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July 07, 2019

レイモンド・メリマン 週間コメント7/8【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2019年7月8日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されるそうですので、そちらもぜひご覧ください。 翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中や訳文下の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。
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今週も訳文は ≪ 先週をふり返って≫ を割愛し、≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫ のみとさせていただきます。m(_”_)m

【メリマンさんよりの告知】

  来週は旅に出るためコラムは休載とさせていただく。
  再来週には復帰する予定だ。


≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

  世界が金本位制を離れて以来、しぶとく生き残った金本位制主義者の一団は米国に本源に戻れと要求してきた。そしてその一人であるジュディー・シェルトンをトランプ大統領はFRB理事に指名するつもりだと語った… 全ての国が金を基盤としていた時代には為替相場は安定しており予測可能だった。金本位主義者はこう主張する。それがないために各国政府は雇用創出や賃金戦争を押し進めるための通貨を乱発出来るのだと。

— Greg Ip
 “Fed Pick is Goldbug Who Bends to Fit Trump”
 Wall Street Journal 2019年7月5日付

  先週は取り立てて見るべき惑星アスペクトはなかったものの、それはひとえに現行トレンドのリバーサルが起きる可能性が低かったことを意味するのみだ。株式市場が史上新高値へと昇り、金市場が乱れた動き(まず下がり、そして騰がってまた下がる)を示すのは、射手座を運行するヘリオセントリックの水星によるところが大きい。一部のファイナンシャル・アストロロジャーは先週7月2日の日蝕と市場の強い動きとを関連付けるかもしれない。しかしながらそれは、先週見られたような市場の動きとの歴史的相関性において7月1日〜12日のヘリオセントリックの水星による射手座イングレスほど強力ではない。この “犯人”と私達はあともう1週間つき合うことになる。

  水星は現在、いつも以上に物事の元凶となっているかもしれない。しばしば「トリックスター」と呼ばれる水星だが、これが7月7日(日本時間8日早々)から3週間にわたる逆行運動を開始する。本来水星は非常にクレバーで移り気だ。だが逆行中はまるでロードランナー(米国のアニメで有名な鳥のミチバシリ)のような性格を表す。まずある方向に猛烈にダッシュしたかと思うと突然方向を変え、反対方向に突進する。水星逆行中はどんな支持帯も抵抗帯も堅固ではないし、テクニカル指標もアテにはならない。おそらくこれは逆行の水星が「フェイクアウト」と関連するせいかもしれない。

つまり、まずは抵抗帯を突き破って「底をつけたからには騰げ相場になるだろう」との印象を与えるかもしれない。だが買いシグナルが出たすぐその後で市場は踵を返して支持帯を突き破る。だがそれはあまりにも素早く「フェイクアウト」となって終わり、価格は前触れもなく反転して再び上向きとなる。この手の相場つきは通常、政治的な発表や経済報告から生み出される矛盾したシグナルへの反応だ。今月の大部分において、相反する示唆を含んだニュースが伝えられるだろう。あなたにはトレーダーとしての選択肢がある。すこぶる機敏に動いて短期トレードに徹するか、もしくはノイズが鎮まるまで手を引いて傍観するかだ。

  これに関してもう少し言及するなら、今後2週間は多くのノイズでやかましくなるだろう。太陽と金星のどちらもが蟹座を運行し、ともに7月9日〜21日まで土星と冥王星にオポジションを形成する。すでにこれだけで対立や矛盾を示すには十分だが、運行するのが12星座宮の中で最も葛藤や確執をはらむサイン、蟹座なのだ(もっともこれは観察結果から導き出されたもので、事実として証明された物事ではない。つまりネイタルで蟹座に強力な惑星を持つ個人は、利害が衝突するドラマの渦中に嵌まりやすく、しかも本人は何故そうなったかさえもわからないというケースがしばしば見られるのだ)。

したがって、この水星逆行サイクルはいつもよりもっと強烈で過敏で、ほとんどのケースに比べてもややこしくなる嫌いがある(しかもほとんどの物事が、すでに多くの矛盾したメッセージのせいでややこしくなっている)。この時期にトランプ大統領を観察するのは興味深いことだろう。彼の太陽は双子座で、支配星は水星だ。今月の彼が(そして全ての双子座の人々が)メッセージを発し、その後些細な不快感や腹立ちで横道に逸れ、それが山ほどの誤解を生んで活火山の様相を呈するという、水星逆行が持つ典型的傾向にどう対応するか見てみよう。また、トランプ氏を中傷する人々が彼をひどく苛立たせようとする(そしておそらく成功する)様子を観察するというのも興味深いだろう*

* 先日、W.D.ギャン直系のファイナンシャル・アストロロジャーでメリマンさんも『フォーキャスト』シリーズでその名に言及していたオルガ・モラーレス女史が、ダウ平均の『トランプ・ツイート・インデックス』という面白い指標を披露していた。これはトランプ大統領が驚きの発言やお騒がせなツイートをしたタイミング(エネルギーのピーク)と、比較的大人しい、または予測可能なツイートをしていたタイミング(標準的?エネルギー)を繋ぐラインチャートとダウの日足を組み合わせたもので、まさにSNS時代、というかTwitterを縦横無尽に駆使して内外に影響を与えることを厭わないトランプ大統領ならではの指標。

そのツイート内容と相場の動きはかなり見事な一致を見せている。モラーレス氏によれば、次の山場は7月半ばだとか。ツイートをどう判定するかの詳細はわからないので推測するしかないけれど、おそらくラインチャートはトランプ氏のアストロロジカルなバイオリズム&メンタルリズムを測っているのだろうと思う。

だとすれば7月半ばというのは7月17日(日本時間)の満月の前後数日間を指すのかもしれない。次回の満月・月蝕の近辺では、トランプ氏のネイタルチャート上の土星に太陽がコンジャンクト、これに月(と冥王星)がオポジションを形成、ネイタルのフォルスにコンジャンクトする。またネイタルの冥王星にトランシットの火星が乗る。他にもこのところトランシットの海王星がネイタルの天王星にスクエア(世代的)、トランシットのカイロンがネイタルのエリスにコンジャンクトするなど、下地となる多くの刺激が示唆されている。

  市場に関して言えば、7月9日〜21日の例のように、同時期に金星と冥王星の両方が他の惑星とアスペクトを形成したり互いにアスペクトしあったりする場合は、債務と税金問題に関する報道価値が上がる。つまりそれらの問題が、たとえば国債や米ドルのような通貨など債務に関連する市場に影響を与えるということだ。またこんなルールもある。「金星と土星のハードアスペクト形成に向かって下落してきた市場はどれも反騰開始の候補となり得る」。だから私達は素晴らしいトレードの機会としてこの時間帯を非常に注意深く観察するつもりだ。とは言え、何もしないかもしれない。結局のところ、水星は逆行中だ。前にも言及したように、通常はポジション・トレーディングに良い時期ではない。トリックスターたる水星が逆行に転じるにあたり、これに関連してすでに今でさえアストロロジー上でも矛盾したシグナルが出始めているのがわかるはずだ。

  今月はどんな決定をするにも確認の上に再確認を重ねることをお勧めする。あなたの手許にある「事実」が本当に正しいのか、十分な情報を基にした上で決断を下せるのかを確実にしておく必要がある。そしてこれも大事なのだが、万一気が変わった時に使える「避難経路」をもしっかりと用意しておくことだ。






訳文ここまで
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hiyoka_blue at 20:54│Comments(0)金融アストロロジー 

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