November 2010

November 28, 2010

金融アストロロジー/週間コメント by レイモンド・メリマン 11/29

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2010年11月29日(フリー版より)
翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また merriman.jpでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(文中の*は翻訳者によるものです)
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今週のコラムは細部の訳注を省かせていただきました。m(_"_)m


≪ 先週を振り返って ≫

    先週は韓国の居住区域である延坪島に対する北朝鮮の攻撃に加え、アイルランドに対する救済策に伴う欧州連合諸国の新しい債務危機への懸念増大から、株価は世界中の殆どの市場で下落した。

    しかしながら、全ての市場が下がったという訳ではない。オランダのAEXやイギリスのFTSEなど、あるものは9月そして10月初旬以来の最安値まで下落した。だがドイツのDAXやスイスのSMIはかなり順調に値を上げた。アジア・環太平洋地域では、日本の日経とモスクワのMicexは上昇基調だったが、香港ハンセン、インドのNIFTY、そしてオーストラリアのオールオーディナリーズはここ数週間での最安値レベルまで下がっている。同様に、ブラジルのボベスパ、ナスダック総合、そしてアルゼンチンのメルバルは上がっており、ダウ平均はまず急激に下がり、その後急激に上がり、そしてこの祝日を挟んだ短い週の終わりに向かって急激な下げを見せた。

    原油は週中に向かって急落、その後週の終わりには力強く反騰したが、この事は射手座または山羊座に火星が在泊している時、典型的に見られる現象だ。これは国際間の緊張度の増加(通常は中東だが)と関わりを持ちやすい位相であり、原油価格を高く押し上げる要因となるが、状況の沈静化と共に再び価格は下落していく。言い換えれば、原油にはこの期間、数回にわたる大きな価格の上下動を見せる傾向を持ち、それは今回2011年1/15あたりまで続くと見られる。

    しかしながら、金融市場において最も重要な話題は何だったかと言えば、それは欧州連合において再び起こった新たな信用不安だった。これでユーロは月曜につけた1.3785の高値から金曜には1.3200の安値まで急落した。金と銀は当初はニュースによって買われたが、その後やはり金曜には急激に値を下げた。これら全ての事象が今後3週間にわたってのジオコズミック・サインの接近と合致している。


≪ 短期ジオコズミクス ≫

    射手座の火星だけが金融市場の急激な価格変動や国際関係の緊張といった事象と一致する唯一の要因ではない。この射手座の火星は11/29~12/3、魚座の木星・天王星のコンジャンクション組とのスクエア・アスペクトによるトランスレーションを展開する寸前だ。そしてその2日後の12/5、天王星は滞留から順行に入る。この事は金融市場においてここ2、3週にわたって観察されたものよりさらに大きな価格の上下動をもたらす可能性がある。ファイナンシャル・アストロロジーの研究においては、「大幅な価格変動」は火星、木星、そして天王星が同時に強調される日に見られる局面だ。そしてこれはまさに私達がこの10日の内に直面しようとしていることなのだ。

    またそれのみならず火星は、2010年7月と8月のカーディナル・クライマックスの総体そのものを、12/7に山羊座に入場することによってトランスレートすることになる。この惑星発電所とも言える位相の効果は、12/29、火星が土星とのスクエア・アスペクトから最終的に離脱するまで感じられるだろう。 

その感じはどんな風にもたらされるだろうか?  もしも米国議会が、2008年のバラク・オバマ大統領、そして11月初頭の中間選挙で圧勝した共和党が共に提示した公約どおり、期限の12/31までに懸案の減税措置の問題を解決しなかったなら、多分、この天体位相の効果はとても強烈に感じられることだろう。

両者が合意に達しなければけして良い結果にはならない。そして合意に至るチャンスは、こうした天体位相をかんがみれば決して大きいとは言えない。彼らが公約を守れなかった場合、議会と大統領の支持率はもっと低い数字(もし下落余地があれば、だが)まで落ち込むのみならず、米国の株式市場はそれによって躓くことになるだろう。 もはや投資に向けることが出来なくなり、その代わりに、過去10年の間に国民の金を扱う上で非常に拙い財テクの腕前を持つという悪評が定まった、政府の手に移管されることになる、その資金量は巨額だ。


≪ 長期的考察 ≫

    『16世紀の西ヨーロッパ以来の列強構造における、先進諸国の興隆とその後の衰退の歴史は — 即ちスペイン、オランダ、フランス、大英帝国、そして最近ではアメリカ合衆国のような国々だが — 1つにその生産性と歳入を向上させる能力、そして一方では軍事力の強化との非常に重要な相関関係を示している・・・ 総体的な衰退に入った強国は、本能的に「安全」のための出費を増大させ、結果的に「投資」から潜在的な富を引き離していくことによって長期にわたり複合的なジレンマを作り上げていく。』
ポール・ケネディ/Paul Kennedy 著 『The Rise and Fall of the Great Powers』 より抜粋 Random House社, New York, NY, 1987.


    もし米国政府と連邦準備制度理事会(FRB)が持続可能な経済復興を刺激しようとする際、それぞれに間違ったポイントに注力したならどうなるだろうか? もし米国経済を刺激するにあたっての重要なポイントが、低金利やより多額の支出ではなく、むしろドルを支えることであって、調整によってその価値の低下を図ることではなかったとしたらどうだろうか?

    私は2010年8/10、まさにカーディナル・クライマックスの中心部でなされたFedによる量的緩和の第2ラウンドの執行決定を見直し続けている。 ファイナンシャル・アストロロジャーの観点から言えば、カーディナル・クライマックスのような強力な天体位相と相関する事象が常に「出来事」であるとは限らない。多くの場合、それはそのタイミングで制定され、後に『予期せぬ結果』として立ち現れてくる決断や政策を示しているのだ。

    長期米国債を購入するFedがもたらす『予期せぬ結果』とは、ドルが下方ブレイクアウト以下、かつて無い水準まで下落し、そしてついにはドルの「取り付け騒ぎ」にまで発展するという事態だ。もしこんな事が起きたなら、それは急速に世界規模の暴威を拡大させ、国際準備通貨としてのドルの終焉への要求を増大させるかもしれない。

    それは起こりうるだろうか?  さて、Fedが米国中間選挙の翌日にこの政策を実行し始めて以来、事実上金利が上がるのに従って長期国債の価値は下落している。これはQE2(量的緩和第2ラウンド)に関するFedの趣旨とは対極にあるものだ。もし長期金利が上がれば、このような国債の価値は下がる。それはとりもなおさず、人々の資金による「投資」もまた減少するという事であり、その資金は『リスク指向』の金融商品へと向かうことになる。それはFedが政府の恩恵を受けて裏目に出るかもしれないギャンブルを始めることであり、これもまたFedの趣旨とは異なるものであった。

こうした事はこの当時のように、間違いだらけの判断と過度の期待によって膨れあがった投機(ギャンブル)的な行動を示唆する木星と天王星が、牡羊座でコンジャンクトする時には一貫して見られる状況だ。そしてその両惑星が共に山羊座の冥王星とスクエアを形成していたことは、米国の負債額を増加(減少ではなく)させる結果となり得た。それがまた土星とオポジションともなれば、それは即ち損失の増大を意味した。またそれと同時に、これらトランジットの惑星の全てが米国始原図の金星にグランドスクエアを形成していた。この金星は米国の通貨価値を支配している。政府と連邦準備制度理事会の双方が国際間の貿易競争力を高めるためにドルを弱め、他国の通貨での米国製品の値段を安くするような政策をとることによって、米国通貨の価値は急落し続ける。

    Fedの当時の考えは、『何もせずに手をこまねいているよりは何かしたほうが良い』というものだった。これは厳しい天体位相に木星が関わる時、どう行動すべきかについて私がよく耳にする議論だが、ともすれば愚かな決断が下されがちであり、その顛末はほぼ確実に『予期せぬ結果』をもたらす。とするなら、もし米ドルが国際準備通貨としての地位を失うことになったら一体何が起きるだろうか? 実際、時によっては何もしないほうが何かするよりずっと良い結果を生むことがある。そして私は、カーディナル・クライマックスの最盛期に下されたこの決断はその良い例を示していると思う。

    2012~2015年、天王星・冥王星がその126年周期のワクシング・スクエア(開いていくスクエア)を展開する時、私達はそれを目の当たりにするのではないだろうか。 一方、ユーロもまた下落している中、多分真剣に極東への投資を考慮すべき時が来ているかもしれない。それは西欧諸国の通貨と文化が衰退へのよろめきを見せるにつれて(本質的な)興隆を示しているように思える。



*)『The Rise and Fall of the Great Powers』:1987年にランダムハウスから刊行された歴史家ポール・ケネディの著作。主題は1500年から1980年代までの大国の政治的・経済的台頭、およびその衰退の理由を探求することにある。1980年代、双子 の赤字を抱え、西欧や日本との経済摩擦に苦しみ、国際政治における支配的地位が揺らぎだしていたアメリカ合衆国で、とりわけ広範な読者を獲得した。 1988年にWolfson History Prizeを受賞した。日本では1988年に初版が出された後、同じ鈴木主税氏の訳により1993年に『決定版 大国の興亡: 1500年から2000年までの経済の変遷と軍事闘争』として草思社から出版されている。(Weblio辞書より)




訳文ここまで
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スタンリー・ワイス氏 Business Executives for National Security (米国財界人安全保障問題会議/BENS) 議長、ポール・ケネディ博士(英国の歴史学者・イェール大教授「大国の興亡」著者)、アルバート・サマーズ博士(経済学者/全米産業審議会[「消費者信頼感指数」など]上級研究員)の、1989年日米貿易摩擦当時のインタビューです。わたしには難しくて半分も聴き取れない/ワカラナイのですが、興味ある方には今あらためて振り返ってみるのも面白いかも?と思い転載してみました。。(^_^;)



November 22, 2010

金融アストロロジー/週間コメント by レイモンド・メリマン 11/22

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2010年11月22日(フリー版より)
翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また merriman.jpでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(文中のは翻訳者によるものです)
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今週のコラムはお休みする予定でしたが、とりいそぎ≪先週を振り返って≫と≪短期ジオコズミクス≫のみをUPしました。(訳注は省略させていただきます。)
来週も不確定ですが、多分このような形になりそうです。m(_"_)m

11/24 金星 蠍座イングレスの東京ローカルタイムを追記しました。


 ≪ 先週を振り返って ≫

    もしあなたがファイナンシャル・アストロロジャーであれば、先週起きた事柄を愛さずにはいられないだろう。

    11/15月曜、太陽は木星に対しウェイニング・トライン(240°)を形成した。これは2つの吉星(太陽・木星)が調和的な(トライン)アスペクトを結んだということだ。その3日後の11/18木曜には金星と木星の両方が進行方向を変えた。この両惑星が同じ日に逆行から順行へと動きを変えるというのは極めて稀な事だ。それは順行開始の前後約1週間にわたって、この2惑星の吉星という本質を強調する。もっと重要なのは、例えば再上場を果たしたゼネラル・モータースの復活もそうだが、この位相がその発生日に"生起した"事柄であればどんな物事であれ、その成功を示唆するという事だ。

    11/18はまた太陽が海王星に対し、強力な変容の蠍座から、先験の水瓶座へとウェイニング・スクエア(270°)を結んだ日でもあった。海王星が厳しいアスペクトをもって11/18の天体位相に参加したことは、その時起こった事柄に、非現実、幻想、または虚偽といった性質を与えるかもしれない。

    ベン・バーナンキは中国政府要人が申し立てるように、中国の通貨政策を攻撃して彼らとの間に「冷戦思考」を持ち込もうと本当に意図したのだろうか? ゼネラル・モータース復活の立役者でありオバマ政権下の「自動車皇帝」と呼ばれる、スティーブン・ラトナーが、GMの再上場のまさにその日、「州の年金基金1億5000万ドル分の資産運用を自身の投資会社が請け負えるよう特別な配慮を得るために」「賄賂」を送ったとして訴えられたと金曜のウォール・ストリート・ジャーナルが報じたが、これは真実だろうか?

    こうしたサインが示すように、11/18は多くの点において大きな意味を持つ1日であったが、それと同時に、お互いの存在を必要とする国同士の好意にダメージを与えたり、重要な計画においてある程度の成功に達したばかりの誰かの評判を損なうような、奇妙な申し立てが観察される1日でもあった。

    先週は11/19金曜、太陽・天王星間のウェイニング・トラインでその幕を閉じた。これら5つのコズミック・サインは、11/15〜19の間、共に多くの金融市場における反転を示唆していた。そして本当に、私達が追っている殆ど全ての市場において、先週半ばには反転が起こった。11/16火曜、ダウ工業平均は10,978の安値に向かって場中に11,000を割るところまで下落した。翌11/17(この狭いクラスタ内の丁度中間日)には前日より15ポイント下落した11,007で引けたが、これは2週間前の11/5に2年来の高値11,451.53をつけて以来の最安値となった。

    チャーティストにとっては、この10,950〜11,000の価格帯は大変重要なサポートラインを意味する。これは「bullish reverse head and shoulders pattern"(逆三尊)として知られるチャートパターンのネックラインの延長だった。ダウ平均がこの逆三尊のネックラインとして知られる、6/21と8/9の高値を結ぶトレンドラインを上に抜けてきた時、それは新しい強気相場が始まっていることを示唆した。これが最初に起きたのは9/30で、その後10/5に再び起こった。そこで上値のメドは11,639 +/- 239となる。この目標値の下限は、11/5につけた直近高値11,451.53によって達成された。

    だが一度ネックラインを突破すれば、それは反騰に続く最初の下落時にサポートとなる。それが今だ。市場は11/5につけた11,451.53の高値から11/16の安値10,978まで、4%以上の下落をみせた。11/17、週の最安値を刻んだ日もまだ価格はその周辺にあった。だがその後11/18火曜 —まさに金星と木星が滞留から順行へと移行したその日に173ポイントの上昇を見せたのだった。

    なにも株式市場のみがその日に反転をみせたのではない。つまるところ、金星は全ての金融市場、特に通貨を支配している。ユーロもまたちょうど株のように、11/5の高値1.4245から2週にわたって下落、そして11/15〜19というジオコズミックな反転ゾーンの中間地点である11/16に1.3440をつけた。そして11/18、ユーロは1.11上昇、この市場としてはかなり大きな動きを見せた。また、11/1に対ドルで15年来高値124.66を記録した円にも同じような事が起きた。回復に向かう直前の11/18木曜、円は119.36をつけていた。 

金星はまた大豆をも支配する。1週間前の11/12、三月限の大豆は1354でトップアウト、そして11/17、3月限は1183をつけ12.6%下落した。その翌日、金星が順行に転じると共に、それは急激な反騰をみせたが、しかし金曜までには再び厳しい下落となった。時折金星は不確定な顔を見せることがある。それ自体では本当に騰がりたいのか、又は下がりたいのかわからず、ならば一時的にその両方を試みる、ということがある。

    金と銀も —そして原油さえもが— 先週の反転ゾーンにおいては上記と似たようなパターンに従った。11/9、金は1424.30でトップアウトし、11/16にはこのところの騰勢場面での最安値レベルまで下がって1329をつけた。この下落局面での引け最安値は11/17水曜につけた1336.90であった。銀も同じ様に11/9に30年来高値である2934を記録した。そして11/16火曜にはこの上昇局面での最安値、2498まで下落した。11/17水曜、銀はいまだに2550レベルにあったが、翌日金星の順行と共に、金は16.10騰がり、そして銀は132上昇して2683をつけた。結局銀は先週2700以上で引けている。

    結局のところ、先週は金融アストロロジーにとっては良い週だったと言える。また私達のデイリー購読者にとっては特別な週となった。


≪ 短期ジオコズミクス ≫

    だが私達は皆、ゲームのルール、いや人生それ自体のルールを知っている。どんなにあなたの市場予測が素晴らしかったとしても、今肝心なのは次に向かっての予測だ。そして、11/29〜12/18には、かなり重要な「次の一波」がやって来ようとしている。

    その時間帯、火星は木星・天王星コンジャンクション組との最初のスクエア・トランスレーションを形成する。その期日は11/30そして12/3の順だ。その後、より大きな時間帯の中間部では逆行中の天王星が順行へと移行(12/5)、水星の逆行開始(12/10)、そして火星の冥王星とのコンジャンクション形成(12/13)が続く。これら全ての天体活動の中間地点は12/8だ。金融市場がその時に至っても金星順行開始後のダイレクトな上昇を続けられるか、あるいはその時点で一気に反転して二番底までなだれ込むことになるのか。どちらのパターンが有効かは多分、11/23 火曜日以降でなければ知ることは出来ないだろう。

    今週、11/21 日曜に蠍座—牡牛座29°で起きる満月は注目だ。これは蠍座・牡牛座という2つの強力な不動宮の最終度数であり、この度数自体がアストロロジー研究の世界ではなかなかに不吉な意味合いを持っている。蠍座の最終度数は蠍の尾、つまり毒針が位置している場所だ。自動車業界の皇帝たるスティーブン・ラトナーに聞いてみるとよい。ちなみに牡牛座の最終度数は損失または損失による悲しみを司るとも言われている。

    そして太陽はその後11/22〜12/21まで1ヶ月にわたって射手座を進行する。この期間は通常、陽気で幸福感に包まれる時間帯だ。冬至を控えて宗教的、伝統的にもホリデイシーズンへの期待が高まる。それは置いておくとしても、この感謝祭のホリデイ・ウィークが終わるまでは天体位相にとりたてて多くの事が起こっているわけではない。アメリカの市場は木曜は休場だ。

そして11/29の月曜から、あの以前論じた次の天体位相クラスタが効力を発揮し始める。また金星(金融・財政)も蠍座(負債と税金)に帰還し、2011年1/7まで滞在することになる。





訳文ここまで
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≪ 長期的考察 ≫では来るべき2011年もまた驚きに満ちたダイナミックな年となりそうなこと、特に木星・天王星の牡羊座進行やFRBの始原図との凶角、アメリカ始原図での28〜29年周期の土星回帰(サターンリターン)などに言及しています。

これはパーソナル・アストロロジーでも重要な周期とされるもので、人間と同様国家もまた、ひととき歩みを止めて過去を振り返り、責任のありようをチェックし、自己の依って立つ基礎を再建しなければならないという強い衝動が生まれる時であるとしています。今回この土星回帰が米国始原図の10室—政治の中枢を司るハウスで起きること、7室外交のハウスにある太陽とスクエアであること、そしてその土星自身が米国の2室財政を支配する惑星であることは何か象徴的なものを感じます。

また、米国始原図では負債と税金を司る8室を支配するのは3室の月ですが、このところずっと海王星・カイロンがコンジャンクト。個人の場合なら霧にまかれたような不可解さや幻想に溺れる状況、気分次第で動く危うさなどを意味する配置です。これを克服するには傷をあぶり出すような動きが必要になってくるのですが、果たしてどうなるのでしょうか。。

またこの月はSibleyチャートで見るとネイタルでパラス(政治力・判断や正義、裁定など)とコンジャンクトしており、それが今ちょうどネイタルの海王星、水星(逆行)・フォーチュン・VtxとのYODの頂点となっています。これは、まるで神の手が指さすようなフォースが生まれ、否応なくエネルギーを注がざるを得ないような状況、それも一筋縄ではいかない困難を指し示していると言えます。
メリマン氏はまた、イランとアフガニスタンの問題についても同様に何かが堂々巡りしており、いまだに解決のメドがたたないことに触れ、それでも人類にとっては金融・社会アストロロジーの研究がその価値を高める時となるだろうと結んでいます。

以下のタイムスケジュールではちょっと気になったので日本や中国の始原図上の位置関係も入れてみました。アストロロジー実践者の方はご参考までにどうぞ。(タイム・ゾーンはあえてソーラータイムLMTを使っています。)



惑星タイムスケジュール@日本時間(東京ローカル)

火星・木星スクエア:11/29 23:40 頃(射手座・魚座23°41’)

金星 蠍座0°入場:11/30 09:53

火星・天王星スクエア:12/3 23:05 頃(射手座・魚座26°40’)

新月:12/6 02:54 頃(射手座13°28’)
強度の磁場と言われるグレートアトラクターとオーブ1°
突然の出来事を示唆するケンタウロス族フォルスとオーブ1°
米国始原図(sibley)アセンダントにコンジャンクト、
7室太陽とインコンジャンクト、10室で土星回帰 他
日本始原図(衆議院可決時)10室サウスノードにコンジャンクト
中国始原図(astrologyweekly.com)10室から7室火星にトライン、
同土星にスクエア 

天王星順行開始:12/6 11:10 頃(射手座26°40’)

水星逆行開始:12/10 21:24 頃(山羊座5°56’)

火星・冥王星コンジャンクション:12/14 13:18 頃(山羊座4°41’)
この時間、逆行中の水星もオーブ無しでコンジャンクトする

アメリカ始原図(sibley)1室、10室回帰中の土星とバイノバイル、
7室金星・木星とオポジション
アメリカ始原図(7/2 1776)1室 ハイレグとコンジャンクト、
木星・フォーチュンとオポジション、10室回帰中の土星とバイノバイル 他
日本始原図 11室、7室海王星とスクエア(T.vtxコンジャンクト)、
1室エリスとスクエア 他
中国始原図 11室、5室天王星とタイトなオポジション、
8室水星Rとバイノバイル、
8室太陽とスクエア、
8室水星・海王星・セレス・サウスノードにT.土星コンジャンクト 他





November 14, 2010

金融アストロロジー/週間コメント by レイモンド・メリマン 11/15

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レイモンド・メリマン・コラム  2010年11月15日(フリー版より)
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文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また merriman.jpでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(文中の*は翻訳者によるものです)
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来週、11/22付のコラムは都合によりお休みさせていただきます。m(_"_)m


アナウンス:
この週間コラムはフォーキャスト2011の原稿〆切が迫っているため、今週と来週版については通常より短いものとさせていただく。デッドラインとなる12/1を迎えるまでは、≪ 長期的考察 ≫のパートは割愛される予定だ。
天王星がFRB始原図でTスクエアを形成し、また米国始原図とバラク・オバマの誕生図の金星ともTスクエアになる2011年は、またもや驚きとドラマに満ちた年になりそうだ。また、28〜29年周期の土星リターンが米国始原図上で2010年11月末ごろから2011年8月を通して有効となるのも注目である。


≪ 先週を振り返って ≫

    世界中の株式市場が、先週または先々週につけたマルチイヤー・ハイ(多年にわたっての新高値)から、異市場間弱気ダイバージェンスの多様なケースを示現しながら下落を始めた。例えばダウ工業平均は、翌日の蠍座の新月を直前に控えた11/5金曜に2年来の高値を達成した。だがS&PとNASDAQは11/9火曜日に直近高値を抜き、ダウ平均と連動した動きにはならなかった。これは即ち異市場間弱気ダイバージェンスの現れだと言い得る。これはプライマリー・サイクルの後期に起きているので、現況が7/2の安値からの反騰に対する調整であることを裏付ける公算が高い。しかしながらこれは多分、価格が25週移動平均以下に下落しない限りは、新たな弱気相場の始まりや「資産インフレ特急」の終点とはならないだろう。

    だがこの事は、貴金属相場には当てはまらないかもしれない。貴金属は株式市場より激しい下落に見舞われた。金は11/9木曜に1425近くをつけて史上最高値を記録した。そして金曜までには1359まで売られて65ポイント近くを失っている。


≪ 短期ジオコズミクス ≫

    一体何が貴金属市場や穀物市場における劇的なリバーサルを起こしたのだろうか? ファンダメンタル面から言及するなら、これはFRB(連邦準備制度理事会)の量的緩和決定に関する世界の幅広い批判と平行した、米ドルの新たな強さに関連がある。読者の方々の記憶に残っていると思うが、この決定が最初に発表されたのは8/6、占星上、カーディナル・クライマックスのちょうど中心点にあたる時だった。この時私達は、このような決定は後に深刻で予期せぬ結果をもたらすだろうと指摘した。何故ならこの時この瞬間に「生起した」物事は何であれ、後々にこの瞬間の持つ特有の「質」を帯び、その「質」とは、この時クライマックスの構成に包含された惑星の持つ本質であると考えられるからだ。

当時は牡羊座の木星と天王星が土星とオポジション(180°)を形成し、そしてこれら3惑星全てがFRB始原図の太陽・冥王星のオポジションとグランド・スクエアを形成していた。そしてこれは、ある夜高速のレーシング・カーを駆ってドライブに出かけ、アクセルペタルを踏み抜くまでギリギリにスピードを上げることに例えた。そしてその後アクセルは突然スタックし、急カーブが迫り来ると同時にライトは消え、ブレーキも利かなくなるだろうと。あなたは今やアクセルをめり込むまで踏み込み、何かが支障をきたす可能性を熟慮することもなく、闇夜をとてつもなく速いスピードで運転している。

    これは投機的な性格を持つ惑星、木星と天王星が非常に接近していて共に衝動と行動を司り、また投機とリスクを好む星座宮である牡羊座をまたいでいるから、というだけの話ではない。射手座の火星(10/28〜12/7)もまた関与しているのだ。

ファイナンシャル・アストロロジーにおいて、火星・木星そして天王星の組み合わせが共に強調されるような位相は、多くの金融市場におけるシャープな価格変動と相互関連を持っている。 今私達は、木星によって支配される魚座での木星・天王星コンジャンクション(0°)を体験している。そしてやはり木星が支配する星座、射手座では、火星が進行中だ。11/29〜12/5、感謝祭の翌週に射手座の火星が木星・天王星双方にスクエア(90°)となり、そして天王星が滞留から順行へと移行するのを目撃する事は、最高に興味深いことだろう。もしあなたが刺激や興奮がお好きなら、チャンネルはそのまま♪だ。私達が過去2〜3週にわたって見てきたことは、こうした設定への前奏曲なのかもしれない。

    一方、たった今起きている事に対して、ファイナンシャル・アストロロジーの方法論からまた別の洞察を加えることもできる。それは金星の滞留で、111/18、同じく滞留していた木星と共に順行を開始する。これは両惑星共に吉星であり、どちらも自ら支配するサインを進行中であることを考慮すれば、アストロロジー上けして悪くない設定だ。つまり金星は自ら支配する天秤座にあり、木星も自ら支配する魚座にあるのだ。これは通常、非常に良いニュースの前兆となる。木星は楽観と希望に関連するし、一方の金星は2つの政党間、またおそらくは、例えば2今週ソウルで開かれるG-20に集う各国のリーダー達のような、多数の人々の間で交わされる主要な合意を示唆するからだ。

    また、木星は交易をも意味する。このことからもこのミーティングで大きな問題となるのは世界貿易に関する事柄になるだろう。アメリカ合衆国が自らの世界貿易のシェアを拡大しようとして連邦準備制度理事会の決定を通しドルの価値を下落させようとしていることに、世界の皆が動揺している。他の国々は自国の輸出拡大を望んでいるのに、国際準備通貨が米ドルであれば当然米国と競うのは困難となるのだから、これは穏やかではない。ドルが下がれば彼らの自国通貨は上昇する。それぞれ皆が自国の赤字と闘うためにその通貨価値を下げて、世界貿易上優位な立場に立ちたがっているのに、米国は自分自身の目論みを進展させようとして、全員を閉め出しているように見える。その結果が、米国とその中央銀行のゼロ金利と量的緩和政策に対する怒りの源となっているのだ。

    以前にも例えたように、この3QE(量的緩和/quantitative easing)という、アメリカ人のために建造された豪華な定期航路船は、他の国々の政府や中央銀行というかたちの氷山の中へとまさしく導かれている。これは貿易戦争を引き起こす危険を孕んでいる。そしてまたこれは、QE2の発表当時に見られたようなハードな天王星のアスペクトの下で重要な決定がなされた時、どんなことが起きてくるかについてのまさに適切な表現である、「予期せぬ結果」を引き起こす危険をも冒すことになるのだ。あなたは速いレーシングカーに乗って、ブレーキやライトまわりやアクセルを事前点検することなしに、猛スピードで疾走することを決めた。次にあなたが知ることになるのは、それらが誤動作するということだ。あなたは機敏に賢く行動しなければならない。でなければ深刻な結果をもたらす事故という危険を招くことになる。『何もしないよりは何かしたほうが良い』という一般的な概念は、この種の非常に過敏な反応を呼ぶジオコズミック・サインの影響下では、常にうまくいくとは限らないのだ。

    しかしながら、今週の金星・木星の滞留は、他国とのこうした意見相違を解決して、誰をも潜在的に利する可能性のある新しい貿易協定が徐々に結ばれる機会となるような前兆を含んでいる。もし事実上これが起きるなら、突如楽観主義が台頭してホリデーシーズンに向かっての怖れを押しやり、市場は好反応をみせるだろう。もし起きなければ、火星がミュータブル・サインである射手座で魚座の木星・天王星とスクエアを形成する3週間後にはとんでもない事になる可能性がある。

私の意見は楽観的なシナリオ寄りにバイアスがかかっている。ライトは光を取り戻し、ブレーキは再び利き始める。だが、アクセルに乗ったままのその重い足や、速度制限の許容範囲をはるかに超えたスピードで疾走したいという欲望について、まだまだ決断しなければならないことが残されている。



*)射手座火星と天王星・木星スクエア
    火星90°木星: 日本時間 11/29 14:21頃(JST)
    火星90°天王星: 日本時間 12/3 13:44頃(JST)
    ※木星・天王星が約3°差でコンジャンクションであるため、
    この前後の日時が有効範囲となる

    天王星順行開始: 日本時間 12/6 01:50頃(JST)

*1)金星・木星順行開始
    金星順行開始 日本時間 11/19 06:17頃(JST)
    木星順行開始 日本時間 11/19 01:54頃(JST)

*2)メリマン氏がこの原稿を書いているのはG20開幕前の時間帯と思われる

*3QE(量的緩和/quantitative easing)と、1930年代から60年代まで活躍した有名な定期航路大型客船クイーンエリザベス号(QE)とをかけていると思われる




訳文ここまで
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【こんなのが・・・】
アメリカの量的緩和政策についての風刺アニメが11/11YouTubeにUPされていました。
英語の聞き取り練習にもなって面白いです。(^_^)

『Quantitative Easing Explained』


November 07, 2010

金融アストロロジー/週間コメント by レイモンド・メリマン 11/8

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2010年11月8日(フリー版より)
翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また merriman.jpでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(文中のは翻訳者によるものです)
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11/8 パロディ画像を追加しました。


≪ 先週を振り返って ≫

    前回のコラムで示唆したとおり、先週はなかなかの週ではあった。そしてその理由は、新しいアメリカ国家の呪文となった「我々はFedを信じる」という言葉の内にあるのかもしれない。火曜日に行われた選挙の驚くべき結果にもかかわらず、その翌日行われたFed(連邦準備制度)の量的緩和策(QE2)の発表が、世界中の株式市場と貴金属市場を新たな年初来高値へと駆り立てた。但しこれは基本的な解説にすぎない。金融アストロロジーによる解説では、ジオセントリック(地球中心に見た)の火星が射手座にあり、ヘリオセントリック(太陽中心に見た)の水星もまた同様に、過度の価格変動をもたらす射手座を進行中であることもその原因に含まれる。

しかしこれが全てという訳ではない。このコラムや『フォーキャスト2010』でも述べてきたように、魚座の終盤度数と牡羊座の初期度数を進行する木星・天王星のコンビが強力に「資産インフレ」を示唆していることもまた要因となっている。この位相は、いずれかの時点で投資家達が歴史的な低利回りの国債を見限り、株式や金や銀のような他の有価資産がもたらす、より活気に満ちた潜在的収益性に移行することを示唆してきた。土星が8月下旬に木星・天王星・冥王星とのTスクエアというハード・アスペクトを担う役割から外れるやいなや、『資産インフレ特急』が進行し始めた。金融アストロロジーの原則に照らしてみると、今年はこの特急列車を止めるほどの大きな要素は見られない。もっともサイクル研究においては、今後8週間の内に2~5週にわたる反落の可能性を未だに残してはいるのだが。

    アジアと環太平洋地域では、インドのニフティと香港のハンセンが2年来の最高値水準まで暴騰した。7月中旬、ほぼ17,000をつけていたハンセンは今や45%の上昇を見せて25,000を試すまでになっている。またオーストラリアのオールオーディナリーズとモスクワのMicexは週の終盤に年初来新高値まで上昇した。日本では、週半ばに日経が2ヶ月来の最安値まで下落。しかしそのたった2日後には、過去4ヶ月来のほぼ最高値水準に位置することとなった。また、ヨーロッパの株式指数も美麗な上げを見せ、ドイツのDAXやロンドンのFTSEが2年来の最高値レベルまで上昇した。アムステルダムのAEXとチューリヒのSMIは6ヶ月来の新高値をつけている。アメリカ大陸においてもまた2年来の新高値が顕著に示現しており、その中でもスタープレイヤーだったのが先週史上最高値を記録したアルゼンチンのメルヴァルであった。

    金もまた、まず水曜に1330以下という初期の急落を見せた後、金曜には史上最高値をつけて1400を試しに行った。水曜に行われたFedの金融緩和政策発表が始めの急落を救う形となり、金と銀、共に飛び立ったのだ。さらには原油も同様の動きを見せ、12月限の価格が年初来の最高水準まで達した。政府と中央銀行のドルを支えたいという意欲について、こうした動きの全てがあなたに語りかけているのはどんな事だろうか? 彼らは米国経済が何らかの牽引力を見つけるまでは秩序立った経済衰退が依然として残ることを望んでいる。それ自体は問題にならないだろう。おそらく問題となってくるのは、賃金以外の富が激しく上昇し、いたる所で物価が騰がるにもかかわらず、殆どの人々にとって最大級の投資である彼らの住宅価格が騰がらない、という事だろう。


*)原文:"In FED We Trust." アメリカ合衆国の公式な国家モットーである "In God We Trust." を皮肉っぽくもじったものと思われる。各硬貨にもこのフレーズが刻まれている。最近アメリカのネット上で、やはりFEDの動向を皮肉って超有名なB級ゾンビ映画 "Night Of The Living DEAD" のポスターのパロディが掲載されているのを見かけた。 それは "Night Of The Living FED" というタイトルで、キャッチコピーが "Something unbelievably terrifying" 主演:ベン・バーナンキ、チーフ・ゾンビ:アラン・グリーンスパンなどとなっていた。

↓本日こんな画像をいただきました。別バージョンですね。(^_^;

nightoftheLFED



≪ 短期ジオコズミクス ≫


    私達の注意は依然として11/15~19に向けられている。それは5つの主要なジオコズミック・サインが展開する時間帯だ。これには11/18に起きる金星・木星両惑星の順行が含まれている。私はその時まで株式市場におけるこの反騰を妨害する何ものをも見いだせないし、その後もまた大したものは見受けられない。

    金星は今週末には天秤座に戻ってくる。これは通貨に影響を及ぼすかもしれない。特にヘリオセントリック(太陽中心で見た)水星が射手座を通り過ぎて山羊座に入ってくる時その可能性は高くなる。だが私は11/18の金星・木星の滞留が株式市場を上昇させる力のほうがもっと強力ではないかと思う。これには木星・天王星のコンジャンクション(0°)即ち『資産インフレ超特急・そこのけ号』が結び付いており、しかも、『赤信号?なにそれオイシイの?』な射手座の火星が支援し扇動しているからだ。

私達はいまだにカーディナル・クライマックスとして知られるその入り口に居る。ここでは経済政策が1タチの悪い猛スピードで推し進められるのだ。(さあ私達の日常に彼らが追いつく前に逃げ延びられるかどうか、よく見ていようではないか。)


*)滞留:ステーションとも言う。惑星が順行から逆行、逆行から順行へと移行する時、数日間同じところに留まって見えること。この期間、特に逆行から順行に移る時は強いエネルギーが生じると言われる。

*1)原文 peddle to the metal : pedal to the metal(必死でスピードを上げる) と peddle(質の悪いもの・つまらないものを売る) をかけた言葉遊びのように思われる。"pedal to the metal"については9/27付けのコラム最下部の訳注*3を参照してください。


≪ 長期的考察 ≫

    先週のコラムで『10/30(土)は、10/11~11/18の金星逆行のちょうど中間点にあたる。逆行開始時周辺にトレンド反転を起こさなかった市場では、しばしばこの中間点において、短期かつシャープなリバーサルが見られる』と述べた。もし逆行開始時点周辺の時間帯で反転したなら、順行に移る時間帯までその反転トレンドは続く可能性がある。これはアジアの株式市場とドル円市場に当てはまるかもしれない。振り返ってみれば、日本円は月曜にここ15年来の最高値をつけ、その後少し安くなっている一方、日経は火曜にハーフ・プライマリー・サイクルのボトムをつけた後、非常に強力な反騰を開始した。したがって、金星逆行の中間地点は適用可能範囲の市場において効力を発揮したと言える。

    しかしながら、今は2012年の未来に飛んでみよう。何故なら現在私は『フォーキャスト2011』の執筆中で、ちょうどその時間帯について書いているからだ。それはまた、先週火曜オバマ政権の最初の2年間に対して米国家から下されたメッセージの結果に続いて、現在国民の意識が向けられている時点でもある。2012年に向けて、この結果は何を予告するのだろうか? 今や私達の議会は捻れたものになった訳だが、ごれは好ましいことだろうか? それとも停滞があるのだろうか?

    主要な政策には停滞が起こると私は思う。そして株式市場は、しばらくの間はそれを好感するだろう。結局、土星はそのエネルギーが高揚する場、天秤座にしばらくの間滞在しており、天王星・冥王星との厳しいアスペクトの埒外にあるということだ。だが、2012年~2015年には、全ての場所、全ての人々に関わってくるであろう2つの事が起きてくる。

    最初の事象は、その時間帯に起こる126年周期の天王星・冥王星サイクルの第1四半期の位相だ(90°)。このサイクルの始まりは1965~1966年のコンジャンクション(0°)だったので、おそらくはこの時代に立ち現れた現象が再現されるだろう。それは何かと言えば「何が何でも自由を!」という、牡羊座の天王星による熱烈な意志の潮流だ。それは山羊座の冥王星が示唆する政府と権力、即ち「国のシステムを新たな危機に晒すかもしれないと思われるような全ての物事を規制・制御したい」と望む力と合体しようと試みるだろう。牡羊座の天王星は才気煥発で発明の才に長けているものだが、それと同時に甚だしく反逆的かつ革命的でもあり、また全てに対してアンチの姿勢を取るケースもあり得る。

    しかし私達が最も気をつけなければならないのは経済だ。何故ならこの2つの惑星がハードなアスペクトを形成した時代を歴史的に振り返るなら、財政面と株式市場における危機との顕著な相関関係を持っているからだ。1965~1966年、ダウ平均は始めて1000までタッチした。だが続く16年間、経済は4度の後退を経験した。社会福祉や市民権にとっては素晴らしい向上の時期であったが、この国を大規模な支出と負債へと導く路線が決定したのもこの時期なのだ。その前のアスペクト時期も大同小異だった。1931~32年、1901~1902年、そして1876~1877年。どの年も皆、金融恐慌と厳しい景気失速に見舞われている。

    2012~2015年に効力を発するもう1つのファクターは、蠍座の土星だ。土星は、自らが支配する山羊座と同様に、「政府」を指し示す。しかしそれはまた、最近着手された行動や決定の責任を取らねばならない時期をも意味するのだ。つまり土星がその時滞在する星座宮、または土星とのアスペクトを形成する惑星が司る事柄における責務である。蠍座は他者の金(即ち納税者)、そして負債に関連する。言葉を換えて言うなら、経済と株式市場はこれからしばらくの間上昇気流に乗るだろう(多分金融アストロロジャー以外の誰もが考えるよりはるかに高く)と私は考えるが、もし国の借金が増え続けるか、過度に迎合的なFed(連邦準備制度理事会)の政策がインフレに導くなら、2012~2015年にはその代償が予期せぬ結果として立ち現れるだろう。Fedは彼らが望んでいるインフレーションばかりかもっと多くを得るかもしれない。だがそれに連れて雇用や住宅価格、そして個人の賃金が上がるのでなければ何の助けにもならない。それは単に別バージョンの経済危機でしかない。

    『アストロロジーとは人々に対し選択肢を明示するものであって、人々の選択を決定付けるものではない』という考え方の熱心な信奉者として、私の金融アストロロジーへの理解に基づいて言うなら、時の前方2012~2015年に不気味に立ちはだかる経済状況の重圧を最小限にとどめるような政策を制定し得る時間枠は「今(おそらく来年を含んで)」だ。だがもし政治家達が、相手方を諸悪の根源のように否定的に描き出す事によって2012年の大統領選に勝とうと議会の停滞を招くとすれば、それはまた似たような「失われた機会」をもたらすだろう。私から見ればこれは全社会の健全な未来を損なう大変愚かな戦略だ。アメリカ合衆国における両政党のリーダー達が、既に実行するつもりだと発表済みのこの戦略を早々に捨て去ることを願ってやまない。





訳文ここまで
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November 03, 2010

●11/6の新月—みんなに降り注ぐエネルギー(気まぐれUP♪)

11/5 日本の始原図(新月時)を追加しました。

    新月は前回からの課題を経て、次の新月までの約1ヶ月をかけて取り組む新しいテーマが開示される時。 そしてこれは生まれた星座に関係なく、地球に生きるわたし達みんなに平等に降り注ぐエネルギーです。わたし達はこのエネルギーを使って日々、自分なりに考え行動していきます。その現れはひとの数だけ様々ですが、やがてはお互いに影響しあいながら、社会・国・世界の潮流を作っていきます。これは言い換えると、わたし達を取り囲む「空間の雰囲気」です。星読みの世界から見れば、誰もがその中で生き、そのテーマに呼応して・・(素直になったり、反抗したり、無視したりしながら・・)自分なりの人生を創造していると言えます。 その意味でも、刻々と変容していく惑星エネルギーの流れをおおまかに知っておくことは、きっと何かの役に立つんじゃないかと思います。 ではでは今月も行ってみます!(^_-)

新月タイム・スケジュール
11/6、日本では東京・関東ローカルで14:11、北海道周辺で14:17前後、関西方面は13:52前後、沖縄周辺で13:22前後に蠍座13°40’で新月となります。ヒーリング・メディテーションや願い事をしたい方、もし可能ならこの時間帯に合わせてみてください。

前回の新月のあらましについてはココをご覧ください。

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Sabianシンボルによる【新月のテーマ】

*ここではディーン・ルディアー版やマーク・エドモンド・ジョーンズ版ではなく、透視家エルシィ・フィーラーのオリジナル版サビアン・シンボルを使っています。
*テーマはひとつの意識の流れを表したものです。この流れは順不同に現れたり循環したり、ひとつだけ突出して感じられる場合もあります。


【太陽・月 蠍座13°〜14° 】

"A man handling baggage" + "An inventor experimenting"
"Shellfish groping and children playing" + "Telephone linemen at work"

あれこれと可能性を捨てられない状況→ ★フェアであることと利益や安全を得ることの両立に悩む→ ★物事を重荷と捉えず受け入れることを意識する→ ★新しい刺激を求めて手探りする→ ★隠されていたものが露わになる→ ★周囲の出来事にどう関わるか・距離を置くかの選択→ ★目先に惑わされず選んだ1つの事に集中する必要・・・・→

キーワード: 「迷い」「超越への希求」「リズム」
エネルギーのポイント:「細心の注意と集中力、意志を使い苦境を乗り切り調和へと向かう」
ラッキーポイント: 感情の解放、ルーティンの見直し、休息と集中のリズム

NM101106

    今回の新月蠍座の13〜14°のテーマは、ひとことで言ってしまえば「迷いのトンネルをいかに抜けて光を目指すか?」です。

もともと蠍座は物事をとても深く感じる能力を持っていますが、特にこの度数は敏感で、普段は気付かないで通りすぎてしまうような微細な情報もキャッチする能力を与えます。そして、そのキャッチの仕方は独特で、アタマで考えたり分析したりする前に、深く潜在意識に入り込んでしまような感じです。そんな時は無意識のうちに影響を受けて、「なんだか落ち込んでるな」とか「あれ、なんとなく楽しい!」的な感覚を持つのですが、もともとこの度数に個人的な惑星や感受点を持つひとの中には、それに慣れてしまい、「自分はあんまり深く感じたり考えたりしないし・・」と思っているケースも見られます。けれど実際には一種の情報過多から自分を守るために蓋をしていることも多いんです。

それに加えてこの度数はもともと正義に対しても敏感なところがあり、阻害や偏見、憎しみなどのダークなパワーと闘おうという意志を持っています。本来野蛮な争いはキライなので、何とか美と調和の方向にもっていこうと努力します。このエネルギーには大きな磁力があるので、うまく使えれば持ち前の魅力を最大限に発揮して、素晴らしい調整役になれる可能性を秘めています。けれどその意志と、押し寄せる様々な情報との狭間で混乱が生じた時は、あちこちに注意が散乱して考えがまとまらず、不注意なミスを犯したり、大事な時に決断を下せないこともあるかもしれません。また急に面倒になって、何かと理由をつけて身を引いてしまうこともあるでしょう。

いつもそれだと物事を成し遂げることはなかなか出来ないけれど、今回の場合は・・・あまりにも疲れてしまったら、頑張りすぎてワケワカラナクなるよりも、かえって一度身を引いてみたほうが良いかもしれません。

何故なら、物事を的確に判断しようとしても、今回の惑星配置だとちょっと霧にまかれたような、地に足が着かないような、そんな感覚が付きまとうからです。目に見えない深い部分で、何かが解体作業中みたいな感じと言えば良いでしょうか。 そんな時は いったん休息して、溜まった感情をどこかで発散!! そして自分に十分な栄養を与えてあげてください。楽しむ力を回復させましょう。

    ところで今回の新月を支配するのは火星と冥王星。その火星は射手座にあって、準惑星エロスとコンジャンクト。この2つは以前の新月時、金星と三つどもえで天秤座にあり、なんとなくセクシーでワクワクするようなエネルギーを作り出していました。
まるで「愛とは何か?」について会議でもしていたような感じでしょうか。前の新月テーマのひとつ、「欲望と愛の違いの認識」。これは火星・金星・エロスが出会ったときのメイン・テーマでもあるんです。

eros


    金星とエロスはセクシュアリティの異なった側面を表しています。金星は情愛とそれにともない自分と相手の価値を認めること、美の確認、楽しさや優しさをわかちあうことを求めます。絆を保つことも大切な要素だし、時にはそのためにちょっぴり打算が入ることもあります。それに対してエロスの愛はどちらかというと非個人的な感覚と言えるかもしれません。バイセクシャルでもあり、一般的にはダークなイメージの世界にも、平気で足を踏み入れることがあります。根っからの冒険者であり、新しい体験を求めて本能的に行動する放浪者、エロス。彼にとって絆を長く保つことなど全く価値がありません。それより大切なのは、一瞬の融合とそこから得られるきらめきです。本来エロスが求めているのは、相手と触れあうことによって自分の限界を超越すること。まだ見ぬ地平の境界を越えて飛翔したいという、深いソウルフルな願望です。

だからエロスが行動的な火星の力を借りてとてもうまく働いたときは、たとえ行きずりの相手でも、社会的にはNGとされるような関係であったとしても、ドロドロしたものが残らない、不思議にクリエイティブなひとときを過ごすことが出来ます。その関係は「友愛」とか「同志」に近いものになるでしょう。 ただし、エロスのエネルギーを上手に使うには何ものにも依存することのない、自立した精神を持っている必要があります。これは本質的に探求者や達人の世界。なので中途半端な気持でウカツに誘惑に乗ってしまうと、底深い闇の世界が待ち受けている・・・・・・・・・・・・・・かもしれません。(^_^;)  

    今回の新月、逆行中の金星は自分のホームグラウンド、天秤座の入り口にさしかかっています。情愛の絆はちょっと一息入れなくちゃモード。今まで培ってきた絆を再認識し、暖かさや慈しみの感情を静かに振り返ろうとしています。なのでたった今は射手座の火星とエロスの世界。射手座は本来あまり物質的な星座ではないので、ここでの一触即発の融合願望は、違う創造性に昇華されていくかもしれません。遠い異境の地を夢見たり、官能的でエキゾチックな音楽やダンス、アートに身を委ねたり、創ったり。 タントリックな宗教哲学やマジックの世界を探求してみるにも良い機会となりそうです。 ここでの「欲望」はすべて「生命の探求」に繋がっていきます。「自分はいったい誰なのか?」 「何処へ行こうとしているのか?」・・・ この時期、あまり現実世界で冒険したくないひとにとっても、そんなエネルギーの使い方はとてもステキだと思います。

そうそう、金星逆行中はなるべく高額なお買い物は避けたほうが吉! 特に趣味のもの、嗜好品、アート、服やアクセサリー類などはいつものような眼力が働かず、後で後悔しやすいです。この時期、オークションやネットショッピングは購入ボタンをクリックする前にもう一度考えて。実用品はOKです。

    ところで、もう一方の支配者、冥王星は? 
彼は現在山羊座で月のノース・ノードとコンジャンクト。対向の蟹座のサウス・ノードとの間に強いエネルギーの流れを作っています。そして同時に牡羊座のダーク・ムーン・リリスとTスクエアです。またこの時間、乙女座を進んでいるVtxが、やはり牡羊座のエリスとインコンジャンクト。 うーん・・こちらもやっぱり、今まで抑圧されていた感情や負の記憶に揺さぶりをかけてきそうな配置かな。何か大切なものを失いそうな気がして、不安になるひともいるかもしれません。もしかしたら突然、理不尽に怒りが湧いてくることも。

    海王星とカイロンはあいかわらず水瓶座で日本始原図の月・ASCとコンジャンクション。日本人の心(アイディンティティ)の解体作業中です。わたし達の国が新しい確固としたアイデンティティを獲得するには、まだ少し時間がかかりそうです。また今回の新月ではちょうど彼らが12室秘密のハウスに入るため、何かが水面下で動いている感じ。水星とはスクエアとなって、報道も伝聞もアテにならず、何が正しい判断なのか見えないもどかしさが一層強く生じそうです。財政面・外交面でも、新たな不安要素が表面化するのかもしれません。射手座の火星はエロスとのペアリングだけでなく、こうした問題に対して果敢に挑戦するエネルギーとして使われる可能性があります。それは真実を求める力です。 ただいずれにしても情報が錯綜しがちなため、あちこちにフラフラせず、一番大切な物事にエネルギーと精神を集中することがカナメになりそうなエネルギー模様です。

同じく日本の始原図では射手座の火星が天頂へと向かう中、10室(政府与党・オーソリティ)射手座のサウス・ノードには突然のカルミックな出来事を示唆するフォロスが0°。11室(議会・国際友好・組織・団体)では公正な闘いを表す山羊座のパラスに冥王星とノースノードが0°。こちらも未来を深くみつめた上での適切な思考・判断や処置が求められているものの、ともすると焦りを招き、流れを抑圧する方向に「力づくの政治」が行われかねないエネルギー構成です。そして11/17〜18には日本の太陽に土星が0°、射手座のサウス・ノードには火星が辿り着きます。このあたりも難問題が続きそう。。。

M_JAPAN101106

そんな雰囲気の流れにあって、これから先もし何かの拍子にネガティブな気持が出てきたら・・・「これは次のステップに進むために絶対必要なことが起きてるだけ。OK!」と言って胸をはって・・・悩んでください。堂々と、大いばりで落ち込んでみてください。出てくるものは認めないわけにいきません。でも、たとえ倒れふしていたとしても、あなたの中には凛とした火がいつも燃えていることを忘れないでね。

    そんなわけで・・・これからの1ヶ月、もしどうしたら良いか選択に迷うことがあったら、いったん立ち止まり、自分にとっての優先順位をよく見直してください。そしていったん選択したら周囲でどんなことが起きても気にしないで1つのことに集中する、と決めて頑張ってみましょう。

太陽も月も、新月の後まもなく同じ蠍座をゆっくり進行中のヴェスタと出会います。ヴェスタはわたし達ひとりひとりの内なる炎を静かに守る、強靱で精神性の高い女神です。 また時には聖なる娼婦とも呼ばれ、自分の身を削ってでも、死すべき運命にある闇の子供達を抱きとめ、聖なる存在に変容させようと心をくだく、巫女神でもあります。ヴェスタは出会うものを高みへ昇っておいでと招いています。太陽と月はヴェスタの心を水星へ、火星へと伝えて行くでしょう。 もしわたし達が迷いのトンネルに入ってしまったら、きっとヴェスタの炎が明るい光の世界へと導いてくれる筈です。

そして今月中には海王星、金星、木星がそれぞれ逆行から順行へと転じます。主要な3つの惑星から素直な意識の放射が始まるとき、きっとまた何か、新しい風景が開けてくるのではないでしょうか。 もしそれが夢見たものとは少し違っていたとしても、この流れは今後向かうべき未知の大地へとわたし達を誘ってくれると思います。
射手座の新月がもたらすものは、「拡がりと成長」です。
迷いながら、楽しみながら、行きましょう!!


【惑星タイム・スケジュール】
海王星順行開始:11/7 15:05頃(JST)
水星射手座入場:11/9 08:59頃(JST)
金星順行開始:11/19 06:17頃(JST)
木星順行開始:11/19 01:54頃(JST)


Good Luck to You All !!★


hiyoka.(^_^)