October 2011

October 30, 2011

レイモンド・メリマン 週間コメント 10/31 【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2011年10月31日(フリー版より)
翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また merriman.jpさんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(文中の は翻訳者によるものです)
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10/30 ≪短期ジオコズミクス≫に記載ミスがありましたので訂正(下線部)しました。m(_"_)m


    今週は十分長くなってしまったので、≪ 長期的考察 ≫は休載とさせていただく。

≪ 先週を振り返って ≫

    射手座と木星が連綿と伝える偉大な伝統のもと、金融市場、特に世界の株式市場にとって先週はビッグな週となった。 木星は射手座を支配するが、どちらも共に誇張、過剰、そして大きな価格変動の原理を象徴している。特に火星、天王星を含んだアスペクトが近日中に起こればなおのことだ。先週はまさにこのケースで、ヘリオセントリックの水星が10/26にその12日間にわたる射手座進行を終え、同日金星が火星にスクエアを形成、10/28には木星が太陽と強力なオポジションを形成すると同時に冥王星とはトラインを形成した。 来週は 11/3に金星が天王星にウェイニングトラインを形成する。

大饗宴に出る料理のネタは揃っていたと言えるが、木曜にはヨーロッパの政治リーダーと銀行首脳が宴席のメイン・コースを運んできた。EFSF、すなわちギリシャのための非常に寛大な金融救済資金増加というひと皿に、まもなくスペインとイタリアのために必要となりそうな追加救済措置をふまえた、もっと巨額の準備金という付け合わせだ。投資家は祝杯を挙げて札入れを開き、米ドルと米国債以外の目につく物は何でも買い込んだ。株式市場、貴金属、原油、そして米ドル以外の通貨は数週間ぶりから数ヶ月ぶりの高値まで急騰した。事実上この10月は、今やダウ工業平均の制定以来、史上もっとも月間上昇率の高い月という称号に向かって進んでいる。
日本時間では11/3夕方16:43頃にオーブ0°となる
    ここで過去1ヶ月を振り返り、世界の株式指数に何が起こったかを見てみよう。ヨーロッパではオランダのAEXが10/28金曜、8月最初の週以来の最高値水準である318.02まで反騰した。これは9/23につけた2年ぶりの安値256.36からは24%の上昇を意味する。これと競うようにドイツのDAXもまた金曜、8月初旬以来の最高値レベルまで騰がり、9/12と9/23につけた2年ぶりの安値から30%近くの上昇となる6430に到達した。チューリヒのSMIは8/9の年初来安値から今や24%反騰、ロンドンのFTSEも同じ軌跡を辿って20%騰がった。上昇率20%の平均値を叩き出して、ヨーロッパの殆どの指数は今や、8月あるいは9月につけた年初来安値に続く、本格的な新強気市場に入っている。ヨーロッパ市場はそれほど素早く完全に方向転換した。

    アジア及び環太平洋地域では、立ち直りはそれほど力強くなかった。オーストラリアのオールオーディナリーズは8/9につけた年初来安値から14.5%騰がっている。インドのニフティは2010年2月の最安値に対するダブルボトムとなった10/4の安値から先週の高値までで、大体同じくらいの上昇率だ。 日本の日経は10/4につけた二番底8343から金曜の高値9086までで9%騰がっている。中国となるとさらに重い足取りで、上海指数は10/24につけた2年来の安値2307から地味な反騰の結果、金曜にはたった2483までしか騰がらず、上昇率はわずか7.6%に過ぎなかった。この地域で最も見応えがあったのは香港の反騰で、ハンセンは10/4の2年来安値16,170から10/28金曜につけた20,272まで騰がり、25%の上昇となった。しかしながら、覚えておかねばならないのはこれ以前にハンセンが大幅な下落に見舞われていることだ。その安値は4月につけた24,488と、2010年11月の25,000だ。

    アメリカ大陸では、上昇率はヨーロッパのそれと似ていた。ダウ工業平均はヨーロッパの債務危機救済プランの発表を受けて12,000以上に跳ね上がった。10/4につけた年初来安値10,404から反騰して木曜につけた12,238まで、3週間の上昇率は17.6%だ。ナスダック総合は同じ3週間で2753から2298まで反騰し、これは殆ど20%の上げになる。

しかしこんなものはアルゼンチンのメルバルに起こったことと比べれば何ほどの物でもない。メルバルは10/4の年初来安値2274から10/27木曜につけた3094まで、実に36%もの爆発的上昇を遂げている。 ブラジルのボベスパも、8/8につけたその年初来安値47,793からこれもまた10/27木曜につけた59,901まで、25%と印象的な上げを記録した。 木星と射手座が統治する、些細なことや取るに足らない物など一切無視される壮大な景観のもとでは、一貫してこうしたタイプの大上昇が示現する。

    さらに、こうした価格の大変動は株式指数に限ったことではなかった。例えば銀だが、ちょうど1ヶ月前につけた安値2615から飛び立って3570へと、35%以上の上げを見せている。また同時期に金は、9/26の安値1535から先週終盤の1750以上まで、1トロイオンスあたり200ドル以上騰がった。 原油もまた3週間前(10/4)につけた1バレル75ドル以下から25%以上跳ね上がり、先週終盤には95ドル近くまでつけた。 通貨ではユーロが米ドルに対して1.4000以上まで戻ったが、その米ドルは日本円に対して10/28金曜、史上最安値まで下落した....。


≪ 短期ジオコズミクス ≫

    木星による激しい価格変動は、ファイナンシャル・アストロロジャーにとっては何も驚くにはあたらないことだったろう。先週のコラムで述べた通りだ。 『  皆さん、先週はアドバイス通りシートにしがみついていただろうか?  もしそうならそのまま動かないほうがいい。 何故なら、今週そして11月最初の週に かけて、まだまだ山頂や谷底が控えているからだ。 ヘリオセントリックの水星は今、射手座ど真ん中だ。その行程は10/27には終わる。 だがそれは、ボ ラティリティと大きな価格変動を終わらせはしないだろう。 価格変動を示す位相中で最大級の親玉、太陽系最大の惑星 ( 木星 ) と太陽とのオポジションが、10/28に起こるのだ。 非常に興味深いことだが、木星は同時に、この太陽系の中で最も長い軌道周期を持つ(準)惑星、冥王 星との間に、長期サイクルのトライン(120°)を形成する。 これは大物達の到来だ! そしてこれは、ヨーロッパの指導者達による、あまりにも長く続く 債務危機を解決するための、あまりにも長く待たされた計画案を大々的に発表するにあたっての、ギリギリセーフと言えるタイミングでもある。そこに射してくる希望は、木星の冥王星へのトラインが暗示するように、ヨーロッパの債務危機についてのこの発表が真に建設的な改革案となるだろう、という ことだ 』。

    ヨーロッパの銀行、そして政治共同体は、市場が見たがっていた木星タイプの改革を実にずばっと実行した。そしてこれを受けた資産運用者達は、まるでクリスマスとホリデイシーズンが早めに到来したがごとく、目に入る物ならなんでも買いまくった。これが大神ゼウス(木星)が彼自身の神殿、人馬宮殿(射手座)から檄を飛ばす時の物事のあり方なのだ。

    だがこれから先は? いつだって気になるのはそこの所ではないだろうか? ありがたいことに、アストロロジーはコズミック取り扱い説明書だ。ヘリオセントリックの水星は射手座を離れ、もっと堅苦しく生真面目な山羊座へ移行した。木星は改革志向の冥王星に寛大さを与えたトラインを離れ始めている。そして中でも最強のアスペクト —太陽・木星のオポジション— は、この火性の両惑星間のワクシング(満ちていく)フェイズを終え、半年間のウェイニングフェイズを開始した。

私達がもし拙著『 The Ultimate Book on Stock market TIming Volume 3: Geocosmic Correlations to Trading Cycles/究極の株価タイミング Vol.3 : トレーディング・サイクルとジオコズミックの相関関係 』で詳説した研究を元にこのアスペクト — 太陽・木星のオポジションひとつを取って調べれば、歴史上50%の確率で50週またはより長期のサイクルが、10取引日の内に展開し始めるという事実に注目するだろう。 

株式市場の長期サイクルとしては、ジオコズミックな相関関係が50%というのは大きい! そしてまた、75%の確率で、プライマリー・サイクルまたはより大きなサイクルが10取引日の内に展開するという事例も観察される。だが私達はこれらのサイクル、そしてより長期の15.5ヶ月サイクルでさえも、19取引日前の10/4に完成したのを目撃したばかりだ。 その時から株価は騰がっていて、それも射手座と木星の壮大なやり方、つまりただ騰がるというだけでなく、天に向かって真っ直ぐ爆発するような騰がり方をしている。だから、もしこのシグナルが今回、主要なリバーサル・インディケーターとして有効だとすれば、それは安値を基点として発動するのではないだろう。多くの市場で価格はすでに反騰開始時から15~25%強も上げているのだ。

    それにもかかわらず、ファイナンシャル・アストロロジーに基づいて見れば、3週間前につけた安値を抜く前に相場が上がることを示唆する、いくつかの根拠がある。11/2、ジオコズミックの水星と金星がゼウスの神殿(射手座)での数週間にわたる旅を開始する一方、木星はいまだに牡牛座0°~7°の領域に滞在している。この領域は私達がこのコラムにおいて、1870年代まで遡った研究をもとに、株式市場の長期の天井との相関関係があると繰り返し確認し続けてきたセクターだ。 このセクターは2011年10/7~2012年3/7まで強調される。

そんな訳で私達は、2011年5/2~7/22に観察したのと同様に ( そして大分以前の2010年11月に予測したように ) もう1つの長期サイクルの高値が来ることを期待している。 5/2~7/22につけた高値はいまだに米株3年サイクルの天井候補だ。 だが今、木星が牡牛座の初期度数に帰還して、予測していたとおり、その座は危うくなっている。 天井を確認できるのは何時だろうか? うーん、私が推測するに、それには2011年12/25、木星が牡牛座0°で滞留から順行に移ろうとするポイントにもう少し近くなるまで待たねばならないだろう。 

だがちょうど時はハロウィーンでもあるし、ジオコズミックの重要反転ゾーンも相場自体もここ3週間ばかり、大いなる木星の神業上げを続けてきた。だから私は市場がホリデイシーズンに向かってストレートに騰がっていくとは期待していない。 私達は単にこのジェットコースターの軌道に連なる別の頂に達していて、次の頂が来る前に、目の眩むようなダイビング体験を待っているのかもしれない。

まぁいずれにしても、ハロウィーン — 「 トリック・オア・トリート/(ご馳走くれなきゃ、いたずらするぞ!) 」のシーズンだ。ここ3週間、相場はご馳走にあずかった。だがまた別のいたずら小僧が扉を叩いている。


   



訳文ここまで
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October 26, 2011

○10/27の新月—みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)

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    新月は前回からの課題を経て、次の新月までの約1ヶ月をかけて取り組む新しいテーマが開示される時。 そしてこれは生まれた星座に関係なく、地球に生きるわたし達みんなに平等に降り注ぐエネルギーです。わたし達はこのエネルギーを使って日々、自分なりに考え行動していきます。その現れはひとの数だけ様々ですが、やがてはお互いに影響しあいながら、社会・国・世界の潮流を作っていきます。これは言い換えると、わたし達を取り囲む「空間の雰囲気」です。星読みの世界から見れば、誰もがその中で生き、そのテーマに呼応して・・(素直になったり、反抗したり、無視したりしながら・・)自分なりの人生を創造していると言えます。 その意味でも、刻々と変容していく惑星エネルギーの流れをおおまかに知っておくことは、きっと何かの役に立つんじゃないかと思います。 ではでは今月も行ってみます!(^_-)
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新月タイムスケジュール
願い事やアファメーション、ヒーリング・メディテーションなどしたい方は、もし可能ならこの時間帯に合わせてみてください。エネルギーの高まりを感じとれると思います。(^_^)

【地方標準時: ソーラータイム(LMT) 】
東京・関東ローカルで05:13前後、北海道周辺で05:20前後、関西方面(日本標準時ならこの時間)は04:54前後、沖縄周辺で04:26前後に 蠍座 03°02’ で新月となります。

前回の新月のテーマについてはココ、満月についてはココをご覧ください。

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Sabianシンボルによる【新月のテーマ・10/27~11/24】
*ここではディーン・ルディアー版やマーク・エドモンド・ジョーンズ版ではなく、透視家エルシィ・フィーラーのオリジナル版サビアン・シンボルを使っています。
*テーマはひとつの意識の流れを表したものです。この流れは順不同に現れたり循環したり、ひとつだけ突出して感じられる場合もあります。


【太陽・月 蠍座 03°~04° 】

"A house-raising"
→家の棟上げ
"A youth holding a lighted candle"
→灯ったローソクを持つ若者

新しい状況に適応しようとする努力→ ★平穏を欲する気持→ ★他者と協調するための忍耐→ ★日々延々と続く状況の中で助け合う→ ★既存のものに感謝しつつ新しきものを夢見る→ ★自己の夢と社会制度化した理想のギャップ→ ★貧困・格差そして目隠し・盲目への怒り→ ★夢見たものを心の中にしまう→ ★内なる希望の火を燃やす→ ★自分が目指す目的地を直観する・・・・ →

エネルギーのポイント:「ギアチェンジとバランス」「更なる探求」
精霊の顕示:数を意識する、文字のかたち、部屋の香り、ゆらぐ物、点滅、液体を丁寧に扱う

111027NM


    今年もまた、ちょっとディープな蠍座の新月がやってきました。太陽が蠍座に入場した今週初めから、なんとなく空気が変化したのを感じ取っている方もいらっしゃると思います。 もともと蠍座はある種の「深さ」を代表するサインですが、今回はまた一段とひそやかで強力な感じ。。砂漠にひっそりと生息する謎を秘めた生き物、サソリ。彼の一刺しは、わたし達をどこに連れていくのでしょうか?

    ではでは、サビアン・シンボルを覗いてみましょう。

 前回の天秤座の新月テーマは「自分を取り巻く人間関係の再定義」そして「正直さ」でした。 それはわたし達それぞれが様々なカタチを通して、身近な人間関係を鏡にしながら自分自身のアイデンティティについて考え、気付いていく機会を与えてくれました。 そして今回は、シンボルの雰囲気が少し変わってきたように感じます。「 自己 VS 他者 」 という本質的な対立関係は底流としてずっと続いているけれど、蠍座に入って 「 他者 」 は周囲のひと達から 「 社会 」や「 世界 」 へと拡がってきたようです。
 ※ここでもう一度、蠍座が象徴する本質についてこころに留めておきたいと思います。といってもそれを書き始めたら超長くなりそう・・(^_^;  これについては今年5/17の蠍座の満月でけっこう触れたと思うので、もしよろしければそちらを読んでみてください。
サソリの住む地域は熱い砂漠や湿地帯。天敵も数多くいます。だからサソリはとても用心深く、昼間は地中や岩の下などに隠れ、夜に活動します。広い世界で生き延びるために身を護ること、それは彼らにとってプライオリティのトップに来る問題です。。

そして、今回前半のシンボル — 棟上げ・上棟式........。 これって日本でも、家の土台が整い骨組みが出来上がったところで神道の儀式をしますよね。 家の繁栄と健康を祈って・・・。今は殆ど簡略化されているけれど、昔は、そして地域によっては、沢山のひとが集まって宴会を催したりすることもあったそうです。 似たような風習が世界中にひろがっているのも面白いですね。

    集落や村や町。家を建てるということは、あるコミュニティに正式に参加することでもあります。家作りに地域のひと達が総出で協力するようなこともあったでしょう。 家を持つこと・建てることは、そのコミュニティの一員として助け合うこと、理念を共有し、利害を共にすることを暗黙のうちに承諾することを意味します。 そしてその小さなコミュニティはまた、もっと大きな地域社会の一員でもあり、より大きな社会制度の中に組み込まれています。

だから今回のサソリ君がここから先、触れあう他者は、パートナーだけではありません。広い社会です。

    社会の一員として暮らすことは、わたし達に一種の「安全感覚」を与えてくれます。たとえば「日本国民」である証拠を持っていれば、何か予測不能の大きなことが起きたとき、なんだかんだ言ったって最低限の保護は与えられます。 でも、ここまで成長してきて、「自分とは何か?」というアイデンティティの問題を追及してきた魂にとって、コミュニティの中でうまくやっていくことは一種のフラストレーションをともなう作業でもあります。 毎日が妥協の連続・・・と感じるひともいるかもしれません。

そして、今度は自分がイヤも応もなく参加している社会そのものを「反射鏡」として使い、「自分」という存在をもっと明確にし、全体との関係性の中で、進むべき方向や自分なりの理想を夢見る作業に入っていきます。 このとき、自分というものの本質は、たとえまだハッキリと識別できるカタチをとっていないとしても、すでにわたし達の奥深くに 「 確固とした何か 」 として存在しています。 それはすごく成長したがっています。そして同時に、どうしても護らなければならない「何か」でもあります。  

今、外の世界では政治・経済・社会・・・古い制度が根幹からゆらいでいます。 世界の潮流に比べれば、日本ではまだ目立った動きにまではなっていないかもしれません。でも、確実に大きな変化が訪れようとしています。。 安全な筈のコミュニティが土台からゆらいで見え、同意したはずの約束が裏切られたように思えるとき、わたし達の中に棲むサソリ君は、それぞれどんな行動に出るでしょうか?

    若者は今、ローソクの灯りを手にしています。 インフラが危うくなって停電してしまった? それとも、何かの儀式を行おうとしているのかな? ・・・外界の喧噪をよそに、 ローソクの灯りはほのかに周囲を照らしています。余計なものは闇に溶け込んで、見えません。 ここまで成長してきた若々しい魂は、今いちど、太古の炎に照らして自分の行くべき道を探ろうとしているのかもしれません。

後半のシンボルの原文は"A youth holding a lighted candle"です。面白いことに、英語の慣用句では、"hold a candle to ~" で 肩を並べるとか匹敵する、という状態を表し、これを否定形で使って「~にはとても適わない」なんて意味に使われるとか。  また、「太陽に向かってローソクを持つ」と言うと、「ムダなことをする」という意味にもなるそうです。  ここには、自分の足許を照らす光と他者の光、外界の光を比較する行為があります。 きっとこのシンボルの中には、圧倒的に明るいけれど真に信頼できるかどうかわからない「外の光」と、危うくゆらめきながらも自分の身を炎に変容させて内側を照らすローソクの光、そのギャップをどう捉えていくのか、どうバランスをとって生きていくのか?・・・そんな新たな挑戦が暗示されているのではないでしょうか?

SecretWounds


東京ローカルの新月図では、太陽と月は1室。 アセンダント付近には土星があって、牡羊座のエリスとタイトなオポジションです。 そしてディセンダントは前回の満月が起きた位置から約1°進んだところにあります。 これは、前回牡羊座の満月テーマ 『 複雑な状況の中で個をつらぬく挑戦 』 が今もなお底流にあって、今、人間関係の中ではっきりとハイライトされてくる可能性を示唆しているように思います。

土星は自分というカタチをきっちり固め、コミュニティの中で責任をもちながら、じっくりと自分なりの美意識で物事を進めて行きたいと思います。けれどエリスはもともと制度の埒外に生きています。どこかに矛盾やゴマカシをみつけたら、手段を選ばず浮上させます。自分の中に潜む闇、人間の中にあらがいようもなく存在する闇を無視して通り過ぎることは許しません。エリスはわたし達の意識を攪乱し、身を護るためのウソを破綻させる役割を担っています。  なので、もしパートナー関係の中でこの土星とエリスのオポジションがネガティブに発動するようなことがあれば、お互いの奥底の傷をえぐりあうような、感情的な衝突に発展する可能性もあります。 長い間にお互い不満が溜まっているのに、それに触れないことが当たり前になってしまったような関係は、一度閉じたフタを開いて風を入れ、よく見直して今後の方針を決める時期に来ているかもしれません。

それと同時に、土星は火星とセクスタイル、火星はエリスにトライン、エリスとネッソスはオーブ2°のセクスタイル、そしてネッソスと土星がトライン・・・おぉ、これはミスティック・レクタングルです。けれど、 この長方形を形成するメンツがなかなか厄介かなぁ。。。 火星と対峙するネッソスは、悪くすると反社会的だったり、暴力的なまでに屈折して報復的だったりします。(もちろん、ネッソスが全て悪く出るわけではないのですが....) また、この組み合わせはとてもセクシャルな衝動を刺激してきます。こうしたエネルギーは、狭くは対人関係、そして広くは社会との関係の中で、個人で、集団で、様々な葛藤や運動を起こしてきそうです。 

2室蠍座では水星と金星がコンジャンクト。エリスとダーク・ムーン・リリスからのYODの頂点となっています。この水星と金星は自分の価値観をとても大事にしていて、何かひそやかに自分なりの目的を護ろうとしている感じ。。そんな彼らに対して火星、ネッソスともスクエアに。 Vtxを入れればTスクエアです。 このスクエアもまた、ある種のセクシャルな衝動を刺激してきそう。 また、ひとによってはフラストレーションのはけ口で、無性に散財したくなる・・なんてことが起きるかも?  「今は手許にお金無いけど、来月入りそうだからいいや♪」 とか。。もちろん、気晴らしや気分転換は今、とっても重要! どうか自分を楽しませてください。でも後で青くならないように、お財布の中身には気をつけましょう。(←自分に言ってたりして.....^_^;)

けれど、こうしたハードなアスペクトがあるときは、自分だけでなく他者のふるまいを通して、いろいろな矛盾やエゴの在りようを見抜いていくチャンスでもあります。自尊心と嫉妬、金銭感覚や価値観の違い、触れたくない秘密・・・ みんなみんな、蠍座が提示し、エリスが暴きたくてたまらない、テーマです。

そのエネルギーのバランスをとって、対立や葛藤の関係(オポジションやスクエア)だけではなく、関わる惑星達全ての力を上手に回していくには、サソリのように慎重に構えながらも、自分の内側から漏れ出る「希望」という灯の明かりで周囲を照らしていくことしかない・・・今回の新月はそんなことを言っているような気がします。

 そして山羊座の冥王星。彼には牡牛座で逆行中の木星がトラインを形成しています。これはもしかしたら、今まであげてきた「ちょっと厄介なアスペクト」を「大きな発見!目からウロコ♪」に変容させる手助けをしてくれるかも?!   木星の寛容さや物事を大きな目で捉えようとするアプローチを、冥王星の圧倒的な解体と再生への希求力とを合わせて、様々なコミュニケーションに活かしていくことが出来たなら、これはわたし達にとって大きなエネルギー・ツールになりそうです。 

とはいえ、3室近くにフォルスとヒュロノメのカップルがいて、月のノードと共に双子座のカオスとオポジションなので、渦巻く矛盾した情報に足を取られて衝動的に動いたり自分を見失ったりしないよう、十分注意は必要かもしれません。信じるに足る情報はカオスの中から自分の意志で選ぶ。選んだのは自分だから、ん?と思ったら選び直すのも自分。そして、信じる・信じないの中道でバランスを取りながら、着々と現実を創っていくのも、そこに希望を見出すのも、やはり自分なのだと思います。

 そうそう、カイロンと海王星はそれぞれ魚座、水瓶座にあって、この新月とはトライン。この2惑星は両方とも満月のころには前後して逆行から順行に入ります。 カイロンもまた、「問題」があればそれに光を当て浮き彫りにしてくる星ですが、彼はそれを整理して理解をもたらし、自ら癒すための手助けをしてくれます。そして、まもなく魚座に再入場する海王星と共に、地球に強力なヒーリング・パワーを発揮していくはずです。 たとえ今は内在していて目立たなくても、 若者の持つローソクに炎を灯すのは、彼らが暗示する「エゴの束縛を超えた未来」なのかもしれません。。


こうしてザッと見ただけでも、今回の新月は(も!) なかなか手強い感じ。 毎回書くたびに、「え・・こんな厳しいの? 大丈夫かな・・・」と思うのですが。。でもこうした流れの根底にあるのは、やはり天王星・冥王星のもたらす大きな変革。 フツーの戦士さん達にとっては、そろそろ それぞれの広大なフィールドで実践(実戦?)経験を積んでいく季節に入ったのかもしれません。 

冒頭でサソリの一刺しと書きましたが、この新月では二刺し三刺しくらい刺してしまうひと、そして刺されてしまうひとが出てくるかも?  でも、蠍座の毒は死をもたらすばかりではありません。 サソリは相手を深く知り、溶け合い、そして共に宇宙を駆け抜ける、智恵の矢となって飛翔していきたいのです。 

英雄オリオンをも倒したその毒は、もしかしたら、わたし達を離ればなれにさせるエゴの怖れを、そのもたらす毒を、中和して灯に変容させる天の薬なのかもしれません。 ローソクは自らの身を溶かし、一瞬一瞬の光に変えていきます。その光を使えるかどうかは、わたし達の選択にかかっているのだと思います。。



have a great trek!!!★


hiyoka.(^_^)

October 23, 2011

レイモンド・メリマン 週間コメント 10/24 【金融アストロロジー】

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レイモンド・メリマン・コラム  2011年10月24日(フリー版より)
翻訳:hiyoka 
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また merriman.jpさんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(文中の は翻訳者によるものです)
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≪ 先週を振り返って ≫

    先週は上に下にと不安定ながらも、世界の多くの株式指数にとって好調を感じさせる週となった。例えばダウ平均は週初めから11,643をつけ、9月初頭以来の最高値水準で始まった。ところが翌日火曜日、10/18には11,296と、ちょうど私達の週報で定義した週足のサポートレベルまで下落した。そして週末には8月第1週以来の最高値水準まで騰がり、これが新規のプライマリー・サイクルであり、新しい長期サイクルにも入っていることを裏付けた。

    貴金属もまた先週、荒っぽい旅路に乗り出した。金は9/26につけた1535という体たらくから、先週月曜10/17、その時以来の最高値水準である1696.80まで騰がった。 そして10/20木曜まで下落し、金曜に気の利いた上げをみせて回復する前に、1600のラインを試した。 先週(10/12)3300以上で取引された銀は、10/20木曜には3000以下に落ち込んだ。だがその後金曜、カダフィ大佐の死が発表され、少し遅れてユーロ圏の累積債務を解決するための包括的改革案が伝えられると、株式と貴金属を含めた全ての金融市場が急激に跳ねあがった。 貴金属の場合、これはニュースというよりも、10/15~27まで射手座を進行するヘリオセントリックの水星の働きから期待された動きに沿ったものだ。株式市場については、私達はひたすら激しく価格が上下動することを予測していたが、確かに先週はその通りの結果となった。


≪ 短期ジオコズミクス ≫

    皆さん、先週はアドバイス通りシートにしがみついていただろうか?  もしそうならそのまま動かないほうがいい。 何故なら、今週そして11月最初の週にかけて、まだまだ山頂や谷底が控えているからだ。 ヘリオセントリックの水星は今、射手座ど真ん中だ。その行程は10/27には終わる。 だがそれは、ボラティリティと大きな価格変動を終わらせはしないだろう。 価格変動を示す位相中で最大級の親玉、太陽系最大の惑星 ( 木星 ) と太陽とのオポジションが、10/28に起こるのだ。 非常に興味深いことだが、木星は同時に、この太陽系の中で最も長い軌道周期を持つ(準)惑星、冥王星との間に、長期サイクルのトライン(120°)を形成する。 これは大物達の到来だ! そしてこれは、ヨーロッパの指導者達による、あまりにも長く続く債務危機を解決するための、あまりにも長く待たされた計画案を大々的に発表するにあたっての、ギリギリセーフと言えるタイミングでもある。

    そこに射してくる希望は、木星の冥王星へのトラインが暗示するように、ヨーロッパの債務危機についてのこの発表が真に建設的な改革案となるだろう、ということだ( 冥王星は改革、木星は大きな物事、そしてトラインは合意を伴って立ち現れる好ましい状況を示唆すると考えられる )。 だが怖いのは、それが皆を失望させるかもしれないことで、何しろ木星は俎上に載せたものに対して常に誇大宣伝や過大評価をしがちなのだ。 この場合、木星はあたかもしっかりしたフルボディの豊穣なテイストのワインのようなプランを約束するかもしれないが、その代わりに配達されるのは二日酔いにも似た意気消沈となる。そのワインを作る葡萄の収穫には、ほんの少しだけ早すぎるか、または遅すぎるからだ。 皆さんご存知のとおり、私達が生きる世界ではタイミングが( 殆ど )全てだ。 政界にも同じことが言える。 ユーロ圏の銀行と経済は、この先青信号の代わりにもっと多くの赤信号に直面するかもしれない。 赤信号とは単に赤字のレッドゾーンへと深く深く落ち込んでいく、バランスシートの状態のみを指すのではない。それはまた、他の「家族」の幸福など考えることもなく、あくまで自分の生き方を変えようとしない、または変えることが出来ない困った兄弟のような国々を救済するために、自国の納税者の金を使う指導者達に対して真っ赤になって怒っているかもしれない、ドイツやフランスのような加盟国の国民達が抱える感情をも指し示している。

    怒りの感情 — そして支出を管理出来ず、雇用創出の気運を高めることも出来ず、財政の収支バランスをとることも出来ないような国の政府を救済し続けることに対する民衆の不本意な感情 — は、全て2012~2015年に控えている天王星・冥王星スクエアの一部だ。 この事は、ユーロ通貨の起源、1999年1/1の始原図を見ると、ヨーロッパにおいて特に重大な意味を持つ。 また、米国においても同様に、非常に危機的だ。 天王星・冥王星スクエアは、どちらの始原図においても、その太陽に対する改革のハードアスペクトに火を付けることになるだろう。 物事は今までのようには全く運ばない。変革があり、それは痛みを伴うだろう。 だが先週述べたように、この変革は産みの苦しみであって、死のそれではない。  何故ならウェイニングスクエアではなく、ワクシングスクエアだからだ。
*)これについては前回のコラム≪ 長期的考察 ≫の主題となっている


≪ 長期的考察 ≫

    時々、天上にはこんなにも全知なる「時の番人」が存在するのか・・と感じることがある。

    今年前半を通してこのコラムでは、米国株価の占星図における黄道12星座とそこを通過する木星の位置との歴史的相関関係をもとに、株式市場の天井は5/2~7/22の間につけるのが理想的だと言い続けてきた。1870年代まで遡ったこうした研究は、木星が牡羊座・牡牛座間の境目、即ちアストロロジーの世界では「カスプ」として知られる境界線から前後7°の内に木星が滞在する時、株式市場の長期サイクルの天井と非常に高い相関関係があることを浮き彫りにした。 また、惑星が1つのサインから次のサインに移行することを「イングレス」とも呼ぶ。 この場合、株式市場の天井は木星が牡牛座へイングレス ( 牡牛座0° ) してから7°までの間に起こる。

    このコラムではまた、木星が逆行に転じて、2011年10/7~2012年3/7まで牡牛座0°~7°に戻ってくるとも指摘した。 当時私は、天上のこの領域を進行する木星の歴史的観察結果に基づいて、2011年5/2~7/22か または2011年10/7~2012年3/7までのどちらか一方の時間帯が、4年サイクルの天井になる可能性があると述べた。

    案の定、米株市場( ダウ平均を観測基準として )はその年初来高値12,876を5/2につけた。また12,750付近で、ダブルトップとトリプルトップをそれぞれ7/7と7/21につけた。 そこからダウ平均は20%近く下落し、ちょうど2週間前の2011年10/4、4年サイクルの天井をつけると予測される2つめの時間帯が始まるきっかり3日前に、10,405をつけた。 その後ダウ平均は、まるで時計仕掛けのような規則正しさで、10/7~3/7に予定されている次の大反騰を開始した。 金曜、ダウ工業平均は11,800を上回って引けたが、これは8月最初の週以来初めてのことだ。

    たった2週間前には、誰もが弱気だった。 ところが今や多くのアナリスト達が年初来高値を予測しているし、そのうちの幾人かは史上新高値さえ口にしている。 ジオコズミクスからすれば、どちらの論拠もそれぞれに現実化する可能性がある。 何故なら、木星のトランシットは、10/7~3/7の時間帯にもう1つの重要な天井が示現すると言っているだけだからだ。 この時、2011年5/2の高値を抜くのかそれとも抜けないのか、それを知ることは出来ない。 ファイナンシャル・アストロロジーの視点からみれば、そんなことは問題ではないのだ。 問題となるのは、この時間帯にもう1つの長期サイクルが天井をつけるということ、そしてそれが15.5ヶ月サイクルの天井なのか? それともより長期の4年サイクルのものなのか? ということを、現時点ではファイナンシャル・アストロロジーを通して確認出来ない、ということだ。 15.5ヶ月サイクルであれば、5/2につけた12,876を上回る必要はない。 4年サイクルの天井ならこれはあり得る。 だがいずれにしても、ファイナンシャル・アストロロジーは、2014~2015年に向けて弱気相場が再び戻ってくることを強く示唆している。

    私達の見解では、まさにこうした部分こそ、サイクル研究とテクニカル分析が共に役立つ領域だ。 この新しい15.5ヶ月サイクル内で、チャート・パターンに関する知識と結びつけて分析することは、拙著『 The Ultimate Book on Stock Market Timing : Technical Analysis and Price targets /究極の株価タイミング シリーズ第5巻:テクニカル分析と目標価格 』 で定めたルールを通して、次の重要な反転がいつ、どの価格で始まるのかを決定する助けとなるだろう。 しかしながら現時点では、私達の全ての購読者達 — MMA Cyclesの月報の読者から週報、日報を購読中のポジショントレーダーや積極的に動くトレーダーまで — が皆、少なくとも先週木曜から、一部はそれ以前から、ロング・ポジションをとっている。 そして、中でもより積極果敢な短期トレーダー達はまもなく利食いする予定だ。 結局のところ、ファイナンシャル・アストロロジー単体の研究によれば、この新15.5ヶ月サイクルの天井は2011年10/7~2012年3/7の間の、どの時間帯にも起こり得るのだ。 これが、何故ここで述べている技術が「 全てのトレーダーの追い求める優位性 」を与えるのか?ということの理由だ。






訳文ここまで
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October 16, 2011

レイモンド・メリマン 週間コメント 10/17 【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2011年10月17日(フリー版より)
翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また merriman.jpさんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(文中の は翻訳者によるものです)
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11.10.18 ≪ 長期的考察 ≫最後に 注 *** を追記しました。
    ≪ 短期ジオコズミクス ≫最終ブロックに抜け(下線部)がありましたので訂正しました。m(_"_)m


≪ 先週を振り返って ≫

    世界の株式市場では先週、前の週につけた底値からの急騰が続いた。 先週論じたように、いくつかの市場が10/4に数年来の新安値をつける一方で、他の市場は9/12または9/23〜26につけた数年来の安値を割らずにおり、これらはジオコズミックな重要変化ゾーンにおける、異市場間強気ダイバージェンスの典型例となった。ジオコズミック上の重要変化日は9/26+/-3取引日だった。 いくつかの市場が一定期間にサイクル新安値をつけ、数日後に他の市場が前より安値をつけるような場合、これは異市場間強気ダイバージェンスと呼ばれ、通常はその後に急激な反騰が起こる。直近のケースも例外ではなかった。

    このパターンが最も顕著だったのはヨーロッパで、これは彼らが抱える債務危機の不安定さと不確実性が結果として株式指数を極端なボラティリティへと導くことを考えれば理解し得る。 先週、ドイツとフランスの指導者達から引き出された前向きな希望にもかかわらず、ユーロ圏の累積債務危機はけっして解決に近付いてはいない。 1999年1/1、EUにおける統一通貨導入時のイベントチャートをユーロの始原図として見れば、山羊座10°にある太陽を2012〜2014年に冥王星がヒット ( コンジャンクト ) し、この期間の大半、及び2014年に入って以降もなお、天王星がこれにスクエアを形成するのがわかる。 言い換えれば、126年ぶりの天王星・冥王星スクエアがユーロ圏通貨のチャートに活を入れるということであり、これは強力な変容と改革が起こるであろうことを示唆している。 元々の協定内容がどんなものであろうと、ルールは今や変わろうとしている。 元来天王星の好みに合った規則などある筈もなく、また冥王星は冥王星で物事が上手くいっていない時、常にルールを改正しなければならないという信念に取り憑かれる。 時には協定の終了か放棄が冥王星にとっての唯一の解決策だ。少なくとも冥王星はそう考えている。  いったい誰が 「 力の神 」 に逆らったりするだろう?  何であれ、冥王星の言葉は鶴の一声だ。 もしそれが気に入らないなら、流れを受け入れて彼の要求する変化を創り出すまでは、苦痛を覚悟しなければならない。

    さて、突如として胸躍る展開となったヨーロッパの株式指数に戻ろう。ドイツのDAXとオランダのAEXは9/12とその後9/23につけた2年来の安値から10/10の金曜高値まで、それぞれ21%と19%の急騰をみせた。 ロンドンのFTSEとチューリヒのSMIは13%反騰した。 アメリカ大陸では、アルゼンチンのメルバルが10/4の年初来安値2212から、10/14には2677まで反騰、たった1週間で18%も上昇した!  ナスダック総合もまた、同時期の10日間に15.7%跳ね上がり、さらにダウ工業平均とブラジルのボベスパが同じ1週間のうちに12%近くの反騰をみせた。 アジア及び環太平洋地域では、香港のハンセンが10/4〜10/13の間に16%の反騰をみせた他は、それほど明快な上昇はみられなかった。  一方中国の上海指数は、金曜に反騰する前の10/12、2010年7月以来の最安値水準まで落ち込んだ。

    金と銀もまた先週は良く騰がり、週を通して金は1670以上、銀は3200を上回って取引された。 9/26には金が1535、銀が2615まで下落したことを考えれば、これは極めて印象的な戻りだ。 特に銀は26.6%を記録している。 だが、これら全ての現象は、今後2週間のうちに打ち上がろうとしている花火の前哨戦かもしれない。


≪ 短期ジオコズミクス ≫

    さあ、座席にしがみつこう。ヘリオセントリックの水星が射手座に入ってきて 10/15〜10/27まで滞在する。これは地球から見て水星が射手座の領域を進行するという、殆どのエフェメリス(天文暦/各惑星の位置を示す表)の基礎となっているジオセントリックで見た水星の話ではない。その代わりに今話しているのは、私達の太陽系の中心である、太陽から見た惑星の位置で、これはヘリオセントリック・アストロロジーとして知られている。 **  私には何故水星がこの位置に来る時、一方のジオセントリック以上に市場の大きな価格変動と相関するのかはわからないが、とにかくそうなるのだ。 そして冥王星とつき合う時のルールと同じ様に、これは逆らいようもない現実であり、嫌でもその結果に順応するか、または体験的事実の代わりに妄想的信条に従って行動し、その結果に直面する他はない。 私の実体験では、この位相が発効する時間帯の約80%の期間において、金融市場に大きな価格変動が起きている。
*) 日本時間:大体10/16〜10/26いっぱいくらい
**) 一般にヘリオセントリックはジオセントリックに比べ、高度な意識領域または惑星単位の進化など、より広大で人知を超えた領域を司るとされ、その影響力は人間の通常意識レベルでは感知されにくいと言われる。相場の動きが参入する人々の感情と切り離せないものであるとき、なぜヘリオセントリックの水星が市場の顕著な変動と相関するのかはいまだに謎でとても興味深い。

    ヘリオセントリックの水星が射手座を離れ、もっと抑制の効いた山羊座に入場する時、太陽は木星と強力なオポジションを形成する( 10/28 )。  これは拙著 『 Ultimate Book on Stock Market Timing/究極の株価タイミング 』 シリーズの中で述べたように、10取引日のオーブをもって米国株式指数のプライマリー・サイクルの天井と歴史的相関性を持つサインの1つだ。 勿論ながら、オポジションの形成日に近付けば近付くほどリバーサルの可能性は高まる。 特に今回の場合は、10/21〜11/9の期間を通して数種類のジオコズミック・サインが待ち受けている、その折り返し時点にもあたるのだから、なおさらだ。 多分、ヨーロッパの債務状況や米国を舞台に、何か大きな事( これは木星の持つ性ではないだろうか )が起ころうとしている。 そして、それが金融市場 — 特に株式、通貨、そして貴金属に反映されるだろう、というのが私の推測だ。 また  ** 10/28、木星は冥王星ともトラインを形成することに注意しよう。 改革と変容の神、冥王星。 彼は死、負債、そして税金といった事柄を支配する。これは金融制度か累積債務危機に影響を及ぼす、何らかの発表と合致するのかもしれない。 議会の債務委員会がこの時間帯に合意に達するのだろうか?  可能性はある。もしくはこれと同じくらい大きな出来事、いやもっと重要な事が起こる可能性さえある。それは世界各国にとって重大な出来事となるかもしれない。
*)、**)日本時間では28日夜〜29日早朝あたりの時間帯がピーク


≪ 長期的考察そしてパーソナル・アストロロジー、トランシット ≫

    開始当初からこのかた、このコラムの第一の目的は、惑星周期と人類の活動周期との関係性を読者の皆さんに学んでもらうことだった。 私がこの課題に取り組む方法は、今、そして今後効力を発するであろう様々な惑星周期を調査し、これを歴史と照らし合わせて、同じようなジオコズミックの位相が形成された時に何が起こったかを研究するというものだ。 マンデーン・アストロロジャーまたはファイナンシャル・アストロロジャーとして、次に私はこうした発見をリポートし、当時と今を通じて立ち現れる現象やテーマの類似性に基づきながら、未来の可能性へとそれを投影していく。 私はその後、こうした現象やテーマを「 もたらした 」かまたは相関する、より深い類似性があるかどうかを判断しようと試みる。

    例えば、数年前私は17世紀まで遡って株式市場の長期チャートを研究した。 私は土星・冥王星サイクルがワクシングしていく(コンジャンクション=0°からオポジション=180°まで開いていく)16〜20年という期間に株価が騰がりやすいというパターンに気付いた。 そしてまた、同じこの惑星ペアのサイクルにおいて、16〜20年のウェイニング期(180°から360°=次の0°まで閉じていく時期)では、株価が反騰する期間が往々にして短く、その後に一層多くの、そして深い谷を刻む下落期が続くことを観察した。 そこで私はこれらの発見を、毎年のフォーキャスト本の他、多くの記事でも発表した。

    その後私は、これら経済及び市場の繁栄期と、それに対向する停滞期に合致するような共通テーマや政策で、当時実効化されていたものが他にあったかどうかを見極めるため、さらにこうした発見を研鑽していった。 そして、見出した。 例えば、土星・冥王星のワクシング過程における繁栄期では、政府の赤字と負債は通常、減少していった。 税金や金利もまた同様だった( 例えば1947〜1966年、そして1982〜2001年 )。 これに対してウェイニング期の間は逆の様相を示した。 公的債務と赤字は増加し、税金や金利も上昇した。( 例えば1931〜1947年、1966〜1982年、2001〜2020年 )。 私はこれについてもリポートした。 問題は、時折こうした発見が特定の政治的信条とぶつかり合うことだ。 例えば、もし私がジョージ・W・ブッシュの時代に、 「 今の米国政府は増え続ける連邦支出とこれによる赤字と負債に悩まされるという、1つ前の土星・冥王星によるウェイニングサイクルの例と全く同じパターンに陥っている 」 などと言ったなら、私のところには保守派の読者からの「 お前は攻撃的なリベラルだ! 」というEメールが沢山送られてきたかもしれない。

実際のところまさにこうした理由から、以前このコラムを毎週掲載していた、より保守寄りのサイトの1つがブッシュ時代の中盤にその掲載を中止している。 サイトの運営者としては、私が 「 左翼の急進的な民主主義論者 」に違いないということで、発見の裏付けとなる証拠やソースの提示如何を問わず、彼のサイトにこうした視点が入り込むことを望まなかったのだ。

    現在、ある短い時間帯にいっぺんに効力を発揮する、より長期的なサイクルがいくつか存在する。その中で最も注目すべきはやはり天王星・冥王星のワクシング・スクエアで、これについては先週、長々と論じた。2012年6月から2015年3月までの間に、この2惑星は7回の正確なスクエアを形成する。しかしながら、この期間に加えて少なくとも前後2年の間(2010〜2017年)は、何かにつけてその影響を感じることが多い。 私は今現在進行中の期間を、この126年サイクルが始まった1963〜1968年のコンジャンクションに関連付けた。それは凄まじい社会不安と政府や権威への大衆の不満、そして大規模な抗議運動の時代だった。その抗議の矛先は、政府と「 軍産複合体 」、あるいは国が他国や他の文化に軍事関与することを通して利益を生み出す、大規模企業に向けられていた。こうした期間はまた急激な景気後退の始まりと一致し、また1963〜1968年以前に起こった1/4周期( 牡羊座天王星・蟹座冥王星のスクエア )では、1931年の世界大恐慌のどん底期とも合致している。

    さて、先週のコラムで触れなかった側面は、天王星の1サイクルにおいて、今現在わたし達が通過しようとしている最初の1/4位相( 90°のスクエア )と、1928〜1934年に起きた最後の1/4位相( 270°のスクエア )の違いについてだ。 スクエアという位相は皆、痛みを伴うものだが、全ての痛みが同じではなく、全ての痛みが取り返しのつかない喪失に繋がるというものでもない。 私の理解によれば、拙著『 Evolutionary Astrology; The Journey of the Soul through States of Consciousness( 進化占星学;意識の各階層を巡る魂の旅路 ) 』 でも述べているように、その違いは以下のようなことだ。
コンジャンクション( 0° )の次に最初に結ばれるスクエア( 90° )、即ちワクシング・スクエアは、産みの苦しみ、誕生時のストレスや苦痛と同じものだ。それは困難な期間だ。だがあなたはそれを過ぎ越して生き、やがてはあなたをも含めた物事そのものが成長していく。

一方、ウェイニング・スクエア( 閉じていくスクエア/270° )は、死を迎える苦痛、または喪失の痛み、あるいは何かの終わりを意識する辛さの方に、より近いと言える。 物事はそれそのものの結果を経て認めざるを得ぬ結論に至り、そして親しんで来た過去に別れを告げて新しい道を見出すためのプロセスが始まっていく。 1931年にこの2惑星が形成したスクエアはこのケースだった。
*** 今日世界にみられる様々な抗議運動は、1963〜1968年に体験したものと同様に苦痛に満ちているが、それは誕生の過程の一部だ。これらは非常に活発で闘争的になっていく可能性を持つ。 1931年の抗議運動はこれとは異なっていた。 それらは誕生のプロセスから生まれたのではなかった。それ故、社会の全システムが根底から揺らいでおり、時代遅れで時の要請を満たしていないという認識さえ持たずに拡散していった。 世界が前進していく為にはまず破壊されなければならなかったのであり、そのためには更に14年という時の流れが必要だった。


    さて、大変悲しい報告をしなければならない。 StarIQ のサイトでの、このウィークリーコラムの掲載は今週をもって終わる。私が受けた説明によれば、理由は「 哲学/世界観の相違 」と、今後の友情のためには道を分かたなければならない、という信念によるものだ。 このコラムは1999年終わりから2000年初頭にかけて、StarIQ.comのオーナー達のビジョンから生まれた。 それは私にとって、リックとジェフの両方と仕事をする機会に恵まれた、素晴らしい木星サイクル(12年)の日々だった。 彼らはこれまで、世界中の人々に対し、アストロロジーへの理解をより深めようと尽力してきた。 その努力が報われ、見合うだけの成功と幸運が2人に訪れるよう、心から祈ってやまない。 彼らと共に仕事した日々に、私は愛惜の念を抱くだろう。

 アストロロジャー、Rick Levine と Jeff Jawer のコンビが主宰するサイト。マンデーン・アストロロジーとパーソナル・アストロロジーを融合したレクチャーの展開など、精力的な活動を続けていて、その様子はYouTubeにも多数投稿されている。なお、コラム掲載が終わるのは上記のサイトのみで、本家 mmacycles.comや各国の提携サイトには今まで通り掲載されていく。
*** 追記) 作家で戦場特派員のクリス・ヘッジスが先週こう語っている。『 ・・・こうして法人国家/企業国家の台頭に抗議している人々は、事実上、政治的色分けにおいては 「 真の保守派 」 だ。 何故かというと、彼らは法治国家の復興を求め叫んでいるからだ。 今や急進派が権力の座につき、彼らは米国社会に新封建制度を敷くための企業再編に向け、 あらゆる法や法的障害を排除してきた。 これに対し、我々米国民が求めているものはあくまで法秩序の回復である。』  これを受けてアストロロジャー エリック・フランシスは、この言葉は山羊座の冥王星をとらえた非常に興味深いイメージだと言っていた。 彼はこうも言っている。 天王星・ 冥王星がコンジャクトした1960年代当時、ヒッピーが現れた。 そして今、「 ヒッピー 」は保守派(国力を守ろうとする者)であり、そして 「 自称保守派 」 は今や国を分裂させる方向でとても良い仕事をしてきたアナーキストの役割を果たしている・・・・と。

 この見方は、いわゆる冥王星(権力)に対する天王星(革命・変革・破壊) の要素、つまり「 力を護る者」と「 破壊するもの 」のイメージと、このコラムでメリマン氏が述べてきた天王星 ( 伝統破壊・不服従・新機軸 ) に対する冥王星 ( 変容・是正・崩壊 ) という要素が相互に作用し合い、二つのイメージの交換を伴いながら、一筋縄ではいかないワクシング・スクエアの力と力のぶつかり合いが生まれていく様を浮き彫りにしているのではないかと思う。




訳文ここまで
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【蛇足】
    今回、最後のブロックは日本の読者であるわたし達には殆ど関係無いので省略しようかと思ったけれど、 『 12年の素晴らしい木星サイクル] 』 という一文が気になって、そのまま掲載することにした。 ちなみにメリマンさんのネイタルで木星のトランシットを見ると、コラムの開始時期とされるあたりではパートナーの7室牡羊座を木星が通過中で、2000年始めごろにIC( 個としての根底・内面etc. )付近の太陽、及び7室のルーラー火星とトラインを形成。 そして12年周期を経て木星はチャートを一巡りし、少し前に再びIC付近の太陽・火星にトラインを結び終え、現在8室を進行している。実際にどんな事が起きたかは知る由も無いけれど、メリマンさんにとって、このコラムを生み出す原動力となった出会いの木星は、今回コラムで説明されているワクシング・ウェイニング各スクエアの原理を一通り体験し終え、また新しい旅を始めたのだろう。 9/27の新月は、彼のAC(アセンダント)上で起きていた。

 また同時に、このところ天王星が彼の7室カスプ(DC)を行き来し、ICには冥王星がコンジャンクトしていることを思うと、メリマンさんは自分がこのカーディナル・クライマックス全体の動きと自己の人生とがとてもよく連動している人々の一人で、それをよく知り抜いた上で、コラムを通してまさに実体験から、様々なことを読者に教えようとしていることが伝わってくる。 彼がファイナンシャル・アストロロジーの第一人者であることは周知の事実だけれど、今回の冥王星のトランシットは彼の原点、エボリューショナリー・アストロロジーの視点をもう一度融合させて世界そのものを捉え直していくような、視点の再編成を加速するのでは? なんてことも妄想してみたくなった。(^_^;

他にも見るべき要素は色々あるわけで、こんなちょっとした星回りだけで人のことを勝手にどうこう推測することは出来ない。それにメリマン氏は御大でそのチャートをみてアレコレ考えたりするのは100年早いかな?なんて考えもアタマをよぎるけれど。でもそういうアプローチこそ、きっと彼が読者に望み、自ら開示してくれている、1本の道なんじゃないかな、と思った。。


hiyoka.


October 12, 2011

●10/12の満月 — みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)

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    満月は前回の新月のテーマが熟し、花開くときです。 この日は太陽と月が、地球を挟んでちょうど反対側にやってきます。0°の新月から始まった地球全体への課題は、満月で180°対向のエネルギー同士がぶつかりあい補いあうことにより、輝く満月というひとつの「結果」を見せてくれます。それは、わたし達が空間から受け取ったエネルギーをどう昇華し、現実に表現してきたのか を、あらためて見せてくれる鏡だと言えるかもしれません。そして わたし達はみな満月を超えて、次の新月までにそのテーマを消化、エネルギーはゆっくり静まっていきます。 さぁ、今回はどんな風景が見えるでしょうか? では今月も行ってみます。(^_-)~☆
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満月タイムスケジュール
エネルギーが高まる時です。ヒーリング・メディテーションや祈りを捧げたい方は、もし可能ならこの時間帯に合わせてみてください。エネルギーの高まりを感じられると思います。

【地方標準時(ソーラータイム)】
東京・関東ローカルで11:23前後、北海道周辺で11:31前後、関西方面は11:05前後(日本標準時の場合はこの時間)、沖縄周辺で10:36前後に 牡羊座18°24’で満月となります。

 今回のベースとなる新月のテーマについてはココをご覧ください。

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Sabianシンボルによる【満月のテーマ】
*ここではディーン・ルディアー版やマーク・エドモンド・ジョーンズ版ではなく、透視家エルシィ・フィーラーのオリジナル版サビアン・シンボルを使っています。
*テーマはひとつの意識の流れを表したものです。この流れは順不同に現れたり循環したり、ひとつだけ突出して感じられる場合もあります。


【月 牡羊座18°24'  太陽 天秤座18°24'】

"An empty hammock" + "Two men under arrest"
「空っぽのハンモック」 + 「逮捕された2人の男」
"The magic carpet" + "A gang of robbers in hiding"
「魔法の絨毯」 + 「身を潜める強盗団」

【テーマの流れ】
自分・他者、右・左、白・黒などの2極性に直面する→ ★一時停止と見極めの必要性→ ★価値基準と信頼性の再検討→ ★妥協または欺瞞と受容の微妙な違いを見る→ ★社会的立場と本来の自己との葛藤→ ★防御と怒り→ ★引きこもりへの誘惑→ ★本来の自己を守るために前線から身を引く→ ★もう1つの道を探る→ ★別離の予感または怖れ→ ★目前の争いを超えて新たな結果を探る→ ★日常レベルのエネルギーを精神の深みと広い愛に昇華させる挑戦・・・・

エネルギーのポイント : 『 複雑な状況の中で個をつらぬく挑戦 』 『 正直さ 』
精霊の顕示 :  睡眠と覚醒のリズムをとる、瞬間の白日夢をとらえる、ゆっくり歩く、球状の黒曜石

111012FM

    この前サラっと触れた新月のテーマは 「 自分を取り巻く人間関係の再定義 」。 人間関係の中で、今まであまり気にすることもなかったような小さな違和感や、のどにひっかかった小さなトゲを感じ、奥深くに眠っていた本来の自分自身に気付いていく・・・そんなエネルギーでした。  続く今回の満月は、そのテーマを具体的に現象として体験させてくれそうな星回りです。

    さて、今回は最初にサビアンシンボルを見てみましょう。。 牡羊座18°のシンボル、「 空っぽのハンモック 」 は、2本の木の間で気持ちよさそうに揺れています。 それを見ている 「 私 」 は、ハンモックに寝そべって昼寝してみたいなぁ・・という誘惑にかられますが、それと同時に、 ハンモックをつり下げている2本の木の在りようも気になっています。

右と左に静かに佇んでいる木。 それは全く種類の違う木かもしれません。そして、ハンモックを吊っている枝は、「 私 」 の重さを十分に受け止められるだけの強さや信頼性があるかどうかわかりません。 そこに寝そべって気持ちよく眠れるかどうか、「 私 」 はちょっと立ち止まって吟味しています。 考えるというより、観察と直観を使っているようです。  今の 「 私 」 には、自分が体を預けるに足るものだと感じられる 「 何か 」 が必要なのでしょう。 

満月時に太陽が位置する対向の天秤座18°。そのシンボル 「 逮捕された2人の男 」 は、強制的に自由な動きを拘束されています。 彼らが罪を犯したのか、それとも無実なのかはまだわかりません。 2本の木と2人の男。 ハンモックと逮捕。 ここでは二つの極性が暗示されていて、一時的に何かを停止して吟味するようなニュアンスが含まれています。

そして、このエネルギーが向かっていく牡羊座19° 「 魔法の絨毯 」 は、既存の日常風景を超越したマジカルな体験への誘いが待っています。 それは探るべき  「 もう1つの道 」、冒険とイマジネーションへの誘いです。  魔法の絨毯に乗った「私」は、物事をはるか上方から見下ろしています。 今まで気付かなかったような、いろいろなことが見えてきます。 白と黒、右と左、善と悪、勝者と敗者、愛と憎しみ・・・そして、生と死....。 その2極に別れて争ったり苦しんだりしている沢山の人間の姿が見えます。  あれ?よく見ると、沢山の人間たちは、みんな 「 私 」 の顔をしてるような・・・・

太陽が向かうエネルギーは 「 身を潜める強盗団 」。 ん・・ちと不穏なシンボルです。 強盗団は無法者の集団として追われる身です。 彼らはこれからどこかのお金持ちを襲う手はずでタイミングを待っているのでしょうか? それとも追っ手から隠れているのでしょうか?  魔法の絨毯からそれを見下ろしている 「 私 」 は、彼らもまた、自分と同じ顔を持っていることに気付きます。 。 社会常識も正義や良識も関係ない、社会の埒外に生きる人々。 自分達だけの、独自のルールで生きる集団。 彼らが「悪」の集団なのか、それとも何らかの目的を持つ「義賊」なのかはわかりません。 わかっているのは、 彼らがその生き方のために身を潜めなければならない、ということです。  ここでは、自分の中にひそむ欲望と怖れ、沢山の矛盾や妥協や欺瞞や怒り、そしてその結果の疎外感に直面することが暗示されています。 

でも、それでも自分に正直であること、誠実であることが求められるのだとしたら?  満月の夜にどこからともなく忽然と現れた魔法の絨毯は、わたし達をいったい何処へ連れて行ってくれるのでしょうか?  わたし達はそのイマジネーションの高みから、何を掴みとれるでしょうか?  わたし達にとって、争いや別れや離反を超えた、「第三の道」とは? 
 

liberation



東京ローカルで立てた満月チャートでは、10室天秤座に太陽・土星、そしてハワイの豊穣の女神、ハウメアがコンジャンクトしています。 そして4室牡羊座に月。 この月はエリスとブラック・ムーン・リリスとコンジャンクトです。

エリスとブラック・ムーン・リリスというダークな女神が寄り添っているこの満月。 この女神たちは、自分を誤魔化さずに生きることを要求してきます。 ウソがあれば、それが自分の中にあるものだろうと、社会的なものだろうと、容赦なく暴き、不和を創り出します。 それはこの満月にある種の情熱を与えるかもしれません。  自分を守りたい、安全でありたい・・・でも、それでも自分が信じることを曲げることなんか出来ない。 向かいたい方向にどんどん進んでいきたい!  という、まっさらで純で、手垢のついていない若々しい情熱。。。

一方、太陽・土星・ハウメアのトリオは社会性の中で求められること、それにまつわる様々な矛盾を提示してきます。  ハウメアが関わっていることを考えると、それにはセクシャルな問題や産むこと・産まないこと、または何かの生産性に関わることも含まれるかもしれません。  今回、太陽と月のオポジションで生まれるエネルギーは、精神的にかなりダイナミックなプレッシャーを与えてきそうです。。

でも、土星はプレッシャーを与えるばかりではありません。 品位の高いこの土星は、天秤座の持つ、バランスを取ろうとするこころを助けています。月・エリス・リリスの女神達が突き付ける、「本来の自己」を守りたい、表現したい!追求したい! という欲望を、他者との繋がりを絶つことなく活かせるように、他者にキチンと伝わる「カタチ」を与えるための役割を果たしてくれるはずです。 

 アグレッシブになりすぎず、争いを避けながらじっと起きていることの本質を見極めていくこと。  責任を果たしていくこと。 優しさとエレガントさを忘れないこと。 自分だけではなく、他者も活かしていく道を探ること。 それを表現していくこと。 そして、その中に自分本来の生き方を見出していくこと。  「 そのためなら冒険したって構わないよ! 」 土星はそう言っているような気がします。 ん? 要求が多すぎるって?  だって、まぁ土星ですもん・・・(^_^;  でも、彼は頼もしい味方なんです。

今回、ちょっと気になるアスペクトのひとつに蠍座の金星・獅子座のペルセフォネー・牡牛座のダークムーンリリスのTスクエアがあります。 ペルセフォネーは運命に翻弄された末に、自らの選択によって自立を果たしました。母の可愛い娘であることと、冥界の女王であることのバランスを取ったのです。 彼女は今やただの誘拐された可哀想で純な乙女ではありません。 1年の半分を、魔王ハデスの妻として冥界のあれこれを差配したりする、ちょっと複雑で強い女になりました。 

ダークムーンリリスも負けてはいません。 この感受点の威力は、無意識の領域で絶大な力を持っているように思います。 このリリスは自己本位な夢や欲望を徹底的に叩いてきます。 コノ世的な願望など、ハナも引っ掛けてくれません。。 リリスとデートするには、高度に洗練された魔法の絨毯が必要です。 

で、蠍座の金星です。 少し前に魚座のカイロンと水のトラインを結んで話し合った金星は、カイロンの智恵に触れてかなり賢くなっているかも?  でも、蠍座の金星は基本的にあまり機嫌が良いとは言えません。  それに、14〜15日あたりは牡牛座の木星とオポジション、水瓶座のヴェスタとはスクエアで再びTスクエアになります。  

このTスクエアは、広く捉えるなら社会的な価値観と自分独自の価値観とのバランスをどう取ればいいのか?  パートナーや恋人との関係に価値観のズレは無いか?  片方が過度に依存するような関係になっていないか?  自由を束縛したりされたり、パワーゲームに陥っていないか?  本当の問題はいったい何処にあるのか? などを問いかけてきそうです。 

また、ベースとなる太陽にハウメアがコンジャンクトしていることからも、このエネルギーにはセクシャルな要素が色濃く絡んできそうな気がします。 女性であること、男性であること、その決定的な違いと溝を超える方法はあるのか?   セックスの問題に関して、お互いに正直でいられる関係を作れているか?  作れていないなら、それは何故か?  相手が求める姿、社会的通念が求める姿ではなく、本来の自分の姿を受け入れることが出来ているか?  そんなテーマが浮かび上がってきます。

 これに加えて、互いにスクエアとなるペルセフォネーと金星からは、魚座の母なるセレスに、セスキスクエアが形成されています。ちと面倒なトライアングル。 なんとセレスには、乙女座のオルクスと太陽・土星・ハウメアからもそれぞれクインデシル、クインカンクスの手が伸びて、いてもたってもいられないようなイリテーション・レクタングルに。。  うーん、こうなったらもう、セレスの肝っ玉母さんぷりにどーんと任せるしかないかな・・・(^_^;    魚座のセレスは深い慈愛と母性を象徴しますが、ここではさすがの女神もいったんはバランスを崩すかもしれません。 何かちょっとしたキッカケがどちらか一方のトラウマに触れて喧嘩になったり、被害妄想が膨らんだりするかもしれません。

でも、セレスは強い母です。アスペクトを通して関わり合う娘達のワガママや、男達の言いたい放題を、ひとつひとつ評価し、丁寧に折り合いをつけ、並べ、整頓し、そしてひとつにまとめて溶かしていくことも出来ます。  彼女はとてもクリエイティブなんです。  どんな逆境にあってもあきらめません。 あまり怒らせたくないけど、味方につければ頼りになる女神様。 彼女はこの満月で、コミュニケーションの3室にいます。 これはやっぱり、セレスの力を借りないと損かも?

このエネルギーはもちろん男性にも影響します。 関わり合う女性との関係の中でいろいろな発見をするひともいれば、自分自身の精神の中に生きる、他者としての「女」というイメージ、そして「母」 に対する思いの中で、自分だけのトラウマを発見することもあるかもしれません。 それは意外にも、今の自分を作っている大きな要因かもしれないのです。  自分が、そして相手が女性であれ男性であれ、こころを許せるひとがいたら正直なコミュニケーションをとる勇気も必要になりそうです。 もしそういう相手がいなくても、自分自身の中で、「異性」や「恋する相手」という名の「自分」とコミュニケーションをとってみてください。 それって目に見えないけれど、多分、何か大きな転換に結び付いていくのではないかと思います。 

 いずれにしても、ややこしくなった時にめげないコツは、何事もおおげさに捉えすぎないことかもしれません。ハッと思った瞬間、体にスーッと風が通っていくイメージで・・・  魔法の絨毯に乗った 「 私 」 の目には、実は重大なことなど何も無いのかもしれません。ひょっとしたら、生と死さえも。。。


  さて最後にもうひとつ、気になるアスペクトを。 6室双子座には15°に月のサウスノードとカオスがコンジャンクト、そして12室射手座14°近辺にある巨大引力源グレート・アトラクターを背景に、長期間留まりながら力を放射しているフォルス・ヒュロノメ組に対して月のノースノードがコンジャンクトしています。 

去年の12/6、ここで新月が起こりました。少し長くなりますが、当時書いたことを引用してみます。
『・・・何かが起きる?:太陽と月は、射手座の中央付近でケンタウロス族のヒュロノメ&フォルスとコンジャンクト(0°)。そこは巨大引力源グレート・アトラク ターの存在が予測されている領域でもあり、物事の磁力が増してエコーのように拡大していくと解釈するアストロロジャーもいます。またヒュロノメは社会的な 規模での大きな喪失の痛みやショックを司る星で、アストロロジャー、エリック・フランシスによればケネディ大統領暗殺やアラファト議長の死に際して強く働 いたとか。・・・ 

一方天秤座の土星はこの新月組にセクスタイルで隠された秘密や政治力などの繋がりを示唆しています。ここのところずっと、何かが水面下で動いているような 感じ。それもやがてはあきらかになっていくのでしょう。日本ではこの新月が10室のサウス・ノードにコンジャンクト、強い流れを作りそうです。土星は8室 で始原図の太陽を過ぎたばかり。けしてハードなアスペクトではありませんが、もし世界で何かが起きれば、それは吉凶を問わず当然この国の政治の中枢や国際 関係、そしてわたし達の心理に大きな影響を与え揺さぶることになるのでしょう。 海王星とカイロンは、まだまだ日本のアイデンティティの位置にどっかり居 座って、暗中模索を続けています。

そして射手座14°ではグレート・アトラクターとフォルスのコンジャンクト。これもエリック・フランシス流に言えば「覆水盆に返らず」。露わになったもの は二度と元へは戻らず、どんどん大きくなっていく。そこに理由を求めても虚しいだけ。ただそれを成長のために受け入れる、その事のために物事は起き る・・・・となります。』
また翌年3/5の新月図では、この射手座14°に東京ローカルのMCが来て、ICのカオスと共に1室魚座の新月にTスクエアを形成しました。 戦後日本の始原図では、射手座13°〜14°に月の両ノードがあります。 そして中東の春と呼ばれた革命の動きが始まりました。それから・・・・日本には大きな悲劇が起こりました。

今回の満月では、日本の始原図のノースノードに対してトランシットのサウスノードが、サウスノードにはノースノードがコンジャクトするカタチになります。 これは何を意味しているのでしょう。。

月のノードを過去と未来という時間軸と捉え、因と果として解釈する見方もあります。またアリス・ミラーはこれをエネルギーの吸入口と噴出口と説明しています。 いずれにしても、国の始原図でノードのサイクルがオポジションになるときは、何か大きな節目を迎えることになるのではないでしょうか。 

 興味深いことに、日本の月のノードは今回の満月図の太陽と月のように、4室と10室にあります。  満月のテーマ、『 複雑な社会の中でいかに個の真実をつらぬくか? 』 『 自己の生きるべき道に誠実であり得るか 』 という問いかけは、戦後の歴史の中で国のアイデンティティを手探りしてきた日本という国にとっても大切なテーマであるように思えます。

満月図で12室に入るノースノード・フォルス・ヒュロノメ。 深い潜在意識の中で彼らが促してくるのは、志を高く持つこと、苦しむひとの嘆きに耳を傾けること、成長のために起きてくることをまっさらなこころで受け入れること、そのうえで、破壊ではなく建設していく精神を持つこと。。 1室7室にインターセプトを持つわたし達の国は、世界のどこにも似ていない、独自の道、第三の道をみつけないといけないのかもしれません。

 そして、6室双子座のサウスノードとカオス。  様々に渦巻く情報の中で、混乱や破壊的なエネルギーに負けないこと、過去に耳を傾け、そしてそこにはもう帰れないと知ること、 「 ここ 」 から身1つで旅立つ勇気を持つこと、日々の行動の中に自分本来の目的を探求すること、けっしてあきらめないこと・・・そして、希望。

    メリマン・コラムで何度も言われているとおり、天王星・冥王星のスクエアはまだまだこれからが本番。 来年に向けて、今後も様々なことが起きてくると思います。  けれど、たとえ何が待っているとしても、きっとそれを体験するために、今ココに居るのだから・・・ 喜んで受けて立とうと思います! (もちろん、何かあったらきっとうろたえるのですけど、それでもw。)



何だかお休みの後、久しぶりということですっごく長くなっちゃいました。次からはなるべくサラーっといってみます。(いつもそんなこと言ってるような気も...^_^;)  ここまで読んで下さった方、ありがとうございました!!



Have a great trek!!!★


hiyoka.(^_^)


October 10, 2011

レイモンド・メリマン 週間コメント 10/10 — 2 【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2011年10月10日(フリー版・≪長期的考察≫より)
翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。またmerriman.jpさんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(文中の は翻訳者によるものです)
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≪ 長期的考察 ≫


    金融市場にみられる極端かつ増大し続けるボラティリティは、ちょうど今現在天上で繰りひろげられている、より壮大とも言えるドラマの徴候( そして相関関係 )を示している。 これは約126年ごとに起きる宇宙のイベント、刻々と近付いてくる天王星・冥王星のスクエアとして知られる事象だ。 このサイクルの1/4ずつ(90°ずつ)を刻む局面もまた、非常に重要だ。 これら2惑星は、1965〜66年にかけて起きたコンジャンクションによってその長期サイクルを開始したが、この時、両惑星とも土星とオポジションを形成していた。 今回はこの時始まった新たな長期サイクルにおける、最初の1/4を刻む局面だ。 前回の1/4サイクルは1931年に起こった。1931年、もしくは1965〜1966年当時、世界中の国々、社会、そしてそれぞれの経済や金融市場にいったい何が起こったかを理解するのに、わざわざ歴史の本を紐解いてみるまでもないだろう。 人間の経験領域において、様々なレベルでの基本的かつ構造的な変化がこの時実効化されていった。

1994年以来フォーキャスト本で概説してきたように、今、私達は再びそれを経験しようとしている。 どの本でも2008〜2015年という時間帯が1928〜1934年と酷似していると述べてきた。 また多くの分野で1960年代中盤という時代が持っていたテーマが繰り返されることだろう。何故なら、全ての1/4サイクルがコンジャンクションの時期に進行していた「力」と関わっているからだ。

    そこで、人類にとって最古の学問であるアストロロジーの原理を用いて、天王星と冥王星によって支配される人間の行動分野に重点を置きつつ、この2惑星がコンジャンクトした2年の間にどんな種類の人的活動が強調されたかを、しばし考察してみよう。

天王星は「大衆」、言うなればその「世界観」を支配する。それは「変化」 — 突然の変化 — であり、しばしば大衆、または多くの人々の集団に作用する。 天王星は 「 新しきもの 」 であり 「 未来 」であり、そして伝統や権威に対しては敬意を払わないとされている。その欲望は 「 自由 」、「 解放 」、そして 「 万物の平等 」 へと向かう。 また、この惑星は他者から 「 切り離された 」者 でもある。 「 異邦人 」であり、「 見知らぬ者 」であり、体制には順応しない。 「 革命的 」であり、学生運動など若者による改革運動を支配する。 天王星は年を重ねて丸くなったりはしない。 合わないとみれば、ただ疎遠や離反があるのみだ。

    さて今度は解体と再生の星、冥王星について考えてみよう。
 もし冥王星が何かを見て正しくないと断じれば、それを是正するべく取りかかる。この時、冥王星は可能な限りどんな手段でも用いる。 何かを正そうとするとき、ときには初めに対象そのものを破壊し、その後に再構築しなければならないことがあるものだ。 天王星はといえば、まるで突然どこからともなくやって来る竜巻か暴風のようだ。 一方、冥王星ははるか彼方にうっそりと巨大な姿を現し、じわじわと渦を巻きながら迫ってくる大嵐に似ている。 あなたはそれが来ることを知ってはいるが、この嵐を避けるためにあなたに出来ることは殆ど無い。せいぜい土嚢を積み上げてうずくまり、この惑星の怒りの一撃をうまく生き延びられるよう、願うだけだ。 

冥王星は 「 死 」 を支配する。そして、「 死と税金は避けられない 」 との格言どおり、「 税金 」 をも支配する。それらが皆、やがては訪れることをあなたは知っている。そしてそれに対してあなたに出来うる全てといえば、ただ自分に属する全ての事柄や所有物が皆、避けられぬ事態の到来以前に秩序正しく整理されているかどうかを確認することだけだ。 あるいは、もしあなたに十分な知性があれば、時宜を逸する前に実際に可能な箇所に変化を起こし、そもそも最初に災厄を招く要因になったと思われる行動を改めることによって、破壊へのプレッシャーを逆転させるだろう。 これを負債に当てはめるなら、方策を改めない限り、待っているのは破産であり、国家であればデフォルトだ。 負債は莫大な額に膨れあがっていて、その重しから逃れることは出来ない。 あなたに出来ることはただ降伏し、一からの再生を誓うか — でなければ人生、そして/または 人生に付随する基本的自由を明け渡すのみだ。

    このように、天王星と冥王星は私達が現在経験している負債爆発に関連しており、それはこのコラムでずいぶん前から2008〜2015年に起こりうることとして特定してきた。 だがそれ以上のことがある。 この局面は、巨大な地球レベルでの、ある種の革命と社会変革の種子をはらんでいるのだ。 特にアメリカ合衆国にとっては、天王星・冥王星のスクエアが米国始原図上の太陽・土星のスクエアとグランドスクエアを形成することから、その影響は顕著となる。

    今や米国中を席巻している、いわゆる「 オキュパイ・ウォール・ストリート 」と名付けられた抗議運動は、政府、銀行、そして企業における根本的変化を要求する天王星( 大衆、若者 )の完璧な一例だ。 この運動自体は実際その向かうべきゴールが明らかに定義されてはいないが、それがどこに向かうかを理解するのは、アストロロジー、特にファイナンシャルまたはマンデーン・アストロロジーの原理をもってすれば、さほど困難ではない。 私達は似たような現象を1960年代中盤に体験しているのだ。

それは若者達がその抗議運動のただ中で、前世代の価値観に  「 背を向け、離脱し、時代の先端に波長を合わせ、参加し、そしてドロップアウト 」 していった 、平和的な 「 フラワー・チャイルド(フラワー・チルドレン) 」 のムーブメントとして始まった。 彼らが抵抗した前世代とは、ジャーナリストのトム・ブロカウが頻繁に言及するところの ** 「 最も偉大なる世代 」 だ。 もしも当時これに関していわゆる 「 ベビー・ブーマー 」 世代に聞いたなら、きっと異なる意見が返ってきたことだろう。( そしておそらくそれは今でも変わらないかもしれない。) 
  原文 「 turned, off, tuned, in, and dropped out 」 ドラッグカルチャーやサイケデリック体験などに代表される1960年代思想の伝道師的な存在、ティモシー・リアリーがキャッチ・コピーとして使用したフレーズ 「 turn on, tune in, drop out 」 を意識しつつヒネリを加えた表現ではないかと思う。
** 元NBC解説者トム・ブロカウはその著書 「 The Greatest Generation 」 の中で、大恐慌を生き抜き、第二次世界大戦を勝利に導き、現代アメリカの基礎を作り上げた年代の人々を「最も偉大なる世代」と呼んでいる。
だが1960年代の 「 平和革命 」 は、それからまもなく、彼らの大規模な集会に政治活動家が入り込んで舵取りをし、全体を反戦運動や反政府運動へと煽ることに成功したことで、暴力的なものに変化していった。 ** そしてこれはすぐに激烈な人種暴動へと発展し、拡大していった。 この期間に発生した非常に重要な暗殺事件も3件ある。 ジョン・F・ケネディ、マーティン・ルーサー・キング、そしてロバート・ケネディだ。 こうした運動の力は激しく強大だったため、そのエネルギーは 1) 現職の大統領を1968年の大統領選でその椅子から追い落とし、そして 2) 1968年にシカゴで開かれた民主党の大統領候補を決める全国党大会において、警察とデモ参加者との間に起きた暴力的衝突に結び付いていった。
** 当時、暴動は全国100以上の都市で勃発した。
    私がこうした事を取り上げるのは、2012〜2015年が、1965〜1966年にコンジャンクションで始まった天王星・冥王星サイクルの最初の1/4サイクルとなるからだ。 1960年代中盤に捲かれた種子は今、開花し始めている ( 「開花」という言い回しが似つかわしいかどうかはわからないが )。  結論を言えば、この期間 — 今から実際に2015年まで — が、私達人類にとって、この莫大な世界的負債爆発をもたらした力学を根本から変革するにあたっての、最も素晴らしい機会となるかもしれなということだ。 もし私達が人種的偏見と社会的不平等がもたらす憎悪を克服することが出来たなら、それは人類にとって最高の節目となり得る。

    さて2012年の米国大統領選に向けての戦いの中で、以前と同様に対立的な極性がみられるのみならず、共和党も 「 我々の義務の中で最も重要なのは、バラク・オバマをとにかく打ち破ることだ 」 というお題目を呪文のように唱えているというのは、どちらも憂慮すべき状況だ。 保守派や共和党の担う最も大切な義務は、本当にそんなことなのか?  私は彼らに、天王星・冥王星が形成するアスペクトを背景としてただ単純にバラク・オバマを打ち負かしたとき、その結果がどうなるかということと共に、もし勝利のみがゴールというような目的の優先順位付けのもとでオバマの方が勝ったとしたらどうなるかについても、考慮することを提案したい。 

もしバラク・オバマがこういう敵対的な「大規模対立構造」とでもいうべき雰囲気の中で再選された場合、起こりうることといえば、 1) もし再選と同時に、初期の世論調査が示すとおり共和党が下院と上院両方の支配力を強めるなら、彼は弾劾されるかもしれない。 または 2) 国内で革命が起きる可能性がある ( 多くの国々にこの可能性があり、政府の転覆もありうる )。 もしオバマが選ばれなかったとしても、アメリカ合衆国、そして多分その政府には革命の危険性が存続する。 だがそれはおそらく激しい人種暴動によってもたらされるだろう。 彼が再選された後に弾劾された場合も同様である。

    アストロロジー研究の見地からみれば、米国史上初のアフリカ系アメリカ人大統領が選出された歴史的な年、2008年に劣らぬほど、来る2012年は歴史上の転換点であり、重要な年であることが示唆されている。 しかし、私の心をこうも捉えるのは選挙そのものではない。 その結果として、その後に起こることだ。 それは人類 — そして特に米国が — その精神を一段階進めて史上最も素晴らしい時期の到来を示し、そしてこの対立的な経済と社会環境を何かもっと誇れるものに変容させていくのか・・・さもなければ史上最低レベルに沈潜し、経済的にも社会的にも悲劇という以外の何物でもない深淵に落ちていくのか、その二者択一だ。

    「 オキュパイ・ウォール・ストリート 」 の抗議活動を注視してほしい。 誰がこの活動にこっそりと入り込んでくるか、そしてこのエネルギーを、非常に暴力的な力の解放を伴う可能性に満ちた、政治活動家達の運動へと上手く導いていくかに、注意していてほしい。 もしかしたらそれは、左派版の 「 ティーパーティ運動 」 になっていくかもしれない。 もしオバマがヒーローになって彼の支持率をアップさせたいと思うなら、ひょっとすると彼は、ニューヨーク警察が暴力化し始めた時、警察と抗議グループの間に立たせるべく海兵隊か陸軍を送り込むことを選択するかもしれない。それによって彼は、「 抗議運動に参加する人々の言論の自由と集会を開く権利とを保護した大統領 」 という逸話を創り上げることが出来る。( 行動の前に物語を創作する、これが彼の全てだ。)

私達は面白い時代に生きているのではないか?  巻き上げ機の歯車がもう一段階、カチっと音を立てて廻ろうとしている。 我らの指導者達がその精神を向上させ、今という時を、同じ時代に生きる私達全てにとって最高の機会となすことを期待しよう。 もし彼らがこうしたゴールに向かって全体を主導していくなら、今現在彼らが向かいつつある、両極に向かって離反し対立するような方向性よりは、成功への可能性がある。






訳文ここまで
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October 09, 2011

レイモンド・メリマン 週間コメント 10/10 — 1 【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2011年10月10日(フリー版より)
翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また merriman.jpさんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(文中の は翻訳者によるものです)
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今回は全体に長文のため、時間の都合で≪ 長期的考察 ≫は遅れて掲載させていただきます。(多分、明日夜になります)m(_"_)m。 長期の方は相場というよりマンデーン・アストロロジーですが、個人的にはとても興味深い内容でした。なので興味ある方はぜひまた読んでみてください。(^_^)


≪ 先週を振り返って≫

    世界の株式市場は再び先週の≪ 短期ジオコズミクス ≫に書かれたとおりの筋書きに沿って動いた。市場は予測どおりに荒れ模様のスタートとなった。火曜までに、ダウ工業平均は10,400付近まで下落、これは8/9(10,604)と9/22(10,597)をはるかに下回っている。S&Pとナスダックもまた香港やアルゼンチンの指数と同様に、年初来安値まで雪崩を打つ勢いで下がっていった。しかし、火曜の取引時間中遅くに何かが起こった。ダウが突如反転し、400ポイント騰がったのだ。当初ニュースはショートカバーのせいだと告げた。まさしくその通りだ。だが、その裏には見た目以上の理由が隠されていた。いや、実際には見た目通りなのだが、殆どの人の目には、そこまで深くは見通せないものだ。

先週のコラムに述べたとおり、『 だが、この週に限っては、米株市場が先週引けにかけて売られたことを考えると、しかも火星が週初めの月曜に木星とスクエアを形成することからしても、あまり落ち着いた様相で始まるとも思えない。 次の事を覚えておいてほしい:火星、木星 そして/または 天王星が互いにアスペクトを形成する時は、大きな価格変動が起こりやすい。私達は今、そうした日柄のひとつに至っている 』。 月曜に11,000近くからスタートして火曜には10,404まで下がり、そして同じ日のうちに10,800以上で引けるという値動きは、十分に大きな価格変動と見なせる。 金曜までにダウ平均は11,200以上で取引され、引けにかけては月の進行による反転法則との一致をみせて少し値を下げた。

    火曜日の火星・木星スクエアの法則に従って、世界中の殆ど全ての株式指数が金曜、急激に上昇した。例えばチューリヒのSMIのような一部の市場は、この2ヶ月間での最高値水準まで反騰した。先週火曜の安値では、いくつかの地域で非常に多くの異市場間強気ダイバージェンスがみられた。 例えばアメリカ大陸では、ダウ平均、S&P、ナスダック総合、そしてアルゼンチンのメルバルにみられた新たな年初来安値は、ブラジルのボベスパがつけた安値との不一致をみせた。後者は8/9につけた安値を上回った状態をキープしている。アジアと環太平洋地域でも、香港のハンセンがつけた新安値は日本、インド、またはオーストラリアにみられた安値と一致しなかった。(中国は建国記念日で全週にわたって休場だった。) またヨーロッパでは、先週の安値は9月、8月を通してみられた安値を割ることはなかった。

    原油もまた先週火曜、あたかも株式市場に共感したかのようにサイクル新安値まで落ち込んだ。これはファイナンシャル・アストロロジーの上で火星・木星の示唆するサインが株式より原油により密接な関連性を持つことからも納得がいく結果だ。為替ではユーロも10/4火曜、1月からの最安値水準まで下落した。 一方金と銀は、火曜に新たな安値へと下落したものの、どちらも私達の★★★重要変化日、9/26につけた安値をはるかに上回っている。これは以前の安値に対する再試行に底堅く成功したともとれるが、それを確認するにはもうしばらく時間、そして/または 上値をとる動きが必要だ。


≪ 短期ジオコズミクス ≫

    さて、これからどうなるのか? 読者の皆さんの疑問は常にこれに尽きるだろう。10/4に起こったリバーサルと異市場間にみられた強気のサインは5ヶ月にわたる弱気相場の終わりを確認するに足るものだったろうか? いや、まだそう言い切るには足りない。だがとりあえずは良いスタートだ。 今週の満月がもうひとつの重要な鍵となるだろう。 先週述べたように、『 覚えておくべきもう1つのポイントはこれだ:太陽が天秤座にある時の新月と満月は非常に重要なリバーサルと一致する可能性がある。先週の高値は火曜、9/27、まさに新月その日であった。続く満月は10/11となり、ヘリオセントリックの水星が射手座を通過する非常にボラタイルな時間帯(10/15〜27)の直前だ。しかも大変興味深いことに、その時間帯は10/28、太陽と木星のオポジションという年に一度のスーパー・ボラタイルな位相が形成されると共に終了する 』。

私達は今なお米国株の15.5ヶ月サイクルの底が入ったことを立証するに足るテクニカルなサインを待っている。もし底を打ったとすれば、市場は月末に向けて急激に上昇するかもしれない。もしそうでないなら、この先再び急落があるだろう。 だがいずれのケースにせよ、重要な安値をつければその後、逆行する木星が10/7〜3/7に牡牛座0°〜7°に帰還することにより発生するエネルギーを基盤として、2〜5ヶ月にわたる10〜20%の反騰が待っている。 投資家にとってのただ1つの疑問はこれだ : 相場に早く入りすぎて10%以上のダウンサイドリスクを背負うのか? すでに底打ちして十分値が上がった後に入って遅きに失するのか? ただ1つの疑問とはいえ、これはトレーダーが相場に入ろうとする時、毎日のように直面する問題だ。

それは市場参加者にとって、土星(怖れ)と木星(貪欲)の間に間断なく繰りひろげられる相互作用だ。先週、そして今月の残りの日々は木星の作用にかかっている。だからもし木星がそのネガティブな側面を発揮すれば — つまり、もし貪欲さが参加者の感情を支配した状態で市場が下方に動けば — 市場を覆う雰囲気はただちにヒステリーとパニックに転じるだろう。当然、これは怖れの感情と直角にぶつかりあうような状況を作り上げ、これからやって来る天王星・冥王星のスクエアがもたらす問題へと繋がっていく。



≪ 長期的考察 ≫へつづく

October 02, 2011

レイモンド・メリマン 週間コメント 10/3 【金融アストロロジー】

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レイモンド・メリマン・コラム  2011年10月3日(フリー版より)
翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また merriman.jpさんには記事には記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(文中の は翻訳者によるものです)
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≪ 先週を振り返って ≫

    先週の天秤座の新月は、まるでその天秤ばかりが筋肉増強剤でも打って暴れているかのように感じさせられるものだった。 天秤座はそのシンボル、公正の女神が掲げるはかりに象徴されるように、物事のバランスを意味するサインだ。公正を司る女神は2つの重りをそれぞれの手に持ち、双方に最適のバランスを見出そうとしている。  ところが先週の市場の動きは、彼女の領土に天王星と冥王星が乱入してきた時起こる事、すなわち金融崩壊への恐怖と混乱を示していた。

バンクオブアメリカは彼ら自身の顧客がそのデビットカードを使うに際し、今後月5ドルの料金を請求するだろうと、誰の助けにもならない発表を行った。 これは、約束された筈の銀行改革が結局は、事実上殆ど実施されないというオチがついた、面倒なドッド=フランク法( ドッド=フランク ウォール・ストリート改革および消費者保護法 ) によって失われる筈の収益をどう補填するかという観点から、他の銀行も検討するだろう新経営策だ。 そしてこれは今や2012年の大統領選の行方を決める、重要な争点の1つとなっている。

共和党はこの法律を撤廃したがっているし、民主党さえもが怒りを露わにしている。 民主党が怒っているのは銀行が、2008~2009年の危機に際して受けた、政府と納税者の金による救済措置の結果としてため込んできた巨大な利益や準備資金と、新しい法規制によってかかるコストとのバランスを取るよりもむしろ、支出を顧客側の負担としてスライドさせるようなやり方を見出そうとしているからだ。 だいたい彼ら銀行はその資金を、病み苦しんでいる住宅所有者や小規模企業の経営者を助けるために貸し出す筈ではなかったのか?

    おっと市場の話に戻ろう.... 天秤座のはかりは先週火曜日、9/27の新月を過ぎてさえも、均衡を見出すのに苦労していた。 だがその新月は、天王星( 不安定と創意 )と冥王星( 負債、赤字、そして改革とデフォルトへの怖れ )に対して困難なTスクエアを形成していたのだ。 それに加えて、現在世界が懸念を抱いているのは単にアメリカとヨーロッパに対してだけではない。 中国にも経済収縮が見られる。 ここ1年余りの最安値水準まで下落した株式市場がその証拠だ。 中国の上海指数は9/30金曜、2348まで下落した。これは2010年7月以来見られたことの無いレベルだ。そして香港のハンセンは16,999まで下がった。ハンセンが17,000以下に下落したのは2009年5月以来初めてのことだ!

インドのニフティは先週4800以下まで落ち込み、2009年11月の安値を試した。 日本では日経平均が8359まで下落し、去る3/15、この国が歴史上最も甚大な被害の1つに数えられる破壊的な地震と激甚な津波、そして原子力発電所の炉心溶融に襲われた当時に記録された年初来安値、8227を再び試すこととなった。  にもかかわらず、日経はいまだに当時の安値を割らずにおり、実際先週末は強気シグナルを発した形で終えている。 それはちょうど、この領域の他の株式市場がぼろぼろに崩れている時でさえも、公正の女神が楽天主義者達 — 買い方 — を元気づけるのに十分なニュースを見つけるために通る道筋の、ある種の極端さを証明するものだ。

    しかし、公平さとバランスのために払う女神の努力は何もアジアと環太平洋地域のみに限ったことではない。 彼女は世界の他の地域でも同様に、異市場間ダイバージェンスを創出している。 例えばヨーロッパでは、オランダのAEXが先週金曜9/23、私達の★★★重要変化日だった月曜9/26のわずか1取引日前に、256.30まで下落した。 その日は他の市場もまた( 全てではないが )重要な安値をつけた。 AEXにおいてそれは、ここ2年余りでの最安値水準だった。 また、ドイツのDAXが同じ日に4973という、9/12の4965をわずかに上回るレベルまで下がりはしたものの、ヨーロッパにおいて私達が追っている他のどの市場も、このような新安値をつけたところは無かった。  こうした弱気パターンとは正反対に、スイスのSMIは先週木曜9/29、7月に世界の株式市場が崩壊して以来の最高値水準まで急上昇した。SMIは5637まで騰がったが、これは8/9の安値4967からは13%以上の上昇だ。 残りのヨーロッパ市場の足許が心もとなくふらついている時、スイス株は突如として魅力的に見える。

    アメリカ大陸では、アルゼンチンのメルバルだけが先週、月の新安値まで落ち込んだ。この国の主要な指数がたった9ヶ月前に史上最高値をつけており、7月にはその値を再び試している事を考慮するなら、この事実は重要性を帯びる。 金曜までに、メルバルは新たな年初来安値まで下落した。 ブラジルのボベスパもまた、先週はずっと下げ続け、金曜には52,000近辺まで落ち込んだ。 だがこれは、いまだに8/8につけた安値48,000以下という値を十分に上回るものだ。

ダウ工業平均は、先週木曜9/22に10,597で底を打った後、火曜の新月には轟音をたてて11,369まで戻った。 だがそこまでだった。 週末の金曜引けには10,900近くまで逆戻りしていたのだ。 こうしたパターンは、ナスダック総合でも似たようなものだった。 違っていたのは、その安値が先週は2420だったことで、これは8/9につけた安値2331をかなり上回っている。 一方、9/23のダウ平均の安値は8/9につけた安値( 10,604 )を下回るもので、これは9/26 +/- 3取引日の重要変化ゾーンの間に起こった異市場間強気ダイバージェンスの、またさらなる一例だ。

    私達が提示した9/26の★★★重要変化日は、他の金融市場においてもハイライトとなった。 特に貴金属市場において、これが顕著だった。 銀は週をまたがって暴落し、まさに9/26、2615という数ヶ月来の安値に沈んだ。 時を同じくして金は1535まで下落した。 これは3週間前につけた史上最高値、1923.70からはおよそ400近い下落幅となる。 『 フォーキャスト2011 』の中で私は、金が2011年8月から3ヶ月の間に34ヶ月サイクルの安値をつける可能性があること、その時は価格にして140~480ドルの値下がりをみるかもしれないと予測していた。なかなか悪くない判断だ。 原油もまた先週、バレル当たり80.00をかなり下回る(安値は77.11だった)ところまで下落した。 たった2週間前には原油は90.00以上で取引されていたのだ。

    天王星は竜巻と地震を支配する。今にして思えば、新月に象徴される光景は、まるで竜巻と地震の真っ只中で、公正の女神がそのはかりのバランスを保とうとしていたように感じられる。 おそらく彼女のエレガントな帽子は吹き飛ばされてしまったことだろう。 だがそこはやんごとなき貴婦人、女神のことだ。 彼女はきっと品良く立ち直り、持ち前の優雅なポーズを取りなおすだろう。 少なくとも次回、蠍がやってきて彼女を再びチクリと刺すまでの間は・・・。


≪ 短期ジオコズミクス ≫

    今週は金星(天秤座の支配星)が10/9まで天秤座に滞在し続けることから、おそらく物事はもう少し落ち着いてくるかもしれない。 通常、金星の天秤座通過は株式市場にとって好ましい結果をもたらす(そして貴金属にとってはあまり好ましくない)。 だが、この週に限っては、米株市場が先週引けにかけて売られたことを考えると、しかも火星が週初めの月曜に木星とスクエアを形成することからしても、あまり落ち着いた様相で始まるとも思えない。 まずは次の事を覚えておいてほしい : 火星、木星 そして/または 天王星が互いにアスペクトを形成する時は、大きな価格変動が起こりやすい。 私達は今、そうした日柄のひとつに至っている。 覚えておくべきもう1つのポイントはこれだ : 太陽が天秤座にある時の新月と満月は非常に重要なリバーサルと一致する可能性がある

先週の高値は火曜、9/27、まさに新月その日であった。これに続く満月は10/11であり、ヘリオセントリックの水星が射手座を通過する、非常にボラタイルな時間帯(10/15~27)の直前だ。 しかも大変興味深いことに、この時間帯は10/28、太陽と木星のオポジションという、年に一度のスーパー・ボラタイルな位相が形成されると同時に終了する。

    もし各市場が今週半ばまでに何らかの落ち着きどころを見出せなければ、試練は月末まで続くかもしれない。 だが月末付近では、木星も冥王星とのトラインを形成することから、いくつかの改革がやってくることだろう。 去年可決されたドッド=フランク法( ドッド=フランク ウォール・ストリート改革および消費者保護法 )への取り組みを通して、今や誰の目にも明らかとなった銀行改革の「意図せぬ結果」。 これからやってくる改革が消費者にとって、このドッド=フランク法案よりもっとマシな成果を生み出すことを期待しよう。 

ところでこの法案は水星逆行期に可決されたのではなかったか? 色々と問題含みの連邦法案は皆、水星逆行の時間帯に可決されてはいなかったか? 来年の大統領選もまた、ちょうど水星がその逆行運動を開始するのと時を同じくするというのは、決して宇宙的偶然ではあるまい。


≪ 長期的考察 ≫

    昨今私達の耳に入るニュースはどれも憂鬱なものばかりだ。 だから希望を持つに足る理由を見つけるためには頑張らねばならない。( まぁ、私は射手座の水星タイプなので、この線に沿った仕事なら私の出番だ。) だが、より長期的サイクルの安値が生じている場合、聞こえてくるニュースは常に気掛かりで重苦しいものばかりだ。今回も例外ではない。15.5ヶ月サイクルの底値として知られる長期サイクルの安値は、2011年10月から3ヶ月以内に形成される筈だ。そして全ての長期サイクルがそうであるように、一度底をつけた後は、2~5ヶ月にわたる反騰が始まるだろう。 だからニュースチャンネルや新聞やネットのブログやバーのカウンターに満ちあふれる陰々滅々とした会話に焦点を合わせるのではなく、あえてこの期間を買い場として見ることを提案したい。

人々はまったく意気消沈し、パニックと紙一重という状況だ。だから売る。 だがこのような状況下での人間の心理は、まさに底値にあと一歩というところで売ってしまうものだ。 そう、誰だってこんな事は知っている。しかし、実際にこうした事が自分の身に起きた時、誰もがそれを忘れてしまうものだ。だからあなたが既に知っている筈の法則を忘れる時、それを思い出させるのも私の仕事だ — もし私自身が忘れてしまっていなければ、だが。

    ファイナンシャル・アストロロジー研究の見地からは、私は皆さんに次の事を思い出して欲しい。  私達は10/7~来年3/7、木星が逆行して黄道帯における牡牛座0°~7°の領域に戻ってくる時間帯へと入りつつある。この時間帯は今週から始まる。 先週述べたように、『 その期間中、株式市場にまたさらなる印象的な反騰がみられる事を私は期待している。この反騰では、株価はじきにつけるであろう底値から少なくとも10%( もしもっと強ければ20% )は上昇するだろう。その時期は、もしたった今でないとしたら、理想的には10月末だ。』 ここで述べた「たった今」とは、先週月曜だった可能性も有った。 だがその見通しは、金曜までにはそう明らかとはならなかった。
日本時間で木星が牡牛座7°台に入るのは10/8(土)早朝

    さて、私達が買い場を探すべきなのは単に株式市場のみではない。 ちょうど私は購読者向けに、金と銀に関するスペシャル・リポートを発行したところだ。何故なら、これらの市場もまた、まもなく長期サイクルのボトムをつける筈だからだ。 もし興味があれば、どのリポートでも良いので購読の手続きをした後で、このスペシャル版を請求してほしい。( 宣伝で申し訳ない。時折、射手座の水星は誘いをかけるチャンスに抵抗出来ないことがあるのだ。) とはいえこれは購読するだけの価値は十分にある。もっとも、私の身が海王星の厳しいトランシットの下にない限りは、の話だが — とりあえず今 私は海王星の影響下には無いし、今後数年間は大丈夫だ。

私はいまだに日々ハードな天王星と冥王星のトランシットをエンジョイしている! 少なくともそれは現実だ。時にはあまりに現実でありすぎるかもしれない。 公正の女神が思うであろうように、私もまた、市場に吹き荒れるこの竜巻は何か特別なバランス取りを必要としているように感じる。 だが私はその風向きを知っていると思う。 私達のクライアントで短期トレーダーの皆さんは、先週殆どの期間、株式市場、貴金属市場、債券市場において週の高値と安値を上手く捉え、非常に大きな成果を上げている。






訳文ここまで
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