レイモンド・メリマン 週間コメント10/3【金融アストロロジー】レイモンド・メリマン 週間コメント12/19【金融アストロロジー】

December 04, 2022

レイモンド・メリマン 週間コメント12/5【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2022年12月5日(フリー版より)

翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されるそうですので、そちらもぜひご覧ください。 翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。
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以下は≪短期ジオコズミクス≫と≪長期的考察≫ のみの抄訳です。


≪ 短期ジオコズミクス ≫

     “「イヤーマーク(自由裁量の下に資金を特定の使途に指定すること)は、議会の歴史の中で最も腐敗し、不公平で、無駄な慣習の一つだ」と、15団体の代表者が署名した書簡に書かれている。共和党は2011年、調査以外の目的で行われるイヤーマークを断念した。しかし、2021年に民主党の議会がそれを復活させる意向を示すと、共和党のお手盛り主義者達は急いで署名した... 今週、下院共和党がまたも証明したように、「自己認識」は現代の共和党が持つ強力な手札の一枚ではない。”

     — Kimberley Strassel
       “The GOP Spending Poseurs”
       Wall Street Journal 2022年12月1日付


  先週論じたように、私達はいくつかの調和的な木星アスペクトの時間帯を過ぎてしまったが、とりあえずまだ射手座(木星が支配する星座宮)の季節の中に在る。木星と射手座は両方とも、より大きな物事や楽観的な思考、行動をを好むが、おそらく彼らはそれほど素晴らしく肯定的ではない場合でも、物事が本当にどれだけ良いかを誇張する癖がある。いや、しかしだ。いったい誰がネガティブな物事を望むだろうか? 木星や射手座でないことは確かだ。もしあなたがペシミストだというなら、射手座のハウスから今すぐ出て行ってもらおう! で、隣の蠍座か山羊座にでも行ってくれ。頼むからさ!

     さて、これからの2週間に、海王星と火星の問題を持ち込んだらどうなるだろう? 海王星は今週末に順行し、その後12月4日と14日に金星と太陽が海王星にスクエアを形成する。この期間の中日(12月8日~9日)には、双子座の満月が逆行の火星とコンジャンクトして起きる。海王星は受動的で、火星は攻撃的だ。そして、太陽と金星は射手座を運行中で、物事を誇張しやすい。(やれやれ)これは楽しくなりそうだ。海王星と火星のコンビは事実と明瞭さが掴みにくくなりがちな組み合わせであり、捏造、噂、説明責任を回避しようとする意図が蔓延するさなか、真実や事実はプレミアム付きの希少品となる。そしてこのようなジオコズミック環境では、市場は急激な価格変動に見舞われやすい。先週、株価はサイクル高値の水準にあったが、宇宙的構図からすれば、今週はいつ急落してもおかしくない。

     海王星に特有のミスリードとミスディレクションの性癖といえば、冒頭に引用したキンバリー・ストラッセルによる金曜のウォールストリート・ジャーナルの記事によく顕れているので注目してほしい。政治家が財政的責任を果たすと約束しながら、インフレが進む中、あらゆる法案に援助金やら助成金を復活させることによって、自らの受託者責任を放棄したいと切望しているという内容だ。



≪ 長期的考察 ≫

     “文化的にも個人的にも、私たちは徐々に自らを道徳的に優れた方向に向かわせ、公正さ、回復力、思いやりを達成するべく行動し、被害者意識は美徳ではないことを認識すべきなのだ。”

     — Richard Gunderman, M.D., Indiana University
       “Tweets of the Week”
       Arizona Republic 2022年11月26日付


     “バイデン大統領は、自らの権限で借り手一人あたり最大2万ドルの返済免除を命じ、時代遅れの憲法上のトリックを使おうとしている。バイデン氏でさえ以前から指摘していたように、議会は行政府にそのような権限を与えてはいなかった。しかし選挙が迫るとともに民主党は窮地に追い込まれ、大統領は8月、史上最大の買票行為の一つとも言える作戦を宣言した。もし大統領が大枚4200億ドルもの税金を、薄弱な法的根拠をもって、しかも議会の同意なしに納税者に負担させることが出来るというなら、米国はその建国者達がそれを避けるために憲法を制定したはずの「王政」に近づいているのだ。”

     — “Biden’s Loan Forgiveness Reckoning”
       Opinion Page, Wall Street Journal 2022年12月2日付


  受託者責任といえば...... 国民の税金で賄われた国庫を通じ、大学ローンの免除を提供するのは思いやり深い身振りだ。しかし、米国は非常に多くの負債を抱えており、それがこのインフレの歴史的上昇を招いていることを思えば、何故米国の指導者は、国民のどの階層であれ、個人の債務を免除することが良いアイデアだと考えるのかと疑問に思わざるを得ない。

同じように借金をしているが、大学卒業のためではなく他の事情を抱えた人々が、現在または過去の大学生が自ら進んで同意した借金の返済金を払うことに公平さは存在するのか? むしろ、これらのローンは、ここ数年で授業料と入学金を驚くほどの水準まで値上げし、莫大な利益を上げている大学側によって支払われるべきであり、それによって学生達がローンの支払いを免除されるべきではないのか? ちょうど私の孫娘(そう、私には大学進学を控えた孫娘達がいる)が、優秀な名門大学に合格したところだ。この大学に通うのに年間いくらかかるかご存知だろうか? 8万ドル以上だ。それで1年分だ。ほんの12年ほど前、私の二人の子供達の大学教育のために支払ったのは年間1万ドルから2万ドルだった。いったい何故、こんなことになってしまったのか?

     学生ローン免除というバイデンの職権による、かつ一方的な決定(議会の同意なし)が合法か否かの裁判は、これから最高裁に持ち込まれることになる。だが、私が真に言わんとするのは、自らの負債を自ら引き受けることに同意した他者への融資が免除されることによって、それと関わりのない負債を抱えた主体が、さらに負債を膨らませるべきだというのかということなのだ。誰が本当に債務を免除する立場にあるのかという疑問は、冥王星と海王星のタイムリーなテーマなのだろうか?

     もし誰かが借金を免除すべきだとしたら、それはおそらく連邦準備制度理事会だろう。FRBは現在、ネイタルの海王星にトランシットの冥王星がオポジションを形成中だ。FRBは、虚空からお金を印刷し、それを無頓着な議会に貸し出して、まるで現代貨幣理論のコンセプトが海王星による過剰投与の麻薬的幻想の顕れ以外の何物でもないかのごとく使わせることで、国の借金を見事なまでに膨らませた。そしてクラックに酔いしれたツケは、いつかは誰かが払わなければならないだろう。何故なら... “ラクしてカネはつくれねぇ♪ *”からだ。

  * 『フォーキャスト2023』中、連邦準備制度理事会の章タイトルに添えられた言葉

     冥王星は、2023年3月23日〜2024年11月19日に山羊座との境界を行きつ戻りつ5往復して水瓶座に入る。その時、私たちはこうした会話をしなければならないだろう。つまるところ、水瓶座0°は2020年12月21日に木星と土星の20年シノディック・サイクルがスタートした位置だ。したがってこれは、次のいくつかの木星・土星サイクルがすべて風性星座宮で完了していく140年という期間を先導する、ここ800年というもの人類が経験したことのない「ニュー・エアラ(新・風の時代)」の始まりとなった「スーパーチャージ」された度数なのだ(ニュー・エアラという造語についてはここで Kat Powerll に謝意を表したい)。

また木星と土星は、教育における新たな方向性を示している。 水瓶座では、あらゆるレベルの教育が「自由」へと向かうことになる。何故なら、水瓶座は学ぶ自由と同時に、抑圧や負債からの解放を欲しており、これらすべてが密接に絡み合っているからだ。

今年の『フォーキャスト2023』で概説したように、このルネサンスの種子が地中に撒かれ発芽を待つのは2023年〜2026年なのだ。






訳文ここまで
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hiyoka_blue at 20:55│Comments(2)金融アストロロジー | マンデーン・アストロロジー

この記事へのコメント

1. Posted by GREEN   December 08, 2022 08:29
hiyokaさん。お久しぶりです。


早速フォーキャスト2023予約しますね。

四季の森公園で、クルマでいける

いまです。🤭


2. Posted by hiyoka   December 08, 2022 17:15
 
 
GREENさん、本当にお久しぶりです😀

ありがとうございます。
メリマンさん、今年のマンデーン・パートは一段と力がこもっていたように思えます。本が来年の羅針盤としてどうかお役に立ちますように...!
四季の森公園は長いこと横浜市に住みながら結局一度も行ったことはありませんでした。今日はよく晴れて、冬の森はきっと気持ちが良かったのでは?
GREENさんにとって、2022年の残りの日々も穏やかで素敵なときとなりますように...🍀🍀🍀
 
 

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