🌕8/15の満月 ― みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)レイモンド・メリマン 週間コメント8/26【金融アストロロジー】

August 18, 2019

レイモンド・メリマン 週間コメント8/19【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2019年8月19日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されるそうですので、そちらもぜひご覧ください。 翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて「講読版」をお求めください。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。
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≪ 先週をふり返って ≫

  “イールドカーブはリセッションへの警告を声高に告げている。水曜、米国の2年イールドと10年イールドのスプレッドは2007年以来初めて逆イールドに転じた。こうした動きは過去50年にわたり米国に起きた全てのリセッションの前触れとして起き、ときには24ヵ月程度前から顕れてきた。『歴史的に見て、2年・10年のスプレッドは不景気の予測ツールとして株よりも優れた能力を示している』 カリフォルニアのサンタモニカをベースとするスリ・クマール・グローバルストラテジーズの代表取締役スリ・クマールはフォックス・ビジネスにそう語った。”

— Jonathan Garber
  “Recession Indicator, with Perfect Record Flashing Red”
  www.foxbusiness.com

  ...光と影のコントラストは疑いようもなく、鮮明に顕れている。

  イタリアはトスカーナのカステッロ・ディ・モンテグフォニ。トスカーナの丘陵地帯に抱かれた12世紀の古城の部屋でゆったりと腰をかけ、窓の外にたたずむ大木の葉を優しい風がサラサラと揺らす音に耳を傾けるのんびりした午後。窓越しに射し込む薄桃色のやわらかな日射しは壁や天井に描かれた華麗なルネサンス絵画の上に幻想的な光と影を創り出している。その時、私は今という時が自分の人生で本当にけた外れの瞬間なのだと悟った。私は今までで出逢った中で最も美しい女性と結婚したばかりだ。結婚式は最高だった。この特別なイベントのために手配したライン河クルーズの船上で、世界中から集まってくれた140人もの最高の人々 — 家族や友人達 — に囲まれて祝福されたのだ... 。

それから私は携帯電話を取り出し(12世紀建立のフィレンツェの城に寝起きしながら実際は21世紀に生きているという時点ですでに甚だしいコントラストを意味するが)、そしてダウ工業平均が800ポイント下落するのを見る。オフィスに連絡した私は金融界がパニックに陥るのと時を同じくして今回のリポートが休みだったことからクライアントが動揺していると知らされる。無論、その人々は私が今居る場所から速報を出せないことなど知るはずもない。ここでの Wi-Fi は脆弱で、数分ごとに途切れることなしに私のマーケット・ブログラムの数字やチャートを呼び出すことは出来ない。私の心は2つに分かれた。一方では、ローマが今まさに燃えているというのに反応したくても十分なネット環境がなく、クライアントの役に立つことが出来ずに心がかき乱される思いだ。だがもう一方では、結婚したばかりの美しいミューズが私をからかってこう言う。『ねぇ、ミスター・メリマン? 今この惑星上でこれほどシュールで美しい自然に溢れる場所はないわ。あなたはただここに座って何もせずに数日を過ごすの。そしてリラックスして私の魅力を十分に味わったらいかが?』。

『弱ったな… 』私はアンビバレンスの中で考える。『これが2室蠍座に金星と木星のコンジャンクションを持つことの意味するハードさだ。世界の株式市場がクラッシュしている最中に自分を信頼してくれる顧客に向けてリポートを送信することが出来ない。それに失望と苛立ちを感じるか、さもなければ男なら(女性もだが)誰もが夢見るような美と幸運に包まれて大喜びするか、どちらかだ。』 

だがしばらくして私は気付く。生きている限り、誰にでもその人それぞれの季節がある。私にとって今は夢を生きる季節なのだ。来週の私は並行宇宙へと戻るだろう。その時私は中世の城の窓から木々を通り抜けて吹き込むそよ風の中、美しい午睡の幻と戯れながら、太陽神の鋭い光線がそんな私の眠るベッドを素通りしていくこのひとときを...きっと懐かしく思うことだろう。


  考えてみれば、この城はおそらく前回の風性星座宮における木星と土星のコンジャンクション、すなわちグレート・ミューテーションのシリーズが始まったあたりに建てられたものだ。それから800年を経て、このサイクルは再び次の140年〜200年という周期へとフルに踏み込んでいく。これについては年末に刊行する『フォーキャスト2020』の中で詳説するつもりだ。今ひと言だけ言うとしたら、地性星座宮(1802年〜)から風性星座宮へのシフトは全体の状況が物質主義(唯物主義)から知性と美的感覚やその技量がステイタスとなる状況へと戻っていくことを意味する。もしかしたら、私が今パニックに陥らない理由の1つがこれかもしれない。私はお金と中央集権的な政府の統制の重要性にこれからの200年を通してほとんど変化がないとは思わない。このプロセスが展開していくには時間を要するだろう。だが今後20年の間にそれは十分に観察可能な現象となるかもしれない。

カステッロ・ディ・モンテグフォニ。もしかしたらあなた自身もいつの日か “時の流れの何処か” で今私がしているような経験をするかもしれない。もしあなたが通常の責務から短時間でも自分自身を自由に出来るなら、それは本当に歓びとなるだろう。


Montegufoni
 A room in Castello di Montegufoni


≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

  “サイクル研究の見地では、4年サイクルの天井は2019年10月までに、そして場合によっては2019年7月末までに天井をつけると示唆されている… また、このグラフでも見て取れるように、ヘリオセントリックの木星が射手座を運行中に長期サイクルの高値が示現しやすい。これが発効するのは2018年10月6日〜2019年10月19日で… 木星の射手座運行は米国株式市場が2018年10月3日につけた史上最高値を超えて再び新高値をつける可能性を持つと考える理由になる。この研究に基づく可能性を考慮した上で、2018年10月3日の高値を試す展開、そしてそれを2019年中に超える可能性を予測している。”

— レイモンド・メリマン
 『フォーキャスト2019』より
  *( 相場編は担当外のため、訳文は本誌内の記述とは微妙に異なると思います。)



  過去数ヶ月にわたり、私達のリポートは射手座の木星に関連する歴史に基づいてこの強気相場が2019年8月前後の2ヵ月の間に終わる可能性があると読者の皆さんに警告してきた。ダウ平均の史上最高値は7月16日、私達の★★重要変化日だった7月12日〜15日の1日後となる月蝕の日に示現した。S&Pとナスダックはその1週間後に史上最高値をつけたが、その時はダウ平均における天井の裏付けはとれておらず、それは天井をつけた兆候を示すジオコズミックとテクニカル・シグナルだった。しかしながらサイクルとパターン研究では、各市場が2ヵ月前につけたプライマリーサイクルの安値を割るまでは天井示現の裏付けとはならない。

とはいえ、クライアントに強気相場が終わって弱気相場が始まったと思うかと聞かれたら、ジオコズミクスの関連と7月末〜8月初めに顕れたダイバージェンスに基づいて今は『イエス』と答える。そこからの市場動向は典型的な「弱気相場」の動きを示している。つまり、反騰するごとにもっと厳しい下落に見舞われ、短期の買いシグナルが出た後はより強力な短期の売りシグナルが出現する。それに加えて7月の高値はまさにタイミングどおりだった。もちろんダウ平均が24,680以上を維持している限りにおいては木星が射手座を運行している間にさらなる高値をつける時間的余裕が残されていることは確かだし、その可能性はある。だが私はそれに期待するつもりはない。

  射手座の木星と相関する高値に加え、私達は今9月2日に起きる太陽・火星コンジャンクションに対し4週間の時間的オーブの中にある。この時間帯は、世界の株式市場における高値または安値からの8%〜20%のリバーサルとの強力な相関性を保っている。したがって、この種の下落が現在進行中だとしても驚くには当たらない。またこれは、いったん下落が完了すれば8%〜20%の反騰が起きる可能性も示唆している。しかし8%〜20%の上昇は同等の下落と比較してはるかにその価値は低い。

  今週の主要なジオコズミックの動きは太陽、金星、火星の全てが獅子座から乙女座に移行することだ。これはドナルド・トランプ大統領のチャートにとって重要な出来事だ。何故ならそれぞれの惑星がネイタルの獅子座のアセンダントと火星を通る形になるからだ。以前から度々述べてきたように、そしてその都度証明されてきたように、米国および世界の経済と株式市場にとっての主要な脅威は政治的な脅迫だ。私達はこのドラマが10月を通して展開していくのを見ることになりそうだ。中国との貿易問題、そして(または)FRBに関連する何か前向きなニュースが今後1〜2週間(8月24日〜9月1日)のうちに流れるかもしれない。だが中国と米国間の貿易戦争を調和的に解決するための機会はおそらくもう過ぎ去っており、米国株式市場の新たなダウントレンドが確立されたように見える。だがおそらくトレーダー諸氏にとっては別に問題ではないだろう。皆さんは強気相場でロングポジションを取るよりも、弱気相場でショートするほうがより短期で大きな利益を得られるからだ。

  私達は来週8月20日以降から通常のスケジュールに戻る。その間、先週の結婚式とそれに続く祝祭の日々に向けて祝いのメッセージを贈ってくださった方々に私は心の底からの感謝を表したいと願っている。140名の友人や親戚達とともに巡るライン河のクルーズとその後2日間のパーティーは本当に素晴らしい体験だった。そして今ハネムーンのただ中で、それがここ2週間の金融・株式市場の危機と同期している。実のところ、私はこの期間中そこから離れていたこと(そして今週半ばまで離れていること)が残念に思えてならない。私が休みをとる時、いつも市場は爆発したり崩壊したりするように見える。休みの計画を上手く立てすぎるのか、それとも私は奇妙ではあるが反面、素晴らしくもあるカルマを負って生まれたか、どちらかなのだろう。







訳文ここまで
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hiyoka_blue at 20:55│Comments(4)金融アストロロジー 

この記事へのコメント

1. Posted by ムスカ大佐(言葉を慎みたまえ。)   December 19, 2020 12:09
私はムスカ大佐だ。大同少尉殿、ようやく特殊鋼の結晶の秘密を理解したようだね。しかしそれでは宿題は終わっていない。安来の十神山の古い秘密の名前の解明。古事記にも不完全ながら書いてあるだろう。まあ仕方がない、臣下の礼をくれぐれも忘れぬように。
2. Posted by hiyoka   December 19, 2020 17:08
「おぉぉ!誰だよお前... (知るひとぞ知るセリフ)」とつぶやきながら。大同小異..じゃなく大同少尉? 誰だよわたし? とネットをちょこっと彷徨い、国立国会図書館デジタルコレクションで返り討ちにあいましたw。

ムスカ大佐というお名前は聞いたことがあります。そっか!昔2ちゃんねるで隆盛を誇ったAA「見ろ、人がゴミのようだ!」のご本人さまだったのですね。このような場も末の隠れ家にご光臨を賜りまして光栄至極に存じます。「天空の城ラピュタ」の世界にお住まいの貴人(奇人)でいっらっしゃるとか。物語の内容を知りませず、不敬をお許しくださいませ。

わたくしはこの世では半径5m以内の蟲達と戯れるのみの過客。まもなく旅に出る身ですので、国引き神話などのご大層な謎は手に余ります。ただただ、この世界では目に見えているものの底流に、豊かに脈打つ驚くべき屍の数々が無数に堆積し、今なお折節に顔を覗かせてひとびとへの“響き”となっている事実を意識するのみでございます。

と、いうわけで。わたくしは臣民でも君主でもない、はぐれモノではございますが。いずれにしましても、高貴なお方から励ましのおことばを賜ったと勝手に得心いたしました、こころより御礼申しあげます。

余談ですが、投稿いただいた時間、小惑星ムスカウは牡羊座10°あたりに入ったところ。シンボルは「一国の大統領」「白雁の群れ」そしてちょうど、東の地平線から登ろうとするところでした。面白いですね⭐️

 
3. Posted by ムスカ大佐   October 22, 2021 22:39
ダイヤモンド本社の人事はその程度か。見せてあげようラピュタの雷を。
4. Posted by hiyoka   October 23, 2021 05:27
あら?w

ラピュタの雷、なんと恐ろしげなのでしょう!
どちらに落とされるのかわかりませんが、民草の苦しみが癒やされますよう、どうかピンポイントでお手柔らかにお願いいたします🌟

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