レイモンド・メリマン 週間コメント12/10【金融アストロロジー】📕『フォーキャスト2019』&『マンデーン2019』

December 16, 2018

レイモンド・メリマン 週間コメント12/17【金融アストロロジー】

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レイモンド・メリマン・コラム 2018年12月17日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されているそうですので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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お知らせ
  メリマン・コラムはこれから2週間休載でフォーキャストの抜粋を掲載と下記にありますが、来週、次の週(大晦日)と新年はお休みさせていただきます。年明け1月7日付のコラムは場合によっては抄訳を掲載するかもしれません。
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【告知】
  今後2週間のホリデー・シーズンは通常のコラムは休載させていただく。しかし代わりに過去のフォーキャストからの抜粋を掲載するつもりだ。以前からずっとこのコラムをお読み頂いている皆さんの温かい支持に感謝すると共に、皆さんが楽しい休暇と豊かさに満ちた新年を迎えられんことを祈念してやまない。
レイモンド・メリマン



≪ 先週を振り返って ≫

        “株は金曜、予想を下回る中国とヨーロッパの経済データが世界の景気減速への懸念を悪化させた後に急落した。”

— Fred Imbert, Sam Meredith, Yen Nee Lee
  “Dow Dives About 500 Points Amid Rising Fears Over Global Growth”
  www.cnbc.com 2018年12月14日付

        “金は先週金曜に1週間以上にわたる最安値をつけ、ここ1ヶ月以上見られなかった週最大の下落に向かいつつあった。一方米ドルはFRBの会合を来週に控え、米国の健全な経済データを受けて上昇し... 米ドルは米国個人消費支出が勢いを増し11月の工業生産も持ち直したことから19ヶ月ぶりの高値まで上昇した。市場はここで、米国の中央銀行が金利を引き上げると広く予想されている12月18日〜19日の連邦公開市場委員会(FOMC)を待つ形となる。だが、そこで焦点となるのは2019年の見通しはどうかという一点だろう。”

— Reuters
  “Gold Dips to 1-Week Low as Dollar Bounces on Strong Data”
  2018年12月14日付

        先週は世界経済の減速、打ち続く貿易論争、そして欧州連合から離脱する英国を巡る悪戦苦闘で見られたヨーロッパ各国指導者達の自信の欠如によって、世界の株式市場にはまたも困難な週となった。

また先週は、都合5回形成される天王星・海王星セミスクエアの4回目が12月14日金曜に起きている。これは1993年のコンジャンクションから始まった171年サイクルの1/8局面だ。これら2惑星が互いに形成するハードアスペクトは、混沌、乱気流、そして不確実性というテーマを包含する。この強力なアスペクトの中央時間帯は、最初の形成が起きた2017年8月(この当時米国を襲った壊滅的なハリケーンを覚えているだろうか?)に始まり、2019年5月2日に起きる5回目にして最後の形成によって完了する。




≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

        “四面楚歌に陥った英国首相テリーザ・メイは、欧州連合からもう少しの譲歩を引き出そうとブリュッセルに駆けつけたが、金曜には手ぶらでロンドンに降り立つことになった。...『欧州連合に課されるどんな新しい法的義務もあり得ない。これは自明の理だ。』木曜、ブリュッセルにおいて欧州委員長ジャンクロード・ユンケルは報道陣にこう語った。英国議会は1月21日までにEU離脱協定に関する投票を行うことが法で定められている。”

— Silvia Amaro
  “EU Refuses to Help British PM Over Brexit”
  www.cnbc.com 2018年12月14日付


        今の時期は注意すべき重要な短期のジオコズミック・サインがないことから、ひと息入れるには良い時だ。この状態は来年1月2日〜5日の土星とコンジャンクトした日蝕が起きるまで続く。それに今週は12月20日の太陽・天王星トラインと21日の金星・海王星トラインという穏やかなアスペクトが起きる。宇宙と同調しながら1年を終えるにあたっては良い感じであり、もし市場もそれに同期するなら、そこそこの年末反騰があるだろう。もっと個人向けに言うなら、これら2種のアスペクトはテクノロジー(太陽・天王星)に関連する贈り物への喜ばしい反応を示唆している。もちろん愛やロマンス(金星・海王星)の香り漂う親密なギフトも喜ばれるだろう。魚座の海王星はファンタジーを強調し、蠍座の金星は官能性が強まる可能性を持つ。だからあなた自身の想像力を大いに使って自分とパートナーのイマジネーションをかき立てるようなプレゼントを選ぶと良いだろう。

問題はその後だ。時計が新年の刻を告げる。すると、ほとんど即座に現実と直面するべき時が始まる。あなたは心の準備をしておかねばならない。


        過去2週間は、2019年に何を予測し得るかをかいま見るような現象が起きてきた。それは集中的な海王星のアスペクト、例えば火星・海王星への太陽によるスクエア(12月2日〜5日)、火星・海王星コンジャンクション(12月7日)、そして都合5回のうち4回目の天王星・海王星セミスクエア(12月14日)、そしてその間に起きた水星逆行の終了(12月6日)の為せる技だ。これらのジオコズミック・サインを集合体の心理に落とし込んで見るなら、これは巨大なスケールで起きる混乱と不確実な感覚として捉えられる。そして投資家達(そして当然ながら株式市場)はそのどちらも嫌う。短期の宇宙的絵図は今後2週間の一時的な休憩モードを指し示してはいるが、その一方で、より大きなジオコズミックの青写真は政治・金融のシステムにおける統制力と視野の喪失が、ビジョン、プラン、そしてよく統御されているという幻想を生み出す危険を示唆している。つまり平たく言って、例えば英国が自らのブレクジットの舵取りをしようと苦闘するのを横目で眺めながら、ヨーロッパがそれに手を貸したがらないのは実際のところ何に起因しているのか?

        過去2週間にわたる海王星アスペクトのヘビーな猛攻は、事態を収拾させなかった。それは来年、木星が海王星にスクエアを形成(1月〜9月)し、同時に天王星が5月2日まで海王星にセミスクエアを形成、そして木星が天王星にセスキコードレイト(またはセスキスクエア、135°)を形成(1月〜10月)する年の前奏曲だった。これは換言すれば、2019年には大半の時が、これら3惑星(木星、天王星、海王星)の間に繰り広げられる葛藤に費やされるだろうということだ。それは3惑星が互いの配置において生じる質の相反性と、分岐し乖離しようとする活動の中で、それぞれのテーマを統合する道を見つけ出そうと試みる過程だ。

        その一例として、海王星を考えてみよう。これはこの宇宙的な糸(意図)を紡ぐにあたって、まず間違いなく最も壊滅的な力を持つ、重要な鍵となる惑星だ。他に理由があろうと無かろうと、1)海王星は自ら支配する星座宮に在泊し 2)他の惑星達が去った後でさえ、まだそこに留まり続ける。海王星が抱えるジレンマを解決するには、常に最善の「正道」を歩むしかない。それは他者の向上のために自らを犠牲にすることを意味する。海王星は与える時、そして他者を助けるという動機付けがある時に、最も強さを発揮する。だが海王星がただ受け取ることのみを欲し、抵抗し、他者を中傷するという手段に出るなど最悪の道を選べば、大規模な無秩序と幻滅へと人々を導いていく。しかし、これが世界を支配するテーマである時に、誰も互いに手助けしようとせず、関わり合いになることさえ誰一人として望んでいない*

        では次に木星を見てみよう。木星は1月13日、6月16日、そして9月21日に海王星にスクエアを形成するが、その影響力のオーブはすでに発効中だ。木星は海王星と同様に、自ら支配する星座宮(射手座)を運行中だ。だからこれは2019年において、二重の重要性を持つ。木星と射手座の特質は、他の惑星に触れた時はそのやり方を踏襲しながら、何であれ増大、拡大、あるいは誇張するというものだ。

だからまさに今、私達の目前には選択肢がある。正道を歩み、他者を助けるために手を貸し、場合によっては犠牲を払うことも厭わない大きく広い心を証するか、集合心理の混沌と幻滅に導く欺瞞、嘘、中傷や侮辱の増大に手を貸して、他者を責め立てる道を歩むかだ。ここで再度言うなら、投資家は混乱と不確実性を嫌う。そしてこれらの力学が増長(木星)していけば、彼らの嫌気もまた共に増大する。そして金融市場をヒステリー症状とパニックに引き込んでいく。

        射手座の木星はまた、貿易も支配する。歴史的に見て、木星が射手座を運行する時は、株式市場と商品市場は高騰する。だが過去の歴史において、魚座の海王星とスクエアを形成していたことはない(これは166年ごとにしか起きない)。直近の米国・中国間の貿易戦争は、より高い関税を通じた不吉な脅しに絡んで起きているが、今やそれが中国経済を減速へと導いている。これは米国大統領が予測した事とは反対の、いやそれ以上の影響をもたらすだろう。

おそらくは新たな関税が中国経済の成長を遅らせ、それが中国を譲歩させることになるとは予測されたかもしれない。だが、こうした中国経済の減速が、翻って米国自身の経済減速に繫がり、ついには不況となって株式市場が不安定になることについて、明確に理解されていただろうか? 

言葉を換えれば、射手座の木星自体は世界の経済と株式市場にとっては好ましい影響を与える。しかし、海王星にスクエアを形成する時、世界の指導者達は、木星と海王星が必要とする努力、すなわち自己犠牲と互いに助け合おうとする意志をもって行動することとは正反対の道を進むように見える。そして敵意を増幅させ、助力を与えることを拒絶して互いの手を振り払い、相手を責めることに終始するかもしれない。たった1ヶ月前には多くのアナリストが世界経済の強さを喧伝し、株式市場の繁栄をうたっていた。その時、彼らの視野には不況の影などなかった。今日、その見通しを信奉し続ける者は誰もいない。

木星・海王星のシグナルの下で起きる深刻な不況の可能性は、天王星が海王星にセミスクエアを形成することによってさらに悪化する。これら3種の不調和なアスペクトは皆、5つの最遠惑星のうち3つを含むものであり、その後にはシリアスな星座宮である山羊座で2020年に起きる、32年〜27年サイクルの土星・冥王星コンジャンクション(残り2つの最遠惑星)が控えている。もしも上記のような直近の流れがまもなく正常化されることがなければ、事態は非常に素早く極めて醜悪な様相を呈するだろう。ひょっとすると、それはもう始まっているかもしれない。

        しかし、2019年という年はそれでも、もし指導者達が — 一般の人々も同様に — 意識的に(あるいは無意識的に)木星、天王星、そして海王星が持つ前向きな原理を互いに統合していくなら、大きな希望をもたらすはずだ。それは宇宙的観点からすれば、それほど複雑なことではない。ただ心から互いに助け合いたいと望み、相手を出し抜いたり利用したりせず、または相手に犠牲を払わせて「勝とうとする」ことのない心根から生じる希望を意味している。世界における私達のコミュニティが前進し、安定を取り戻して世界の株式市場に繁栄をもたらすか、それとも互いに誠意をもって行動することに失敗し、コントロールを失って予期せぬ結果に直面し経済損失を招くことになるか、全ては私達が魚座の海王星にどう対応出来るかにかかっている。

これは、私達が足を踏み入れようとしている季節を貫く真の潮流だ。もし意図して試みるなら、もし本当に望むなら、私達は出来る。あなたの目に映るものが天であれ、惑星であれ、宇宙であれ、それらは何も強制はしない。ただ駆り立てる力となるのみだ。

それでは皆さん、また来年会いましょう。どうか楽しい休暇シーズンを!

 




訳文ここまで
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訳注(...というか、訳者の私見です)

        海王星(と特に木星のハードな組み合わせ)の厄介なところは、海王星の最善の道と最悪の道の2つが完全に分岐しているわけではなく、両方がひとりの人間(または集合体)の中で複雑に重なり合うことが可能なところかもしれない。もちろん、どの惑星にも最善と最悪の道はあるし、そのどちらもが私達のこころの中に混在している。けれど海王星は全てを微細な霧で覆い隠すという特質を持つため、その茫漠とした視界の中で、わたし達の識別力は曖昧になる。

  例えば、他者を助けようと手を差し伸べる意志を持ち、それを言葉や態度で表現する。けれど実際には行動に移さず、見て見ぬふりをしながら気遣って見せる。あるいは自分の代わりに他の誰かを動かそうとする。この場合、自分が出るよりも他の人のほうが上手くやれるから...などの謙遜めいた理由付けが用意されることが多い。けれど、それはあながち嘘というわけではないかもしれない(弱さであるにしても)。特に木星が絡むケースでは、たとえ自分の力量を超えたことでも何となく「出来る」と "信じてしまう" 場面がある。

あるいは...崇高な意志を持つ者の一人として、同じ意志を持たない他者を下に見て優越感を持ち、愚かな他者を哀れむか蔑む形をとって責めるケースも見られる。もし善意で行動したとしても、自分が期待したような成果が得られないか、相手から感謝されなければひどく幻滅し、傷つけられたように感じる。また一方では、奥深くに何かしらの罪悪感を抱えながら、その贖いの代替として自己犠牲を払うケースもある。その場合、相互の信頼のためというよりは、自分が傷つくことによって過去の罪が軽減したように感じられるという期待が主体となる。そのため、状況を精査しないまま、無意識の内に無責任な相手や悪意を抱く相手を助けようとする場合がある(これが集合的な罪悪感として感じられると、聖なる「使命」として同じ行為を集団内の他者にも求めるようになる)。これは助け合いではなく利用し合う行為で、互いに最悪の結果に繋がっていく。

        海王星によって駆り立てられるこれら全ての衝動が、ひとりの人間の中で複雑に入り混じって発現するケースは非常に多いと思われる。海王星にしても木星にしても、あるいは天王星にしても、どんな惑星もその時々に運行する星座宮の特質と連動することで、その顕れは変わっていく。そして個人のネイタルを含め、同時に働く他の全ての惑星達のネットワークを通じて「現実」として感知されていく。

けれど、やはり自ら支配する星座宮を運行するときの惑星は、最善にせよ最悪にせよ、最大の力を発揮する。「自分は十分に醒めている」「わたしは善意で動いている」と信じるとき(木星の自己過信)夢見るとき(海王星のまどろみ)は、すでに海王星・木星の罠にはまっているかもしれない。そうなれば、天王星はセミスクエアのちょっとした刺激によって、いつなんどきでもそれをところ構わず攻撃性へと変換していく。

  例えば冥王星は、象徴的な死と肉体的な死(物質的消滅)を司り、手ひどい打撃の後に再生を促すと言われる。一方海王星は、最善の顕現では「聖性」を体現するとされる。けれどそこに到達するまでに、ひとは無数の「こころの死」を経験するかもしれない。もしかしたら、自分でも気付かないうちに。光輝く善と、より良い生き方を目指しながら。 

あからさまな破壊を意味する冥王星に比べ、優しげに感じられる海王星の挑戦を突破していくことがこんなにも難しいのは、そのわかりにくさ、見通しの悪さにある。「乗り超えるべき壁なんてどこにあるんだろう?」「その気になって見れば、全ては本来美しいのだ」 ...目をこらして見ようとしても、そこに映る景色は幻かもしれない。 ならば目を閉じて、それでも覚醒していられるだろうか? わたし達はそこに何を見るのだろう? 


  海王星は言う。「他者の中に悪を見るのは、あなたの中に悪があるからだ。」「そのとおり。だからそれを知るあなたの中にもまた悪は存在する。」 海王星・木星・天王星が織り上げる幻想と過信と闘争の罠にかからないためには、善を見るだけでなく、他者と同様に自分自身の中にも潜む「悪」を十分に認め、知り尽くしておくことが必要かもしれない。

評価を下したり断罪するためではなく、永劫の二重螺旋として絡み合い、葛藤しながら生を紡いでいく人類普遍の要素の一片として...。



hiyoka.


hiyoka_blue at 20:56│Comments(0)金融アストロロジー 

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