レイモンド・メリマン 週間コメント1/28【金融アストロロジー】レイモンド・メリマン 週間コメント2/11【金融アストロロジー】

February 04, 2019

🌑2/5の新月―みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)

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    新月は前回からの課題を経て、次の新月までの約1ヶ月をかけて取り組む新しいテーマが開示される時。 そしてこれは生まれた星座に関係なく、地球に生きるわたし達みんなに平等に降り注ぐエネルギーです。わたし達はこのエネルギーを使って日々、自分なりに考え行動していきます。その現れはひとの数だけ様々ですが、やがてはお互いに影響しあいながら、社会・国・世界の潮流を作っていきます。これは言い換えると、わたし達を取り囲む「空間の雰囲気」です。星読みの世界から見れば、誰もがその中で生き、そのテーマに呼応して・・(素直になったり、反抗したり、無視したりしながら・・)自分なりの人生を創造していると言えます。 その意味でも、刻々と変容していく惑星エネルギーの流れをおおまかに知っておくことは、きっと何かの役に立つのではないでしょうか。
    例えば... シンボルの光景やキーワードを覚えておくだけでも、何かに迷った時の指針になるはず。ではでは今月も行ってみます!(^_-)
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★新月タイムスケジュール★
願い事やアファメーション、ヒーリング・メディテーションなどしたい方は、もし可能ならこの時間帯に合わせてみてください。エネルギーの高まりを感じとれると思います。(^_^)

【地方平均太陽時: ソーラータイム(LMT) 】
東京・関東ローカルで  2月5日06:23前後、北海道周辺で 06:29前後、関西方面(日本標準時ならこの時間)は06:04頃、沖縄周辺では05:35前後に水瓶座 15°45’ で新月となります。

前回の新月のテーマについてはココ、満月についてはココをご覧ください。

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Sabianシンボルによる【 新月がもたらすテーマと挑戦 】
*ここではデーン・ルージャー(ルディアー)版やマーク・エドモンド・ジョーンズ版の解釈ではなく、透視家エルシィ・ウィーラーの伝えた象徴の言葉をそのまま書き写した「オリジナル版サビアン・シンボル」を使ったブレイン・ボヴィの解釈を参考にし、アスペクトを加味して読んでいます。
*テーマはひとつの意識の流れを表したものです。この流れは順不同に現れたり循環したり、ひとつだけ突出して感じられる場合もあります。また、解釈の内容はその時々のアスペクトを意識しながら抽出しています


【月・太陽 ♒️水瓶座15°~16°― 発効期:2/5~3/6 】
🌑🌞"Two lovebirds singing on a fence"
   『フェンスの上でさえずる二羽のボタンインコ』
            ↓  ↓  ↓
🌑🌞"A big businessman at his desk"
   『デスクに向かう大物実業家』

【テーマがもたらす雰囲気と挑戦(順不同)】
 ※ひとによっては数日前から前倒しで感じられると思います。

→★選択を前に「ここ」と「あちら」の境界 ― どこでもない場所 ― に立つ必要
→★他愛の無い笑いや滑稽さに触れて救われる気持ち
→★不可視の「壁」を越えるために必要な全く新しい観点とゴールの変更
→★イメージどおりにいかない現実を糊塗するために仮面を着ける
→★仕事をこなし責任を全うすることから生まれる高揚感
→★他者の期待に沿う成果を挙げるというプレッシャーに耐える必要
→★全体の雰囲気を前向きに変化させるために必要な精神力と視野の拡大
→★別れ行くこと、道を分かつことから生まれる安堵と解放感
→★巧みな駆け引きや何重にも張り巡らされた策略を見抜く必要
→★清濁や光と影を分け隔てなく丸呑みにして複雑な状況と渡り合う
→★思慮の浅いお節介やありきたりなつまらない言葉の羅列に注意
→★余計な物事をシャットアウトして最優先すべき事柄にあたる
→★温かみと希望と折り目正しさによって掴み取る成功、またはペテン
→★無意味な犠牲や身に覚えのないクレームに対し冷静に対応する
→★まだ誰も気付かない非常に重要な第一歩の始まり
→★決して尽きないいのちの火がもたらす予兆を確信に変えて進む・・・→


エネルギーのポイント:前回の新月『「だが、それでいい。」という視点』
                    ↓
            今回の新月集中し弛緩し集中し突き抜ける
                   
            
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★2月新月の星模様とチャレンジ ★


  今回の新月図を見ると、個の極み(4室)と社会性の極み(10室)を軸と見たとき、主要惑星の全てが東半分に在泊しています。これが何かの "しるし" として一種の "味わい" をこの新月のエネルギーに与えるとすれば、「わたし」や「わたし達」にとってのアイデンティティーとは何なのかをどこかで意識させられる... または問われるような感覚があるかもしれません。

また新月図のロードである天王星の状況を見ると、日々のコミュニケーションの中で「乗り超えなければならない壁」または、自分自身に対して何かを証明するために自分の力を目一杯使う、何かに挑戦する... そんな感じもあります。なのでこの新月でもしそんなフォースに触れるなら、自分の手を一杯に伸ばした時の限界がどこら辺にあるかを意識しておくことが大事かもしれません。そして、その範疇で頑張ってみること。もしそれが仕事なら、なるべく過度な責務を負わないよう、責任の範疇を明確にしておきましょう。様々な紆余曲折も考えられるので、いずれにしても負荷はかかりそう。けれど決めた範疇を逸脱しない限りは、直観が冴えて自分が思った以上の力を発揮出来るかもしれません。それは今後の自信になっていくし、長期の視点で新たなアイデンティティーへと繋がるひともいるでしょう。ただし過信、やり過ぎ、走り過ぎは禁物。あくまで自分がここまでなら頑張れる...と感じる、その範囲にフォーカスし、集中力を注ぐイメージです。そしてもし状況が許すなら、自分の位置とともに関わり合う全体の行方を視野に入れておく。これはその行方が自分の意に染むか染まらないかというより、全体がどう動き、どんな光と影を生んでいくのかを見ていく — 自分の本源と、今の自分が「見ること」に使っているフィルターの本質をもっとよく知るために。そんな感じかな。


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  一方、嘘や自己正当化への誘惑も多いし、政治力を使った駆け引きなどもこれまで以上に増加するとき。自分から飛び込んだり巻き込まれたりすると、結局は大事なエネルギーを消耗するだけで良いことは無さそうです。一方、この新月あたりがきっかけになって、これまでの悪癖を改めるチャンスに巡りあうひともいるかもしれません。けっして一筋縄ではいかないけれど、試す価値は大いにあると思います。

  この新月から、満月を挟んで3月の新月までの約1ヶ月間。この時期は、2月に入っていよいよ本格的なセットアップが進行し始めている社会と、それを創り出している集合体の一員としてその流れを目の前に映し見ているわたし達自身、その内的宇宙との対比が再びテーマに浮上してきます。たとえば、ひとによってはこんな感じかもしれません。...リアルな日常でのふとしたやり取り、またはネット上にかいま見る様々な人間模様。ひとりひとりが確かにそこに、何処かに存在し、何かを想い、感じ、生きている。あるひとは必死に想いを伝え、あるひとは冗談めかし、またあるひとは怒りを吐きだし、あるひとは楽しく笑う。そして皆が一瞬一瞬の自分を確かめながら、生きている。けれど同時に、そこには不可思議な「見えない壁」が厳然と存在してる。これはいったい何だろう?...とか。 


dandelion


  あるいは仕事に疲れて帰る夜。駅の雑踏を過ぎてふと見上げた夜空。あれやこれやと忙しかった思考が一瞬止まり、ことばにならない想いの感覚がしんと、ふわりと、触れてくる。ん、何だっけ? 思い出せない。あれ? 何かある。自分の中に、まだ何かある。でも掴めない...。やがて行き交う車の音にかき消されるようにその感覚は消え「そうだコンビニに寄るんだった!」と大事なことを思い出す。けれど...。


生きて、見て、感じてきた。その全てが巡り巡って木霊となり、自分という宇宙に還ってくる。そんな瞬間。


それがどんな風に感じられるかはひとそれぞれ。その訪れやタイミングも様々。だから一概には言えないけれど。 この時期の惑星配置には、集合体としての「わたし達」を無意識のうちに分離の方向に引っ張る働きがあるように思います。なので、集合的には細分化やセクト化、もしかしたらエントロピーの増大? とでもいうような運動性が生じるかもしれません。そしてそれでもなお(またはだからこそ?)、わたし達のこころには現実に何かをまとめあげよう、創り出そうとする欲動も生まれてきます。そんな相反する心理的引力が働く中、惑星達はわたし達に、ここでさらに自らのアイデンティティーを深く問い直すよう囁きかけてくるのではないかと思います。

それは果てしない問いでもあり、簡単に答が見つかるようなものでもないでしょう。それでも再び。もう一度。自分の立ち位置(それぞれの今の志向性によって、外面的でも内面的でも、社会的でも霊的・存在論的なものであっても)とその核を探り、現時点での確認をしてみることは有用だと思います。


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  そういえば、よく「将来のビジョンを描く」なんて言われるけど、確かにそれも良いかもしれません。たとえばこれから7年間。天王星が牡牛座を旅するとき。そしてその後、水瓶座に入った冥王星と双子座入りした天王星がトラインを描き、土星と海王星が牡羊座の旅を始めているとき。これから10年後には、世界はまったく変わっているかもしれない。そのとき自分が生きていたら、何をして何を考えているだろう? どうありたいだろう?

けれどおそらく今、宇宙から求められているのは、現時点で明確な構図を描けたり、すらすらとことばに出来るようなアイデンティティーとは別種の... 何かもっとずっと根源的なもの...他者とは共有出来ないような何か...なのかもしれない。そんなふうに思えるのです。



<新月図で目を引いたアスペクト、少しだけ>

土星・アトランティスがコンジャンクション&パラレル、これに海王星がセクスタイル、そのミッドポイントに新月(とアガメムノン)、土星と冥王星がパラレル
直観や予知の力/突然のひらめきや独創力/ネガティブな影響力に敢然と立ち向かう力、またはそれを創造力として使う能力/指揮力・統制力の発揮/カオスの目覚め(人類のDNAに刻まれた文明崩壊への怖れが無意識のうちに動き始める可能性)/未来の悲劇を感知する(現実化するとは限らない)/嫉妬や敵意、悲嘆、理由なき暴力性/カルマの訪れ etc.

金星・アグニ・フォルスがコンジャンクト
突然の出来事による精神的・霊的試練/女性問題やスキャンダル/現実に根ざした根拠を提示する必要/金銭的損失または無駄遣いの危険/統率力や事態収拾の能力を示す etc.

火星・エリスが牡羊座でコンジャンクト、蟹座のキラルスとスクエア
格差に対する代償を求める/隠し事の発覚、または虚偽からの解放/純粋さが試される出来事/フラストレーション/母性の否定、または母性からの解放/無指向性の反抗心/DVや子供の虐待、女性や若者が犠牲となる出来事 etc.

天王星(とスウィンドル)・パラス(とダイシンサイ)がオポジション
(イクシオンが調停、イカルスとタンタルスがTスクエア)

 2月13日15時前後 火星・天王星がコンジャンクト
(月が11日に火星とコンジャンクト)

フェイクニュース/欲望の追求/政治的場面の混乱や分裂/グループの新たなセクト化/損失や特権の剥奪/他者との接触を避けたい心理/開き直り精神で突破する etc.

2月18日 金星・土星がコンジャンクト、夕刻にカイロンが牡羊座に戻る
満月を控えたこのあたりで精神的にまたひとつの節目、あるいは分岐点があるかも?



そして...
2月20日0時53分 乙女座0°台で満月!


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★2月新月のサビアン・シンボル ★

  今回の新月は、引き続き2015年冬、天王星・冥王星スクエア直下の満月の位置をかすり、そして2年前の夏、木星・冥王星スクエアの真っただ中で起きた月蝕の度数で起きます。このところ続いてきたカーディナル・クライマックス当時と同じ度数のルネーションはどうやらこの新月〜満月期で最後かな。ここから先は少しずつ、微妙に微妙にずれていきます。というわけで、今回も引き続き以前の解説をなぞりつつ、惑星配置が告げるニュアンスを加味しながら書いてみたいと思います。


新月のベースとなるシンボル:
水瓶座15°『フェンスの上でさえずる二羽のボタンインコ』


        フェンスの上で鳴き交わす2羽のボタンインコ。 ボタンインコは華やかな色の羽根を持つオウムの仲間でとても頭が良く、つがいになれば生涯にわたる絆を結ぶくらい愛情深い鳥だとされます。なのでフェンスにとまってさえずるメロディも、互いを想いあう愛の歌なのかもしれません。これはなにかとても平和で幸せそうなイメージです。 水瓶座の中間点で至福の愛を唱う小鳥のカップルは、水瓶座の社会的スローガンとも言える愛と平和、自由平等の理想を映すシンボルにも見えます。ひと組のカップル、2羽のインコはグループや社会の最小単位。パートナーとの出会いは、対向する獅子座が追求する個の表現 — てっぺんに立つひとり — とは決定的に異なります。「1」が「2」になり、それがやがて溶け合って新たな領域の「1」となる。それはわたし達が夢見る理想の愛の姿かもしれません。けれどわたし達にとってそこに至るまでの過程は、果てしなく曲がりくねった道が続くことが多く、途中で途切れることも少なくありません。


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  水瓶座の理想は「We Are The World」だとよく言われます。けれど「全てと手を繋ぎ合う」ことの第一歩 — 誰か特別な他者と真に向き合うこと — への道程は、それだけでもわたし達にとって一生をかけた大きな挑戦ではないでしょうか。 それとも、1対1の濃い結び付きは難しいけれど、志向を同じくするグループなら容易に手を繋げるでしょうか? おそらくは。そして、たぶん一時的には。では、志向の合わない者達同士は? 話し合い、現実的な妥協を重ね、歩み寄り、何とか手を繋ぐことが出来るでしょうか? おそらくは。そして、たぶん一時的には。


  今ではペットとしてのイメージが強いボタンインコですが、本来の野生種はアフリカのタンザニアやザンビアなどの高地で小さな群を作って生息しているそうです。近年はペット用に乱獲されて個体数が減っているため、保護区を設けているという話も聞きます。密猟者が中に入れないように、人間が不可視のフェンスを立てているんですね...。そんな中、野性のインコ達はつがいの相手が決まると仲良くともに巣づくりをし、やがて卵を産んで自分達の種を繋いでいきます。

ところで、このシンボルの鳥達がさえずる場所は…どうして家の中じゃないんだろう? どうして林の中や木々の枝じゃないんだろう? 何故、こちら側とあちら側を分け隔てるフェンスの上に? 彼らは共に、これから何処へ向けて飛び立っていくのだろう? 


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  フェンスとは、隔壁。「こちら側の世界」と「あちら側の世界」の間に引かれた境界線を意図的に主張するものです。フェンスの高さは「我/我ら」と「彼/彼ら」がどれほど遠く分かたれているか、その度合いを示しています。「わたし」がこちら側から、見る。そのとき向こうにいる「彼」は見られる者。同時にあちら側から「彼」が見る。そのときこちらにいる「わたし」は、見られる者。ひとつのフェンスを境に、見る者と見られる者が互いを映し合って、対峙してる。フェンスとは、こちらから見ればこちら側に見える。あちらから見れば、あちら側に見える。

けれど本当のフェンスとは... こちらでもあちらでもないところ。実は、何処でもないところ。「見る者」と「見られる者」「投影する者」と「投影される者」という構造が創り上げる、見えていながら見えない境界。それは人間の生というシステムの中でわたし達が見る「夢」の入り口かもしれない。その両側にはいつも勝者と敗者、富める者と貧しい者、美しい者と醜い者、幸せな者と不幸な者、善なる者と悪なる者がいる。


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  けれど今 ボタンインコのつがいは、そんな隔壁の上にちょこんと止まり、優しく愛を歌っています。 彼らはこちら側にもあちら側にも飛び立つことが出来ます。人々を、土地を、権利を隔てる高い壁も、ラブバードと呼ばれる鳥達にとってはただひととき羽根を休め、愛を表現するための恰好の止まり木にすぎません。飛翔することによって得られる、何にも隔てられることのない空間との一体感、そして自由...。 そんな自由を得た存在のみが、本物の愛の歌を歌えるのでしょうか。

もちろん、そんな鳥達でさえ、群となれば種の違いや天敵との間に見えない壁を持つはずです。それでも。鳥達が歌い、ひたすらにいのちを繋ごうとするシンプルな生の在りようは、種や群の境界という壁でさえも本能の領域にまるごと受け入れて、その全てを生き尽くしているのだと思います。


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  でも。そうは言っても家には戸締まりが必要だし、庭にはフェンスが必要。こちら側 — 自分の全て — を護るために。今を生きるほとんどの人間にとってはそれが現実だと思います。水瓶座の「We Are The World」。それは現実に無数のフェンスが存在する世界です。わたし達はそこで、壁を創っては壊し、造っては壊しているのかもしれません。ならば人間にとって「壁」の本質って何なのだろう? もしかしたら今 一番厄介で恐ろしいのは、いつの間にかわたし達ひとりひとりの間に分厚くそそり立とうとしている不可視の壁、あるいは「見ること」と「見られること」がもたらす不信の壁なのかもしれません。

そして次に、エネルギーは今回の主となるテーマを拾っていきます。


新月のメイン・シンボル:
水瓶座16°『デスクに向かう大物実業家』


  デスクに向かう大物実業家という絵図は、いかにも水瓶座の中間ポイント~後半への第一歩らしい構図じゃないかと思います。 彼は厳しいビジネスの世界で「大物」と自他共に認める存在。そのイメージは、視野が広く、ビジネスの手腕はもちろん、ひとを見る目、知識、経験・戦略、財力があって、権力構造にも精通してるような...そして何より運にも持続と忍耐の力にも恵まれてるような...つまり一つ前の星座宮、山羊座とその支配星土星の薫陶をたっぷり受けてここに至っている感じ。とにかく多くのひと達を引っ張っていくだけの理念やビジョンを持つ、スケールの大きな人物像が浮かびます。また、彼に敵対する立場から見れば、手強くて冷徹な存在かもしれません。で、そんな大物の彼は今、デスクに向かって何やら仕事をしているようです。次に展開する新規ビジネスの世界戦略でも考えているのでしょうか? 


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  彼は巨大な責任を負う立場です。仕事が大きくなればなるほど、リーダーとしての責任は重くなります。彼の目前には日々変化する現実が迫り、火急の決断を求められることも少なくありません。ひとつの判断ミスがどんな大損失を招くかわからない今、その影響力は絶大です。ならばまずは自分がやらなければならないことを、やり抜くしかありません。今の彼を創ったのは、実はそんなシンプルな生き方の積み重ねだったのではないでしょうか。

このシンボルに出てくる「デスク/desk」とは、重役室とか大統領執務室などに置いてある、大きくて平らで、大抵は正面を高級木材で覆ってある(つまり他者からは足下を見られない)書き物机です。その平らな天板の上で、今までどれほど重要な物事が決められてきたことでしょう。B.ボヴィによると、この「desk」はラテン語の「discus」がその起源で、二重語としては「disk」もあるそうです。そしてこれは両方とも『円盤状のもの』という意味になります。
 

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  人間が知識を集め、物事を考え、それを記録するための「場」を成す机。広い世界を動かそうと戦略を熟考する大物実業家にとっては、きっと今後の仮想世界が拡がっているだろう机。それを指すことばがもともとは「円盤状」という意味を持つって、とても興味深いと思います。 特に日々円盤状のホロスコープと向き合っているアストロロジャーならば。 その円盤とは、回転するもの。存在ある限り、回り続けるもの。

では、もしかして大物実業家の前に置いてある机の真の姿は… 回転する地球を意味するのでしょうか? いや太陽系? それとも銀河系? それは回り続ける。昼があり夜があり、星が生まれ、星が死ぬ。刻の流れを軸として死と生がめぐりめぐる... わたし達が見ている世界、その「システム」そのもの。

        けれど実際の大物実業家にとっての円盤は、また違って見えているかもしれません。たとえば、この世界をめぐりめぐる、平たい円盤状の何か。貨幣…コイン。  今は物質としての金の価値を基準にした金本位制から不換紙幣の時代になり、さらに形を持たないビットコインなどの仮想通貨や電子決済が一般化してきたけれど、それでもわたし達にとっての貨幣のイメージは昔からあまり変わっていないように思えます。たとえば今、手の平に乗る10円玉... 。世の中をめぐりめぐって多くのひとびとの手に触れてきた、鈍い土色の小さな円盤。普段は気にもしないで気軽に使っているけれど、本当はそこには見知らぬひと達の人生と小さな思いの切片が無数に刻まれているのかもしれません。


coin


  「富」とは、そんなささやかな価値が積み上げられ、膨大にふくれあがったもの。大物実業家は、移ろいゆく世界に対峙して、その富を動かすひと。 だから彼と彼の仕事を支えるデスク=円盤とは、今の社会をその根本で支える経済構造 ― 貨幣・通貨システム ― だと言えるかもしれません。 これもまた、わたし達がけっして無視出来ない現実です。そのこと自体にまつわる善きことも悪しきことも、歓びも哀しみも怒りも悲哀も含めて。けれど円盤は回り続けます。昼があれば夜が来る。光と影を生み出しながら、常に変化して止むことがありません。だからここに描かれた彼の姿は、今のわたし達が創り上げた世界/社会システムを擬人化したものだとも考えられます。

ところで、このシンボルは対向する獅子座16°のシンボルと照らし合わせるととても興味深いものがあります。そのシンボルは『嵐が過ぎた直後の陽光』。ついさっきまで猛威をふるっていた台風が過ぎ去り、激しかった雨も止んで、流れの速い雲の切れ目から一瞬、サーッと射してくる眩しい陽の光。 わたし達は空を見上げ「あぁ嵐が終わった... 無事で良かった!」と思います。たとえ裏山が崩れたり倒木で道路が通れなかったとしても、何とか山場は越えたようです。


Sun2


  その光景は本当に、束の間の美に過ぎないのかもしれません。まだ衰えぬ風の勢いに流されて、灰色の雲はすぐに陽光を隠してしまうでしょう。それでもわたし達は、一瞬射してくる明るい輝きに解放の象徴を感じます。どんなに暗黒の雲に覆われていようと、雨や風が猛威をふるおうと、そのはるか上には常に失われることのない輝きがあるのだと。そして、明日も生きていくのだと...。

つまり、対向する獅子座16°から見上げる雲の切れ目にかいま見える陽光が、この大物実業家と彼のデスク(あるいは輝く円盤)...という構造になっているんですね。確かに、大抵のわたし達にとって、彼は「雲の上のひと」かもしれません。(今は大物実業家が逮捕されたりスキャンダルが暴露されればあっという間に世界中に拡がるし、SNSでおかしなことを言えば批判の集中攻撃にあうことも多いけれど、このシンボルが降ろされた時代の庶民にとっては、本当に高い壁に囲まれて手の届かない存在だったろうと思います。)


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  では、わたし達が雲の上に「大物実業家」を見上げたとしたら...不可視の壁を通していったい何を見るでしょう? 世界を覆うシステムの頂上付近に君臨し「新世界秩序」を拡大していこうとする結社的陰謀の中心人物でしょうか? それとも功成り名遂げ、莫大な資産と権力を手中に収める憧れの大成功者でしょうか? それとも天才肌で変わり者で、人格的には問題ありだけど発想力に長け時代の波に乗ったIT長者? あるいは世界経済の未来を牽引する力を備え、貧困を救い、人望あつく包括的でウィンウィンの経営を心がける賢者? その姿にまつわる物語は、きっと見るひとによって十人十色になるでしょう。そしてまことしやかな伝説もそこから生まれてきます。 

けれど真の大物実業家の姿は...そのどれでもあり、どれでもないかもしれません。何故なら束の間の陽光の中に「わたし」が見上げる「大物実業家」は、彼の姿を借りた「わたしの世界」であり、めぐりめぐる「わたし」という円盤 — この眼を通した「世界」というシステムだからです。


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  大物実業家は今、目の前に拡がった自分という名の円盤に向かっています。彼は全神経を集中し、思考をめぐらせ、何かを決断しようとしているのかもしれません。彼の目の前で世界は大きく拡がり、ひたすら回転し続けています。回転は加速し、遠心力は強まり、今にも無限の彼方へと全てが飛び出してしまいそう...。 さて、とりあえず敵を潰さねばならない。味方の裏切りにも用心するべきだ。どこに壁を立て、どの壁を崩すか。どこに資本を集め、どこから吸い上げるか。どの領域が興隆し、どこが沈んでいくのか... 彼はそんなことを考えているのでしょうか。それとも。その一身にかかった多くのひとびとの生の重さを感じながら、自分の「王国」とその理想を護るために全身全霊で人生というビジネスに立ち向かっているのでしょうか? 水瓶座の「友愛」を力に変え、社会のシステムを変革し、雲に隠されることのない永遠の「太陽」になりたいと欲しているのでしょうか? (太陽は彼のはるか足下、獅子座の支配星なのだけど...)

  さて。彼は果たして自分という名の不可視の「フェンス」を越えて飛び立てるでしょうか? 自分自身が課したその道を、全う出来るでしょうか? ...きっとその答は、わたし達ひとりひとりが歩む人生の道、その過程の中にこそあるのかもしれません。


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  あちこちで邪気を払う豆が蒔かれ、冬の区切りがついて春の気が立つという立春の今日。ピンクや白の梅が咲き誇るのも、もうすぐかな。つい数日前まで夜中はしんしんと冷えたのに、伊豆あたりではもう早咲きの桜が咲いているとか。恵方巻きが終わった巷ではバレンタイン・デーの商戦がたけなわです。今年もまた同じ季節がめぐり、過ぎ去ろうとしてる..。でも、同じものも、同じことも、同じひとも、もうなにひとつない。みんな新しい今、ここ。そんな空間に生きてる。生き始めてる。なんだかしみじみとそう思ってしまう、寝不足の夜明けです。。(^_^;



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have a great trek!!!★

hiyoka(^_^


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