レイモンド・メリマン 週間コメント・番外編【金融アストロロジー】レイモンド・メリマン 週間コメント9/21【金融アストロロジー】

September 16, 2020

🌑9/17の新月―みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)

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    新月は前回からの課題を経て、次の新月までの約1ヶ月をかけて取り組む新しいテーマが開示される時。 そしてこれは生まれた星座に関係なく、地球に生きるわたし達みんなに平等に降り注ぐエネルギーです。わたし達はこのエネルギーを使って日々、自分なりに考え行動していきます。その現れはひとの数だけ様々ですが、やがてはお互いに影響しあいながら、社会・国・世界の潮流を作っていきます。これは言い換えると、わたし達を取り囲む「空間の雰囲気」です。星読みの世界から見れば、誰もがその中で生き、そのテーマに呼応して・・(素直になったり、反抗したり、無視したりしながら・・)自分なりの人生を創造していると言えます。 その意味でも、刻々と変容していく惑星エネルギーの流れをおおまかに知っておくことは、きっと何かの役に立つのではないでしょうか。
    例えば... シンボルの光景やキーワードを覚えておくだけでも、何かに迷った時の指針になるはず。ではでは今月も行ってみます!(^_-)
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★新月タイムスケジュール★
願い事やアファメーション、ヒーリング・メディテーションなどしたい方は、もし可能ならこの時間帯に合わせてみてください。エネルギーの高まりを感じとれると思います。(^_^)

【地方平均太陽時: ソーラータイム(LMT) 】
東京・関東ローカルで  9月17日20:23前後、北海道周辺で 20:29前後、関西方面(日本標準時ならこの時間)は20:00頃、沖縄周辺では19:32前後に乙女座 25°00’ で新月となります。


前回の新月のテーマについてはココをご覧ください。
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サビアン・シンボルによる【 新月がもたらすテーマと挑戦 】
*ここではデーン・ルージャー(ルディアー)版やマーク・エドモンド・ジョーンズ版の解釈ではなく、透視家エルシィ・ウィーラーの伝えた象徴の言葉をそのまま書き写した「オリジナル版サビアン・シンボル」を使ったブレイン・ボヴィの解釈を参考にし、アスペクトを加味して読んでいます。
*テーマはひとつの意識の流れを表したものです。この流れは順不同に現れたり循環したり、ひとつだけ突出して感じられる場合もあります。また、解釈の内容はその時々のアスペクトを意識しながら抽出しています。


【太陽・月♍️ 乙女座25°~26°― 発効期:9/17~10/16 】

→🌑🌞“Flag at half-mast”
   『半旗
    ↓
→🌑🌞“A boy with a censer”
   『振り香炉を持つ少年

【新月のテーマがもたらす雰囲気と挑戦(順不同)】
※ひとによっては数日前から前倒しで感じられると思います。
※今回は新月から満月を経て次の新月まで共振し続けるキーワードを抽出しています。
※シンボルは多くのテーマをはらんでいます。沢山の中からこころに引っかかるものがひとつでもあれば、それが鍵になるかもしれません。

 
→★「現実」が常に移ろいゆくものであることを柔らかく受け止める
→★すべての物事や気持ちが端境期、または過渡期にあることを意識する
→★どれほど周囲が変化しようとも壊れることのない聖なる場を自己の内部に見る
→★新しい創造の時は常にいくばくかの哀しみをまとってやって来ることを知る
→★心身ともに断捨離願望や余計なものを全て捨て去りクリーンにしたくなる傾向
  体への顕れとしては清浄な食物や食の衛生が気になる(過度なケースも)
    または消化器系の過敏な働きに顕れる可能性
→★新たに開かれた戸口の前で怖れや不安が生じて立ちすくむ(思考麻痺に注意)
→★敬意と信頼をもって心を鎮めながら刷新の過渡期を過ぎ越していく必要
→★一見ありふれた物事に対して驚くほど沢山の異なる解釈が生まれる
→★それぞれが識別する世界の違いによって明確に分かれていく道
→★匂い、香り、臭気、または揺れ動く物体に関わる強力な反応
→★何かを護るために(または攻撃の機をうかがって)煙幕をはる
→★慣れすぎて淀んでいた空気を一変させる密やかな影響力の拡がり
→★未来を一定の方向に導く「力」としての「残り火」を温存しておく
→★どうしても動かない物事、不可能な物事を実現しようとする衝動
→★鋳型にはまらない精神だけがまだ形を持たない未来を見ることを知る…→         

★エネルギーのポイント:

前回の新月『温故知新 ― 区切りをつけ、戻り、受け入れ、刷新する』
             ↓
今回の新月『半透明のトンネルの中を心眼を用いて歩く』
                               

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★9月新月のサビアン・シンボル★

今回もサビアン・シンボルのテーマからいってみます。以下のテーマを頭に入れて、アスペクト編を読んでみてね。


🌑 新月のベース・シンボル:
   乙女座25°『半旗』(Flag at half-mast)

  この新月のベースとなるシンボルは『半旗』。半旗といえば、一国の指導者や歴史的功労者の死去、または戦争や大きな災厄の犠牲者を悼む証しとして国や機関の建物に掲げられる国旗/旗のことです。半旗はその目印として、ポール全長の半ばまで旗を揚げる形を取ります。


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  なので「半旗」ということばからすぐに想起されるのは、やはり「死」や「災厄」「喪失」といったイメージではないでしょうか。そして、たぶんその手の出来事も暗示される兆候のひとつとしてはあり得るかもしれません。けれどこのシンボルの本質は、もっと別のところにありそうです。

  「半旗」は公的な掲示物。それは「喪に服している」ことを一般のひとびとに認識させ、普遍的な敬意を払うことをあまねく知らしめるための目印です。そしてこれに使われる「旗」とは、その国、社会、または宗教的なアイデンティティの象徴であり、公共の場で「何かを皆に呼びかけるもの」。よく「旗色が良い・悪い」という言い方をすることがありますね。英語では『with flying colors』で「見事な成功を収める」という意味になりますが、これは「勝利の旗をはためかす」という光景から来たことばだそうです。

では旗色が良くて見事な成功を収めたとき、その旗が半分の高さにしか掲げられていなければどうでしょう? 成功の印としては地味すぎるかもしれません。けれどもしかしたらそれは、個的なプライドと社会的な敬意とのバランスを見計らった上で計画された、ある種の「広報」のあり方かもしれません。あるいはもしかしたら、告知していることが実はすべてではないことを匂わせる見せかけのショーかもしれません。


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  半分の高さ、半分の深み、半分の行程... そして明確なアイデンティティを示すはずの旗を、通常の半分だけ掲げることを通じて行われる告知。「半分」とはいったい何を象徴するのでしょう? それは何かを宣言しているようで、本当はその後ろ側にまだ明確でない多くの物事が入り混じっている状態なのかもしれません。

B.ボヴィはこのシンボルを解説するにあたって、英国に古くから伝わるマザー・グースの童謡『ヨーク大公』を例に挙げていました。


Nursery Rhymes By Kids Baby Club - Grand Old Duke Of York

おぉ 偉大なヨーク公
率いるは一万人の兵士達
山の頂上まで行進させて
山のふもとまで降ろした
頂上にいるときは  上にいる
降りたときには  下にいる
半分だけ登ったら 上でも下でもない ♪


  そう、これが『半旗』の核心。だとしたら、これは全ての物事が、何をどう見るか?という知覚と尺度にかかってるということではないでしょうか。
またB.ボヴィはこうも言っていました。

『ここに水を半分注いだグラスがある。ではグラスは半分空っぽなのか? それとも半分満たされているのか?』と。

ならばそれはこんな問いにも繋がりそうです。今は「まだ」なのか?「もう」なのか? それとも「まだ」でも「もう」でもない... そんな時空にわたしはいるのか?


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  うーん、これをもっと深く理解するためには、まず対向し補完しあう魚座25°のテーマを覗いてみるのが手っ取り早いかもしれません。そのシンボルは『聖職の粛清』です。む。これもなんとなく穏やかとはいえない響きだけど...?


魚座25°『聖職の粛清』(A purging of the priesthood)


  B.ボヴィによれば、「聖職」とは神の調停者として奉仕する長老達が負う役割、または役職を指すのだそうです。つまり「聖職」とは、聖なる奉仕という宗教的な目的を第一義とする集団の、内部構造の核となる組織です。その一員として任命されるということは、 “神性を仲立ちする者” として礼拝するひとびとの共同体に奉仕することに他なりません。なので “聖職の粛清” というと、その長老階層の秩序になんらかの乱れが生じているとき、それを “清める” というイメージになります。「粛清」”purge”とは、不純物を取り除き、清める行為を意味します。


priesthood


  ローマン・カトリックの教えでは、死後の世界に「煉獄」という領域があるとされています。それは、魂が十分に浄化され天に召されるために必要な、一時的・中間的な状態、またはある領域のこと。そう、クレンジングの場です。たとえば北米インディアンのスウェットロッジにも見られるように、こうした概念はほとんどすべてのスピリチュアルな伝統に共通しているのではないでしょうか。魂がある段階からもうひとつ次元の異なる世界に移行するには、過去に蓄積してきた「罪」または「観念」の浄化を必要とする...。「浄化」は、ひとりの人間やひとつの組織、集団に対し、新しい領域に向かって再生し、再活性化していくことへの促しとして起きてくる ― または ― 起こされる経験なんですね。

  ここで、ひとつ手前の度数である魚座24°の『人が住む小さな島』というシンボル、そして乙女座24°の『メリーと白い子羊』というシンボルの両方から想起される、「時が経つとともに外界との接触を失って自己完結している孤立した集団 」のイメージを思い描いてみましょう。小さな島の中で慣れた関係性に安住しつつ、遠い海原を眺めて理想の異国を夢見るのもいいでしょう。けれど現実のパラダイスはどこにも存在しません。無垢なメリーと真っ白な子羊は、汚れの無い純粋さの象徴です。けれど、すでに1°進んだこの位置では、メリーはもうすぐ学校に行き、成熟することを学ぶ必要があります。片時も離れなかった可愛い子羊を置いて、新しい冒険に出なければならない時が迫っています。


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  太古から続いてきた神と人類との仲介者、聖なる長老達。…彼らの組織は長い歴史を刻みつつ大いなる権威を維持する中で、多くの部分が疲弊し、硬直してしまいました。今は全てを洗い流し浄めるときです。だからこそ、組織を解体し、相応しくない者達を外す必要があるのかもしれません。それは立場の喪失、根本的な変化、そして象徴的な死 ―「半旗」と重ね合わせることが出来ます。

よくひとは世の中の出来事や風潮を嘆いて『○○はもう死んだ!』なんて言います。翻る半旗を見て、わたし達は哀惜の念に打たれるかもしれません。あるいは怒りに震えるかもしれません。けれど、それこそが季節の変わり目です。この世界に存在する一番の驚異とは「無常」であること。機関や制度の変化も、人生上の立場が変化することも、罰でもなければ報いでもない。今、全てを再編成する促しが来ているだけ...。

今というときは、上でもなければ下でもない。純粋な、半分。半分は空っぽで、半分は満たされてる。でもひょっとしたら、そのどちらでもない...。決めるのは、誰?


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  花が落ち、葉が枯れたなら、わたし達はいったん種となり、根っこになります。そして時が至れば再び芽を吹きます。そのときが来たら... もしかしたら、今はまだ想像もつかないような花が咲き、大きな果実が実るのかもしれません。その可能性はいつでも、誰にでもあります。

だってその可能性は、わたし達が真っ暗な土の中に在るとき、自らの意志で決めるのだから。

 

 じゃ、メイン・シンボルのテーマは何を告げているだろう? 早速見てみましょう。


🌑 新月のメイン・シンボル:
  乙女座26°『振り香炉を持つ少年』(A boy with a censer)



  『振り香炉を持つ少年』。これは、お香を焚くための器を手にした少年を描いたシンボルです。彼が持っている香炉とその中で焚かれるお香は、神の臨在に備えて聖なる雰囲気を醸し出すために使われるもの。そして「振り香炉」とは金属製の鎖で吊り下げられた器で、キリスト教の典礼などに使われるものです。


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  わたし自身は教会の礼拝で使われるお香の香りを知らないので、それがどんな感じかはわかりません。でも一般に使われるお香にしても、香水や入浴剤にしても、あるいは森林や草花の自然な香り、あるいは食べ物の香りにしても、“匂い” にはそれぞれに特有のインパクトがあります。それはわたし達の嗅覚を、心地よくも ときには悪くも刺激して、特定の記憶や感覚を呼び覚まします。それはそのひとそれぞれに特有の体験に結びついた、ことばになる以前の「何か」。こころの内に、または体の反応やある種の衝動として、それは突然に目覚めます。

  また儀式に使われるケースでは、お香は邪を祓って空気を浄化し、ある特別な雰囲気を呼び起こすために使われます。それは「神聖な存在」を感知し、ひとびとの意識を開いて特定のスイッチを入れるためには欠かせない道具です。

一方、英語で「お香」を指す “incense” は「興奮させる」「怒りを煽る」という意味でも使われます。けれどこのシンボルのお香が持つ力はそんな派手な効果を狙ったものではありません。それは閉ざされた小さな炉の中で、静かにくすぶっています。お香とは、質・量ともに一定の効果を狙って調合された白熱の燃えさし。それがゆっくりと穏やかにくすぶり続け、ただ ひたひたと拡がって、やがてはその空間を満たし、包んでいくんですね...。


incense


  ここは教会。今 何か大切な儀式が行われているようです。祭服をまとった少年がひとり、祭壇の前で香炉をかかげ、その場を浄めようとしています。まだ幼さの残る少年は、少し緊張しているのかもしれません。慣れない手付きでゆっくりと香炉を振り始めます。その香りは彼にどんな感覚をもたらすでしょう? 

典礼奉仕の経験を何度も積んでいるなら、それはいつもの...でも特別な香り。その空間を神のおわす場に変え、参列者のこころに聖なる火を灯す香りを運ぶ。それは神に仕えることの誇りと神聖な歓びをもたらしてくれる香りかもしれません。

でも、もしそれが彼にとって初めての経験なら? あまり嗅いだことのない、異質な香りだったら? 彼の中には喚起されるべき聖なる思い出もなければ、明確な感情をともなった記憶もありません。もしそうなら、お香が持つ特有の香りは彼が始めて体験する刺激的な「異臭」に過ぎません。もしそうなら、少年は『なんか煙くてクサイ匂いだなぁ..』なんて感じるかもしれません。それに、香りの成分がもし彼の体に合わなかったり、彼がただ命令や指示によって務めを果たしているだけなら...それは耐えがたい匂いを嗅いで気持ち悪くなった経験として、彼のこころにインプットされるかもしれません。それに...もし、教会に集うひとびとの中に初参加の異教徒が混ざっていたとしたら。彼らにはそれがこころを惑わす怪しげな煙と感じられる可能性も...ないとは言えないかも?


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  ではここでメインのシンボルを補完する(または向かっていく)180°対向の度数、魚座26°のテーマを見てみましょう。


魚座26°『その影響が多岐に分かれる新月』
(A new moon divides its influence)


 
  『その影響が多岐に分かれる新月』とは、天の球体=月が地球から見て最も輝きを失う瞬間に生じる「異なる視点」や「印象」「インパクト」をイメージしたことばです。「新月」とは太陽と月の1サイクルが終わり、新たなサイクルが始まるとき。月が地球と太陽の間に割って入り、地上には月の「夜」の顔、つまり影になった部分を見せます。それは新しいエネルギー、新しい「意図」のいのちが生まれる瞬間です。

また月の満ち欠けにおける「新月」という局面は「物事の始まり」であり「種を植えるとき」であり、「光明や希望への道程」そして「何かの兆候」が生まれ育っていく過程のスタート地点とされています。また原文に使われている “influence” ということばは「影響力」「支配力」という意味を持ちますが、これは新月が持つ「ある特定の効果を生み出す力」または「人間のこころに作用して一定の方向性を与える力」の大きさと重要さを、当然のこととして示唆しているように思えます。

ならばこのシンボルが言う『多岐に分かれる』というのは、毎年毎月グルグルと巡っていくように見えるそれぞれのとき、それぞれの新月が、実は人生で二度と経験することのない瞬間であること、そしてそれぞれの瞬間を、誰もが同じように体験したり感知したりすることはない...と告げていることになります。


influence


  その支配力も、いざなう方向も、一期一会の新月が放つ、ひとつの大きな力。けれど、その影響下にあって誰もがそれぞれに異なる意志を持ち、異なる経験を選んでいく...。とはいっても多くのひとは、新月の存在など意識さえしないかもしれません。けれど月がもたらす闇、そしてまだ色を持たない ― 未生の情報 ― の宿りは、他の惑星達がもたらす刺激と絡みあいつつ、とても密やかに... けれど確実に... わたし達ひとりひとりがそれまでに紡ぎ上げてきた物語と溶け合い、その後1ヶ月を彩る新たなテーマを「わたし」と共に “創造” していきます。

  だから新月がもたらす影響のあり方は本当に千差万別。ひとつのテーマがひとにより、あるいはそのひとが生まれ持ったホロスコープという翻訳回路を通して、様々な心理や体験となっていきます。どれひとつとして同じ経験はありません。そしてわたし達が人間である以上、ひととして体を持ちこの地上に生きている以上、そのテーマや影響力を受けて何を「見る」のか、どんな観点を選択し、使っていくか(使われるのではなく)はわたし達自身の手に委ねられています。

ときにわたし達は「他に道はないんだ」なんて言います。でもそれは、他ならぬわたし達自身が「それ」を選択したから。そのとき、他の道を未生の影として消したのは自分自身だから。だからきっと、他に道はない。でも、選択し直すことは出来る。無数の惑星グリッドの囁きと、太陽がもたらす「この世に在らしめる力」を一身に引き受けて生み出される月のテーマの下で、それは自分自身が決めていくことです。ならば今、わたしはどうするだろう? あなたはどうだろう? 


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  少年が掲げる降り香炉から漂ってくる香り。それは、そのときどきの新月が生み出す影響力に似ているかもしれません。その力は、いつも強烈に燃え上がるとは限らない。目に見える火炎ではないかもしれない。それでも常に流れ、くすぶり、注ぎ込まれ、無意識のうちに内面に拡がり、外界を覆い尽くしていきます。そしてわたし達は皆それぞれに何かを呼び覚まされ、反応し、それに呼応した物事が起こるたびに、その都度小さな選択を重ねていきます。

  最初は気付かないほどゆっくりと何かが変化していく。そしてあるとき、突然 何事かに出会う。目に見えない香り。白熱し、くすぶり続ける何か。予感。

それは誰かの切なる想いかもしれないし、純粋な奉仕のこころかもしれない。あるいは、わたし達が互いに刺激しあいながら生成し続ける、うつろいやすい現実の幻かもしれない。いえ、もしかしたらそれは「あなた」や「わたし」が生きる、人生の「場」そのもの。そしてそれはきっと、不可能を可能にしようと懸命に頑張っている わたし達ひとりひとりの意志の行方なのかもしれません..。


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  最後に余談として。今回の新月が起きる乙女座25°台は、1995年3月20日にオウム真理教が起こした「地下鉄サリン事件」直前の満月の度数でもあります。また米国では、太陽がこの度数にあった2016年9月17日にマンハッタンとニュージャージー州で爆発物事件が起き、ミネソタ州ミネアポリスのショッピングモールでは連続無差別刺傷事件が起きるなど、同じ日のうちに3件の重大事件が重なったことから、イスラム国関連のテロではないかと話題になりました。

もちろん だからといって、この度数で起きるルネーションが常に大きな事件と関連するわけではありません。稀有な惑星間アスペクトやその他、考慮すべき要因は他にも多くあります。ただ、サリンという神経ガスが散布され、それがまん延していく様子、それにまつわる宗教的な要素やその後の社会への様々な影響力は、シンボルの香炉から漂う煙のイメージと奇妙に重なる点があります。また、サリン事件当日の太陽のシンボルが『プリズム』—分光 — というのも、今回の裏のメイン・シンボル — 影響力を分かつ新月 — と呼応するテーマをより鮮明に描くものとなっています。これは、実際に起きる物事の中にシンボルの構図や絵柄との不思議な共通点がみられる点で、サビアン・シンボルの興味深い事例のひとつだと思います。


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  そして今。火星は逆行中だし、厳しいアスペクトはこれからもしばらく続きます。なのでこの新月期(満月期を含む)もまた、日本を含む世界のどの地域でも、テロや政変、スキャンダル、ひとの心理(特に怖れと怒り)を操る噂話やフェイクニュースの流布、観点の相違から生じる大きな衝突が拡がっていく状況が拡大する可能性は大きいでしょう。暮らしていく上で、注意と警戒は必要です。

でも、こころをかき立てる情報の数々に踊らされることなく。どこからか漂ってくる、うっとりさせる香料や嫌な匂いに惑わされず。「山あり 谷あり」なんて言うけれど。上か? それとも 下なのか? いえ、聖なる「半分」の今に在って。

こころ静かに心眼をひらいて。今の自分が出来ることを無理せずに。一歩ずつ、大切に歩いていければ..と思います。

自分だけの香りを感じ、それだけを、大切にしながら...。



eso1109a



  では星模様&チャレンジに行ってみましょう。以下の惑星アスペクトの様々な顕れの底には、サビアン・シンボルに示された新月のテーマが底流として息づいています。そんなことを頭に入れつつ、読んでみてね😊。


★9月新月の星模様とチャレンジ ★
(主なアスペクトとスケジュールざっと)


ASC:牡牛座16°37’
MC:山羊座29°27’

・新月図の骨格をなすASCとMCの位置は、「あれをやろう、これをしよう」と考える表層的なマインドと意識の奥に潜在する願望が葛藤を起こすような感じがある。けれど、今は些細なことには目をつむり「何をするのか(しないのか)」「何をしたいのか」について、その本質だけを見つめていくとき。「描く」力は強くなりそう。

新月が月のノード軸とスクエア 
月のノード軸をエリスが調停
・ひとによっては、今まで回り道して避けてきたような物事が還ってきて直面せざるを得ない、なんて状況も考えられる。いずれにしても、まだ道は半ば。古いカサブタを剥がし、新しい皮膚の生成を促進するべきときが来ているのかもしれない。

新月・土星・火星がラーニング・トライアングル
新月・ニッポニアから火星にYOD
新月と天王星がセスキスクエア
 (Sノードと新月からクァドリフォーム) 

月と火星がパラレル
火星R(とサウロン)・イクシオンがトライン
水星・木星がスクエア
金星とイクシオンがセスキスクエア 
パラスとネッソスから金星にYOD
フォルスとセレスがセクスタイル 
・この新月は気付かないうちに互いのサイキック・エネルギーの影響を受けやすい位置なので、その点は要注意。皮肉や底意地の悪い物言いには気をつけて。他者との間に適切な境界線を引くか距離をとって、互いのスペースを大事にするといいかも。火星逆行のツイートでも触れたけれど、今は土星も逆行中できっかけが掴みにくいかも。でもその土星も29日には順行するので、少しはいろいろなイメージがハッキリしてくるかも。とりあえず、踏み込みすぎないこと。また集中して動くときと、ゆったりくつろいでたまに贅沢を味わうときのバランスをこころがけたい。全体の流れはまだまだ途上。今はストレスの軽減がとても大事なので、欲張りすぎはNGね。植物の世話やガーデニング、部屋の整理には良い期間。

また、出来るはずのことが出来なかったり、不可抗力の邪魔が入ったりする場合も。その場合は結果にこだわるよりも、とにかく今出来ることを、今出来るやり方でまとめあげよう。そこから自分なりの新しい発見があるかもしれない。性急になりがちなエネルギーも強いので、「ひとが話している内容」「書いてある文章」など、注意深く対応する必要がありそう。全体に、コミュニケーションでは「自分に都合よく話を曲解する」とか「聞いているようで聞いてない」「文脈を理解する力が不足する」など、自分本位の性急さが目立ちそう。浮き足だってつい安請け合いしたり、イエス・ノーを曖昧にしたり、脊髄反射で突っかかったりするのはいつも以上にトラブルのもと。

またこの時期に会話や文章でなんとなくモヤモヤを感じたら、何が話されているのかをよく考えて確かめてみよう。原因は隠された文脈の中に潜んでいるかもしれない。詐欺メールの類いにも要注意かな。落とし穴に嵌まらないよう、信頼も、賛同も、そして否定するのも、慎重に。良い出会いや物事の解決はその後でやってくるから。


★主な惑星スケジュール

9月22日:秋分
9月24日~26日:月がOOB(アウトオブバウンズ)
9月29日:土星が順行(火星・土星スクエア)
9月30日:火星・土星がスクエア
10月1日~4日:火星・エリスがコンジャンクト
 (月とBMリリスが通る)


10月2日:牡羊座9°08’で満月!

10月4日:冥王星が順行
10月9日〜11日朝:月がOOB
10月11日:火星・冥王星がスクエア

10月17日:天秤座23°53’で新月!

ふぅ。こんなところかな...。今回はスケジュールの詳細は省きます。大体の象意は火星逆行についてのツイート内容と重なることが多いけれど、何かあればまたお喋りするかもしれません。

さぁ、もうすぐ新月。大切な過渡期。

みんなそれぞれに、きっと美しい新月期となりますように!!


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have a great trek!!!★


hiyoka(^_^


この記事へのコメント

1. Posted by サラ   September 18, 2020 16:59
hiyokaさん

こんにちは^^

ココはいつも静かでホッとしますね〜(笑)

>この新月は気付かないうちに互いのサイキック・エネルギーの影響を受けやすい位置なので、



hiyokaさんがよくおっしゃる”サイキック・エネルギー”ってどの様に捉えたら良いでしょう?


今回の新月には逆行火星とエリスが150度?+逆行土星が90度?
この辺りを読んでいらっしゃるのでしょうか。



今現在の風潮ですと『リアル』<『オンライン』に傾きがちだと思われるのですが、実際にリアルでお話するのとオンライン(バーチャル)上でのやり取りを比較すると、リアルなら感じられるある種の微妙さがオンラインだと感じにくいんですよね。



私たちって有機生命体なのである意味とっても曖昧でアナログな存在だと思うのです。ところがオンラインになりますとどうしてもデジタル信号でのやり取りになってしまうのではないかと。


そのデジタルなフィールド内で互いの"サイキックエネルギー"で認識し合うというとしたら、それってどんな世界なのかしら。。

或いは、もしかしたら自身が発する言葉や文字のエネルギーを相手を通して今一度確認してるのかしら?

なんだかひとり禅問答してるみたいで、謎は深まるばかりです..。
2. Posted by hiyoka   September 19, 2020 20:02

サラさん、こんばんは。

サイキック・エネルギーについての記述ですが、今回の場合は新月が起きる乙女座第3ディーカンの度数が持つとされる特質です。これは対向の魚座の最終ディーカンとも呼応するもので、ともにナチュラルハウスで言えば6室から7室、12室から1室的なニュアンスへの大きな転換が控える領域になります。言い換えればそのサインの旅の完成=「終わりの始まり」「終わりの終わり」を象徴していて、多少不安定になりやすい感じでしょうか。このあたりでは一時的に自分自身の領域が弱まる=防御壁が薄くなりやすい=「外からの影響力(雑多な人間の想念を含む)を受けやすくなると言われます。その一時的な不安定さは、もしかすると次の段階(経験)へ移行するための必然的な条件なのかもしれませんね。(同じミュータブルサインの双子座・射手座軸でも終わりに近いほどある種の不安定さは出て来ますが、ニュアンスはまた異なりますし、サビアン・シンボルにもよく見るとその特徴が出ています)。

確かにリアルとオンラインでは異なりますよね。また個別のメールのやり取りとSNSで流れてくる文言との間にも微妙に違いがあるように思います。

ただ、結局は長短入り混じった文章と(もし付随していれば)画像や映像でのやり取りは、受け手側の判断力や読解スピードの問題に帰結するのかもしれない..とも思います。発信者にまつわる情報がリアルより少ないぶん、瞬時に行間をふくめて感じ取る必要がある。それは短編小説や詩、4コマ漫画やアニメを味わうのに似てるけど、もっとスピードを要求されるという。 ...

3. Posted by hiyoka_続き   September 19, 2020 20:09

...作者のことは知らなくても作品は作者の一部だとすれば、それを目にしたとたん、どんな影響を受け、どう感じるかが受け手側の全て。仕事上のやり取りなら余計なこと抜きに事実が的確に伝わってくるか?とか。何かを薦めたり訴える文章なら、論理的に読解してみた結果どうなのか?とか。詩情あふれる内容なら、自分の中にどんな連想が生まれ、そんな感情を抱くか?とか。好悪を含めた一瞬の感覚だけど、その中味は一瞬の論理的解釈を通して生まれるものの比重が大きいのかも。

で、結局は刺激を通して自分自身を見ることになるけれど、ただ判断材料が少ないだけで今のところ、リアルでも実は同じことかもしれません。ただデジタルのほうが受け手側で補完するデータの割合が大きくなるぶん、左脳的経験値の問題に左右されそうかな。なので発進側にしても、思わぬ反応が返ってきたりするわけですが、オンラインではある程度の見切りも必要になるでしょう。でも、一概にそれが悪いわけでもなく、相手がサイキックな猛者なら実際に会ったせいでより深く惑わされてしまうときもあります。

また映像にしても、今は大抵の景観がCGで再現出来るし(まだ違いははっきりわかるけど)、今後どんどん精度も本物に近くなり、匂いや味わいまでも再現出来る技術が当たり前になりそうな勢い。人間の脳をAIに直結する研究も進んでいるようですし、デジタル技術はリアル社会の凄惨さや面倒さ、不都合を消す方向に行くでしょうから、それが進めばリアルもバーチャルも関係なく、確実に生物としての「失われる感覚」はあると思います。それをわたし達は「進化」と呼んできましたし。なのできっと、人間とともにリアルと言われる世界そのものが全く変わっていくのでしょうね...そしてそれに背を向けるひとびとも、もしかしたら出て来るのかな。(わたし達がそれを目撃するかはわからないけど😅)。

4. Posted by サラ   September 20, 2020 06:50
hiyokaさん、

おはようございます。
詳細な解説ありがとうございます。
>終わりの始まり」「終わりの終わり」を象徴
なるほどです。。かなり深いお話ですね。

一般市民にとってのデジタル社会へのジワジワとした移行は既にスマホが出てきた頃から顕著になってるなぁ。とは思ってました。
私は若い頃から、たまたまですが・・SEに関わる友人が数人おりましたので、ネットの危うさはMacやWin 98が世に出た頃から嫌という程・・聞かされておりました(^^;)
彼らの立場からすると、ハッキングなんてお手の物とのこと。

なのでPCの時代から、いつでもどこでも一緒に過ごすことになってしまいそうなiphoneやスマホは持たずにおりました。(今でも・・汗)

そうは言っても、ネットな社会になってしまいましたので、これも「進化」という言葉で片付けられてしまうのでしょうか。

ネットだけでなくTVで流される映像ですら、リアルなのかフェイクなのかの見極め・・大変になってきそう。
おっしゃる様に流れてくる画像は・・CG多いですよね。
ある程度その辺りの情報を知ってる方は斜に構えて見てると思いますけど、無防備なままだと目から入ってくる印象って強烈だし多分瞬時に脳に入ってきそう。。
(続く)
5. Posted by サラ_続き   September 20, 2020 06:52
AIって「人工知能」と一般的には言われてますけど、実際のところは謎だと思ってます。

ある方のお話によると、人が本来霊性を順次高めて行く道(まぁ神秘学的なお話ですが)を、すっ飛ばしてAI脳と直結することで、誰もがたやすく(次元と言って良いのかわからなけれど)現行の3次元以上の段階へ順次移行していけるとか。
欧米ではトランスヒューマニズムの話題は日本より先んじて論じられていますが、時間かけても霊性を高める道を選ぶかAI合体して?未来の世界を見るかは個人に委ねられていると思ってます。


子供の頃、機械の体を欲しがって旅する少年の旅を描いた「銀河鉄道999」というアニメーションがありましたが、この時代になってみると、作者さんは当時何かを星々から既にインスピレーションを受け取って描かれたのかなぁ。などと思ってます。

>(わたし達がそれを目撃するかはわからないけど😅)。

できることなら、私は目撃者のままで今生を終えたいと思うのですが、果てさてどうなることやら。。。

いづれにしてもトンデモナイ時代に生まれてくることを選択したことにはっ間違いなさそう(笑)
6. Posted by hiyoka   September 21, 2020 00:39
「機械の体」…銀河鉄道999… そういえばそんなアニメがありましたよね。これからは電子の体になるのかな? その時代のひとびとにとってそれが至高の幸せなら。そしてそうなることで、電子という存在の在りようもまた変容していくのかもしれません。「MATRIX」という映画は人間全体が仮想現実の世界に繋がれてそれをリアルだと思って生きているという世界観でした。そして、そこから醒めて現実に生きようとするひとびとの戦いのお話でもありましたが...。

わたしがときどき使う「惑星グリッド」ということばのイメージは、あの世界と少しだけオーバーラップしているかもしれません。それは、天空にぎっしりとひしめく大小の星々がその都度、その一瞬ごとに精緻に織り上げていく仮想現実をそれぞれが自分なりに受け取って、無意識のうちに(または意識的に)体験していく世界とでもいうか。そう仮定すれば、それはマトリックスの世界とも重なるし、とても高度なRPGゲームだとも思えます。惑星グリッドに操作されるか、キャラであるわたし達自身が操作するのか? それとも互いの入れ子状態なのか?という違いはあるとしても。

でも映画みたいにそんな世界から自由になったひとに出会ったことはないし、自由になりたいと思うひともあまりいないでしょう。それに人間であり続ける以上は自由になれるとも思えません。けれど...一種の「破れ」みたいなものをかいま見ている感じもあります(錯覚の可能性は大いにありますが)。いずれにしても意識的な選択を行うなら、まずはシステム自体を知っていかないと何も始まらないよね...なんて(^_^;

あ、わたしも今年の春までガラケーを使ってました。でもとうとうiPhoneに。で、好奇心で早速いろいろ入れてみたけど、あまり使ってません。だって本気で使い出すとキリなくなりそうですものw。 

トンデモナイ時代w。ほんとうに、そうかもしれませんね.. 😊

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