レイモンド・メリマン 週間コメント3/18【金融アストロロジー】レイモンド・メリマン 週間コメント3/25【金融アストロロジー】

March 20, 2019

🌕3/21の満月 ― みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)

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    満月は前回の新月のテーマが熟し、花開き実を結ぶときです。 この日は太陽と月が、地球を挟んでちょうど反対側にやってきます。0°の新月から始まった地球全体への課題は、満月で180° 対向のエネルギー同士がぶつかりあい補いあうことにより、輝く満月というひとつの「結果」を見せてくれます。それは、わたし達が空間から受け取ったエネルギーをどう昇華し、現実に表現してきたのかを、あらためて見せてくれる「鏡」だと言えるかもしれません。なので満月のテーマは新月の瞬間から色濃く育っていくとも言えるでしょう。そして わたし達はみな満月を超えて、次の新月までにその経験を消化(昇華)し、エネルギーはゆっくりと静まっていきます。それはこの世界に生きるわたし達の意識に与えられたプログラミングの一種かもしれません。そんなシステムをどう使うのか?それとも使われるのか? それはきっとわたし達次第。さぁ、今回はどんな風景が見えるでしょうか? では今月も行ってみます。(^_-)~☆
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★満月タイムスケジュール★
エネルギーが高まる時です。ヒーリング・メディテーションや祈りを捧げたい方は、もし可能ならこの時間帯(ずれるなら満月前がベター)に合わせてみてください。エネルギーの高まりを感じられると思います。

【地方平均太陽時:ソーラータイム(LMT)】
東京・関東ローカルで 3月21日11:01前後、北海道周辺で11:07前後、関西方面は10:42頃(日本標準時の場合はこの時間)、沖縄周辺で10:13前後に 天秤座0°09'で満月となります。

今回のテーマのベースであり、今も背景で発効し続ける新月の大テーマについてはココをご覧ください。
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サビアン・シンボルによる【満月がもたらすテーマと挑戦】
*ここではデーン・ルージャー(ルディアー)版やマーク・エドモンド・ジョーンズ版の解釈ではなく、透視家エルシィ・ウィーラーの伝えた言葉をそのまま書き写したオリジナル版サビアン・シンボルを使ったブレイン・ボヴィの解釈を参考に、アスペクトを加味して書き下ろしています。
*テーマはひとつの意識の流れを表したものです。この流れは順不同に現れたり循環したり、ひとつだけ突出して感じられる場合もあります。また、内容はその時々のアスペクトを意識しながら抽出しています。


【月 天秤座0°→1° / 太陽 牡羊座0°→1°】
  🌕 "A false call unheard in attention to immediate service"
  『差し迫った責務への集中によって耳に届かない虚偽の呼び声
  ☀️ "The Great Stone Face"
  『人面の大岩』
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  🌕 "A butterfly made perfect by a dart through it"
  『身を貫く一本の針によって完全な存在となる蝶
  ☀️ "A woman rises out of water, a seal rises and embraces her"
  『水面から女が立ち現れ、アザラシが浮上して彼女を抱きしめる』


【テーマがもたらす雰囲気と挑戦(順不同)テーマ発効期~4/4】
 ※満月の場合、1週間~数日前から前倒しで感じられると思います。

→★あらゆる雑音に惑わされず最重要な物事に集中する喫緊の必要
→★人生を大きく見た上でけっして妥協出来ないラインを死守する
→★「こうありたい」と感じる人物像が自分自身の何を
    投影して出来上がったものかを識別していく必要
→★もっともらしい理由をつけて実はどうでも良いことにかまける危険
→★聞きたくないことに対して無関心を装い無視するか、または
    必要なときに重要な物事に意志をもって一点集中出来るかの試練
→★他者からのどんな要求や文句にも応えようとして疲れ果てる
→★過度のストイックさが心理的なねじれや抑うつと化していく危険
→★ひとつの信条に盲目的に従い他の多くの可能性を犠牲にする可能性
→★一つの節目に浮上する生々しい感情のほとばしりがその後の生を彩る
→★何かを完全に理解したい、または捉えたいという強い欲望
→★人間の生の「五感に訴える生々しさ」を愛する力、または拒絶する心
→★傷ついたこころを癒やす不可視の力を感じ取るか、
    見せかけの優しさに慰めを求めて足を掬われるかの岐路
→★刺激にむやみに反応せず、平穏を護るためにひととき仮面をつける
→★内界や外界の決定的な一シーンをイメージやことば、音で表現する能力
→★原初の本能的なモチベーションが一時的なエゴを通して翻訳され、
    合理化され、行動化されることの危うさ
→★自分の内部にある物語、または何かの具体的なイメージが見え始める
→★脱皮のときが至り自分自身に新たな楔を打ち込む・・・→


エネルギーのポイント:新月
            『全ての内的力が融合する一呼吸への集中』
            
            満月
            『新たな節目の扉を開くただ一度の呼吸』 

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★3月満月の星模様とチャレンジ ★


  魚座の水星が絶賛逆行中の現在、世界はますます不確実性と不安定さを増しつつあるように見えます。建国以来の歴史を全否定するかのような米国急進左派の台頭と壊れゆくクラシック・リベラルの伝統、行方のわからないブレクジット問題、再び拡大傾向が見え尖鋭化してきたと伝わるフランスのイエローベスト運動と揺れ動くEU、欧米を席巻するカルチャー・ウォーと言論統制への圧力、バチカンではカトリック教会のトップである枢機卿が聖歌隊の少年達への性的虐待で有罪となり、テクノロジー・モンスターと最先端科学の結び付きにはどことなく危うい方向性がかいま見え...そして水星逆行のまさに中日、ニュージーランドで銃撃テロ事件が起き、50人におよぶ無辜の犠牲者が出ました。この事件はフェイスブック上でライブ配信された後、YouTube、Reddit、8chanなどに再掲され、世界に拡がる分断の加速を狙ったかに見える犯人のアジェンダとともに、世界中のミラーサイトに転載されていったとか。ネットとテクノロジーを介したその拡散ぶりも、今の星回りを映していると言えるでしょう。また独立系ニュースサイトの9ニュースによれば、オーストラリアの通信キャリアはこの事件に関連して動画を削除しなかった4chan、8chan、ゼロヘッジ、ライブリークなどをブロック。ボーダフォンは取材に対し、この措置が裁判所または法執行機関の命令によるものだと告げたそうです(検閲 — 山羊座の土星と冥王星)。


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  こうしてテロ事件の衝撃と悲しみはまたたく間に世界を覆ったけれど、米国では何故か怒りの飛び火が「白人特権」という文脈を通じて無関係な人物(ムスリムの女性議員イルハン・オマールによるユダヤ人排斥を批判したチェルシー・クリントンなど)に降り注ぐ事態にもなったようです。また、今の星回りに関連して米国から伝わったニュースとしては、カリフォルニアのデビン・ヌネス共和党下院議員が Twitter 社に対し、保守派アカウントを意図的にターゲットとしたシャドウ・バン(当事者に何の通知もなくひそかにアカウントを削除したりツイートを見えなくするなどの行為)によって被害を被ったとして2億5000万ドルの損害賠償と35万ドルの懲罰的損害賠償を請求する訴訟を起こしたとか。今や重要な政治プラットフォームとなったツイッターは、ジャック・ドーシーCEOが急進左派を含む民主党の支持者であるため、これまでにも右派の論客やトランプ支持者、ウォークアウェイ運動の創始者やラディカルフェミニズムに批判的な言論に対してあからさまな差別行為を行ってきたと言われています。とすればこれは、米国憲法修正第一項「言論の自由」に関わる裁判で、私企業としての自由裁量範囲と公共の言論プラットフォームとしての役割責任とが問われることになるのでしょうか? 

  一方、世界と単純比較すればまだ平和に見える日本も、先の見えない北朝鮮の核や拉致問題、韓国、中国という近隣国との間に積み上がった軋轢、憲法改正問題、少子高齢化や労働・賃金問題、事実上の移民制度とその受け入れ態勢への疑問、経済の先行きへの不安その他、日々浮上する難問や事件は無数に存在します。そしてそのどれについても、今のところ真に納得いく解決の道筋がついているようには感じられません。


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  ネットではあらゆる人々があらゆる言説を放流し、それに対して無数の反応が怒濤のように日々流れては去っていきます。特に政治的な話題がらみで英語圏のネットを見ていると、右派左派を問わず怒りに満ちたことばや侮蔑的な言説が飛び交っていて、その不信感の底深さに日々驚かされます。そこではフェイクも真実も、全てが一緒にミキサーにかけられて大量の調味料が投入され、似ても似つかないインスタント食品に化けて出回っているのではないかと思うほど。また、物事の深みを追っていくのではなく、表層のことばじりや目に映る断片だけで即座に正邪の判断をくだし、それにヒネリを加えた上で自説の強化に利用するという話法も今のネット言論の特徴かもしれません。(そういえば米国内では過剰な分断の進行ぶりに市民戦争の再来を口にするひとも...。もっともサイバー世界では、市民戦争どころか第三次世界大戦さえ見えない舞台裏で始まっていてもおかしくはなさそう。まぁ仮想世界なら直接の被害はないという考え方もあるけれど、それは捨てたほうが良いのかも? そこで起きていることは、物理的現実に顕れる思いもよらない根こそぎの変化の一部分 ― 形を変えた先触れ ― に過ぎない可能性も否定出来ないのだから。)


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  ところで、日本の戦後始原図(被占領国から一つの独立国家として認められたサンフランシスコ条約締結時のチャート)はMCに海王星が乗っています。また現憲法成立時の戦後始原図では太陽と海王星がコンジャンクトしています。ここには「他者(他国)が善なる存在であることを信頼し、忍耐を旨として理想に生きる」という崇高なテーマが浮上するけれど、その反面(というか同時に)「自己欺瞞と自己犠牲の中で夢をみる」、「信頼すべき相手を見誤る」...などという、国としては厄介な傾向も感じられます。

  で、満月を前になんでいきなり世界の話題や戦後始原図の話になったかというと... 今回の満月は春分の日に起きる、エリーズ・ポイントのスペシャルなルネーションだから。 エリーズ・ポイントとは、黄道上に象徴的な十字を描く感受点。今までにも何度か触れてきたし、メリマン・コラムでも重要な感受点として紹介されていた、牡羊座0°(春分)、蟹座0°(夏至)、天秤座0°(秋分)、山羊座0°(冬至)— 季節の変わり目 — を指します。また太陽が牡羊座0°に達する春分は、アストロロジー上の「新年の始まり」です。なので国や社会にとっての今後1年を予測するときは、多くのマンデーン・アストロロジャーが春分図を使います。


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  一方、パーソナル・レベルで見るなら、エリーズ・ポイントはわたし達個々の人生においても新しい季節の始まり。そして個人と社会が鋭く交差しぶつかり合う十字路のようなもの。そこではわたし達それぞれが「社会」という名の「反射光」とダイレクトに出逢い、その体験を通して自分にとっての新しい挑戦や変化の兆しを感じ取る... または兆しが「宿る」とも言われています。いわばアストロロジーという象徴的言語体系においては節目にあたり、一歩踏み出すよう背中を押されるポイントという感じかな。その意味でも、セットアップの年、2019年の春分と重なるこの満月は、わたし達それぞれにとって とても重要な意味を秘めているように思えるのです。

けれど、そうは言ってもまだまだ魚座の水星逆行が猛威をふるう真っ只中。すぐにクリアな視界が開けたりはしないでしょう。それでも、3月7日の新月からこの満月期が終わる4月4日までの約1ヶ月間、太陽と月、そして様々な惑星達が告げる新たな挑戦のテーマを知った上で、さらなる一歩を踏み出すこころの準備をしておくのは悪くなさそう。

何故ならこれから先、2020年とそのあとの数年をかけて、本当に大きな変化がやってくるはずだから。 それはきっと良いとか悪いとかではなく、後戻りのない流れの中で、全人類の集合意識が選択していることだと思います。その流れに立ち会うべくして生まれてきたわたし達は、それぞれに自分ならではの幸福を追い求めながらも、同時に超然と自分自身を生き切っていくよう促されているのではないでしょうか。


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  と。。 また前置きが長くなっちゃって...😅 では星模様、さっそくいってみましょう。以下のアスペクトは全般的な読み方ですが、ネイタルの惑星や感受点に触れている場合は何らかの形で関連する体験があるかもしれません。また、ネイタルチャートで満月が入るハウスの体験にも注目しておくと良いでしょう。


春分の満月

牡羊座の太陽・カイロン(と恒星スキート、小惑星サラシア、ジョディ・フォスター、マーティル、ワイルド、スフィンクス)に天秤座の月(とアヴァンダンティア)、山羊座のフォルス(とボムビッグ)、AC/DC軸がGスクエア
月と天王星・ルシファーがクインカンクス

水星逆行と海王星が猛威をふるう満月らしく、とても濃密でいながら沢山の謎を秘めたアスペクトが見られる。太陽とコンジャンクトになる恒星スキートは魚座側だが、恒星としては荒々しいエネルギーを持ち、場合によっては天災、様々な大事故、死と関わることもある一方、クリエイティブな力を与えるとも言われる。小惑星をざっと眺める限り、全体に表面からは見えにくい部分に要因のある自爆的行動や未成熟さによる盲目的行為(またはそう見える犯罪)なども考えられるが、もしかするとこれは満月の先取りとしてニュージーランドで起きた銃乱射事件と関連したのかもしれない。

天王星・ルシファーの組み合わせもまた、何らかの刺激によって社会常識の一線を越えやすいとされる。ルシファーはとても創造的な一面を持つけれど、特有の弱さを持ち、誘惑や果てしない堕落を止める力には欠け気味。なのであまりに抑圧的な生活や過度のストイックさは避け、無理のない生活を心がけたほうがいいかも。月と天王星の組み合わせは潜在的な「噴火」の可能性を持つ。子供のころから長く抑圧してきた「熱」が風変わりな形をとって突然表出したり、反抗や抵抗運動に繋がることも。それは根底の感性を「誰にも理解されない」というフラストレーションかもしれない。突然の爆発が年齢を問わず「本当の自分探し」の一環として起きる場合もある。気分は変わりやすく、言うことがあれこれ変わったり、空気を読まずに驚くような発言をして攻撃される場合も。

特にこの時期は不安定になりやすいので、出来るだけゆったり過ごしたい。謎や秘密めいた雰囲気、想像力、イメージの構築には助けとなりそう。その他、もし他者との間の「共依存」状態に心当たりがあれば、その問題が具体的な形で浮上する場合があるかもしれない。それがそこから脱するための解決策を模索するきっかけとなる可能性もあるので、水星が逆行のシャドウを抜けるあたりまでよく見ていくと良いかも。

Sノード・冥王星(と土星)& Nノード(とキラルス、エロス、シュレディンガー、コンパッション)のノード軸にエリス(とアストライア)がTスクエア(エリスとパラレルのチャイルドが天秤24°台でGスクエア)
他に牡牛座の火星、射手座の木星、水瓶座の金星が各23°台に在泊。金星・木星のMPにSノード、金星・火星がスクエア

これらのアスペクトも子供の虐待や若者を含む大量殺人やテロ、犠牲者に対する同情や追悼の思い、審判に関連するけれど、ニュージーランドの事件が衝撃的だっただけに、やはり先取りとして起きたように思える。ただいずれにしてもストレスフルなアスペクトが続くので、少し息抜きが必要かも。でも羽目を外し始めると底が抜けそう。追っても虚無の幻影しか見えない可能性があるので火遊びはほどほどに。静かな安らぎを求めるほうがもしかしたら安全かもしれない。また、月のノード軸と冥王星、土星、キラルス、エリス、アストライアなどのTスクエアと火星、木星の関係は、前述のネット接続に対する法執行機関のブロック命令にも関連すると思われる。

火星・Nノードから木星にYOD
新しい生活、新しい領域へ踏み出す機会の示唆。ただし慣れた生活へのこだわりや新しい方向性への不安、またはいくつかの選択肢で迷ったり、自分を護るために社会常識と闘わねばならないなどの予感からなかなか決心がつかないかもしれない。起きることは起きる。肩ひじ張らずに起きたら起きたときのことと割り切れるかどうか。考えどきかも。

火星・冥王星とSノード・ベスタの小三角
骨の折れる作業でも絶対にやり遂げなければ...という意志。内面と外の世界がぶつかる可能性。それでも自分で責任を負うことが出来て、ひとりで続けられる作業であれば完遂出来そう。こころを澄ますことが鍵かも。

海王星とアスボルス・ジュノーのスクエアのMPに天王星・ルシファー
(5月3日に起きる今回最後の天王星・海王星セミスクエアを大背景として)

これもハードなアスペクト。一時的に精神的許容量が狭くなって、いつもなら受け流せることに強い反感を持ったり、相手を糾弾したくなったりするかも(相手がそうなることも)。そんなときは出来るだけ衝突を避けて体をかわすか、もし可能なら相手の話にきちんと耳を傾け、誤解が生じないように話し合いを。双方に落ち着きがあれば、日頃言えなかったことを正直に伝える機会になるかもしれない。ただし失言には気を付けて。ストレスに注意。(天王星・海王星のワクシング・セミスクエアの社会的な影響力についてはフォーキャストやマンデーン・シリーズに詳しく解説されているので参照してください。)


水星逆行関連の注意期
(思考力・注意力・重要ファイルのバックアップなど引き続き慎重に)
 ・例外としてネイタルで水星逆行のひとは逆に冴える場合もある

3月23日ごろから水星は速度がぐっと落ちてくる
(少し長めのストーム・フェーズの始まり)

3月25日 水星逆行で海王星と魚座16°台でコンジャンクト
 
そのまま滞留して...

3月28日 23時頃 魚座16°台で順行
この日Sノードに冥王星が正確なコンジャンクション、Nノードにはキラルスがコンジャンクション、これにエリス・パラスがGスクエア

4月2日 19時頃 海王星と順行の水星がコンジャンクト
同時に月とネッソスがコンジャンクト、ノード軸に冥王星とキラルス、Sノードと冥王星、パラスからグリーヴにクァドリフォーム

 ※この前後もハードなエネルギーになりそうなので要注意

4月17日 水星が逆行のシャドウを抜ける


その他
3月27日深夜 金星が魚座に入居

3月28日 金星・天王星がセクスタイル

3月31日深夜 火星が双子座に入居

4月2日 冥王星・エリスがスクエアのニアミス状態に
(1911年に正確なスクエアが形成され、その余韻となるニアミスが1912年に形成されて以来の、今度は前兆のニアミス。次の正確なスクエアは2020年1月26日から2021年8月28日(UTC)まで計4回起きる)


そして...
4月5日夕刻 牡羊座15°台で新月!


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★3月満月のサビアン・シンボル★


  ではさっそくシンボルを見てみましょう。今回は太陽が2018年秋の満月、そして2015年春、天王星・冥王星最後のスクエア直後に起きた日蝕の位置と半分重なった位置に来ます。なのでシンボルも重なるものがあるけれど。初めて読んでくれるひとのために、もう一度掲載しますね(少しだけ違うところもあるかも?)。


🌕満月のベースとなるシンボル
 天秤座0°(乙女座30°)
『差し迫った責務への集中によって耳に届かない虚偽の呼び声』


  このシンボルは文字どおり、自分自身にとって一番大切な事柄...まはた目の前の喫緊の問題に対して全身全霊で打ち込む姿を描いています。そしてそんな姿勢のせいで、周囲のどうでもよい喧噪がまったく耳に入らないか気にもならない状態。あるいは「騙されない」状態。ただし一番大切な事柄といっても、そこは対人関係やパートナーシップを支配する天秤座の0°です。問題は自分ひとりだけのことではないはず。エリーズ・ポイントらしく、そこには常に「他者」の影があります。それは特定の親しい誰かかもしれないし、「公」という名の不特定のひとびとかもしれません。だからこのシンボルを大きく見れば「公務」や「公共のサービス」というニュアンスもあります。つまり、地に降りたって自分を見つめ、細部にこだわりをもって完璧を目指してきたのが乙女座の旅だったとすれば、ここに来てわたし達は天秤座の風に吹かれ、あらためて他者の存在を強く意識します。そして自分が広くも狭くも「全体」「グループ」または「二人」の中のひとりであり、その「全体」を見回した上でもう一度新たな意識をもって今一番大切なことに集中していくということ。


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 photo by Mabel Amber, still incognito on Pixabay


  原語は「unheard」で「hear/聞く」ということばが使われています。でも、「hear」は積極的に耳を傾けるという意味の「listen」とはニュアンスが異なります。おそらく耳には入っているのです。でも「unheard」...聞こえない。つまり聞こうとはしない状態。何故か? 今自分が必要としていること、または自分が必要とされていると感じる何事かに没頭し、全精力を傾けているから。

  このシンボルは、実際に周囲のために(または自分自身をも含む特定・不特定の誰かを想定して)何かに邁進するというエネルギーとして使われることもあります。でも、どうもそれだけではないようです。では太陽からの放射をみてみましょう。


☀️月に光を放射する太陽のベースのシンボル
 牡羊座0°(魚座30°)『人面の大岩』


  この度数は4年前の2015年、最後の天王星・冥王星スクエアが形成された直後に日蝕が起きた位置(魚座29°〜30°)と半分重なっています。当時のこと、覚えているかな? このシンボルは米国の小説家ナサニエル・ホーソーンの有名な作品のタイトルそのまま...。それは山あいの村に住む少年と、深い谷間のはずれにある、自然によって削り取られた人面そっくりの巨大な岩との物語です。今回、この度数は太陽の側ではあるけれど、黄道360°の最終度数としてとても重要。なのでちょっと長いけど、まずは物語のあらましから(知っているひとも多いとは思うけれど)。

  .......父親のいない少年は、その岩が大好き。慈悲深く、智恵があってひろくて大きくて気高くて、まるでどんな辛さや哀しみも受け止めてくれる、素晴らしいひとがそこに居るようで。 少年はインディアンの古い言い伝えでいつかその谷間に偉大な預言者が生まれ、成長するとその大岩そっくりの顔立ちになるのだと聞きます。 そしてその時から、いつの日かあの大岩の顔を持ったヒーローに会いたいと切望しながら生きていくのです。彼は何人もの自称ヒーローや偽物に出会い、そのつど失望を味わいます。幼いころから偉大な大岩と親しくこころを通わせてきた彼は、偽物を見分ける目を誰よりも持っていました。 やがて時が経ち年老いた彼は、誠実で慈悲に満ちた、つましい平修道士(肉体労働を受け持つ下級修道士)になります。ある時、日没の説教を乞われた彼。 はるかに人面の大岩を臨むその地に立って話し始めた彼の横顔。それは、彼が幼いときからずっと憧れていた、あの "グレート・ストーン・フェース" そのものではありませんか....そう、彼はいつの間にか言い伝え通りの人物、自分が探し求めていたヒーローそのものを体現していました。彼自身も、誰も気付かないうちに…あるひとりの詩人が夕陽に輝くその美しい横顔を見出すまでは..........これはそんな物語。


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        ホーソーンのこの小説が世に出たのは1850年です。その後「真の理想を探求する人間とその気高さ」を主題としたこの物語は米国の人々に広く親しまれ、子供に読ませる本として推薦されたり教室で取り上げられることも多かったようです。なので、マーク・エドモンド・ジョーズばかりでなく、サビアン・シンボルを降ろしたチャネラーのエルシィ自身がこの短編を知っていた、あるいは読んでいた可能性はかなり高いのではないでしょうか。けれど、度数順ではなくランダムに降りてきたこのイメージが黄道一巡りの最後の度数に合致していたなんて、彼女には知る由もなかったでしょう。

この 「人面の大岩」 は、実際に米国のニューハンプシャー州にあるキャノン・マウンテンの崖に実在したものだそうです。長い時をかけて氷河によって刻まれたその顔は、「山の老人」と呼ばれて親しまれてきました。ナサニエル・ホーソーンはこの岩から想を得て、少年と大岩の美しい短編を書き上げたと言われ、そこからこの岩も「グレート・ストーン・フェース」 と呼ばれるようになったのだとか。そして州のコインや切手にもなったそうです。けれど残念なことに、2003年に崩落してしまい、今は見ることが出来ません。


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 2003年4月26日崩落 その7日前に撮られた人面の大岩/山の老人の横顔


  この偉大なる「ストーン・フェイス」について、B.ボヴィは意外にもポーカーに例えてこんなことを言っています。

『ゲームの中では、誰もが目前の持ち札に激しく神経を集中する。ある者は相手を混乱させようと突拍子もないジョークや気に障るようなことを言い散らすし、ある者は持ち手を絶対に悟らせまいと、とことん石のような無表情を貫く。自分を有利に導くために、弱い手しか持っていなくても自信満々の笑みを湛えることもある。相手を陥れるためのブラフやフェイントはゲームの常道だ。何が「真実」で、何が「嘘」か、そして何が一番重要かを仕分けていくには、それなりの能力を要するだろう。』 そう、わたし達の人生にも似たようなことが言えるかもしれません。

  嘘、欺瞞、誤魔化し。おそらく自分の内部にも外部にも、大なり小なり常にそれは存在しています。わたし達は自分の中に嘘があるとき、他のひとの言葉も信用することが出来ません。 けれどまた、自分の中に積み重ねた小さな嘘に気付かずに「わたしは正しい」と思っていれば、羊の皮を被った狼にたやすく騙されることだってあるでしょう。 人面の大岩の実体は、大自然の力が長い長い年月をかけて刻んできた岩山の一部。 ではそれに意味を与え、偉大な預言者の崇高なシンボルに創り上げたのは誰? それはわたし達自身のこころ。真実の偉大さに憧れ、それを求め続けてやまない意識ではないでしょうか。わたし達は、自分がイメージする誠実さ、正直さ、高潔さ、賢さ、美、強さを外側に投影します。そしてそのイメージに少しでも近付こうとします。 あるいは、イヤな部分、憎しみを感じて許せない思いを外部に投影しては、断罪し、叩き落とそうとします。けれど、わたし達が外界に抱くイメージは皆...良くも悪くも、今このときの「わたし」そのものではないでしょうか?


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 photo by Henryk Niestrój on Pixabay


  今、黄道最終度数からの光を受けて半分の道程を終えた月。その月に導かれ、わたし達は人生のポーカーゲームに興じているところです。わたし達は目の前の持ち札に集中し、次の一手をじっと考えています。 ん?他の参加者が何か話しかけているようです。だけどテーブルを囲むひとびとは皆、自分にとっての敵。ならばそれは、わたし達の気を散らすための偽の呼び声「ファルス・コール」かもしれません。『どうせいい加減なこと言ってるんだ。そんなのに構っていられない』 いえ、でも...もしかしたら。その声は、ゲームを見物する高潔な第三者が誰かのインチキを見抜いて教えてくれたのかもしれません。もしかしたら、「ちょっと一枚手札が多くない? ミスしてないか?」なんて言ってるのかもしれません。その声は聞こえてる。でも嘘か? 真実か? ひととき耳を傾けるべきか? いや、聞く耳を持たずに集中し続けるか? その判断はわたし達次第。そして判断の基準となるのは、おそらくわたし達自身の内部で今もせめぎ合う、嘘と真実。それを今、わたしは真っ向から見つめ、識別出来ているだろうか?


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 image by SarahRichterArt on Pixabay


  誰かの世話をするときでさえひとりで完結する作業に集中してきた乙女座から、真っ向から対人関係に取り組んでいく星座宮、天秤座の入り口に至ったわたし達。ここで必要とされるのは、もう一度、自分の内部をよく整理しておくこと。そしてその上で、あらためて自分にとっての嘘と真実、取るに足りない物事と絶対に譲れない大切なこと、欲動の向かうところを確認しておくこと。それが何であれ、断罪したり飾ったりせずありのままにただ見ておくこと。きっとそれは、これから新たに歩むだろう道への杖と標になっていくのだと思います。


  それでは、メインとなるテーマにいきましょう。


🌕 満月のメイン・シンボル 天秤座1°
『身を貫く一本の針によって完全な存在となる蝶』


  これは標本となった蝶の姿。象徴としての「死」とその完全さを描いたシンボルです。いえ、「死」というよりも何かの終わり、そして新しい何かの「始まり」と言ったほうが近いかもしれません。対向する牡羊座1°のシンボルで水面から立ち現れ、この世界に生まれ出たわたし達は、ここで内海(牡羊座〜乙女座)を巡る旅を終えます。そして「他者」との遭遇、または「他者達との世界」(天秤座〜魚座)に分け入っていくことを象徴しているのがこの度数。だからわたし達はこの時点で「世界」という外洋へ出て行くことになります。じゃ、これまで培ってきた内的な体験、「わたし」という感覚、「わたし」を中心に思い描いてきた世界はどうなるだろう? 岬の灯台を過ぎようとするとき、船に乗ったわたし達はふと不安になります。果てしなく拡がる大海原。水面は深く色濃く、波は荒々しく吹く風も強い。遠くにポツポツと見える島影は岩礁だろうか? いったい何を頼りに航海してけばいいだろう? 羅針盤はどこ?


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 Image by kerttu on Pixabay


  このシンボルで、蝶は一本の針に貫かれ完璧な美の「結晶体」となって展示されています。では、完全な美を保つ蝶とは? おそらくそれは、サナギから生まれ出た後に初めていっぱいに翅をを拡げた瞬間、その刹那の蝶の姿かもしれません。何もかもが新しく、珍しく、ことばにならない希望と不安とそれからそれから...ことばにならないその一瞬。蝶としての全ての本能が花開く、二度目の誕生のとき。卵から生まれ、幼虫となりサナギとしてひとり夢を紡いだ時の流れ。その中で培ってきた全てが、今 一匹の美しい蝶の姿となって顕現しました。

もちろん、これからの蝶には険しい生が待っているかもしれません。ここまで生き延びてきたけれど、外界には蜘蛛の巣やら人間の網やら、その他あらゆる捕食動物達が口を開けて待っています。季節外れの暑さや寒さが体を弱らせるかもしれません。やがて美しい翅も色褪せ、破れていくでしょう。でも、今 蝶は一本の針に貫かれ、生まれたばかりの美しい姿を保っています。この蝶とは何でしょう?
 

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  それは、これまでの旅で見てきた全ての「夢」の集大成。知り得たこと、学んだこと、感動したこと、悲しかったこと、嬉しかったこと、湧いてきた怒り、辛く苦しかったこと、求め続けてきたこと、叶わなかったこと。それでも生きてきた。ここまで来た。その、全てです。

わたし達はここで、その全てを一本の針で貫き、透明なイメージの結晶 — わたし — としてこころに収めます。そしてそれを羅針盤として、これからまた新しい旅を始めることになります。前度数で一度自分を振り返り、整理し、嘘と真実を識別するよう促されたのはきっとこの門出のためだったのではないでしょうか。

  新しい旅...とは言っても、朝起きて周りを見ればいつもと同じ部屋。同じ日課、同じ顔ぶれ。そう思えるかもしれない。けれど、気付こうと気付くまいと、変化は待っている。変わり目はやってくる。新たなこと、思いがけないことに出逢い、波をかぶり、波に乗り、それぞれの海路を進んでいく。何処に行くのか? 

それを決めるのは、その時々のわたし達。日々エゴの葛藤に悩み、迷いながら。それでも。この存在のどこかに収めたはずの「一本の針に貫かれた完全体」としてのわたしが... あるときふいに立ち上がってくる。一番大切なもの。それはきっと「わたし」の生の本質を見つめ、感じ、受け入れ、生きようとするわたしなのだと思います。


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  なお、この度数には何らかの形を通した「イメージへの感応力」が備わっています。何かの折に、インスピレーションとしてことばの代わりに「カタチ」を感じ取るようなケースも見られます。これはそのひとの特質次第で深くも浅くも作用します。なのでここに個人的な惑星や感受点を持つひとに絵画、イラスト、写真、デザインなどビジュアル系の仕事に就くひとが多いのも、そこに理由があるのかもしれませんね。 いずれにしても、海王星が強力に働き、水星が逆行で海王星とのコンジャンクションに向かいつつある今はロジカルな思考が難しいとき。なので包み込むようなサウンドとともに、思いっきり美しいイメージで遊んでみるのも素敵なときの過ごし方になるんじゃないかな?


  では最後に光線の元となる太陽側のシンボルを添えておきます。これも2015年の日蝕、2018年秋の満月で触れた度数。長い解説だし以前と重なる度数のときはいつも迷うのだけど、春分と重なる満月は前の日蝕がもたらしたテーマの開花ともとれることから、あまり変えずに転載します(米国のアストロロジャー、セレステ・ティールの研究によれば強力な蝕は半年〜最長6年間効力を保つそうです)。


☀️月に光を放射する太陽のメイン・シンボル 牡羊座1°
『水面から女が立ち現れ、アザラシが浮上して彼女を抱きしめる』

 
  春分には毎年太陽が黄道360°の中でも最強度数のひとつ、牡羊座の0°の「開始点」に到達します。この度数のサビアン・シンボルは「 水面から女が立ち現れ、アザラシが浮上して彼女を抱擁する 」。ここが全ての始まり —「誕生」です。

これは混沌とした潜在性だけが濃密に存在する無意識世界から人としての意識がカタチをとって誕生しようとするさまを描写したシンボルです。そしてまた、永遠の謎に満ちてもいます。象徴としての受容性を表す女性という形態をとって、無意識の水から生まれてきたわたし達の意識。そしてどこからともなく現れ、それを「優しく抱きとめる(embrace)」アザラシ。このアザラシは何を意味しているのでしょう? アザラシは海棲哺乳類、海に生息しながら陸でも活動する動物です。


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  このアザラシは、地球の大自然を二分する水と地、海と陸という環境の両方をよく知り、どちらにも棲むことの出来る存在です。彼は二つの世界を知る者として、カタチを獲得した新しい仲間、新しい意識の誕生を迎え、受け入れ、優しく祝福しているのでしょうか? 彼女を護っているのでしょうか? エルシー・ウィーラーの伝えたことば「Embrace」の主な意味は、やはり好意を前提としたハグや、親が子供を護るように抱きしめることにあるようです。 

  けれどあるシンボルを読み解くにあたっては、そこから連想出来るあらゆる可能性やダブル・ミーニングを探る必要があります。B.ボヴィはこの重要なシンボルを解釈するにあたり「Seal」のもう一つの意味である「密封する」「封印する」「押印する」を意識におくことを提案しています。 

  わたし達は...生まれた瞬間に、二つの世界の使者であるアザラシに抱きしめられる。...ではもしそこで何かが封印されるのだとしたら?  それは生まれた瞬間のまっさらな意識に「 隠されたアイデンティティ 」の封印がなされることを意味しているのかもしれません。 そして、その隠されたアイデンティティをこそ追い求めて、わたし達は再び人生という未知の旅を続けることになるのかも? 


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  アザラシが持つ野生はその旅路に必要なエネルギーを与え、そこで封印されたアイデンティティは、わたし達の人生に表層意識からは隠されたモチベーションを与えるのかもしれません。これはわたし達の出生の瞬間、この人生の始まりを描くネイタル・チャートという「謎」を読み解くことにも重なるイメージです。 

        一方、サビアン・シンボルの本で一番読まれ、世界中のアストロロジャーが参考にしている 『An Astrological Mandara』を執筆したアストロロジー界の巨人、デーン・ルージャーは、このアザラシを無意識世界(水)から彼女を追って現れ、ぐっと抱き留めている姿として捉える視点を提示しています。つまり、生まれ出て再び確固としたアイデンティティに向かって旅立とうとする意識を、もう一度無意識の水(羊水/夢の母)の温もりとまどろみの中に引き戻そうとする、逆行・退行の運動性がこの哺乳類の中に秘められているという見方です。この場合はどちらかというと、アザラシやアシカというよりも同じ「Seal」という単語で言い表せる「オットセイ」の方がイメージ的に合うような気もします。  象徴としての海棲動物は全般にとてもセクシャルな意味があり、それはヒーリングとも分かちがたく結び付いているとも聞きます。ヒーリング…まどろみ…生の癒やしとして成立するセックス、そしてそこから後ろ髪を引かれつつおずおずと顕現してくる新たな意識たち...という感じでしょうか。アザラシ? アシカ? オットセイ? エルシィの脳裏に映った動物はどんな姿をしていたのでしょう。


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  とはいえ実際この0°のシンボルは、提示されたどちらの要素も含んでいるように思えます。前度数の牡羊座0°(魚座30°)では、人の顔をした大岩の内に人生のあらゆる体験が刻み込まれています。ここではその全てが溶解し、広大な海の元素として溶け込んでいます。そして、そこから今にも...ある「形」をとって現れ出ようとするわたし達の意識。

「生まれたね!生まれたね! ここからは何も持ってはいけないね!
 さぁ生まれたままで、二本の足で歩き出すかい? 
 それとも、沢山の思い出と一緒に
 安らぎとまどろみの子宮に戻りたい?」

「うん。まぁ...時々は戻りたくなる...かも」

  謎のアザラシに与えられた、役割の二重性。けれど、たとえ過去に成就したこと、やり残してきたことの記憶が封印されたとしても、それはわたし達の中に依然として存在します。年月を経た人面の大岩は崩れ去ったとしても、遺された記憶は異なる形をとって常にどこかで働いているのだから。それをたとえば「過去生記憶」のような「具体的な何か」に落とし込んで鋳型にはめる必要もありません。わたし達は存在の何処かに、ことばにならない「核」を持っています。そしてそこから放射されるイメージという個的な神話に従い、また新たなイメージを外界に投影しながら....これからも生きていくのです。


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  ここはエリーズ・ポイント。「公」と「個」、「社会」と「わたし」が交差し、切り結び、互いに影響しあう場所です。E.フランシスはこの度数を「Personal is Political(個であること= 政治的であること)」なポイントだと喝破していました。世界にも、身近なところにも、今まで以上に肌身に感じる変化が起きてくるかもしれません。突然の出来事に驚くこともあるでしょう。それでも、わたし達はこの十字路に来てひと呼吸し、再び新たな日々を生きていくのです。


  3月7日の新月からこの満月までに世界では様々なことが起きてきました。もう随分前からこのブログでは変化とその加速について書いてきたけれど、最近はその量と速度が増してきたように感じられます。今、この瞬間も。まるで地上のあちこちから大きな呼び声や叫び声が聞こえてくるようです。

けれど今 再び迎えるひとつの節目にあって。高鳴る鼓動とともに、新しい第一歩を踏み出したいと思います。

わたし達それぞれの「そこ」に向かって。普通に。

たとえ辿り着けるかどうかは誰にもわからないのだとしても。



Messier78




have a great trek!!!★

hiyoka(^_^


この記事へのコメント

1. Posted by さくら   March 21, 2019 09:23
はじめまして🌱
Hiyokaさんの魔法のような言葉使いに感動してから立ち寄るようになりました。
無駄がなく、心にインパクトを与えることの出来る言葉選び素晴らしいです。
今もドキドキワクワクしながら楽し観に来ています。でも少し気になることが…
水星逆行中だからでしょうか?言葉にチクチクとしていて、前のように楽しみに来ても違和感がしますが、いかがなされたのでしょうか?
バランスって大事ですね✨

2. Posted by selima   March 21, 2019 12:08
5 Hiyokaさん、こんにちは。
いつも楽しみに読ませていただいています。

今回、イントロに書かれていた世界の出来事には日本では伝えられないディープな内容も多く、貴重な情報に触れることができました。特に欧米の様変わりの激しさとスピードには愕然としますし、人間の根源にあるもの(自分も含めた)を垣間見せられショックではあるけれど、私にとっては目を背けがちな意識に喝を入れられたいい機会だったと感じます。
日本も御代替わりを経て大きく転換していくのでしょうけれど、出方が独特ですね。MCに海王星・・という配置が捉えどころのなさに出ているのでしょうか。この国の一員としては微睡まないように気をつけねば・・と思いますw

数年前にコメントした頃、予期せぬ闘病生活が始まりました。あれから治療や手術、回復期を過ぎて、さて!という頃に、またまた別の病気が見つかり手術に養生生活という日々に。。その頃、死を身近に感じる経験もあって、まさに死は背中側で表側と表裏一体にあって、何かの拍子で一瞬にして生から死に転換する、日常のものなんだなと体感していました。死への恐れもなく(それは今もあまり変わらないかも・・)病気もまんざらではないな、などと実感した次第です。

最近ようやく一区切りの時期が来たように思います。そうしたら、今度はこれから先、どうやって生活していけばいいのか・・そんな悩みが頭をかすめてきてww ふと一歩引くと、人間って本当に面白い生き物だなぁと我が身に苦笑する始末です。
こんな世の中で、体力も健康だった頃とは比べ物にならない現実になったけれども、それでも日々気を取り直しつつ行くしか道はないですねw 満月ブログの言葉に織り込まれたエネルギーを受け取りつつ、いろいろな想いが巡る春分の日でした。

春の嵐が吹き荒れているようですね。
日瑶香さん、どうぞお元気で!
これからもご活躍を楽しみにしています。
3. Posted by hiyoka   March 21, 2019 16:58
さくらさん、はじめまして😊
いつも読んでくださってありがとうございます。そしてフィードバックも嬉しいです!
アハハ、本当、バランスって大事ですよね(^_^; 参考までに、さくらさんが感じられたチクチクって、どんなふうだったでしょう? ある特定の箇所か、それとも、もしかしたら全体の雰囲気かな?

ここからお返事が長くなりそうなので、何回かに分けますね。
文章って(そして会話も)それがたとえ星読みであっても、ナマの人間としての書き手が、そのときどきの惑星やルネーションが放射するテーマを受け、そのひと独自の受信器でことばに翻訳していくものだと思います。わたし自身、星読みのときはいつもその度数のテーマに体ごと飛び込んでたっぷり浸され「あれ?今月は前と違うエネルギーが出てるような?これでいいのかな?」なんて、サニワするような感覚で作業しています。自分でありながら自分ともいえない感覚。けれど、最終責任は書き手である自分が全て引き受ける。そんな感じでしょうか。けど毎回分量が多いので時間切れになり後でいつも「ことばが足りない・・こうしたらよかった」なんて感じるのですが...😅
4. Posted by hiyoka   March 21, 2019 17:02
>続き 今回もそうでした。牡羊座1°はワクワクするような初めの一歩であると同時に、後ろから背中をドンと突き飛ばされ、無我夢中で「自分である」という感覚だけを頼りにブラックホールから飛び出していく感じ。天秤座1°はいわばそれまで頼ってきた「自分」という地図の詳細が外界や他者からの刺激(または溶け合い)で変容していく(またはせざるをえない)世界との出会い。天秤座はバランス取りが上手いと言われるけれど、そうではなくて実はここから対人関係を通してバランスを学んでいくというテーマが始まるんですね。だからこそ、いつも本能的に物事の均衡を測り、それによってよどみなく先(力の変容と溶融の蠍座方向)へと進んでいきたい..という感覚が与えられます。それがバネになるというか。

そして、毎回そこに惑星が宿るときは、これに時代を彩る遅い惑星の大きな力、速い惑星のときどきの力が加わり、同じ度数でも異なる味わいが出てきます。

今回は強力な春分、しかも社会の中に生きていることを否応なく感じさせられるエリーズ・ポイントのルネーション。なのでもしかしたら…さくらさんが感じ取ってくださったチクチクは、わたし自身が数々のマンデーン的なニュースに触れるなかで人間が持つ攻撃性、棘や針の痛さ、そして誰の中にも潜むそれを浮上させ「見よ」と突き付けてくる、遅い惑星達の力を強く感じてことばに表したポイントだったかもしれません。たぶん、天秤座とはスクエアになる山羊座の土星(現実の重さ)の力が強いかな...。
5. Posted by hiyoka   March 21, 2019 17:06
確かに星読みは癒やしと元気をもたらす目的で書かれることが多いけれど、今を生きる中で経験する針を針として受けとめ、それが自分にとって何なのか?をある程度納得いくまで新しい目で見つめ発見する...なんてことが出来たら。それもときには大事なことと思っています。だって、ただ立っているだけの状態からは、一度必ずバランスを崩さないと前へは踏み出せないもの。(あ、でも崩しすぎると転んでしまうけど。。ん、戦士さん達にはその傷も勲章のひとつかな?😂)

もしかしたら今書いたことは、さくらさんが感じられたチクチクとは全然違うかもしれないけれど。 でも、寄せてくださったコメントのおかげで今日になってもまだ「なんだか書き足りてないなぁ...」と感じていた何かの一部を引き出せてもらえた気がします。これも天秤座1°の出会いと訓練かもしれませんね。ありがとう!

まだまだ星読みの奥は果てしなく深いけれど、そのときどきのエネルギーを自分なりに表現して伝えられるよう、これからもやっていきますね。さくらさんも、どうかドキドキワクワクを携えて素敵な旅を!(^_^

have a great trek!!!🍀🌟
6. Posted by hiyoka   March 21, 2019 18:10
selimaさん、おひさしぶりです😊

イントロ部分は今まであまり書いてこなかった社会的情報が多くなってしまったのですが、メリマンさんの社会・経済読みをより理解して翻訳出来るよう主に米国を見るようにしてきた中で、「今」を一番語っていそうなニュースをあえてピックアップしてみました。変化の時代に生じる「こうでなければならない」という強力なイデオロギーと、人間本来の生の感覚とのぶつかり合いの生々しさ。少しでもお伝えできたでしょうか..。日本も今年の春分図では太陽が12室。月は6室乙女座、テーマは移りゆく季節と潜在力の高まり。御代替わりと時代の変化を象徴するようなチャートで、粛然とさせられますね。強力な海王星を頂きに持つことは奥深い輝きでもあるけど、とても高難度の挑戦でもあり。その舵取りは大変だと思います。その中で生きるわたし達も、ここしばらくは覚醒状態を求められそうですね(^_^;。

そうだったのですか。。

本当に、大変な日々を過ぎ越してこられたんですね。
死との直面って、生きていくなかで一番大きな試練のひとつ。生まれた以上いつかは自分も死ぬのだとわかってはいても。。

複数回の手術、そして療養生活は、それまでになく不自由で不安な状況だったかと思います。そんな中で、死を日常のこととして受けとめながら、体そのものが生きよう、生きようとする力とともに、生死の不可思議を感じてこられたのでしょうか。病気もまんざらでもない..というselimaさんのことばに、戦士さんの深い意志を感じました😐。(続
7. Posted by hiyoka   March 21, 2019 18:11
けど、それでも節目が来たら来たで生活が気にかかる。人間って本当、そういうものですよねw。でもだからこそ、生きるって面白いのかもしれない。面白くてやめられない。生き切ってみる。気を取り直し、取り直し..。そんな中でため息をつきながらも、時折えも言われぬ歓びが見つかったりする。何かに気付かされたりする。そういうことなのかもしれませんね。

今、春の強風が目の前の木立を大きく揺らしています。けど「折れるんじゃ..?」なんてこちらの心配をよそに、皆それぞれにしなやかに揺れながら吹き荒れる風と対話してるみたい。深く、深く根をはりながら...。

大きな試練を越えてきたselimaさんのこれからが、すこやかで嬉しい日々で満たされますように...💐
have a great trek!!!🍀
8. Posted by selima   March 21, 2019 19:23
5 しなやかに揺れながら、同時に深く、深く根を張って。素敵な情景ですね!生きることを言祝いでいただいたようで、とても暖かい気持ちが湧いてきました。

はぁ~とため息をついたあと、何かの拍子にフッと微笑む瞬間って確かにありますね。これからもジタバタしつつw、この命を生き切りたいなと思います。

Hiyokaさんにとって、探求の旅が素晴らしいものでありますように!
9. Posted by サラ   March 25, 2019 11:46
hiyokaさん

こんにちは。
フェイク・テクノロジーモンスターetc.. 以前から危惧はされてきたもののもう世界を見渡せば日常茶飯事と化してきてますかね。。

言論統制(ネット社会に実は・・言論の自由などない)も数年前・・いやもっと前か・・既に始まってることは知ってましたが。
あまりに陰謀論者みたいになってしまうので、私自身あまり口にしてきたことありませんけど(-_-;

けれど、もう何が起こっているのか、これから何が起ころうとしているのか?!という覚悟はもうそろそろし始めないと浦島太郎になってしまうかもしれませんですね(^^;

ところで春分の日・・内的になんというか・・どこかしらザワザワして、早寝しても寝付けず、真夜中に目が覚めてしばらく眠れず。って感じでした。
朝重だるい寝不足の体を起こして春の強風の中父の墓参りに行くだけで精一杯でしたので、こちらの記事を読ませていただくのも今日になってしまいました。


>牡羊座の太陽・カイロン(と恒星スキート、小惑星サラシア、ジョディ・フォスター、マーティル、ワイルド、スフィンクス)に天秤座の月(とアヴァンダンティア)、山羊座のフォルス(とボムビッグ)、AC/DC軸がGスクエア
月と天王星・ルシファーがクインカンクス

ところで小惑星・サラシアとジョディフォスター、今はそんな位置取りだったのですね^^
10. Posted by hiyoka   March 26, 2019 00:00
サラさん、こんばんは。

時代はいつだってひと昔前のSFじみているものだけど、天・冥スクエアの時期を過ぎてからは次代に向けての加速度が増したように思えますね。ただ言論統制的な動きに関しては、ゴリゴリの右派エスタブリッシュメントというよりは「全体の安全と平和と福祉のために」とか「インクルーシブな多様社会の実現」とかをお題目にした社会共産主義の逆襲みたいな匂いもします。それ自体矛盾を孕んでるけど、欧米の急進左派を牽引すると言われるミレニアル世代のひと達にとっては1991年のソ連やベルリンの壁崩壊もリアルではないでしょうし。米国ではクラシック・リベラルのひと達が冗談めかして「保守主義こそが現代のカウンターカルチャーじゃないか?」なんて言ってたり。

春分の満月…逆行の水星に海王星、そして火星。それに各22°〜23°台に在泊する惑星やケンタウルスが多かったのも影響したかもしれませんね。おそらくアグニもMPあたりに来てたかも。

そうなんです。サラシア、ジョディ・フォスター、他にも面白い小惑星が沢山集まってました。その後いろいろ調査したところ、やはりサラシアはかなり極端なところのある小惑星(TNO)で、聡明であると同時に性に対しては極端に没頭するか完全に拒絶するか、スムーズに流れて生きるかゴツゴツと頭をぶつけながらも頑張るか…両極に別れるところがあるようです。ジョディ・フォスターは最優先事項がプライバシーでありつつ様々な形で異世界と接触する可能性を示唆するし、それにスフィンクスやらマーティル(文字どおり苦行)やらワイルドやら。本当に賑やか。そして謎めいてもいました。これらがどう影響したかは千差万別あると思うけれど、何かが始まっていくときの無意識へのストレスはけっこうあったように感じます。

サラさんも、今夜はよく眠れますように。
ゆっくり心身をととのえて、良い春を!^^🌟🍀
11. Posted by サラ   March 26, 2019 09:19
hiyokaさん

>「全体の安全と平和と福祉のために」とか「インクルーシブな多様社会の実現」とかをお題目にした社会共産主義の逆襲みたいな匂いもします。

そうですよね。ひと昔前のネオファシズム的な匂いがしますし。
もっともらしいスローガン染みたものを何気なく掲げながら、しかもジワジワと生活圏に入り込んでくるから認識しづらい..。

サラシアにジョディフォスター・・まるで私の特徴表してるみたいぢゃないですか(^^;
面白いですね小惑星って。
いつも興味深いヒントをありがとうございます^^

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