あけましておめでとうございますレイモンド・メリマン 週間コメント1/13【金融アストロロジー】

January 05, 2020

1月6日付メリマンコラムより(メモ的に)

今回はお休みする予定でしたが、≪短期ジオコズミクス≫のみ掲載します。


≪ 短期ジオコズミクス ≫

  “とはいえ、この軍事関与に否定的な姿勢は、2020年にプログレスの月が米国ネイタルの火星・海王星スクエアにT字スクエアを形成する時に試されるかもしれない。それは2019年12月から2020年3月、そしてその前後に3ヶ月の許容範囲を加えた期間だ。もしここで使っている建国図の時間(1776年7月2日11:45AM, フィラデルフィア)が正しいとすれば、これは軍事的対立の増加と、不確実または矛盾をはらむメッセージが同盟国に送られる可能性を示している。”

— 『フォーキャスト2020』日本語版85〜86頁
  2019年11月執筆

  上記引用はトランシットの火星が射手座入りから山羊座へと進み、それが中東地域を含む軍事衝突の可能性を示唆するが、もう一方では射手座に在泊するプログレスの月が米国建国図(1776年7月2日を使用)の火星・海王星にTスクエアを形成中であることをも示唆するものだった。そしてこれには、米国建国図が実際に独立宣言への投票の完了時点に基づくものであるという前提を支持する相関性が見られる。つまりそれは7月2日正午少し前であり、ジョージ・ワシントン将軍が投票結果を知らされ独立戦争が開始された7月4日ではない。

そのうえ1776年7月2日に射手座に在泊した月は、これまでも述べてきたとおり、イランのチャートの火星・海王星スクエア、そしてトランプ大統領の太陽・天王星と月のオポジションを活性化させる。

この新たに勃発した紛争は、一部のアナリストが考えるほど早急には終わらないかもしれない。火星が射手座を運行するにつれて、これが米国とイランの火星・海王星スクエア、そしてトランプ大統領の太陽・天王星と月のオポジションを1月28日〜2月13日まで強烈に刺激するからだ。この事はいったい何を意味するだろう? これは指導者が衝動的になりがちで考えるより先に行動を起こす可能性、そして思考が過剰反応気味になるか、一方向的な先回りの傾向を帯びることを意味する。つまり非常に強い強制力、行為、そして反応が見られるかもしれないということだ。火星が射手座を運行する時、物事は米国でよく言うところの “Over the top” すなわち「やり過ぎ」な傾向が顕れやすい。

こうしたエネルギーは来週に入ってさえ強力に見られるかもしれない。何故なら天王星 — 驚きと噴出の惑星 — が1月10日に順行するからだ。このジオコズミック・サインが持つ影響力のオーブはすでに発効圏内だ。金融市場の観点から見ると、これは上にも下にも非常に急激な価格変動としばしば関連し、多くの場合、通常の支持帯や抵抗帯を超えて動く。つまり非常に印象的なトレンド・リバーサル、もしくは数年ぶりの新高値または新安値への壮大なブレイクアウトと同期する可能性を持つ。これは世界の一部の株式市場において、すでに史上最高値と同期している。今回、これがリバーサルのシグナルでないとするなら、より多くの事例が続くだろう。

また、火星が11月19日〜1月3日の蠍座運行を終えたことをも指摘しておきたい。これは私達が言うところの「ゴールド・タイム」、金のためにあるような時期で、MMAの各リポート講読者はイングレスの1週間前、安値(1446)をつけた時分に金に買いを入れ、最終ポジションを手仕舞いしたのは1月3日、火星が蠍座を離れる日だった(金は1550を超えていた)。金がトップアウトしたというテクニカルな兆候はまだ顕れていないが、プランを遵守する必要がある。そのプランとは、火星が蠍座入りしてから2週間以内に孤立した安値をつけたら買い(これを実行した)、蠍座運行が終わるまでホールドすることだった(これも実行)。そして過去何度も経験したように、今回も非常に綺麗に決まってくれた。


<メモのメモ>

前の項目で中東での紛争と金相場、それにスイスフランの上昇との関連に触れている

アグレッシブな火星の射手座運行は1月3日〜3月30日。そして1月12日の土星・冥王星コンジャンクションが持つ32年〜37年サイクルは、前後18ヵ月のオーブをもって第一次世界大戦(コンジャンクション)と第二次世界大戦(ウェイニングスクエア/270°)の始まりと同期している。『フォーキャスト2020』において1947年のコンジャンクションは第二次世界大戦終結後の復興期の始まりと指摘されている。

火星は4月1日、水瓶座入りしてすぐに土星とコンジャンクト。そのとき山羊座24°で木星・冥王星・小惑星パラスがコンジャンクトし、牡羊座のエリスとはスクエアを形成している。これも政治が絡んで強圧的かつ一方的なフォースが働く可能性を示すと思われる。そして4月8日(満月)には水瓶座の火星と牡牛座の天王星がスクエアを形成する。これもまた非常に攻撃的な配置。






訳文ここまで
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hiyoka_blue at 20:56│Comments(2)金融アストロロジー | マンデーン・アストロロジー

この記事へのコメント

1. Posted by Green   January 08, 2020 20:16
5 こんばんはhiyokaさん。

Greenは、しばらく投資休眠しています。
おうし座
ネイタルの土星にトランシット天王星が
コンジャクト停滞中。
体重も29キロぐらい減少。

これだけで、ピンとくるのが、星読みさんの感性
だと思います。

青色吐息のいまです。



2. Posted by hiyoka   January 09, 2020 01:10
Greenさん、おひさしぶりです。

今、とても大変なときの中に在るんですね..
星読みの感性というものはわたしにはわかりません。それでも、コメントの行間から重く苦しい圧力が伝わってきます。そして何か別の声とも言えない微かな波音も。どうにもすることの出来ない状況の中でひとり「時」を待つ。それがどういう時なのかはまだ見えない。それでも。自分にふさわしい場、生が報われる場に辿り着くためのトンネル。出口の光は見えない。それでも 渡りきり、走りきる。洗練も力も、要らない。何もかもこそげ落ちた後の、無垢な真実だけが混沌を貫いて「生の驚き」をもたらすから。吹き抜ける風と引力の交差点に立ち、静けさに横たわり、乱反射に惑わず。自分がマインドでもなく自我でもなく存在そのものが持つ金剛の意志そのものであることを視ておくとき。..この象徴をことばで表せばそんな感じかもしれません。

もしかして、この前の蝕は火星の直近で起きたのではないでしょうか? そうであれば太陽・水星・天王星・カイロンとのTスクエア(恐怖の乗り超え)。果たしてお役に立つかどうかわかりませんが、いずれにしても土星は季節が変わるのを待ち、失ったものを取り戻す位置にあります。

たとえ今は青息吐息でも。どうかお大切に!
 

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