レイモンド・メリマン 週間コメント7/27【金融アストロロジー】レイモンド・メリマン 週間コメント8/10【金融アストロロジー】

August 02, 2020

レイモンド・メリマン 週間コメント8/3【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2020年8月3日(フリー版より)

翻訳:hiyoka 
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されるそうですので、そちらもぜひご覧ください。 翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。
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今週は ≪先週をふり返って≫ を割愛した抄訳とさせていただきます。


≪ 短期ジオコズミクス ≫


“ここから抜け出す道があるはずだ

 ジョーカーが泥棒に言った

 どこそこ混乱だらけで

 救いも何もありゃしない”

  — Bob Dylan
    “All Along the Watchtower”
    also sung by Jimi Hendrix, Columbia studios, Nashville,
   TN, 1967年


“ファミリーってのは生まれた時の家族のことじゃねぇ…

 そいつのためなら死ねるってのがファミリーだぜ”
 
  — リンカーン・クレイ 
     Game『マフィアIII』2016年 より



  私は今、いつもと異なる気分を抱えている。もしかしたら山羊座の月が関係しているのかもしれない。つまり、いつものように客観的で距離を置いて見ようとするコラムニストの眼ではなく、より主観的な視点から書こうとしているような気がするのだ(危険な誘惑ではあるが)。

私は今年の残りの期間について抱く自らの懸念、そして私の人生の残りの月日について私が抱く希望を皆さんと共有したいと感じている。こうした自らの内省の一環として、私はこのところ自分がいったいどこから来たのかを振り返っていることに気付いている。今は1960年代の生の様相に様々な側面で似通っている。たとえば、あの時代をバラバラに引き裂かれることなく生き抜くためのたった1つの方法は、大胆で勇敢であること、そして互いの交流を通じて拡大された世代感覚を通して「自分が属すべき “部族” (またはファミリー)」を見出し、その中に在ってニュー・エイジが幕を開け確かに進展しているという感覚に浸り、そして冒険者の一団である自分と仲間達が、まぎれもなくその新しく勇壮な世界を共同創造しているのだという感覚にしがみついていることだった。それは今も同様に見える。

あの時の世相や出来事は今日と同じように、暗かった。それでも当時の若者達が抱く、輝かしい未来と平和で美しい世界へのビジョンは強力だった。そしてそれは、今の私達にとっても必要なものだ。だが残念なことに、欠落している。

  今年の残りの期間、特に8月4日から24日までの宇宙の配置を見て、私は思う。私は以前にもここに来たことがある、と。私達は以前にもこれを経験している。1960年代半ばにこれを経験した。そして、私達は今年の初め(2020年3月~4月)にもこれを経験した。

米国株式市場は1966年2月にダウ工業平均が初めて1000に触れたことで 史上最高値を更新した。当時は抗議者達が警察や政府と戦い、暴動はその後3年~5年にわたってエスカレートしていった。 ダウ平均の史上最高値は約2日間続いたが、その後激しい下落となり、8ヶ月間にわたって株価は大暴落した。そしてリチャード・ニクソンがもう沢山だと判断して1974年8月8日に辞任する直後まで、株価の底は見えなかった。

ダウ平均は、2020年2月半ばに再び新たな史上最高値をつけた(ダウ平均は2月に高値をつけるのが好きだ)。そしてその後5週間にわたって激しく下落した。だがナスダックが7月中旬に史上新高値をつけるとともに再び反騰している。大統領はおそらく、これはすべて価値あることなのか?と疑問に思っているだろう。

『誰にも好かれないのは、私の性格のせいかもしれない(大統領のツイートより)』 彼は考えているのかもしれない。私が考えているように『...だがきっと、ここから抜け出す道があるに違いない』と。しかし、おそらく彼の考える抜け道は私とは異なるだろう。

わたし自身は、ドイツに住んでいる妻と一緒に過ごしたい。だから、どうやってここから脱出出来るかと頭を悩ませている。しかし米国とユーロ圏の間には、不公平で無意味な渡航禁止の規制があるためにここから出られないのだ。

私たちの国はドイツ人の渡航を認めない。だからユーロ圏は現在のCOVID-19の検査結果をもってしても米国人の渡航を認めない。つまり、どちらの国も相手国の市民の入国を許可しているセルビアであれば、会うことができるのだ。私はセルビアが大好きだが、果たしてドイツよりも安全なのだろうか? 前にも言ったが、なんともシュールな時代になったものだ。

  今年の年末に木星(旅行)が山羊座(制限)を支配する土星(制限・禁止)から離れていくのとおよそ同時期に、木星(旅行)が山羊座(制限)を離れていく。その時はきっと嬉しく思うだろう。そうなれば、きっと何かしらの脱出口が見えてくると思う。


  さて、今週のコラムを終える前に、市場にも触れておこう。8月4日〜24日の間に、火星はカプリコーン・ステリウムの惑星(木星、冥王星、土星)に対してサイクル1/4局面のスクエアを形成していく。このサイクルがスタートしたのはこれら4惑星がコンジャンクトした2020年3月20日〜31日、COVID-19によるヒステリー状態と市場の暴落が起きた時だ。

つまりこの惑星コンボにとって最初の1/4局面となるのが8月4日〜24日で、それは(少なくともそのテーマ性においては)繰り返しであり、すなわち投資家にとっての警告シグナルとして機能する可能性を持つということだ。市場はたやすく激昂するかもしれない。もしあなたがのんびりとぬるま湯に浸かっているならおそらく危険だ。政治家や中央銀行が激怒し、衝動的かつ対立的な決定や行動に走りやすいからだ。

トレーダーや投資家として、あなたが知っておくべきことがある。

8月は赤旗 — 危険 — 月間だ。

それは灼熱となるかもしれない(天候の面でも同様なので穀物のトレーダーは注意)。

  貴金属や通貨には良い状況が続くかもしれない。こういった宇宙嵐の中ではこれらの市場はワクワクと沸くからだ。私もそうだ。何故なら貴金属と通貨のトレードが好きだからだ。たった1つの問題があるとすれば、9月9日(日本時間10日)に火星が逆行するため、火星とカプリコーン・ステリウムとのワクシングスクエアは今年の終わりまでにあと2回起きることだ。山羊座の私としては、興奮をどれほど抑えられるかわからない。他の皆さんもおそらくそうだろう。実際、他の人々が私の周囲であまり感情的になり過ぎることのないよう願っている... ただハッピーで遊び心を持ちながら緊張感を保ってほしい。あるいは私の新しいお気に入り心理学者、メアリー・トランプ*と話してみるのも良いかもしれない。
*メアリー・トランプ:最近刊行されて話題になったトランプ大統領に関する暴露本『Too Much and Never Enough: How My Family Created the World's Most Dangerous Man』の著者でトランプ大統領の姪。

  いずれにしても、読者の皆さんに今週のコラムから受け取ってもらいたいメッセージは、今後3週間が非常に不安定であり、それが再び10月最初の3週間にも繰り返される可能性があるということだ。これはよく心に留めておいてほしい。また、火星が逆行に転じる9月9日〜10日も要注意だ。警戒を怠らないようにしよう。

だが、それと同時に希望の種もある。これから先、この宇宙的火山噴火は、木星と土星が山羊座を離れた直後に形成するコンジャンクションとともに始まる冬をもって終わるだろう。短期で見れば、太陽と火星はそれぞれ獅子座と牡羊座、つまり自ら支配する星座宮を運行中だ。だから楽しむための道はある。その点から言えば魚座の海王星も山羊座の土星も自ら支配する星座宮を運行中だ。

これら4惑星は、8月22日までそれぞれが支配する星座宮に在泊する。惑星がその「ホーム」を運行する時は、ポジティブな物事も起こり得る。おそらく株式市場は(懸念の壁を登っていそうなカプリコーン・ステリウムに火星がスクエアを形成していてさえも)何か囃すべき物事を見つける可能性がある。

そしてひょっとすると、大統領もまた似たよう状況になるかもしれない。獅子座の太陽が彼の獅子座のアセンダントを通過するからだ。彼が再び翼を拡げて離陸し、8月半ばまでに自分の剣を見出して振り回し始めても、驚くべからずだ。


『(ゲームは)終わるまで、終わらない』— ヨギ・ベラ






訳文ここまで
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hiyoka_blue at 20:56│Comments(0)金融アストロロジー 

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