📕『フォーキャスト2019』&『マンデーン2019』🎍あけましておめでとうございます。

December 22, 2018

🌕12/23の満月 ― みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)

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    満月は前回の新月のテーマが熟し、花開き実を結ぶときです。 この日は太陽と月が、地球を挟んでちょうど反対側にやってきます。0°の新月から始まった地球全体への課題は、満月で180° 対向のエネルギー同士がぶつかりあい補いあうことにより、輝く満月というひとつの「結果」を見せてくれます。それは、わたし達が空間から受け取ったエネルギーをどう昇華し、現実に表現してきたのかを、あらためて見せてくれる「鏡」だと言えるかもしれません。なので満月のテーマは新月の瞬間から色濃く育っていくとも言えるでしょう。そして わたし達はみな満月を超えて、次の新月までにその経験を消化(昇華)し、エネルギーはゆっくりと静まっていきます。それはこの世界に生きるわたし達の意識に与えられたプログラミングの一種かもしれません。そんなシステムをどう使うのか?それとも使われるのか? それはきっとわたし達次第。さぁ、今回はどんな風景が見えるでしょうか? では今月も行ってみます。(^_-)~☆
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★満月タイムスケジュール★
エネルギーが高まる時です。ヒーリング・メディテーションや祈りを捧げたい方は、もし可能ならこの時間帯(ずれるなら満月前がベター)に合わせてみてください。エネルギーの高まりを感じられると思います。

【地方平均太陽時:ソーラータイム(LMT)】

東京・関東ローカルで 12月23日03:07前後、北海道周辺で03:13前後、関西方面は02:48頃(日本標準時の場合はこの時間)、沖縄周辺で02:17前後に 蟹座0°49'で満月となります。

今回のテーマのベースであり、今も背景で発効し続ける新月の大テーマについてはココをご覧ください。
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サビアン・シンボルによる【満月がもたらすテーマと挑戦】
*ここではデーン・ルージャー(ルディアー)版やマーク・エドモンド・ジョーンズ版の解釈ではなく、透視家エルシィ・ウィーラーの伝えた言葉をそのまま書き写したオリジナル版サビアン・シンボルを使ったブレイン・ボヴィの解釈を参考に、アスペクトを加味して書き下ろしています。
*テーマはひとつの意識の流れを表したものです。この流れは順不同に現れたり循環したり、ひとつだけ突出して感じられる場合もあります。また、内容はその時々のアスペクトを意識しながら抽出しています。


【月 蟹座0°→1° / 太陽 山羊座0°→1°】

  🌕 "Bathing beauties" /
  『水着美人の一団』/
  🌞 "The Pope"
  『ローマ教皇』
        ↓↓↓
  🌕"A furled and unfurled flag displayed from a vessel" /
  『船から提示される巻き上げられたり広げられたりする旗』/
  🌞"An Indian chief demanding recognition"
  『自らの承認を要求するインディアンの族長』

 

【テーマがもたらす雰囲気と挑戦(順不同)テーマ発効期~1/5】
 ※満月の場合、1週間~数日前から前倒しで感じられると思います。

→★見る者の羨望と欲求、見られる者の昂揚と重圧、両方への想像力の必要
→★矮小な日常の出来事に人生の鍵が隠されていることに気付くための促し
→★手に入らないものを求めながら多くの代替物に埋もれる危険
→★優しさ、愛、慈しみという言葉にまつわる古いイメージを刷新する必要
→★傲慢な言動、見栄のための嘘、計算されたパフォーマンスに注意
→★報いを期待せずに自らの道を淡々と歩む日々への透明な祝福
→★古いものや意識が終わり、新しい何かが台頭してくる光景または予感
→★今まで隠れていた「内的な個の力」のポテンシャルを感じ取る
→★または、これまで覆い隠されていた強い力が突然誇示される
  (目に映る外的な力が虚勢か本物の力かを見極める必要)
→★これまで辿ってきた人生の道が変わる、または変える決断を下す
→★密やかなプランを胸に、今か今かと風が吹くのを待つ心
→★何かに縛られた状態、または自分自身の頑なさが自縄自縛となり動けない状態
→★何かを要求する前に必要十分な条件を満たして正当な理由を証明する必要
→★人も物事も「良い器」と「壊れた器」の違いを明確に識別していく
→★心または体の「流れ」を良くして新陳代謝を図り
             臨機応変の自在さを手に入れる・・・→


エネルギーのポイント:前回の新月『くつろぎながら油断なく目を見開き、
                    耳を澄ましながら肩の力を抜く』
            ↓
            今回の満月
            『静と動の狭間で自己の足許を固めておく』 

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        今年最後の満月。クリスマスイヴが代休になって、街もネットもクリスマスセールでチラシやらメールが一杯来るけれど。蟹座の満月でもあるし、今年は家族と一緒にゆっくり過ごすひとが多いのかな。 それに、ひととき喧噪を離れて静かに過ごすことが出来るなら、それが一番な星回りじゃないかな...。


  12月22日朝の日本の冬至チャートでは、12室に太陽が在泊し、ケンタウルス族のフォルスとコンジャンクトしています。だから春分までの間は、心理的にも出来事的にも本当に色々なことが水面下で進行していて、それがあるときジャストのタイミングで突然噴出してくる感じがあるかもしれません(政治面では水面下の動きが激しそう) 時間が経ってふり返れば、その全てが決定的な変化への道標だったことに気付く...みたいな。。 で、この満月期は冬至とほとんど時を同じくして起きるので、太陽・フォルスのコンジャンクションとこのコンビへのアスペクトもまさに発効中。世界も日本も、マンデーン的に見れば「え?」というようなことがあちこちで起きています。 

この満月期は、わたし達の内的世界と社会との関わり、距離をとることの難しさなど、自分自身やパートナー、家族、または社会に対して様々に感じる矛盾の蓄積で疲れてしまったこころをゆっくり癒し、もう一度自分のスタンスと重点の置き場所を確かめるような感じがあります。これまで外部に向かって半ば自動的に表現してきた自分像は果たして本当なのか? 実は、何かが少しずつ変化していないか? などなど、ひとそれぞれの「予感」の中で静かに準備が進んでいくとでもいうような。なので、表面で感知出来ることはもう一段深いところに本当の原因があって、それがある時突然浮上して...何かに気付く、なんてこともあるかもしれません。いずれにしても、お正月が明ければ1月6日の超強力な日蝕が控えています。そして、たぶん激動の2019年〜2020年の幕が開けます。最高の波乗りが出来るように、こころも体も、準備を整えておけるといいな。(^_^



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★12月満月の星模様と挑戦(簡単に)★


<満月図で目を引いたアスペクト>

太陽・フォルスがコンジャンクトして月にオポジションの満月
獅子座MC・ニッポニアと牡牛座グリーヴからセミスクエアの満月
MC・ニッポニアとグリーヴからクァドリフォームの太陽・フォルス
太陽・月とGスクエアを形成するヘカテとウラニア
蠍座の金星・魚座の海王星がトライン
木星・水星コンジャンクションにオルクスと海王星がTスクエア
満月図のロード、冥王星とジュノーがトライン
火星・アストライアのコンジャンクションがレクイエムにクインカンクス
カイロン・ハイジーアのコンジャンクションがノード軸を調停
ICにブラックムーンリリスがコンジャンクト
月のノード軸と天王星がTスクエア


  とりあえず、年末年始も政治・経済・社会は内外共にとても流動的で落ち着かない感じが続きそう。そんな中で、この満月が暗示する心理的なことを少しだけピックアップしてみます。

この満月期、どこかで「切り替わりの合図」となるベルの音(または号砲)が聞こえたひとは?
表面で起きてる事が大事じゃないとは言わないし、ショックだったり緊急のことだってあるかもしれない。でも、ある程度の対策を考えたり取ったりした後は、もう思い悩むのを止めて肩の力を抜き、自然に任せたほうが良さそう。身を固くすればするほど、それは後を追ってくる。けれどそれは、自分の人生の上でもっともっと大きな意味を持つ何かから放たれた、注意喚起の「泡」に過ぎないかもしれない。

今、魚座の海王星は自分の生き方と環境を何としても護りたいと願い、それを感知した蠍座の金星は「今」を精一杯生きようとする。ふと哀しみや孤独感が襲ってくることもあるけれど、それでも自分が知る「自分らしさ」を貫くために踏ん張れる。周囲からどう見られようと、もう構わない。もし「嵐」が来るとしても「自分でないもの」とは距離を置きたい。そんなエネルギー。まだ確固とした基盤を持たない危うさがあるけど、それはこれからしっかりと固めていこう。

外部に対しては、底の浅いお節介や型にはまったつまらない言説に対する嫌悪感を強く感じたり、そんな人々に囲まれた環境から離脱していくこと(あるいはその決断)に心地良さを感じたりするかも。または「母であること」「母的な役割を期待されること」に対し反発する気持ちとして顕れるひともいるかもしれない。そしてそれは、この先何か新しく集中すべきことに出会い、そのための余白を意識的に創っていくことへの促しかもしれない。

近しい間柄では、言いたいことがあってもずっと言えなかった何かがあらためて浮上するかも。もしそんなことがあれば、じっくり話し合うには良いチャンス。ただしひょっとしたらそれはかなり核心を突いていて、関係を壊す可能性も含まれる。自分が本当には何を望んでいるのか? 与えること、受け取ることのバランスはどうなのか? など、互いに感情に走らず・走らせず、相手を一方的に責めたりせず、きちんと話し合えるか? それが後悔しないための鍵かもしれない。また、自分が抱える「世界観」を大きく変え、もっと視野を拡げる必要があると気づくひともいそう。

自分に正直でいたいこころと、周囲に対して一番痛いところは上手く誤魔化しておきたいという気持ちが葛藤するかも? 誰のことばにも伏線や含みがあるし、それを鵜呑みにして勝手な思い込みをすると後で相手をバッサリ斬りたくなるかもしれない。自分を護ることも必要だけど、上手く誤魔化そうとすればこじれる可能性がある。話し合うときは「体」に感じる何かの兆しを大事にしてみる。たとえこころに哀しみや痛みを感じていても、同時に体はなぜか気持ちよさを感じてる...なんてこともある。それが一番信頼出来そう。これまでの関係性を新しい観点/概念から捉え直すきっかけになるかもしれない。

とはいえ...
今まで無理をしてきた実感のあるひとは、とにかく休息を。風邪やその他のウイルスに弱くなってるかも。この期間は精神的ストレスが体に来る可能性も示唆されてる。たとえば理想と現実の乖離っぷりを目の当たりにして、自分だけでなく他者にも周囲にもバランスを取り戻そうと頑張り過ぎていると、いつのまにか限界を超えてしまう。どこかに「もう十分。ここまで」という境界線を引いておこう。まだまだこれから先、いろんな波が来るはず。それを予感し、背筋を伸ばして静かに楽しめるように。出来るだけ空白を創り、自分をいたわることから始めたい。


そして...
2019年1月6日 山羊座15°25’で部分日蝕!
 (午前中なので日本で見られます)



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★12月満月のサビアン・シンボル★


  さて今回は、黄道帯の中でも重要な特異点、エリーズ・ポイント(カーディナル・サインの0°〜1°台)で起きる満月です。エリーズ・ポイントとは個人と社会が交差しあい、互いに斬り結び、ときに火花が散る地点だということ、これまでも何度か触れてきました。また、特にこの蟹座/山羊座軸は人生上で一段と成長の加速が促される領域だと言われています。それは主に、個人の領域 VS 社会という側面で起きてきます。

たとえば蟹座(4室のナチュラルサイン)は、そのチャートの室区分と連動しながら、わたし達の一番プライベートな「こころの底(または潜在意識)」が及ぼす効果を司るし、身の回りや家庭の環境、家族的な繫がりへの志向と見る場合もあります。またマンデーン・アストロロジーなら、やはり室区分との連動の中で、国民の志向性やその国の領土への想い、保守や防護への関心を示唆します。一方山羊座(10室のナチュラルサイン)はわたし達の「公的な顔、または関心」を表し、社会性の頂点として、実際にわたし達が全体に対しどんな機能を果たしていくのか、秩序を保ち統御する力はどうか、責任を負うことに対しどんな態度で臨むかなどを示唆します。だからマンデーン・アストロロジーでの山羊座は、10室と共に政府や国の統治者、指導者、機関、またはそのチャートで主題となるテーマのオーソリティー的な役割を持つ何か(誰か)を指し示すことが多いです。



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  じゃ、その始まりのゲートである蟹座/山羊座の0°〜1°のシンボルは、個人としてのわたし達にどんなテーマを告げているでしょう?

おそらくそれは「見る者」VS「見られる者」の認識 →「成長と変化」という流れかもしれません。これは、わたし達の小さなこころの奥底から世界規模の社会的立場を持つ人々に至るまで、社会を構成する全ての人間存在がその内に捉えられている「仕組み」をカバーするテーマだと思います。そしてこのテーマは、もう一組のエリーズ・ポイントである天秤座0°〜1°(直面)と牡羊座0°〜1°(インプット)にも、その底流として流れ込み、わたし達の中で振動し続けています。


  ...なんて、前置きはいいとしてw。では早速いってみましょう(^_^。



🌕 満月のベースとなるシンボル:
  蟹座0°(双子座30°)『水着美人の一団』


  ここは蟹座の入り口であるとともに、情報と知識を司る双子座の集大成の位置でもあります。...けど、ふむむ。これは華やかな絵柄! シンボル自体は「Bathing beauties」なので、単に「水浴びする美女達」としても良さそうです。けれどB.ボヴィによれば、このことばはネイティブの耳には見かけ上の一シーンとして受け取られ、実際には「見られるための水着をまとってにこやかに集う美女達」というニュアンスで伝わるようです。とすると、これはミス・ユニバースなどの世界的なコンテストで見られる水着審査の場面でしょうか? それとも何かの宣伝キャンペーン? 米国でミス・アメリカのコンテストが始まったのは1921年だそうです。なのでチャネラーのエルシの脳裡に描かれたのがそんなシーンだったとしても不思議はありません(当時のコンテストに水着審査があったとしても、今の水着とは全然違うと思うけれど..)。



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  今、国中から集まった美女達は微笑を浮かべながら自慢のボディを見せつけています。ここで彼女達は、自ら進んで「見られる者」として振る舞っています。微笑と投げキッスで見る者達を大いに祝福しながら。この場では「いかに見られるか?」これが重要。でもそれは上辺だけかもしれない。いえ、きっとそう。何故なら彼女達は互いにてっぺんを目指して競いあっているのだから。

でも、だとしたら... 彼女達は単に「見られる者」としてそこに居るわけではありません。同時に「見る者」として、互いを観察しあっています。そして... 自分自身のことも、こころの中に存在する架空の空間から他者の目を借りて観察し、評価し、審査しているはずです。「あぁ、緊張してきた。イヤだ笑顔が引きつってたりしたらどうしよう...」「よし! あの子よりわたしのほうが目立ってる。勝てるかもしれない...」

一方、コンテストを見ている人々はどうでしょう。たとえ互いに上辺だけだとわかっていても、綺麗なものを眺めながらひととき感嘆してみたり、ああでもないこうでもないと論評するのってけっこう楽しいエンターテインメントだし。彼らが女性であれ男性であれトランスジェンダーであれ、美しいひと達の一団から微笑みかけられたら、悪い気はしません。いえ、もしかしたら。「なぜ自分はあんな風に美しく生まれなかったんだろう...」「どうしたらあんなにスタイル良くなれるだろう? 」「自分ももっと努力しなくては...!」「あんな風になりたい。あのメイク真似してみようかな」なんて思うでしょうか。



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  どんな反応が起きるにしても、ここには「見る者」と「見られる者」が互いに承認願望を満たし合おうとする関係、目と頭を通して互いから満足感を得ようとする関係が見てとれます。そしてその関係は、自分自身の中にも再現されていきます。見る自分が見られる自分を想像し「こんな風に見られるようでありたい...」という願望を呼び覚ますという構造。そして、その願望成就をある程度可能にするのが今のネット社会かもしれません。

  インターネットがこんなにも浸透した今の社会では、フェイスブック、Twitter、インスタグラム、Youtubeなどのプラットフォームにアカウントを持つことも一般化しています。そこは架空世界のステージ、幻想の街角に例えられるかもしれません。たとえ水着姿を曝したりはしなくても、そこでわたし達は意見、評論、日記、感想、映像や画像など、様々な形を通して意識的・無意識的に「自分」を表現しているのではないでしょうか。そこではあらゆるニュースが行き交い、刺激が生まれます。それはまるで、多種多様な情報と想いが怒濤のように流れてやまない、地球を覆う壮大な毛細血管のようです(このブログやわたし自身のSNSアカウントもまたその中の一点だけれど)。



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  そこでのわたし達は、見る者であると同時に見られる者(たとえひと言も発言しないとしても)。そしてそこでもまた、見る者から寄せられる承認や羨望、あるいは同意と共感のまなざし。「いいね!」「そうだよね!」そんなほんのささやかな祝福体験が、ささくれ立ったこころを柔らかくほぐしてくれることがあります。そんな、ちょっとした励ましのひと言が、わたし達の明日への支えになることだってあります。ささやかな暮らしを彩る、一輪の花みたいに。

けれど、もし「見られる者」が「見る者」の承認無しでは不安でたまらないとしたら? 一人前の人間として、何かが足りないように感じていたら? 承認を得ること自体がいつのまにか目的になり、執着が生まれるとしたら.....? 

または「見る者」が「見られる者」を醜いと感じ、その不快な気持ちを腹立ちまぎれに投げつけたら? にこやかな微笑みのやり取りだったはずの場は、たちまち硬直した表情に覆われて殺気立ち、石が飛び交う戦いの場になってしまうでしょう。実際、ネット世界を泳いでいると、そんな場面には毎日のように出くわします。政治の世界でも、今やネットは主要な戦場の一つと化しています。見られることを利用するひと、それを見て利用するひと、楽しむひと、怒るひと、それをまた見るひと、伝えるひと、ひと、ひと、ひと。


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  互いの承認と切磋琢磨の志とを暗黙の了解として美を競うハレの場、水着の美女達が集うステージ。その舞台裏には、他者の承認を貪欲に奪い合う激しい競争世界が拡がっているのも事実です。そして自己打擲や不安、怖れでいっぱいのこころが生まれるのもまた、「見る者」「見られる者」の世界です。幻のあなたやわたしはあまりにも大きく、真実のあなたやわたしはあまりにも小さい。でも、本当にそうでしょうか?

  個人と社会が交差点で出逢い、どんとぶつかって、意識・無意識を問わず火花を散らし斬り結ぶと言われるエリーズ・ポイント、蟹座0°...。一番プライベートなこころの奥底に通じる蟹座のゲートは、頭上に社会のてっぺんを見上げながら、自分自身の在りようを探っていく旅の入り口です。そこでわたし達は「社会」と呼ばれる「幻」に自分自身を投影し、その姿を意識します。けれど結局は「鏡」の表面に跳ね返され、気がつけば再び赤裸々な自分のこころに引き戻されてる...... そんな繰り返しが起きる場所。

でも、そこは自分が護りたい世界。どんなに嫌いだと思っても、愛さずには生きられない、自分だけの世界。その底深くに、幻ではない自分が、いる。 それは誰だったろう? どんな想いを抱えて生まれてきたんだろう? 誰かから愛される前に、わたしは、わたしを愛しているだろうか? 自分を承認しているだろうか? 幻には届かない。でも、確かに生きて血の流れる、この魂を。



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  この満月に光を与える太陽のベースは山羊座0°『ローマ教皇』のシンボルです。射手座の集大成であり、山羊座への入り口ともなるこの度数では、射手座的な宗教性や聖なる世界の探求が、ローマンカトリック教会の教皇、生ける「聖性」としての法王様という器に行き着きます。その存在は「絶対」の信頼と帰依の象徴。政治、経済、社会を超越した聖なる統合の器。 みんなが彼を崇敬し、彼のことばに耳を傾けます。彼の言葉は絶対の善以外にあり得ません。その祝福を受けることは、信じるひとにとってこの上ない価値があることでしょう。 その一方で、ローマ教皇はバチカン市国という特殊な構造の中では最高の階位で、枢機卿団の投票によって選ばれる、独立した国家の元首でもあります。つまりここには「絶対の聖性」と「世俗的な階層の最高位」という "二重構造" が存在します。

B.ボヴィは、この教皇が果たす機能は「祝福すること」だと言っています。肉体を持つ "霊的な父" として大衆の前に姿を現し、みんなを祝福する。 そこには「見る者」と「見られる者」の関係が厳然と存在します。教皇は見られ、聞かれる者としての役割を担い、愛と平和と信仰を説きます。見る者としての大衆は、彼の姿を目にすることによって祝福されたと自ら感じ、信心を深めます。宗教的愉悦を感じるひともいるかもしれません。それが「器」となった教皇の主要かつ聖なる役割であることを、このシンボルは示しています。



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  崇敬すること、祝福すること。承認すること、同時に承認されること。その歓び… 射手座と山羊座の狭間にも、どうやら「見る者」と「見られる者」との共犯関係が生まれるようです。 では、教皇は上り詰めた象徴の玉座にあって、何を思うのでしょう? 複雑な階層構造の中で、日々の政治的な役割の中で、ひとり魂の底に降り立ち、黙々と修行する中で得られる法悦と至福。それを変わらずに保ち、宗教哲学の探求を続けながら俗世の政治に采配をふるう。それらを同時にこなしながら "絶対の普遍性" に至ることは出来るのでしょうか? カトリック教徒ではないわたしには想像もつかないことです。けれどこのシンボルが示す「ローマ教皇」の姿は、自由奔放な探求から厳格な社会構造へと入っていく際に必ず通らねばならないゲート... 一種の理想としての幻像、あるいは「しるし/徴」なのかもしれません。そしてその「徴」の光が今、月に放射され、わたし達を照らす満月となっています。。  さぁわたし達はその月面を、自分の鏡として見ることになるのでしょうか?




🌕 満月のメイン・シンボル:
  蟹座1°『船から提示される巻き上げられたり広げられたりする旗』



  では満月のメインのシンボルはどうでしょう。なんだかややこしい訳文になってしまいましたが...。ここに挙げた原文は、チャネラーのエルシィが降ろしたままの『A furled and unfurled flag displayed from a vessel』ということばです。でも面白いことに、マーク・エドモンド・ジョーンズの本ではこれが『A furled and an unfurled flag displayed form a vessel』(unfurledの前に冠詞 "an" が入っている)となっていて、なんとなく、巻き上げられた旗と広げられた旗が一枚ずつあって、両方とも等しく提示されているみたいな印象を受けます。けれどおそらくこのシンボルの場合は、一枚の旗が巻かれたり畳まれたりした状態と、広げられ掲げられている、その状況の違いと移り変わりを示唆しているのではないでしょうか。



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  ではその違いとは? まずこの旗は、船舶のマスト上に掲げられる旗です。"vessel" は船ですが、一般にいくつものコンテナを積んだ商船などの大型船を意味することが多いとされます。とするとその旗は、その船が所属する国、機関、または団体やグループを示す旗なのでしょう。つまり、一方は巻き上げられたり畳まれて、存在はするけれど見えない状態。もう一方は広げられて風を受け、へんぽんとはためいている状態です。

また、"vessel" という単語は他にも意味があって、それは「導管」。動物や植物の体内にあって、「消化管」や「血管」など、いのちを維持するための「流れ」を護り運ぶ管状の器官を指しています。

B.ボヴィは、このシンボルを霊的視線で見るなら『広い無意識の大海原を進む霊の容器(コンテナ)、あるいはいのちのエネルギーを受肉し、格納し、運ぶもの — すなわち人間を暗示している』と示唆していました。もしそうだとすれば、この情景はわたし達人間にとって二種類の状態を示していることになります。たとえば二つの仕事を持つとか? または異なる二種類の才能? あるいはわたし達が人生で経験する、それぞれに全く異なる二つの状況でしょうか? 進んで来た海路も、あてにしてきた海図も見失ったと思ったら...まるで入れ替わるように、海の色も風の匂いも何もかも違う新しい海原に出ていた...というような?



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  一枚の旗が今、船のマストのてっぺんに掲げられようとしています。しずしずと拡がっていく旗。それはまさに、堂々とその船の存在とアイデンティティーを主張するもの。広大な大海原を「自己」として推進していく「力」の象徴でもあります。そして、その船は旗を掲げることによって、陸地からも他の船舶からも「自分」が何処のどんな船であるかを「認識」されます。それが航行の自由を「承認」されることにも繋がっていきます。

では巻き上げられたり畳まれた旗はどうでしょう。自己の所属を明らかにしない船舶は、正体の見えない船と同じ。認識されることもなければ、承認されることもないでしょう。ん...? それじゃ、旗を畳んだ状態と広げる状態では、その船舶にどんな変化があるんだろう? ひとつは自分の真のアイデンティティーを隠し、護らなければならない状況が考えられます。そしてもう一つは、自分自身を明らかにし、胸を張って周囲に示しながら我が道を進む状態ではないでしょうか?

  でも、もしかしたら...その一枚の旗は... 巻かれたときと広げられたときとでは、そこに描かれた「徴」が変化しているのかもしれません。その船 — わたし達 — の内奥で、何か大きな変化が起きるのだとしたら。。 今まで抑圧されていた何かが、大波小波を分け進むうちに臨界点に達し、まるで革命でも起きたかのように、新たな力が台頭してきたとしたら...。きっとそれまでのわたし達を示す「徴」は捨て去られ、真新しい「わたしの徴」を掲げるのではないでしょうか。

古い旗は外されて畳まれ、古い経験のコンテナにしまわれる。そして新しい旗が広げられ、これが自分自身なのだと宣言する。それが認識され、承認されるかどうかはわからない。それでもその行為は、わたし達がまったく異なる人生のステージに入っていくだろうことを意味しています。



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  一方、月に光を与える太陽のメイン・シンボルは、山羊座1°『自らの承認を要求するインディアンの族長』です。ん、ここでもまた「承認」が出てきますね。「正当性の承認を要求する族長」... でも、すでに族長と呼ばれる存在が自らの正当性を承認せよと主張するというのは、どういう状況でしょう?

ネィティブ・アメリカンには沢山の部族が存在しますが、その長を選ぶにあたっては、部族の人々による一種の投票によるもの、シャーマンの託宣が物を言う形式、またイロコイ部族連合のように、族母(クラン・マザー)が族長を推薦し、それを氏族、部族、連邦の公開会議で承認する形式を取るものなどがあったそうです。(星川淳 著『魂の民主主義』より)。とすると、このシンボルに描かれているのはイロコイ族の族長で、彼はクラン・マザーによって新しく推薦された勇者なのかもしれません。そうであれば、彼はこれから並み居る部族や連合の長達を前に、決然と自分の力を主張するはずです。『他に選択肢などない。自分こそが族長にふさわしい存在なのだ。』 新たな長として他者から承認されるには、権威にふさわしいカリスマ性と力量を見せつけなければなりません。



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  一族を率いるからには、彼は口でも力でも、並み居る長老達さえ打ち負かすほどの存在であることを証明しなければならないでしょう。 新しい力の台頭は、古い権力を引きずり下ろすものです。長老達も、そして推薦に漏れた元候補者達も、一斉に彼を試しにかかります。それは、力と力の真剣勝負。でも彼は負けられません。もう長い間、彼の旗は巻き上げられ、人知れず自分の役割を果たしながら力を溜めてきたのです。出過ぎずに自分の力を護りながら着々と経験を積み、自分はここまで昇って来た。だからこそ。試練の全てに打ち勝ったとき、古い旗は巻き上げられ、我が部族の新たな「徴」として私の旗が風に翻るだろう...。

  けれど、ここはまだ蟹座のゲート。わたし達はこれから一枚のささやかな旗を掲げ、大海原に出航していく一艘の船です。これから先は、凪の日もあれば嵐に見舞われる日もあるでしょう。そんなときは、暴風にさらわれたり破れたりしないよう、大切な旗を巻き上げて護らなければならないかもしれません。何故ならその旗は、わたし達の内的宇宙を満たすいのちの流れ、その「徴」だからです。そして......やがて。



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  わたし達の多くが今、自分の中で何かが確実に変化する予兆を感じているかもしれません。これまでにも沢山の変化を乗り超えてきたような気がする。でもまだ先がある。これは新たな自分を識る旅の始まり。新しい「徴」を掲げる旅の始まり。その「徴」は今日、いや明日、突然炎となって顕れるのかもしれない。いえ、それとも.....?


  今年最後のルネーション。エリーズ・ポイントで迎える満月。いくつもの岐路を予感しながら、わたし達はまた新しい船出の朝を迎えようとしています。


みんな、こころ静かに素晴らしい年を迎えられますように...!







have a great trek!!!★

hiyoka(^_^

この記事へのコメント

1. Posted by 通りすがり   December 25, 2018 12:06
5 楽しみにしていた「フォーキャスト2019」。
相場の部分中心にしか読んでいませんが、下値目標値にタッチしてビックリしています。

こころ静かに素晴らしい年を迎えられますよう、願っています。


ノシ
2. Posted by hiyoka   December 25, 2018 12:51


通りすがりさん、コメントありがとうございます。

わたしは今のところまだ相場編に目を通す余裕を持てずにいますし、あまりよくわかっているとは言えませんが... 昨日たまたまダウの月足を見て、これは凄い...なんて思ったところです。マンデーン的には世界に何が起きるか予断を許さない感じの2019年かもしれませんが、相場は続く限り下がれば上がるもの...集合心理の機微とも呼応して。来年は心地よく穏やか、かつ面白い場面がありますようにと祈っています。

どうか良いお年を!🌟
 
 
3. Posted by サラ   December 27, 2018 11:05
hiyokaさん

こんにちは。
Twitter拝見しましたが、久々に遠出なさったご様子。
ゆったりとお過ごしになれましたでしょうか。(カピバラ親子の柚子湯あったかそう^^)

さてさて、ここ最近「眠り」について思いを巡らしていましたら、昨夜・・以前にも見たことがある夢の続きのような光景を夢で見せられたようで、驚いて目が覚めてしまいました。

で、いつ見た夢だったのか探しましたら2年程前の満月記事に自分がコメントしてました(^^;)
(スミマセン・・データベースみたいな探し方して。。)

SFチックな内容なのですけど、サイボーグ化した敵方の親玉みたいな存在と独り戦い続けてた私でしたが泥沼化の様相に、ここは一旦撤退するしかないと判断して「逃げる」事を選択するのですが、その途中森の中で仲間たちが未だに戦い続けていて、「逃げて良いのか??」と迷いが。
私が立ちすくんだその瞬間、私にターゲットロックされた銃弾が向けられ、「これでthe end..」と思ったその窮地を仲間の一人が救ってくれたのでした。
救ってくれたものですから「逃げる」ことを止め、仲間と共に戦い続けることを決めたような。そんなところで目が覚めました。

以前見た時は「降伏すれば命だけは助けてやる」と言われながらも最終的には火あぶりの刑に処せられてましたが、今回は降伏せず逃げようとして「やはり逃げるの止めるか。」みたいな(-_-;)

hiyokaさんの記事読んでますと「逃げたくても逃げられるわけでもない時代に入っていくのかなぁ。」なんて大雑把ながらに思いました。

慌ただしい2018年もあと残わずかですね。
どうぞ良いお年をお迎えくださいませ♬
4. Posted by hiyoka   December 28, 2018 02:56

サラさん、こんばんは。

あっという間に駆け足で戻って来て、なんだか白昼夢でも見ていたみたいな一泊の旅でしたが、それでもやっと一年が終わるなぁ..という感覚を味わうことが出来ました(^^;
カピバラ、可愛かったです!

その夢の話、わたしも頂いたコメントを遡ってみました。当時は土星と月のノード軸のTスクエアに冥王星がヒットされて大変でしたよね。。今回の満月では射手座の木星・水星コンビが冥王星とスクエアで、木星はまだ居残っていますから、輪廻の残滓をもう一度増幅して見せようとしているのかな。また、当時と異なるのは冥王星族天体のオルクスが現在逆行中で乙女座11°台に居座っていること。オルクスは冥王星が持ついくつもの側面の中でも「家父長的審判と懲罰の実施」を担う存在と言われます。ということは、以前の夢見が過去の焼き直し、または追体験的な要素があったとすれば、今回はもう一歩進んで(または深く潜行して)遠い過去の「罪」「罰」「仕えること」「殉じること」「離れること」「裏切ること」などの是非の感覚を通じて「自己の核の置き所」を見るような促しともとれるかもしれません(もちろん、これは単に様々な個的神話のひとつの見方に過ぎませんが)。

ただ度数からみても、自分の道程でひとつの岐路に来ていること、そしてそこにステップアップの試練(テスト)が存在することが示唆されるので、何かとても興味深い体験を通過中なのでは?という気がします。 

確かに「逃げたくても逃げられるわけでもない」というのはその通りかも。「静かに狂っていく道」ではなく、「ひととき物狂おしくあがいたとしても意志を保つ道」を行けとわたし達それぞれが言われてるような?😓

サラさんも、どうか素敵な2019年を!🌟🍀🌟



5. Posted by Lone Wolf   December 30, 2018 17:41
5 hiyokaさん、こんにちは!

あっという間に、今年も残り2日を切りました。時が経つのは早いものですね、ほんと。(毎年入ってる気がするw)

私は、今回の満月を迎える1週間前、原因不明の体調不良に。朝から、吐き気と悪寒、一番苦しんだのが頭痛。発症から2日をすぎても治まらないため、休暇。二日続けて、なんと12時間もの睡眠w 症状はしだいに治まるも、頭痛だけは満月期まで続きました。 ”なんだったんだろうか、あの頭痛は?!”という不思議な体験を、クリスマスプレゼントに頂きました 苦笑。

さて、フォーキャスト2019、本当にお疲れ様でした!!! 
おかげさまで、いま、手元で読ませていただいております!! まだ、さらっと観てるだけですが、”自分という旗を掲げ、自分という旗のもとで動いてく”、私にはそんな日々になると直感。これをうけ、昔に読んだ小説の一節を思い出しました。

”常在戦場=合戦場で手柄を挙げることができなくとも、手柄を挙げる場所は人生の何処にでも在る”

あれっ?!、なんかすみません、とりとめない内容で。適当にスルーしてくださいw 返信も不要ですので ^^;


最後に、、、
今年は、たいへんお世話になりました!
良い年をお迎えくださいませ。。。

追伸:宇宙焼酎、ネーミングとデザインが素敵すぎ!!!どんな味なのか、飲んでみたいです!!w


Lone Wolf
6. Posted by hiyoka   December 31, 2018 00:34

Lone Wolfさん、こんばんは。

ほんとに早いものですね(確かに、こればっかりw)
フォーキャストが終わったと思ったら、約2ヶ月分おろそかにしていた雑事でバタバタになり、あっという間に今年もあと1日で終わり!(>_<) まぁ、毎年のことではあるのですがw

そうだったのですか。。 クリスマスに向けて、大変でしたね。頭痛が残ったということは、もしかして火星あたりにアグニとか何か、小惑星でも来てたのかな..(わたしはメディカルは知識がないのでわからないけれど..)。でも治ってよかったですね。最後の最後に、頭痛とともに何か不要なものが脈打ちながら抜けてくれた...なんてこともあるのかな?

常在戦場。ほんとにそうかもしれませんね。内界も外界も、本当は今、どこでも戦場。でもって、だからどこでもそれが平常、どこでも透明。そこに自らの旗をあげて進むひとがいる...なんて、そんなイメージが浮かびました。

宇宙焼酎、あれから好奇心にかられて調べたらamazonにありました。それぞれ味が違うと思うけど、評価はとても良かったですョ。バルタン星人の説明を見ると、スペースシャトル内で培養された麹から作られているそうですし、ぜひ試してみてください(^_^

あ、2019年まであと24時間を切りましたね。
Lone Wolfさんも、どうか良いお年を!
 
 

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📕『フォーキャスト2019』&『マンデーン2019』🎍あけましておめでとうございます。