レイモンド・メリマン 週間コメント1/20【金融アストロロジー】レイモンド・メリマン 週間コメント2/3【金融アストロロジー】

January 25, 2020

🌑1/25の新月―みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)

1月26日、アスペクトの項目に一部追記しました。
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    新月は前回からの課題を経て、次の新月までの約1ヶ月をかけて取り組む新しいテーマが開示される時。 そしてこれは生まれた星座に関係なく、地球に生きるわたし達みんなに平等に降り注ぐエネルギーです。わたし達はこのエネルギーを使って日々、自分なりに考え行動していきます。その現れはひとの数だけ様々ですが、やがてはお互いに影響しあいながら、社会・国・世界の潮流を作っていきます。これは言い換えると、わたし達を取り囲む「空間の雰囲気」です。星読みの世界から見れば、誰もがその中で生き、そのテーマに呼応して・・(素直になったり、反抗したり、無視したりしながら・・)自分なりの人生を創造していると言えます。 その意味でも、刻々と変容していく惑星エネルギーの流れをおおまかに知っておくことは、きっと何かの役に立つのではないでしょうか。
    例えば... シンボルの光景やキーワードを覚えておくだけでも、何かに迷った時の指針になるはず。ではでは今月も行ってみます!(^_-)
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★新月タイムスケジュール★
願い事やアファメーション、ヒーリング・メディテーションなどしたい方は、もし可能ならこの時間帯に合わせてみてください。エネルギーの高まりを感じとれると思います。(^_^

【地方平均太陽時: ソーラータイム(LMT) 】
東京・関東ローカルで  1月25日07:00前後、北海道周辺で 07:06前後、関西方面(日本標準時ならこの時間)は06:41頃、沖縄周辺では 06:12前後に水瓶座 04°21’ で新月となります。

前回の新月のテーマについてはココをご覧ください。
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サビアン・シンボルによる【 新月がもたらすテーマと挑戦 】
*ここではデーン・ルージャー(ルディアー)版やマーク・エドモンド・ジョーンズ版の解釈ではなく、透視家エルシィ・ウィーラーの伝えた象徴の言葉をそのまま書き写した「オリジナル版サビアン・シンボル」を使ったブレイン・ボヴィの解釈を参考にし、アスペクトを加味して読んでいます。
*テーマはひとつの意識の流れを表したものです。この流れは順不同に現れたり循環したり、ひとつだけ突出して感じられる場合もあります。また、解釈の内容はその時々のアスペクトを意識しながら抽出しています。


【月・太陽 水瓶座04°~05°― 発効期:1/25~2/23 】

 →🌑🌞"A Hindu healer”
   『ヒンドゥーの治療師』
            ↓
 →🌑🌞”A council of ancestors”
   『先人達の評議会』

【テーマがもたらす雰囲気と挑戦(順不同)】
 ※ひとによっては数日前から前倒しで感じられると思います。
 
→★一旦「こういうものだ」と理解し“名付けた”物事を新しく見直す必要
→★長い年月を通し自分の中に確立された「観念」の呪縛や抑圧からの解放を希求する
→★「名前」「立場」「常識」「伝統」と芽生えつつある「精神の自由」との葛藤
→★大自然の香り、リズムではなく「一期一会の音」に浸されることで癒やされる
→★迷いが生じ進むことも引くことも出来ない状況で “自覚的” に流れに任せてみる
→★全ての物事を押す・かわす・引く・丸くする・包む・飲み干す・忘れるという
  自然な流れとして習得する
→★洗練された手腕や社交術の前に自分自身への癒しが必要なことに気付く
→★違和感が高まる中で一番シンプルな「自分の始まり」の地点に帰る必要
→★これまでの常識では量れない物事(そして人間)の複雑さ、深さ、
  そして幾重もの層をあらためて見る
→★新しい風を入れるために必要な「仕切り直し」と新たな方策の準備
→★「わたし」と「わたし達」との葛藤を経てひそやかに「わたし」の道を選ぶ
→★目前に示された段差に身を引くか、目を見開き飛び込むかの選択
→★「わたし」とは何か?誰だったのか?という素朴な疑問に立ち戻る
→★「今・ここ」から少し離れ、体を休め、新たな発想が湧くときを待つ
→★追い詰められた末に固まる、または自分がまだ知らなかった能力を発見する
→★エゴが行き詰まり壁に直面して初めて自分の根ざすルーツを意識する
→★興奮状態、感情の高まり、疑心暗鬼からよけいな行動を起こす傾向に注意・・・→


エネルギーのポイント:前回の新月『嵐を想いながら静謐な内面の湖を覗き込む』
             ↓
            今回の新月『沈着、休止、見直し、静的発進』
                   
            
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★1月新月の星模様とチャレンジ ★

(主なアスペクトざっと)
 
ASC:水瓶座1°26 MC:蠍座21°07
(DCにR小惑星チャイナ)
新月と天王星がスクエア
新月と土星、冥王星、火星がパラレル
 (各惑星の象意が強調される)
新月とアスボルスがセスキスクエア
金星(と海王星)・火星がスクエア
火星が月とパラレルでグレート・アトラクターの位置
火星・ヴェスタがクインカンクス、ヴェスタと水星・ペルセフォネーがスクエア
火星・水星(とペルセフォネー)がセクスタイルでMPに木星
(火星・木星・水星・金星がセミセクスタイルで順に並ぶ)
天王星とフォルス、インシデンティア・パラスがトライン
木星とオルクスがトライン
土星・冥王星・カリクロとエリスがスクエア(対向のキラルスとTスクエア)
パラス・インシデンティア・フォルスとカイロンからグリーヴにクァドリフォーム
ジュノーが天秤座21°台で滞留中(2月8日に逆行開始)

2月7日前後は土星とイカルス・キラルスがオポジション、
 冥王星・エリスがスクエア、火星・エリスがトラインと強力な配置

そして
2月9日16:33 獅子座20°00’で満月!(新月図のICに近接、MCに天王星)
 ― 満月期〜次期新月期は火星が銀河中心を経過して2月中旬から山羊座を運行し、月のSノードを通ってカプリコーン・ステリウムに合流するため、世界中にかなり強力な出来事が起きそう。



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  2019年末のゴーン被告逃亡〜レバノン行き事件あたりからの約1ヵ月間、世界には大きな物事が立て続けに起きてきました。

試しに無造作にピックアップしてみると…

  日経平均が大納会で29年ぶりの高値に沸いたと思ったら、イラクでは米国によるイランのイスラム革命防衛隊司令官ソレイマニ殺害〜イランによるイラク米軍基地ミサイル攻撃〜ウクライナ旅客機を誤って撃墜。そしておそらく戦争にはならないことを前提で米・イラン間では威嚇の応酬。イラン・ロシア・中国のスクラム。囁かれるシリアへの影響。8日の日経平均は一時500円を超える下落。イラン国内での反政府デモ。英国では1月末のEU離脱法案が可決、その後ヘンリー王子夫妻もロイヤル・ファミリー離脱決定。その間、オーストラリアでは数ヵ月前から発生した前代未聞の山火事が燃え広がり、その規模は1月中旬で韓国全土の広さに到達、ダボス会議の中心議題は気候変動。台湾の選挙では、今も続く香港の抵抗運動に対し人権を無視して制圧を謀る中国への怖れから、蔡英文氏が圧倒的勝利で総統再選。韓国では親北政策を進める文大統領支持派と反対派の溝が深まり、一方対米関税合戦の中、2019年中国の対米輸出は2桁減でGDPも成長減速。北朝鮮は核凍結制約を破棄して米国を批難、並行して囁かれる金正恩氏健康不安と政変説。そうした中、米中間では貿易協定への「第一段階合意」署名。米国内ではなおも続く大統領弾劾/排除への動きとますます深まる国民間の分断。野党民主党の大統領候補選ディベイトは「Orange man bad(何もかもトランプのせい)」に凝り固まり社会主義的理想論と互いの人格攻撃に堕していく状況に国民の関心は薄れつつあるとされ、そして中国で発生した新型コロナウイルスの伝染と合併症による死者数の増加(現在56人)により武漢市は事実上の封鎖(現時点でWHOは緊急事態宣言を見送り「中国内では緊急事態だが、今のところ世界的な拡がりには至っていないため」とのこと)、24日にはトルコでM6.7の地震発生....etc.


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  うーん...まだまだ忘れてることがありそう。もちろん、いつだって世界では同時に多くのことが起きているけれど、ひとつだけを取っても大きいと言える物事が短い間に本当に立て続けに起きてきたなぁと感じます。物事のテンポが格段に速くなったような?

ツイートでも言ったけれど、この新月と小惑星チャイナ(獅子座5°〜6°)はオーブ1°弱のオポジション。月とはパラレルの関係にあります。この位置のメインのシンボルには、何か「とても古い考え方」や「制度」を、今の新しい「形」あるいは「衣装」を着せて実行するようなところがあり、上手く使えないとその考えの硬さと硬直した方法論が、絶対に必要とされる敏捷性や即応性(つまりある意味では腰の軽さ?)を損なうという意味があります。これはこの疾病の流行を抑えるべき中国政府の対応を示唆しているのかもしれません。

何故なら以前中国で発生し37ヵ国で774人が死亡したとされるSARS(重症急性呼吸器症候群)のまん延は2002年〜2003年のことでした。その頃と比べると、現在はインターネット(とSNS)の発達で、当時は知る術もなかった中国国内のパニックぶりが世界の隅々まであっという間に拡がります。物々しい防護服姿の医療従事者、ヒステリックになった病院内の様子、感染源として流布されるコウモリスープの画像まで。これを見たひとびとは恐怖を募らせ、政府は何をしている!と苛立ちを深める一方です。中国はテクノロジーを駆使してひとびとを管理統制していることでも有名ですが、今おそらく政府は焦っているかもしれません。現代は、何か起きたときに数年前までは考えられなかったようなスピーディな対応を人類に強いるようになりました。そして、それを要求しているのも人類、つまりわたし達です。

  またこれもツイートしたことと重複しますが、日本の新月図ではこのチャイナは7室のカスプ近くで、新月と3室(コミュニケーション)天王星とTスクエア。この天王星の位置にはどこか「自然なエネルギーフローが阻害される」ような雰囲気があります。そして7室カスプのシンボルは『おたふく風邪のまん延』。7室は直面する相手、または直近の外界を象徴する領域なので、「日本のわたし達」を意味する1室の新月から相手を見ているかたちになります。なので7室カスプというのは、国内への伝染病の侵入を最小限に留めるための水際作戦を実行するにあたって相応しい位置かもしれません。そう考えると少なくとも現段階では、死に至るような感染症が日本でも蔓延し、多くのひとびとが苦しむような状況を怖れるというよりは、どちらかというとパンデミックへの恐怖から広まるフェイクニュースや噂、注目を集めるための印象操作、中国への反感や抵抗感の増大、また中国に限らず様々なプロパガンダやそれに関連する不安やストレス、あるいはこころのオーバーヒートに気をつけるよう示唆されている可能性が高いようにも思えます。

また日経ビジネスの記事によれば、現在コロナウイルスの遺伝情報はすでに上海復旦大学の研究者が率いるコンソーシアムが解析し、公的なデータベース上に公開されており、米国立衛生研究所と米国のワクチンメーカー、ノババックスがそれぞれにワクチン開発に着手しているのだとか。もちろん、どの程度の時間を経て開発に成功するのかは不明です。また建国図、冬至図、春分図を見る限り、中国の国内事情的には政治・経済ともにしばらく色々な意味で厳しいのではないでしょうか。


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  というわけで、こうした傾向 — 火花が飛び散る状況のまん延 — は、コロナウイルス関連だけではなさそう。グレート・アトラクターの位置に来た火星と火の女神ヴェスタのクインカンクス、そして火星にセクスタイル&ヴェスタにスクエアで太陽とはパラレルの水星を見ても感じられることです。

------------1月26日追記 -------------

  1月24日、トルコ東部にマグニチュード6.7の地震が起きました。earthquaketrack.com によれば、最初に最大M6.7の揺れが記録されたのは現地時間19:55マラティヤ県ドガニョルとのことで、イベントチャートを作図してみると、発生時間には水瓶座に入った月が牡牛座の天王星にタイトなスクエア。MP(ミッドポイント)に海王星と金星、その中央部にASC/DCラインが通っています。そしてMCにケンタウルス族のエケクルス(過去数例の大規模地震のイベント図で強調されていた)が乗り、ICには火星が乗っていました。以前、ギャン理論の研究家オルガ・モラーレス氏が去年12月の日蝕図で火星ラインがイランを通ることを指摘、とツイートしたけれど、再度彼女が示唆した図を確認したところ、同図では天王星/MCラインが東アフリカからトルコを通っていました(このラインは中央よりも西寄りということで、あくまで蝕の時点で実際の震源地を通っていたわけではないけれど、近接地域の危機を示唆するのかも?)。わたし自身はアストロ・ローカリティの学習をしていないので明確なことはわかりません。ただ現地図で天王星とMC/IC軸が何らかの形で同時に刺激を受けた時に事象が発生したことは示しています。これは「トリガー」という意味で、地震予測を目指すひとにとってはひとつの有効なデータになるかもしれません。

なお、太陽活動が地球の状況に与える影響を研究・予測しているearthquakewatch.netでは当時この付近にアラートが出ていたようです。


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  新月図の水星は水瓶座13°台。ここはひと言で言えば『トレンドを測ること。差し迫った雰囲気の中にあっても、明確な状況が見えるまで拙速なことば・判断や行動を避け、どちらにも動けるように準備しておく』というエネルギーが放射される位置です。一方では何かとてつもなく溜まっていくものがあるのだけど、それが何かもはっきり見えないまま、ひたすら出口を求めているような感じかもしれません。

  また、金星・海王星がコンジャンクトで火星とスクエア。これはメリマン・コラムでも触れられていましたね。金星・海王星が放射する「愛」や「ロマン」を出来るかぎり楽しむこと。射手座の火星に煽られて、衝動的な口論や喧嘩などしないよう慎むこと。安易な誇張には要注意、と。金星が海王星にコンジャンクトするのは日本時間で28日の夜明け前。その前日には金星と火星が正確なスクエア。このあたり、たとえ素晴らしいインスピレーションが湧いたとしても『マインド先行の ”頭でっかち” な主張を押し付けるとせっかくの良い流れを壊す』ような感じ。突然、空気を読まない言動に走ったり、そのせいで拡がる波紋に驚いたり。今はエリスと土星・冥王星のスクエアも形成中なので、ここで悪化した関係は取り返しがつかなくなる可能性もあります。


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  ただ、それでも同時に...その結果として新しい発見があったり、異なる流れが生まれたり...という側面も。でもそれは、少し時間をかけないと見えてこないかもしれません。だから、どうしてもこころの内に溜まるものがあるひとは、「覚悟の上で」吐露してみるのも射手座火星のエネルギー放射の在りようだと言えるでしょう。ただし、攻撃的な態度だけは取らないこと。抑えることが出来ず、取り返せないところまでダッシュしてしまう可能性があるから。思い起こすと良いのは、タロットカードで言えば「THE FOOL」の精神かな。。 またこれは、そんな暴発気味のひとが出たときその周囲にいる身にとっても、各自の度量、キャパシティが試される場面だと思います。なぜなら、たとえトゲトゲしくてムカつく表現だったとしても、その深奥には今後何かを改善するために見てとるべき要素が潜んでいるはずだから。

この傾向は、射手座の火星、山羊座の木星、水瓶座の水星、魚座の金星がセミセクスタイルで数珠つなぎに力を伝送しあっている状態からも増幅されそうです。ちなみに現在、木星が在泊する度数が持つ主な意味をB.ボヴィのサビアン・シンボルから拾うと『人生観の中に刻まれた個人的なインプリント』そして『同意または否定を表現する断固たる態度』。ここは環境活動家グレタ・トゥンベリさんのネイタルの太陽がある度数です(カイロンとコンジャンクト)。


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  いずれにしても、天王星とスクエアの新月の下では、何かまた驚くようなニュースが報じられるのかもしれません。天王星にはパラスとインシデンティアがトラインなので、世界でも国内でも、政治絡みで何か突然の動きがある可能性も。何かの雪解けや歩み寄り、相互に手助けし合うような流れになると良いけれど。

  一方、小さな惑星同士なのでとても微細なエネルギーではあるけれど、カイロンとパラス・インシデンティア・フォルスから獅子座のグリーヴへのクァドリフォームも気になります。これに触れるひとには『(総体としての)人間存在の“正体”を見てしまう哀しみ』的な感覚が浮上しがちだから。でも、もしそんな経験をするひとがいたなら、「自分」「あのひと」「彼ら」などと個人的な感情を通した受け取り方はしないで。この精妙な力が意味するのは『仕方ない...』っていう日本特有の言い回しの中に込められた、最高で最善の哲学の顕れかもしれないから。

これについては、人種差別と多文化間の緊張が続く米国の住環境から日本に憧れて移住、そして今も日本で夢を叶えようと努力している黒人青年が、あるときインタビューに答えてこんなことを言っていました。

『自分が日本に住んで学んだ最高のことば、それは「仕方ない」なんだ。これは諦めのように聞こえるけどそうじゃない。英語にはこれに該当することばはなかった。これは、いったん今の現実と今の自分の全部を大手を拡げて認め、受け入れてしまうこと。そうするとそこから、まだ見えていない何かに向かって全力でやっていく意志が出てくる。これはそのきっかけを創る、そんなことばなんだ。』

そう、まだ見えていない何かがあるということ。どんなときであっても。どうしようもない現実の中で、希望を持つなんて..無理かもしれない。誰にでも、「人間であること」に絶望するようなときがあるかもしれない。でも、今ここにいる。知っている限りの全てを背負って、それでもここにいる。何故だろう? 「わたし」は、本当に全てを知り、それを真実だと思っているのか? 「否定」を選んだのは誰? それは、本当に自分自身のことば? 自分にまとわりついた全ての「ことば」をそぎ落としたら、いったい何が残る? ...わからない。けど、仕方ない。ため息。…体の中を、一陣の風が通り抜けていく......。そして。


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  さて。このところ大きな事件続きで今更何があっても驚かない...なんてひとも沢山いそうだけれど。何かと落ち着かない世相の中で、ストレスが高まっているひとは多いのではないでしょうか? アスボルス(体の声)とセスキスクエアの新月の下では、体力維持はとても大切。3番目に発見されたケンタウルス族、アスボルスの出自はカーボン/炭素。あるいは「灰」。この力をマインドだけで受け止めると、とても重く、暗い側面を強く感じてしまいがち。または妙に真面目になり過ぎて、しなやかさに欠けるところが出ます。でもアスボルスはその反面、燃え尽きて灰にならないための智恵やこころの強さを、細胞のひとつひとつから「直観の声」として伝えてくれるケンタウルスでもあります。

どちらかというとアイデア先行になりがちな水瓶座の太陽と新月の下、今って格別の理由がなくても心身がザワザワしがちなとき。「なんとなく落ち着かない」というひとが多いかもしれません。そんなとき、体から何かの声が聞こえたと感じるなら、迷わずそれに従ってみてはどうでしょう。「こうでなければ」というマインドは脇に置いて、体が要求すること、欲しがるものを摂ること。休みたがっているなら、なるべくホッと出来る環境に身を置くことも、今は大事だと思います。

  総じて、この新月図は主な惑星達が東側に集まっていますね。これは大きな意味合いにおいて、「全てが自分に帰ってくる」時期になることを表します。個人的な体験も、公的・社会的な体験においても。自分の中でもがき、暗中模索していても、すでに確立した世界観をもとに外部と渡り合っているとしても。究極には、次の展開に備えて全データが蓄積されていくような感じかもしれません。


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  そして、今年初めの様相を決定付けたとも言える土星・冥王星コンジャンクションには、現在山羊座25°台に在泊するケンタウルス族のカリクロが寄り添っています。そして1月末〜2月初頭には小惑星アグニ(火の試練)が25°台に達し、カリクロと土星の正確なコンジャンクションに加わります。

カリクロが示唆する意味は、ポジティブには『境界や垣根を超える能力、または超えようとする衝動』『懸命さ、落ち着き、公正さ』『現実を受け入れることの必要性と、それによって自らを癒やしていくことへの促し』。 またネガティブには『一方的な判断』『思い込みの強さと犠牲者感覚』『不寛容』などです。ここは、先頃裁判の様子が報道されたやまゆり園大量殺人犯、植松聖被告のネイタルの太陽が在泊するところ。もちろん、だからといってこの度数に良くない象意があるわけではありません(アスペクトから見れば、植松被告にとっては相応の結果を受け入れるべき時だけれど)。

「象徴」には良いも悪いも、善も悪もありません。ただ、山羊座25°台がとても不思議なシンボルであることは確か。そのキーワードは『今、目の前にあることをベストの結果として受け入れる』『どんな立場、どんな選択にもそれぞれの光と影がある』そして『光を見るのではなく、自分の中に存在する影を意識化することから真の “解放” が始まる』など、何か人間存在の深みに触れてくるものがあります。この位置を火神アグニが通るとき、わたし達は何か精妙なフォースを感じ取れるのでしょうか? それとも、見えない火の力がわたし達の中の何かを燃え立たせ、焼き尽くすでしょうか? 感じる・感じないは感受点の有無やひとにもよると思うけど、「火の試練」はどんなときも、過ぎてみれば「美」そのものだったように感じられます。

  そして迎える2月、獅子座の満月。満月図は1室の月以外はほとんどの重要感受点がチャートの西側に集まり、MCに天王星を抱くという、とてもダイナミックな図になります。全体に、外部からの刺激によって精神は上へ下へと揺れ、興奮しがちになるかも。今のうちに心身をよく休めておけるといいですね。


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★1月新月のサビアン・シンボル★


  この度数もまた、以前のルネーション(月蝕)で経験したことがあります。なのできっと覚えているひともいるんじゃないかな。ただ、当時の書き方は水瓶座のエネルギーを受けてかなり理屈っぽかったかも? 今回も中身はほとんど変わらないのだけど、ちょっとだけ書き方を変えて提示してみようと思います。


新月のベースとなるシンボル:
水瓶座4°『ヒンドゥーの治療師』


        水瓶座4° の原語は『Hindu Healer』です。このシンボルはいかにも水瓶座らしく、対向度数とも関連してかなりヒネリの利いた複雑な意味を包含しているように思います。なのでちょっとややこしいかもしれませんが、なるべくわかりやすく書いてみますね。

        まず、ヒーラーとは、 病むひとを手当てし、治療するひとのことです。そして「ヒンドゥー」とは、ヒンドゥー教に帰依したひと、そして(または)インドのヒンドゥスターン地方出身のひとを意味します。


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        ところで、1925年にチャネラーのエルシイ・ウィーラーを通して「サビアン・シンボル」を伝えてきた源泉(またはエンティティー)とされる、古代メソポタミアの『7つの惑星と月の寺院』、そしてその血脈を継いで、ペルシアのサーサーン朝〜イスラム帝国の時代に秘密裡に蘇り、「寺院の智恵」をひっそりと護り続けたと言われるサビアンズ(サビアン・ブラザーフッド)と呼ばれた預言者達。B.ボヴィの研究によれば「ヒンドゥー」には、彼らサビアンズの地から見てインダス河の向こう、つまり「あちら側」という含みがあったのだそうです。ならば、ヒンドゥー・ヒーラーとは「あちら側からやってきた治療師」であり、「あちら側」とはこれまで慣れ親しんできた「ここ」ではないところ… 「真の手当と癒しが可能な場所」を象徴しているのかもしれません。

一方、ヒンドゥスターン地方出身のひとを指す場合、彼/彼女はインド人、つまり本来なら英語では「インディアン」と呼ばれるべき存在でした。ところがこの呼称は、コロンブスの思い込みと誤解によって、北米大陸の先住民族の呼称になってしまいました。なのでチャネラーのエルシィがイメージを降ろしたとき、本当はインド人の姿を見たのだとしても「インディアン・ヒーラー」とは言えなかったはずです。つまりこのシンボルには、物事の始まりには常に、人間がそれを「こうだ」と認識し「名付ける行為」がまず存在すること、そして、その「名」によって物事が方向付けられ、その流れに従って紆余曲折が創られていく…そんな人間の意識/行為の法則がひそかに暗示されているのだと言えるでしょう。


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  また、このシンボルと対向し補完関係にある獅子座4°のシンボル『正装した男と折り曲げられたツノを持つ鹿』には、原語である英語から見て共通のイメージが見え隠れしています*。それは「鹿」です。何故なら『Hindu』に含まれる「Hind」とは、英語で「雌鹿」を指すことばだからです。対向度数の獅子座4°に出て来る「折り曲げられたツノを持つ鹿」は、ツノを持つことから当然、雄鹿を指します。雌と雄。これは「女性性」と「男性性」の対称軸です。

        ところで獅子座4°に見られる雄鹿はツノ、つまり男性性の象徴を折り曲げられています。そして傍らには、正装した紳士がひとり。彼はおそらく功成り名を遂げたひと。その姿は社会的な勝利の象徴にも見えます。けれど、もしかすると彼の内的な「ひとりの男」「ひとりのわたし」は... とても複雑かもしれません。社会が織りなす多種多様な編み目をたどり、崖をよじ登るために、ときに折れ曲がり、様々に折り畳まれ、ねじれて。 おそらく闘いの中で生じた混乱や怒りをもはらみながら、芸術的なまでに創りあげられてきた彼の真実。彼が得てきた豊富な知識。それは「わたし達」(水瓶座)のただ中で「わたし」(獅子座)が雄々しく生き抜くための知恵です。正装した男はそれを「成功」と名付け、誇りをもってそこに立っています。彼にとってはそれこそが「個」としての勝利だから。...でもその隣には、まだ彼の知らないミステリーがそっと生き続けています。折れ曲がったツノを静かに振り立て、低く、用心深く構える野性の雄鹿が...。


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  一方、「わたし達」を象徴する星座宮、水瓶座の4°には雌鹿が潜んでいます。どこに? 「ここではない場所」に。それはもしかしたら、まだ一度も名付けられたことのない場所かもしれません。人生に迷い、闘いに疲れ、癒しを求めてヒンドゥーの治療師の門を叩いた「わたし」。 やがて、彼が唱える祈りに誘われた「わたし」は ひととき社会という名の「わたし達」から離れ、深いトランス状態に入ります。… 遠くから彼の声が聞こえる。「あなたは誰だ?」「あなたの名前は何だ?」 わたしは、生まれる前の透明な羊水の中で答えます。「誰... だろう?」「わたしは... 誰でも...ない」「わたしは... 名を持たない...」

誰でもなく、名も持たない者。あるいは、全てである者。


  それは「わたし」なのか? それとも? けれど「ここではない場所」から眺める「自分」だった者の人生は、まるで初めて見るような新鮮さに満ちています。... 誰でもなく、名も無い「わたし」には、あらゆるものを名付ける自由があった。まるで詩人のように。「成功」を「失敗」と名付けてもいい。その反対だって構わない。「死」を「夢」と名付けても、「宇宙」を「穴」と呼んでも「愛」を「風」と言ってもいい。「わたし」は全てを思いのままに名付け、意味を与え、そしてまた消した。「わたし」は全ての「名」を受け入れ、その「名」はただ、わたしを通り抜けていった。

やがて「ここ」に帰って来た「わたし」。今まで迷い、打ちのめされてきたはずの問題を自分はどう名付け、どんな意味を与えていただろう? 「わたし」にはもう、それらを思い出すことが出来なかった。代わりに「わたし」の中に「名もない者」という名だけが残っていた…。「気分はどうだね?」わたしは答える。「わからない。でも...自在だよ。」


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        水瓶座4°「ヒンドゥーの治療師」。水瓶座とその支配星、天王星の合い言葉には「型破りの発想」というのがあるけれど。自ら「名付けること」によって物事を鋳型にはめ、意味を与え、理屈で固めてその「名」に従って生き続けるなら、きっと型など破れはしないでしょう。硬直した精神からは「型破りの発想」は生まれません。ツノを振りかざして闘うのではなく、一度全ての観念を受け入れ、そしてクリアボタンを押すこと。そこから生み出される新しい感じ方はどんなだろう? 全てが透明になって漂っているなら、何を使っても、使わなくてもかまわない。風のような軽やかさの中で、新たに名付け、色を与え、形を与えたってかまわない。生きること。仕事すること。食べること。愛すること。遊ぶこと。斃れること。全て。責任を負うこと? それさえも。

これはたぶん、特別な才能でも何でもありません。ただ雌鹿のように柔らかく跳ね、無になることを怖れず、何処でもないところから全てを眺めてみること。正装を脱いで、裸のまま、そこに一度、立ってみること。そこからただ「わたし」と「わたし達」を見直してみること。そして... 破るべき型など何処にもなかったことに気付いたとしたら...。それがこのヒンドゥー・ヒーラーのもたらす「癒し」なのだと思います。

ちなみにデーン・ルージャー版『Astrological Mandara』では、獅子座4°のシンボルが『紳士が狩猟大会から持ち帰った勝利のトロフィー』ということばに置き換えられています。これは、ひとつの壮大なコズミック・アートとして人間の意識に一定の霊的方向性を与えるために改変されたルージャー版全体の構成の中で、とても整合性のある置き換えだと思います。けれど個人的にはマーク・エドモンド・ジョーンズとエルシイ・ウィーラーによるオリジナル版に描かれたシンボルのほうが、人間存在のミステリーに触れており「象徴」としての豊かさをもつのではないかと感じています。


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では次に、メインのシンボルにいってみましょう。

新月のメイン・シンボル:
水瓶座5° 『先人達の評議会』


        原語の「ancestors」は「先祖」とか「祖先」と訳すことが多いけれど、ここではあえて「先人達」としてみました。たぶんこのシンボルは、先祖のような血の繋がりだけを暗示しているのではなく、自分が歩もうと選択した道を遠い昔に切り拓いた多くの先人達をも示唆していると思われるからです。では、評議会とは? いったい何を評議するのでしょう? 

評議員とは重要な決断を下すために選ばれた人々。そして評議会とは、そこに招喚された「同じ道を歩もうとする者」に、貴重なアドバイスを与えるための集まりです。そこは、目には見えないあまたの先人達の智恵の声が響き渡るところ。それは、時の実存の底深い淵から蘇ってくるのかもしれません。


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     さて。前のシンボルで行き詰まった思いを抱え、ヒンドゥーの治療師を訪ねた「わたし」は、ここに来てあらためて自分の道を歩み出します。その道は、相変わらず厳しい道程かもしれません。ひとたび足を踏み外せば、真っ逆さまに転落することだってあり得るのですから。数多くの「わたし」がひしめく「わたし達」の社会では、思いも寄らない思惑に邪魔されてつまづくこともあれば、出会い頭にパンチを浴びることだってあります。まして土星と冥王星がコンジャンクトしたばかり。ときには寛大なはずの木星や海王星が、下心を隠しながらいかにも優しげな微笑みの仮面を着けて迫ろうかという今、きっと世界は危険がいっぱい...。

だから「わたし」は時と場所と人々の様子を慎重に計り、装いに気を配って用心深くツノを折り曲げます。「ここ」ではない世界、名付けられない世界の経験を胸に抱きながら、それでも「わたし達」の世界で生き抜くために。ただ、こころだけはブレずに真っ直ぐありたいと思いながら。「わたし」は懸命に険しい道を登っていきます。あぁ、けれどとうとう行き止まりに来てしまいました。そこは断崖絶壁。どうしよう? これからどう進めばいいんだろう? そう、この度数を補完する対向の獅子座5°のシンボルは『断崖の淵の岩群』です(サビアン・シンボルは当該度数が「What」、対向度数は「Where to」にあたるとされています)。

迷いに迷い、追い詰められたとき。またはイケイケの勢いが何かのショックで突然削がれてしまったとき。空白の真っ只中で、ふと湧き起こるインスピレーション。そんなときって、確かにあります。どこからともなく湧いてくる、突拍子もないアイデア。 今まで考えもしなかった道。 それはもしかしたら、胎内宇宙から聞こえてくる声...の、ようなもの。たとえそのとき本を読んでいても、映画を観ていても、ただボーッと風に揺れる木の葉を見ていたのだとしても。その行間から、画面から、葉脈から、わずかに異質な何かが立ちのぼってきたとしたら。


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        いや待てよ? 冗談みたいに思えるけど、この考えって実はそれほど非現実的なことではないのかな? やろうとすれば出来ないことはないかもしれない。やり方次第か? 思い切ってやってみようかな?

......その一瞬「わたし」は「何か」を捨てています。ほとんど意識することもなく。そして、まだ名前さえ持たない「何か」を得ようとしています。それを形にするのは「わたし」。それは「わたし」の意志に委ねられました。

こうして、時を重ねて熟成され、忘れられてさえいた古い智恵が、再び新しい衣をまとって「わたし」の中に芽吹いていきます。それは、その道を切り拓いたひとつの「意志」が、再び体を持つことに他なりません。それが、連綿と続く「ひと」という存在の不可思議さです。

ここに描かれる『先人達の評議会』は、そこに辿り着いた「わたし」を審判し、裁くための集まりではありません。古いルールに縛り付けようとする声でもありません。それは、長い年月を経て、先人達個々のエゴも全て洗い流され、やがて純粋な経験だけが細やかな刻の襞に蓄積されていった「壮大な智のデータ」としての「わたし達」。そして、その声を聴き取るのは... たぶん「わたし」の中に生き続ける「余白」。


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        でもそれって.... 現実にはどんな感覚なんだろう? それは、「Where to」である対向の獅子座5°が持つシンボルに描かれた『断崖の淵の岩群』のようなもの。 

断崖の淵。それは「危機」や「危険」の象徴です。それは切り立った岩壁の天辺がせり出して、中空にオーバーハングしている、そんな状況です。今「わたし」はその縁に立っています。もし落ちればきっと、いのちはないでしょう。でも進みたい道は、はるか下方に霞んで見えています。「行くしかないんだ!」

「でもこんな恐ろしいところ、綱も鎖もなくていったいどうやって降りればいいんだろう?」思わず足がすくみ、目眩がしてきます。 でもよくよく目をこらして見ると、絶壁のところどころに幾つもの岩層がゴロッと頭を出している... もしかして、それが足がかりになるだろうか? 「わたし」はそろそろと慎重に手足を伸ばし、ひとつひとつ岩の突起に触れ、その堅牢さと形を確かめながら降りていきます。傍らをボロボロと崩れ落ちる石や小岩。 手と足と五感の全てを使い、岩の突起を掴み、集中し、その確かな声を、体中で聴き取りながら。

ひとつ、降りた。そしてまたひとつ。またひとつ。その岩のひとつひとつが、先人達の導き、声なき声かもしれません。でも、 きっと「わたし」はそれに気付かないでしょう。


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  それぞれに違う形の岩。それぞれに異なる局面。どの岩相のどの岩を選んで自分のいのちを預けるかは、自分の選択にかかっています。 もうすぐだ。下の道がもうあんなに近くに見えてきた。でも油断しちゃだめだ。 ここで落ちたら元も子もない。「わたし」は自分に言い聞かせます。

ひとつ。またひとつ。夢中で岸壁に取り付き、必死に手足を動かす。苦しい。疲れた。もうダメかもしれない。あぁもうラクになりたいなぁ。

でも、体のどこかで いのちの力が今もなお沸き立とうとしているのです。「まだ生きてる!」そして.......そして…….「え? 着いた!」

助かった。やり遂げた。道にへたり込んで、はるか上を見上げる「わたし」。「うわぁ、あんなところをよく降りてこられたなぁ。 けっこう凄いことやっちゃったんだなぁ、自分。。」 

安堵と歓びの中でふと我に返り、ポケットからスマホを取り出す。「画像じゃこの凄さは伝わらないだろうけど、一応下から見上げた絶壁を撮っておこう。ついでにVサインだ!」 

『断崖の岩群』が描かれた獅子座の5°は「わたし達」に見まもられながら「わたし」が拡がっていくところ。ひとつひとつの経験が、自己肯定と自信に繋がっていくところ。

けれど、たとえ気付くことはなくても。それぞれの「わたし」が抱く宇宙には、いつだって遠いあまたの先人達が遺した膨大な智のシステムが生き続けています。そしてそれに繋がる回路 — 余白の響き — も、その受け取り手 — 名を持たぬ者 — を求めて木霊しているのではないでしょうか?

それは、何気ない小さな物事の中に、 ある日 ふと顔を覗かせます。


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        …さて。こんな感じでなんとなくこのシンボルの雰囲気を掴めるでしょうか? この4°~5°の流れは水瓶座 ― 獅子座軸の第1ディーカンで体験する最初の節目です。ここには人生の一局面に顕れるいろいろな要素がきめ細かに暗示されていて、簡単には把握し難いかもしれません。けれどそれは、ほとんどのひとが、それと気付かないうちに経験していることでもあるのです。

「わたし」と「わたし達」、「個」と「社会」との関係には、互いに投影しあい反応しあいながら個と全体の流れを創っていく…そんな、とてもややこしい絡み合いが存在します。今回のシンボル・セットは そんなもつれた絡み合いの一端を、その深みの中に鮮やかに描いてみせてくれているのではないでしょうか。


  カプリコーン・ステリウムに始まり、チェックメイトとクロスオーバーへの流れが設定された2020年。その最初の新月がもたらす激動のただ中で。今、原因もわからないままに立ちすくんでいるひとは多いかもしれません。時代はリセットからリニューアルへ。今後も様々なことが起き、思いも寄らない流れがやってくるのでしょう。けれどわたし達人間は、たとえささやかな試みであっても、足許を見ながらひとつひとつ丁寧に向き合っていけばいいのではないでしょうか。同じ日などひとつもありません。だから、一見何の変哲もない日常の中にこそ、あらゆる可能性が潜んでいます。もしかしたら、生とは限りなく可笑しくて面白いものかもしれません。

そして、たとえ利に聡い思考や浮き沈みの激しい感情に翻弄されたとしても。それでも、自分の中に生きるわずかな「余白」を大切にしていければと思います。そこにこそ、思い出すべき「未知」との邂逅が待っているのだから...。


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have a great trek!!!★


hiyoka(^_^


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