レイモンド・メリマン 週間コメント4/27【金融アストロロジー】🌑5/23の新月―みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)

May 10, 2020

レイモンド・メリマン 週間コメント5/11【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2020年5月11日(フリー版より)

翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されるそうですので、そちらもぜひご覧ください。 翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。
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今週のコラムは ≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫ のみの抄訳になります。また来週と再来週は週末の予定がまだ不明なため、都度Twitterでお知らせします。🙇‍♀️


≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

  “これは護らねばならない繊細かつ微妙な一線だ。ほんの少しでも不注意が過ぎれば感染拡大が再燃する。ほんの少しでも慎重になり過ぎれば経済全体が沈下する。”

— (エドゥアール・フィリップ仏首相の言葉)
  Greg Ip
  “Risk-Based Distancing is Key to Reopen”
  Wall Street Journal 2020年5月6日付

  “財務省は4月〜6月期に2兆9900億ドルの借り入れを行うと発表した。これは2008年の不況で設定された過去最高の四半期借り入れ記録である5690億ドルを軽く吹き飛ばし、2019年を通して債券市場において借り入れた1兆2800億ドルを上回っている。”

— Paul Wiseman and Martin Crutsinger
  “As US Borrows to Aid Economy, Usual Critics Cheer”
  Associated Press 2020年5月6日付

  今週(5月13日)に逆行するのは金星ばかりではない。土星と木星もまた順に、5月10日と14日に逆行に転じる。同じ週のうちに3つの惑星が逆行するというのは宇宙的現象としても珍しく、金融市場に急激なリバーサルを起こすかもしれない重要な物事が発表される可能性を高めている。

私達は金星逆行の歴史に主な焦点を当てているが、それはこの19ヵ月の惑星サイクルがこのところ何度か重要な筋立てを演じてきたからだ。まずは2002年10月10日だが、これはまさに、2000年のドットコムバブルが弾けた後の株式市場の下落が終わった日だった。そしてまた、2009年3月6日の逆行は、2007年~2009年の大不況時に株式市場が大底(72年サイクルの安値)をつけたまさにその日だった。直近で金星が逆行に転じたのは2018年10月5日だったが、それは当時の史上最高値(4年サイクルの天井)が示現してからわずか2日後のことで、その高値からはドラマティックな下落が始まり2018年12月26日に4年サイクルの底を打った。これは大不況以来この年に至るまでに起きた最大の下落だった。

今回の金星逆行は、それほどドラマティックな様相をもたらすことはないかもしれない。何故なら今は、長期サイクルの安値も高値も示現しそうにないからだ。とはいえ80%の確率で、プライマリーサイクルまたはハーフ・プライマリーサイクル(あるいはそれ以上)が金星逆行日の前後12取引日のうちに示現するという傾向がある。そのほとんどは7日以内だ。そして今回もまた、株式市場はプライマリーサイクルまたはハーフ・プライマリーサイクルのいずれかの時間帯に入っている。

  以前からこのコラムで何度も指摘してきたように、金星は愛とお金を支配している。愛なくしては、お金もない。お金がなければ、愛もない。だがお金の面で言うなら、いくつかのケースにおいて株式市場の反転が世界の中央銀行、とりわけ連邦準備制度理事会(FRB)の政策変更に関連していたことに私達は注目している。たとえば2018年10月の株式市場のミニ・パニック(ダウ平均で19%の下落)は、当時FRBの政策として実施された利上げに依るもので、ドナルド・トランプ大統領をひどく怒らせた(彼を怒らせるのは当時も今もひどく簡単なことなのだが)。

  お金がなければ愛もない。金利と金融政策はすでに可能なラインのギリギリまで緩和的な状況であり、今後2週間のうちにがFRB利上げを行うかは疑わしい。だからもしかすると、政策変更するのは他の中央銀行かもしれない。あるいは、どこかの国による通貨介入または切り下げに関連するのかもしれない。

いやあるいはひょっとすると、今回は金融界とは何の関係もないのかもしれない。その代わりに愛に関する“政策”、あるいは方針が上手くいかないといった事柄として顕れるのかもしれない(たとえばジョー・バイデンに関わる最近の状況だ。男性の捕食者的な行いを告発する女性を信じることの重要性に関わる彼の態度の反転ぶりは衆知のことだ *)。

* トランプ大統領がブレット・カバノー氏を連邦最高裁判所判事に指名した2018年当時、カバノー氏が学生時代に起こした性暴力事件の被害者だと名乗り出た女性を巡って大きな疑惑が起こり、民主党とその支持者層、メディアやフェミニストグループが厳しく追及し、上院公聴会での証言も行われた。被害を訴えた女性の証言は曖昧な点が多いとも言われたが「100%確信がある」との証言から、「自らの痛みを乗り越えて告発する女性達が嘘をつくはずがない。全てを信じるべきだ」との論調がメディアにおいても大勢を占めていた。当時バイデン氏もまた「全ての被害女性を信じるべきだ」として徹底的にカバノー氏とトランプ氏を糾弾した。しかし最近になって、大分前に彼自身の下で働いていたタラ・リード氏から性暴力の加害者として告発されたバイデン氏は、彼女の証言を虚偽として真っ向から否定している。

金星が逆行に転じ、数週間にわたって海王星にスクエアを形成する時、あなたは誰を信じるだろう? 海王星がもたらす苦痛の下では、ルールはシンプルだ。あなたは誰のことも信じられない。または読むもの、耳にする物事、あるいは目にする事、全てを信じることなど出来ない(今回 マイケル・フリン事件に関してFBIが隠匿した秘密が明るみに出た件は、見ること、聞くこと、読むことの全てが信じるに値しないというもう1つの典型的な例だ *)。

*2017年当時トランプ大統領のロシア疑惑に関連し、元国家安全保障顧問だったマイケル・フリン氏はロシア駐米大使との接触についてFBIに訴追され、その際に偽証したとして司法取引により有罪を認め辞任した。その後彼はFBIの捜査担当者による不正があったと主張して有罪答弁の撤回を求めていたが、5月7日、米国司法省はこれを認め起訴を取り下げる事態となった。

また(政界スキャンダルのみならず)、金星が強調されていることから愛とセックスに関連する物事がとりわけ問題の核心となるかもしれない。つまり「彼はこう言い、彼女はああ言う」といった状況になりがちだ。そして真実は... まぁ何処かにある。だが何処に? 誰も知らない。真実を知る者は何も話さないし、もし話したとしても誰もそれを信じない。アストロロジーの業界用語で言えば、まさに「ネプチュニアン」そのものだ。


  一方、個人活動や経済活動においても同じようなことが言える。COVID-19による健康への脅威を理由とした社交的な集まりや交流の制限を緩和するという今現在の流れのことだ。予測どおり、今や制限は緩められる傾向にある。多くの政府指導者達が、経済をより正常な状態に戻すことを望んでいる。そして世界はこの動きを支持するか、ショックを受けるかで二分されている。

これはアストロロジャーとしては気掛かりなことだ。何故なら「逆行期の間に決断された物事は、十分な情報やデータを欠いたまま実行に移されることが多い」ため、後で後悔する結果になる可能性があるからだ。海王星が金星とのハードアスペクトを形成している今、こうした可能性はさらに高まっている。

したがって、今は社会的な活動、および金銭が関わる行動には慎重を期することが賢明だろう。借り手や貸し手になるには良い時期ではないし、見知らぬ人々と親密になったり社会的な活動を積極的に行うには最適とは言えない時期だ(まぁこれは常にそうかもしれないが)。

  今という時は、自分の行動に対し「買い主危険負担あり」そして「恋は用心深く」という2つのアプローチが必要な時期だ。愛がなければお金もない。お金なくしては、愛もない。だが互いに惹かれ合い、双方合意の上で戯れの恋をしている相手とオンラインで会話するぶんにはそう悪くないかもしれない。実際、双子座の金星が魚座の海王星にスクエアを形成することの意味は論じてきたとおりだ。おそらく魚座の海王星の下では、この手の活動が増えるだろう。

だが、相手にはあなたが何処に住んでいるか、懐にいくら持っているか、どのくらい稼いでいるのか、またはいくら借りているのかなどは話さないことだ。またもし相手があなたにそんな話をしたなら、まともには受け取らないことだ。感染症や恋の病にかかる可能性を除けば、現実のものなど何処にもない。

世界のほとんどの地域に春がやってきた。そして規制は解かれつつある。春の息吹は十分に承知してはいるのだが、まだ油断は禁物だ。





訳文ここまで
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hiyoka_blue at 20:58│Comments(2)金融アストロロジー 

この記事へのコメント

1. Posted by アザゼル   May 20, 2020 22:46
当たらんなぁ〰
2. Posted by hiyoka   May 21, 2020 00:46
 
アザゼルさん、コメントありがとうございます。

ん? 相場の反転のことでしょうか?
今回の3惑星の逆行は集合体の心理傾向にはかなり影響していますが、相場の方は反転らしい動きになっていないようですね。このコラムでは金星逆行から前後に12取引日、ほとんどの場合7取引日とありましたから、最長で29日までオーブということになりますか。ただ、動くとしてもそれほどドラマティックではないともありましたし、どうなのでしょうね..。先週末は休載でウェビナーでしたから、その時また異なる見解が出されているのかな? なのでもしかしたら次回のコラムでフォローがあるのかも。

ただ、このコラムはエッセイ扱いでアストロロジー学習者向けに思考法を提示することが目的です。なので値動きが書かれるとしても、おおよそのヒントや「機敏に」などの示唆くらいかと思います。それが「当たる」ことやズレることはあっても、売買の要点が書かれることはありません。なのでそのあたりはやはり講読者版の受け持ちになってしまいます。そちらには市場別に in と out のポイントやタイミングまで書かれているようですよ。

どうか良い成果をあげられますように🍀
 
 

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