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October 28, 2018

レイモンド・メリマン 週間コメント10/29【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム 2018年10月29日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されているそうですので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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お知らせ

来週のメリマンコラムは都合によりお休みさせていただきます。
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≪ 先週を振り返って ≫

        “今月はいくつかの要因が重なって市場に打撃を与えた — その一部は金利上昇への失望と怖れ、予算支出をめぐるイタリアとEU間の衝突、反体制ジャーナリスト殺害後のサウジアラビアへの非難、そして最後に控えるのは世界経済の成長鈍化への懸念だ。”

— Fred Imbert
  “Dow Dives Nearly 300 Points, S&P Dips Into Correction Levels
   in Another Wild Day on Wall Street”
  www.cnbc.com 2018年10月26日付

        “ジェイ・パウエル(FRB議長)への非難は低金利の維持を困難にする... 間違いなく、トランプ大統領はホワイトハウスから誰かに文句を言うことでどんな景気減速からも人々の目を逸らそうとしている。政治家のほとんどがそうだとはいえ、トランプ氏はとりわけ引き立て役を必要としている... より大きな経済リスクは海外の成長の鈍化で、トランプ氏はこれを懸念すべきだが、彼は気にしないと明言してはばからない。トランプ関税もまた貿易の流れを痛めつけている。国境税は高くつくだろう。”

— “Trump Flunks Fed Politics”
  ウォールストリートジャーナル 論説ページ 2018年10月25日付


        世界の株式市場は直近のMMA★★★重要変化日(CRD)だった10月3日以来、下落を続けた。この時間帯は非常に重要な10月5日の金星逆行開始日を含んでいた。実際、多くの株式指数が先週末の10月26日に数ヶ月ぶりの安値をつけたが、それはちょうど金星逆行の中日だった。私達のルールは『メジャーサイクルまたはプライマリーサイクルのリバーサルが金星逆行日近辺に示現しなかったどんな市場も、逆行期中日前後2日の間にそれが起きる有力な候補となる』だ。

今回の場合、このルールは株式指数には適合しなかった。何故なら金星が逆行に転じたタイミングでリバーサルを起こしたからだ。これらが今すぐ下落を止め、反転すると考えるだけの説得力ある材料はまだない。しかしユーロや米ドルのように、いくつかの金融市場はまさにこのルールに適合した動きとなった。また、合致しなかった(株式市場のように)市場にもリバーサルの可能性は残っているが、反転が起きる歴史的頻度からすると、逆行開始時にトレンドが転換しなかった市場ほどの信頼性はない。


        先週は天王星がフル稼働の週だった。10月23日、太陽が天王星にオポジションを形成した。その翌日は天王星とコンジャンクションの満月だった。10月31日水曜には金星が天王星にオポジションを形成する。天王星を含む複数のジオコズミック・サインが短期間に続々と立ち現れる時、金融市場は(株式市場のように)多くの場合、非常に急激な価格変動を起こす。前後4日の間にしっかり確立された支持帯を突き破って下落したり、鉄壁の抵抗帯を突き抜けて騰がったりするのだ。しかし、とりわけリバーサルの可能性が実現しやすいのは、これら二つの天王星アスペクトのミッドポイント±2取引日だ。そしてそのミッドポイントは先週土曜、10月27日だった。

        他の市場では、金が反騰して8月半ばに発行したスペシャルリポート以来の最高値水準に至っている。8月16日につけた安値1167を割ることはなく、金曜に金はザラ場高値1248をつけた。だが、もっと凄いのはユーロ通貨で、キャッシュインデックスは10月26日金曜に1.1332まで落ち込んだ。これは8月15日につけた年初来安値1.1297とはダブルボトムのレンジ内だ。

最も興味深いのは、金が数ヶ月ぶりの高値に沸く一方で、ユーロが年初来安値を試し、ドルが年初来高値を試していることだ。通常はドルが上昇する時に金が共に騰がることはなく、下落するというのが常道だ。だがこれもまた金星逆行の常で、金星は通貨と価値を支配する。だから、おそらく11月16日に金星が順行に転じるまで、今のところルールも逆に働いている。だが、金星逆行が終わればすぐ翌日から水星逆行だ。

私達は2018年6月以来続く惑星達の逆行運動の影響下にあり、いまだに解放されることがない。一つ逆行が終わったと思えばまた別の逆行が起きるという具合で、頼りにしてきた磁石も狂い、どちらが北でどちらが南か、もうわからない。トレーダーにとっての問題は、こうも立て続けに惑星逆行の洗礼を受け続けると、いつもなら信頼出来るテクニカル指標が頼りにならなくなることだ。一部のトレーダー(特に未経験の人々)は、それでやる気を失ってしまう。だが経験豊かなトレーダーは、以前の経験から理解している。これもまた過ぎゆく光景なのだ。



≪ 短期ジオコズミクスと長期的社会考察 ≫

        “トランプ大統領が、米国経済にとって最大の脅威はFRBだと示唆した。だがエコノミストとしては、不景気はオーバーヒート(たぶん赤字でまかなう減税のせいだ)か政策ミス(たぶん経済が依存するサプライチェーンを破壊している)によって創り出されるのだと言いたい。実質ゼロ金利下での完全雇用はおそらく(限定的な意味では)政策ミスではなかろう。”

— Paul Donovan
  “To redo, or redo”
  www.ubs.com/pauldonovan 2019年10月24日付

        “(トランプ氏は)素晴らしい成果を挙げた — 失業率の低下、経済成長、最高裁判事の一件、そして不完全な税制法案をまがりなりにも通し、しかも前の税制よりほんの少しマシだった。 誰も触れようとはしないようだが、今のアメリカは繁栄と平和を楽しんでいる — あるいはこう言ったほうが受け入れやすいかもしれない。つまり、成長と新たな戦争をしていない状況を享受している。そして、このような状況下で大統領が50%の支持率も得られず、(中間選挙の事前予想で)彼の共和党がもっと良い位置につけられないというのはまさに驚くべき事態で、それがこのところ続いてきた。”

— Peggy Noonan
  “A Long Way From the Arsenal of Democracy”
  ウォールストリートジャーナル 2018年10月20日〜21日付


        “9月18日、巷では「フォード VS カバノー」問題がかまびすしく取り沙汰されていたが、その間にトランプ氏の支持率が上がり始めた。それは今や平均40.6%から44.1%だ。なんとウォールストリートジャーナル/NBCの世論調査では47%を叩き出している。”

— Daniel Henninger
  “The October Surprise Arrives”
  ウォールストリートジャーナル 2018年10月25日付



     今現在、トレーダーにとって何より重要な疑問の一つは、米国と他の国々の株式市場に実質的な弱気相場が始まったのかどうかということだ。宇宙的観点から言えば、そう考える理由はあるし、またそれが単なる一時的修正安に過ぎず、再び史上最高値を目指す、驚くべき反騰前の下落だと考える理由もある。

        まずは弱気な見方から検討しよう。10月3日につけた史上最高値は、土星・天王星の4回目にして最後のトラインが形成されてからわずか数週間後のことだった。この45年サイクルのアスペクトは、8月終わりの10日間を通して正確なトラインの度数からわずか13分離れただけだった。歴史的に見て、米国株式市場はこのアスペクトの時間帯(この事例の場合は2016年11月〜2018年8月)の前後2ヶ月の間にいつも長期サイクルの天井をつけてきた。

前回このアスペクトが展開した時は、1973年1月の史上最高値と同期し、その後ウォーターゲートの失態が始まったことに端を発して株式市場は1974年12月に向けて世界大恐慌以来最大級の下落をみた。

ダウ平均は1973年1月の史上最高値から1974年12月の36年サイクルボトムまで、その価額を46%も失った。新たな弱気市場が10月3日から始まったとする考え方は、現在起きているテクニカル上のダメージが悪化することを意味する。日足と週足の支持帯が破られて様々な長期チャートのフォーメーションも損なわれ、総じて弱気市場に似たふるまいを見せている。確かにこれは弱気市場が展開していく時の動きだ。サポートを次々に下抜けし、全ての反騰は短期に終わる。


        だが、宇宙はまた強気の見通しにも余地を与えている。11月8日、木星が射手座入りし、その後13ヶ月在泊する。これはその間に長期サイクルが天井をつけるという歴史との強力な相関性を誇る配置だ。

この見方を裏付けるのは、2018年11月6日に迫った中間選挙だ。最近の市場は、米国の重要な国政選挙の直前に重要な安値をつけてきた。さらに、どんな形にせよ中国との貿易紛争が解決すれば、それは強力な反騰に結び付く可能性が高い。しかも射手座の木星は、世界の交易にまつわるせめぎ合いを解決していくには調和的だ。

また、もう一つこの見通しの裏付けとなっているのは、金星が11月16日に逆行運動を終えることだ(そして水星逆行が始まる)。市場は金星が逆行に転じた時、トップアウトした。『金星(または火星)が逆行に転じた時、プライマリーサイクルかそれ以上のサイクルの天井をつけた市場はどれも、順行に転じる時に底を打つ(反転する)強力な候補となる』。 したがって、宇宙的観点からすれば、これからの3週間は非常に重要だ。


        金星が逆行に転じる時、人々(投資家)の気分は変わる。政治家や銀行家もまた人間に過ぎない。だから気分が変わる。金星が順行に転じる時、彼らの気持ちは再び変化し、それまでの物語も言い訳も、元に戻って最初に気が変わる前の状態に落ち着く(サウジアラビアの事例を見てみよう)。それはまるで因果がめぐっているようだ。あるいは、かつて好きだったものが再び蘇ってもう一度好きになる(以前の恋人のように)。だがその後、そもそも何故それを手放したのかをもう一度思い知り、再び別れを告げるという流れかもしれない。


ところで...天王星が牡牛座入りした5月中旬以来、肉牛の相場を追っている人はいるだろうか? 肉好きにとって、きっと今後数年の食費は高くつくことだろう。 







訳文ここまで
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hiyoka_blue at 20:56│Comments(2)金融アストロロジー 

この記事へのコメント

1. Posted by たま   October 28, 2018 21:10
5 メリマン氏のサイクル理論や占星術でトレードを行なっています。その上で本コラムの翻訳は非常に参考になります。
2. Posted by hiyoka   October 28, 2018 22:57

たまさん、コメントありがとうございます。

元々は自分自身の研鑽のために始めたことではあったのですが、サイクル理論やファイナンシャル・アストロロジー実践者の方にも参考としてお役に立つようでしたら嬉しいです。11月は何らかの節目になるのかもしれませんね。

たまさんのトレードに素晴らしい成果があがりますよう、お祈りしています☆

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