レイモンド・メリマン 週間コメント10/1【金融アストロロジー】レイモンド・メリマン 週間コメント10/15【金融アストロロジー】

October 08, 2018

🌑10/9の新月―みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)

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    新月は前回からの課題を経て、次の新月までの約1ヶ月をかけて取り組む新しいテーマが開示される時。 そしてこれは生まれた星座に関係なく、地球に生きるわたし達みんなに平等に降り注ぐエネルギーです。わたし達はこのエネルギーを使って日々、自分なりに考え行動していきます。その現れはひとの数だけ様々ですが、やがてはお互いに影響しあいながら、社会・国・世界の潮流を作っていきます。これは言い換えると、わたし達を取り囲む「空間の雰囲気」です。星読みの世界から見れば、誰もがその中で生き、そのテーマに呼応して・・(素直になったり、反抗したり、無視したりしながら・・)自分なりの人生を創造していると言えます。 その意味でも、刻々と変容していく惑星エネルギーの流れをおおまかに知っておくことは、きっと何かの役に立つのではないでしょうか。
    例えば... シンボルの光景やキーワードを覚えておくだけでも、何かに迷った時の指針になるはず。ではでは今月も行ってみます!(^_-)
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★新月タイムスケジュール★

願い事やアファメーション、ヒーリング・メディテーションなどしたい方は、もし可能ならこの時間帯に合わせてみてください。エネルギーの高まりを感じとれると思います。(^_^)

【地方平均太陽時: ソーラータイム(LMT) 】

東京・関東ローカルで  10月9日13:06前後、北海道周辺で 13:12前後、関西方面(日本標準時ならこの時間)は12:47前後、沖縄周辺では12:18前後に天秤座 15°48’14”で新月となります。

前回の新月のテーマについてはココ、満月についてはココをご覧ください。

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Sabianシンボルによる【 新月がもたらすテーマと挑戦 】
*ここではデーン・ルージャー(ルディアー)版やマーク・エドモンド・ジョーンズ版の解釈ではなく、透視家エルシィ・ウィーラーの伝えた象徴の言葉をそのまま書き写した「オリジナル版サビアン・シンボル」を使ったブレイン・ボヴィの解釈を参考にし、アスペクトを加味して読んでいます。
*テーマはひとつの意識の流れを表したものです。この流れは順不同に現れたり循環したり、ひとつだけ突出して感じられる場合もあります。また、解釈の内容はその時々のアスペクトを意識しながら抽出しています


【太陽・月 天秤座15°~16°― 発効期:10/9~11/7 】
    "Circular path"
『回遊円環路』

    "A boat landing washed away"
『波に押し流された陸揚げ場』

【テーマがもたらす雰囲気と挑戦(順不同)】
※ひとによっては数日前から前倒しで感じられると思います。

→★経験からの学びを活かせないことから来るフラストレーション
→★何気ない日常生活の一瞬に常に潜む新たな可能性への気付き
→★ひとつの現実を様々な角度から見つめなおす余裕を持つ必要
→★同じ轍を幾度も踏み続けるうちに大きな落とし穴に填まる危険
→★単調な道の一歩一歩を修正と調整を続けながら大切に歩む必要
→★大自然の見えない力に曝されることによる覚醒
→★外界からの刺激と内的承認願望でいつの間にか「自分でない者」
   になっていく危険、または「自分でない者」になりたい気持ち
→★抗えない大きな力に押し流されるような危機からの再生
→★他者の傷をくみ取って癒やす、または自分の利益のために利用する
→★人と自然、個と世界の大きなサイクルが必然的に交差する瞬間
→★思考による「そうあらねば」の一切を一度捨て去る必要
→★波の音、水音や風の声など大自然の音による修復効果を体験する
→★失ったものを超えて新しく生まれようとする存在を自己の内界に感じる
→★痛みを避けるために都合よく過去を創り変え自分を納得させる危険
→★突然のショックを通して溜め込んだ感情を解放するというリズム
→★理由付けなど要らない明日への純粋な信頼と自己過信の違いを知る
→★片時も休むことのない世界から一時的に身を引き自分のターンを待つ・・・→


エネルギーのポイント:前回の新月『石にならずに不動の姿勢を保つ』
                    
            今回の新月『休息と再生、突破に備える』
                   
            
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★10月新月の星模様とチャレンジ ★

新月とセレス(とアグニ)のコンジャンクションが冥王星(とアーラウン)
 にスクエア/長期でダブル冥王星効果
逆行の金星が火星にスクエア
月のノード軸と天王星がTスクエア(中期的アスペクト)
新月と海王星がクインカンクス、天王星がクインデチレ
木星とエリスがクインカンクス
エリス・ヴィクトリア・ファエトーンから木星に変形YOD
土星・月のNノードがクインカンクス
金星とオルクスがセクスタイル

10月12日
 火星が逆行のシャドウ抜け
 太陽・冥王星スクエア、土星・ルシファーがスクエア
10月25日 牡牛座1°台で満月!

— 金星逆行 —

10月6日 0:04 
 蠍座10°台から金星逆行中(宵の明星)
11日 
 火星とスクエア、オルクスとセクスタイル
 そのあたりは土星・ルシファーがスクエア
 (10日〜11日は水星と天王星がオポジション)
23日前後
 土星とセクスタイルで双子座のファエトーンにYOD
26日23:00過ぎ
 太陽とコンジャンクト(逆行中日)
 (ここから明けの明星/エリスの要素が濃くなる)
11月1日 天秤座入り
11月16日19:51 天秤座25°台から順行



        秋は深まってきたけれど、度重なる自然災害、社会や政治的な面でもますます騒がしい世界の中でなかなか落ち着いた気分になれないひとが多いかもしれません。サビアン・シンボルのキーワードにも出て来るけど、今は少しでも時間があれば休息を取ることが大切な時期。様々な物事が去来する中で、ギアは確実にもう一段UPしています。ここから先はまた色々と刺激的なエネルギーが生成されそうなので、この辺で心身ともに栄養を取っておきたいところです。無理せず疲れたら休みましょう。(ひとのことは言えないのですが...;;)


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        さて天秤座の新月。アスペクトをざっと見る限り、この新月の月は「愛したがり/愛されたがり」という性格が強いかもしれません。自分が「愛」と感じるものに対してハングリーな感じです。なので一方では外面が気になる…どう見られているか? ヘンに思われていないか? 周囲のウケはどうか? カッコよく決まってるか? 場違いになってないか? というより自分の本意がちゃんと皆に伝わってるかな? などなど... これは天秤座の一側面でもあるけど、この新月では「受け入れてもらいたい」という願望を強く刺激してくるようなアスペクトが目立つ気がします。

その反対に、軽い批判や反対意見を過剰に自分に引き寄せて人格攻撃のように受け取ったり、相手のひと言を放っておけずに苛立ったりする場合も考えられます。これは自分の誠意を拒絶されたり、せっかく相手のことを思って「してあげた」行為を無視されるか、気に入らない反応が返ってきたときにも生じやすい心理です。

セレスも月も「母なる女」の異なる側面を受け持つ存在ですが、冥王星とスクエアになるときはそのダークな顔が強調されて、独占欲、妄想的な念、相手を操縦しようとする、見捨てられることへの恐怖と怒り...など、ナルシスティックな傾向の強いサイコパス、またはソシオパス的な引力が働くので注意が必要かもしれません。もしこのアスペクトの影をこころに感じたら、出来るだけ個人的に受け取らず、物理的にも精神的にも周囲と自分を切り離すのが一番。 動けるなら外に出て風にあたるとか、こころの中に結界をはるとか... 人間関係で一時的にカオスを通るときの、自分なりのやり方(エネルギーの逸らし方)を編み出す機会に直面したと考えてみてください。想像力が豊かなひとなら、山羊座3°に在泊中の土星の姿を思い浮かべ、この度数の土星が持つ「クールな秩序をもたらす力」に頼るのもいいかも。おそらく今直面しているカオスな出来事には、物事の本質に触れるものなど何もないのだから。自分にとって大事な気付きは、きっと全く別のところ(あるいはもう少し「斜めに切った断面」)に隠れているのだから。


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        と、そうは言っても。新月図では逆行の金星と火星のスクエアも成立しています。なので何かと摩擦が増えてあちこちに火花が飛んだり、過去の痛みに無神経に触れられたように感じるときもあるかもしれません。また、自分の人生で溜めてきた怒りを無意識のうちに政治的な文脈や社会的なフィギュアに投影し、毒を吐かずにいられなくなるひと達も増えて、それがひときわ目立つ...なんてこともありそう(最近はあまり建設的とは言えない石の投げ合いが増えてる気がするけれど)。これは単なる一例だけど、何やら額の真ん中に意識が引き寄せられて寄り眼になりそうな「気分」になってきたらちょっと用心してね。そんな「物の怪フォース」が周囲に寄って来ているかもしれません。

もし、仕事などでどうしても厄介な誰かとの直面を避けられないときは、トゲトゲしたエネルギーに同調しないよう気を付けながら、とりあえず冷静に状況を観察しつつ対応するしかないかも。火星逆行時は「最初に戦争を仕掛けたほうが負け」とされるけど、金星逆行時でも似たようなことが言えると思います。つまり「最初に感情を暴発させたほうが負け」。なのでここでも土星力が物を言いそう。嵐が過ぎ去ったときに何かを掴めるのは、飛んでくる見えない針を出来る限り透過させることが出来た側です。

いずれにしても、腹立ちや非難がましいことばは、そのままそっくり自分を侵す猛毒になりやすい時期。そのことはこころに刻んでおきましょう。金星逆行の今、まずは大きく息を吐いて、心身共に解毒を心がけたいと思います。

        この新月は、魚座の海王星とはクインカンクスで「見せたい自分」が気になるというエネルギーも放射されてきます。金星逆行効果もあり、人間関係では夢見心地の出逢い(再会)や、会った途端に飛び散るスパークに乗せられてあっという間に勇み足状態になるひとだっているかもしれません。人恋しい季節にもなってきたし。たまには誘惑したりされたりなんて、日常を離れたドラマがあってもいいのでは?... でもこの新月にはハザードランプも点灯中。牡羊座で逆行中のエリスと双子座でステリウムとなるエケクルス、ビクトリア、ファエトーン、エロスはセミスクエアで、共に蠍座の木星にハードな変形YODを形成しています。

自分を確かめたくて、自分の影響力を試したくて、または相手の気持ちを確認したくて... つい大胆な行動に出てみたり、刺激するような言動を取ったりするひともいそう。もし一時的に効き目があったように見えても、たとえ勝った!と思っても... それは幻想かもしれません。満たされない気持ちを満たしてくれるのは誰でもない、まだ見つけられないもうひとりの自分だけ。それを誰かに投影しても、相手はそれを迷惑に感じるか、それともそんな想いを利用して束の間を楽しむだけになりそうです。『それでもOK!束の間上等!「肉を切らせて骨を切る」みたいな冒険がしたい! それで少しでも自分のことが解るなら(相手ではなく)どんな結果も自分で引き受けるから』なんてひとがもしいたら?... うん、出来るかぎり土星の覚醒力を使いながら、一夜の素敵な夢を見てね!


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        と、ちょっと派手めな動きをとらえて思いつくままに注意点を書いてきたけれど。この新月の下で蠍座を逆行していく金星は、古い歴史のある街に敷き詰められた石畳を歩きながら、アンダーワールドに繋がるマンホールの蓋をかたっぱしから開けてまわるような感じがあります。その下には何がある? え、下水道? あは。そうかもしれない。けど、現実の下水道とは少し違ってる。それは霊化された過去を運ぶ、光を映さない水の道だから。

ふむ。じゃ、地下を流れる暗い河の底には、何が沈んでいるだろう? そうね...もう旅立ってしまったひと達の思い出。子供のころに見た綺麗な夕焼け。失ってしまった懐かしいぬくもり。記憶の彼方から呼び覚まされる遠い昔のメロディ。もう誰も住むことのない家。あれ? もしかしたら...自分は過去のどこかに忘れ物をしてきたような? でもそれって何だったろう? アンダーワールドには悪霊や幽霊、物の怪ばかりが潜んでいるわけじゃありません。そこは確かに死者の世界ではあるけれど。忘却によって死の世界に落ちていった自分自身の断片もまたそこに眠っています。

自分は、今まで不必要なものだけを落としてきたんだろうか? それとも、知らないうちに何か大事なものを亡くしてしまった? 何か小さくて、でもとっても温かくて、生き生きとしてたもの。それは何だろう?

        この金星逆行をともなう新月期と満月期は、ふと立ち止まり、息を整え、肩の力を抜いて自分が歩んできた道をふり返ってみるひとときを持つのにはうってつけかもしれません。もしかして今、出口のない道に迷い込んでいないか? 同じところをグルグル巡りながら、方向を見失っていないか? ただただ日常のあれこれに追い立てられ、刺激を受けて反応を返す、そんな存在になっていないか? 自分はここまで来た。これからも行く。でもこの「今」を、自分は本当に選んだのかな? 

...本当に新しい動きをスタートするのはまだもう少し先かもしれません。けれど一度立ち止まって周囲を見渡してみる。前後に道は続いてる。けど、もしかしたらこの軌道だけじゃないのかもしれない。どんな地点にあっても、一瞬の爆発 — 内界から放射する力 — に乗ってそこから何処かにワープしていく方法はいくらでもあるのかもしれない。 ただ、目にも耳にも入らなかっただけ...。


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        今回のサビアン・シンボルが示唆するように、今はまず次の爆発に備えて自分自身を修復するとき。新しい動きをしたり新しいものを得たりするよりは、古いものをすくい上げ、触れ、鎮魂し、整理していくとき。そして自分の埃を落とすとき。それが栄養になるときです。

また、この新月が持つダークな力も、フォースの受け方によっては苦しむひとの痛みをただ聞いて受け入れることによって分かち合ったり、何の期待もなくそっと手助けするような純粋な行為として表現することも出来ます。それに、今回金星が逆行を開始した蠍座10°台は豊かな情感を持つ位置。誰もが見過ごしてしまうような小さな触れあいにも深い意味を感じ、繊細さを忘れずに手を差し伸べることが出来る...そんなエネルギーを含んでいます。それは暗闇を識る者だけが持つ純粋な優しさ。それが一種の「鎮痛薬」のような働きをするときもあります。 そして、その行為自体もまた「自分」という謎を解くための鍵になる可能性を秘めています。 けれどそのためには、どんな出逢いであっても... 年がいくつでも、立場がどうであっても、男、女、どちらでもありどちらでもなくても... 互いにただひとつの共通点、限りあるいのちを生きる「生きもの」として接すること。それが必須条件になりそうです。

        現在、ちょっと居心地の悪い蠍座を逆行中の金星は、満月後の26日夜に太陽とコンジャンクトし、明けの明星になります。それは彼女が持つもう一つの顔、ルシファーとして化身すること。そして30日〜11月1日に天王星とオポジションを形成しながら自らの支配宮、天秤座に戻ります。自分の城に戻り、のびのびと羽を伸ばして美と妖しさを振りまく金星からの放射は、またも新しい突然の展開と発見をもたらすかもしれません。順行に転じるのは11月16日夜。そして再度蠍座入りするのは12月3日。このときは、火の星アグニと共に再び牡羊座の天王星にオポジションを形成します。だからそれまで、どうかディープなアンダーワールドの旅を楽しんでくださいね。体を休めながら、優しい夢を見ながら。そして、やすらぎの水底を探検しながら...。


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★10月新月のサビアン・シンボル ★

この度数も過去に一度辿ったことのあるテーマです。当時は確か月蝕だったかな。初めてのひともいると思うので、当時の解説をアレンジして掲載しますね。

        今回の新月のベースとなるシンボルは 『回遊円環路』です。固いことばになってしまったけれど、要は下の画像のようにグルッと一回りして同じ場所に戻ってくるような、輪になった道のことです。公園なんかでよく見かけますよね。 歩き続けて辿り着く終点は、いつも同じ場所。そこが、一回ごとの完成。 どこか他の場所に行き着くことなく永遠にグルグル回ってるみたいな…。 でも、この円環回遊路は文字通り、円です。 円は、その線上のどの点を出発点とすることも出来ます。どの点をゴールとすることも出来ます。自分がここだ!と思ったらそこが始まり。 それは、わたし達の人生がどの瞬間にも未知へと大きく開いているのと同じことではないでしょうか? それを見出して選択することは、わたし達自身にしか出来ません。でも、また同じところに戻ってしまうのでは? そうかもしれない。でも、本当にそうなのでしょうか? 


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        円環路はホィール・オブ・ライフ。その一巡りは、ひとつの人生に例えられます。 ちょうどホロスコープがそうであるように、二次元でみればぐるぐる同じ回路を巡っているようだけど、三次元の眼で見れば星々さえも螺旋運動をしています。ひとつとして同じ点、同じ場所は無く、毎回異なる宇宙空間を輪廻していくように見えます。 未知の可能性、希望、夢。そして失意や落胆。その繰り返しの中で、わたし達は知らぬ間に居場所を変え、周囲の展望も変わっていきます。上昇するのか下降するのか、それとも二次元平面に留まっているのか?きっとそれもわたし達の選択次第かもしれません。そして、この円環路をどんな風に見るかにかかっているのだと思います。ならば、ここで疑問が生じます。この軌道は閉じられた輪なのでしょうか? それとも...そこから出て行くことさえ可能なのでしょうか?

        この新月に対向する牡羊座15°には、このシンボルを補完するテーマが示されています。それは『ブランケットを織るインディアン』。伝統的な織機と日々の積み重ねによるスキルによって、沢山の糸を交差させて創られていくブランケット。織り上げられた "全体" の柄は調和を象徴するのだそうです。ではその織り手は?…B.ボヴィはこの象徴的なブランケットの織り手として、ギリシャ神話の3人の女神を挙げていました。それは運命の糸を紡ぐクロト、その長さを測るラケシス、寿命の糸を大鋏でカットするアトロポス。 彼女達は、わたし達の運命を司る女神です。紡ぎ、測り、切る。 紡ぎ、測り、切る… 調和を体現するブランケットを完成させるために、織り手は入念な作業を繰り返します。 それは日々変わらぬルーティンワークに見えるけれど。視点を変えれば、交差する一本一本の糸がそれぞれわたし達の日々、わたし達の人生にも見えてきます。それはまた、わたし達のいのちに欠かせない一回ごとの "呼吸" でもあるのかもしれません。


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  一枚の手織りのブランケットでは、全ての糸がダイレクトに、また間接的に、触れあい交差しあってひとつの世界を創りあげています。どの糸も、見事な色と構図の高価な織物が完成するためには欠かすことの出来ない、最初の一本になり得ます。もし途中で織るのに失敗したら、ほどいて元に戻ればいい。 そしてその場所に戻ったとき、わたし達の視界は経験の分だけちょっぴり賢く、やわらかく、広がっているかもしれません。いえ、もしかしたら...そこからは全然異なる模様が浮かび出てくるのかもしれない。糸が絡まってしまったのは、生まれるべき新しい柄がそこから始まるためだったのかもしれない...。



        さて、月が次にとっていくメインのシンボルは 『波に押し流された陸揚げ場』 です。原語の "boat landing"  は船着き場と訳されることも多いし、実際に二つの意味がミックスされたような使い方もされるようです。けれどB.ボヴィの指摘から色々調べてみると、本来厳密には遊戯船と呼ばれる釣りや観光用の小ぶりなボートを水面から陸揚げするためのスロープ設備のことを指すようです。ちょうど下の画像のような感じです。


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        ボートを陸に揚げるということには二つの意味があります。ひとつは、修理修繕のため。もうひとつ、個人用のボートなら、当分使う予定が無いものを傷まないように陸揚げして休ませるため。 ところが、このシンボルでは船を陸揚げするためのスロープや設備が波に呑まれ、すっかり流されてしまっています。これでは修理のために工場に入れることも、水から引き揚げて乾かすことも出来ません。

きっと激しい嵐が襲ってきたのでしょう。錨を下ろし、岸辺の杭にしっかり固定してあったはずのボートも、今は波間に漂うままになっています。外装には傷が付き、水をかぶってエンジンだって損傷してしまったかも? それでも台風一過の青空の下、まもなく陸揚げ場も修復されるでしょう。 破壊と修復。小さな死と、小さな再生。そうやって人々は、世界は、長い間 "存在"という円環のリズム — サイクル — の中で歩んできたのですから。だから、小さな円環の次のスタートが始まるまで、ボートはいつでも陸揚げ出来るるように、もう一度、岸辺に繋ぎ直されています。嵐が去り、静謐を取り戻した湖水のさざ波に揺れながら...。


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        シンボルに「水」が出て来るとき、わたし達はいつも深い感情の澱に触れていくことになります。 頑張ってきたこと…報われなかった想い… 絶たれた道… 失われたものへの愛惜…奪った者への怒り… 幸せだった頃の思い出… 今までの自分って、いったい何だったんだろう? これからの自分はどうなるのだろう? そんな想いを抱えたとき、わたし達は皆、陸に上がれない傷付いたボートなのかもしれません。 陸揚げ場の修復が終わりさえずれば、ボートは運ばれて工場入りし、腕のいいエンジニアや塗装職人さんがせっせと仕事をしてくれるはず。それは昼の時、太陽の時、人間達が忙しく立ち働く合理精神の時の始まりです。けれど今はまだ夜明け前。このシンボルの対向度数、牡羊座15°に出て来る小さくて愛らしい妖精が示すように、きっと湖水の精霊達の時間なのです。

        圧倒的な大自然の力は、わたし達が創りあげた施設も、道具も、みんな奪い去ってしまいました。 わたし達は、過去をふり返って思います。「ああすればよかった…こうすればよかった…何であのときあんなことをしたのか/しなかったのか! 責任は誰に? 何処に?! 何が間違ってたんだろう?」けれどおそらくこの種の力には抗いようもないし、また防ぎようもないのだと思います。何かを根こそぎ変えてしまうような圧倒的なフォースは、世界という一枚のブランケットに織り込まれた太く強靱な糸です。それはわたし達が創り出す「今」という世界模様に無くてはならなかった織り糸の一本。そしてわたし達自身もまた、人生の何処かでそのパワフルな糸と交差することになる、一本の糸です。きっと、完璧なブランケットを織り上げるためにはどの一本だって、欠かせない要素です。


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        全ての大いなる調和と軋轢を映し出す、宇宙のブランケット。縦糸と横糸が複雑に絡み合い、相互に循環を繰り返すうちに、いつしか壮大で美しいパターンが描かれていきます。もし、宇宙と同じ眼でそれを見ることが出来るのなら。。 その反映のプロセスにあって、わたし達は傷付いた小舟にもなれば、意気揚々と湖面を分けて飛んでいくスピードボートにもなるのでしょう。

わたし達ひとりひとりに起きる、あらゆる出来事。それらもまた、全体と個とが絡みあう壮大な円環のリズムにひたすら沿いながら起きているのだと知った上で...。その上で、わたし達には何が出来るでしょうか? はたしてそこに、自由はあるのでしょうか?

その答は、謎です。少なくともわたし達の昼の思考にとっては、永遠の謎かもしれません。 けれど、傷付いて湖水に漂う小舟には精霊が宿ります。どこからともなく... 謎という名のあやかし達がやってきます。 疲れ果てた思考が眠りについたとき、"別世界" から、思考とも感性ともつかない不思議な感覚、言葉にならないコトノハがやって来るかもしれません。それに気付けるでしょうか? 

初めにコトノハありき。 でも、それは本当に言葉だったろうか? それとも、今まで聴いたことのない「音」だろうか? いや、小さな種子が芽吹いて消える、その瞬間の微細な衝撃? わからない。それでも、出逢う。...もう出逢っているかもしれない。そしてそれはもしかしたら、明日からの新たな視線となってわたし達を生きることになるのかもしれません。


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        新しいサイクルの始まり。わたし達はそこから半歩、進みました。 そして迎えた新月は、嵐の後で修復を待つ陸揚げ場です。さぁこれからひととき、夕陽を背にした妖精達が踊る時間が始まろうとしています。 たとえ金星逆行のドラマに翻弄されたとしても、少しの間立ち止まって。 夕暮れの波間に揺れながら、自分という湖水の底をもう一度ゆっくり覗いてみるのも良さそうです。空虚を満々と充たし、満ちあふれたものを空っぽにしていく歓びを感じられるでしょうか? もしかしたら、水底に透けて見えるのは…今まで自分だと思っていた顔ではないかもしれません。 ん? 誰? 誰だろう? それは…… 顔でさえないかもしれない。漆黒をまとった謎という名の「わたし」。 けど...もしかしたら、それは "自分"と呼ばれていたもうひとつの "宇宙" そのものの姿なのかもしれません。

        
        様々なエネルギーが複雑に絡み合うこの新月。円環路の巡礼を続けるひとも。螺旋階段を上がろうと頑張るひとも。あるいは円環軌道からワープして別世界に身を投じようとするひとも。次の船出のベルを待ちながら、ひととき疲れたこころと体を休め、地球を感じ、胎内宇宙の静謐を味わえたなら。本当に、それがこの時期の一番素敵な過ごし方かもしれないなぁ。。



CarinaNebula




have a great trek!!!★

hiyoka(^_^

この記事へのコメント

1. Posted by 春分生まれ   October 11, 2018 15:57
hiyoka様
秋らしい空気が日増しに強くなってきていますね。
翻訳のお仕事もこれからが本番でしょうか?
楽しみにしています^^。

本当に世界が変化しているように
私の周りも大きく変わりつつあります。
私自身もカイロン・パラス回帰なので
いささか勇み足気味かもしれないケド
思いついたことを先に伸ばさずに「今」と言う感じでやっています(笑)
少々荒い感じだけど まず王道でいきたいな。
あ~でも お金は必要経費なれど
羽が生えたように飛んでいきます…~
海王星にもうそろそろ木星も来るから
覚悟はしていますが。(笑)

hiyokaさんお忙しい事と思いますが
お体ご自愛くださいね☆


2. Posted by hiyoka   October 12, 2018 18:53

春分生まれさん、こんばんは。
お気遣いありがとうございますm(_"_)m

フォーキャストは今12星座別の個人向け記事の全体とあともう1本来ていて、現在鋭意翻訳中です。本番のマンデーン記事がどんなものになるやら..ひと足早くその内容に触れられる楽しみはあるものの、毎回米国の政治・経済事情の細かいニュアンスとか、場合によっては歴史とかを調べつつになるのでエネルギーを温存しておかないと..です。すでに目にはクマサンが生息してますが(^^;

本当に大きな変化の渦中に入りましたね。そのテンポはひとそれぞれだと思うけど、きっとOOB持ちの春分生まれさんなら激しいほうかもしれませんね☆

N海王星にT木星。魚座のカイロンリターン、そしてパラスですね。冥王星効果もあるし自分を鼓舞しつつ「やるっきゃない」星回りかな。ひとの強さにもいろいろあって、よく「強靱な殻の中にソフトな優しさ」という言い方があるけれど。おそらく春分生まれさんの場合は強靱さと優しさが分離出来ないほど一体化している感じではないでしょうか。外から見て強さに見えるものが優しさで、優しさに見えるものが強さという。その「一体であること」の利点を最大限に使って打って出られたら...と思います。事情はわからないけれど、お金のやり繰りも同様に、きっと智恵が使えるはず。

初めての試みや試練があるかもしれませんが、結局は乗り切るための荒波なので奥底のレベルでは望むところかも? 自分を活かす "ビート" をよく判った上での勇み足なら後悔もないはず。がんばってくださいね

have a great trek!!!



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