レイモンド・メリマン 週間コメント11/19【金融アストロロジー】レイモンド・メリマン 週間コメント11/26【金融アストロロジー】

November 22, 2018

🌕11/23の満月 ― みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)

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    満月は前回の新月のテーマが熟し、花開き実を結ぶときです。 この日は太陽と月が、地球を挟んでちょうど反対側にやってきます。0°の新月から始まった地球全体への課題は、満月で180° 対向のエネルギー同士がぶつかりあい補いあうことにより、輝く満月というひとつの「結果」を見せてくれます。それは、わたし達が空間から受け取ったエネルギーをどう昇華し、現実に表現してきたのかを、あらためて見せてくれる「鏡」だと言えるかもしれません。なので満月のテーマは新月の瞬間から色濃く育っていくとも言えるでしょう。そして わたし達はみな満月を超えて、次の新月までにその経験を消化(昇華)し、エネルギーはゆっくりと静まっていきます。それはこの世界に生きるわたし達の意識に与えられたプログラミングの一種かもしれません。そんなシステムをどう使うのか?それとも使われるのか? それはきっとわたし達次第。さぁ、今回はどんな風景が見えるでしょうか? では今月も行ってみます。(^_-)~☆
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★満月タイムスケジュール★
エネルギーが高まる時です。ヒーリング・メディテーションや祈りを捧げたい方は、もし可能ならこの時間帯(ずれるなら満月前がベター)に合わせてみてください。エネルギーの高まりを感じられると思います。

【地方平均太陽時:ソーラータイム(LMT)】
東京・関東ローカルで 11月23日14:59前後、北海道周辺で15:05前後、関西方面は14:39頃(日本標準時の場合はこの時間)、沖縄周辺で14:10前後に 双子座0°52'で満月となります。

今回のテーマのベースであり、今も背景で発効し続ける新月の大テーマについてはココをご覧ください。

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サビアン・シンボルによる【満月がもたらすテーマと挑戦】

*ここではデーン・ルージャー(ルディアー)版やマーク・エドモンド・ジョーンズ版の解釈ではなく、透視家エルシィ・ウィーラーの伝えた言葉をそのまま書き写したオリジナル版サビアン・シンボルを使ったブレイン・ボヴィの解釈を参考に、アスペクトを加味して書き下ろしています。
*テーマはひとつの意識の流れを表したものです。この流れは順不同に現れたり循環したり、ひとつだけ突出して感じられる場合もあります。また、内容はその時々のアスペクトを意識しながら抽出しています。


【月 双子座0°→1° / 太陽 射手座0°→1°】
  🌕 "A peacock parading on an ancient lawn"
  『古代の芝地を行進する一羽の孔雀
  🌞 "A Halloween jester"
  『ハロウィンの道化師』
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  🌕"A glass-bottomed boat in still water"
  『静かな水面に浮かぶガラス底の遊覧船
  🌞"A Grand Army of the Republic campfire"
  『南北戦争退役軍人会のキャンプファイアー』

 

【テーマがもたらす雰囲気と挑戦(順不同)テーマ発効期~12/6】
※満月の場合、1週間~数日前から前倒しで感じられると思います。

→★あらゆる「境界線」や「界面」のリジッドな感覚を捨てきれずに
      何もない場所で何かを探し求めている状態への気付き
→★そこそこの自己満足の中で夢をみていたいという気持ち
→★自分や他者の中にうごめく底深い感情から逃れるための行動
→★過度に誘導的な演出、煽るような感情表現など「安いドラマ」を見抜く 
→★苛立ちやどうにも出来ない思いを抱えつつ、全てを笑い包む力の存在に触れる
→★集中力の欠如、変わりやすい気分、留まって足踏みする自分に気付く
→★哀感、同情心、または過去を懐かしむ感情にひととき身を浸す
→★物事や人々の自然で予測不能な集合離散の中に「不変の美」を見る
→★「拡大」と「収縮」を行き来する気分のど真ん中を知り留まる必要
→★他者の目から見て自分が同じ列に並んでいるか、
      付いて行けているかどうかを確認したくなる気持ち
→★極化した二元性がさらに細分化してエントロピーが増大する様子をみる
→★現実とファンタジーの境界が揺らぎ、ガラス越しに世界を眺める
→★攻撃的な雰囲気を避けて自分の安全なテリトリーで栄養を摂る
→★殺伐とした中、焦りを笑いに置き換えるユーモア、
      悲劇の中の可笑しみを感知して切り抜ける
→★自らの二面性ととことんつき合って自分という「システム」を知る・・・→


エネルギーのポイント:前回の新月『闘いの前に必要とされる内的シフト』 
            
            今回の満月
            『呼吸を整え、動かずに、動かす』
 


181123FM


★11月満月の星模様と挑戦★ 

今回は前フリなしでいきなりメモっぽくまとめてみます。

<満月図で目を引いたアスペクト>
2012年5月の「金環蝕」の度数で起きる満月
ルシファーが調停する満月
逆行の水星が恒星アンタレスの位置に
火星・冥王星がセミスクエア
金星・イクシオンがセクスタイル
ノード軸と天王星がTスクエア
土星とパラスがスクエア
ノード軸をカイロンが調停
ノード軸と海王星が変形イリテーショントライアングル


        なかなかにダークな満月期。人間社会の醜さ、哀しさ、攻撃性、どうしようもなさetc.を見てしまうひとがいるかもしれない。一方で「だ〜から世の中面白いんだ♪」的な見方でスキップしていくひとも。国、集団、個人を問わず「アイデンティティ・ポリティクス」や「プロフェッショナル犠牲者」的な世渡りも目立ちそうな星々の配置。 人の言うことを聞かずに自分の言いたいことを言って終わる風潮は治まらず、社会的な面ではあまり実りある話し合いは期待出来ないかも(水星逆行中でもあるし)。世界的な傾向としての分断や極性も深まりそう。集合的には、合理的・現実主義的・論理志向かつ是々非々主義的なマインドと、夢想的・理想主義かつ全体主義的で情念的なマインドの闘いで、一部に隠された狂信性を微量ずつ取り込みながら、どちらも未熟で怒りっぽくなり、自分の中のどうしようもなさを映して叩ける相手を常に探してる...そんな感じ。全体に、些細なことで苛立ちやすいのであっと思ったら意識的に深呼吸を。

けれど次の新月ごろには、少しずつ何かが見えてくるかもしれない(少なくとも個人の人生レベルでは)。なので、この満月期は水星逆行とともに、ゆっくりと日々の体験を味わうようなつもりでいくといいかも...。押してくるエネルギーは強いけれど、性急にならず。体とこころの重心をどーんと下げて。

感じる力は敏感になるけれど、それだけでは強い流れに乗せられてしまいそう。ひっそりと、考える時間を大事にしたいとき。たとえ水星の順行で思いが変わってしまうとしても、この逆行期は大事なプロセスとして「考えること」を重視する甲斐はありそう。

        たとえば....何かが、ゆっくりと壊れていこうとしてる。今、天王星・海王星・冥王星、または小さくても遅い強力な惑星達(ケンタウルス族や準惑星、TNOなど)がネイタルの感受点に来ているひとは、様々な形でそんな感覚を受け取っているかも? でも、なら何が壊れていくんだろう? その質問に今、即座にスラッと明確な答が出るひとがいたら...自分のマインドを怪しんだほうがいいかもしれない。人間にとっての新しい「構造」は、まだ片鱗を見せてもいないから。というより、そんなものが果たしてあるのかどうか? そこから始まるのかもしれないな...。

さぁ、前夜祭の始まりです! ♪ 
いろんなひとの、いろんな人生で。まずはゆるりと。



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★主な惑星スケジュール★

17日10:33
 水星 射手座13°29(海王星とスクエア)から逆行(12月7日まで)

        今回の水星逆行が始まった射手座第二ディーカンは、好奇心が過度に強い傾向があるとされている領域。忘れていた自分の過去をゆっくりと辿り、検証することで過去の亡霊から自由になるには良いタイミングかもしれない。ただ、その好奇心が外に向きすぎると他者とのコミュニケーションに波風が立つ怖れも。OOBは20日で終わったけれど、逆行はまだ前半。日常会話や仕事がらみの報告などでは、しっかり確認を取りながらYES/NOなど明確に。言いにくいことがあって肝心の部分をぼやかしたり、誤解を呼ぶような曖昧表現でその場を誤魔化すと、後になって思わぬ波紋が広がりそう。「そんなつもりはなかったのに... 」的なことばをよく耳にする時期かもしれない。ただ、この時期にそのことばをよく使うひとはあまり信用しないほうが良いかも? 

  逆行で射手座第一ディーカンに戻った水星は、逆行中日〜月末あたりで射手座の一番ダークなポイントに入る。そこは、冷たさと熱さが鋭い極性を保ったまま、潜在意識の薄闇に同居してる感じ。あるいは、光と影が色濃く入り混じり、葛藤する場所。

この領域が放つエネルギーは、強い意志と激しい競争心を合わせ持ち、持ち前の想像力から生まれた「バブル」を現実に変える力を持っている。またその内側には手強い秘密主義と目立ちたがりの両側面がいつもしのぎを削っていて、一方の手に粘着力と強いこだわりを抱え、もう一方の手にはひとを和ませるユーモア精神をたずさえている。また、その闘いは奇襲戦法が多く、そのイチかバチかの当たって砕けろ精神は、自分にも、他者に対しても、一種の魔法のような効果をもたらす。つまり、理想を提示し、夢見るような効果を創り出すマジックを使う、そんな能力があるということ。なので、あらゆる創作やアート表現に適したエネルギーでもある。ただし、それは両刃の剣。その同じ力が、激しすぎる思い込みや錯視・幻視を起こさせ、他者を巻き込む強力な呪詛にもなり得るから..。

  このあたりはカルミックなプレッシャーを与えるアスペクトや感情を刺激してくるフォーメーションが多く形成されるので、いつもの水星逆行時より注意深く、ネットやメディアに流れるいろんなフカシやフェイクにも煽られないよう気を付けたい。

また、何かトラップに嵌まったように感じているひとがもしいたら、ひたすら助けを待つよりお腹に力を入れ直して自分の強さを取り戻し、まずは自分で穴から這い出ることを考えるほうが良さそうな時期。犠牲者であることに甘んじてしまうと、助かったと思ったら別の穴に落ちてた..なんて可能性もあり。

木星が息を吹き返して暴れやすいので、何事もやり過ぎに注意ね!(飲み過ぎ・食べ過ぎ・買いすぎ・売りすぎ・遊びすぎ・仕事しすぎ・夢見すぎ・期待しすぎ・ガッカリしすぎ...)目が覚めると現実は全く別のところにあるかもしれないから。

水星逆行で何かアクシデントが起きるとすれば、それが不具合や故障、または行き違いであっても、日頃おろそかにしていたり気にも留めていなかったブラインドスポット的な部分に出ることが多い。そういうことに気付いて修正する機会でもあるので、そこは気を付けつつ有効利用したいところ。

内的世界を探求するひとは、自分なりのワークに集中する時間を持てるといいな。新しいインスピレーションを得られる良いタイミングになるかも?


26日前後
 火星・ネッソスが魚座6°台でコンジャンクト

        カルミックなアスペクト。偏見や偏狭さが生まれやすいので、普段から攻撃的なひととのコミュニケーションには用心を。あるいは、隠遁したい気持ちになるひとも? セレスとアルビオンを調停するような形になるので(微細な力だけど)たとえばへりくだるのではなく、自然体で畏敬の念を感じられるような場所や環境、対象に触れる機会を持てると良さそう。またネッソスが絡むので、セックス絡みのカルミックな出来事や、出自に関わる問題が表面化するケースも考えられる。

27日18:13頃
 水星逆行の中日
 太陽・水星が射手座4°台でコンジャンクト、木星が5°台 

28日0時過ぎ
 射手座4°台で水星・木星が正確なコンジャンクション、獅子座の月とトライン

        事実上、太陽・水星・木星のコンジャンクション。人々のマインドの振れ幅は良くも悪くも大きくなりそう。巷には後に引けないムードや、ちょっとねじれたような想いが漂う感じで、何かあればそのインパクトは強そう。あまり通俗的な内容の物事には触れないほうが吉かも...。

28日
 木星(太陽・水星サンドイッチ状態)と冥王星がセミスクエア

        ちょっとしたパワーゲーム注意報発令?! 様々なタイプの「嘘」に注意。

12月1日
 水星逆行で蠍座入り
12月1日~2日
 金星・アグニが天王星にオポジション、月のノード軸とでGスクエア 

        ここで一段ギアが変わる。逆行開始日あたりからのバタバタで経験してきたことを、ゆっくり、深く、観察していけると良い感じ。1日前後は月のノード軸、金星・アグニ、天王星が参加する短期のグランドスクエア。近未来への揺れる想いや不安とともに迷いが頂点に達したり、「だから結局どうするんだ!?え?」というようなプレッシャーをかけたりかけられたりが起きる可能性。ヤヌス度数のGスクエアは、一旦は八方塞がりになって行くも戻るも出来ずに悶々とするけれど、機が熟していれば、何かが内的爆発を起こして結局は突破する、なんてことも起きる。水星順行をメドに何かから旅立つ決心をするなら、良い機会になるかもしれない。細かいことを気にするより、自分の中にふくらみつつある力がどの方向を指しているか、それを大事にすると良さそう。

12月3日〜4日
 太陽・火星・オルクス Tスクエア

        これも攻撃的&イラッときて裁きたくなるような気持ちを誘発しやすい。

12月3日前後
 ルシファー・ビエノールから金星とアグニにYOD
 水星/天王星 クインカンクス


        ダークで退廃的な想いをクリエイティブに遊ぶか。それに付随する刺激や出来事に足を取られるか。金星とアグニの結び付きは「色&欲地獄」から「生命(または霊)の火」まで、そのひと次第で様々に形を変えて表現される。特にアグニは触れる対象の醜い面を焼き付けるように見せてくるところがあるので... 探求者にとっては厳しいけれど歓迎出来る存在かもしれない。もしかしたら、10月25日の満月時のテーマと再会するひとがいるかも?

12月4日
 Nノード・カイロン・水星のGトライン(数日間続く)
12月6〜7日
 月・木星がネッソスとスクエア(射手座と魚座6°台)

        このあたりはすでに火星・海王星がほとんどコンジャンクション。

12月7日6:22
 水星順行 蠍座27°16から
 魚座13°台で火星・海王星コンジャンクト。天王星にセスキスクエア
 木星・ネッソススクエア、Nノード・カイロン・水星のGトライン


        火星・海王星コンジャンクションはチャレンジングな位置で起きる。逃げようもなく闘いを強いられ、覚悟を決めて受けて立つ。けれど海王星は火星の闘志を霧のように拡散させ、不明瞭にしてしまう。だからなかなか思うようにはいかず、フラストレーションが溜まる(フィジカルにもメンタルにも)。なので意志力と持続力、崩れぬプライドと冷徹さが試されそう。またこの度数のテーマには、戦士・策士的なスピリットがある。

もしかしたら、この星回りで唯一頼りになるのはNノード&逆行の水星とトラインを形成するカイロンかもしれない。カイロンは、魚座の海王星的な混沌を「手」を使ってひとつづつ仕分け、整理し、理解しながら、日常の「見えない流れ」の底を探索し続けるような位置に在る。この時期を過ぎ越すために必要な力の緩急、集中と拡散のタイミングを掴めるかもしれない。体を通して伝えられるサインに注目。

余談だけれど、英国のメイ首相はここ(魚座13°台)に逆行の火星を持つ。そして、この満月は彼女の月のノースノード上で起きる。ノースノードにトランシットで惑星が来るときも、やはり受けて立つべき挑戦が訪れる。その結果として何かを失う可能性はあるけれど、それが新しい道を切り拓くきっかけにもなる(一方サウスノードはもっぱら過去の整理がテーマになることが多い)。メイ首相の場合は他にも、ネイタルの太陽・エリスのオポジションにトランシットの土星がTスクエアを形成中。ひとりの政治家として(人間としても)、本当に勝負所かも...。


そして...

12月7日 射手座15°07で新月!



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★11月新月のサビアン・シンボル ★


        今回の満月は、上にも書いたように2012年5月、当時話題になった双子座の金環蝕が起きた度数です。新月の蝕からから6年半...。あのとき、何を考え、何をしていたか、思い出せるかな? 巡り巡って今度は満月。シンボルのテーマは同じでも、6年分生きたわたし達は、また異なる感覚でそのテーマを受け止めるのではないでしょうか?

というわけで(時間と体力の都合もあり...)今回は端折って月のシンボルのみ、当時書いた内容に少し手を入れたものを掲載しますね。


🌕満月のベースとなるシンボル:
 双子座0°(牡牛座30°)『古代の芝地を行進する一羽の孔雀』

        今回の満月。月は牡牛座の小旅行を終えて双子座に入場したばかり。サビアン・シンボルにも牡牛座と双子座の境目を越える、その意味の大きさがよく出ているように思います。月のテーマの背景になるのは、双子座0°=牡牛座30°の「孔雀」のシンボルです。ここで牡牛座のテーマは一回完結し、次のステージへの予感をはらみます。 



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  古代から大切に手入れされてきた豊かな芝生。その上を堂々と歩む一羽の孔雀。ん?たった一羽のパレード? 孔雀は冠を揺らし、立派な羽根を「ほらほら!これを見てくれ!」とばかりに拡げています。 年若くして車椅子の生活を強いられ、世間をあまり知らなかったと言われる透視家、エルシィ・ウィーラー。彼女の脳裏に舞い降りた孔雀の姿は、きっと雄の立派な姿(雌はちっちゃくて地味なんですよね)。この威風堂々とした雄の孔雀は、過去から連綿と受け継がれてきた「豊かさ」という価値観のシンボルです。色とりどりでバランスの取れた美しさと艶、よく手入れされ、心地よさと安心感に包まれた環境、古代から未来まで永遠に続くかと思われるその安定感。頑張って勝ち取った自己充足がもたらす幸福。いや、こんなもんじゃないはず? まだまだ先がある? このままずっと、もっと、もっと....。孔雀はひたすら羽根を拡げ、自分の領地をゆっくりパレードしていきます。 

ここで牡牛座は、内面にたぎり続ける燃えるようなマグマの表面に固い地表を形成し、その上に豊かな緑の環境を創り上げることに成功しています。それはひとつの完成形です。これ以上何を望むことがあるでしょうか?  この大地ではもう、これ以上何も起こりようがないのです。羽根をいっぱいに拡げてあたりを睥睨しながら歩く一羽の孔雀以外には、もう誰もいない、古代の芝地。この風景を俯瞰で眺める宇宙の「眼」があったら、そこからは「フフッ」というかすかな笑い声が聞こえてくるかもしれません。 



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  「孔雀よ孔雀、うん、よく頑張ったね…。」宇宙は、もうすぐ牡牛座の大地にヒビが入ること、漏れ出る地熱と舞い起こる水蒸気の風が孔雀の羽根を濡らし、彼を新たな生命の冒険へと誘うことを知っています。時を超えた螺旋アルバムの中で、緑濃い芝生や艶めいた孔雀の姿が少しずつセピア色に変じていくのを知りながら、底なしの温かさと可笑しみと、そして限りない愛惜をもって、見知らぬ宇宙はこの風景を眺めているのではないでしょうか...。



🌕満月のメイン・シンボル:
 双子座1°『静かな水面に浮かぶガラス底の遊覧船』


 
             そして、ここで一段大きなギア・チェンジを迎えます。双子座の1° — シンボルは海辺や湖畔の観光地によくある、船底が一部ガラスになっている遊覧船です。波はしんと鎮まって揺れもなく、水の底がよく観察できます。


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        このシンボル、デーン・ル—ジャー版では『 A Glass-Bottmed Boat Reveals Undersea Wonders 』…「 グラス底のボートが海底の驚異を明らかにする 」と説明的な言葉に置き換えられていますが、改変前の原典では 『 A glass-bottomed boat in still water 』 となっています。シンプルですが、実は「静謐な水面」という意味がボートと同じくらいの重みを与えられています(ちなみに、一般的にサビアン・シンボルとして用いられているルージャー版の『 An Astrological Mandala 』では、非常に多くのシンボル(言葉)が、あるものは微妙に、あるものは驚くほどオリジナルとは違う言葉に置き換えられていて、興味深いものがあります)。

さて、英語には『 Still waters run deep 』 という言い方があるけれど、これ、日本語にすると『 音無し川は水深し 』と訳すそうです。静かな水面ほど、表面から見ただけではわからない深淵を持っている...。調べてみると、ネイティブのひと達はこの言葉をポジティブな意味にもネガティブな意味でも使っているようです。しんと静まり返った水面。それは、一枚の巨大なガラス板...まるで..鏡のようです。


        今、孔雀が歩いた芝生の地面は失われ、そのかわりに静かに澄んだ豊かな水が湛えられています。わたし達はこれからその底を覗き込むところです。水、海.... それはわたし達の深層心理、潜在意識や無意識の世界の象徴です。水深が深くなればなるほど、光の届かないダークな世界が拡がっています。 それでもまだここでは、わたし達は安全な遊覧船の中。船底の床にしっかり足をつけて、固い耐圧ガラスに護られながら、深い深い水底を覗くことが出来るのです。

さぁそこに見えるのは、はるか昔に沈没した難破船の残骸? 深く海中に眠る古代都市?熱帯魚が舞う珊瑚礁?…それとも、暗く荒涼とした海底の砂地でしょうか?


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        そこに見える景色は、それを見るわたし達、ひとりひとりのものです。これまで体験してきたそれぞれの個的な物語、その経験の中で破壊されたもの、完成してきたもの、思いや思考や観念や、固く錆びが生じた価値観のあれこれ。新たな冒険が始まる前に、わたし達はそれをガラス越しに、極端な揺れを経験せずに、間近に観察する機会を与えられます。水底に横たわる様々な物達、それはもう自分にとって「過去」となってしまった物達です。でも、彼らはわたし達に、あらためてある感情や感慨を呼び覚ますのではないでしょうか。「 ああ、自分はこんな風に生きてきたんだな…」 「あんなに素晴らしかった日々。イヤだ失いたくない…」あるいは「もう終わりだ。十分だ。違う生き方があるはずだ!」 … 人によってはこれまでも何度となく抱いたかもしれない想いが、再びわき起こってくるかもしれません。

けれどここは遊覧船の中。他にもきっと同じような観光客がいることでしょう。ならばここは、深い深い水に浮かんで静止した、ミニ社会とも言える場です。自分の奥底をみつめている時は遠い喧噪の中の一風景に過ぎない人々。でも彼らもまた、それぞれに自分が創り上げてきた物語を水底に見ているのです。そしてここでは、同じ場を分かち合い、過去、そして内面を振り返るという体験をしたひと達の間に共通の感覚 — ひとときの仮の絆 — が無意識のうちに通い合うかもしれません。皆それぞれに、まったく異なる色を、光景を、人生を、見たに過ぎないのだけれど。


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        双子座はまだ真に他者と向かい合うサインではありません。けれど、自分の中にわき起こる感慨を再びガラス越しに眺め、それをことばにして整理していくためには、他者とのコミュニケーションがどうしても必要になります。だからここでは、同じ船に乗り合わせた観光客同士としての、一種の親しさの感覚が生まれてきます。皆、自分の乗るグラスボートがどんどん進んで新たな景観を映し出すには、互いが言葉を通して鏡となり合うようなコミュニケーションが、そこから生まれるエネルギーが、人間にはどうしても必要だということを本能的に知っているのかもしれません。反射。反映。つぶやき。

そして、もしもそれが十分に強い共鳴運動を引き起こすとしたら、やがては世の中に何らかの影響を与えるような、新たな冒険への志向性に繋がっていく可能性も秘めています。でもここでは、まだガラスを踏み破るところまでは行きません。だから、新たな志向性をかいま見る可能性やアイデアが生まれること、それがこの段階でのギフトだとも言えます。

けれどそれを生み出したのは、反射。反映。つぶやき。本当は、たぶんひとりひとりが全く違うものを見ている。だから何処まで行ってもけっして相容れないのかもしれない。きっと。それでも。



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        ことばを通して、互いに踏み出す。ガラス越しに。静謐さと、安全な距離を保ちながら。たとえ時には解釈の違いでぶつかり合うことがあっても。船を揺らさない程度なら...。感情を分かち合えた、わかり合えた、そんな気持ちを味わえるなら...。そうやって、暗黙のうちにわたし達はこの社会を築いてきた。人間関係を創り上げてきた。ことばと、ことば。知と知。解釈と解釈、ことばになった情と情を摺り合わせながら。けれどそれは、結局自分のための鏡。遊覧船の乗客達は、それを知っているでしょうか? 知った上で、コミュニケーションをとっているのでしょうか? もし本当にそうなら... 今までとは違う、ひととひとの関わりあい、味わい方が出来るでしょうか? 

わたし達は今、水底の鏡に映った一羽の孔雀。自分なりに、せいいっぱい羽根を拡げています。今この瞬間も、懸命に生きて、存在してる。見えない未来に向かおうとしてる。みんなが乗った遊覧船は、これから何処へ行くんだろう? 

無数の胎内宇宙が今、声にならない声で。わたし達という存在の中から、それぞれに「フフッ」と笑いかけてる。それは、ミステリー・ツアーの始まり。そして、もしかしたら... 本当のコミュニケーションとは何なのか?を探す旅の、始まりなのかもしれません...。



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have a great trek!!!★

hiyoka(^_^

この記事へのコメント

1. Posted by Green🌈🌈🌈💦😃😃😃😃👍👍👍   November 25, 2018 07:13
5


hiyokaさん、ありがとう

フォーキャスト2019を、心待ちに

しているよ。


自分がこんなにも戦士になるとは

おもわなんだ。


かならず、お会いしますからね


エンセレス、、サンクス、ひよか


(╹◡╹)
2. Posted by hiyoka   November 25, 2018 23:18

『フォーキャスト2019』のメリマンさんの言説はある意味厳しさいっぱい、重さも一層... という感じですが、そのぶん、きっと沢山のひとの役に立つのではないかと思います。

おそらくこれからの数年は本当に一瞬一瞬を大事に生きるべきとき。
ひとりひとり、異なる人生。異なる宇宙。それを見つめながら、大切に生きるとき。

Greenさんもご自分の信じた道を、頑張ってくださいね。

great trek!!!💫
 
 

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