レイモンド・メリマン 週間コメント8/24【金融アストロロジー】レイモンド・メリマン 週間コメント・番外編【金融アストロロジー】

August 30, 2020

レイモンド・メリマン 週間コメント8/31【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2020年8月31日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されるそうですので、そちらもぜひご覧ください。 翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。
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今週は ≪ 先週をふり返って ≫ を省略させていただきます。
下記にあるとおり、来週のコラムは休載ですが、再来週は訳者の都合でお休みまたは抄訳、またはメモになるかもしれません。
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【NOTE】 来週月曜のコラムは休載させていただく。なお9月7日月曜日はレイバーデーの祝日で米国市場は休場となることに留意されたい。


≪ 短期ジオコズミクス ≫

  火星が9月9日に逆行に転じる一方で木星が9月12日に順行することから、金融市場と商品市場の全てはまもなく重要なリバーサルを起こす可能性がある。それ以前にも、金星(価値、お金)が8月25日〜9月2日に木星、冥王星、土星に次々とオポジションを形成し、9月4日には火星も加わってTスクエアとなる。

これらはリバーサルを示唆するジオコズミック・サインであり、今から9月中旬までの全期間は、反転が起きてそれが展開し始めるとともに、サイクル高値、または安値の示現が見られる可能性がある。だがその後で、今年最も強力なジオコズミック・サインの時間帯の1つが始まる。期間は9月28日〜10月19日で、火星が自ら支配する牡羊座を逆行し、土星、冥王星、木星のカプリコーン・ステリウムとスクエアを形成していくのだ。これは世界的な状況や政治問題、経済、あるいは自然現象における重大なシフトの前兆だ。

そして金融市場はそういったシフトへの反応として、重要なトレンド転換を起こすことになりそうだ。このようなリバーサルがどの程度続き、どのくらい急激なものになるかは、以下の長期的考察で述べるように多くの要因に左右される。

  今週は9月2日に満月が起きるが、その日は金星が土星とオポジションを形成する。私達のジオコズミック・トレーディング・ルールの1つとして、金星と土星のハードアスペクトに向かって下落してきた市場は、どれも皆 反転と反騰の候補になるということだ。トレーダーならそれがどの市場かを見極めたいと思うだろう。



≪ 長期ジオコズミクスとその考察 ≫

  “エコノミストは、自分達がけっして間違っていないことを知っている。しかしながら、エコノミストの高頻度データリリースの予測は期待値に比べてあまり正確ではなかった。これは何故なのか? ...これは従来の景気循環とは異なる。人々の反応関数がこれまでのサイクルとは異なるのだ。経済モデルというものは、反応関数が一定であることを前提としている。パンデミックはついに経済における構造変化を加速させた。経済データは進行する変化を認識するにあたって遅れがちだ。そのため、マクロデータとミクロデータのすり合わせが困難になる”。

— Paul Donovan
  “Why Have Forecasts Become Less Correct?”
  UBS Weekly Blog 2020年8月21日付

  私達はこの事について話すべきだ。私の好きなエコノミストの1人であるドノバン博士が上記の引用で述べているように、最近は景気循環に歪みが出ているだけでなく、世界の株式市場や債権市場のサイクルもまた歪んでいる。

こういったサイクルの歪みは、金や通貨のような貴金属のサイクルにおいては顕著に見られない。これらのセクターの両方に見られるサイクルパターンは、今年のサイクル研究やジオコズミック研究と非常によく相関している。

しかし、なぜ株式指数の売買サイクル予測に基づいてトレードを行うことが、このところ難しくなったのだろう? それはドノバン博士が景気循環に関して示唆しているように、パンデミックが「...経済の構造変化を加速させた」ことが理由かもしれない。

  『経済データは進行する変化を認識するにあたっては遅れがちだ。そのため、マクロデータとミクロデータのすり合わせが困難になる』。 これは確かに正しく、市場動向に影響を与える。だが私はさらに踏み込んで、2020年に株式市場と債権市場にサイクルの歪みを起こしている根本的な大原因は、世界の中央銀行が提供する大規模な金融緩和(流動性)によるものだと言いたい。多くの場合、中央銀行は実際に「量的緩和」として知られる株式や債券の大規模な買い入れを行ってきた。このような金融介入と市場操作は、これらの証券の価格を大きく歪め、正常なサイクル・パターンが展開される「自由市場」の概念を否定するものだ。そしてこれが『FRBとは戦うな』という金言の基盤ともなっている。

  これは、株式や国債のサイクルがもう顕現しなくなったということではないし、ジオコズミックなタイミング要因がこれらの市場で機能しなくなったわけでもない。それらは今でも機能している。市場のトップとボトムは、今でも「予定通り」に示現している。

しかしながら、通常の価格変動のパターン — トレンドやカウンタートレンドの価格目標 — は、大きく歪められている。反騰は通常よりもはるかに強く、継続期間も長い。そして修正安への下落幅は通常よりもはるかに小さい。あるいは国債の場合、価格変動の振れ幅が極端に狭くなっている。サイクルとその反転は存在するが、通常なら40%~60%である修正安が示現するのは稀になっている。

したがって、サイクルが存在し、ジオコズミックにおいてもエントリーのタイミングを示している時間帯に40%~60%の修正安で相場の底を買うことは難しいのだが、さらにトレーダーにとって好ましいリスク/リターンの比率で取引を実行するだけの下げ幅がない。このような状況ではただ「バイ&ホールド」に徹し、「FRBとは戦わない」ほうが良い。

しかしこの種の金融工学はまた「資産バブル」をも生み出す。そこでは予想外のショック(ブラック・スワン)が起きて、同じ市場が予想よりもはるかに激しく下落する。とりわけ中央銀行が、世界各国政府の不適切な財政管理によって引き起こされた過剰支出と債務爆発の中毒性を満足させることから手を引いたような場合はそれが起きやすい。そうなると「通常より小さい」修正安ではなく、「通常より大きい」相当危険な下落に巻き込まれることになる。

  2012年〜2015年にも同様の現象が起きている。この時も「通常の修正安」はなかった。反騰の上げ幅は通常よりも大きく、しかも長い間続いたのだ。金融市場にパターンの歪みが見られるこういった期間は、ジオコズミックな観点から見てどんな共通点があるだろう?

  2012年から2015年の事例は、長期的な天王星・冥王星ワクシングスクエアの下で起きた。過去において、天王星・冥王星のハードアスペクトは債務危機の加速と同期して株式市場の下落を招いた。しかし、それはFRB議長ベン・バーナンキが流動性危機に対抗するために、ZIRP(ゼロ金利政策)とQE(量的緩和)として知られる異例の政策を開始する前のことだった。

それは上手くいった。世界の株式市場はその間下落するどころか、金融流動性と債務が歴史的なレベルに増加したために舞い上がった。その結果、投資家は貯蓄への最低利子を受け入れない限り、実際は株式への投資に向かわざるを得ない形となり、それが資産バブルへと導いた。2018年後半にドラッグ(低金利とQE)が手に入らなくなると投資家はパニックに陥った。だがその後、FRBと中央銀行は新たにZIRPのラウンドを開始した。そして2月にパンデミックが解き放たれた時、株式市場は血を流した。QEが復活し、流動性と債務が急増し、投資家は再び株に戻ってきた。これが土星と、その後に木星が冥王星とのコンジャンクションを形成する2020年1月~11月のことだ。

  このコラムの目的は、経済・金融市場の現象をジオコズミック研究と関連付けることだ。 では、これらの市場サイクルに歪みが起きる期間に共通するジオコズミカルな特徴とは何だろう? 冥王星だ。冥界を統べる惑星の神は、欲した結果を達成するための借金と操作介入(金融工学)の両方に関連付けられる。外惑星へのハードアスペクトにおいて、それは 1)世界の負債の歴史的な増加 2)借り入れの必要を生み出す世界の政府の財政的不始末 3)金融市場に介入し、株式と(または)証券資産の需要を操作することで拙い財政政策を補正しようとする中央銀行サイドの努力と合致する可能性がある — そして21世紀においてはまさに合致してきた。

  このサイクルにおける最後の木星・冥王星のコンジャンクションは、2020年11月12日に起きる。きっと政府はまだ何兆ドルもの金額を刺激策に費やし、中央銀行が金融の流動性を高めることでこれに対応するよう誘導し、株式とおそらく国債などにまた新たな資産バブルを起こし続けるだろう。冥王星が木星に対する影響力のオーブ圏内を離れ始めるにつれて — 米国大統領選の後で — 彼らがこういった拡張的な金融活動を抑制し始めるなら、皆さんは次に何が起きると予想するだろう? ちなみに2021年に展開する次の重要なアスペクトは牡牛座の天王星と土星のスクエアだ。 

  願わくは上記の説明が、暴落前の高値をつけた2月12日〜20日に私達が発信した売りシグナル以来、株式市場において有利なリスク/リターンのポジション取引を行うのが困難である理由の説明になっていればと思う。つまり下落局面の安値を買おうとしないのではなく、サイクルが完了した時に通常ならつけるべき目標価格の水準まで下がっていないということだ。それでもこれは、ジオコズミックとサイクル研究の両方に見られる歴史的パターンに基づく私達の長期的見解に変化をもたらすものではない。

  これらの研究に基づいて、私達は再び深刻な下落が起きることを予測し続けている。だがそれと同時に私達は、政府の抑制なき財政政策を可能にし、ついには再び深刻な暴落をもたらすよう運命づけられたかのような資産バブルを生み出すFRBの意志に逆らいつつも、上流へ上流へと河を遡行している。下落はおそらく、中央銀行が正常な状態に戻ろうとすればすぐに始まるだろう。2020年の土星・冥王星コンジャンクトに基づいて『フォーキャスト2020』で詳説したように、今年は長期金利サイクルが底をつける時期に入っている。これについての分析は、当然ながら3ヶ月後に発刊予定の『フォーキャスト2021』にてアップデートする予定だ。

その間にも、私はどの市場についてもサイクルやジオコズミック研究との相関性を断念したり見限るようなことはないし、今後もあり得ない。商品市場や通貨市場では非常にうまく機能しているし、FRBや他の中央銀行が財政の不備を補完する金融政策の手を緩めれば、すぐにでも株式市場に戻ってくるだろう。これは歴史を無視する人々についての格言だ。『彼らは過ちを繰り返し、似たような結果を経験する定めにある』

  資産の価値を味わうべき時と、その資産を護るべき時がある。前者は2020年3月23日から始まった。だが、後者もそう遠からず訪れるかもしれない。別の角度から見れば、安値で資産を購入する時期はまだ来ていない。しかし、多くの人々が予想しているよりも早く到来するかもしれない。いずれかの時点で、再び「現金」が王位に着くだろう。だがどの通貨でどの程度の価値を保持しているか? 私達はこれを来たるべき『フォーキャスト2021』で詳しく論じるつもりだ。







訳文ここまで
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hiyoka_blue at 20:52│Comments(0)│ │金融アストロロジー 

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