June 2014

June 29, 2014

レイモンド・メリマン 週間コメント6/30抄訳【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2014年6月30日(フリー版より)
翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が"ファンキー"な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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今週のコラムは ≪ 短期ジオコズミクス ≫  のみUPします。その他はおおまかな内容のみです。詳細は上記 投資日報社さんのサイトに追って掲載されるかと思いますので、どうかそちらをご参照ください。


 ≪先週をふり返って≫

(おおまかな内容)

        7月1日に終わる今回の水星逆行はまったくもって難題で、「いったいどうなってる?」「やれやれ次は何が起きるんだ?」の連続だったこと。米国政府の動きも水星逆行が示す症状どおりに進行していった。そして、世界の金融市場も見事に弱気ダイバージェンスの様相を呈していたことをヨーロッパ、環太平洋、アメリカ大陸と地域別に回顧。この期間はテクニカル指標もアテにならないことから、確実なことを知るにはもう2週間程度必要だろう。そして7月20日〜21日に起きる天王星と土星の方向転換が鍵となるだろうとのこと。 この2惑星の方向転換は水星のそれよりもっと強力だとも。


≪ 短期ジオコズミクス ≫

(全訳)

        これからの数週間はまるでピンボール・マシーンの中に住んでいるような気分になるかもしれない。6月26日〜8月9日、20を超える数の重要なジオコズミック・サインが目白押しに展開する。7月1日に水星が順行に転じ、これできっと物事は落ち着いてくるだろうと思いきや、今度は太陽がやって来て、いつ果てるとも先の見えない感のある天王星・冥王星ワクシングスクエアに対してTスクエアを形成していく。それが7月4日〜8日だ。だがこれはまだ、7月16日〜21日に起きる事象の幕開けに過ぎない。その期間には木星が初めて蟹座を離れて獅子座入りし、続いて19日には太陽が火星にスクエアを形成する。そして土星と天王星の両方が7月20日〜21日に立て続けに方向転換するのだ。

これはちょうど、土砂降りの嵐の中をやっと帰宅したと思ったらガス台の火を消し忘れていてキッチンが火事だった!というのに似ている。いやまぁ、何もそこまで酷くはないかもしれない。もしかしたら、借りている家の貸し主からその家を売りに出すと通告され、荷物をまとめて出て行かなければならないのかもしれない。いやいや、そこまで酷くない可能性もある。ひょっとすると転職のための契約をしたはずが、新しい雇い主の気が変わったという知らせがあるのかもしれない。おまけにもう何処にもポストの空きは無い。

いやちょっと待った!何か良い事は起きないのか? もちろん起きるだろう。たとえばあなたのコンピュータや携帯電話が故障する。そのお蔭で、もっと素敵な新しいマシーンをもっと手頃な値段で買えるかもしれない。だがそれにしても、古いデータが消失したせいで、過去のやり取りのアドレスをいちいち手作業で読み込ませる必要がある。それでも、真新しいコンピュータや携帯電話は格好いいし機能だって素晴らしい!

つまり、要点はこういうことだ。
現在の政界、そして金融界が持つ期待は、7月、そして8月中にも、捨て去られる可能性がある。たとえ水星が順行に転じても、見通しや戦略の変更を余儀なくされそうな突然のサプライズや反乱や暴動が、この先まだまだ沢山起きてくる。水星の影響は、土星・天王星間の不調和へと変容しようとしているのだ。それは古きものと新しきものとの衝突であり、急進派と保守派との対立であり、伝統的製造業対テクノロジーであり、平和に向いたいという欲求と闘争、統制、支配という根源的衝動との対立だ。こんなにも宇宙規模の雷鳴が轟く時期は、株式市場は大混乱に陥りがちだ。支持帯は破られる可能性がある。


(訳文ここまで)


≪ 長期的考察 ≫

(おおまかな内容)

        長期的考察は先週に引き続き、トランシットの海王星によるネイタルへのハードアスペクトに悩まされるオバマ大統領の昨今の状況を読み解いています。いわく、「これはマゾヒストになるか、それとも、自分は自分を陥れようとする他の人々の邪念の犠牲者だと主張しがちなアスペクトだ」とも。また「海王星の影響下では自分が口にすることや行動の全てに注意深くしていないと、自分の手が触れただけで金が鉛になってしまうのを目撃するだろう」とも…。

興味深かったのは、イラク内戦への不可解な対応が生み出す不信感から、一体誰が彼にとって本当の友人であり得るか?誰が彼に助けの手を差し伸べるか?という設問に入り、以前なら籠城する大統領にとって助けとなりそうに思えた友人候補を次々と否定している下りでした。

1)ヒラリー・クリントン氏:最近出版された本( Edward Klein著 "Blood Feud" )の中で、今や次期大統領を狙うとされる彼女がオバマ氏を「無関心で無能な役立たず」と評したと暴露されている(* CNBCの記事によると、この発言は彼女が2013年5月に大学時代の友人に語った言葉らしい

2)"友人"のジョン・ベイナー下院議長:先週彼はオバマ大統領を「行政と立法の分権を著しく踏みにじった」かどで訴えた。彼はオバマ氏が連邦議会に仕事をさせない "攻撃的一方通行主義" の責任を負うべきだとしている

3)最高裁判所:今週最高裁は大統領が権力を濫用していることを認める重要な判決を下してオバマ氏の権力に歯止めがかかるよう図った(ウォールストリートジャーナル)

4)IRSに至ってはは言わずもがな。大統領選当時の保守系団体への執拗な税務審査疑惑を解明するデータが突然のコンピュータ・クラッシュで失われたなどという弁明は不信感の火に油を注ぐだけ

5)世界にはまだ彼の友人がいるか?ドイツは?:ドイツは先週、NSAにスパイ用データを提供していたとされる企業のひとつVerizon社との契約をセキュリティ上の理由で打ち切った。海外の米国テクノロジー企業はメルケル氏への盗聴問題を含む一連のNSAにまつわる事件で著しく信頼を失い立場を損なわれている。オバマ氏はこれを変えると宣言し行動を取ったようにみえるが、同時に護ろうともしている →典型的な海王星的行動

6)米国経済:景気が良くなって人々がその財布の中身に見合った評価を彼に与えるか? 先週の経済指標は2009年初頭以来最低の数字。インフレ率は2012年10月以来最高に。なぜ突然こんな数字が出るのか? この奇っ怪さはまさに海王星の面目躍如。

・・・といった調子で面白おかしく、というか皮肉たっぷりに解説しながら、世の中皆、海王星的お花畑の見通しに乗って人生をエンジョイするのもいい、少なくとも土星・天王星が方向を変えるまでは…というニュアンスをこめて伝えています。そしてその時が来てやっと気付き、(新たな)現実に対処するとしても、時すでに遅しでなければ良いが・・・と。そして「遅ればせであっても何もしないよりはマシだ」という諺を引きあいに出し、思うにこれもきっと海王星がたっぷり効いた誰かさんがでっち上げた言葉ではないか...などとキツイことを。。

ただ木星が獅子座入りすることで、獅子座の大統領には好ましい影響を与える可能性もあり、新たな始まりになる…かもしれない。しかし、もし木星に勢いづけられ調子に乗って境界線を踏み越えれば、得たものはたちまち損失となり幸運は泡と消えるだろうとの警句も。 そして、もし今あなたが海王星のトランシットで悩んでいるなら、しかも天王星・冥王星スクエアという大変革の兆候に国自体の太陽(指導者)と土星(政府)が曝されて苦闘している(米国のこと)のであれば、なおさら肝に銘じる必要がある…と結んでいます。



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ちなみに日本に関しては、2つの戦後始原図を見る限り、やはり天王星・冥王星スクエアの影響を強く受けています。但し国のトップである安倍首相のチャートでは米国と違い海王星の影響はそれほど強く受けていないようです。そのかわり、首相の月のノースノード・火星のコンジャンクションにトランシットの冥王星が乗り、サウスノードと月のコンジャンクションにオポジションを形成しています。これはおそらく今生の自分の使命と感じる物事に対し、現在、成就への莫大なプレッシャーがかかっていること、同時に大衆からの反発との葛藤、またはポピュリズムへの誘惑も強いことを示唆しているかもしれません。またノード絡みで自分の理想に固執したり、過去の痛みの記憶から引き籠もりたくなったりする暗示もあるけれど、一方では公人として他への奉仕に徹し、どんどんと分け隔てない対話を続けていくよう促されるエネルギーも寄せてきていて、かなり難しいバランス取りを要求されそうです。これもまた一種の正念場的な星回りではないかと思います。


        ところで、昨日ホワイトハウスから登録者あてに大統領名でメールが配信されました。それによると、"思い切って" オバマ氏にメールし、家族の苦境を訴えた女性に対して大統領自ら返信し、しかも彼女の街を訪れてコミュニティの人々と話しあったのだそうです。そして、今後もオバマ氏あてにどんどん個人的なメール を送ってほしい、そうすれば直接会いに行くこともやぶさかではないし、この夏は皆のところを訪ね、話を聞きたい、と...。これも政治的PRの一環なのだろうし、一見理想的なことのように見えるけれど、いくらリベラルとはいえ米国のような巨大国家のトップが市民それぞれの個人的な要望に自ら対応すると宣言するって、はたして現実的なんだろうか.....? 今の世界情勢でそんな余裕が大統領にはあるのだろうか? こういう事はその街や州の議員達の仕事なのでは? などと、遠く離れた日本の片隅で実情もわからないながら、不思議に思ったりもしたのでした。



以上です。
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June 26, 2014

○6/27の新月―みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)

お知らせ:次回のメリマン・コラムは基本お休みモードで、早めにお知らせしたい情報が含まれる場合は抄訳をUPすることにしました。楽しみにしてくださってる方にはご不便をおかけしますが、よろしくお願いします。m(_"_)m

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    新月は前回からの課題を経て、次の新月までの約1ヶ月をかけて取り組む新しいテーマが開示される時。 そしてこれは生まれた星座に関係なく、地球に生きるわたし達みんなに平等に降り注ぐエネルギーです。わたし達はこのエネルギーを使って日々、自分なりに考え行動していきます。その現れはひとの数だけ様々ですが、やがてはお互いに影響しあいながら、社会・国・世界の潮流を作っていきます。これは言い換えると、わたし達を取り囲む「空間の雰囲気」です。星読みの世界から見れば、誰もがその中で生き、そのテーマに呼応して・・(素直になったり、反抗したり、無視したりしながら・・)自分なりの人生を創造していると言えます。 その意味でも、刻々と変容していく惑星エネルギーの流れをおおまかに知っておくことは、きっと何かの役に立つんじゃないかと思います。
    例えば…シンボルの光景やキーワードを覚えておくだけでも、何かに迷った時の指針になるはず。。ではでは今月も行ってみます!(^_-)
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★新月タイムスケジュール★
願い事やアファメーション、ヒーリング・メディテーションなどしたい方は、もし可能ならこの時間帯に合わせてみてください。エネルギーの高まりを感じとれると思います。(^_^)

【地方平均太陽時: ソーラータイム(LMT) 】
東京・関東ローカルで 6月27日 17:28前後、北海道周辺で 17:34前後、関西方面(日本標準時ならこの時間)は 17:09 前後、沖縄周辺では 16:39前後に  蟹座5°37’で新月となります。


前回の新月のテーマについてはココ、満月についてはココをご覧ください。

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Sabianシンボルによる【 新月がもたらすテーマ 】
*ここではデーン・ルージャー(ルディアー)版やマーク・エドモンド・ジョーンズ版の解釈ではなく、透視家エルシィ・フィーラーの伝えた言葉をそのまま書き写したオリジナル版サビアン・シンボルを使ったブレイン・ボヴィの解釈を参考にし、アスペクトを加味して読んでいます。
*テーマはひとつの意識の流れを表したものです。この流れは順不同に現れたり循環したり、ひとつだけ突出して感じられる場合もあります。また、解釈の内容はその時々のアスペクトを意識しながら抽出しています。


【太陽・月 蟹座 5°~6° (6/27~7/26 )】
"An auto wrecked by a train"
『汽車との衝突で破壊された自動車』

"Game birds feathering their nest"
『巣を羽毛で覆う狩猟鳥達』

【テーマがもたらす雰囲気と挑戦(順不同)】
→★意見、世界観、相反する利益をめぐる衝突
→★手に余る力がもたらす崩壊
→★圧倒的な力の差をゲリラ的な戦略で切り抜ける
→★個人的な願望が集団の大きな波に呑まれる危険
→★世界という名の渦潮の中で自分自身の舵をとる
→★「勝てば官軍」で全てが正当化される現実
→★障害を乗り越えて前進したい、という強い想い
→★自分の中で徐々に増幅する違和感を見つめ直す必要
→★駆け引きの中で問題の本質が歪み変化していく危険
→★自分の内側に潜む、道を阻む主な障害を見極める
→★安全と心地良さを確保するためのビジョンを描く
→★徹底的な集中力で内なる力を呼び覚ます
→★策略と戦略の違いを見極める必要
→★緩急のリズムを巧みに操りながら進みたい道を行く・・・→

エネルギーのポイント:「しなやかなサバイバル」

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        6月ももうすぐ終わり・・・関東には季節外れの雹が降り積り、え?というようなニュースが飛び交ってはまた新しく書き換えられ、なんだか水星・海王星逆行まっ盛りという感じのこのごろ。その水星も7月1日21:50ごろ、双子座24°台で順行に転じます。なので今は順行前後のストームフェーズに入っていて、思わぬことが起きがち。知らないうちにストレスを溜め込んでいるひと、多いんじゃないかと思います。この新月期は不摂生や無理が体の弱い部分を直撃しやすいので、自分に合ったリラックス法で、こまめなケアを心がけてくださいね。

        では、今回はまずサビアン・シンボルからいってみましょう。前回の新月のエネルギー・ポイントは、「黒白二元を超えた第三の道を思い描く」 でした。 ちょっと抽象的だったけど、なんとなく、今までとは違う道、違うやり方が示唆されていることを感じられたひと、いるかな?  で、今回のシンボルも…その延長線上で、ちょっと色々ありそうな雰囲気(飽きないとも言えるけれど^_^;)。では肩の力を抜きつつ、慎重に行ってみます。

まずベースとしてとっていくのは、蟹座5°『汽車との衝突で破壊された自動車』です。 このエネルギー、すでに前倒しで経験しているひとも多いのではないでしょうか。けどこれって…出足から壊れちゃってる!まぁ、相手が汽車では思いっきりぶつかったって敵いませんよね。。

車も汽車も、人間が創り出した乗り物、ひとや物を運ぶ道具です。 マイカーを運転するわたし達は、ハンドルを握り、好きなところに出かけます。自分が選んだ道を、自分が選んだスピードで走り、好きなところで止まってひと休みも出来ます。自分一人で、親しいひとや家族と一緒に…車の中って狭いけど、そのかわりとてもプライベートで気ままな空間です。

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一方、汽車は沢山のひと達を遠いところへと運ぶことが出来ます。 沢山の貨物、たとえば車だって運べます。そして決まった時間に発車し、決まった軌道を走り、決まった駅で止まります。 旅路の途中で多くのひと達が乗り降りするし、その車内は、人々が隣り合ってはすれ違う、一期一会の空間。プライバシーが保てるとは言えません。汽車は重くて大きな力を持っているかわり、その動きは車のように自由とはいきません。 それでも、多くのひとや物を一度に安全に運ぶことが出来ます。汽車に乗っている間は、とりあえず道に迷ったり、ハンドルを切り損ねて崖から落ちたりすることも無い(はず)です。現代の米国では国内の旅行も殆ど飛行機か車ですが、鉄道を衰退に追い込んだのは便利で快適な自家用車の普及が原因でした。 

けれど、このシンボルでは便利で自由なマイカーが重厚長大な汽車と衝突して壊れてしまっています。 ブレイン・ボヴィによると、原文で自動車にあたる言葉 "Auto" は、ギリシャ語で "我:自分自身" という原理を指すことばから来ているのだそうです。つまり、自動車はわたし達。 わたし達の、何もかもから解放されて、自分が決めたとおりに自由にやりたい!という願望…。 ならば汽車は…自分よりもっと大きなグループ、社会、国家、または集合体、種…。 沢山の決め事やルールに従わなければならないけれど、その代わりにとりあえず安全で保障もそこそこある、共同の乗り物。。

どちらも大切なものだけど、この二つが真っ向から力と力の勝負をすれば、結果は目に見えています。自由と規範のぶつかり合い。解放と統治のぶつかり合い。 ここでの汽車は、まるで、蟹座と対向する山羊座の権化のよう...。

それでも、衝突は起きてしまいました。 重く大きな汽車は、急ブレーキをかけてもすぐに止まることは出来ません。 自動車は、迫り来る汽車が目に入らなかったのでしょうか?  ただまっすぐ、自分が行きたい場所、行くべき道だけを見ていたのでしょうか? 鋭く発したはずの汽笛は耳に入らなかったのでしょうか? 目の前には、まるで荒野で座礁した船のように、バラバラに朽ちた一台の車の残骸があります。個としての気ままな夢の跡。 集合体に属して社会的な支援を受けることもなく、車は朽ちていくのでしょうか…? 車を運転していたひとは、もし無事に生き延びたとしたらもう二度と車には乗らず、汽車の旅を選ぶでしょうか?

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でも、きっとぶつからずに済む方法はあったはずです。ヒヤッとする一瞬はあっても、注意深く状況を観察してさえいれば、機敏に動ける利点を活かして切り抜けることだって出来たかもしれません。 もしも力と力のぶつかり合いが避けられそうにないなら、そしてそこに厳然としたパワーの差があるなら、自動車は自分の可動範囲やスピードを、そして汽車の力や性質や位置を、もっとよく理解しておく必要があったでしょう。 汽車を止めたいのなら、大勢の人々を乗せ轟音を立てて走る相手が前もって十分に気付ける方法を考え、止まるに足るだけの理由を提供しなければなりません。 誰かが自分ひとりの主張や自由のためだけに直進すれば、破壊は誰にも避けられず、誰にとっても安全ではなくなります。蟹座にとって、安全であることはとても大切な要素です。自分や自分が大切に思うものの安全を護るためなら闘いだって辞さない…感じやすいと言われる蟹座には、そんな一面もあります。 

だから、ここでもし自分より大きな相手との衝突が避けられないと心底から感じるのなら、非力な個人として、何より自他への理解力と、広くものを見る目と、戦略的な考え方が必要になりそうです。そして、覚悟に裏打ちされたちょっぴりの勇気も。。 

前にも書いたけれど、蟹座/山羊座軸は成長への負荷がぐっと高まる星座宮です。蟹座が大切にする個のテリトリーと、山羊座が大切にする大きな社会の持つ重さがいまだ無意識の内に拮抗し、際限なく拡大しようと欲する自我を持ちながら、群の一員として生きざるを得ない人間としての葛藤がそこに生まれるからではないかと思います。今の自分の限界を超えて成長するための負荷がかかるという意味では、この度数はとても蟹座的だと言えるかもしれません。 蟹座の水辺が湛える本来の祝福。それは、こんな大波小波の中にあって、静かに輝きを放っています。


creek


        さて、エネルギーは次の度数、蟹座6°『巣を羽毛で覆う狩猟鳥達』をとっていきます。 原語の "Game birds" は、要は狩猟の獲物になる鳥達のことです。狩猟鳥って普段はあんまり聞かないことばだけど、狩りをする鳥のことではありません(^_^;。 

鳥達は今、一生懸命巣作りに励んでいます。マイホームです! もう枠組みは出来上がって、あとは卵を安全にかえすために、クッションと保温になる羽毛を敷き詰めるだけ。やがて時が来れば、この巣の中で生まれたヒナ達が、餌を求めていっせいに鳴き出すことでしょう。賑やかな鳥達のコロニーです。けれど、彼らは自分達が狙われる存在であることを本能的に知っています。マイホームの外には危険がいっぱい。だから、早く巣作りを終えて、卵をあたためなければ。。  ヒナ達は無事育つでしょうか? 親鳥達は、撃ち落とされることなく無事にヒナに餌を運んでやれるでしょうか?  

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        このシンボルは、個人としてのわたし達が思い描く将来の幸せやプランに、"見えない大きな力"というカタチの影が射してくること、またはそんな予感を抱くかもしれない場面を象徴しています。 進みたい方向、行きたい道は、ある。 だけどその入り口には何だかよくわからない障害物がありそう。だから、急がないと幸せへのゲートが今にも閉じてしまうような、そんな不安な気持ちになる…。

不安は、その不安の源がはっきり見えないときに増大します。もし本当に障害が存在するのなら、それは何で出来ていてどんなカタチをしているか?  そして、何故そこにあると感じるのかを、出来るかぎり正しく見極める必要がありそうです。何故なら、それを自分なりにはっきりと描くことが出来たとき、そこには何らかの迂回路や、障害物をぬって進むための智恵/技術が見えてくるから。 このシンボルの狩猟鳥は一羽ではありません。他の鳥も近くで巣作りをしています。皆がハンターの動きや気配を察知し、いつどんなときに現れるかを感知出来るなら、危険が迫ったとき他の仲間達に知らせることも出来るでしょう。自分達の安全を、将来の幸福を脅かす「敵」が本当にいるなら、まずはその「対象」を知り、それが何であるかをキチンと理解する必要があります。そして、それを克服するための実際的な手立てをいろいろ想像してみる必要があります。 不安を抱えたとき、何もないフリをしてひたすら自分の毛繕いに励むより、その方がずっと安全です。 何故ならそのとき、行く手を阻む見えない影は、単に乗り越えるべき壁に変わるから。。 

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親鳥は自分の胸の羽毛を出来上がったばかりの巣に植え付け、卵を産む準備をするのだとか。それは孵ったヒナ達を天敵や事故や寒さから護るため。これは、生き物がいのちを支えようとする、"初めの深み"を通して受け継がれてきた智恵と知識なのだろうと思います。鳥であれわたし達人間であれ、 自分の生の "初めの深み" に蓄えられた知性から自然にわき出て来る手立ては、いつだって実際的で理に適っているのではないでしょうか。 護るべきものが卵であっても、わたし達の夢であっても…。

その一方で、いくら目をこらしてみても、その障害物は単なるモヤッとした影にしか見えなかったら?  もしそうなら、その影は自分で創り出した思い込みであり、漠然とした怖れに過ぎないのかもしれません。何かを護りたい気持ちが強ければ強いほど、出来ないのでは?という恐怖もそれだけ増幅します。 不安はわたし達の歩みを遅らせ、何だかすべてがイヤになってきたりします。 こうしてその仮の影は、やがて怖れの感情からエネルギーをいっぱい吸収して本物の障害物に育つかもしれません。 育てるのは他の誰でもない、わたし達自身。自分で自分の行きたい道を阻むことって、意外とよくあります。 そしてそんなとき、「敵」だ!と思ってあわてて放った矢は空中を飛び、そして自分のハートに刺さります…。 

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この世界を生きる限り、わたし達は常に、獲物であると同時に誰かにとってのハンターなのかもしれません。 大自然を生きる鳥達はそれさえも丸ごと引き受けて、ただ生きようとしているように見えます。そして出来る限りの必要な備えをし、本当に何かがあれば、機敏に動きます。彼らが自分で自分を狩るハンターになることは、今までも、これからも、ないでしょう。。

わたし達は、狩猟鳥のように生きることが出来るのかな?  いつかハンター達がやってきて、狩られるかもしれない。いえ、ハンターなんか居なくたって、いつかはこの世界から旅立たなくちゃいけないこともわかってる。でも。 それは今じゃない。ならば今、自分が抱く夢というタマゴを育てるために、壊さないよう護るために、ハートの羽毛をどこに植えよう?  

        胸をぐっと張って。高い木の枝にとまり、遠目を利かせて! 見えるのは深い森でしょうか? それとも、どこまでも開けた大草原? そこには、危険が待っているでしょう。 けれど、それ以上に、自由があります。 大空。 虫達をみつけて滑空するとき、わたし達の血はたぎります。彼らはわたし達のいのちを育み、夢を育ててくれるのだから。 鳥達もわたし達も、自分が属する種や生き物としての掟の下に生きています。ときには闘い、かわし、連携し、休み、さえずり、愛し、そしてときには自分のためにだけ、飛ぶ。 

        自家用車と汽車。ハンターと狩猟鳥。。 それはきっと、どれもがわたし達の姿。自然を織りなす一員としてその両極を引き受けることが出来たとき、そして今向かうべきゴールが見えてきたとき。 わたし達のハートはきっと、 "初めの深み" から与えられた智恵というギフトに気付くのだと思います……。


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 さぁ、今回も長くなっちゃったぞ、と…(^_^;  けどこの新月期は星々の連携も賑やかなので、下にアスペクト編を続けますね。 ゆるっと時間のあるときにでも読んでいただけると嬉しいです。


have a nice trip!!!★hiyoka

○6/27の新月―みんなに降り注ぐエネルギー II(アスペクト編)

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        さて、今回の新月も、テーマ的にはちょっと厳しめに感じられたかな? 4月22日に起きた5回目の天王星・冥王星スクエア/グランドクロス以来、サビアン・シンボルも星々のアスペクトも挑戦的なテーマが目立つような気がします。それは多分、カーディナル・クライマックスのピークと言われた4月のグランドクロスで孕んだ種子を "目に見える最善のカタチ" で育てていくためにセットされた仕様なんじゃないかなって、思います。 今年の後半(特にこの夏)は、わたし達みんなにとって本当に精神的なふんばり所になるのかもしれません。

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けど、厳しめといっても、星達はわたし達を単に悩ませようとしているのではありません。このところの厳しさには、エネルギーの圧迫にただただヘコタレて愚痴ってるんじゃなく、それが実は自分を取り巻く茶碗の中のカラ騒ぎだったことに深い部分で気付いて大いに笑い飛ばし、そこからもっともっと大きな視座を獲得しようよ・・・っていう意図が隠されています。 特に今回の新月図では、ケンタウルス族のオリウスが東の地平にあって、太陽と月のエネルギーに個性を与えています。ケンタウルス族がハイライトされるとき、そこには "良くも悪くも" いろんなトラブルが発生しやすいと言えます。

彼らは殆ど全員が闘いの中で壮絶な死を遂げるのですが、ケンタウルス族の神話が語る「象徴的な死」  ー それまでの執着が落ちてしまうような出来事/ショック ー の体験をくぐり抜けることによって、人生は新しい段階へと導かれます。 そしてそのとき ー 全てが終わったとき…わたし達のこころは何だかとてもスッキリして、お腹の底から深い笑いがこみあげてくるかもしれません。荒々しさとカラ騒ぎ。でも、そこでいったん死んだ者だけに与えられる、本当の豪放さ、笑いと癒やし。これはケンタウルス族全ての背景に潜むテーマのひとつです。

        あ、せっかくの話の流れなので、今回はオリウスのお話をしてみましょうか。。 オリウスの象徴についてはゼーン・ステインやフィリップ・セジウィックなど、準惑星の先駆者達が様々な研究を発表しています。その中で、特に今回の新月と共振しそうに思えるテーマをあげるなら、対人関係、そして社会との関わりで味わう、ちょっとした葛藤かもしれません。 これは、今回の新月期に強く働きそうな、「牡羊座の天王星と天秤座の火星のオポジション」とも共振する要素です。なので、全体の雰囲気としても色濃く現象化してくるかも。。

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たとえば、自分の想いと相手の想いとが互いに交差したりぶつかり合ったりする中で、それが自分の社会的な立ち位置にどう影響を及ぼすか? という不安。 グループや集合体の暗黙のコンセンサスから要求される物事、ふるまいに対し、どう自分の中で折り合いをつけるか? その過程で自分らしさを破壊されずに現実的なゴールに辿り着くにはどうしたらいいか? という対面勝負的な側面。 また、舞台の中心にいたいという気持ちと、そっと隠れて静かにしていたい・・・という気持ちが葛藤するような感じもあります。 これは、さわらないでほしい過去に触れられたり、自分が思っているのと異なる現実を突きつけられ、さて、新しい事態にどう取っかかりをつけるか?という場面となって顕れる可能性も。 

そんなとき、もしオリウスがネガティブに反応すれば、貪欲さや独占欲、計算高さ、対人関係を巧妙に利用して自分の立場を守ろうとするような心理が生まれます。でも、火星・天王星のオポジションも黙ってはいません。誰かの中に怒りが溜まっていれば、それは増幅され、乱反射しながら自分に返ってきます。うーん、そうなると何でもアリの泥仕合になりそう。。 

けれど、一方ではオリウス本来の良さだってあります。自分が関わるひと(または人々、社会)が真に望んでいるのは何か? これを、明敏に察知する力を与えてくれるんですね。この特性をアタマに入れておくと、喧噪の中であるときフッと冷静になる瞬間があります。たとえ一触即発モードの危うさを秘めた場面でも、まず自分の中でバランスを取ることが出来ます。そしてそこから、押したり引いたりヒラリとかわしたりのリズムを掴めるようになっていきます。 また、刺激によって触発されたエネルギーを、ぶつかり合いではなく、何か新しい「美」を創り出すための原動力として使うことも出来ます。「巧みな戦略」って、そのあたりから生まれるのかもしれません。 

ケンタウルス族、中でもこのオリウスとエケクルスは、エネルギーの使い方によって吉!でなければ凶!とハッキリしたところがあります。また、ネイタルでオリウスやエケクルスが強調されているひとは、頑として自分の道を追求し続け、何としても自分が生きた証しをこの世界に残そうとすることによって、様々な分野のプロフェッショナルとして名声を得たり、世界に貢献することが多いといわれます。( エリック・フランシスは強いオリウスの例としてネルソン・マンデラやビル・ゲイツを挙げていましたっけ…。反面、凶悪犯罪者も多く出ているのだけど…まぁ、ケンタウルスですから! ^_^;) 

センシティブな蟹座の新月の下で力を発揮するケンタウルス族。なので感情が波立つような刺激を受けたときのハードルは少し高めかもしれません。でもこれ、実はとっても挑戦しがいのある配置ではないでしょうか?

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        一方、西の地平には小惑星オシリスが控え、オリウスと共に、天高く地上ににらみを利かせる乙女座のパラスを見上げながらTスクエアを形成しています。 オシリスは一度死んで冥界の王になったエジプトの神。 彼の象意をひと言で表すなら "死して後、汝は何を為し、何に成るのか?" です。もちろん、この「死」はさっきも言った「象徴的な死」のこと。 わたし達はみんな、消しても消しても蘇ってくる、ゾンビのような感情の澱をどこかに抱えながら生きているように思えます。 オリウスもオシリスも、自分の中に生き続けるそんな妖怪に永遠のトドメを刺すような、小さな死の体験をしてみないか?って、誘っているのかもしれません。 そして、それでも最後の最後に残る、自分の「核」を見ることが出来るように…なかなか動こうとしないわたし達を導いているのかもしれません。

 「えぇ〜。。もし今、どうしても執着してるアレやコレが無くなったら、生きていけないんじゃ?」 …うーん、確かにそうかも。。 でも、そうなるときは、なる。 そして、本当にそうなってしまったら、意外と吹っ切れて自由だったりする。ちょっとは風邪引くかもしれないけど。。(^_^;   カーディナル・スクエアの下、わたし達は皆それぞれに、そんな道を歩んでいるような気がします。

そして…天頂近くに陣取るTスクエアの頂点パラス。智恵の女神とも言われるパラスですが、今回の彼女はともすると狭量になりがち。自分独自の世界観にすごいこだわりを持っていて、そこから全てを裁いてやりたい・・・とウズウズしていそう。。 天頂近くに位置する惑星から影響を受けるときは、その惑星が持つ最高・最善の意味をいつもこころに留めておいて、それを自分流に、おまじないみたいに唱えるのもけっこう効き目があります。

今回のパラスなら、とにかく自分自身のコアから見て、起きてくる全てをジャッジしようとしてる。山羊座の冥王星とも連携しながら、社会的な価値観を通して、エゴイスティックで底の浅い言動を裁きたいと願ってる。ならばフェアに。自分本位のドグマや「こうあるべき」ではなく、刻々と移ろいゆく大自然を相手にするような気持ちで自分を見る、相手を見る、世界を観る。そして全状況を評価していく。必要ならしなやかに立ち、すっくと折れ、手を差し伸べ、繋ぎ、動かす。うん、たぶんそんな感じだと思います。

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        さて、パラスから少し離れたお隣には準惑星候補の太陽系辺縁天体オルクスが。オルクスは冥王星の分身、冥界の魔王とも言われていますが、彼は "死後の裁き" だけでなく、この世的な裁判や投獄にも関連しています。うーん、やっぱり今回の新月期は、何かひとこと上から言いたくなる雰囲気がありそうですね。。  こちらは双子座の金星、そしてジュノー、アスボルス、ルシファーのコンジャンクションに対してスクエア。そしてその金星軍団と蟹座の太陽・月からは、悪名高い射手座のフォルス・イクシオン組に2本のクインデチレが鋭い針のように向かい、力を与えています。

これは、目的(自分が属する世界や自分のやり方を護る)を遂げるためならどんな手段だってアリだぜ! という心理を生みやすく、しかも無意識に動かされがちという、ちと不穏なアスペクト。イクシオンに一般常識は通じません。そしてフォルスは、無頼派のイクシオンに "一風変わった" インスピレーションを与え続けています。このところダーク・ゴッデス達が目立つ星回りが続いていたけれど、そろそろ行き過ぎた部分のバランス取りが働いて、冥界からの逆襲があるのかな?  でも、女神達だって黙ってはいないでしょう。そんなとき、エゴイスティックな動機でヘタに策略を練ったりすると、考えてもいなかったような結果を招くかもしれません。 レーダーを避けて蠍座の淵深く逆行している土星が、牡羊座を航行中の天王星を船底からコツッと刺激しています。逆行から解放されて、天秤座を飛翔中の火星もなにやらムズムズしていそう。無駄な戦火に油を注がないようにしなくっちゃ。。

        そんなわけで、ケンタウルス族とヘラクレスの闘いみたいに槍や棍棒が降ってきたら(いや、降らなくてもいいけどw)、正直に泣いたり怒ったりヘタレたり、天にツバ吐いて自分の顔にかかったりしながら、でもけっして誤魔化さずに見渡してみて。まず自分を。そして、自分の一部としての、他のひと達や外の世界を。その中で、どうしたら目の前の状況を共に超えられるか考えてみて…。あきらめないで。そうやってふんばってみたとき、あるとき突然、心底から笑いがこみ上げてくるような体験だって起きるかもしれません。 何だかわからないけど、笑える。皮肉でも冷笑でもない、純粋な笑い。 想いと思い、意図と意図がフクザツなクモの巣のように張りめぐらされた地球の表面で、あまりにもけなげに踊り続けているわたし達。ときには沢山の血を流してまで。 抱きしめて、抱きしめて、揺さぶって、笑って笑って、涙が出るほど……。


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        蟹座で起きる新月の下で、わたし達は上辺のことばより、そのことばに乗って投げかけられる感情的なエネルギーの質を鋭く感知します。実際の会話、メディアから聞こえてくることば、読むことで目から入ってくることば、全てが独自のエネルギーを持っています。 そしてそのエネルギーは、無意識のうちにわたし達の内側に入りこみ、ときには素晴らしい栄養となり、またときには少しずつ心身を蝕む毒となって働きます。 

この蟹座の新月期、たまには外の世界の喧噪を避けて「巣」にこもり、羽毛にくるまってこころと体をほっこり休めることは、とっても大切。  あ、でも、引きこもって毛づくろいに明け暮れてしまうと、ちとマズイかな?(少なくとも、精神的には…) 月とトラインを結ぶ海王星は、ロマンティックな夢やアートを豊かに味わうことの出来る、柔らかな感受性を刺激してくれるでしょう。美しいもの、可愛いもの、こころ安らぐ情景の中に思いっきり浸りたいと思います。 でも、その一方で、昔からの悪いクセが妖怪みたいに蘇る可能性も...。もしそんな兆候を感じたなら、ハッとお腹に力を入れて、ストップ!これまでとは違う時間の過ごし方を探してみて。

これからの一ヵ月は、沢山の星達が躍動しそうです。休むときは徹底的に休み、活動するときはエイッと思いっきり! こころと、そして体の芯が囁く声に耳を傾けながら、天の音楽が奏でる緩急のリズムに乗って。二度と訪れることのない今年の夏を、しなやかにサバイバルしていきましょう。 わたし達それぞれの、こころからの笑い声が天上でひとつに響きわたるように……!!


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have a great trek!!!★



hiyoka(^_^)

June 22, 2014

レイモンド・メリマン 週間コメント6/23【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2014年6月23日(フリー版より)
翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は土曜日午前中には上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の は翻訳者によるものです。原文が"ファンキー"な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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お知らせ
来週のメリマン・コラムは、もしかするとお休み・・または抄訳になるかもしれません。寸前まで予定がはっきりしなくて... 曖昧ですみません!m(_"_)m


≪ 先週をふり返って ≫

        世界の株式市場は先週の殆どで上昇していたが、いくつか注目に値するダイバージェンスと水星逆行に関わる奇妙な動きがあった。しかしながら、よりビッグな話題は、たとえインフレ率が上昇し始めたとしても、2016年いっぱいは低金利が続くだろうという、FRBの議長ジャネット・イェレンの発言だった。この発言を受けて、金と銀は原油と並んで舞い上がった。銀は金曜、5月18日以来見られなかった1オンスあたり21.00ドルの値を試した。金は1322.50に達し、4月16日以来の高値を記録した。原油は2013年9月以来初めて1バレルあたり107.73ドルまで急騰した。

イェレン氏はインフレをそれほど懸念していないように見えた。だが懸念は存在する。いったんインフレが始まれば、簡単に元に戻すことは困難になるだろう。商品相場のトレーダーはそれを知っている。これは1970年代に起きたことだ。そして好むと好まざるとに関わらず、私達は多くの政治的、経済的状況において1970年代の状況に戻ろうとしている。米国人にとってそれは失われた10年だった。そして、たとえ株式市場がFRBの介入主義政策によって人為的に高値維持されていようとも、平均的な労働者にとっては前回の “回復期” に比べて仕事が減り、収入が減り、貯蓄も減っているのだ。

        ヨーロッパでは、金曜にドイツのDAXが市場最高値まで舞い上がり、オランダのAEXが6年ぶりの最高値水準まで反騰した。しかしながら、ロンドンのFTSEもチューリヒのSMIも同様には行かなかったことから、この地域での異市場間弱気ダイバージェンスが示された。

        アジアと環太平洋地域では日本の日経が良い動きを見せ、1月24日以来の最高値を記録。ロシアのMICEXもまた非常に好調で、木曜には1568に届いた。これは3月14日、ロシアが破壊行為の寸前に来ていると世界が信じた日につけた1182という安値から32%というナイスな上昇だった。もちろん、ロシアの最近の株価上昇は、イラクで起きている内戦に伴う原油価格の上昇に依るところが大きいかもしれない。だがこの地域の他の市場はそれほど好調ではなかった。たとえば中国だが、上海総合は再び数年ぶりの安値を試している。

        アメリカ大陸でも同じように、二大陸物語という状況だった。ダウ工業平均とS&Pは金曜までに新たな史上最高値まで反騰したが、大した動きではなかった。ナスダック総合は14年ぶりの新高値をつけたが、それはかろうじて ー 3月早々につけた高値を1ポイント上回ったというものだった。ブラジルのボベスパはワールド・サッカー開催の波に乗って上昇を続けている。しかしながら、先週のアルゼンチンでは株式市場が急落した。6月10日、メルバルは8547という歴史的高値にあった。ところがそれから1週間後の6月17日には7043まで下落、金曜の引けまでに下落幅の幾分かを取り戻したのみだった。

        だが、待てよ?…… 水星が逆行中だ(6月7日〜7月1日)。私達は全ての国の市場が共に歩調を揃えて行進するとは予測していない。それではあまりに単純過ぎる。そして、トリックスターたる水星が一番嫌うのは…… 単純さだ。これはまるで覚醒剤を使った海王星のようだ。混沌と不確実性が大きければ大きいほど良いトリップが出来る。たった一つの問題は、あぁ、もう、その後の副作用の何と酷いことか。


≪ 短期ジオコズミクス ≫

        このところ水星が大活躍だ。水星は現在逆行中で、それは通常、市場が1〜4日ごとに上下運動を繰り返すことを意味する。たとえ逆行途上で、特にその中間時点近くにおいて、サイクル新高値や新安値が見られたにしてもだ。その中間点は6月19日だった。

        水星逆行に加えて、私達は、ヘリオセントリックの(太陽中心に見た)水星が射手座での運行(6月9日〜21日)を終えつつあることも観察している。これは米ドルが下落し、貴金属が急騰する典型的な時間帯だ。今回の金は6月初めにつけた安値1240から金曜に1322.50まで騰がり、私達を失望させなかった。銀もまた同様に、6月5日につけた18.67から6月20日金曜には21.00近くまで騰がった。

        しかしながら、ヘリオセントリックの水星がワイルド・ウェスタンな星座宮、野生馬たる射手座を離れ、用心深くて保守的な、断崖絶壁に棲むシロイワヤギたる山羊座に入っていく。それではまだ足りないと言わんばかりに、地球は現在季節の変わり目を迎えている。夏至は6月21日、米国東部夏時間の6:50AMだ。地球は才気あふれた双子座という、ワイルドでクレイジーで、そのお利口さが自分のためになるとは限らない星座宮から、“本当に確実なものしか欲しくない” と言う星座宮、蟹座へと移行する。双子座はリスクを好む。一方、蟹座が愛するのは確実さのみだ。

だが、太陽が蟹座に在泊するしばらくの間、確実性からは程遠い状態となるだろう。天王星と冥王星が牡羊座と山羊座から蟹座に対しTスクエアを形成し続ける(2018年まで)のだから。太陽はこれらのエネルギー源に対して7月1日〜14日、タイトなTスクエアを形成する。その一方で、今週6月25日、火星が天王星に対してスクエアを形成する。これは金融市場は言うに及ばず、人生全般において、より気まぐれで不安定かつカッとしやすいアスペクトの一つだ。たとえば地球と大自然の激変、旅行中の事故、テロリストの脅威、一時的だが危険な個人的怒りの噴出を体験した誰かによる暴力の危険、そして市場の極端な価格変動と同期する可能性を持つ。どうも太陽の蟹座運行は甘やかには行きそうにない。その上これは全て、7月下旬に太陽が獅子座に入居した時に起きる可能性を持ち、おそらく秋頃までは続くと想われる、貴金属の潜在的な大反騰の膳立てとなるものだ。


≪ 長期的考察 ≫

ハンプティ・ダンプティ 塀の上に座ってた
ハンプティ・ダンプティ まっさかさまに落っこちた
王様の馬も 王様の家来も
だあれもハンプティを元に戻せなかった

〜童謡  “ハンプティ・ダンプティ”  マザーグースより


        あなたが民主党だろうとリベラルだろうと進歩主義者だろうと、はたまた共和党だろうと保守主義者だろうと茶会運動派だろうと、そして米国在住の無党派であろうと、トランシットの海王星とカイロンがバラク・フセイン・オバマ大統領の出生図の月(双子座)・冥王星(乙女座)にスクエアを形成した2013年3月以来、彼が経験している「塀のてっぺんからの墜落」ぶりには驚かずにいられないだろう。大衆の懸念の重大性を払拭しようとして彼が下す決断、彼が発表する声明、彼が試みる拒絶、その全てが広報活動の大失敗へと向かった。彼が側近から取り入れるアドバイスも、危機的状況を再翻訳したり新たに翻案したりしようという側近の努力も、皆彼へのブーメランとなって戻ってきた。何事も成るべき状況には成らず、その過程において、新しい世論調査は彼の支持率と信頼度が下がりに下がっていることを示している。

2013年2月当時、オバマを好感する支持率は60%近かった。今日では、彼の職務遂行能力への不支持率が60%近い。これは、トランシットの海王星によってハードアスペクトを受けた時に人が味わう可能性を持つ体験 ー スキャンダルや以前は愛し敬愛してくれた人々からの信頼感の失墜など ー との数多くの相関性の一例だ。だが、海王星にはまだ注意すべき事がある。“不可視” になる、または “結果を顧みない” と他者の目に映り、その一方でアスペクトを体験中の当の本人の目には、引きこもりと逃避願望という主題が浮かび上がるという特徴を持つのだ。自分達の指導者が、人生を変えるほど重要なこういったトランシットを経験しているような国家の国民にとって、おそらく最も厄介なのはそれらの特徴だろう。

オバマ氏にとって、それはどの程度悪い影響を与え、またどこまで進む可能性を持つだろうか? 今日(7月19日)のウォールストリートジャーナルに掲載された、コラムニスト、ダニエル・ヘニンガーによる “オバマ疲労の高い代償” と題された記事で、彼はこう書いている。

“世界はオバマ大統領の制御や影響力の範囲を超えようとしている。今後一切が ー そして私達皆の運命が ー 神の手に移る… 一方、国内におけるオバマの任期は "*ロイス・ラーナー期" に入ろうとしている。米内国歳入庁(IRS)は、数多くの保守派系市民達に対する税務審査に関わるEメールと共に消失したラーナー氏のハードドライブが… IRSによる茶会運動派の税務審査は、ウォーターゲート事件とは違う。それはウォーターゲートより酷い… 「ウォーターゲート不法侵入事件」というのは、組織化されたプロが相手を権力から追い落とすために、その政党のプロを狙ったものだった。IRSのスキャンダルは、権力を持つ側が、想像し得る限り最も平均的な米国民を狙った事件なのだ。”
* ロイス・ラーナー:共和党茶会派系の市民団体に対してIRSが税務審査を厳格にしていたスキャンダルで辞任したIRS免税部門のディレクター
これは米国始原図の太陽(指導者)に対してオポジションとなり、同じく土星に対してスクエアを形成する冥王星を彷彿とさせないだろうか? また、大統領の出生図の冥王星(権力)にオポジションとなり、同じく月(名声)にスクエアを形成するトランシットの海王星(消失)を彷彿とさせないだろうか?

マンデーン・アストロロジャー達が米国始原図とオバマ大統領の出生図を見れば、ひょっとするとそこに解放の兆しを見て取るかもしれない。結局、牡羊座の天王星はオバマの太陽にトラインを形成しようとしている。それは新たに魅了する力を示唆する可能性がある。来月になれば彼の太陽が在泊する星座宮、獅子座に木星が入居し、その後12年ぶりの宇宙サイクル中の1年間を過ごす。これは一般的にアストロロジャーが大いなる成功の時期と信じている個人サイクルだ。

だがそれは、オバマの崩壊と、一般的な米国市民の生活を “疲労困憊” させる彼の影響という、内的・外的な軌道を元に戻すのに十分な力となり得るだろうか? 彼の月・冥王星のスクエアにTスクエアとなる海王星や、米国始原図の太陽・土星のスクエアにグランドスクエアを形成する天王星・冥王星スクエアはいまだに続行中なのだが?

        あるいは、別の言い方をするなら、王様の馬と王様の家来は皆でハンプティ・ダンプティを再び元に戻せるのか? それとも、ハンプティの殻は粉々に壊れて二度と戻らないのだろうか?





 タマゴのハンプティ・ダンプティ




訳文ここまで
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June 15, 2014

レイモンド・メリマン 週間コメント6/16【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2014年6月16日(フリー版より)
翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の は翻訳者によるものです。原文が"ファンキー"な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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≪先週をふり返って≫

        前回のコラムから2週間が経ち、世界の多くの株式市場は6月9日〜10日にサイクル新高値に(そして史上最高値にさえ)舞い昇った。そしてその後、先週残りの日々の殆どで急落した。これは興味深いことだった。何故なら6月10日〜11日はMMAの★★★クラスの重要変化日で、私達が天井を予測した(そして現在もそう予測している)日だったからだ。現在、私達はその予測が有効で、実際にかなりの下落が起きるかどうか、成り行きを見ているところだ。私達は前に肩透かしを食わされている。そして現在は水星が逆行中だ。このトリックスター(水星)の後退中は、騙しもよく起きる。

        金、銀、そして原油もまた先週は小気味よく反騰したが、これはヘリオセントリックの水星が射手座を運行する間(6月9日〜21日)に予測された動きだった。原油では、反騰は2013年6月以来の高値水準である106ドルを越えるものとなった。

        しかしながら、上で指摘したように、現在水星が逆行している(6月7日〜30日)。これは騙しがよく起きるので悪名高い時期で、情報過多になりやすく、その内容は投資家にとって、しばしば矛盾をはらんでいる。テクニカルな支持帯や抵抗帯も今は通常よりアテにならず、サイクル・パターンにしても基準に合致しない奇妙な動きをしがちだ。

個人レベルで言えば、今はあなたが発信するメッセージの正確さをチェックし、なおかつ他の人々からあなたに伝えられる情報の正しさをも確認すべき時だ。2週間前に述べたように、“事実とはかけ離れた噂には要注意だ。意図的に不正確または判断を誤らせるような情報のやり取りにも注意すべきだし、重要な情報が欠けていたり、もし事前に知ってさえいれば全く異なる決断をしていただろう事柄の露見にさえも気を付けておくべきだ。” 

この言葉は、過去2週間の内に米国とタリバンの間で行われた驚愕の “戦争捕虜” 交換取引にまつわる問題でホワイトハウスが直面した現実と、確かに合致している。オバマ氏は、一つミスを犯しては続々とスキャンダルに見舞われ、そこから逃れ引きこもり続けているように見えるが、これは現在の彼のように、自分の出生図にトランシットの海王星タイプのエネルギーを受けている場合、典型的に見られる例だ(出生図の月と冥王星にトランシットの海王星がスクエアとオポジションを形成するケースの詳細は拙著『フォーキャスト2014』を参照して頂きたい)。今や彼について “ 悪魔なのか?それとも単なる馬鹿なのか?”と問うような番組をYouTubeで目にする時、そんな経験をしている人物に対して思わず同情しそうになるだろう。

水星と海王星はどちらも逆行している。この2惑星は共に強調されている。とりわけ海王星に悩まされている場合はその影響が強い。特にあなたの行動が一貫性を欠いているなら……大変だ。


≪ 短期ジオコズミクス ≫

        現在の金融市場、および地政学的活動の両方と合致して働くジオコズミックな天体活動は多い。そしてその全てが単純というわけではない。実際、水星の逆行下では、失われる(物事の)構成要素があまりにも多く、意志や政策の決定者、またはその人物が影響を及ぼす人々にとって最善の利益となる合理的な判断を下すためには、必要な全ての情報に欠けるという危険がある。

こうした力は、火星が天王星・冥王星ワクシングスクエアのトランスレーションを開始することから、さらにいっそう挑戦的な様相を帯びてくる。火星は天王星・冥王星という、遠く凄みの利いた惑星達に天秤座からTスクエアを形成していくのだが、その火星は天秤座ではデトリメント(障害)となる。これは好戦的かつ対立的で、(衝動性を帯びた)敵意が後に複雑な事態を招く可能性を示唆するテーマだ。その上、あなたの意図に人々を同意させようとして払われる努力は、スムーズには運ばない。あなたは周囲の声に耳を傾けているか? 他の人々はあなたと共に動くことに関心があるか? あなたは自分の論拠をフルに、公正に、提示しているか? もしそうでないなら、他の人々は操られていると感じかねない。その結果は何の足しにもならないような議論や紛争だ。

        金融市場について言及するなら、火星・天王星・冥王星間のTスクエアは価格に突然のリバーサルを引き起こす可能性がある。長続きはしないかもしれないが、いったん起きればその振幅は大きい。前回のコラムで述べたように “実際の火星逆行は5月21日に終わったが、金融市場と地政学的領域への影響はいまだに続いており ー 火星が現在の順行運動の途上で天王星・冥王星スクエアへのアスペクト形成を終えるまで(6月14日~25日)継続する可能性がある。この期間は非常に興味深い時間帯となるはずだ。4月下旬のカーディナル・グランドクロスで生起した懸念の多くが再び同じような形で戻って来るからだ。”


≪ 長期的考察 ≫

        現在、論じたいと思う新たな出来事が非常に多く起きている ー インドの新首相ナレンドラ・モディの選出、*ハイフリークエンシー・トレーディング(HFT)問題、米国とタリバンの間で交わされた5人対1人の捕虜交換(部隊からの脱走兵だとも言われている米国の軍曹1人と5人の重要なタリバン犯罪者との交換)…等々、わずか3件を挙げたとしてもこんな具合だ。
* HFT:コンピュータが株価などの値動きをミリ秒(1000分の1秒)単位の速度で判断し、短時間に売買を繰り返す取引手法。アルゴリズム取引とも呼ばれる (野村證券用語解説より)
        ナレンドラ・モディの選出は、インドの政治に重要なシフトが起きていることを示唆するもので、おそらくこれは、2008年の米国においてバラク・オバマが初のアフリカ系米国人大統領として選ばれた事と同等の状況だろう。オバマはその年の民主党予備選で高い集票能力を誇るクリントン陣営を打ち負かしただけでなく、その後、政権の座にあった共和党を追い落としたのだ。

        モディにまつわる話はオバマと同様に魅惑的だ。ジェレミー・カールの2014年5月22日付CNNの記事によると、“インドの保守政党でありビジネス促進派の人民党(Bharatiya Janata Party/BJP)を率い、デリーやムンバイに住むセレブやエリート達からは忌み嫌われる男ナレンドラ・モディは、総選挙において彼の政党をここ30年で最高の結果に導いた。”

ここに “ポスト・カーディナル・クライマックスにおける世界政治上の真の希望” が新たに出現した。これは2008年以来の世界が向かう筈だった状況だ。あるいは少なくとも、このような事が2008年〜2015年のいずれかの時期に起きる筈で、その絶好の機会といえば、火星が順行に転じた直後で木星が土星に対する最後のトラインを形成するまさに1〜3日前、そして、4月20日〜22日のグレート・カーディナル・クロス形成から正確に1太陰周期(新月・満月のサイクル)を過ぎた時期をおいて他にない。

        ここには人為的に意図された主張ではなく、大いなる宇宙によって約束された “希望と変化” が見て取れる。

        これは大きい。これが2008年の米国大統領選でバラク・オバマが選ばれたことよりもっと大きな意味を持っているかどうかは私にはわからない。何故なら、オバマの約束はいまだに果たされるのを待っている状況で ー しかもその成就からは日増しに遠のき、メッキが剥がれ落ちてきているように見えるからだ。だが今モディが現れ、何か新しく新鮮な事を約束している。さて、この選挙結果がどれほどインドにとって(そして私が思うに、まもなく世界にとっても)歴史的なことであるかを理解するために、少し説明しよう。私がまだウォールストリートで働いていた時分、そしてその後も、インドは米国と中国を追い越し、2030年までに世界第一の経済大国になるだろうと長きにわたって予測されてきた(私が知る限りでは今もそう目されている)。

        ならばモディがそれを果たす男かもしれない。ひょっとすると、彼は任期1年目にしてノーベル平和賞に値する人物となるかもしれない。これは凄いことではないか! まぁ、引かずに聞いて欲しい。彼はインド人だ。彼はインド哲学によって教育されており、それはおそらく人類によって考え出された最も賢明で最も非暴力的な思想体系だ。だからこれは歴史的なことだ。ジェレミー・カールによれば、“モディはインド独立以来67年間の大部分を支配してきた国民会議派によるのではない、最初の多数派政府を率いることになる”。これはジョージ・ワシントンやバラク・オバマ、マーガレット・サッチャーの登場に匹敵する。

        モディは1950年9月17日に生まれた。つまり乙女座の子供ということになる。乙女座の人々は権力の座を得た時、非常に興味深い人物となる可能性を持つ。彼らはしばしばそういった地位に就くのだが、それは彼らが仕事をするにあたって基礎から一つ一つ積み上げ、その途上でどんな些細な点も見逃さずに理解していくからだ。彼らは人生体験において他の人々と同じ道を辿ってきたことを活かし、目的達成への取り組みに関わる人々全てにとってのニーズと価値観を理解するという、極めて特異な生来の質を持つ。彼らの強みは誰に対しても親しみを感じることの出来る能力と、誰に対しても奉仕したいという願望にある。彼らが何をするにせよ、そこには奉仕の感覚と自己の手腕に対するプライドが伴うのだ。 

謙虚な心を持ち、自分自身の来し方、とりわけ辛い思いをした時期とその道すがらに出会った人々のことを忘れずにいる時、彼らは最善の働きをする。自分が誰であり、そしてどういう道筋の結果としてここまで来たかを覚えている限り、彼らは偉大なリーダーになることが出来る。これが彼らの強さであり、生まれ持った太陽が与える意志の力の源泉なのだ。

        ではカーディナル・クライマックス直下、世界的な権力の舞台上で、モディがまたもう一つの大きな失望の要因となる可能性はあるだろうか? もちろんだ。その可能性はある。彼は神ではなく、神の僕に過ぎない。彼はこの違いをよく理解しているように見える。これは成功し愛される指導者の役割と、失敗し憎まれる指導者のそれとの違いだ。

しかしながら、権力を持った乙女座がトラブルを起こす場合がある。それは、自分こそが状況に適したルールを作れる唯一の人間であり、他者を支配する者であり、他者はつべこべ言わずに彼の裁量に任せなければならないと思い始めた時だ。人々が彼らを愛するのは支配者ぶった態度をとらないからだと理解するよりも、むしろ獅子座的な人物になろうと試みる時、彼らは持ち前の謙虚さと人間性を失う。彼らはより高い目標、聖なる目的、または大衆が支持する理念に仕える者として行動するべく生まれた人々であり、自分一人が命令を下す独裁者としてふるまうべきではない。

モディは非常に謙虚で勤勉な人物のように見える。これは乙女座の人々が使命を果たすにあたり、大きな成功へと導く特質だ。他の乙女座の指導者を例として挙げるなら、日本の安倍晋三、そして米国ではリンドン・ジョンソンとジョン・マケインが居る。また中にはムアンマル・カダフィやバシャール・アル・アサドのような人物も存在する。もちろん、世界にはもっともっと多くの乙女座生まれが存在する。だが、ここに挙げたのは、乙女座の太陽の下に生まれて権力の座に昇りつめた人間が示す、異なった顕れとして頭に浮かんだ何人かの人々だ。

        ではここでもう一つ、ハイ・フリークエンシー・トレーディング(HFT)に関する意見を手短に述べよう。この取引手法は最近マイケル・ルイスによって書かれた本 「 *フラッシュ・ボーイズ」 によって煽られ、突如として金融界における邪悪な汚点となった。
*「フラッシュボーイズ」参考記事:“高頻度取引描いたマイケル・ルイス氏の「フラッシュボーイズ」” by フィリップ・デルヴズ・ブロートン, ウォールストリート・ジャーナル 2014年4月2日
        30年以上にわたって金融業界に身を置き、1986年〜1994年までウォールストリートの証券業コミュニティとつき合ってきた私はこう言える。今の投資家達は、当時の人々と比べればずっとマシな環境に在るのだと。HFTのせいでひどく惨めな状況に陥っている昨今の投資家像を描いてみせようとする本や解説者の言説など(私からすれば)笑止千万だ。当時と比べて手数料率がどれだけ下がったか、考えてみるといい。昔と比べてどれだけ有利な約定条件を出せるか、考えてみるといい。

        投資家の殆どは “オアベター” という制限付きの注文を出す。これは、もしあなたがある株を25.00ドルかそれ以下で買いたければ、“25ドルオアベター(25ドル以下で買い)” という注文を出す、ということだ。それが出来る今、市場が25ドル(かそれ以下)になった時、目当ての株を買える公算は非常に大きい。個人投資家にとって大事なのはそれであり、それが全てだ。誰か他の人々が同じ株を24.999999ドルで買おうが、自分より1/100秒早く買おうが気にはしない。

        私の意見では、HFTは一般投資家に影響を及ぼさない。影響を受けるのは大口投資家、超大口投資家、そして同じ土壌で勝負する他のHFTトレーダー達、または “*ダークプール取引” を行う者達だ。彼らは互いにナノ秒単位の優位性をめぐって闘い、結果として勝った者は誰であれ、まさに何百万ドル、何十億ドルという莫大な利益を獲得する。だがもし彼らがたった一回の大口取引にミスをすれば、同じように莫大な損失を出すのだ。そうだ。確かにルイスが主張するように、彼らは “**フロントランニング” の罪を犯している。そしてそれが技術的にもモラルの点でも不適切で、是正されるべきだというのもその通りだ。
*ダークプール取引:金融商品取引所を通さず、投資家の売買注文を証券会社が付け合わせる取引のこと。取引所外取引のひとつ。取引参加者が匿名で価格や注文量などの取引内容が 外部から見えにくいことから「Dark Pool(見えない流動性)」の呼び名が付いた。主な参加者は外資系の機関投資家。(野村證券/証券用語解説より)

**フロントランニング:金融商品取引業者が顧客から有価証券の売買の委託等を受けた場合、その売買を成立させる前に、自己の計算において同一銘柄の売買を成立させることを目的として、顧客の注文より有利な価格(同一価格を含む)で有価証券の売買を行うこと。(東証/証券用語解説より)
だが、投資家としての私達がはたしてそれによって損失を被るのか? いや、私はそうは思わない。おそらく1セントの1/1000ほどの約定額の差があなたにとって問題だとするなら話は別だが。その代わりに今や私達が何千、何万もの株を購入する際にかかる手数料率は7ドルにも満たない。昔なら今と同等の注文が約定した時は、何百ドルもの手数料を払うことになったろう。

        最速の約定を競うデジタル・レースが金融界に入って来てからというもの、投資家にとってはトレード・オフ(得失評価)の考え方が非常に有効に働いてきたと私は思う。これは昨今、各国が自国通貨を最も安値にしようと競っているのと殆ど同様の状況だ。多くの利益を得られはするが、ひとたび異常やミスが発生すれば、怖ろしく厳しい結果となる。しかし、それが天王星・冥王星スクエア(2012年〜2015年)のもたらす本質ではないのか? カーディナル・クライマックスと “*艱難の7年” (2008年〜2015年)をこれに加えるなら、なおさらだ。

確かにゲームは不正操作されているかもしれない。だが、今日の投資家達(それに中間所得層、自宅所有者、そして実体経済を担う市井の人々/Mr. Main Street)は、ハイフリークエンシー・トレーダー達の行為よりも、中央銀行や各国政府による持続的な市場介入と相場操縦によってこそ、なお一層苦しめられていると私は信じている。


*艱難の7年:聖書に書かれている終末の苦難の7年間。メリマン氏がカーディナル・クライマックスとその前後の様相をなぞらえてよく使う言葉。





訳文ここまで
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ナレンドラ・モディ首相の出生データに関しては、インドの占星術サイトで 1950年9月17日午前11時、Mehsāna (Gujarat) 、(北緯23°36’、東経72°24’)と出ていました。出生時間の信憑性は不明ですが、一応チャートを掲載しておきます。アストロロジー実践者の方はご自分でチャートを作って色々読んでみると面白いかもしれません。かなり凄い出生図ではあります。(この出生時間がもし正しければ、小惑星ニッポニアが上昇中というのも興味深いですね。)

Modi

なお、ニューヨーク・タイムズの記事『アストロロジャー達がモディ氏の星を読んで新首相にアドバイス』by Suhaini Raj, 2014年5月26日付によれば、インドでは一般人だけでなく多くの政治家がアストロロジーに厚い信頼を寄せていて、折りに触れてアドバイスを求めるのだとか。この記事では有名な占星術家が2年前にモディ氏の手相を見て「生まれながらの統治者で必ずトップに立つ」と判断していたとあり、6カ月前に再会した時には、身内の裏切りに気を付け、人を信用しすぎないようアドバイスしたというようなことも。また閣僚級の政治家達を顧客に持っている通称グルジと呼ばれるアストロロジャーは州の首相クラスの就任式の時刻はインド占星術で決めていると仄めかしていることなどが書かれています。そして別のアストロロジャーはモディ氏が今後5年間土星のもたらす問題によって悩まされ、敵が増えること、他国との戦争の可能性もあると示唆。また、同じくインドの別のアストロロジャーは、2016年に米国経済が悪化するが、モディ氏の努力によってインドがそれを支えられるだろうと予測したそうで、なかなか面白い記事でした。

June 12, 2014

●6/13の満月 ― みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)

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    満月は前回の新月のテーマが熟し、花開くときです。 この日は太陽と月が、地球を挟んでちょうど反対側にやってきます。0°の新月から始まった地球全体への課題は、満月で180°対向のエネルギー同士がぶつかりあい補いあうことにより、輝く満月というひとつの「結果」を見せてくれます。それは、わたし達が空間から受け取ったエネルギーをどう昇華し、現実に表現してきたのか を、あらためて見せてくれる鏡だと言えるかもしれません。そして わたし達はみな満月を超えて、次の新月までにそのテーマを消化、エネルギーはゆっくり静まっていきます。 さぁ、今回はどんな風景が見えるでしょうか? では今月も行ってみます。(^_-)~☆
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★満月タイムスケジュール★
エネルギーが高まる時です。ヒーリング・メディテーションや祈りを捧げたい方は、もし可能ならこの時間帯に合わせてみてください。エネルギーの高まりを感じられると思います。

【地方平均太陽時:ソーラータイム(LMT)】
東京・関東ローカルで6月13日13:30前後、北海道周辺で13:36前後、関西方面は13:11頃(日本標準時の場合はこの時間)、沖縄周辺で12:41前後に射手座22°05’49”で満月となります。

今回のベースとなる新月のテーマについてはココをご覧ください。

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サビアン・シンボルによる【満月のテーマ】
*ここではデーン・ルージャー(ルディアー)版やマーク・エドモンド・ジョーンズ版の解釈ではなく、透視家エルシィ・フィーラーの伝えた言葉をそのまま書き写したオリジナル版サビアン・シンボルを使ったブレイン・ボヴィの解釈を参考に、アスペクトを加味して書き下ろしています。
*テーマはひとつの意識の流れを表したものです。この流れは順不同に現れたり循環したり、ひとつだけ突出して感じられる場合もあります。また、内容はその時々のアスペクトを意識しながら抽出しています。


【月 射手座22°~23° + 太陽 双子座22°~23° ― 6/13~6/26】
"A Chinese laundry" +
"A barn dance"
「中国人の洗濯屋」 +
 「バーンダンス」(田舎の賑やかな集いのダンス)

"Immigrants entering " +
"Three fledglings in a nest high in a tree"
「入国する移民達」 +
 「高い梢の巣にいる3羽のヒナ鳥」

【テーマがもたらす雰囲気と挑戦(順不同)】
→★全体の中で自分の守備範囲を的確に捉える必要
→★"その場のルール"への無理解がもたらす混乱
→★尾ひれやデマによる感情への刺激、思い込みの危険
→★「清」と「濁」の社会的な基準にひそむ欺瞞に気付く
→★妥協と歩み寄りを通して「物の見方」の違いを乗り越える
→★慣れない状況がもたらす疎外感と向き合い受け入れる
→★毒を受け取り、それを美に昇華して空間に放つ訓練
→★手放すことへの不安と新しい境地への期待感
→★焦りを克服し、忍耐力をもって積極的な行動をとる
→★新しい状況への反動としての安全願望
→★目の前にあるようでまだ手の届かない物事にはやる心理
→★自分が属する血統や集合体への帰属意識の高まり
→★血統、性別、グループ、民族などを超えたアイデンティティを心に留める
→★それぞれの"自由"に向かって一歩踏み出す・・・→

エネルギーのポイント:『 シフト:新たな旅立ちへの準備 』 

140613FM


        さぁあともう少しで、射手座の満月がやってきます。大雨やら横殴りの霧雨やらで水っ気たっぷりの日々が続く中、みんな元気かな?(^_^ .

...ちょうどひと月ほど前...カーディナル・グランドクロスが終わった直後の満月時、ブログの冒頭にこう書きました。 『この間、世界が震撼するような超大事が起きたようには見えないけれど、そして今のところ生活も取り立てて変化は無いのだけれど、何かが…はっきりとは目に見えない領域で…完全に変化してしまったような…とても不思議な気がしています。どこかで密やかにシフトが起き、それがこれからじわじわと表面化してくるのでしょうか。それとも、変化したのは自分の意識だけなのでしょうか。それはどちらとも言えません。ただ今回のグランドクロス期に点火されたこの世界のエネルギーは、良いにつけ悪いにつけ、何か大きなものの種子を孕んだのだな、という気がしています』。 

そして今、その感覚はどんどん深まっているような…。 惑星が進行方向を変えるとき、その惑星が放つエネルギーはとても原初的で濃密になります。なので、水星の逆行でひととき時間の鎖がゆるみ、海王星の逆行で空間がとめどなく拡がると共に、わたし自身の感覚も…少なくとも今は…少し違う層のエネルギーを拾っているのかもしれません。(^_^;

clouds


        ではでは、早速サビアン・シンボルを見てみましょう。 新月期のエネルギーポイントは 『黒白二元を超えた第三の道をイメージする』 でした。ではそのテーマをベースに、この満月ではどんな花が開くでしょう?

まずベースとしてとっていく月のシンボルは 『中国人の洗濯屋』 。以前からこのブログに来て下さっているひとは、もしかしたら何となく覚えがあるかもしれません。このシンボルが出てきたのはこれで2度目です。 初回は今から1年半前、2012年12月13日の新月でした。 この時は2回目〜3回目の天王星・冥王星スクエアに挟まれた新月期でしたが、その後の世界に大きな影響を与えた事件が沢山起きています。たとえば 翌日には米国でサンディフック小学校銃乱射事件がありました。(余談だけれど・・さっきネットを見たら、ハフィントンポストにこの事件の記事が昨日付けでUPされていました。記事によると、このサンディフック事件以来、今までに 「アメリカの学校では銃撃事件が週に1件のペースで起きている」 のだそうです。この6月だけでも国際ニュースになった銃乱射事件は4件起きています。) 
また3日後の16日、日本では衆院選の投開票が行われ、自民党が再び政権交代を果たし、第二次安倍内閣がスタートしました。(19日には韓国で大統領選が行われ、現在の朴大統領が選出されました。)  また同じ日、インドのニューデリーでは医学実習生が婚約者と乗ったバスで集団レイプ被害にあい、その後暴行を受けた女性が亡くなっています。そして1週間後の12月21日は、世界中に「この世界が終わる」というデマが飛び交い、シェルターを用意したり絶望のあまり自殺する人が出た地域もあったという 『マヤ暦の終わり』 とされる日でした。 メリマンさんのフォーキャスト本にも書かれていた通り、これは実際は単に長い暦の一つの区切りに過ぎなかったけれど、終末論を絡めた噂やそれを利用する動きもあって、一部では大騒動になったようです。。 その他、中国の軍事利用を視野に入れた自前GPSの運用や北朝鮮のロケット発射なども話題になりました。

それにしても、あれからまだ1年半しか経っていないなんて…。 何だかはるか昔のような気さえしてしまいます。 周囲を見渡しても表面上はそれほど変わっていないように見えるけど、それでも当時の自分が何だかとても遠く思えます。 わたし達はそれだけ濃密な時間を過ぎ越して来たのでしょうか。 みんな2012年の12月、どうしていたかな? 何を考えていたかな?(^_^

太陽と月は天空の黄道12宮を巡り、毎年・毎月少しずつ位置をずらしながら新月・満月を形成していきます。月の軌道はいびつなので、そのズレ方は決して一定ではありません。 けれど、たまに今回のように以前の新月や満月と同じ度数のテーマが示されることがあります。 そしてそんな時は、長い時間を経て再び前回の課題を復習するような星回りになっているんですね。 だからこの満月は、 前回5月29日の新月と2012年12月13日の新月と、二つの新月のテーマが交差しあって何らかの結実を見る…またはやり残してきた物事を仕上げるように促される…何らかの解答を出さねばならない…そんな重層的な意味を持っているのではないかと思います。

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        さて、その『中国人の洗濯屋』ですが、このシンボルの背景には米国の移民の歴史が色濃く影を落としています。 その大まかな背景とシンボルが示唆する原理については、一年半前の記事に書いたものと重複するので今回は割愛しますね。もし出来れば、過去記事(2012.12.13)の射手座22°の解説部分(水晶の写真の下)を読み返してもらえると嬉しいです(^_^;。

一方、この満月にエネルギーを与える太陽のシンボルは 『バーン・ダンス』。 直訳すると「納屋の踊り」、つまり日本だと盆踊りみたいなものかな。 西部開拓史の時代から、人々は何かの折節に納屋に集まり、ヨーロッパから持ち込まれたカドリールという集合ダンスやスクエアダンスを楽しんでいたそうです。 それはまだまだ生きることに皆がせいいっぱいの時代に、人々が必要とした「ハレの日」だったのかもしれません。 一張羅を着込んでおめかしして…そこにはきっと素敵な出会いもあったでしょう。でも、一番の目的は近隣の結束を強め、自分達が属する集団の絆を確かめることにあったのではないでしょうか。 バーン・ダンスではパートナーが入れ替わり、いわゆる総当たりになります。あらかじめ決められたステップを踏み、決められたルールで踊るのですが、あらためて見てみるとけっこう複雑そう。。 誰かが手順を間違えたら、ミスの連鎖が起こってぶち壊しです。 なのでコーラーと呼ばれる歌い手兼音頭取りのひとがいて、「ハイ、次2人ずつ正面に進んで!」なんてかけ声をかけたのだとか。 コミュニティに受け入れられ、馴染んでいくには、コーラーのかけ声をよく理解し、男性女性の役割に沿ってなめらかに動けるようになる必要があります。 バーン・ダンスはその地域地域で踊り方は微妙に異なっていたようです。つまり、その踊りを上手に踊れることは、取りも直さずそのコミュニティの一員であることの証明だったのではないでしょうか。

今は米国でも皆と等しく踊らなければならないバーン・ダンスの様式はすっかり廃れ、その伝統は地方の高齢者コミュニティによって細々と守られているのだそうです。。


youtube動画が表示されない時は画面をリロードしてみてください。


        さて、人々が開拓の苦労をしばし忘れてダンスに打ち興じるその一方では…19世紀中盤〜20世紀初頭、当時荒廃した中国から活路を求めてはるばる移民としてやって来た人々がいました。あからさまな人種差別が普通に行われていた当時、同じ国の言語、同じ文化で結ばれ、異国の地で生きるために最下層の仕事に励んだ人々。 金鉱山を追われて都市部に流れた人々の、路地裏の狭い洗濯工場は家族経営だったのでしょうか。そこでは老若男女がそれぞれに洗うひと、干すひと、アイロンがけをするひとに分かれて汗まみれで立ち働いていたことでしょう。 沢山の汚れ物を素早く綺麗に仕上げなければ、食べていくことは出来ません。次から次へと運ばれてくる汚れ物。暑く狭い工場内には中国語が飛び交い、アイロン台の上には見知らぬ白いひと達がハレの日のダンスに着た綺麗な衣装が広げられていたかもしれません。 彼らは暗く狭く蒸気のこもる部屋の中を器用に動き回り、効率良く自分の役割を果たしていきます。きっといつか自分達に陽が当たることを夢見ながら...。こうした日々の営みを積み重ね、それを過ぎ越していったその先に、今アジア系で最大の勢力を持つと言われる中国系米国人社会の姿があるのかもしれません。そしてもしかしたら、今米国と肩を並べる大国となった中国という国家の姿も...。

        新しい状況、新しい土地、新しい出会い。その中でわたし達は自分の居場所を求め、受け入れてもらいたいと望みます。 なぜなら、安全と安心を手に入れたいから…それを手に入れて初めて、夢を追うことが出来るから。そして何よりも、何処かに帰属することが自分の存在理由となり、それがアイデンティティにもなるから……。けれど、ひとの集まるところには様々な矛盾があふれ、誤解が生まれ、疎外や激しい差別さえ生じます。それでも、わたし達はそんな現実に向き合っていかねばなりません。 それがこの世界に "生きること" の赤裸々な第一歩だからです。 生きることの意味、それはもしかしたら、汚れたものを綺麗に洗って送り返すこと…そんな小さな行為の積み重ねの中にあるのかもしれません。

fullmoon


        そして、エネルギーは射手座23°『入国する移民達』に向かっていきます。 一つ前の度数では、すでに米国内で働いているひと達が出てきたのですが、このシンボルではまだ入国手続きは終わっていないようです。 大きな移民船から自由の女神を見上げた人々。 彼らはこれから新しい大地で築いていく暮らしに夢や希望を持っていたことでしょう。 祖国を捨てて新天地に賭けたのです。不安や緊張はあったとしても、目の前には自由の大地が開けている… 今までとは全く違う人生が待っているかもしれない。いえ少なくとも、それを自分の手と器量でつかみ取っていく可能性がここにはあります。下船を待って列を作る彼らのこころは逸ります。早く船を降りて、自分の足を新しい大地に着けたい! 港では当座の仕事や宿を世話するブローカーが屈強な働き手を物色しています。真っ先に降り立つことが出来れば、それだけ有利なチャンスにありつけるかもしれません。。

移民としてやってきた人々は、所定の手続きを終え、住む場所をみつけ、仕事を手に入れるまでは大きな忍耐を要求されます。知らない土地には未知の危険が待っています。だから最初の内は、まだか!とはやる心を抑え、慎重に行かなくてはなりません。けれどそれと同時に、慣れない土地で自分の人生を切り拓いていくには、強烈に燃える炎のようなエネルギーも必要だったはずです。 彼らはそれぞれにこの新天地に降りたって、やがてここで第二の故郷を見出すでしょう。けれどその時が来るまで彼らの内なる炎を支えたものがあったとしたら…もしかしたらそれは…捨ててきた筈の故郷、自分が最後に拠り所とする 「私は誰か?」という問いへの答 ー 自らのアイデンティティだったかもしれません。

このシンボルの対向、双子座23°の太陽のテーマは『高い梢の巣にいる3羽のヒナ鳥』 です。 ヒナ達はまだ飛ぶことは出来ません。 高い木の上に造られた安全な巣の中で、羽根が十分に強く成長するその時を待っているのでしょう。小鳥達にはそれぞれの種特有のさえずり方があります。 そのさえずりは彼らの縄張りを主張し、種の継続を高らかに歌い上げます。もちろん、餌を求めて鳴くヒナ鳥達にもその片鱗は伺えます。 3羽はそれぞれに、自分が一番先に食べ物にありつこうと必死です。 一日も早く大きくなって、力を付け、巣から飛び立たなくちゃ! 羽根をいっぱいに広げて! まだ見ぬ森へ、草原へ、高く……。それはヒナ達に備わった本能なのかもしれません。内側から自然に湧き起こる何かに押され、ヒナ達はもうすぐ巣を後にすることでしょう。。

woods


        ヒナ鳥達にも、移民達にも、まもなく新しい門出のときが訪れます。 馴染みの無い世界でひとり立ちするときが、すぐそこに、待っています。これから先のことは誰にもわかりません。ただ、この先にはくぐるべき門があり、それが目の前に迫ってきていることだけを、皆が知っているのです。 はやるこころを抑え、不安を抱えながら、移民達は何を携えて新たな関門に入っていくでしょうか? 家族の写真? 聖書? 必死で貯めてきた、当座用のお金?… それとも、身一つで入国し、新しい故郷と共に全てを造り上げていくのでしょうか…?  

このシンボルは、わたし達にとっても今、可視/不可視のゲートが迫っていることを暗示しているように思えます。もうまもなく、何かが変わる。何かが始まる。そのとき、わたし達はいったい何を携えて進んで行くでしょうか?  過去と未来の狭間に立って、あらゆる可能性の渦に直面したとき、わたし達それぞれにとって真の拠り所となるのは何でしょう?  新たな旅立ちへの準備をするには、いったん過去から背負ってきた荷物を降ろし、整理することが必要になります。 わたし達は天王星・冥王星スクエアの下で、今までもそれをやって来ました。 けれど、本当に最後の最後に自分の中に残るものは何なのか? そこまではまだ見ていないのかもしれません。 

これから先のわたし達に、未知の冒険が実際に訪れるにせよ、単に心理的な体験となるにせよ、最初の一歩を踏み出すためにわたし達がしなければならないことは、自分を "魂の移民" になぞらえて考えてみることなのかもしれません。

highway



アスペクトから...       

        6月7日には水星が逆行し、10日には海王星も逆行に転じました。 今、天空では冥王星、海王星、土星、そして水星が逆行し、来週20日の夜にはカイロンもまた逆行を開始します。 動きの遅い外惑星達は一年の半分近く逆行するものもあり、一般にあまりその変化がわたし達の意識に上ることはないと思います。けれど、ここ半年間の逆行のオンパレードは、世界を見渡してもかなりの影響力があったのではないでしょうか。 

去年の冬至に始まった金星逆行~水星逆行。そして3月からの火星と土星の逆行…それに加えて4月15日の満月には冥王星の逆行。 直後のカーディナル・グランドクロスでは逆行の火星が狂言回し役をつとめ、そのシャドウフェーズも抜けないうちに再び水星と海王星の逆行です。 この、個人的な意識を司る惑星を交えての連続逆行シリーズをふり返ってみると、やはりこれも天王星・冥王星スクエアと共振しているように思えます。それは、わたし達に大きな意識のシフトを促す天空システムの一部かもしれません。 逆行運動がわたし達に促してくるのは、各惑星の持つ原理にしたがい、全てを再考し再構築していくこと。社会や外部との共犯関係からひととき外れ、自分自身を再構築していくこと。 気付こうと気付くまいと、わたし達はすでに何か大きな新しい流れの中に入っているのだと思います。

        さて、今回の満月図には気になるアスペクトが沢山あります。ざっと挙げるとこんな感じかな。
東の地平の火星、天底の冥王星がタイトなスクエア(西の地平の天王星ともTスクエアの範囲内)
月がイクシオン、フォルスとコンジャンクト
金星(&グリーヴ)と逆行の土星がオポジション(エケクルスとTスクエア)、逆行間近のカイロンが調停の位置
金星とカイロンのセクスタイルからヴェスタ・ヘカテ・セレスにYOD
木星・BMリリスとエリスがスクエア
木星とセクスタイルのセドナから月・イクシオン・フォルスにYOD
逆行の海王星とパラスがオポジション
逆行の水星とネッソスがトライン

flame


        全体をざっと眺めた感じでは、何か社会的なコンセンサスと自分の内面との乖離を意識させられるようなフォーメーションかも。内側にフツフツと湧き起こるエネルギーがあって、それが苛立ちや疎外感に結びつけば、心理的にはとても不安定になりがちです。。けれど、それは同時にとてもデリケートで捉えにくい側面を持っているかもしれません。外に向かって爆発したり、何もかも放ってしまいたくなるような気持ちが生まれる反面、深く深く内向して何かを感じ取ろうとする意識の動きも働いていて、とても複雑です。

特に水星が蟹座を逆行するこの時期は、ともするとあまり重要でないことに感情的になり、結果的に目的から外れて回り道をしてしまう、なんてことがあるかもしれません。「あれ?どうしよう。。あんなこと言うつもりじゃなかったのに...」なんて。。 いずれにしても外側から聞こえてくる情報はあまりアテにならないと思った方が良さそうです。 うっかり乗らないこと。焦らないこと。 無意識のままでいると、小さなことが思いも寄らない結果を生みそうな危うさを秘めているから…。 なので、伝えられるニュースや人の評判や誰かのことばを気にしてあれこれ反応するより、今はいったん全てを呑み込んで、そして全てをはぁ~っと大きく吐き出して。そうやって綺麗に流し、今自分が立っている場所にもう一度目を向けましょう。今は大切なシフトのとき。自分が歩いてきた道、これから向かおうとする方向性を再確認しておく時期なのだと思います。 

        新月のエネルギーポイントは『黒白二元を超えた第三の道をイメージする』でした。 今年後半に向けて、その第三の道はわたし達の目の前に、まだボンヤリとだけど…開けつつあります。だから個人にとっても、集合体としても、今降り注ぐエネルギーを使って日々丁寧に小さな選択や検討をしてみるのって、とても大切な気がします。 今再考すべきこと。 それって普段は当たり前に見過ごしているようなことの中に、いろいろあるんじゃないかな?  

たとえば…満月図のアスペクトを元におおざっぱに例をあげるなら
(集合体としても個人としても)

…身近な関係の中で自分のアイデンティティをきちんと保てているか?  今という過渡期の社会の中で、男性であること、女性であることの価値とは何なのか? 性的な側面も含めて、「男性らしさ」 「女性らしさ」という社会通念と本来の自分との間にギャップは無いか? そのギャップにまつわる怒りや罪悪感を抱いていないか?  お金や物とは自分にとっていったい何なのか? 自分の中に常に抱いてきた「人生はこうあるべきだ」…という観念は、本当に本来の自分の内側から生まれたものなのか? 環境や教育の賜物なのか? 自分を動かしている思いや考え方の正体は何であり、それは本当はどこから来たのか?  何故完全でないものを裁きたいのか? 何故犠牲になったと感じるのか?……などなど。もちろん、ひとそれぞれに沢山のバリエーションがあるでしょう。ただ、どれも何か根本的な価値観への問いかけが含まれているように感じられます。


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        海王星が生み出す霧のストームは、全てをひっそりと包み込み、わたし達の視界を曇らせます。それでも無理をして窓の外をクリアに見ようと欲したら、彼は微笑みながら、その欲望に見合った光景を見せてくれるかもしれません。 けれどその真偽のほどは、やっぱり霧の中。思考のフォーカスを効かせる水星も逆行中とあって、どこまでいっても答はみつからないでしょう。 けれど自分の内側に目を向けるとき、見える光景は変わってくるかもしれません。 逆行の冥王星は、わたし達の芯の部分に陣取って「何か違う…」とつぶやいています。今の彼には、「自分のやり方」を通すことが必要です。それが彼にとっての安心感であり、安全感覚となっています。 彼は本来の自分が真に求めているものを見出そうとしています。

けれど彼はそれと同時に、自分らならではのやり方をもっと追求したいこころと、安全や安心、慣れ親しんだ秩序を求めるこころとの絶え間ない葛藤を味わっているかもしれません。 もしその安全感覚が何かの刺激によって脅かされたなら、そして、もし無意識の爆発力に屈してしまえば、冥王星の力はエリスや木星を呼び覚まし、外の世界の不和を増幅します。 もしかしたら、それはひっそりと他者を操るような形を取るかもしれません。 または、自分を脅かす相手や思い通りにならない物事を、いえ、もしかすると自分自身を、厳しく裁くような言動になって顕れるかもしれません。これは「外から来た力」による "犠牲者"である自分を創り出し、そこに "居場所" を求めるようなこころの動きです。

        また、月とコンジャンクションのフォルスは、長年にわたって積み重ねられてきた小さな物事がふいに表面化するという暗示的な側面を持っています。 それは、大きくは民族や血統、遠い祖先や家族から受け継がれてきた"何か"かもしれないし、個人的にこの人生の中で積み重ねてきたクセのようなものかもしれません。もしそこに何かしらの問題や向き合うべき意味があれば、フォルスはそれにハイライトを当ててきます。正面から向き合い、再考し、解決するために。 あるいは、その経験をもとに、新たなビジョンを創っていくために。 

一方、フォルスは大きなインスピレーションを与える星とも言われています。 チャネリングや未来予知とも関連すると言われています。ただし、わたし達にはその源を知ることは出来ません。まるで「何か」がどんどん「押してくる」ような感じ。そして、抗うことなど殆ど出来ないまま、あるいは無意識に、ひとはそれを行動に移します。

その結果、わたし達は往々にしてピンチに陥ります。 特に、その無意識に働く力を自分本位に解釈してエゴイスティックに使えばなおさら…。けれどケンタウルス族の星達はみな、犠牲を通して最後には癒やしをもたらす者達です。なのでもしこの星回りで危機を体験するとしたら、それは自分の手で長年のトラウマを解決出来る、そんなチャンスの訪れかもしれません。 起きてきたことを自分の力で克服出来たとき、少なくともそこから逃げずに向き合ったとき、それはこれから先、未知の人生を切り拓くにあたって大きな自信となるのではないでしょうか。 

staircase


        フォルスとつき合うときのたった一つの注意点は、たとえ抗うことが難しいエネルギーであっても、ある種の衝動に突き動かされたとしても、それを行動に移すなら、自分の中に潜む「動機」だけはよく見ておくことだと思います。 正体不明の源から押してくるエネルギーをどう使い、どう表現し、どんな結果を創り出すかはわたし達の内面次第。 おそらくフォルスのエネルギーは、意識して使うことさえ出来るなら、計り知れない力を秘めています。

ただ、今回もうひとり月に寄り添うイクシオン。彼はちょっと要注意かな?  イクシオンは射手座のネガティブな側面をそっくり受け継いだような性質を持っています。彼はいわゆるモラルに重きを置かないし、世の中なんだってアリ。偽善よりいっそ犯罪者の方が清々しいぜ…くらいの精神の持ち主です。自分本位なものの見方をしがちなので、水星と海王星の逆行と連動して、一種の視座のゆがみを創り出す可能性があります。なのでここでも、大切になのは自分の内側の "動機" かな。 彼が関与するとき、タカをくくって遊び半分に物事を扱うのは危険です。報復的なこころに囚われるのも危機の元です。自分の言動には常に責任を持ってかかりましょう。 そうすればひょっとしたら…イクシオンが生来持っている、常識にとらわれず大胆に本質を突いていくような、冴えたエネルギーを使えるかもしれませんから!

フォルスとイクシオンは発見されてからそれほど年月が経っていないため、他の惑星達のようにクリアな解釈が固まっている訳ではありません。なので、まだまだ新しい意味が発見される余地はあります。 ただ時期的に、カーディナル・スクエアと連動するような形でコンジャンクションが起きていることは、注目に値すると思います。 

今回のコンジャンクションが新月や満月、他の惑星とのアスペクトによってハイライトされた時期を観察してみると、マンデーン的には集団的な大規模殺戮や大量殺人と関わることが多いようです。個人が起こす事件の場合は、ある特定の恨みが原因というよりも、何かしらわたし達人間の根本に巣くってきた "ゆがみ"がうっそりと顔を覗かせて不特定の人々を犠牲にするような…そんな不気味さを感じます。何だかこのごろイヤな事件が多いな。。自分には理解出来ないし、そんなの早く忘れてしまいたい。。。楽しいことだけにフォーカスしていったほうがいいよ! …確かにそうかも。。。 でも、少なくとも今だけは。 社会と個人が密接に交差せざるをえない カーディナル・スクエア期だけは…… もしかしたら、世の中に起きてくるネガティブな出来事のひとつひとつの中にさえ、わたし達ひとりひとりの「今」を反映する何かが見えてくるのかもしれません。

        水星は6月17日の夜に蟹座から双子座に戻ってきます。ここで少し雰囲気は変わり、テーマは感情の再発見から、不必要な情報を整理し、二元的な思考をもう一度見直していく行程に入ってきます。このへんのガタンというギャップ、感じるひとは感じるかも? この逆行の中間日は20日です。通常なら逆行がもたらす危うさ(事故、あらゆるミスや誤解、機器類の故障etc…)はそろそろ落ち着いてくる頃。けれどこの前後数日間は、満月の火星・冥王星スクエアを皮切りに火星が天王星とのオポジションへと向かう行程と連動しています。なので心理的なプレッシャーを受けるひとも出て来るかな? また、世の中的にもあらゆる衝突、事故、噴火や地震、殺傷事件などが起こりやすくなるので、注意が必要かもしれません。とりあえず、いまだシャドウフェーズにある火星のエネルギーを慎重に扱いながら、前進していきましょう(^_^。

starbursts


        2012年12月13日、そして2014年5月29日。 まるで二つの新月に応えるかのような満月。そういえば、サッカーのワールドカップは満月でスタートするんですね。。 荒れたりせずに、沢山の素晴らしい試合やふれ合いが起きますように!!

この満月期、そして今年の後半、社会に、わたし達のこころに、何がもたらされるかはわからないけれど。。 けど、その全てがこの世界にとって、みんなにとって、新しい旅立ちに繋がっていくはず。 そのことひとつを、あらためて胸に刻んでおこう... 満月前夜、雨上がりに煌々と照る月を眺めながら。今、そんなふうに思っています。






have a great trek!!!★



hiyoka(^_^)ノ


June 01, 2014

レイモンド・メリマン 週間コメント6/2【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2014年6月2日(フリー版より)
翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の は翻訳者によるものです。原文が"ファンキー"な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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≪ 先週をふり返って ≫ は、今回は省略させていただきます。内容はタイトル通り先週の世界の相場動向に関するものでした。

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告知:メリマン・マーケットタイミング・アカデミーの第六回コースが6月2日〜6日に開催されるため、来週のコラムは休載となる。次回は6月16日付けとなる予定だ。


≪ 短期ジオコズミクス ≫

        実際の火星逆行は5月21日に終わったが、金融市場と地政学的領域への影響はいまだに続いており ー 火星が現在の順行運動の途上で天王星・冥王星スクエアへのアスペクト形成を終えるまで(6月14日〜25日)継続する可能性がある。この期間は非常に興味深い時間帯となるはずだ。4月下旬のカーディナル・グランドクロスで生起した懸念の多くが再び同じような形で戻って来るからだ。

        だがまず投資家とトレーダーは、*6月7日〜9日に起きる水星と海王星の逆行に対処しなければならないだろう。水星は情報とコミュニケーションを支配する。海王星は不明瞭なもの、見えないもの ー 例えば、おそらくは本当に起きている事をねじ曲げたり隠したりしようと企てる “隠された意図” の内に潜む物事を支配する。これは、政治的欺瞞や敵方の評判を落とす目的、あるいは単に他者に対する不当な優位性を獲得するためにばらまかれる虚偽の言説が目立つ時期を示すのかもしれない。特に金融市場においてはその可能性が高い。

いやもちろん、詩、音楽、ダンス、そして演劇には好ましい時期ではある。だが私達が扱うのは金融と政治の領域で、ここでは海王星は大変異なった顕れ方をする。事実とはかけ離れた噂には要注意だ。意図的に不正確または判断を誤らせるような情報のやり取りにも注意すべきだし、重要な情報が欠けていたり、もし事前に知ってさえいれば全く異なる決断をしていただろう事柄の露見にさえも気を付けておくべきだ。
* 水星逆行開始:日本時間 6月7日 20:57ごろ
  海王星逆行開始:日本時間 6月10日 04:50ごろ

        水星と海王星が逆行に転じる日のオーブ範囲内(訳注:いわゆるストームフェーズ内)である *6月12日と14日、金星が土星にオポジションを形成し、そして火星が冥王星にスクエアとなる。金星はパートナーシップと同盟関係を支配するのだが、土星とオポジションとなると、失望または不当な要求に繋がりやすい。しかしもっと大きな懸念は火星と冥王星のスクエアで、それは同時に天王星・冥王星スクエア全体へのトランスレーションの開始となり、6月終盤まで続いていく。これは誤った指示が出されてそれが他国への武力侵略の隠微や裏工作に繋がるかもしれない原動力だ。再確認として言うなら、これは**米国とロシアの始原図を刺激する。もしあまりにも衝撃的かつ恥知らずな事が起これば、世界の株式市場や貴金属市場もまた荒れる可能性がある。
* 金星・土星オポジション:日本時間 6月13日13:08ごろ
   火星・冥王星スクエア:日本時間 6月14日 21:43ごろ(月が冥王星を通る時間帯)

**ちなみに火星・冥王星スクエアは日本や中国などの始原図の一部もそれぞれに刺激する。

 ≪ 長期的考察 ≫

        “しかし流れの中で重要な点はまた、おそらく市場が金融政策に誘惑され続けてきて、今なおそれに異議を申し立てることには気が進まないように見えることだ。この誘惑がどの程度続くのかはわからないが、この密通関係には永遠の愛というよりむしろ、はかない情欲といった趣きがある。”
ー モルガン・スタンレー・リサーチ 2014年5月28日付けより

        誘惑。はかなさ。何とまぁ海王星にうってつけの言葉だろうか。そして秘密の愛人関係や愛情と来れば、これはアストロロジャーが金星に関連付ける特質だ。またこれらの惑星力学が6月に発効するというのが最も興味深い。それに加えて、金利が永遠に低いままでいるという事に関し、いわゆる * “ニュー・ノーマル” と呼ばれながらすでに “オールド・ノーマル” と化している概念を、もしかすると ー 単に可能性としてだが ー 投資家達があまりにも満足しきって受け入れ過ぎているのではないかという見方の何とリアリティのあることか。まぁ私はモルガン・スタンレー・バーニーの研究調査を気に入っているし、彼らの(あるいは他の大手の)調査が現在表舞台で脚光を浴びている宇宙の原動力への私達の理解とぴたり一致する時、最も興味をそそられるのだ。
*ニュー・ノーマル:リーマンショック後の国際経済には全く新しい常識のもとに新秩序がもたらされ、それが継続していくという概念。米国で2009年ごろから言われ始めた。ちなみに米国で2012年〜2013年にTV放映されヒットしたファミリー・ドラマシリーズのタイトルでもある。これはゲイ・カップルと新しい形の家族という「新時代の常識」を描いたコメディ。
ではこうした象徴的な流れが、これから2週間の内に実際にはどう展開していくかを見てみようではないか。少なくとも今、皆さんは準備が出来ている。だから状況が起きてくるのを待つ間、映画を観たり劇場に足を運んだり船遊びでのんびりしたり、あるいはちょいと出かけてダンスや音楽鑑賞(コンサートのような)に興じたりしてみてはどうだろう? 

海王星は何かをエンジョイしたりロマンスを楽しむにはうってつけだ。だがデートの相手やダンスのパートナーに語りかける言葉には注意した方がいい。もしあなたがひととき異次元の現実に身を置くのならなおさらだ(これもまた海王星の守備範囲だ!)。もし相手に本当の事を、全面的な真実を伝えないとすれば、あなたはアウトを宣告されるかもしれない。これは厄介な結果になる怖れがある。もしあなたが仮想現実の世界に "生きて" しまっているならなおのこと、要注意だ。





訳文ここまで
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お知らせ

今回6月2日付けのメリマン・コラムはお休みさせていただく予定でしたが、次回のコラムがMMTAの講座と重なるために休載となるそうなので、短期ジオコズミクスと長期的考察のみ、予定どおりUPすることにします。
わりと短いので何とかなりそうです。(^_^;

hiyoka_blue at 04:28|PermalinkComments(2)TrackBack(0) お知らせ