レイモンド・メリマン 週間コメント2/22【金融アストロロジー】 🌑3/13日の新月―みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)

February 28, 2021

レイモンド・メリマン 週間コメント3/1【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2021年3月1日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されるそうですので、そちらもぜひご覧ください。 翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。
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今週は≪先週を振り返って≫ の一部と≪短期ジオコズミクス≫を掲載します。
来週のコラムはお休みします。🙇‍♀️


≪ 先週をふり返って ≫

  “ジェローム・パウエル議長の言葉が与える安心感の効果はここまでだ。パウエル米国連邦準備制度理事会議長が2日間にわたり議会で心配することなど何もないと論じてからたった1日後の木曜、金融市場は突如として心配すべき問題が沢山あることに気付いた。10年物国債利回りが1日にして11月以来最大の上げ幅を記録し、1年ぶりの最高値水準に達したことが原因で株式市場は急落した。”

— “The Markets and Mr. Powell”
  Wall Street Journal Opinion page 2021年2月26日付

  “景気回復の強化を示す新たなデータによる利回りの急騰と米国債売りの波が木曜、株式市場を襲った...投資家はより急速な経済成長とインフレが予測される時に国債を売却する傾向がある。もし利回りが上昇し続けるなら、株式市場を圧迫する可能性がある。”

— Sebastian Pellejero and Sam Goldfarb
  “Treasury Selloff Intensifies”
  Wall Street Journal 2021年2月26日付


  水星は先週末に逆行のサイクル(1月30日〜2月20日)を終えた。土星は2月17日、天王星に対する1/4サイクル(11.25年)となる3回のスクエア形成のうち最初の回を完了した。世界では、これら2つの宇宙的イベントが起きた1週間のうちにほとんどすべての株式市場がピークアウトし、先週末までに激しい下落をみた。

この突然のトレンド転換は、この2つのジオコズミック・サインが持つ力学に沿ったものだ。しかし、水星に関わる逆行と順行、それにともなう滞留への共時性については先週のコラムで詳細に解説している。
“株式指数を代表とする多くの金融市場は、水星逆行前後の3取引日のうちにメジャーサイクルまたはプライマリーサイクル(の高値または安値)を形成する。それらは順行から3取引日のうちにそのカウンタートレンドの動きを完了する。私達は現在、その3日間という地点に在って、1月29日の安値からは多くの株式指数が新たなサイクルに入るか、さらに長期サイクルの高値をつけつつある。ではこれが天井なのか? 水星逆行のサイクルのみを見るなら、その可能性はある。”

  冒頭に引用したWSJの記事で述べられているように、株式市場の暴落は国債の急落が引き金となった。確かにインフレ懸念が高まれば投資家は国債を売り始める。しかし私には、市場のコメンテーター達が何かもっと大きな絵図の一部を見落としているように思える。これだけの規模の下落が起きるのは、大規模な売り手 — 大国(複数かもしれない) — が米国債の保有を解消した結果という可能性もあるのだ。国債のような市場がここまで大きく下落する陰には買い手よりも非常に多くの(あるいは大規模な)売り手を必要とする。この時期に他国が米国の金融システムに大きな混乱(天王星)を引き起こしたいと考えているとすれば、その国際政治的理由は多々考えられる。そして現在進行中の何らかの交渉事に力を及ぼす可能性がある。それは、天王星にスクエアを形成する土星の原理、すなわち政府(土星)の金融基盤(牡牛座の天王星/金融システム)の混乱(天王星)と合致するのだ。

  2月14日の『フォーキャスト2021』ウェビナーで解説したように、この金利上昇は、金利の長期トレンドの反転に相関する32年〜37年の土星・冥王星サイクルが持つ歴史的パターンを反映している。この土星・冥王星サイクルに基づくなら、金利サイクルは2020年に底を打っていることになるが、実際そのように見える。新たな金利上昇のトレンドは、21世紀半ばまで続くかもしれない。土星・冥王星のサイクルは、とある実在が望むものを手に入れるために強制的な手段を取ることの顕れともなり得る。もしそうなら、その実在は残忍かつ荒々しい行動を取る可能性がある。

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・・・以下、先週の米国株式市場を始めとして世界の金融市場の動きを追った文章が続きますが、割愛させていただきます。

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  総じて先週は注目すべき週であった。そして土星・天王星スクエアの働きと完璧に合致していた。このコンビネーションの影響力は、2021年12月24日まで続いていく。私が2021年を「逆張りの年/反逆者の年」と呼ぶ理由がここにある。今年、専門家が経済や市場について予測した物事は外れやすい。おそらく深刻な見直しが必要になるだろう。何事も予想どおりにはいかない。想定外の出来事やサプライズを念頭に入れておこう。



≪ 短期ジオコズミクス ≫

  “本当に嘘ばかりだ。トランプ氏が選挙に勝っていただの、議事堂を襲撃したのはアンティファだの、テキサス州の送電網災害を引き起こしたのは環境保護主義者だったなどなど。おっと、そしてトランプJr.は現在、「テキサス州の民主党知事」を非難しているが、偶然にもその人物は右派の共和党員なのだ。”

— Paul Krugman
  New York Times, as quoted in the Arizona Republic
 2021年2月20日付

  次に差し迫る主要なジオコズミック・サインは3月11日〜14日、自ら支配する魚座に在泊する海王星に太陽と金星の両方がコンジャンクトするという事象だ。3月13日は新月でもあり、同時に先週のコラムでも言及した水星逆行のシャドウ・フェーズが終了する日でもある。

  さて、誰もが魚座を愛している。魚座は風変わりで独特な星座宮だ。そして魚座を支配する海王星は、とてつもなく夢見がちだ。それは漂泊者、ミュージシャン、詩人、理想主義者、平和主義者、詐欺師、インチキ宗教家、セラピストやヒーラーの守護聖人と言っていいかもしれない。魚座は非常に想像力に富んでおり、それが昂じれば永遠に希望が湧いてくるような異世界の現実に生きるといった面が出てくる。それは絶望と同時に常に希望に満ちているという組み合わせなのだが、時に『カウガール・ブルース*』のようでもある。あなたは魚座や海王星的な特質を強く持つ人々を愛さずにはいられないだろう。とはいえ、地に足をつけて現実を見ようとしない(または見られない)特質は、その繊細さがわからず無限の可能性を秘めた未来が見えない人々に多大なフラストレーションを与える可能性がある。
原文 “Even Cowgirls Get the Blues” 邦題『カウガール・ブルース』:1993年に制作されたアメリカ映画。原作は1976年のトム・ロビンズの小説。大きな親指を持つ主人公の女性が社会に囚われず、ヒッチハイクをしながら自由な精神と愛を探求していくロード・ムービー (wikipedia )

  何故今、私がこんな話を持ち出すのか? それは私達が再び妄想ドラマの時間帯に入ろうとしているからだ。海王星と魚座の下では、またも多幸症に襲われる可能性がある。そして株式市場はとりたてて明白な理由もないのに急騰し始める。少なくともそこには証明可能な事実や意味をなす物事は存在しない。だが、ここで理解しておかねばならないのは、海王星と魚座が強調される期間が多幸症的な様相を示さない場合に何が起きるのかということだ。現実が襲いかかってきた時、多幸症と希望的観測の反動として起きるのは何だろう? それはヒステリーとパニックだ。

  だから心構えをしておこう。私達はこれから海王星ワンダーランドで集合的なサイキック・アドベンチャーの旅に出ようとしている。新月が魚座の海王星とコンジャンクトして起きるからだ。率直な言い方をするならこうだ。もし物事が突如として素晴らしく、予想より良く見えたなら、それは間違っている。もし物事が急激な災厄に見舞われるように感じられるなら、実際はたいして悪化しない。おそらくこの時間帯は、ビーチに行ったりストレッチやヨガにいそしんだり、あるいは良い本をじっくり読むか、iTunesやCalmアプリで好きな音楽を聴いてリラックスするのに良い時だ。

もしその代わりに何らかのトレードをしようというのなら、常に心しておくと良い。海王星と魚座の下ではとりわけ「噂で買って事実で売る」ことだ。それも、もしその時「事実」と呼ぶべき物事が存在するのなら、だが(その可能性は低い)。

  原油や大麻関連の株は、海王星と魚座が支配している。こういった分野ではきっと何らかのトレード機会を見出せるかもしれない(または別の経験の機会かもしれない)。ただし、常に合法的かつ現実的であることだ。そして自分のポジションがどんなものかを覚えていなければならない。このような惑星力学の下では忘れっぽくなりがちだが、それは高くつくし、恥をかくことにもなりかねない。また、素晴らしくロマンティックになる可能性もあるだろう。3月10日〜20日は、あなた自身の行動次第で結果が大きく違ってくることを肝に銘じておこう。この期間に無知であれば、至福に導かれることはない。だが、至福そのものが無知に繋がることもあるのが難しいところだ。だから常に覚醒し、警戒を怠らずにいよう。

そしていつも言うように、「今年の呪文」を覚えておいてほしい。


 あなたよ、
 幸福であれ
 安全であれ
 健康であれ
 そして平和であれ


これは本当に、魚座の季節にぴったりの呪文なのだから。




訳文ここまで
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hiyoka_blue at 20:56│Comments(0)金融アストロロジー | マンデーン・アストロロジー

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