December 2011

December 31, 2011

『フォーキャスト2012』 について


    うーん、毎年脳内でバタバタという音を奏でながら、アレやコレやしているうちに暮れも押し詰まってしまうというパターン、今年も抜け出せませんでした。。 30日までに、と思っていたのに時間を見れば、うわもう大晦日! でもやっと少し時間がとれたので以前お話した 『 フォーキャスト2012 』、ちょこっとご紹介しちゃいます。(^_^;)

    予約購入された方は、もうお手許でゆっくり読まれている頃かな。。 今年のフォーキャスト、いつも以上に「濃い」と思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか? 今回、初めて原文に触れたのですが、外惑星のサイクルと人類の歴史との相関関係を語る部分などとても熱がこもっていて、そのエネルギーがわたし自身にも確かに伝わってくるのを感じました。色々な事情から時間も無く、十分なお手伝いが出来たとは言えないのですが、それでもメリマンさんの情熱のこもった文章が少しでも伝わる本になれば...と思いながら原文に向かいました。

    わたしがお手伝いさせて頂いたのはいわゆる相場予測以外のパートで、巻頭のアストロロジカルな解説の部分、そして巻末の「星座別個人の運勢」の部分です。なので、目次に沿って、実際にわたし自身が内容に触れた箇所を、サラッと感想を交えてご紹介したいと思います。トレーダーの方は殆どの方がすでに予約購読されているかもしれませんので、ここでは投資はしていないけど、マンデーン・アストロロジーには興味アリ、という方向けのご紹介をさせていただきますね。

forecasts2012m
 

『 フォーキャスト2012 』

序文〜「 恐らくマヤの人々は正しかったかもしれない 」

    ・・・マヤ暦の2012年12月21日についての言及
冒頭の序文はマヤ暦の話から始まります。ページ数にしたらたった4ページ弱ですが、この短い章の中に、多分今回のマンデーン・アストロロジー部分でメリマン氏が真に言いたかったエッセンスがギュッと詰まっているのではないかと感じました。錬金術の有名な言葉「上なる如く 下もまた然り」。マヤ暦の真実と、太陽系の遥かな外縁を深々と進む外惑星のサイクルとの関係を暗示する、壮大な人類史的視点が今回のフォーキャストの根幹に存在していることを感じさせます。 序文に続く「恐らくマヤの人々は・・・」では、マヤ研究者でアストロロジャーでもあるアントニア・ラングスドルフ氏からメリマン氏への回答という形をとって、マヤ暦についての最新で確実と思われる範囲の知識が披露されています。アストロロジーの実践者であれば「銀河のノード」などはとても刺激的なタームではないでしょうか。こちらも内容的にはたったの2ページ半ですが、のっけから壮大な視点が出てくることでちょっとワクワクしてしまいます。

↓ちなみに日本語版の表紙はこんな感じですが・・・

forecasts2012

 ↓本家米国版の表紙はモロ、こんな感じです。
        Oh!マヤ!!(^_^)
 
FC2012-cover



相場に関する天体の位相

    米国株価指数など10個ほどの相場特有の要素について、関連が深いと思われる惑星や参照すべきチャートを簡単に示唆しています。(1ページ)

2012年:カーディナルクライマックス(2008〜2015年)の5年目

    このパートでは2008年に始まったカーディナルクライマックスと呼ばれる惑星位相とこれまでの経済・相場の関連に軽く触れ、次の本題—外惑星のサイクル論に繋げています。その本題の項目を並べてみると・・・

 天王星が冥王星に対してワクシングスクエア
  ——全ては天王星と冥王星に尽きる
 天王星・冥王星ワクシングスクエアに関する事実
 天王星と冥王星のクォーターサイクル
 天王星と冥王星の力学

アストロロジー実践者の方であれば、天王星と冥王星の解釈はそれぞれの方が自分なりの定義・解釈を身に付けていらっしゃると思います。でもここではマンデーン・アストロロジーの観点から、特に惑星のサイクル論に重点を置き、1300年代まで遡ってコンジャンクションとワクシングスクエアの比較をしたり、2惑星が包含する原理をサイクルの観点からどう結びつけていくかなど、詳論へのいわば導入部のような感じになっていて、わたしの場合など、ともすると近視眼的になりがちなパーソナル・アストロロジーの視点をより高く広く拡げてもらえたような気がしました。

天王星、海王星、そして冥王星:500年のルネサンス・サイクル

    『 恐らくそうは思えないかもしれないが、私達は現在、100〜150年にわたる途方もないルネサンス期の只中にある。 』 

こんな冒頭文から始まるこの章。海王星・冥王星のサイクル、そして天王星・冥王星のサイクルが絡みあいながら創り上げてきた人類の歴史を、1300年代終盤のイタリアのルネサンス期から現代までの流れの中で論じています。 今回のカーディナル・クライマックス前半では海王星と冥王星がミューチュアルレセプションになっていましたが、ルネサンス絶頂期も同じことが起こったそうです。 メディチ家の辿った運命、そして現代社会の様相・・・これは、とても刺激的です。

奴隷解放、南北戦争及び経済のメルトダウン

    ここでは1800年代中盤に起こった天王星・冥王星のワクシングスクエア(ファースト・クォーターフェイズ)と今回のそれとの社会的共通項を論じています。 このあたり、わたしにとっては米国建国史にあたりながらの必死の作業となってしまいましたが(^_^;)、なるほど・・・と思うことも多く、マンデーン・アストロロジーの勉強になると共に、あらためて 「 集合体 」 としての人間の在りようを考えさせられました。

天王星と冥王星:今回のクォーターサイクルの終焉

    前章に続いて現代に至る詳論の冒頭、米国公民権運動の理想を創り上げたと言われるキング牧師の有名な演説からの言葉が出てきます。本当に、これぞアメリカン・ドリームの理想形。。今回のワクシングスクエアの始点は1960年代中盤のコンジャンクションでした。メリマン氏は、この始点において植えられた種子がそのサイクル内での特定のアスペクト—例えば今回のような初回1/4局面であるワクシングスクエアなどの時に、事象として具現化すると述べてきました。その事をふまえて、1963〜1969年にいったい何が起こったのか?を分析・検討しています。

天王星—冥王星のワクシングスクエア:2012〜2015年

    ここでは冒頭にケイティ・メルアの歌う 「 Spiders Web 」 の歌詞が出てきます。人間の心に巣くう根深い差別に触れた内容の歌詞です。(ケイティは優しい声色の女性歌手で本当は訳文も女言葉で韻を踏んでいたのですが、出来上がりは普通に直ってしまっていてそれだけがチト残念カモ。。いや本題には全く関係ないのですけど・・・ ^_^;)

で、いよいよ今回のケースについての言及です。 ここではこれまでの分析をふまえて、債務、通貨、社会格差、税金、人種暴動、自然災害、兵器やテクノロジーなど9項目に分けて、世界的にどんな社会の様相が考えられるかを予測しています。

そして、最後をこう締めくくっています。 『 ここでの考察は、私達にとって2012〜2015年に向けての経済的、社会的プランの枠組みを示唆するものだ。この時期は私達の人生で最も重要なターニングポイントの1つとなることが約束されている。 』


2012年のドラマに登場するその他宇宙の役者達

    ここでは2012年とそれ以降に影響力を発揮するジオコズミック・サインのあれこれと、それらが人類史上で演じる役割について詳細に解説・予測しています。
この章の冒頭文・・・素適です。

    『 そうだ、確かに重苦しい。天王星・冥王星のスクエアの下では 「 公園を散歩 」 するようなわけにはいかない。  嵐雲が渦を巻いて迫る。 風はその勢いを増す。  だが人生は続いていく。 そして 「 一旦この嵐が通り過ぎれば、何をしようか? 」 と人は考えるのだ。 そうだ、勿論そうなる。 バラバラに飛び散った断片は拾って、また元通りに収めていかねばならない。 例えこのドラマに登場する多くのキャラクターや、出来事が起こった場所が大変革を経験するとしても、それでも世界は終わることなく続いていく。 全ての人々の自由、平等、そして経済的な機会増大に向かい続ける人類の進化という変革の津波からは、どのような指導者も逃れられないだろう。』

というわけで、この章の項目はこんな感じです。ここ、面白いです!

 魚座で過ごす海王星(2012〜2026年)
 冥王星とミューチュアルレセプションになる蠍座の土星
  ——最後の審判の日が到来する
 海王星に対してウェイニングトラインの土星
 牡羊座の天王星(2010〜2018年)


ワクシング&ウェイニング
    ——宇宙が人類に託す希望

    ここでは惑星サイクル論の根幹をなすワクシングとウェイニングの概念をあらためて検討し、ワクシングフェイズにある今回の天王星・海王星・冥王星のサイクルについて理解を深めていきます。これら外惑星が示唆する宇宙の壮大な「希望」の道に人類を、地球を、導いていくのは、小さな個々の人間、つまりわたし達ひとりひとりの責任なのだ・・・メリマン氏はここでそう結論付けているように思います。

水星の逆行期 金星の逆行期 火星の逆行期

    ここでは2012年に起こる各惑星の逆行期の説明とその間に留意すべき点について述べています。

2012年の米国と米国大統領

    昨年のフォーキャストで予測した事実の回顧とそれについての検討に始まり、米国始原図、オバマ大統領のネイタルチャート、プログレスチャート、2012年大統領選挙日のイベントチャート、現時点での共和党候補者達のネイタルチャートを駆使して、マンデーン・アストロロジー上2012年のハイライトの1つでもある米国大統領の座の行方を20ページにわたって分析しています。この部分はマンデーンとパーソナル、両アストロロジーの側面から見ることが出来て、とても興味深いと思います。

 項目はこんな感じです。

 回顧
 大統領と2012年の大統領選挙
 2012年の投票日
 候補者達
 
    さて、ここまででざっと96ページ。ここから先は相場予測です。こちらはわたし自身はお手伝いしていませんし、内容的にもジオコズミクスを含んだダイレクトな相場への言及ですので、大きな項目のみご紹介します。それぞれ価格チャート検証(テクニカル)、(相場)サイクル理論による解析、ジオコズミクス解説、結論、値動きの要となる重要変化日の特定といった項目を含んでいます。

2012年の米国のTノート及び金利
2012年の米国の株式市場
2012年の外国通貨(対ドル:円、スイスフラン、ユーロ)
2012年の日経平均株価
2012年の金と銀
2012年の原油相場
2012年の天候パターン
2012年の穀物市場

ここまでで171ページになります。

2012年の良い日/悪い日

    2012年で特に目立つアスペクトやジオコズミックサインの起きる日をハード、ソフトの両面から拾って掲載しています。

2012年の季節的なテーマ

    ここでは各イングレスチャート(春分・夏至・秋分・冬至)を分析し、その間に起こる主なジオコズミクスと照らし合わせ、マンデーン・アストロロジーの見地から起き得る事象を予測しています。

ここまでで191ページです。


2012年星座別個人の運勢
    
    ここから先は、ファイナンシャル、そしてマンデーン・アストロロジーの本である 「 フォーキャスト 」 シリーズではエンターテインメントのオマケ的扱いとされてきたパーソナル・アストロロジーのパートです。けれど、今回初めて原文に触れてみて思ったのは、オマケどころかすごく力が入っています。厳しい面は歯に衣きせずズバっと指摘してくるけれど、自分の人生を惑星の流れに沿って大事に生きていくために書かれたアドバイスは、とても「愛」のこもったものだと思いました。これはやはり2012年だからなのでしょうか。。

確かに太陽の位置だけで分析する 「 太陽占星術 」 の技法を使っていますし、今回は遅い惑星の運行をメインに見た分析なので、ある意味平均値というか、おおまかになってしまうのは否めません。 けれど、木星・土星・天王星・海王星・冥王星はわたし達ひとりひとりが辿る人生の基調を創造するエネルギーです。そして、個人は大きな社会の流れと絡み合いながら生きています。なので、メリマン・アストロロジーの個人分析は、人類集合体の一員としての私達が、個として生きていく上で留意すべき点を的確に捉えているのではないかという気がしました。

こういった太陽占星術での予測を読むときは、自分の太陽の位置(○×座)だけでなく、アセンダントと月の位置を知っているとより詳細な把握が出来ます。例えば太陽が乙女座でアセンダントが獅子座、月が水瓶座にあるひとなら、その3つの項目を読みます。生まれた時間と場所によっては、太陽の星座宮よりアセンダントの方がピッタリ納得のいく分析だったりすることも多いのです。 アストロロジーの学習者や実践者でない方でもし興味があれば、ネット上には無料でチャートを自動作成してくれるサイトが沢山ありますので、そちらでご自分のチャートを作ってみるのも面白いかもしれません。


    さて、この個人別12星座の解析分でざっと84ページ。 275ページまでで、マンデーン・アストロロジー、ファイナンシャル(相場)アストロロジー、パーソナルアストロロジーが仲良く約1/3ずつを占めています。 決して安価な本ではありませんが、2012年を迎えるにあたって、アストロロジーに興味ある方にはやはり大変貴重な内容ではないかと思います。 そして何よりも、エボリューショナリー・アストロロジーの元祖であるメリマン氏が、マンデーン、ファイナンシャル、パーソナルを問わず、そのベースに人間という存在への深い愛情と進化への願いをこめてこの本を執筆したこと、それが伝わってくる本だと思います。(ほんの一部でも、その感じをお伝え出来ていれば良いのですが.....)

もし機会がありましたら、ぜひご覧になってみてください。オンラインショップだけでなく、確か丸善や紀伊国屋あたりの本屋さんでは実物が置いてあるとお聞きしています。

    そうそう、1月28日に投資日報社さん主宰の 『 フォーキャスト2012 』 勉強会が行われます。多分、投資日報社さんのオンラインショップで予約購入された方には案内チラシが入っていたかと思うのですが...。 実は今回制作をお手伝いしたご縁で、わたしにも何かお話するようにとお声がかかりました。内容はアストロロジーに馴染みの無い方向けの簡単なタームの説明などになるかと思います。 講師だなんてもう全然ガラではないのですが、少しでも、知らない方々にアストロロジーの世界を面白いと感じていただけたら・・・と思い、お受けすることにしました。 ここを読んで下さっている方で、もしかして参加される方がいらっしゃるようでしたら、勉強会の場でお会いするのを楽しみにしています。。(^_^)



hiyoka.

December 25, 2011

レイモンド・メリマン 週間コメント 12/26 【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2011年12月26日(フリー版より)
翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また merriman.jpさんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(文中の は翻訳者によるものです)
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来週1/2付けのコラムは都合によりお休みさせていただきます。m(_"_)m


    今回と来週はホリデーシーズンでもあり、また私自身の目を休める為もあって、短いコラムとさせて頂く。

≪ 先週を振り返って ≫

    世界の株式市場は、金星・土星のスクエア形成後の先週月曜にボトムをつけ、その後トランシットの木星による莫大な浮力のもとに週末まで反騰した。先週言及したジオコズミックサインの内最後のものは12/25、クリスマスの日に起こる。これは重要であり、「木星のステーショナリー・ダイレクト(滞留から逆行への移行)」として知られている。これが重要なのは、木星が逆行により戻って、米国株式指数の天井と相関関係を持つ黄道上のパートの中間地点、即ち牡羊座・牡牛座のカスプ(境界線)に最接近することを示すからだ。即ち、米国株の長期サイクルは木星が牡羊座23°~牡牛座7°の間に在る時、トップアウトする。その中間地点は牡牛座0°だ。木星は12/25、牡牛座0°で滞留から順行に移る。そして来年3/7まで、牡牛座0°~7°の間に滞在する。この期間のいずれかの時期に、米株4年サイクルの15.5ヶ月フェーズがトップアウトすることをわたし達は予測している。アストロロジー上理想的な時期は12/25近くだが、今年の『 フォーキャスト2012 』で述べたように、牡牛座7°までの間であれば何処であってもこの研究の条件は満たしている。

    私達はまた、究極の株価タイミングシリーズ最新巻にして最終巻である『 The Ultimate Book on Stock Market Timing, Vol.5 : Price Objectives and Technical Analysis 』に詳述した、株式市場におけるリバーサルの弱気パターンの1つをも、見出しつつあるかもしれない。このパターンは『異市場間弱気ダイバージェンス』として知られるもので、ダウ工業平均とS&Pの期近物にそれが見られる。同じパターンがまもなく債券市場に顕れ、そして逆のパターン(異市場間強気ダイバージェンス)が貴金属市場に見られるかもしれない。

    端的に言えば、ジオコズミック面、サイクル面、そしてテクニカル面から見て、これからの2週間は非常に魅力的なトレード機会をもたらす可能性がある。これらの全てが例外的なハイリスク・ハイリターン相場の様相を示す過程に入りつつあるのだ。


≪ 短期ジオコズミクス ≫

    現在私達は、2012年6月~2015年3月まで天上を支配するであろう(従ってファイナンシャル・アストロロジーに基づく私達の予測をも支配している)大物、刻一刻と近付きつつある天王星・冥王星のワクシングスクエアの、太陽によるトランスレーションの只中にある。このソーラー(太陽)トランスレーションは12/22、太陽が天王星に対してウェイニングスクエアを形成した時に始まり、そして12/28、太陽が冥王星にコンジャンクトして終わる。私達は市場がこのトラスレーションに向かって上昇していることに注目している。 通常これは天井に続くリバーサルと急激な下落と合致する。ここで私は「通常は」と言ったが、これはホリデーシーズンの市場が「通常」ではないからだ。ホリデー市場は「通常の」相関関係通りにもなれば、ならない時もある。結局のところ、市場は6日間で3日も開いていないし、取引量も他の日と比べて少なくなりがちだ。このトランスレーションの影響は、年が明けて数日経たないと顕れて来ないかもしれない。


≪ 長期的考察とトランシット物語 ≫

    MMA一同を代表し、読者の皆さんに素晴らしいホリデーシーズンをお祈りしたい。また、私達のサービスや研究成果に対する支持を寄せて下さった方々、私自身の視野の問題が快方に向かうよう、個人的なお見舞をいただいだ方々にも、再びこの場を借りて御礼申し上げる。

    このコラム読んで下さる多くの方々がアストロロジーに関してある程度の知識を持たれていることと思う。そこで私は、この目の問題と一致すると思われるトランシットとプログレッションに関して、パーソナル・アストロロジーの観点から考えを分かち合いたい。

 人体のチャートに於いて、私の左目は月が支配している。しかし、それと共に、私は海王星が視覚に大きく関わりがあると信じている。何故なら海王星が損なわれる時、それはまるで霧の中にいるような視覚の「曇り」を示すからだ。海王星は魚座を支配するので、魚座が絡んだ展開もまた、物を正確に見られない状態に合致する。

    私のプログレスチャートでは、水星がちょうど健康を司る6室、まさに魚座23°で逆行に転じたところだ(これは私のネイタルの金星とトラインなので、眼帯をした私はカッコいい)。 私がフォーキャスト2012を執筆し始めた時、まあこれがストレスとなって視野の歪みに繋がったと思うのだが(医師はそれを確認していないが)、土星が山羊座21°にある私のネイタルの月にスクエアを形成していた。

    詳細な検査の後、とはいえ今後もまだあるのだが、医師達は90日程度か2月末頃には完治するだろうと私に請け合っている。多分そうかもしれない。だが水星はプログレッションで19年間、逆行状態を続ける。だから私は確信を持てない。私のソーラーリターンは明日(12/24)の午後遅い時間で、場所はアリゾナ州スコッツデールだ。これはちょうど山羊座2°(私のネイタルの太陽)に19年ごとにやってくる日食からたった1°しか離れていない新月の下に起きる。この周期の次の19年目は、プログレッションの水星が逆行から順行に転じる時と合致している。だから、今後私がどんな経験を通り抜けることになるのであろうと、これは新しい19年サイクルの一環なのだ。このサイクルは19年後、私の天王星リターンと共に終わる。

    この日食の19年サイクル(ネイタルの太陽にノードがコンジャンクション)は、誰にとっても人生の重要な節目となるものだ。例えば私の場合、19年前はペイン・ウェーバー証券の商品先物担当アカウント・バイス・プレジデントとしてウォールストリートの金融ブローカー組織を離れた時だった。またそれは私がこの世界での自分の貢献と、言うなれば私の遺産を決定付けた本、ファイナンシャル・マーケット・タイミングのシリーズを書き始めた時でもあった。その前の日食19年サイクルは1974年、私の誕生日に起きていた。これは私が『 エボリューショナリー・アストロロジー 』を執筆するために心理学と社会福祉の分野を離れた時で、この時もまた、こうした思想分野に対する私の貢献を決定付けたものを創り出す時期であった。その前の周期では、私は小学校2年から4年に飛び級した。これは私が算数に堪能だったからだ(足し算と引き算を習い始めた時、すでに私は掛け算と割り算が出来た)。私の人生全体がその節目から揺り動かされ、そして私は執筆を始めた。つまり言いたいことはこうだ : もし日食があなたの誕生日に起きたり、月のノース・ノード又はサウス・ノードが出生図の太陽から18°以内に来たなら、あなたの世界は非常に大きく並外れた変化を起こしやすい。だからこれが起きた時は注意を払うべきだ。 毎年、少なくとも2回の日食が起きる。来年、その内の1つがあなたの太陽近くで起きるかもしれない。特にあなたが牡牛座・双子座か蠍座・射手座であれば、その可能性は高い。

    アストロロジーの学習者でない方々のためには、天王星・冥王星トランシットが2008年以来私のネイタル(出生図)の惑星に影響を及ぼしてきたことに言及したい。これはそれぞれの四季が始まる最初の週(3/21~28、6/21~28、9/21~28、12/21~28)に生まれた全ての人達が同じ様に経験することだが、予想もつかないような展開の仕方をする。それはこのエリアに惑星を持つ人達と同様に(もしかすると今これを読んでいる方々の殆どがそうかもしれないが)、エキサイティングで予測不可能なやり方で私の人生に作用してきた。だがたとえこのサイクルがもたらす突然の変化とドラマティックな転換が殆ど世界中に影響を及ぼすのだとしても、本当のところ、全てを統合した目で見るなら、私は真に祝福されているのだということを知っている。私はこの時代に生きていることに胸が高鳴るし、心の底からこの惑星が — この惑星の住民が — この時期を抜け出て、過去20年にわたって私達皆が共同創造してきたコミュニケーションにおけるルネサンスを再び追求していく姿を見たいと願っている。 私達は皆、繋がっている。 そしてそれこそが、私達人類の辿る集合的進化の目的地(道)なのだと私は心から信じているのだ。

    来月、チューリヒとアムステルダムで多くの皆さんとお会いできることを楽しみにしている。このホリデーシーズンをどうか健やかに、楽しんでいただきたい。





訳文ここまで
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December 24, 2011

○12/25の新月—みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)

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    新月は前回からの課題を経て、次の新月までの約1ヶ月をかけて取り組む新しいテーマが開示される時。 そしてこれは生まれた星座に関係なく、地球に生きるわたし達みんなに平等に降り注ぐエネルギーです。わたし達はこのエネルギーを使って日々、自分なりに考え行動していきます。その現れはひとの数だけ様々ですが、やがてはお互いに影響しあいながら、社会・国・世界の潮流を作っていきます。これは言い換えると、わたし達を取り囲む「空間の雰囲気」です。星読みの世界から見れば、誰もがその中で生き、そのテーマに呼応して・・(素直になったり、反抗したり、無視したりしながら・・)自分なりの人生を創造していると言えます。 その意味でも、刻々と変容していく惑星エネルギーの流れをおおまかに知っておくことは、きっと何かの役に立つんじゃないかと思います。 ではでは今月も行ってみます!(^_-)
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新月タイムスケジュール
願い事やアファメーション、ヒーリング・メディテーションなどしたい方は、もし可能ならこの時間帯に合わせてみてください。エネルギーの高まりを感じとれると思います。(^_^)

【地方標準時: ソーラータイム(LMT) 】
東京・関東ローカルで03:25前後、北海道周辺で03:31前後、関西方面(日本標準時ならこの時間)は03:06前後、沖縄周辺で02:36前後に 山羊座 02°34’ で新月となります。


前回の新月のテーマについてはココ、満月についてはココをご覧ください。

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Sabianシンボルによる【新月のテーマ・12/25〜1/22】
*ここではディーン・ルディアー版やマーク・エドモンド・ジョーンズ版ではなく、透視家エルシィ・フィーラーのオリジナル版サビアン・シンボルを使っています。
*テーマはひとつの意識の流れを表したものです。この流れは順不同に現れたり循環したり、ひとつだけ突出して感じられる場合もあります。


【太陽・月 山羊座 02°〜03° 】

"Three stained-glass windows, one damaged by bombardment"
→ステンドグラスの窓が3つ、1つは爆撃で破損している
"The human soul receptive to growth and understanding"
→成長と理解とを受け入れる人間の魂

【テーマの流れ】
自分の存在、または力に対する挑戦・妨害→ ★危険を含む機会への誘惑と迷い→ ★薔薇色のメガネを守りたい気持→ ★失うことへの怖れ→ ★衝撃と孤独感→ ★釈然としない状況→ ★「力」の移譲における重要な岐路→ ★未知の厳しさを予感する→ ★自分に残されたものの中から再び起ち上がる→ ★内側に燃え盛るものの中の創造性に気付く→ ★危機的経験の中から新しいアイデンティティを構築する→ ★本能をより洗練されたレベルに引き上げていく挑戦→ ★起きていることを統合して見つめることによる理解 ・・・・ →

エネルギーのポイント:「不屈の精神」「サレンダー」「自分を開いて、前に進み続ける」
精霊の顕示:深く長く連続する呼吸。水。

111225NM

    ちょうどクリスマスの夜明け前、一段と濃密な闇の中、山羊座の新月がやってきます。このところ、2012年の前夜祭のようなテーマが続いてきましたが、今回は今年最後の新月。それだけに・・・なのでしょうか、何だかちょっと厳しめのテーマが出ているようです。
       
    サビアン・シンボルを覗いてみましょう。

 前回の射手座の新月テーマは「既存の規則と革新性の狭間で感情のうねりを体験する。」でした。そして定めれたルールの中で、自分らしさや今までに無い新しさをなんとかして行動に表すという挑戦を促されてきたように思います。

こうして自分なりに見定めたひとつのルールの中でこれまで努力してきたことに対し、今回の新月では何らかの形で一撃を加えられるようなことが起こるのかもしれません。

「これまでのところ、何とか上手くいっている、そこそこやれてきた・・・」 そんな思いに冷水を浴びせられるようなこと。 または 最後の最後まで、これだけは手放すまいとしてきた物事、無意識に触れまいとしてきたものにメスを入れるような出来事、よかれと思って頑張ってきたことが突然のカオスに遭遇するような感覚。。この新月の影響を強く受けるケースでは、そんな経験もありそうです。

そこまで強い影響ではなくても、長い間ガマンしてきたことがあったり、知らずに溜めてきた怒りの感情があったときには、出口を求めて思わぬところで噴出してしまい、自分でも驚いたりするかもしれません。沢山のひと達が家庭や気のおけない仲間同士で集まる機会も多い今日この頃、日常の孤独やつまらなさを強く感じて、ちょっと危険な匂いに引かれるひとも? また、自分自身は平穏なつもりでも、家族や身近な人の突然の感情的な反応に戸惑ったりすることがあるかもしれません。 この場合は、自分自身もまた無意識に何かのハケ口を求めて、何気ないことばで相手を刺激していることもあり得ます。

今回の新月のすぐ側には、山羊座の冥王星が控えています。そして天王星とはスクエア。古いものを根こそぎ破壊し、いったん灰にする・・・そしてその灰の中から再び立ち上がったものに、新しい命が与えられる・・・この冥王星は新月にそんなニュアンスを与えています。

山羊座は蟹座と共に、成長のさらなる加速を要求してくる星座宮です。 それは本当の意味での子供時代の終わり=成熟を意味し、わたし達にとってはそれぞれの、その時の、大人のふるまいを象徴するロールモデルと関連しています。 ロールモデル・・・それはわたし達のパーソナリティの「外殻/カタチ」を創り上げるベースとなるものではないでしょうか。 わたしは・・・こういうひと。こんな時には、こんな態度をとるひと。強いひと、弱い人、などなど、ともすれば自分で取り入れたモデルを使って、わたし達は半ば無意識に自分を演じています。 

わたし達は、社会で、家庭で、親しい人間関係で、それと意識せずに自分なりのロールモデルを演じ、それを周囲や相手に受け入れてもらうことを必要とします。そしてそれがうまくハマっている限り、精神的に安定していられるのかもしれません。

けれど、天王星・冥王星のスクエアを控えたこの新月は、そんなわたし達の「カタチ」を真っ向から壊しにかかってくるようなエネルギーを持っていそうです。 かなり強く出る場合には、存在や人格を、状況や周囲の誰かから否定されたような感覚を与えてくることもあるかもしれません。

これはわたし達ひとりひとりの中で起きてくる、ひとつの価値観、ひとつの時代の終わりを暗示しているような気がします。年齢や性別に関わりなく起きてくる、子供時代の終わり。 これまで拠って生きてきた、自分自身の価値観に対する変容への促しのエネルギーです。

 大切にしてきた価値観、自分の存在意義が揺さぶられたとき、わたし達はその一部始終を、透徹した目で見据えることが出来るでしょうか ?  もしそれを失ってしまったら、わたし達の中には何が残っているでしょうか?  日常の生活レベルから社会生活、ひいてはスピリチュアルなレベルまで、最後までこれだけは真実と思ってきたものが覆される経験をしたとしたら・・・わたし達はその崩壊した灰の中から、真新しいカタチを再び創り出し、真新しい人間として復活していけるでしょうか?

christmas


こうした問いかけは、身近なパートナーシップで起きてくることも考えられます。また、仕事上の問題で起きてきたり、他者との能力比較で感じられる場合もあります。 もしそんなことがあったら、何かで紛らわそうとせず、出てくる感情や感覚と共に、しばらく過ごしてみてください。 こころの中では理不尽さに対する怒りや傷付いたプライド、そして自分の思い通りにならない苛立ち、それでも何とか上手く収めたいと思う計算など、ありとあらゆる感情が燃えさかっているかもしれません。 それはそのまま、生きようとする命の炎です。誰も否定など出来ません。 ・・・自分自身を除いては。。(^_^;

なので、 このエネルギーを強く受けるひとは、精神的にちょっとキツイ新月になるかもしれません。それでも、もしこれが強く出るとすれば、そのひとにとってはこれ、本当に貴重な体験になると思うのです。

太陽・月とセクスタイルになる魚座のカイロンとヴェスタは、強力なヒーリング・エネルギーで立ち上がろうとするわたし達を支えてくれています。

何度も何度も直面して、もうイイ加減手放したはずの遠い記憶の中の傷も、カイロンの手にかかると再びくっきり浮かび上がってきます。その一方でカイロンは、掘り起こされた様々な想いを整理・統合し、傷の正体が一体何なのか、はっきりと理解するためのエネルギーとなってくれます。 本当のヒーリングも、本当のマジックも、真の理解があるところにしか起こらないからです。わたし達は人生の節目で何度かにわたってその作業を体験し、少しずつ深めていきます。 そして・・・・ある日わたし達は、とうとう真っ青な空の下に辿り着くかもしれません。 もしかしたら、無限のコスモスが見えるところまで行けちゃうのかもしれません。カイロンは道すがら、要所要所でわたし達の先導役を務めてくれます。 この星が「 inconvenient benefic (不都合な吉星)」と呼ばれるのはこのためです。

ヴェスタは献身の星です。神殿の奥深く、彼女が守るのは神と呼ばれる創造の炎です。カイロンと共に提供される彼女のエネルギーは、計算や保身を捨てた素直なこころに戻ること、そして未知から与えられるエネルギーに向かって勇気を持って開いていくことを促しています。そのエネルギーはきっと、灰の中から何度でも立ち上がって、もっと自由でもっと洗練された自分のカタチを創り上げていく助けになるのではないでしょうか。

そしてもうすぐ順行に移ろうとしている牡牛座の木星とブラックムーン(ミーン)リリスはこう言っています。

 『 吹き荒れる嵐をそのままに、そこに在ること。何もしようとしなくていい。否定することもない。 何故なら、そこには本当には何も無いのだから。 あなたの内側には ただサラサラと生命の小川が流れ、そこでは一瞬一瞬、新たなあなたが生まれ、延びようとしている....。』

そうそう、パーティーシーズンでもあり、何かとお酒を飲む機会も増えると思いますが、フォルスと火星がスクエアとなるこの新月〜新年にかけては、度を過ごした飲酒には気をつけたほうが良さそうです。突然何かが飛び出してきたり、はずみで不必要なぶつかり合いに巻き込まれたりする可能性もありそうです。出来ればこの一年を振り返って、静かに過ごすのがこの新月には一番合っているかもしれません。。


        今年最後の新月。。ざっとそのエネルギーを見てきましたが、今回は影響をモロ受けするひとと、あまり感じることなくスルリとやり過ごせるひと、くっきり別れるかもしれません。 けれど、特にプレッシャーを感じずに済むひとであっても、日常の何気ないヒトコマで、ニュースや街の雑踏の中で、何かしら底に渦巻く雰囲気を感じ取ることがあるかもしれません。

もしどうしてもこころが痛んで苦しいときは、何か自分なりのクリエィティブ・ワークをみつけて没頭してみてください。書いたり描いたり作ったり創ったり・・・無心で何かを作っているとき、内側で大きな化学変化が起こるかもしれません。

これから少し時間が経ち、月が、そして太陽が冥王星を超えて先に進むにつれて、わたし達の内側にも少しずつ静けさが戻ってくると思います。 その時自分の中に見出せるものは、後で振り返った時、とても貴重な宝石かも。 。

    今年は本当に、沢山の大きな事がありました。 個人生活でも、思わぬ変化を経験したひとがいらっしゃると思います。  
政治、経済、社会・・・今年、そこで起きたことは、そのどれもがまだまだ解決には程遠い状態です。本当に、これからが本番という感じ。今続いているl釈然としない不安感は来年、もっと具体的な事象として顕れてくるかもしれません。

そしてわたしたち個人の意識の旅も、ここまで懸命に頑張ってきて、最後の最後の新月でちょっとキツめのエネルギーの洗礼です。 これは来年に向けて、ちょっとしたイニシエーション、今年の旅を終えるための試験かな?  

でも、イヤでも来るものは来るし、待ってても、来ないものは来ない。(←アタリマエ^_^;)   何が来るにせよ、来ないにせよ、ここまでやってきたわたし達の意識には、有形無形の強靱さが備わり、少しずつハートも拡がってきたと思うのです。

春には天王星が滞在する牡羊座で揺さぶられて目を覚まし、夏の初めには蟹座でさらなる誕生と成長を促進され、秋には土星が滞在する天秤座でコミュニティの中にあることを学び、そして一年の終わりを迎え、山羊座で成熟を試される。。  

果てしなく繰り返される螺旋の時間旅行の中で、もう一度、この一年を振り返ってみようと思います。 そこに変わらず見えていたものは何だったのかな?  余計な荷物、ストンと落とせたかな?  たとえ師走の雑踏の中にあっても、いつも、気付いたときに、ふと立ち止まってみようと思います。 何度でも、何度でも、無限に灰の中から立ち上がって、未知に向かって歩いて行けるように.....。


強いエネルギーをグラスでクイっと飲み干して、フツーの戦士さん達みんなに幸あれ! 
ステキな年末年始を過ごせますように!!^^
have a great trek!!★



hiyoka(^_^)


December 18, 2011

レイモンド・メリマン 週間コメント 12/19 【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2011年12月19日(フリー版より)
翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また merriman.jpさんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(文中の は翻訳者によるものです)
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≪ 先週を振り返って ≫

        世界の指導者達は投資家社会の願い通りには首尾良くやれなかった。しかし、水星逆行に加えて双子座・射手座の月蝕、ましてや天王星の方向転換といった事象が先週待ちに待たれていたヨーロッパ首脳会議の間に起こっていたそのさ中、いったい何を期待出来たろうか?

        重要変化日であった12/7、ダウ平均の12,250以上で手仕舞いするよう購読者に告げた私達の決断は正しかった。ダウはその日12,257をつけ、これは未だに直近最高値の位置にある。タイミング・ツールとしてのファイナンシャル・アストロロジーを使う理由はこれだ。ファイナンシャル・アストロロジーほど首尾一貫して正確に市場の変化を捉えるものは無い。皆無だ。とはいえ、正しい投資やトレードには他のツールも使う必要がある。何故なら、特に昨今のようにプライスレンジが非常に広い場合にはタイミングが全てとは言えないからだ。拙著マーケットタイミング・シリーズの一環として価格予測に特化した『 Stock Market Timing Series Vol. 5』を執筆したのもそれが理由だ。相場で的確に動くにはタイミングとしての日付12/7と価格としての12,250、その両方を算定する必要がある。日報購読者の皆さんはその日ショートに転じ、ダウ平均が私達の初回サポートゾーンであった11,800を試した時、ポジションの1/3を利確した。

        私達が追っている株式指数の殆ど全てが、★★★重要変化日であった12/7前後にその最後の重要な高値をつけた。この重要変化日はダウ工業平均に関する70年以上のデータを精査して確立された原理をベースに導き出したものであり、それは『 The Ultimate Book on Stock Market Timing - Vol.3 』に詳述した。この高値 — そしてヨーロッパサミットへの失望を受けて — 全ての指数が先週半ばに向けて急落した。その殆どが月間の新安値をつけてはいないが、インドと中国は例外で、株価は2年来の最安値水準まで落ち込んだ。だがもっと厳しいダメージを食らったのは貴金属市場で、これは先週、金に対する「 ドラギの重石 」として触れた一件によるものだった。彼は賢い人物だ。だが、彼がそのインフレ防止政策をもってヨーロッパを再び正しい軌道に戻そうとすれば、初めにユーロと金の双方が下落する。原油も同様だった。しかし、続行するユーロ通貨市場の下落は、徐々にヨーロッパの人々が金にも安全性を求めて向かう要因になっていくだろう。 金は通貨に不安要素がある時に活況を呈する。そしてユーロとヨーロッパは今後確実に不確実性を増す方向に向かうだろう。それは時間の問題であり、プライマリー・サイクルはこれと連動するボトムを来年3月以前につける筈だ。


≪ 短期ジオコズミクス ≫

        先週は水星がその3週間にわたる逆行を終えた週だった。私達はそこで何を観察しただろうか? それはあなたに(あるいは私に)どんな可能性を示唆したろう? ここで私が先週観察したことを分かち合いたい。

        水星は11/24、感謝祭の日に逆行を開始した。市場は、70数年前に11月の第4木曜日が感謝祭として祝われるようになって以来最悪のホリデイウィークを終えた。ハーマン・ケインの名が共和党の大統領予備選の世論調査で上位に登り詰め、オバマは財政赤字削減特別委員会、即ちスーパーコミッティの数週間にわたる偽りの着手と希望の後、1.2兆ドルの予算も削減出来なかったというスーパーな失敗の結果として急速に人気を失った。

        その間、水星はずっと射手座に滞在した。水星は双子座と乙女座を支配することから、その対向星座宮である射手座と魚座では力が最も弱くなる。 さて、大統領選の候補者を見てみよう。水星が射手座で順行していた時は、太陽を射手座に持つ者、即ちハーマン・ケインにとって有利な展開だった(11/2~11/25、水星は射手座で順行)。11/25~12/13の間これが逆行に転じた時、誰が全てのサポートを失ったろう? そう、射手座生まれのハーマン・ケインだ。では誰がゼロから候補者一団のトップに躍り出ただろうか? 水星が支配する星座宮は?そう、双子座だ。 双子座(そしてトリックスターが支配する領地)のニュート・ギングリッチが、彼の太陽の位置する双子座の支配星、水星が逆行すると共に一団のトップにのし上がった。現在水星は再び順行に戻ったので、十中八九(私が見る限り)ギングリッチ人気はピークを打って衰退し始めるだろう。実際、12/13付け — 水星が順行に転じた日 — のウォール・ストリート・ジャーナルはその見出しでロムニーに対するギングリッチの大幅なリードを告げている。この事自体、米国でよく言われるところの「 kiss of death/死の接吻=命取り 」となることがある。

        一方、ミット・ロムニーはどうだろうか? いや、彼は魚座、つまり水星が支配するもう1つのサイン、乙女座の対向星座宮だからだ。彼は勢いを失った。しかし、水星が山羊座に達する時( 1/8 )までもし彼が持ちこたえたなら、まだ彼にもチャンスはあるかもしれない。彼はアイオワの調査ではあまり良いとは言えなかったが、1/3の共和党党員集会の直後からその人気は上り坂になり得る。

        もう1つの観察結果として、ミット・ロムニーが帰依する宗教、モルモン教が争点になると考える保守派で熱烈キリスト教信奉派の政治評論家達には思わずニヤリとさせられる。争点とは誰が誰に対してのものなのだろう? バラク・オバマの宗教か? いわゆる「キリスト教信者」の注意を引き付けるかどうかを言えば、 ジェレマイア・ライトの教会はミット・ロムニーのモルモン教より多くの注目は集めない。ロムニーの宗教は本戦では何の問題にもならないだろう。
ジェレマイア・ライト:オバマ大統領が家族ぐるみで所属していた黒人教会の牧師。問題発言が報道されたことで訣別したといわれる。
        市場に関して言えば、ホリデイ・シーズンに近付くにつれて、私達は大変混み合った時間帯に入っていく。12/18~12/28の間には市場の反転と相関関係を持つ6つの主要なジオコズミック・サインが起きてくる。その内の最強の2つが起こるのはそれぞれ12/18と12/20だ( 金星が土星にワクシングスクエア、木星にウェイニングスクエアを形成し、強度のTスクエア構成となる )。12/25のクリスマス当日には、逆行していた木星が牡牛座0°で滞留から順行に転じる。 これは、過去3冊のフォーキャスト本で述べた研究に示された、株式市場が長期サイクルの高値をつけた後に起こる2年~4年の弱気市場の始まりを示唆する牡牛座0°~7°領域の、ちょうど焦点部分にあたる。

        12/22~12/28には、2012年6月~2015年3月の間に私達の人生を変えてしまうだろう天王星・冥王星スクエア、刻一刻と近付きつつあるそれを、トランシットの太陽がヒットする。これもまた、今後3年間に繰り広げられる演し物のもう1本の予告編となるだろう。結局は債務危機が全てであり、問題は私達がそれを解決出来るか、あるいは失敗して深淵に落ちるかどうかということだ。そして結局は私達が、ここ米国で、ヨーロッパで、そしてひょっとすると中国でも、暴力的な革命を体験するか、または非暴力的なそれを成し遂げるか、そのいずれになるのか、ということだ。 だがどちらにしてもそれは、そう・・・ 1776年~1784年、1860年代、そして1960年代以来、私達が久しく見ていなかったような革命になるだろう。私はそれについて、確信がある。歴史はすでにその過程に入った( 2008年~2015年、カーディナル・クライマックス )。だから今年最後の2週間は、2012年半ばから2015年序盤にかけて起こる物事がどんな形をとるか、その予告編となるのだ。
この件に関しては22日発売の「フォーキャスト2012」で詳細に解説されている。

≪ 長期的考察とトランシット物語 ≫

        今後2週間、私はあまり多く書くことは無いだろう。少し負担を軽くすることで眼を守らねばならない。先週、私が眼の問題について触れた時には、どれほど多くの人達が過度のコンピュータワークによって眼を傷めているかを私は知らなかった。私達は互いのコミュニケーションやビジネスの手段としてのコンピュータに依存しきった新世界で、ちょっと狂った二重視野人間の世界を形成しつつあるようだ。

        だが私の体験は、このところ体験しているトランシット — 新しい季節の始まりから1週間以内に生まれた人達( カーディナル・サインである牡羊座、蟹座、天秤座、山羊座の0°~7°以内に惑星を持つ人達も )が受けているのと同じトランシット — では一貫して起こることなのだ。 もし皆さんがアストロロジーをご存知なら、そしてもし自分がそこにネイタル(出生図)の惑星を持っていることをご存知なら、この変容体験(シェイプ・シフト体験)がどんな感じかをおわかりだと思う。 あなたの人生は変わりつつある。それはエキサイティングなことだ。しかし、次に何が起こるかを知ることは出来ない。 別離か新しい出逢いか? はたまた トレードで思いがけない大金を手にするのか? それとも予期せぬ金銭損失か?( 私の場合、後者が起きてしまった。何故なら私はあの MFグローバルにトレード用のアカウントを持っていたのだが、ご存知の通り破産によってかなりの間アカウントが凍結されているため、今やただ資金を返還させるだけの為にいくつか面倒で時間のかかる手続きを完了しなければならない )。
先頃経営破綻した米国の先物ブローカー
こうして天王星が私達の太陽(私の太陽)にスクエアとなり、冥王星が私の山羊座の惑星達にコンジャンクトするにつれ、全ての物事は予想もしなかったような経緯を辿って変化し、人生自体が恒常的な変革のプロセスとなっている。 だがしかし、だ。私はそれが好きだ。私は新しい選択とそれがもたらす新しい機会が好きなのだ。 たとえ私の外界が自分の眼には歪んで見えたとしても、私の内的世界は今まで以上に晴れ渡っている。そして私自身のトレードやアドバイス、特に株式市場、債券、そして通貨に関する物は、これが起きてからシャープになっているのだ。

        先週のコラム以来、多くの方々の親切な示唆や想い、そして祈りの気持を頂いた。そのお一人お一人に感謝している。 私は多くの方々がアドバイスして下さったソフトウェア「 Dragon Voice Recognition 」を手に入れるつもりだ。中国の購読者の方からは、日々私が取り扱う数字のダウンロードと演算処理を自動化するソフトウェアの制作にあたり、助力を頂いている。また、インカ帝国を研究する考古学者だった購読者の方からは、片方の眼しか使えない状況が、コンピューターを扱う際の視覚・手指協調運動に支障をきたして結果的に普通以上のエラーに繋がりやすいという理由から、日報、週報、月報全ての編集を手伝おうという申し出を頂いた。それに加えて、コンピューター・ストレスから眼を守るために他の仕事を手助けしてくれる人達も集まり、これから彼らを採用しようとしている。 

要するに、私はもしかすると今日生きている中で最も幸運な人間なのかもしれない。こんなにも多くの人達がこの時期に私を助けてくれようとしている。おそらくこれは、トランシットの木星が私の太陽・火星に今ちょうどトラインを形成している状況の賜物か、もしくは私が2室に金星と木星のコンジャンクションを持っているせいなのかもしれない。いずれにしても、この歪んだ視界の只中にあってさえ、私は幸運を感じ、幸せに思い、そして感謝している。

        だが本当に素晴らしいニュースは、今週両眼に対する詳細な検査が完了し、その結果、冥王星の影響下にもかかわらず、手術の必要が無いとわかったことだ。 私の症状は高血圧か糖尿病の人に典型的なものだった。だが私はそのどちらでもなかったので、検査は最初の内、難航した。 実際、イメージングテストの直後に私は医師の所に行き、自分の血圧に変化が無いかを確かめた。 その結果は素晴らしいものだった。そうだ、私は治るだろう。1月にはヨーロッパ( チューリヒとアムステルダム )に旅して講演を行うことが出来そうだ。このコラムを読んでいる沢山の方々、そして私達のレポートの多くの購読者にお会いして友情を新たにすることが出来る。勿論、実際に顔を合わせられるのは2~3人かもしれないが、それでもなお現実に会うことが出来るのだ。 

私達は笑いあい、米国、アジア、そしてヨーロッパの政治について議論し、経済的・政治的リーダーシップの世界的危機を共に嘆くことだろう。 それから私達はテクニカル、サイクル理論、ジオコズミック研究の統合を基礎として、新年のトレーディング・プランを論じ、創り上げるのだ。 全ては計画に沿って、ただ違う筋道を経由して起きてくる。それが私達人間全てにとっての天王星と冥王星の姿なのだ。





訳文ここまで
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翻訳後記

今回のコラムでも今年の『フォーキャスト2012』に詳述されている事柄がチラっと出てきました。 実は今回の日本語版フォーキャストに関しては、投資日報社さんからお声をかけていただいて、わたしも少し制作のお手伝いをさせていただきました。本の発売は22日からということですので、予約された方はもうすぐ手許に届くことと思います。 (今回、ページ数も増えてすごく濃い内容です。) でも、興味はあるけれどどんなもんかなー・・・?と思っている方もいらっしゃると思うので、わたしが携わった範囲で(相場予測編以外の部分=アストロロジー解説やマンデーン予測、パーソナル占星術など2/3くらい)どんな感じの内容かを、ネタバレじゃない程度にちょこっとご紹介してみようかと思っています。 

今回原文に触れてみて感じたのは、本当にとても力が入っていて、メリマン氏の情熱が感じられる本になっていることでした。2012年ということもあるのかもしれません。なので、実際にトレードされている方ではなくても、アストロロジーに深い興味を持つ方、マンデーン・アストロロジーがお好きな方にもきっと得るところが多いのではないかと思います。ただ、けっして安価な本でないことは確かです(株だったら1000株で8円動けばモト取れちゃうのですが....^_^;) 。 そんな訳で、興味をお持ちの方にとって何かのヒントにでもなればいいな、と思います。 多分来週中(年内)にはUP出来・・・・るはず。。よろしければご覧になってみてください。^^

hiyoka.


December 11, 2011

レイモンド・メリマン 週間コメント 12/12 【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2011年12月12日(フリー版より)
翻訳:hiyoka 
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また merriman.jpさんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(文中の は翻訳者によるものです)
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≪ 先週を振り返って ≫

    先週はどちらかといえば平穏で秩序のあるスタートとなった。世界の株式市場は穏やかな上げ基調で金、銀、原油も同様だった。多くの株式指数が、わたし達の直近★★★レベルの重要変化ゾーン(10/28)であった10月終盤の高値を試した。例えばダウ平均は、10/27に12,284でトップをつけた。続いてちょうど★★重要変化日であった11/25に11,231まで下落した後、次の★★★重要変化日12/7水曜には二番目の高値である12,257まで反騰、これは私達の日報を購読するポジション・トレーダーにとって、『12,250、又はそれを超えるところで手仕舞いする』というアドバイス通りであり、満足のいく結果となった。

    だがその後、彼が喋った。いやいや、バラク・オバマでもベン・バーナンキでもない。通常は彼らが何か喋ると世界の株式市場が動くのだが。喋ったのはヨーロッパの新しいキング・メーカー — マリオ・ドラギ — 欧州中央銀行の新総裁だ。で、彼が行ったことの全ては真実を話すこと、それによって、ユーロ圏の債務危機拡散問題でECBが何らかの役割を果たすという幻想を一掃することだった。彼は米国のFRBが取ってきたような量的緩和と同じ道を選ぼうとはせず、投資家の期待には応えなかった。いや、投資家の心理は単なる「期待」をはるかに超えていた。彼らは一歩先んじて射手座の楽観に浸っていたのだ。彼らはドラギがバーナンキ&米国という金融族の族長をそっくり真似るだろうと思い込んでいた。だがあいにく我等が火の宮劇場のスター、オバマとバーナンキ(彼らは順に獅子座と射手座、両方とも火性星座宮だ)とは違い、ドラギはもっと実質的かつ地に足の着いた乙女座の世界からやって来た。そこではルールに対して精密に、正確に従ってこそ、物事が有効に働く。

    それではドラギがしたこと、そんなにも実質的かつ、彼にサンタクロース役を期待した者達にとってはこんなにも失望を呼んだこととは一体何だったろうか? 彼は不況を防ぐために金利を引き下げた。しかし彼はECBがQE1及びQE2(量的緩和策)のようなスタイルを踏襲してもがき苦しむ国々の国債を買い入れることには同意せず、多くの人々がそうするだろうと思い込んでいた オペレーション・ツイストにも否を唱えた。ウォール・ストリート・ジャーナルによれば、彼は『 ・・・また、ヨーロッパの各国中央銀行が国際通貨基金(IMF)や緊急援助資金のような第三者を通す形で特定の政府に資金を繋ぐという提案にも冷水を浴びせた。彼は、中央銀行が政府に資金を供給することを禁じた、その設立憲章の「精神」をECBは遵守する、と強調した』。 おやおや! いったいこの理性の声は何処から来たのだろう?
オペレーション・ツイスト:中長期債の買い操作と短期証券の売り操作を併用する金融政策。通過供給量を変えずに長期、短期の金利を逆に動かす操作を言う。米国で1961年に採用された公開市場操作方式の1つ。
    さて、彼が話し終えた直後から株式と貴金属は急激に売られた。これが理性の声と創設者達への敬意に沿って真実を告げた結果、もたらされたものだ。世界の株式市場はそれまで順調に上げて来たが、彼のコメント — 市場が開く直前 — の後、下落に転じた。ダウ平均は200ポイント近く下げて引けた。だが水星逆行と天王星の方向転換間際の常で、これらの市場はなんと翌日(金曜)には急転し、ダウは取引時間中に200ポイント以上反騰した。金はドラギによってECBの意図が明確化された時間まで、1760まで騰がっていたが、その直後に1707に急落した。しかし、株と違って金は翌日もそれほど回復はしなかった。まあ結局ドラギは中央銀行総裁なのであって、金の投資家というわけではない。彼の領地は紙幣であり、彼の使命はユーロ通貨を護ることだ。強い金市場はこうしたアプローチ(もし成功したとして)による恩恵は受けない。権威と影響力を持った男、ドラギは金にとっての重石となるかもしれない。

    これが、私達が探してきた市場を揺さぶる予期せぬ驚きだったのだろうか? それともまだ何かあるのか? 月曜にはそれが解るだろう。


≪ 短期ジオコズミクス ≫

    今週、逆行を終える惑星が2つあり、そのどちらもが突然の市場変動との関わりを持っている。ひとつは水星で、 11/24から12/13まで、拡大志向で希望に満ちた射手座を逆行してきた。二つめは天王星で、12/10土曜にその数ヶ月にわたった逆行運動を終える。同日はまた、強力なエネルギーながらほんの少し分裂気味な味わいを持つ月蝕が双子座・射手座で起こる。またこの日は待ちに待たれていたユーロ圏首脳によるサミットが開催される日でもある。したがって、12/10+/-3取引日は非常に荒れる可能性がある。
水星順行開始:日本時間12/14 10:43頃
    アストロロジーの専門用語で言えば、これは水星、天王星、そして満月の持つ原理を強調する。水星はトレーダーだ。彼は敏速に市場にインし、手早く利益を確定して次の機会を狙う。彼はポジショントレーダーというよりはスキャルパー寄りだが、いずれにせよ、トレーダーではある。彼の強味は短期のトレード機会をとらえて物にするその敏捷性にある。 また天王星はステロイド剤を使った水星といった感じが少しあり、Xboxゲームのメインキャラ的だ。でなければもしかすると、ジョイスティックに手を置いたまま片時もじっとしていられないゲームプレーヤーかもしれない。彼は神経が高ぶっている。彼は機敏で賢く、市場価格とのわずかな差分などというより、もっと大きな何かを見分ける。彼は地震、津波など、突然何もかもがバラバラに崩壊したり寄り集まったりするもの、そして大きな価格変動と一致する物事の始まりを見極める(または創造する)。 そして勿論、満月 — 特にミュータブルサインで起こりしかも月蝕といった場合 — となれば、ただもう強力なエネルギーがちょっとしたカオスと多くの矛盾に結びついていく。これら全てを1つにすれば、サミットが始まる今日がどんな感じなのかを掴める。沢山のノイズ、映像に切り取られるキャッチーな言葉、そして大げさな警告や散乱した矛盾の山だ。

    市場に関する限り、これは強力なリバーサルとなり得る。だがその代わりに、サポートを大きく割ったりレジスタンスを遥かに超えたりする可能性がある。天王星を相手にする時、確実に知っていると言えるのは、何も確実には知らないということ、そして殆ど何でも —特に予想も何もしていないことが— 起こり得るというだけだ。ではそんな中、どうやってトレードするのか? 大きなハネ上げ、派手な花火を待ち、その後その動きの中でトップやボトムを捉えようとする。それがいずれかの方向に爆発的に向かうのが確かなのと同じくらい、目星と反対方向にくるっと反転することも可能だ。これが水星の台詞であり、最高に働いた時の様相だ。全てがトリックだ。だからもし褒賞が欲しければ、人はそれがトリックである、またはトリックに見えることを知り、しかもそれに騙されないようにしなければならない。水星はトリックスターであり、そして彼の逆行は・・・まぁとにかく非常にトリッキーだ。天王星と月蝕はまさにゲームを意味し、その褒賞はいつもより非常に大きい。それが現実に地震やテロリスト活動として顕現しなければ、の話だが。

    天王星はコンピューターを支配し、水星はコミュニケーションを支配する。そこに月蝕が重なれば、サイバーアタックやあなたの周囲のデジタル・コミュニケーション世界に多くの混乱が生じる可能性と一致する。またこの時期は革新的で卓越したアイデアが世に問われる可能性の高い時でもあるが、その直後にそれは急進的であり過ぎると主張する力によって、撃ち落とされるかもしれない。これはそのアイデアが素晴らしいこと、そして同時に誰かの権威と地位にとっては脅威となることを意味する。輝かしい希望に満ちていたものが、いざ実行する段になると突如として大上段に振りかぶった拒否のふるまいに遮られる。歩み寄りは無く、したがって実行に移される計画も差しあたっては無い — 少なくとも一部のエゴが地上に舞い戻り、ある程度私心の無い感性を駆使するようになるまでは。そして彼らが — いや彼らのみが —その中心に君臨するような自分自身の個的宇宙の代わりに、この惑星全体を気遣うようになるまでは....。さて誰が今週このトリックスター役を世界というステージで演じるか、見てみるのも面白いだろう。だが先週一週間ではっきりしたように、そしてThe Whoが歌っているように — 『 Don't get fooled again(もう二度と騙されない) 』。

"Won't get fooled again" by The Who



≪ 長期的考察 ≫


    先週私は『 しかしながら、真の力の転移は個人をも含む 』と話した。今週はこの考えについて少し詳述してみたい。

    1965年~66年、天王星が冥王星との112年~142年ぶりのコンジャンクションを形成した。そして2012年~2015年、初回のクォーターサイクルフェイズ(1/4局面)、ワクシングフェイズに至る。1965年~66年+/-3年に植えられた種子は、2012年~2015年の3年間に具現化しようとしている。より具体的に言うなら、あの時代、1960年代に生まれた人々が個としての力を持つに至り、そして全体としてその世代が集合的な力を持ちつつあるということだ。今や彼らが権限を持つ時であり、そして今、この世代が政治面、経済面で発生しようとしていることの成り行きを決めることになるだろう。このシックスティーズ世代の力こそが、現在の世界に存在する大きな亀裂を変革し癒すだろう。さもなければ彼らはその力を破壊的なやり方で駆使することになる。彼らが2012年大統領選の結果を決め、そして彼らが選挙にどう反応するかが、この国の葛藤を癒すか増大させるかを決めるだろう。彼らの集合的な意図は、現時点で殆どの人が理解しているレベルよりはるかに強力だ。何故なら、殆どの人々はアストロロジーのサイクルについて理解しておらず、特に — 1960年代に始まった — 天王星・冥王星サイクルが今やワクシングスクエアとして知られる、重要な初回のクォーターサイクルに入ろうとしている事実を知らないからだ。これは1世代にとって最も重大な変革期のひとつであり、数年、いや数十年にわたって私達の住む世界を再形成していくことになりそうだ。そこで集合意識としての彼らは一体何を選ぶだろうか? 破壊か? または変革と癒しか? 私にはわからない。だが今は射手座の季節だ。だから私が望むことは皆さんご存知の通りだ。

    だがさらに言うなら、私は海王星を上昇惑星として持っている。だからたとえ私が ダブル山羊座だとしても、こと人類とその運命についての話になると、常に希望に満ちて理想主義的になる。 さてここで、個人的なトランシットの話を分かち合いたいと思う。何故ならアストロロジーを学ぶ一番の方法は経験に基づくもの — あなた自身の外側に踏み出して、自分のネイタルチャート(出生図)に訪れる様々なトランシットやプログレスのアスペクトを旅する中で、自分の人生に何が起きているかを理解することだからだ。この前の夏、私はトランシットの天王星スクエアの下で人生がいかに予想も出来ないような形で変わってしまうかについて長々と書き綴った。
メリマン氏はネイタルで太陽と月を山羊座に持っている。
    先週、私がフォーキャスト2012を書き終えた直後にあたるその日、私は大部分の視界を失った。突然、私は「正常」にはもう何も見えなくなったのだ。全てが2つ見えていて、焦点を合わせようとすると、片方の像が最初よりどんどん遠くなり始めた。『 あれれ、これは運転するのはマズそうだな。 』 私は目の前の車が左に進路変更しようとしているのを目で追いながら自分に向かって言った。だがその車は実際にはそんなことはしていなかった。 『 クソッ!一体何が起こっているんだ? 』 私は自問した。全ての形が変容し続けていて、それはまた興味深くもあった。何故なら私は来たるべき天王星・冥王星のワクシングスクエアと、それが世界の指導者層や世界の経済、特に通貨に対してどう影響するかを記述するにあたり、まさにそのコンセプト —「 シェイプ・シフト」に取り組んでいたからだ。 だが私にとってはコンセプトどころか現実にそれが起こりつつあった。それとも一体・・・?

    私は運転出来なかった。読めもしなかった。ただコンピューターのスクリーンに匹敵する距離を除いては...。 私はコンピューター画面の世界に閉じこめられてしまった。二重視野は3D深度の像に取って代わり始めた。さて、これは面白いぞ、と私は思った。 私が見られるものはコンピュータ画面だけだ。そしてそれは、ここ40日間というもの1日に6時間~8時間、今年の本を執筆するために釘付けになっていた、まさにその画面なのだ。私は左目の神経を痛めてしまった。そして今、それだけが私に見える世界だ。私は自分がまとめたそのイメージの世界に住んでいるのだ。

    そんな訳で、これはもう1つの天王星の物語だ。フォーキャストを36年間執筆し続けてきて、私はこんなことは予想していなかった。勿論私は自分の現実が変わるだろうと予測していた。ライフスタイルが変化するだろうとも予測していた。だがこれは想定外だった。だから、予期せぬ出来事に対して心の準備をさせてくれたアストロロジーを有難く思っている。それに、これもまた天王星と射手座に付き物の話だが、良いニュースがある。私の視界は約90日で戻るだろうということだ。これはまた何と興味をそそられることだろう! 何故かって? それは、誰かが天王星のトランシットの下で新しくエキサイティングな関係に入ろうとする時、いつも私はこうアドバイスするからだ : あまりに親しくなり過ぎる前に90日間待った方がいい。天王星の下ではよっぽど適切に育てていかない限り、新しい物事は90日以上続かない。もしあなたの気がはやって "相性"に反応すれば、最初は桁外れに凄い感じがするかもしれないが、その後段々シューッと勢いを失って、自分にこう言うことになるだろう。「うわ何てことをしちまったんだ?」粉々になった破片を拾い集め、来たるべき未来のためにこの教訓を記録して覚えておきなさい。それは再び起こるだろうから。

    もしあなたが私にメールをくれて返信が無かったなら、どうかその理由を理解してほしい。 現在私は記述すべきリポートがある時だけはコンピューターに向かえるよう、自分の眼を休めようと試みている。向こう3ヶ月間はEメールから遠ざかるだろう。また、12/21~1/1までは全ての仕事を休みにするつもりだ。何故なら、『フォーキャスト2012』を期日通り完成させるために自分の眼に対して積み重ねた負担と緊張を元の状態に戻すのは、休養することだけだろうからだ ( まぁ、あるイタリア語の翻訳者の一人が「今回の本は最高傑作だ...でもあなたの視界には代えられない!」とも言ってくれた。それが真実であることを願うのみだ )。 天王星のトランシットの下、避けられないケースとして私は悔やみつつこう自分に言っている。『 自分の内なる声に耳を傾けなかったとは、何てバカなんだ。』 しかし一人の楽天家としては、またこうも言っている。『 なぁ、私は今まで耳を傾けて来なかった、この自分の内なる声に沿って生きなくてはいけない。だからそのために、内なる視力を発達させるこの機会を有難く思っているよ。』 私は自分が何処へ行こうとしているかは見えないかもしれない。だが、自分が何処に居るかは「知って」いる。

そして今なお、風がどちらに吹くかを知っているのだ。





訳文ここまで
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December 09, 2011

●12/10の満月/月食 — みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)

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    満月は前回の新月のテーマが熟し、花開くときです。 この日は太陽と月が、地球を挟んでちょうど反対側にやってきます。0°の新月から始まった地球全体への課題は、満月で180°対向のエネルギー同士がぶつかりあい補いあうことにより、輝く満月というひとつの「結果」を見せてくれます。それは、わたし達が空間から受け取ったエネルギーをどう昇華し、現実に表現してきたのか を、あらためて見せてくれる鏡だと言えるかもしれません。そして わたし達はみな満月を超えて、次の新月までにそのテーマを消化、エネルギーはゆっくり静まっていきます。 さぁ、今回はどんな風景が見えるでしょうか? では今月も行ってみます。(^_-)~☆
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満月/月蝕タイムスケジュール
エネルギーが高まる時です。ヒーリング・メディテーションや祈りを捧げたい方は、もし可能ならこの時間帯に合わせてみてください。エネルギーの高まりを感じられると思います。

【地方標準時(ソーラータイム)】
東京・関東ローカルで23:54前後、北海道周辺で24:01前後、関西方面は23:36前後(日本標準時の場合はこの時間)、沖縄周辺で23:06前後に 双子座18°10’で満月となります。

今回のベースとなる新月のテーマについてはココをご覧ください。


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Sabianシンボルによる【満月のテーマ】
*ここではディーン・ルディアー版やマーク・エドモンド・ジョーンズ版ではなく、透視家エルシィ・フィーラーのオリジナル版サビアン・シンボルを使っています。
*テーマはひとつの意識の流れを表したものです。この流れは順不同に現れたり循環したり、ひとつだけ突出して感じられる場合もあります。


【月 双子座18°10'  太陽 射手座18°10'】

"Two Chinese men talking Chinese" + "Tiny children in sunbonnets"
「2人の中国人が中国語で話している」 + 「日よけ帽を被った小さな子供達」
"A large archaic volume" + "Pelicans moving their habitat"
「古い大きな書物の一巻」 + 「生息地を移すペリカン」

【テーマの流れ】
何らかの防御をすることで内輪の安全を守る→ ★慣れない世界を見る→ ★多種多様な思考・価値観の交錯にさらされる→ ★理解を超える体験→★「違い」をはっきり認識する→ ★大事な想いやことばが通じる相手を見分ける→ ★新しい意識に向かう必要→ ★影との直面→ ★脱出の時を知る→  ★何かを本格的に捨てる、変える、またはその予感→★永遠に変わらぬ本質とその価値を思う→ ★こころの疼きの中に新しい道標を見る→ ★還るために、進む・・・・

エネルギーのポイント:『秘めることによる防御』『古きものの本質と有用性』
精霊の顕示:ひとり静かに過ごす時間(前回と同じ)

111210FM

    前回の部分日蝕/新月のポイントは、「奥底の真実」「規則と革新」「感情のうねり」でした。満月はその果実を手にするときですが、今回は引き続き大きな感情のうねりの中で、自分にとってこの先本当に必要とすることやもの、一番大切な方向性、全体の中で果たしていきたい役割を探求し、取捨選択していく流れの、ひとつ、大きな節目となりそうです。

    日蝕や月蝕は少なくとも向こう6ヶ月は効力を維持すると言われています。なので、前回の射手座2°〜3°、今回の射手座18°〜19°周辺にネイタルで惑星や感受点を持つひと、強力なアスペクトがあるひとにとっては、このところ身辺に起きていることの中に、何かしら2012年前半までの予兆が含まれているかもしれません。そうでないひとにとっても、自分のネイタル・チャートの何室で食が起きるかが、これから少なくとも半年の間に体験しようとしていることを示唆していそうです。 今回の月蝕はサウスノード・エクリプス。大きな括りで言えば 「 もう古くなってしまった物事、考え・・・などが決定的に終わっていく 」 ことを指し示しています。。

    今回の月蝕チャートを見てみると、月は殆ど天頂にあり、太陽は天底、つまりわたし達が立つ、足下に位置しています。そして西の地平線上にはセレス、東の地平線の少し上に火星。そして山羊座の金星が月に対してクインカンクスに。ジュノーも月とサウスノードに対してアプライではないものの、クインカンクスとなって弱いYODのかたちを取っています。

太陽はフォルス、ヒュロノメ、イクシオンとケンタウロス族とその親分?格の準惑星達と一緒になって、何やらこころの奥底を掘り下げ中? ノードは周辺銀河を引き寄せ続けるグレートアトラクターと、未だにコンジャンクト中。うーん・・・わたし達の足下は何てにぎやかなんでしょう!!!

そして今回の月蝕のロード、水星は射手座の4°台に入り、速度をぐっと落として順行前の滞留に入っています。水星は新月の度数3°台をかすめてすぐ、14日に順行を開始します。一方、太陽が位置する射手座の支配星、木星も月末の順行を前に滞留に入っています。いわば2つのロードがぐっと動きを溜めて、ストームフェイズにある状態。。。 

これは・・・エネルギー的には一種のカオスを呼ぶ感じなので、これを感じ取るひとにとってはとてもキツいプレッシャーになっているかもしれません。顕れ方は様々ですが、ただひたすら忙しくなって、時間がいくらあっても足りない、というひともいれば、とにかくドドーンと感情がやられて、表面上の理由はどうあれこころが晴れない・・・なんて感じるひともいると思います。また、原因不明の体調不良、その他、順行開始直後でこれもストームフェイズにある牡羊座の天王星と絡み、クンダリーニ症状的な熱が出る場合も考えられます。そこまで行かなくても、 このところ、まるでバネがぐぐっと縮んだまま動かないような感じがするひとはけっこう多いのではないでしょうか?

前回、射手座の新月/日蝕では、射手座の持つ二重性から世界を見て、深く理解しようとする動きがその底流にありました。その過程で、人はこころの内外に様々な摩擦を経験しました。ふとした疑いや方法論の違い、様々な矛盾に対する疑問にも直面してきました。ノースノード・エクリプスの未来へ向かおうとする意志の中で、どうにもならない壁をかいま見ることもあったかもしれません。

    今回の月蝕は、これでもか!とばかりに続いてきた日々それぞれのカオス—不安、怖れ、後悔、そして怒りや悲しみ、嫉妬など、揺れる感情の中にあって、特に、既に"どーでもよくなっている"はずのことを明確にピックアップし、捨てていくためのきっかけを与えてくれるのではないかと思います。 いえ、もしかしたら"どーでもよくないもの"との別れを予感して、不安になることだってあるのかもしれません。 でも、わたし達がいくら未来に向かって前進しようとしても、沢山の荷物を抱えたままでは身動きがとれません。それは、本当にそれ無しでは生きられないようなものなのでしょうか。。 手放したほうが良いもの、乗り越えるべき信条、脱出するべき世界は、多分このところの日常の中にヒントとして散りばめられていたのではないかと思います。まるで精霊の顕示のように。。。

このエネルギーは整理のためのプレッシャーとして体験するとき、すさまじい威力を発揮すると思います。

「ああ、そうなのか・・・そうなんだな。。」そんな風に感じられたら、そしていつのまにか口許に微笑みが浮かんできたら・・・多分、それはこの満月・月蝕がもたらす果実です。たとえ今は少しだけ苦い味がしたとしても、隙間を空けることってとても大切。これから先にやって来る、思いもしないようなエネルギーに乗っていくために、身を軽くすることはとても大切。。 そう思うと、これもまた2012年の前哨戦のように感じられます。。

    あれ?なんか今回は早々と結論めいたこと言っちゃってるような・・・(^_^;)
でも、もう少し詳細を見てみましょう。。

twopoles


  今回月蝕が起こる双子座は二重性の代表みたいな星座宮です。ギリシャ神話では、大神ゼウスとスパルタの王妃レダの間に生まれた双子の兄弟、カストルとポルックスの逸話に象徴されています。ひとりはゼウスの血を受け継いで不死身の体を持ち、もうひとりは母、レダの血を色濃く受け継ぎ、人としての死せる身をもった、仲の良い兄弟。不死身の弟は戦いの中で亡くなった兄を慕い悲しみ、死を望む・・・不憫に思ったゼウスが彼らを天に上げて星としたのが恒星カストルとポルックスになったと言われています。ここには神の血と人の血、そして生と死という、二手に分かれる運命が象徴されています。

けれど、双子座の原理にはもうひとつ、興味深い由来があります。双子座のシンボルマークの2本の柱、これは古代エジプトの南と北に建てられていた2本の柱、ヤキンとボアズなのだそうです。世界はヌンという混沌から生まれ、そこから秩序を生み出すために、ヤキン=「確立」とボアズ=「力」が次に生み出されたのだとか。この柱はそのまま、対立するこの世の二元の性質を顕していて、古代エジプトの安寧を守っていたのだそうです。 この説を以前読んだとき、とても面白いと感じました。そこには情というより、一種の「システム」が表現されています。もしかしたら、双子座の持つ二元性の原理はこちらに近いかもしれない、と感じています。 (でも、どのアストロロジャーの説だったか、スポッと抜けたように思い出せないでいます。....もう少し調べ直さないと。^_^;)

    いずれにしても、双子座と射手座の関係は「この世」と「もう1つの世界」、「具体的な情報」と「抽象的な世界」を行き来しながら、日々思考や言葉に表現していくわたし達の意識のラセンを、永遠の「二元性」「二重性」の体験として象徴している、と言っていいのかもしれません。

今回は双子座の月が小惑星、カオスを従えたサウスノードと共に天頂にあります。そして足許には太陽、ケンタウロス族、そしてグレートアトラクター。ということは、わたし達の体はその2つの天を結ぶ直線上に・・・!?

地球=わたし達の影を受けて赤く輝く月は、その時何を見せてくれるでしょうか?  

太陽はわたし達の生命、わたし達の意識、存在の源です。それは今、長い間積もり積もったこころの澱とそれがもたらす「果」、それと直面することによって癒しをもたらすケンタウロス族の仲間と共にあります。彼らのエネルギーは人によって、家系にまつわる血の問題や、前世まで遡れるくらい古い問題を含めて、チクチクと刺激してくるケースもあると思います。彼らの親であるイクシオンもまた、わたし達のこころに潜む、「悪」と見なされる部分を燃やしにかかろうとしています。その全てがこの満月では、大事なものだけを携えて、物理的にか、心理的にか、どこかに脱出する必要性を示唆しているように見えます。そして、エネルギーの吸入口と言われるノースノードにはグレートアトラクターのすさまじい引力の干渉があります。

その複雑なエネルギーの交錯の中で、見出すべきものはわたし達の内側、ほんの足許に、きっとあるのだと思います。見上げれば蝕の、赤い月。それはもしかしたら、わたし達のこころの影を映す鏡かもしれません。その鏡の中に、わたし達は「自分でないもの」を見出し、それと同時に、「自分が本来属する道」を感じ取るのかもしれません。 

月が向かうサビアン・シンボルは「古い大きな書物の一巻」。 そこには古代の叡智が記されているようです。そうだとすれば、そこに書かれていることは、時を超えて輝く真実。。 それは「ことば」の中に生きていながら、常に変容し、成長し、永遠に続いていく「何か」です。決して死んでしまった概念というわけではありません。。。  その真実の全てを捉えることは、今のわたし達にはまだムリかもしれないけれど、たとえ一片でも自分なりに、自分の真実として感じ取ることが出来たなら、それを現実の世界に翻訳し、表現し、成長させていくのは、やはりわたし達人間です。

だから、まだ抽象的で判然としないもの、または何となくわかってはいたけれど放っておいたこと。それをクリアにしていくチャンスが、この月蝕ではないかと思います。 日本という括りで考えれば、社会的にも、何かとても古い歴史に関わること、日本人の血に関わること、長い時の中で曖昧になっていたことに、もう一度直面するようなことが起きるのかもしれません。それがこの満月というタイムスパンでなのか、月蝕という長いタイムスパンで起こることなのかはわからないのですが.....。

もし一人の静かな時間が取れたら、太陽と月を上下に「見て」、内観の瞑想をしてみるのもとても面白いかもしれません。 

セレスのTスクエア、そして東の地平上の火星は、ともすれば観念的になりがちな双子座・射手座の運動性を肉体化し、グラウンディングするのを助けてくれると思います。スクエアはハード・アスペクトではあるけれど、何か大切なことを意識に上らせるにはこれくらいが丁度良いかもw。ハートに火。頭上に風。両手に大地と水を携えて立つ・・・・そんなイメージが使えたら、試してみてください。せっかくのダイナミックなエネルギー。バランスを取っていきましょう。

月に対して金星とジュノーのクインカンクスは、今感じていることをキチンとしなければならない、思ったとおりに現実化しなければイヤだ・・・という、ちょっと強迫観念めいた感覚を与えてくるかもしれません。それは何気ないコミュニケーションの中に顕れて、わたし達を揺さぶってくるかもしれません。 もしそんなことがあったら、常に足許の太陽、わたし達の「ど真ん中」に戻ってください。そして、今固執していることが本当に自分にとって本質にふれる事なのかどうか?って自問自答してみてください。 もし上辺の感情の揺れだとわかったら、内側で燃えさかる火にくべちゃってください。 赤い月はわたし達の中の、炎の照り返しかもしれません。 もう不必要な頑なな気持を灰にしてしまったら、女神達は本来の女性原理が持つ優しさをもって、この月蝕体験を支えてくれるでしょう。 天上の鏡を彩るのはわたし達!と言わんばかりに.......。

この月食前後でもし何か発見したこと、思い付いたことがあったら、もうしばらくはそれを温めておくのが良いかもしれません。話したり相談したりするにしても、本当に理解してくれるひと、同じ「ことば」、似たような「感覚」を共有出来るひと達を選んで、少し慎重に扱った方が良さそうです。シンボルのテーマにもそんな感じのことが出てきますよね。それに加えて、水星は14日までまだ逆行中です。そして、今年いっぱいはエコーフェイズ。一種のリハビリ期間です。 思わぬ誤解や妨害が入ることも無いとは言えないのかもしれません。

 今回のダイナミックな月蝕を体験するにあたって、またもうひとつ大きな支えとなってくれそうなのが水瓶座の終盤を進む海王星です。天秤座終盤の土星とはトラインを形成、土星とブラックムーン・リリスのちょっとセクシャルなトラブルを思わせるオポジションを調停しています。 

 繊細に誠実に自分の役割を果たしてきたひとには、土星が何かのカタチでご褒美をくれるのかもしれません。お金や物など、物質的な報償もありそうですが、一番のご褒美は・・・今までやってきたことに対し、「価値あるもの」としての評価を得られることかもしれません。それは、これから挑戦していくことになる何か新しいことへのキッカケか、またはその元となる発想の種として残っていく感じがします。 あ、でも、もし万一....イイ加減だったり不誠実だったり適当に誤魔化したり・・・な〜んて心当たりがあったら、今のうちに少しずつ、埋め合わせや軌道修正しておいたほうがいいかもしれません。(^_^;)

また、物事を深く感じるタイプのひとにとって、この海王星は何か新しく生まれてこようとしている・・・とても繊細で美しいものの存在を予感させてくれるかもしれません。それはまだこの現実に引っ張り出すには危うげで、荒っぽく扱うと壊れてしまいそうです。でも、その水面下では、月蝕の下に立つわたし達、そしてそのハートの中心部に、とても強力な援助のエネルギーを送っています。それはわたし達が本当の意味で「全体の一部」として前に進もうとする時、その意志を支えてくれる、強くて優しいエネルギーです。  寒くてちぢこまった肩の力をそっと抜いて、体を預けてみてください。。

    なんだか今回も・・・というかいつもより一層、とりとめなく書いてしまったような気がします。。どんなに言葉を尽くしても、表現しきれない気がする今回の月蝕です。もしかしたら、それが双子座の、ひとつの姿なのかも?   

黒と白、右と左、男と女、上と下・・・きりなく拡がる二元の世界。 双子座の二本柱、ヤキンとボアズの間に立つわたし達は、その柱に支えられて、永遠の振り子運動をしながら現実を認識し続けていくのかもしれません。けれどそれは、とてもダイナミックなエネルギーです。いつしか目にも止まらぬ速さでこのシステムを駆使出来るようになったら、柱の間のスクリーンには見たこともない、まったく別の何かが映っているのかもしれません。  そのとき、わたし達人間はヤキンとボアズの間を通り抜け、どこか全く新しい世界に入っていくのでしょうか.....? 

    なぁんて、双子座と射手座の間を堂々巡りしながら色々考える月蝕前夜。縦横無尽に押したり引っ張ったりしてくれる惑星エネルギーと一体になって、手放したり受け取ったりしながら、よろけたりしながら、、、わたし達の二元の世界をもう一度愛していきたいな、と思います。



have a great trek!!!★


hiyoka(^_^)