🌑5/1日の新月・日食―みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)レイモンド・メリマン 週間コメント5/23【金融アストロロジー】 

May 08, 2022

レイモンド・メリマン 週間コメント5/09【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2022年5月9日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されるそうですので、そちらもぜひご覧ください。 翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。
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今のところ、不定期で時間のあるときにUPしています。
 来週のコラムはお休みさせていただきます。🙇‍♀️


≪ 先週をふり返って ≫

  “米国経済は4月に堅調な雇用の伸びを示し、金利上昇、インフレの上昇、深刻化する労働力不足、景気減速の懸念という逆風にもかかわらず、労働市場が依然として堅調であることを示唆している。労働省が金曜に発表した月次雇用統計では4月の雇用者数は42万8000人に上り、リフィニティヴのエコノミストが予想した39万1000人を上回った。これは12ヶ月連続で40万人以上の雇用増を記録したことを意味する。また一方、失業率は2020年2月以来の低水準である3.6%で安定していた。”

  — Megan Henney
    “US Economy Sees Healthy Job Growth in April as Payrolls Jump by 428,000”
    www.foxbusiness.com 2022年5月6日付


  先週はテーパー・タントラム*の再来によって、株式市場におけるジキル博士とハイド氏のドラマの次の幕が開けられた。ついに雄牛は殺されるのか? それとも、熊が冬眠に入り、株式市場は息を吹き返すのか? 先週はあなたが誰を応援しているかによって筋書きが不明瞭になるか、または病み衰えていき、結果的にこの二つの可能性の間を揺れ動くように見えた。
* 量的緩和縮小による市場のヒステリー状態を指す言葉

  今週は、FRBが3/4ポイントの利上げを行うのではないかとの懸念から始まり、それが月曜の大規模な下落に繋がった。水曜にはFRBが大方の予想どおり、“わずか”1/2ポイントの利上げを発表したことで市場はひとしきりの非合理な活況に覆われ、ダウ平均は900ポイント以上騰げて2020年10月以来の上昇を見せた。だが、その翌日にはジキル&ハイドのテーパー・タントラムが再び襲いかかり、市場は1000ポイント以上下落してすべてが完全に失われる結果となった。

実際、先週は1000ポイントを超える値動きが目撃されている。月曜〜水曜にかけては月が双子座を運行しており、木曜には太陽と天王星との強力なコンジャンクションが起きていた。こうして宇宙が示唆するように、まさにワイルドでクレイジーな展開となったわけだ。これについては、先週5月2日月曜〜5日木曜にかけての私達のいくつかのツイートで取り上げている。先週の惑星ラインナップは、混沌と感情的な地震を象徴していた。大地の堅牢さはなく、天井の抵抗もない。境界線と思われるものはすべてが壊れ、その結果は海王星の混沌というよりも天王星的な騒乱となった。これは米国だけではなく、世界中がそんな状態だった。

アジアと環太平洋地域では、オーストラリアのASXとインドのニフティが1月と2月につけた重要な安値以来の急落を続けている。チャートパターンの研究家にとって、これら地域の年初来安値はニフティやスイスのSMIのような多くの指数における、逆ヘッド&ショルダー・パターンのヘッドを意味している。また中国、香港、日本では、4月27日につけた直近の安値が先週の通常より短期となった取引日数の中で維持された。

ヨーロッパでは、先週の下落は3月7日〜8日の直近の安値を大幅に上回って推移しており、今回の下げはまだ修正安の範疇を出ていない。

だが米国はまったく異なる状況で、より懸念されるパフォーマンスが見られた。ナスダックとS&Pはともに1月〜3月の安値を更新した。S&Pは2021年5月19日以来の最安値まで急落している。一方ナスダックは2020年11月24日以来の安値まで落ち込んだ。これは不吉な顕れに見える。しかしダウ平均は、ロシアがウクライナに侵攻した2月24日の安値を上回ったままだ。この安値が維持されている限り、異市場間強気ダイバージェンスの見通しは変わらない。

  他の市場では、ビットコインとイーサリアムが、金曜に向かって下げた世界の株式指数と基本的には同じ経路を辿った。ビットコインは35,000、イーサリアムは2,700を試している。しかし、今のところはそれぞれに1月と2月の安値の上に留まっている。金と銀も同様に下落し続けた。金は週内に1850を割り込み、銀は22.00を試した。だがわずか2ヶ月前には、金は2078で市場最高値を試し、銀は27.50付近で取引されていた。最近、輝けるもののトレンドは金ではないのだ。その一方で原油が強く、木曜日中に111を超えて上昇した。

  まぁ結論を言えば、日曜に開催する年に一度の金融市場に関する春のスペシャル・ウェビナーでは話すべき話題が沢山あるということになる。




≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫


  今週は「明瞭さ」というものが突然その姿を露わにすることなどまずないだろう。5月10日〜6月3日は宇宙のトリックスター、水星の逆行が続くからだ。さて、ホワイトハウスが新設の「偽情報統制委員会/Disinformation Bord」とともに、新たに「真実省/Ministry of Truth」を設置するという素晴らしいアイデアを披露するには何と相応しいタイミングだろう。確かに良い考えだ。だが、いったい誰が「真実」を決めるというのか? 何が「偽情報」なのかを、誰が決めるのか? グーグル、MSNBC、FOXはすでにそれをやっているのではないか? 今現在、議論されているのは委員会のネーミングをどうするかで、「Disinformation(偽情報)」が良いのか「Misinformation (誤情報 - 故意も含む)」のほうが良いかという問題だ。この一件で、トリックスターは大いに楽しもうとしている。

  トリックスターはまた、今の市場が世に送り出すドラマ『ジキル博士とハイド氏』に出て演技することをも楽しむかもしれない。水星が逆行する時、多くの金融市場が当初は一方向に動き、1日〜4日ごとに突然反転する。そしてそのたびに水星は売りか買いかのシグナルを発し、それがほとんど即座に否定されていわゆるフェイクアウトとなりやすい。これはちょうど先週、天王星(水星の1オクターブ上位)の影響下で起きたふるまいと同様だ。トレードが芸術だとするなら、抽象的なジャンルがトレンドになるのはこんな時だ。

  5月10日〜11日には木星による牡羊座運行の初回フェーズが始まる。それは5ヶ月間(10月27日〜28日まで)続き、その後木星は年末まで短期間魚座に戻る。そして再び牡羊座入りし、2023年5月まで運行する。一方、牡羊座は戦いの神、火星に関わる星座宮だ。とりわけ5月29日に火星が牡羊座の木星(豊かさと誇張の神)とコンジャンクトする時、侵略者はより大胆な先制攻撃を仕掛けやすくなる。しかし世界の株式市場にとっては、これもまた投資家がより積極的になれる材料を求める時期を示唆しているのかもしれない。牡羊座の木星は大胆で冒険好きな側面がある。だから株式市場にとっては良いことかもしれない。歴史をふり返れば、戦争は最初の急落を除けば株式市場にとって必ずしも悪いことではなかった。それは平和を望む人々、すなわちこの惑星に棲むほとんどの人々にとって、悪いことなのだ。

  とはいえ、火星と木星がともに牡羊座を運行する時は「筋力増強期」であり、最も注目を集めるのは自分達が「リーダーとしては弱すぎる」と見なす他者を、最も攻撃的かつ、おそらくは最も残忍な悪意で非難する人々だろう。そしてちょうど2022年の中間選挙に間に合うタイミングだ。これは面白おかしくなるかもしれない。だが過激主義と過剰の時代が最後の雄叫びをあげる時でもあるため、十中八九、醜悪で恥ずべき様相となるだろう。偽情報局やら誤情報局がこの時期に立ち上げられるなら、おそらく毒気にあてられるだろう。事実や証明出来ることなど何もないのだ。すべてが中傷であり、侮辱的であり、不快に思えるかもしれない。特に真面目なタイプの人達にとってはたまらないだろう。この時期は物事をあまり深刻に捉えないほうが良いが、人命が危険に曝されている時に平常心でいるのは困難だ。

  しかし、牡羊座の木星にはメリットもある。自由を求め、楽しみを追いかけ、より多くの活動に身を浸すようになるのだ。それは立ち止まって人生をやり過ごしたりしない。競争心は非常に強いかもしれない。だがそれは、超人的な偉業に繋がる最適な資質かもしれない。運動競技では多くの記録が更新される可能性がある。宇宙や教育の分野では、多くの最先端領域が拓かれるかもしれない。私達は思考と活動の新時代に入っていくのだと感じられるかもしれない。恐怖心はより大きな勇気と自信に変わり、人々はもっとリスクを取りたいと感じ、貿易やビジネス活動の新分野が開けていくだろう。それは世界の株式市場にとっても強気となるはずだ。

今週日曜、こうした市場の状況について論じるために多くの皆さんとお会い出来ることを楽しみにしている。





訳文ここまで
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hiyoka_blue at 20:54│Comments(0)金融アストロロジー | マンデーン・アストロロジー

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