🎍あけましておめでとうございます。レイモンド・メリマン 週間コメント1/7【金融アストロロジー】

January 05, 2019

🌑1/6の新月・部分日食―みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)

【お知らせ】
1月中は多忙のためメリマン・コラムはお休みや抄訳、または部分的なツイートのみになるかもしれません。また抄訳の場合も、いつもの日曜夜には間に合わないかもしれません。とりあえず7日付に関しては、遅れるかもしれませんが抄訳はUPするつもりでいます。(ひょっとすると今年からは、余裕のあるときだけ全訳をUPするような形になるかも?です)。楽しみにしてくださる方、すみません!🙇‍

【訂正のお知らせ】昨日、記事の中で <木星・海王星スクエア> の正確な形成日を 1月31日 と記述しましたが、正しくは『1月14日』(日付が変わってまもなく)でした。(1月31日夜は土星・海王星セクスタイルの形成になります。) お詫びして訂正させていただきます。m(_"_)m

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    新月は前回からの課題を経て、次の新月までの約1ヶ月をかけて取り組む新しいテーマが開示される時。 そしてこれは生まれた星座に関係なく、地球に生きるわたし達みんなに平等に降り注ぐエネルギーです。わたし達はこのエネルギーを使って日々、自分なりに考え行動していきます。その現れはひとの数だけ様々ですが、やがてはお互いに影響しあいながら、社会・国・世界の潮流を作っていきます。これは言い換えると、わたし達を取り囲む「空間の雰囲気」です。星読みの世界から見れば、誰もがその中で生き、そのテーマに呼応して・・(素直になったり、反抗したり、無視したりしながら・・)自分なりの人生を創造していると言えます。 その意味でも、刻々と変容していく惑星エネルギーの流れをおおまかに知っておくことは、きっと何かの役に立つのではないでしょうか。
    例えば... シンボルの光景やキーワードを覚えておくだけでも、何かに迷った時の指針になるはず。ではでは今月も行ってみます!(^_-)
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★新月タイムスケジュール★
願い事やアファメーション、ヒーリング・メディテーションなどしたい方は、もし可能ならこの時間帯に合わせてみてください。エネルギーの高まりを感じとれると思います。(^_^)

【地方平均太陽時: ソーラータイム(LMT) 】
東京・関東ローカルで  1月6日10:47前後、北海道周辺で 10:53前後、関西方面(日本標準時ならこの時間)は10:28頃、沖縄周辺では09:58前後に山羊座 15°25’ で新月となります。

(部分食の始まりは9時前ごろ。食の最大は那覇で大体9時40分ごろ~札幌で10時13分ごろ)


前回の新月のテーマについてはココ満月についてはココをご覧ください。

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Sabianシンボルによる【 新月がもたらすテーマと挑戦 】
*ここではデーン・ルージャー(ルディアー)版やマーク・エドモンド・ジョーンズ版の解釈ではなく、透視家エルシィ・ウィーラーの伝えた象徴の言葉をそのまま書き写した「オリジナル版サビアン・シンボル」を使ったブレイン・ボヴィの解釈を参考にし、アスペクトを加味して読んでいます。
*テーマはひとつの意識の流れを表したものです。この流れは順不同に現れたり循環したり、ひとつだけ突出して感じられる場合もあります。また、解釈の内容はその時々のアスペクトを意識しながら抽出しています。

【月・太陽 ♑️山羊座15°~16°― 発効期:1/6~2/4 】
→🌑🌞"Many toys in the children's ward of a hospital"
   『病院の小児病棟に備えられた沢山のおもちゃ』
            ↓
→🌑🌞"Boys and girls in gymnasium suits"
   『体操着を着た少年少女達』

【テーマがもたらす雰囲気と挑戦(順不同)】
※ひとによっては数日前から前倒しで感じられると思います。

→★「指針に沿った自由な発想」と厳格な「規則」との違いを正しく識別する必要
→★ 生きることの厳しさからしばし離れて息を抜き、心を慰める
→★ 「縛り」や「規範」を曲げてでも大切な何かを生かすためのタイミングを知る
→★ ほんの小さな何気ないギフトや触れあいが心身を癒やし明るい兆しをもたらす
→★ 取るに足りない物事に耽溺して真に取り組むべき人生の問題から目をそむける危険
→★ 何が正しくて何が誤りかについての思い込みに一度クリアボタンを押す必要
→★ 自分に嘘をつくことをやめて赤裸々な人生そのものを愛するために通る試練
→★ 状況は選択次第で常にフレキシブルなものだと気付くための挑戦
→★ 良い変化への内的な勘どころを瞬間的に捉えていく意識を持つ
→★ 断片ではなく全体を見て起きていることを理解していく必要
→★ 複雑な社会環境を渡る上で特定のスキルを磨くためのノウハウを知る
→★ 全てのバランスの中で出来ることを全力でする(自分の中にないことはしない)
→★ 生き抜くための衣装、不必要な摩擦を避けるための知識を身に付けていく
→★ 「真実」とされる物事、または自分がそう「感じる」物事への
           熱情によって動かされていく自分や人々を見ていく
→★ 再び自らのコアに立ち戻って中心に存在する生命の火を確認する・・・→


★エネルギーのポイント:前回の新月『くつろぎながら油断なく目を見開き、
                     耳を澄ましながら肩の力を抜く』
                    
            今回の新月「だが、それでいい。」という視点
                   
            
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        今年最初の新月、部分日蝕がもうすぐ起きます。2019年は始まったばかり。 ところで、去年12月23日の満月は、蟹座 ― 山羊座軸の0°台で起きました。そして今回の新月・部分日蝕は、山羊座 ― 蟹座軸の15°~16°で起きます。


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  前回、直近の位置でルネーションが起きたのはカーディナル・クライマックスの中央部。メリマンさん曰く「一生に一度の巡り合わせ」である強力な天体アスペクト「天王星・冥王星ワクシングスクエア」の7回目にして最後の形成を控えた2015年1月5日、蟹座14°~15°台の満月でした。つまり、この日蝕でベースとなる度数のテーマが当時のメインテーマだったんですね。あの当時はカーディナル・クライマックスの初頭部で起きた「アラブの春」が混迷を深め、今もまだ各地でテロやシンパによる斬首事件を起こしているイスラム過激派組織ISISが台頭した時期でした。こうした流れはアラブ・アフリカ・アジアにも拡がり、難民問題とグローバリズムが引き起こす摩擦となって今、世界の政治・経済・社会を揺り動かしています。

そして、今回は来たるべき2020年の「セットアップ *」となる2019年最初のルネーションであり、自ら支配する星座宮に在泊して強い力を放つ射手座の木星と魚座の海王星(今回は新月図の支配星でもある)のスクエアを含み、また冥王星と、それに続いて支配宮である山羊座入りした土星とのミッドポイント直近で起きる新月でもあります。そしてこの新月期(満月期も含む)には、月末の土星・海王星初回セクスタイル(広い意味での美徳、犠牲、思いやり『フォーキャスト2019』より)も起きます。

なので今回の部分日蝕は、4年前の経験の集大成**としての「今」を見直すようわたし達をいざない、そこから1°ぶん拡がったパースペクティブを提示しながら「さぁ、どうする?」と問いかけているのかもしれません。4年前、当時のエネルギーのポイントは『根本的な内的訓練の開始』でした。でも今回は、あえて心象的な方向から抽出してみました。

* 『フォーキャスト2019』および今春に刊行予定の電子本『マンデーン2019』で詳説されている2019年のテーマ。

**地球と月がそれぞれに公転している関係上、ルネーションのサイクルは少しずつズレていきます。なので新月や満月が4年ごとに同じ度数で起きるわけではありません。


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★1月新月・日蝕の星模様とチャレンジ ★


<新月図で目を引いたアスペクト、サラッと>

土星・冥王星のミッドポイント直近で新月・日蝕
土星・ヒュロノメ・イカルス・冥王星とコンジャンクトの新月・日蝕
力の変換、物事を甘く見ることによる犠牲、喪失の哀しみ、絶望感
落ちることへの怖れ、力への野望と権力闘争、プランと展望、促進される変化
または飛行機などの事故 etc.

新月と海王星がセクスタイル
慈愛、夢、思いやり、美へのあこがれ、アート表現、
受け継いできたものに磨きをかける、正しい力の使い方を学ぶ

木星・海王星がスクエア(正確な形成は1月13日〜14日)
秘密の暴露、嘘・欺瞞、結果を軽く見る傾向に注意
宗教や信条的ファナチズムの発露、過去の感情が生き生きと蘇る経験
(2020年へのセットアップ:ヒステリー、パニック、自己満足、非合理的活況/『フォーキャスト2019』より)etc.

木星に対し月のNノードと天王星からクァドリフォーム
現実の事物に根ざすことのない「ロマン原理主義」や利便性の徹底的追求による自我の肥大の促進、何かの「かたち」が壊れていくプロセス、「弘法も筆の誤り」的な出来事、眠っている感情や情念を掘り起こし統御していく etc.

土星・オルクスがトライン
規範、ルールを尊重する、約束を守る、人知れず手を差し伸べる
説明責任を果たすことの要求や導きetc.

ノード軸・レクイエム・天王星がGスクエア
自分らしさの主張、突然の出来事によって存在のはかなさを知る etc.

OOBの水星・フォルスがコンジャンクト
突然のインスピレーション、コミュニケーション願望、
精神や事物の内部に溜まっていたエネルギーが突然爆発する、
破壊衝動 etc.

MCにイクシオン・インターコスモス・ターディス・クルースン
  がコンジャンクト

放縦、耽溺、抑えの利かない状態
部族的または民族回帰的な信条、または血縁からの働きかけ
一つの立場から全く別の立場へと変化する可能性
異次元的な器、またはコミュニケーションの困難さ etc.

蠍座の金星・牡羊座の天王星がクインカンクス
自分の理解を超える物事をなんとか納得しようとして葛藤する
権力闘争の危険
対立を避け、事をわけて説得にあたる必要 etc.

蠍座の金星・魚座のカイロンがトライン
長く抱いてきた哀しみに静かに折り合いをつけていく
何かが訪れ、ひそやかに拡がっていく予感
巡り会いと別れの中で深まっていく自分への理解 etc.

牡羊座のエリス・天秤座のパラスがオポジション
 国の内外で起きる政治的敵対精神
「正当性」に関わるプライドの衝突、所有権に関する強いこだわりetc.

ASCにオエノーネ(小惑星)がコンジャンクト
(新月図は東京ローカル図でもあり、どれほどの影響力があるかは未知数)
嫉妬や復讐心、プライド、個人的な偏見や悪意に注意
それらを一度明確に捨てた上で行動する必要

1月2日~18日まで水星がOOB入り
(新月のデクリネーションは22°台なのでOOB特有の浅くも深くも
 "飛び気味"の思考は比較的理解しやすいものになるかもしれない)
 8日〜9日 水星が火星にスクエア
 13日〜14日 水星が土星とヒュロノメにコンジャンクト
 15日 水星が海王星にセクスタイル
 18日〜19日 水星が冥王星(とイカルス)にコンジャンクト

水星OOBの影響を受けると頭の中に湧き起こった思考を外に向かって表現する傾向が強まる。普段お喋りなひとは止まらなくなったり、いつもは寡黙な人が突然話し始めたりツイートを連発したりする傾向が見られるかもしれない。またOOBの水星が触れる惑星の特質を水星が思考に翻訳・増幅する働きがあるため、ともすると話が大きくなったり、売り言葉に買い言葉の煽り合いが激化する危険も。デマの流布や集団心理の攻撃性には注意を要する。また集中力が極端に高まったり低下したり、ギャップが激しくなる可能性もあるので事故やミスにも注意を。

山羊座入りした水星は落ち着きを取り戻し、深い思考と現実的なコミュニケーションを促進するかもしれない。火星にスクエアを形成する水星は、大胆な決断を下す勇気をもたら可能性もあるけれど、苛立ちや口論には注意を。また土星とヒュロノメにコンジャンクトする水星は、現状への悲観や批判的な物の見方を促進するかもしれない。海王星とセクスタイルを形成する水星は、クリエイティブな能力に繋がりそう。何かを書いたり表現する良い日になりそう。ただし、やはり嘘や欺瞞に走る面もあるので注意する必要もある。イカルスと冥王星にコンジャンクトする水星はともすると強迫観念に取り憑かれやすい質を帯びると思う。何事もやり過ぎに注意。「イチかバチか、これでなければもうおしまいだ」的な考えが湧くようなら怪しんで。

1月7日 天王星が牡羊座28°台から順行開始
突然の混乱、事故、騒乱、相場の攪乱、権力闘争 etc.


そして...
1月21日 獅子座0°51’で満月・皆既月蝕!



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★1月新月・日蝕のサビアン・シンボル ★


  前回は黄道上の特異点、エリーズ・ポイントで起きた満月でした。で、今回の新月は同じカーディナル・サインのちょうどど真ん中で起きます。エリーズ・ポイントが「個人と社会がぶつかりあう交差点」だとすれば、この15°近辺は一瞬の火花が散った後に立ち止まり、内的な考察を経て次の体験に備える地点、または次の軌道への分岐点だと言えるかもしれません。では、以前書いた解釈に今年らしさを加えて。早速見てみましょう。


🌑 新月のベースとなるシンボル:
山羊座15°『病院の小児病棟に備えられた沢山のおもちゃ』


  ここは大きな病院の小児病棟。病気で辛い思いをしている大勢の子供達が入院しています。病院に入院するということは、厳しい管理の下に生活するということ。朝の回診、投薬、検査、あるいは手術や術後のリハビリ。病状によってはベッドから離れられず、または常に管とともに寝起きし、決まった時間に決まった食事を摂らなければなりません。健康なときの暮らしぶりに比べたら、本当に規則だらけの縛られた生活です。家族から引き離され、学校へ行くことも出来ず、辛い検査や手術に耐えて頑張っている、沢山の子供達。

  だからその一角には、彼らをひととき慰めるために様々なおもちゃが備えられています。  ほんのひとときでも、可愛いぬいぐるみや機関車やゲームで遊ぶことで、彼らの淋しさ、恐怖や辛さを和らげることが出来るかもしれません。 沢山のおもちゃは、寄付されたものでしょうか? あるいは、退院していった子供達が後に残った子達のために置いていったのかもしれません。そこに備えられたおもちゃ達には、そのひとつひとつに、小さなひと達の心細さを思いやる気持ちが託されています。

 

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  今、子供達は辛さを忘れて無心に遊んでいます。それは、ひとときの解放かもしれません。彼らがどんな境遇にあったとしても、たとえそれが大人の目から見たら古く汚れた小さなぬいぐるみであったとしても、そこで触れることが出来たもの、自分の中の「何か」に触れ、繫がりを感じたものによって、ひとのこころは癒やされる可能性を持ちます。そしてそのひとときの安らぎは、人間が本来生まれ持つ回復力にとっては大きな栄養になる可能性があります。

また、こうして無心に遊ぶ子供達の笑顔は周囲で見まもる大人達をもホッと癒やすでしょう。たとえわたし達全員がいつかは死すべき存在だと知っていても。そしてその刻がいつ誰に訪れるかは誰にもわからないのだとしても。今このときは、その子の笑顔が全てです。そして今この時こそが、わたし達の「生」の全てなのです。

わたし達の社会には、厳格なルールに従うべき環境が確かに存在します。山羊座に入ってからここまでの間には、個と社会の間に起きる様々な摩擦や挑戦、希望や自負、そしてふとかいま見る「闇」を象徴する度数が続きます。そしてここで中間点に至り、そんな社会と個のせめぎ合いの中で、重圧に負けず、自らの力を保つための「遊び = スペース 」を持つこと、そしてそれを許すこと、または与えることを描いたテーマが出てくるのはとても面白いと思います。


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  ここは小児病棟。そしてわたし達は、入院患者であり、同時におもちゃで遊ぶ子供達です。ここでは、病気を治すことが第一義。それが「目的」であり「法」であり「ルール」です。どんなに甘いお菓子が欲しくても、我慢しなければならないかもしれません。けれど、確かに人間って張りつめてばかりでは保たない。どんなときでも、疲れを感じたら臨機応変に一瞬の弛緩を自分に許す。「遊び」を許し、こころを癒やす何かに触れる。それが明日への鋭気となっていく。小さなリフレッシュ/リニューアル。その繰り返し。きっとこれからも、その積み重ねはとても大切な栄養になっていくでしょう。たとえ形として残るものは何もなくても。どんなときも自分が、自分であり続けるために。


  ちなみに、このシンボルを補完するオポジションの度数、蟹座15°のシンボルは『満腹するまで食べることを楽しんだ一団の人々』です。そこでは、ただ欲するままに美味しいものを食べ尽くすという一種の放縦さと、それを味わい尽くす楽しみが描かれています。B.ボヴィはこの光景を、山羊座の病院「ホスピタル」と連動する言語イメージ「ホスピタリティ」と関連付けていました。つまり、ここに描かれた人々の陰には常に、彼らが満腹するまで堪能した美食を提供する側の人々もまた存在する、ということです。


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  一団の人々は、自分達のために提供されたものを十二分に楽しみました。『あぁ、美味しかった!もうお腹がいっぱいだし酔いも回ってしまった...』 問題はそれから先です。次に彼らがどんな体験をするかは、そのひと次第。美食であれ、飲酒であれ、他の物事であれ、あまりに欲望のままにふるまい、耽溺してしまえば、行き着く先は病院かもしれないし、社会的な破綻かもしれません。けれど小児病棟の子供達とは違い、この場合は自分がしたことの結果を自分が引き受けるという形になります。それとも、ホストまたはホステス役の人々が彼らを介抱し、家まで送り届けてくれる... そんな思いやりに満ちた幸運に出逢う...なんてことも、あるかな?

  こうして山羊座と蟹座を貫く15°軸に描かれた対照性を俯瞰してみると、どちらにも異なる形を通して「思いやること」「貪ること」の光と影が暗示されているように感じられます。これはどちらが良いとか悪いとかではありません。光と影は常に表裏一体となってわたし達の中に存在し、ともに生を紡いでいるのだから。

子供達は、たとえ病棟に在ったとしても、そこで様々な社会的体験を学んでいます。ときには言うことを聞かずにお菓子を食べて怒られたり、ときには大好きなクマさんをもう一度抱きしめたくて、痛みに耐えて頑張ったり。これらの全てがもう一度、思いっきり野原を駆け回れるその日へと繋がっていきます。


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  だからわたし達も今、社会の頂点である山羊座の中盤に来て、これから自分という宇宙をくまなく駆け巡っていくその日のために。このシンボルに示された、社会を構成するにあたって不可欠の「他者を思いやる精神」の発露を見ると同時に... 今一度、自他を「思いやること」と「貪ること」の狭間に立ってみることを促されているように思えます。それは自分に何を、いつ、どれだけ許し、楽しみ、そして遊びきるかを意図し、ブレずにコントロールしていくことかもしれません。



🌑 新月のメイン・シンボル:
山羊座16°『体操着を着た少年少女達』


  さて、いよいよメインのシンボルですが、前の15°からこの16°では、雰囲気がガラッと変わってきます。前のシンボルには、どちらかというと内省的というか、少しだけ社会の前線を離れて体を引き、自他を顧みるような味わいがありました。でも、このシンボルではなにやら姿勢が前のめりになってくるようです。

原語の「gymnasium」とは体育館のこと。なので「gymnasium suits」は体育や何らかのスポーツを練習するための衣服、日本語では地方によって体操着や体操服、または体育着や運動着と呼ぶようです。また「ギムナジウム」といえばドイツなどに見られる、大学への進学を目指す中等学校を指します。一方、B.ボヴィによれば「Gymnasium」はもともとギリシャ語で戦士達が「裸で鍛錬すること」を意味するのだそうです。


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  つまりこのシンボルでは、少年少女達が「鍛錬」という共通の目的をもち、通常の服装よりも軽快で動きやすい(つまり裸に近い)衣服をまとって "四角い体育館" に集まっている光景を描いていると見ていいでしょう。その体操着はおそらく彼らが所属する学校やチームを示すおそろいのデザインではないでしょうか。

  さてこのシンボルも、対向する蟹座16°と対で見ていくほうが判りやすいかもしれません。その蟹座側のシンボルは『手書きの巻物を手前に置いて正方形の前にいる男』です。ん、ちょっとややこしい構図ですよね。

  これは、ひとりの男が自分の手前に一巻の巻物を置きながら、目前の「四角形」に対峙している光景です。巻物というからには、多分とても古い手稿なのでしょう。そして、目の前にある不可思議な正方形「square」……。 B.ボヴィはこの原語の 「square」から「city square」 や「square board」などへと言語イメージを拡げ、広場を前に古地図を持って立つ光景や、ルールブックを片手にボードゲームに興じるシーンにも通じるとしています。広場を前に、これからどの方向を目指そうかと地図を覗き込む男。または攻略本を前に、20世紀初頭に米国で生まれたという資本主義ゲーム、モノポリーに興じようという男...。そんな風にイメージを拡げてみると、そこにはこの先を左右するような「何か」を読み解こうとする人の姿が浮かび上がってきます。けれどこのシンボルの本質は、やはり「正方形」そのものが体現する原理にあるのではないでしょうか。


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  正方形が象徴するものは沢山あります。たとえば四つ組で表される宇宙、世界、生命の象徴として、まず曼荼羅の基本的な形状を挙げることが出来ます。ただ、曼荼羅の元となるサンスクリット語は「丸い」、つまり円の意味があるそうです。ならば「完全」を象徴するとされる真円を究極の宇宙精神の表れとして描く行為は、ヒンドゥー教や仏教だけでなく、キリスト教にも、イスラム教のアラベスク模様の中にもかいま見られるのではないでしょうか。 

この「円」が、わたし達の四肢では触れることの出来ない崇高な精神の顕れとされるのなら、それを囲む正方形は、円である「精神」を地上に降ろし、「物質」として固めて身近に触れられる概念にするための方便かもしれません。 そう考えると、一枚の紙に描かれたアストロロジーの円形ホロスコープもまた、全体でひとつのコスモス= 人間としての完全なる精神を象徴していると言えそうです。


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 Credit : Luc Viatour / www.Lucnix.be


  けれどアストロロジーで正方形といえば、ハードアスペクトの大ボス格、グランドスクエアです。古代ギリシャのアストロロジーでは、スクエアに火星の持つ性質を当てはめていたそうです。グランドスクエアは4つのスクエアの組み合わせであり、その四隅に置かれた惑星は互いにその勢いと方向性を殺し合う、どうにも動きが取れない一種の安定性を持っています。 けれどそれは、一触即発の暫定的な安定性。 一見動きが無いようにみえる4つの壁の中で、わたし達の精神は大きな抑圧を受けながら葛藤を起こします。そして、それ自体が新たなエネルギーを生みだし、突破口を探して四角い回廊を駆け巡ります。これは確かに苦しいアスペクト。 でも、そのエネルギーがいつの日か大きな反撥力となり、新しい境地へとそのひとを突き動かしていきます。


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        もしも正方形 ― 四角形が物質的な世界の顕れだとすれば、その形状には堅固な力強さとはうらはらに、やがては壊れていく痛み、死する運命への恐怖、そして哀しみの響きもまた包含されているように感じられます。それはわたし達が創り上げている社会そのものにも当てはまるかもしれません。けれど、この世に生まれ落ちたわたし達の精神は、抗いようもなく次の局面へ向かおうとします。そして、やがては完全な円の境地にたどり着くことを夢見て進もうとする衝動を内にたずさえています。その衝動こそが、「人間」としてのわたし達を生かそうとする見えない力の大本なのかもしれません。

としても、この男が前にしているのは正方形です。ならば、もしかすると古い手稿を参照しながら彼が読み解こうとしているのは、この世に存在する物質の究極の原理なのかもしれません。まるで現代の科学者 ― 物理学者のように。 あるいは、この男はこの世界、社会、人間を、今の姿にあらしめている原理を読み解こうとしているのかもしれません。社会を成り立たせているシステム、その中に生きる人間の心理や行動に見られる一定の法則…。そして、その分析から導き出される理想にふさわしい自分のあり方を探求しているのかもしれません。


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  さて、ここで再びメインのシンボル、山羊座側の『体操着を着た少年少女達』を見てみましょう。彼らが集まっている体育館は「四角」い形をした建物の、「四角」く広い一室です。それは世界の中で、彼らがこれから参加しようとしている社会を象ったものかもしれません。この先、少年少女達を待ち受ける社会では、毎日のように無数の競技や試合が様々な形を取って行われています。ならば今、彼らはその競技に参加するためのスキルを身に付けなければなりません。また試合に出るためには、その競技にふさわしい衣服をまとう必要もあるでしょう。それはパーティのドレスコードのようなもの。その場にふさわしいスキル、ふさわしい身なり。飛んだり跳ねたり、走ったり、身を伏せたり、回転したり....臨機応変の対応、話し方、身振り手振りにチームワーク。それを身に付けなければ、試合に負けてしまうかもしれない...。こうしてみると、このシンボルではほとんど社会性の極みを目指す鍛錬が示されているようにも見えてきます。


そう、確かにここは山羊座の中央部。だから社会の中で高みに上っていくためのノウハウを身に付けることが示唆されていることは否定しようもありません。また、全体を統合し、統制が利いてよく機能する集合体の構成員として、チームワークを身に付ける必要も示唆されているでしょう。


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  けれどその一方で、ここに集った少年や少女ひとりひとりに問いかけられているテーマがもうひとつありそうに思えます。それは、彼らがそれぞれに何を目的としてこの訓練に参加するのか?という問いです。

もし彼/彼女が、優れたスキルを身に付けることによって、本当に自分が目指す領域のてっぺんに君臨してみたいのだとしても。物質世界の鍵を握る、マネーゲームのチャンピオンになりたいのだとしても。もしくは、宿命的にも見える四角いシステムを、少しでも「円」に近付けたいという野望を持っているのだとしても...。あるいは適当に社会参加を果たして色々経験しながらも、落ちこぼれずに暮らしていければそれで良いのだとしても。それはいったい何故なのか? 自分は人生に何を望んで固く四角い社会という場に立とうとしているのか? 今の自分にとって、試合に勝つとは何を意味するのか? それとも、ただ流されるままに体育館にやって来て、導かれるままに体操着に着替えただけなのか? 

その問いは、彼/彼女を根底で支えている蟹座(内面)からの問いかけでもあります。その問いは、常識的で当たり前の答など求めてはいません。否応なく個と社会が斬り結ぶ社会という競技場で、その場面にふさわしい衣服と立ち居振る舞いを身につけようとする、個としての明らかな理由を求めています。このシンボルは、自分の中でその当たり前過ぎる答を今一度確認するタイミングが来ていることを意味するのかもしれません。 もしかしたら、全てはカモフラージュでしょうか? 鎧と面を身に付け、鏡に映った自分を影武者として動かしながら、まったく別の人生を探求しようとするひとだっているかもしれません。そしてそれもまた、選択肢のひとつです。


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  いずれにしても、ここから山羊座の後半に向かっては、また新しい側面が視野に入ってくるでしょう。それは否応なく社会の中で生きざるを得ない現代のわたし達がそれぞれに経験する、一種の「発芽」かもしれません。一日、また一日。

どの星座宮同士のオポジション軸にも言えることだけど、この山羊座の中央部もまた、対向の蟹座が放射する深い内的な想いと慈しみによって支えられています。ならば社会性の極みに直面し、前のめりの姿勢への圧力を感じそうなこの度数にあって一度立ち止まり、自分の本当の「気持ち」を慈しんでみるには良いタイミングではないかな?と思います。


  一日、また一日。あっという間に過ぎていく刻の狭間で。 世界の壮大な「リセット」と「セットアップ」の始まりの中で...。 わたし達は、自分という宇宙をどんな視座で捉えているのでしょう?



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have a great trek!!!★

hiyoka(^_^


この記事へのコメント

1. Posted by サラ   January 06, 2019 11:25
hiyokaさん、

明けましておめでとうございます。
今年もどうぞ宜しくお願いいたします。

今年最初の記事読ませていただいて、ここ最近私自身の中でも考えたり感じたりしてきたことでしたので、ちょっとビックリw

20数年前には単に”陰謀論”的に囁かれていた、グローバル規模での行き過ぎる管理社会のシステムがジワジワと私たちの生活に忍び寄り入り始めていて、「どぉなの?」と思いながら、その挑戦をどう受け止めるかはやはり我々の「意思力」にかかってくるのかな・・と。

私個人的には昨年末からヨガ・スートラを学び直しているのですけど、古代から伝わる教えは・・かの古代インダス文明全盛期の頃、紀元前3000年前から存在していたようで、その教えの根本原理は何一つ変わることなく語り継がれていることを思うと、蟹座16度のシンボルにも通じるものがあるような気がしてきます。

そして4年前の記事と私自身のコメントにもタイムスリップしてきましたが、当時の私は「何か自分変革を起こさなければならない?!」みたいな脅迫観念がどこかにあったように思います。

あれから紆余曲折(いつもですけど^^;)あって、なんだかそんな脅迫観念など持つ必要もなく、ただ自分のペースでゆるりと力抜くことで、四角と円に示されるダビンチのエニアグラムに向き合うのも良さそう。などと感じた今年初の新月&日食日でした(^^)。
2. Posted by hiyoka   January 07, 2019 23:56

サラさん、遅まきながら...
あけましておめでとうございます。今年もどうかよろしくお願いいたします。

「陰謀論」めいた話はいつの時代も本当に沢山存在して、そのほとんどが具体面で超眉唾ではあるけど、後からふり返れば大まかな方向性としては「アリ」なことが多いかもしれませんね。昔の優れたSFにもそれは言えますし。欧米の一部左派の主張を聞いたりすると「1984」的な流れは装いを変えて大衆心理に浸透しようとしているような気がします。結局人間を動かすのは良くも悪くも拡大していく欲望、または半径数メートルの安心と安全。それをゴクリと呑み込んだ上で、日々、さぁどうする?と問われ→意志を確かめる→問う→確かめる...みたいな。みなそれぞれに自分が何処へいこうとしているのか、本当は深いところでは解っているのだと思うけど。。

ヨーガ・スートラ。わたしには知識がないけれど、古代から変わらず続く学問にはとても深い示唆がありそうですね。今年はまた、新しい境地が開けてくるかな?

{□<〜>○→<?∞?>} 蟹座16°の男は何を求めて四角に対峙してるのか …といつも(都度に)思います。もしかしたら、□はそのときどきのひとの深淵を映す「鏡」なのかもしれない..とも。

タイムスリップ!w 4年前もハードなトランシットの時期でしたね。けど紆余曲折、大事。もう、わたし達はみな紆余曲折するために此処に生まれてきたようなものだからw。だからこうして今のサラさんが居る。当たり前なのに実は凄いこと。そんな気がしています。

今年も一年、どうか素敵な紆余曲折を!( ´ ▽ ` )ノ☆
 
 

3. Posted by 春分生まれ   January 09, 2019 12:32
寒中お見舞い申し上げます。
ご無沙汰してます。
益々のご活躍をされてる事とお喜び申し上げます。

去年義父が認知症(まだ軽いですが)と診断され先日病院に行ったときに MRI撮ってきてと言われました。 又私たちがしてはいけない日常の注意点を言われました。ここ数か月義父はお菓子をよく食べてます。
今回の新月のサビアンと合致してて…。あ~って。

OOB月の私には担当の先生が言う言葉が良い意味で暴走を止めてくれている気がします。
ネイタルで木海スクエアなので現状受け入れやすいです。
ただ 私天王星が効いてるから ただでは受け入れないところが(笑)長所です^^。
この数年Nにtの星たちが揺さ振りをかけてる気がするのは 頑固なこだわりなのかも。

メリマンさんもフォーキャストで12室に触れてました。n木星12室なのでビンゴ!本文読んで参考にしています。

これからもよろしくお願いいたします(^_-)




4. Posted by hiyoka   January 10, 2019 17:49

春分生まれさん、寒中御見舞い申し上げます。
ほんとに、寒いですね。

認知症はご本人も軽度のときの不安や恐怖、焦燥感で矢も楯もたまらず取ってしまう行動、また男性なりの深い怯えなどもあるかもしれず、周囲へは物理的だけでなく特有の精神的影響力もあって、関係者全員がそれぞれに深いトンネルを抜けねばならないような経験ですね..。はい、揺さぶりは当然あると思いますョ。OOB持ちさんなら特に大事な。

月のOOBはPのデクリネーション(赤緯)の位置で見ることも大事なポイントになります。天体は天の赤道を0°として常に北極方向か南極方向に動いているんですね。で、月が天の赤道をまたぐ、つまり1)Pの赤緯が0°になる年(とその前後)、そして2)月が再びOOB度数に入る年(とその前後)は、OOB的な観点から見て人生の大切な節目や転機になることが多く見られます。<その中間時点はある意味でPの太陽テーマに沿う活動の頂点のエネルギーが放射される可能性>

それは消化しておくべきカルマへの挑戦の場合もあれば、自己の新しい領域を経験するゲートの場合も、両方の場合もあります。けれど感覚としては、時が満ちて鹿威しがカタンと落ちるような感じかも。上辺にはどう見えようと、また自分の中で明確になっていようといまいと、理屈を超えた感覚の押しによって向けるエネルギーが変わってしまうような感じになることが多いようです。Pの月が0°に入ろうとしている今、もしかしたら春分生まれさんのこころのどこかに、そんな自分にしかわからない不思議な納得感が生まれつつあるかもしれませんね。『正しい方向性を目指しているのだ』と。ご自分でチャートを見る際、今年のソーラーリターンやP、Tと共にちょっと頭に入れておくといいような気がします。

great trek!!!

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