September 2014

September 28, 2014

レイモンド・メリマン 週間コメント9/29【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2014年9月29日(フリー版より)
翻訳:hiyoka 
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中のは翻訳者によるものです。原文が"ファンキー"な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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【告知】
現在アリゾナ州フェニックスで開催中のISAR2014年度会議に出席中のため、今回は非常に短いリポートになる。内輪の話だが、今回の会議は23カ国から400~500人の人々が集い、ネイティブ・アメリカンの大地が醸す信じがたいほど豊かなエネルギーに包まれて素晴らしい雰囲気だ。


≪ 先週をふり返って ≫

        先週は木星が天王星に火性のトラインを形成した週だった。ISARが会合の期日をこの数日としたのはこれが理由だった。

先週は世界のいくつかの指数が数年ぶりの新高値をつけ、他の指数はそれに次ぐ高値をつけた。そしてこれらの高値が示現したのと同様の突然さをもって木曜に反転し、結局金曜には再び急激に反騰したのだった。先週は非常に天王星的(急反騰、急反落)な週で、前の金曜につけた米国株史上の史上最高値は手つかずとなり、日本の日経にはちょうど木星・天王星トラインの日だった9月25日に数年ぶりの新高値が示現した。

        金は年初来安値を維持したものの、9月25日には1206.60まで下げてそれを試しにかかった。同じ日に銀は数年ぶりの新安値1727をつけた。そして両市場とも金曜には持ち直した。その犯人はまたもや米ドルの強さであり、一方ユーロ通貨は金曜に1.2700以下まで下げて数年来の新安値に落ち込んだ。


≪ 短期ジオコズミクス ≫


        今週は執筆の時間が限られていることから先週のコメントの繰り返しになるが、補遺としては、現在私達の注目が10月8日の月食へとシフトしていることを述べておく。この月食は天王星・冥王星ワクシングスクエアとTスクエアを形成することから、何事も落ち着くべきところには収まらない。まもなくこの時間帯に入ろうとする今週でさえ、市場ではなおも大きな価格変動と突然の上下動が起きやすい。それに加えて、今週10月3日金曜には雇用統計が発表される。

        さて、先週のコメントをここにもう一度掲げておこう….

        『 今週は9月21日日曜に起きる火星・海王星スクエアがもたらす宇宙の霧と共に始まる。火星は常に先を急いでおり、そして海王星は自分が何処に行きたいのか確信が無い。少なくとも火星は射手座を運行中なので、自分が何処かに、それもすぐに行きたいことだけはわかっている。ただ、自分の願望に沿って進むための計画が必要なのだ。今週の金融市場は一種のジグザグ模様を描くかもしれない。あたかも下がる(または騰がる)かのように見せかけて、その後いきなり自らをムチ打ち、元々行きたがっていた方向に転換する可能性があるのだ。私達はトレーダーとして、この種のフェイントには気を付けねばならない。

        23日に太陽は天秤座入りする。ここ北半球ではこの日から秋が始まる。アストロロジーおいて私達はこの日のチャートを秋分図と呼び、その後3カ月の出来事を示唆するものとして重要視している。これからの3カ月は非常に強烈で ー しかも危険だ。同日冥王星が順行に転じるが、それはこの季節が冥王星的な彩りを見せることを意味する。すなわち、強烈かつ危険ということだ。すでに私達は、ISISによる著名なジャーナリスト達の斬首という形でこの地下世界の大神なるプルートー/冥王星がその醜悪な頭をもたげつつある印を目にしている。

冥王星が天王星とスクエアを形成する期間は、危険なテロリスト活動が盛んになる時期としての顔も持ち続ける。実際、このアスペクトは2015年3月まで続くし、わけても火星が冥王星にコンジャンクトする11月11日前後、そして天王星にコンジャンクトする3月11日前後には特にこうした面が強調される。この期間は危険な場所でリスクの高い行動を取る時期ではない。

        だが冥王星はまた負債、赤字、デフォルト… そして税金をも支配している。先週のFOMCでは米国経済が力強く成長しつつあると示唆されたように見えた。だが、それでもFRBは金利を “通常” に戻したがらない。それはまるで彼らにしろ他の誰にしろ、2008年〜2015年のカーディナル・クライマックスを受けて、一体何が本当に “通常” なのか、何が “通常” たり得るのかわからないとでもいった風情だ。

いずれにしても、彼らは見通しを述べるにあたって “通常” という言葉を確かに使った ー 時期には触れないままに。“通常” が2017年に戻って来るかもしれないという、曖昧な言及があったのみだ。私ならそれは2020年〜2022年に戻ると言うだろう。だが、この異常な期間のピークは2015年3月を過ぎれば終わる筈だ。私が懸念しているのは11月から来年3月で、その間に全7回を数える天王星・冥王星スクエアの最後の2回が起きるからだ。*9月に冥王星が、12月に天王星がそれぞれ方向転換することから、この2惑星は互いに数値上の正確なスクエアからそう離れることなく運行していく。
冥王星順行:9月23日、天王星順行:12月22日(日本時間)
 
       ここ7年ばかり艱難続きだったカーディナル・クライマックスを経験してきて、今では誰しも感覚が麻痺してしまっているに違いない。しかしながら、今週は9月25日に木星・天王星がトラインを形成するのでもう少し軽い感じになるかもしれない。これは本当に歓迎すべきアスペクトだ。トラインは報酬をもたらすことが多いので歓迎される。最近の株式市場と米ドルはその好例と言える。しかも10月26日まで火星が木星の支配する射手座を運行することで、これが株式(と個人の純資産)にとっては新高値まで上昇する推進役として働く。だからこの傾向はより一層増すかもしれない。

とは言うものの、今週は木星が天王星にトラインを形成する週だ。つまり、他の原理と共に、空騒ぎの原理法則も同様に持っているということだ。

天王星は市場の反転を誘うのか、それとも全ての上値抵抗線(または下値支持線)の水準を超えて爆発するのか。天王星は上だろうと下だろうと、自分を押しとどめるものを嫌う。天王星は全ての境界線を侵犯し、誰も見たことの無いような水準に入っていくのが好きだ。射手座の火星はその火に油を注ぐ。だがもし市場が反転するなら、射手座の火星はそれもまた後押しするかもしれない。何故なら、価格はこれまた誰にも予測不能な力をもって反転するからだ。

以前述べたように、今は莫大な利益をあげるか - 巨大な損失を出すか、そのどちらかだ。今のところ私達にとっては非常にうまく行きつつある。この流れが続く間は波乗りをエンジョイしてほしい。』





訳文ここまで
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September 23, 2014

○9/24の新月―みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)

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    新月は前回からの課題を経て、次の新月までの約1ヶ月をかけて取り組む新しいテーマが開示される時。 そしてこれは生まれた星座に関係なく、地球に生きるわたし達みんなに平等に降り注ぐエネルギーです。わたし達はこのエネルギーを使って日々、自分なりに考え行動していきます。その現れはひとの数だけ様々ですが、やがてはお互いに影響しあいながら、社会・国・世界の潮流を作っていきます。これは言い換えると、わたし達を取り囲む「空間の雰囲気」です。星読みの世界から見れば、誰もがその中で生き、そのテーマに呼応して・・(素直になったり、反抗したり、無視したりしながら・・)自分なりの人生を創造していると言えます。 その意味でも、刻々と変容していく惑星エネルギーの流れをおおまかに知っておくことは、きっと何かの役に立つんじゃないかと思います。
    例えば…シンボルの光景やキーワードを覚えておくだけでも、何かに迷った時の指針になるはず。。ではでは今月も行ってみます!(^_-)
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★新月タイムスケジュール★
願い事やアファメーション、ヒーリング・メディテーションなどしたい方は、もし可能ならこの時間帯に合わせてみてください。エネルギーの高まりを感じとれると思います。(^_^)

【地方平均太陽時: ソーラータイム(LMT) 】
東京・関東ローカルで 9月24日 15:33前後、北海道周辺で 15:39前後、関西方面(日本標準時ならこの時間)は 15:14 前後、沖縄周辺では 14:44前後に  天秤座01°07’で新月となります。


前回の新月のテーマについてはココ、満月についてはココをご覧ください。

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Sabianシンボルによる【 新月がもたらすテーマ 】
*ここではデーン・ルージャー(ルディアー)版やマーク・エドモンド・ジョーンズ版の解釈ではなく、透視家エルシィ・フィーラーの伝えた言葉をそのまま書き写したオリジナル版サビアン・シンボルを使ったブレイン・ボヴィの解釈を参考にし、アスペクトを加味して読んでいます。
*テーマはひとつの意識の流れを表したものです。この流れは順不同に現れたり循環したり、ひとつだけ突出して感じられる場合もあります。また、解釈の内容はその時々のアスペクトを意識しながら抽出しています。


【太陽・月 天秤座 1°~2° (9 /24~10 /07 )】
    "A butterfly made perfect by a dart through it"
『針で貫かれることで完璧となる蝶』

    "Light of the sixth race transmuted to the seventh"
『第七根本人種の光に変容する第六根本人種の光線』

【テーマがもたらす雰囲気と挑戦(順不同)】
→★今一番重要なことは何なのかを知った上で動く必要
→★日々の迷いを超えて毅然と進む準備
→★迷いを振り捨て自分を生かしつつ全体への奉仕となる道を探る
→★全く新しいサイクルの始まりに向けて新たなビジョンを見る
→★ハッとする瞬間をすかさず捉えて意識する必要
→★忘れていた過去の強烈なイメージの再訪 または
→★過去に止めてしまった時間を突き破る促し
→★新しい局面に進むために払われる何らかの犠牲
→★痛みさえも前進のエネルギーに変換する底力
→★過去とは異なる光を当てて自分と世界を新しく捉え直す
→★人生の調べを「短調」から「長調」に変える鍵をつかむ
→★自分の中に生きる子供の素直さと無邪気さを思い出す
→★ハードな状況の重さを温かな笑いに変えていく知恵
→★常に自分のコアに立ち戻り、参照しながら行程を見直していく
→★使うエネルギーの「質」を意識的に一段高めながら進む・・・→

エネルギーのポイント:『新しいサイクルへ:それぞれの選択』

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        9月も終わりに近付いて、朝夕はだいぶ肌寒くなってきました。あんなに賑やかだった蝉の声はパタリと止んで、夜は虫の音。そして道ばたのあちこちに真っ赤な彼岸花が咲いています。 今日は秋分。早いなぁ。。 2012年6月に天王星・冥王星スクエアシリーズが始まってから2年あまりが経ち、その間に世界も日本も大きく変化してきました。今もそれは進行中です。局地的な戦争状態、潜在的に絡んで動く世界の経済、自主独立や平等を求める声の高まり、疫病、そして太陽活動の変化と気候変動。洪水や大規模な山火事・噴火など、世界各地で今年ほど「水」と「火」の要素が目立つ年もそうは無かったと思います。やはり銀河アストロロジャー、P.セジウィックが提示するように、魚座の海王星が火星の近日点にずっと居座っていること大きく影響しているのかもしれません...。

それでも、毎日を暮らすわたし達…とりあえずはあまり変わらない暮らしを続けていられる殆どのわたし達は、つい昨日世の中に起きたことさえいつの間にか忘れてしまいがちです。たとえ足下で地鳴りが響いていても、ひたすら昨日と変わらぬ暮らしを続けようとします。ある日突然、自分の、それとも外界の、全てが変わってしまうまでは…。 だけど "ここで生きる" って、原則としてそういうことなのかもしれないなぁ。。 それでも この秋あたりからは、いよいよ変化がカタチとなって目前に顕れ、それと共にわたし達自身もまた変容していく、または変容させられていく…そんな時間帯が始まるように感じられてなりません。


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        では、早速サビアン・シンボルのテーマに行きましょう。 まず基盤となるのは天秤座1°『針で貫かれることで完璧となる蝶』です。 これ、昆虫標本のイメージですよね。ガラス箱の中、敷き詰められた白い台紙の上に美しく彩られた翅をひろげて、蝶がピンで留められています。しっかりと処理を施してあれば、蝶の美しさは時を経ていつまでも保たれ、目を楽しませてくれるでしょう。

自分のことになってしまいますが、わたしは子供のころから昆虫標本を見るたびに濃厚な死の匂いを感じてきたように思います。それはちょうど、博物館に足を踏み入れたときに感じる独特の香華にも似ていました。 今とは異なる時の流れの中で、確かに生まれて生きて役割を終え、そして静けさの中で安らいでいるもの達が辿り着いた場所。ガラス越しにその物達と対面するとき、彼らがまとった古色や傷と共に、失われた時の幻が蘇ってくるように感じます。 けれど、この針で刺された蝶は少し趣きが異なります。死の匂いを放ちながらも、それはもっと抽象的な意味合いをも提示しているように感じられるのです。

蝶は卵から幼虫、サナギ、そして成虫と、完全変態を経て最終的な形態…美しい翅を持つ姿に辿り着きます。ある日サナギの中で目覚め、パリパリと殻を破って羽化する蝶。初めのうちは心許なくショボンとしていた弱々しい翅が、少し経つとピンと張ってきます。そして飛ぶのに十分耐えられるくらい固くなったら…さぁ、翅をひろげて未知の世界へ飛び立ちます! …その姿。その、蝶が蝶としての完璧な姿に辿り着いた瞬間を、この針で刺された蝶は永遠に留めているんですね。 蝶としての本質が顕現した、その瞬間を。 長い幼年時代の終わりと引き換えに得た、新たな美しい姿。その誕生の瞬間を。


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        このシンボルの対向度数、牡羊座1°もまた「誕生」「出現」という意味を持っています。 けれど黄道12宮の旅も天秤座まで来て再び迎える「誕生」は、生まれ出ることと同時に、わたし達の精神にとっての幼年時代、そして少年や少女時代の殻に護られた甘やかな時が終わっていくことも意味しているように思います。 これから先は、ひとりの「大人」として翅をひろげ、自分にとっての蜜を探して自由に飛び回るのです。古いサイクルは死を迎え、全く新しいサイクルが始まります。けれど、失われた過去の全てはその美しい姿の中に「核」として生き続けています。 

ピンで留められた蝶の姿には、わたし達のこころが映されています。何かを失うことによって得られる新たな自由、新たな目標。未知の冒険。 このシンボルは、まるで待ちに待った赤ちゃんが生まれたとき、その最高の感動を永遠に留めようと描く記念の絵や写真のようなものかもしれません。新しく生まれる精神の「核」。自分が向かうべき本質。自分自身とは「誰」だったのか?という問いへの答。 それがどんなに漠としたものであっても、このエネルギーは確かにわたし達の奥底に触れ、それぞれにとっての「鍵」となる何かを浮かび上がらせる働きを持っています。

その「鍵」は変容を終えた蝶の姿であり、わたし達の最終的な本質をかいま見せてくれるもの。これから先も、そのイメージは記憶の中で末永くわたし達の行く道を照らしてくれるでしょう。 だから今は、進むべきときです。 心許なくても、不安であっても。ふり返ってみて、もしも慣れ親しんだ甘やかな殻を捨てられずにいて、でも本当はこのままでいいわけがないって、どこかでわかっているなら…。そろそろアレがこうだから、アイツがああだからなんて他に転嫁してる場合じゃないかも? 気付いたら周りの景色がそろそろと動き出してるかもしれません。物理的にはすぐ動けなくても、変化に前向きでいましょう。さぁ、とにもかくにも、新しいサイクルが始まります!(^_^


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        さて、エネルギーは次のシンボル 『第七根本人種の光に変容する第六根本人種の光線』 をとっていきます。これ、何か不思議なことばですよね。第七とか第六の根本人種って、元々はマーク・エドモンド・ジョーンズやデーン・ルージャー(ルディアー)が関わっていた神秘主義的な思想哲学、神智学の中で開示された進化論から来ているイメージです。(サビアン・シンボルを降ろしたチャネラーのエルシィは霊能者としてジョーンズの薫陶を受けているので、神智学の素養は当然あったと思います。) その進化論によると、人類には全部で七つの進化段階に応じた人種があり、まだ出現していない第七根本人種がその最高形態とされているのだとか。19世紀当時の開祖ブラヴァツキー夫人の思想では、各根本人種に実際の民族や人種名が当てはめられていたようですが、 ブレイン・ボヴィも指摘しているように、現代の状況では「人種」ということばの扱いには注意が必要かもしれません。結局のところ、人種というのは全人類の遺伝子プールから溢れ出た支流が複雑に絡み合った、いく筋もの流れに過ぎないのだしから。 ただ、このシンボルでは第六の「光」が第七の「光」に変わる…と言っているんですね。。

B.ボヴィは虹の光を例に挙げてこう説明しています。 「可視光線はそれぞれに固有の振動数を持つ色の要素で成り立っている。例えば7番目の色、紫は最高の振動数を持つ色だ」 と。 紫の光…7番目と言えば、スピリチュアルな世界のひとは、きっと頭頂のエネルギー・センター(チャクラ)を思い出すことでしょう。 光とは意識。 頭頂のチャクラが開いて最高の振動率を顕現したひとは、人類の封印を破って新たな存在になると言われています。

 秘教的な教えでは、霊的な道を歩むひとにとっての六番目の道とは「奉仕と献身と信仰」の道。 そして七番目は「儀式的魔術」の道。 それは、あらゆる幾何学のゲートを超えて全ての裏と表を統合し、意識を完璧に開き、神聖な宇宙的愛の瞬間に至る道です。 おそらくそこに時間は存在しません。また、マーク・エドモンド・ジョーンズ直系のアストロロジャー、ダイアナ・ロッシュによると、1953年版のサビアン・シンボルでは6番目の人種を 「現代を生きるグローバルな人種」 であると定義した上で、最終形態である七番目の人種の出現は、人類史において最高最善の"質"の顕現を意味するある種のクライマックス的な状況だ…と解説されていたそうです。 そして…このシンボルは6番目の光が消え、そのエネルギーが7番目に変容する様子を描いています。 きっと何かが、確実に、変わっていくのでしょう....ある高みに向かって。


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        ふぅ。このシンボル、かなり深い奥行きがありそうですね。。 うーん…こんなときは、やはりデーン・ルージャーのアドバイスに従って、このシンボルの対向に位置する度数を見てみましょう。牡羊座の2°は、『一群の人々を楽しませるコメディアン』。 あら? 何だかとても日常的! (^_^; このシンボルは、あまりにもシリアスなしかめっ面を続けてコチコチになってしまった頭を柔らかくほぐす、笑いやユーモアを描いています。人々はコメディアンのユーモラスな言動が面白くて、お腹をかかえて笑っています。それまでの憂さや不安も忘れて気分は上々。泣いていたと思ったらもうニコニコと笑っている子供みたいです。 一方のコメディアンもまた、観客のノリの良さにますます気分は高まり、ありとあらゆるテクニックを繰り出します。 一流のコメディアンは、皮肉やブラックジョークでさえ邪気の無い大笑いに変えてしまう魔術師です。 完璧には程遠い存在だって、彼が演じると全て面白く許せてしまいます。 笑い、ユーモア、ウィット…それは重い荷物を軽くし、精神をフッと高揚させるマジカルなエネルギー。牡羊座1°でこの世に生まれ出たばかりのまだ幼い精神にとって、邪気の無い笑いや微笑に囲まれ、その中に身を浸すことはどれほど成長に役立つことでしょう。 この先には未知の冒険が待っています。高揚した気分はきっと、新たな魂の旅に出るための栄養となり、自信と勇気を生み出してくれるでしょう。

そしてこれは、天秤座まで来ても同じことなのだと思います。 ここでは宇宙が、地球が、世の中が、そしてわたし達ひとりひとりが、もう一段のシフトアップを促されます。何かが終わり、そして、ひとつの真新しいピークを目指して再び未知の冒険が始まります。きっと沢山の危機が待ち受けているかもしれません。それでも、わたし達全てを包含する壮大な流れの中で、ひとりひとりの小さな人生もまた、全体と調和しながら確かに律動しています。意識しようとしまいと、第六の光はわたし達ひとりひとりを、様々なカタチで生きてきました。そしていつの日か、それは第七の光へと受け継がれていくでしょう。 それを支えてきたのは、そしてこれからも支えていくのは、日々の営みの中に生まれるささやかな笑いの積み重ねではないでしょうか? 


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眠って…目覚めて…また眠って…わたし達は毎日のように小さなリニューアルを繰り返しながら生きています。 けれどこのシンボルは、日々の体験の中で真に自分の核となるような部分が変化したこと、あるいは変化しようとしていることを示唆し、古い殻を脱ぎ捨てて、新しい道にそっと歩み出すよう促しています。

        このシンボルから、スピリチュアルな世界で言ういわゆる "アセンション" を想起するひとも多いでしょう。アセンションに伴う地球の激変や天変地異、戦争を語ることばも多く耳にします。  それは本当に起きるのかもしれません。 いえ、何らかのカタチで、何らかの層で、きっと起きつつあるのでしょう。 けれど、それが果たしてどういうものか? その真実を "本当に" 知っている"人間" はどれほど存在するでしょう? 自我である「わたし」や「あなた」は、アセンションを知ることは出来ないと思います。宇宙の果てを目視することは、肉体を持つ人間には出来ません。 霊体を飛ばして見る光景も、自我の壁を抜けることは殆ど不可能です。 もしそれをかいま見ることが出来たとしても、肉体に戻り物質世界のことばでそれを語ろうとすれば、それは今の地上に見合った振動数を持つ "物語" に変容するでしょう。その物語がしっくりフィットするなら、それを受け入れ、それを生き切ってみるのもまた素晴らしい選択だと思います。 けれどその前に、わたし達は自分自身の物語をきちんと持ち得ているでしょうか? それをこの手で創造し、大切に育ててきたでしょうか? これから先は、他者の物語を生きることは難しくなってくるでしょう。 今この瞬間も、あらゆるものを創造し続けているのは、創造そのもの。そしてその創造そのものが、わたし達として今を生きています。結局…アセンションとして語り継がれてきた事象の実態とその真の意味を知ることが出来るのは、わたし達が本当に第七の光へと変容し得たときなのかもしれません...。

        それでも、わたし達は持って生まれた人生を生きていきます。あるひとは仕事に、あるひとは病に、またあるひとは恋や愛憎、お金の問題や細々とした対人関係に、小さく大きく悩まされながらも。 そうして生きて、未知にぶつかって、成長していきます。 こんな、ちっぽけに見える人生の小路でさえ、その果てに何があるかは最後の瞬間まで見えないのです。 ならば。 このパワフルな新月の下で大きく手をひろげ、壮大な宇宙の奔流と小さく可愛らしいひとりひとりの血の脈動が緊密に結び合い、ひとつになって歓びと共に踊り続けているそのささやかな振動を、感じていたいと思います。 

誰にも、それぞれの時がある。 その時がやってくる。 顔を見合わせて、ニコっと笑い合えたらそれが合図。 これからの道程に待つのは、今大地に蒔く種子の花です。優しさとちょっぴりのユーモアを携えて、一歩一歩。新しいサイクルのウェーブを創っていきましょう。


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アスペクトを見て思うこと…

        今回の新月はいわゆる「エリーズ・ポイント」の範囲内で起きます。それはカーディナル・サイン(牡羊座、蟹座、天秤座、山羊座)の始まりの度数。正確には0°~1°のことですが、太陽が天秤座入りして秋分となり、1°に入って間もない今回の新月もエリーズ・ポイントに準じた新月と考えて良いと思います。これはとても強力な度数です。 黄道12宮360°の中にあってこの4つのポイントが特に重要視されるのは、ただ統計的に見て強力ということではありません。 この度数では、「個人の人生」と「社会や世界全体の流れ」がまるで十字路のように交差していて、「世界」対「自分」、または「全体の中に生きる自分」という対比の中で何かを感じたり発見したりするような体験が起きやすいと言われています。

その体験はひとにより様々ですが、誰しも自分ひとりで生きてるわけじゃないってことを再確認させられるような感じかな。。人生の交差点で、あらゆる方向からやって来るあらゆる人々の群れのただ中に立ち、宇宙に、社会に、周囲に、否応なく繋がる一生命体としての自分を意識せざるを得ないような体験。 それをエリック・フランシスは " Personal is Political" なポイントと呼んでいました。 政治ってなにも議員や政党や政治団体だけのものではありません。 仕事にも、家族間にも、パートナーシップにも、政治的な側面はひんぱんに顔を覗かせます。 この世に生きるかぎり、どんな山奥に暮らしていたとしても、個の人生は「政治的なるもの」とは切り離せないのかもしれません。

また、今回の新月では太陽と月がコンジャンクションなのは当然として、-0°~-1°台のパラレルにもなっています。これは新月が秋分の1日後に起きるため、太陽と月が共に天の赤道上で重なるということ。ここから先は、太陽(黄道)が天の赤道を横切って南へ降りていくように見えます。 このパラレルは、コンジャンクションと同等の意味と強さを持つと言われる位相です。 黄道と天の赤道の交差点。そんな特別な位置で起きる新月。 このこともまた、エリーズポイント(春分、夏至、秋分、冬至)の新月がとてもスペシャルな意味を持つことを物語っているのではないでしょうか? 

あ、それと、トドメにもうひとつw。この天秤座1°台をはるか天空の奥まで見渡すことが出来たなら、そこには巨大な直径を持つ、あの乙女座超銀河団の中心部が控えていると言われてきました。 わたし達の銀河も、この乙女座超銀河団の端に連なる"小さな" 銀河のひとつ。超銀河団はその質量の巨大さから、メンバーを構成する銀河達に大きな重力的影響を与えているそうです。 ところが最近の調査研究によると、この超銀河団と思われていた存在も実は直径5億光年のラニアケア(無限の天空)と呼ばれる "不可解なほど" 膨大な超銀河団の辺縁に浮かぶ、フィラメント状の星々の一部らしいことがわかってきたのだとか。。 わはは。ここまで壮大になると、もう想像を絶してしまって笑っちゃいます。影響力といっても次元が違いますよね。。 なので、わたし達の顕在意識でこれに何か意味付けをしたり意識したりすることは不可能かもしれません。でも、この新月の裏側には、はるか彼方にそんな強大なエネルギー源が存在していること。その意志は、わたし達の銀河北極を通して人知れず確実にこの小さな地球にも届き、あらゆるもの達を不可知のダークマターで結びつけているかもしれないってこと、こころの何処かに留めておくのも...もしかすると、何かの役に立つかもしれません。(いや役立たなくても、想像するだけで楽しいけれど。。) だってそれこそが、第七の光の片鱗かもしれないのだから...。


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        さて、次の満月は皆既月食(10月8日)、その次の新月は部分日蝕(10月24日)です。 この二つとも、チャートはもう本当に強力。そして 続く11月には火星による天王星・冥王星スクエアのトランスレーションが起き、12月に起きる6回目の天王星・冥王星スクエアへと続いていきます。 ちなみに12月の新月もまたエリーズ・ポイント(山羊座0°)で起きるんですね。 そしてその次の満月(2015年1月5日)は冥王星とオポジションとなり、天王星、月のノードを巻き込んだグランドスクエアを形成します。そこから先も、3月の最終カーディナル・スクエアまで強力な新月・満月チャートが続いていきます。 

おそらく今回の新月は、今年秋から来年にかけて、新たな局面に向かって本格的に動いていく世界と日本、そしてわたし達全員にとっての、新たなスタートラインになっていくのだろうと思います。 

なので将来、世の中に自分を打ち出したいと野心を燃やすひとは、その望みが本物かどうか試されるかもしれません。 反対に迷いの中にあるひとは、真の自己信頼とは何かを見出すために、シンプルな裸の自分に一度立ち返る必要があるかもしれません。そして、自然体でいることをフツウに自分に許せるかどうか、試されそうです。 

全般には、社会や仕事の対人関係で争いや試練があったり、資質や経済面で強者と弱者との格差や軋轢の調整が大変になりそうです。 降って湧いたような出来事に遭遇することもあるでしょう。 そんなときは、曖昧で誤魔化すような態度も、行きすぎた言動にも、注意が必要です。 もし責任を取るべきことが出てきたら、淡々と、でもこころからの誠意をもってあたりましょう。

たとえば…「こんな状況じゃ、かなり政治的な物の考え方しないと突破出来ないかもしれないな…でもそんな面倒なことしたくない。あぁいっそ遠くに離れて引き籠もってしまいたい。。。」 なんて感じるとき。そんなとき、一番役立つのは誰の中にも眠っているサバイバルの力です。 そしてそれは、荒れた状況とそこに淀んでいる全ての哀しみを、もっと深く理解しようとする熱意から生まれてくる可能性があります。 もし、本当にそこにいて、みんなのために何かしたいと思うなら…。新しい自分のカタチを発見出来そうに思えるなら…。 たとえ喧噪の中で孤独を感じることがあったとしても、新たなサイクルの初めに頑張ってトライしてみる価値はあると思います。 

ひとが集まれば、そこに社会的な妥協は付きもの。 でも、その中で一線を護りながらどう折り合いを付け、それぞれの立場に光を当てていけるか。 その場に必要な"外交儀礼"に沿いながら、頑なな意地やコチコチのルールをやわらかく溶かしていく誠実な想いを貫けるか。そしてユーモアによって場面のBGMをそっくり変えていく力… もしかしたら、自分の中にそんな楽しい力が眠っていたことに気付くかもしれません。 獅子座の木星と牡羊座の天王星が織りなすトラインのエネルギー、そしてクインカンクスの魚座のカイロンが、そんなチャレンジを応援してくれそうです。


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        ただし…ひとつだけ注意点があります。またやって来るんです。例の、水星逆行が。 水星は10月5日の02:03ごろ逆行を開始し、10月26日の明け方04:17ごろに順行になります。ってことは、次の月蝕と日蝕は水星逆行中なんですね。。そんなわけで、冥王星が順行に転じていよいよ本格的にニラミを効かせはじめようという今日、水星はすでにシャドウフェイズに入っています。いつも読んで下さる方には耳タコだと思うし、最近の強烈なエネルギーの下では水星逆行さえも地味に感じてしまうかもしれません。でも、だからこそ、慎重に行きましょう。 逆行中は左脳←→右脳間のスイッチ機能が狂いやすいし、思考←→言語の翻訳スイッチもうまく働かない場合があります。物事はよく観察し、言ったこと・言われたことの確認やメモを忘れずに。あらゆるタイプの事故にも気を付けてくださいね。特に要注意なのは5日の逆行開始前後、星座宮をまたぐ11日前後、中間地点の10月17日前後、月のノードにかかって木星とはセクスタイルとなる24日前後〜順行開始の26日前後でしょうか。 その間は火星が射手座のイクシオン・フォルス組を通っていく時期とも重なるので、争いごとや突発的な出来事にも注意と心構えを。(惑星の逆行やシャドウフェイズについては、今年2月の記事 『2014年の3惑星逆行』 に詳しく書いたので、もしまだの方がいらしたらそちらも一度読んでみてください。)


        新月のテーマは新しいサイクルの始まりだというのに、満月少し手前から水星逆行というのはちょっと出鼻をくじかれる感じもありますよね。 でも、今回テーマとなる新スタートは、とても大きなスケールを持っています。多分、これは最初のドア。後でふり返ってみたら、あぁ、あのときが人生の中でひとつの折り返し地点だったのかもしれないな…みたいな。 だから、焦らずにいきましょう。 しっかり大地に足をつけて、自分は何処から来て何処に行きたいのか? 何をするために生まれて来たのか? どうしてそう思うのか? この道を、自分はこのまま歩いていきたいのか?  そんなことを、水星の逆行期にじっくり見つめてみても遅くはないと思います。


こころを、シフト・アップ! または、加速に備えて一旦シフト・ダウン! お腹に力を溜めて、夢をひろげながら抜け目なく。けれど、もしも涙が流れたなら、新月が届けてくれる温かな笑いのエネルギーにそっとくるまって… そして身近なところから、手を繋いで。これから来年の春に向かって続く旅のクライマックスを、共に味わい、楽しみながら過ぎ越していけたらって、思っています。(^_^



eso0617a


have a great trek!!!★


hiyoka(^_^)


September 14, 2014

レイモンド・メリマン 週間コメント9/15【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2014年9月15日(フリー版より)
翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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【お知らせ】
 来週9月22日付けのメリマン・コラムは月イチのお休みとさせていただきます。
 m(_"_)m


≪ 先週をふり返って ≫

        天上の生々流転がまたも我らの頭上にやって来る。

        今週は2種の重要なイングレス(惑星入居)が終わり ー そして始まる。火星が蠍座を離れて射手座入りし、ヘリオセントリックの水星が射手座の旅を終え、新たな山羊座の行程を開始するのだ。これらの事象はどちらも直近において、過去40年にわたる歴史的事例の研究から見て実に70%以上の確率となる貴金属の強力な上昇には結びつかなかった。今回起きた相互関連性の欠如は、ファイナンシャル・アストロロジーにおいて、単に量的または統計的な見方ではなく、質的な観点から理解することの重要性を示唆している。

        蠍座の火星は世界という舞台において、惑星と星座宮の両方が持つ力学という意味合いからは、まさに誰もが予想したであろう通りにふるまった。つまり、過去6週間にわたって世界は斬首や復讐の誓いといった凄惨でむごたらしい事象の羅列だったのだ。再生したテロリスト活動に対する世界的緊張と混乱は増大し、蠍座の火星が彩る6週間は心地良いものではなかった。NBC/ウォールストリートジャーナルが9月9日に発表した最近の世論調査によれば、“米国が以前より安全ではないと信じる米国人は2001年9月11日に起きたテロ事件以来の最高ポイントをマーク” したという。

        そんなわけで、私達がISISとの新たな闘いを始めるにあたり、世界は以前より安全ではなくテロリズム/戦争の危機はいや増している。これらは、過去に蠍座を運行する火星が金価格の急騰の鍵となった時の要因によく似ている。だが今回はそうならなかった。何故か? おそらくその理由は、ドルが再び通貨の王座に就き、前の週にECBが彼ら独自の量的緩和策をスタートさせてユーロが急落したからだろう。今後1〜2年の内にユーロが米ドルと等価になるまで下落するというのは今やあり得ることだ。そして先週述べたように “米ドルが他の通貨に対して騰がる時は商品先物が下落するというのも事実だ。したがって貴金属や食品関連もまた先週は急落した”。先週も貴金属と穀物は両方共に下落し続け、数ヶ月ぶりの安値を更新した。

        今回、蠍座の火星が金市場において強気相場と相関し“損ねた” 問題については、8月21日付けで購読者向けに発行した金のスペシャル・リポートでこう述べた。
“夜間取引で相場は1,281水準を割り込んだ。「蠍座13°に在泊する火星」は相場を維持出来なかった。8月18日の金星・木星コンジャンクションも下げ相場を止めることは出来なかった……どんな理由があるにせよ(そしていくつかの理由は確かに存在しており、例えば米ドルの上昇がその一つだ)、今回は過去において頻繁に示現した火星の蠍座入居時の強い値動きが見られないというのは明白だ”。

これこそが、ジオコズミック研究(ファイナンシャル・アストロロジー)について大抵の人々が理解していない事実、すなわちそれは定量的なものというよりもっと質的なものを示唆しており、それでありながら、定量的な意味でも最も着実なマーケットタイミング・ツールたり得るだけの好結果を生み出すということだ。残念なことに、市場のトップやボトムと100%の相関関係を持っているわけではない。だがそうだとしても、もっと正確なツールなど存在するだろうか? 30年以上積み重ねた研究をもってしても、他には見当たらない。

        蠍座の火星とヘリオセントリックの射手座水星の終焉は、株式にとっても有利とは言えないことが解っている。9月最初の週、★★★の重要変化日から3取引日の内に年初来高値や史上最高値までつけた後、世界の殆どの株式指数は悪戦苦闘してきた。共に1月以来の最高値水準まで舞い上がった日本の日経と中国の上海総合という例外を除けば、殆どの市場が先週は下げた。

        とは言え明日は明日の風が吹く。火星が射手座入りするのだ。これは大きな価格変動を約束する。火星は常に一番や最高峰(最強または最悪)を狙って競争しているし、射手座は大きなことが大好きだ。だからこれからの6週間は、金融市場の大反騰または大暴落(あるいはその両方)を期待しよう。


≪ 短期ジオコズミクス ≫

        今週の宇宙模様における主立った展開は、*9月13日〜10月26日の火星による射手座運行だ。その後火星は山羊座入り(10月26日〜12月4日)する。今回この両方について言及するが、その理由は、数年前に行った(そしてマウンテン・アストロロジャー誌上に発表した)原油に関する研究によれば、射手座〜山羊座の火星は価格の上下動に最強の相関性を持っているからだ。また、これが中東における軍事的緊張および近隣諸国によるイスラエルへの脅威とも高い相関性を持つことがわかっている。山羊座の冥王星に火星がコンジャンクトし、なおかつ天王星にスクエアとなる**11月11日は、この射手座〜山羊座の火星がこれらの地域にとってとりわけ危険な存在となるかもしれない。
火星射手座入居:日本時間9月14日06:57頃
 火星山羊座入居:日本時間10月26日19:43頃


**火星・冥王星コンジャンクション:日本時間11月11日08時頃
  火星・天王星スクエア:日本時間11月13日07:23頃
 (この時同時に蠍座で金星・土星がコンジャンクション)

 
       質的に見るなら、射手座の火星は二つの火の原動力が持つ原理を結びつける。この時期は全体に非常に活性化し、多くの重要な出来事または大きな危機や事件の徴候が見られる筈だ。ポジティブな面を見るなら、株式にとっては非常に投機的で強気となる。火星が火の星座宮にあることから市場の売買高は膨らみ、射手座の影響で値動きも大きくなる。天王星も同じ火性(牡羊座)を帯びていることからすれば、金融市場とスポーツの分野では何らかの記録更新が見られるかもしれない。

        実際、*9月25日には木星(獅子座)と天王星(牡羊座)による重要な火性トラインが起こり、そしてこれに火星が加わってグランドトラインを形成する形になり、10月最初の10日間に突入する。もしも世界が崩壊や爆発を避けられるとすれば、この期間は世界の株式市場にとってダイナミックな上昇期となるだろう。これら火性のエネルギーと、そこに加わるマッチョな惑星達の全てが、結果として何か並外れて注目に値する事象をもたらす可能性があるのだ。

このコラムの焦点はその殆どを金融市場に当てているが、マンデーン的には、例えばISISに対する米国とその同盟国の厳格な措置のように、軍事力行使に伴う **“衝撃と畏怖” に同期する可能性もある。あるいはもしかすると、それはウクライナに厳しく当たるロシアを指すのかもしれない。または、誰かが他の人に向かって激烈な花火を打ち上げたり火器を振り回したりするような強硬なふるまいに及ぶのかもしれない。
木星・天王星トライン:日本時間9月26日02:54頃
**原文 "shock and awe":2003年のイラク戦争において米国がとった軍事戦略の呼称

        それが何であるにせよ、行動したいという欲求は度を超す可能性がある。そして市場の反応をあまりポジティブとは言えない可能性へと導く。崩壊または爆発も無いまま、このジオコズミックのコンビネーションそれ自体の作用によって市場の強気が続く限り、崩壊/爆発は真に可能性を持つものとして言明しておかねばならない。

もし市場が下落し始めれば、この同じ原理がたちまちにして自信過剰と虚勢からヒステリーとパニックへと逆転する可能性があるのだ。市場が上昇するとしたら、目覚ましいものになるかもしれない。もし下落するなら、同じくらい目を見張らせるものとなるだろう。そして、もし出足から急騰するとすれば、その後反転して同じ勢いで急落する可能性もある。その場合はおそらく、*次回10月8日(月食)と10月23日(日食)に起きる、一組の食の期間中かその後になるだろう。10月8日の月食は強力だ。何故ならこれは天王星・冥王星ワクシングスクエアを目覚めさせ、より力強いカーディナル・Tスクエアを形成するからだ。
月食:日本時間10月8日19:54頃
 日蝕:日本時間10月24日06:57頃


        これからの数週間、金融市場でのトレードには大金を儲けるチャンスが待っている。もちろん、それは損失の大きなリスクをも意味している。ファイナンシャル・アストロロジーの原理はまたマンデーンや社会的な事象にも同様に関わっていることを頭に入れておこう。仕事の環境や個人的な人間関係においても、同じような機会とリスクが存在するのだ。

あなたには選択肢がある。大いに楽しみ、好きな人達との友好にいそしむか、あるいは社交上のルールを考えることなく自分の言いたいことを言い放ち、友情が敵対心に変わるのがいかに早いかを思い知るかだ。





訳文ここまで
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September 08, 2014

●9/9の満月 ― みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)

9月8日付けのメリマン・コラムは一つ下の記事になります。
(トレーダー以外の方も、もしかしたら今回の ≪短期ジオコズミクス≫ は何かの参考になるかもしれません。ここでは触れる余裕が無かった次の新月までのトランシットの記述が少し入っています。)
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    満月は前回の新月のテーマが熟し、花開くときです。 この日は太陽と月が、地球を挟んでちょうど反対側にやってきます。0°の新月から始まった地球全体への課題は、満月で180°対向のエネルギー同士がぶつかりあい補いあうことにより、輝く満月というひとつの「結果」を見せてくれます。それは、わたし達が空間から受け取ったエネルギーをどう昇華し、現実に表現してきたのか を、あらためて見せてくれる鏡だと言えるかもしれません。そして わたし達はみな満月を超えて、次の新月までにそのテーマを消化、エネルギーはゆっくり静まっていきます。 さぁ、今回はどんな風景が見えるでしょうか? では今月も行ってみます。(^_-)~☆
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★満月タイムスケジュール★
エネルギーが高まる時です。ヒーリング・メディテーションや祈りを捧げたい方は、もし可能ならこの時間帯に合わせてみてください。エネルギーの高まりを感じられると思います。

【地方平均太陽時:ソーラータイム(LMT)】
東京・関東ローカルで9月9日10:57前後、北海道周辺で11:04前後、関西方面は10:38頃(日本標準時の場合はこの時間)、沖縄周辺で10:09前後に魚座16°19’で満月となります。

今回のベースとなる新月のテーマについてはココをご覧ください。

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サビアン・シンボルによる【満月のテーマ】 ― 9/9~9/23
*ここではデーン・ルージャー(ルディアー)版やマーク・エドモンド・ジョーンズ版の解釈ではなく、透視家エルシィ・フィーラーの伝えた言葉をそのまま書き写したオリジナル版サビアン・シンボルを使ったブレイン・ボヴィの解釈を参考に、アスペクトを加味して書き下ろしています。
*テーマはひとつの意識の流れを表したものです。この流れは順不同に現れたり循環したり、ひとつだけ突出して感じられる場合もあります。また、内容はその時々のアスペクトを意識しながら抽出しています。


【月 魚座16°~17° + 太陽 乙女座16°~17°】
   "The flow of inspiration" +
   "An orangutan"
「インスピレーションの流れ」+
 「オランウータン」 

   "An Easter promenade " +
   "A volcano in eruption"
「復活祭の散歩道」+
  「噴火する火山」

【テーマがもたらす雰囲気と挑戦(順不同)】
→★自分の内側深くに眠る閃きの源に触れる体験
→★性衝動や闘争本能などを昇華して創造的に使う挑戦
→★考える前に行動し、思わぬ結果を見る
→★社交的な微笑の下に見え隠れする抑えられた欲望
→★まだ社会に飼い慣らされていない精神からの発想を活かす
→★断片化した自分の思考をまとめるためのコツを掴む
→★インスピレーションを実現するために必要な忍耐
→★可燃性を秘めた楽観の中でホッと一息いれる
→★臭い物に置かれた蓋を破壊したくなる衝動
→★強大な創造力が持つ荒々しい側面を見る
→★見せかけの平和に起きるカタルシス的な出来事
→★静まりかえる自分の奥底にうごめく炎を感じる
→★心、体、物事の本来のリズムを取り戻す浄化作用
→★未体験の新しい観点を受け入れるという挑戦
→★古い皮を脱ぎ捨てて新しい道を目指す・・・→

エネルギーのポイント:『 夢と現実の統合へ一歩踏み出す 』 

140909FM


        突然夏が終わったような涼しさの中で今、これを書いています。今朝はどんより曇った空の下、微かに秋の虫の声。けど、もう少し経つとツクツクボウシが鳴き始めるかな。まだまだ暑さは戻って来るかもしれないけど、9月に入り、どっちつかずの季節の狭間で迎える満月です。広島の土砂災害もまだ復旧には遠いのに、今も九州や中国地方、関西や北海道では雨が降り続け、浸水する家屋が増えています。またインドやパキスタンでも大雨による洪水が起こり、200人以上が亡くなったと聞いています。今年は8月に1回しか台風が来なかったけれど、そんな年は9月にまとめてやってくるのだとか。気象も世の中も、まだまだ大変化の途上。せめて視線を澄ませて過ぎ越していきたいと思います。全てが治まって、早く気持ちの良い秋晴れが見られるといいな…。

        さてそんな中で迎える魚座の満月。内なる世界にミルク色の霧がたちこめてきたのを、もう感じているひとも多いのではないでしょうか? 前回8月25日の新月のポイントは『決断と選択』 でした。 ハッキリ大きな決断をしたひともいれば、何とな~くそこはかとなく、自分の中で何かが変わったような気もする…きっとそんなひとだっているかもしれません。 守護天使がもたらす精妙なエネルギーに包まれて、生かされていることへの信頼を感じられる…そんな一瞬、味わえたかな? 

このブログでは、新月のテーマは次の新月前まで持続し、その中間地点である満月でピークを迎え、何らかの開花や、でなければもう一押しの促しがやって来る…そしてわたし達はそのエネルギーに共振して変容しながら、次の新月に向かい少しずつ鎮まっていく…そんな流れを想定して見ています。 なので、漠然とした感じを抱いているひとは満月あたりで何かヒントが見えてくるかも? で、この満月のポイントは、『夢と現実の統合へ一歩踏み出す』 。 これ、実際に将来何かをやりたいとか、こんなことをしてみたいという夢を叶えるためにどうするか? という具体的な挑戦という意味もあるし、また霊的な道を歩むひとにとっては、夢見の世界と日々の暮らしの二重生活をどう統合していくか?という大命題への取り組みを本格的にスタートするという意味もあると思います。 でも、多くのひとにとってこの二つは重なっているかもしれません。

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        ではサビアン・シンボルを見てみましょう。 月が最初にとっていくのは魚座16° 『インスピレーションの流れ』。 音・匂い・ことば…ふとしたきっかけで生まれる発想や思い付き。 あるいは、輪廻の波の底深く忘れ去られていた何かの呼び声…。 その月にエネルギーを与える太陽の側は、乙女座16°『オランウータン』です。 2つのシンボル、一見ずいぶんかけ離れたイメージですが、実は密接に繋がっています。

インスピレーションの流れとは、創造するエネルギーの流れ。 わたし達を創り、森羅万象を創り、宇宙を創り続ける、その大本のエネルギーは永遠に流れ続け、途切れることがありません。わたし達がその流れにふと触れるとき。それはわたし達が気付こうと気付くまいと、まだココに生まれ出ていない全ての"いのち"に触れるときです。そのエネルギーはわたし達それぞれのアンテナに触れ、それぞれの物語に沿って翻訳され、生き生きとしたイメージや思考となってある"カタチ"を与えられていきます。 いったんわたし達の体内に入ったインスピレーションの流れは、今度はわたし達を生かし、前進させ、何かを創り出すためのエネルギーとなって働きます。 

わたし達それぞれの物語…それぞれの、神話。インスピレーションの流れはわたし達の意識のDNAに触れ、刺激し、そこに眠っている遠い記憶を呼び覚ますかもしれません。それは幼い頃に見た一枚の絵かもしれないし、誰かの呼び声かもしれません。もしかしたら、もっとずっと遠い記憶…わたし達の細胞に眠る、はるか太古の太陽が砂漠に沈んでいく音かもしれません。 

意識しようとしまいと。 わたし達のふとした思い付きの背後には、信じられないほど無数に積み重ねられてきた人類の"今"の集積が…この手を通して、思いを通して、表現されたいと待ち望んでいるのだと思います。創造の流れは、わたし達のこころと体の中にひっそりと眠る全創造の歴史を知っています。そして、インスピレーションに従って生み出されたもの達は、やがて人々に共有されていきます。たとえそのスケールが小さくても、あるいは大きくても、生まれたもの、音、ことばは、次のインスピレーションの流れに再び加わるべく、影響力を持っていきます。 それが愛に満ちたものであろうと、哀しみや怒り、または呪詛に満ちたものであろうと…。

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       では、太陽の光は月にどんなエネルギーを与えるでしょうか? オランウータンは別名「森の人」と呼ばれています。「森」ってサビアンシンボルに時折出て来るイメージですよね。ついこの前、8月11日の満月でも『森林火災』が出てきました。 覚えているかな? 本物の森は、わたし達が普段暮らしている街や村とは別の領域です。鬱蒼と茂る木々、下草、菌類、そして様々な虫や動物達の領域。 そこにはわたし達とは異なる法が生きています。 そんな森に生きる人―オランウータンは、わたし達がとうに失ってしまった野生の本能を持ち、その掟に従って生きています。

今のわたし達は本当に野生の本能を失ってしまったのでしょうか? …うーん、自分をふり返っても、確かに相当ナマってしまっています。ジャングルみたいな所では一日だって生きられないかも?(^_^;  でも、もし生きるか死ぬかの瀬戸際に立たされたら? 切羽詰まったとき、何かに追いかけられたとき、咄嗟の選択が物を言うとき…わたし達の中で何かが目覚めるなんてことがあるかもしれません。 そんな特別な状況じゃなくても、例えば体中が振動するような太鼓の音を聴いたとき、手が、足が、腰が、ひとりでにリズムを取って動き出したりしないでしょうか? こころがワクワク踊り出さないでしょうか? そして、自分の中に解放されたがっているエネルギーがあることに気付かないでしょうか? 普段は気付かないでいた、ナマの生のエネルギーに。それは性の創造エネルギーでもあります。

このシンボルには、わたし達が太古から連綿といのちを繋いで受け継いできた生のエネルギー、社会の規範に矯められることなく奥底に息づき、生きる本能として働いてきたエネルギーをどう使い、どう表現し、どう解放していくか? という問いかけがこめられています。 それは内なる創造のエネルギー。長い長い歴史の中で、わたし達を前へ前へと進めてきた原動力です。その力が今、月に与えられ、インスピレーションの流れとなってわたし達に新たな創造を求めています。 使い方はわたし達の自由です。

        このエネルギーは実際、最善から最悪まで、どんな風にも使えます。殆ど考えなしに欲望のままにふるまうような、粗野で暴力的な言動を生み出してしまうこともあるでしょう。それは野生世界の生死をかけた闘争のカタチです。 また、内部から湧き起こるインスピレーションを人生の選択に活かすことも出来ます。何かを選択するとき、まず「自分の体に聞いてみる」ことです。体は常に正しい選択を教えてくれるでしょう。 そしてまた、内側に溜め込んできたものを様々なアートに表現したり、型破りな新しい発想を生み出す力にも使えます。 さぁわたし達、どんな風に使えるかな?

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        そしてエネルギーは次のシンボルをとっていきます。月は『復活祭の散歩道』。太陽からは『噴火する火山』です。 あれ、やっぱり月はゆったりと優雅な感じなのに、太陽の方はちと物騒なイメージ。。 サビアンシンボルは時に絵柄そのまんまが現実になることもあるし、西の島とか桜島も噴火している昨今は、火山や火を噴くような物事、そして相変わらず落下してくるもの、落ちることにも注意した方が良いのかもしれません(すでに地球上の至る所で人々の凄惨な闘いが火を噴き、怒りや哀しみが覆っているのだけど…)。

        この、対向する二つのシンボルにもやはり密接な関係があります(サビアンシンボルは結局どれもそうで、前後の度数と対向する度数は常に繋がっているのですが…)。 じゃ、光を与える太陽からいきましょう。 火山の噴火… これ、想像どおりだと思います。長い間地下に溜められてきた熱いマグマがある日ある時限界点を超えて、ドカーンと噴き出す光景。 長く抑圧されてきたナマの力は今やコントロールを超えていっせいに解放されていきます。 でも、その山はずっと長い間休火山で、麓には木が生い茂り、人々も平和な暮らしを営んでいたかもしれません。わたし達はそれが眠れる火山であることを知ってはいても、地下にどんな力が溜め込まれ、どれほど圧縮されているかには気が付きません。日々の暮らしに忙しくて、そんなこと気に留めていられないのです。昨日も平和だったから、今日も、明日も。 そして今の平穏が永久に続くのが大前提。。ついついそんな風に生きるのがわたし達です。また逆に何か驚くようなことが起きると、その恐怖をいつまでも引きずってしまい、今日も明日も死が迫っているのではないかと怯えて暮らすようなことになりがちです。

けれど、一方ではこうした大地の変動が全く新しいいのちを生み出すというのも真実です。破壊はやがて再生を促進する。地球はずっとそうやって生きてきたし、わたし達の歴史もまたそうでした。生き物であるわたし達は、生まれれば必ずいつか死を迎えます。古いものは去り、新しいものがやって来ます。新しいものの中に、古いものは生かされていきます。科学は死を敗北に貶めてしまったけれど、それはもしかしたら、種として世界を創造してきたわたし達への大いなる祝福の旅立ちだったのではないでしょうか?  …あれ?ちょっと脱線しかかってるかもw。 そう、こうしてある限界点を超えて解放された力は、今までに無かった新たな存在へと創造されるべくインスピレーションの流れになっていくのだと思います。

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        そして、その力を受けるわたし達のマインド、月のシンボル『復活祭の散歩道』。 復活祭の日取りは毎年違うけれど、大体は春まっ盛りの日曜日です。クリスマスと違ってキリスト教徒のひとじゃないと馴染みの薄い祭ですが、イースターエッグは有名ですよね。色とりどりに彩色された可愛いたまご達。ホワイトハウスでは毎年復活祭のイベントに子供達を招待し、大統領と一緒にたまご転がしゲームを楽しむようです。でも、もともとの復活祭って、イエス・キリストが十字架に磔にされてから3日目に復活したことを記念する、とても重要な祭です。また教会によって様々らしいのですが、復活祭の前には大斎と呼ばれる節制の時があり、イエスの苦難を忍んで食事も乳製品やたまごは食べなかったのだとか。そしていよいよ復活の記念日を迎えたとき、教会で配られるたまごは "蘇ったいのち" を表す真っ赤な色をしていたそうです。

でも、このシンボルは、どこかの街や村にある散歩道の光景です。今日はお祭りの日曜日。教会の帰りでしょうか? 花咲き乱れる散歩道には、ちょっぴり着飾ったひと達が思い思いのペースでゆったり歩きながら、春爛漫の季節を楽しんでいます。きっと殆どのひと達が互いに知り合いなのかもしれません。すれ違うごとに軽く挨拶を交わしたり、立ち話をしたり。。 女性達の華やかな春の服。平和で楽しげで、品の良さそうなコミュニティの情景です。

でも…… はたして彼らひとりひとりの胸の内はどうなのでしょう? 仕事が上手くいっていないひとがいるかもしれません。病気の家族を抱えていたり、失恋や不倫に悩んだり、借金で苦しんでいるひともいるかもしれません。親子の問題だってあるかもしれません。お金があっても不幸かもしれません。 けど一応みんな大人です。コミュニティのお付き合いではそんなことをあからさまにはせず、社交的にふるまっています。ここは社会生活を営むみんなの散歩道。平和が第一です。たまごは今や色とりどりに彩色され、美しいデコレーション・エッグとしてウィンドウを飾っています。

けれど、もしその中のひとりが我慢出来なくなって、「だめだ、だめだ!こんな生活はニセモノだ! ここに居たら息が詰まってしまう!!!」 なんて叫んで駆けだしたらどうでしょう? それとも、突然のインスピレーションによって差し迫った火山噴火を感知した男があまりのショックで我を忘れ、「みんな逃げろ!ここに居てはいけないんだ!! 死んでしまうぞ!」 なんて叫んで、手当たり次第にひとを揺さぶったり手をひっぱったりしたらどうでしょう? みんな怖がって逃げ出します。あるいは屈強の男達が取り押さえようとするのではないでしょうか。興奮した男はそのまま森へと逃げ込んでしまうかもしれません。これから先、きっと彼の話に耳を傾けるひとはいないでしょう。彼は追われる身になりそうです。

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        この一組のシンボルは、一つ前と似たような本質を持ちながらも一歩踏み込むようなエネルギーを持っています。生の創造の力から生まれたインスピレーションの流れは、わたし達が奥底に溜め込んできた感情をも掘り起こしていきます。それはもしかしたら、こころに負った深い傷に触れてくるかもしれません。 以前味わった根源的な恐怖を思い出させるかもしれません。マグマは鋭い怒りかもしれないし、流れ出る溶岩は積年の涙、飛び散る火山岩はその化石かもしれないのです。

このエネルギーはわたし達に、社会生活の中で、対人関係の中で、内面にくすぶる鋭い感情の爆発力にどう向き合っていくかを問いかけています。たとえそれが辛いネガティブな感情であっても、わたし達が自分の物語に翻訳し表現するその直前まで…それは内側に溜め込まれた純粋な力の脈動に過ぎません。 自分の物語、自分だけの、神話。おそらくわたし達は、こんな一触即発の機会に恵まれなければ、その神話が持つ周到な筋書きに気付きさえしないのではないでしょうか。 わたし達は本当は何に腹を立てているのか? 何を怖れているのか? 何を信じ、何を一番大切に思っているのか? 本当は、どんな人生を生き、どんな神話を生きたかったのか?  そして…なぜそれが出来ないと思っているのか?

たぶんこれは、リアルでもネットでもコミュニティの中でで軽く嘆いてみるくらいで解決する問題ではないのだと思います。 今回の満月ではケンタウルス族のカイロンが月とコンジャンクトしています。 ヘラクレスの毒矢に貫かれて苦しみ抜いたカイロンは、死によって痛みから救われることを望み、最後に不死身の運命をプロメテウスに譲ることによって死を手に入れ、解放されます。彼にとって、死は最後の奉仕であり解放でもありました。ケンタウルス族の惑星達はみんな、"象徴的な死" を通して解放と癒しをもたらすという本質を持っています。 肉体的な死は、座していてもやがては訪れます。けれど生きながら解放される象徴的な死は、自ら望んで向き合おうとしなければやって来ません。


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じゃ、この満月にカイロンがもたらす象徴的な死とはどんなものなのでしょう?  きっと、ひとそれぞれだと思います。あるひとは自分が抱える火山と向き合い、自分の中で爆発と死を体験し、それでも灰の中から立ち上がり、やがて新しい自分の第一歩として…復活祭の散歩道をそぞろ歩くひと達に向けて何かを表現する創造の道を行くでしょう。 

またあるひとは、対人関係の中で抗いようもないエネルギーの暴発を体験し、何らかの破壊を経る道を選ぶかもしれません。それもまたひとつの解放です。カイロンは自ら望んだわけでもない闘いに傷付き、それでもなお自分のいのちを生き切り、そして天へと解き放たれました。負のエネルギーを真底使い切ったときに何が起きるか? カイロンはそれを見る機会を与えてくれる存在です。

また別のひとは、身近なひとの爆風に触れて驚き、哀しみ、怒り、あるいは醒め、そしてちょっとした発見をするかもしれません。こうした体験も、そう望む限りにおいて、古い認識の小さな死と解放をもたらします。大きなこと。小さなこと。日々瞬時の経験の中で起きるささやかな死と再生の積み重ねが、わたし達の智恵となっていきます。

        社交の場である復活祭の散歩道に、突然起きる火山の噴火。わたし達は驚く人々のひとりでしょうか? それとも、胸の内に火山を抱いて駆け回る男でしょうか? いずれにしても、火山そのものは自然現象です。特定の誰かをめがけて噴火するわけでもありません。ただただひたすら、力の解放あるのみ! そして、破壊の後には必ず復活と再生と成長の季節が巡って来ます。これが創造の法則です。わたし達はその円環の中でかけがえの無い生を受け継ぎ、個としてそれぞれの道を選びながら、精一杯花を咲かせようとがんばっています。その途上で巡って来る、月とカイロンのダイナミックな再生のドラマ…。 さてわたし達、今回の満月でいったいどんな神話を創れるでしょう?  それはもしかしたら、掌にそっと生まれる小さな歌かもしれない。ひょっとしたら、小粋な俳句や川柳だったりするかもしれない。長い吐息のあとに吸い込む新しいインスピレーションの流れが、ふっと笑いの花火になって打ち上がりそうな気がするんだもの…。


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        ってことで…長くなりますが、ついでにアスペクトも行ってみます。不思議なことに、毎回サビアンシンボルとオーバーラップするテーマが浮かび上がってくるんです。なので重複するかもしれないけど、一応。(^_^;


        満月図を見てみると、カイロン・月&太陽の魚座・乙女座軸を中心に、蟹座のジュノー、蠍座のヴェスタと土星とで水気を帯びたカイトが形成されています。 そしてそれを斜めに刺し貫く、天王星を頂点とした太陽と土星からのYOD。
太陽・月の軸には(今回の満月図には表示されてないけど)射手座の小惑星カルマがTスクエアです。 今まで、何かを守るために言いたくてもどうしても言えなかったこと。伝えられなかったこと。責任の重さ。怖れ。遠い痛みの記憶。もしそういったものを抱えているひとがいるなら、この満月期は荷物をそっと降ろすのに良いときになりそう。 マインドはあれやこれや、クヨクヨ考えるかもしれないけど、もうこれ以上抱えたままでは先に進めないところまで来ているのかもしれません。 

内なる炎に従い、まずは素直に穏やかにコミュニケーションを取ってみてください。そして、どんな変化が起きるか・・・焦って判断せずに自然体でじっくり観察してみてください。天王星のYODが絡む以上、何も痛みが無いとは言えないし、火山が噴火してしまうかもしれません。けど、とても自然なカタチで余計なものが落ちていく…そして、自分にとって欠かせないものが残っていく。 それを大事にしていけばいいだけ。 こうして、一歩踏み出すための新しいスタート地点に立つことが出来ます。そして、真新しい絆や愛の形が見えてくる可能性があります。ただし、けっして余計な人を介さず、まずはあくまでプライベートな環境のみで収まるよう試してみるのが良さそうです。

        その他、ひっそりながら天秤座の水星・水瓶座のプシュケー・双子座のアスボルスもグランドトラインを組み、満月のテーマを生き抜くための内的な観察力を与えている感じ。 対人関係の中で、自分が自分であり続けるために絶対の信頼を置くことが出来る内的な拠り所って何だろう? 自分は何を信じ、何を怖れているんだろう? 怒りや哀しみの反応は自分の何処からやってくるんだろう? などなど、もう一歩、もう一段深く、自分という「システム」を知り、そこから今までに無い型破りな自分観→世界観を生み出す。 そんな、新しい自我のためのサバイバルにはとても良いフォーメーションだと思います。


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        MCにはトランスプルートとブラックムーン・リリスが乗り、対向のICにはネッソスが。 これも周囲の環境の中で感じる違和感や罪悪感に心理的な決着を付けていこうとする動きを感じます。これまでの自他への視点を変えてみることが鍵になるかも? ただ そんな中で、えぃっと何かをぶん投げたくなったり、これまでの仕返しをしてスッキリしたい…なんて欲望が生まれることも。ひと騒動起こした後で例え何かを失ったとしても、その代わりにじわっと癒やしの時がやって来る可能性はあります。でも、自分でした事の責任は潔く取る。そんな覚悟を最後まで持つならの話です。

        また乙女座の金星・オルクスと魚座の海王星がオポジションという取り合わせも気になります。もしかしたら全体に、信頼を裏切るような行為やいい加減な態度には、これまでにも増してかなり手厳しい見方がされるのかもしれません。社会的には地に足の着いた誠実さが求められるでしょう。 何かを暴いたり告発したりするのは山羊座の冥王星の管轄です。で、その冥王星はこのところ、鼻先にブーンと虫が飛んできたらソクばしっと叩き落とすようなエネルギーを溜めています。山羊座と同じ地の星座宮乙女座に在泊中のオルクスは、冥王星の分身です。彼は、海王星が見せる曖昧さを許さない構えを見せています。でも・・・乙女座4°台の金星エネルギーを二つの相反する要素をまとめる親和性として使えるなら.....この反目する両惑星の力を、夢を叶えるために必要な現実的なモチベーション作りに役立てることが出来ると思います。 合い言葉は、"いったん全てを包みこむ。そして振り分け、体が選ぶ順にエネルギーを注ぐ" ... そんな感覚かな。

反対に、先行きの見えない不安につけ込む予言めいた話やエリート意識をくすぐるような甘言、高邁な理想で信頼させようとする人物、特に霊的団体や自称グルには引き続き注意が必要かも。そういうひとはある種の霊能はあるかもしれないけど、裏の顔を持つ可能性は高いです。純粋な志をうまく利用されるようなケースやサイキックな侵略も考えられるので、よく見極めていきましょう。 また感受性の鋭いひとや、よくひとの話を聞いてあげる優しいひとは、いつの間にか自分のものではない感情(鬱、無力感、怒りや不安感など)をもらってしまうような状況にも気を付けてください。人間同士、接していれば多かれ少なかれそういうことは常に起きています。でも、この魚座の満月期にはサイキックな渦が強くなりそう。自然体の防御壁も薄くなっている可能性があります。何かおかしいな?と感じたら、早めに回復の時間をとり、ゆっくりゆったり過ごしましょう。


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        おっと、ノーダル・ディグリーの19°にはイクシオンとレクイエムが在泊しています。彼らはそれぞれ遠い星と小さな星なので、どの程度影響するかわかりません。ただ各星座宮の19°あたりに個人的な惑星や感受点のあるひとは、例えば他者に対する思いやりや奉仕のこころと、妥協を強いてくるシステムの中で自分の大切な部分を護りたい気持ちとの矛盾の中で、えぇぃ、どうにでもなれ!的な気分を味わったりする可能性はありそうです。  もしそんなことがあるとすれば、これもまた満月のテーマ、自分を整理統合してどう先に進むのかという主題に沿って展開されるエネルギー。 MC/IC軸のエネルギーとも連動するモチーフがここでも繰り返されます。

レクイエムは文字通り、鎮魂。これは犠牲や不幸を悼む気持ちを表し、災害や事故のイベントチャート上でハイライトされているのをよく見かけます。けれど個人のチャートでは何か良くないことが起きるというよりも、通常は心理的に"何か"や"誰か"に起きていることをそっと悼むような気持ちとして表現されることが多いようです。 また、イクシオンと言えばマンデーンでは法やモラルを踏みにじるような行為、犯罪とも関係するとして悪名高いのですが… パーソナルなチャートでハイライトされるときの本質は、いわば 「婆娑羅」 な生き方や性格を表すと見ていいと思います。ある意味、本物のロケンローラー的な精神を持つひと。 一般社会のコンセンサスから見れば、隠れアウトロー的な雰囲気。 自分の思い通りに生きようとする"本能"を持ち、そのためにはイザとなれば目上だろうが地位がどうだろうが気にも留めない大胆さを持っています。(もちろんそれが昂じれば本物のアウトローになるひともいるけれど…) 

例えばアップルの創始者スティーブ・ジョブスのチャートでも、このイクシオンが立っています(木星・金星とTスクエア)。その他政治家では田中角栄(木星とスクエアの火星にコンジャンクト)、音楽方面ならミック・ジャガー(MC、天王星とのGトライン)、キース・リチャーズ(火星・SノードとのGトライン)他、山口富士夫、ビョーク、土屋アンナなどなど。 アスペクトによっては敵や不和も多い人生になりがちですが、それをきちんと身に引き受けて強く生きていく限り、それこそ結果を乗り越えて大きく成長するひと。 自分の中に巣くう不信感の正体を、体験を通して見抜いていく人生。人間が持つ闇を見切ることで、真の光へと向かおうとする魂…。強力なイクシオンを持つひとの芯にはそういう傾向があります。そんな"婆娑羅"な部分を刺激される感じがしたら、それを逆手にとって冒険を楽しんでしまうのもいいかも? けど、放ったものは返ってくる。受け止めるのも忘れないで(^_^

 このイクシオン、現在無意識の行動や直観を司るフォルスと長いコンジャンクトを形成中です。マンデーン的にはおそらく油断から来る人災や疫病の蔓延を意味する取り合わせではないかと思うのですが、心理的には、どこかで 「もうどうでもいいや」といった気持ちが芽生え、それを抱えたまま過ごすうちに、何気なくやってしまった行為がいつの間にか意図せず大きな結果に繋がっていく…そんな傾向を表すのではないかと思います。 また、フォルスが絡むケースではお酒や薬物、食べ物の過剰摂取にも注意が必要です。

このフォルスを上手く活かすには、思考ではなく直観的な識別力が必要になります。 何か少しでもひっかかることがあれば、慎重に構えて下さい。力を使うべきところは他にも沢山あります。そして、もし訪れたインスピレーションに従うことを決めたなら、あれこれ考え込まず、その流れに絶対の信頼をおいて進んでみること。そうすれば、フォルスは素晴らしい創造の流れに招待してくれるかもしれません。究極、彼は一種の預言者でもあるのですから。


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        と、今回もいろいろ満載な満月となりました(^_^;。でもテーマの本質は、太陽と月を中心にどれも通じ合っていますね。

『 夢と現実の統合へ一歩踏み出す 』…まだ世界のことなど何も知らない自分が居る。そしてそれを知りながら、なおも生きるだけ生きて、知れることを知っていきたいと願う自分が居る。小さな死の解放を何度も積み重ねながら...。 それだけを唯一の灯明として、わたしもまた自らの道を歩いていきたいと思います。次の新月へと進む流れの中で、引き続きみんなに天使が微笑みますように!!



        私事ですが、今年も『フォーキャスト2015』のお仕事をさせていただくことになりました。もうすぐスタートです。そうなるとあんまり長々書けなくなりそうなので… 今回は(も)思いつくままに書いてしまいました。ここまで読んで下さった方、ありがとうございました! m(_"_)m





have a great trek!!!★


hiyoka.(^_^

September 07, 2014

レイモンド・メリマン 週間コメント9/8【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2014年9月8日(フリー版より)
翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の は翻訳者によるものです。原文が"ファンキー"な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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 ≪ 先週をふり返って ≫

        皆さん、WWCへようこそ。いや、別に世界レスリング連盟にご招待しようという訳ではない。まぁ今の世界は*ワニとのレスリングにどっぷりはまり込んでいるように見えるかもしれないが。いや私が言っているのは、ワイルドで、支離滅裂で、頭のネジが外れたヘリオセントリックの射手座水星がもたらす世界と同時に、そのヘリオセントリックの水星に対し、もう少しで相互にTスクエアを形成しようという満月(乙女座・魚座の中間度数)の渦中に地球が身を投じようとしていることについてだ。
原文 wrestling alligators :アリゲーター・レスリングはネイティブ・アメリカンのワニ狩りから始まったと言われるアトラクション/スポーツで、人間がワニと格闘して取り押さえるというもの。フロリダ州で盛んに行われている。
        弛みきった満足感など忘れてしまえ。為すことも無く退屈な市場などどうでもいい。射手座は火の星座宮で、水星は敏捷に反応する惑星だ。だから、*エウロパ嬢のように眠っている熊の足下でマッチに火を点ければ、平和と静穏は突如として破られ、トレーダー達(水星)はいきなり素早い行動に出る。そしてかくも長い眠りから起こされた彼らが皆ハッピーだとは限らない。EUが上手く行っているという夢は喜ばしいものだった。しかしながら現実となると、ヨーロッパは四角い杭を丸い穴に合わせようと四苦八苦している。四角と丸(おそらくは北と南を指す)は、自分達の歴史的な境界線と文化的アイデンティティを失うことを怖れ、自らの輪郭を変えることを拒否しているのだ。
原文"Europa"はギリシャ神話の中で牡牛に化けたゼウスにさらわれたフェニキア王女エウロパで、この場合はロシア(熊)への制裁強化を決めたヨーロッパの語源でもある彼女の名を使い擬人化していると思われる。
        ではこんなにも敏感な市場の神経を、先週はいったい何がそれほど刺激したというのだろう? ECB総裁のマリオ・ドラギはドイツの願いに逆らって、ヨーロッパ独自の量的緩和策に乗り出した。ECBはこれからABS(資産担保証券)とカバードボンド(EU内銀行発行)の買入をスタートさせる。これを受けてユーロ通貨は急激に売られ、ここ1年あまりで初めて1.3000を割り込んだ。こうしたことは、ジオコズミックの展開を研究している者にとって予想外のことではなかった。先週のコラムで述べたように、
“先週に比べれば、今週は全てが誇張されるかもしれない。9月5日、ヘリオセントリックの(太陽中心に見た)水星が射手座入りするが、これもまた非常に急激な価格変動と相関関係を持つコンビネーションで、これは特に貴金属に顕著に見られ、またしばしば通貨にも影響する。”
しかしながら、このECBの決定は満場一致ではなく― 反対者が複数存在した ― ここにドイツがEUを離れてBRICS(ブラジル、ロシア、インド、中国)に加わるのではないかという新たな憶測が出ている。これまでこうした流れに疎かった方々のために言い添えるなら、BRICSの内いくつかの国は米ドルに代わる新たな基軸通貨の推進を図っている。本当なのか? 勿論本当だ。私達はいまだに天王星・冥王星スクエアという艱難のただ中にあり、そこでは驚くべきことなどもはや何も無い。

        先週起きた予想外の展開を受けて、その日、米ドルは再び王座に帰りついた…いやいや…おそらくもう1年か2年は王座にあり続けるかもしれない。通貨における新たな強気/弱気相場は、通常、しばらくの間続いていく。銀行というものは、かのタイタニック号以上に方向転換が遅い。念のために言っておくと、ユーロ/ドルは直近で5月8日に1.4000を試している。それから4カ月も経たないうちに1.3000以下に落ちるというのは、新たな長期トレンドの深刻なシグナルだ。とは言え、天王星が6回目そして7回目(全7回)の正確な冥王星とのスクエアに戻るべく進んでいる状況とは合致している。

このアスペクトは株式より以上に、ほぼ間違いなく借金の手段である通貨における長期サイクルのリバーサルに関連している。また米ドルが他の通貨に対して騰がる時は、商品先物が下落するというのも事実だ。したがって、貴金属や食品関連もまた先週は急落した。金と銀は9月5日金曜、ヘリオセントリックの水星が射手座の旅を開始するにつれて、3カ月ぶりの最安値水準まで下落した。金は一旦1260以下に沈んだが、週の終わりには1270を試すところで引けた。銀は19.00を試したが、19.20以上に戻して週を終えた。株式市場にとっては、幾分の不安定な動きにもかかわらず、全般的に良い週となった。世界の幾つかの株式指数は数ヶ月ぶりの新高値をつけ、中にはダウ平均やS&Pのように史上新高値をつけたものもあった。



≪ 短期ジオコズミクス ≫

        さて現在、まずは9月16日まで続くヘリオセントリックの水星による射手座運行と共に、9月12日に火星が蠍座の危険な旅を終えようとしている話をしよう。先週のコラムでこう述べた。
“火星が蠍座の尾の部分に近付いていくという状況(9月12日いっぱいまで)は、常に危険な取り合わせだ。限界まで追い詰められたと感じる者は、まるで自分の縄張りを侵されたと感じる蛇のように反撃に出がちだ。射手座の水星は “失言癖” の兆候を示す可能性があり、そうなると人々は相手の気に障るような、あまりにも無神経な物言いをする。……さぁ、これが金融市場にどう影響するだろうか? 私には確信が無い。だが今週、そしておそらく来週にかけては、火に油を注ぐ要因が非常に素早く急激な価格変動をもたらすのではないかと疑っている。”
これは確かに通貨と貴金属に影響をもたらし、金曜の寄り直後には両方共数ヶ月ぶりの安値をつけたのだが、その後支持帯に達したことから週の大引けに向かって反騰した。

        今週は9月8日/9日に起きる柔軟宮の満月で始まる。これはそれ自体で価格の急激な上下動と同期するものだ。論理(乙女座)とイマジネーション/ファンタジー(魚座)との間でせめぎ合いが起きるにつれて、感情はいよいよ高まっていく。この時期は裏付けも無い思い込みがはびこるか、もし話が真実だとしても、発言は “後ろ向き” な表現となり、他者が受け入れやすいように別の角度から伝えられる。このやり方で成功を見るとしても、一時的なものかもしれない。

しかしながら次の週には、燃え上がりやすい火星が、ワイルドで何につけても大げさな星座宮、射手座(またしても!)に入居し、9月21日に起きる海王星とのスクエアに向かって駆けて行く。火星は常に何処かに向かって急いでいる。だが今回は、この「何処か」とは何処でもない。何故なら、通常海王星は自分自身が何処に居るかを知らないし、ましてや何処に行こうとしているかなど、知る由もない。となればグルグルと空回りするようなことになりがちだ。結局は空騒ぎ以外の何物でもないのだ。だが、実際その空騒ぎは何にも無いところから何物かになっていき、そして誰もが頭を掻きながら、ついにはこう問うことになる。“いったい何をやっているんだ?” “何故こんなことをしているんだろう?”

        そしてその後、光明が灯る。9月25日に木星が天王星に調和的なトラインを形成するのだ。これは太陽が調和を重んじる星座宮、天秤座に入居した直後のことだ。私達は突如としてそれが何だったかを悟る。全ては競い合いという流れの中にあるのだ ― “上手く行っているし、そう見えるので益々上手く行く”。 テレビコマーシャルでは何と言っている? *“静止した物体は静止したまま。運動している物体は運動し続ける”。 私達は皆、運動する物体だ。 私達がどこに向かっているかは重要ではない。ただ何処かに向かっているように見えるだけでいい。私達にはビッグなアイデア(これぞ火性星座宮の木星)がある。そしてビッグなアイデアは、私達が動き続けねばならないことを意味する。ビッグなアイデアを持ちながら静止することなど、ソファーに縛り付けられて**たっぷりの牡牛座成分を吸い込んで喘いででもいない限りは無理な相談だ。
アイザック・ニュートンによって定義された運動の3法則の内、第一番目となる「慣性の法則」の一部分。米国ではセレブレックスという関節炎用の薬剤のCMでこの言葉が引用されている。

**牡牛座は慎重または頑固で腰が重い性質を持つことで知られている。
        しかしこれが市場にどう影響するのだろう? 木星・天王星のトラインは、拙著 “The Ultimate Book in Stock Market Timing Volume 3: Geocosmic Correlation s to trading Cycles” で言及した強力なレベル1のジオコズミック・サインだ。米国株のプライマリー、またはより長期のサイクルとは、8取引日の内に実に91%もの大きな相関関係を持っている。それに加え、射手座の火星(9月13日〜10月26日)は大量の出来高と大きな価格変動(通常は上だが株式に関してはマチマチだ)への原動力を持っている。

        これからの数週間はきっと退屈しないだろう。世界の指導者達は、たとえそう試みたとしても、ゴルフコースにたむろする暇も無ければ社交的なお喋りに興じる余裕も無い筈だ。彼らは、先週のヨーロッパがそうであったように、自分の人生が静けさに類する全ての事柄から一時的に遮断されてしまったように感じるだろう。だが、先週学習した内容から抽出すべき最も重要なレッスンはこれだ。「世界の通貨は新たなトレンドを迎えている」。ユーロは下がり、ドルが騰がっている。金と銀にとって、このことは流れに逆らい上流に向かって泳ぐようなものかもしれない。終わった可能性がある。特にこれからの10日間、ヘリオセントリックの水星が射手座を運行するとなれば、なおさらだ。だが、あなたはしっかりすることが肝要だ。

        さぁ皆さん!WWCタイトルマッチだ! この時期、あなたは一つの危機からまたその次へと続く度重なる闘いに疲れ果てるか、それとも突然全てが変わってしまったことで並々ならぬ興奮でワクワクするか、そのどちらかになる可能性がある。ここで難問となるのは、照準を長期のゴールに向けて維持し、全てのノイズを避け、進むべき道から逸れないようにすることだろう。計画を見直し、必要なら修正しよう。これはトレーダーにとっては特に重要な事柄だ。この時期は潜在的に非常に大きなボラティリティと急騰急落が起きる可能性を持つ。もしあなたがプランを持ち、それを固持しながら完璧なタイミング(乙女座のもう一つの特質)を披露するなら、おそらくこの時期に多大な利益を得られるだろう(安く買って高く売る)。

だが、もし他の人達が演じる "ドラマ" があなたの気を逸らすことを許すなら、あるいはあなたの描く筋書きが他の人達の気を散らすなら、待っているのは混沌の時であり、結果は非常に高くつくか、または折角の機会を逃すことになるかもしれない。






訳文ここまで
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