レイモンド・メリマン 週間コメント2/17【金融アストロロジー】レイモンド・メリマン 週間コメント3/2【金融アストロロジー】

February 23, 2020

🌑2/24の新月―みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)

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    新月は前回からの課題を経て、次の新月までの約1ヶ月をかけて取り組む新しいテーマが開示される時。 そしてこれは生まれた星座に関係なく、地球に生きるわたし達みんなに平等に降り注ぐエネルギーです。わたし達はこのエネルギーを使って日々、自分なりに考え行動していきます。その現れはひとの数だけ様々ですが、やがてはお互いに影響しあいながら、社会・国・世界の潮流を作っていきます。これは言い換えると、わたし達を取り囲む「空間の雰囲気」です。星読みの世界から見れば、誰もがその中で生き、そのテーマに呼応して・・(素直になったり、反抗したり、無視したりしながら・・)自分なりの人生を創造していると言えます。 その意味でも、刻々と変容していく惑星エネルギーの流れをおおまかに知っておくことは、きっと何かの役に立つのではないでしょうか。
    例えば... シンボルの光景やキーワードを覚えておくだけでも、何かに迷った時の指針になるはず。ではでは今月も行ってみます!(^_-)
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★新月タイムスケジュール★
願い事やアファメーション、ヒーリング・メディテーションなどしたい方は、もし可能ならこの時間帯に合わせてみてください。エネルギーの高まりを感じとれると思います。(^_^)

【地方平均太陽時: ソーラータイム(LMT) 】
東京・関東ローカルで  2月24日0:50前後、北海道周辺で 0:56前後、関西方面(日本標準時ならこの時間)は0:31頃、沖縄周辺では0:01前後に魚座 04°28’ で新月となります。

前回の新月のテーマについてはココ、満月はをココご覧ください。

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サビアン・シンボルによる【 新月がもたらすテーマと挑戦 】
*ここではデーン・ルージャー(ルディアー)版やマーク・エドモンド・ジョーンズ版の解釈ではなく、透視家エルシィ・ウィーラーの伝えた象徴の言葉をそのまま書き写した「オリジナル版サビアン・シンボル」を使ったブレイン・ボヴィの解釈を参考にし、アスペクトを加味して読んでいます。
*テーマはひとつの意識の流れを表したものです。この流れは順不同に現れたり循環したり、ひとつだけ突出して感じられる場合もあります。また、解釈の内容はその時々のアスペクトを意識しながら抽出しています。


【月・太陽 ♓️魚座04°~05°― 発効期:2/24~3/23 】
🌑🌞”Heavy traffic on a narrow isthmus”
   『狭い地峡の交通渋滞』
            
🌑🌞”A church bazaar”
   『教会のバザー』

【テーマがもたらす雰囲気と挑戦(順不同)】
 ※ひとによっては数日前から前倒しで感じられると思います。
 ※今回は新月から満月を経て次の新月まで共振し続けるキーワードを抽出しています。

 
→★目的へと向かう細く険しい道の途上で寛容さや寛大さを試される経験
→★強力な感情の爆発や “こころここにあらず” から起きる無意識の事故に注意
→★文化や人種という厚い壁を無垢な子供のような遊びごころで乗り越える必要
→★肩書き、外見、ことばや雰囲気に惑わされず、真っ直ぐにひとを見通す力
→★ありのままの物事をそのまま受け止め、それでも幸せと平穏を見出せる器を磨く
→★起きていることの光と影、両側面を知りながら自分を貫くひと筋の流れを信頼する
→★自分の観点にこだわり過ぎて他者が見る「事実」を受け入れられない傾向に注意
→★本当に価値ある物事は「耐えて待つ」だけの値打ちがあるという真実
→★物事はいつも想定外の領域から予測を超えてやってくると知りつつ平常心で構える
→★リアリティを超えた世界で全てが一つの家族となるような夢を創造的に活かす
→★オープンなこころと態度を貫き、和解不能な相違を乗り越えていくための力と挑戦
→★つまらない物や見えないもの、取るに足らない存在の中に聖なる意味を見出す
→★外面的で理屈上の包括性とは極北の「ひとつ」であることの真の意味を知る必要
→★「お手盛り」の報酬やイージーな見返りに飛びついたり期待することの愚かさ
→★落ち着いて物事の流れを見据え「正しく行間を読む」ことを心がける必要
→★ただ自分自身にのみ眼差しを向け、目前の深淵に飛び込んでいく
→★時をかけて耐え、自己の内部で鍛えてきたことばにならない力を信頼して進む
→★不思議さに驚嘆し歓びを感じる感性とユーモア精神で難関を乗り越えていく・・・→


エネルギーのポイント:前回の新月『沈着、休止、見直し、静的発進』
             
            今回の新月淀みと荒波の中で冷たい月の浄さを保つ』                 
            
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★2月新月の星模様とチャレンジ ★

(主なアスペクトとスケジュールざっと)

ASC:射手座1°58 MC:乙女座14°16

新月とキラルス(無辜の犠牲)がセスキスクエア  
新月とグリーヴ(悲哀)がクインデチレ、グリーヴとルシファーがセミスクエア

山羊座の火星・フォルスのコンジャンクションが牡牛座の天王星にトライン、カイロンにスクエア
火星・フォルスが双子座のアスボルスにクインデチレ
火星とフォルスは12月26日の日蝕の位置にきており強化されている

 火星・フォルスのコンビネーションがここで強化されることから、新型コロナウイルスの勢いがまだしばらく衰えないことを示唆すると思われる。突然浮上する物事、噴出する感情に注意

牡羊座の金星・山羊座の木星がスクエア
金星・木星スクエアのミッドポイント(MP)に新月が来る
(本音や本性が露わになりやすい、状況の見極めが困難になる、他者の分まで負う過剰な責任とそこから来るストレス、緊張感に注意)

MCに小惑星ハザード(危機、臨戦態勢)がコンジャンクト
逆行の水星・冥王星・オルクス・キラルスでウォリサム・レクタングル形成

木星・海王星がセクスタイル
(非常に流動的な状況、押しと引きの読み誤り注意、真の出番を待って吉)

土星・カリクロとファエトンがスクエア
(見たいことだけ見る、聞きたいことだけ聞く傾向が強まるのでミスに注意)

冥王星と蟹座のキラルスがオポジション(超長期)

水星とネッソスがオルクスにオポジション、グリーヴにクインカンクス

2月26日:火星が月のSノードにコンジャンクト、BMリリスとでTスクエア
      :水星逆行の中日
2月28日~29日:金星・エリスがコンジャンクト、冥王星にスクエア
月1日~2日:太陽・ネッソスがコンジャンクトでオルクスにオポジション
3月3日:火星がOOBを外れ通常に戻る
3月4日:金星・土星がスクエア
3月6日:カイロン・フォルスがスクエア、金星・ファエトンがコンジャンクト
3月9日:金星・天王星がコンジャンクト

そして
3月10日02:48 乙女座19°37’で満月!
  (ASCに火星がコンジャンクト、水星順行)


≪ これからの流れをざっとメモ的に ≫

  この新月は火星が2019年12月26日の金環日食の位置に乗ってエネルギーチャージ。その後火星は月のSノードを通って3月20日からカプリコーン・ステリウムに合流。木星、冥王星とのコンジャンクトを終えて4月1日には水瓶座0°台で火星・土星のコンジャンクションが起きる(この位置はいくつか存在する中国建国図の一つではアセンダント<水瓶座1°台>の直近となるため、この時期に何らかの事象または変化が起きるかどうか見ておきたい)。

また同時に、山羊座を運行する木星が冥王星とパラスにコンジャンクトしていく。そして蟹座のキラルス、牡羊座のエリスが加わってTスクエアを形成、また乙女座のオルクスとはトールのハンマー/クァドリフォームも形成する。そのため、これからの1ヵ月は世界中にかなり強力な出来事が起きてくるかもしれない。この期間は引き続き新型肺炎のような疾病のほか、地震、噴火、激しい気象などの自然災害や事故・事件、火災、テロ行為の危険期。そして激しい政争や、審判と断罪を望む大衆心理が一段と強化されるかも。

  また太陽が海王星にコンジャンクトし、火星がアセンダントに乗り、水星がアグニ(火の試練)とニアミスしながら順行に転じ、IC近くの3室(コミュニケーション全般)で金星・天王星・ファエトンがコンジャンクトする3月10日の満月期前後も要注意。真実は非常に見えにくい。引き続き、デマ、流言飛語、フェイクニュース、情報の切り取りや操作は増加傾向。不安を抱えたこころはその不安を増幅させるような情報ばかりを好んで引き寄せる。スケープゴートに石を投げる行為や魔女狩りの松明行列に加わるような誘惑は避けて吉。建設的でない行為は巡り巡って自分に戻ってくる。

  集合心理でも個人レベルでも、このエネルギーに触れると感情の起伏は激しくなりがちで、対人関係などちょっとした刺激に喜怒哀楽が増幅されるひとが増えそう。火星とフォルスが強化されるので、お酒の飲み過ぎや薬物(アレルギー反応なども含む)要注意。この新月・満月期は、社会的にも個人的にも、今年最初の大きな節目になるかもしれない。なので、この時期の過ごし方と自己の内的世界のありようは、今後数年間のスタートラインとしてとても大切だと思う。冷静さと温かなこころの両方を保ち、内なる力を蓄え続けることが鍵となりそう。

喜怒哀楽の喜と楽は大いに楽しみ、もし怒りを感じたら天に向かってツバを吐き、そのツバが怒りの対象と自分の頭の両方に怒濤の滝となって落ちてくるところまでを見届けて笑ってほしいところ(単なるイメージです)。そして哀は...もし出来るなら、自分の体にこの瞬間も燃え続ける火を思い出して、そっと温めてあげてね。

前へ出ろ、行動しろ、何か言えと背中を押す力を強く感じるひともいるかもしれないけれど、けっして無理しないこと。基調としては全体の壮大な流れを見ていきたいとき。もし今まで勇気がなくてやれなかったことに一歩踏み出したいと感じるなら、水星逆行期に一度過去の体験をふり返り、踏み出せなかった理由、それを何故変えたいのかを再吟味してみるといいかも。そして順行に転じた後も進む気持ちが変わらないなら、ウォーミングアップ開始…!くらいのペースでもいいんじゃないかな。


…と。この後、最後に新型コロナウイルスとケンタウルス族の小惑星フォルスとの興味深い関連について書くつもりだったけど...そろそろ力尽きてきたので、たぶん数日中に別立ての記事としてUPすると思います。😓


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★2月新月のサビアン・シンボル★


新月のベースとなるシンボル:
 魚座4°『狭い地峡の交通渋滞』

   さて今回の新月、ベースとなるシンボルは魚座4°『狭い地峡の交通渋滞』です。この「地峡」とは、たとえば大陸と半島を結ぶ細長い架け橋のような形の陸地。ちょうどボトルネックになるような地形です。海に向かって拡がった半島には、きっと素晴らしい眺めのビーチや素敵なテーマパークがあるのかもしれません。みんながそこに行きたがる、夢が満載な場所。 何の心配も不安もなく、思いっきりリラックスして羽根を伸ばせるところ。

けれどそこに通じる細い道は、今や観光バスやらキャンピングカー、家族連れやカップルを乗せたマイカーなど沢山の車で大渋滞。もう何時間同じ所に止まっているでしょう? なんだかもう、永遠に行き着けないような気がしてきました。わたし達はイライラしながらフラストレーションを溜め込んでいきます。目指すあの場所に着きさえすれば。あともう少しで何かが掴めるかもしれないのに。夢に手が届きそうなのに。安心出来て、全てが解決するのに。邪魔な車がみんないなくなればいい。何故こんな日に皆、こんな所にいなくちゃいけないんだろう?


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   わたし達の目の前に、たった1本の狭い道、先行きの見えない道しか存在しないことがあります。どうしようもない現実に嫌気がさしても、その道から外れられないときがあります。何故だろう? 気付こうと気付くまいと、自分自身が選んでそこまで来たはず。そこに居るはず。 それとも、自分ではどうすることも出来ないままどうしようもない流れに押されて何故かその道にみんなと一緒に並んでいるのでしょうか? 本当に?

その道は、わたし達の精神そのものを物語っているのかもしれません。自分で選んだ考え方、方法論。頑張って到達しようとしている境地。あるいは、そこを目指せば何とかなると予測して選んだ道。でも、なかなか辿り着けない。行き詰まってしまった。それでもその道一本に集中し、忍耐をもって遅々としながらも頑張って進んで行くのか? 本当は永遠に辿り着けないんじゃないのか? 自分の選択は本当は大きな間違いで、そんな能力なんて最初からなかったんじゃないか? あぁ、疲れた。 何だかイヤになるなぁ。倦怠。またはどこからともなくやってくるブルーな気持ち。別の道、別の過ごし方を選んでいれば、今頃は……。いや待てよ?だいたいこの道を勧めたのはアイツじゃないか。そうだアイツのせいだ。こんなに大変だなんて誰も言わなかったじゃないか! 


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  刻々と時は過ぎ、日は翳り、あたりは少しずつ暗くなってきます。夜になったらどうしよう… だいたいこんな身動き出来ない状態で万一地震でも起きたら逃げられないよ… 苛立ちと不安で思いは千々に乱れます。ふと見ると、先のほうで我慢しきれなくなった一台の車が脇の木立へと入っていくようです。でもスマホのマップで確かめても、そこには道など表示されてない。迂回路もないはず。ん?新しく林道でも出来たのかな? 思い切ってその車に付いていってみるか? どうしよう? 一台、また一台と釣られて列を離れる車が目に付く。けれど彼らがどこに辿り着くかは誰にもわからない。もしかしたらそれは、夕暮れのあやかしが誘う幻の道? 二度と戻れない崖っぷちへの道?

  狭い道で交通渋滞にはまったとき、わたし達は目的地と時間の制約に縛られてついイライラしがちです。けど苛立ちや怒りは今、とても危険。意味のない争いで傷ついたり、大きな事故の元だから(実際、魚座4°のシンボルは大小様々な「事故」に関わるケースも多く見られます。しかも今は水星逆行中でOOBの火星は暴発のフォルスとともに去年の日蝕の位置に。転んだりぶつかったりしないよう気をつけてね)。


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  今、わたし達は渋滞した狭隘路に閉じ込められてしまった。でもそれは、ただ予定外のことが起きた、本当はそれだけ。おそらく他の沢山の車も、予定外にこの道で止まってる。みんながそれぞれに、いろんな思いを抱いてそこにいる。それだけ。物事は遅れる。これから先も何があるかはわからない。でも、ただ、それだけ。

『いや、それじゃ済まないんだよ! あれもこれも、予定がめちゃくちゃだ。どうしてくれる!』

うん、そうかもしれない。でも、済まないならそのときは。きっと「わたし」はその済まなさにちゃんと対応してるんじゃないか? 余計なことは考えず、必死に。または相変わらずブツブツ言いながら。それとも「わたし」は、落ちこぼれてそこにうずくまったままだろうか? そうじゃないだろう。何があってもなくても、その一瞬一瞬、「わたし」は「わたし」として、持てる力を振り絞って何かをしている。あるときは怒りにまかせ、アクセルを思いっきり空ぶかしして前後の車に怒号を浴びせられ、あるときは待ち合わせていた相手に平身低頭で電話する。またあるときは... ただ何もしないことを、してる。泣きながら、怒りながら、失望しながら、笑いながら。懸命に。あるいは淡々と。けれどたぶん、それもあれも、どれもがみな、今という日常のひとコマ。そのひとコマひとコマが実はいったい何なのか、真の意味を与えられるのは、たぶん「わたし」しかいない。


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  このベース・シンボルを補完する対向のシンボルは乙女座4°『白人の子供達と遊ぶ黒人の子供』。沢山の白い子供達と、たったひとりの黒い子供。白と黒、黒と白。その際立つ見かけの差など気にもせず、一緒にキャッキャと遊んでる子供達。いや、そんなんじゃないのかも? 彼らはただ、その「差異」さえも互いに楽しむことの出来る、“遊びの達人”なのかもしれません。

ならもしかして、この世の扉を開けて出て来たばかりの自分に戻れたとしたらどうだろう? そんなことをちょっと想像してみる。本当に、何でもない赤子のような自分。この世で最初の他者である親、家族との触れあい、そのインパクトが起きる以前の裸の自分。そこには見えない道が無数にあったのかもしれない。いや、それは「道」でさえなかった。一本の整備された道があるなんて、本当は幻かもしれない。あれやこれやの小うるさいマインドを、こうすればこうなるという経験知を一度全部吹っ飛ばして、覗き込む先に見えるのは ― 無色透明の純粋な「意志」ひとつ。


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  なら、こうして待っているのも悪くないのかな...。何故なら無色透明な意志にとって、列をなして止まっているその一瞬一瞬がとてつもなく新しいのだから。いつも乗っている小さな車の中にだって、沢山の新鮮な発見があるかもしれない。いつか落として忘れてた座席の下の小さなコイン、片方だけのイヤリング。あの日あのときの写真が見つかるかもしれない。「あれ? こんなところにこんなものが..?」自分という小さな密室の中には、まだまだ沢山の可能性がひそやかに、見出されるのを待っている......。

  ひとつの出来事には無数の解釈と感じ方があります。人間の数だけ。存在の数だけ。あるいは、胎内宇宙の数だけ。 

この世界に「唯一の正しさ」「唯一の幸福」など無く、全ては「自分という意志」とそこから伸びてきた “触手” としての「モチベーション」が鏡に映ったものだったら? 在ることとは「欲」であり、「純粋な欲」がこの世界の全てを支えているのだとしたら? 様々な欲と想いがぶつかりあい絡みあい、進まなくなってしまった隘路の先には何が見えるのだろう?


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  今、年齢も立場も性別も関係なく、そんな世界を遊ぶために生まれて来た たったひとりの裸の「わたし」に一度戻ってみるのも悪くない。幸せ、成功、安定、安心、優位性へのこだわりや利害。傷、痛み、恨み、怒り、嫉み、不安、恐怖。その結果として他者に向けたはずが結局は自分に帰ってくる批判と攻撃。あちこちから湧き起こるプチ不幸の呪文がいっせいに流れ込んで溢れゆく災厄の大河。そんな “システム” が、確かに存在する。それをわたし達は「業」や「カルマ」と呼ぶのかもしれない。ならば人間にとっては全てがアリなんだと認めた上で、一度思いっきり泣き笑いしてみてはどうだろう? ことばを知らない子供みたいに。この新月に示される究極の「狭い道」「狭き門」とは、そんな「裸のわたし」だけが通れるゲートかもしれません。

  今、その門を通るか? それとももう少し先なのか? きっとそれは、ひとそれぞれ。けれど、世界が狭い地峡に差しかかるとき、そこでは常に渋滞が起きるものです。そんなとき...閉じ込められた車の中であれこれ思い悩みながら想像する地峡の先の光景は... ただの幻かもしれません。ひょっとしたら、そこには「世界」さえ存在しないかもしれないのです。もし「きっとこうなる」と思って目指した先に何も無かったら、どうする?
 

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  『ねぇ、車を脇に寄せて、この辺りがどんなところかちょっとだけ探検してみようか? こんな経験、二度とないかもしれないよ?』 

  ん? それってもしかして、何かフラグ立ってない? 行くなら車が視界に入る範囲で、ライトやキーも忘れずに、用心してね。

  『いやぁ、待て待て! マズイよ。だって渋滞が解消したら置いていかれるじゃないか。そうなったら大変なんだ』

  大変? 置いていかれる? うん、そうかもしれない。でも、ただそれだけ。「わたし」が「わたし」である限り、きっと起きたことには対応してる。今はまだ想定外の「わたし」が、予測外の出来事に。 そしてそれが、この先の道を創る。

そしてそれが本当の目的地なら、いつか必ず着く。もしかしたら、予想外のタイミングで。そこには「わたし」を待つ何かがある。たとえ他のひとには見えなくても。だからひとが何と言おうと、裸の「わたし」にとっては成功も失敗も、ありはしない。そう、ただそれだけを、わかっていればいい。さぁ、“渋滞の達人” になってみよう。 正しく “怖れる” のではなく、正しく “用心” しながら、ね。


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新月のメイン・シンボル:
 魚座5°『教会のバザー』


  さて。延々と連なるすったもんだの交通渋滞の果てに、“渋滞の達人” が辿り着いたのはどんなところだろう? それは、教会のバザー。B.ボヴィの解説によれば、1920年代の米国各地域で開かれていたキリスト教会主催のバザーは「霊的な祝祭をコミュニティの全てのひと達と分かち合う場」というイメージなのだそうです。いえ、その地域のコミュニティだけではありません。他所からの訪問者も、放浪の旅人も、バザーで地産品や工芸品を売るためにやってきた商人達や、故郷の楽器を携えて懐かしい曲を奏でる移民達も、全てのひと達を迎え入れ、交流し、神の下に手を取り合うことを旨とした日だったそう。面白いことに、教会の建物外で開催されるバザーでは、他の宗教に関わる品々さえ自由に売られていたのだとか。それは今で言うところの「ダイバーシティ」― 多様性の尊重を、とても素朴なかたちで象徴するハレの日、ハレの場だったのかもしれません」。


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  また、原文の「bazaar」は中東地域から英語圏にやってきた数少ないことばの一つで、元の意味は「公設市場」。ここで売られるものは何でもありという感じ。世界中のありとあらゆる珍しい品や食べ物・飲み物が並べられ、広場は様々な色、音やことば、匂いが渾然一体となった賑やかなお祭り状態。踊るひと、歌うひと、奏でるひと、食べるひと、談笑するひと、商売するひと、ゲームに興じるひとの群れ。そこは非日常を楽しめる異空間というイメージです。

一方、教会を意味する「church」は元々は「力」を意味するギリシャ語の「kuros」、そして「権力者」や「家長」「王」を意味する「kurios」から来ていているのだそうです。つまり「教会=church」はひとびとの王であり、全てを統制する「神」の「家」ということ。だから「教会のバザー」は、「絶対の力を持つ神」の家 ― その破れることのない屋根の下で、あらゆるひとびと、あらゆる生き物達がひとつになり、現世を生きることの楽しみを分かち合うひととき...いわばこの世に出現したミニ天国という構図に近いかもしれません。そこでは全てのひとびとが、何の資格もどんな条件も要らぬままに自由に交流し、一切のタブーも差別もなくどんな物でも売り買いすることが出来ます。楽しくお喋りし、笑い合い、歌い踊りながら。


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  どこからともなくえも言われぬエキゾチックな香りが漂う中。ペルシャ絨毯の隣にはマーサおばさんが焼いたチョコクッキーが、壺入りの中国茶の隣にはサルディニア島のオリーブオイルが、日本の着物があるかと思えばその隣には古いブルースのレコードが山積みに... それを売っているのはジャマイカからやって来たペドロおじさん…。みんな、見たこともない珍品に驚き、美しい民族衣装を試しに着てみたり、おどけてポーズを取ったりしてる。そこには「文化の盗用だ!」なんて咎めるひともいない。小難しい民族的アイデンティティも、イデオロギーも、宗教の違いさえ関係ない。うーん、きっと楽しいでしょうね。それは今も(いえ、今だからこそ?)多くのひと達が夢見る理想の場、理想の社会の縮図かもしれません。

けれど、また別の側面を見てみるなら。教会のバザーは「絶対の力」を象徴する「神の庇護」の下にしつらえられた、特別な場でもあります。何が起きようと、そこなら安心。だって神を超える力などありはしない。たとえ悪魔が来ようと、嵐や疫病が襲ってこようと、神がわたし達みんなを護ってくださるのだから。万物の父なる神が、ひと声「去れ!消えよ!」と厳かにのたまえば、たちまち悪は退散し、不安も恐怖も消え失せて楽しいさんざめきが戻ってくる。そんな夢のような成り行きが約束された世界...。だからこそ、そんな余裕と保証があるからこそ。わたし達は、拠って立つ土壌がどんなに違っていたとしても、富める者も貧しい者も、強者も弱者もみなが互いの声を聴きあい、ともに楽しむことが出来るのではないでしょうか...。


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  けれど現実世界では、なかなかそうはいきません。多くのひとが豊かさや平和を享受出来ているときなら、そんな理想だって描けるかもしれない。けれど不況が足音を立てて近付き、沢山の国々が不穏な空気に包まれ、そこに何だか怖ろしげな伝染病がまん延し始めたら? 固い信仰心や独自の信条を持つひとは別かもしれないけど、大抵のひとびとはまず自分の、愛する家族の、身近なひと達の、いのちと暮らしを一番に護りたいと望むでしょう。そして、穢れをもたらす「魔」の存在をコミュニティから排除したいと欲します。けれど、絶対の力を持つ神の姿は見えない。では何がわたし達を護ってくれるのだろう?  自分達が属する共同体? 国家?

  さてこの感じ… 今、新型肺炎が猛威をふるう中でわたし達が理想として思い描く国のリーダー像にも重なって見える部分があるように思えるのだけど、どうでしょう? 


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  たとえば今、天上で絶大な力を発揮している惑星ペアといえば、山羊座の土星と冥王星です。このペアが意味する社会的な顕れについては、去年12月に出版されたメリマンさんの『フォーキャスト2020』(マンデーン版は4月1日ごろ発売予定)の中で27ページにもわたって詳説されているので、持っているひとはもう一度参照してほしいのですが...。この本の土星・冥王星に関する章『山羊座の土星と冥王星:ヒーローと悪役と』では、両惑星コンジャンクションのキーワードとして「悪役」と「ヒーロー」、二つの表現が使われています。「悪役」とは、山羊座の土星と冥王星が最悪のかたちで顕現した場合の姿。そして「ヒーロー」とは、最善のかたちで顕現した場合の姿です。そう、まさに「黒か 白か?」です。

  けれど実際にはそれほどくっきりとヒーロー役や悪役に分けることが出来るわけではなく、ひとつの実在(政府や公的機関、地方自治体、企業など)、ひとりの人間が、見るひとの気持ちのフィルター(と都合)やそのときの状況によって、ときには黒に見え、たまに白にも見え、多くの場合はグレイだったりするのではないでしょうか。わたし達ひとりひとりがそうであるように、集合体としての統制機関やそれを統轄する存在もまた、わたし達と同じ血の通った人間の集まりにすぎないのだから。


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  山羊座はマンデーン・アストロロジーの世界では国の政府や権力者、公的機関、そして世の中で権威を持つ立場にある個人を意味します(ナチュラルハウス10室)。そしてこれを国民(沢山の「わたし」の集合体/蟹座、ナチュラルハウス4室/護り、護られる)の立場から見るときは、(民主主義や独裁体制などそれぞれの手続きは異なるとしても)その理想像のベースとしてなにかと頼りになる「家長」や尊敬すべき「父」または堂々たる「王」の像を投影する心理が生じることになります。

つまり、何か重大事が起きたときは勇壮なファンファーレとともに現れ、即座に大鉈ふるって「悪」を倒し、一家(国)と家族(国民)の命と名誉を護ってくれるスーパーヒーロー(正義の統制者、または独裁者)を望む集合意識が浮上しやすいということです。破壊を怖れず、外部には冷徹にふるまう強い父/親分の像(そして、内に向けては優しい母の顔を持てれば最高 — 山羊座・蟹座軸)。

平時は法に護られること、法を遵守することを厳しく要求するわたし達だけど、一旦危機がやってくれば、法を曲げてでも派手な大鉈をふるい、いち早く物事を解決してくれる(少なくとも上辺ではそう見える)ヒーローの出現を望みます。右も左も関係なく、ドラマティックな正義の告発者がもてはやされ、その行為から入った小さな亀裂が長い目で見てどんな結果をもたらすかなど、ほとんどの場合、考慮されることはありません。目先の怖れに追い立てられ、神ならぬ身に神業を期待すれば、100点以外はゼロ評価。物事の評価は真っ二つに割れ、あの手この手で断罪の快感を演出するメディアがそれを煽ります。そんなとき、良いニュースは無視され、穏やかな言説は怠惰な臆病者の烙印を押されがち。米国のトランプ大統領や、彼に対抗して極端なプログレッシブ・レフトの政策を掲げるバーニー・サンダース氏がコアな支持層を持つのも、様々な不安感に覆われる今を物語っているのかもしれません。


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  けれど集合意識は気まぐれです。「よしそれなら!」と強権発動すれば、当初は良くても後になって、無理を重ねたひずみが生み出すネガティブな結果と直面するときが来るでしょう。それはやがて、冥王星がうっそりと熟すころに新たな不満となって拡がり、称賛されてきた当事者を打ち据えます。

「ヒーローだと思っていたのに実は悪役だった!」または、もしかすると反対に「唾棄すべき悪役だとされて追われたけれど、本当の姿は違っていた...」なんてこともあるのかもしれません。わたし達の社会には常に多くの不可視の部分が存在し、時が至るまでは全てがグレーかマーブル模様です。けれど、もしもそのときが至って、ひとびとが選択した道の間違いに気付いたとしても...後戻りはないでしょう。社会の変革期に、いいとこ取りは出来ません。古くなったシステムが破壊され、その灰燼から抜け出して再び新たな建設が始まるまでは。この世界では、そんな歴史が幾度となく繰り返されてきたのではないでしょうか。(ただし、日本の戦後始原図にはもう少し別の難しさと展開がありそうにも見えるけれど...その話はあまりに脇道に逸れるのでまたの機会に)。

  間違いを犯すことなどあり得ない神(または神々)の庇護のもとに集うひとびと。愛と優しさと温かさと笑顔に満ちた、素敵なバザー。ある意味でこれはとても魚座らしいシンボルです。そして対向の乙女座5°のシンボルは『妖精を夢見ている男』。これもふうわりとした感じで、どちらかというと、こっちのほうが魚座っぽいかな? こちらは目に見えない繊細な世界を感じ取る細やかな感性を示唆し、現実的と言われる乙女座の芯にひそむ、夢想的な面を描いています。そしてこの軸のどちらの度数も、イマジネーション豊かなファンタジーの世界に誘うとともに、リアリティを正確に知覚出来ないときに待ち受ける危険をも示唆しています(稀な事例では、マインドコントロールで他者を支配、操縦するような傾向も)。

  そんなわけで、この魚座の濃霧を通してほの見える「現実」は、たぶん神様の管轄外。この世界をどうするかは、きっとわたし達人間の裁量と度量に任されているのでしょう。確かに人間はみんな、理想を夢見て生きようとするかもしれない。けれど外側からどんどん現実が押し寄せてきて、夢のとおりにはなかなかいかない。はぁ... ついつい石のひとつも投げてみたくなるなぁ..。


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  絶対者である神。創造の源。あるいは正義のヒーロー。もしそんなエンティティが本当に存在するのだとしても、彼らはわたし達人間の歩み、その一挙手一投足をこと細かく導いてくれたりはしないでしょう。「聖なるもの」がもし在るとすれば、それはけっして 共依存 を許したりはしないから。だから、どんな状況にあっても “自分自身の聖なる空間” を保ち続けたいのなら、それを自身に課すことが出来るのは、ひとりひとりの「わたし」だけです。

それと同じように、惑星の動きや位置、アスペクトが人間を引き上げたり、貶めたり、幸せにするのではありません。星々のシステムはただテーマと挑戦を示唆し、その圧を強めたり弱めたりしながら、わたし達とともに巡り続けています。 そして、生きとし生けるもの達の生を映し、無数の人間が生きたうたかたの証しを自らのエネルギーとしながら、今、この瞬間も 悠々と旅を続けています。彼らは、わたし達です。


  だから、今。もしこれを読んでくれているあなたが、人生の様々なフラストレーションを噴出させながら否定の大河を目指してほとばしる想念の流れから否応なくはじき出されてしまったと感じているなら。ただ静かに自分の中のハレの祭りを祝うとき。

世界中のひとびとが創る壮大な悲喜劇の奔流を背に、新月の闇に包まれながら...世界の不思議さに微笑んでみよう。



heic1406a




have a great trek!!!★

hiyoka(^_^


この記事へのコメント

1. Posted by Green   March 24, 2020 05:46
5 今日の新月のエッセイ

楽しみにしています


hiyokaさん

Green

🍒
2. Posted by hiyoka   March 24, 2020 09:56
 
Greenさん、ありがとうございます。
今、下書きを終えました。これから見直しなどして午後にUPしますね。

その後調子はいかがですか?
春の風の中。どうかご自愛くださいね💐
 
 

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