April 2014

April 28, 2014

○4/29の新月・日食―みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)

4月29日
 前半の社会的アスペクト部分にマーリンとテレウスの項目を追記しました。
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    新月は前回からの課題を経て、次の新月までの約1ヶ月をかけて取り組む新しいテーマが開示される時。 そしてこれは生まれた星座に関係なく、地球に生きるわたし達みんなに平等に降り注ぐエネルギーです。わたし達はこのエネルギーを使って日々、自分なりに考え行動していきます。その現れはひとの数だけ様々ですが、やがてはお互いに影響しあいながら、社会・国・世界の潮流を作っていきます。これは言い換えると、わたし達を取り囲む「空間の雰囲気」です。星読みの世界から見れば、誰もがその中で生き、そのテーマに呼応して・・(素直になったり、反抗したり、無視したりしながら・・)自分なりの人生を創造していると言えます。 その意味でも、刻々と変容していく惑星エネルギーの流れをおおまかに知っておくことは、きっと何かの役に立つんじゃないかと思います。
    例えば…シンボルの光景やキーワードを覚えておくだけでも、何かに迷った時の指針になるはず。。ではでは今月も行ってみます!(^_-)
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★新月タイムスケジュール★
願い事やアファメーション、ヒーリング・メディテーションなどしたい方は、もし可能ならこの時間帯に合わせてみてください。エネルギーの高まりを感じとれると思います。(^_^)

【地方平均太陽時: ソーラータイム(LMT) 】
東京・関東ローカルで 4月29日 15:33前後、北海道周辺で 15:40前後、関西方面(日本標準時ならこの時間)は 15:14 前後、沖縄周辺では 14:45前後に 牡牛座 8°51’で新月となります。

前回の新月のテーマについてはココ、満月についてはココをご覧ください。

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Sabianシンボルによる【 新月がもたらすテーマ 】
*ここではデーン・ルディアー版やマーク・エドモンド・ジョーンズ版の解釈ではなく、透視家エルシィ・フィーラーの伝えた言葉をそのまま書き写したオリジナル版サビアン・シンボルを使ったブレイン・ボヴィの解釈を参考にし、アスペクトを加味して読んでいます。
*テーマはひとつの意識の流れを表したものです。この流れは順不同に現れたり循環したり、ひとつだけ突出して感じられる場合もあります。また、解釈の内容はその時々のアスペクトを意識しながら抽出しています。


【太陽・月 牡牛座 8°~9°(4/29~5/28 )】
"A sleigh without snow"
『雪無しのソリ』

"A Christmas tree decorated"
『飾り付けされたクリスマスツリー』

【テーマがもたらす雰囲気と挑戦(順不同)】
→★過去に失ったものを取り戻したい思い
→★核心をあえて迂回し外堀を埋めていく必要
→★焦らずにまず自分の足許を安定させる
→★金銭、エネルギー、感情、言葉などを無駄に使う危険
→★過去から差してくる残光と向き合う
→★"向こう側"に渡りたいという切望
→★先走った考え方が不安定な状況をもたらす
→★体に入れる物や心に留めるべき物事について慎重に考える
→★互いに協調することの困難さを味わう
→★一員として溶け込むためのぎこちない微笑
→★時がもたらす衰退に抗うための飾りや祭りの効用
→★衝突を終わらせようとして対立を煽り立てる危険
→★「力」と「平穏」のバランスを取る必要
→★与えること(&受け取ること)にまつわる不安や抵抗を克服していく・・・→

エネルギーのポイント:「大地にゆっくり根を張って内なる深みに向かう」

140429NM

        世の中はもうゴールデン・ウィーク入りですね。…世界は相変わらずその行く末に謎を秘めながら激しく動いているけれど、街全体の空気はなんとなくノンビリ感が漂ってきたような?

        4月15日の月蝕に始まり、数えて5回目の天王星・冥王星スクエア、そしてカーディナル・グランドスクエア形成を経てきたわたし達は、明日、金環日蝕を迎えます(残念なことに金環食を見られるのは南極付近だけで、部分日蝕もオーストラリアやインドネシア、南インド洋の一部で見られるのみだそうです)。この日蝕は、サウスノード・イクリプス。なので月蝕が未来志向だったのに比べると、今回はどちらかといえば過去をふり返って現状を見つめ、要らないものを断ち切っていくのに向いたエネルギーかもしれません (今回のサロスシリーズ、No.148については前回の満月/月食アスペクト編をご覧ください)。

ANSE


        ところで、このところの強烈なエネルギーを受けてきたみんなはどうしているかな…?  太陽は4月20日に牡牛座入りし、ひとまず落ち着く方向へとこころの舵を切ったようにも見えます。牡牛座は地性星座宮の中でも、大地そのものが含む豊かさや安定した地盤という力学を持っています。それは物質に裏打ちされた平穏と自己充足感でもあります。牡牛座の精神にとって、自分が立つ大地が安定して豊かに生命を育んでいる…そんなふうに感じられるかどうかは、とても大切な幸福感へのポイント。と同時に、大きな挑戦なのです。

自分が毎日を生きる中で何か足りないと感じることがあれば、その対象が「物」でも「誰かのこころ」でも、何であれ、牡牛座の欠乏感を刺激してきます。牡牛座的精神にとって "何かの欠乏" は、生きるための栄養が足りないことと同じ。それは一種の不安感や飢餓感として、こころの表面に翻訳されていくでしょう。端から見れば十分に恵まれているのに? と思えるような境遇のひとでも、それは同じこと。 こころ…そして体の内側に(体感としても)何とも言いようのない "落ちつかない" 感覚を覚えることもあるかもしれません。もし少しでもそんな傾向を感じるひとがいるなら、この日蝕期は、ちょっとふり返って自分の足許をよく見つめてみるチャンスになるかも?  

        牡牛座的精神が依って立つ、一見ゆるがぬ大地の下には、煮えたぎるマグマが潜んでいます。平穏なときの牡牛座の大地は、その地熱によって温められ、クリエィティブで豊かな精神の土壌をはぐくみます。 けれど普段おだやかに見える牡牛座が時折見せる、超頑固な側面や怒りの荒々しさは、自分の大地が枯れ始めていると体感したとき、臨界点に達して噴出するマグマそのものです。

SecretWounds


けれど、そのマグマが魂レベルで究極に向かおうとするところは、進化螺旋のひとつ上の視座。 『足りないものは実は外側にあるのではなく、自分という存在の内側にまだ発見されずに存在している…』 という真実を、パーフェクトに見極めた地点です。だから、牡牛座の悩みは全て 『自己をどんどん耕していくこと』 に通じると言ってもいいでしょう。究極の、自己充足です。牡牛座の精神は、そこに達して初めて『他者との分かち合い』 が本当には何を意味するかをよく理解します。そして、他の誰よりも "分かち合いの達人" になれます。 そんな牡牛座的達人の下では、依存も操縦も恩着せも計算も一切の必要が無く、ごく自然な形で "与えること・受け取ること" が生まれ、拡がっていきます。そしてそれがまた、牡牛座の持つ豊かさをはぐくんでいきます。

創造性って、どの星座宮にも、それぞれが持つ特質の中に必ず備わっているものです。 なかでも牡牛座の創造性は、わたし達のような地上的存在の基盤をなす「精神の物質化」…つまり、自分の精神のありようをこの世に「もの」として生み出す力と関わっています。 生殖、繁殖…これも牡牛座の基本領域。牡牛座のエロスは、自己が立つ大地を確認し、自分自身の内側から何かを生み出す力を感じるための大切な要素です。なのでそこから見ると、牡牛座の精神は本質的にマスターベーション的な要素を持つと言えるかもしれません。実際、牡牛座の傾向を強く持つひと(太陽に限らず、他の主要惑星や感受点が集まって牡牛座が強調されているひと)は、たとえ愛するパートナーがいたとしても、マスターベーションを必要とするケースが多いと言われます。これは牡牛座にとっては大切な自己充足への鍵であり、精神を落ち着かせ、内なる力 ー 皮膚の下のマグマを感じるために必要なことです。だからパートナーへの愛情の有無とは全く異なる領域のこと。けっして否定すべきものではありません。  ただ、こうした特質をパートナー側が理解出来ないときは、問題が起きる可能性もあります。その場合は、これも互いに向き合い越えていくべき課題のひとつとなりそうです。 

flowers


そんなわけで、太陽が牡牛座に在泊するこの新月・日蝕期は、近しいひととの間で今まで話題に出しにくかった問題や、タブー的な感覚を持ってしまう事柄について(セクシャルなことに限らず)、少しずつ間合いを詰めながらじっくり話し合ってみるのも良さそうです。これ、相手によってはかなりの挑戦になるかもしれません。 けれど今は、他のひとも自分自身も、追い詰める必要はありません。壁をトントンとノックしてみて、まだまだ厚く堅牢なら、時が熟すのを待ったって構わない。。。 今はそれくらいの気持の余裕と優しさを持てればそれで十分。自分を少しだけ、開いてみる…それだけでもエネルギーは未来に向かい、徐々に動いていきます。焦ることはありません。また、ひとり自分の来し方をふり返り、何が足りないと感じてきたか、その欠乏感の本質は何処にあるのか? そしてすでに持っているもので要らないものは何か、それにはどんな価値があったのか?など、よく吟味してみるのにも良い機会となりそうです。

        一方、社会的には、いまだに日本の戦後始原図(憲法衆院通過時)の太陽にトランシットの天王星・冥王星・木星がグランドクロスを形成中で、天秤座を逆行中の火星が太陽を少し離れてすぐ隣のイクシオンとコンジャンクトすること、そしてこの日蝕が始原図のネッソスの上で起こり、火星にオポジションを形成することを考えると、やはり今回も、長い時を経て積もり積もってきた問題、誰もが見過ごしたり、見て見ぬフリで蓋してきたような事柄が浮上する流れだと思います。 過去をふり返り、未来を考え、今を創っていかなくてはならない流れ。それは日本にとって、本当に大切な物や事とは何なのか、わたし達の社会や共同体の真の資源と言えるのはいったい何なのかを再考させられるようなことかもしれません。 そこから生まれるエネルギーは、内外に様々な対立や、先にやったもの勝ちのような焦りを生み出す可能性もあります。それでも、社会はここから少しずつ変化していくでしょう。 ちなみに、もうひとつの戦後始原図(サンフランシスコ条約発効時)では、今回の日蝕は4室太陽の真上で起きます。そしてこれもまた、日本がこれから半年〜最長3年の間に新生していかなければならないこと、何があろうと無かろうと、自ら "平安" を創り出す力を持つ必要があること、それにはわたし達一人一人の誠実さや熱意が必要なことを暗示しています。

※4月29日追記
        また、今回の日蝕図でひとつ気になったのは、MCに+1°の蟹座1°に小惑星マーリンとケンタウルス族のテレウスがコンジャンクトしていることです。通常、個人のネイタルでマーリンが強調されている場合は、変性意識状態への誘いや、アドバイザーや予見者としてスキルを磨くためにオカルト知識を学んだり、アストロロジーや透視技術を身に付ける、または興味を持つという傾向が見られます。ただネガティブな意味が出る場合は、災厄を招いた当事者としての責任、(助言者として)惨事を予見出来なかったことに対する絶望と精神的苦痛という暗示も含んでいます。またテレウスは(評価が定まったとは言えないものの)熊殺し、熊ハンターとして名高いケンタウルスです。銀河アストロロジャー、P. セジウィックやケンタウルス族研究家のひとりZ.B.ステインによれば、聖なる動物と考えられていた熊を狩るテレウスは、その手口があまりに残忍なために怪物的なイメージで捉えられていたのだとか。彼自身も戦いによって凄惨な死を遂げます。(ケンタウルスは皆、象徴的な「死」による浄化を意味しますが、テレウスは中でもかなり荒々しいです)テレウスがハイライトされるときは、良い感じに使えると他者との建設的な協働が出来るし、職業と自分自身が一体化する傾向または実際の顔と社会的なペルソナの使い分けを上手に行う傾向が出ます。けれど悪くすると、欲得ずくの行動が目立ち、ペルソナの下に行う無法行為や野蛮で暴力的な行為、力による圧政が現れやすいです。

小惑星とケンタウルス族のコンジャンクションなので、通常は宇宙的大背景に味わいを添える要素の一つとしてそう気に留めることもないのですが、東京ローカル図のMCに来ること、そして日本の戦後始原図(サンフランシスコ条約発効時)ではDC(西の地平線)に乗ること、米国始原図(メリマン氏使用のもの)の金星とコンジャンクト中なのはちょっと注目に値するかもしれません。

この2天体が位置する度数蟹座1°〜2°には、「(個人または集団の)"支配力" の移行が進む際に伝統的に付いて回る危機」という意味が含まれています。小惑星マーリンが示唆する予見者としての失敗と責任と狂気、そして "熊殺し"テレウスの暴力性や無法行為、欲得ずくの行いというネガティブなセットが発動しないことを祈りたいと思います(日本内政の行方、日本と米国の関係、そしてウクライナ情勢も気になりますね。 それにしても307便は.....)


pond


        ではでは、今回のエネルギーがどんな味わいを持つのか、サビアン・シンボルを見ていきましょう。前回の新月のポイントは、「心のシフトを意図する」 そして 「肩の力を抜いて指先の繊細な力を保つ」 でしたね。そして今回、まずベースとなるのが牡牛座8° 『雪無しのソリ』。 これ、ちょっと訳語がヘンなのですが…(^_^; 要は、雪が積もっていない大地に置かれたソリのことです。 「雪の無い季節のソリ」の方がわかりやすいのかもしれません。でも、このシンボルはもしかしたら、真冬に大雪が降っている時でも、倉庫や博物館に置かれたままになっているのかもしれません。 周囲に雪がまったく無いところに置かれているソリ…季節的な乗り物であるソリは、このままではスムーズにすべらせることが出来ません。雪とソリは、切っても切り離せない物同士。そこでこのシンボルからは「時と場所を得ていない何か」というイメージが湧いてきます。

このソリを見て、わたし達は 『あぁ、いつだったか…冬にソリに乗って楽しかったな…』 とか、あるいは 『次の冬が来たら、ソリに乗って遊んでみたいな…』 とか思います。でなければ『今でも南極や北極ではこんなソリを走らせてるひとがいるのかな?』 なんて想像するかもしれません。 いずれにしても、それは現実の「今」ではありません。"sleigh without snow" は "sleigh without 'now' "。 わたし達は、今目の前にある大地に置かれたソリを見て、遠い過去や未来に思いを馳せます。 けれど、ソリに乗って座り込んだまま、過去や未来に滑っていけるわけではありません。そのまんま、銀色の季節を待ち続けるわけにもいきません。。

snow


そこにあるのは、"今すぐここ" では触れられない体験。まるで湖面に映った月の光のように、実際には掴めない物事。イメージの世界は、わたし達のこころの中で様々に膨らみます。 なので、実際の過去の出来事や、未来に味わう体験とは大分かけ離れているかもしれません。ひとによっては雲を掴むような夢物語に発展していく…なんてこともあるでしょう。それはあくまで 「ソリ」 という事物が含む、ポテンシャルの世界です。けれど、その不安定で移ろいやすいイメージの世界を遊ぶことによって、わたし達は "まだ触れられないもの" に対して様々な可能性を見出すことが出来ます。そしてひょっとしたら…それはわたし達の未来を変えていく力になるかもしれません。  

けれど、そこで得られたイメージを気に入ったからといって、その光景を自分のこころに固定し、「これだけが受け入れられる真実だ!」…なんて思ってしまったら?  それは単に、今の自分を護るために変化を拒んでいるだけってことになりかねません…。まだ機が熟さない物事。あるいは、世の中でまだ時宜を得ていない自分という存在。 ここでは、あえてダイレクトなやり方でグイグイと前進するのではなく、雪の無いソリを、湖面に映る月光を、それがあくまでイメージと知りながらも、まるで湖畔をゆっくり回り道するように、様々な思索に使っていくこと。それも大切な "プロセス" になるということが示唆されています。焦らずに。でも、イマジネーション豊かに……。


christmas_tree


        さて、このエネルギーが向かっていくシンボルは、『飾り付けされたクリスマスツリー』です。クリスマスツリーは、雪の季節の象徴。サンタクロースも降りしきる雪の中、ソリに乗ってやってきます。 外は美しい銀世界…光の漏れる温かい部屋の中、ピカピカまたたく電飾や、幸せの象徴みたいなオーナメントで飾られた一本のクリスマスツリー。これからこのツリーを囲んで、みんなが集まる楽しいひとときが始まるのでしょうか。

クリスマスツリーはもみの木です。雪深い森から切り出されてきました。だから今、ツリーの周りには本来あるはずの雪はありません。そのかわりに、吹き付けられたニセの雪で飾られています。 本来の場に存在していない…それは、前のシンボル 『雪の無いソリ』 とよく似ています。 クリスマスツリーとは、束の間の祝祭のために切られてしまった木。 けれどそれは、特別な日のために切られ捧げられる、聖なる "供物" のシンボルであることも事実です。聖なる犠牲の木の周囲には、人々が集まり、互いにプレゼントを贈り合います。そしてこの日のために用意された特別なご馳走を食べ、メリークリスマスの乾杯をして再会を祝います。

日本のクリスマスは友人同士のパーティや飲み会も多いけれど、米国でクリスマスと言えば、家族や一族が家に集まって祝うのが基本(今は特に大都市ではその基本も崩れていそうですが)。 サビアン・シンボルが降ろされた1925年当時ならなおさら、そんな習慣が当たり前だったのではないでしょうか。独立して遠い街に暮らしている子供達も、クリスマス休暇には年老いた両親が暮らす懐かしい家に帰ってきます。両親、子供達、そして部屋を駆け回る孫達や叔父さん、伯母さんなどの親戚達。久々に集まる顔と顔。 血縁関係と言っても、中には折り合いの良くないひともいます。一家としての長い歴史の中で、触れてはいけないタブーだってあるかもしれません。 

woods


巣立っていった子供達は、大人として様々な体験を経てきました。それぞれが、それぞれの事情を背負っています。血の繋がりがもたらす温もりに、皆がひとときの幸福感を味わった後、ふと誰かの口をついて出た言葉が引き金になって気まずい空気が流れる…アメリカ映画やTVドラマでそんなシーンを見かけたこと、ありませんか? クリスマスツリーの周囲は、過去の思い出が集まる場所です。子供時代の幸福だった思い出、辛く貧しかった思い出・・・そして、それぞれが背負っている今...。

街がクリスマスの装飾で賑やかに輝き、どこからともなくクリスマスソングが流れてくると、日本人のわたし達も、ふと感傷的な気分になったりしますよね。。 クリスマスを象徴するツリーには、忘れたはずの昔をよみがえらせ、何か特別な感情を呼び覚ますようなところがあります。あぁ、またこの日がやって来たんだな…って。それは、失われたまばゆい季節の思い出かもしれません。貰えなかったギフト、渡せなかったプレゼントかもしれません。クリスマスって、元々はイエス・キリストの誕生日という宗教的な意味を持つ日です。けれど、クリスマスを家族で過ごす米国の人々にとっても、そんな大本の意義をはるかに超えた一日、何かスペシャルな意味を持つ日なのかもしれません。それは感情…いえ、もしかしたら感傷を通して人生の側面を深く味わう、年に一度の祝祭なのだと思います。 

        集うこと。集いの一員となること。それぞれの思いを抱きながら、贈り物を与え合うこと。分かち合いの歓び、人生の歓びを味わうこと。。。 でもそれと同時に、人知れず苦い思いを秘めながらそこに居なければならない…そんな状況もまた、あり得ます。 冷たい雪が降りしきる冬の一夜、暖かい部屋には大きなクリスマスツリーが飾られ、人々はグラスを片手に懐かしく談笑しています。その口元に浮かぶ微笑みは、本物でしょうか? 部屋の一角には、一人離れて物思いに沈む誰かがいるのではないでしょうか?  

そんなとき、一族の中で力を持つひとが側に立ち、『どうした?』 と声をかけるかもしれません。せっかくの集いが、冷え冷えとした雰囲気に染まってしまっては台無しです。美味しい料理や飲み物を用意した甲斐もありません。 だから特別な一日に起きてくるそんな状況は、彼または彼女の力のふるいどころです。 何とかして孤独な子羊の気分を引き立たせなくては…。この日を、特別な "価値ある一日" にしなくては…。 けれどその行為は、もしかしたら相手を追い詰め、ますます孤独の中に引き籠もらせてしまうかもしれません。

violet


        クリスマス休暇はやがて終わりを告げ、人々はそれぞれの思いを胸に、それぞれの住む街に帰っていきます。来年のこの日もまた同じ場所に集い、歓びを分かち合おうと約束して。 苦しい思いを味わったひとも、帰途の半分を過ぎたころには、その哀しみも癒え始めているかもしれません。まるで古い虫歯の痛みがその歯を抜くことで消え去っていくように。クリスマスは本当に特別な一日だったのです。ツリーを彩る光のまたたき一つ一つが過去をよみがえらせ、感情を泡立てました。胸に去来した思いや口を突いて出た言葉は、何かの調整作用だったのでしょうか。イヤな思いもありました。それでも、一つ屋根の下で人々の思いは行き交い、何かを与え合い、分かち合いました。 そうだ、それで良かったんだ…。 きっと来年もまた、あのクリスマスツリーの下に集まるだろう。それぞれの今を背負いながら、一年分成長した姿とその力を持って、再び互いに分かちあうために……。

このシンボルは、何かのキッカケによって感情が波立つような経験と、それがもたらす痛みをどう過ぎ越していくかをわたし達に問いかけています。その痛みは単に過去の幻影の再来かもしれません。でも、もしかしたらそれは、わたし達の今と未来を気付かぬうちに支配している "何か" かもしれないのです。だとすれば、その経験は道の途上でしっかり受け止めるだけの価値を持つもの。その痛みこそが、成長していくための "供物" だとも言えそうです。 いえ、もしかしたら。。 その経験は、その感覚は、戦士さんたちを途轍もない "時の向こう岸" へと誘う、不可思議な架け橋を指し示しているのかも...? 
さぁ、聖なる祝祭のための犠牲として捧げられた美しいクリスマスツリーは、この日蝕期の日々、わたし達のこころに何を呼び覚ますのでしょう?  

それぞれのこころの部屋に立つ一本のクリスマスツリー。その枝に飾られた、様々な形のオーナメント。そして、てっぺんにひときわ輝く星のかたち…。 それは、わたし達がここまで生きてきた証しそのものなのかもしれません。


field


日蝕図あれこれ

        カーディナル・グランドスクエアをサンドイッチするように起きる月蝕と日蝕。天王星・冥王星スクエアはあとまだ2回を残し、グランドスクエアで宿した未来のための種子は、これから芽吹いてきます。世界の激動は続き、その変化も休むことはないでしょう。 

今回の日蝕図のアセンダントとMCはそれぞれに、「エリーズ・ポイント」 と呼ばれる天秤座/牡羊座軸、そして蟹座/山羊座軸の0°を通っています。このポイントは黄道12宮の中で最も強力な特異点の一種で、全てが新しい段階に入っていくことを暗示するものです。 アストロロジャー、エリック・フランシスは常日頃からこのポイントを 『個人と政治をダイレクトに繋ぐポイント』だと指摘してきました。 政治に興味があろうと無かろうと、人はこの世に生きる限り政治の世界とダイレクトに繋がっている。個々の人間関係も、愛情や価値観や観点さえも、実際は政治そのものなのだ…それが現実だ…と。そして、エリーズ・ポイントはそのことが強くハイライトされる感受点だと言っています。

sun_road


これ、かなり割り切った言い方に聞こえるかもしれないけど....。言われてみれば、確かにその通りです。わたし達の殆どが、たったひとりでは生きていけません。多かれ少なかれ、他の誰かと関係を結びながら暮らしています。 たとえ真に純粋な愛情だけで結ばれていると思っていても、その関係を結ぶ際に、または維持するために、一切の読みや駆け引き、対立や歩み寄りの過程を踏まないなんて…そんなこと、あるでしょうか? わたし達は、ひとりでは生きられない。だからそのために色々なことを考えます。繫がりをより良くするために、あるいはもっと優位に立つために、言葉を発し行動を起こします。…それは政治の原点でもあります。物事の一切がひとつの段階を終えて、次のステップに入ろうとするとき、わたし達は、その原点を避けて通ることは出来ないでしょう。人間は、いつだって自分の中に小さな "マツリゴト" を抱えて暮らしています。ならば今の政治の姿は今のわたし達自身の姿。その集大成。 この日蝕図は、そんな赤裸々な現実を、あらためてわたし達にかいま見せてくれるのかもしれません。

そして、もうまもなく…週末5月3日には、牡牛座の支配星であり感性を司る金星が、アグレッシブな牡羊座に入ります。その後11日には火星とオポジション、15日には冥王星とスクエア、16日は天王星とコンジャンクション、そして18日〜19日には木星とスクエアを形成し、グランドスクエアのトランスレーションを完成させていきます。次の満月は5月15日。このあたりは火星が逆行から順行に転じる(20日)前後に生じるストーム・フェイズとも重なり、また色々と騒がしくなりそうです。

young_bud


        季節外れの雪を連想させる、今回のシンボル・ペア。。 連休スタートで日本中がお休みモードに入った今週ですが、「連休なんて関係ないよ!」 とばかりに忙しい毎日が続くひとも沢山いると思います(ハイ、わたしもその一員ですw)。 けれど、春から晩春、そして初夏へと移り変わっていく眩しい季節の始まりに迎えるこの日蝕期は、ほんの少しの間でも 立ち止まって、まずは自分のこころと体をケアし、足許の大地をそ〜っと踏み固めておきたいな、と思います。 

そうね、せっかく一年に一度廻ってくる牡牛座の日々だし。 クリスマスツリーの代わりにたまには花でも飾ろうかな。そして、ひとりでゆ〜っくり。…..いや、親しい誰かを呼んで…美味しいものを並べ、ささやかな豊かさにひたってみるのもいいかも? たとえそれがたった一日の祝祭であっても、その時わたし達を通り過ぎて行く幾重もの想いは、何かしらかけがえのない気付きをもたらしてくれそうだから。そう、牡牛座の太陽の下ならきっと大丈夫。 美しいもの、美味しいもの、そして落ち着ける場所。この三つがあれば…..きっと大丈夫!  この日蝕には、小惑星ガイアがぴたりとコンジャンクトしています。ならばこの三様の供物を、そしてわたし達自身を、地球の女神・ガイアに捧げ、本気の祝祭にしてみたら.....どうかな? (^_^



malin_2888




have a great trek!!!★


hiyoka(^_^)


April 20, 2014

レイモンド・メリマン 週間コメント4/21【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2014年4月21日(フリー版より)
翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(文中の * は翻訳者によるものです。原文が"ファンキー"な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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お知らせ
こんな星回りの時ですが、来週4月28日付けのメリマン・コラムは一応月イチのお休みさせていただく予定でいます。 m(_"_)m


≪ 先週をふり返って ≫

        世界の殆どの株式指数は、前週に描いた急落の軌跡を突如ひるがえし、先週は上昇した。プライマリー・サイクルの新安値に落ち込んではっきりと弱気シグナルを示した日本の日経さえも、ダブルボトムが成立するあたりが支持線となり、見事に反騰した。金融市場が一方向にこれほど明確なシグナルを出しながらその後突然反転する時、それは何を意味するだろう? 通常は次の三つのうち一つを意味する。すわなわち、水星、または火星が逆行している、あるいは強力な天王星のシグナルが近傍に存在するかだ。3月29日〜4月25日、火星は逆行しており、そしていくつかの強力な天王星のシグナルが発効中だ。

        ダウ工業平均など世界の多くの株式市場は、MMAのウィークリー及びマンスリー・レポートの中で示されたジオコズミックな重要変化日である4月2日にトップアウトした。株価は4月11日〜14日のジオコズミック重要変化ゾーンに向けて急落した。そして今、これらは3月29日〜4月25日という、惑星群が集う全期間中で3番目にあたる重要変化日に向かい、強力な反騰をみせている。それは4月21日から+/−3取引日に期日を迎える。潜在的に非常に重要な変化日がこれほど短期間の内に3回みられるというのは稀なことだ。だがこれまでのところ、そのどれもが非常に上手く機能している。

        これらのジオコズミックな重要変化日は、金市場においてもっと正確に示現している。金はちょうど4月1日の重要変化日にピタリと底をつけ、4月14日の重要変化日にきっかりとトップアウト、そして現在4月21日の変化日に向けて下落中だ。それに加え、銀は先週1922まで下落してプライマリー・サイクルの現局面における新安値をつけたが、その一方金は4月1日につけた直近の安値1277を上回っており、これが異市場間強気ダイバージェンスの潜在的な可能性を示すと共に、銀については強気オシレーターダイバージェンスとなっている。これらのシグナルを確認し得る条件については、今週のMMAサイクルズ・レポートの中で述べるつもりだ。

また、4月14日月曜に金が直近の高値1331をつけたケースでは、その動きがウクライナとロシア間に高まりつつある緊張に関する報道を受けてのものだったことを頭に置いておくのも興味深く有益だ。その後ウクライナがロシア兵に対する軍事行動を取り、これにより緊張が高まるにつれて、金価格は下がり、話の筋立ては中国の金購入の勢いが鈍化するだろうという予測にすり替わっていった。これは最近のニュースについて、いったい何が真実なのかという疑問を抱かせるものだ。何が正しく何を根拠として信頼出来るのか? ファイナンシャル・アストロロジャーから見れば、天王星が絡む昨今の強力なアスペクトの下では何事も見た通りとはいかない。これが現実だ、信頼に足ると言って押し通される物事は、信用ならない。


≪ 短期ジオコズミクス ≫

        15もの重要なジオコズミック・サインから成る、3月29日〜4月25日という時間帯は今週で終わる。その中間点は4月11日金曜〜14日月曜で、これはまさに株式、貴金属、国債、そしていくつかの穀物など多くの市場に起きた、急激なリバーサルと同期した。しかし色々な意味において、この惑星群集合の期間はまるで花火の祝祭のようだ。そしてその最も強烈な打ち上げが末尾を飾るかもしれない。この場合、時間帯の末尾とは4月20日〜23日、数多くのジオコズミック・サインがひしめく中で形成される、強力なカーディナル・グランドクロスが起きる時を指す。これは単なるハードアスペクトではない。いくつかの非常に長い惑星サイクルを含んでいる。それは例えば木星・天王星スクエア、木星・冥王星オポジション、火星・天王星オポジション、そして火星から木星・冥王星両方へのスクエアであり、その大ボスが天王星・冥王星スクエアだ。今週、これらは寸分のオーブも無い正確なアスペクトを結んでいく。

        以前にも述べたように、天王星・冥王星スクエアは、両惑星の逆行運動に起因して、2012年6月〜2015年3月に都合7回起きる。私達の人生において、これに匹敵するようなエネルギーは今もこれからも無いだろう。特に今回 ー 7回の内の5回目 ー は、最も重要な意味をもつかもしれない。何故なら、オポジション(180°)というアスペクトにおいては、より遅い方の惑星が、集合体の心理において最も支配的な役割を果たすからだ(これは私自身が観測結果を基に最近開発したセオリーで、このコラムでも論じている)。

したがって現在、火星が天王星にオポジションとなることから、天王星が支配的なエネルギーを持つ。しかしながら、木星もまた冥王星に対してオポジションを形成し、冥王星に支配的な力を与えている。つまり、今現在そして今週、天王星と冥王星は共にその最も精力的な状態にあるということだ。これは必ずしも今週何かが起きるということではない(とはいえその可能性はあるかもしれない。地震、テロ行為、精神に障害を抱え銃器を携帯した者による暴発的な暴力行為などは皆、このアスペクトが象徴するものだ)。ただ基本的に、心理的プレッシャーが今週ピークを迎え、そしてその後徐々に減衰し始めるということだ。だが緊張がそれほど緩むことはないだろう。この後、5月中旬には、牡羊座に入った金星がこの同じジオコズミック・サインに参入し引火していくからだ。

市場に関して言えば、私達は火星、木星、そして天王星が皆含まれることに注目している。通常、このコンビネーションは多くの市場、特に原油において非常に急激な価格変動とリバーサルの可能性を意味する。今週、それが示現するかどうか見てみよう。


≪ 長期的考察 ≫

        “前回 世界通貨の切り下げ競争が起きた時、それは第二次世界大戦へと行き着くべくして辿り着いた。”
ー ジルマ・ルセフ, ブラジル大統領 
 ウォールストリートジャーナル2010年秋の記事より(日付け不明)


あと1週間だ。

        そうだ。1年かおそらく10年の内で、いやほぼ間違いなく全生涯を通じて最も強烈な4週間の時間帯が、あと1週間で終わる。それは逆行の火星、木星、天王星そして冥王星の全てがカーディナルサインの13°に在泊し、ウラジミール・プーチンの出生図の太陽と、米国建国図(1776年7月4日)の太陽・土星スクエアにコンジャンクトするカーディナル・グランドスクエアだ。

この稀な惑星配置と世界の出来事との間で最も顕著な一致がみられるのは、ロシアと米国間の緊張であり、それは… まぁおそらく、1960年代中盤に天王星・冥王星サイクルが始まって間もない時期である1968年以来の最高潮に達している。現在、私達はこのサイクルの最初の1/4局面に在るが、これはコンジャンクションの時期に持ち上がっていた物事が再び浮上し、サイクル開始時に解決されることの無かった問題の困難さを皆が認識する、典型的な局面だ。20世紀の冷戦は理論的には1988年〜89年に終わりを告げたかもしれないが、ソ連の崩壊や、あるいは米国の世界一の軍事大国化に抵抗した多くの人々にとって、感情的なしこりが解けることはなかった。こうした地位の変化が現在、困難な挑戦の対象となっており、それはこの33カ月間にわたる天王星・冥王星ワクシングスクエアの中間部で、なおかつ122年〜147年の天王星・冥王星サイクルの初回1/4局面と同時に起きている。

世界の指導者達は、地球上最も強力な国同士に起きる、この武力衝突の可能性という問題にどう対応するのだろうか? 私には確信がない。何故なら米国では誰もこれについて何かするどころか、考えることさえしたがらないからだ( 現在私達が中間選挙に向かって進んでいるせいか、人々は人種問題や性差別の問題とその主張により多くの関心を持っているように見える)。国際関係の緊張は、選挙のある年向きの台本には書かれていないのだ。敵対する政党以外に “悪い奴” が居てもらっては非常に困る。

ヨーロッパもまた同様に、ロシアとウクライナ間、そしてまもなく他の地域にも拡がるかもしれない軍事衝突の可能性に対し、どんな対処をするかにあたって麻痺状態にある。それでも今は天王星が非常に目立っていることから、まだまだ予測し得ない驚愕事や大胆な行動を… 誰かが起こしそうだ。火星が絡む時、性急な行動への衝動が起きる。冥王星が絡む時、もしそこに何らかの合意が無い場合は、軽はずみな決定が強力で持続する結果をもたらす。天王星、火星、冥王星の持つ性質を考えれば、今が世界にとって平和か戦争か(冷戦であろうと何であろうと)を分ける深刻なジレンマの時だという言い方は控えめな表現だ。

今は復活祭と過越祭のホリデイ・シーズンであり、刷新と再生の時。これは冥王星が象徴することでもある。ひょっとすると、指導者達は今が “平和に機会を/Give Peace a Chance” 与える時だということに賛同するかもしれない。この惑星上に生きる殆ど全ての人々がそれを望んでいる。そして、前大統領ジミー・カーターが以前言ったように、世界平和への願いに対するたった一つの障害は、世界の指導者達なのだ。この人生で最も強力な惑星集会のただ中にある今という時は、世界の指導者達にとって、一段進歩し、真に繋がった世界の一部として互いに協働する機会だ。私達全てにとって、今 “譲れない一線” がある。私達がこの十字路をどのように渡るとしても、その方向が、これから先40年以上の進路になると私は考えている。平和かそれとも戦争か? 個が力を持つのか、それとも中央集権的な指導者による最終的な権力の把握となるのだろうか?







訳文ここまで
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April 14, 2014

●4/15の満月-月食 ― みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)

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    満月は前回の新月のテーマが熟し、花開くときです。 この日は太陽と月が、地球を挟んでちょうど反対側にやってきます。0°の新月から始まった地球全体への課題は、満月で180°対向のエネルギー同士がぶつかりあい補いあうことにより、輝く満月というひとつの「結果」を見せてくれます。それは、わたし達が空間から受け取ったエネルギーをどう昇華し、現実に表現してきたのか を、あらためて見せてくれる鏡だと言えるかもしれません。そして わたし達はみな満月を超えて、次の新月までにそのテーマを消化、エネルギーはゆっくり静まっていきます。 さぁ、今回はどんな風景が見えるでしょうか? では今月も行ってみます。(^_-)~☆
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満月タイムスケジュール
エネルギーが高まる時です。ヒーリング・メディテーションや祈りを捧げたい方は、もし可能ならこの時間帯に合わせてみてください。エネルギーの高まりを感じられると思います。(月蝕のスケジュールとは異なります。)

【地方平均太陽時:ソーラータイム(LMT)】
東京・関東ローカルで4月15日17:01前後、北海道周辺で17:10前後、関西方面は16:42頃(日本標準時の場合はこの時間)、沖縄周辺で16:12前後に天秤座25°15’58”で満月となります。

今回のベースとなる新月のテーマについてはココ、天王星・冥王星スクエアと土星・海王星についてはココをご覧ください。

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サビアン・シンボルによる【満月のテーマ】 ― 4/15~4/28
*ここではデーン・ルージャー(ルディアー)版やマーク・エドモンド・ジョーンズ版の解釈ではなく、透視家エルシィ・フィーラーの伝えた言葉をそのまま書き写したオリジナル版サビアン・シンボルを使ったブレイン・ボヴィの解釈を参考に、アスペクトを加味して書き下ろしてしています。
*テーマはひとつの意識の流れを表したものです。この流れは順不同に現れたり循環したり、ひとつだけ突出して感じられる場合もあります。また、内容はその時々のアスペクトを意識しながら抽出しています。


【月 天秤座25°~26° + 太陽 牡羊座25°~26°】
 "Information in the symbol of an autumn leaf" + "A double promise"
「一枚の紅葉のシンボルが示唆する知識」 +「二重の約束」

"An eagle and a large white dove turning into the other " +
"A man possessed of more gifts than he can hold"
「互いに相手の姿に変容する鷲と大きな白い鳩」 +
  「抱えきれないギフトを持つ男」

【テーマがもたらす雰囲気と挑戦(順不同)】
→★世の中、人生、または自分の内部で何かが終わっていく感覚
→★身の回りにある全ては永久のものではないと知る
→★他者の喜びのために分かちあえる何かを持つことの歓び
→★個人的欲望と社会的な福利、他者への共感とのバランス取り
→★寛大なこころと妬みや貪欲とのギャップがハイライトされる
→★自分にとって不要な物事が他者にとって有用であることに気付く
→★何か思いも寄らないことが表面化する
→★小さなヒントが全てを変えてしまう可能性
→★自分と世界に真に必要なもの、そうでないものを見分けていく
→★様々な選択肢に迷ってコロコロ気が変わる状態
→★完全主義の衝動に突き動かされる危険
→★守備と攻め、両方の姿勢を必要に応じて選択していく
→★自分の潜在的可能性を活かすための具体的な取捨選択・・・→

エネルギーのポイント:『 選択に応じて一歩を踏み出す 』 
  
140415FM

        今回の月蝕で、わたし達はいよいよカーディナル・クライマックス第2局面第2ピークの中心部に入ります。このグランドスクエアについては、前回も牡羊座の天王星と蠍座の土星、魚座の海王星が織りなすエネルギーの、ひとつの側面を切り取るような形で書きました。けれど当然ながら、その根底にはもっとはるかに多くの惑星エネルギーが、複雑に(でも実は整然と)絡み合っています。そして、徐々に強化されてきた星達のフォースは、ここ数年という時の流れの中で、集団ごとに、ひとりの人間ごとに、その生の物語を彩ってきました。今現在、今月、そしてその後今年と来年に残る、あと2回の正確な天王星・冥王星スクエア形成。 濃密な時の流れを渡りきったその時、わたし達はその余韻の中で今をふり返り、もう二度と後戻りすることの無い領域に出てしまったと知るのかもしれません…。

この月蝕は、今週のメリマン・コラムにも出てきた “ブラッド・ムーン” 。それは、皆既月食が今年と来年4回連続して起きるという、とても珍しい現象です(詳細はメリマン・コラムの訳注をどうぞ)。ここ日本では皆既月食そのものを見ることは出来ないけれど、お天気さえ良ければ、血のように赤い色を帯びた満月を見られるかもしれません。ユダヤの人々のスピリットが籠もっているという、この血染めの満月。それぞれの思いを胸に、ぜひ眺めてみたいですね!!(^_^

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        さて、この満月期の基盤となる、前回の新月のポイントは、「心のシフトを意図する」「肩の力を抜いて指先の繊細な力を保つ」の二つでした。それを胸に、早速今回のシンボルを見ていきましょう。まずベースとなるシンボルは、天秤座25° 『一枚の紅葉のシンボルが示唆する知識』 です。 時は秋まっ盛り。赤・オレンジ・黄色など、美しく染まった木の葉がヒラヒラと地面に舞い落ちてくる季節です。 その葉を一枚拾ってじっと見つめるとき、わたし達はそこから何を知ることが出来るでしょう?  やっぱり一番先によぎる思いは、『時は過ぎていく』・・・ってことじゃないかなと思います。 つい数ヶ月前は青々として、みずみずしい生命力を湛えていた若葉が、今は乾燥し、朽ちていこうとしています。幾度も繰り返されてきた時の輪・・・全ては巡り巡って尽きることがありません。 地面に落ちた紅葉は、やがて色を失い、分解され、大地に同化していきます。そして、名付けられることの無いエネルギーとなって、再び新たな生命を育んでいきます。

一方、この時月に光を与える太陽が位置するシンボルは牡羊座25°の『二重の約束』です。 ん、二重の約束ってどういう意味だろう?  この "double promise" という表現は、あまり一般的に使われる言葉ではないようです。ただ調べた限りでは、その底には何か信仰上の意味合いがありそうです。たとえば聖書の解説などでは "神との素晴らしい約束事" を表現するのに使われています。 神への献身を約束し、善の行いを全うすれば、神は守護してくださるだけでなく、いつか思いも寄らない素晴らしい結果をもたらして下さる。神はダブルで約束を果たして下さるのだ・・・みたいな感じです。これはもしかしたら「天国」を意味するのかもしれませんね。 また、神と人とが交わす契約を暗示し、そこから発展して、約束を果たすことで考えていた以上の結果が出るという意味にも使われていました。 

おそらくこの言葉の表面下には、『わたし達が自分のためだけの希望、自分だけの関心事を超えて、もっと大きなことのために何かを成し遂げるとき、考えてもみなかったような素晴らしいことが連鎖して起きてくる』・・・ そんな意味がこめられているのではないでしょうか?  牡羊座も25°まで来ているということは、エネルギーも少しこなれてきています。 なので、この「二重の約束」によってもたらされる "ステキなこと" は、実際に触れて確かめられるような経験として起きてくるのかもしれません。

『ハッキリとはわからないけど、きっと何か良いことがあるさ! だってこんなに気分がいいんだもの♪』 何かをきっかけとして温かい気持ちに包まれたとき、わたし達はほんのちょっぴり、気前がよくなります。 そして、何の見返りもなく、誰かに親切にしたくなるかもしれません。もしも誰かの屈託ない笑顔が返ってきたら、それだけで気分はもっと上々。 本当は、その時点でもう十分 "ダブル・プロミス" の恩恵にあずかっているのかもしれませんね。。

leaf


        赤く染まり大地に落ちた木の葉は、確かに力の衰退と腐敗、"死の始まり" を象徴しています。一枚の枯葉はそれを見るわたし達に、どんな豊かさも、地位や人気も美しさや人間関係さえも、永遠に所有し続けることは出来ないのだと教えてくれます。それが、この世界の持つ厳然としたサイクル。。 でも、それをよく知った上で、もしわたし達が自分の持っている 『今すべて』 から、ほんの少しを誰かに分け与えることが出来たら・・・。 誰かが何処かで、ほんの少しの寛容さを見せたとき、それが人をちょっぴり幸せにし、また別のひとに伝わっていく。波はいつしか大きく拡がって、やがて最初のひとがすっかり忘れてしまったころ、世界は大きく変わっていた…小さな天国の積み重ね…な~んて。夢物語かな?  けど、ことネガティブな物事に関しては夢じゃなく、わたし達の周囲でしょっちゅう起きてることじゃないでしょうか?  シンプルすぎるくらいシンプル。でも、だからこそこれは、小さな存在のわたし達に出来る大きな事の、ささやかな種子を象徴しているのだと思います。

        そしてエネルギーは次のシンボル、天秤座26° 『互いに相手の姿に変容する鷲と大きな白い鳩』 をとっていきます。うーん、鷲と鳩とじゃイメージ的に正反対ですよね。なのに姿形を入れ替えるという、2羽の鳥たち。 一方は荒々しい肉食の猛禽類。もう一方は、平和や優しさのシンボル……神話の時代から、わたし達人間と鳩とは近しい関係を持ってきました。 鷲は天高く舞い、忍耐強く集中し、優れた視力で獲物をみつけて急降下し、鋭いかぎ爪で捉えます。ザ・イーグル ー 勇壮な鷲は憧れの対象であり、鳥達の王者です。そういえば米国やロシアも、鷲のシンボルを国章に使っていますよね。。 一方、大きな白い鳩は希望。優しいまなざしでわたし達のテリトリーや"家"を護る、「安寧」のシンボルです。

一見、相容れない性質を象徴する鳥達が互いに姿を入れ替えることが出来る・・・これは、もともと一羽の鳥の中に、全く正反対の性質が隠れていたことを暗示しているのかもしれません。臨機応変、あるときは鷲に、またあるときは大きな白い鳩に・・・ってことはつまり、あるときは強く厳しく冷徹な王者の側面を出し、あるときは優しく純粋無垢で愛あふれる性質を出せると….。ちょっといいかもw。 

hayabusa


人間が持つ様々な側面。ひとりの人間の内部には、矛盾した顔がいっぱい潜んでいます。けれど、もし状況に応じて、互いに正反対の性質の、最高の部分を使って物事を進めていけるなら、どんなにいいでしょう。。 能動と受動、押しと引き、攻めと防御。積極性と控えめな態度。与えることと受け取ること。気品と親しみやすさ。。。これらもまた、わたし達の内側に宿る二元性と言えそうです。

『卓越した人間性とは、こうした潜在的な(二元の)力を、なめらかに優雅に使う方法をマスターすることだ』 …ブレイン・ボヴィはそんな感じのことを言っていました。 でもそれには、敏速に状況を察知した上で素早く必要な態勢をとり、しかも内側ではフッと肩の力を抜いて、穏和な自然体を保つことが必要となります。毅然と、しかも穏やかに。。 あれ? 結局これも、鷲と鳩ってことか・・・! 

でも実際のわたし達は、なかなかそう上手くはいきません。自分の中の 「鷲」 の部分と 「鳩」の部分を使いこなす以前に、その存在さえ気付かずにいるひともいます。自分の能力として認めることが出来ないひともいます。また、たとえそれを意識することが出来たとしても、いざとなると大いに迷い、優柔不断になってしょっちゅう気が変わり、結局チャンスを逃してしまうことだってあります。  チャンス…それは自分が狙いを定めた獲物=目標に到達し、自分が望む安らかな境地を守り育てるチャンスです。 けど、最悪の場合、チャンスどころか、鷲の顔と鳩の顔が超バッドタイミングで出てしまい、往復ビンタになることも。。(あぁこれ、相場をやっているひとなら、自分の性質の中に潜む「ブル」と「ベア」に置き換えてもいいのかも? ^_^;)

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        いつ与え、いつ与えるべきでないかを知ること。いつ攻め、いつ護るかを知ること。あるいは、許しや和解を提案すべき機会がいつかを知ること。そして、迷わず一歩を踏み出すこと・・・こうしたことには、経験と鍛錬が必要です。 そしてその前に、それぞれのひとの中に必ず備わっている、 "二方向の力" を自分の目で見出し、それが実は自分だけのユニークな才能、またはその種子なのだと認めていく必要があるでしょう。 このシンボルで「鷲」と姿を交換する「白い鳩」は、「大きな」白い鳩です。 おそらく、この鳩は鷲と同等の大きさを持っている筈です。これは、時に応じて自在に姿を換えるには、2羽の質量が同じ大きさである必要を暗示しています。 だからこそ、わたし達は自分の中に棲む2羽の鳥をよく見極め、もし鷲がまだヒナで頼りなければそれを強く育て、白鳩が小さくいじけていたら栄養を与え、自信をつけなくてはならない…そして両方の力をマスターしていかなければならない… 今、その時が来ている…このシンボルは、わたし達にそう伝えているのではないでしょうか?

        一方、このシンボルのエネルギー源となる太陽の度数が示すのは、『抱えきれないギフトを持つ男』。 「ギフト」 といえば、プレゼント・・・このシンボルから目に浮かぶのは、色とりどりにラッピングされ、リボンで結ばれた贈り物がいっぱい積み上げられた様子。そして、頭が隠れるくらいに積まれたそれを、めいっぱい抱えてヨロヨロしてるひと。ちょっと羨ましい姿かな?w。

でもこのギフトの中身は何で、誰から贈られたのでしょう? "gift" という言葉には、「そのひとに特別に備わった才能」 という意味があります。 ん、自分にもともと備わったものだけど、贈り物? そう、天からの贈り物。。キリスト教の観点から見れば、生まれたときに神から贈られたプレゼント。 アストロロジャー、リンダ・ヒルの研究によれば、サビアン・シンボルが降ろされた1925年当時、チャネラーとしての役割を果たしたエルシィ・フィーラーは、とても信仰心の篤い女性だったようです。そして、自分に備わった霊的能力は、多くのひとのために役立てるよう神がお与えになったものだという信念のもと、サビアン・シンボルのワークを終えたあともなお、不自由な体をおして沢山の人々の相談相手となり、慕われていたそうです。

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        神・・・または天・・・または宇宙からの、贈り物。 ひとつ前の太陽のシンボル 『二重の約束』・・・これもまた、神との約束を暗示していました。 ならば、今回の月蝕で提示された「鷲」と「大きな白い鳩」も、わたし達それぞれの中に眠る、天から託されたギフトを意味する可能性が高いと思います。天秤座もここまで度数が進んで蠍座に近くなってくると、あらためて 「目に見えない世界との関係性」 が意識されるのかもしれません。それは一種の「約束/契約」 でもあります。

自分の中に眠る未知の可能性を見出し、信頼し、誠実に育てていくこと。これは自分にしか出来ないことです。 わたし達の中の 「鷲」 と 「白鳩」 は、放っておけば外からの刺激に過敏に反応して頻繁に姿を換えるかもしれません。それをコントロール出来ないとき、わたし達は自分の中に渦巻くエネルギーにただ翻弄されることになります。ギフトに恵まれすぎて不安定になってしまうひと、気が変わりやすいひと。。これって昔、天才と呼ばれたひとに多いタイプですよね。

確かに、わたし達はけっして "天才" じゃないかもしれない。けれど、こんなにも天空のエネルギーが強まって、もう世界もわたし達も二度と後戻り出来ないかもしれないという時期に至った今。 わたし達はみんな、自分自身の内に潜むユニークな "天才" を認め、それを耕し、鍛えていく必要があるのかもしれません。…使い手。自分を使っていく、使い手。「わたしは鷲であり白い鳩である」と認め、こころに宣言していくこと。 何のために? きっと、まだ見ぬ自分の将来のために。 世界の未来のために….。


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        ブラッド・ムーンの2年間が始まるという、今回の月蝕期。何かが起きる…そんな気がしています。それが自分の小さな体験なのか、それとも世の中に何かが起きるのかは知る由もありません。 けれどひとつだけ、確かに感じられること。 それは、何よりも自分の中にシフトが起きるだろうということです。それがどんなシフトで、いつ終わり、どこへ到達するのかは、今想像してもきっとわからないでしょう。でも、行こうと思います。自分の中に棲む、今はまだちっぽけな、鷲と鳩とを道連れにして……。

さぁ、"ブラッドワイン" にソーダを注いで......
紅い月の下に佇む沢山のフツウの戦士サン達に、乾杯!!!(^_^



have a great trek!!!★

hiyoka.(^_^)


この下にアスペクト編、「 ★カーディナル・グランドスクエアと4月15日の皆既月食★」が続きます。

★アスペクトから ー カーディナル・グランドスクエアと4月15日の皆既月食★

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        さて来週いっぱい主役を張る、火星・木星・天王星そして冥王星。その中で一番速い惑星である火星は、カーディナル・グランドスクエアの狂言回し役と言えそうです。 その火星は、人と人、集団と集団、自分と他の誰かとの間に結ばれる全ての関係性に光を当てる天秤座を逆行中。 彼は深く潜行しながら、持ち前の本能的なエネルギーで、アスペクトを結ぶ各惑星を刺激していくでしょう。 蟹座の木星には、自分のテリトリーを脅かす相手を裁こうとする姿勢や過剰反応しやすい感情の原動力を…牡羊座の天王星には、誰の干渉も受けず自由に自分の"先進的な考え"を追求する闘争精神を… 山羊座の冥王星には、目的達成とその管理のために自・他をムチ打つ強迫観念とも言える欲望を…。 

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        冥王星はこの月蝕が起きる少し前、4月15日の昼過ぎに逆行に転じます。ということは、少し前からストームフェイズに入っていたんですね。先週月曜くらいから何となく体調が優れない、気分が重い・・・なんてひとも多かったんじゃないかな? 動きを止めた冥王星は無意識レベルにズシンと来ることがあります。そして逆行に入った冥王星は、しばらく無意識領域に強圧的な嵐を巻き起こしながら、その後ゆ~っくりと "力の吟味"を開始します。彼は、『何をしてでも辿り着かなくてはならぬ 「ゴール」 がある』 とわたし達に囁き続けます。けれどその一方で、これまで通りの抑圧的なやり方を押し通しても上手くいかないことに、薄々気付き始めるのかもしれません。こうして冥王星のエネルギーは、メインストリームからほんの少しだけ距離を置き、内省に向き始めます。

もちろん、山羊座の冥王星なので、対外的には権威を保つ必要があります。だから 『やるべきことはやる。しかも、厳然と峻烈に 』。 でも、そのやり方は大方のコンセンサスからは少し外れた「自分のやり方」でなければ満足出来なくなってきそう。でも、そのこと自体が山羊座の冥王星の持つ 「安全感覚」 を脅かすことにもなります。 『正しくゴールに辿り着くためにはこれしかない。でもそれを実行しても誰にも理解されないかもしれない…それではマズイんじゃないか…』。 対向する蟹座の木星もそんな彼の弱みを刺激するでしょう。最終的な安全の確保・・・これは絶対に守らねばなりません。山羊座の冥王星が力をふるうには、セキュリティは欠くことの出来ない大切な要素なのですから。こうして、葛藤する逆行の冥王星は、自分の本当の思いや行動を、今まで以上に秘密にしたがる傾向を持ちそうです。このところ冥王星にピタリと寄り添っているケンタウルス族のオキュロエもまた、あからさまな言動によって排斥されることへのトラウマを暗示しています。

逆行の冥王星は、わたし達の潜在意識に  『いやちょっと待てよ? これで納得いくのか?』 と考えるようなエネルギーをもたらします。今の社会を覆う淀んだ流れを超えて、自分の思った方向に沿って "正しく" 行動したいという衝動。もしこれが、牡羊座の天王星の持つポジティブな顕れ・・・"常識外の発想"や"未来志向の行動力"と結び付いて協働出来るとしたら…。どこからか爆発的な力が湧いてきて、未来に向かう新しい方向性が見つかるもしれない…そんな希望も生まれます。 けれどその反面、牡羊座の天王星が見せつける、ナマの欲望に裏打ちされた自己主張は、冥王星から見れば 『ただの無責任なワガママ野郎のたわ言』 に聞こえがちです。そして天王星から見た冥王星はといえば、『オレ達に隠れてコソコソ悪巧みばっかりする独裁者め』 と映るかもしれません。

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結局、 今こそ何か新しいことを生み出さねばならない・・・という衝動は一緒でも、理想も立脚点も異なる思いが互いを拒否し、ぶつかりあうことの方が多いでしょう。2つの相反する立場を理解し、バランスを取って歩み寄る精神が無ければ、その結果は 『わかってた筈だけどこうなっちゃったね・・・』 ということになりそうです。そこに無傷の者は誰ひとり居ないでしょう。明るい未来はあまり見えてきません。そんな流れの中では、国や社会の単位で調和を創り出すのはとても難しいと思います。。

でもこれ、外の世界がどうあろうと、まずはわたし達のこころの中に起きてくること。自分の中に存在する、4方向からのダイナミックな力のぶつかり合い・・・または引っ張り合いです。だからわたし達は今、こころの十字路に立っているようなもの。何十億通りもの、それぞれに異なる交差点かな。 そこに立つひとりひとりが、この挑戦をどう乗り越え、どんな道を選んでいくのか? 気付いていようといまいと、もうひとりのわたし達の声は今、宇宙の深奥から問いかけているように思えます。『わたしは誰か? どこに行くのか?』

ひとりひとり、異なるキャラクターを持つホロスコープ。そこには、人生を歩む上で体験する大まかな粗筋が、“エネルギーの設計図”というカタチを取って描かれています。だから同じエネルギーがみんなに降り注いでも、どんなバランスでそれを受けるかはわたし達次第。 与えられたキャラクターを使って、どんなアドリブを演じ、どんなエンディングを創るかは、わたし達の選択次第です。今この瞬間にも受け取っている壮大な十字路のエネルギーを、さぁ、どんな風に使おうかな?


        そしてあともうひとつ。グランドスクエアの皮切りとなる、22日夜明け前の天王星・冥王星ジャスト・スクエアのチャートでは、天王星と小惑星グリーヴ(嘆き)が東の地平線に、そしてもうすぐ天秤座14°を過ぎて13°に達しようとする火星がピタリと西の地平線に乗っています。(大地の上で東と西のぶつかり合いってかなりテンション高そう…) その時、わたし達の頭上には山羊座の冥王星が、また、足もと深く大地の底には蟹座の木星が……そして、天底=ICが位置する蟹座8°台には、小惑星ラケシスとマグダレーナがこれまたピタリ。 ラケシスはギリシャ神話に出て来る運命の3女神のひとりで、その名は 『測定する者』 を意味します。彼女は運命の糸の長さを測り、存在するもの全ての寿命を決める役割を受け持っていたのだとか。

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小惑星の研究家マーサ・ラング・ウェスコットによれば、ラケシスは 『進行中の物事が結果を生み出す前に介入し、(良い方向に運ぶように)評価する』 という意味を持つと言います。 また、この位置のラケシスは今までにやり残してきたことを浮上させ、何かしなければ・・・!という気持ちを刺激してきます。 ではマグダレーナは? ・・・これはマグダラのマリアとしても知られる女性の名。 進化アストロロジーの観点からは、ヴェスタのもう一つの顔と同様に「聖なる娼婦」であり、求道者であった者。 また、長い家父長制度の下で喪われていった母系社会の性の力。 そして、あらゆる二元の力のバランスを取り、その交差から進化を生み出す力の一側面として、ダーク・ゴッデス達に連なる存在でもあります。 グランドスクエアが発現するその瞬間に、わたし達の足もと直下にこの2柱の女神がコンジャンクトしている・・・これも面白いというか・・・凄い配置だなぁと思います。 火星(アレス/マルス)vs木星(ゼウス/ユピテル)vs天王星(ウラノス)vs冥王星(ハデス/プルート)と、男神達が一触即発のグランドスクエアを組んでにらみ合うそのとき、天底の蟹座(自分の深い内面、感じる場所)にはとても女性的なエネルギーが寄り添って、まるで何が起きるかそっと見届けようとしているようです。

小惑星帯を住処とする星達は、多くの場合、主要惑星が織りなすメイン・エネルギーに細やかな味わいや特定の方向性を与える役割を持ちます。グランドスクエアを影で支える彼女達は、何があろうと自分自身の場にしっかりと立ち、未来に目を向けながら「今」をよく吟味していく・・・そんなエネルギーをわたし達に与えてくれるでしょう。 彼女達はわたし達に、男神達が持つ闘争的なエネルギーの火炎をこの体でしっかりと受け止め、まったく違う次元から包み込んでいくことを学ばせてくれるかもしれません。そして、何か新しいもの、新しい精神を誕生させてはどうか? と囁きかけています。ラケシスとマグダレーナが位置する蟹座8~9°は、『裸の真実を見ること』 そして 『無垢な目で本物のメッセージと単なるコトバの刃とを識別していくこと』  を象徴しています。

        それにしても今回のグランドスクエア、日本の戦後始原図(日本国憲法衆院通過時)の7室天秤座の太陽をダイレクトにヒットするというのは凄いことだなと思います(ちなみに主権回復時のチャートでは水星とカイロンにヒット)。しかもこの位置って、米国の10室の土星とコンジャンクションです。なんとなく、戦後の日米関係が持つ一種のカルマ的な要素を思わせる配置だし、これから先、この領域に変化が起こりそうな気もします。。始原図の2室に入る日本の月蝕、8室に入る米国の月蝕。そしてそのシンボルは、『互いに姿を換える鷲と鳩』 です。 未来に向かってこれが何を暗示するのか?…今回の蝕をきっかけに、赤く染まった月を眺めながら、そんなことを考えてみるのもいいかもしれませんね。


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        では、今回の月蝕図に戻りましょう。まずはいつものように、マンデーン的な側面からサロス・ファミリーをざっと辿ってみますね。この蝕のサロス・シリーズは122。次の日蝕サロス148、そして10月に起きるサロス127の月蝕、サロス157の日蝕は4つでひとつの組となって、長い間同じ年に起きてきました。

このサロス・シリーズの直近をふり返ると、1942年、1960年、1978年、そして1996年に起きています。 
1942年は太平洋戦争の真っただ中。ラバウル、シンガポール、ビルマと占領していった日本ですが、春の月蝕と日蝕の後、初めて本土が空襲に曝されました。そして年の後半にはガダルカナルの凄惨な闘いやミッドウェー海戦での大敗北があり、形勢は少しずつ悪化。このあたりから日本は徐々に追い詰められていきました。

1960年、この年は有名な安保闘争の年です。日米安全保障条約の強行採決によって、今では考えられないほど激しい反対運動が起こり、その闘争的なデモ参加者の数は580万人を数えたそうです。また、当時の政党社会党の委員長が壇上で右翼の少年に刺殺される事件が起き、一方ではチリ地震による津波で多数の死者が出た年でもあります。 

1978年になると成田に新国際空港が開港し。6月には宮城県沖地震が起きました。また、この年は 「日中平和友好条約」 が調印され、一方で 「A級戦犯の靖国神社合祀」 が行われました。 

そして1996年は、アトランタ・オリンピックの年。日本では住宅金融専門会社の破綻から国会が空転し、その処理に6850億円が使われることになりました。またこの年はサロス122の蝕の直後に駒ヶ岳が噴火。夏にはO157と呼ばれる大腸菌によって、集団食中毒が大発生しました。薬害エイズ訴訟でミドリ十字が初めて責任を認めたのもこの年でした。また、秋には新しい選挙制度による衆院解散がありました。

・・・以上、それぞれの年に起きた大きな出来事をほんの少しあげてみました。余談になりますが、サロス・シリーズを調べるときにいつも思うことがあります。こんなふうに浅くふり返ったって、何もわからないんじゃないかって。 でも、年表を見たり、いろんな記事を読んでいくうちに、ふと感じることがあります。何だろうな、何かの、誰かの、「声」の余韻みたいなもの。その都度、いくつもの食や複雑な惑星エネルギーに触発されて歴史をつむいできた、わたし達人間の、ことば以前の願いとか叫びみたいなものかな。。そして、何かがまだ尾を引いてる。そして、たった今に、確かに繋がってる。そんな感じ。だから、軽々しく類推なんて出来ないけれど、何かを感じるためのヒントにはなるかも・・・そう思っています。

きっと上に書いた出来事の他にも、当時起きたことでいまだに尾を引いているような何かが、沢山ありそうな気がします。再び廻ってきた同じシリーズの蝕の一群が、眠っていた何かをもう一度世の中に浮上させるとき。わたし達が過去から何を学んできたかが、はっきりとわかるのかもしれません。

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        今回の月蝕は、日本の戦後始原図(日本国憲法衆院通過時)のカイロン(8室天秤座)の上で起きます。 天秤座は"自分達"と"外界"との関わりで、どうバランスを取っていくかの挑戦を示します。そして8室は「財政/負債/税金」や「死」を統轄するハウスでもあります (一説によると、「移民」も8室を絡めて見るケースがあるようです。"喪失"と"融合"と"再生"が一体となるハウスだからかな)。

8室のカイロン…。確かに今、日本の経済は正念場に来ていると思うし、消費税増税後の景気浮揚策をどうするのか、不安定な問題は山積。。でも、深いトラウマに関わるカイロンが刺激されるということは、同時進行で、もっとずっと本質的な問題が浮上しつつあることを暗示している可能性があります。 それは、今の日本が、敗戦という一種の「死」によって生まれたのだということではないでしょうか。そのとき死に至ったものとは、おそらく国としてのアイデンティティ/自我だったのでは? と感じるのです。 この始原図で見れば、国としてのアイデンティティを統轄する1室の支配星、海王星は、同じ天秤座の7室にあって、太陽・イクシオンとコンジャンクトしています。これは太陽のオーブを広めに取れば、カイロンとも触れあっています。 この配置を個人で例えるなら、自分自身のアイデンティティを他者の評価によって決めるクセを持つことを示唆しています。これは、「わたし達は誰なのか?」 という根本問題が、他国の視線によって左右されるということです。

また、イクシオンは 『モラルを超えて何でもアリな世界』 を意味します。それは、『わたし達は状況次第で人としての一線を越え、どんなことだって出来る』 ということ。  善とか悪とかの観念的な定義付けを超えた、深い命題の一つです。 国の始原図の根幹である太陽と、アイデンティティを支配する海王星が7室(他者との関係/同盟国または敵)にあって、その間にこのイクシオンを持つということは、国としてのモラルを考える際にも、自分達自身の中に明確な絶対的基準を持てず、どこか曖昧なまま外の世界に直面することを暗示しています。こうした状態では、おそらく他者との対等な関係を築くのは難しいかもしれません。だからといって、強く出るにしても下手に出るにしても、自分の中に確固とした基準を持てなければ・・・結局はその場さえ丸く収まれば良いか、集合的な感情のうねりに流されるか、そのどちらかになりそうです。そして、もしそうであれば、その事自体が他国に対しても、自国にとっても、後に禍根を遺すことになるでしょう。

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        "アイデンティティの死" から生まれた戦後日本のカイロン。。日本が8室にカイロンを持つということは、国として負ったトラウマがとても大きいことを示しています。けれど反面、その負の体験から学べることもまた、同じだけ大きい筈です。8室のカイロンは、古い "自我の死" を通し、真に自立した者同士として、他者と融け合っていきたいという純粋な欲望を持つことを意味します。それが果たされるとき、カイロンは解放されます。そして自我の新生が始まります。 なのでこのトラウマは、"精神が背負った負債"なのだと言えるかもしれません。

戦後の復活と繁栄の道程で、日本とそこに生きるわたし達は、そのトラウマや負債を全て処理出来たでしょうか? カイロンの挑戦は、対向する2室が示す、精神的・物質的な "自己充足" への挑戦でもあります。 もしもやり残したこと、直面を避けてきたことがあるなら、わたし達の前には、そろそろ何とかしないといけない分かれ道が来ているかもしれません。 日本って、わたし達って、はたして何者なのでしょう?  

火星が逆行し、冥王星も逆行しようという今、個人としても集合体としても、自分が歩んできた過去をふり返り、古い常識の色眼鏡を一度外す必要があるかもしれません。 そしてその上で、丁寧に来し方を再認識していくことは必要な行為だと思います。けれど、そのエネルギーが向かう先は、一度死んだものを "取り戻す" というより、今のわたし達の最善の部分から、新たなアイデンティティを創造していく方向にありそうです。・・・そしてそれは、本当に必要なことなのか?  今のわたし達は、こうした設問から考えてみなければならないのかもしれません。

(前にも触れたように、今回の月蝕とカーディナル・グランドクロスは、戦後始原図の1室/7室軸、そして2室/8室軸を刺激し、大きな変化を促進していきます。私見では、その鍵を握るのが、ナチュラル・ルーラーとしてエネルギーが集約される惑星のひとつ、9室蠍座の金星と8室天秤座の水星ではないかと考えているのですが…)

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        けれどこの月蝕はノースノード・イクリプス。 なので、世界に何が起きようと、満月のエネルギーは基本的に未来志向です。 新月のテーマに沿ってこれから先を見据え、それぞれが今立っている地点なりに、自分が本当に何をどうしたいのかを、明確に意識してみようよ・・・うん、ちょうどそんな感じかな。。 良いニュースと悪いニュースが同時に起きたり、または、厳しい情勢を乗り越えていくための、何か新しい考え方や精神の芽生えがあっても良さそうな気がするのです。でなければ、すでに存在していたけれど、今まで見落としていた重要なポイントに気付くなんてことも? 水星が天王星にコンジャンクトしているので、常識を超えた発想が浮かぶひとだっているかもしれません。但しこのエネルギー、エゴイスティックな使い方をすると、自分がその策にはまり、結果的にダークな女神達の餌食になりかねないので要注意かな。

それに、7室に太陽・ジュノー・エリス組、1室に月・セレス・ヴェスタ組のオポジションがあるので、『嫉妬』というテーマも浮かび上がってきそう。ところで嫉妬には2種類あるのだそうです。ひとつは誰かにジェラシーを感じることによって競争心が芽生え、それが自分をもっと磨きたい、向上したいという欲につながるもの。たとえ相手を見返してやりたいという気持ちから始まるとしても、それは自分を変えていくチャンスとして使える、ある意味健全な嫉妬。

そして、もう一つは羨みの気持ち。相手の高みに昇りたい、超えたいと思うのではなく、何とか相手の足を引っ張って、今のみじめな自分か、悪くするとそれより下に貶めてやりたいという気持ちです。そんなことしたって誰も幸せにはならない。そんなことわかってる。でも正直、誰もがみじめになってしまえば良いのに・・・みたいな。それは無力な嫉妬。「どうせ」という言葉から生まれる嫉妬。自分には何の力も無いんだって、思い込んでいるときに感じる気持ち。でもこういうの、例えばエリスに触れられたようなときは、殆どのひとが経験あるんじゃないかな?それを実行に移すかどうかは別としても。。 黒い気持ちはいつだって凄まじい誤解から生まれるといいます。いったい何のために、こうも凄まじく自分を誤解してるんだろう? 「どうせ」の後に続くべきたったひとつの言葉は、「人生は挑戦の連続!」。何がどうだとか、理屈を探したらキリがない。でも本当に、何のために・・・?

うーん、なにはともあれ。行いは良きにつけ悪しきにつけ、巡り巡ってこちらに還ってくる・・・そんな感じのチャートです (^_^;。 

また、水星にカーディナル・クロスが絡み、ジュノーやフォルスも勢いがあるということは、この満月期の2週間も、航空機、車両、船舶など乗り物の事故には引き続き要注意かも。その他、地震を含めた天災、そして因縁や感情のもつれからの事件や人災も起きやすくなっています。機械や計器類もまだまだ壊れやすい傾向が続くので、慌てずさわがず・・・点検はこまめにしましょう。(『買ったばかりのカメラが床に落としただけでいきなり2つに割れレンズも取れてビヨヨーンとバネみたいな物が飛び出たので、バカにされた気がしてカッとなりゴミとして捨ててしまった・・・』<本人談> とうなだれていた知人も。。。)

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        長くなってきたけど、せっかくだから少し細かいアスペクト、いってみようかな・・・(^_^;。 今回、月にはセレスと小惑星ヘカテがコンジャンクトしています。そして射手座のフォルス、獅子座のパラスと小三角形を形成し、対向する太陽を巻き込んでカイト・フォーメーションになります。23°台のジュノーやヴェスタも入れたら、またもや女神大集合って感じ。。(女神の逆襲、なるか?!w) 月蝕のロードである金星も、木星とは調和的なトラインになります。 大ボスのカーディナル・グランドスクエアに対し、女神達がひっそりとカイトの布陣を組んで介入しようとしているのでしょうか?

        セレスは生まれてくるものを護り、豊かに育もうとするエネルギー。また、完全主義を手放すことによってバランスを受け入れるという意味も持ちます。パラスは戦略と智恵と勇気、そして戦士の誇りをもたらすエネルギー。(獅子座のパラスはかなりプライド高いかも…) そしてヘカテは・・・道往く者に選択を迫り、『先へ進むのか? それとも戻るのか?』 と問いただしてきます。 ここから先は、覚悟を持って進めと。 また闇夜の十字路に立ち、"あちら側" への通路を守護する魔女の形態を取るときもあります。そう、十字路。。。 カーディナル・グランドスクエア。 この赤い月の月蝕は、本当にその入り口なんですね。 ヘカテは勇気をもって"闇"をくぐり抜けようとする者達を松明で照らし、そっと導いてくれるのではないでしょうか。 

このフォーメーション中の黒一点? 射手座24°台のフォルスは男性ケンタウルスですが、少なくとも女神達の邪魔はしないでしょう。彼は目に見えない世界からの促しに従う者。 例えそれが何であろうと、噴出する衝動というカタチを通して、この世界に現象を作り出す者です。 自然体でいられるなら、トラインの女神達には援助となるかもしれません。 ただ、こころに深い怖れや拒絶の気持ちがあるときは、そこをいきなり刺激してくる可能性もあります。23日、火星・木星・天王星・冥王星が全て13°に揃ったとき、このフォルスとセレスから、氷海の女王セドナに対するYODが形成されます。 『分け隔てない愛情を求めてきたのに、ずっと拒絶されてきた・・・』 そんな凍るような感覚をこころ密かに抱いているなら、それと向き合わざるを得ないような "出来事/チャンス" があるかもしれません。この機会を逃さず、挑戦してみてください。自分が掲げる松明に、その炎に忠実になって、穏やかに、毅然としていてください。そう、ブラッド・ムーンの下では多少の血が流れるかもしれません。 でも、その手の松明が照らす道の先には、未来の自分しか居ません。長い間のわだかまりを許し、先へと進むときが来ています。

        カーディナル・グランドスクエア直前の、天秤座の月蝕・血染めの月。とにもかくにも、わたし達はここまで歩いてきました。そんな中、まぁ、何とかやってるよ・・・ってひと。実は一番多いのかな? この何でもアリなエネルギー増幅期、実はわたし達、毎日少しずつ鍛えられ、かなり変化してきてるような気がします。だから、とにかく過ぎ越していかなくては!!  けど… 『パトラッシュ・・・僕もう疲れたよ』 いや冗談じゃなく。。胸の重さを抱えて、こんなふうに感じているひともきっといるんじゃないかと思います。

 もし、これを読んでくださっているあなたがそうだったら。 わたしにはあなたの抱えているものを想像することさえ出来ないけれど、それでも。 この時代を生きて、今、一生に一度あるか無いかと言われるカーディナルクライマックスをとてもハードな形で受けていることには、きっと大きな意味がある。その本当の意味は、結局は自分にしかわからないし、もしかしたらまだ今は何も見えないかもしれない。それでも、確実に、とても大きな意味がある。そのことだけは、どうか知っていてください。 今を耐えるあなたの中に蓄積された、純粋なエネルギー。 それはいつかきっと、ダブル・プロミスになって帰って来るから……。


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have a great trek!!!★


hiyoka(^_^)

4月15日の満月・月食に戻る

April 13, 2014

レイモンド・メリマン 週間コメント4/14【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2014年4月14日(フリー版より)
翻訳:hiyoka 
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(文中の * は翻訳者によるものです。原文が"ファンキー"な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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今回も同時にUPと思っていたのですが・・・4月15日の満月・月食の星読みはやっぱり明日になりそうです。m(^_^;)m


 ≪ 先週をふり返って ≫

        ファイナンシャル・アストロロジャー達にとって、これは驚きでも何でもない。4月20日~23日に火星・木星・天王星・冥王星の全てがカーディナル・サインの13°に打ち揃うこの強力なカーディナル・グランドスクエア構造に、3月29日~4月25日、太陽・水星・火星・木星・天王星そして冥王星の皆が入居を完了し、私達はほぼ間違いなく人生の内で最も強い影響力を持つジオコズミック・サインのただ中に在るのだ。そして5月中旬、ちょうど火星が逆行運動を終えて順行に転じるころ、金星がこの燃え上がりやすい惑星パターンに参入して来る。

この煮えたぎる大釜のようなエネルギーがその任務 ー あるいは定め ー を完遂するまでに、あともう数週間ある。しかしながら、直近の惑星群の中間点はまさに今現在 ー 4月11日〜12日だ。私がここで言わんとするのは、世界の政界、経済界、金融界そして金融市場の領域において、基本的なシフトが現在進行しているということだ。つまり、年始めに経済学者や投資企業がコンセンサスとして掲げていた、株式は今年8〜12%上昇し金利も上がるという確信に満ちた金融市場の見通しが、完全に反転することを指している。

天王星が冥王星とのスクエア形成の中間点にあり、それが事実上木星との強大なカーディナル・Tスクエア(これに火星が加わって4月のグランドスクエアとなる)の中間部でもあった時、私達はこれについてコメントしている。何一つとして予測通りにはならず、市場アナリストの合意がどうあろうとそれを遙かに超えて、殆ど全ての市場トレンドが強力なリバーサルを起こすだろうと。去年(2013年)という年は、恒久的に騰がり続ける市場、健全な経済、そして “国民の生活が一番” と考える政府指導者という大衆の信仰をそのままに留めることに常々関心をもっている人々にとって、全てが上手く運んだ稀な年だった。2014年は全てが彼らの予測と反対方向に進むという稀な年となるだろう。この現象の全て(そしてこれまでのところどんぴしゃりの私達の予測)については、既刊の『フォーキャスト2014』を参照いただきたい。

        世界の株式市場は先週、打ちのめされた。これは興味深いことだ。何故なら先々週の3月31日、私達は新月が3月30日に天王星とコンジャンクトするとしても、それほど大きな価格変動は無いだろうと述べていたからだ。その理由は、月(と太陽)がより速い動きの天体で、天王星はそうではないからだった。コンジャンクションにおいて支配的に働くのは、より速い天体の方なのだ。確かに、その週株価は米国、インド、スイス、アルゼンチンなど多くの国々において徐々に史上新高値へと上昇していったが、その変動幅は大きくはなかった。乱高下が始まるとすれば次の4月7日の週かもしれないと述べたが、これは太陽が火星とオポジションの位置に来るからで、オポジションにおいて支配的なのは遅い方の惑星だ。この場合、それは火星であり、火星はボラタイルな性質を持つ。

そして、またしてもその通りとなった。先週、世界の株式市場は4月4日につけた高値から落下し始めた。4月9日に公表されたFOMC(米連邦公開市場委員会)の強気な議事録も、その効き目はそう長く続かなかった。その当日に200ポイント近く戻した後、ダウ平均は力尽きて2日間の内にそれ以上の下げを見せ、16,000近くで週の大引けを迎えた。これは前の週の高値から約600ポイントの下落だ。現在、幾人かのアナリスト達が『フォーキャスト2014』で私達が書いたことについて認め始めている。すなわち、米国株式市場(と世界の多くの市場)が17〜50%下げる時期が来るはずであり、その時は高値からおよそ30〜50%の下落をみる可能性が非常に高く、これは2014年5月までに起きるだろうということだ。

現在私達は、宇宙エネルギーの流れがその筋道を辿るかどうか、その成り行きを見守っている。もしかして、FRBが再び介入してそれが絶対に起こらないようにするのか? 今回、この下落が止まらないだろうことを示唆している地域が一つある。それは日本だ。日経は、10週前から始まった直近のプライマリーサイクルが持つ下値水準を割った(13,996)。私達のサイクル理論によれば、市場が現行サイクルのスタート時の水準をいったん割ればそのサイクルは弱気に転じ、サイクル終了時まで最安値は示現しない。この時、より長期サイクルの天井も示唆される。これが意味するのは、日経が長期サイクルの底値をつけるのに今後2カ月〜12カ月間かかり、それまで弱気トレンドが続くかもしれない、ということだ。こう考えるといい。もし現在、通常のサイクル・パターンが展開しているとするなら(中央銀行の介入や操縦が無いとするなら)、株価は4月の高値から17〜50%下がる公算となる。またその下落が30〜50%となる可能性は高い。先週みられた日本の日経の動きは、この下落がスタートしたことを示唆していた。
4月15日の月食は日経225指数上場チャートの月のノード軸で起きる。その後のカーディナル・グランドスクエアでは、同チャートのMC/IC軸を天王星、火星がヒット。また同時に安倍首相のネイタルの火星・月ノースノードを冥王星が、月(推定)・サウスノードを木星がヒットすることに留意。
それでも天王星はいまだに冥王星とスクエアを形成中であり、これまで見てきたように、このジオコズミック・サインは歴史的な市場介入と相場操縦に合致するものだ。ついにそれが終わりを告げるのか? あるいはFRB新議長ジャネット・イェレンの下で、なおも続くのか? トランシットの土星が彼女のネイタルの太陽にスクエアを形成するにつれて、自分の新しい職務の現実に対する、初めての本格的な挑戦の時がやって来ようとしている。これはストレスとプレッシャーのアスペクトだ。何を為すべきか ー そして何をしようと今後も愛され続けるにはどうすれば ー イェレン氏のような獅子座にとっては永遠のジレンマだ。

もし彼女のチャートのみでは大したこともないというなら、ECB総裁のマリオ・ドラギのネイタル・チャートが持つ月・火星スクエアにトランシットのグランドスクエアが点火するのを見るといい。中央銀行関係者達は打撃を被る寸前だ。誰かが唐突かつ大胆に動きたいと望めば、他の誰かがいや待てここは様子を見たいと望む。それはまるで二人乗りの自転車に乗り、一人が彼の足をペダルに置き、もう一人が彼女の手をブレーキにかけているようなものだ。注意深くしていないと、結果はガシャンと衝突だ。
原文 "clash or crash" :  clash(激しくぶつかる金属音/対立)、  crash(衝突/崩壊/暴落)で何重もの意味を含ませた表現と思われる
ではこの流れは金と銀、そして他の商品相場にはどんな影響をもたらしたろうか? これまでのところ、強気を示している。金は先週強かったし、原油や大豆もそうだった。米ドルは弱く、これは良くも悪くもある。商品にとっては良い兆候だが、再度1.4000を試しているユーロのような、いくつかの通貨にとってはあまり良いとはいえない。ここで問題となるのは、これら他の国々(米国以外)の通貨が下がらなければ、その市場(ヨーロッパ、中国)がデフレーションに陥る瀬戸際に来ていることだ。これは世界貿易において市場シェアを失うリスクを意味し、悪くすればリセッションに突入する危険がある。市場が注目しているのはおそらくそれだろう。

先週のG20、IMF、そして世界の中央銀行会議とそれに続く発表は、火星が天王星とのオポジションに近付き、木星が冥王星とのオポジションを形成するのに呼応して、おそらく今後2週間にわたる、より大きな価格変動という結果をもたらすだろう。現在、天王星と冥王星は特別に強化されている(両方共それぞれにオポジションを形成中のより遅い方の天体であり、その支配力は強まっている)。このジオコズミック・サインがもたらす人間活動のサイクルへの特定のメッセージは、天王星・冥王星スクエアの正確な形成が7回示現する2012年6月~2015年3月という全期間の内で、間違いなく、今回最も顕著に示されることだろう。


≪ 短期ジオコズミクス ≫

        現在は3月29日〜4月25日という、今年、いやおそらく人生でもっとも強力なジオコズミック・サインの数々(15個)が集まる時間帯の中間部だ。4月14日月曜には冥王星が滞留から逆行に転じる。この動きは当然ながら冥王星の原理を強調するのだが、それには権力の掌握、抑圧、銃器を所有する凶暴な人物による暴力行為の増加、集団や人命に関わる脅し、税制改革などが含まれる。またポジティブな顕れには、大多数の人々が同意するような改革がある(国民や議員の承認無しに世界の指導者達が一方的に創り出す変化、すなわちネガティブな側面とは反対の意味で)。

その翌日、4月15日は月食で、今回は “ブラッド・ムーン” の一部とされている。これは4つの皆既月食が連続して起きることを指しており、それが1492年〜1493年に起きた時にアメリカ大陸の発見があったこと、また、ユダヤの歴史における主要な出来事ともある程度関連があり、今回はユダヤ教の過越の祭りのシーズンとも合致することから、一部のアストロロジャー達は重要視している。私の意見を言うなら、いわゆる “ブラッド・ムーン” またの名を “ルナー・テトラド” は、現在起きている惑星間アスペクトに比べれば非常に小さな要因でしかない。

もし今何か大きな出来事が起きるなら(実際に起きているが)、“ブラッド・ムーン” は、既に十分重く強烈な火星・木星・天王星・冥王星のカーディナル・グランドスクエアに、単にもう少しだけ重さを加えるのみだ。なにせ今回は関連する全惑星がカーディナル・サインの13°に集合し、それが米国、中国、ロシアの各始原図、そしてウラジミール・プーチンのネイタルチャートをヒットするのだから。これがいかに珍しい現象かを知ってもらうために言うなら、前回これらの惑星がカーディナル・グランドスクエアを形成したのは1931年8月31日だ(同業のダニエル・ゴードン<www.xstarian.com>には、およそ2000年前まで遡る素晴らしい調査結果を分かちあってくれたことに感謝したい)。その一方、ブラッド・ムーンのシリーズは今世紀中に8回起きる。
デイリー・エキスプレス紙の記事によると、NASAはこの現象が500年に3回しか起きていないことを確認しているという(上記の記述との相違は天文学上と占星学上の考え方の違いによるものかもしれない)。中世以降に起きた最初のテトラドは1493年で、この年にスペイン・カトリックの宗教裁判によってユダヤ人の追放が決定され、西ヨーロッパを揺るがせた。次に起きたのは1949年で、イスラエル建国の年。そして直近が1967年で、アラブ/イスラエル戦争が起きた6日間に合致しているという。

少し調べてみると、今回のブラッド・ムーンのシリーズはそれ自体が特別というより、ユダヤ教的な考え方において、1990年から2013年までの22年間に13回起きた“スター・オブ・ダビデ” と呼ばれる特別な惑星フォーメーションが最終的に収束していくポイントであるらしい。これはそれ以前に起きたテトラドとは全く異なる意味を持ち、聖書でイエス・キリストが警告したとされる"2度目"の復活前の “生みの苦しみ” を指し、現在、実際の世界が経験している進化のための生みの苦しみとは鏡像関係にあるという。2013年7月末に起きた最後のスター・オブ・ダビデの中心には恒星アンタレス/アルデバランの軸とフォーマルハウト/レグルスの軸とが十字に交差している。相場とは直接の関係は無いものの、マンデーン・アストロロジー的には、カーディナル・クライマックスのピークと、ユダヤ民族の歴史やスピリットに深い関係を持つらしい、今回のルナー・テトラドが合致しているというのは興味深いと思う。


        4月17日には、金星が木星とトラインを形成する。これは1日の内に束の間の調和が顔を覗かせると共に、社会的・財政的に利益の上がる機会をもたらし、実際にカーディナル・グランドスクエアがその頂点に達する4月20日〜23日手前の、ちょっとした小休止となるだろう。だから4月16日〜17日は、上手くやる必要のあることを出来るだけ沢山こなしておくといい。

この金星・木星トラインの日々は、スピリチュアルな傾向を持ち、愛や豊かさのための瞑想や祈り/ヴィジュアライズを好む人々の間で “豊かさの法則の日” として知られている。確かに、私が普段99%そうであるように、非常に実務的で実証的な精神を持つ人にとって、これは怪しげに聞こえるだろう。だがそう言うなら、事前に企まれたとも見えないまま行方不明となったマレーシア航空機の一件や、2012年の選挙シーズン中に “IRSにはほんのわずかな腐敗” さえも無いというのに起きた、保守系団体の非営利認可申請の拒否や弾圧だって似たようなものだ。何故私がこうした思いをここでシェアするかについては、 “黙秘権” を申し立てよう。少なくとも私はシェアしたのだから。

なお、長期的考察は来週再開する予定だ。





訳文ここまで
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April 06, 2014

レイモンド・メリマン 週間コメント4/7【金融アストロロジー】

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レイモンド・メリマン・コラム  2014年4月7日(フリー版より)
翻訳:hiyoka 
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(文中の は翻訳者によるものです。原文が"ファンキー"な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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≪ 先週をふり返って ≫

        先週、天王星とコンジャンクトしていた牡羊座の新月の後、世界の株式市場はその殆どが上向きだった。しかしながら、週の終わりまでは安定していたものが、米国市場では金曜後半になって下落した。この動きは前回のコラムで論じたジオコズミックな天体配置によく一致している。

すなわち:“今週の新月は天王星とコンジャンクトしている。天王星が絡むことから、誰もが激しい変化を予測している。おそらくそうなるかもしれない。だが、このコン ジャンクションで一番速い天体は月であり、その性質はそれほどボラタイルとは言えない。しかしその1週間後には太陽・火星がオポジションとなる。この組み 合わせでは、火星がより遅い天体だ。だからエネルギーは突如として火星的になり、動向は攻撃的で荒っぽくなる可能性がある。そして4月20日〜23日には 二つの強力なオポジションが発生する。木星・冥王星のオポジションと、火星・天王星のオポジションだ。そんな訳で、この期間は真に天王星・冥王星が支配す る時期となる。市場が本当に荒っぽくなるのはこの時期だ。もちろん、私達はこれにオーブを与える必要がある。これはおそらく前後2週間程度になるだろう。”

金は4月1日火曜、太陽と天王星がコンジャンクションとなった日に1280以下で一時的に安値をつけたが、金曜にはそれより30ドル高値で取引されていた。原油は比較的落ち着いた動きで、前週につけた高値と安値の間で取引されており、ここにも激しい変動はなかった。より大きな動きは通貨市場にみられ、たった2週間前に1.400を試したユーロが下落を続けて束の間1.3700以下をつけた。思うに、この下落はこれから来る物事の重要な予兆だ。

今後2〜3週間に通貨戦争は制御不能なまでに燃え上がるかもしれない。中国、ロシア、米国間相互の、そしてヨーロッパとの、それぞれの為替レートに関する出来事や決定に要注意だ。特に来週開かれるG20の会合と、その幾つかのメンバー国が今後の通貨政策に関してIMFにより大きな権限を与えるよう圧力をかけることが怒りの引き金を引く可能性がある。その根本には、こんな疑問が横たわっている:ドルはこの先長く世界の基軸通貨たり得るのか? あるいはそういった現状を変えるような取り組みが始まるのか? どんな選択肢があるのか? 今後2週間の内に、私達は他の選択肢について耳にするかもしれない。あるいは、それがオフレコで議論されて、私達には何も聞こえてこないのかもしれない。


≪ 短期及び長期ジオコズミクス ≫

        今週は世界中の戦場に、会議室に、あるいは官庁や役所に、戦いのドラムがより強烈に響き始める。4月7日月曜に水星が牡羊座入りすることから、闘いは言葉と脅迫によってスタートする。4月8日、太陽は火星とオポジションを形成し、牡羊座を支配する火星の持つエネルギーを浮き彫りにしていく。

敵対行為を引き起こす目的で練られた、より強力な脅しや、ひょっとすると何かしらの行動さえ起こされるかもしれない。これは次に4月14日の冥王星逆行開始へと繫がり、ひいては4月20日〜23日にカーディナル・サインの13°で起きる、火星・天王星・木星・冥王星グランドスクエアの巨大なエネルギーに繋がっていく。このグランドスクエアはウラジミール・プーチンが持つ天秤座の太陽、米国建国チャートの蟹座太陽・天秤座土星のスクエア、そしてロシア及び中国の建国図における重要な感受点の全てに触れるものだ。自分を脅した相手に仕返ししてやりたいという基本的衝動を抑えるには…おそらく多くの規律や鍛錬が要ることだろう。

こうした力学を体現するケースを、先週フォートフッド米軍基地で起きた2度目の銃撃事件にみることが出来る。これは人々が自制心を失い、罪の無い人に対して致命的なまでに憎しみをぶつけるという、また一つの例だ。ごく普通の市民達さえもが、山羊座の冥王星が持つ原動力の下で政府が彼らの個人生活に侵入し苦しませることに対し、フラストレーションの限界にまで達しつつある。現在ネットを介して人々の間に急速に広まっているこのビデオにもその一端が現れている。
米国IRS(国税庁)が保守系とみなされる団体および政治的活動をしていると推定された個人、関係者等に対して様々な妨害活動を行ってきたというスキャンダルに関し、地域の保守系団体を主催するキャスリーン・インゲルブレット氏がその被害内容(度を超えた財務及び身辺調査やFBIを含むIRS以外の政府機関による個人情報の収集、経営する会社への業務妨害、SNSや携帯電話を含む言動の直接的・間接的監視・脅迫など)を議会証言した際のビデオ。2009年に初めて政治活動に参加して以来、彼女の人生は強制的に変わり、国家に対する信頼も失われたという。それでも自分は他の多くの米国人と同様にデモクラシーを信じ発言し続けるという彼女の毅然とした論調と詳細説明が一般米国市民の注目を集め、フェースブックのシェアは現在87000件、賛同のコメントも3000件以上寄せられている状況がある。
        親愛なる読者の皆さん、私は皆さんが、もっとポジティブで希望のある観測をと望んでおられるのを知っているし、また疑いもなく、いまだに私自身は人類とその指導者達に対する希望を抱き続けている。だが、ここ3〜5週間というものは、世界の指導者達の間に肯定的な展開を見出すのがとても困難だ。政府、金融界、そして企業のトップ達が示す方向性と予期される政策は、けっして楽観視出来るものではなかった。今、私が伝えられる最善のニュースはこれに尽きる:(クライマックスのピークで)残るはあとたった3週間だ。

        金融市場に目を向ければ、木星と天王星(Tスクエアであり冥王星も加えるならグランドスクエア)への火星のアプローチは、いまだに株価の上昇と同期する可能性がある。もしそうならないならその時は、4月23日以降となる代わりに今から急落が始まる気運は十分整っている。


≪ 長期的考察 ≫

        “世界中の政府がインターネット上の自由な言論や活動を抑え込む手段を検討しており、これにはツイッター、ユーチューブ、フェースブック等SNSの規制に向けた動き、そしてクラウドコンピューティングや他のインターネット・データサービスの制限が含まれている。多国籍機関はすでにこうした不穏な歩みを進めており…… 国連の一機関であるITUが「国際的インターネット統治」に関してその役割を拡大しようとする動きをロシア、イラン、中国が支持し、これに大多数の国々が追従しようとしている。”
「国際的インターネット統治が招く検閲」Jurius Genachowski & Gordon M. Goldstein,     2014年4月4日付 ウォールストリートジャーナルより


        これが起きるだろうことはわかっていた。インターネットがもたらした自由は、どこにでもいる市民達がその政策や行動を精査することを好まない、世界中の政府による “自由な言論” の場の制圧というプレッシャーに直面する可能性を確実に持っていた。この抑圧的な取り組みがトップ記事を飾るにあたって、今という時はなんとふさわしいことか。それはカーディナル・クライマックス第2ピークのただ中で、強烈なジオコズミック・サインの数々に囲まれた天王星(インターネット)と山羊座の冥王星(世界中の政府とその機関による権力掌握)のスクエアが起きる時間帯だ。

この特定のアスペクト形成は、おそらく最も重要なものになるだろう。何故ならこれは天秤座の火星と蟹座の木星を含むグランドスクエアだからだ。この期間に何か大きな事が起きる筈だったし ー 現在もその時間帯だ。事実、数多くの重大かつ根本的な変化が現在醸成されており、そしてその変化は、“民衆の力” にとって大切な自由を護るために、非常に強制的で声高な力をもって自己表現するよう彼らを仕向けていく。

幸運なことに(と思うのだが)、牡羊座の天王星にスクエアとなる山羊座の冥王星は、増大する “power to the people(民衆に力を)” という集合体のイデオロギーと関連しており、それは当然ながら、世界の独裁的な指導者の望むところではない。これが、何故彼らをしてこうも必死に、人々が覚醒して正当な権利を主張する前に “力を得よう”と厳重な取り締まりを行うかの理由だ。民衆は目覚めつつあり、それと同時に抑圧の力(現在自分達の側からの行動の差し迫った必要性を感じている指導者達)もまた、芽吹きつつある。

        宇宙的観点から言えば、これはシリアスな状況だ。重い。山羊座の冥王星が放射するエネルギーは強烈だ。そして危険でもある。何故なら、あまりにも多くの敵対する力が “変化” ー 革命にまで行き着くような “大変化” ー を望んでいるからだ。これは牡羊座の天王星が持つテーマ(「私は自分の自由が欲しのであって他者からの抑圧的な検閲など要らない!」と一致する。それは民衆に対する政府機関、大企業、保険業界、そして “潰すには大きすぎる” が、 “個人口座にかかる手数料と追加料金を継続的に値上げして一般市民に無力感と怒りを感じさせて良いほどの存在ではない”銀行とのぶつかり合いだ。

        それでも、一人のマンデーン及びファイナンシャル・アストロロジャーとしては、この宇宙津波の下でこれまでのところ既存のシステムが完全に崩壊していないことに感銘を受けざるをえない。これは “民衆の力” に依るのか? それともやり過ぎることに対する “指導者達の怖れ” に依るのものなのか? ひょっとしたらこれは、天王星と冥王星がワクシングスクエアを形成しており、それは生みの苦しみ(死ではなく)の象徴 ー 新しい社会的、経済的秩序の誕生を意味するからかもしれない。良いニュースはこの2008年に始まったカーディナル・クライマックスのピークが、数週間の内に減衰し始めることであり、そして、私達は依然としてここに在り、生きて立っていることだ。これまで以上の突発的暴力や狂気が不必要に多くの人々の生命を奪う局面は確かにあったものの、私達は爆発も崩壊もしなかった。

        したがってある意味では、私達は過ぎ越してきた6年間を眺めながら、自分達が幾多の厳しい現実を耐えてきたという事実を慰めとすることが出来る。私達はこれまでになく、自分達の選択の自由と ー そしてそれに対する危険な兆候 ー に気付いている。これもまた、牡羊座の天王星が持つ機能であり、集合的な精神を、自由と基本的人権の重要性に目覚めさせるものだ。この原動力から生まれる次のステップは、新しい工夫、創案、そして “独創的な” 新機軸の問題解決法となる。こうした物事が人類にとって自然に進化し発展していくためには、世界中の国家によって管理された抑圧的な機関の手に落ちることなく、インターネット上の自由が継続するよう要求していく必要があるだろう。



"power to the people" by John Lennon 1971年



訳文ここまで
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