出来ない役割を担っています。この新月図では、その土星と天王星に政治の公正さを求める乙女座のパラスが加わり、地性グランドトラインを形成しています。これは現在までの対立的な雰囲気が落ち着くというより、ますます旗幟鮮明になっていく表れかもしれません。いわばアイデンティティ・ポリティクスの尖鋭化でしょうか。

グランドトラインはとても調和的なアスペクトです。それをまずはネガティブな方向で読む理由は、各度数のサビアン・シンボルを読み取ったとき「それぞれに個別の危機を抱えた魂達が確固としたアイデンティティを求めて各自の頑なな信念に固執する」という情動が見て取れるからです。もちろん、ポジティブな方向では「新しい経験を求めてこころを開き、共に手を携えて高い見地から今まで気付かなかった解決策を探る」という風にも使えるのだけど...。 けれど世界や社会、大衆という大きなくくりで見れば、無意識に流れやすいグランドトラインを建設的に使うのは難しそう。

それに、ともに18°台に位置する山羊座の冥王星と蠍座の木星のセクスタイルは、サビアン・シンボルを加味して読むと「力の誤用」や「切り取られた文脈の噂話や報道によって他者に過剰な責任を負わせる」「スケープゴート」「大言壮語」というニュアンスが出て来ます。これも、ポジティブに使われるなら「内なる世界のことばにならない囁きを明確に捉え、それを芯として重荷に耐えて立つ」そんな力になり得るのだけど。うーん。。。 


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        混沌の中で目まぐるしく動く世界。けれどその世界のあちこちで、時折個人が放つ美しい生の火花が飛び散る。大きな花火。小さな花火。 そう、パーソナルな領域なら... これらのアスペクトを最善の形で使える可能性は高いと思います。ん?「自由意志なんて人間には無いんじゃないの?」って? そうかもしれません。脳科学者もまた同じようなことを言っています。でもきっと、自我のわたしがいくら考えてもその答は出ない。何故ならわたし達の自我は、たとえ賢人のことばでさえ、ともすると何かをしたりしなかったりするためのエクスキューズに使ってしまいがちだから。意識的に。または無意識のうちに。

メリマン・コラムで引用されていたラメッシュ・バルセカールはこう言っていました。『もし人が非常に深いレベルの理解をもって、人間には自由意志など無いことを真に受け入れるなら...』って。ならば「自由意志の不在」と「自由」とは、何の矛盾もなくひとつのものとして成立するかもしれない。「わたし」が知っている「わたし」というシステムとは異なる「何か」が本当にあるのだとしたら...。

だから。たとえ日々様々なことが起こり、メディアやネットでこころがザラつくような話題を目にしたとしても。ひととき「それがどうした!?」という感じで。まずは「わたし」というたったひとりの領域から。外ではなく、内界の、そのまた奥底に目を向けて。そこにある、今まで気付かれることのなかった「笑い」と「嬉しさ」と「清冽な涙」をみつけて、それを力に。

その力は、ある「音色」を持っているかもしれません。自分だけが知る音色を。あ、もしかしたら、その音はどこかで小さな火がパチパチと燃える音だったりするかも? 

この新月図のMCには冥王星族の二重惑星レンポ(レムポ)が乗っています。そう、前に紹介した「火の女」です。今、わたし達は深い宙の暗黒に包まれて燃え続ける明々とした火の音色にじっと耳を傾け、彼女がこの時代に何を伝えるために名付けられたのか、わたし達の潜在意識についてもう一度考えてみるよう促されているのかもしれません。

え、レンポ? それ何?...というひとは、以前書いたレンポの解説を読んでみてね。


        ...短くまとめるつもりだったのに、気が付いたら思ったより長くなってしまいました(これ、もしかしたら悪癖かも...)。


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        台風21号が過ぎ去った朝、窓を開けたら空は秋の雲に覆われていました。 暑さの残る中、あんなに叫んでいた蝉の声はパタリと止んで空き地には無数のトンボ! あぁ、そうなんだ...。秋。


  みんな、起きてるひともまどろみの中のひとも、働いてるひとも。周囲の景色がどんなに変化しようとも、それぞれのペースで。誰にも手の届かない「わたし」という異界の中で。ゆったりと、こころ休まる新月を迎えられますように...。




have a great trek!!!★

hiyoka(^_^


hiyoka_blue at 21:00│Comments(3)新月(満月)の星読み | パーソナル・アストロロジー

この記事へのコメント

1. Posted by Green🍳🥐   September 13, 2018 13:22
5
hiyokaさんこんにちは。

おとめ座新月期のテーマ
今回の新月『石にならずに不動の姿勢を保つ』

これは、いまのもみ合いコレクション相場
においては、金言そのものです。

上海や新興国がガラガラななか
日経やアメリカはどこ吹く風のイケイケ

まったく、ものさしがわかりません。

ノーエントリー、ウォッチのみが
不測な暗剣殺にやられない、突然の損失を
かぶらない、きびしい守りの徹底。

上がるなら上がるで、脳天のてっぺんの
さきのさきの、針の先まであがるのを
みるだけでも、構わないな、と
Greenは勝負を放棄しています。


いま、Greenのプログレスノード軸が
サウスはおとめ座18°〜、ノースは魚座18°〜

今回のおとめ座新月オポジション魚座海王星
とも、つながりますが

トランシット
さそり座18°〜木星、山羊座18°〜冥王星、と
アスペクトを形成しまくってます。

投資の方はさっぱり成果なしがずっと
なものの、ほかに目を向けてフォーカス
すれば、30年以上服用していたクスリの
処方が、おとめ座新月のまえに終わったこと、
ライフワークの俳優業が、徐々に発展しつつ
あること、人間関係、人脈のひろがりが
このさき、かんじられること、、

なにより、2028年のバースデーには
アルケミストに成っていることが
確実にみえたこと、導きをかんじることは

ビリオネアアスペクトそのものな
いまだとおもいます。

おもいっきり自分を研鑽できる自由時間がある

頑丈で、ガッチリしたカラダをもっている

どんな、くるしいときも、じぶんがもっている
貴重な宝にフォーカスできる免震構造

確実に成功できる未来を確信できていること

🎾
2. Posted by 🍭Green(╹◡╹)   September 13, 2018 13:24
5
🏀⚾️🏈⚽️

これらすべて無形なものですが、
それぞれ5億円と評価して、自分のなかでは
20億円の元手をいつも手にしていると
おもってます。

ものは、考えよう、意識の持ちようは
量子力学の真理でもあるようですが

上々にめぐまれた、安定したいまを
満喫してゆきたいとおいます。


hiyokaさんからのメリマンさん関連の
翻訳には、いつも、心支えてもらっています。

ありがたいこと。



🥫🥪Green🥗

3. Posted by hiyoka   September 15, 2018 02:18


Greenさん、こんばんは。

プログレッションのノード軸が乙女・魚の18°だったんですね。

未来への通気孔とも考えられているノース側がとっていくフォース、魚座19°のシンボルは「弟子を教える師」ですね。ディープ・ラーニング・プロセス。この軸の「鍵」は「未知の深みにダイブしていくこと」なんだけど、時折は水面に顔を出して自分と全体の状況をチェックすることも必須。継続する力を保つためにも。深み目線はあくまで外さずに、ぎりぎりバランスを取りながら進む感じになるかと思います。その「深み」が何であれ、どんな方向であれ、水底の明・暗様々な幻惑をそれと見切っていく経験を積んだ上で 新しい境地を目指せ... と星達は囁いているのかも...。
チャレンジもあるけど実りは多いエネルギーなので、一番大切なことに上手に活かして使ってみてください! 😃

good luck & great trek!!

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