🌑5/23の新月―みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)レイモンド・メリマン 週間コメント6/1【金融アストロロジー】

May 24, 2020

レイモンド・メリマン 週間コメント5/25【金融アストロロジー】

<5月23日の新月>は一つ下の記事になります。よろしければそちらもどうぞ🌱

レイモンド・メリマン・コラム  2020年5月25日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されるそうですので、そちらもぜひご覧ください。 翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。
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Note:月曜の米国市場は祭日(メモリアルデー)のため休場となる。

≪ 先週をふり返って ≫

  “5月18日月曜、モデナのCOVID-19ワクチン候補 — 米国市場における最有力候補 — が臨床試験フェーズ1被験者に免疫反応を起こさせたようだというニュースで重く沈んだハートが舞い上がった。モデナの株価も急上昇し、評価額は290億ドルに達した。これは今現在、商品を一つも販売していない企業としては驚くべき離れ業だ。しかし、これほどの熱狂に果たして見合うだけの理由はあったのだろうか? モデナはメディアに電撃を走らせたが、情報の中身はほとんど無いに等しかった。彼らが開示したのはデータではなく、そのほとんどが言葉だった。”

— Helen Branswell
  “Vaccine Experts Say Moderna Didn’t Produce Data Critical to Assessing Voved-19 Vaccine”
  www.statnews.com 2020年5月19日付


不確実性。混沌としたシグナル。それが先週起きた逆行の金星から海王星へのスクエアが持つ性質だ。このアスペクトはもうしばらく続く。7月末まで3回にわたって形成されるからだ。現実はどこにも見えず、何事も明確ではない。だから自分自身に、あるいは周囲の人々に余計なストレスをかけることなく、ただゆっくり腰を下ろしてリラックスするように心がけよう。詳細なプランなど立てようもない時だ。だから今、この瞬間に生きる術を学ぶことだ。

  5月18日月曜、COVID-19との戦いにおいてモデナが有望なワクチンを開発したというニュースによって、ダウ工業平均は爆発的上昇をみた。その日のうちに、ダウ平均は金曜の引け値から1000ポイント以上も騰がったが、これは私達のマーケットタイミング・メソッドにとって有意な結果だった。5月17日のウェビナーにおいて「5月13日の強力な金星逆行がサイクルの高値または安値と同期するのか?」という質問を受けた。これに対し、私は「翌日の5月14日にメジャーサイクルの高値または安値が示現する可能性が非常に高い。だがこの時間帯はまだ発効中であり、もしダウ平均が週初めに1000ポイント急騰するなら、おそらくハーフプライマリー・サイクルの天井になる可能性も持っている」と答えた。そして市場はそう動いた。

ダウ平均は5月18日月曜に1000ポイント急騰して24,708の高値をつけ、その後は横ばいとなった。その後ダウ平均は、他の指標とともに5月21日には24,718とわずかに上昇した。しかしながら、他の市場(S&P、ナスダック)とは異なり、先週のダウ平均は4月29日につけたサイクル高値24,764を超えることはなかった。これまでのところ、5月14日の安値は維持されており、5月21日につけたダブルトップの高値もそのままだ。したがって、私達は金星逆行時、とりわけそれが海王星にスクエアを形成する場合に典型的に見られる混ざり合ったシグナルと不確実性の中に在る。

モデナのワクチンがCOVID-19の解決策になるかどうかへの確信など誰も持っていない。あるいは金星逆行と5月15日の★★★CRD(ジオコズミック重要変化日)が世界の株式指数サイクルの安値または高値、またはその両方と合致したかどうかについて、誰も確実なことは知らない。

もちろん私は、多くの読者がある種の占いツールとしてアストロロジーを捉えていることを知っている。だが実際、それはアストロロジーがどう機能するものなのか、あるいはそれが社会にどんな価値を提供するのかを言い得てはいない。アストロロジーとは、人間の活動サイクルと関連して顕れる事象の頻度を歴史的確率に基づいて予測するツールというカテゴリーに属する研究を指す。つまり、100%の確実性をもって事象を予言する「ご託宣」ではない。

  私達は、80%かそれ以上の相関関係を示す研究結果を使用している。市場サイクルの頂点に対し、100%の相関性を示すレベルのジオコズミック・サインは非常に稀だ。もしそれを求める人がいるなら、他を探すべきだろう。熟練したトレーダーなら、どんな市場研究も100%「当たる」などということはなく、調査方法が異なればほとんどの場合、異なるシグナルを得ることを知っている。つまり、ほとんどのケースにおいて、それぞれの市場研究は過去との合致に基づく見通しが互いに相反する結果をもたらす。プロフェッショナルなアストロロジャーも同様で、アストロロジーのシグナルに関して示現するそんな傾向を良く知っている。

たとえば金星逆行だが、これは過去に、12取引日、そして通常は7日以内のオーブをもってプライマリーサイクルに対し80%の相関性を維持してきた。そしてその80%の事例において、2/3が天井であり1/3が底だった。また時に両方が示現することもあった。特定のテクニカル研究と併せて駆使するサイクル内パターンの知識は、アナリストが予測を行いトレード戦略を立てる際の助けとなる。

  だが今は前に進もう。3つの惑星(土星、金星、木星)が揃って逆行した5月10日〜14日を過ぎて、言うは易く行うは難しだ。このセットアップ自体が、ほとんどの金融市場における大規模な反転との高い相関性をもっている。これは先週の金と銀において顕著だった。銀は5月20日水曜、18.16まで急騰した。これは2月24日に18.92をつけて以来の最高値だ。また金は5月18日月曜に1775まで舞い上がったが、現行サイクルの新高値をつけるには至らなかった。4月14日の1788.80がまだ立ちはだかっている。原油も印象的な反騰を続け、5月21日木曜には34.66の高値をつけ、4月21日安値6.50から5倍という上昇を見せた。またビットコインは5月18日に10,000を試し、数ヵ月ぶりの高値を更新しようとしている(サイクル最高値は5月8日につけた10,078だ)。



≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

  “コロナ禍によるロックダウンは、毎日の二酸化炭素排出量に対し「極端な」効果を発揮した。ロックダウン実施のピークとなった4月上旬までの間に、世界で17%の減少をもたらしたのだ。このレベルが過去に見られたのは2006年以来のことだ。石油、ガス、石炭などの化石燃料を燃やすことから排出される二酸化炭素は地球温暖化の最大の要因となる温室効果ガスであり、散逸する前に大気中に約100年留まるとされる。”

— Doyle Rice
  “Pollution Falls During Pandemic Peak”
  USA Today 2020年5月20日付

  “「発展期」として知られる1890年〜1920年は、米国の歴史において何回もの変化を経験した時期だ。米西戦争(1898年)は、グローバルな介入に向けてのシフトを象徴する典型例だ。人口増加、押し寄せる移民の波、産業の発展やその他の要因が、多くの米国人を、国家の利益により見合うよう政府のシステムを根本から変える必要があるとの結論に導いた。そして建国時代の伝統的な姿勢とは異なる新たな外交戦略を打ち出した。こうした変化の一つが、海外の紛争において軍事行動を取ることへの意欲の高まりだった”。

— Bill of Rights Institute
  “The Turning Point in U.S. Foreign Policy”
  https://billofrightsinstitute.org

  5月13日の金星逆行は、歴史的にプライマリーサイクルとは80%の相関性を持つにもかかわらず、株式市場ではいまだ明確なサイクル高値または安値が示現していない。ハーフ・プライマリーサイクルを含めれば、相関性の確率は91.3%だ。こうしたサイクルの一つが金星逆行周辺で起きなかった場合はミッドポイント近くでそれが起きるケースが多く、今回の場合はそれが6月3日〜4日だ。また、金星が順行に転じる時期の近辺(6月25日±10取引日)も、プライマリーまたはそれ以上のサイクルと非常に高い相関関係がある。

また6月18日〜30日の時間帯を観察するのは興味深いことだろう。この期間はさらに3つの惑星が方向転換し、その上さらに強力な2回目の木星・冥王星コンジャンクションが起きるからだ。つまり、6月18日に水星が逆行を開始し、その後6月22日に海王星が逆行に転じる。そして6月25日には、金星が順行に転じる。6月30日には木星が冥王星にコンジャンクトするのだ。COVID-19のパンデミックとそれに関わる規制の未来がどうなるか、その不確実性はそれまでは明瞭にならず、見極めることは出来ないだろう。将来の経済についても同様で、水星が順行に転じる7月12日、または3回目にして最後の金星・海王星スクエアが成立する7月27日までは不明瞭だろう。

ではいつになったら私達は、このパンデミックについての明確な見通し — 真のターニングポイント — を得始めるだろうか? 先週のウェビナーで論じたように、海王星が「スーパーチャージ度数」である乙女座15°〜19°へのオポジションのオーブ圏内から脱する2021年2月を過ぎるまでは、おそらくそれは起きないだろう。これは111年〜143年サイクルを持つ天王星・冥王星コンジャンクションが1965年〜1966年に起きた度数だ。

  『フォーキャスト2020』において、私は今年を「チェックメイト」の年、そして「時代の終焉と新時代の始まり」だと描写した。それは木星、土星、冥王星、そして月のサウスノードが山羊座を運行する「カプリコーン・ステリウム」に基づいた分析だった(木星・土星のコンジャンクションは実際には2020年12月21日冬至当日の水瓶座0°で起きる)。当時、その「チェックメイト」は米中間貿易戦争、あるいは米国とイラン間の地政学的緊張を示唆する可能性があると思われた。これらの紛争ではどちらの側も引き下がろうとはせず、誰かが手ひどく傷つき大怪我をする前にウィンウィンの解決をみることは無さそうだった。

そして今、私はこの「チェックメイト」が新型コロナウイルスのパンデミックにも適用出来るのではないかと考え始めている。そうであれば、勝者は母なる大自然とエコロジーだ。そしてひどく傷つき大怪我をしたのは近年、自然とエコロジーに対し「友好的」とは言えなかった当事者で、交通機関(航空、自動車)、製造業、エア・トラベル(観光業)、そしてエネルギー(石油)などがそれに当てはまる。ある意味、これらの産業はCOVID-19のパンデミックを通して母なる自然とエコロジーに「チェックメイト」されてしまった。誰も旅行に行けず、多くが働くことさえ出来なかった。

  ともすると私達は、自分の人生にもたらしたネガティブな物事を通してCOVID-19を見がちだ。この病は多くの人々を苦しめ、死をもたらした。しかし、これには結果としてポジティブな展開もあり、今後も多くの前向きな事象が展開していくだろう。すでに私達は、こうした健康上の問題を解決し、この地球上で生活する際の安全性と護りの力を高める新たな便益を開発するために、創造的で革新的なアイデアが頭をもたげようとする様子を目の当たりにしている。これはまさに、5大最遠惑星のうち3つ(木星、土星、冥王星)が互いにコンジャンクションを形成する新しい時代の始まりだ。1年のうちにこの稀な宇宙的事象が起こり、すでにこの間、突然起きてきた生か死かという状況のさなか、新時代の現実に適応する必要性に押されて新たな発明がもたらされようとしている。これはマンデーン・アストロロジーを研究する人々にとっては驚きではない。何故なら「2020年のカプリコーン・ステリウム」は、私達が生きている間に経験することなどなかった事象だからだ。

直近で10大会合サイクル(木星とそれより外側を公転する惑星達とのコンジャンクション・サイクル)のうち3つが1年以内に起きたのは、1882年〜1883年だった。それは、人類の歴史が辿る方向性を永久に変えてしまうような時代が始まった1890年代の直前のことだ。そしてそれは、経済を牽引する支配的な力であった農業の終わりの始まりであり、交通関連と通信コミュニケーションの分野における全く新しい発明の数々が始まっていった時代だった。また、多くの戦争もそれに付随して起きてきた時だ。

  今、私達は1890年代や1900年代と同じくらい重要な時のポータルに入りつつある。あなたがアストロロジャーなら、天上に形成されるパターンの中にそれを見出すだろう。そしてまた、人間活動の中にそれが生じる様子を見ることが出来る。「上なる如く、下もまた然り」だ。

投資家としての私達は、新しい発明とそれが適用され — そこから利益を生み出す — 可能性が高い人生領域を考慮する必要がある。またアストロロジャーとしては、これらの発明が起きる領域と機会が風性星座宮 — コミュニケーション、テクノロジー、宇宙、そして教育の分野に関連することを知っている。また、地性星座宮(製造業とエネルギー資源として地中を掘り下げる事業、四六時中四角いオフィスの中で働くことなど)の時代が終わりに近付いていることも知っている。燃料を使って動く自動車や飛行機、そして今日のオフィスビルや小売店、ショッピングモールは、次の20年〜200年のうちにはひどく時代遅れに見えるかもしれない。私達は地性から風性に、物質世界から斬新でオリジナルなアイデアの世界へと移行しつつあるのだ。

  次の6年〜12年 — 今から月のノースノードが水瓶座〜山羊座入りし、その後45年サイクルを持つ土星と天王星のコンジャンクションが双子座で起きるまでの間 — は、おそらくこうしたシフトに沿った形の事業を興す人々を見出し、彼らに投資するには最適な時期となりそうだ。






訳文ここまで
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hiyoka_blue at 20:59│Comments(7)金融アストロロジー 

この記事へのコメント

1. Posted by アザゼル   May 24, 2020 22:16
何か言いたんかサッパリわからん
2. Posted by アザゼル   May 24, 2020 22:19
何が言いたいのかサッパリわからん
3. Posted by hiyoka   May 25, 2020 01:17
 
そうでしたか。それは時間の無駄になってしまいましたね。

けれどいつもこんな感じです。そしてここはお金の絡んだビジネスの場でもありませんし、わたしがこの記事でお金を儲けているわけでもありません。これらの記事は、著作者の許諾の下に自分自身の学習研鑽を兼ねて公開しているに過ぎません。

今回で二度目なので申し上げますが、求めていらっしゃるものが手に入らないというのであればそれまでです。人それぞれですから、そういう方も沢山いらっしゃるかと思いますので、どうぞこれ以上のご無礼はなさらずにお引き取りください。
 
 

4. Posted by ふふふ   May 26, 2020 09:55
これを見てどう感じるかは人それぞれですけど、わざわざ見に来て文句つける人は何なんでしょう
5. Posted by hiyoka   May 26, 2020 16:55

うーん..何でしょうね。
時節柄と言えるのかもしれませんが、幸も不幸も苛立ちを感じるのも、突き詰めればひとの数だけ理由はあるのだと思います。なので憶測することは出来ません。ただそんな想いを目に付いた場所に丸めて投げ捨てていくかのような行為は不毛だと感じますし、ここでは受け付けないということでいいと思っています。
 
   
6. Posted by にゃんこ   May 27, 2020 23:45
星の動きに関しては全くの無知ですが、人は太古から星を観察し、自分の身の回りの事象と関連付けて来ましたよね。長い間その知識が蓄積して統計学的に説得力のあるサイクルがあることがわかったんですよね。浪漫があると思うと共に人間の感性の鋭さに感服する次第です。
7. Posted by hiyoka   May 28, 2020 17:48

本当にそうですね。
人間の歴史と繰り返される宇宙サイクルの連動を見出した古代のひとびとは「神の業」を想い、同時に「生きることとは何か?」を様々なかたちで問い続け、今に至るのでしょう。

もともとアストロロジーは物質宇宙を見る天文学と、人間の精神が創り出す世界の様相を研究する広範な天体学の一部ですし、メリマンさんも再三言われてきたように「ご託宣」ではなく「自分で考えるためのツール」という括りが正しいのではないかと思っています。

なので他の学問と同様に、直観力は必要だとしても神秘的である必要はないし、各アストロロジャーが唱える「○○星がこういうアスペクトを取ったらこうなる」という法則性も、たゆまぬ研究成果の発表であって神託ではないんですね。そして当然、常に多くのひとの検証を必要とするものです。そうやって「論」は洗練されいきますものね。

なので今のように科学と精神が分断され、アストロロジーがオカルト的な物事として捉えられてしまうのは不幸なことだなと思います。新月や満月のテーマを見ても、世界の大部分はそこから逃れられていないし、集合体は惑星グリッドのとおりに動かされていくように見えることが多いです。なので今の社会では星々の一部を上手く利用して他者を出し抜き「幸せになる」道具にもなりがち。本当は、人間皆が自分達の背を押す背後のエネルギーを知った上で自由を取り戻し、主体的に生を編み直していく力を持てるといいけれど。

何がこのようなシステムを創り出したのかは想像を超えますが、そんなことをふと思ったりします。
 
 

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