August 2012

August 31, 2012

●8/31の満月 ― みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)

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    満月は前回の新月のテーマが熟し、花開くときです。 この日は太陽と月が、地球を挟んでちょうど反対側にやってきます。0°の新月から始まった地球全体への課題は、満月で180°対向のエネルギー同士がぶつかりあい補いあうことにより、輝く満月というひとつの「結果」を見せてくれます。それは、わたし達が空間から受け取ったエネルギーをどう昇華し、現実に表現してきたのか を、あらためて見せてくれる鏡だと言えるかもしれません。そして わたし達はみな満月を超えて、次の新月までにそのテーマを消化、エネルギーはゆっくり静まっていきます。 さぁ、今回はどんな風景が見えるでしょうか? では今月も行ってみます。(^_-)~☆
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満月タイムスケジュール
エネルギーが高まる時です。ヒーリング・メディテーションや祈りを捧げたい方は、もし可能ならこの時間帯に合わせてみてください。エネルギーの高まりを感じられると思います。

【地方平均太陽時:ソーラータイム(LMT)】
東京・関東ローカルで23:17前後、北海道周辺で23:23前後、関西方面は22:58前後(日本標準時の場合はこの時間)、沖縄周辺で22:28前後に    魚座8°33’で満月となります。

今回のベースとなる新月のテーマについてはココをご覧ください。

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サビアン・シンボルによる【満月のテーマ】 8/31~9/15
*ここではデーン・ルディアー版ではなく、透視家エルシィ・フィーラーのオリジナル・フレーズをマーク・エドモンド・ジョーンズがノートに書き取ったオリジナル版のサビアン・シンボルを使っています。
*テーマはひとつの意識の流れを表したものです。この流れは順不同に現れたり循環したり、ひとつだけ突出して感じられる場合もあります。


【月 魚座8°~9° + 太陽 乙女座8°~9°】

"A girl blowing a bugle" + "First dancing instruction"
「ラッパを吹く少女」 + 「初めてのダンスレッスン」

"A jockey" + "A man making a futuristic drawing"
「騎手」 + 「未来的な素描を描く男」

【テーマがもたらす雰囲気と挑戦(順不同)】
 →★行動にあたって社会一般に受け入れられる方法論を受け入れる
 →★注意を喚起する呼び声をこころの中に聞く
 →★社会を怖れずに立ち向かいたい気持と
   常識から外れない程度に行動したい気持の相克
 →★用心深く一線を越えようとする
 →★人間関係の絆や愛を求めていることに気付く
 →★新しさへのやむにやまれぬ希求がこれまでの論理性をおびやかす
 →★世間の上辺の善良さから脱して人間の現実を見据える
 →★単なる「善い人」であることを乗り越えようとする
 →★未来の姿かたち、未来の状況のアウトラインを予感する
 →★物事をどんどん進める中で感じる興奮と歓び
 →★巧みな印象操作や人を操り動かす動きに注意する
 →★社会的な交流を拡大していく中での創造性の挑戦 → ・・・・

エネルギーのポイント:
『 競争原理を創造的に使う 』 『 自己の潜在力を引き出す 』

120831FM
     
        8/18に起きた新月のエネルギーポイントは、「 バランス 」と「 自分を浮揚させる力 」に気付き、新しい可能性を感じて、それをどう具体化していくかという挑戦でした。 こうしたテーマのもとで開花をみる、今回の満月。ブルームーンです。

Bluemoon


        ブルームーンと呼ばれる現象には2通りあり、ひとつは2010年秋に起きたような、同じ星座宮の中で2回満月が起きる現象、そしてもう1つは今回のように、同じ月に2度目の満月を迎えること。年に12回の新月に対して13回の満月という組み合わせは、それだけでも何とはなしに・・・ちょっとした居心地の悪さや、どこか外れ者になったような感覚を呼び覚ましそう。

        魚座の月は一般にメランコリックなイメージを持つけれど、今回のサビアン・シンボルは、社会と渡り合って前進しようとするエネルギッシュな側面と、競争原理や巧みな政治力に動かされていく人間という存在への怖れ、そしてもしかしたら、隠された嫌悪感と同時に自分を護ろうとする気持が透けてみえるかもしれません。 魚座って、魂レベルの進化への門であると同時に、わたし達を取り巻く広大な社会の集大成、一種のるつぼでもあるんですね。

そんな社会の中で何かを現実にカタチにしていこうと思ったら、やはりどうしたら受け入れられるかを考えていかなくてはなりません。そんな葛藤の中で、当然のように直面するテーマがここには示されているようです。

4室乙女座の太陽に対して月は10室魚座でカイロンとコンジャンクト。
カイロンはヒーリングの惑星とも言われますが、彼が示す癒しは全ての傷や不都合な記憶と真っ向から向き合った末に得る智恵としてもたらされるものです。 太陽が在泊する4室乙女座の副支配星ともいわれるカイロン。今回、この魚座のカイロンが投げかける問いは、わたし達にとってとても大切な意味を持つかもしれません。

『 自分がやろうとしていること、思い描く夢は、払うことになるだろう自己犠牲に見合っているだろうか? 安全と安定のためには妥協すべきなんだろうか? これまで突然に期待を裏切られた記憶を乗り越えて、それでも前に進めるか? トリックに満ちた世の中で、貫き通すに値する自分の価値観とは?  』

それでも少女はラッパを吹き、騎手はレースで勝つために、持てる全ての技術と才能をめいっぱい花開かせようとするでしょう。注意深く、でもこころは大胆に。今までにないゴールとやり方を目指して。

天頂には8/18の新月でお話しした小惑星リリスが逆行中で、天底近くの水星(トランスプルートとコンジャンクト)とオポジションを形成中です。うっそりと動きの重い周囲の社会に対して、永遠に反抗し続ける少女リリス。挑発するように極論を突き付けるアジテーター、リリス。 獅子座の終盤度数にある水星は、そんな彼女をうるさく思いながらも無視することは出来ません。 過去に戻って停滞するのがイヤなら、自分の殻から外へ出て刺激に身をさらし、一歩でも進んでいくしかありません。 

良くも悪くも妥協を知らないリリスの呼び声を受けとめて、きっと水星は、身の置き所のない感覚や、「 どいつもこいつも、ったく何考えてるんだよ! 」的な苛立ちを乗り越えていくのではないでしょうか。 それには自分の精神をいつだって貫いてきたはずの、普遍の価値観に気付くこと。 そして、チマチマと自分や相手の欠点をつつき、不完全であることを嘆くのではなく、そのままの自分と周囲を冷静に見ていく、健全な批判精神に向かうこと・・・まるで医師がカルテを分析するように・・・そして何に対しても誰に対しても変容の可能性を認めていくこと。こんな意識の使い方が大きな鍵となりそうです。

先日Twitterでもお喋りしたけれど、月のノースノードが約1年半ぶりに星座宮替えとなり、ノースノードは蠍座に、サウスノードは牡牛座に入って来ました。 これは、金星の逆行やオカルテーション、金環食に月食、そしてトランシットの惑星が集まるなど、長い時間と様々な現象を経て探求してきた双子座・射手座軸のテーマが次のフェイズへと移り変わっていくことを意味します。 

黒か白か、敵か味方か、勝利か敗北か、愛か憎しみか・・・そんな、あらゆる情報の二元性がもたらす分裂・分離をどう乗り越えていけるか、その解を探し求めて懸命にコミュニケーションしてきた、そんな季節が終わっていきます。 そしてこれからの約1年半、もっとディープな触感を求めて、これと思った物事や相手に飛び込み、深く浸透し合っていくこと、そして得たエネルギーを実際に自分達の資源、資産、才能として蓄積し、新しい価値観から全体を見ていく・・・わたし達の中で、そんな意識エネルギーの循環がひそやかに始まっていくでしょう。 蠍座の持つ、全てを呑み干して自分の血肉とし、それに「成って」いける力を吸引して、サウスノード側で現実を創っていくだろうわたし達。 牡牛座の大地に立って、未来に向かう新しい美意識のもと、住みやすい社会を少しでも現実化していけるでしょうか。

ブルームーンの太陽と月は、乙女座・魚座9°を取っていきます。 未来を直観し、ペンシルでササッとモノクロームの素描を描く画家。その心の眼には、全てを夢幻の遊戯として楽しめる世界、あるいはフェアで健全な競争社会が映っているのでしょうか?  わたし達、今どんなデッサンを描けるかな?

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 Credit : Russell Doescher (Texas State University  http://www.txstate.edu/)


このブルームーン、東の地平には木星・カオス、ヴェスタがコンジャンクト。西の地平にはフォルス・イクシオン・ヒュロノメがコンジャンクトしています。

    少しずつ溜まってきたエネルギーがある時いきなり何事かを起こしたり
    人生何でもアリだぜ、どーんと来い!的な大胆さに身を投じてみたくなったり
    お酒、タバコ、ドラッグ、ジャンクフード、その他なんでも、
 体に悪いモノがやめられなくなったり
    そうかと思うと、突然深い悲観に襲われたり・・・

特に双子座、射手座の中盤に個人的な惑星や感受点を持つひとは、日々の対人関係やパートナーとのコミュニケーションの中でそんな不安定な気分に翻弄されることがあるかもしれません。中には原因不明の体調不良に見舞われるケースも。。(フォルスが絡む体調不良がある場合、蓄積疲労で抵抗力が弱っているかもしれません。なるべく早めに専門家に相談することをオススメします。)

けれど、自分の内側を生きる生命の火は、どんな状況であろうと、どんな感情の中にあろうと、密かに静かに、燃え続けています。自分が何処へ向かっているのかわからなくなったら、そのわからない混沌から全てが生まれ、新しい道が切り拓かれることを"知っていて"ください。 エゴにがんじがらめになるのでもなく、無理して善い人になるのでもなく、本物の自由を得るために、ただカオスを楽しむ。ここにはそんな強さへと向かう、チャンスの扉が開いていると思います。 


        ちょっぴり異端者の月、ブルームーン。 それでも社会と関わりを持ちながら、複雑怪奇なあれやこれやをかいくぐり、未来志向で駆けていく。 天王星・冥王星の空中トンネルはまだまだ始まったばかり。だからハードなことも沢山あるけれど、自分の中に何か新しい価値を創り出していくことの楽しさもまた、味わっていけそうな満月期です。ほんとに、久々にスケッチブックでも開いてみようかな?


have a great trek!!!★




hiyoka(^_^)

hiyoka_blue at 00:04|PermalinkComments(0)TrackBack(0)新月(満月)の星読み | パーソナル・アストロロジー

August 26, 2012

レイモンド・メリマン 週間コメント 8/27 【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2012年8月27日(フリー版より)
翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。またmerriman.jpさんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(文中の は翻訳者によるものです)
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≪先週を振り返って≫

  先週の金融市場では金と銀に目立つ出来事が起こった。両方共に重要な売買レンジを突破し、6/23にアムステルダムで開催した金と銀のワークショップにおいて論じたパターンに薄気味悪いほど似た動きとなったのだ。記憶にあると思うが、当時は銀が年初来安値に辛うじて達したのに対して金はそうならず、異市場間強気ダイバージェンスとなっていた( 金は金星が逆行に転じた5/16につけた安値を維持していたが、銀は6月終盤わずかに前の安値を割っていた )。この時( ワークショップと各レポートの中で )、私達は銀が3100+/-58まで騰がるだろうと予想した。8/23木曜の高値は3079だった。そして今や火星が蠍座に入場したことも相まって、たとえ始めに短期で急激な下落があったとしても、この上昇は終わっていない可能性がある。

  世界の殆どの株式市場は先週月曜、8/20~21にトップアウトした。いくつかの市場は年初来高値をつけ、S&Pのように4年ぶりの高値を更新したものもあった。だがヨーロッパやアメリカ大陸で複数の異市場間弱気ダイバージェンスが維持されたことから、大多数の指数は高値更新とはならなかった。先週初めに反騰が終わった後、株価は木曜に向かい下落し、これはFRBが量的緩和(QE3)の新ラウンドに入る準備があると発表した直後、金曜には回復していた。


≪ 先週のベストトレード ≫

        良い時は全て巧くいく。だが先週殆ど全ての市場で私達が経験したように、素晴らしい時は信じられないほど素晴らしい結果になるものだ。中でもベストな新規トレードといえば、ナスダックe-miniだろう。8/21火曜のレポートでこう述べた。『 高値と安値(月曜)の両方をキャッチした。安値が先に来たことから、ストップロスを2750弱に置いてロングしてよい。取ったポジションを利確したならそれでも良い。もう一度2765+/-2で買い、2750弱にストップロスを置く。もしくは2800で売り。ストップロスは2825強に置く。どちらか先に示現した方でインする。』 その日、NQUはまず高値2802.5まで騰がり、その後売られた。私達はロングで結構な利食いをして後、その日の高値から2.50以内のところでショートに入った。


≪ 短期ジオコズミクス ≫

        今週は米国では休日前の週となる。来週月曜、9/3はレイバーデーに当たり、マーケットも休場だ。そんな訳で、金融市場の出来高も今週は日を追って少なくなるだろう。これは通常であれば、より小さなボラティリティと狭い価格レンジを意味するが、必ずしも常にそうだという訳ではない。

        私達が現在注意を向けているのは8/23~10/7まで続く、蠍座の火星だ。私達はこの期間に貴金属の高値を期待しているが、この上昇はファイナンシャル・アストロロジーの研究によって、おおよそ8/2~23につけると予測した安値から始まったと考えられる。この安値はまさに8/14~15、火星が土星とコンジャンクションを形成した時に示現した。

8/23木曜にかけて起きた反騰は、2011年9/6の史上最高値からの下降トレンドラインで3つめの頂点をつけたところで失速した。もしこのトレンドラインを上抜けるようなら、上昇に注意だ。中央銀行が株価の上昇と引き換えに貴金属の高値を容認するのもいとわない姿勢なのを考えると、これは非常に面白くなるかもしれない。それにこれは、2015年初頭まで天王星が冥王星にワクシングスクエアを形成し続けると同時に双子座に木星が在泊する時、私達が期待した現象ではないだろうか? いや実際のところ、それはNoだ。私達はより多くの支出とより多くの負債を支える、より強力な刺激以外の何物をも期待していない。

私達は以前よく、オバマが彼の2009年景気刺激策でサイコロを転がしていると言った。そして今度はバーナンキが、彼自身の量的緩和策への傾倒から、別バージョンの "カジノ・ロワイヤル" を提供しようとしているようだ。彼は米国政府に対して再三再四、財政面の規律を正して責任を負うよう警告し続けてきた。にもかかわらず、である。誰もが警告はするが、誰も変わろうとはしない。

        さて、今週はどうなるだろう? 火星が蠍座に入ったという事以外は大したジオコズミック・サインも無いが、この蠍座入場は、火星が次に射手座から山羊座を進行する時( 10/7~12/26 )に起こり得る、軍事的緊張のプレリュードだ。まもなく表面化するであろう様々な戦略が、これから舞台裏で練り上げられるだろう — それが蠍座の火星の本質だ。人員を招集し装備を用意し、戦略どおりに船を配置せよ。もし我々の敵がこちらの要求どおりにふるまわなければ、力のぶつかり合いの他に道は無いからだ。そうした行為にはまた、ある付随的な(または主要な)政治的優位性も存在するかもしれない。

大統領選投票日に仕掛けられる筈の不正投票が成功するか失敗するかによっては、選挙当日、いや大統領就任式の日ですら戒厳令が布かれるのではないかと、今や陰謀論者は議論に余念が無い。アストロロジーの観点から言って、そんな突拍子も無い可能性は・・・まぁ、無いとは言えない。選挙当日、水星は逆行に転じる。前回、投票日に水星が逆行していたのは2000年だった( 一般投票ではゴアが勝ち、ブッシュがとある友人達の助けを借りて選挙人団の票数を勝ち取った )。海王星は不正投票を支配するが、こちらもまた滞留中であり、2~3日後には順行に転じる。さらに、水星と海王星はその時互いにスクエアを形成するのだ。得票数は歪められ、不正が行われたと声高な申し立てが殺到するかもしれない。その日は獅子座の月もドラマの見せ場を作るだろう。


≪ 長期的考察 ≫

        『 連邦議会予算事務局は水曜、もし議会が増税を回避せず歳出削減を1月から開始するよう準備しなければ、米国経済は "重大な不況" に陥る怖れがあると報告した……その結果として、2013年上半期における経済の推定縮小率は2.9%となり……失業率は現在の8%強から年度末には9.1%に上昇するだろう。 』— 2012年8/23付 ウォールストリートジャーナルより 「 多くの危険をはらむ財政の断崖 」by Damien Paletta and Sara Murry

        「 財政の断崖から転落する 」こと、そして危険な経済の下降スパイラルに突入することを象徴するファイナンシャル・アストロロジー上のシンボルが何かあるとすれば、それは天王星・冥王星のスクエアだろう。そして国民が今目の当たりにして非常に憂慮しているのは、民主・共和両党が一様にこの危険な徴候( しかも非常に現実的に起こり得る事 )を政局に利用して、自らが優位に立とうとしていることで、それは結局、怖れていた現実が起こる可能性を高める( または避けられないものにする )だけだという事だ。

        それは本当に危険なのか? もしあなたがファイナンシャル・アストロロジャーであれば、その答は " Yes " だと知っている筈だ。なにせ牡羊座の天王星だ。それは容赦ない競争、マッチョ至上主義、挑戦を受けることで臆病者の烙印を押される危険を避けたいという気持に関連している。これは臆病者のゲームではないし、弱者はこの大地を受け継ぐことなど出来ないのだ。

勿論、こうした類の度胸試しゲームでは受け継ぐべき大地など残る筈もなく、焦土とならなかったものにも間違いなく課税される。実際、所得税の廃絶や減税と合わせた資産税の増税は、昨今の世界ではいくつかの地域である程度の支持者を生んでいる考え方だ。結局のところ、この惑星とその土地はいったい誰のものなのだろう?その(所有にまつわる)概念はどう生じてきたのか? そしてまた、何故私達は銀行を必要とするのだろうか? 2012年6月~2015年3月まで続く天王星・冥王星のワクシングスクエアの下、型にはまらない発想が今後全く新しい意味合いを獲得していくだろう。
原文:be scorched(焦土となる/罵倒される)
 原文:be taxed ( 課税される/非難される )
 →(ゲームの中で)罵倒されなかった者も非難される
 この一文ではそれぞれの句で2つの意味をかけていると思われる。
        もし連邦政府が1月1日に実施されようとしている全ての税制を撤廃しなければ、今後ごく近い未来に向けての状況は、政府によるデフレ政策( 即ちタックスマゲドン/税の最終戦争 )対 FRBと他の中央銀行によるインフレ誘発ギャンブルという本物の戦闘へと着実に向かっている。以前述べたように、この分野で何も為されなければ、世界の株式指数を30%かそれ以上の下落へと導くだろう。だが、中央銀行による追加の量的緩和策は、財政の断崖からの飛び降りに対して十分な対抗措置となり得るのだろうか?

        やれやれ、私達は面白い時を生きている。そして私達にはまだあと6回、天王星・冥王星のスクエア形成という経験が待っているのだ。都合7回起こるスクエアの内、2回目が起きるのは9/19だ。






訳文ここまで
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hiyoka_blue at 20:50|PermalinkComments(0)TrackBack(0)金融アストロロジー 

August 17, 2012

○8/18の新月―みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)

8/18 20:15
アスペクトなど、追記しました。また、この記事の下に追加記事をUPしました。

先週お知らせしたとおり、今週のメリマンコラム翻訳はお休みさせていただきます。
チラ見ですが、火星・土星コンジャンクトなどハードアスペクトのもとで何故株式市場があのような動きになったのか、その解明や火星の動きに関わる予測が含まれているようです。詳細はMerriman.jpさんに追って掲載されると思いますので、そちらをご参照ください。

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    新月は前回からの課題を経て、次の新月までの約1ヶ月をかけて取り組む新しいテーマが開示される時。 そしてこれは生まれた星座に関係なく、地球に生きるわたし達みんなに平等に降り注ぐエネルギーです。わたし達はこのエネルギーを使って日々、自分なりに考え行動していきます。その現れはひとの数だけ様々ですが、やがてはお互いに影響しあいながら、社会・国・世界の潮流を作っていきます。これは言い換えると、わたし達を取り囲む「空間の雰囲気」です。星読みの世界から見れば、誰もがその中で生き、そのテーマに呼応して・・(素直になったり、反抗したり、無視したりしながら・・)自分なりの人生を創造していると言えます。 その意味でも、刻々と変容していく惑星エネルギーの流れをおおまかに知っておくことは、きっと何かの役に立つんじゃないかと思います。 ではでは今月も行ってみます!(^_-)
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新月タイムスケジュール
願い事やアファメーション、ヒーリング・メディテーションなどしたい方は、もし可能ならこの時間帯に合わせてみてください。エネルギーの高まりを感じとれると思います。(^_^)

【地方平均太陽時: ソーラータイム(LMT) 】
東京・関東ローカルで 01:13前後、北海道周辺で 01:20前後、関西方面(日本標準時ならこの時間)は 0:54前後、沖縄周辺では 0:24前後に 獅子座 25°08’ で新月となります。


前回の新月のテーマについてはココ、満月についてはココをご覧ください。

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Sabianシンボルによる【 新月がもたらすテーマと挑戦・8/18~9/15 】
*ここでは有名なデーン・ルディアー版やマーク・エドモンド・ジョーンズ版ではなく、透視家エルシィ・フィーラーの伝えた言葉をそのまま書き写したオリジナル版サビアン・シンボルを使っています。
*テーマはひとつの意識の流れを表したものです。この流れは順不同に現れたり循環したり、ひとつだけ突出して感じられる場合もあります。


【太陽・月 獅子座 25°~26° 】

"A large camel crossing the desert"
砂漠を横断する大きな駱駝

"A rainbow"


【テーマがもたらす雰囲気と挑戦(順不同)】
→★デリケートな神経を使って自分の、物事の、バランスをとる
→★「あるがまま」と「単なる我が儘」の間に横たわる微妙で大いなる違いに気付く
→★2極を揺れながらも向かうべき道を維持する
→★自分に備わった特性を使ってシビアな局面を切り抜ける
→★本質や方向性を共有しながら異なる視点を持つ者達の共存
→★過去の亡霊の再来、またはその解放
→★自分を生かし続ける力、気力の源泉を再確認する
→★「美」の中に解放をもたらすメッセージを見出す
→★自分に潜む新たな可能性を確認する
→★行動化、具体化への挑戦・・・→

エネルギーのポイント:
「 バランス」 「 自分を浮揚させる力 」

120818NM

        『 上なる如く下もまた然り 』 …例年に無く強いアスペクトや珍しい天体現象が立て続けに起きている今年。 政治・経済・外交から連日の炎暑、関西や九州の豪雨被害に原発問題や地震予測など、わたし達を取り巻く環境も、その揺れの度合いが大きくなってきています。もう今までみたいに何事も無かったかのように元に戻ることは出来ない。多分、社会レベルでもわたし達の心のレベルでも、ひそかにそんな感覚が育ってきているのではないでしょうか。 。

        そんな中で迎える獅子座の新月。 今回の新月は、一種の「 内的ギアチェンジ 」がテーマになります。これ、ひとによってはかなりの度合いで強力に起きるかも?!  前回蟹座の新月ではひと休みモードから突然の嵐を経験し、防御し、そして何らかの解放を試みる・・・というテーマを経験してきました。 火星・土星のコンジャンクションは正確なアスペクトが終わったばかり、金星もちょうど今、冥王星〜天王星にTスクエアでトランスレーションの仕上げ中です。 日々を生きる中で多かれ少なかれ、自分の外側か内側、あるいはその両方にちょっとした嵐が起き、その経験を通して何か小さな発見をしたひと・・・しつつあるひとは多いんじゃないかと思います。 そして、社会状況の中にこの嵐を観察してきたひとも。 この "連続する揺れにともなう小さな発見の積み重ね" は、これからも続いていくでしょう。 じゃ、今回わたし達にもたらされる、新しいテーマは何かな?

blacksky


        新たなテーマが出発する獅子座25°のシンボルは、 『 砂漠を横断する大きな駱駝 』。 谷間を襲った嵐を抜けて、わたし達は太陽が厳しく照りつける砂漠にやって来ました。 透視家エルシィ・フィーラーの脳裏に投射されたイメージは、当時の彼女の状況から推察すると、やはり野生というよりは荷物やひとを乗せて運ぶ駱駝の姿だったと思います。 駱駝って、初めて乗るとラクダ酔いするっていうくらい横揺れが激しく、荷物を積むにも不安定でバランスが難しいのだとか。 右に・・左に・・右に・・左に・・・・・灼熱の太陽の下、駱駝はゆっくりと、黙々と、歩き続けます。ただひたすら、目的地、または次なるオアシスに向かって。。

駱駝の体は砂漠の厳しい気候に耐えられるよう、背中の体脂肪は太陽の熱射を防ぎエネルギーを蓄えます。また蹄は退化して、不安定な砂上でも歩きやすいようぷっくりとクッションのようになっているのだとか。 そして、何よりも彼らを特徴づけているのは、数日の間いっさい水を飲まなくても生きていられるその持久力です。 駱駝は、その血液の中に大量の水分を保持しているからなんですね。。 彼らはまさに、血という"生命の証"の中に、文字通り、"命の水"を蓄えていることになります。 水はまた「 感情 」をも象徴しています。 駱駝はデリケートな情緒を体の奥深くに隠し持ちながら、たゆみなく歩み続けることによって、その流れを滞らせることなく、自然体の今を生きていくのかもしれません。

右に・・左に・・ゆら〜り揺れながら駱駝は一路、砂漠を横断していきます。 命を燃やしながら、しかもエネルギーを無駄遣いせず、進路を失わず。。  それは、自分の持てる力を余すことなく有効に使って生きる、自給自足—自己充足の精神の象徴だと言えそうです。  けれどそうした逞しさだけではなく、彼らの体の中では同時にとても繊細な神経が働いています。 砂漠のような厳しい環境の中では、いったん方向を失って迷えばすぐに死の影が迫ってきます。 だからここには、自分に備わった資質をせいいっぱい使い、自分を取り巻く環境にできる限り調和していく、そんな挑戦が暗示されているのだと思います。

        考えてみれば、わたし達の"思い"や"感覚"を司る金星は、果てしない二元世界の双子座で右に左に揺れながら、18ヶ月に一度の逆行と太陽のオカルテーションをこなし終え、約4ヶ月にわたる旅路の果てに蟹座に入りました。そしてしばらく前から物事の拡大傾向を持つ木星が双子座に滞在しています。 今年は本当に双子座経験、長いですよね。。善か悪か、敵か味方か、白か黒か・・・激しく渡り合う2極のせめぎあい。 天王星・冥王星のスクエアに阻まれて、中道を見出したくてもなかなか見えない。そんな光景を内に外に感じ、見せつけられる経験、わたし達はこれでもか!という程味わっているのではないでしょうか。

そんな時、新月からもたらされるこの駱駝のシンボルは、わたし達にとても多くのことを語りかけていると思います。 砂漠を横切っていく駱駝。その光景はまるで一幅のタピストリーのように、その「場」全体が完璧な生の一形態であることを象徴しています。 けれど、この聖なる完璧さはけっして、ただやみくもに幸運を信じたり、あるがままに放っておくことで、自然に成就するものではありません。 これは獅子座のシンボルです。 自分の内側に眠る力を自分の力で目覚めさせ、新たな目的地を発見し、よし!と宣言して冒険の旅に出る。そんな、創造的な姿を象徴しているのだと思います。



        さて、こうしてわたし達は、獅子座26°の『 虹 』を見ることになります。 嵐の後の、虹。 虹をみると、思わず「わぁ・・・!」って、声をあげたくなるひと、多いんじゃないかな? 「 ほら見て見て!虹が出てるよ! 」って。

虹はその美しさ、儚さで、不思議さで、見る者に何かフッと浮き立つような、華やぐような、そして癒やされるような感覚をもたらしてくれます。 幸運を感じるひともいます。 願いをかけるひともいます。空に美しい虹が架かるとき、わたし達はそこに、何を見ているのでしょう?

デーン・ルディアーはこのシンボルを聖書の「ノアの箱舟」に関連づけ、神とノアとの間に交わされた「盟約」を通して解説しています。そのキーワードは『 価値の啓示 』 。これは賢く懸命に嵐を通り抜けてきたひとへ、とても深い霊的な価値が開示されることを意味しています。 では聖書やキリスト教をちょっと離れて 「虹」そのものを見たとき、そこには何が見えるでしょうか?  

虹とは、『 太陽の光が空気中の水滴によって屈折・反射されるときに、水滴がプリズムの役割をするため、光が分解されて、複数色(日本では7色)の帯に見える』 現象(wikipediaより) 。 獅子座25°で、駱駝の血を通して彼を支えた"生命の水"は、ここでは極小の水滴となって大気に浮かんでいます。 わたし達の眼はその、命の水が光を分散し反射した、様々な波長の光を受け取っているんですね。。

        ブレイン・ボヴィはこのシンボルで、ギリシャ神話に出てくる虹の女神アイリス(イリス)に言及しています。アイリスは天の大女神ヘラに仕える女神で、召還に応じて聖なるメッセージを伝える役割を担っていたと言われています。 その姿はとても美しく、黄金の翼と虹色に輝く長い髪を持っていたのだとか。

そしてこのアイリス( iris )という単語は、眼の「虹彩」という意味も持ちます。 この虹彩は、わたし達ひとりひとり、独自の異なる模様を持つことから、個人認証にも使われています。アイリスって、『唯一無二の【わたし】を宣言するもの』でもあるんですね。 

        わたし達が希望や願いを抱いて地上に立ち、遙かな虹を見上げるとき、聖なるメッセージを携えた女神アイリスが太陽の光を受けて天空に浮かびます。 けれどそれは、わたし達を存在させ生かしてきた、その同じ生命の水が空間に投影され、白光を受けて様々に光り輝く姿だとは言えないでしょうか。。そして、これを美しい光の帯として受け取る、わたし達の虹彩(アイリス/イリス)。 わたし達が虹=女神イリスに見ているものは、他の誰でも無い、わたし達自身の持つ独自の存在価値と、それを見出して、それをせいいっぱい生きようとする者に与えられる、新しい可能性・大いなる希望なのだと思います。 

誰かと一緒にいても、けっして同じ虹を見ることはありません。 全く同じ角度で光の反射を見ることも不可能なら、全く同じ虹彩で光を受け止めることも出来ないからです。わたし達がそこから受け取るメッセージは、それぞれに、たった1つのもの。 自分は何故ここに居るのか?  「私」と「皆」との関わりの中で、社会の中で、地球の上で・・・生きて、前に進もうとする自分の価値とは何なのか?  虹の光の中にふと、そんなメッセージのかけらをキャッチ出来たら・・・どんな小さな断片に見えても、それはゆくゆく大きな意味を持ってきそうです。

 虹。 それは、知ろうとすること、学ぼうとすることの中で、見えてくるのかもしれません。また、日々の何気ないコミュニケーションの中で、もしかしたら、ちょっとした嵐が過ぎた後ふと空を見上げたときに・・・忽然と天空に立ち現れるのかもしれません。自分だけに見えるその宝石を、この新月期に、ぜひ発見してください。

        けれど、天空に浮かぶ水滴は、遠い感情の記憶をふいに呼び覚ますこともあります。 7色に輝くはずの虹の中に、九頭竜/ドラゴンにも擬されるギリシャ神話の蛇の魔物、ヒドラの姿を見てしまうひともいるかもしれません。 もう戻るはずも無い、過去へと引き戻そうとする亡霊。そんなあやかしを、もし見てしまったら・・・闘う必要はありません。 闘う相手などどこにも居ないからです。 目を閉じて、虹の光の中で解放してあげてください。  また意図して、言葉に表現してみる。 身近に理解者がいれば、ただ話してみるのも良いと思います。 何にしても、解放するっていう積極的な意図をもつこと。 その力を持つのはただひとり、自分しかいない。この新月ではこれ、とても大切だと思います。




さて、今回の新月には水瓶座のネッソスがオポジション。 もしかしたら、これが過去の深淵から亡霊を連れて来ることも考えられます。ネッソスは強烈な疎外感、またはセックスやリビドーの絡むトラウマや怨恨にも関連しています。また、それほどハッキリした感覚ではないにしても、見知らぬひととのちょっとした体の触れあいに、自分でも思わぬ反応が出てきて驚く、なんていう可能性も。そこにはお互いの境界を越えてオープンに触れあうことへの恐怖が潜んでいます。ひとによってはそれが逆に、過剰な攻撃性となって出てしまうときもあります。 また、母親とのちょっと複雑な関係が絡んでいるケースも考えられます。 

どんな場合でも、新月から見てオポジションのネッソスは、天空に架かる虹のスクリーンに映ったあやかしの姿です。 浮き出てきたら、しっかりと見てください。 それは一見、何の関係もなく見えるような、別の体験と結び付いているのかもしれません。 もしかしたら、思ったより根が深い場合もあるでしょう。 時間がかかったってOK。 バランスを取りながら、焦らずに、ただ解放を深く深く意図してください。深い深い意図は、そのままでひとつのマジックになり得ます。 

天秤座でコンジャンクトし終えた火星と土星が新月にセクスタイルとなっています。彼らがきっと、エネルギーの調和的な解放を助けてくれるはず。 いずれにしても、虹はメッセージを運び、役割を果たした後は消えていきます。 後に残されたメッセージをどう受け取るか。そのストーリーを創作するのは、わたし達自身です……そう、この新月からは!(^_^)

魚座の海王星と小惑星リリスがコンジャンクト。同時に月のノード軸とTスクエアを形成しています。おまけに月のサウスノードはサバイバルの星、アスボルスとコンジャンクト中。 
小惑星リリスは、リリス3姉妹の中で唯一実体を持つ存在です。マリナ・E・パートリッジによれば、彼女は天王星の性質を帯びた永遠の少女なのだそう。だからネガティブな側面では、少女特有の反抗的な気質や、気に入らない者を徹底的に拒否する残酷さも備えています。何事も自分独自の規範で裁いていく、潔癖な反逆者なんですね。 また反面、とてもセクシャルなエネルギーを帯びたアジテーターでもあります。 その主張は、『 この世は禁欲か乱交か、2つに1つしかないのよ!あなたどっちなの!!! 』なんて迫りかねない、メチャクチャ極端な論調です。 ある種の活動家タイプのエネルギーだと言えるでしょう。 またセクシャルな関係では、奴隷か主人かというような、極端な関係に入るケースもあるようです。グループ内では内紛の要因になりそうなタイプ。。 ただしこのエネルギーをポジティブに転化して使えるひとは、自立したひとりの大人としてオルタナティブな関係を選び、社会的なタブーを解放していくような立場に立つひとも多いとか。次の時代を切り拓いていく、最前線の闘士タイプ。準惑星エリスの高いオクターブへと繋がっていくエネルギーです。 穏やかな出方の場合は、社会のコンセンサスを常に疑い、タブ—とされる世界に興味と理解を示すような感じかな。。

このリリスが海王星とコンジャンクトでノードとTスクエアというのは、少し厄介かもしれません。 リリスのエネルギーが海王星によってミルク色の霧に溶かされていくとき、セックスや宗教、教育絡み、または世界観を共にするグループ、大きくは政治面などで、何だか怪しげな雰囲気が出てくるかも。 アジテーターによる陰謀論めいた言説もひときわ目立ってきそうです。 また、過去からのデリケートな因縁に土足で踏み込んで荒らすような行為や、それを理想論にすり替えて誤魔化そうとするような心理も生まれやすくなります。多分、当事者の目には、今が生き残りをかけた闘いの正念場のように映っているのかも。目的のためには手段を選ばないところも出てきそうです。 この時期、どんなに面白そうでも、どんなに悪くなさそうに見えても、ひときわ大きな声には何か裏がある・・・くらいに考えて、むやみに同調しないほうが良いと思います。こころを柔らかくしてさえいれば、軌道修正は後からいくらでも出来ます。なんといっても、今は自分なりのバランスが大切。。。

リリスはそのエネルギーを高度に使うことが出来れば、様々な波長の光や音を分け隔てなく感知して、それを公正に判断する力となり得ます。そして、男性女性の区別なく、その判断の結果に責任を持ち、風に向かってひとり立つことの出来る、自立した存在を創り上げます。この力は芸術の才能として花開くかもしれません。 または少なくとも、本質は同じ人間でもひとりひとりが違う価値観、違う世界観を持っていることを真に理解し、そこに単なる理想論を超えた、宇宙的な「美」を見出すことの出来るひとを創り出します。

こうした力は人生経験を経た大人の判断力というよりは、生まれながらに持つ、内的直観の力です。でも、わたし達は傷つきやすいエゴを持てあます、感情の動物でもあります。なので、そのエネルギーを本当に使いこなせるようになるのはとても難しいです。。今の時代はどうしても、四方八方から矢が飛んでくるような経験を通り抜けないといけないので・・・ けれど、この星やリリス姉妹がネイタルで効きまくっているひとなら、思いきって挑戦してみる価値、大アリかも?!(^_^;


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8/18
以下、アスペクトの追記です。 昨夕UPした上の記事には文字や言い回しにちょくちょくヘンなところがあったので、ちょこっと直しました。いや、もういつものコトですが....(^_^;

獅子座を進行中の水星に山羊座の冥王星、魚座のカイロンのセクスタイルからクインカンクスでYODを形成。 蟹座の金星はキラルスとコンジャンクトで山羊座の冥王星にオポジション。牡羊座の天王星・パラスとでTスクエア形成中。
キラルスとコンジャンクトした金星は、あくまで自分のテリトリーに居続けたいと欲しています。でも、7室山羊座の冥王星も無視出来ないプレッシャーをかけてきます。冥王星の強烈なプッシュは、蟹座金星のアイデンティティを揺るがしてくるかも? 自分探しの中で、ついつい相手に合わせるカタチで上手くやり過ごしたい気持ちが頭をもたげ、結果的にただのイイひとになってしまったり。またそれに気付いて反発したり。そんな、ツンデレな態度を取ることで、問題をややこしくしてしまうかもしれません。牡羊座の天王星・パラスは金星、冥王星にスクエアになると同時に、ブラックムーン・リリスと組んで天秤座の火星に変形YODを形成しています。 この新月はもともとセクシャルなエネルギーを秘めていますが、ここで自分をしっかり保てないと、ノイズに足をとられ、思わぬカタチでフラストレーションが暴発、なんてことも。 キラルスが絡んでいるので、相手側への不注意な対応や勇み足には十分気をつけ、思わぬ損失に繋がらないよう注意してください。

鍵となるのは、バランス良く対等なパートナーシップ。 この時期はどちらかというと、異質な世界の住人との冒険的なロマンスよりは、世界観がマッチするひと、安心してオープンになれる相手との交流の方が向いているかもしれません。 ブレずに自分らしい道を歩き続けながら、そのラインの中で自分自身に新しい価値を見出していくときにこそ、惑星全体のエネルギーが滞りなく流れていくのではないかと思います。

8/23~24にかけて、太陽が月のノード軸にTスクエアを形成、6ヶ月ぶりにスクエアのムーンウォブルが起こります。これについては5月の金環食の星読みでこんなふうに触れました。『 セレステ・ティールとカール・ペイン・トビーの研究によると、ムーンウォブルの前後3日くらいはカッと煽るようなエネルギーが生まれ、事故や判断ミス、暴力行為、地殻変動も起こりやすいのだとか。この期間は運転や仕事など、ちょっと慎重にいきたいです。』

今回はそれに小惑星リリスが加わってグランドスクエアを形成するし、また同時に月のノードが5月の金環食の度数に乗って来ます。火星も時を同じくして蠍座入り。。。うーん、これはかなり強いエネルギーが生まれるかも? 双子座、乙女座、射手座、魚座の0°付近に個人的惑星や感受点を持つひとは、とりあえず慎重に、何か刺激を感じたら慌てず騒がず「おっ来たな~」ってな感じで流すようにしてくださいね。今回はお酒やドラッグ系も要注意です。このところずっと、地震の予測も研究家の方々から出されていますが、この現象はその他にも社会的な事件や大きな事故、豪雨被害など異常気象にも関連があると言われているので、一応、こころに留めておいてください。ただ、今年の金環食はサロス128シリーズだったので、もしかしたら政界方面に何か動きがある可能性もあるかな?という印象を持っています。

火星の蠍座入りについて
乙女座〜天秤座とちょっと苦手なサインを通り抜け、8/24 0:25頃、火星が蠍座に入場します。蠍座は火星が支配するサインの1つなので、軍神マルスはやっと本領発揮してくるはず。一般的に、蠍座の火星が創り出すエネルギーは強烈で、情熱的で、闘争的。なので、その怖れを知らない強面の部分が強調されてしまうと、手段を選ばず不正なことをやり遂げる情熱になったり、他者の資産、資源、そして「力—能力」そのものに対する執着や嫉妬で突き動かされたり、自分のもの、または自分そのものを失うことへの怖れや疑心暗鬼から行動したり、人を操ったり・・・なんて面が出てきます。

けれど、自信を持って動けるときの蠍座火星はものすごく前向きな力。わたし達が目標を定め、自分に内在する力を使って望むものを手に入れようとするとき、機関車のような驀進力を与えてくれます。牽引じゃなくて、バク進。蠍座の命の水を熱いエネルギーに変えて進む、蒸気機関車といったところかな。その行き方は日々の些細なゴタゴタなど自分でどんどん"解毒"しながら、結果をみて本能的に軌道修正する感じ。敵に回すと厄介だけど、味方にすれば本当に頼もしいエネルギーです。火星は "エネルギー的なメイクラブ" を望んでいるはず。今回の新月のテーマにもピッタリだから、出来るだけナイスな形で使おう・・・ぜひ、そんなふうに意図してみてください。


       
あともう1つだけ、紹介したいトランシットの記事があるのですが、ココまで来て文字数制限に引っかかってしまいました><。なのでこの下に別記事としてUPしますね。




have a great trek!!!

hiyoka.(^_^)/


hiyoka_blue at 21:23|PermalinkComments(6)TrackBack(0)新月(満月)の星読み | パーソナル・アストロロジー

○8/18の新月―みんなに降り注ぐエネルギー/その2—銀河のフォース

【獅子座新月の夜に:銀河のフォースとグレートアトラクター】

最後に・・・銀河アストロロジャーのフィリップ・セジウィック( www.PhilipSedgwick.com )が最近のニューズレターで面白いことを提示していたので、かいつまんでご紹介します。それによると、「土星がこの10月にシャプレー超銀河団(シャプレー8)と(地球から見て)一直線に並び、木星がグレート・アトラクターとオポジション(全部で3回)になる」  こんな一大宇宙的イベントがあるそうです。

で、そのプロローグとして、まずは火星がこのシャプレー超銀河団と一直線になり、同時に木星がグレードアトラクターとの初回オポジションを形成して、まもなく開幕する本編の予告編となるとか。日付は8/27〜28
シャプレー超銀河団またはシャプレー集団は、われわれの近隣の宇宙領域では最大の銀河集団である。 重力的相互作用ユニットを形成しており、それにより宇宙と一緒に膨張することなく自分自身を寄せ集めている。これはケンタウルス座における銀河分布の著しい高密度部分として見え、銀河系から約6.5億光年離れている。
シャプレー超銀河団は、宇宙マイクロ波背景放射(CMB)を基準とした座標に対して、局部銀河群(われわれ自身の銀河系を含む)が運動している方向に非常に近い位置にある。これは多数の人をシャプレー超銀河団こそがわれわれの特異運動の最大の原因の一つグレート・アトラクターなのではないかという考えに導き、この超銀河団に対する興味を高めている。(wikipediaより)

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 View Towards the Great Attractor/ Credit : ESO

この日、銀河レベルのバイブレーションを帯びた電磁力/重力フィールドが地球のあらゆる存在の意識的進化に対して非常に助けとなるような状態になるのだとか。

以下、彼の言葉を引用します。

 『 人間それぞれのエネルギーが内部チャクラの働きによるプラズマと共振的な電磁気によるものであることを考慮すれば、各人のエネルギーフィールドが銀河のエネルギーブーストに対する自然な反応力を持っていることは自明だ。 「幸運、才能、そして知識獲得」の惑星(木星)と、「起ち上がれ!グズグズしないで行動しろ!」の惑星(火星)が組となって、グレートアトラクターとシャプレー超銀河団から放射される抵抗不可能なフォースを受け収束させる、クリスタルの役割を果たすだろう。

こうしたエネルギーの洪水は、これを受けるにあたって確固としたダルマ(法・徳・正しい行い)が必要であることを知り、それに注意を払うことが出来る人、これについて行ける人達のためのものだ。

とはいっても実際のところ、フォースは全人類、全生物に降り注いでいく。抵抗する人達は、自分が浮き輪ひとつで急流下りをしていることに気付くだろう。しかし、彼らは流れに乗って川下りを楽しむかわりに、上流に向かって必死に手足を掻こうとしてやまない。 

自分が人生の流れに浮かんでいると想像してごらん。目に見えないフォースは、何処をさすらうようあなたを駆り立てているだろう? 自分でコントロール出来ない方向へさすらっていくことに果たしてメリットがあるのか? などと思案する代わりに、ただその流れを楽しみ、その軌道がもしかしたら自分の目的にもっとフィットしているのではないか?と注視してみることを、あなたは何故しないのか?  もしあなたが傑作小説を書いて成功したいと思っているなら、一番頼りになるのはまず白紙に記した最初の一行ではないか?

もう1つ、このエネルギーがどんなふうに働くかの例を挙げよう。例えばあなたは何か新しいことを学びたくて講習を申し込む。あるいは、どこか良いところへ引っ越しをしたいとする。すると突然何か偶発的な出来事が起こり、そこであなたに、例えばこんな考えが浮かぶ。「もし十分お金があると確信出来ていたら、きっとああもこうも出来たのに・・・」。 そしてあなたはエネルギーの流れをブロックする。

そんな考えは弾き飛ばせ。まず行動を起こし、目的を達成する手段を必ず見つけると「決める」ことだ。決定を行い、意図をセットし終えれば、自然に選択肢が浮かび上がる。

こうした事が「ひと山当てる」ような類いの一過性の物事に対してヒントを与えることは稀だ。しかしながら、このエネルギーは意欲に満ちて確信を持つ人達と共に働くことを好み、彼らの内側に蓄積されたポテンシャルの解放を約束してくれる。

これから遭遇する流れは、とてつもないものとして感じられるかもしれない。高い感受性を持つ者なら、そう感じるだろう。実際、銀河の重要な構成要素に対するトランシットの期間に推測されるその働きは、一般的に言って理解を超えるほど巨大だ。

あなたの人生がシフトしていくその間、あなたの行動が惑星の力に影響を与え、惑星の力が「全創造そのもの」に影響していく。そして、「その事実に対する理解そのもの」が、あなた自身の目を通して、あなたを凝視しているのだ。

殆どの航空会社が、非常脱出口に接するシートの列に見知らぬ旅行者を座らせたりはしない。彼らは旅人の目を凝視し、その席が意味する潜在的なあれやこれやに耐えられるかどうかを知る必要があるからだ。 銀河の招集に応えて検査をパスすれば、あなたは旅の途上で上席を確保することが出来るだろう。 そうでなければ、まぁ、幸運はスズメの涙だ。

だから、彼らが銀河の重要な構成要素にトランシットしてくるとき、自分の中の火星と木星にこう聞いてみるべきだ。「 自分の最大の能力に手を伸ばし、持っている可能性の全てを起動するか?」 と。

働いているフォースは、あなたがそれに合意したからといって、けっしてあなたを物事の核心部やステージの中心に置くとは言わないかもしれない。その代わり、全ての光はあなたに当てられ、あなたが今まで触れたことさえなかったような自分自身の輝きを列挙せよと要求するだろう。 それは、あなたが自分の内部に検索をかけることを必要としているからだ。

内部のアーカイブに全て目を通せば、ボタンを掛け違えたまま放置していた世界観がみつかるかもしれない。もしかしたら、銀河中心核から注がれる、永遠の自由を帯びた洞察の流れに触れることが出来るかもしれない。 クールだと思わないか?  バンジージャンプしてこの宇宙的な意識の流れに乗るしかないだろう?

【ご注意】お客様が洞察に従って為される事、為されない事の結果、この世界を変化させたり、人類の集合心理を進化させたとしても、宇宙は一切の責任を負いません★

おっと、心配しないで! 銀河と提携した火星と木星がこの8月に何を指示しようと、11月にはまた戻ってきて、振り返り、再吟味と再編集のチャンスを作ってくれる。木星のグレートアトラクターへのオポジションが終わる4月までには、すごい強烈さにもかかわらず、あなたはこれについて行くのに慣れているはずだ 』


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        以上、どうでしょう? 今回の新月のテーマにもよくフィットしていて、面白いと思いませんか? 銀河からのエネルギーなんて、壮大すぎて、これまでは人類にはなかなか感知出来るものではなかったかもしれません。多分、歴史を振り返ってやっとその痕跡をキャッチ出来るくらいのものだったかも。。でも、事態は少しずつ変化してきています。きっと、わたし達が生きている今が大きな要のとき、その焦点にあたる時間帯だからじゃないでしょうか。

        アストロロジーを勉強すればするほど、惑星の示すエネルギー、人間のこころと行動、起きてくる全ての物事が一体となって、何かひとつの「核」に向かっている・・・という感覚が強くなってきます。 

アストロロジーは象徴に充ち満ちた宇宙の流れをどう読んでいくか、の勝負です。 太陽と月、惑星、準惑星、小惑星、銀河団、ブラックホールまで、わたし達を取り囲むコスモスには無数の囁きが溢れ、見えない光、聞こえぬ音となってわたし達に間断なく降り注いでいます。実は気付かないだけで、どの瞬間にも、ホロスコープの360°全てからそんな囁きが聞こえているはずなんです。 そんな中で、宇宙は何を求め、それを生きるわたし達は今、何を深く希求しているのか? ・・・それを大きな目線で摺り合わせていくことは、正直言ってわたしなんかには、アタマから血が出て耳から脳ミソが飛び出すかと思うほど難しいです。(-_-;

でも、天王星・冥王星スクエアを背景として確実に世界が変化しようとしている今、やはり数多くの微細な囁きも、無視出来ないほどにその力を強めているはずです。なので、微力なわたしには背伸びかもしれないけれど、出来るだけ多くの惑星や感受点を意識しながら、ひとつの流れを描いてみたい。たとえそれが日常の様々な出来事にソク役立つようには見えなかったとしても、人生を生きるということの一番大事な部分に少しでも触れていくことが出来るなら、それは生きるこころの深みに堆積して、いつかきっと役立ってくれるかも。。 

        先のことは本当は誰にもわからないのかもしれない。一年後、自分が何をしているのかさえ、詳細に予測することは出来ない。出来るのは「今」を起点にした予測だけ。それでも学べるだけのことを学びたい。そして、今まで生かしてくれたこの世界に、ミクロにでもお返しすることが出来たら・・・うん、やっぱり嬉しいカモ。・・・・獅子座の新月が起きた夜、自分に向かってそんなふうに宣言してみるわたしでした。(^_^;)




have a great trek!!!★


hiyoka.(^_^)


hiyoka_blue at 21:19|PermalinkComments(10)TrackBack(0)新月(満月)の星読み | 惑星達の話

August 12, 2012

レイモンド・メリマン 週間コメント 8/13 【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム 2012年8月13日(フリー版より)
翻訳:hiyoka 
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また merriman.jpさんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(文中の は翻訳者によるものです) 
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【お知らせ】
来週8/20付けのメリマン・コラムは訳者の都合によりお休みさせていただきます。m(_"_)m
【8/14】
≪短期ジオコズミクス≫の最終ブロックで土星の蠍座入場が10/15となっていましたが、実際は10/6に0°に入るので訂正しました。

≪ 先週を振り返って ≫

        水星逆行が終わる時期は通常、ボラティリティの小さい非常にフラットな相場付きとなる。火星、木星、そして(または)天王星が関与するジオコズミック・サインが同時期に働くのでない限り、世界の殆どの株式市場はとても狭い価格レンジを示す。先週がまさにその好例だった。例えばダウ工業平均においては、先週始めから金曜の大引け20分前にみられた反騰までの間、価格レンジが100ポイントを超えた日は1日として無かった。だが8/8に水星が逆行を終えたことから、今週は様子が変わるかもしれない。新しい週が明ければ、火星と天王星が両方ともに、他の惑星に対してメジャーアスペクトを形成するからだ。これと同じことは先週の貴金属市場でも起こり、価格に最大の動きがみられたのは8/10金曜のことだった。市場は今週から来週に向かって緊張度を増していくと思われる。


≪ 先週のベストトレード ≫

        比較的平穏だった週のベストトレードは再び通貨だった。8/7火曜のデイリー・リポートはユーロ9月限についてこう述べた。『 先週水曜にロングの1/3を利食った後、積極的なトレーダーはストップロスを引けで1.2140以下に置いてロングしている。このロングのもう1/3を手仕舞って益を出し、1.2250かそれ以下で買い戻そう。』買い注文は8/9木曜~8/10金曜とリピートされた。8/7火曜、ユーロは1.2402で寄付き、ロングサイドの利食いの手仕舞いポイントとなった。ユーロはその日1.2448まで騰がり、その後金曜には1.2245まで下落、反転して1.2300近くで引けた。

このコーナーは細かいニュアンスなど省略した訳文になっています。


≪ 短期ジオコズミクス ≫

        先週はおそらく嵐の前の静けさだったのだろう。水星が逆行~滞留の動きを8/8に終えて以来、前進スピードを増していくにつれて、金曜も遅くなってから市場の圧力が増大し、徐々に解放されていくのを皆さんは目撃したと思う。

        圧力の増大は、8/15水曜に起こる火星・土星のコンジャンクションによっても示されている。市場は圧力からの解放を必要としており、世界中の投資世界やトレード業界もまた同様だ。しかし、火星・土星はどちらかといえば敵対的な組み合わせであり、火星は好戦的で積極果敢であるのに対し、土星は懲罰的で、他者の願いがどんなに理にかなったものであろうと、それが成就するのを妨げる嫌いがある。このコンジャンクションは天秤座で起こるが、これはニューヨーク証券取引所(NYSE)の始原図(1792年5/17設立)の木星・海王星コンジャンクションに重なり、また同始原図上の土星とはオポジションとなる。一般的に言って、これは相手側がフラストレーションから行動を起こし、それが通常はネガティブな結果を招くというアスペクトだ。自分が抱える怒りから来る激情をめいっぱい叩きつけることで、良い結果、または自分が望んでいた結末を得たことが一体どれ程あるだろうか? そう多くはあるまい。
日本時間:8/15 19:23頃にジャスト
そんな訳で、これから政治家達が以前と同じ手垢のついた論争を次から次へと繰りひろげることは想像に難くないが、今回はそれが功を奏することになるかもしれない。何故なら、これらの攻撃が焦点となって、ついには単なるフラストレーションの塊から何らかの突破口を創り出すからだ。もしかしたらミット・ロムニーは、チーム・オバマの執拗な責めを受けて、ついに彼の2年以上にわたる所得税の納税申告書を開示しなければならなくなるもしれない。もしかするとオバマは、大衆の投票への指標として、この選挙戦で誰が一番後ろ暗い候補者かを確かめるために、チーム・ロムニーが同じように公表を要求している大学の成績証明書を、ついに開示することになるのかもしれない。個人的に、私はオバマの大学の成績評価をぜひ見たいと思っている。それも数字を扱う科目:経済と数学についてだ。誰もが彼の言語能力の高さを知っている。だが、果たして彼に数字を扱う才能はあるのだろうか?

        市場に話を戻せば、当然全てが数字の世界だ。8/15の火星・土星コンジャンクションに加えて、今週は金星もまた、8/15~16に天王星・冥王星スクエアに対しTスクエアを形成する。これは金星( 通貨や株式市場などにおける"マネー" )による、天王星( 突然のニュース )と冥王星( 負債と税金 )のトランスレーションとしても知られている。この期間は物事の価値が急激に変化しやすい。おまけにトランシットの火星が NYSE始原図の惑星と形成するアスペクトにおいて、これほどまでに突出していることからすると、株式市場がこうしたトレンド変化の牽引役だと見てよいだろう。それに加えて、これらのアスペクト( 金星から天王星・冥王星、そして火星と土星 )は両方とも、天候と穀物価格に関連している。暑く乾いた気候はようやく小休止を迎えるかもしれない。
日本時間:ジャスト~ジャスト 8/15 17:48 前後 ~8/16 15:28 前後
        こうした事柄は全て、9/19にやって来る、天王星・冥王星ワクシングスクエアの2度目の形成へのプレリュードだ。それは異なった性質の、より大きなプレッシャーが増大していくことを意味しており、この圧力の増大が反映されやすい領域のひとつが貴金属だ。何故なら火星がまもなく蠍座入りするが、この蠍座は負債と税金にかけては "因果応報" 即ち報いの来る時となり、また金属にとっては格別に興味深い星座宮だからだ。債務危機は、終焉には程遠い。実際、8/23~10/6(日本時間7日)の間火星が蠍座に滞在し、土星もまたそれを追って10/6に3年にわたる蠍座滞在を開始するのと時を同じくして、債務危機は更なる生まれ変わりを果たそうとしているのだ。来る1/1の増税が撤廃されない限り、株式市場はいまだに30%かそれ以上の下落の可能性を抱えている。この反騰は、おそらく最後のビッグ・バンが訪れる前に人々を相場に引き込むための、単なる撒き餌としての騙し騰げかもしれない。不意を突かれてはならない。


≪ 長期的考察 ≫

        先週のコラムでは、オバマ大統領の51回目の誕生日、すなわちソーラーリターンについて述べた。その中で、誕生日に彼がシカゴに滞在すると仮定したのだが、その代わりに彼は1日のスタートをワシントンD.C.で迎え、そしてキャンプ・デイビッドで終えたのだった。とすれば、8/4、午前8:03のシカゴと午前9:03のワシントンD.C.とでは計測すべき空の位置が幾分変化する。これは読み取れる物事が幾分変化するということだ。
ソーラーリターン:太陽は1年に1度、(殆どのケースが誕生日)生まれた瞬間の黄道帯の位置に帰ってくる。その年に1度の瞬間に、その時本人が滞在している場所の緯度経度を使って立てたチャートをソーラーリターン図と呼ぶ。このリターン図でその年の誕生日前後から次の誕生日までの約1年間を予測することが出来る。
        彼のソーラーリターンの太陽は秘密主義の12室から、議会を示す、よりパワフルな11室へと移動する。もし彼が勝てば、今の時点で多くが想定するよりもっと多くの支持を獲得するだろう。だが木星もまた、10室から9室へと移動する。これはそれでも再選にかけては強力なポジションであるものの、シカゴに設定したソーラーリターンチャートでの、職業を示す10室在泊と比べると、多分それほど強くはないだろう。魚座の月と海王星は、味方や同盟者を表す7室から被雇用者を示す6室へと移動する。これは誤魔化し、失望、幻滅のシグナルとなり得る。まあ、同じ事なら彼が雇ったメンバーや使用人が彼を誤魔化したり失望させたりする方が、彼の味方に裏切られるよりは良いかもしれない。どちらにしても、誇張と幸運の惑星である木星の、アングルと月に対するハードアスペクトは今なお生きている。

        全体として見れば、このソーラーリターンは再選にとっては決して悪くない。だが一方、個人としての幸福や彼のビジョンに対する支持という観点からは、非常に良いとも言えないソーラーリターンだ。新たなチャートでも、彼はやはり仕事面の様々な事柄に不満を感じ、他者に対して過剰に批判的になりそうに見える。良く出たとして、他者に頼る代わりに彼自身の手で物事を成し遂げ、その仕事をさせるべく自分が選任した人間より上手く出来ると気付く、といったところだろう。

彼は些細なことに至るまで、脅迫神経症めいた完全主義者になる可能性があり、他者にとって彼を喜ばせることは至難の業に等しいだろう。その結果、安らぎと調和を求めて人々が彼から去って行くか、もしくは去って欲しいと要求されるだろう。健康面、特に神経と感情面において脆弱にならないように、彼は仕事の場でストレスを減じるべく意識的に働かねばならない。それは他者のためであるのと同時に、彼自身の安寧のためでもある。彼がリラックスすればする程、彼自身と、彼を取り巻く人間にとって、より良い結果となる。彼がストレスを抱えれば抱える程、彼自身と、そして彼を取り巻く人間にとって、より困難な結果となる。今年の彼の成功と幸福は、何よりもまず、自分自身の感情と神経をどう上手く管理するか、その能力いかんにかかっているのだ。

**アフリクトされた魚座の月が、乙女座中盤にある彼のソーラーリターンのアセンダントとオポジションになることからすると、これはおそらく彼の側に、非常に大きな信頼や信念が必要となるだろう。彼に出来るだろうか? 自分が何と連動して生き働いているかの力学をもし理解していれば、それは誰にでも出来ることだ。これがアストロロジーの美しさだ。それは私達の状態とその選択を明らかにする。だが結局のところは、私達ひとりひとりが選択を行うのであり、それ故に、結果に影響を及ぼすのだ。

**アフリクト:ある惑星が他の惑星からのハードアスペクトなどで働きを弱められたり傷つけられる状態をアフリクトと呼ぶ。良い作用が否定されたり、ネガティブな面が出やすいとされる。




訳文ここまで
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August 05, 2012

レイモンド・メリマン 週間コメント 8/6 【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム 2012年8月6日(フリー版より)
翻訳:hiyoka 
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。またmerriman.jpさんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(文中の は翻訳者によるものです) 
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 ≪ 先週を振り返って ≫

        水星逆行がもたらすジェットコースターのような相場付きは、天王星・冥王星スクエアのタイムフレームの直中で先週も続いた。その前週、欧州中央銀行総裁マリオ・ドラギが『 ECBはユーロを護るためならマネーを刷るという力の行使を厭わない 』、そして『 ECBの持つ権限の範囲内において、我々はユーロ保護のために何でもする用意がある。信じてほしい。これは正真正銘、十分な効果を発揮するだろう 』という発言で金融界を驚かせた。それに対しこのコラムではこう述べた。『 フーム。まぁ私は、もしかすると斜め読みしすぎなのかもしれない。だが、誰かが私に「 信じてくれ 」とか「 トラスト・ミー 」と言って来た時に私が最初にとる態度は、その言葉の後に来るものを「 信じない 」、または「 信頼しない 」という傾向を持つ。特にそれが水星逆行中に口に出された時は、その後まもなくその言説自体が無効となるか、もしくは内容に修正の必要が生じるからだ 』。

その後、ECB総裁ドラギが喋るたびに、彼自身の言説を 「多分」 「もしかしたら」 「かもしれない」 「可能性がある」という言葉で弱め、おまけに語尾の全てを歯切れの悪い調子で結ぶ様子を受けて、木曜までに市場は前週の値上がり幅の全て、いやそれ以上を失っていた。市場はドラギの最初の発言にみられた確実さや信念が覆されるのを嫌気したのだ。

        だがその後金曜には、奇妙な政治経済現象が起こった。7月の雇用統計は非農業部門雇用者数で16万3000人増を示し、これは予測を大幅に上回る数字だった。と同時に、この統計は失業率が8.3%に上昇したことも示していた。これを見て皆さんは、失業率が上がっている状況で、どうやったらそんなに多くの雇用が創出できるのか?と怪訝に思うかもしれない。

さて、もしあなたがアストロロジー的陰謀論者なら — まぁ私達の殆どが生来そうなのだが — こう考えるかもしれない。この数字は1)水星逆行の効果が 2)月が今にも魚座に入場しようとするタイミングと重なる、つまりファイナンシャル・アストロロジャーならどんな事象についても陰謀説を疑うに十分な状況で起こってきたのだ、と。

私が言おうとしているのは、( 水星逆行中に月が魚座に滞在する時、何かを率直に言うのはたやすいことではないのだが )こういうことだ。即ち:これらの数字が来月の雇用統計で急激にひっくり返される可能性は極めて高い。民主・共和、両党の大統領候補指名大会を8月中に控えて、何があろうと良い数字を提示することは重要だ( いや本当に、一方の党にとってはこうした大会の前に良い数字を出すことだけが重要なのであって、次の月にそれが下方修正されたところで問題は無いのだ )。

        ドラギが前週の自分の言葉を濁していくに従って、世界の株式指数は木曜まで下がり続けた。多くが週やその他の下値支持線を割って下落したが、これは水星逆行中の典型的な動きだ。そして金曜に出た、予測をはるかに超えてポジティブな雇用統計を受けて株式指数は再び上昇し、その日の上値抵抗線やいつくかの週の抵抗線を大きく上回った。これもまた典型的な水星逆行時の動きだ。

このトリックスターは、惑星一族の従兄にあたる天王星によく似ており、支持線だの抵抗線だのといった"境界"には何の敬意も抱かない。彼はまた素早く動く・・・いや、どちらかといえば、素早く変化したがる。だから彼は1~4日ごとに価格を上へと駆り立て、その後手の平を返して価格を下げ戻すよう主張する。

良いニュースは8/8にこの水星が逆行を終えることだ。これは水星が、後になって全面的に見直されたり全く話が違ってきたりするような騙しの売買シグナルを伴う、矛盾した情報やデマが蔓延する状況の裏で働いてきた、当てにならない策略から離れていく、ということだ。

一方テレビのコメンテーター達は、彼らの解説した言葉がもはや彼らの説明したことの解説にさえなっていないことについて説明しようと、180°グルリと空転しながら自分自身に向かってコメントする。言葉など関係無い。数字が全てだ — 企てられた目的を果たした後、その数字が再調整されるまでは。

そんなこんなの間は噂に乗ってトレードし、ハッピーになれば良い。だが取引は素早くするべきだ。何故なら水星は捉まる危険を冒さぬよう、1つ所に留まらないからだ。それに逆行時の水星はめったに捉まることが無い。もし彼をキャッチ出来るとすればそれは、あなたが水星のルール(いや、ルールの欠如と言うべきか)に基づいてふるまうことを覚えない限りは、またしても彼にしてやられことにあなたが気付いた後のことだ。

        先週、ジェットコースターの水星特急に乗車したのは株式市場だけではなかった。金と銀もまた急上昇 — そして急落 — し、その後金曜に再び上げ戻した。原油と対ドル通貨も同様で、後者はこうした目の眩むような紆余曲折の後、再度急落をみた。そしてこうした中、国債は前週の史上最高値から継続的に下落し続けた。だが心配は無用だ。古典的な水星の伝統からすれば、まもなくこれらも再び反転するだろう。


≪ 先週のベストトレード ≫ 

        どこから始めようか?先週は株式指数、通貨、国債、あるいは金属など、多数の取引があった。8/2のデイリー・リポートをあげてみよう。銀について『 ポジション・トレーダーはフラットで2690または機会があればそれより上でロング。ストップロスを2670以下直近に置く。積極的なトレーダーも同様の取引をしてよい 』その日の安値は2688だった。翌日8/3金曜、銀は2790まで騰がり、2780で引けた。その前々日、eミニナスダック9月限については『 積極的なトレーダーは引け値で2660以上にストップロスを置いてショート。だがもし機会があれば2620かそれ以上でドテンして買い。この場合ストップロスは引けで2570以下に置く 』この日の安値は2618.50で、金曜までには2680以上に騰がった。

このコーナーの訳文はニュアンスなど省略しています。


≪ 短期ジオコズミクス ≫

        1968年2月、112~147年ぶりのコンジャンクションを終えて進行する天王星・冥王星の下、大統領リンドン・ジョンソンは議会に対し、ドルの価値を金で裏付ける必要性を廃するよう求めた。彼はこう言った。『 財政政策がどのように賢明であるべきかを見分けるにあたって、連邦準備券に対する金準備要件は必須ではない。もう随分前からそうした神話は破壊されている。金がドルに価値を与える必要はない。ドルの価値は我々の生産的な経済から派生するのだ 』。この決定は翌月連邦議会を通過し、米国の( そしてさらには全世界の )マネーの本質を根本的に変容させて、信用取引がいまだかつて無い規模で蔓延するのを可能にした。 — 2012年6/23, オランダのアムステルダムで開催されたMMA「金」ワークショップより。ブラックホーズ・アセット・マネジメントのチーフ・エコノミスト、リチャード・ダンカンの著書『The New Depression : The Breakdown of the Paper Monery Economy 』からの引用

        さて私達は、水星が8/8に順行に戻ることから始まり、金星が天王星・冥王星スクエアをトランスレートしながらスクエアを形成する8/15~16という、より強力なジオコズミック・サインの時間帯の1つに来ている。後者の日付は、火星もまた8/15、約2年ぶりに土星とコンジャンクションを形成することから非常に重要となる。これはいくつかの理由で重苦しいサインだ。

        まず、土星とコンジャンクションを形成する火星は、決して抗えないフォースと決して動かせない物体を1つにまとめたようなものだ。それはまるで、サイドブレーキを引きながら自動車レースをしているようなものなのだ。誰かが何かを望むなら、彼はそれを "今" 欲しがる。それに対しもう一方は、好意的に考慮することさえ望まず、おそらくはその代わりに、要求されたものを与えずにおきたいと欲する。それが相手をイライラと身悶えさせるからだ。いわば、ホワイトハウスがミット・ロムニーに納税申告書を開示するよう要求し、ロムニー側は大統領の高校や大学の成績を公開するよう要求しているようなものだ。もし彼らの両方が、相手側の要求するものを開示したらどんなに良いことか。だがもちろん、どちらも相手側が要求するものなど何も公開しない。何故なら、どのみち相手が不透明なままなら、なんで自分が正直になる必要がある? 

火星と土星の組み合わせは融和的というよりはもっと好戦的だ。その一方で、誰もが相手側に何か隠し事があるだろうと考えるわけだが、本当のところは多分、双方共に何かを隠しているのだ。煎じ詰めてみれば、冥王星がひときわ目立つ今日この頃ではないか?  冥王星は隠されてきたものを隠しもするし、暴きもする。もし双方が冥王星の憤怒の報復を避けたいなら、彼らの両方共に、大衆が投票に際し意志決定のために十分な情報として知る権利のある事柄全てを開示することを承諾すべきなのだ。またこうした事柄に加えて、火星と土星は干ばつの最盛期と農作物収穫量の減少をも象徴している。

        次の問題は金星の天王星・冥王星スクエアへのアスペクトだ。金星が信用を支配し、冥王星が負債を支配すること、そして両方とも天王星とハードアスペクトを形成することから、これらは世界規模の債務危機の激発に関する矛盾した報告という、もう1つの攻撃を暗示している。その発信元はヨーロッパかもしれないし、米国か、または何処の国でもあり得る。

何故なら負債に国境は無いし、特に負債が信用と見なされる現代においてはそれが顕著だ。そしてこうした現実は、40年前に金本位制が撤廃されて以来、肥大し続けている。だが問題は、徐々に直面しなければならない限界と境界がそこには存在する、ということだ。それは山羊座の冥王星( 2008年~2024年 )のレッスンの1つで、次のようなものだ:この負債は何らかの形で、何らかの方法で支払われねばならず、帳簿は精算するか焼却される必要がある( 即ち、おそらくは決して返済されないであろう負債は免除されねばならない )。ところで、負債が信用(すでにそんなものは存在していない )によって証券化されるのではなく、単に、返済出来ない借金を返済するという、善意と信頼に基づく約束の下に負債額をより増大させるという事実に依拠している時、いったいこれをどうやって返済するというのか?

        さしずめルイス・キャロルと不思議の国のアリスなら、このまるでワームホールのような斜め上の発想を、芋虫からの賢い助言と同等だと見なすかもしれない。ところで芋虫というのは、冥王星にうってつけなシンボルだ。その、1つの形からもう1つの形へと変容する能力は、金本位制から不換紙幣という、負債に基づくシステムへと移り変わる時代に、まさに信用基盤の経済システムというコンセプトに起こったことそのものだ。

そのシステムは現在、自身の存在を維持するために、もっともっと多くの負債を増やし続けるという、たった1つの道を見出しつつある。何故なら世界各国の政府は分別ある緊縮政策をとるための忍耐を望んでいないからだ。実際、殆どの世界の指導者達は、すでに緊縮政策が道理にかなっているなどとはこれっぽっちも信じていない。彼らはまるで芋虫のように、自分達が持っていないお金(即ち借金)をもっともっと使い、そうすることによって、なんらかの形で魔法のごとく、もっともっと負債を減少させることが道理にかなっていると信じたがっている。さて、水星が逆行中だと言ったっけかな? ことによると、世界のホロスコープでは今プログレスの水星が逆行中で、それがひょっとしたら魚座に在るか、海王星とハードアスペクトを形成しているのかもしれない。
「不思議の国のアリス」に出てくるキャラクター。不思議の国で大きくなったり小さくなったりして困っているアリスと出会い、「片側のキノコで背がのびるし、反対側のキノコで背がちぢむ」とだけ助言して消える。

≪ 長期的考察 ≫

        8/4午前8:03、バラク・オバマ大統領は51回目のソーラーリターンを祝う( これまでのケースに倣って場所はシカゴを想定している )。もしこれで正しいなら、彼のリターンチャートはアセンダントが乙女座で、太陽は12室、そして月は7室魚座となる。

この構成では、どんな透明性の徴候も期待してはならない。何故なら12室と魚座は、物陰でひそかに動くことの方を好むからだ。彼らは自分が知っている物事を明らかにはしない。それでも木星が彼のリターンチャートの10室にあることから、その予測メソッドを用いるとすれば、彼は今なお選挙戦で勝利へと向かう道を歩んでいるように見える。もちろん、木星がチャートの上方に輝いていたとしても、魚座にある7室のカスプをまたぐように位置する月、カイロン、海王星がスクエアを形成していることからすると、彼は誇張と大言壮語が後々裏目に出て屈辱の原因とならないよう、気をつける必要があるだろう。このチャートのみで言えば、彼の勝利への最も大きな障害は、不注意、不正確、そして誇張であるように見える。また彼の勝利への最も大きな資産となるのは、いまだに「 希望とチェンジ 」を信じている人々の信頼を呼び起こす、彼の能力だろう。

幸いなことに、彼は自分の領域に幸運を持っているように見える。不幸なことに、彼はいまだに自分が約束したことを遂行する能力と格闘中で、しかも彼の頭の中では、それは彼の責任ではないのだ。だからもし彼が再選されるなら、彼はまたもやひどいゴタゴタを引き継ぐことになりそうだ。大統領がすべきことは何か? いやもっと重要なのは、大衆がすべきことは何か?なのだ。






訳文ここまで
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August 01, 2012

●8/2の満月 ― みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)

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    満月は前回の新月のテーマが熟し、花開くときです。 この日は太陽と月が、地球を挟んでちょうど反対側にやってきます。0°の新月から始まった地球全体への課題は、満月で180°対向のエネルギー同士がぶつかりあい補いあうことにより、輝く満月というひとつの「結果」を見せてくれます。それは、わたし達が空間から受け取ったエネルギーをどう昇華し、現実に表現してきたのか を、あらためて見せてくれる鏡だと言えるかもしれません。そして わたし達はみな満月を超えて、次の新月までにそのテーマを消化、エネルギーはゆっくり静まっていきます。 さぁ、今回はどんな風景が見えるでしょうか? では今月も行ってみます。(^_-)~☆
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満月タイムスケジュール
エネルギーが高まる時です。ヒーリング・メディテーションや祈りを捧げたい方は、もし可能ならこの時間帯に合わせてみてください。エネルギーの高まりを感じられると思います。

【地方平均太陽時:ソーラータイム(LMT)】
東京・関東ローカルで12:46前後、北海道周辺で12:53前後、関西方面は12:27前後(日本標準時の場合はこの時間)、沖縄周辺で11:58前後に   水瓶座10°15’で満月となります。

今回のベースとなる新月のテーマについてはココをご覧ください。

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サビアン・シンボルによる【満月のテーマ】 8/2~8/17
*ここではデーン・ルディアー版ではなく、透視家エルシィ・フィーラーのオリジナル・フレーズをマーク・エドモンド・ジョーンズがノートに書き取ったオリジナル版のサビアン・シンボルを使っています。
*テーマはひとつの意識の流れを表したものです。この流れは順不同に現れたり循環したり、ひとつだけ突出して感じられる場合もあります。


【月 水瓶座10°~11° + 太陽 獅子座10°~11°】

"A popularity that proves ephemeral" + "Early morning dew"
「流行り物が移ろいやすさの証となる」 + 「早朝の朝露」

"Man tête-à-tête with his inspiration" + "Children on a swing in a huge oak tree"
「自らのインスピレーションに向かい合う男」 + 「大きな樫の木に抱かれてブランコに乗る子供達」

【テーマがもたらす雰囲気と挑戦(順不同)】
 →★賛同と非難との中間に存在する重要な論点へのデリケートな気付き
 →★人間の心の移ろいやすさに対して優雅な適切さで対応する
 →★無邪気さから来る子供じみた混乱
 →★何かや誰かに対して強迫観念を抱く
 →★自分の身の丈に合った自然体を望む
 →★進むべき時、退くべき時を知る
 →★現在流行中の感性と時間をかけて醸成された分別との葛藤
 →★現況をクールな目で見る能力
 →★高い見地からの視線を保つ必要性
 →★核心となるアイデアの種子をかいま見る
 →★聖性とエゴの間に生成される緊張
 →★誰からも干渉されることのない内面の自由に立ち戻る
 →★自己の内側に眠る大胆さに触れて活力を得る → ・・・・

エネルギーのポイント:
『 身近な環境 』 『 混濁のないインスピレーションを得やすい状態に自分を置く 』

120802FM

        確か・・・ついこの間まで涼しかったような気が・・・? でもそんな記憶はすごい勢いで遠のき、猛暑が続き、日本の南には台風が。昨日はこれまでに熱中症で1万人近いひとが救急搬送されたというニュースが流れていました。中国・北朝鮮の豪雨、そして前回天王星・冥王星がスクエアを形成した直後の1930年代に迫る規模といわれる米国の大干ばつなど、世界的に激しい気候が続いています。また水星逆行の下、インドでは供給難から大規模停電が起きて、暑さの中で6億人近い人が影響を受けているのだとか。。そんな中で迎える、水瓶座の満月。 猛暑まっただ中の真昼の月ってことで、暑苦しくないよう、サラッといってみたいと・・・思います。その、予定ですw。

        今回、背景となっている新月のポイントは 「 ピークと谷底」 の心理変化や、「 防御と解放 」という緩急のリズムです。 矢継ぎ早に変化していくこの凸凹のエネルギーの中でわたし達は、これからを生きていく上で自分なりの指針を見出そうとしているのかもしれません。わたし達は今それぞれに、選択ボタンひとつで何処にでも繋がりそうな、"空中トンネルの旅"に入っています。 でもそれだけに、この旅の途上では気付かないうちに雑多なストレスを溜めてしまいがち。 そろそろ心も体も・・・ひととき外界の喧噪を離れて「自分だけの世界」に立ち戻り、ちょっぴり栄養補給しても良いころかもしれません。

        今回の満月、サビアン・シンボルをみても、とてもデリケートなエネルギーが示唆されています。なにかこう、全体の流れに一応参加はしているんだけど、どこか少し離れたところから自分の立ち位置を探っている感じです。 苦労しなくても話の通じる、ホッとできる領域で、それでも周囲と同化しすぎることなく自分の心の声を聴いています。でも、水瓶座と獅子座、そして牡羊座と双子座が絡んでくる満月です。まるで熱く煽ってくるような火と風のエネルギーの中で、そんなふうに落ち着いていられるのでしょうか?

        月のシンボルを見ると、水瓶座10°は 「流行り物が移ろいやすさの証となる」 ・・・。たとえ今、どんなに熱狂していても・・・あるいは何事かに取り憑かれてそれがどんなに重荷になっていたとしても、良いことであれ悪いことであれ、目の前の全ては片時も留まることなくいつか過ぎ去っては循環していく、一過性の事象であると語りかけています。 草むらの葉にキラリと光る一滴の朝露が、やがては万物を照らす太陽のエネルギーによって目に見えぬ気体へと変容していくように。。

120802Life2


         ひとつ手前の山羊座が時を重ねて物事を固め、しっかりと固定していこうとしたのと比べて、エネルギーの質も水瓶座に入ってくると、どこか「時」を超えて進もうとする欲望が加わってくるように思います。勿論、肉体を持つ人間はまだ「時間」そのものを超越することは出来ません。「時」に対する本格的な挑戦の機会が待っているのは魚座の霧の中に入ってから。 でもこのシンボルは、水瓶座にまつわるもう一つのお話、天(ゼウス)がもたらした人類へのクリアボタン ― 大洪水 ― を生き延びた、プロメテウスの息子デュカリオンの神話を思い出させます。 栄華を極めて傲慢になり、退廃してしまった人類に怒ったゼウスが人間を滅ぼすために起こした大洪水。 全てが一掃されて無と化した大地にただ2人だけ残ったデュカリオンとその妻ピラは、母なる大地の骨である岩石から多くの志を共にする仲間を創り出し、もう一度新たな人類社会を構築することなります。そこにはまた新たな挑戦が沢山あったことでしょう。

人類の「興」と「亡」、2つのフェイズを通り抜け、そして無に帰した大地から新たな「興」へと向かうことになるデュカリオン。その挑戦の逸話には、時が刻む生々流転のリズムを超えて、理想を追い求めようとする水瓶座の姿が重なります。 共同体を創り、皆と共に助け合い、歩みながら、いつもひとり、どこか違うところに視線を据えている水瓶座。 壮大な体験を経てきた彼の原型精神は、「創ること」 も 「壊すこと」 も、時を超えた天の視座からみれば同じ実態の表と裏に過ぎないことを、どこかで知っているのかもしれません。そしてこの深奥の部分にこそ、水瓶座というユニークな精神の「愛」が宿っているのではないでしょうか。

        さて、この満月がとっていくエネルギー、水瓶座11°は 「自らのインスピレーションに向かい合う男」。 毎日の何気ない生活の中で、フトもたらされるひらめき・・・それは思いもかけず、とても貴重なアイデアの種子 ― "精霊のささやき" ― かもしれません。 そして月に対向する太陽の度数は、この貴重なインスピレーションを瞬時にとらえて向き合っていくために、実は 『時間をかけて構築された支え』 が必要になる、と語っています。降り注ぐ太陽に育まれた獅子座の森の中、ひときわ高くそびえる樫の大木。・・・そのしっかりとした大木の枝に、抱かれるようにしつらえたブランコに乗って、前に後ろに、リズミカルにスイングする子供達。。 無心に遊ぶ子供達の許にこそ、輝かしい精霊は訪れます。

どんな環境でもいい、ただ自分がリラックスできる場で、興味あること、知りたいことに集中してみてください。 けっして肩に力を入れすぎたり、ひとつの考えや視点に固執しないで。 樫の木のブランコに乗る子供のように、一瞬一瞬の光景をただ楽しみ、大きな何かに支えられていることを信頼して。。

満月に光を与える獅子座の太陽は、東京ローカルで9室に位置します。このハウスは 「わたし」 と、「より広大な世界、 より偉大な領域」 を繋ぐ場所です。それはひとによっては宗教でもあり、また、そのひとの根本的な世界観を構築する場でもあります。 だから今回の満月のテーマを大きく読めば、 「わたし = I am… 」 と 「わたしたち = We the people are… 」 の問題を、「身近なわたし達の状況は今どうなっているんだろう?」 という疑問と、 「大きな世界に支えられて生きるわたしとは何なのか?」 という疑問の対比でとらえていくような構造だと言えそうです。

        だから今はひと息いれて、「わたし」と「世界」を結ぶインスピレーションをキャッチして!  たとえそれが一見してどんな些細なことであっても、実はこれからのわたし達、そしてわたし達が織りなす共同体にとって、何かとても大切な種子を孕んでいる可能性があります。

今はネットをざっと見渡すだけでも、強迫観念に彩られた流言飛語や争いの種があちこちに蒔かれているのを感じます。世界の表皮を一枚めくってみれば、まるで一触即発、いつ何が起こるかわからない不安がいっぱい。 確かに星回りをみていてもその通りだし、政治経済の混乱や天災への不安は当分治まらないでしょう。水星も逆行中で、オリンピックなど、差配や審査が絡む物事には考えられないような出来事が多発中。事故や事件も多く起きています。 けれど、世の中であれ、人生であれ、見えない敵に恐怖していても良いことは何一つありません。そこにはただ護り手を失った子供のような混乱と、敵か味方か?の2元世界の緊張があるだけ。 こんなエネルギーに毎日触れて、知らずに思いっきり吸い込んでいたら、わたし達の生命力はどんどん失われてしまうでしょう。 今は少しの間、そこから離れる時です。

        けれどこの満月のエネルギーは、完全なリトリート/引きこもりを誘っているのではありません。ただ、素晴らしいひらめきを得るために身近な環境を大切に整えること。 どんな状況にあっても内面の自由が壊されることは絶対に無いと、自分に宣言すること。 そして、「興」 と 「亡」 のサイクルをひとまたぎに超えていけるような、内側の強さを蓄えること。 星達はこれを促しているのだと思います。

・・・そして、(ここからが挑戦ではあるけれど) 何かを得たと感じたら、それを大事にするあまり殻に閉じこもらないこと。 リアリティの中で、様々な人間関係の中で、キャッチしたインスピレーションを醸成し、手をさしのべていくことを促されていると思います。 

        今回、太陽・月・天王星+パラス・木星+ヴェスタはクレイドルという複合アスペクトを形成しています。このアスペクトは周囲の人々との人間関係の中で、精神的な調和を求めていく形です。もしかしたら、強力な支えになってくれるひとがいるかもしれません。インスピレーションの仲介役が現れるのかもしれません。もしかしたら、自分自身がそんな役割を引き受けるのかもしれません。 けれど、もしわたし達がその関係自体に寄りかかってしまったら・・・ついつい子供じみた甘えが出たり、ちょっぴり我が儘な気持が出て、理不尽な理由で相手を拒否するようなことになりがちです。 クレイドルとは優しく包んでくれる精神の揺りかごに他なりません。 わたし達は、いつか揺りかごから立ち上がり、出て行かねばならない身です。 

水瓶座神話の雄、デュカリオン。今、奇しくもこのデュカリオンという名のTNO(太陽系外縁天体)が蠍座の9°にあって、今回の満月にTスクエアを形成しています。 アスペクトを描くと、クレイドルに三角屋根が出来たよう。 まるでデュカリオンが揺りかごのはるか真上に輝きながら、「さぁ、ここまで上っておいで!」 って呼びかけているみたい。。

わたし達は今、全てを失った大地から新しい世界が創造されていった、その神話の原型やその不屈のエネルギーそのものを、天からのギフトとして知らずに与えられているのかもしれません。

120802Life


以前からひそやかに効力を発揮している魚座の海王星と乙女座のオルクスのオポジション。これに今回はいよいよ月のノードがスクエアとなって、グランドスクエアを形成します。 海王星は居心地の良い安全感覚に逃げ込みたい気持を刺激してきそう。。。近隣には小惑星リリスや同じく逆行中のカイロンも居るので、疲れてきたりすると防衛本能が強く働き、自分の殻に閉じこもりたくなるかもしれません。 人間関係の中では理想主義・・・いえ、悪く言えばご都合主義の煙幕をはって、その中に逃げ込みたくなりそうです。 誰かや何かに耽溺して抜けられない・・・なんてことも考えられるかな?  けれどこのグランドスクエアは、人間関係の中で、あくまで相手を尊重しながら自分をビシッと貫いていく・・・なんて、大人のワザを要求してきそうです。 

乙女座のオルクスは、そんな海王星の持つ弱い側面を叱咤激励し続けています。けっして見えることも知覚されることも無い、強靱で壮大なシステムに支えられ護られて今在ることを知れと、促しています。わたし達は自分で思っているよりずっと強く在ることが出来る、そういう「わたし」を知って、胸をはって自分の責任を果たすよう、促し続けています。 厳格な魔王でもあり、また健全な共同体の掟の護り手でもあるオルクス。 わたし達は、オルクスの促しに応えることが出来るでしょうか?

8/8、水星は滞留から順行へ。 徐々にスピードを上げると共に、ハチャメチャになりがちだった約束事や決め事も正常に戻ってきそうです。22日にはエコーゾーンも抜けて、木星、金星とはそれぞれセクスタイル、セミセクスタイルに。先月からの逆行を通じて、じっくり内面の見直しを図ってきたひと、そうせざるを得なかったひとは、きっとこのあたりで気分もリニューアル。大分スッキリしてくるのではないでしょうか。

8/12と8/14はそれぞれ木星と金星の月によるオカルテーションが起こります。 今年はこの、月による惑星のオカルテーションがすごく多いんです。確か去年は3回。なのに今年はなんと24回も! ( 来年は19回だったかな ) 月がある惑星を掩蔽するとき、そこには一種の感応(官能)が起こるといわれています。 それは月の感度の微細なバージョンアップと言ってもいいかもしれません。 月はわたし達の肉体、そしてパーソナリティ、またはペルソナ、そして翻訳機。 だからオカルテーションが起こるたびに、知らず知らずのうちに少しずつ、わたし達の惑星に対する感受性は強まっていくように思えます。 エボリューショナリー・アストロロジーの遠くはるかな視点から見れば、これも確かに進化への道程なのだと思えます。

それが究極には何をもたらすのか、その感受性を即座にうまく使えるのか、わたし達には計り知れません。けれど試しにその時間、その惑星に思いを馳せてみたら・・・もしかすると新しい発見、新しいインスピレーションが得られるのかもしれません。 ちなみに時間帯は、木星が8/12の午前5:30ごろ、金星は8/14の午前4:45ごろになります。( 月による惑星のオカルテーションは今年あと14回あります。これ、もし今後リクエストがあれば毎回時間を出しますね。)

8/15の19:23ごろ、天秤座の24°49で火星と土星がコンジャンクトします。この時、蟹座を進行中の月はヴァルーナとコンジャンクトしながら火星・土星とスクエアに。 山羊座の冥王星はダークムーン・リリスとコンジャンクトしながら蟹座の金星とオポジション。獅子座の水星はヘカテとコンジャンクトしています。 天王星・冥王星スクエアも背景で働いていることを考えると、この前後の時間帯はいろいろな面でシビアな雰囲気が漂います。 社会的な出来事の他、パーソナルでも、例えば人間関係の中で何か解決すべきことがあるなら、淡々と問題だけに集中するよう、こころがけてください。 自分を主張したくなったり、突然の怒りがわいてきたり、逆に強い疎外感に悩まされるひともいるかもしれません。でも、ここで自分の感情に翻弄されてしまうとダークなエネルギーも入りやすく、思わぬ結果が待っていそう。。 ここは冷静に、互いのために、今なすべきことにただ集中していく・・・そんな強い意図を持ってことにあたれば、とても大きな力を使えるときでもあります。 周囲の波風に左右されず、 こころ静かに過ごしたいところです。

        あれ?サラッと、とか言ってたわりに・・・なんやかやで、やっぱりいろいろあるのかな?なんて感じの水瓶座の満月になっちゃいましたねw。(おかしいなぁ。。こんなハズでは・・・・^_^;) 

でも、天上のエネルギーはわたし達のこころに、これまでとはちょっと味わいの違う精妙さを与えてくれそうです。 真夏の昼下がりの満月。 今回は精神を少しだけ世間の喧噪から遠ざけて、ひととき遠いデュカリオンの物語に想いを馳せてみたい・・・そんなふうに想ったりする夜明け前です。




have a great trek!!!★


hiyoka.(^_^)


hiyoka_blue at 04:47|PermalinkComments(0)TrackBack(0)新月(満月)の星読み | パーソナル・アストロロジー