March 2013

March 31, 2013

レイモンド・メリマン 週間コメント4/1 【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2013年4月1日(フリー版より)
翻訳:hiyoka 
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(文中の は翻訳者によるものです)
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【告知】
来週はMMTA(MMA マーケット・タイミング・アカデミー)の開講、及び4月6日~8日に開催するウェブ・セミナーのため、コラムは休載となるのでご注意いただきたい。


≪ 先週、そして今後への展望 ≫

        結局先週は、火星、太陽、そして金星の全てが牡羊座の天王星と交わることから予想されたような " 猛烈に荒れまくる3月22~31日" というには大人しい結果に終わった。世界の株式市場は比較的静かで平穏だった。おそらくそれは、復活祭と過ぎ越し祭のホリデーシーズンが始まったこと、そして金曜には多くの市場が休場となったことが原因だろう。あるいは、もしかするとこれは、いまだに嵐の直前の静けさなのかもしれない。

        私達は似たようなケースを以前に経験したことがある。その時も太陽、金星、そして(または)火星が天王星・冥王星スクエアを "トランスレーション" したが、市場はその期間がまさに終わるという時期まで反転することが無かった。ちょうど週の最終日に至るまで、株式市場はひたすらおだやかに騰がり続け、わずかに直近高値を抜くような形で引けた。その後トランスレーションの期間が終わるやいなや、市場参加者の目隠しがハラリと落ちたがごとく、突如として誰もが皆、何もかも完全に異なった様相を呈しているのを目にしたのだ。    それが再び起きるのだろうか? きっと起きる。結局のところ、月曜日は射手座の月で始まる。射手座はそれが何であれ、より拡大し、もっと誇大にしたがる星座宮だ。それに加えてヘリオセントリックの水星が現在射手座を運行中で、これが3月26日~4月5日まで続いていく。したがって、来週全般を通して、そして特にエイプリルフールである月曜日には、宇宙の拡大志向が十二分に発揮されるだろう。

        牡羊座の天王星に対してこれほど惑星の接触が連発する下で、予測されたほどには株式市場がボラタイルでなかったにもかかわらず、どんな星座宮にあっても発揮される天王星の一つの側面として、やはり先週は非常に奇妙な週ではあった。例えば米国では、ダウ工業平均とS&Pキャッシュインデックス(S&P500)が静々とおだやかに騰がって史上新高値をつけた。ところがS&P先物取引の方は、2007年10月11日に達成した史上最高値1586.75から見て未だにかなり下方にある。こちらは短縮時間による取引で1562.75をつけ、先週の大引けを迎えた。

        またダウ平均や他の米国市場が史上新高値や数年ぶりの高値を示現しているにもかかわらず、世界の他の市場はといえば、数週間ぶりの安値をつけていた。例えば中国の上海指数は、2013年に入っての最安値水準を試しているし、インドのニフティは今や2012年11月以来の最安値水準にまで下落している。ヨーロッパ(特にロシア)と南アメリカでは、先週殆どの指数が同様に下落していた。実際、株式が上昇してサイクル新高値をつけた地域は米国のみだったのだ。世界最大の "紙幣印刷機" が元気いっぱいの射手座人によって動かされているというのはステキなことだ。彼が手を貸せば、誰もガックリした思いを抱えてパーティーから帰ったりはしない。そうだ、彼は手を貸すだろう。
FRBとバーナンキ議長(射手座生まれ)のこと
        それでもあなたは疑問を抱く。いったい全体何だって世界中がこんなにバラバラなんだ? 米国は本当にそれほど他の地域よりマシなのか? まぁ、ファイナンシャル・アストロロジーの観点から言えば、そうなのだ。私達の国、米国の始原図では蟹座の初期度数で金星と木星がコンジャンクトしている。そこはこれから約3カ月の内に、トランシットの木星がやって来て土星と海王星にグランドトラインを形成する場所だ。私達は約束の地 … もしくは、少なくともこのところ次から次へと加速度的な勢いで約束が繰り出されつつある、そんな地を目指して進んでいる。人々は希望を持たせる約束が好きだ。これもまた木星と射手座のもう一つの特質なのだ。しかし、歌手であるデトロイトのジョータウンが感傷的に歌うように、『Nothing could be stupider than to fall in love with Jupiter.(木星と恋に落ちるほどバカげたことはない』。木星の約束がすり切れて消える時(木星がグランドトラインを一旦離れたらそうなる運命だ)、そこには何が残っているだろうか? 現実だ。そしてパーティの後の二日酔いだ。

        結論を言うならこういう事だ。グランドバーゲンへの希望はある。そして、もし政治家達が真に粉骨砕身してそれを達成したいと望むなら、そこに可能性がある。それが達成されたなら私達は勢い付き、その効果は持続するだろう。だがもし宇宙からの招待状の有効期限までに彼らがそれを達成しなかった場合は…。一旦期限切れとなれば、機会も失われる。これは最後の瞬間までのんびり待っていて良いような贈り物ではない。善意と忍耐が … いや、牡羊座の天王星が物を言う時、彼らは忍耐強くもなければそれほど善意によって動機付けられてもいない。競争心、そして相手を犠牲にしてでも勝ちたい、という無慈悲な欲望によって動機付けされている。特に、天王星が冥王星にスクエアを形成しているとなればなおさらの事だ。惑星間のアスペクト構成に冥王星が含まれる時は、決して(またはめったに)ウィン・ウィンの提案はなされない。勝つか、それとも倒されるかだ。

        さて、私達は今もなお、火星、太陽、金星が天王星に合(コンジャンクト)となり、冥王星にスクエアを形成することが次の事象、つまり5月20日に起きる天王星・冥王星による正確なスクエア形成の前兆であることに注目している。米国にとってこれは良い兆候を示してきており、今後もより良くなっていくように見える。だがアジアとヨーロッパにとっては芳しくなく、今後一層の悪化が待つように見える。これは『フォーキャスト2013』の中で私達が組み立てたシナリオにピタリと一致している。そこでは何故米国ではなくヨーロッパが次の金融危機の原因たり得るかについて説明した。キプロスよ、こんにちは。来月か再来月、私達が全7回のうち3回目の天王星・冥王星スクエアに向かって進むにつれて、他の国々もこれに続こうとしている。

        もし読者の皆さんが米国人であるなら、潮に乗って楽しいサーフィンを! だが、しかるべき時にパーティから帰宅することを忘れてはいけない。2013年半ばには時計が真夜中の鐘を打つ。サマータイム(夏時間/Daylight savings)というのは、「日光」を「節約する」ことをモットーとするものだ。木星がいよいよ賞味期限切れとなれば、私達はその同じ木星による、天王星・冥王星とのTスクエア形成という事象に直面させられる。これは「破産」の古典的なパターンだ。木星がグランドトラインの内に含まれて、魚座の海王星がもたらす理想主義と協働するようなケースとは全く異なる原動力が働く。一方はパーティそのものだ。もう一方はパーティの後遺症だ。あまりにも長く続いたパーティが終わった後は、もう少しばかりの責任感と自制心を持てなかったその結果が待っているのだ。

支出策と刺激策の効力を信じて止まない木星の下では、緊縮経済は死に体となる。だが、ひとたび天王星と冥王星が最大効力圏内に入れば、山羊座の冥王星が……そう、とにもかくにも賢明に、強い警戒心を持ってこれを扱わない限り、それは非常に危険で燃えやすい融合エネルギーとなることを、ファイナンシャル・アストロロジャー達は良く知っている。

*2013年に天王星・冥王星スクエアを中心として起きる主なアスペクト日程(日本時間)

部分月食(蠍座5°45’):4月26日 04:57 頃(日本可視範囲内)
金環食(牡牛座19°31’):5月10日 09:28 頃
天王星・冥王星スクエアの3回目:5月21日 07:56 頃(現在オーブ圏内)
半影月蝕(射手座4°8’):5月25日 13:25 頃
夏至(太陽の蟹座イングレス):6月22日 14:04 頃
木星の蟹座イングレス:6月26日 10:41 頃
  *このあたりから徐々に "水のグランドトライン" 及び火星・冥王星を加えた "カイト" 形成に向かう(詳しくは『フォーキャスト2013』参照)
木星・土星・海王星による水のグランドトライン(詳しくは『フォーキャスト2013』参照):7月17日前後
冥王星・海王星・土星・木星・火星・金星・月のダイヤモンド・パターン(詳しくは『フォーキャスト2013』参照):7月31日未明前後
木星・天王星・冥王星のTスクエア(詳しくは『フォーキャスト2013』参照):8月2日 03:44 前後
金星・木星・天王星・冥王星のグランドスクエア(詳しくは『フォーキャスト2013』参照):8月26日前後
秋分(太陽の天秤座イングレス):9月23日 05:44 頃
半影月食(牡羊座25°45’):10月19日 08:37 頃
天王星・冥王星スクエアの4回目:11月1日 19:26 頃
ハイブリッド日食:11月3日 21:50 頃


今回のコラムはここで終わっていますが、先週お休みさせていただいたコラムの内、≪長期的考察≫はトレードには直接関連が無かったため、投資日報社さんのサイトでは割愛されたようです。なのでアストロロジーに興味を持っていらっしゃる方のためにこちらにざっと掲載しておきます。


≪ 長期的考察(3月25日付け) ≫

        さて、私自身が現在取り組んでいることについて、皆さんにシェアしたいと思う。どうも多くの読者の方々が、私がいったいどんな人生を送っているのか、私自身のチャートに何が起きているのかに興味を持っていらっしゃるようだ。で、今のテーマはというと、おそらく教育に関することだろう。教育といえば木星を思い起こさせるが、これがちょうど私のネイタルの9室、教育のハウスを運行している。そして現在、双子座10°台に在泊する私の月のノースノードにコンジャンクトしているのだ。月のノースノードはその人間にとってダルマ(法/カルマの対極)のようなもの、あるいはそれに従って歩めば人生の成就や充足感を与えるような道を示している。

私にとって今という時期を特別なものとしているのは、上記に加えてトランシットのノースノード(道や目的への気付き)が現在、蠍座19°台に位置する私のネイタルの木星(教育と拡大の惑星)に接触しているという事実だ。私はこの、一人の人間の人生にとってめったに起きることのない不思議で素晴らしい木星・月ノードのダブルトランシットを体験しつつある。実際、こうした同じ組み合わせの象徴がそれぞれ同じ時期に同度数で一度に起きるなど、どれほどの確率があるだろう? 100万分の1くらいではないか!

        だから、もし今私が人生において何をしているかと問われれば、こう答えるだろう。私はまさに自分がするべきことをしている。世界最初のマーケット・タイミング・アカデミーを開講するにあたって、私は本当に興奮を抑えきれない。あと2週間も経てば、2年間にわたる、実習生の教育という冒険が始まるのだ。私にとって、これは実にライフワークの頂点のようなものだ。ノースノードと木星。その顕現の、何と素晴らしいことか! アストロロジャーの皆さんなら私が言わんとすることがおわかりになるだろう。その他の方々も、きっと行間から溢れる私の活力を感じていただけると思う。そして......これは山羊座に太陽を持つ者にとっては、おそらくその人生において稀有なことなのだ。






訳文ここまで
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March 26, 2013

●3/27の満月 ― みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)

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    満月は前回の新月のテーマが熟し、花開くときです。 この日は太陽と月が、地球を挟んでちょうど反対側にやってきます。0°の新月から始まった地球全体への課題は、満月で180°対向のエネルギー同士がぶつかりあい補いあうことにより、輝く満月というひとつの「結果」を見せてくれます。それは、わたし達が空間から受け取ったエネルギーをどう昇華し、現実に表現してきたのか を、あらためて見せてくれる鏡だと言えるかもしれません。そして わたし達はみな満月を超えて、次の新月までにそのテーマを消化、エネルギーはゆっくり静まっていきます。 さぁ、今回はどんな風景が見えるでしょうか? では今月も行ってみます。(^_-)~☆
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満月タイムスケジュール
エネルギーが高まる時です。ヒーリング・メディテーションや祈りを捧げたい方は、もし可能ならこの時間帯に合わせてみてください。エネルギーの高まりを感じられると思います。

【地方平均太陽時:ソーラータイム(LMT)】
東京・関東ローカルで3月27日18:46前後、北海道周辺で18:52前後、関西方面は18:27前後(日本標準時の場合はこの時間)、沖縄周辺で17:57前後に   天秤座6°52’で満月となります。

今回のベースとなる新月のテーマについてはココをご覧ください。

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サビアン・シンボルによる【満月のテーマ】 3/27~4/9
*ここでは有名なデーン・ルディアー版やマーク・エドモンド・ジョーンズ版の解釈ではなく、透視家エルシィ・フィーラーの伝えた言葉をそのまま書き写したオリジナル版サビアン・シンボルを使いブレイン・ボヴィの解釈を参考にしています。
*テーマはひとつの意識の流れを表したものです。この流れは順不同に現れたり循環したり、ひとつだけ突出して感じられる場合もあります。また、内容はその時々のアスペクトを意識しながら抽出しています。


【月 天秤座6°~7° + 太陽 牡羊座6°~7°】
"The ideals of a man abundantly crystalized" + "A square brightly lighted on one side"
「見事に結晶化されたある男の理想」+「一角が明るく照らされている四角形」

"A woman feeding chickens and protecting them from the hawks" + "A man successfully expressing himself in two realms at once"
「鶏に餌をやりながら鷹から守っている女」+「同時に二つの領域で上手く自分を表現している男」

【テーマがもたらす雰囲気と挑戦(順不同)】
 →★自分の物の見方に固執して他の意見を顧みない傾向に注意
 →★凝り固まった理想主義が視野を曇らせる危険
 →★許し難いことが目に付いて手段を選ばずに行動する傾向
 →★これで良いのだと自分に言い聞かせながら不満を募らせる
 →★まだ起きていない危険についてあれこれと気にする
 →★何もかも面倒になってどうでもよいと感じる
 →★自と他、心と身体、共にバランスをとる必要性
 →★自分の内面を周囲にわかりやすく表現していく努力
 →★郷に入っては郷に従う技術
 →★無防備さと油断の無さの共存が真の優しさとなっていく→ ・・・・
 

エネルギーのポイント:
『 剛胆さと慎重さ』 『 自分を空っぽにして集中する』

130327FM

        新月のテーマがチラリと厳しめだった今回、満を持して(?)の満月です。先週22日には金星が牡羊座にイングレス、そして23日には火星・天王星のコンジャンクトがありました。水星も滞留からエコーフェイズに入り、少しずつ逆行中に浮かんできた物事を消化し、血肉にしていく行程に入っています。そして金星は太陽にコンジャンクトし火星は冥王星とのスクエアを結んだばかり。 世の中はあいかわらず凸凹で、山をみればイケイケな感じだし、谷をみれば何となく不穏。そんな中で春分を越え、わたし達はまったく新しい局面を迎えています。 色んなアイデアや構想が湧くかもしれないけれど、それが確固としたカタチになるかどうかはまだこれから。滑り出しは慎重に、アクセル踏み抜かないよう、落ち着いて整理整頓しながらいきましょう。

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        では早速サビアン・シンボルを…。前回の新月のポイントは『自己本位であることの無自覚さの危険』でした。 さて満月では、まず月は天秤座6°「見事に結晶化されたある男の理想」を拾っていきます。 結晶…クリスタル…なんだか水晶を連想させますね。水晶は固くて透徹していて、うまく使いさえすれば好ましいエネルギーを増大させ、悪しきエネルギーを浄化させると言われています。そう思うと見事に結晶化した理想って、一見すごく美しいのだけど。。。

でも「ある男の結晶化した理想」は、別の人にとっては悪夢である可能性だってあります。実際この世で実現されたら、とても恐ろしいものになるかもしれません。こうしたことは、歴史の中で沢山繰り返されてきました。 イデオロギーや利害のぶつかり合いを、わたし達はイヤというほど経験してきています。 もちろんそんな大きなことでなくても、わたし達の周囲では今も日々、「こうでなくては!」的な思いや、自分が正しいと感じることとは違う意見を全否定するような、とても硬直した言説があふれているように感じます。 いくらこころの平和を叫んでみても、その叫びに「"敵"は殲滅しなくちゃ!」みたいな固い思いが混じっていれば、結局は思い描いていたはずの平和な生活は遠のくばかり。闘争の拡大に繋がってしまいます。固く結晶化した理想や願望は、そのまま他のひと達を、自分自身を、切り裂く固い刃になっていく可能性を秘めています。

        大きな理想、小さな理想。…こんなだったらいいのにな…という想い。"正しさ"を求める心の大元の大元は、みな美しかったはずなのに。。 何故わたし達は、ともするとそれを、闘いや怒りに変えてしまうのでしょうか? 「理想」という、いわば"抽象"を"現実"に変えていくには、大きな大きな忍耐を必要とします。 それに加えて、多分もっと動的でしなやかで、水のように器を満たしていくような性質と、大地に根ざした落ち着きが必要なのかもしれません。 天秤座の初期度数は、しなやかさとバランス取りの二つを学んでいく領域です。でも、太陽が位置する対向の牡羊座は火の星座宮。宇宙曼荼羅の四隅で、一角だけが光り輝いています。これもちとバランスが取れてない感じかな。。(牡羊座のこのあたりの度数は二足歩行を始めた人類の原理とオーバーラップします。わたし達は一度体のバランスを崩さなければ歩き出すことが出来ません。)

というわけで、天秤座の風が牡羊座の火に吹き込み、その炎がまた風を起こせば、ヘタすると一気に燃え上がってしまいますね(^_^; 今は、本来月が持っている繊細な感受性を護りながら、牡羊座の煽るような熱情をうまく制御していく必要がありそうです!

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        そして、向かっていくエネルギーは… 『鶏に餌をやりながら鷹から守っている女』。 ここでは大切な鶏に餌をやりながら、上空で狙う鷹からその鶏達を護っている…二つの行為を同時にこなす女の姿が出てきます。 ともすればぶつかりあう二つの現実を等分に見据えながら、両方を同時に制御している姿です。以前から読んでくださっているひとは、このシンボルに覚えがあるかも? これは去年の秋の満月で太陽が位置していた度数です。あの時もけっこう厳しいアスペクトがあったなぁ…。 今回は逆に、月がこのエネルギーを受けて輝きます。半年前には太陽から牡羊座の月へとエネルギーが流れ、行動化されていきました。 今回はその同じテーマを、よりバランスのとれた豊かなコミュニケーションに変えていく挑戦が待っています。 当時書いたことともオーバーラップしますが、もう一度見てみましょう。

   『このエネルギーは、使い方によって結果がまったく違ってきそうです。自分とは意見や立場の異なるひと達がひしめく分断された世界。自他のこころに同時に注意力を向けな がら、慎重にバランスをとり、自分の芯を失うことなく、より良いコミュニケーションを図っていけるか?  それとも、あらゆる二重性の中で上手くやっていくことを第一としながら、いつしか自分自身を見失うことになるのか? 凝り固まった思いをふりかざして、自分も他者をも傷付ける結果になるのか?』

        半年前の満月では、今回の太陽のシンボル「同時に二つの領域で上手く自分を表現している男」がメイン・テーマでした。つまり、「自分自身をどう表現するか?」が問題となっています。けれど今回のシンボルに出てくる女にとって、大切なのは自分が育んでいる鶏達です。彼女には護るべきものがあります。自分にとって大切なもの達。半年前に牡羊座で学んだ「二つの異なる領域で表現していく」行為は、今天秤座に来て、もう少し複雑でちょっと緊張感をはらむ場面への対応に使われることになります。自分にとって大切なものを損なうかもしれない「敵」の出現です。

「敵」といっても、その相手は自分の外側の存在 — 特定の相手とかグループとか社会とか — とは限りません。一見そんなふうに見えたとしても、その敵の源をたどってみると、そこには自分の内側に存在する「こうであればいいな」がいつしか結晶化し、「こうでなくてはいけない」に変容した「頑ななこころ」が見え隠れしていそうです。ここでは、わたし達が「自分の内側」と、自分に対向する「外側」という、二つの領域を感覚として持ち続けていることを、あらためて意識させるエネルギーが用意されています。

そして、もう一歩探ってみると 『二つの領域の境界線をあなたはいったい何処に引いていると思う?』 『あなたにとって、何処までが「自分自身の延長」なの?』  そんな問いかけもまた、含んでいます。これ、良く見てみると、境界がまだらになっている部分や、気分によって曖昧になっている部分が意外と多いことに気付くかも知れません。そんな中で、無意識の内に許せたり許せなかったり、一貫していると思っていた自分の中に、その時々で様々な反応が生まれているのではないでしょうか。

        けれどそうは言っても、今、牡羊座には太陽、金星、火星、天王星、それにエリスまでもが勢揃いして強烈なアスペクトを形成しています。一方、天秤座の月はといえば、公正さや正義を求めてやまない小惑星ユスティティアのコンジャンクトがちょっぴり内面の強さを与えてくれるものの、どちらかといえば孤軍奮闘で押され気味かな? (^_^;

満月のエネルギーがちとネガティブに働きかけてきた場合、多分この牡羊座攻勢のもとでは、ただただ慎重にことを運ぼうとして忍耐の限りを尽くしても、なかなか難しいかもしれません。アタマでいくら抑えたつもりでも、いったんエネルギーが湧き起こってきたら、これ、かなり強烈です。急に何か理屈抜きに「うわぁぁぁぁぁ」なんて叫び出したくなったり、ドアをバタン!と乱暴に閉めたくなったりするひと、いませんか?(^_^;)ノ

でも、鳥羽口としてはそれでOK! このエネルギーは別に行動化を止めるものではありません。 ただ、自分が進む道を瞬時に選択するよう迫られた時に、いきなり手綱を手放して馬を暴走させないよう、あくまでも安全着地すること、それには注意深く自分を見ていることが大事だと示唆しているんですね。 だから、抑えきれずに叫んでも、テーブルを蹴飛ばしていても(なるべくひとりの時をオススメしますけど…)、いつもそれをしている自分を "現在進行形で" 観察していてください。右往左往しないこと。そして、理屈つけて肯定したり、むやみに自分を罰したりせずに、「は〜、やっちまってるわ…これ、いったい何だろ?」的な感じで。。 そこにはきっと、特定の刺激(敵)に対して繰り返される、"クセ"のようなものが潜んでいます。 やむにやまれず行動している自分と、それを同時に淡々と観察している自分。これもまた、「存在する二つの領域」です。その領域を注意深く行き来しながら、「自分が関わる全体」の安全を考えて見直してみること。それもまた、このシンボルが示唆する重要なポイントだと思います。

半年前の新月のシンボルには「メリーの白い子羊」が出てきました。そして今回の新月にも、「白い子羊」のシンボルが出てきましたね。「鍵」はそこにあります。この満月の挑戦を受けて立つには、やはり真っ白い子羊…自分の本来の魂が宿るところ…自分が一番純粋で無防備な場所に一度立ち返ること。そしてそこから、まるで風景を眺めるように、自分の内面を、周囲のひと達のこころを、状況を、みつめていく必要があるのではないでしょうか。

        ところで前々回の新月のポイント、覚えてるひと、いるかな?(^_^;  えっと、確か…「身近な関係性のテスト — 整理・整頓していくこと」でした。 今回の満月を過ぎ越していくには、この「整理・整頓力」が物を言いそう。 ってことで、ここから先は複雑に絡みあうアスペクトを見ながら、この時期の過ぎ越し法を考えてみましょう。

sk


太陽・月(満月)と蟹座のキラルスのTスクエア、太陽・金星・フォトグラフィカのコンジャンクション、火星・天王星コンジャンクション(オーブ内)、火星・冥王星スクエア、火星・双子座の木星セクスタイルで蠍座の土星にYOD、土星・冥王星セクスタイルから木星にYOD、牡羊座のエリスから射手座のフォルス・イクシオン組にトライン、双子座のミーン・リリスにセクスタイル

        牡羊座の太陽・金星のコンジャンクションはある"情熱"をわたし達に与えます。それはひとによって、身近な人間関係や愛情に関わってくるかもしれないし、職場の問題や使命感に関わるのかもしれません。フォトグラフィカが関与しているので、それは何か、こころに焼き付くようなイメージを伴うものであるかもしれません。どんなイメージであれ、それは今後のためのヒントとなっていく可能性があります。

一方で蟹座のキラルスとのTスクエアは、"自分の王国"をあくまで護ろうとする心理や、それにまつわるプライドの問題に直面する可能性を示唆しています。"王国の境界線"に拘りすぎると思わぬ波紋を呼ぶ可能性もあるので、ちょこっと注意ね。

また月と合体したユスティティアを考慮すれば、そこには「おかしなことを正したい!」という強い衝動が潜んでいるかもしれません。この月は、対向する太陽・金星その他が生み出すダイナミックなエネルギーに直面して揺れています。なので、オーラの壁が薄くなりがち。特に感受性の強いひとは、周囲の想念を知らぬ間にめいっぱい吸い込んでしまい、自他の区別が付きにくくなる可能性があります。突然出てくる怒りや哀しみなど、いろいろな想念が果たして本当に自分の奥底から出てきたものなのか? それとも他の誰かが吐きだした想いを吸い込んで、代理をさせられているだけなのか? 自と他、二つの領域がゴチャゴチャになってたりしないか? 感情に翻弄される前に、よ〜くチェックしてみるといいかも?

        23日に天王星とコンジャンクトした火星は、現在山羊座の冥王星とスクエア中。現状を根底から打破して、自分を(または誰かを、何かを)変えていきたい、何らかのカタチで解放したい! という想いが激しくスパークする感じ。このエネルギーはこれから太陽、金星のトランスレーションによって、微妙にニュアンスを変えながら間を空けずに繰り返し生み出されていきます。 メチャメチャ忙しくなるひともいそうな雲行きです(^_^。

もちろん、このエネルギーは破壊的に働くことも多いです。エリスがフォルスやイクシオン、ブラックムーン・リリスにも絡むので、今まで隠されてきた事実がどんどん暴かれていく流れはしばらく続いていくでしょう。それと同期しながら、思いも寄らないことが起きる可能性は常にあります。また、このエネルギーは物事の背景で働きます。なので、身近な日常でもあれこれとひとの噂話が絶えなかったり、そのせいで仲間外れになるひとが出たり、その仕返しで泥仕合になるようなケースも考えられます。またそれを見て 正さなくては! とばかりに、闘いを挑むような心理も生まれそう。けれど、そんな周囲を横目に見ながら、保身のためにダブル・スタンダードに逃げ込むひとも多いかもしれません。 いずれにしても、誰かが傷付くのを見たり、誰かを傷付けてしまったり…そんな中で、チクチクとした罪悪感を抱えるひともいるのではないでしょうか。フームムム。。。。けれどこのエネルギー、本当は、使いようでいくらでも前進駆動力になり得るんじゃないかな…?

sango


さてここには双子座の木星、蠍座の土星を頂点としたYODが二つ存在します。

で…、

魚座のカイロンに水星がコンジャンクト、これが木星にスクエア、土星にトライン
うわぁ、なにやら複雑そう……?! 

        ところで、さっき「整理・整頓」って言いました。 少し前に順行に転じてエコーフェイズにある水星は、30日には魚座のカイロンとコンジャンクト。同時に双子座の木星とスクエアを形成します。 カイロンは「手を使うこと」と深い関連性を持っています。カイロンは幾層にもわたって深く潜行した物事を、手探りでひとつひとつ丁寧に掘り起こし、選り分け、分類し、整理する働きを促します。それから、手をつかうヒーリング(レイキなどのハンド・ヒーリング)とも深い関連性があります。なので一部のアストロロジャー達は、このカイロンを乙女座の副支配星として扱っています。 同じく魚座の海王星に最接近し、その後にカイロンと合体する水星。彼は全てが溶け込んだ霧の中、逆行中に浮かんできた物事を消化し、血肉にしていく行程に入っていると言いました。カイロンが情報を処理し、水星がそれをマインドの表象に浮かび上がらせる…彼らはとても相性の良い組み合わせです。

        土星・冥王星からのクインカンクスを受けてYODの頂点となっている木星は、今あらゆる情報が飛び交う中で、自分自身の世界観に合わない情報をレンズ越しに拡大して見せてくれます。それはともすると、わたし達のこころの中の摩擦を増大させるかもしれません。そんな時は、まるでYODの惑星達が、成長のためにその摩擦を調整するようプッシュしてくるように感じられます。 「何故世の中ってこうなんだろう…? 何故自分はこうなんだろう? もうどうでもいいや!」 なんて、全てを拒否したくなることだってあるかも。。

水星・カイロンのコンジャンクションは、こんな時、大きな力になってくれます。スクエアなので、何やらこころがざわつくことはあるかもしれません。けれど、そのザラついた感触の中にこそカイロンが居て、働いています。まず一度、自分を取り巻く情報の渦をきっぱり絶ってください。(もし不安になるなら、すでに依存症になっているかも? ) そして、マインドを澄ませて、カイロンがそっと届けてくれる気付きを受け取ってみてください。。水星・カイロン組はこう語りかけています。「自分を本当に空っぽにしたとき、初めて何かがそっと語りかける。ハッ そうなのか?‥そうなんだ…… こんな理解こそが、一番効果的なヒーリングだよ」って…。

        さて火星・木星コンビからのクインカンクスを受けて立つ土星はどうでしょう? 
土星は蠍座の底深い沼地を絶賛逆行中です。そして今、隠された豊かな感情や密やかな欲求を忍耐強く掘り起こしています。その作業はまるで圧搾ポンプみたい。。。火星・木星のイケイケ気味の圧力を受けながら、断片的にふと浮かび上がる、何気ない心象、その温もり。一見何の関係も無いようにみえるささやかな想いに、この土星は何らかのカタチを与えてくれるはずです。それを大したことない、くだらないと無視せずに、大切にしてあげてください。

この土星に対して水星・カイロン組はトライン、そして山羊座の冥王星も入れたら小三角が出来上がります。これは自分の世界、外側の(他者の)世界という二つの領域をまたいで生きていくわたし達に、ちっぽけでもいい、心臓にニコ毛が生えたままでもいい、自分が自分として立っていられる自分の世界を持っていていいんだ…そんなシンプルなことを、そっと再確認させてくれるエネルギーです。

自分自身であることを失わずに、もっとしなやかになれること。土星が示す忍耐は、そんなしなやかさに裏打ちされてこそ長続きしていくこと。これをお腹にしっかり収めた上で、断固として自立しながら、人生の様々な層に存在する二つの領域を生き抜いていくこと。それはやがて、決して動じない無防備さと、注意を逸らさない用心深さ、二つの共存に繋がっていく道です。

        木星と土星は、この夏には海王星と共に水のグランドトラインを形成します。このアスペクトが社会に与える影響については、メリマン・コラムや『フォーキャスト2013』でも、人類がより良い方向に舵を切る希望の象徴として詳しく語られてきました。けれど社会で起きることは、とりもなおさずわたし達のこころに起きることです。わたし達は、このエネルギーを最高のカタチで使うことが出来るでしょうか?  この夏、日々の生活や人間関係に活かしていけるでしょうか?  

きっと、硬直した理想や願望を掲げたままでは上手くいかないのだと思います。自分の内と外、二つの領域をみていくこと。そして今、木星と土星のYODを使ってこの二惑星の使い方をリファインしていくこと。 これは夏の大三角形を前にして宇宙がプレゼントしてくれた変容への機会なのかもしれませんね。。(^_^

rNeb


        さて、いつものように長くなっちゃいました〜。最後に太陽・金星に小惑星ヒュゲイアが加わっていることにも触れておきますね。この惑星は健康問題に関わるとされています。緊張感からの疲労やエネルギー疲れのせいで体調を崩すひと、すでに崩し気味のひとが多いかもしれません。季節柄から花粉症はもちろん、原因不明で風邪っぽさが治らないひと、便秘や下痢を繰り返すなど消化器系の調子がおかしいひと、動悸、あらゆる種類の頭痛や凝り、胸苦しさ、不眠などなど・・・。

いつも言うことですが、不安なときはまず専門家の診断を受けてくださいね。そして、それでも快方に向かわず原因もわからないときは、このところの強烈なエネルギーを受け続けて体に影響が出ている可能性もあります。少しずつ体を慣らすつもりで決して無理をせず、なるべく休憩を多くとってください。ヒュゲイアは体調を整え、病を癒やす女神でもあります。だからこれは、一種の"過ぎ越し"かもしれません。 過ぎ越しとは、こちら側(旧い世界)とあちら側(新しい世界)を繋ぐ長いトンネルを、歩き、歩き、歩き越していくこと。未知の世界を少しずつ思い出していくこと。そして… 旧いことばに翻訳された、未来の希望です。。今、果てしなく続くように見えるトンネル。でもその先には、わたし達それぞれの "白い子羊" がきっと待っているから......。




have a great trek!!!★


hiyoka.(^_^)


March 17, 2013

レイモンド・メリマン 週間コメント3/18 【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2013年3月18日(フリー版より)
翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(文中の は翻訳者によるものです)
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今回、≪ 先週を振り返って ≫は抄訳です。

来週3月25日付けのコラムはお休みさせていただきます。m(_"_)m


≪ 先週を振り返って ≫

        マンデーン及びファイナンシャル・アストロロジーによれば、先週は多くの点について注目に値する週であった。スピリチュアルな星座宮である魚座の新月、また水星、金星、火星そして海王星の存在とも呼応して、カトリック教会が新しい法王を選出したことは、宇宙的な観点から見ても適合した事象だった。また新法王が貧者や苦しむ人々への慈愛で知られる聖フランシスコの名を選んだというのも天体が示唆する時宜にふさわしかった。ウォールストリートジャーナルによると、アストロロジャー達が魚座という星座宮、そしてアッシジの聖フランシスコとの両方に属すると見なす特質『…教会の謙虚さ、清貧、慈善の強調』を彼は重視しているとのことだ。海王星の14年にわたる魚座在泊、また魚座の新月と他の多くの惑星の魚座在泊にともない、カトリック信仰 — そしてまさに全世界の宗教にとって — 今や新しい時代が始まろうとしているのかもしれない。

        だが先週私達が目撃したように、天王星・冥王星ワクシングスクエアに付き物の、俗世界と経済における危機は、今もなお盛んに進行中だ。サイバー攻撃はニュースの種となり続け、米国と中国の間のこうした反目から新たな非難の応酬が生まれている。税制改正の議論もまた盛んで、共和党主導の下院と民主党主導の上院が両方共に各自の予算案を提出した。上院ではここ4年間で最初の予算案となった。そして予想通り、連邦議会のそれぞれの側が、他の一方を完全に拒絶した。天王星と冥王星が共通の立ち位置を見出すのはこのところ大変困難になっているが、とりわけ非常に重要な税制改正問題についてはなおさらの感がある。冥王星は拒絶と関連し、天王星は斬新で大胆なアイデアに関係している。どうか幸運を!

        …以下、世界各国の株式指数について、またスイスフランとユーロ、原油、金、銀についての総括(比較的地味な価格レンジだったことなど)が続きます。来週中盤、水星の滞留から順行以降は、価格レンジやテクニカル上の下値支持線・上値抵抗線共に、通常通りであればノーマルなパターンに戻るだろうとのこと。


≪ 短期ジオコズミクス ≫

        惑星達は今週、優しく情け深い魚座から抜け出して、もっと好戦的で強引で、大言壮語の星座宮である牡羊座に移行し始めている。いや、誤解しないでほしいのだが — 牡羊座には愛すべき点、尊敬に値する点が沢山ある。彼らは断固としている。彼らは行動的だ。だが彼らは、魚座が携えているような他者への感情移入や理解を好まない。これは重要なポイントとなるかもしれない。何故なら、バラク・オバマ大統領から下院上院の共和党議員達に向けて始められた "チャーム・オフェンシブ(微笑み攻勢)" の路線が、今後1カ月の間に唐突に — 再び — 変更されるかもしれないからだ。

        3月22日金曜、火星が天王星・冥王星スクエアのトランスレーションを開始する。火星はこの日、最初に天王星とコンジャンクトし、その2日後に冥王星にスクエアを形成する。太陽と金星もまた、3月28~31日に同様の動き(天王星・冥王星スクエアのトランスレーション)をする。言い換えれば、宇宙の天気は再び荒れ模様になるということだ。それと共に、いくつかの金融市場に突然のリバーサルが勃発するかもしれない。

マンデーン・アストロロジーにおいては、これらのジオコズミック・サインは自然現象による危険、または人間が起こす危機の指標だ。またこれらは事故が起こりやすいシグナルでもある。だから誰にとっても、「安全」はまず第一に念頭に置くべき事柄だ。衝動的に行動したり言葉を発したりする前に、よくよく考えた方が賢明だろう。

トレーダー諸君へ:準備しておきなさい。短期収益の上がる例外的なチャンスがやって来そうだ。もちろん、もしあなたが間違った側に付けば、それは損失の危険が増加することをも意味している。


≪ 長期的考察 ≫

        " アレシナ教授が主張するには、「より強い経済成長へ戻る道がもし有るとするなら、それは大幅で恒久的な公共支出の削減と比較的小幅な増税のコンビネーションだ」。その方法論が何故良いのか? 「支出削減をベースとした調整は、生産性の低下という観点から見て税金ベースのそれより犠牲が少ない。支出ベースの調整は多くの場合、穏やかで短期の景気後退に関連付けられてきた。税金ベースの調整(増税)は、長期に及ぶ深刻な不景気に関わるものとされてきた。」 "

         — by Daniel Henninger, ウォールストリートジャーナル紙 2013年3月14日付より引用。記事は全米経済研究所の依頼によりハーバード大の経済学者アルベルト・アレシナ教授によって研究・報告された「財政再建」をテーマとした論文について解説しており、その研究内容は、OECD加盟国政府によって1978年~2009年に実施された全17例の財政計画の過程を分析したもの。


        もし私達が過去の失敗から学ぶことがなければ、私達はそれを繰り返す運命にある、とはしばしば言われてきたことだ。そして、こうした失敗を識別する方法は、歴史を遡り、似たような状況、政策、そして(または)行動の下で起きた物事を定量化/数値化(分析)することだ。これを「研究」と呼ぶ。研究の結果として、私達は共通する、あるいは繰り返されるテーマを識別し、その発生頻度を確認し、それをもって未来における可能性を把握することが出来るのだ。

        私達がマーケット・タイマーとして行っていることがそれだ。私達の仕事は可能性が全てだ。それは — 金融市場において繰り返し起きる事の頻度率、そして人間活動(金融市場のような)における出来事の周期的な生起とジオコズミック・サイクルとの相互関連性だ。

        歴史的に見て、金融市場における天井や底と100%の相互関連性を持つサイクル — ジオコズミック、リズミックの如何を問わず — は殆ど存在しない。動的タイムバンド(一部のサイクル・アナリストによって使われる静的タイムバンドではなく)を創造するために時間のオーブ、あるいは正確な惑星間アスペクトに対する度数のオーブを使ったとしても、100%の相互関連性を見出すことは非常に稀だ。これから開講するMMAマーケット・タイミング・アカデミーで伝授される手法において、私達は相関性で最低限65%の頻度率を持つと考えられるものを使っていくが、実際私達は80%以上を重視している(82%またはそれ以上が私達の標準だ)。

        MMTAで伝授されるサイクル研究と米国株式市場との相関性の内、2つの例を先週、購読者の方々にシェアした。これら "高頻度率を持つ" 特定の相関性が現在発効しているからだ。これらは米株市場における重要な長期サイクルの天井が近付いていることを示唆している。購読者に送られたメール(その内容はMMTAの修習者が4月6日~8日に受ける講義内容の概要を象徴している)では、以下のような調査結果が伝えられた。

        『 私はちょうど株式市場の4年サイクルに関するMMTA講義用の研究を終えたところだ。1893年の市場から調査を始めたが、4年サイクル全30回の中で、49カ月を過ぎてからトップアウトしたのはたったの3回のみだ。さて、2013年3月は現行4年サイクルの48カ月目にあたる。これは、4月末までの間にいつ何時でも天井が示現する可能性があること、そして少なくとも20%の下落(天井から底までの下落幅が少なくとも20%に達する確率は87%)が続く可能性を示唆している。より長期の18年サイクルの中で最初の4年サイクル局面の下落率が20%以下だった例は一つも無い(20%は6例)。下落レンジは21~51%で推移してきた。現行サイクルは、2009年3月の安値から始まったより長期の18年サイクルにおける、最初の4年サイクル局面だ。一度下落が始まれば、少なくとも2カ月間は続く可能性がある(確率97%)。初回局面の終盤においては、通常それが12~18か月程度(確率83%)に及ぶ。』

        この研究が示唆するように、4年サイクルの天井が今月または来月に示現する可能性は高い。歴史的に見た頻度率 — つまり生起の可能性 — は100%ではない。90%だ。4年サイクルの中で一番長く続いた強気相場の期間は60カ月ないしは5年で、これは1982年8月~1987年8月に起きた。現行の強気相場が4月を越えて(おそらくは2014年3月に至るまで)続く可能性は10%となる。しかしながら、私達の予測 — それに沿ってトレードを推奨するのだが — このような高確率を示すデータに基づいている。私はこうしたことが必然 — 混じり気無しの100% — であったならと願うが、そんな極端な確実性など、ネイタル・チャートに活発な海王星を持つ人達の頭の中以外には存在しないだろう。






訳文ここまで
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March 10, 2013

○3/12の新月―みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)

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    新月は前回からの課題を経て、次の新月までの約1ヶ月をかけて取り組む新しいテーマが開示される時。 そしてこれは生まれた星座に関係なく、地球に生きるわたし達みんなに平等に降り注ぐエネルギーです。わたし達はこのエネルギーを使って日々、自分なりに考え行動していきます。その現れはひとの数だけ様々ですが、やがてはお互いに影響しあいながら、社会・国・世界の潮流を作っていきます。これは言い換えると、わたし達を取り囲む「空間の雰囲気」です。星読みの世界から見れば、誰もがその中で生き、そのテーマに呼応して・・(素直になったり、反抗したり、無視したりしながら・・)自分なりの人生を創造していると言えます。 その意味でも、刻々と変容していく惑星エネルギーの流れをおおまかに知っておくことは、きっと何かの役に立つんじゃないかと思います。
    例えば…シンボルの光景やキーワードを覚えておくだけでも、何かに迷った時の指針になるはず。。ではでは今月も行ってみます!(^_-)
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新月タイムスケジュール
願い事やアファメーション、ヒーリング・メディテーションなどしたい方は、もし可能ならこの時間帯に合わせてみてください。エネルギーの高まりを感じとれると思います。(^_^)

【地方平均太陽時: ソーラータイム(LMT) 】
東京・関東ローカルで3月12日 05:10前後、北海道周辺で 05:17前後、関西方面(日本標準時ならこの時間)は 04:51前後、沖縄周辺では 04:22前後に 魚座 21°24’で新月となります。

前回の新月のテーマについてはココ、満月についてはココをご覧ください。

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Sabianシンボルによる【 新月がもたらすテーマと挑戦・3/12~4/9 】
*ここでは有名なデーン・ルディアー版やマーク・エドモンド・ジョーンズ版の解釈ではなく、透視家エルシィ・フィーラーの伝えた言葉をそのまま書き写したオリジナル版サビアン・シンボルを使いブレイン・ボヴィの解釈を参考にしています。
*テーマはひとつの意識の流れを表したものです。この流れは順不同に現れたり循環したり、ひとつだけ突出して感じられる場合もあります。内容はその時々のアスペクトを意識しながら抽出しています。


【太陽・月 魚座 21°~22° 】
"A little white lamb, a child, and a Chinese servant"
小さな白い子羊、子供、そして中国人の召使い

"A man bringing down the new law from Mount Sinai"
シナイ山から下りてきて新しい"法"をもたらす男

【テーマがもたらす雰囲気と挑戦(順不同)】
→★全員が共に動くべき場で浮かび上がる個人的な問題
→★潜在的な問題を感知し率先して措置をとる必要
→★全体の動きを乱す個人主義の誘惑と不公平感
→★責任を持たずに済むことの特権と誘惑
→★護られた中での「無垢さ」と「無知」の違いを知る
→★教えること・導くことに必要な膨大な忍耐力
→★権威を守るために自分の行為を正当化する危険
→★安全な所にいた上で尊大にふるまおうとする心理
→★いつでも闘いを始めるぞという熱狂
→★「力」に付随する責任と自己犠牲を認識する
→★大切なものの為に自分を投げ出せるか?という問い・・・→

エネルギーのポイント:
「自己本位であることへの無自覚さの危険」

130312NM

        もうすぐあの大震災から3年目に入るんですね。。。 そして今、魚座の領域は海王星、水星、カイロン、金星、太陽、火星と、ラッシュアワーなみに集結した惑星で押すな押すなの大盛況です。あらゆる感情と感性が霧となって拡散していく半透明の視界の中で、こころがふうわりとあらゆる方向に漂っているようなひともいるかな…?。全体になんとなく、優しさや温もりを求める気持ちや夢の高まりも感じられます。それはそれでイイ感じ♪ って思うのですが・・・今回の魚座の新月期(3/12~4/9)は、前回の水瓶座の新月、乙女座の満月を受けて、人によってはちょっとした挑戦として出るケースもありそうです。ただ、それが半透明のジェリーにくるまれている今のわたし達の意識にどう感じられるか? は未知数です。もしかすると日を追って魚座ラッシュから惑星が抜け始めたとき、何か発見があるのかもしれませんね。

いずれにしても、今年5月21日には3回目の天王星・冥王星の正確なスクエアが起こります。今年は5月と11月の2回。これは来年4月に起きる、最も強力と思われるスクエアを前にした大きな調整かもしれません。今はもうすぐ迎える春分も含めて、世界的な調整への対応を問われる時間的なオーブに入っています。 なので、このところの新月・満月の流れは、個人的にも社会的にもそのための前哨戦っていう含みがあるように思います。 ・・・な~んて、あんまり肩に力を入れすぎるのも逆効果だったり(^_^; まずは霧の中でリラックスかな。 そしてお腹にまっさらなエネルギーを溜めて、進んでいくとしましょう(^_^)。

akari

        では早速サビアン・シンボルをみてみましょう。前回の新月のポイントは『身近な関係性のテスト—忍耐と遊び心』 でした。そして満月を経てわたし達は、対人関係の中で自分を活かしていくためにはまず自分の心を整理・整頓し、訓練していく必要があるというテーマのもとで進んできました。 今回はそこから一歩進んで、その成果が試されるような雰囲気もあります。

今回のシンボル、まずベースとなるのは『 小さな白い子羊、子供、そして中国人の召使い』という、ちょっと謎っぽい光景です。 このシンボルには三つの異なる要素が一つのシーンに収められています。 小さな白い子羊・・・イメージとしては、ただただ無垢で可愛らしい存在。 子供・・・こちらもイメージとしては無垢で可愛い存在だけれど、シンボルとしてはそれに加えて、まだ社会的経験が少なく社会的な規範を知らない存在でもあります。また、特になんのことわりも無いことから、この子はおそらくM・E・ジョーンズやエルシィ・フィーラーと同じ白人の子供ではないでしょうか。

そして、中国人の召使い・・・去年、射手座の新月でも中国人のシンボルが出てきました。これは全て「移民」という立場を表しています。もともとアメリカという国自体が移民の国です。けれど、世界各国から新大陸での夢を求めて大量の移民が押し寄せるようになると、旧移民(アングロサクソン系プロテスタント・開拓移民など)と新移民(東・南ヨーロッパ系、アジア、南アメリカ系・カトリックその他異宗教・出稼ぎ移民など)との溝が深まり、社会や経済面で人種や民族差別があらわになっていきました。特に大量に渡ってきた中国の人々は、当時の一般的な白人米国社会では「米国に溶け込もうとしない異文化・下層の仕事をする人々」などのイメージがあったと言われています。 以前のシンボルにも出てきた洗濯屋、超低賃金の工場労働者、召使いなどは彼らの代表的職業だったようです。こうした移民問題と、それにまつわる様々な立場からの不平不満は、今もアメリカに渦巻く大きな問題のひとつとなっています。

        では、このシンボルに出てくる中国人の召使いは、真っ白な子羊、子供に対してどのような思いを抱いているでしょうか? そして子羊は、子供は、どう思っているのでしょう?

子羊は無垢で弱い存在のシンボルです。たった一匹、母羊からはぐれてしまったのでしょうか。ならば、誰かが世話をしなければ生きていけません。子供はふわふわして温かな羊をきっと気に入るでしょう。純粋な気持ちで子羊と友達になりたい、ペットに欲しいと思うかもしれません。けれど、それにはきちんと世話をする方法を身に付けなければなりません。 ここでそれを教えられるのは、人生経験を積んだ中国人の召使いです。

この真っ白な子羊は、魚座が包含する「霊性/魂」の一番純粋な顕れを暗示しているのだと思います。そして子供は、まだ手つかずのヴィヴィッドな感情と未発達な自我、そして肉体的欲求を表しているのかもしれません。子供は純粋であると同時に、やりたい放題のワガママにもなり得るからです。で、教えかしずく中国人の召使いは、苦労と経験を積んできた人間の精神、そして成長した自我だとしたら...。

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こう考えてみると、このシンボルには二つの道が示されているように見えます。
→魚座の最高の顕れである、自分の「霊性」を守り育てるためには、まずその存在に気付き、慈しむこころが必要。 →同時に、騒々しい社会の中で、まっさらな感性をどう守り育てていくかを知り、そのための自己規範をわきまえる必要がある。→ …そして、人生で何が一番大切か?の答を自分の「核」として、経験を積んだ大人として、忍耐を持って、自分の中に生きる「霊性」に仕え、感性を鍛えていけるだけの精神性が必要になる。

子羊は子供をひたすら慕います。子供はそんな子羊が可愛くてたまらず、召使いに助力を求めます。召使いはおそらく主人筋にあたるだろう子供を、人種・文化の壁や差別などという世間の波を越えて慈しみ、これまでの人生で蓄積してきた智恵を用いて導きます。その時、中国人の召使いは、弱々しく見える真っ白な子羊が、実は彼/彼女にとってもかけがえのない存在 — 普遍的な魂の象徴であることを理解しているのではないでしょうか。ここではわたし達人間存在を構成する「霊」「肉体」「精神」の象徴と、その間をスムーズに流れていくエネルギーが見てとれます。

けれど、それはあくまでも理想のカタチ。魚座の霧はそうスンナリと晴れてはくれません。もう一つ、考えられる道があります。

可愛い子羊を見て、子供は自分が世話をするよ、ぬくぬくした羊を抱いて一緒に寝るよ、自分と同じおやつを食べさせるよ!なんて言うかもしれません。でもそんなことを許したら、召使いは雇い主である子供の親に厳しく叱責されるでしょう。何も知らない子供の思い通りに子羊を扱わせたら、危険な目に遭って死んでしまうかもしれません。もしここで、召使いが自分の虐げられた境遇を恨み、天真爛漫な子供の恵まれた境遇をナナメに見ていたらどうでしょう? きっと子羊に対しても、「お前はいいよなぁ。白い子羊に生まれただけで何の心配もなく可愛がってもらえて・・・」なんて思ったとしたら?  そこには果てしない鬱屈と分断からくる怒りが見てとれます。それは、いつ頭をもたげるかわからない、闘争の芽です。そしてこれ、わたし達のこころの中で、人間関係の中で、わりといつも起きていることじゃないかな、と思います。

        何というか、これ、本当に魚座らしいシンボルだと思います。わたし達にとって多分一番大切で、それでいて一番わかりにくいとも言える、「霊性」の問題をはっきりと問いかけています。

自分にとって、いったい霊性って何だろう?  これを読んでくださっているひとの中には、そんなコト普段考えたりもしないやってひともいるかも? でも、アストロロジーのブログであるココに来てるってことは、少なくともその一端には触れているということ。 魚座の新月を期に、一度内面をゆっくり覗いてみるのも良いのではないでしょうか?  結局「霊性」が何かなんて、地上に生きるかぎり誰にも教わることなんて出来ないからです。(まぁ別世界といわれる領域でもアヤシイ教えがいっばいあるし…) おそらく霊性って、それぞれの個と無限とを繋ぐ視座の中にしか存在し得ないのでしょう。。なので、自分にとって、真っ白な子羊とは何なのか? いや、そんなものは居ないのか?  ふと立ち止まったとき、考えてみるのも悪くないんじゃないかな。。

そして、いつも精神世界にいるよっていうひとにとっても、もう一度、自分の中に人知れず存在する真に無垢な部分に触れ、どう慈しみ鍛えていくかを考えてみる機会なのかもしれません。

        ・・・っと!うわなんだかもう終わりみたいな書き方になっちゃいましたw。まだ肝心な後半があるというのに(^_^;  

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        さてエネルギーが向かう先は、「シナイ山から降りてきて新しい"法"をもたらす男」です。これには旧約聖書の「出エジプト記」に出てくる有名なモーセと、神が彼に託した律法のイメージが濃厚にダブります。 このシンボルはモーセの話と密接に繋がるものなので、少しそのお話をしてみます。(もしも間違いなどありまたらご指摘ください。)

        モーセは120才まで生きたと言われています。彼の人生は前のシンボルと共通した「数の要素」を持っています。三つの時期にわかれているんですね。そして、その内最初の40年はエジプトのハトシェプスト王女の庇護のもとで育てられ、安楽に過ごしました。当時エジプトではイスラエルの民は奴隷化され、迫害にあっていました。その中で殺されるところを助けられるなど、とても幸運な巡り合わせだったのですが、ある日彼はイスラエルびとを打ち据えていたエジプト人を怒りにまかせて殺してしまったのだそうです。そこから、彼の失意と逃亡の40年が始まります。

その後、彼は遠い砂漠の地でひとりの羊飼いとしてひっそりと暮らし、結婚もし、腰を落ち着けて40年が過ぎました。ある日、タベラと呼ばれる地を通ったモーセは、燃えても燃えても燃え尽きない枯れ柴を見て不思議に思い、近寄りました。すると神の声が聞こえてきて、彼ら民族の神であるヤハウェであると名乗ったのだそうです。そして、虐げられて苦しむイスラエルの民を、エジプトから脱出させるよう命じられたといいます。 その時、神は彼に、ここには土足では入れない、靴を脱げと告げました。その言葉は、彼に人生の全てを捨ててかかれという暗示でした。 

ここでモーセがすぐさまその通りに出来たかと言えば、そんなことはありませんでした。全てを捨ててまで自分が属する民族を救うなんて大それたことを、何故自分がしなければならないのか? せっかくここまで生き延びてきたのに・・・と迷いに迷い、何度神に促されてもなかなか腰を上げられなかったのだとか。その意味では、彼は人生の三分の二を普通のひととして生きたのかもしれません。

けれどやがて、彼は神の声に従いエジプトに戻り、ファラオにイスラエルの民を脱出させる交渉をすることになります。彼の最後の40年です。神の助けもあって運良くエジプトを離れられても、大勢の民を連れて旅することは苦難の連続でした。ファラオの軍勢に追われ、食べ物や水にも事欠き、やがては「これならエジプトにいた方が良かった!」なんて不平不満をもらす人々も出て、不穏な雰囲気にもなります。けれどその都度神の奇跡を示したモーセは、すでにベールで顔を隠さないと光でまともに見ることも出来ないほど宗教的英雄になっていたといいます。 そして、旅の一団がシナイ山のふもとに辿り着いたとき、神が山の上に顕れ、モーセを招きました。その山上で彼は神から十戒を授かり、降りてきました。そしてこの時、イスラエルびとと神との契約が成立したのだそうです。

その後も神の民の歴史は長く続いてきました。それは建国の闘いの歴史でした。ユダヤ教からはキリスト教が生まれ、またイスラム教もそこから発生しました。けれど今も、それぞれに宗教的、政治的、それに経済の問題も絡んで闘争を孕み、世界をゆるがす問題は尽きません。至高で純粋な力であるはずの「神」という存在。けれどその力が生身の人間に託され、それが聖化されて権威となり、都合良く解釈され始めたとき、そこにはまた別の、とても "人間的な" 魔の力が入りこむのかもしれません。わたし達人間は、この長い闘いの歴史を終わらせることが出来るでしょうか? 長く水面下に隠されてきた過去はこれからも次々と浮上してきます。社会的にも、個の経験としても。そういえば、新しいローマ法王を決めるコンクラーベはちょうどこの新月に始まるのだとか。今も世界に大きな影響力を持つバチカン。その指導者方は、この宇宙からの挑戦を知っていたのでしょうか。 


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        このシンボルには、ごく普通の人間でしかないわたし達が、ある機会を得て「力」を持ったとき、または身近にそれを感じたとき、その「力」と「特権」をどう扱うのか?という問いかけが含まれています。それは、わたし達それぞれの中に住む、純粋で真っ白な子羊をどう育てていけるのか? Calling(魂の声・天職・使命)にどう応えるかという問いでもあります。

旧約聖書やモーセのお話、そして宗教絡みの闘争という問題は、世界規模のスケールで展開していきます。 けれど、その話の中に潜む本質は、実はわたし達の日常にもカタチを変えて常に起きていることではないでしょうか?  

ここで「力」とされているものが民族を救う力でも、職場のゴタゴタをまとめる力でも、パートナーや家族との絆を確かなものにする力でも、本当に大切なものを守り生かしていこうと思えば、そこには常に大きな忍耐と、ある種の犠牲がつきまといます。 でもその覚悟が無いとき、責任を負いたくないとき、わたし達は自分を安全な場所に置いてひとを動かすことを考えます。そして批判し、不平不満をもらします。自分が優位に立つために、チラッと脅すようなことを言ってみたりします。それがまた怒りや妬みや恨みを呼び、力と力のぶつかりあいを生み出していきます。あるときは派手に、あるときは密やかに、互いに自分の、自分達だけの、力や正当性や特権を守ろうとして…。これは日々、ネットでもメディアでもよく見られる光景です。そしてその闘いのさ中に真っ先に傷付きこぼれ落ちていくのは、小さな白い子羊の姿、わたし達の内なる霊性の種子なのかもしれません。。

        こうしてみると、今回の新月の度数は両方とも、いかにも魚座らしい「挑戦」を提示しています。またこれらのシンボルは、魚座のホワっとした霧の中に途方も無い激しさが隠れ潜んでいることも暗示しています。魚座ってもともと、究極の理想や慈愛、平和を希求する星座宮です。でもわたし達がその境地を現実に手にするには、いくつかの関門を通り抜けていかなくてはなりません。それを避けて通れば、手に入るのははかない夢や幻想、そして意識の海底に横たわるかすかな罪悪感と、永遠に逃避し続ける自我の深い眠りです。

この新月で、わたし達は身近な対人関係や集団、いえ、もしかしたら自分自身の中にも、ある種の狡猾さを見ることになるのかもしれません。もしそんなことがあったとしても、自分も、誰も、どうか責めないでください。このシンボルには、その自己本位の壁を突破するための「門」もまた暗示されています。 シナイ山から下りてきた男は「神=純粋で至高なる存在」の下で、履き物を脱ぎ捨てました。その時彼は、自分の人生の全てを、とても大切な何かに託す覚悟を持ったのだと思います。そしてその時から、それが「自分の意志=力」となり、また同時に、「それ以外の全て」ともなりました。自分以外の全て…って、言い換えてもいいのかな。 それは真っ白な子羊を通して預託された力です。・・・大きな覚悟、そして小さな小さな覚悟、ひとによって色々だけど、それぞれが、大切な一歩。

        え? わかったようなわからんような、何か禅問答みたい? うーん、そうかもしれませんw。 でもこれ、12星座宮の最後を飾る、魚座の究極の救済に関わる象徴でもあります。 なので、それをフツウの合理的な言葉で説明することはすごく難しいな..(^_^;   今、沢山の惑星が終結している果てしない魚座パワーを使って、どうかホワッと優しく・・・感じてみてください。


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アスペクトから少し・・・

火星の牡羊座入り
火星は恒星シェアトとコンジャンクトした後新月と同じ日、3月12日の15時26分に牡羊座入りし、それに続いて月、そして太陽が春分の日に牡羊座入りします。火星はその後天王星とのコンジャンクションに向かいます。火星を皮切りに牡羊座のエネルギーが強まっていくことから、ホワッとしたムードは徐々にアグレッシブな雰囲気に切り替わっていきそう。
恒星シェアトは一般に海や空の事故や気象変化 — 強風や嵐と関わるとされています。また心理的には、溜め込んだエネルギーが暴発する誘因となる場合があります。魚座の最終度数に来て、また牡羊座で新しい旅を始める火星。ここで夢や理想の姿と荒々しい現実がぶつかり合いスパークするような感じかもしれません。そして一段ギアチェンジって感じかも? 心理的な刺激を感じたら、それを他の人に向ける前に、自分のための「喝」だと思って活用してみてください。今、一番大事なことをイメージして集中する。これ、合い言葉です。

蠍座の土星、山羊座の冥王星からICの木星にYOD
こちらも上記と似たような爆発効果がありそう。自分の中の可能性や今後の方向性に対する予感や迷い、緊張感となって表現されるかもしれません。周囲の人間関係や自分の信条からくるプレッシャーが増大しやすいので、それはどこかで発散する必要がありそうです。でも、出来れば古い習慣に逃げ込まずに、自分の中にこれから開発できる新しい力は無いか、新しい方向性がかいま見えないかなどを探れたらベスト。でも無意識に同じことを繰り返し考えたり、誰かに喋ったりしてるのに気付いたら、軌道修正してね。

新月の太陽・月が射手座のイクシオン・アラクネ・フォルス組とスクエア(エリス・パラスにトライン)
はっきり出るケースでは、宗教、信条、または「世の中ってこうだよね」的な世界観にちょっとゆさぶりがかかるかも?  アラクネは、あらゆることが良くも悪くも複雑に絡み合い、織り合わさるように重なって起きているという事実を象徴しているのですが、その一端をかいま見てしまうとか…。また企みや陰謀論的な物の見方に関わることもあります。モラル的なことが絡んで「あぁ…そういうことだったのか。ちょっとショック」てなことを経験するひともいるかもしれません。もしそんなことが起きたなら、これもまた新月のテーマに沿って明かされた出来事なのだと思います。あまり世の中をナナメに見ずに、しっかり受けとめて吉。

山羊座のジュノー、魚座の火星から獅子座のトランスプルートにYOD
山羊座、魚座、獅子座の最終度数でのYOD。かなり籠もったエネルギーになりそうですが、29°近辺に惑星や感受点を持つひとは影響があるかもしれません。何かを完璧にこなせない自分に腹が立ったり、自信をなくしてイヤになったり。。反対に、他のひとに対して「何でこんなことが出来ないんだ!え?」みたいなイライラ気分になることも。または、人の評価が気になって疲れてしまうかもしれません。それが昂じて人との交わりが億劫になったりすることもあり得ます。そんな時は、まず自分が一種の完全主義に陥っていないか、振り返ってみてください。物事は全て計算どおりには行かないし、自分がしていると思ってることも、実は本当に自分自身の力が関与してるのはほんの少しだったりします。物事って、自分を取り囲む全体の流れや、網目のように絡んだエネルギーに動かされ、助けられて為されていきます。全ては善きことのために。だから、まずはそれを信頼してカチコチに握った操縦桿を手放してみて。ふぅっと息をついて。大丈夫ですから!


apln


        さて、今月もめいっぱい賑やかそうw。あともう少し、魚座の霧の中をさまよっていたいけど、どうかな。。けれど、新しい星の旅の門出、春分をもうすぐそこに控えて、コズミックな1年の集大成として起きる今回の新月…ちょっぴりカツを入れつつも、温もりを忘れずにゆるりと歩み出したいと思います。。



have a great trek!!!★


hiyoka(^_^)

レイモンド・メリマン 週間コメント3/11 【金融アストロロジー】

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レイモンド・メリマン・コラム  2013年3月11日(フリー版より)
翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(文中の は翻訳者によるものです)
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お知らせ:今月は後半から土日の時間がとりにくくなるため、来週のコラムは抄訳で掲載時間(日)もずれるかもしれません。また、3月25日付けのコラムはお休みさせていただきます。楽しみにしてくださってる方、すみません。m(_"_)m


≪ 先週を振り返って ≫

        トリックスターは依然として立役者ぶりを発揮中だ! これはつまり、先週は水星逆行という宇宙のロードランナーにまつわる全てのサプライズと手の平返しが、もうフル回転だったということだ。とはいえ、この傾向は金融市場よりも政治の分野で顕著だった。

        まずは金融市場から見てみよう。ダウ工業平均は先週、高値記録を更新したが、S&Pはいまだにぐずぐずとしている。日本の日経はお祭り状態を続け、今や2011年11月につけた3年サイクルの底値から50%以上も騰がっている。だが中国の上海指数はかなり激しく下落した。ドイツのDAXは2008年初頭以来初めて8000を越えるまで騰がり、チューリヒのSMIとロンドンのFTSEは2008年以来の最高値水準まで反騰した。しかし、アムステルダムのAEXとモスクワのMICEXはいまだに2013年1月につけた高値のはるか下方に位置している。

水星の逆行下で、私達はこれをどう解釈するべきだろうか? 市場アナリスト達の殆どは、これをかなりの上昇を見込めるブレイクアウトだと考えているようだが、本当にそうなのか? あるいは過去も多くの場合がそうだったように、水星逆行がもたらす騙しなのか? もちろん答は時と共に明らかになるが、私達の経験からすれば、こうした市場の動きには懐疑的だ。

        その一方で私達は、この夏にみられる、1967年以来起きることのなかった非常に稀でポジティブな木星・土星・海王星間のグランドトラインに向かって進みつつある。ところで皆さんはこのことを知らなかったろうか? ちょうど『フォーキャスト2013』で今年半ば頃に浮上するだろうと予測した、赤字削減プログラムに関わる「グランドバーゲン」についての話し合いが突如として再開されている。


≪ 短期ジオコズミクス ≫

        今週注目すべき主要なジオコズミック要因は、3月12日に火星が黄道12宮の旅を終えて、自らが支配する星座宮、牡羊座に入居することだろう。そこから火星はまた新たに黄道を巡る旅を開始する。火星は牡羊座を支配する。だからその力は強まることが期待される。これは世界の株式市場において、出来高がこれまで以上に増加すると読み取れるだろう。最初のうちは強気相場となるかもしれない。しかしながら、3月最終週付近には、歴史的に見て市場の反転と強い相関関係を持つ多数のジオコズミック・サインが立ち現れることになる。


≪ 長期的考察 ≫

        『イランのアフマディネジャド大統領はベネズエラのチャベス大統領の国葬に参列、ベネズエラへの弔慰状の中で、チャベス氏はイエス・キリストとイマム・マーディ— イスラム教シーテ派で預言された救世主 — によって復活し、人類を救い、世界に正義をもたらすだろうと宣言した。』

        — ウォールストリートジャーナル紙「イランの指導者、チャベスに対する賛辞を厳しく批判される」by Farna Fassihi より, 2013年3月8日付記事


        先週、世界はまたもやワイルドでクレイジーであった。ダウ平均が記録的高みに昇ったその日 ベネズエラの強者、ウゴ・チャベスがこの世を去った。

        米国ではこわいこわい「歳出自動削減」が、まるでブツブツと呟くような不満の声と共に始まった。だが、ホワイトハウスが主張するところの、多大な痛みを伴う削減と合理化のスタートに関する反応はといえば、考えようによっては、この削減でカットされる項目の長いリストは前週に大統領がメッセージの中で表現した、「ひどい苦しみを引き起こす"愚かな" 行為」というほどのものでもないという結果に終わった。

        先週始めに政府側は、予算削減に伴い『ホワイトハウスの一般見学ツアーを中止し… 』ようとしていると発表した。ウォールストリートジャーナルのキンバリー・ストラッセルによると、『この布告は共和党に対する大衆の激しい憤りに火を付けるために画策されたものだったが、その意図をわかりやすくはっきり伝えるかわりに、政府側のひどい狭量さを伝えることになった』。ここではっきり伝わる結果となったのは、大統領にとってまたもう一つのばつの悪さだった。このところ彼のネイタル・チャート(出生図)にある月・冥王星スクエア構造にトランシットの海王星がTスクエアを形成してネガティブな効果を発揮しており、これは始まったばかりで2年間続いていく。(詳細は先月のコラムを参照)

        またストラッセルは同コラムの中で、アイオワ州ウェイヴリーの6年生達がYouTubeでホワイトハウスにツアーの再開を嘆願している件に言及している。『ホワイトハウスは私達みんなのものです。どうか訪問させてください。』彼らはユニゾンで歌う。そしてこれに続いて、ホワイトハウスが "愚か" ではないだろうと考えていそうな予算削減リストが提示されている。例えばモロッコにおける陶芸教室への援助金プロジェクトの2700万ドル、日本ウズラの繁殖習性に対するコカインの影響の研究への18万1千ドル、大富豪に支給される年間14万8千ドルの失業手当などだ。三番目などは狂気の沙汰に思えるだろう。だが私はミシガン州の成功した修景事業者達のことを知っている。ある事業主は年間40万ドルを稼ぎ出すのだが、それは季節的な収入だ。10月~4月の閑期がやってくると、彼女は失業届を出し — 手当を受け取る。毎年やっていることだ。

        共和党のトム・コバーン上院議員が金曜のウォールストリートジャーナルに書いていたように『私は、歳出自動削減を細目ごとの吟味無しに一律包括的に行うのは "愚かな" やり方だという点についてはオバマ大統領の意見に同意する。しかし、もし歳出自動削減が愚かだというなら、支出をまったく削減しないのはもっと愚かな行為だ』。

        前の選挙以来、大統領側近が彼を形容するために取り入れた「もはやお人好しではないぞ」作戦を捨てない限り、彼の名声は風前の灯火だ。海王星は "善人" であることによってのみ、進歩する。彼がこうしたイメージを捨てるなら、スキャンダルに見舞われやすくなり、大衆が彼に抱くイメージは悪化するだろう。hiphopwired.comではこう報じられている。『ロイター/イプソスのオンライン投票の結果が水曜(3/6)に発表された。これによれば投票者の43%がオバマ施政を是認しており、2月19日の結果からは7%下がった。』 これはちょうど、海王星がオバマのネイタル・チャートの月に影響を及ぼすオーブ圏内に入った時期とほぼ一致する。

        ところが驚くなかれ、先週末に何が起こったか? オバマはとうとう共和党の上院議員達に歩み寄ったのだ。彼は議員達を夕食会に招き、おおまかな予算折衝に漕ぎ着ける可能性について議論している。彼は "グランドバーゲン"(双方の妥協による大取引)を望んでいるが、これはこの夏に発効する木星・土星・海王星のグランドトラインが米国始原図の金星・木星コンジャンクションに絡むことによってもたらす、まさに希望そのものだ。ウォールストリートジャーナルの3月2日付の記事「オバマの新しいゲーム(Obama is Playing a New Game)」でペギー・ヌーナンが鮮やかに描写しているように、水星逆行の下で大統領は自分が進めてきた史上稀なる「我々は議会と話し合うつもりはない」という方法論をひっくり返し、反転させ始めた。

        彼はこのグランドバーゲンを引き出すことが出来るだろうか? あるいは、彼 — または連邦議会 — がまたしても方針を変えるのか? 海王星が絡む時、答は謎のままだ。それは人生のピークに昇りつめるための惑星にもなり得るし、不信と軽蔑の淵へと下降させる惑星ともなり得る。選択するのは大統領自身だ。だが、海王星が最も良い意味で働くケースに関する私の理解によれば「もはやお人好しではない」路線を捨て去ることは、正しい方向への第一歩だ。だから今、突如として希望が湧いてきた。この路線を反転させてくれて、トリックスターよ、ありがとう!





訳文ここまで
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March 03, 2013

レイモンド・メリマン 週間コメント3/4 【金融アストロロジー】

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レイモンド・メリマン・コラム  2013年3月4日(フリー版より)
翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(文中の は翻訳者によるものです)
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 ≪ 先週をふり返って ≫

        先週はトリックスターが面目躍如とばかりに大向こうを唸らせた!

        水星逆行 — その芸には皆さんイヤでも惚れてしまうはずだ。彼は驚かせ、失望させ、挑発し、啓蒙し、あるいは皆が期待するような進路を逸らせる、そんなことにかけてはピカいちだ。彼の統治下でもし何かが "確実" とみえるなら、間違いなくそれは起こらないだろう。よしんば起きたとしても、まず当初の状態はそう長く続かないと思っていい。実際、水星逆行下でただ一つ確信出来ることといえば、通常より大きな不確実性や誤解の存在、そして終わってしまった出来事や完成したはずの物事を取り消したりやり直したりする必要性なのだ。だから、彼が人々にもたらす啓蒙=悟りの境地とは、シンプルなものだ。すなわち:何も計画通りに運ぶと思ってはならず、むしろフレキシブルな態勢をとり、他の現実に対して、さらにはあなたが想像もつかないくらい全く異なる摂理が存在する他の宇宙に対してさえも、その心を開いておくことだ。

言い換えるなら:
『想像力を駆使しなさい。だが、けっして "あり得そうな" 結果に引っかかってはならない』

        例えば、先週のダウ工業平均は、メジャーな金融ネットワークがこぞって史上最高値を見込み、見張っていたにもかかわらず、それが起きることはなかった。歳出自動削減問題は結局解決されず、それでも世界は終わることなく株式市場も暴落することはなかった。解決しなければ耐えがたい痛みへと導かれるだろうという政府指導者達の鬼気迫る警告にもかかわらず、だ。

        事実、米国株式市場の様相をダウ平均を例に見れば、先週は2月28日木曜に14,149をつけて5年ぶりの新高値まで上昇した。これは2007年10月11日に記録した市場最高値14,198にあとわずか50ポイントと迫る値だ。一方、S&Pとナスダック先物は、前週2月20日につけた高値は上回ることが出来た。非常に多くのアナリストやコメンテーター達が史上新高値を予想していたのだが、それに反して週の最終日は失望で幕を閉じた。もちろん、彼らは今週再びその予測を繰り返すかもしれないし、それは当たるかもしれない。と思いきや、また再び外すかもしれない。何故なら水星逆行は、こうした奇妙な傾向 — すなわち期待された物事が顕現しないか、または顕現しても、その後にびっくりするような反転が続くという特質を持つからだ。

        先週は恐ろしい幕開けとなった。オバマ氏が導入した歳出自動削減が実際に発効すれば、莫大な経済的苦痛が莫大な社会全体に課されるだろうという大統領自身のメッセージに加えて、2月25日月曜に起きた200ポイントを超えるダウ平均の下落が重なり、皆を…まぁ、怖がらせた。

        だがその後、こうした場面でのいつものパターン通り "慈善家ベン" が救助に駆けつけた(彼は魚座の月— "救助者" を持っている)。2009年3月につけたボトム以来、米国、いや世界の株式指数にみられる強気市場が、「バーナンキ強気相場」以外の何物でもないことへの疑いは、2月26火曜~27日水曜に行われた彼の魔法のような議会証言によって、完璧に打ち消された。株式市場は月曜に記録した大下落から完全に回復し、300ポイント以上の上昇をみせた。歳出自動削減という恐怖戦術でさえ、その勢いを引き戻すことは出来なかった。

        バーナンキの議会証言は困苦に喘いでいた株式市場を救っただけではなかった。投資家達に、金と銀には株式ほどのパフォーマンスは期待出来ないだろう — 少なくとも今のところは — と、確信させたのだ。金は彼の証言に先立つことちょうど4日間の内に65ドル騰がった。金曜には、その内55ドル分の上昇幅が失われた。銀の幸運はそれよりもっとはかなく、前週の安値をオンスあたり30セント下回るまで下落した。

しかしながら、ここには希望の兆しがある。銀と金、2市場の両方が揃って前週の安値をわった訳ではなく、したがって、異市場間強気ダイバージェンスが起きている可能性があるのだ。今週、もしこれらが直ちに再上昇するなら、ザ・トリックスター=水星の気まぐれな性質をまたもや立証することになるだろう。水星が活発な時にはただただ、何事にも固執してはならないのだ。彼が逆行に転じた当初にみせる通常の手口は、不安定さと不確実性をを創り出すことだ。先週、彼はその芸に全力を注いでいた。


≪ 短期ジオコズミクス ≫

        今週注目すべき主なジオコズミック要因は、水星逆行期のちょうど中央の時間帯に入ることで、3月6日水曜に起きる。多くの場合、水星が逆行に転じた日から1~2日の内に初期のトレンドから反転しなければ、金融市場はこの時期に反転しやすい。このような動きは特にユーロ通貨に当てはまるかもしれない。


≪ 長期的考察 ≫

        『共和党議員はオバマ氏に対し、余地をもっと与えるような柔軟性のある提案をしているが、それでも大統領は首を縦に振らない。この事を熟考すべし:大統領は、彼自身と彼の政府にはもっと穏やかな策を用いる権限があることを否定したがっている。すなわち"また自分を殺っちまう前に俺を止めたりするんじゃねえ"というわけだ。』
        — 2013年3月1日, ウォールストリートジャーナル紙『Obamageddon(オバマゲドン)』より
"Don’t stop me before I kill myself again.":1946年に米国を騒がせた連続殺人犯でリップスティック・キラーと呼ばれたウィリアム・ヘイレンズが、被害者の口紅を使って犯行現場に残したという有名なメッセージ "Stop me before I kill again." をもじったものと思われる。また、1977年にリリースされたM‪o‬torheadのアルバム"mot‪o‬rhead"の中に仮釈放中の男を歌った"On Parole"という曲があり、"stop me now before I kill myself"のリフレインが使われヒットしている
        上記は、歳出自動削減によって削られたら危機的なことになるとオバマが力説する政府プログラムをも含む全ての行政プログラム予算を一律カットするというよりは、むしろ大統領自身に支出の削減具合を処理する権限を与えている今回の発動命令書についての社説だ。

        先週はワイルドでクレイジーな水星逆行週間だったが、それに加えてバラク・オバマ大統領にとっては、最近のコラムで論じてきたある種の海王星的問題の露呈で始まった週でもあった。自分自身のイメージと信頼性に関して、これまでの幸運が逆転するような経験を彼がするかもしれないという私達の懸念を、皆さんは覚えておられるだろう。その逆境は2013年2月から2015年3月まで続く。では、先週は何が起こったろうか?

        まず最初に、非常に奇っ怪ともとれる言葉と行動のズレがあった。火曜日のウォールストリートジャーナルはこう報じている。

        『月曜に開かれた州知事達との会議の席上で、彼はまたもや連邦議会を煽ってこう言った。ワシントンは "次の世代ではなく次の選挙戦で頭がいっぱいになっている。そんな強迫観念は克服しなければならない" 』

これを聞いた共和党議員が、まるで「なりすまし犯罪」の被害者にでもなったような気分に陥いるとしても、大目に見なければならないだろう。何故ならこのセリフはまさに、彼ら共和党が財政政策について過去4年にわたり、ホワイトハウスに向けて伝えてきたメッセージだったからだ。

        次に、ウォーターゲート事件として知られる約30年前の住居侵入窃盗問題をスクープした記者でもあり、尊敬を集めているジャーナリスト、ボブ・ウッドワードにまつわる話が持ち上がった。金曜のウォールストリートジャーナル(それに先週終盤に流されたおびただしい数のTVトーク・ショウ)によれば、

        『歳出自動削減は2011年にオバマ氏が考え付いたもので、しかも当時の条項には増税など含まれていなかったと報じたことがウッドワード氏の罪科だった』。

これはどういうことかと言うと、ウッドワードは『The Price of Politics』と題する本を書いたのだが、その中で彼は、米国を信用格付の引下げへと導き、また現在進行中の歳出自動削減というアイデアにも導いた2011年夏の債務危機をめぐる話し合いが、いかにして正道を踏み外していったかについての詳細を、まさに徹底的に調べ上げた結果として報じている。そしてこの本を書いたことによって、ウッドワード氏はホワイトハウスの国家経済会議委員長ジーン・スパーリングから緊迫した調子の電話を受けた。彼はウッドワードに

        『自分の言葉を後悔することになるだろう』

と告げたという。ところがこのことが口コミで広まるにつれ、多くの政治ブログでこれが「脅し」として取り上げられた。ホワイトハウスの一団は、突如として残忍な殺し屋集団のように見え始めた。

けれどもこれは、まるで水星逆行がもたらす不一致に一致するかのような話だった。スパーリングが実際に言った言葉は次のようなものだった。

        『君は信じないだろうが、ここは友人として言おう。あのような申し立てを主張すると後悔するだろうと思うんだが。』

結局のところ、これはそれほどトゲトゲしい言葉でもない。しかしながら、どうも他の記者達が押しかけて、他にもホワイトハウスで過去に起きた出来事はないかと厳しい質問を浴びせたのだろう。こうした記者達各自の試みを通じて似たような趣きの個人的出来事が報じられたことから、大統領のイメージへの損傷は紛れもないものとなった。

        だが、たとえ先週が大統領にとってまたもやキツイ週となり、彼のイメージがもう一段下落したのだとしても、それでもなお、まもなく彼と彼のチームにとって、世論の支持を大きく勝ち取るための別の機会が再度巡ってくるだろう。

『フォーキャスト2013』の中で長きにわたって述べたように、2013年7月中旬に起きる木星・土星・海王星間のグランドトラインは、誰もが望むグランド・バーゲン(包括的財政再建合意)のための取引をまとめる希少な機会を提示するはずだ。また同時に冥王星も絡んで、いわゆるカイト・パターンが成立するため、この時に主要な税制改正が行われる可能性がある。もしそれが上手くいけば、米国はこの、過去10年にわたって国を衰弱させる一方だった債務問題を逆転させることが出来る。そればかりではない。以前述べたように、私はこの春の米国の税収が記録的水準に達するだろうと考えている。これもまた、現状の累積債務という軌道を修正し、落ち着かせるための助けとなるだろう。

        歳出自動削減は先週始まったかもしれないが、それ自体は政治家達が喧伝するような恐ろしい大惨事ではない。考えてもみて欲しい、削減されるのは年間支出のたった2.4%だ。ところが、その支出自体がもうすでに過去4年間の歳入を1兆ドル以上も上回っているのだ。基準となる予算を持たなければ、当然起きることがこれだ。

だが、先週自動削減問題を解決出来なかったことは、ワシントンをあまりにも長期にわたって悩ませてきたこの法外な赤字問題を真に修正・改善し得るグランド・バーゲンを成立させるための、心理的刺激となるのではないかと私は考えている。世界中の誰もが、次から次へと起きる財政危機に疲れ果て、うんざりさせられてきた。指導者達は今こそ自分自身を取り戻し、真のリーダーシップを見せる機会だ。

彼らがこの夏、こうした歴史的決断のためには殆ど完璧ともいえる惑星配列が生じる時までに、合意、すなわち "グランド・バーゲン" に達するようにと願おうではないか。今、共和党とオバマの双方に分かち合われたマントラ(呪文)を引用しよう。

        『ワシントンは次世代のことではなく、次の選挙戦のことで頭がいっぱいになっている。そんな強迫観念は克服しなければならない。』

言葉は重要だ。同じく、数字もまた重要なのだ。


        政治家達よ、君らの時は至った。どうか積極的に物事に取り組み、次世代のために、君らを代表として議会に送るべく投票した人々のために、そして君ら自身が後世に遺すであろうもののためにも、どうか正しいことをして欲しい。



☆☆☆

        3月8日金曜日にアリゾナ州フェニックスで開催される『フォーキャスト2013』の講演で多くの皆さんにお会い出来ることを楽しみにしている。素晴らしい時となるはずだ。またこれは今年米国内で行う唯一の講演会となるだろう。





訳文ここまで
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