レイモンド・メリマン 週間コメント2/3【金融アストロロジー】レイモンド・メリマン 週間コメント2/10【金融アストロロジー】

February 07, 2020

🌕2月9日の満月 ― みんなに降り注ぐエネルギー(メモ風?に)

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    満月は前回の新月のテーマが熟し、花開き実を結ぶときです。 この日は太陽と月が、地球を挟んでちょうど反対側にやってきます。0°の新月から始まった地球全体への課題は、満月で180° 対向のエネルギー同士がぶつかりあい補いあうことにより、輝く満月というひとつの「結果」を見せてくれます。それは、わたし達が空間から受け取ったエネルギーをどう昇華し、現実に表現してきたのかを、あらためて見せてくれる「鏡」だと言えるかもしれません。なので満月のテーマは新月の瞬間から色濃く育っていくとも言えるでしょう。そして わたし達はみな満月を超えて、次の新月までにその経験を消化(昇華)し、エネルギーはゆっくりと静まっていきます。それはこの世界に生きるわたし達の意識に与えられたプログラミングの一種かもしれません。そんなシステムをどう使うのか?それとも使われるのか? それはきっとわたし達次第。さぁ、今回はどんな風景が見えるでしょうか? では今月も行ってみます。(^_-)~☆
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★満月タイムスケジュール★
エネルギーが高まる時です。ヒーリング・メディテーションや祈りを捧げたい方は、もし可能ならこの時間帯(ずれるなら満月前がベター)に合わせてみてください。エネルギーの高まりを感じられると思います。

【地方平均太陽時:ソーラータイム(LMT)】
東京・関東ローカルで 2月9日16:52前後、北海道周辺で16:58前後、関西方面は16:33頃(日本標準時の場合はこの時間)、沖縄周辺で16:03前後に 獅子座20°00'で満月となります。

今回のテーマのベースであり、今も背景で発効し続ける新月の大テーマについてはココをご覧ください。
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サビアン・シンボルによる【満月がもたらすテーマと挑戦】
*ここではデーン・ルージャー(ルディアー)版やマーク・エドモンド・ジョーンズ版の解釈ではなく、透視家エルシィ・ウィーラーの伝えた言葉をそのまま書き写したオリジナル版サビアン・シンボルを使ったブレイン・ボヴィの解釈を参考に、アスペクトを加味して書き下ろしています。
*テーマはひとつの意識の流れを表したものです。この流れは順不同に現れたり循環したり、ひとつだけ突出して感じられる場合もあります。また、内容はその時々のアスペクトを意識しながら抽出しています。


【月♌️獅子座20°→21°/ 太陽♒水瓶座20°→21°】
  月🌕 “The Zuni sun worshippers”
  『ズニの太陽崇拝者

   太陽🌞 “A big white dove, a message bearer”
  『大きな白い鳩 ― メッセージを携えた者』
     ↓↓↓
  月🌕”Chickens intoxicated”
  『酔って興奮する鶏達

   太陽🌞“A woman disappointed and disillusioned”
  『落胆し幻滅を感じる女』

2月24日新月 魚座4°台
 『狭い地峡の交通渋滞』『教会のバザー』
  に繋がっていく

【テーマがもたらす雰囲気と挑戦(順不同)テーマ発効期~2/23】
 ※満月の場合、1週間~数日前から前倒しで感じられると思います。

→★汚濁を焼き尽くす火による浄化、または絶対的な力への畏敬や恐怖
→★父権的な統率力が象徴する護りと秩序へのあこがれ
→★自分が属する“種族”や“ファミリー”に忠実であろうとする
→★偏見に根ざした憎悪、または非現実的な包括主義に極化する傾向
→★荒波の中でも揺らされず真のメッセージを聞き分ける必要
→★個人、または集団レベルで孤立主義(または党派性)へと向かう傾向
→★偽の希望、勝手な期待が裏切られたと感じて逆上や激昂する危険
→★「自分こそが」という感覚や頑ななプライドを捨てる勇気
→★良かれと思っての行為もやり過ぎると逆に毒となる可能性
→★他者に期待しすぎるか、または誰にも耳を貸さない傾向
→★経験不足や無知による錯覚、幻想、勘違い、陶酔と
   成熟し、醒めた現実的な見通しを対比させて判断する必要
→★辛辣さや痛烈さ、モラルすれすれの一時的で派手な言動への誘惑
→★思い込みの強さによる聞き違い、読み違い、パニックに注意
→★自分の小さな現実を基準にして全宇宙を判断する傾向
→★狭く曲がりくねった道を目的に向かって進むために必要な
   寛容さと寛大さ
→★澄みわたるこころのやわらかさを感じそれを常に保っていく
→★「全てはひとつ」という包括的な精神の光と影を見る・・・→


エネルギーのポイント:新月
           『沈着、休止、見直し、静的発進』
            ↓
            満月(新月と同じ)
           『沈着、休止、見直し、静的発進
            

200209FM


★サビアン・シンボル MEMO★

ベースのシンボル:獅子座20°『ズニの太陽崇拝者』


ZUNI
 Image of Zuni Pueblo created during the U.S. Army Corps of Topographical Engineers's 1851
 expedition to Arizona which was led by Captain Sitgreaves


「ズニ」についての豆知識(主にwikipediaより)

  「ズニ」とは主に米国ニューメキシコ州西部に生きるネイティブ・アメリカンのひとびとで、プエブロ族として社会、宗教、農耕などに共通の習慣を持つ集団の中でも、コロラド川支流のズニ川流域に住む集団を指す。彼らは一種の粘土で建造した複雑で複数の階層をもつ住居(プエブロ)を建て、村落を形成して暮らす。考古学的には紀元前1000年からズニ川渓谷に居住しており、当時からすでにトウモロコシ栽培の灌漑技術を持ち、農業と家畜の飼育を行ってきたとされる。その意味で、日本でステレオタイプ化されてきた、テントを張り平原を馬で駆け抜ける “アメリカン・インディアン像”とはかなり異なるタイプのひとびと。部族としての秘儀やプライバシーを大切にしてきた伝統がある。

孤立した言語:特徴として、「ズニ語」は他のネイティブ・アメリカンの言語とは全く関係を持っておらず、その独自性において、少なくとも7000年間はその「完全性」を保ってきたとされている。果たしてその言語はどのようにして生まれたのだろうか?

宗教的人生:ズニのひとびとにとって宗教とその信念体系、それにまつわる儀式は日々の生活の中心とされる。彼らの神話には多くの神々、鬼神や怪物が存在するが、核となるのは「アワナウィロナ」と呼ばれる原初の創造神。そして彼が創った緑色の藻が分裂して「太陽の父」「大地の母」「月の母」となり、そこから世界の全てが生じ、地底はるかな闇の世界には人間が生まれたという。その後ひとびとは太陽の父とその息子達によって昼光の世界に導かれ、現在の人間の姿になった。アワナウィロナ自身が創造の後に自らが太陽そのものになり、「空の父」として雲を創ったともされているので、「創造神」と「太陽の父」は重なる存在なのかもしれない。

また、ズニには『世界には2種類の人間が存在する ― ひとつは「陽に焼けた人」、もうひとつは「焼けていない人」だ』という信条があり、ひとを見る場合その区別/識別が重要とされるそう。


sun


  ズニのひとびとにとって、太陽はおそらく至高の存在。太陽光はいのちの源であり、農作物が枯れることのないように、大地から水を呼び出し雲を創り、恵みの雨をも降らせてくれる。無性の創造神、アワナウィロナが生み出した緑の藻が父なる太陽となり、大地の母となり、月の母となった。そして地下深く闇に生き、角と尾を持つ他は盲目で、口も肛門も、今のような手足もなかった人間を、昼に生きられるよう変容させ、導いた。大いなる父の慈悲の下で厳しい体験に耐えたひとびとは最後に目覚めを体験し、それまでの恐怖から解放されて大いに喜んだと伝えられる。 

今回の満月のベース・シンボル『ズニの太陽崇拝者』には、超短く端折ったとしてもこれだけのコンテクストがある。こうした背景を踏まえて今の世界とわたし達の心理や事象への影響を考えていくとき、何が見えてくるだろう?  

  人間は「力」を好む。何か恐ろしいことが起きたとき、どこからともなく現れて万事解決してくれる英雄を望む。その姿はまるで、万物の祖であり生殺与奪の絶対力を持ちながらも慈悲深い、父なる太陽神。


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  じゃ、わたし達のこころに忍びよってくるのは、その大いなる保護の許にある民として誇りを持ち、一切の穢れを排除したいという願望? 火の力に焼かれることで全ての汚濁と闇から解放され、浄化されることを望む心理? あるいはそんな力の一端を宿す預言者として力をふるってみたいという欲望? 絶対への崇拝を通して期待される絶対的な庇護。神と人間との絆なら、それが成り立つのかもしれない。けれど人間が創った社会という脆弱なピラミッドにこのエネルギーがネガティブに影響したら、どんなことが起きるだろう? 

期待の後で失望したひとびとの怒り。それは何事かが起きたとき庇護者不在の怖れに変わり、怖れはヒステリー状況を創り出す。そして人間ピラミッドは恐怖に駆られたひとびとによって、混乱のうちにその基盤から崩れていく。何が真実なのか、最後まで見えないままに。

このシンボルをことばにすると、何だか時代がかってオーバーにも聞こえるけれど。今、他のニュースを全て吹き飛ばす勢いで拡がっているコロナウイルスの話題に関しては、世界中のメディアで、ネットで、その底流にこれに似た心理のウェーブが強く感じられるように思う。そして、ひとりの人間に過ぎない世界のリーダー達もまた不安と緊張に駆られ、苦悶する。こんなときは(たとえ後により多くの犠牲をともなおうとも)敏速に「穢れの印」を排除し、強圧的にふるまえばふるまうほど評価されることを、彼らは歴史的経験から識っている。そしてそれぞれの国情に合わせ、ギリギリのところで決断することになる。何故ならそれは、儀式と施政の担い手としての彼らが、最終的には自らの手で捧げるべき供物なのだから。それでも、我が身に火の矢が降り注ぐ試練を避けることは出来ない。それが仮想の「太陽の父」が負うべき責任と役割。でもそこから逃避する誘惑と最後まで闘える人間はとても少ないと思う。


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  B.ボヴィの研究によれば、本来、この度数には『どんな物事にも、どんなときや場所やひとにも、それぞれにかけがえのない聖性がやどっていることに深く気付いていく』という含意がある。これは獅子座の中でもかなり霊的な意味が強調される位置。おそらくそれがこの度数の持つ本質ではないかと思う。

けれど(だからこそ?)それと同時に極端なストレスや危機に直面したときに自分自身がどうふるまうのか? それぞれの本質が試される...という側面も持っている。なので、メインのシンボルである次の度数、獅子座21°とともに、今まで見えなかったような「そのひとの無意識の本性」または「何に反応しやすく、どんな問題を抱えているか」が外に向けて露わになりやすい 領域だと言えるかもしれない。

  この満月で月に光を与える太陽側、水瓶座20°のベース・シンボルは『大きな白い鳩 ― メッセージを携えた者』 ... それはきっと、危機のときに助けとなるメッセージ。それは、天空を飛んでやってくる「空の父」からの伝言だろうか? 行き詰まったときに闇を消し去り、こころに平穏と平和をもたらす神聖なコミュニケーション? そんなステキなメッセージを運んでくれる、大きな白い鳩! 「わたし」は眼を閉じ、じっと待つ。そしてそっと眼を開ける。え? 大空には無数の白い鳩が飛んでる!? 鳥!鳥!鳥! ... いったどれがメッセージを携えた鳩なんだろう?


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  よく目を凝らして見ると、他の鳥も混じってるような ...誇らしげに大声で鳴く、あれは白いカラス? あれ?白い鶏達さえも浮き足だって羽ばたいてる。それに、それぞれの鳥がいろんなメッセージを携えて飛んでるみたいだ。じゃ「わたし」のために真のメッセージを運んでくるのはどの鳩なんだろう? 

それはたぶん、純白のメッセージ。透明なほどに、純白。期待もプライドも傷ついた感情も苛立ちも、どんな力もそれには触れることが出来ない。「わたし」の中の透明な純白と、大きな白い鳩の透明な純白が重なり合ったとき。そのときだけに、聞こえる声。音。うた。

それは日々の生活の中に、一瞬の何気ない刻の静止の中で、ことばも無く交わされる聖なるコミュニオンだろうか? そして。やがて「わたし」の中にメッセージが生まれる。他の誰でもない「わたし」からの、「わたし」に向けたメッセージが。

それはもしかしたら、とても日常的な、ふつうのことばかもしれない。
『そうだ。珈琲いれよう。』 ...外では沢山のことが起きている。でも、「わたし」の中には何もない。透明で純白の火が燃えているだけ。


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メインのシンボル:獅子座21°『酔って興奮する鶏達』


  このシンボル、原文の「Chicken」には「鶏」や「若い鶏」という意味の他に、チキンレースということばで使われるような「臆病者」「怖がり屋」「小心者」という意味がある。つまり、「恐怖に駆り立てられやすい性質」を持つ存在。そんなチキン達が、アルコールか薬物かに酔いしれて夢うつつになったり、けたたましく叫んだり、自分も空を飛べるような気になって羽をばたつかせている光景。あるいは悪夢にうなされて夢遊病のようにバタバタと騒いでいる光景。「チキンフィード」と呼ばれる小ぶりな穀物が貯蔵中に発酵すると、それをついばんだ鶏達は酔っぱらって普段は見られない異常な行動を示すのだとか。なのでこれは「崖っぷちの危険とエクスタシーとが表裏一体になった状況」を表す、特に社会的にはちょっと不穏な度数かもしれない。酔いと恐怖に駆り立てられた鶏達は、いったいどんな幻を見るのだろう?


chicken


  たとえば、匿名性の高いSNSなどでよく見られる風景。まるで全てを識り尽くしてでもいるかのような大言壮語や決めつけ、上から目線の非難やこころないことば。仮想の街角で起きる火事と喧嘩の華やかさ。おそらく現実社会で素に戻れば見知らぬひとにはかけようもない、手ひどいことばを吐き出せる、そんな一瞬のプチ・エクスタシー。そして自分を合理化するために、平等、公正、正義の鎧を身にまとう。けれど本当にそこに吹き溜まっているのは、おそらく手つかずのプチ・不幸。癒えることのない小さな傷の数々。そのことばは、現実とも仮想ともつかない空間をあてどなく漂い続ける呪文のよう。

こうしてひとびとの癒えない怖れとあらゆる情を、巨大なバキュームのように吸い込み膨らみ、デマやフェイクニュースが活き活きといのちを持ち始める。たとえそれが、時とともに儚く消える泡だとしても。ひとときの危うい祭りとして。 精神のパンデミックとして。 あるいはもしかしたら、見知らぬひとびとによって周到に仕組まれたプロパガンダとしても。 怒り、歓び、嘆きに諧謔。プラットフォームのタブーに触れない限り、乗って踊るも自由、降りて佇むも自由。世界中のあらゆる想いの大河の中で、今も流れていく無数の「わたし」という詩の一片。


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  わたし達は多かれ少なかれ、他者に期待する。たとえば太陽の父や、大地の母のように自分を理解し、育て、誉め、護り、引き上げ、あるいは自由を与えてくれることを。そして他者から期待されると、自分がその期待に応えて力をふるい、成長し、評価され、羽ばたいていくことを期待する。けれど他者への期待も、他者からの期待を借りた自分への期待も、常に上手くいくとは限らない。というより、失望することのほうが多いこの世界。そこには信頼という名の期待があり、期待という名の依存がある。

だからその関係が望みどおりにならないとき、破れたプライドは怒りに変わるかもしれない。あるいはそれは、深い哀しみと落胆かもしれない。それでも。わたし達はいつも、たとえほんのひとときであっても、主役になりたいと望んでる。ピラミッドの頂点に立ってみたいと望んでる。 みんなの中の、主役。あるいは彼/彼女にとっての、主役。 ここは獅子座第3ディーカンの始まり。天から地へと立ち位置が逆転する乙女座の旅を前に、王者・王女の最後の幻をかいま見る場所。たとえ幻想であっても、たとえ崖っぷちでも、それは「わたしではないわたし」になれる絶好の機会。それも良いかもしれない。けれど待つのはひどい二日酔いと疲労、そして後悔の念。もういやだ。大嫌いだ。こんな自分も、アイツも、あの偉そうなヤツらも...!


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  こうして一夜が明け、鶏達はいくら羽ばたいても飛べない自分を識る。どんなに夢見ても、大きな白い鳩にはなれない。天高く舞う白頭鷲やコンドルにはなれないんだ...。「わたし」はいったい、何故ここにいるんだろう? 「わたし」は ...あまりにも小さい。

月に光を放射する太陽側、水瓶座21°のシンボルは『落胆し幻滅を感じる女』。そう、この気持ち。何度も味わってきた気がする。自分がまだ人間であることにさえ、絶望を感じる一瞬。でも... それさえも、まだ夢の続きなのでは...?


酔っ払って。酔いが醒めて。祭りの後の、否定のとき。薄れていく余韻の中で狂った判断の結果を味わい、現実を視る。Dis-illusion。全ての幻が去り、外にも内にも何も残らない。傷は? うずくかもしれない。自分がまだ期待しているなら。ん?何処かで勝ちどきの声...? 青ざめた一羽の鶏が止まり木の上で、勝った~勝った~と虚空に向かって叫んでる。でも、もう誰も聴いてはいない。その姿は小さい? 大きい? そんな基準も、もう色褪せてしまった。でも。 余計な判断も自他への期待も失せたなら、物事の、真実の姿が見えてくる。ただ、在るだけ。それは、もしかしたら幸せなことかもしれない。透明な純白は、透明だったからこそ、まだここに在る。ここから、またやり直せる。空。白。だから、立つ。


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  物事は成るようになり、たぶん、まだ凸凹道は続く。「わたし」の終わりが来るそのときまで。 毒杯の苦さをいっぱい味わうごとに、生まれ変わり、死に変わり。「わたし」はこれからも透明な物語を紡いでいく。それが、いい。探していた幸福は、まだ未知の物語の中に、ただ閑かに。ここに。何もなく。在り続ける。さりげない日常の、今の中に。


  ...どうかな。獅子座20°~21°の、こんな物語。満月図に寄せて、この度数が包含する人間心理のテーマを 社会的な側面からサクッとまとめるつもりが、ずいぶん長くなってしまったけれど。

総じて各星座宮の20°〜21°の度数ペアに含まれる流れは、その星座宮が持つテーマへの最終的な挑戦が示されることが多い。豪放磊落でプライドが高く、遊び好きで自然に人の上に立つような風格と影響力(または自己肯定感)を持つとされる獅子座では、人間が怖れや焦りを感じたとき、あるいは感情に相当のストレスがかかったとき、それを自己の内界でどう処理し、外界に対してはどんな態度を取り得るか? が試されるのかもしれない。

  けれど。酔っ払った一羽の鶏が見る夢は、もっともっと楽しくてバカバカしくて、思いっきりブッ飛んだものだってかまわない。イタズラっぽく狂ってみるのも悪くない。今はまだ幻と知ったうえで、自らのイマジネーションの世界に遊ぶ。好きなことに夢中になることの楽しさを味わってみる。宴の後の、心地よい寂寥感をも引き受けながら。...ネイタルにも依るけれど、おそらくこのエネルギーの使い方はそんな感じが一番健全かもしれないな...。

  と、いうわけで...今元気なひとも、へこたれてるひとにも、こんな流れの中に 何かヒントになるような一節があったらいいなと思います。



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★星模様メモ★

<主な惑星スケジュール>

2月3日 水星が逆行のシャドウ入り
2月10日~3月3日
       火星がOOB入りして
       18日〜24日カイロンにスクエア
       フォルス(蓄積したものの突然の噴出)との
       コンジャンクションへ
      
2月16日 OOBの火星が山羊座入り
2月17日 午前中から水星逆行開始 魚座12°53~水瓶座28°12
       2月26日水星逆行中日
       3月10日昼過ぎ順行

2月24日 0時過ぎ 魚座4°台で新月
       (OOBの火星とフォルスが2019年12月26日の
       日蝕の度数に来る)


<満月図について>

◎この満月図は全体に惑星が西寄り。なので個の内的世界と外部の社会とが否応なく触れあっては斬り結ぶような雰囲気がある。

MCに天王星がコンジャンクト
山羊座ステリウムは6室に集合
ASCにグリーヴがコンジャンクト
火星・ルシファーがオポジション
冥王星・エリスがスクエア
冥王星・レクイエム・RIPがコンジャンクト
火星がOOB入り
小惑星チャイナ獅子座2°台で天王星とスクエア
小惑星ツォンゴー(中国)蠍座28°台で木星とセミスクエア


  水星が17日から始まる逆行の準備段階とも言えるシャドウに入ったので、自分のマインドの動きに注意を払っておくと良い時期。ただ、逆行時の様々な注意点(読解力不足や言い間違い、聞き違い、誤解、うっかりミス、思い込み、迷い、事故や機器類の不具合、過去を思い出す etc.)を前倒しで体験するひとも多いと言われる。また大切な約束や仕事上の契約事は逆行期間中は避けたほうが良いとされる。

  満月で小惑星ルシファー(妄想を持続させる力、または昇華する力)とハードなオポジションを形成した火星(人心操縦や虐待に顕れやすい組み合わせ)は、10日からOOBに入り、それが3月3日まで続く。トランシットの火星がOOB期にあるときは、「勇気」をテーマとする様々な体験が待つことが多い。たとえば今までなかなか踏ん切りのつかなかった物事を思い切ってやってみたくなったり、背中を押されるような出来事。ただし16日には火星が山羊座入りし、17日には水星が逆行開始する。なので「やるべきことをやる」場合も、自分の真の動機は何で、どこまでやるのか、落としどころはどこか... などを明確にしておくことが大切。山羊座の「土星力」(慎重、境界線、忍耐 etc.)をポジティブに使っていく感じかな。

この時期は、フラストレーションが溜まっているとそれが容易に刺激されやすい。カッと燃え上がれば破壊的になりやすいので、過度に攻撃的な態度を取らないよう注意が必要。周囲にもしそんなひとがいたら、出来るだけ距離を置くほうが良いかもしれない。新月のテーマとも呼応して『全体のためにはこうするべきだ』などと押し付けてくるような論調や、情緒を刺激する煽り、脅しにも要注意。迷っていたり、弱いところ、怖いところを突かれて本意ではないのに乗ってしまうのは後悔のもと。OOB期の火星は、まず「自分のこころを強く保つ」ため、そして「ポジティブな冒険心を持つ」ために使うと良いかもしれない。


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  今回の満月図で山羊座ステリウムは6室に入る。マンデーン・アストロロジーでは6室はその国の労働環境や労働市場、軍事、保健衛生状態を示す。 少し前に、緊張が高まるアラビア海〜オマーン海峡への自衛隊護衛艦派遣がニュースを賑わしたけれど、今はコロナウイルスによる新型肺炎の話題でそれもかき消されてしまった。なので、この6室に山羊座の木星、土星、冥王星、それに小惑星ではレクイエム、RIP、アジータ(扇動またはプロパガンダ)、イカルス(無謀さ)が、そして水瓶座には準惑星セレス(保護本能、喪失への恐怖、怒り)やアグニ(火の試練)が入るということは、日本の保健衛生面に深刻な問題が生じている状況が前面に顕現している感じ。

新型肺炎は既往症を持つひと、特に年配の方にとって危険とされるけれど、土星は確かに年配者を示唆するし、何処かに感染対策としての「境界線」を引く必要をも意味する。また冥王星は危機を示唆する。一方、木星は物事を(それが事実でも、幻や妄想であっても)すべて増大させる。特に中国外でも犠牲者が出た今は、このエネルギーがピークに向かって進行しているように見える。

また、満月図をこの時期に「日本の世相を覆いがちな雰囲気」として見るなら、6室が示唆する心理は「疑心暗鬼」(5室で膨らんだエゴと自己肯定から、いったん6室で全てを疑う過程に入り、7室でのバランス習得へと続く)。これは自分自身に対する疑心暗鬼でもあり、それが投影される外界、つまり他者や社会の全てに対する疑心暗鬼でもある。

  一方、土星・冥王星は9室(対外政策、司法、思想、宗教、高等教育)のエリス(既存の不和を浮上させる)とファエトーン(アイデンティティの追求、無謀な行為)のペアにスクエア。3室(情報、コミュニケーション、メディア、近隣国との状況、初等教育)のジュノー(権利の主張)とでTスクエアを形成する。それに12室(見えない敵、諜報、心理面では無意識)のキラルス(無辜のひとびとの死)を加えるとグランドスクエア。

またMC(政府、政府機関)には天王星がコンジャンクトしており、6室のセレスとスクエア。12室(見えない敵、陰謀、諜報)の小惑星チャイナは前回新月のDCだった獅子座1°〜2°近辺(シンボルが「お多福風邪の流行」)に来ており、MCの天王星とはこれもスクエアで、Tスクエアを形成する。また、中国を意味するもう1つの小惑星ツォンゴーは、蠍座28°台(コミュニケーションや協調が必要とされる状況で直面する非常に厳しい問題)に在って、小惑星ハイジーア(保健衛生、治療行為、癒やし)とはハードなスクエア。これは中国国内の政治的状況に起因する初動の遅れと、現在の危機=混乱状態を映し出しているように見える。

『フォーキャスト2020』では、2020年以降は中国が台風の目になっていくだろうと予測されていた。それは2020年12月21日に『ザ・グレート・ミューテーション』と呼ばれる「木星・土星コンジャンクションの風性200年サイクル」が新たに始まり、社会動乱や革命を経た後に資本主義社会から新たな社会主義、またはハイブリッド型社会主義への流れが世界規模で起きてくるとの予測だった。この流れの中で、米国が後退した後に中国が覇権を握る...というふうに受け取れたが、もし香港の反乱や台湾総選挙を経た昨今の混乱状態が今後の中国にとって大きな変化のきっかけ、またはとば口になるとしたら? などと考えてしまう。

(2020年末の “木星・土星コンジャンクション” は中国建国図のASCに来る。また、民主党大統領候補で現在は下位に甘んじている台湾系米国人、アンドリュー・ヤン氏のネイタル・チャートにも同様のトランシットが見られ、非常に興味深い。IT企業で成功した彼はベーシックインカムの導入を主張している。)


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では、満月図に表現された今の日本の政府は…

1)国民の疑心暗鬼とそれが生み出す怖れによるフラストレーション、付随する誤情報や扇動行為(6室の土星と8室の水星とのセミスクエア、土星と3室小惑星イダルゴのタイトなスクエア)、さらに  2)見えにくく混乱した中国の内部事情と増加する犠牲者の情報に悩まされつつ 3)ネガティブな側面を強調しがちな報道、様々なメディアの主張やデマの流布のただ中で 4)予測不能の事態に備えて最善のバランスを考えながら、刻々と変化する全体状況(MCの天王星)に対し的確な即応態勢を取る必要があることを示していると考えられる。

(3室はコミュニケーション全般およびメディア・報道。小惑星イダルゴは「支持または敵対など断固たる方向性に基づいた主張、プロモーション」という象意を持つ。たとえば太平洋の島国ミクロネシア連邦は2月初めから「日本を含むすべての国や地域」からの入国を制限し始めた。これはひとりでも感染者が出た国からは たとえミクロネシア国民であっても入れないということで、日本は制限された多くの国や地域のひとつに過ぎない。人口10万強といわれる小国ミクロネシアでは、新型肺炎のような感染症が入ってくれば対応不可能となることが考えられるし、窮余の策だったかもしれない。けれど、これをまるで日本だけが「汚染国」扱いされたような印象で伝えるメディアは多かったように思う。その結果、ネットの一部では『政府のせいで日本がとうとう加害国に!』などとセンセーショナルな言論が流布された。

8室は負債、死亡率など。また心理的には死への怖れ、興味、または耽溺などを意味する。また財政を支配する2室は満月時乙女座で、その支配星は水星。これも8室に在泊する。今回の中国発のウイルス騒動では、世界経済への重大な影響が懸念される。もし中国経済が大きく傾き、国情が突然混乱するようなことがあれば当然、日本の経済と労働・雇用環境、ひいてはひとびとの日々の暮らしも甚大な影響を受けるかもしれない。たとえば製造業の見積もりひとつ取っても、中国に発注していた価格の倍は計上しなければ対応出来ないとも聞く。当面はどうにか工夫出来たとしても、中国という巨大な人口を抱えた異形のシステムに世界経済が依存してきたツケはかなり大きいのではないだろうか。人権問題、覇権主義、領海侵犯その他、問題山積の厄介な国ではあるけれど、国の経営という観点から見るなら、現在の時点で日本としては乱暴な措置はとり難いという悩ましさがあると思う。)

  また今回太陽は7室、月は1室で、同盟国やそれに類する国々、交渉相手との協力体制と、国民の意識・環境との間の対立関係がクローズアップされることも示している(SNSでは鎖国まがいの極端な言説まで流れていた)。ただしこういった傾向は、コロナウイルス騒動に関連して世界中に見られる現象であり、欧米諸国では中国人排斥とともに東洋人全般に対するあからさまな人種差別が頻繁に見られ始めたという。これは山羊座の冥王星と牡羊座のエリスのスクエアに関連しているかもしれない。


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  牡羊座のエリスは「元々存在しながら蓋をされていた不和を浮上させ、それが究極のアイデンティティを求める自分探しと重なること」を意味する。欧米諸国に「ポリティカル・コレクトネス」という概念が生まれ、それが進歩的な意識の表れとして声高に叫ばれてきたのは、「人類にとっての部族意識や差別意識が文明の発達進化とともに自然に払拭されることはない」という事実を示唆し、わたし達への挑戦として提示している可能性がある。

また、興味深いのは満月図のMC(牡牛座4°台)の支配星となる金星(国の最高権力者=日本なら内閣総理大臣を示唆)が、9室のカスプでケンタウルス族のカイロン、BMリリスとコンジャンクトし、同じく満月図のASC(主権者=国民の意識、状況、アイデンティティ。獅子座12°台)には小惑星グリーヴ(嘆き)が来ていること。これは今現在の日本を代表する最高権力者が負うべき重圧と悲哀をも意味すると思われるが、同時に自らの傷や感情を離れて全体を俯瞰し、観察しながら(BMリリス/月の遠地点)現行法制の範囲内であらゆる智恵を絞り、対応しなければならない...という挑戦を意味するのかもしれない。また、そうあらなければ、緊急事態では行政の末端で手足となり働くひとびとの苦しみが大きくなるのだから。それが民主主義国において「太陽の父」を演じ切ることの重さと厳しさのひとつかもしれない。


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  ...そんなこんなで、かなり厳しいアスペクトが満載の2月の満月図。けれど個人の心理としては、また別の側面もかいま見えます。

それは、サビアン・シンボルで示唆されたテーマと火星OOB、水星逆行などを頭に入れながら、訪れるインスピレーションや前へ出ようとする意志の手綱を上手にとって、自分自身であることを精一杯楽しむこと。もちろん体には気をつけて、インフルエンザ対策としても手を正しく洗い、風邪気味のひとはマスク(売り切れ続出というけれど、ネット上にはキッチンペーパーでも簡単に作れるという情報あり)、うがい、もしあればアルコール消毒なども忘れずに。そしてあまり余計な心配をせずに睡眠をたくさんとりましょう。

このところ何度か言ってきたケンタウルス族のアスボルスは「体の声を聴く」こと。満月図でアスボルスは双子座を逆行中で、1室(わたし)に在る満月とは調和的なセクスタイル。なんだかんだ言っても、この時期をすこやかに過ごすにはこれが一番じゃないかな。

そうそう、曖昧な怖れや幻影を招きやすい魚座の海王星は、今回10室牡牛座の火神ヴェスタとセクスタイル。この組み合わせを読み解くなら、静かに燃える火炎を背に、2本の足ですっくと立って。巷の喧噪を遠くから眺め、オープンで何事にも過度のこだわりをもたないこと。落ち着いて、事実を冷静に見極めること。9日の満月を過ぎれば、エネルギーはゆっくりと次のテーマに向かって進んでいくでしょう。だから。こころや体にくっついた余計なものをはたき落としながら。マイペースで日々を過ごしていきたいと思います。


  メモとか言いながら、後半もやたら長くなりました。詰め込み過ぎ? もしかして酔っ払った鶏が背中に乗ってる? このあたりでやめておきます(笑

でも、この中から何か部分的にでも参考になれば幸いです。書いてある「ことば」どおりじゃなくても、今読んでいるあなたのインスピレーションを使ってみてね。



horsehead-nebula



have a great trek!!!★

hiyoka(^_^

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