November 2013
November 24, 2013
レイモンド・メリマン 週間コメント11/25【金融アストロロジー】
http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム 2013年11月25日(フリー版より)
翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(文中の * は翻訳者によるものです)
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※今週のコラムは時間の都合で ≪ 短期ジオコズミクス ≫ のみとさせていただきます。m(_”_)m
≪ 短期ジオコズミクス ≫
今週は、ファイナンシャル・アストロロジャーが注視するであろういくつかの重要なジオコズミック・サインが控えている。まず先週、太陽が11月21日木曜に射手座入りし、約1ヶ月の旅路を開始した。これは株式にとっては強気含みのシグナル、というより爆発的な強気含みのシグナルだ。日曜には、太陽が海王星とのウェイニングスクエアを形成する。これは私達の研究ではレベル1の(最もパワフルで最も精度が高い)ジオコズミック・サインであり、前後12取引日の内に発効する。おそらくこれは、単にワシントンD.C.における責任のなすり合いがより激しい非難合戦になることを指すのだろう。海王星のハードアスペクトは誤報やデマを示し、多くの場合、意図的に混乱を招いて真の問題から目を逸らせることを意味する。これは信義に関する問題だ。
米国市場は感謝祭にあたる11月28日木曜は休場となるが、この時金星が木星とオポジションを形成する。そして次の日曜、11月30日は太陽が天王星にトラインとなる。これらのシグナルは皆、株式にとっては援護となるエネルギーだ。もっとも、皆一時的な高値をも示唆してはいるのだが。私達が用心深くあらねばならないのは12月17日〜21日の期間で、天王星と金星が両方とも進行方向を変える。この動きに共感を示すが如く、政府、または中央銀行システムの様々な分野においても方向転換が図られるか、あるいは、少なくとも近い将来行われる筈の転換について話し合われるだろう。天王星・冥王星スクエアが大背景に在ることを考慮すれば、“話し合い” すら動揺の元だ。天王星順行前の滞留は、より大きな力を持つ天王星・冥王星スクエアのエネルギーを強化する。全ては変化 ー 突然の変化 ー そして、その変化が上手くいかなかった時に再び起きる次の変化、これに尽きる。
訳文ここまで
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レイモンド・メリマン・コラム 2013年11月25日(フリー版より)
翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(文中の * は翻訳者によるものです)
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※今週のコラムは時間の都合で ≪ 短期ジオコズミクス ≫ のみとさせていただきます。m(_”_)m
≪ 短期ジオコズミクス ≫
今週は、ファイナンシャル・アストロロジャーが注視するであろういくつかの重要なジオコズミック・サインが控えている。まず先週、太陽が11月21日木曜に射手座入りし、約1ヶ月の旅路を開始した。これは株式にとっては強気含みのシグナル、というより爆発的な強気含みのシグナルだ。日曜には、太陽が海王星とのウェイニングスクエアを形成する。これは私達の研究ではレベル1の(最もパワフルで最も精度が高い)ジオコズミック・サインであり、前後12取引日の内に発効する。おそらくこれは、単にワシントンD.C.における責任のなすり合いがより激しい非難合戦になることを指すのだろう。海王星のハードアスペクトは誤報やデマを示し、多くの場合、意図的に混乱を招いて真の問題から目を逸らせることを意味する。これは信義に関する問題だ。
米国市場は感謝祭にあたる11月28日木曜は休場となるが、この時金星が木星とオポジションを形成する。そして次の日曜、11月30日は太陽が天王星にトラインとなる。これらのシグナルは皆、株式にとっては援護となるエネルギーだ。もっとも、皆一時的な高値をも示唆してはいるのだが。私達が用心深くあらねばならないのは12月17日〜21日の期間で、天王星と金星が両方とも進行方向を変える。この動きに共感を示すが如く、政府、または中央銀行システムの様々な分野においても方向転換が図られるか、あるいは、少なくとも近い将来行われる筈の転換について話し合われるだろう。天王星・冥王星スクエアが大背景に在ることを考慮すれば、“話し合い” すら動揺の元だ。天王星順行前の滞留は、より大きな力を持つ天王星・冥王星スクエアのエネルギーを強化する。全ては変化 ー 突然の変化 ー そして、その変化が上手くいかなかった時に再び起きる次の変化、これに尽きる。
訳文ここまで
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November 17, 2013
●11/18の満月 ― みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)
※11/18 アイソン彗星の発見チャートが満月図と同じになっていました。お詫びして訂正します。m(_"_)m
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
満月は前回の新月のテーマが熟し、花開くときです。 この日は太陽と月が、地球を挟んでちょうど反対側にやってきます。0°の新月から始まった地球全体への課題は、満月で180°対向のエネルギー同士がぶつかりあい補いあうことにより、輝く満月というひとつの「結果」を見せてくれます。それは、わたし達が空間から受け取ったエネルギーをどう昇華し、現実に表現してきたのか を、あらためて見せてくれる鏡だと言えるかもしれません。そして わたし達はみな満月を超えて、次の新月までにそのテーマを消化、エネルギーはゆっくり静まっていきます。 さぁ、今回はどんな風景が見えるでしょうか? では今月も行ってみます。(^_-)~☆
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
★満月タイムスケジュール★
エネルギーが高まる時です。ヒーリング・メディテーションや祈りを捧げたい方は、もし可能ならこの時間帯に合わせてみてください。エネルギーの高まりを感じられると思います。
【地方平均太陽時:ソーラータイム(LMT)】
東京・関東ローカルで11月18日00:34前後、北海道周辺で00:40前後、関西方面は00:15頃(日本標準時の場合はこの時間)、沖縄周辺で17日23:45前後に 牡牛座 25°26’ で満月となります。
*今回のベースとなる新月のテーマについてはココをご覧ください。
------------------------¨°☆¤☆„¸○¸„☆¤☆°¨--------------------------
サビアン・シンボルによる【満月・月食のテーマ】 ― 11/18~12/2
*ここでは有名なデーン・ルディアー(ルージャー)版やマーク・エドモンド・ジョーンズ版の解釈ではなく、透視家エルシィ・フィーラーの伝えた言葉をそのまま書き写したオリジナル版サビアン・シンボルを使ったブレイン・ボヴィの解釈を参考にアスペクトを加味して書き下ろしてしています。
*テーマはひとつの意識の流れを表したものです。この流れは順不同に現れたり循環したり、ひとつだけ突出して感じられる場合もあります。また、内容はその時々のアスペクトを意識しながら抽出しています。
【月 牡牛座25°~26° + 太陽 蠍座25°~26°】
"A large well kept public park" + "An X-ray"
→「大きくて手入れの行き届いた公園」 +「エックス線」
↓
" A Spaniard serenading his senorita" + "Indians making camp"
→ 「恋人にセレナーデを歌うスペインの男」 +「テントを張るインディアン」
【テーマがもたらす雰囲気と挑戦(順不同)】
→★文脈や裏を読まずに反応する
→★不満足な物事であってもそれを陰で支える見えない努力を知る
→★何か大きなシステムの一員であることの良い側面を見ていく
→★赤裸々な自分自身を知られないための仮面
→★自分の期待や嫌悪を他者に投影する、または投影される
→★自分ではなく周囲の思いと一体化している自己に気付く
→★生きてるだけでみっけもの的な感覚
→★自分のホーム、ルーツ、内的世界に立ち戻る必要
→★または、何処かにある真実の自分の"ホーム"への渇望
→★人にどう思われるかを気にすることをやめる
→★何もかも忘れて空っぽになるor情熱的になりたい気分
→★明日また新しい闘いに臨むために今日を大切に過ごす
→★内面の深みに降りて伝えるべきメッセージを見出す→ ・・・・
★エネルギーのポイント:
新月『 見えない壁を行き来する 』
満月『 一度本来の自分に立ち返る 』
11月も半ばを過ぎて急に寒くなりましたね。。 伊豆大島の台風被害もまだ癒えないうちに、今度はフィリピンを襲った超強力台風。。異常気象、活発な太陽活動。地震。事故。そして世界の至るところで毎日のように起きる様々な事件、力のぶつかり合い、欺瞞に陰謀にリーク。政治・経済・社会…日本も相変わらず揺れています。社会も、大地も…。というより、わたし達 "人間総体" のこころが根底から揺れ動いているってことかもしれませんね。でも、自分自身に何か大きなことが起こらない限り、わたし達は足許の揺れに慣れてしまい、それが日常だよねって自然に思い始めます。でなきゃ毎日暮らしていけないし。株は多幸症みたいに騰がったりしてるし。(余談ですが、これについてはメリマンさんが今週コラムで、ウォールストリートジャーナルに載ったFRBの緩和策執行担当マネジャーの "告白" を引用して "政府による世界史上最大規模の金融市場介入" と指摘し、アストロロジーによるマーケットタイミングを無視するかのようなブルっぷり…これも人による天の青図の選択結果であることに触れていました。"FRBとは戦うな”が教訓だね、彼らは2016年まで緩和策を止めないかも…なんて感じのことも仰ってましたが。。) でも、自分の周囲だけでも振り返ってみれば、カーディナル・クライマックスが始まった頃からはもうすでにいろんなことが変化してしまってるけれど。。
個人的に最近感じるのは、天王星・冥王星スクエアを大背景にして、世界中に蔓延する不信感の根深さです。パーソナルなものからグループ、社会、国…いたるところに 「こちら側」 VS 「あちら側」 の対立が存在して、怒りや不安をぶつけあってる感じさえします。天王星、もう地団駄踏んでカッカきてます。冥王星も、底深〜く踏みつぶさんばかりの勢いを溜め込んでます。大地も揺れます。。。 もちろん、それぞれに理由はあるし、その言い分を語り出せばキリがないのだけど。でもその底の底には、もう名前さえ付けられないような積年のエネルギーが溜まっていて、理屈抜きに爆発するタイミングを計ってるみたい。 意識しようとしまいと、もう全員が協力して。それがたとえ争うカタチであったとしても、どんな信条やエクスキューズがあったとしても、結局は人類総体が協力して。。その行き着く先は? わかりません。 今の私達がどこに向かっているのか? それって、100年くらい経って、その時生きてる存在が振り返ってやっと見えてくることかも? でも、一つ言えると思うのは、もし今が歴史の変わり目なら、多分過去はあまり参考にならないんじゃないかってことです。
社会的にも、個人の人生でも、過去を蘇らせようとしたり、逆に過去を怖れて繰り返さないよう防ごうとする…そのどちらも、こんな星回りの下では成功しないんじゃないかと思います。 もちろん、過去から学ぶことは沢山あります。知識はとてもとても大切です。でも、じゃ新しい方策は? 具体的にどうしよう? ってなると、実は何にも参考にならない、判断基準が見当たらない。それでも前に進まなきゃならない。それが今回の天王星・冥王星スクエア。そして来年4月にやってくる、天王星・冥王星・火星・木星のグランドスクエア。 わたし達は、少し前からその準備段階に入りました。 凸凹道を揺れながら、とにもかくにもバランスを保って毎日を生きています。押し流されずに自分の人生を生きていくなら、せめて自分の足許は自分の真実で固めておきたい……
『でも、"真実"なんて、この世にあるの?』
『一応あるよ? だって今、生きて、息してるでしょう? たぶん、明日も生きるつもりでしょう? それは何故? 今、ココに意識がある。わたしという感覚がある。それは否定出来ない。たとえ湧き起こってくる感情はただ月の位置に刺激されたり、火星だの土星だのの圧力や、誰かからインプットされた情報に触発されて出てきただけのものだったとしても。 名状しがたくここに居るという事実。 肉体が在り、感覚が出て来る。快不快がある。余計なものを全部剥ぎ取った"わたし"。もう、そこからもっともっと深みに降りていくしかないし。それだけで十分じゃない? 』
『うーん・・・そう言われてもなぁw。』
『じゃ、なぜ人を殺しちゃいけないんだろう・・・ね?』
『へ? 当たり前じゃんそんなの。』
『そう? ま、もちろん当たり前だけど。でも社会がーとか 正義がーとか 自分がされてイヤなことは人にもしちゃダメーとか、そういうんじゃなくて。建前でも方便でもなくて。本当になぜなのかな?…人間て。 自分って。生きものって。いつのまにか大人として当たり前に生きているけど。ほんとは何やってるのかな…ねぇ、何?』
と、いきなり話がヘンな方に飛んでしまいましたが(^_^; 今回のテーマって、普段は大人として当たり前に受け入れている観点を一回自分なりに、もっと原点ぽいところに立ち戻って見直してみる必要を示しているかもしれません。たとえ、その究極の答が 「だって人間なんだから…仕方ないんだよね。」 だったとしても、「仕方ない」の扉を、自分の中でどの程度の深さのところに立てているかが問題なんだと思います。もう一度、自分が本当に望むもの、希求する状況を確かめて、無駄を削いでいくために。多分、何かの準備として……。
牡牛座25°〜26°の満月は、「美しく手入れされた公園」 から 「セレナーデを歌うスペインの伊達男」のエネルギーをとっていきます。ブレイン・ボヴィは広大な公園を整備するための組織やシステム、働く人々の存在を見通すエックス線のような眼差しを示唆していました。それは、もっともらしい上辺の「美しさ」や「正しさ」の裏側を見抜く目。特に、自分にとって「これぞ正しいよね!」と感じられる "心地良い" 意見を聞いたときは、すぐに受け入れない方がいいかもしれません。 それに、怖い部分を突いてくる脅しにも...。相手の動機を考えてみる。自分の反応をよく観察してみる。裏を取る。自分の目と耳とアタマと、必要なら足で確かめる。学ぶ。意見を持つなら責任も持つ。出来れば冷静にディベート出来るくらいに。それが出来ないうちは保留でOKってくらいでいいかも。 今はフワッとした気持ちだけだと足を取られやすい時期です。蠍座の土星もまだまだ睨みを利かしているし、魚座の海王星は理想やファンタジーのみで浸かっていくと、意外と手強い蟻地獄になったりします...。 けれど、そんなモロモロを射貫いた上で、あらためて自分にとっての「本物の美」や「本物の価値」を感じ取っていく…戦士サン達にとっては、そんな挑戦の満月でもあります。
(なにせこの満月、ダークな女神の大ボス格、恒星アルゴルとコンジャンクトですもの。強くあれ!って睨まれそうw。)
26°のセレナーデはロマンチックな光景です。スペインの伊達男サンの目はハート型。。恋するセニョリータに愛の歌を捧げながら、彼は何を見ているのかな? 一方、満月に光を与える太陽のシンボルは「テントを張るインディアン」です。 夕刻も迫り、一夜の安らぎを得る土地を見つけてそこに落ち着くのでしょうか? それとも旅の途中? 狩りで遠征したのかな? それとも、彼らは住んでいた土地を追われたのでしょうか? 彼らにはそこが家、かけがえのないホームです。良い土地を見つけたのだとしても、一夜の仮寝だったとしても、そこでホッとひと息ついて、誰にも邪魔されずに自分達だけの、安堵の夜を過ごすことが出来ます。
情熱的なスペイン男性だって、根底ではそうなのかもしれませんね。愛する彼女に求婚して、共に暮らしたい。彼女と一緒なら、満足と安らぎを得られるに違いない。イケメンで歌の上手な伊達男サンも、外でカッコつけ通すのはけっこう大変だったりするのかも。。(^_^; そう、彼は彼女の中に、「究極のホーム」を夢みているのかもしれません。明日も闘う力を養うために…。愛する者を手に入れて、自信と信頼に支えられ、足許を固めていくために…。
このシンボルは、お気に入りの美しいものや素敵な音楽を愛でながら、とてもロマンチックに経験されるケースも沢山あります。なので満月の夜、そんな体験が出来るひとはぜひ十分に味わってくださいね!! でも、その奥底にはやはり、自分が本当に価値をおくものは何か? 自分が本当に「らしくあれる」世界ってどんなものなのか? ひとりに立ち返って、自分の内面をおさらいするというテーマが隠されています。 それがたとえ、ちょっぴり寂しかったり、こころもとなさを伴う作業だったとしても。 今、それを試してみるにはとても良いとき。闘いはこれからだから… 。それは、きっと未知へと誘う冒険だから。。
今回の満月で目に付くアスペクトは太陽・月に対して水瓶座のネッソスがTスクエアを形成していること。 ちょうど山羊座の冥王星に金星がコンジャンクトし、天王星とのスクエアに参加したばかりでその余韻もあります。 個人的な世界観、思い、譲れない線と、自分が属している職場や周囲、社会で声高に語られる価値観とのぶつかり合いがクローズアップされる感じです。意見の相違があっても、本当に思ったことが言えないような雰囲気があるのかな。逆に、目障りな異端者をスケープゴートにしてしまう流れを作ったり、巻き込まれたりする危険も? でもネッソス絡みで何かあるとすれば、それを見ることからは逃げられないかも。ならば何故それが起きるのか、目と耳とアタマを使って外側でしっかり捉える。そして、反応している自分の「芯」のありかを再認識する手立てに使ってみてください。 本当に本当に大事な原点、最後まで譲れない一線とは何なのか? 見極める好機かも…。
まずは自分の中にどんなメッセージがあるか、みつけてみましょう。何か言ったり行動を起こすのはそれからでも遅くないはず。
ここしばらく、射手座ではフォルス、イクシオンがコンジャンクトしています。両方共とても遅い惑星だけど、そこに早い惑星が来る度に働きが前面に出てきます。今回はグリーヴが参加中。この小惑星はなかなか侮れません。文字通り、喪失の痛みや哀しみを意味するけれど、天災、事故、病気、事件など、死が絡むイベント時にもよく顔を出します。この三つ組みが火星とスクエアってことは、心理面に限っていえば 「大義名分さえあれば何でもOKだよね。手段を選ぶ必要ナシ!モラル? 何それ美味しいの?」 的な気分を生み出します。これがエリス、木星、BMリリスとも絡んでいるので、感情や思考はそっち方面に向かう可能性大かも…。でも悪いばかりじゃなくて、凡庸なモラルの抑圧をはね飛ばしたところで出るアイデアや思いは、これからクリエイティブに十分活かせそう。何か具体的なヒントが隠されてるかもしれません。 勿体ないので、はやまって大胆過ぎる行動はしないでくださいね! 現実は厳しいかも。。(^_^;
Dscに乗る魚座のカイロン。そして海王星・アスボルス・パラス&アトランティスのTスクエアあたりも今回、効いてくるかもしれません。 常に一抹の不安がつきまとう日常で、天頂近くのアスボルスは死せる身として限界を持つ人間が、どうサバイバルしていくか?…という問いを投げかけています。東の地平から昇ってきたパラスとアトランティスは、今のわたし達を支える文明が持つカルマと、わたし達の中に芽生えた不信感を、まとめて海王星にぶつけてきそうだけど。。
対人関係であれ、信条や世界観的なことであれ、真っ向から「どうよ!」なんて言っても、海王星相手だとノレンに腕押し。べき論が先立てば、海王星のネガティブな面を刺激して逆に疑心暗鬼に陥りそう。または、ちょっとしたことで騙されやすくなるかも? 多分、誰も責任を取ろうとはしないでしょう。 無駄な衝突は避けて、少し回り道をしても智恵を使うこと… 逆行中の賢者カイロンを使って(忍耐は要るけれど)、策略を察知したらそれを逃れつつ、消化しつつ、まずは自分の中で、失ったものを取り戻す − 自分にまつわる物事や人間関係の仕組みをよくよく理解する ー そして次の行動を決める。そんな路線でいくのが賢い選択かもしれません。
そうそう、今から今月末には肉眼視出来ると言われるアイソン彗星。このところ太陽活動がずっと盛んになっているのはこのアイソンのせいでしょうか。歴史が大きく動くときに姿を現すのが彗星だとも言われています。 刻々と近付いて来るアイソンも、多分今の地球には人知れず影響を及ぼしているはず。。 ディスカバリー・チャートを見ると、ICにフォルスとイクシオン。MCに木星とヴェスタ。どんなことだってアリのイクシオンに突然のカルミックな出来事を司るフォルスが天底にあるというのは強力です。先ほどから幾度となく地震も来ているけれど、ジュノーとアスボルス、それに海王星のTスクエアはちと不穏かな。満月の下、少しずつ小出しにエネルギーが解放されますように。。冥王星・天王星・水星のTスクエアもあって、対人も国家間も緊張含みかなぁ。集合意識的自己憐憫にカーンと蹴りをいれてくれそうな惑星配置に見えます。
ところで、肝心のアイソンがチャートに出ていないけれど、この時蟹座の29°15'に位置していました。
そのテーマをひと言で言えば、
11月28日午前5時過ぎごろ東南東の空、乙女座のスピカの近くに見える...はずのISON...
今はたぶん、少しでも自分に栄養を与えるときなのだと思います。遠い目を持って、自分も他のひとも、ちょっと許しながら、見えない壁を行き来しながら。。 いつの日か、何処にいてもそこが真の"ホーム"だと感じられるようになるまで…。こころに戦士のブルース、じゃなくセレナーデを歌いつつ(もちろん愛でも!w)、ヤドカリみたいに歩んでいきましょう。。
素敵な満月の夜になりますように!!
(時間に追われてちと乱暴に書いてしまったかも?と思いつつ…)
have a great trek!!!★
hiyoka(^_^
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満月は前回の新月のテーマが熟し、花開くときです。 この日は太陽と月が、地球を挟んでちょうど反対側にやってきます。0°の新月から始まった地球全体への課題は、満月で180°対向のエネルギー同士がぶつかりあい補いあうことにより、輝く満月というひとつの「結果」を見せてくれます。それは、わたし達が空間から受け取ったエネルギーをどう昇華し、現実に表現してきたのか を、あらためて見せてくれる鏡だと言えるかもしれません。そして わたし達はみな満月を超えて、次の新月までにそのテーマを消化、エネルギーはゆっくり静まっていきます。 さぁ、今回はどんな風景が見えるでしょうか? では今月も行ってみます。(^_-)~☆
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
★満月タイムスケジュール★
エネルギーが高まる時です。ヒーリング・メディテーションや祈りを捧げたい方は、もし可能ならこの時間帯に合わせてみてください。エネルギーの高まりを感じられると思います。
【地方平均太陽時:ソーラータイム(LMT)】
東京・関東ローカルで11月18日00:34前後、北海道周辺で00:40前後、関西方面は00:15頃(日本標準時の場合はこの時間)、沖縄周辺で17日23:45前後に 牡牛座 25°26’ で満月となります。
*今回のベースとなる新月のテーマについてはココをご覧ください。
------------------------¨°☆¤☆„¸○¸„☆¤☆°¨--------------------------
サビアン・シンボルによる【満月・月食のテーマ】 ― 11/18~12/2
*ここでは有名なデーン・ルディアー(ルージャー)版やマーク・エドモンド・ジョーンズ版の解釈ではなく、透視家エルシィ・フィーラーの伝えた言葉をそのまま書き写したオリジナル版サビアン・シンボルを使ったブレイン・ボヴィの解釈を参考にアスペクトを加味して書き下ろしてしています。
*テーマはひとつの意識の流れを表したものです。この流れは順不同に現れたり循環したり、ひとつだけ突出して感じられる場合もあります。また、内容はその時々のアスペクトを意識しながら抽出しています。
【月 牡牛座25°~26° + 太陽 蠍座25°~26°】
"A large well kept public park" + "An X-ray"
→「大きくて手入れの行き届いた公園」 +「エックス線」
↓
" A Spaniard serenading his senorita" + "Indians making camp"
→ 「恋人にセレナーデを歌うスペインの男」 +「テントを張るインディアン」
【テーマがもたらす雰囲気と挑戦(順不同)】
→★文脈や裏を読まずに反応する
→★不満足な物事であってもそれを陰で支える見えない努力を知る
→★何か大きなシステムの一員であることの良い側面を見ていく
→★赤裸々な自分自身を知られないための仮面
→★自分の期待や嫌悪を他者に投影する、または投影される
→★自分ではなく周囲の思いと一体化している自己に気付く
→★生きてるだけでみっけもの的な感覚
→★自分のホーム、ルーツ、内的世界に立ち戻る必要
→★または、何処かにある真実の自分の"ホーム"への渇望
→★人にどう思われるかを気にすることをやめる
→★何もかも忘れて空っぽになるor情熱的になりたい気分
→★明日また新しい闘いに臨むために今日を大切に過ごす
→★内面の深みに降りて伝えるべきメッセージを見出す→ ・・・・
★エネルギーのポイント:
新月『 見えない壁を行き来する 』
満月『 一度本来の自分に立ち返る 』
11月も半ばを過ぎて急に寒くなりましたね。。 伊豆大島の台風被害もまだ癒えないうちに、今度はフィリピンを襲った超強力台風。。異常気象、活発な太陽活動。地震。事故。そして世界の至るところで毎日のように起きる様々な事件、力のぶつかり合い、欺瞞に陰謀にリーク。政治・経済・社会…日本も相変わらず揺れています。社会も、大地も…。というより、わたし達 "人間総体" のこころが根底から揺れ動いているってことかもしれませんね。でも、自分自身に何か大きなことが起こらない限り、わたし達は足許の揺れに慣れてしまい、それが日常だよねって自然に思い始めます。でなきゃ毎日暮らしていけないし。株は多幸症みたいに騰がったりしてるし。(余談ですが、これについてはメリマンさんが今週コラムで、ウォールストリートジャーナルに載ったFRBの緩和策執行担当マネジャーの "告白" を引用して "政府による世界史上最大規模の金融市場介入" と指摘し、アストロロジーによるマーケットタイミングを無視するかのようなブルっぷり…これも人による天の青図の選択結果であることに触れていました。"FRBとは戦うな”が教訓だね、彼らは2016年まで緩和策を止めないかも…なんて感じのことも仰ってましたが。。) でも、自分の周囲だけでも振り返ってみれば、カーディナル・クライマックスが始まった頃からはもうすでにいろんなことが変化してしまってるけれど。。
個人的に最近感じるのは、天王星・冥王星スクエアを大背景にして、世界中に蔓延する不信感の根深さです。パーソナルなものからグループ、社会、国…いたるところに 「こちら側」 VS 「あちら側」 の対立が存在して、怒りや不安をぶつけあってる感じさえします。天王星、もう地団駄踏んでカッカきてます。冥王星も、底深〜く踏みつぶさんばかりの勢いを溜め込んでます。大地も揺れます。。。 もちろん、それぞれに理由はあるし、その言い分を語り出せばキリがないのだけど。でもその底の底には、もう名前さえ付けられないような積年のエネルギーが溜まっていて、理屈抜きに爆発するタイミングを計ってるみたい。 意識しようとしまいと、もう全員が協力して。それがたとえ争うカタチであったとしても、どんな信条やエクスキューズがあったとしても、結局は人類総体が協力して。。その行き着く先は? わかりません。 今の私達がどこに向かっているのか? それって、100年くらい経って、その時生きてる存在が振り返ってやっと見えてくることかも? でも、一つ言えると思うのは、もし今が歴史の変わり目なら、多分過去はあまり参考にならないんじゃないかってことです。
社会的にも、個人の人生でも、過去を蘇らせようとしたり、逆に過去を怖れて繰り返さないよう防ごうとする…そのどちらも、こんな星回りの下では成功しないんじゃないかと思います。 もちろん、過去から学ぶことは沢山あります。知識はとてもとても大切です。でも、じゃ新しい方策は? 具体的にどうしよう? ってなると、実は何にも参考にならない、判断基準が見当たらない。それでも前に進まなきゃならない。それが今回の天王星・冥王星スクエア。そして来年4月にやってくる、天王星・冥王星・火星・木星のグランドスクエア。 わたし達は、少し前からその準備段階に入りました。 凸凹道を揺れながら、とにもかくにもバランスを保って毎日を生きています。押し流されずに自分の人生を生きていくなら、せめて自分の足許は自分の真実で固めておきたい……
『でも、"真実"なんて、この世にあるの?』
『一応あるよ? だって今、生きて、息してるでしょう? たぶん、明日も生きるつもりでしょう? それは何故? 今、ココに意識がある。わたしという感覚がある。それは否定出来ない。たとえ湧き起こってくる感情はただ月の位置に刺激されたり、火星だの土星だのの圧力や、誰かからインプットされた情報に触発されて出てきただけのものだったとしても。 名状しがたくここに居るという事実。 肉体が在り、感覚が出て来る。快不快がある。余計なものを全部剥ぎ取った"わたし"。もう、そこからもっともっと深みに降りていくしかないし。それだけで十分じゃない? 』
『うーん・・・そう言われてもなぁw。』
『じゃ、なぜ人を殺しちゃいけないんだろう・・・ね?』
『へ? 当たり前じゃんそんなの。』
『そう? ま、もちろん当たり前だけど。でも社会がーとか 正義がーとか 自分がされてイヤなことは人にもしちゃダメーとか、そういうんじゃなくて。建前でも方便でもなくて。本当になぜなのかな?…人間て。 自分って。生きものって。いつのまにか大人として当たり前に生きているけど。ほんとは何やってるのかな…ねぇ、何?』
と、いきなり話がヘンな方に飛んでしまいましたが(^_^; 今回のテーマって、普段は大人として当たり前に受け入れている観点を一回自分なりに、もっと原点ぽいところに立ち戻って見直してみる必要を示しているかもしれません。たとえ、その究極の答が 「だって人間なんだから…仕方ないんだよね。」 だったとしても、「仕方ない」の扉を、自分の中でどの程度の深さのところに立てているかが問題なんだと思います。もう一度、自分が本当に望むもの、希求する状況を確かめて、無駄を削いでいくために。多分、何かの準備として……。
牡牛座25°〜26°の満月は、「美しく手入れされた公園」 から 「セレナーデを歌うスペインの伊達男」のエネルギーをとっていきます。ブレイン・ボヴィは広大な公園を整備するための組織やシステム、働く人々の存在を見通すエックス線のような眼差しを示唆していました。それは、もっともらしい上辺の「美しさ」や「正しさ」の裏側を見抜く目。特に、自分にとって「これぞ正しいよね!」と感じられる "心地良い" 意見を聞いたときは、すぐに受け入れない方がいいかもしれません。 それに、怖い部分を突いてくる脅しにも...。相手の動機を考えてみる。自分の反応をよく観察してみる。裏を取る。自分の目と耳とアタマと、必要なら足で確かめる。学ぶ。意見を持つなら責任も持つ。出来れば冷静にディベート出来るくらいに。それが出来ないうちは保留でOKってくらいでいいかも。 今はフワッとした気持ちだけだと足を取られやすい時期です。蠍座の土星もまだまだ睨みを利かしているし、魚座の海王星は理想やファンタジーのみで浸かっていくと、意外と手強い蟻地獄になったりします...。 けれど、そんなモロモロを射貫いた上で、あらためて自分にとっての「本物の美」や「本物の価値」を感じ取っていく…戦士サン達にとっては、そんな挑戦の満月でもあります。
(なにせこの満月、ダークな女神の大ボス格、恒星アルゴルとコンジャンクトですもの。強くあれ!って睨まれそうw。)
26°のセレナーデはロマンチックな光景です。スペインの伊達男サンの目はハート型。。恋するセニョリータに愛の歌を捧げながら、彼は何を見ているのかな? 一方、満月に光を与える太陽のシンボルは「テントを張るインディアン」です。 夕刻も迫り、一夜の安らぎを得る土地を見つけてそこに落ち着くのでしょうか? それとも旅の途中? 狩りで遠征したのかな? それとも、彼らは住んでいた土地を追われたのでしょうか? 彼らにはそこが家、かけがえのないホームです。良い土地を見つけたのだとしても、一夜の仮寝だったとしても、そこでホッとひと息ついて、誰にも邪魔されずに自分達だけの、安堵の夜を過ごすことが出来ます。
情熱的なスペイン男性だって、根底ではそうなのかもしれませんね。愛する彼女に求婚して、共に暮らしたい。彼女と一緒なら、満足と安らぎを得られるに違いない。イケメンで歌の上手な伊達男サンも、外でカッコつけ通すのはけっこう大変だったりするのかも。。(^_^; そう、彼は彼女の中に、「究極のホーム」を夢みているのかもしれません。明日も闘う力を養うために…。愛する者を手に入れて、自信と信頼に支えられ、足許を固めていくために…。
このシンボルは、お気に入りの美しいものや素敵な音楽を愛でながら、とてもロマンチックに経験されるケースも沢山あります。なので満月の夜、そんな体験が出来るひとはぜひ十分に味わってくださいね!! でも、その奥底にはやはり、自分が本当に価値をおくものは何か? 自分が本当に「らしくあれる」世界ってどんなものなのか? ひとりに立ち返って、自分の内面をおさらいするというテーマが隠されています。 それがたとえ、ちょっぴり寂しかったり、こころもとなさを伴う作業だったとしても。 今、それを試してみるにはとても良いとき。闘いはこれからだから… 。それは、きっと未知へと誘う冒険だから。。
今回の満月で目に付くアスペクトは太陽・月に対して水瓶座のネッソスがTスクエアを形成していること。 ちょうど山羊座の冥王星に金星がコンジャンクトし、天王星とのスクエアに参加したばかりでその余韻もあります。 個人的な世界観、思い、譲れない線と、自分が属している職場や周囲、社会で声高に語られる価値観とのぶつかり合いがクローズアップされる感じです。意見の相違があっても、本当に思ったことが言えないような雰囲気があるのかな。逆に、目障りな異端者をスケープゴートにしてしまう流れを作ったり、巻き込まれたりする危険も? でもネッソス絡みで何かあるとすれば、それを見ることからは逃げられないかも。ならば何故それが起きるのか、目と耳とアタマを使って外側でしっかり捉える。そして、反応している自分の「芯」のありかを再認識する手立てに使ってみてください。 本当に本当に大事な原点、最後まで譲れない一線とは何なのか? 見極める好機かも…。
まずは自分の中にどんなメッセージがあるか、みつけてみましょう。何か言ったり行動を起こすのはそれからでも遅くないはず。
ここしばらく、射手座ではフォルス、イクシオンがコンジャンクトしています。両方共とても遅い惑星だけど、そこに早い惑星が来る度に働きが前面に出てきます。今回はグリーヴが参加中。この小惑星はなかなか侮れません。文字通り、喪失の痛みや哀しみを意味するけれど、天災、事故、病気、事件など、死が絡むイベント時にもよく顔を出します。この三つ組みが火星とスクエアってことは、心理面に限っていえば 「大義名分さえあれば何でもOKだよね。手段を選ぶ必要ナシ!モラル? 何それ美味しいの?」 的な気分を生み出します。これがエリス、木星、BMリリスとも絡んでいるので、感情や思考はそっち方面に向かう可能性大かも…。でも悪いばかりじゃなくて、凡庸なモラルの抑圧をはね飛ばしたところで出るアイデアや思いは、これからクリエイティブに十分活かせそう。何か具体的なヒントが隠されてるかもしれません。 勿体ないので、はやまって大胆過ぎる行動はしないでくださいね! 現実は厳しいかも。。(^_^;
Dscに乗る魚座のカイロン。そして海王星・アスボルス・パラス&アトランティスのTスクエアあたりも今回、効いてくるかもしれません。 常に一抹の不安がつきまとう日常で、天頂近くのアスボルスは死せる身として限界を持つ人間が、どうサバイバルしていくか?…という問いを投げかけています。東の地平から昇ってきたパラスとアトランティスは、今のわたし達を支える文明が持つカルマと、わたし達の中に芽生えた不信感を、まとめて海王星にぶつけてきそうだけど。。
対人関係であれ、信条や世界観的なことであれ、真っ向から「どうよ!」なんて言っても、海王星相手だとノレンに腕押し。べき論が先立てば、海王星のネガティブな面を刺激して逆に疑心暗鬼に陥りそう。または、ちょっとしたことで騙されやすくなるかも? 多分、誰も責任を取ろうとはしないでしょう。 無駄な衝突は避けて、少し回り道をしても智恵を使うこと… 逆行中の賢者カイロンを使って(忍耐は要るけれど)、策略を察知したらそれを逃れつつ、消化しつつ、まずは自分の中で、失ったものを取り戻す − 自分にまつわる物事や人間関係の仕組みをよくよく理解する ー そして次の行動を決める。そんな路線でいくのが賢い選択かもしれません。
そうそう、今から今月末には肉眼視出来ると言われるアイソン彗星。このところ太陽活動がずっと盛んになっているのはこのアイソンのせいでしょうか。歴史が大きく動くときに姿を現すのが彗星だとも言われています。 刻々と近付いて来るアイソンも、多分今の地球には人知れず影響を及ぼしているはず。。 ディスカバリー・チャートを見ると、ICにフォルスとイクシオン。MCに木星とヴェスタ。どんなことだってアリのイクシオンに突然のカルミックな出来事を司るフォルスが天底にあるというのは強力です。先ほどから幾度となく地震も来ているけれど、ジュノーとアスボルス、それに海王星のTスクエアはちと不穏かな。満月の下、少しずつ小出しにエネルギーが解放されますように。。冥王星・天王星・水星のTスクエアもあって、対人も国家間も緊張含みかなぁ。集合意識的自己憐憫にカーンと蹴りをいれてくれそうな惑星配置に見えます。
ところで、肝心のアイソンがチャートに出ていないけれど、この時蟹座の29°15'に位置していました。
そのテーマをひと言で言えば、
『 世界の舞台裏で秘密裡に決定付けられた伝統と遺産をです。 そして乙女座28°〜29°でセクスタイルとなる太陽のテーマは
わたし達はどうするのか?・・・その選択と挑戦 』
『 集合離散を繰り返す経験の中にあってまた、天秤座28°〜29°の土星とはスクエアだったんですね。で、土星のテーマを引いて見ると
・・・人生の深い意味を理解していく挑戦 』
『 何が起きても、何処にいても、理解と智恵を介して……ん? 何か今回のテーマとものすごくオーバーラップしてる!!! この満月とアイソン可視化の時期が重なるなんて、何か本当に計り知れないものを感じていまいます…。刻々と太陽に近付くアイソンの運命や如何に......
・・・そこに在ることを受け入れ・・・自らの家とする能力 』
11月28日午前5時過ぎごろ東南東の空、乙女座のスピカの近くに見える...はずのISON...
今はたぶん、少しでも自分に栄養を与えるときなのだと思います。遠い目を持って、自分も他のひとも、ちょっと許しながら、見えない壁を行き来しながら。。 いつの日か、何処にいてもそこが真の"ホーム"だと感じられるようになるまで…。こころに戦士のブルース、じゃなくセレナーデを歌いつつ(もちろん愛でも!w)、ヤドカリみたいに歩んでいきましょう。。
素敵な満月の夜になりますように!!
(時間に追われてちと乱暴に書いてしまったかも?と思いつつ…)
have a great trek!!!★
hiyoka(^_^
November 10, 2013
レイモンド・メリマン 週間コメント11/11【金融アストロロジー】
http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム 2013年11月11日(フリー版より)
翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(文中の * は翻訳者によるものです)
--------------------------------------------------------------------------
※来週はコラムの翻訳をお休みさせていただきます。その後もしばらくの間、もしかしたら ≪短期ジオコズミクス≫ のみの抄訳版になるかもしれません。m(_"_)m
≪ 先週を振り返って ≫
先週は、現在のマンデーン及びファイナンシャル・アストロロジーにおける様々なジオコズミック・サインの力学が一斉に提示された1週間だった。
まず、先週は直近の蠍座の土星とコンジャンクトして起きた日食が示す、強力な「隠匿」のシグナルと共に始まった。蠍座は秘密と物事を隠し通すための舞台裏での試みを支配する。しかしながら、蠍座での水星逆行と天王星・冥王星(蠍座の支配星)スクエアのせいでそれは上手く行かず、したがって蠍座のもう一方の側面がそれに取って代わった。隠されたり否認されてきた物事を容赦なく掘り起こして暴露するというやり方がフル回転となったのだ。米国ではオバマケアとして知られる医療保険制度改革(ACA)が総崩れの有り様だった。その最初の顕れとして、少なくとも36回は大統領が約束したこと...
その後、彼の "但し書き" が週の半ばに来て、
そしてついに木曜、慌てて招集された幾人かの民主党上院議員とのミーティング後に…
水星逆行と冥王星・蠍座の強力な顕示は、経済と策謀の世界でも繰り広げられた。経済ニュースでは、ヨーロッパ中央銀行が木曜に主要金利を0.4%引き下げて皆を驚かせた。ユーロ通貨(と貴金属)は急落、そして米ドルは騰がった。金曜には、市場コメンテーターがおそらく125,000程度の低い上昇と見ていた新規雇用数が、労働局の発表ではなんと204,000も増加していた! 9月の段階で労働市場と経済がまだ弱いとの理由からテーパーリング(量的緩和の縮小)をしないとFRBが決定し、それが市場をひっくり返したのはつい最近のことではなかったか? そして、FRBはゆうに来年まではテーパーリングを行わない、というのが大方の見通しではなかったか? 金曜の驚異的に強い雇用統計を受けて、突如その話題が浮上し、FRBのテーパーリングが早まりそうだという話が再び持ち上がっている。
だがちょっと待って欲しい! FRBは先週、彼ら ー FRB自身 ー は、今年になって定めた6.5パーセント水準ではなく、6%または5.5%に失業率が低下するまでは0%近くの金利を維持するよう勧める調査報告を発表したばかりだ。…まさに、混ざり合ったシグナルの乱発 ー 水星逆行そのものだ! あるいはもう一歩進んで、今回の強い雇用統計と過去2ヶ月分の統計に対する驚異的な上方修正に絡むこの話題に、ちょっぴり蠍座的陰謀論を持ち込んでみよう。発表の後、各方面から信頼されるムーディーズのエコノミスト、マーク・ザンディはCNBCにこう語った。
金と銀はそう幸運ではなかった。先週最初の4日間に1320以上で引けることが出来ず、金は金曜に雇用増加という “良いニュース” を受けて急落し、1280.50をつけた。引けは1289だった。銀は週を通して2200あたりをウロウロしていたが、結局2150に落ち着いた。ユーロは前週ゆうに1.3800以上で取引されていたが、木曜には1.3300以下に下落し、先週終わりは1.3350周辺で引けた。ヨーロッパ連合に属する多くの国々の太陽に冥王星が乗り、天王星がそれら始原図の太陽に対して牡羊座/山羊座10°ラインでスクエアを形成することで、こうした突然の下落の機が熟した。冥王星は負債と金銭による結婚(共通通貨による同盟)を支配する。トランシットの冥王星がこれら全ての国々のネイタルの太陽に乗るということは、現在から未来へと続く通路を遮断する債務危機を各国が通り抜けてきて ー これからも通っていく ー ことを意味するのかもしれない。
≪ 短期ジオコズミクス ≫
11月6日水曜、いくつかのジオコズミック・サインからなる新たな時間帯がバンッという爆発音と共にスタートした。ユーロは急落、金と銀も倣い、そしてダウ平均は新高値まで駈け上った後、その日の内に売られて200ポイント下落。その後金曜にはその下落分を上げ戻して終えた。先週のコラムで述べたように…「(11月6日は)6日は太陽が土星にコンジャンクトし、木星が逆行に転じる。その1日後には金星が拡大と過剰を意味する星座宮、射手座を離れ、収縮と最終責任の追及屋である山羊座に入居する。11月6日から11月15日の間、7つの重要なジオコズミック・サインが展開し、その内の少なくとも3つは木星と海王星を含むが、これは原油を支配している。…この時間帯の終わりもまた重要で、山羊座の金星が冥王星とコンジャンクトし、天王星とはスクエアを形成する。」
今週は、このリバーサルの時間帯が発効していることから、私達の注意はファイナンシャル・アストロロジー上の多くの要因に向けられている。最初に、今週は水星が*11月10日に逆行を終える。通常、逆行によって直近で発生したテクニカルな歪みが自律的にノーマルな状況に戻るには1週間ほどかかるものの、これだけなら前向きな兆候だ。しかしながら、海王星もまた11月13日には逆行運動を終える。したがって、状況としては水星(情報)ー 海王星(嘘、惑わせる)が力を奮う時間帯だ。自分が聞いた事を信じるにあたっては注意深くあらねばならない。そして人々が開示する(そしてあなたが正しい決断を下すために知る必要のある事は開示しない)情報の裏に隠された動機を疑問に思わねばならない。
今週は典型的な「噂で買って事実で売る」週になるか、その真逆になるかだ。さらにその上11月14日〜15日には、山羊座の金星が冥王星にコンジャンクトし、天王星にスクエアを形成することによってハイライトされる。これは世界の中央銀行からの、もっと驚くような発表と同期するかもしれない。それが意味するものは、次に起きるもっと驚くような金融市場の反応だ。今は無頓着でいられるような時ではない。そうすれば高く付くだろう。だがもし状況をわかった上で敏速に動けば、大きな利益を上げられる時だ。
※水星順行開始:日本時間11月11日 06 : 11
≪ 長期的考察 ≫
長期的考察は約3週間後、「フォーキャスト2014」の執筆終了後に再開する予定だ。
訳文ここまで
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ところで今日、ホワイトハウスから登録者向けにこんなメールが来ていました。内容はオバマ大統領が就任してからこんなに経済が上向いてるよ!ホワイトハウスがハイジャックされて政府機関が閉鎖されてもこの成績、どうよ!というPR。今回の雇用統計に合わせて出したのでしょうね。(画像クリックで拡大出来ます)
レイモンド・メリマン・コラム 2013年11月11日(フリー版より)
翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(文中の * は翻訳者によるものです)
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※来週はコラムの翻訳をお休みさせていただきます。その後もしばらくの間、もしかしたら ≪短期ジオコズミクス≫ のみの抄訳版になるかもしれません。m(_"_)m
≪ 先週を振り返って ≫
先週は、現在のマンデーン及びファイナンシャル・アストロロジーにおける様々なジオコズミック・サインの力学が一斉に提示された1週間だった。
まず、先週は直近の蠍座の土星とコンジャンクトして起きた日食が示す、強力な「隠匿」のシグナルと共に始まった。蠍座は秘密と物事を隠し通すための舞台裏での試みを支配する。しかしながら、蠍座での水星逆行と天王星・冥王星(蠍座の支配星)スクエアのせいでそれは上手く行かず、したがって蠍座のもう一方の側面がそれに取って代わった。隠されたり否認されてきた物事を容赦なく掘り起こして暴露するというやり方がフル回転となったのだ。米国ではオバマケアとして知られる医療保険制度改革(ACA)が総崩れの有り様だった。その最初の顕れとして、少なくとも36回は大統領が約束したこと...
“あなたが現行の健康保険を気に入っているなら、は、実際には真実ではなかった。
そのまま続けられます。以上。” (キリッ)
その後、彼の "但し書き" が週の半ばに来て、
“私はACAの法案成立(2010年)後にあなたが加入中の健康保険にだがこれもまた上手くはいかなかった。何故なら1)それは実際に彼が口にした内容ではなく、 2)健康保険の条項は毎年変わるものだからだ。
何も変化が無ければ、それを維持出来ると言ったのだ。”
そしてついに木曜、慌てて招集された幾人かの民主党上院議員とのミーティング後に…
“....来年11月に控える非常に厳しい選挙戦に直面する議員達は....健康保険法のスタートに絡んで露出した永続的な問題が、共和党の候補者を後押しするのではないかという深い懸念が民主党界隈に流れ.....” そして大統領は謝罪した。(ウォールストリートジャーナル紙、2013年11月8日付 “上院議員の懸念 オバマを動かす”より)これは典型的な水星逆行のなせる業だが、また典型的な冥王星と蠍座の力学(事実を覆い隠し、事実を明らかにし、事実を否認し、これ以上真実を隠せなくなった時に謝罪する、等々)でもあった。今現在残る疑問は、あの謝罪で、失った信用を十分に取り戻せるのかということだ。大統領のチャートには2015年初頭まで海王星の雲が厚く垂れ込めているので、必ずしもそうとは言えない。これは全ての人間関係にも言えることだが、そこに信頼が存在する限りにおいて、物事は上手くいくものだ。だが一度信頼にヒビが入れば、回復は難しい。関係はもう再び元には戻らない。まるで昔のライチャス・ブラザースのヒット曲のようだ。
“You’ve lost that loving feeling, and now it’s gone, gone, gone.”
水星逆行と冥王星・蠍座の強力な顕示は、経済と策謀の世界でも繰り広げられた。経済ニュースでは、ヨーロッパ中央銀行が木曜に主要金利を0.4%引き下げて皆を驚かせた。ユーロ通貨(と貴金属)は急落、そして米ドルは騰がった。金曜には、市場コメンテーターがおそらく125,000程度の低い上昇と見ていた新規雇用数が、労働局の発表ではなんと204,000も増加していた! 9月の段階で労働市場と経済がまだ弱いとの理由からテーパーリング(量的緩和の縮小)をしないとFRBが決定し、それが市場をひっくり返したのはつい最近のことではなかったか? そして、FRBはゆうに来年まではテーパーリングを行わない、というのが大方の見通しではなかったか? 金曜の驚異的に強い雇用統計を受けて、突如その話題が浮上し、FRBのテーパーリングが早まりそうだという話が再び持ち上がっている。
だがちょっと待って欲しい! FRBは先週、彼ら ー FRB自身 ー は、今年になって定めた6.5パーセント水準ではなく、6%または5.5%に失業率が低下するまでは0%近くの金利を維持するよう勧める調査報告を発表したばかりだ。…まさに、混ざり合ったシグナルの乱発 ー 水星逆行そのものだ! あるいはもう一歩進んで、今回の強い雇用統計と過去2ヶ月分の統計に対する驚異的な上方修正に絡むこの話題に、ちょっぴり蠍座的陰謀論を持ち込んでみよう。発表の後、各方面から信頼されるムーディーズのエコノミスト、マーク・ザンディはCNBCにこう語った。
“これは奇妙だ。もしこの数字が後である程度…さて、この驚くほど明るい被雇用者数で最も利益を得るのは一体誰だろう? ニュースが行き渡る周期が週末にかかることを知っているのは良いことだ。もしそれに影響を与えられる立場だったら、なおさら良い。 おっと!お遊びの域を越えて蠍座・冥王星のシマに踏み込んでしまうところだった。
修正されても私は驚かないだろう。...下にね。”
金と銀はそう幸運ではなかった。先週最初の4日間に1320以上で引けることが出来ず、金は金曜に雇用増加という “良いニュース” を受けて急落し、1280.50をつけた。引けは1289だった。銀は週を通して2200あたりをウロウロしていたが、結局2150に落ち着いた。ユーロは前週ゆうに1.3800以上で取引されていたが、木曜には1.3300以下に下落し、先週終わりは1.3350周辺で引けた。ヨーロッパ連合に属する多くの国々の太陽に冥王星が乗り、天王星がそれら始原図の太陽に対して牡羊座/山羊座10°ラインでスクエアを形成することで、こうした突然の下落の機が熟した。冥王星は負債と金銭による結婚(共通通貨による同盟)を支配する。トランシットの冥王星がこれら全ての国々のネイタルの太陽に乗るということは、現在から未来へと続く通路を遮断する債務危機を各国が通り抜けてきて ー これからも通っていく ー ことを意味するのかもしれない。
≪ 短期ジオコズミクス ≫
11月6日水曜、いくつかのジオコズミック・サインからなる新たな時間帯がバンッという爆発音と共にスタートした。ユーロは急落、金と銀も倣い、そしてダウ平均は新高値まで駈け上った後、その日の内に売られて200ポイント下落。その後金曜にはその下落分を上げ戻して終えた。先週のコラムで述べたように…「(11月6日は)6日は太陽が土星にコンジャンクトし、木星が逆行に転じる。その1日後には金星が拡大と過剰を意味する星座宮、射手座を離れ、収縮と最終責任の追及屋である山羊座に入居する。11月6日から11月15日の間、7つの重要なジオコズミック・サインが展開し、その内の少なくとも3つは木星と海王星を含むが、これは原油を支配している。…この時間帯の終わりもまた重要で、山羊座の金星が冥王星とコンジャンクトし、天王星とはスクエアを形成する。」
今週は、このリバーサルの時間帯が発効していることから、私達の注意はファイナンシャル・アストロロジー上の多くの要因に向けられている。最初に、今週は水星が*11月10日に逆行を終える。通常、逆行によって直近で発生したテクニカルな歪みが自律的にノーマルな状況に戻るには1週間ほどかかるものの、これだけなら前向きな兆候だ。しかしながら、海王星もまた11月13日には逆行運動を終える。したがって、状況としては水星(情報)ー 海王星(嘘、惑わせる)が力を奮う時間帯だ。自分が聞いた事を信じるにあたっては注意深くあらねばならない。そして人々が開示する(そしてあなたが正しい決断を下すために知る必要のある事は開示しない)情報の裏に隠された動機を疑問に思わねばならない。
今週は典型的な「噂で買って事実で売る」週になるか、その真逆になるかだ。さらにその上11月14日〜15日には、山羊座の金星が冥王星にコンジャンクトし、天王星にスクエアを形成することによってハイライトされる。これは世界の中央銀行からの、もっと驚くような発表と同期するかもしれない。それが意味するものは、次に起きるもっと驚くような金融市場の反応だ。今は無頓着でいられるような時ではない。そうすれば高く付くだろう。だがもし状況をわかった上で敏速に動けば、大きな利益を上げられる時だ。
※水星順行開始:日本時間11月11日 06 : 11
≪ 長期的考察 ≫
長期的考察は約3週間後、「フォーキャスト2014」の執筆終了後に再開する予定だ。
訳文ここまで
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ところで今日、ホワイトハウスから登録者向けにこんなメールが来ていました。内容はオバマ大統領が就任してからこんなに経済が上向いてるよ!ホワイトハウスがハイジャックされて政府機関が閉鎖されてもこの成績、どうよ!というPR。今回の雇用統計に合わせて出したのでしょうね。(画像クリックで拡大出来ます)
November 03, 2013
レイモンド・メリマン 週間コメント11/4 部分訳【金融アストロロジー】
http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム 2013年11月4日(フリー版より)
翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(文中の * は翻訳者によるものです)
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※今週はお休みの予定でしたが、重要なジオコズミック・サインについて軽〜く触れている≪ 短期ジオコズミクス ≫のみUPします。長期的考察もとても濃い内容で残念ですが、投資日報社さんのサイトに日を追って掲載されるのではないかと思います。
なお、今年も『フォーキャスト2014』のマンデーン・パートと12星座の運気予測を翻訳させていただくことになりました。まだ12星座分の太陽占星術の原稿しか来ていませんが、相場予測や社会予測と比べてエンターテインメント性が強い部分といっても、やはり来年の天王星・冥王星スクエアが大ボス格のせいか、時によりアドバイスも「ここまで言うか…!」って感じで..かなり濃密です。本編はどうなることやら。。。 そんなわけで、11月~12月初頭は都合でお休みや抄訳が増えるかもしれません。楽しみにして下さってる方、すみません!m(_"_)m
本の予約はすでに始まっているようなので、興味ある方は投資日報社さんのサイトにどうぞ!
≪ 短期ジオコズミクス ≫
11月6日水曜、いくつかのジオコズミック・サインからなる新たな時間帯がスタートする。6日は太陽が土星にコンジャンクトし、木星が逆行に転じる。その1日後には金星が拡大と過剰を意味する星座宮、射手座を離れ、収縮と最終責任の追及屋である山羊座に入居する。11月6日から11月15日の間、7つの重要なジオコズミック・サインが展開し、その内の少なくとも3つは木星と海王星を含むが、これは原油を支配している。
この時間帯の終わりもまた重要で、山羊座の金星が冥王星とコンジャンクトし、天王星とはスクエアを形成する。皆さんは2008年1月22日〜26日の金融危機が、金星と冥王星の両方が共にコンジャンクションを形成しながら山羊座に入居した時だったことを覚えておられるだろう。これは単なる“仕返しの時”というだけでなく、当時存在した金融上の懸念に似たような状況 ― すなわち、潜在的な銀行危機が懸念される状況への回帰を意味するものだ。これはまた、日曜(11月3日)に起きる蠍座の日食のテーマとも合致している。蠍座は負債、税金、そして隠匿の星座宮だ。しかし、蠍座はまた浄化と暴露をも統治することから、もしかするとこれからの2週間は、ベンガジで起きたことの真実か、IRS絡みか、NSAか、それともACA(医療改革法)の施行に関して、何か非常に興味深い情報がついに表に出て来るのかもしれない。
今は調査探求(蠍座)の季節だ。冥王星と蠍座が同時に強調される時、あなたは隠れることが出来ない。試してみることは出来るが、通常は発見された時、ひどく苦しむことになる。しかも金星と冥王星が共に山羊座に在泊するとなれば、責任追及の声は増大しがちだ。今は透明なガラス張りでいることが賢明だろう。さもなければ、痛い結果が待っているかもしれない。
訳文ここまで
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レイモンド・メリマン・コラム 2013年11月4日(フリー版より)
翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(文中の * は翻訳者によるものです)
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※今週はお休みの予定でしたが、重要なジオコズミック・サインについて軽〜く触れている≪ 短期ジオコズミクス ≫のみUPします。長期的考察もとても濃い内容で残念ですが、投資日報社さんのサイトに日を追って掲載されるのではないかと思います。
なお、今年も『フォーキャスト2014』のマンデーン・パートと12星座の運気予測を翻訳させていただくことになりました。まだ12星座分の太陽占星術の原稿しか来ていませんが、相場予測や社会予測と比べてエンターテインメント性が強い部分といっても、やはり来年の天王星・冥王星スクエアが大ボス格のせいか、時によりアドバイスも「ここまで言うか…!」って感じで..かなり濃密です。本編はどうなることやら。。。 そんなわけで、11月~12月初頭は都合でお休みや抄訳が増えるかもしれません。楽しみにして下さってる方、すみません!m(_"_)m
本の予約はすでに始まっているようなので、興味ある方は投資日報社さんのサイトにどうぞ!
≪ 短期ジオコズミクス ≫
11月6日水曜、いくつかのジオコズミック・サインからなる新たな時間帯がスタートする。6日は太陽が土星にコンジャンクトし、木星が逆行に転じる。その1日後には金星が拡大と過剰を意味する星座宮、射手座を離れ、収縮と最終責任の追及屋である山羊座に入居する。11月6日から11月15日の間、7つの重要なジオコズミック・サインが展開し、その内の少なくとも3つは木星と海王星を含むが、これは原油を支配している。
この時間帯の終わりもまた重要で、山羊座の金星が冥王星とコンジャンクトし、天王星とはスクエアを形成する。皆さんは2008年1月22日〜26日の金融危機が、金星と冥王星の両方が共にコンジャンクションを形成しながら山羊座に入居した時だったことを覚えておられるだろう。これは単なる“仕返しの時”というだけでなく、当時存在した金融上の懸念に似たような状況 ― すなわち、潜在的な銀行危機が懸念される状況への回帰を意味するものだ。これはまた、日曜(11月3日)に起きる蠍座の日食のテーマとも合致している。蠍座は負債、税金、そして隠匿の星座宮だ。しかし、蠍座はまた浄化と暴露をも統治することから、もしかするとこれからの2週間は、ベンガジで起きたことの真実か、IRS絡みか、NSAか、それともACA(医療改革法)の施行に関して、何か非常に興味深い情報がついに表に出て来るのかもしれない。
今は調査探求(蠍座)の季節だ。冥王星と蠍座が同時に強調される時、あなたは隠れることが出来ない。試してみることは出来るが、通常は発見された時、ひどく苦しむことになる。しかも金星と冥王星が共に山羊座に在泊するとなれば、責任追及の声は増大しがちだ。今は透明なガラス張りでいることが賢明だろう。さもなければ、痛い結果が待っているかもしれない。
訳文ここまで
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November 01, 2013
○11/3の新月・日食―みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)
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新月は前回からの課題を経て、次の新月までの約1ヶ月をかけて取り組む新しいテーマが開示される時。 そしてこれは生まれた星座に関係なく、地球に生きるわたし達みんなに平等に降り注ぐエネルギーです。わたし達はこのエネルギーを使って日々、自分なりに考え行動していきます。その現れはひとの数だけ様々ですが、やがてはお互いに影響しあいながら、社会・国・世界の潮流を作っていきます。これは言い換えると、わたし達を取り囲む「空間の雰囲気」です。星読みの世界から見れば、誰もがその中で生き、そのテーマに呼応して・・(素直になったり、反抗したり、無視したりしながら・・)自分なりの人生を創造していると言えます。 その意味でも、刻々と変容していく惑星エネルギーの流れをおおまかに知っておくことは、きっと何かの役に立つんじゃないかと思います。
例えば…シンボルの光景やキーワードを覚えておくだけでも、何かに迷った時の指針になるはず。。ではでは今月も行ってみます!(^_-)
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★新月タイムスケジュール★
願い事やアファメーション、ヒーリング・メディテーションなどしたい方は、もし可能ならこの時間帯に合わせてみてください。エネルギーの高まりを感じとれると思います。(^_^)
【地方平均太陽時: ソーラータイム(LMT) 】
東京・関東ローカルで11月3日 22:09前後、北海道周辺で 22:15前後、関西方面(日本標準時ならこの時間)は 21:50 前後、沖縄周辺では 21:20前後に 蠍座 11°16’で新月(日食)となります。
*前回の新月のテーマについてはココ、満月・月食についてはココをご覧ください。
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Sabianシンボルによる【 新月がもたらすテーマと挑戦 →11/3~12/2 】
*ここでは有名なデーン・ルディアー(ルージャー)版やマーク・エドモンド・ジョーンズ版の解釈ではなく、透視家エルシィ・フィーラーの伝えた言葉をそのまま書き写したオリジナル版サビアン・シンボルを使ったブレイン・ボヴィの解釈を参考にし、アスペクトを加味して読んでいます。
*テーマはひとつの意識の流れを表したものです。この流れは順不同に現れたり循環したり、ひとつだけ突出して感じられる場合もあります。また、解釈の内容はその時々のアスペクトを意識しながら抽出しています。
【太陽・月 蠍座 11°~12° 】
"A drowning man rescued"
→ 「溺れて救助された男」
↓
"An embassy ball"
→ 「大使館の舞踏会」
【テーマがもたらす雰囲気と挑戦(順不同)】
→★小さな感情の蓄積が迸る/多くの記憶を掘り起こしていく
→★被害者・加害者・救済者の三つ組みの共依存に気付く
→★行き着くところまで行く寸前で踏みとどまる智恵の大切さ
→★他者の感情の爆発や制御不能な現象に巻き込まれる
→★大きな波のうねりの中で自分の小ささを知る
→★忍耐の中で一歩踏み込み、何かを、誰かを支えていく
→★情で繋がった人々との絆を確認する
→★社会的な階層に存在する見えない壁
→★知性、文化、ステイタスの誇示
→★壁に隔たれることによってどちらの側も護られるという事実
→★重要な事のために表面では違う「物語」を演じる必要性
→★デリケートな物事を円滑に進めるための「儀式」というスキル
→★自分のハートの中に存在する見えない壁に気付く
→★自分にとって計り知れないものへの敬意をもって胸襟を開く・・・→
★エネルギーのポイント:「見えない壁を行き来する」
前回の満月・月食に続いて、蠍座の日食、それもちょっと珍しいハイブリッド日食(観測地点によって皆既日食または金環食になる)がやってきます。 そしてその手前で起きる4回目の天王星・冥王星スクエア。これが11月1日 19:25ごろ。 最近は新月・満月も、数日前からそのエネルギーが来ることが多いですね。なので、もうすでに日食のエネルギーと共に、この絞り上げるようなスクエアの感覚を感じているひとも多いのではないでしょうか?
今回、牡羊座・山羊座の9°台で起きる天王星・冥王星スクエアには、蠍座の太陽、乙女座の火星、魚座のカイロン、射手座のグリーヴがそれぞれ9°台で参加しています。この時、太陽には逆行中の水星と月のサウス・ノードがコンジャンクト。グリーヴは恒星アンタレスとコンジャンクト。火星はといえば、そのアンタレスと対向のアルデバランという、共に強力なロイヤル・スターであり、勇気と好戦性を合わせ持つ恒星のミッドポイントに位置しています。火星、ここでブーストアップされそう….。そしてこれに水瓶座の8°台に在泊中のジュノーを加えれば、蠍座の太陽・水星組、牡牛座のサウスノード・Part of Death組とはTスクエア。そうそう、しかも太陽は来年4月に起きる5回目の天王星・冥王星スクエア直後の牡牛座の日食8°〜9°とはちょうど対向に位置しているという。。うーん…なんと賑やかで緊張感の高いフォーメーションなんでしょう!
各サインの9°台近辺に惑星や感受点を持つひとは、このエネルギーの影響をなんらかのカタチで受けているのではないかと思います。こころにも、体にも。 それがもし強力であれば、何かが確実に自分の中で、外側で、壊れていく感じとか。今まで簡単に出来ていたはずのことが出来なくなったり…。または、気付くと何だか昨日とは違う風景が見えていたり。上下動のある、とても不安定な時期に入っているかもしれません。でも、全てを過ぎ越したとき、そこには今の「自分」という感覚に代わって何とも表現出来ない新しい意識が芽生えている可能性が高いと思います。 たぶん、そのために今、ココにいるんですよね!(^_^
この天王星・冥王星スクエアのチャートでは、太陽のエネルギーの大半が巡り巡って同じ蠍座の土星に収束していくような感じです。そして今回の日食は、この時の太陽・土星のちょうどミッドポイント。土星、ノースノード、水星とのコンジャンクションを保持したカタチで起きます。これはもう、蠍座的エネルギーの爆発。。。
前回の月食を含んでこのあたりから、次の天王星・冥王星が起きる来年4月22日までの約半年間、世界は未来に向けてその行く末を決める、本当の中枢部=勝負時に入ってきました。もちろん、わたし達それぞれの人生にも、ハートにとっても…! 今回の日食は日本からは見られないけど、その影響力はとても大きいと思います。
ちなみにこの食はノースノード・イクリプス。過去から続いてきた何かが頂点を迎え、それによって扉が開き、新しい何かが始まる食です。そして、サロス・ファミリーは143。その始まりは1617年、誕生と共に前回の月食サロス117とペアになりました。テーマ的には今のところ、前回の月食で触れたような感じかな。。初めての方は、時間があったらぜひ覗いてみてください。
ではでは、早速サビアン・シンボルを見てみましょう。 まず土台となるのは、蠍座11°「溺れて救助された男」です。 津波や高波にのまれて溺れたひとでしょうか? それとも船から落ちたのかな? 広大な海原、逆巻く波…巻き込まれたら絶体絶命。。人生には、自分ではどうすることも出来ないことってあります。まるで運命の津波に呑み込まれて、為すすべも無いまま押し流されていくような感覚。 「もうだめかも…」 って観念するとき。。でも、このシンボルの男は助けられ、九死に一生を得るような経験をしました。 助けてくれたのは彼の仲間でしょうか? それともたまたま近くに居たひと達? いずれにしても、目の前でひとが溺れていたら、殆どのひとは知らんぷりで通り過ぎることなど出来ないと思います。あるひとは流れに飛び込み、または浮き輪を投げ、ひとを呼びに走る。 咄嗟のとき、余計なことを考えるヒマもなく行動することってありますよね。みんなの行動がうまくかみ合えば、誰かの命を助けることが出来る。。 助けられた側も助けた側も、ひととき同じ「水」の脅威を体験し、戻って来ました。その体験は、関わった全てのひとにとって何か大きな意味を持つはずです。
「水」は、無意識に渦巻く感情を象徴するもの。 海も河も、その大元は一しずくの水が流れ集まったものです。 ブレイン・ボヴィはこのシンボルのエネルギーをこう説明しています。『時には一滴の水が全てを変えてしまうこともあれば、船を呑み込むような大波だけが動かす物事もある』 と。 溺れた男は、少しずつ、染みこむように蓄積した暗い感情の波に呑み込まれ、突然バランスを失ってしまったのかもしれません。 感情の暴発は本人も周囲も、全てを危険に巻き込んでいきます。そこに手を差し伸べる側もまた、彼が必死に立てる波をかぶって自分の中の深い感情をかき立てられます。 目の前で溺れているひとは、まかり間違えば自分の父親、兄弟、夫、恋人、親友かもしれない。いえ、自分自身かもしれないのです。『何とかしなくちゃ!』 こうして、みんなが自らの内に持つ「水」は、互いに溶け合って大きな波となり、わたし達をひとつの行動に駆り立てていきます。
そして、彼の命は救われました。この事件は、関わったひと達皆にとって、それぞれに違う新たな経験です。彼らはそこに新しい自分の力をかいま見るでしょう。そして、その「力」を自分の人生の一部として取り込んでいきます。
蠍座の中盤に向かおうとするこの度数は、わたし達皆が根底で共有する、奥深い感情を揺さぶってきます。感情は思考より素速くわたし達に行動を促します。こうしてわたし達はひととき溶け合い、手を取り合い、何かを経験し、やがてまた、自分のテリトリーに帰っていきます。そのとき、助けられた男は安堵の気持ちと共に、再び与えられた命の力を感じているかもしれません。助けたひと達もまた、命を救った喜びと共に、自分の中に生まれた新たな力の側面を感じ取っているのではないでしょうか。
このシンボルの対向度数、牡牛座11°のシンボルでは、女性が自分のテリトリーの中で、やがて人生に花開く様々な経験を思い描きながら、庭に少しずつ水を撒いています。そこに描かれているのは、自分の「潜在的な力」を確認し、育てようとする意志でした。 そして今 わたし達は蠍座まで来て、共通の危機的状況を通じて他者と触れあい、感情の交わりや、時には肉体的交わりを通して、得てきた「力」を融合し、交換していくことになります。 それぞれが同じ体験を通して取り込んだ「力」は、わたし達を毎回ほんの少しずつ変容させ、人生に、社会に、また新しい大波を創っていく潜在力になっていくでしょう。 助ける者、助けられる者…… この先も、その都度役割を変えながら、わたし達はこの「水」に導かれた力の交換を体験していくはずです。それが自分を成長させ、支え、強くするから…水の力が無ければ、わたし達の花は枯れてしまうから。。
でも、もしも役割が固定してしまったら? 助ける者と助けられる者がいつもいつも同じ顔ぶれだったら? そこに成長はありません。あるのはただ、共依存だけ。そして、その閉じられた輪の中にはもしかしたら…男を水に突き落として溺れさせたひとの存在が隠れているかもしれません。 あるいは、突き落とすひとと、助けるひとが同じだったりするかもしれません。 そのとき、お互いの「力」は高め合うことなく枯れていくでしょう。 そこは吸血鬼の世界。 吸血鬼は今を永遠に維持するために、他者の血という名の水を吸い続ける必要があります。。
他者と溶け合って力を共有し、成長していくこと。ヴァンパイアであり犠牲者でもあるような、永遠のエネルギー・ループにはけっして陥らないこと。これは蠍座が課してくる、ひとつの挑戦かもしれません。
そして、エネルギーは蠍座12°「大使館の舞踏会」をとっていきます。シーンはガラッと変わって豪華なボール・ルーム。世界各国の超エリートや政治家、著名人とそのパートナー達が集う場です。みんなドレスコードにのっとって、きらびやかに着飾っています。上品な音楽が流れ、最高級の料理やお酒、そして上質な会話が交わされます。このシンボルが降ろされた1920年代の舞踏会はどんなだったでしょう? きっと優雅で華やかだったでしょうね。 今でこそ、権力者クラスのひと達が(少なくとも自分の名で)TwitterやFacebookにどんどん投稿する時代だけれど、昔はきっと、もっと雲の上の存在だったと思います。大使館の舞踏会なんて、庶民にとっては手の届かない憧れの場だったのではないでしょうか。(まぁ、今もそうかもしれないのですが…^_^;)
当然、この舞踏会は単なるダンス・パーティではありません。大使館で開かれているということは、そこが公の場であり、激動する政治の裏舞台でもあることを示唆しています。世界の要人が集まり様々なテーマで開かれるサミットなんかでも、表舞台の会議場だけでなく、晩餐会や控え室など、表に見えないところでの折衝が実は重要な筋書きを創っていた、なんてことがあると聞きます。たぶん舞踏会というのは、完全な表舞台と全くの裏舞台の、中間的な位置を占めるものかもしれません。つまり、にこやかに楽しむ風を装いながらも、とてもデリケートな場。 各国大使にとっては緊張感漂う仕事の場であり、場合によっては国同士の力が絡む、暗黙の闘いの場にもなるでしょう。もしかしたら、秘密の別室では盗聴やスパイ行為も当然のように行われているかもしれません。
なので、ひとたびその場の整った雰囲気を乱すような事件が起これば、悪くすると大きな国際問題にもなりかねません。ワルツのステップを踏み外して着飾ったお相手をステンと転ばせてしまったら… わたし達のパーティだったら笑い話で済むけれど。 トップが集う舞踏会なら? 小さな話に憶測や様々な尾ひれが付いて、世界中にニュースとなって広まるかもしれません。シャンパングラスから漏れた小さな一滴のしずくが、やがては社会の根幹をゆるがす大津波になっていく… 権力を持つひと達の集まりとは、そういうものではないでしょうか。
だからそこには、立ち居振る舞いについても暗黙の社交ルールが存在します。そこに集うエリート達は、ひとりひとりの肩書きに基づいて、後ろに繋がる目に見えない大勢の人々に対する責任を負っています。招待されたひと達はそれを熟知した上で、その規範から外れない範囲で、祖国に、自分の属するグループに、または自分自身の立場に、利益を誘導するための駆け引きをしているように見えます。地位や階層に見合ったルールの中で、いかに上手に互いの力を溶け合わせ、または奪うことが出来るか。。。今のわたし達が暮らしている社会構造を護りながら、その上でデリケートなパワーゲームをするには、絶大な社交の力が問われるでしょう。
わたし達は今、世界のトップクラスのひと達が集まる会合をネットやTVの映像でかいま見ることが出来ます。そこで起きてくる様々な出来事も漏れ伝わってきます。でも、そこでにこやかに交わされる会話の全容は知る由もありません。そこで何が本当に起きているのかを、その真実を、こちら側にいるわたし達が知ることはないでしょう。 ただ、ウィンドウショッピングをする時のように、目に付いた物事を褒めそやしたり批判したりしながら、まるで映画の1シーンみたいに、一瞬を楽しんで忘れていくのかもしれません。見るひとによって、ミステリーだったりアクションだったりコメディだったりするけれど、結局はひとときのエンターテインメント。 そこにはこちら側とあちら側を隔てる見えない壁が厳然と存在します。 それは社会的階層の壁。 だからわたし達は、いつかショウウィンドウのガラスを破り、飾ってある衣装や宝飾品を身につけ、あちら側に行ってみたいと夢みたりもします。
けれど、あちら側の暗黙のルールもわきまえないまま、壁を破って飛び込んだらどうなるでしょう? こちら側にいるときは華やかで楽そうに見えたボールルームなのに、いざ参加してみたら、そこはいきなり思考形態さえ違う異世界。すぐに怪しげなヤツ!とはじき出されてしまうかも? 同化するために懸命に頑張ったとしても、見えないところで背負う物の重さに気付いたとき、耐えられずに嫌気がさすかもしれません。美しいショウウインドウの中は、熾烈な戦場だった!な〜んて......。
『 そんなことないよ!どこに行っても自分は自分、ひとの事なんて関係ない。自分の思い通りにふるまうさ!』…そう、牡羊座の天王星ならそう言うかな? でも、山羊座の冥王星は見逃しません。
『 ここは君の遊び場じゃないぞ。 だが、本当に自分が正しいとそう思うなら、やってみるがいい。今まで社会を、君自身を支えてきた暗黙の社会構造を思いっきり壊してみろ。君はその後のことなど考えもしないだろう。自分のしたことがどんな影響力を持つかなど、想像さえしたことがないだろう。だが責任は負わせるぞ。私、山羊座の冥王星と、蠍座の土星が君の軌道を挟んでいることを忘れるな!』
…はぁ、見えない壁を正面からぶち壊すには、相応の覚悟が要りそうです。。
壁…。 壁があるとき、わたし達はそれを破りたいと思います。昔、ベルリンの壁が崩壊したように。こちら側とあちら側の人々が手を取り合うのを見たいと思います。 国境や宗教や信条の壁なんか無ければいいのに、と思います。そして、大好きなあのひととの間に立ちはだかる壁を壊して、共に溶け合いたいと願います。。 その一方で、何か危険が迫ったときは、わたし達を護ってくれる壁が欲しいと願うのもわたし達です。戦火から護ってくれる壁。貧困や飢餓から守ってくれる壁。 今の自分を、生活のありようを、護ってくれる壁… わたし達が今まで暗黙の内に同意して築きあげた、社会構造という名の壁。 人間関係の中でも、わたし達は時々こんな風に思います…一度は心身ともに溶け合ってひとつになったはずのあのひと。でも、たまには自由が欲しい。ひとりきりの世界に籠もって息をつきたい。それに、自分だけの秘密も護りたい。壁が欲しい………。 わたし達は本当に壁を壊したいのでしょうか? それとも、今存在する壁を護りたいのでしょうか?
蠍座で問題になる「壁」は、そうそうわたし達に都合よく立ったり崩れたりはしてくれません。わたし達の自我は、壁が無ければ成り立たないからです。無数の自我の壁が寄り集まって、社会階層を構築する壁になっているからです。 だから、どんなに世の中のシステムが変わったとしても、それを完全に壊してしまうことは…まだわたし達の意識レベルでは無理なのだと思います。 今のわたし達がこの壁と付き合っていくには、スキルを必要とします。 それは、「社交」というカタチを取った「儀式」。 儀式と言っても形式的なものではありません。それは、ひとときの間「壁」を通り抜ける「水のマジック」。存在する壁を透過して、こころを明け渡していく行為だと思うのです。
自分や相手や周囲の中に暗黙の内に存在する、見えない壁を尊重していくこと。 尊重しながら、そっとそっと手を差し出し、相手の核に触れていくこと。。 他者の力を奪い取るのではなく、相手の弱みを突くのではなく、正直に、自ら少しずつ溶け出していくこと。互いに変容していくプロセスを怖れないこと。でも、手を引くべきときはサッと引く。相手をけっして侵害しない。自分の弱みを怖れたりしない....。 こんな関係性を、単なる操縦行為やパワーゲームに陥らず、あきらめずに誠意をもって続けることが出来たなら、いつしか互いの堅固な壁が、自分の中の壁が、まったく新しい「何か」に置き換わっているのに気付くかもしれません。それはもう、壁とさえ呼べないでしょう。
けれど、そこまでいくには相当の自己信頼と忍耐が必要です。 目の前の現実を見て、周囲をありのままに見て、自分を振り返り、感じ取る。 自分の中の飾らない欲望を、きちんと見る。考えてみる。 本当に、何がしたいのか? 自分に、相手に、周囲に、社会に、何を求めているのか? 今、本当にやるべきことは何なのか...?
大使館の舞踏会でフロアの真ん中に立ち、その場に溶け込みながら、異なる顔の幾多の壁に囲まれ、自らもマナーという仮面をまといつつ、同時に誠実であり続けること。 社会という人々の集まり…無数の見えない壁の集積を、もっとフレキシブルでより良いものに変容させていくこと。わたし達に、それが出来るでしょうか? この蠍座の海の中で、怖れと拒否と力への欲望から這い出し、自分を律してスキルを身に付けていくことが出来るでしょうか?
それでも、もし本気で既存の「壁」を壊したい、飛び出したいと思ったら、エイッとやってみるのもいいと思うんです。壁は永遠のものじゃないから。古い壁はいつか崩れ去り、新しいものに変容するのだから。 けれど、独りよがりな行動を取ったりしたら、蠍座の土星にソク責任を問われそう。。 彼はこう言うでしょう。『 壁を破壊して新しいテリトリーに辿り着きたいなら、それなりの手順を踏め。現実を見ろ。侵害するな。働け。繋げ。コミュニケーションを取れ。信頼を得ろ!』 …ふぅ。なんかこう、ウルサイですね。。(^_^;
そして、最後に冥王星がとどめの一発。
『 灰になれ。一握の灰を力として立ち上がれ。そして、君の新たな壁を創るのだ。もって瞑すべし! 』
それにしても、今回の土星、強いと思います。 そして、チャージされて活力に満ちた火星もまた、舌鋒鋭く批判精神にあふれていそう。叩けるものなら何だってやり玉に挙げるかも? 水星・ノースノード・太陽・月・土星の日食軍団とこの火星から、牡羊座の天王星にYODが形成され、同時に天王星とジュノーから火星にゆるいYODが来ているのも気になります。 何かまた、どこかで驚くようなことが起きるのでしょうか。 カルマの精算を象徴するケンタウルスのネッソスが天王星・冥王星のミッドポイントに来ていることから、あいかわらずの内戦やテロに加えて、秘密の漏洩、愛情問題やお金が絡んだカルミックな出来事、法律問題、仕事や信条に関する裏切り行為の発覚や事件などはまだまだ続きそう。。 来年の天王星・冥王星スクエアにかけて、地政学的にも発火しやすい感じだし、地震や災害を示す惑星配置にもこと欠きません。それに彗星接近で太陽フレアによる磁気嵐も警戒続行中。。天王星が強調されている限り、何を予測しても意表を突かれるというけれど…いずれにしても、やっぱり世の中は騒然としそうです。
でも、今回牡羊座9°〜10°に居座る天王星にはちょっとだけ、期待しています。古くなって壊れたものを何としてでも再び機能させ、新しい領域に導いていこうとする、前向きな意志を持っている度数だから....。これが水面下でじわっと効いてくれるといいな。。
そんな中、今日も頑張って息だけはしながら(^_^; …わたしもまた自分なりに人生を歩んでいます。惑星達のエネルギーに翻弄されて毎日バタバタと暮らしながら、遅々としつつ。ふと気が付くと木々もずいぶん色付いてきました。ベランダに枯葉が落ちています。早いなぁ…もうすぐ冬なんだな。。そういえば10年前の今頃って何をしていたろう? もう何も思い出せない気がする...(遠い目
水星逆行下にあって、フッと昔の記憶がこころを触ってくることも多い今日この頃。 蠍座の沼地に咲く美しい花を見て、ヒタヒタとこころに迫る深い音色に耳を傾け、自分の中の水と思いっきり戯れ、そしてときには大波をかぶりつつ… 変化していく世の中と溶け合い呼応しながら、意識を、世界を見据える眼を、閑かに成熟させていけたら…そして自分と世界を、意識と次元を隔てる見えない壁を自在に透過していけたら........なんて思ってる、天王星・冥王星スクエアの昼下がりであります。。。
★最後に少しだけ、久々の惑星スケジュールなど
11月 7日 昼頃 水瓶座でネッソス順行開始
11月14日 早朝 魚座で海王星順行開始
土星がエコーフェイズを終えて逆行開始位置に到達
(後片付けから未来志向へ)
11月11日 水星順行開始@蠍座2°29' ここからエコーフェイズへ
(この日の前後は様々な乱れに注意)
11月18日 0 : 15頃 満月
11月19日 カイロン順行開始
have a great trek!!!★
hiyoka.(^_^)
新月は前回からの課題を経て、次の新月までの約1ヶ月をかけて取り組む新しいテーマが開示される時。 そしてこれは生まれた星座に関係なく、地球に生きるわたし達みんなに平等に降り注ぐエネルギーです。わたし達はこのエネルギーを使って日々、自分なりに考え行動していきます。その現れはひとの数だけ様々ですが、やがてはお互いに影響しあいながら、社会・国・世界の潮流を作っていきます。これは言い換えると、わたし達を取り囲む「空間の雰囲気」です。星読みの世界から見れば、誰もがその中で生き、そのテーマに呼応して・・(素直になったり、反抗したり、無視したりしながら・・)自分なりの人生を創造していると言えます。 その意味でも、刻々と変容していく惑星エネルギーの流れをおおまかに知っておくことは、きっと何かの役に立つんじゃないかと思います。
例えば…シンボルの光景やキーワードを覚えておくだけでも、何かに迷った時の指針になるはず。。ではでは今月も行ってみます!(^_-)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
★新月タイムスケジュール★
願い事やアファメーション、ヒーリング・メディテーションなどしたい方は、もし可能ならこの時間帯に合わせてみてください。エネルギーの高まりを感じとれると思います。(^_^)
【地方平均太陽時: ソーラータイム(LMT) 】
東京・関東ローカルで11月3日 22:09前後、北海道周辺で 22:15前後、関西方面(日本標準時ならこの時間)は 21:50 前後、沖縄周辺では 21:20前後に 蠍座 11°16’で新月(日食)となります。
*前回の新月のテーマについてはココ、満月・月食についてはココをご覧ください。
------------------------¨°☆¤☆„¸○¸„☆¤☆°¨--------------------------
Sabianシンボルによる【 新月がもたらすテーマと挑戦 →11/3~12/2 】
*ここでは有名なデーン・ルディアー(ルージャー)版やマーク・エドモンド・ジョーンズ版の解釈ではなく、透視家エルシィ・フィーラーの伝えた言葉をそのまま書き写したオリジナル版サビアン・シンボルを使ったブレイン・ボヴィの解釈を参考にし、アスペクトを加味して読んでいます。
*テーマはひとつの意識の流れを表したものです。この流れは順不同に現れたり循環したり、ひとつだけ突出して感じられる場合もあります。また、解釈の内容はその時々のアスペクトを意識しながら抽出しています。
【太陽・月 蠍座 11°~12° 】
"A drowning man rescued"
→ 「溺れて救助された男」
↓
"An embassy ball"
→ 「大使館の舞踏会」
【テーマがもたらす雰囲気と挑戦(順不同)】
→★小さな感情の蓄積が迸る/多くの記憶を掘り起こしていく
→★被害者・加害者・救済者の三つ組みの共依存に気付く
→★行き着くところまで行く寸前で踏みとどまる智恵の大切さ
→★他者の感情の爆発や制御不能な現象に巻き込まれる
→★大きな波のうねりの中で自分の小ささを知る
→★忍耐の中で一歩踏み込み、何かを、誰かを支えていく
→★情で繋がった人々との絆を確認する
→★社会的な階層に存在する見えない壁
→★知性、文化、ステイタスの誇示
→★壁に隔たれることによってどちらの側も護られるという事実
→★重要な事のために表面では違う「物語」を演じる必要性
→★デリケートな物事を円滑に進めるための「儀式」というスキル
→★自分のハートの中に存在する見えない壁に気付く
→★自分にとって計り知れないものへの敬意をもって胸襟を開く・・・→
★エネルギーのポイント:「見えない壁を行き来する」
前回の満月・月食に続いて、蠍座の日食、それもちょっと珍しいハイブリッド日食(観測地点によって皆既日食または金環食になる)がやってきます。 そしてその手前で起きる4回目の天王星・冥王星スクエア。これが11月1日 19:25ごろ。 最近は新月・満月も、数日前からそのエネルギーが来ることが多いですね。なので、もうすでに日食のエネルギーと共に、この絞り上げるようなスクエアの感覚を感じているひとも多いのではないでしょうか?
今回、牡羊座・山羊座の9°台で起きる天王星・冥王星スクエアには、蠍座の太陽、乙女座の火星、魚座のカイロン、射手座のグリーヴがそれぞれ9°台で参加しています。この時、太陽には逆行中の水星と月のサウス・ノードがコンジャンクト。グリーヴは恒星アンタレスとコンジャンクト。火星はといえば、そのアンタレスと対向のアルデバランという、共に強力なロイヤル・スターであり、勇気と好戦性を合わせ持つ恒星のミッドポイントに位置しています。火星、ここでブーストアップされそう….。そしてこれに水瓶座の8°台に在泊中のジュノーを加えれば、蠍座の太陽・水星組、牡牛座のサウスノード・Part of Death組とはTスクエア。そうそう、しかも太陽は来年4月に起きる5回目の天王星・冥王星スクエア直後の牡牛座の日食8°〜9°とはちょうど対向に位置しているという。。うーん…なんと賑やかで緊張感の高いフォーメーションなんでしょう!
各サインの9°台近辺に惑星や感受点を持つひとは、このエネルギーの影響をなんらかのカタチで受けているのではないかと思います。こころにも、体にも。 それがもし強力であれば、何かが確実に自分の中で、外側で、壊れていく感じとか。今まで簡単に出来ていたはずのことが出来なくなったり…。または、気付くと何だか昨日とは違う風景が見えていたり。上下動のある、とても不安定な時期に入っているかもしれません。でも、全てを過ぎ越したとき、そこには今の「自分」という感覚に代わって何とも表現出来ない新しい意識が芽生えている可能性が高いと思います。 たぶん、そのために今、ココにいるんですよね!(^_^
この天王星・冥王星スクエアのチャートでは、太陽のエネルギーの大半が巡り巡って同じ蠍座の土星に収束していくような感じです。そして今回の日食は、この時の太陽・土星のちょうどミッドポイント。土星、ノースノード、水星とのコンジャンクションを保持したカタチで起きます。これはもう、蠍座的エネルギーの爆発。。。
前回の月食を含んでこのあたりから、次の天王星・冥王星が起きる来年4月22日までの約半年間、世界は未来に向けてその行く末を決める、本当の中枢部=勝負時に入ってきました。もちろん、わたし達それぞれの人生にも、ハートにとっても…! 今回の日食は日本からは見られないけど、その影響力はとても大きいと思います。
ちなみにこの食はノースノード・イクリプス。過去から続いてきた何かが頂点を迎え、それによって扉が開き、新しい何かが始まる食です。そして、サロス・ファミリーは143。その始まりは1617年、誕生と共に前回の月食サロス117とペアになりました。テーマ的には今のところ、前回の月食で触れたような感じかな。。初めての方は、時間があったらぜひ覗いてみてください。
ではでは、早速サビアン・シンボルを見てみましょう。 まず土台となるのは、蠍座11°「溺れて救助された男」です。 津波や高波にのまれて溺れたひとでしょうか? それとも船から落ちたのかな? 広大な海原、逆巻く波…巻き込まれたら絶体絶命。。人生には、自分ではどうすることも出来ないことってあります。まるで運命の津波に呑み込まれて、為すすべも無いまま押し流されていくような感覚。 「もうだめかも…」 って観念するとき。。でも、このシンボルの男は助けられ、九死に一生を得るような経験をしました。 助けてくれたのは彼の仲間でしょうか? それともたまたま近くに居たひと達? いずれにしても、目の前でひとが溺れていたら、殆どのひとは知らんぷりで通り過ぎることなど出来ないと思います。あるひとは流れに飛び込み、または浮き輪を投げ、ひとを呼びに走る。 咄嗟のとき、余計なことを考えるヒマもなく行動することってありますよね。みんなの行動がうまくかみ合えば、誰かの命を助けることが出来る。。 助けられた側も助けた側も、ひととき同じ「水」の脅威を体験し、戻って来ました。その体験は、関わった全てのひとにとって何か大きな意味を持つはずです。
「水」は、無意識に渦巻く感情を象徴するもの。 海も河も、その大元は一しずくの水が流れ集まったものです。 ブレイン・ボヴィはこのシンボルのエネルギーをこう説明しています。『時には一滴の水が全てを変えてしまうこともあれば、船を呑み込むような大波だけが動かす物事もある』 と。 溺れた男は、少しずつ、染みこむように蓄積した暗い感情の波に呑み込まれ、突然バランスを失ってしまったのかもしれません。 感情の暴発は本人も周囲も、全てを危険に巻き込んでいきます。そこに手を差し伸べる側もまた、彼が必死に立てる波をかぶって自分の中の深い感情をかき立てられます。 目の前で溺れているひとは、まかり間違えば自分の父親、兄弟、夫、恋人、親友かもしれない。いえ、自分自身かもしれないのです。『何とかしなくちゃ!』 こうして、みんなが自らの内に持つ「水」は、互いに溶け合って大きな波となり、わたし達をひとつの行動に駆り立てていきます。
そして、彼の命は救われました。この事件は、関わったひと達皆にとって、それぞれに違う新たな経験です。彼らはそこに新しい自分の力をかいま見るでしょう。そして、その「力」を自分の人生の一部として取り込んでいきます。
蠍座の中盤に向かおうとするこの度数は、わたし達皆が根底で共有する、奥深い感情を揺さぶってきます。感情は思考より素速くわたし達に行動を促します。こうしてわたし達はひととき溶け合い、手を取り合い、何かを経験し、やがてまた、自分のテリトリーに帰っていきます。そのとき、助けられた男は安堵の気持ちと共に、再び与えられた命の力を感じているかもしれません。助けたひと達もまた、命を救った喜びと共に、自分の中に生まれた新たな力の側面を感じ取っているのではないでしょうか。
このシンボルの対向度数、牡牛座11°のシンボルでは、女性が自分のテリトリーの中で、やがて人生に花開く様々な経験を思い描きながら、庭に少しずつ水を撒いています。そこに描かれているのは、自分の「潜在的な力」を確認し、育てようとする意志でした。 そして今 わたし達は蠍座まで来て、共通の危機的状況を通じて他者と触れあい、感情の交わりや、時には肉体的交わりを通して、得てきた「力」を融合し、交換していくことになります。 それぞれが同じ体験を通して取り込んだ「力」は、わたし達を毎回ほんの少しずつ変容させ、人生に、社会に、また新しい大波を創っていく潜在力になっていくでしょう。 助ける者、助けられる者…… この先も、その都度役割を変えながら、わたし達はこの「水」に導かれた力の交換を体験していくはずです。それが自分を成長させ、支え、強くするから…水の力が無ければ、わたし達の花は枯れてしまうから。。
でも、もしも役割が固定してしまったら? 助ける者と助けられる者がいつもいつも同じ顔ぶれだったら? そこに成長はありません。あるのはただ、共依存だけ。そして、その閉じられた輪の中にはもしかしたら…男を水に突き落として溺れさせたひとの存在が隠れているかもしれません。 あるいは、突き落とすひとと、助けるひとが同じだったりするかもしれません。 そのとき、お互いの「力」は高め合うことなく枯れていくでしょう。 そこは吸血鬼の世界。 吸血鬼は今を永遠に維持するために、他者の血という名の水を吸い続ける必要があります。。
他者と溶け合って力を共有し、成長していくこと。ヴァンパイアであり犠牲者でもあるような、永遠のエネルギー・ループにはけっして陥らないこと。これは蠍座が課してくる、ひとつの挑戦かもしれません。
そして、エネルギーは蠍座12°「大使館の舞踏会」をとっていきます。シーンはガラッと変わって豪華なボール・ルーム。世界各国の超エリートや政治家、著名人とそのパートナー達が集う場です。みんなドレスコードにのっとって、きらびやかに着飾っています。上品な音楽が流れ、最高級の料理やお酒、そして上質な会話が交わされます。このシンボルが降ろされた1920年代の舞踏会はどんなだったでしょう? きっと優雅で華やかだったでしょうね。 今でこそ、権力者クラスのひと達が(少なくとも自分の名で)TwitterやFacebookにどんどん投稿する時代だけれど、昔はきっと、もっと雲の上の存在だったと思います。大使館の舞踏会なんて、庶民にとっては手の届かない憧れの場だったのではないでしょうか。(まぁ、今もそうかもしれないのですが…^_^;)
当然、この舞踏会は単なるダンス・パーティではありません。大使館で開かれているということは、そこが公の場であり、激動する政治の裏舞台でもあることを示唆しています。世界の要人が集まり様々なテーマで開かれるサミットなんかでも、表舞台の会議場だけでなく、晩餐会や控え室など、表に見えないところでの折衝が実は重要な筋書きを創っていた、なんてことがあると聞きます。たぶん舞踏会というのは、完全な表舞台と全くの裏舞台の、中間的な位置を占めるものかもしれません。つまり、にこやかに楽しむ風を装いながらも、とてもデリケートな場。 各国大使にとっては緊張感漂う仕事の場であり、場合によっては国同士の力が絡む、暗黙の闘いの場にもなるでしょう。もしかしたら、秘密の別室では盗聴やスパイ行為も当然のように行われているかもしれません。
なので、ひとたびその場の整った雰囲気を乱すような事件が起これば、悪くすると大きな国際問題にもなりかねません。ワルツのステップを踏み外して着飾ったお相手をステンと転ばせてしまったら… わたし達のパーティだったら笑い話で済むけれど。 トップが集う舞踏会なら? 小さな話に憶測や様々な尾ひれが付いて、世界中にニュースとなって広まるかもしれません。シャンパングラスから漏れた小さな一滴のしずくが、やがては社会の根幹をゆるがす大津波になっていく… 権力を持つひと達の集まりとは、そういうものではないでしょうか。
だからそこには、立ち居振る舞いについても暗黙の社交ルールが存在します。そこに集うエリート達は、ひとりひとりの肩書きに基づいて、後ろに繋がる目に見えない大勢の人々に対する責任を負っています。招待されたひと達はそれを熟知した上で、その規範から外れない範囲で、祖国に、自分の属するグループに、または自分自身の立場に、利益を誘導するための駆け引きをしているように見えます。地位や階層に見合ったルールの中で、いかに上手に互いの力を溶け合わせ、または奪うことが出来るか。。。今のわたし達が暮らしている社会構造を護りながら、その上でデリケートなパワーゲームをするには、絶大な社交の力が問われるでしょう。
わたし達は今、世界のトップクラスのひと達が集まる会合をネットやTVの映像でかいま見ることが出来ます。そこで起きてくる様々な出来事も漏れ伝わってきます。でも、そこでにこやかに交わされる会話の全容は知る由もありません。そこで何が本当に起きているのかを、その真実を、こちら側にいるわたし達が知ることはないでしょう。 ただ、ウィンドウショッピングをする時のように、目に付いた物事を褒めそやしたり批判したりしながら、まるで映画の1シーンみたいに、一瞬を楽しんで忘れていくのかもしれません。見るひとによって、ミステリーだったりアクションだったりコメディだったりするけれど、結局はひとときのエンターテインメント。 そこにはこちら側とあちら側を隔てる見えない壁が厳然と存在します。 それは社会的階層の壁。 だからわたし達は、いつかショウウィンドウのガラスを破り、飾ってある衣装や宝飾品を身につけ、あちら側に行ってみたいと夢みたりもします。
けれど、あちら側の暗黙のルールもわきまえないまま、壁を破って飛び込んだらどうなるでしょう? こちら側にいるときは華やかで楽そうに見えたボールルームなのに、いざ参加してみたら、そこはいきなり思考形態さえ違う異世界。すぐに怪しげなヤツ!とはじき出されてしまうかも? 同化するために懸命に頑張ったとしても、見えないところで背負う物の重さに気付いたとき、耐えられずに嫌気がさすかもしれません。美しいショウウインドウの中は、熾烈な戦場だった!な〜んて......。
『 そんなことないよ!どこに行っても自分は自分、ひとの事なんて関係ない。自分の思い通りにふるまうさ!』…そう、牡羊座の天王星ならそう言うかな? でも、山羊座の冥王星は見逃しません。
『 ここは君の遊び場じゃないぞ。 だが、本当に自分が正しいとそう思うなら、やってみるがいい。今まで社会を、君自身を支えてきた暗黙の社会構造を思いっきり壊してみろ。君はその後のことなど考えもしないだろう。自分のしたことがどんな影響力を持つかなど、想像さえしたことがないだろう。だが責任は負わせるぞ。私、山羊座の冥王星と、蠍座の土星が君の軌道を挟んでいることを忘れるな!』
…はぁ、見えない壁を正面からぶち壊すには、相応の覚悟が要りそうです。。
壁…。 壁があるとき、わたし達はそれを破りたいと思います。昔、ベルリンの壁が崩壊したように。こちら側とあちら側の人々が手を取り合うのを見たいと思います。 国境や宗教や信条の壁なんか無ければいいのに、と思います。そして、大好きなあのひととの間に立ちはだかる壁を壊して、共に溶け合いたいと願います。。 その一方で、何か危険が迫ったときは、わたし達を護ってくれる壁が欲しいと願うのもわたし達です。戦火から護ってくれる壁。貧困や飢餓から守ってくれる壁。 今の自分を、生活のありようを、護ってくれる壁… わたし達が今まで暗黙の内に同意して築きあげた、社会構造という名の壁。 人間関係の中でも、わたし達は時々こんな風に思います…一度は心身ともに溶け合ってひとつになったはずのあのひと。でも、たまには自由が欲しい。ひとりきりの世界に籠もって息をつきたい。それに、自分だけの秘密も護りたい。壁が欲しい………。 わたし達は本当に壁を壊したいのでしょうか? それとも、今存在する壁を護りたいのでしょうか?
蠍座で問題になる「壁」は、そうそうわたし達に都合よく立ったり崩れたりはしてくれません。わたし達の自我は、壁が無ければ成り立たないからです。無数の自我の壁が寄り集まって、社会階層を構築する壁になっているからです。 だから、どんなに世の中のシステムが変わったとしても、それを完全に壊してしまうことは…まだわたし達の意識レベルでは無理なのだと思います。 今のわたし達がこの壁と付き合っていくには、スキルを必要とします。 それは、「社交」というカタチを取った「儀式」。 儀式と言っても形式的なものではありません。それは、ひとときの間「壁」を通り抜ける「水のマジック」。存在する壁を透過して、こころを明け渡していく行為だと思うのです。
自分や相手や周囲の中に暗黙の内に存在する、見えない壁を尊重していくこと。 尊重しながら、そっとそっと手を差し出し、相手の核に触れていくこと。。 他者の力を奪い取るのではなく、相手の弱みを突くのではなく、正直に、自ら少しずつ溶け出していくこと。互いに変容していくプロセスを怖れないこと。でも、手を引くべきときはサッと引く。相手をけっして侵害しない。自分の弱みを怖れたりしない....。 こんな関係性を、単なる操縦行為やパワーゲームに陥らず、あきらめずに誠意をもって続けることが出来たなら、いつしか互いの堅固な壁が、自分の中の壁が、まったく新しい「何か」に置き換わっているのに気付くかもしれません。それはもう、壁とさえ呼べないでしょう。
けれど、そこまでいくには相当の自己信頼と忍耐が必要です。 目の前の現実を見て、周囲をありのままに見て、自分を振り返り、感じ取る。 自分の中の飾らない欲望を、きちんと見る。考えてみる。 本当に、何がしたいのか? 自分に、相手に、周囲に、社会に、何を求めているのか? 今、本当にやるべきことは何なのか...?
大使館の舞踏会でフロアの真ん中に立ち、その場に溶け込みながら、異なる顔の幾多の壁に囲まれ、自らもマナーという仮面をまといつつ、同時に誠実であり続けること。 社会という人々の集まり…無数の見えない壁の集積を、もっとフレキシブルでより良いものに変容させていくこと。わたし達に、それが出来るでしょうか? この蠍座の海の中で、怖れと拒否と力への欲望から這い出し、自分を律してスキルを身に付けていくことが出来るでしょうか?
それでも、もし本気で既存の「壁」を壊したい、飛び出したいと思ったら、エイッとやってみるのもいいと思うんです。壁は永遠のものじゃないから。古い壁はいつか崩れ去り、新しいものに変容するのだから。 けれど、独りよがりな行動を取ったりしたら、蠍座の土星にソク責任を問われそう。。 彼はこう言うでしょう。『 壁を破壊して新しいテリトリーに辿り着きたいなら、それなりの手順を踏め。現実を見ろ。侵害するな。働け。繋げ。コミュニケーションを取れ。信頼を得ろ!』 …ふぅ。なんかこう、ウルサイですね。。(^_^;
そして、最後に冥王星がとどめの一発。
『 灰になれ。一握の灰を力として立ち上がれ。そして、君の新たな壁を創るのだ。もって瞑すべし! 』
それにしても、今回の土星、強いと思います。 そして、チャージされて活力に満ちた火星もまた、舌鋒鋭く批判精神にあふれていそう。叩けるものなら何だってやり玉に挙げるかも? 水星・ノースノード・太陽・月・土星の日食軍団とこの火星から、牡羊座の天王星にYODが形成され、同時に天王星とジュノーから火星にゆるいYODが来ているのも気になります。 何かまた、どこかで驚くようなことが起きるのでしょうか。 カルマの精算を象徴するケンタウルスのネッソスが天王星・冥王星のミッドポイントに来ていることから、あいかわらずの内戦やテロに加えて、秘密の漏洩、愛情問題やお金が絡んだカルミックな出来事、法律問題、仕事や信条に関する裏切り行為の発覚や事件などはまだまだ続きそう。。 来年の天王星・冥王星スクエアにかけて、地政学的にも発火しやすい感じだし、地震や災害を示す惑星配置にもこと欠きません。それに彗星接近で太陽フレアによる磁気嵐も警戒続行中。。天王星が強調されている限り、何を予測しても意表を突かれるというけれど…いずれにしても、やっぱり世の中は騒然としそうです。
でも、今回牡羊座9°〜10°に居座る天王星にはちょっとだけ、期待しています。古くなって壊れたものを何としてでも再び機能させ、新しい領域に導いていこうとする、前向きな意志を持っている度数だから....。これが水面下でじわっと効いてくれるといいな。。
そんな中、今日も頑張って息だけはしながら(^_^; …わたしもまた自分なりに人生を歩んでいます。惑星達のエネルギーに翻弄されて毎日バタバタと暮らしながら、遅々としつつ。ふと気が付くと木々もずいぶん色付いてきました。ベランダに枯葉が落ちています。早いなぁ…もうすぐ冬なんだな。。そういえば10年前の今頃って何をしていたろう? もう何も思い出せない気がする...(遠い目
水星逆行下にあって、フッと昔の記憶がこころを触ってくることも多い今日この頃。 蠍座の沼地に咲く美しい花を見て、ヒタヒタとこころに迫る深い音色に耳を傾け、自分の中の水と思いっきり戯れ、そしてときには大波をかぶりつつ… 変化していく世の中と溶け合い呼応しながら、意識を、世界を見据える眼を、閑かに成熟させていけたら…そして自分と世界を、意識と次元を隔てる見えない壁を自在に透過していけたら........なんて思ってる、天王星・冥王星スクエアの昼下がりであります。。。
★最後に少しだけ、久々の惑星スケジュールなど
11月 7日 昼頃 水瓶座でネッソス順行開始
11月14日 早朝 魚座で海王星順行開始
土星がエコーフェイズを終えて逆行開始位置に到達
(後片付けから未来志向へ)
11月11日 水星順行開始@蠍座2°29' ここからエコーフェイズへ
(この日の前後は様々な乱れに注意)
11月18日 0 : 15頃 満月
11月19日 カイロン順行開始
have a great trek!!!★
hiyoka.(^_^)