レイモンド・メリマン 週間コメント1/14【金融アストロロジー】レイモンド・メリマン 週間コメント1/28【金融アストロロジー】

January 20, 2019

🌕1/21の満月・皆既月食 ― みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)

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    満月は前回の新月のテーマが熟し、花開き実を結ぶときです。 この日は太陽と月が、地球を挟んでちょうど反対側にやってきます。0°の新月から始まった地球全体への課題は、満月で180° 対向のエネルギー同士がぶつかりあい補いあうことにより、輝く満月というひとつの「結果」を見せてくれます。それは、わたし達が空間から受け取ったエネルギーをどう昇華し、現実に表現してきたのかを、あらためて見せてくれる「鏡」だと言えるかもしれません。なので満月のテーマは新月の瞬間から色濃く育っていくとも言えるでしょう。そして わたし達はみな満月を超えて、次の新月までにその経験を消化(昇華)し、エネルギーはゆっくりと静まっていきます。それはこの世界に生きるわたし達の意識に与えられたプログラミングの一種かもしれません。そんなシステムをどう使うのか?それとも使われるのか? それはきっとわたし達次第。さぁ、今回はどんな風景が見えるでしょうか? では今月も行ってみます。(^_-)~☆
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★満月タイムスケジュール★
エネルギーが高まる時です。ヒーリング・メディテーションや祈りを捧げたい方は、もし可能ならこの時間帯(ずれるなら満月前がベター)に合わせてみてください。エネルギーの高まりを感じられると思います。

【地方平均太陽時:ソーラータイム(LMT)】
東京・関東ローカルで 1月21日14:35前後、北海道周辺で14:41前後、関西方面は14:16頃(日本標準時の場合はこの時間)、沖縄周辺で13:45前後に 獅子座0°51'で満月となります。(今回の月蝕は日本からは見えません)

今回のテーマのベースであり、今も背景で発効し続ける新月の大テーマについてはココをご覧ください。

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サビアン・シンボルによる【満月がもたらすテーマと挑戦】
*ここではデーン・ルージャー(ルディアー)版やマーク・エドモンド・ジョーンズ版の解釈ではなく、透視家エルシィ・ウィーラーの伝えた言葉をそのまま書き写したオリジナル版サビアン・シンボルを使ったブレイン・ボヴィの解釈を参考に、アスペクトを加味して書き下ろしています。
*テーマはひとつの意識の流れを表したものです。この流れは順不同に現れたり循環したり、ひとつだけ突出して感じられる場合もあります。また、内容はその時々のアスペクトを意識しながら抽出しています。


【月 獅子座0°→1° / 太陽 水瓶座0°→1°】
  🌕 "A daughter of American Revolution" /
  『アメリカ革命の娘』/
  🌞 "A secret business conference"
  『秘密のビジネス会議』
        ↓↓↓
  🌕"A case of apoplexy" /
  『溢血症状』/
  🌞"An old adobe mission"
  『日干し煉瓦造りの古い伝導所』


【テーマがもたらす雰囲気と挑戦(順不同)テーマ発効期~2/4】
※満月の場合、1週間~数日前から前倒しで感じられると思います。

→★密かに進展してきた問題が潜在的圧力の高まりと共に突然動き出す
→★本物の「力」を全方向的に試されるような状況
→★伝統や受け継いできた歴史の価値を護って立つという意志
→★「知ることの重さ」を負って物事を遂行する者が担う重荷を理解する必要
→★些細に見える物事がドラマティックな変化への導火線になる
→★誰かや何事かに対する思いの深さ、本質を見抜く目が試される経験
→★身の回りの愛するものを護りたいという純粋な心根の発動
→★問題解決のために立場を越え力を合わせて合意に至る必要
→★一つの物事を巡って解釈が分かれ批判の応酬となる危険
→★環境、文化、培ってきた世界観の違いに曝されて感じる違和感やショック
→★長い時を経て培われた底力の発揮、または潜伏してきた「病状」の認識
→★自分がまさに真実だと感じる物事を広く伝播したいという衝動
→★「想定外」の事態に陥るような状況を自分自身の手で創り出す傾向
→★楽観と情熱をもって自ら困難や危険な領域へ踏み込もうとする心理
→★思うように進まない物事に突然こみあげる怒りやフラストレーションに注意
→★自分が甘んじてきた「鋳型」を破ろうとする強力な衝動の目覚め
→★さらなる分岐を前に日常の物事に潜む大切なメッセージに気付く・・・→


★エネルギーのポイント:前回の新月『「だが、それでいい。」という視点』
            
            今回の満月・月蝕
            『意志と現実の狭間で確認する内部の力』 


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★1月満月・月蝕の星模様と挑戦(簡単に)★


  1月18日に水星がOOBから太陽の勢力圏内にインバウンド。水星は山羊座に入って少し落ち着きを取り戻したものの、アウトオブバウンズの間はどこか調子が狂い気味だったかもしれません(ネイタルで水星がOOBのひとは勢いが増すことも。ちなみにトランプ大統領は水星OOB持ちです)。 いろいろなことを思いつくものの、凄く集中出来るときとまったく散漫なときの差があり、その一方でいったん話し出したら止まらなくなったり、何気なく無神経なことを言ってしまいがちな、鋭くて少しアサッテな知覚をもたらすOOB的な傾向に「あれ?どうしたんだろう...」と思ったひとがいるかもしれません。でも、そんな感覚は徐々に鎮まってきます。ただし水星は22日に月のサウスノードとコンジャンクト、23日には天王星とスクエア、カイロンとセクスタイルを形成します。そのあたりまではまだアップとダウンの落差を感じそう。そして24日に水瓶座入り。このあたりが精神的にはひとつの区切りになるかもしれません。


満月軸・天王星・レクイエムがGスクエア
(その他パラス、イスラエル、ロシア、カルマ、テスラなど多くの小惑星がこれに加わっている)
予期せぬ出来事または突発的な行動/一線を超えて動く/緊張と解放/生と死の境、または宿命ということについて深く考える体験(メメント・モリ)/取り返しのつかない状況が後になって浮上してくる可能性(たとえば法に触れた場合は過度な懲罰の可能性)/豊かさやファンタジーを求める気持ち、思いやり、共感、ささやかで温かい触れあい etc.

満月・セレス・カイロンがGトライン
何かを護りたいと感じる/自分自身を抱きしめる/親子関係の傷や幼少時のこころの傷の浮上、その癒やしと理解/ジェラシーを手放す etc.

満月のロード水星が月のSノードにコンジャンクト
冥王星・イカルス(と水星・月のSノード)がコンジャンクション 
強い思い込み、一時的な記憶力の減退、混乱、自己過信によるミス/まっとうな姿勢を保つ必要/限界を受け入れる/強迫観念や妄想に注意 etc.

MCにネッソス、DCにイクシオンがコンジャンクト
カルミックな出来事=因果の消化/無頼、またはひとをひととも思わない心理/こっそりと行われる報復 etc.

火星(とルシファー)・土星がスクエア
緊張の高まり、フラストレーションと攻撃性/抗い切れない流れにあえて抵抗する/チャンスを無視して目先の楽しみに耽る傾向 etc.

金星・木星のコンジャンクションが海王星にスクエア
ちょっとした心理の揺れが大きなうねりとなる(期間中は金融市場の動きにも注意)/通常の理解を超えた世界へのファンタジーや憧れ/はっきり視覚化したり言語に表せないようなフォースを感じる/不可思議なコミュニケーション/見て見ぬふり、聞こえないふりが思わぬ結果を招く可能性/不正と楽観、自己満足、虚偽/音楽、アート、エロス、エキセントリック/浮遊感と高揚感 etc.

そして…
2月5日 水瓶座15°45'で新月!



★1月満月・月蝕のサビアン・シンボル★



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  さぁ、今回の月蝕も前回に引き続き、以前経験した度数が出て来ます。このブログを始めたのは2010年あたりからなので、もうずいぶん経ったけれど。それ以来全360°あるシンボルのうち、一度もルネーションが起きなかった度数もあれば、何度も繰り返し出て来る度数もあります。で、この度数は今回で4度目。これって何を意味するのでしょう? もちろん、地球も月もそれぞれが公転している関係上、サイクルには当然ズレが生じるし、細かい数字を計算すればシステマティックなものだという結論にはなるけれど... その一方でジオコズミックのシステムと人間活動との相関性をいやというほど味わってくると、やはり何度も経験しなければならない度数のテーマはそれだけ今のわたし達にとって大事な意味があるように思えます。

で、前回の日蝕がそうであったように、この月蝕も、2015年カーディナル・クライマックスの中央部で起きた天王星・冥王星カーディナルスクエア最後の形成の手前で起きた新月の度数であり、また2017年の木星・冥王星最後のスクエアを目前に控えた満月の度数とも重なっています。2008年から始まり、長期で見れば2020年~2023年~25年まで続くとされるこの大きな変革期のさなか、ここ数年を振り返ってみても、社会的にもまた個人の人生でも、出来事としても内面世界においても、わたし達は沢山の変動 ― 山や谷 ― を経験してきたのではないでしょうか。そして迎える要の年、2020年のセットアップとなる今年初めての皆既月蝕。そのシンボルを今、世界を覆う状況とともにあらためて見直してみると、そこに含まれる意味の深さに慄然としてことばを失うような感じがあります。(いや実際に、自分の感覚をどう表現していいかわからないでいるのですが...)

というわけで...(^_^;
前回同様、以前掲載したシンボル説明に手を加えた形になるとは思いますが、初めて読んでくださる方もいらっしゃるかなと思うので、新しい気持ちでとりかかってみたいと思います。


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🌕満月・月蝕のベースとなるシンボル:
 獅子座0°(蟹座30°)『アメリカ革命の娘』

  『アメリカ革命の娘』… なんだか闘う女達というイメージが真っ先に浮かんできますね。最近なら、主に米国社会を嵐のように(ほんとに見てるとそんな感じ)席巻するフェミニズム・ムーブメントを思い起こします。

この度数は特に、対向する度数の水瓶座0°(山羊座30°)太陽のベースとなるシンボル『秘密のビジネス会議』と照らし合わせながら理解していくとわかりやすいと思います。この2つのシンボルには、米国の建国史が色濃く関わっています。米国の独立戦争は1775年~1783年。その間、フランスとイギリスの争いと密接に関わりながら、「代表なくして課税なし」を合い言葉に、植民地支配からの自由と独立を目指して独立戦争が進められていきました。


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  アメリカ合衆国といえば自由主義、そして共和主義を国の基盤とするとされています。それはこの独立戦争を通じて皆に支持され、やがて国の背骨となった理念で、アメリカ建国の父と呼ばれるひと達(ベンジャミン・フランクリン、ジョージ・ワシントン、トーマス・ジェファーソンなど)によって強く信奉されていた思想だったそうです。 もちろん当時の女性達もこれを理解し、革命とその思想を支えるにあたっては大きな役割を果たしたと言われます。地球上のほとんどの国々がそうであるように、アメリカという国もまた、無数のひとびとの血の犠牲と銃弾の雨によって産声を上げた荒々しい歴史を持っているんですね。

(神話の霧に包まれた建国史を抱く日本は、その意味では世界でもとても特異な存在と言えそうです。そして今になってみると、俯瞰で見るならそれはそれで素敵なことのように思えます。明白な史実が露わになったとしても、それを誰が見るか、どの立場で受け取るかによって解釈や想いはまったく違ってくるし、それが今、まるでカルマを呼び覚ますかのように複雑な遺恨、利権、思惑と絡みつき、世界各地で新たな分断と闘争の元になっているのだとすれば...。まぁこれは日本の戦後始原図のMCにピタリと乗る海王星的な観点ではあるけれど..。)


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  さて米国の独立から100年ほど経った1890年、ワシントン・D.C.に 「 アメリカ革命の娘達(DAR)」という女性団体が設立されました。この組織は今なお存在し、活動を続けています。 その趣旨は、独立時に燃え上がったピュアな愛国精神を再び鼓舞すること。そして米国建国の歴史を保持し続け、未来を担う子供達に伝統を引き継ぎ、より良い教育の機会を与えること。 この精神はそのまま、革命当時の女性達が担ったと言われる役割そのものです。このシンボルを降ろした当時、チャネラーのエルシィがこの団体のことを知っていて、その記憶を通じてこのシンボルのイメージが降りてきた可能性は高いだろうと思います。ただ、当時は世界地図を書き換えるほどの革命の後押し役となった闘う女性達の集まりだったはずのDARも、今では良妻賢母型保守派女性の牙城のような立ち位置として見られているように思います。なので現在のアメリカ革命の娘達が、政治的・社会的にどの程度の力を維持しているのかはわかりません。

それに、米国の歴史にまつわる暗部として、やはり奴隷制と人種差別問題は外せない要素だと思います。そしてこの問題は、天王星・冥王星がコンジャンクトした1960年代に沼の底から本格的に浮上し、両惑星のワクシングスクエア形成を中心とするカーディナル・クライマックスに入った2008年〜米国初のアフリカ系アメリカ人大統領、バラク・オバマ氏が就任した2009年以来、再び重いカルマの爆発として米国中を覆っているように見えます。(オバマ前大統領のネイタル・チャートのICにはケンタウルス族のネッソス(黒い馬) — 巡る因果、カルマの支払いどき ― がコンジャンクト) 


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 米国独立記念館/ペンシルベニア州フィラデルフィア


  それでも、夫や恋人、父や兄弟、息子達が命をかけて勝ち取った国を純粋に愛し、この地に辿り着いた祖先が開拓し受け継いだ土地、文化、伝統、家族を護ろうとするこころは、少なくとも保守派が強い州、特に南部の女性達の中に今も生きているのではないでしょうか。トランプ大統領はそういうひと達の危機感とフラストレーションによって生まれ、今も支えられているのではないかと思います。

...とはいえ今の米国では、南部女性の一生を描いた名作といわれる映画『風と共に去りぬ』が人種差別的(奴隷制を批判的に描いていない)で不適切だという理由でリバイバル上映を取りやめる例が出ています。また南部のホーム・フラッグと呼ばれる南軍旗はナチスの紋章と同じ扱いを受けているし、IT企業の雄グーグル社では「家族」を指す「FAMILY」という単語を「父・母・子供という意味を含んで使うこと」が、子供を持たないひとやLGBTQのひと達に対して不快な攻撃となり得るというクレームが出たため、使う際には細心の注意を...という副社長命令が出ているというニュースもありました。そんな雰囲気がメジャーになってきた今の米国で、もしこのシンボルの「革命」に焦点を絞るなら...『アメリカ革命の娘』を現時点で体現しているのは#ME Too運動やウィメンズ・マーチなどを主宰するフェミニズムの闘士達ということになるのかもしれません。ただウィメンズ・マーチに関しては、中枢部ムスリム擁護派の反ユダヤ発言が問題となり内部分裂が起きているようです...。 こうして見ると、女性達による新たな流れの理想も弱点も、蟹座 — 山羊座軸のものとはかけ離れているように感じられます。おそらく、これらの運動が持つ特質と問題点は、次の獅子座 — 水瓶座軸においてもっと色濃く顕れるものかもしれません。


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  一方、対向する太陽のシンボル『秘密のビジネス会議』はアメリカ建国の父といわれるひと達が秘密裡に開いた戦略会議、または独立宣言のための会議というイメージと重なります。ひとによってはいわゆる「陰謀論」に描かれる「陰の支配者達」を思い浮かべるかもしれません。いずれにしても、とてつもなく大きな時代の流れとそれを貫く精神のただ中で、人々の集合体をひとつの運動や組織としてまとめ導いていく目的のためには、あらゆるレベルにおいてそれだけの権力、思考力、行動力が必要だったはずです。そして多分、純粋な理念の裏側では清も濁も呑み干し、秘密を護り、剛柔の駆け引きに長け、必要とあれば冷酷で無慈悲にもなり得るだけの欲動を備えた、大きく複雑な器を持つ人格も…。これはまさに今、世界各国の政治の中枢で良きにつけ悪しきにつけ行われていることだと思います。強くなければ生き残れない。それは今という時代が提示するひとつの真実であり、集合体としての人類を生きるわたし達が背負う現実でもあります。

  建国の歴史はそのまま国と国、集団と集団との利害関係のぶつかり合いです。あるひとにとっては崇高で美しい理想が、他のひとにとっては自分の幸福を脅かす悪そのものにもなり得る。...これって、今もわたし達の歴史の中で、日々の生活の中で、いやというほど繰り返されている事実ではないでしょうか。 もしそのぶつかり合いを「悪」だと言うなら、悪もまた善と同じように、わたし達ひとりひとりの中に存在していることになります。ちょっとしたことで「善」と「悪」は簡単に入れ替わります。何が正しくて何が誤りなのか? それさえも立場や観点によって変化します。特に今は厳しく複雑なエネルギーが充満しつつあるとき。利害や世界観がぶつかりあえば、互いに自分を護ることにせいいっぱいになり、相手を思いやる余裕もなく攻撃のみに終始してしまうかもしれません。


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  けれど、だからといって境界や垣根を無理に消し去ってしまえば溶け合えるかといえば、たぶんそうはいかないでしょう。個人と個人の繫がりであっても、合わない者同士が同じスペースを分かち合えば、お互いにストレスが溜まって結局は争いが激しくなるだけ。

それでも、もし溶け合うことが出来るとすれば、それは互いにまず自分自身の人生の問題を解決し、こころの傷を自らの手で癒やした後のことかもしれません。相手に期待することを止め、自分のこころに線を引き、決定的な違いをありのままに認める。おそらくその前提がなければ手を差し伸べることも出来ないし、たとえ笑って握手したとしても、片手はいつでも相手を殴れるように拳を握りしめているかもしれません。少なくとも、どちらか一方は...。 

もちろん、自己犠牲を払って相手に合わせることも出来ると思います。けれど、それはどんなに美しく見えても、相手が変わることを期待した上での行為に他なりません。もし相手が変わってくれなければ、自分が一切無くなるまで犠牲を払い続けることになるからです。あるいは、自分で創り出した罪悪感とその贖罪に必要な懲罰者として、他者を利用しているのかもしれません。自分ひとりのことであれば、もしかしたらそういう人生を良しとするひともいるでしょう。けれど、もし愛するひとや家族、または集団や国家に対する責任を負い、彼らを護らなければならないのだとしたら...?


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  水瓶座0°(山羊座30°) 『秘密のビジネス会議』 は山羊座の終わりでもあり、水瓶座の入り口でもある度数です。活動宮から不動宮へ。 山羊座の旅の中で、「大人」として究極の責任のもとに秩序と安定の確立へと邁進した精神は、これから水瓶座に入り、経験から得た理想を広く伝え、他の人々や集団に変革をもたらそうとしています。( でも水瓶座は人々の意識を変革しようとはしても、自分のやり方だけは頑固に変えようとしないかもしれません。魚座に至って自分自身を含めた全てが溶け始めるまでは.....)

そして、こうした「個」と「社会」を繋ぐ軸となる意識を内部から支えているのが、獅子座0°(蟹座30°)の『アメリカ革命の娘達』を貫く精神なのだと思います。リベラル的観点から報道されることの多い今の時代、彼女達の姿は保守と伝統の権化のように見られがちだけど、もともとは権力支配に反抗し、自由を求め、自分達の理想の国を創ろうとして闘った「革命精神」でした。その本質的なエネルギーは、不屈のプライドと理想を護り育てようとする強い感情的モチベーションです。『わたし達を見て!わたし達は自由と平和と権利のために闘っている…!』と。 けれど、厳しい現実の日射しに耐え、自分が自分に与えた使命(または人生の目的)を着実に果たして本物の自由を獲得していくには、たとえどんなに正しいと思っていても、その本質論に固執しているだけでは足りないでしょう。 

世界に新しい時代をもたらしたアメリカ革命の精神が、一方では残酷な奴隷制度を長らえさせ、先住民族の集団虐殺という歴史を生み落としたのも事実です。 勝つか負けるか? 敵か味方か? 奪うか奪われるか? こうした心理と現実は、今もわたし達の人生の中で、身近な日常の些細な出来事の中に色濃く見られるように思います。


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        アメリカ建国の影の推進力となった女性達の献身と力と誇り。伝統がもたらす美への郷愁。「仲間」「こちら側のひとびと」に対する共感と深い思いやり。それは「家族」「身内」「仲間」を自分の手で護るという素朴な情熱から始まり、ひとつの大きな力へと育っていきました。それは「母」なる力だったかもしれません。そして閉じた扉の向こうで密やかに行われる 『秘密のビジネス会議』。これはある種の権力、または少数のエリートを象徴するものです。至高の「父」がふるう力。全体が音を立てて動こうとするとき、これらははたして悪か?善か? そのどちらでもない「必要悪」または侵しがたい 人間の「現実」 なのか? 「秘密」はどんな理由があれ、全て明るみに出されるべきなのか? 何が正しくて何が誤りなのか? ...その答はこれから先の、わたし達ひとりひとりの思考レベルと想像力の中にしか存在しないのかもしれません。

野生の動物達は、今この瞬間も地球のどこかで食べ物を得るために、子孫を残すために、種として生き残るために、喰うか喰われるかの闘いを続けています。わたし達はその姿を見て、こころを痛めたり保護したりします。あるいはその自然を生きる姿に崇高さや「美」を感じたりもします。 人間は歴史を重ね、ずいぶん進歩してきました。きっとこれからも進歩し続けるでしょう。でもわたし達、本当に彼らより進化してるのかな.....? 


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  わたし達個々が胸に秘めるモチベーションは様々です。これからしばらく水瓶座を旅する太陽の下、わたし達はそれをエネルギーに変え、アイデアや想いを周りとやり取りしながら何かを変革していく...という大テーマを通ることになります。それはひらめきと理想と革新を求める精神に対する、様々な問いかけや挑戦のひとときになるかもしれません。また同時に、わたし達の内的宇宙の中心部 — 奥まった地下室では、常に最高レベルの秘密会議が開かれています。この会議に必要な資質とは何でしょうか? これらのシンボルを使うにあたって考えられるひとつの希望(そしておそらく求められる条件)は、わたし達の自我が、または集合体としての想いが否応なく抱える、あくなき欲望と矛盾が創り上げたこの世界の真実をあるがままに見極めようとする姿勢。そして、その中でけっして諦めずに自分なりの探求を続けていくことなのかもしれません。


        さて、エネルギーは次のシンボルに向かって行きます。


🌕 満月・月蝕のメインのシンボル:
  獅子座1°『溢血症状』


  溢血って一般に、何らかの原因によって脳や体の血管が破れるか詰まり、神経細胞が阻害される状態を言います。これには脳卒中や脳梗塞も含まれます。それは突然起きる症状で、いのちにも関わる危険な状況。また特に脳出血の場合、一番多く見られる原因は高い血圧だと言われています。猛暑の夏場は血液がドロドロに固まる脳梗塞にも注意が必要だし、今は冬場なので、暖かい部屋から寒いバスルームに入ったとたん血管が収縮し、血圧が急に上がることもあります。なのでおそらくこのシンボルは、血圧に関わるこれら一般的な症状を総合したイメージなのだと思います。

  サビアン・シンボルは時折、描かれた情景がそのままの形で顕れる場合があります。なのでもしかしたら、突然、何らかの発作に見舞われるようなケース、またはそんなシーンに偶然遭遇するひともいるかもしれません。また突然の事故や地震、噴火などの自然災害、何かが溢れたり破れたり覆われたりするような事象と関連するケースも考えられます。


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  けれど、このシンボルが象徴している基本的な原理は、こころや体の内部にいつのまにか溜まりに溜まってしまった不自然な圧力が、何かのきっかけで突然解放され、噴出するような体験だと思います。たとえば今山羊座の1°台に在泊するケンタウルス族のフォルスが持つ特質にも似た感じ。もしかしたらそれは、限界まで蓄積されたフラストレーション、徒労感の噴火かもしれません。それは怒りの形をとって顕れるかもしれないし、突然、全方向的に感情が高まって叫びたくなったり、いつもならあり得ない行動を取る…という形で顕れるかもしれません。それはまるで、小さな子供が怒られたわけでも転んだわけでもないのに突然、ささいなことで激しく(実は力いっぱいに!)泣き出すような感じに似ていると思います。周囲の大人には何が起きたのかさっぱりわからず、困惑するばかり。きっとその子にも本当の理由はわかっていないかもしれません。でも、彼/彼女は確かにその瞬間まで、何かに必死に耐えてきたのだと思います。そして、とにもかくにも解放が必要だったのではないでしょうか。

また、普通に歩いていたのに突然何かに足をすくわれて転んだり、階段から足を滑らせたり...そんなことも考えられます。  これは何かのサイン。そしてどんな形で何が起きてくるにしても、いったん放出されたエネルギーは周囲を巻き込んで拡がっていくでしょう。それが何をもたらすか? たぶん、良いとか悪いとかなんて関係ないのです(もちろん当座はいろいろあるとしても)。何故なら、贈られたサインに気付くこと、そこから新しい経験をスタートさせることが全てだから。


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  ひとつ前のシンボルではアメリカ建国の革命精神を支えた女性の姿が、ここでは突然の溢血症状となって顕れました。では、この流れはいったい何を意味するでしょう? これについても、太陽が位置する対向度数のシンボルを反映させて考えてみましょう。獅子座1°の対向は水瓶座1°『日干し煉瓦造りの古い伝導所』です。

       「日干し煉瓦」とは、強い日射しの下で乾かし固めたブロックのこと。そして「伝導所」とは、ある特定の信念や信条を、まだ馴染みの無い地域に広く流布させるために設けられた拠点を指します。それは特定の宗教かもしれないし、政治的な思想かもしれません。あるいは、新たな世界観を分かち合うコミュニティ作りに関する運動かもしれません。燃えるような日射し、燃えるような情熱。これこそがやるべき正しいことなんだとひたすらに信じ、伝導者は駆り立てられるように進みます。


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  けれど、新たな土地で馴染みのない文化を持つ人々に、馴染みのない信念や新しい世界観を広めようとむやみに立ち入れば、その反動もまた大きいと思わねばなりません。怖れと胡散臭さで誰も耳を貸してくれないかもしれません。馬鹿にされ、怪しまれるだけかもしれません。また、たとえ良かれと思ってその地を訪れたとしても、それが原因となって知らずに新しい病気を持ち込むことだってあり得ます。善いことだからと押し付けるような態度に出れば怒りを買い、悪魔呼ばわりされて危害を加えられることも考えられます。今なら、不用意に危険地域に立ち入れば自爆テロに遭遇したり、拉致されたり、最悪の場合殺されることもあり得ます。(つい最近も、モロッコを旅行中の二人の北欧女性がISISのシンパとされる一団に襲われ、無惨に斬首された事件がありました..) 

そんな、ともすると敵対的になりがちな雰囲気の中で、熱意に満ちた伝導者はことを急がずにじっくり構えていられるでしょうか? 肩の力を抜きながら相手の価値観に立ち、想像力を使い、こころを寄せながらも自分の一線を護り、同時に信頼を勝ちとることは出来るでしょうか? 日干し煉瓦の土地は、とても厳しい環境です。そこに長く生きてきたひとびとの流儀や価値観を理解し、溶け合うことは出来るのでしょうか? 


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  『こんなに正しいことを言っているのに、何故わからないんだ? みんなのために善かれと思ってこんなに苦労してるのに!』 伝導者は頭に血が上る思いを何度も経験するはずです。中には無理がたたって本当に脳溢血を起こすひとだって出るかもしれません。また、疲れ果てて諦めの気持ちとともに、日々憂いを抱えながらもその土地の文化や風習に馴染むか、または埋もれていくひともいたことでしょう。 

古い日干し煉瓦の建物。その風化した壁には、「これは自分にしか出来ないのだ」という使命感と情熱を携えてそこにやって来た、多くのひと達の様々な想いが刻まれています。 彼らの理想は、使命は、その後どうなり、その土地に何を生み出したのでしょう? 伝導者達はどんな運命を辿ったのでしょうか。 そして... 本当に...本当に彼らは自分自身のためではなく、その言葉どおり相手のために、あるいは「神」のために行動したのでしょうか? 伝導し、誰かを教化することの意味とはいったい何なのでしょう? 彼は神を「見た」のでしょうか? それとも神とは、個々の胎内宇宙に描像される「永遠に裏切ることのない至高かつ全能の父」の射影であり、その神に「認められること」が人生の全てだったのでしょうか? 

獅子座 — 水瓶座軸の領域は、自分にとって「至高」と思われる「信条」や「理念」と、それをまとうことで拡がっていこうとする「自我」との危うい関係性が問われる場所でもあります。


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        このシンボルは、ひとつの善意、ひとつの新しいアイデアを他者と分かち合おうとする人間の意識を象徴しています。水瓶座に入ったばかりの時点で、その意識は本来、とても純粋なものです。けれど同時に、その目的のために必要とされる忍耐力(水瓶座の副支配星、土星の領域)も試されるでしょう。ただの勢いではなく、自己陶酔でもなく、自他の境界線を犯さず穏やかに、でも必要なときは強さを見せて自分を護りながら、時間をかけて相手のことばで話し、納得してもらう。そのためには、持続力や深い思考力、そして想像力が必要になるかもしれません。決定的な価値観の違いが明白になれば、身を引くことを考える必要もあるでしょう。

水瓶座の支配星は天王星。束縛を嫌い、変革と革命を象徴する惑星です。でも、その天王星の影には水瓶座のもう1つの支配星である、土星が控えています。天王星と土星。一見、相反する二つの惑星の力をバランス良く使えなければ、水瓶座が示唆する変革と協働のテーマを現実化していくことは難しく、結局は分断を招き、溝を深めて争いを起こすことになります。これは今、世界各地で起きている異文化の衝突の根底にも関わるテーマかもしれません。(実際には歴史的な遺恨やプライド、支配欲や資源争い、階級格差などが複雑に絡み合っているのだとしても。)


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        獅子座の初期度数には、突然の溢血症状というちょっとショッキングなイメージがセットされています。獅子座らしく周囲の注目を浴びそうなシンボルではあるけれど、笑って済むようなことで終わるとしても、ちとお騒がせな感じではあります。 おそらくここには、ひとつの暗示、または警告が含まれていそう..。 獅子座の旅は、自分自身の創造性をめいっぱい追求し、自分がこの世界の王であり女王であるイメージを素直に満喫しながらエゴが持つ力を増大させていく行程です。 獅子座のエネルギーには善意があり、与えることの歓びを感じる力もあります。若々しい純粋さを失うこともないでしょう。 けれどそのためには、常に自分自身の風通しをよくしておく必要があります。ともすると崩れがちなバランスを整え、固く凝り固まろうとする精神の筋肉をほぐして自然な姿勢を保てるようにしておくことが大切な鍵になります。そして、おおらかなユーモアも忘れずに。

  『自分は自分であり、あなたはあなただ。それ以下でも以上でもない。ときに自分は何者でもないかもしれない。それでも構わない。何故なら、わたしという名の胎内宇宙を統べる王は常にわたし自身であり、秘密会議の全責任を負うのもまたわたし自身なのだから。』 『もしあなたがわたしを称賛するなら胸を張って受け入れよう。しかし、それは必須ではない。真の価値と自信は他者の評価に依拠するものではない。何故ならわたしは生まれながらの王であり、そして同時に何者でもないことを知っているから...。』


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  内界と外界とを繋ぐ、精妙でとてもデリケートなバランス。これが崩れたとき、おそらくわたし達は大きなフラストレーションに見舞われます。フラストレーションは怒りを呼び覚まし、頭に血がのぼります。もしかしたら、気付かずに誰かの琴線に触れるようなことを口走ってしまうかもしれないし、突然気が変わって全ての意欲を失ったりするかもしれません。すべてに行き詰まった感覚に襲われ、暴力的な衝動に駆られるひともいるでしょう。症状は突然起こってきます。何が起きたのか、すぐには誰にも理解できないかもしれません。 けれど、本当に必要であればそれは起きます。鋳型を破って何かが出て来ます。たとえそれがまだ靄に包まれて判然としない姿 —「力」だったとしても...それでも。

  だから、もしわたし達が本当に未知の領域へ踏み出していくのなら、この獅子座の初期度数で起きる蝕は、願ってもないスタートラインだと言えそうです。何故ならとにかく滞っているものがあれば全てを一度放出するような力が加わるのだから。たとえばこのエネルギーに強く触れて、いっときカオスに見舞われたとしても、やがて物事も自分自身も、収まるところへ収まっていく。


  余談になるけれど、月蝕が起きる21日、安倍首相はロシアに飛んで翌日プーチン大統領と会談。そして23日からスイスでダボス会議に出席する予定だとか。この流れは今回のサビアン・シンボルが告げるテーマになんとよく合致していることでしょう。今回は国内問題で手一杯の首脳が多く、米国のトランプ大統領、英国のメイ首相とフランスのマクロン大統領は欠席。中国の習近平主席も不参加で副主席が代理参加。ロシアやインドも不参加だそうです。先行きの見えない世界情勢の中、各国首脳の間にはどんな話し合いがもたれるのでしょうか...。


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        この月蝕でわたし達が受ける獅子座のエネルギー。それは、何があろうと、きっとわたし達に再び快活さを与え、やがて背筋を伸ばして真新しい玉座へと向かわせてくれる力だと思います。そしてその玉座は、もしかしたら今までに見たことも考えたこともないような形状をしているかもしれません。いえ、形なんてあるようで無いのかも? ひと呼吸ごとに、目を閉じて開くたびに、全てが変わっていくのだから。どうなるかはわからない。でも、それを楽しみながらいこう。このシンボルはわたし達に、そんな心意気を教えてくれそうな気がします。

何故なら、この強力な月蝕はノースノード・イクリプス。未来に向けて一歩踏み出すためにセットされた、パワフルな蝕です。だから怖れずに。胸を張って。ひとつ朝を迎えるたびに新しい自分がそこに在ることを知り、それを生きてみたいと思うのです。



corn




have a great trek!!!★


hiyoka(^_^


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