レイモンド・メリマン 週間コメント11/26【金融アストロロジー】レイモンド・メリマン 週間コメント12/10【金融アストロロジー】

December 06, 2018

🌑12/7の新月―みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)

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    新月は前回からの課題を経て、次の新月までの約1ヶ月をかけて取り組む新しいテーマが開示される時。 そしてこれは生まれた星座に関係なく、地球に生きるわたし達みんなに平等に降り注ぐエネルギーです。わたし達はこのエネルギーを使って日々、自分なりに考え行動していきます。その現れはひとの数だけ様々ですが、やがてはお互いに影響しあいながら、社会・国・世界の潮流を作っていきます。これは言い換えると、わたし達を取り囲む「空間の雰囲気」です。星読みの世界から見れば、誰もがその中で生き、そのテーマに呼応して・・(素直になったり、反抗したり、無視したりしながら・・)自分なりの人生を創造していると言えます。 その意味でも、刻々と変容していく惑星エネルギーの流れをおおまかに知っておくことは、きっと何かの役に立つのではないでしょうか。
    例えば... シンボルの光景やキーワードを覚えておくだけでも、何かに迷った時の指針になるはず。ではでは今月も行ってみます!(^_-)
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★新月タイムスケジュール★
願い事やアファメーション、ヒーリング・メディテーションなどしたい方は、もし可能ならこの時間帯に合わせてみてください。エネルギーの高まりを感じとれると思います。(^_^)

【地方平均太陽時: ソーラータイム(LMT) 】
東京・関東ローカルで  12月7日16:39前後、北海道周辺で 16:45前後、関西方面(日本標準時ならこの時間)は16:20頃、沖縄周辺では13:48前後に射手座 15°07’ で新月となります。

前回の新月のテーマについてはココ、満月についてはココをご覧ください。

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Sabianシンボルによる【 新月がもたらすテーマと挑戦 】

*ここではデーン・ルージャー(ルディアー)版やマーク・エドモンド・ジョーンズ版の解釈ではなく、透視家エルシィ・ウィーラーの伝えた象徴の言葉をそのまま書き写した「オリジナル版サビアン・シンボル」を使ったブレイン・ボヴィの解釈を参考にし、アスペクトを加味して読んでいます。
*テーマはひとつの意識の流れを表したものです。この流れは順不同に現れたり循環したり、ひとつだけ突出して感じられる場合もあります。また、解釈の内容はその時々のアスペクトを意識しながら抽出しています。


【月・太陽 ♐️射手座15°~16°― 発効期:12/7~1/5 】

🌑🌞"The groundhog looking for its shadow"
   『自分の影を探す地リス
                 ↓
🌑🌞"Seagulls watching a ship"
   『船を注視するカモメ

【テーマがもたらす雰囲気と挑戦(順不同)】
※ひとによっては数日前から前倒しで感じられると思います。

→★来たるべき大きな変化への予感と寄る辺なさ(浮遊感)の共存
→★何かを選ぶことによって何かから別れていくことを自覚する
→★漠としながらも圧倒的な潮流の中で用心深く息をひそめる感覚
→★陰/影の中にこそ豊かな生命力と動因の領域が存在することへの気付き
→★身近な「影」は見えず、外界に投影された「影」を実体と見る危険
→★今に存在し得ていることの証明となる怖れや不安という陰影の彩りを見る
→★自分の内界に存在し続ける "コア" を護りつつ、必要な柔軟性をまとう
→★あらゆる「謎」「ワケのわからなさ」に対しユーモアを持って立ち向かう
→★目的やゴールへの道を阻害し狭める主な要因が
              自己の内部に存在することに気付く
→★あらゆる悪意や欺瞞の中から自分にとっての真実を見分ける挑戦
→★内在する「力」の闘争に勝ち残った「意志」が今後の自己を創っていく
→★何かがおかしいと感じた時、すぐに声を上げてアピールしたくなる衝動
→★人や物事を簡単に判断し一言のもとに断罪する快感への誘惑と危険
→★不可能な物事を可能に見せるもっともらしい話法に注意する必要
→★優位に立ち支配力を高めるために他者や状況を品定めする狡猾な心理
→★その場を支配する「一番大きな声」に無意識に追従してしまう傾向に注意
→★自分の潜在意識下に存在する「ショック」への渇望/願望に気付く
→★自分自身が自己に覚醒する予感とそれを生き抜こうとする意志の確認・・・→



エネルギーのポイント:前回の新月『闘いの前に必要とされる内的シフト』
                    ↓
            今回の新月くつろぎながら油断なく目を見開き、
                     耳を澄ましながら肩の力を抜く

                   
            
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        とうとう、今年最後の新月になってしまいました。なんだかあっという間に過ぎゆく感のある2018年。
(...って、毎年12月になると同じこと言ってますが...-_-;)

ただ、今年はいつになく感慨深いものがあります。
(たぶん、これから先は毎年そう言うのかもしれないけど...-_-;)

        今、『フォーキャスト2019』は発刊までの秒読み段階に入り、最後の章の校正と、すでに入稿した章のゲラ校正に入っています。なのでたぶん今、わたしの頭は完全に "マンデーン化" しているかもしれません。それほど、今年のフォーキャストのマンデーン・パートは...何かいつになく特別の雰囲気があるように感じられました。 なんていうのかな、行間からズンズンと押してくるある種の「力」に押されつつ、ときにふぅ〜とため息をつきながら。そんなことばにならない感覚を含めて日本語に置き換える作業をしてきた1ヶ月半。そしてあと少し。 それをことばの小さな範疇に押し込めれば、超近未来への「危機感」と言えるかもしれません。けれどもっと大きな意味では、集合体としてのわたし達が、本物の「壮大な変化のトンネル」へと突入していく寸前の緊張感。またはメリマンさんからの「心してかかれよ...!」という暗黙の激励とでも言えば良いでしょうか。「あぁ、いよいよなんだな」って。

『フォーキャスト』と『マンデーン』については、後でまたいつものように紹介記事をUPするつもりですが、もし時間の余裕があれば、初めての方のためにその内容についてもほんの少し、触れられたらなんて思っています。(いつも目次くらいしか紹介出来ないので...)


        さて、そんなこんなの渦中にあって、今パーソナルにはどんなことが書けるのか。前の記事で、11月23日の満月を過ぎ越して新月に入るころには、もしかしたら何かが少し見えてくるかもしれないと言ったような気もします。。12月の新月。では取りいそぎ、行ってみます!
        

★12月新月の星模様とチャレンジ ★

<新月図で目を引いたアスペクト>
新月図のディセンダント(グレートアトラクターとコンジャンクト)
  に乗る新月が魚座の火星・海王星コンジャンクションにスクエア
天王星と月のノースノードから新月にクァドリフォーム
木星・ネッソスがスクエア
 <カルマに基づく関係(性愛が複雑に絡むような)の岐路、選択の問題>
金星・天王星・月のノード軸でゆるいGスクエア
 (正確なGスクエアは12月1日〜2日)

 <後ろ髪を引かれる迷いを断ち切って新しい方向に進む必要>
新月図のロードである水星、月のNノード、カイロン、ヘカテのカイト
 <岐路の暗示。自分自身の本源を探り当て、確かめ、降りていくような促し>

<何らかのインパクトがありそうな惑星スケジュール>
12月7日  06:22 水星順行開始
       (前後数日のストームフェーズに注意)

12月9日  火星・海王星、天王星からパラスに変形YOD
        水星・カイロンがトライン(NノードとでGトライン)

12月11日 フォルス再度山羊座入り
       (来年、最後にもう一度射手座に戻る)

12月12日 金星・アルビオンがオポジション、魚座のネッソスが調停

12月15日 天王星・海王星&火星のワクシングセミスクエア成立

12月19日 水星・ネッソスがスクエア

12月20日 太陽・カイロン・Nノードがラーニングトライアングル
        金星・太陽がセミスクエア



そして...

12月23日 蟹座0°53'で満月!


では、アスペクトまとめて簡単に:


        今回特徴的なのは、新月が対人関係(パートナー、マンデーンなら対同盟国や「同じ側」の国々)を意味するディセンダント上にあってグレートアトラクターとコンジャンクトし、火星・海王星にスクエアを形成していること。そして天王星とNノードから新月へのクァドリフォーム(別名トールのハンマー)。先日もツイートしたように、メリマン・コラムを読んでいるひとにとっては、火星・海王星が「受動攻撃性」に関連することは周知だと思う。

この新月図では、ネガティブに顕れる場合、心理的に何か早急に解決しなければならないと感じる懸案事項があるのに、その明確な解決法や打開策が掴めずにフラストレーションが溜まる、または対立する者同士の利益のバランスを取ることで物事を進めようと思っても、それが上手くいかず、まずい部分を隠して押し進めたりする感じがあるかもしれない。コレ!と思う結論に飛びつきたくなる心理も刺激されるし、思考を深めるのが難しい星回りではあるけれど、ここを通り抜けていくには「よく見る、見据える」「熟考する」そしてもし可能なら「余計な動きは慎んでエネルギーを溜める」ほうが良いかもしれない。そしてメリマンさんが指摘していたように「正直・誠実であること」がその根本に来ると思う。


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        この新月は射手座の第2ディーカンで起きる。これは前回の満月で水星逆行が始まった位置に近く、前回書いたように、好奇心が極度に強いとされている領域。そして、大きな癒しの要素を強く持ちながらも、そこに到達するまでにあらゆる悪意や欺瞞の壁に立ち向かう試練があるとも言われている。また、一度誘惑の声に取り込まれたら深く嵌まってしまう、綱渡りの道(または戦士の試練)だとする説もある。またこの位置は、射手座領域の特異点のひとつ、わたし達の銀河の数万倍もの質量が集中し、重力異常を起こしている「グレートアトラクター」が存在するとされている領域でもある。(このグレートアトラクターを中心に、わたし達の銀河、乙女座銀河団、うみへび座・ケンタウルス超銀河団を含んで拡がるのが「ラニアケア超銀河団」) 

グレートアトラクターの象意について、アストロロジャー エリック・フランシスは、かつて『二極化』『分極、分断』と説明していた。 つまり、このグレートアトラクターの領域に来た惑星には、その惑星の特質にセンセーショナルな「極性」が加味されるということ。言い換えると、その惑星が持つ象意の領域に「分裂」を招きやすいということになる。そして、二極に分断されたどちらの極にとっても、それぞれの方向性と感情においては全く正しいとしか見えていない。

だから論議は尽きないし、妥協したり溶け合う可能性も極めて低い。このエネルギーに触れるとき、人は感情を非常に強く刺激されるけれど、誰もそれが何故だかわからない。ただ、刺激されてあらわになった各自の執拗なわだかまりが原動力となり、絶えず論議せずにはいられないような感覚(衝動)を呼び起こす。けれど、誰ひとりとして「話題になっている物事の中心部に本当は何があるのか」には気付かないまま、ただ喧噪が続いていく...そんな感じ。だから惑星が通り過ぎた後は、みんなが「あれはいったい何だったのか?」と訝ることさえある。けれど、このフォースはあまりに遠い未知の領域からやってきて、大きく拡がり環境を包み込む。なので、そういうものがあると知った状態でいない限り、とても感知しにくいのではないだろうか。


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        他にもグレートアトラクターの象意を解析しているアストロロジャーはいるけれど、個人的には今のところ、このエリック・フランシスの説に最も注目している。もしこの説が正しいと仮定するなら、おそらくグレートアトラクターという存在の力は理屈を超えたもの。人間存在そのもの、そして人間が創り上げた社会構造の核に潜む「本質的な矛盾とそれがもたらす際限ない運動性」を反映し、繰り返し見せつけてくるフォースかもしれない。エリック・フランシスは『もしこの領域に個人惑星を持っていたり、トランシットでも強力なアスペクト形成があるときは、どんな議論や論争からも距離を置くべきだ。火に油を注がないこと。そして自分はけっして他者の意見によって傷つけられることはないという信頼の下に、自信をもって茶番劇から遠ざかること』と言っていた。きっとそこに燃え上がる「火」は実在ではなく、道から果てしなく逸脱していく鬼火に過ぎないからかもしれない。けれど、ただ逃避するのではなく「静かに自己を貫くこと」は今、必要な気がする。 

では何故そんな力がこの、射手座(自由、希望、宗教、哲学、信条、世界観、誇張、楽観、俯瞰、海外、外交、貿易 etc.)のど真ん中にセットされているのだろう? 目の前の超現実的とも言える喧噪。そこに浸透しつつ操り導く力、何とも形容しがたい不可視の静謐。『この静かな狂気の大元は何処にあるんだろう? それは何なのだろう?』 わたし達をそんな疑問に直面させ、ひたすら人間の本質を注視するような状況にいざなうためだろうか...?



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(あ、ここから先は余談なので、興味ないひとは飛ばしてね)

        "頭がマンデーン" になっている今、個人的に気になるところといえば、来週国連で採択されることになっている「国連移民グローバル・コンパクト」に関わる各国の軋轢かな...。これは加速度的に増加している移民や移住者の問題に関連して、加盟諸国が普遍的人権に基づき「安全で秩序ある正規移住」を促すために協力する...という、それだけ聞けば「素晴らしい。いったい何が問題?」と思うような採択事項 — それはまるで魚座の海王星そのもの(ただし実際にはA4版34頁の英文書類にいくつもの条項が連なり、全部読みこなすのはとても大変だと思うけれど)。 ところが現在、オーストリア、オーストラリア、ブルガリア、チェコ、クロアチア、ハンガリー、イタリア、イスラエル、ポーランド、スロヴァキア、スイスがこれを批准しないと表明している(米国はトランプ大統領の鶴のひと声で、すでに去年の段階で離脱している)。

これについて米国の政治専門メディア、ポリティコあたりは『極右勢力の圧力におもねったポピュリズムのせいでヨーロッパが及び腰』的な報道をしていたけれど、実際には法的な縛りがないはずの合意事項に、取りようによってはかなり危うい条項が含まれているという(けれど当然、大きく報道はされない)。英国エキスプレス紙のサイトでは、オランダ代表欧州議会議員マーセル・デ・グラーフ氏が発言する動画が掲載されていた(エキスプレスはタブロイド紙ではあるけれど、欧州議会議員の発言がそのまま動画になっていることから「実際に話されたことば」としては信用出来ると思う)。
調べたところ、エキスプレス紙の映像は欧州議会の記者会見の一部だった。



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        デ・グラーフ議員の説明によれば『国連移民グローバル・コンパクトは集団移民の合法化を念頭においており、それ自体に法的制約はない。だが、これを批准した参加各国は、法制化に向けて進むという義務を負う。これにより、新たな要素として、普遍的人権に基づき「ヘイトスピーチ」の定義も拡大される。この合意事項では、移民に関するいかなる批判もヘイトスピーチによる攻撃と見なされ、犯罪となる。また、移民への批判や批難を報道することも禁止される。今後は移住の自由を保証する新たな人権の定義に基づき、メルケル首相が提唱する移民歓迎政策を、ヘイトスピーチの罪で投獄される危険を負わずに批判することは一切出来なくなる。』と、ちょっと耳を疑うような内容が含まれている。 ただ、この内容は米国の急進左派が言っていることそのままの論調なので、それが条項に生かされるというのはありそうな事かな...とも思えてしまうところが危うさを増す。

現在、ベルギーではこれを批准するかどうかで連立政権が危うい事態になっており、デ・グラーフ議員のオランダでは、国家の主権に関する何かしらの条件をつけた上で批准することになるかもしれないとのこと。彼自身は反対派とされているので、当該条項をことさら厳しく解釈して伝えている節はありそうに思う。けれど、イデオロギーや政治的立場によって解釈の余地を残す表現を合意事項に含める理由があるとしたら、それはいったい何だろう? その批准は何を意味するのだろう? 火星・海王星コンジャンクションのただ中で、退くも進むも悩ましい各国の首脳達...。

基本的な人権を護るという「最善」を願う行為ひとつをとっても、これだけ大きく根本的な問題が山積し、分裂し、揺れ動く現在進行形の世界。真実は何処にあり、どんな意図が込められているのかなど、誰にもわからないのかもしれない。そして特に世界の政治状況に詳しいわけでもないわたし自身もまた今、わからないながらそれについて何か書いているという、とても興味深い流れがここにある。

  来週、モロッコのマラケシュに全加盟国代表が集まって合意採択するらしいけれど。日本も当然この合意に参加するのだろうな...。


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と、いうわけでシンボルにいきましょう!

★12月新月のサビアン・シンボル ★


        前回11月の新月の位置は、2012年5月に起きた双子座の金環蝕の度数でした。そして今回の新月は、これも当時話題となった2012年6月6日の金星オカルテーション(金星の日面通過)が起きた度数、<双子座15°〜16°>の180°対向に位置します。あの当時はちょうどカーディナル・クライマックスの中心部、天王星・冥王星の正確なスクエアが起きていたとき。そして次に金星オカルテーションが起きるのは、西暦2117年。なので本当に生涯に一度の体験でした。

そういえば当時、チャートから抽出したエネルギー・ポイントは『第三の道・探求の開始』だったかな。あれからちょうど6年半。180°対向の位置で起きるこの新月は、あの日の金星がわたし達に投げかけた謎に、ひとつの答を与えることになるのかもしれません。たとえそれが、小さな気付きだったとしても...。


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        みんな、あの日自分が何をして何を感じていたか思い出せるかな? わたしには一つだけ、強烈に覚えているシーンがあります。それは当日の夕方、道を歩いていたとき。なんとなく『今日は特別な日なんだなぁ...』と考えながら付近の木立に目をやったら、急に何か話しかけられたような気がしたこと。『え、木?』と思って冗談半分に『今、話しかけたのどこの木?何を感じてるの?』と聞いてみたら『....待っている』と返事が返ってきたこと。はっきりと。 

『へ? 何? 何を待ってるの?』と聞いてみたけど、それには答えてくれず。ただ『ずっと待っていた。...再び、待つ』とひとこと。ただ、それだけのことです。でも、何故かとても鮮明に覚えているんです。まるで子供に帰ったような体験。それを解析しようとは思いません。でも、あの木々はいったい何を待っていたんだろう? それとも、あの声の主は木じゃなかったのかな... 


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🌑新月のベースとなるシンボル
 射手座15°『自分の影を探す地リス』


        これは、まさにこれから何かが起きることを予感しながら、五感・六感をフルに研ぎ澄ませて慎重に方向を定めようとしている野性の姿を描いているシンボルです。

        この「地リス」は原語で「ground hog」。そしてグラウンドホッグと言えば、米国やカナダでは誰もが2月2日の「グラウンドホッグデー」を思い起こすと言われます。それは、春の到来を占う祭り。地リスの中でもグラウンドホッグと呼ばれる種類のリスが冬眠から目覚め、巣穴から出てきたとき。彼が自分の影にビックリして穴に戻ってしまったら、その後6週間は冬が続く。でも、影を見ずにそのまま外に出てきたらもう春は間近に迫っている!


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        というわけで、ペンシルベニア州のパンクサトーニーという町をはじめ、北米各地で恒例のお祭りとなっているそうです。過去にはハリウッドから有名人がやって来て、地リスにお伺いを立てるショーをTV中継したりと、とても盛んだったようです。この祭りの由来は、古代ヨーロッパのケルト信仰にキリスト教の行事などが混ざり合って、アメリカ大陸に伝えられたものだとされています。

        けれど、この「地リスが影を探す」という動作について、マーク・エドモンド・ジョーンズが創設したサビアン・アッセンブリーのメンバー・アストロロジャー、ダイアナ・ロッシュはこう言っています。『 彼らはまず大地の水分を感じ取り、それと同時に外界で動き出すために必要な諸条件が整っているかどうかを慎重に見極める。この動作は、彼らの行為が非常に実質的な状況の "吟味" であることを暗に示している』と。

        グラウンドホッグデーのお祭りでは、占いをする「スター地リス」がアメリカ各地にいるのだそうです。代々、襲名する名前まで与えられて大切にされているのだとか。けれど、そうなった彼らはすでに野生ではありません。野生は「現実」。生きていくこと、そのものです。


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        何かが変わる。何かが始まる。この先、どんな道が待っている? 野性の地リスは、持てる感覚の全てを研ぎ澄まし、体全体で「今」を感じ取ろうとしています。巣穴から出るべきか? それとも戻ってもう少し暖かくなるのを待つべきか? 体は覚醒しつつある。空腹も感じる。でも、これからまた再び冷たい霜が降りるかもしれない。大地が雪に埋もれるかもしれない。そうなれば、もう巣穴には戻れないだろう。生死を分けるかもしれない、大事な決断...。

わたし達は、もう地リスのような野性を失っています。そしてもっとずっと複雑な社会の中に生きています。様々な騒音と喧噪、情報の渦の中で、わたし達のマインドは日々大忙し。あれをしなくちゃ。これを忘れないように。こんなことしたらどう思われるだろう? どうすれば優位に立てるだろう? こうしておけば安心かな....... いくら五感を研ぎ澄まそうとしても、そこには漠とした感覚があるだけ。それよりも、もう年末はすぐそこ。目先のことを考えなくては!


        それでも。何かが変わる。何かが始まる。ここに来てわたし達は、ひととき野性の地リスに戻ることは出来るでしょうか? 自分の中に燃え続ける、小さないのちの火そのものに立ち戻って、そこから世界を眺め、吟味し、行くか戻るか。その、とてもシンプルな決断を下すことは出来るでしょうか? 第三の道は、どこにあるんだろう? ん?そもそも、そんなもの存在するんだろうか?



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🌑新月のメイン・シンボル
 射手座16°『船を注視するカモメ』


        そして新月は、地リスからカモメ達へと主人公を移していきます。港に停泊する遊漁船のマストにでも止まっているのかな? 今、何羽ものカモメ達が行き交う船舶をじっと見つめています。


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  「じっと見つめている」と言うと、何だかとても静かで落ち着いたイメージがあるけれど。この状況はそんな感じでもなさそう。。 彼らは日々の糧を得るために目をこらし、耳をそばだてています。もし漁船の甲板に獲れたばかりの魚が光って見えたら。もし遊漁船から狙った釣果ではない "外道" を放るのが見えたら。あるいは、もし誰かが食べ残しのサンドイッチやお菓子を捨てたら。カモメはいっせいに飛び立ち、滑空し、我先にと食べ物に群がるでしょう。キャァ〜ッキャァ〜ッと大きな声で鳴きながら。

        彼らはそのけたたましい声でも知られています。特に、いざ食べ物を求めて争い合ったりするときは...。大きな声で他の鳥達を威嚇し、これは自分の物だと主張する姿... それは空腹を満たすという、いのちの根源的な欲望からほとばしる野性の叫びなのかもしれません。  
 

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  けれど今、カモメはじっと船を見つめています。沈黙し、ただ一点に焦点を合わせ、没頭しています。いつやって来るかわからない「その一瞬」まさに「正しい瞬間」を待ちながら。空気をつんざくようなその声も、躍動する羽ばたきも、全てはその瞬間のために抑えられ、溜め込まれています。今か?今か? 静かに息をひそめて。あたりを万遍なく睥睨しながら。タイミングを間違えば、他のカモメに餌を横取りされてしまう。 だから。自分自身のための、その一瞬の訪れを待っているのです。

        普段、当たり前の暮らしをしているわたし達は、通常はそれほどの緊張感を持って食べ物を探したりはしません。けれどわたし達の身近には、地中でも、空中でも、今この瞬間も、生死をわける糧食の争いが繰り広げられています。 それがこの世界の赤裸々な姿。 じゃ、わたし達は? 食べ物で争うことが無くなったら、いったい何で争っているだろう? 美味しい食事や素敵な衣服や住居、そして安全を得るためのお金? 地位や名誉や尊敬、褒め言葉、それとも... 愛? ぬくもり? わたし達が声を上げて叫ぶのは、何のため? 自分の行く道を妨げる "他の鳥達" を蹴散らすため? それとも... 傷ついた想いをことばに乗せて、誰かに伝えるため?


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        目を瞑って。開く。 今、わたし達は一羽のカモメ。港に停泊した漁船のマストに止まり、忙しく行き交う船を眺めながら、じっと息を凝らしてる...。

羽毛を撫でるように海風が吹き渡り、ざわざわと とめどなく繰り返す波の音。雲がゆっくりと流れていきます。 少し沖からは、遠くに群がる仲間達が餌を争って鳴き交わすカン高い声! 内なる耳にも伝わる、その激しい鼓動! 

それでも、わたし達は一心に見つめています。
自分のいのちを支える一番大事なものを見定めようとして。
いつやって来るかわからない「その一瞬」を待ちながら。

それは... 何だろう? 

        グレートアトラクターの底深い力に触れ、火星と海王星が奏でる物狂おしい調べに包まれて。外界にも内海にも拡がる二元の分断の中で。自分を生かす第三の道、いえ、たったひとつの道を求めて...。 


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have a great trek!!!★

hiyoka(^_^

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