March 2015

March 29, 2015

レイモンド・メリマン 週間コメント3/30【金融アストロロジー】

レイモンド・メリマン・コラム  2015年3月30日(フリー版より)
翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が"ファンキー"な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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≪先週をふり返って≫


        今週はイースターの休日を控え、多くの市場が金曜は休場となるホリデー・ウィークだ。

        先週の市場動向は、前週の金曜、3月2日に起きた日食の余韻に悩まされた。これは多くの面で特別な食だった。特にこれがトロピカル・システム(季節的システム)における黄道12宮の開始点、春分点で起きた(殆ど牡羊座0°間近)ことを考慮すればなおさらだ。世界の多くの市場は、3月23日月曜または24日火曜にトップアウトし、そしてその後先週末に向けて人事不省になり始めた。

例えば米国では、ダウ工業平均は月曜に18,205の高みまで昇ったが、これは3月2日につけた史上最高値18,288をわずかに下回る値だった。だが木曜には一時17,600を下回る値で取引されていた。

ヨーロッパでは、ロンドンのFTSEが3月24日火曜に7065の史上最高値をつけた。だがその後は週を通してかなりの急落を見た。先週はヨーロッパの他の株式指数には新高値が見られなかったが、いずれにしても週末に向けて下落し、したがって明確な異市場間弱気ダイバージェンスが示現している。

日本と中国もまた数年ぶりの新高値まで舞い昇った。だが香港、インド、そしてオーストラリアはそうならなかった。こちらもさらなる異市場間弱気ダイバージェンスだ。日経の場合、3月23日月曜には2000年以来初めて20,000を試していた。だが3月27日金曜には19,000を試す展開となった。

        不安定な様相の株式市場に負けず劣らず、原油の動きもさらに慌ただしかった。前週3月18日、原油は1バレルあたり42ドルと2008年終盤の崩壊以来の最安値を試していた。しかしながら、1週間後の3月26日には52.48ドル/バレルと25%近く騰がった。だがその1日後の3月27日(金曜)には下落して48.73ドル/バレルに戻っている。

この上下動の陰に潜む力は、イランとサウジアラビアの敵対を背景とした、イエメンの内戦だった。これは米国の中東戦略をますます困難なものにする。金曜のウォールストリートジャーナルに載っていた通り、“…したがってこれは、オバマ政権が非常にまずい立場にあると認識していることを意味する。今やオバマ政権はイエメンにおいてイランと敵対する側に並んでいる。その一方で、政権はテヘランとの核協議で交渉を試み、イラクのISILを打ち負かそうとするイランと同じ側に立って働いている”。(2015年3月27日付ウォールストリートジャーナル by Jay Solomon and Gerald Seib “Obama Struggles With Messy Mideast” より)

        金と銀は、銀が歩む道に沿って動いた。金は3月17日に1141.60でボトムをつけたが、銀は前週の安値1526を保持した。これがその日の購読者向け特別更新情報及び金の買いシグナルに繋がった。それは好判断で、私達のレポート発行からわずか1週間で金は騰がり、木曜には1220を試すまでになり、銀は1740をつけた。金曜には両方ともわずかに下げている。


≪短期ジオコズミクスと長期的考察≫

        私達は現在、二つの非常に興味深いジオコズミック・サインを含む週に入ろうとしている。強気の側面で言うなら、4月2日に太陽が木星にトラインを形成し、8日に木星が順行に転じる。こうしたタイプのシグナルが点灯する時は多くの場合、株式はそれに向けて反騰するように見える(常にではないが)。木星の性質は通常なら陽気だ。彼は楽天的で寛大だ。しかしながら、彼が思ったように物事が運ばない時、パニックを起こしやすく損失を増大させる。

        この同じ時間帯に、太陽が4月5日に冥王星に対してスクエアを形成し、6日に天王星とコンジャンクトすることによって、天王星・冥王星の分離していくスクエアをトランスレートしていく。これは強力だ。何故ならこれは4月4日の月食と同期するからだ。そして太陽・天王星のコンジャンクションは、それぞれカーディナルサインに在泊中の月と冥王星にTスクエアを形成する。

        これらのジオコズミック・サインは全て週末からのイースター・ホリデーにかかって起きる。だから一方では、近々起きる市場の大規模なリバーサルに同期する可能性があるし、また一方で、非常に爆発的で危険な時期ともなり得る。この天体の集いによる “影響” は、すでに始まっているかもしれない。先週、フランスアルプスの山中にジャーマンウィングス社の旅客機を墜落させたとされる、ドイツ人副操縦士の悲劇的な自殺行動と同期している可能性があるのだ。とはいえ、アスペクト自体はこれから10日間にわたって展開し続けるわけで、影響力のオーブは過ぎ去ってはいない。

        人為的または自然による厄災は、この種の天体パターンの特質としてよく知られている。これらは航空機事故、地震、突風、そして(または)テロ活動など、人間の生命を危険に曝す(冥王星)事象との関連を持つからだ。この時期は通常を超えるリスクに身を曝すような時ではない。しかしながら、困難な問題に対する飛び抜けて優れたアイデア、そして(または)解決法に相関する可能性もある。大国同士の交渉という観点で言えば、行き詰まりを突破して何らかの決議に至るか、もしくは完全な決裂に至るかだ。米国とイランの “協議” が今週期日を迎えるというのは興味深い。取引は成立するのか? それとも物別れに終わるのか? 物事は誰もが期待するようには上手くいかないだろうとアスペクトは示唆している。だが、そもそも何かを期待する人間が居るのかどうか、私には確信が無い。

通常、天王星の存在は予期せぬサプライズを伴う。このアスペクトは結婚やパートナーシップよりは、むしろ別離と離婚(そして新しい恋愛への興味)の方に関連しているのだ。これはイスラエルにとって良い前兆とは思わない。だがそう思っていると、もしかしたら私が驚くことになるのかもしれない ― 最近の私はちょっとやそっとの事では全く驚かなくなっているのだが。

        金融市場において、これら二つのシグナル(木星の滞留と順行、そして太陽へのトライン、月食と天王星・冥王星によるTスクエア)は同じような働きをする。沢山の希望と反騰に同期する可能性を持つのだ。またこれは、突然のトレンド転換か、または新たなトレンド(弱気)が進むにつれて起きる完全な崩壊と同期するかもしれない。根本的に、物事は変化し続けている。だが心しておこう。一般的に株式は木星が好きで金は嫌う。しかしながら、金は “食” と、そして天王星・冥王星の活性化が大好きだ。何故ならそれらはカオスを示唆するからだ。金価格はカオスのただ中で力強く伸びる。ただ一つ、冥王星の力が価格操縦に向けて働かない限りにおいてはだが。

        したがって、3月17日に33カ月にわたる天王星と冥王星の正確なスクエアが終わったとしても、今週の月食はそのテーマをもう一度よみがえらせる。これは二次反応のようなものだ。今年も日が進むにつれて、その勢いは徐々に衰えていくだろう。天王星がゆっくりと影響力の外に退いていくと共に、市場サイクルはより歴史的な基準に戻ってくるだろうと私は信じている。サイクルの正常化はすでに始まっているように思う。3月2日を思い出してほしい。今までのところ、ダウ平均とS&Pがこの日に史上最高値をつけている。この日はまた、2月21日に開催したスペシャル・ウェビナーで概説した重要なファクター、木星による天王星への3回のトラインの内、2回目が形成された日の前日でもあった。次回、6月20日に注目だ。さて、私達は次のMMAサイクルズ・レポートに株式市場関連の更新情報を掲載する。もし皆さんが株を取引しているなら、これを逃したいとは思わないだろう。






訳文ここまで
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※今回のコラム、メリマンさんは機中で書かなければならなかったそうで、そのせいで短めのようです。(ちょっと助かった..^_^;)この不安定な時期、何事もなく帰り着けたらまた来週!などとw。

March 19, 2015

○3/20の新月/日食―みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)

3月23日付けのメリマン・コラムはお休みさせて頂きます。
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    新月は前回からの課題を経て、次の新月までの約1ヶ月をかけて取り組む新しいテーマが開示される時。 そしてこれは生まれた星座に関係なく、地球に生きるわたし達みんなに平等に降り注ぐエネルギーです。わたし達はこのエネルギーを使って日々、自分なりに考え行動していきます。その現れはひとの数だけ様々ですが、やがてはお互いに影響しあいながら、社会・国・世界の潮流を作っていきます。これは言い換えると、わたし達を取り囲む「空間の雰囲気」です。星読みの世界から見れば、誰もがその中で生き、そのテーマに呼応して・・(素直になったり、反抗したり、無視したりしながら・・)自分なりの人生を創造していると言えます。 その意味でも、刻々と変容していく惑星エネルギーの流れをおおまかに知っておくことは、きっと何かの役に立つんじゃないかと思います。
    例えば…シンボルの光景やキーワードを覚えておくだけでも、何かに迷った時の指針になるはず。。ではでは今月も行ってみます!(^_-)
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★新月タイムスケジュール★
願い事やアファメーション、ヒーリング・メディテーションなどしたい方は、もし可能ならこの時間帯に合わせてみてください。エネルギーの高まりを感じとれると思います。(^_^)

【地方平均太陽時: ソーラータイム(LMT) 】
東京・関東ローカルで 3月20日 18:55前後、北海道周辺で19:01前後、関西方面(日本標準時ならこの時間)は 18:36 前後、沖縄周辺では 18:07前後に  魚座 29°27’で新月となります。


前回の新月のテーマについてはココ、満月についてはココをご覧ください。

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Sabianシンボルによる【 新月がもたらすテーマ 】
*ここではデーン・ルージャー(ルディアー)版やマーク・エドモンド・ジョーンズ版の解釈ではなく、透視家エルシィ・ウィーラー(フィーラー)の伝えた言葉をそのまま書き写したオリジナル版サビアン・シンボルを使ったブレイン・ボヴィの解釈を参考にし、アスペクトを加味して読んでいます。
*テーマはひとつの意識の流れを表したものです。この流れは順不同に現れたり循環したり、ひとつだけ突出して感じられる場合もあります。また、解釈の内容はその時々のアスペクトを意識しながら抽出しています。


【太陽・月 魚座29°~魚座30° (牡羊座0°)ー3 /20~4/18 】
  "A prism"
『プリズム』

  "The Great Stone Face"
『人面の大岩』

  "A woman rises of water, a seal rises and embraces her"(牡羊座1°)
『水面から女が立ち現れ、アザラシが浮上して彼女を抱きしめる』

【テーマがもたらす雰囲気と挑戦(順不同)】
→★人生に起きる生と死、集合離散のプロセスが持つ深い意味を理解する
→★散らばったパズルのピースひとつひとつに隠された全体像の浮上
→★小さな発見の刺激が深い洞察へと導く可能性
→★人生、または物事の刈り入れと仕分け
→★些末な要求に対応しすぎて疲れ果てる危険
→★立場や意見の違い、欲望やプライドへの攻撃をやり過ごす必要
→★偉大な父性への憧憬、または頑なな尊大さへの嫌悪
→★犠牲や死、そして再生と成長の多様な顕れを内外共に見ていく
→★重要な事に当たる前の静けさと厳格なポーカーフェース
→★情報を見極める手段として「肉体の声」を信頼して聞く
→★今仰ぎ見るものが自己の内に種子として存在することへの気付き
→★いざという時にエネルギーを集中して使えるよう温存する必要
→★気を惹かれた物事や人物に呑み込まれる危機とそこからの学び
→★「全体」への奉仕となるような人生を思い描く
→★あるいは、ただ生きることが奉仕となることに気付く
→★密やかに孵化する新しいサイクルをありのままに受容する・・・→


エネルギーのポイント:『自己の真実 ー クリアボタンとカミングアウト』

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        とうとう、7回目にして最後の正確な天王星・冥王星ワクシングスクエアが終わりました…。 と言っても、まだまだ両惑星とも月末まで牡羊座、山羊座の15°台にあり、その影響が目に見えて衰えるとは思えません。メリマン・コラムでも再三触れられてきたように、きっとオーブ圏の影響力はあと5年は続くのでしょう。 その間、いくつもの出来事、大波小波の波状攻撃を繰り返しながらも、少しずつ、少しずつ。.....わたし達の日常意識がそうと気付かないうちに、この類い稀なエネルギーは集合意識の地下深く沈潜していきます。 そして、これからやって来るいくつもの新しい惑星サイクルに力を与え、何か新しい方向性を生み出していくのだと思います。 それが何なのか? どんな方向性に向かうか? 多分、まだ渦中にある今は誰にも見えないのではないでしょうか。 
希望も、ある。不安も、ある。 けれど、この7年間にわたし達が人生の中で選択してきたこと、空間に放った思いの数々。 その目に見えないエネルギーは、今後やってくる新たな星々のアスペクトとも連携し、それぞれの行くべき道を目の前に開示してくれるのだと思います。


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        今という時期は、ちょっと特別な気がします。天王星・冥王星スクエアの正確な形成が終了してたった3日後に、黄道最後の度数である魚座29°〜30°で日蝕が起きる ー それも近地点近くのスーパームーン(残念ながら日本からは見えないけれど.....)。 そしてそれから8時間と少しで、太陽はエリーズ・ポイントに入り、アストロロジカル・イヤーの新年、春分を迎えます。 毎年の春分図は今後一年の日本が立ち向かうテーマを示すと言われますが、月の位置と室区分を除いては、今回の新月・日蝕図と重なるところが沢山あります。このところ、ルネーションサイクルが辿ってきたテーマ 『個と公を貫く新しいアイデンティティ』 という一連の流れは、ここに来てひとつの節目を迎えるのかもしれません。


        じゃ、サビアン・シンボルに行ってみましょう。今回はまず魚座29°『プリズム』です。 プリズムと言えば、ガラスや水晶で出来た三角柱や多面体、そして柱状の結晶なんかを思い出しますよね。 一筋の白色光を当てると波長の違いによって虹色に分かれて見える、あれです。シャンデリアみたいなプリズムランプを飾ったり、窓辺にキラキラ光るサン・キャッチャーを吊しているひともいるんじゃないかな? 美しく散っていく、光。そうそう、水滴もまたプリズム効果を持っています。

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仕組みとしては、プリズム自体が積極的に光に働きかけるというより、外部からの光線を受容し、その光が隠し持っている「色」のそれぞれを解き放っていく感じかな。B.ボヴィによると、英語の『Prism』 という言葉は、ギリシャ語で「鋸で切り刻む」「バラバラのピースにカットする」という意味の言葉に由来するのだそうです。そこから、全ての物はこれ以上は解析出来ない“エレメント”ー元素を持つという原理にも繋がるのだとか。 光って.....目には見えるけれど、捉えようとしても捕まえようとしても、けっして触れられないものです。明るくなって、何かが見えてくることによって、わたし達は初めてそこに光があるって感じます。 何かが映し出されることによって初めて存在を知ることが出来るもの。 光がまばゆければまばゆいほど、その光源を見つめようとしても目が眩んで後には黒いシミが残るばかり。 そして、粒子でもあり波でもあるもの。 世界を覆い、地上の生き物を支え、感覚を育み輝かせるもの。 屈折し、反射し、干渉するもの。 そして、媒体となってわたし達のこころを映し出すもの。

プリズムを通った一筋の光は、「総体」から分離して、それぞれの波長を表す色合いの帯となります。無限に存在する色彩の中で、わたし達の眼に捉えられるのは、あの虹色の光! 元々の波動に沿って "別れて" いくことで、初めて隠されていた色=質が明らかになっていくんですね…。 このシンボルは、わたし達自身の意識を象徴しているのかもしれません。 無限の可能性、その全てを内包し、ひとつに統合されている意識。そしてそこから分離し、個性化していく意識。 ここではその二つが同時に存在し、システムの一部として補完し合っているように見えます。わたし達は一筋の白光でもあり、赤や黄や紫の光線でもあり、そしてあなたは青い光であのひとはオレンジに輝く光でもあるとしたら?  その全てが大切な、「存在」というパズルのピースに違いありません。  魚座も最後部の度数に来て、わたし達はホログラフィックな意識のありようを.....その一部を、一瞬、かいま見ることになるのかもしれません。 

天王星・冥王星スクエアがもたらす強烈なエネルギーの中で、わたし達は新たな自己を探求する旅を続けてきました。 その途上でひとつの節目に来た今、「全体」と「自己」との相関関係をもう一度しっかり目に焼き付け、その両方を貫いて存在する者として、新たなアイデンティティを確立していくよう促されているような気がします。。


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        そして、エネルギーは次のシンボル、魚座30°(牡羊座0°)『人面の大岩』をとっていきます。これ、米国の小説家ナサニエル・ホーソーンの有名な作品のタイトルですね。きっと知っているひとも多いのではないでしょうか。 山あいの村に住む少年と、深い谷間のはずれにある、自然によって削り取られた人面そっくりの巨大な岩との物語です。

.......父親のいない少年は、その岩が大好き。慈悲深く、智恵があってひろくて大きくて気高くて、まるでどんな辛さや哀しみも受け止めてくれる、素晴らしいひとがそこに居るようで。 少年はインディアンの古い言い伝えでいつかその谷間に偉大な預言者が生まれ、成長するとその大岩そっくりの顔立ちになるのだと聞きます。 そしてその時から、いつの日かあの大岩の顔を持ったヒーローに会いたいと切望しながら生きていくのです。彼は何人もの自称ヒーローや偽物に出会い、そのつど失望を味わいます。幼いころから偉大な大岩と親しくこころを通わせてきた彼は、偽物を見分ける目を誰よりも持っていました。 やがて時が経ち年老いた彼は、誠実で慈悲に満ちた、つましい平修道士(肉体労働を受け持つ下級修道士)になります。ある時、日没の説教を乞われた彼。 はるかに人面の大岩を臨むその地に立って話し始めた彼の横顔。それは、彼が幼いときからずっと憧れていた、あの "グレート・ストーン・フェース" そのものではありませんか....そう、彼はいつの間にか言い伝え通りの人物、自分が探し求めていたヒーローそのものを体現していました。彼自身も、誰も気付かないうちに…あるひとりの詩人が夕陽に輝くその美しい横顔を見出すまでは..........これはそんな物語です。

この 「人面の大岩」 は、実際に米国のニューハンプシャー州にあるキャノン・マウンテンの崖に実在したものだそうです。長い時をかけて氷河によって刻まれたその顔は、「山の老人」と呼ばれて親しまれてきました。ナサニエル・ホーソーンはこの岩から想を得て、少年と大岩の美しい短編を書き上げたと言われ、そこからこの岩も「グレート・ストーン・フェース」 と呼ばれるようになったのだとか。そして州のコインや切手にもなったそうです。けれど残念なことに、2003年に崩落してしまい、今は見ることが出来ません。


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 2003年4月26日崩落 その7日前に撮られた人面の大岩/山の老人ー横顔

        ホーソーンのこの小説が世に出たのは1850年です。その後、真の理想を探求する人間とその気高さを主題としたこの物語は米国の人々に広く親しまれ、子供に読ませる本として推薦されたり教室で取り上げられることも多かったようです。なので、マーク・エドモンド・ジョーズばかりでなく、サビアン・シンボルを降ろしたチャネラーのエルシィ自身がこの短編を知っていた、あるいは読んでいた可能性はかなり高いのではないでしょうか。伝えられる彼女の人間像からは、(もし読んでいれば)きっとこの物語が好きだったろうな....と思わせるものがあります。 けれど、このイメージが黄道一巡りの最後の度数に合致するなんて、彼女には知る由もありませんでした。(サビアン・シンボルが持つ不可思議なほどの重層性と構造の美を見せられるたびに、粛然とするものがあります。。) では、大自然の力が創り上げたこの人面の大岩は、彼女のイメージを通していったいどんなことを示唆しているのでしょうか。

B.ボヴィはポーカーに例えてこんなことを言っています。「ゲームの中では、誰もが目前の持ち札に激しく神経を集中する。ある者は相手を混乱させようと突拍子もないジョークやアサッテのことを言い散らすし、ある者は持ち手を絶対に悟らせまいと、全く石のような無表情を貫く。自分を有利に導くために、弱い手しか持っていなくても自信満々の笑みを湛えることもある。相手を陥れるためのブラフやフェイントはゲームの常道だ。 何が真実で、何が嘘か、そして何が一番重要かを仕分けていくには、ちょっとばかり才能を要するだろう。」  わたし達の人生にも似たようなことが言えるかもしれません。

嘘、欺瞞、誤魔化し。おそらく自分の内側にも外側にも、大なり小なり常にそれはあります。 自分の中に嘘があるとき、他のひとの言葉も信用することが出来ません。 けれどまた、自分の中に積み重ねた小さな嘘に気付かずにいれば、たやすく騙されることだってあるでしょう。 人面の大岩の実体は、大自然が長い長い年月をかけて刻んできた岩山の一部です。 ではそれに意味を与え、偉大な預言者の崇高なシンボルに創り上げたのは? それってわたし達のこころ、真実を求める意識ではないでしょうか。  わたし達は、自分の中に存在する誠実さ、正直さ、品格や高潔さ、そして強さを外側に投影します。そしてそのイメージに少しでも近付こうとします。あるいは、イヤな部分、許せないところを投影しては、叩き落とそうとします。 けれど、わたし達が抱くイメージは皆.....良くも悪くも、自分そのものではないでしょうか。


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前度数のプリズムによって、遍在する光でもあり、分かれゆく光線でもある存在となったわたし達は、ここではゆるぎない物質ー大岩として、自分自身の「真実」の姿を目撃します。 それはきっと、今の自分が思い描ける限りの、最高・最善の姿なんじゃないかな? その姿を今ここで、日蝕のエネルギーの下で、わたし達は一度しっかり目に留めておくのだと思います。 

この度数はサビアン・シンボル最後の度数です。魚座と牡羊座の境目は、死と誕生のギャップが口を開けているところ。 ならば魚座の側は、いわば人生の最期を成就する場所ですよね。 そこに男性的な大岩のイメージが来るのって、何かとても言い得てる気がするんです。 何があってもくじけず、揺るぎない信頼をもって歩み続けようとする意志の象徴がここにはあります。 けれどさしもの大岩も、やがては朽ちて崩れ落ちる日が来ます。それがこの世界に存在するモノの定めだから。。 今まで確かに存在し、触れることが出来ていたはずのものが、ある日突然無くなってしまう.....。 それが、この世界の「死」です。 けれどそのとき、大岩に、愛するものに、ヒーローやヒロインに、投影されていたわたし達の真実は、全て源泉に還ってくるのかもしれません。そう、わたし達の、もとへ……わたし達が本当に存在する、ココに。あるいは、果てしない受容の.....海に。

ふぅ〜。こうして、わたし達の意識は象徴的な成就と死を迎え、次のサイクルに入っていくんですね。


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        では、今回は強烈なエリーズ・ポイントに太陽がすぐ入るので、牡羊座1°にも触れておきましょう。 以下は2012年3月の新月で少し書いたことを元に手を入れたものです。

春分には毎年太陽が牡羊座の0°、黄道360°の中でも最強度数のひとつ、「開始点」に到達します。この度数のサビアン・シンボルは「 水面から女が立ち現れ、アザラシが浮上して彼女を抱擁する 」。 ここが全ての始まり、誕生です。

これは混沌とした潜在性だけが濃密に存在する無意識世界から、人とし ての意識がカタチをとって誕生しようとするさまを描写したシンボルだと言われています。 このシンボルは、永遠の謎に満ちてもいます。 受容性を表す女性形をとって、無意識の水から生まれてきたわたし達の意識。 そして、どこからともなく現れ、 それを「優しく抱きとめる(embrace)」アザラシ。 このアザラシは何を意味しているのでしょう?  アザラシは海棲哺乳類、海に生息しながら陸でも活動する動物です。
 
このアザラシは、地球の大自然を二分する水と地、海と陸という世界の両方をよく知り、棲むことの出来る存在です。彼は2つの世界を知る者として、カタチを 獲得した新しい仲間、新しい意識の誕生を、迎え、受け入れ、優しく祝福しているのでしょうか? 彼女を護っているのでしょうか? エルシー・ウィーラーの伝えたことば、「Embrace」の主な意味は、やはり好意を前提としたハグや、親が子供を守るように抱きしめることにあるようです。 

けれどあるシンボルを読み解くにあたっては、そこから連想出来るあらゆる可能性やダブル・ミーニングを探る必要性もあります。B.ボヴィはこの重要なシンボルを解釈するにあたり「Seal」のもう一つの意味である、「密封する」「封印する」「押印する」を意識におくことを提案しています。 

わたしはこんな風にも思いました。生まれた瞬間に、2つの世界の使者であるアザラシに抱きしめられる.....じゃ、もしそこで何かが封印されるのだとしたら?  それは生まれた瞬間のまっさらな意識に、「 隠されたアイデンティティ 」の封印がなされることを意味しているのかもしれない。。。 そして、その隠されたアイデンティティをこそ追い求めて、わたし達は再び人生という未知の旅を続ける ことになるのかも....? アザラシが持つ野生はその旅路に必要なエネルギーを与え、そこで封印されたアイデンティティは、わたし達に人生の隠されたモチベーションを与えるのかもしれません。これは、わたし達の出生の瞬間、この人生の始まりを描くネイタル・チャートという「謎」を読み解くことにも重な るイメージです。 


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        一方、サビアン・シンボルの本で一番読まれ、世界中のアストロロジャーが参考にしている 『An Astrological Mandara 』を執筆したアストロロジー界の巨人、デーン・ルージャーは、このアザラシを無意識世界(水)から彼女を追って現れ、ぐっと抱き留めている姿として捉える視点を提示しています。つまり、生まれ出て、再び確固としたアイデンティティに向かって旅立とうとする意識を、もう一度無意識の水(羊水)の温もりとまどろみの 中に引き戻そうとする、逆行・退行の運動性がこの哺乳類の中に秘められているという見方です。この場合はどちらかというと、アザラシやアシカというより、同じ “Seal” という単語で言い表せる「オットセイ」の方がイメージ的に合うような気もします。 海棲動物は全般にとてもセクシャルな意味があり、それはヒーリングと分かちがたく結び付いているとも聞きます。エルシィの脳裏に映った動物はどんな姿をしていたのでしょう......興味は尽きません。

とはいえ実際この0°のシンボルは、提示されたどちらの要素も含んでいるように思えます。前度数 魚座30°では、人の顔をした大岩の内に人生のあらゆる体験が刻み込まれています。ここではその全てが溶解し、広大な海の元素として溶け込んでいます。そこから、今にもある「形」をとって現れ出ようとするわたし達の意識。

「生まれたね!生まれたね! 何も持ってはいけないね!
 さぁ二本の足で歩き出すかい? 
 それとも、沢山の思い出と一緒に
 安らぎとまどろみの羊水に戻りたいかな?」

「うん。まぁ.... 時々は戻りたくなると思う....(^_^;」

謎のアザラシ?に与えられた、役割の二重性。けれど、たとえ過去に成就したこと、やり残してきたことの記憶が封印されたとしても、それはわたし達の中に依然として存在します。年月を経た大岩は崩れ去っても、遺された光は異なる形を通して常に働いているから.....。それをたとえば「過去生記憶」のような、「具体的な何か」に落とし込んで鋳型にはめる必要もありません。 わたし達は、内面からの導きと、イメージという個的な神話に従い、新たな理想を外界に投影しながら....これからも進んで行くでしょう。

ここはエリーズ・ポイント。「公」と「個」、「社会」と「わたし」が交差し、切り結び、互いに影響しあう場所です。E.フランシスはこの度数を「Personal is Political」なポイントだと喝破していました。世界にも、身近なところにも、今まで以上に肌身に感じる変化が起きて来るかもしれません。まだまだ突然の出来事に驚くこともあると思います。それでも。

今回の “サウスノード・イクリプス” で不必要な過去のくびきにサヨナラすることを促されたわたし達は、水(無意識)と陸(顕在意識)を自由に行き来するアザラシを友として今、出発点に立っているところです。 生まれたままの裸で。 けれど沢山の、今はまだ未知の智恵をたずさえて。 わたし達はそれぞれに、新しい大地に向けて “カミングアウト” していくんですね。まだ何も見えなくたっていい。さぁ、スタートしましょうか!


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最後に。
実はアスペクトも書こうと思っていたけれど、ちょっと力尽きてて(~_^;
なので、春分図にちょこっとメモってたキーワードでも置いておこうかなと思います。一般に春分図を見る場合は「今後どんな事が起きるか?」「それはいつか?」と、具体的な事例の予測をすることが多いし、それがきっとマンデーン・アストロロジーの真髄だと思います。けれど、本物の予測を出すには政治・経済・地政学的事情の「今」と、その基盤となる長い歴史に対する深い知見が必要だと思います。特に上辺の情報を信じがたい今という時代に、世界を語れるほどの智恵をわたしは持っていません。(まぁ茶飲み話とか居酒屋っぽくなら語っちゃうけど....w)。それと、自分自身「何が起きるか」への興味が薄いというのもあると思います。何があろうと無かろうと、「それは自分にとって ー わたし達にとって ー いったいどんな意味を持つのか?」それを一番知りたい。此処に居る理由を。そして体験と共に(たまにオロオロしながらも)、自分で地図を描いてみたい。それがアストロロジー全般に対する自分のスタンスなのだと....日蝕を前にしてあらためて感じました(^_^。

        これから先、はるか未来に歴史をふり返ったときにこそ、初めて解ることってある筈です。けれど、その時人が知るのは、何が起きたか?そこから何が学べるのか?っ てこと。 それは、今を生きるわたし達の生々しいこころや体の声が、時の濾過装置を通った後に残る「何か」なのだと思います。今を生きるわたし達は、それぞれ自分だけの人生を生きながら、同時にその 「何か」を介して 過去・現在・未来全ての人々の意識と繋がっているのかもしれません。2015年のアストロロジカル・イヤーがどんな象意を形に表すか、注目していきたいと思います。

153021Vequinox

2015年春分図/日本から抽出したテーマ&キーワード

・ある種の犠牲、または変化に関わる覚悟を問われるような経験 
・国内外における舞台裏の凄まじい闘争、情報戦争
・マイノリティの反乱、テロ活動、人権問題の軋轢
・押し寄せる多様性を乗り越えるために必要な独自戦略 
・引きずってきた過去を断ち切れるかどうかの十字路
・変わりゆく「家族」という概念に必要な新展望 
・保護の破綻と "生きてゆける世界観" を育むための挑戦 
・過去のトラウマと怖れに起因する議論停滞の克服
・不可避の試練とカタルシス、ショック(アイデンティティ・サバイバル)
・統率者の苦難(裏切り、貪欲、報復、誤情報、暴露) 
・大同小異のせめぎ合い、叩き合いを乗り越える必要
・浮かれて高く飛びすぎる危険、 落下や転落に関わるトラウマの超克
・人間本位の視点からのテクノロジー開発
・宗教的暴力または理想主義の暴力
・国土防衛ライン。必要に応じ毅然とした意志を示す政治力への挑戦 
・忍耐しつつ有利な潮目を読んで動く戦略の必要性
・集合意識から生まれる新生への内的な一歩 
・古代の智恵と豊穣の精神を新しいシステムまたは概念として再発見する必要




have a great trek!!!★



hiyoka(^_^)


March 15, 2015

レイモンド・メリマン 週間コメント3/16【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2015年3月16日(フリー版より)
翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の は翻訳者によるものです。原文が"ファンキー"な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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【お知らせ】

 来週3月23日付けのメリマン・コラムは月イチのお休みとさせて頂きます。
 m(_"_)m


≪先週をふり返って≫

        ジオコズミック研究が示唆していたように、先週はまたまたワイルドな週となった。米国では株式市場が、弱気なテクニカルとジオコズミックのリバーサル・シグナルに対して、税金シーズンで退職金口座に流れ込む膨大なマネーの奔流が米国と世界の株式市場に噴出口を求めるという強気が真っ向から綱引きする闘技場となった。現在、私達は7回目にして最後の天王星・冥王星ワクシングスクエアの終焉に近付いているが、先週は牡羊座で火星が天王星にコンジャンクト、冥王星にスクエアを形成し、それと同時にこの戦争の神(火星)が太っ腹で名高い木星にトラインを形成するのを目撃した。これは「恐怖」と「貪欲」、「怒り」と「陽気さ」の完全なるブレンド状態を作り出し、世界は「ムカつく気分」対「真実の誇張」との間で上に下に、行きつ戻りつしていた。


        先週、市場がいかにロックンロールしていたかを理解してもらうために例を挙げよう。ダウ工業平均は月曜に140ポイント騰がり、火曜には333ポイント下落、水曜にはたった27ポイントの下げに留まったかと思うと木曜には260ポイント騰がった。だがその後、金曜にはまた145ポイント下げている。こういった動きは私達の日計り取引にとってはもってこいなのだが、市場の崩壊を心配する人々や、何故世界の他の株式市場のように史上新高値に届かないのかと疑問に思う人々にとっては気が滅入る状況だった。

        これら「世界の他の株式市場」というのは、その殆どがヨーロッパだった。ドイツのDAXは引き続き国際投資家達のお気に入りで、金曜にまたもや新たな史上最高値をつけ、12,000に迫っている。オランダのAEXもまた、2008年1月以来初めて500近くまで騰がって数年ぶりの高値をつけた。これは全て金利をマイナス領域まで下げるというECBの決定を受けての動きだ。したがって、去年10月まで米国で見られた状況と同様に、投資家達は実質的にユーロ圏の株式市場に向けて追い立てられている。米国ではそれが上手く行った。そして今、欧州連合の各国でも上手く行っている。しかしながら、中央銀行がECBのような量的緩和策による操作を行っていない英国にとってははかばかしくない。ロンドンのFTSEは先週下落し続け、木星・天王星トライン形成のちょうど前日である3月2日につけた記録的な高値のはるか下方に沈んでいる。

        一方、日本の中央銀行(BOJ)もまた、似たような拡張的貨幣政策を採り入れており、金曜にはドイツやオランダのように、株式指数(日経)が数年ぶりの新高値まで舞い上がった。実に2000年4月以来初めて19,335に達したのだ。しかしながら、先週下落した他のアジアないし環太平洋地域の株式市場に対して同じ事は言えない。 “お金で愛は買えない” と言ったのは何処の誰だ? あるいは、“票” を。


        だが、昨今のマネーとは一体何を指すのだろう? それは確実に金でも銀でもプラチナでもない。これらは先週下げ続けていた。金は今から2カ月前にも満たない1月22日、水星が逆行に転じた時につけた高値1308から、今や160ドル/オンスあまりも下げている。またそれは確実にユーロ通貨でもない。ECBによる *“Money ain't for nothing(あぶく銭)政策” がユーロ通貨を拳で殴りつけ、2003年1月以来の安値水準へとダウンさせた。ユーロは先週、一時的に1.0500を1ポイント割り込んだのだ。以前このコラムで述べたように、ユーロはドルに対して等価(どころかもっと安値)になる道を進んでいる。昨今のキングは米ドルであり、そしてこれが最近開催したウェビナーの主要なテーマでもあった。
*3月2日付けメリマン・コラム参照


≪短期ジオコズミクスと長期的展望≫

        先週起きた天王星・冥王星への火星によるアスペクトの下で、私達が抱えていた際だった暴力性という問題が再び発現した。幼い子供達(5歳くらいか)が、テロリストグループISISの処刑執行人に仕立てられた画像がネットに投稿されたのだ。それに加え、ミズーリ州ファーガソンでは2人の警官が待ち伏せされて撃たれた。米国司法省によりファーガソン市警内部の人種差別についての報告書が発表されたこと、そして警察署長が辞職したことを受けて、人種間の敵対意識が高まるさなかの出来事だった。これは、大陪審が武器を持たない黒人少年を白人警官が射殺した事件について不起訴とした後に出された報告だった。不起訴理由は「人種偏見に基づく行為の証拠は・・・」まぁ、後はおわかりだろう。こうした出来事が作り出す混沌に対して、もし何か組織的に企図された内密の計画があるとすれば、それもまた天王星・(山羊座の)冥王星スクエアがもたらすテーマの範疇に入る問題ではないか。

このアメリカにおいて、憎しみは生きている。いや、憎しみは逃げ去りつつある。どう見えるかは、あなたが誰の声を聞き、何を読み取るかによって変わる。それは全て、これら2惑星ー革命的/改革主義者達が、1965年〜1966年のコンジャンクション(オーブは±2年)によって非常に長いサイクルを新しくスタートさせた1960年代半ば以来ずっと続いてきた、天王星・冥王星が織りなす物語の一部なのだ。

今、私達はこの超長期の惑星ペアサイクルの1/4フェーズである2002年〜2015年の最後の節目に辿り着いた。1960年代のテーマは市民権であり、これが「憎悪と暴力」 対 「平和と普遍的な愛」という二重の力学と共に戻って来ている。この事自体、アストロロジー、あるいはジオコズミック研究がいかに有効かを明らかにするものだ。ジオコズミック・サイクルを理解した上で歴史を眺める行為は、そうでない時より遙かに深みをもたらすのだ。

        さて、金融市場と現況の政治経済模様を見てみるなら、来週はジオコズミック上、2つの重要なイベントが起きる。一番目は2012年6月以来私達の頭上に居座り続けてきた天王星・冥王星スクエアの、最後の形成だ。これが起きるのは皆さんが世界の何処に住んでいるかによって、*3月16日月曜〜17日火曜のどちらかとなる。これが終わっていくにあたり、わたし自身は『ハレルヤ!』と叫びたい気分だ。多分これまでの日々を懐かしむようになるとは思えないが、ともかくも過ぎ越してこられたことを嬉しく思っている。社会の中でこの時期ほど激しい両極性と軋轢が生じるのを目にしたことは無かった。おそらく1960年代半ばを除いては…。
* 天王星・冥王星スクエア:日本時間 3月17日11時50分ごろ

二番目の主要な宇宙イベントは春分(春の最初の日であり、トロピカルシステム上で牡羊座に太陽が入居する日)と同期して起きる日食だ。これは *3月20日、魚座の29°27'で起き、あと数時間で太陽は牡羊座0°に達する。これほど春分と近接して起きる日食は非常に珍しい。
* 日食:日本時間 18時過ぎ〜20時半くらいまで
      新月は18時36分ごろ

この二つのイベントは金融市場に影響するだろうか? おそらくは。しかしながら歴史的に見て、これらは3月3日(オーブ±12取引日)に起きた木星・天王星トラインほどには、主要な市場リバーサルに強く関与していない。今までのところ、木星・天王星のシグナルはダウ工業平均、FTSE、そして24時間の内にインドとオーストラリアに示現した高値など、世界の多くの株式市場に見られた史上最高値や数年ぶりの高値と合致している。

これらは今週のMMAサイクルズ・リポートで詳説するつもりのテーマだ。私はそれを書くのを楽しみにしている。何故なら依然として、世界の多くの市場において重要なリバーサルがすでにスタートしている、という可能性は非常に高いからだ。






訳文ここまで
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March 08, 2015

レイモンド・メリマン 週間コメント3/9【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2015年3月9日(フリー版より)
翻訳:hiyoka 
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の は翻訳者によるものです。原文が"ファンキー"な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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≪先週をふり返って≫

        2月22日〜3月17日まで発効中の強力なジオコズミック・サインのコンビネーションは、予測された道筋に確実に沿って働いている。先週は世界の多くの株式市場に史上新高値または数年ぶりの高値が示現し、その後ミュータブル・フルムーン(ミュータブル・サインで起きる満月)の*直後となる金曜には急激に反転している。
*米国時間では5日木曜中に満月となった。
        これは、米国労働省が2月の発表で新規雇用者数変化を288,000と、予測されていた約220,000をはるかに超える数字を出して後の成り行きとしては非常に興味深い。あなたはこの爆発的な数字が米国株式に対する大きな需要を生み出すと考えたかもしれない。だが実際は反対に、これほど大きく改善した数字が出れば、FRBがすぐにでも金利を上げることになるのではないかという懸念の方を受けて、ダウ工業平均は金曜に300近くも下落したのだった。これはもしかすると株式市場のみならず、いわゆる “グレート・エコノミー” の頂点を意味するのではないか?という疑問が生じてくる。株式市場の急落は実際にFRBによる差し迫った利上げ議論を終わらせるか遅らせる可能性がある。勿論もし株式市場の大幅下落が続けばだが、これら発効中のジオコズミック・サインが示す歴史を顧みれば、それは大いにあり得ることだ。先週火曜に起きたチリのビジャリカ火山の噴火だけがこの時期に起きた唯一の “爆発” という訳ではなかった可能性がある。

        過去数日をふり返ってみると、3月2日月曜にダウ平均は18,288の史上最高値をつけている。同日、ナスダック総合は2000年以来初めて5000以上で引けた。だがそれは続くようなものではなかった。3月2日は木星が天王星に対して2度目のトラインを形成する前日だった(天王星はテクノロジーを、木星は楽天的見通しを支配し、トラインは調和的なエネルギーを意味する)。これは2惑星の最初のトライン形成時(2014年9月25日)の様相に似ている。その日から3取引日前、ダウ平均はやはり史上新高値をつけたが、その後1カ月にわたる厳しい下落が始まり、10月中旬まで続いた。現在のケースを見ると、先週のS&Pは新高値をつけていない。新高値をつけたのは1週間前の2月25日だ。これによって、まさに私達が起きると予期していた設定、ジオコズミックな重要変化ゾーンにおける異市場間弱気ダイバージェンスが成立したことになる。

        通貨市場と貴金属市場では、雇用統計後の修羅場はもっと凄まじかった。金4月限は1160近辺に向かって急落し、銀は15.75に下落、そしてユーロ通貨は数年ぶりの新安値である1.0840をつけた。急成長する雇用状況は、2月21日に開催したウェビナーでこの時期(そして今後)の流れとして予測した通りに米ドルを再び王座に返り咲かせた。

        これらは皆、天王星・冥王星スクエアの最後の形成と、それに伴う金星と火星による天王星とのコンジャンクション、及び木星へのトライン形成に合致する事象だ。火星、木星、天王星の全てが時を同じくして互いにアスペクトを形成する時、金融市場がこのように大きく動く確率は90%はあるように見える。この組み合わせはそれほど爆発的な力を持っている。

        このエネルギーはまだ過ぎ去っていない。終わるまでにもうあと1週間を残している。そしてその後徐々に、私達は “ニューノーマル” に合わせて心身を調整していく。とはいえ、それに慣れるまでにはもう後5年はかかるかもしれない。



≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

“人はこう聞くかもしれない。『この、盲目的信仰に近い協定について信頼を得るに値するようなことを、何かこの大統領はしただろうか?』と。それに、名前だけの「交渉人」ジョン・ケリーやイランの外相ジャヴァード・ザリーフのことなど忘れていい。これはたった2人の頭の中に存在する軍縮合意なのだ。その2人とはバラク・オバマと、そしてイランを統治する人物、最高指導者アリ・ハメネイだ。”

ー ダニエル・ヘニンガー
  “Obama’s Iran Entitlement(オバマとイラン交渉の資格)”
 ウォールストリートジャーナル紙 2015年3月5日付


“政府当局者達はこう言っています。もし交渉が決裂すれば、それはイランに何の制約も無く核利用を推進するための統制力を与えることになる。もしイランが核兵器の保持を決定するなら、それを止めるための軍事行動を取る他に道は無いと。”

ー ネタニヤフ首相スピーチ
 『賛美とフラストレーションを引き起こすイラン』より
 アソシエイテッド・プレス・アンド・TNS 2015年3月4日



        マンデーン・アストロロジーは、私達が金融(金星)戦争から軍事(火星)戦争へとテーマを移しつつあることを示唆している。今週、金星は天王星・冥王星スクエアを離れ、火星がそれに取って代わるのだ。

        数種のジオコズミック・サインが展開していくに従って、天空からはなお多くの試練がもたらされる。それが終わるのは7回目にして最後の天王星・冥王星スクエアが終了する3月16日〜17日だ。だがその後でさえ、過去3年〜7年に行われてきたことの結果を体験する日々が2020年初頭まで続いていく。これは単に、天王星・冥王星スクエアが乖離すると共に “カーディナル・クライマックス” として知られる惑星パターンが溶解し始め、そしてこの無法者達ー2天体が、2046年〜2048年に予定されるオポジションへと向かう行程を開始するということに過ぎない。

        火曜日、火星(好戦的、攻撃的、リーダーシップ)が木星に調和的な火のトラインを形成する。つまり両方共に火の星座宮(これもまた攻撃的でリーダー気質を持つ)に在泊しているということだ。水曜には火星が天王星にコンジャンクトし、同時に冥王星にスクエアを形成する。これは先週チリで見られたような、火山噴火を象徴するアスペクトだ。だが、今週はまた別の噴火と同期するかもしれない。これは特に米国とロシアの両方を巻き込む可能性がある。何故なら、この潜在的爆発力のある組み合わせは米国始原図の太陽・土星スクエア、そしてウラジミール・プーチンの出生図の太陽・天王星スクエアを刺激し活発化させるからだ。

またこれは陰惨な出来事、例えば人々を斬首したり火あぶりにするといった、今や中東とアフリカにおけるテロリストのトレードマークと化したような行為をも象徴するアスペクトだ。こうした行為は2014年11月以来、最後の2回となる天王星・冥王星スクエアの下でエスカレートしているように見える。そしてこの天王星・冥王星スクエアの最終形成は、オバマとハメネイによる いわゆる “イラン核合意” のデッドラインに向かい、着々と積み上げられるエネルギーの一部となっている。

        この週末には、土星が逆行に転じる。この宇宙イベントの近辺でも、しばしば金融市場の反転が起きることがある。何故ならこれは、拙著 “The Ultimnate Book on Stock Market Timing, Volume 3: Geocosmic Correlations to Trading Cycles” で述べた私達の研究に基づく、レベル1のジオコズミック・サインだからだ。しかしながら、土星の逆行はオバマ大統領に関する懸念に同期する可能性もある。土星は彼の出生図の月とはオポジションになり(人気に繋がることはめったに無いアスペクトだ)、冥王星とはスクエアになるのだ(力対力による試練)。

逆行運動が展開し始めるにつれて、彼は自分が欲する物事を実現することが困難になるかもしれない。彼のプロジェクトに歓迎されざる遅延が起きたり、過去の決定や行動(もしくは不実行)への説明責任を追求されたり、また未来に向けてのプランに対する批判が起きる可能性がある。土星が強調される時は、どんな事も簡単には行かない。通常は望むものを手に入れるためにかなりの苦闘を要する。大統領にとって、この期間は数週間続く。おそらくイランとの合意を確実なものにし、そして(または)議会の承認を得ようとする彼の取り組みは、多大なフラストレーションや遅延を生み出すことになりそうだ。

        もし世界の株式市場がこうした話題に焦点を当ててくるとすれば、先週金曜の動きは単にもっと深刻な何かの始まりに過ぎないのかもしれない。それでも、そろそろ税金シーズンの到来であり、今や莫大な額のドルが退職金口座に注ぎ込まれ、その資金が世界の株式市場に活路を求めそうな状況を考えれば、株式がここから真っ直ぐに下落していくとは想像しにくい。いやひょっとすると、下落する市場から儲けを出すようなファンドに資金が集まるのかもしれない。だがそうなるとすれば、それはあまりにも “米国らしからぬ” ことではないか。





訳文ここまで
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March 04, 2015

●3/6の満月 ― みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)

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    満月は前回の新月のテーマが熟し、花開くときです。 この日は太陽と月が、地球を挟んでちょうど反対側にやってきます。0°の新月から始まった地球全体への課題は、満月で180°対向のエネルギー同士がぶつかりあい補いあうことにより、輝く満月というひとつの「結果」を見せてくれます。それは、わたし達が空間から受け取ったエネルギーをどう昇華し、現実に表現してきたのか を、あらためて見せてくれる鏡だと言えるかもしれません。そして わたし達はみな満月を超えて、次の新月までにそのテーマを消化、エネルギーはゆっくり静まっていきます。 さぁ、今回はどんな風景が見えるでしょうか? では今月も行ってみます。(^_-)~☆
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★満月タイムスケジュール★
エネルギーが高まる時です。ヒーリング・メディテーションや祈りを捧げたい方は、もし可能ならこの時間帯に合わせてみてください。エネルギーの高まりを感じられると思います。

【地方平均太陽時:ソーラータイム(LMT)】
東京・関東ローカルで3月6日03:24前後、北海道周辺で03:30前後、関西方面は03:05頃(日本標準時の場合はこの時間)、沖縄周辺で02:35前後に乙女座14°50’で満月となります。


今回のベースとなる新月のテーマについてはココをご覧ください。

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サビアン・シンボルによる【満月がもたらすテーマと挑戦】
*ここではデーン・ルージャー(ルディアー)版やマーク・エドモンド・ジョーンズ版の解釈ではなく、透視家エルシィ・フィーラーの伝えた言葉をそのまま書き写したオリジナル版サビアン・シンボルを使ったブレイン・ボヴィの解釈を参考に、アスペクトを加味して書き下ろしています。
*テーマはひとつの意識の流れを表したものです。この流れは順不同に現れたり循環したり、ひとつだけ突出して感じられる場合もあります。また、内容はその時々のアスペクトを意識しながら抽出しています。


【月 乙女座14°~15° + 太陽 魚座14°~15° テーマ発効期3/6~3/19】

  "A family tree" +  "A lady in a fox fur"
「家系図」 +「狐の毛皮を着たレディ」 

  "An ornamental handkerchief" +
  "An officer preparing to drill his men"
「装飾用のハンカチーフ」 +「兵の軍事教練に備える将校」

【テーマがもたらす雰囲気と挑戦(順不同)】
→★伝統・習慣や血の絆を護るために必要な規範への気付き
→★何代にもわたって受け継がれた質を体現する、またはそれとの葛藤
→★自ら備わった能力を認め、それを保ち洗練させていく必要
→★いつもの繰り返しに油断して対応を誤る危険
→★家族や立場、習慣によって無意識に創り上げられた自分に気付く
→★自己のアイデンティティを堂々と表現していく勇気
→★渦中に入らず状況を観察しながら戦略を練る
→★備えあれば憂い無しの精神と日々精進の必要
→★一見粗野な中にひそむ高潔さへの気付き
→★神>人>獣 という象徴的支配制度が持つ美しさと障壁
→★今まで当たり前と思ってきた何かに護られてきたことへの気付き
→★いざ、という時に品位と尊厳に満ちた態度をとる必要
→★地位や環境に左右されない不屈の意志の必要性
→★それぞれに生まれ持った智恵や能力を正しく使うためのテスト
→★血脈上の祖先、または霊的祖先の加護
→★自己の中に存在する人として最高・最善の力の顕現を夢見る・・→


エネルギーのポイント:『 健全な闘争心と高潔なデリカシーの共存 』 

150306Uranus_Pluto_saure7th 
 3月6日満月図 / 3月17日天王星・冥王星スクエア


        3月17日の最後の天王星・冥王星スクエア、そして3月20日に起きる強力な新月・日蝕(サウスノード)、その後春分を経てこれも強力な満月・月蝕(ノースノード)へと続く、濃密な2015年早春。今回の乙女座の満月は、その口開けになるかもしれません。このところ、新たなアイデンティティという大テーマの下に進んできたわたし達の意識の旅は、前回2月19日の新月で、「個」としての自分自身と「公」としての様々な立場(父・母・子・夫・妻・職業人・友人・仲間・名無し その他)を貫く、人間として、あるいは霊としてのアイデンティティを確立していこうとする行程に入ったように思います。

それは、まだあまりにも漠としているかもしれません。けれど、自身の領土、牡羊座に入った火星は本能的に「自分は誰か?」を感じ取っているように見えます。それは、他のひと達との交流と比較の中で浮かび上がってくるかもしれないし、時には摩擦や反目、または身を以て何かを断ち切るような決断の中で、明瞭になってくることもありそうです。 不必要な過去との訣別を示唆する日蝕を2週間後に控え、自分の体とこころに宿る火星(本能、経験し前進し突き進もうとする衝動、闘争心、自分だけの道を掴もうとする)を1オクターブ上の志に変え、未来に向かう突破口を見出せるかが鍵となりそうです。


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        満月図を見ると、東の地平線に冥王星が乗り、少し離れてはきたものの、西の地平線直下にはケンタウルス族のキラルスがいまだにオポジション。地下の金星・天王星とはTスクエアを形成中です。キラルスには 『輝ける命または美の無意味な喪失』 という象意があるのですが、今年1月元旦の新月にMC/IC軸に乗って以来、ずっと冥王星と対峙してきたこの星が訴えかけている言葉を、わたし達人間は聞き取ることが出来ているのかな?… なんて思います。 牡羊座の天王星と金星の、本能的に世界とは一線を引きながら真新しい火花の誕生を希求する思いが、深い癒やしに繋がるといいな。  

まぁ確かに土星は海王星とのスクエアに向かい、現状でもエケクルス(凄惨な犯罪に絡むことも多いけど、ハイレベルで使えば不屈の意志と成就の星)、アスボルス(もうほんと、サバイバル!)、オルクス(マイナー冥王星。詳細を暴く懲罰的エネルギー)のミュータブル・グランドクロスを形成中です。情報社会の真っ只中でストレスは溜まりやすいし、気にくわないことは徹底的に排除したい、叩きたいという気分が、あちこち獲物を求めて醸成されやすくなっています。その都度はっきりした意思表示があるようでいて、方向性は全て相殺され、建設的な筋道が何も残らない… なんてことも起こりがち。 今は忍耐力と大局的な目を持つことが必要なのだと思います。

        そうそう、セクシャルな関係、または深いつき合いの中で、何度も同じ傷付き方を繰り返していることに気付いたら… そろそろ潮時かもしれません。これ以上自分のエネルギーが奪われることを許さないでください。支配的なパートナー、不誠実な相手を引き寄せるのは何故か。(または自分がそんなパートナーだったりするかも?) ただイリュージョンと踊っていただけ…自分を(または自分の代わりに相手を)罰したかっただけだって、気付くかもしれません。また母性とアンチ母性の葛藤にモヤモヤしたり、男性なら理性では拒否しても魔的な魅力に引きずられるなんてことも?  もしも覚えがあるなら、何故自分はそうなるのか? これをきちんと見つめ、整理し、自分の中で落とし前をつけなくてはいけない時が来ているようです。 もし誰かのことが悩ましく気になったとしても、ストーカー行為は当然NGです。健全な距離と気持ちを保つようにしましょう。不信の連鎖をほどくには、まず踏みとどまって自分の来し方を見つめることから始まるのだと思います。


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        あ、ひとつ面白いニュースが飛び込んできました。銀河アストロロジャーのP.セジウィックによれば、これまでに知られている中で最大級のスーパー・ブラックホールが発見されたそうです。その大きさはわたし達の太陽の120億倍ですって! このブラックホールの存在は、従来の宇宙とブラックホールの生成理論では説明出来ないのだそうです。 その位置についてはまだ発表されていないけれど、天文学者でもあるセジウィックの理論計算によれば、ジオセントリックで牡羊座24°59'29’ だとか。

彼は、恒星や銀河はもちろん、ブラックホールもわたし達の意識に影響を与える存在として研究を深めているひとです。彼は言います。『ブラックホールは直面する全てを広大無辺な次元に取り込む。そこで全ての意識は異次元を通り、処理され、シフトしていく。形あるもの全ては、一度入り込めばそれを取り出すことは叶わない。わたし達は瞬時に得た気付きを形として携えて進むことは出来ない。それは驚くべき洞察の行程で、そこで見たどんな詳細も全て記憶するという誓いの下に意識が創り出した夢を見ているようなものだ。だが一度目覚めれば、そこには夢見の結果が存在するだけで特定の状景や旅の詳細を知ることは出来ない。ただ何かシフトがあったことだけがわたし達の手に残るのみだ』と。

この壮大なブラックホールが象徴する意味はまだスペキュレーションの段階だと言います。けれど、セジウィックが示唆するところでは『これは精神の深みにダイブし、自己という存在の全ての次元において気付いている状態と直面すること。但しこういった言わば「潜水体験」は、言語認識による翻訳は不可能だ。それは非常に精妙で微細な内的変容として体験されるだろう』とのことです。 ちなみに、牡羊座24°〜25°のサビアン・シンボルは...... 『明け放れた窓と吹き込む風によって一角獣の形をとるネットのカーテン』そして『ダブル・プロミス』です。これ、おおざっぱに言えば、『全ての「バランス」が一度崩れていく危機を何かを代償に乗り越える試練』そして、『何をも誰をも犠牲にすること無く世界に自分の美の場所を確保していく』という意味を持つ度数です。おぉ...w!


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3月12〜13日には金星がこの度数を通ります。23日には月、24日〜25日には火星が通過。4月12日には水星が、そして15日には太陽が....つまり、このブラックホール発見の発表からあまり日を置かないうちに個人惑星が続々とその影響圏を通るんですね。まだまだわたし達は、銀河やブラックホールの象意を感じ取れるほど高度な意識状態を持ち合わせてはいないと思います。せいぜい4次元ジェリー界wくらいまで。けど、もしかしたら夢見の中で.....言葉では表せず、だからこそ記憶に留まることもない、微細で壮大なシフトが起きるのかもしれません。わたし達は、目の前に迫る現実と時を同じくして広大な意識の闇を生きる者たちです。だから…ちょっと期待してみようかな?(^_^


あ、それに加えていつもメリマン・コラムを読んでくださってる方はご存知だと思いますが、3月2日付けのコラム(一つ下の記事)≪短期ジオコズミクス≫の最後の方で、この時期の注意点に少しだけ触れています。読んでいらっしゃらない方は一度サラッと見てみてくださいね。


        さて、ま。とりあえず、どんな状況だろうとメゲてなんかいられない。 山羊座の冥王星と魚座の太陽から、獅子座を逆行中の木星へのYODが、金星と天王星からのトラインを受けてわたし達に告げています。 3月〜4月(そして多分、5月も)の星達が創り上げる異空間トンネルを抜けて、少しずつ、少しずつ。 世界の、身の回りの、そして自分自身の中に渦巻くカオスを赤裸々に体験し、解読し、注意深く、軽やかに行こう。ヒラ〜ンと境界を飛び越えて。太陽とコンジャンクトするカイロンは、世間一般に信じられている筋道の外側から、真摯な祈りに応えてくれるはず。 自分の目の前に起きていることを、同時に遠い目でも眺めながら過ぎ越す。そして自分の中に、みんなの中に、何か新しい花が咲き出すのを見られるように!

     
        と、前置きが長くなりました。ではサラッとサビアンシンボルを見てみましょう。 まずは乙女座14°『家系図』です。 このシンボル、2年前の9月の新月で出てきました。 以下、ちょっと繰り返しになりますがもう一度載せますね。 普通、家系図ってそこそこの家柄のお家のものってイメージがありますよね。名家とか、ちょっと貴族的な感じ。それはその血脈に繋がって今の自分が存在する ことの証明でもあり、家というブランドの印でもあり、プライドや誇りの源泉であり、そして束縛でもあります。 家や家族だけではありません。民族的な系 譜、社会的な先達との繫がり、会社や組織、派閥との連なり、そして宗教や思想的な系譜。。 わたし達は様々な血脈の中で生きています。  普段はあまり意 識していなくても、それは何処かでわたし達を支えてくれています。乙女座も中盤に来て、ここでは獅子座が持っていた理屈抜きの「わたしだ!」というアイデ ンティティではなく、ある種の客観性が出てきます。 家系図に記された自分の名前。それは何かの一部として存在し、支えられている「自分」です。じゃ、家系図って「こころの故郷」みたいなものかな?


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たとえ家族や「家」を持たなかったとしても、また直接的なふれ合いは無かったとしても、遠い祖先達が培ってきた智恵はわたし達の細胞に組み込まれていま す。 さぁ、今の自分にとって、真の「ファミリー・ツリー」とは何でしょう? どこにも居場所が無い、自分はエイリアンのようなものだと感じているひともきっといると思います。 けれど、文字通りの家系ではなくても、同じようなマインドや魂を持つひと達はどこかにきっと存在します。また、わたし達が歩もうとする道を先に生きて切り拓いていった先達者達は、精神の、魂の血族と言えそうです。 彼らの足跡は、わたし達に豊かな智恵と栄養を与えてくれます。  それをあらためて意識し、受け取り、自分の中に彼らの息吹が生きていることを見出す…それは今のわたし達に、未知へと進む「力」を与えてくれるはずです。わたし達はそれぞれに、もう一つの「見えない家系図」を持っているのかもしれません。

もちろん、「家系」が異なれば、わたし達と対立する「系譜」のひと達もいます。 社会は様々な系譜が入り乱れ、より合わさって動いています。血の違い、信 じるものの違いは、時に深刻な対立を生み出します。 このシンボルは、自分を支え育んでくれる繫がりに裏打ちされたアイデンティティを意識させると共に、世 界の中で、社会生活の中で、それを護り維持しながら、全く異なる意識の流れとどう折り合いをつけていくかを問いかけてもいます。 自分の出自に誇りを持ちながら、他のひと達の「家系」も同じように尊重することが出来るのか? 家系図には、どこか支配・被支配、優劣という意識がついて回ります。血統という名の血の大河は、自分にとって何を意味するのか?  何を護り、何を変えていくのか? それは、家系図の末端に名を連ねるわたし達次第。また、もし家系というものに何かしら特定の傾向やカルミックなものが潜在するのだとしたら、それを清廉な浄化の火で燃やすのもまた、わたし達の選択です。


ceder


「家系図」はわたし達を血の河に埋もれさせるために在るのではない筈です。 それはわたし達に肉体と自我という「存在」を与えた生命の河です。過去の素晴らしい蓄積、そしてより良く生きようとした無数の苦闘の人生に支えられて今在る自分を知り、その上でその系譜をさらに進化させ るためにこそ、わたし達はここにいます。ならば。 持てる力と情報をフルに使い、伝えるべきことを表現していけるかどうか? 新しいやり方を探ってみるにはとても良 い機会ではないでしょうか。 古いものに新しい表現を与え、新しいものを古い伝統で支える…。 そんな方法論をみつけることが出来たら・・・今後に向け て、ひとつの突破口になるかもしれません。


        さて、月は次のシンボル『装飾用のハンカチーフ』をとっていきます。これもかなり貴族的で、フォーマルなイメージですね。けっして汚れた手を拭く布じゃなくて…絹で出来ていて、壮麗な紋章や花鳥の刺繍が施されていて、純粋にアクセサリーとして使われるもの。今ならフォーマルパーティなどで使われる男性のポケットチーフかな。女性用なら繊細なレース飾りが付いているかもしれません。ヨーロッパ騎士道の時代には、騎乗試合の前に騎士達が道に精進する誓いの印として高貴な女性から美しいハンカチーフを授かったそうです(以前映画でそんなシーンを見たような気も…)。

ここに出てくる 「装飾用のハンカチーフ」 は、上位階級が持つ「力」を精緻な美によって表現したものと考えて良さそうです。 B.ボヴィによれば、言語の "ornamental" という言葉はラテン語の "ordo" から来ているそうで、その意味は「織物を織る際の糸の順序/順位」。つまりステイタスやランクという含みを持っているのだとか。 また、「継ぎ目・ジョイント」を意味するギリシャ語の "arthron" の異形語でもあるということで、これは例えば、ある組織や家系をまとめ、それを維持・管理していくための 「たが」 の役割を指しているのではないかと思います。 

embroidery


アクセサリーとしてのハンカチーフは胸を飾り、口元の微笑みや困惑、軽蔑を隠し、また無言の合図や精錬された技量を示す印にもなります。またそれは、高貴な存在としての特権と誇り、そしてその地位に伴う大きな義務と責任をも暗示しています。このハンカチーフを持つ存在は、常に目下の者達を率い、その模範となることが期待されます。 また、常に高みを目指し、ひととしての器、度量、技量、そして志の高さを保ち、自らを精錬することが求められます。そして、 いざというときには自ら国や臣民のために率先し品位をもって命を捨てる覚悟も。それが階級社会において、華やかな特権階級のあるべき姿であり、責任とされます。 厳しいですね。。きっと誰もがそんな素晴らしい資質を持っていたわけではないでしょう。 けれど、そんな伝統の中ではこの義務を当たり前のように生きたひとが数多くいたことも歴史が示しています。 果たしてそれが自由意志だったかどうかは、後世のわたし達には知る由もないし、それを評論する権利も無いと思います。けど考えてみると、自由って何なのでしょう?

では現代では、どうかな? 今は多くの国々が民主主義と自由平等を標榜しているけれど、うーん…w。 なんだか逆に、いろいろな「たが」が曖昧になって、責任のなすりあいが目に付くような気さえします。 リジッドな階級社会から、自由平等な社会へ。 これについてはメリマンさんの 『フォーキャスト2015』 マンデーン篇 「十字路に立つアメリカ」 の中で、米国が人類史上初めて試みた壮大な実験として触れていました。 いまだにその実験は続いています。失敗か成功か? その結論はまだ見えません。


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わたし達は、自由が好きです。 何でも自分の好きにやれたらその方がいいし、不自由な自分(達)と、自由な彼(ら)がいれば、不平等だと腹を立てたりします。 そして、ともすると自分(達)だけが割を食うのではないか?と疑心暗鬼になったりします。でも、単にお金の有る無しではなく総合的に見るなら、何故かわからないけど、下から上まで全員が割を食ってる気も…しないでもないのですが。。(^_^;  

牡羊座の天王星と山羊座の冥王星がせめぎ合う今、統制を強めこれまでの社会を維持しようとする力と、自分達が思い描いた自由平等を求める力が拮抗しています。 抑圧を撥ねのける力。システムの美を維持しようとする力。どちらも自分達が正しいと信じて疑いません。互いの力が圧力を高め、エネルギーは爆発へと向かいます。 でもこれ、新しいことでしょうか? 今までに何度も何度も繰り返されてきたことではないでしょうか? 冥王星も天王星も、そしてそのエネルギーを受けて日々を生き、今まさに歴史を創りつつあるわたし達も、まだ本当に新しい道、第三の道を見出してはいないのではないでしょうか?

        このシンボルが象徴するステイタスと華、そしてそれを裏付けるはずの高潔な志。 乙女座中間度数にあって、それは具体的な「装飾」という形をとっています。 これは熟練した職人が腕によりをかけて創り上げた精緻な細工であり、芸術品です。その技は、日々の鍛錬のたまもの。それを身に付ける人々もまた、そんなアートにふさわしい物腰、立ち居振る舞い、そして精神を身に付けていなければなりません。それは長い歴史の中で受け継がれてきた文化であり、人間によって創られた組織構造がその生命を維持するための、一種の哲学でもあったろうと思います。では、現代に生きるわたし達は?  自由を標榜する社会に生きるわたし達は、究極のところ、ひとりひとりが自分という国家の君主 ー ロードであり、レディなのかもしれません。 他のひと達それぞれもまた、他国のロードでありレディです。 わたし達は同盟を結んだり交渉したり、時には戦争したりしています。 そして時には誰かをひそやかに侵略したり、甘んじて属国になったりしています……。人間存在の情報化が加速する今、状況によっては、闘うべきときはきっとあると思います。自と他の、内なる血の痛みを引き受けて..。


woods


わたし達は平和を願い、幸福を望みます。ならばロードとして、レディとして、自分の体に流れる血と、生まれながらの「力」、そして自ら見出したアイデンティティに誇りを持ち、体と精神を鍛錬し、それを統率し、そして自分がこれから行く道に責任を負う必要があるのかもしれません。「生きる」という赤裸々な事実にかけて。それでもなお、高潔さの印であるハンカチーフを胸にして。たとえ「自分」という国が緑豊かな豊穣の地であろうと、灼熱の砂漠の国であろうと、または氷で閉ざされた極寒の大地であろうとも。 その全てが地球の大切な一部であり、顔であり、意志だから。

『上なる如く、下もまた然り』 これは錬金術の奥義であり、アストロロジーの基本概念でもあります。 とすると 『大なる如く、小もまた然り』 なんてことだって、言えるかも? ならばわたし達が名を連ねる家系図は、プチ民族の流れを物語る歴史であり、その国家の存亡の歴史です。 もし血の繋がりでないのなら、あるいは霊的な一族の歴史かもしれません。 その末裔である国のロードとして、またはレディとして、わたし達は今、ハンカチーフにどんな刺繍をほどこすでしょう? 


winter_jewelry

 
この新月期全体のエネルギー・ポイントは 『自と他、個と公を貫くアイデンティティの確立に向かう』 でした。 そして今、満月を迎えるわたし達は、その小さな結実として目に見えないハンカチーフを天空から受け取ります。 それは虚飾の覆いでもなければ、狂信の旗でもありません。そのハンカチーフはきっと、わたし達ひとりひとりの本来の個性を映し、とてもデリケートで美しくて…..それでいてめったなことでは破れない、しなやかで強靱な糸で織られているのではないでしょうか? みんなのハンカチーフには、どんな柄が刺繍されているかな?  ん、まっさらな白い絹? え、真っ黒? あは。それもお洒落かも!(^_^


        乙女座・魚座の中間度数を占めるあたりは、犠牲、罪、罰、力、そして生まれながらの宿命的な格差と不平等など、人間が創り上げる社会の闇と光が仄々とまたたく領域です。それを引き受けて、わたし達は生きていきます。胸をはって。 

深夜から夜明け前、静寂のひととき。ひそやかに訪れる 高貴な満月の下で。 乙女座と魚座を貫く、個と公の遊戯の中で。 眠りの精がまぶたを撫でにやってくるとき、そっとつぶやいてみようと思います。『わがあめつちよ、永遠なれ!』 なぁんて。 やがてそのコトノハが、いつか生けるもの全てのあめつちと共に、永遠の内なる天空を満たしていくように……。


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have a great trek!!!★


hiyoka(^_^)


March 01, 2015

レイモンド・メリマン 週間コメント3/2【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2015年3月2日(フリー版より)
翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の は翻訳者によるものです。原文が"ファンキー"な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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≪先週をふり返って≫


“Money for nothing and chicks for free”
– Dire Straits, “Money for Nothing”

“あぶく銭 稼いで ヤリ放題だぜ”
ー ダイアーストレイツ『マネーフォーナッシング』より


英国のロックバンド、ダイアーストレイツが1985年に発表した曲。
その歌詞は労働者階級の男が当時隆盛を極めつつあったMTV
の世界で荒稼ぎするミュージシャンをテレビで眺めながら
呟く言葉を題材にしている。グラミー賞最優秀楽曲賞を取っている。



        さぁ蛇口全開だぜ! というわけでドイツでは、5年、7年物国債の利回りがゼロを下回った。そうだ。ドイツは今や、自国政府の7年間の借金を、歴史上初めて *逆イールドで売ることになったのだ。皮肉なことに、ヨーロッパ中央銀行(ECB)は月に何百億ユーロもの国債を新たに購入する独自の量的緩和策に乗り出しており、その買入に十分なだけの国債を見つけることが困難になるかもしれない(ウォールストリートジャーナル紙『ECBの量的緩和、買い入れ対象の国債の確保が課題に』2015年 2月26日付)。
*逆イールド:長期金利が短期金利を下回る状態。償還期間が長くなるにつれて金利が上がる状態を順イールド、下がる状態を逆イールドという。国債の利回り低下は売買価格の上昇を意味する。
うむ、ダイアーストレイツよ、君達は半分正しい。私達は現在 “あぶく銭” な状景を目の当たりにしている。あるいはウォールストリートジャーナルが報じるように “この逆イールドは、ドイツがその負債を維持するために投資家が効率良く金を払っていることを意味する”。 以前、私達はこう言わなかったろうか? この最後の天王星・冥王星スクエア期には、金融と負債に関わる領域に奇妙で “前代未聞” の出来事が起こりそうだと?

        このニュースに加えて他にも束になって伝えられた投資家を奮い立たせるニュースを受けて、先週は世界の多くの株式指数が新たな史上最高値や数年ぶりの高値まで舞い上がった。ヨーロッパでは、ドイツのDAXが2月27日金曜に高値の新記録11,401まで跳ね上がった。ロンドンのFTSEもまた、6967に上昇した。オランダのAEXは483.93まで反騰し、2008年5月以来の高値をつけた。チューリヒのSMIも週の全般にわたって急上昇し、9014で引けたが、いまだに1月13日、スイス中央銀行がユーロからのスイスフランのデペッグを発表して世界を驚かせた日につけた数年ぶりの高値9292を下回っている。先週下落した唯一の市場はモスクワのMICEXだった。

        オーストラリアと極東地域でも、株式市場は強気だった。オーストラリアのASXは金曜に2008年5月以来の高値水準である5917に達した。東京では日経がもっと印象的なシーンを演じた。金曜、日経は2000年4月以来見られることの無かった水準である19,865に触れたのだ。中国の上海指数と香港のハンセン、そしてインドのセンセックスはどれも数ヶ月ぶりの高値までそう遠くないところまで来た。

        米国では、ダウ工業平均とS&Pが続伸して2月25日水曜に史上新高値をつけ、ナスダック総合もそれに近付いた。だがその後、金曜に興味深い事が起こった。世界の他の株式指数が舞い上がる中で、ダウ平均とS&Pはたるみ始めた。これはリバーサルの開始なのか? 南米では、アルゼンチンのメルバルとブラジルのボベスパが良い調子だったが、それでも年初来高値をかなり下回っている。

        要するに、中央銀行がインフレを取り戻そうとする時、そして彼らが新しく刷ったお金を市場に溢れさせる時、これらのお金は駐留する場所を求めるという事だ。逆イールドとなった国債は投資先としては望ましくない。株こそがふさわしい。そしてこの世界的な株価の急上昇は、今後2週間は止まらないかもしれない。何故なら年金口座を抱えた個人と企業が合法的な繰延税金資産として今にも莫大なドルを再び注ぎ込もうとしているからだ。そして世界の株式市場という野獣は、今後少しの間は丸々と肥え太るかもしれない。にもかかわらず、これら繰延税金資産が世界中の株の神々を喜ばすために膨らんだとしても、米国政府は今年、税収高の新記録を打ち立てるだろう ー そして政治家達は、これらがもたらした棚ぼた式の記録的税収を上回りさえする支出の道を見つけ出すことだろう。

        それは本当に... 簡単なことに見える。だが気を付けなければならない。これら世界の株式市場は、直近の反騰においてチャートが放物線を描きつつある(少なくとも野獣が最も手厚く餌付けされているヨーロッパと日本においては)。皆さんはこれが何を意味するか知っている筈だ。それが反転する時は、反騰時と同様の(もっと強くはなかったとしても)力を伴って下落していくだろう。たった一つの疑問は、それがいつになるか?だ。

        これはジオコズミックな要因が関連してくる問題だ。ジオコズミックな活動が最も強烈になる時間帯は、私達のすぐ目の前に来ている。



≪ 短期ジオコズミクス ≫

        “もし判事達が(オバマケアの)連邦による補助金を違法とするなら、彼らは何百万人もの米国人を保険に入らせてきたこの医療保険法の大部分を潰すことになるかもしれない。”

ー http://www.politico.com 『最高裁判決ーオバマケア政策転覆の可能性』
 デイビッド・ネーザー , ジェニファー・ハバーコーン 2015年2月26日


        “オバマ大統領の選挙運動に2度携わったリベラル派の民主党員として、一部の民主党議員が3月3日に予定されているイスラエルの首相ベンジャミン・ネタニヤフ氏の両院合同会議における議会演説をボイコットしようと図っていることに私は戦慄を覚える… 議会総員に喫緊の外交政策決定についての情報を伝えるために同盟国の首相を招くことは、三権分立および抑制と均衡のシステムという、我々の民主主義制度における最高の伝統の一つなのだ。”

ーアラン M. ダーショウィッツ, 『最悪の議論ーネタニヤフのボイコット』
 ウォールストリートジャーナル紙 2015年2月24日


        この、天王星・冥王星最後のスクエアが今にも変容しようとしている  *“アイ・オブ・ザ・タイガー(虎の眼)” に私達が入っていくにつれて、今週は何とまあ出来事満載の週になることだろうか。これは潜在する混乱、危険、そして混沌のアスペクトだ。それでもなお、世界の株式市場は世界の中央銀行が創り出す資産の洪水のただ中で舞い上がり続けている。


*Eye of The Tiger:1982年、ロックバンド Survivor(サバイバー)の
大ヒットとなった曲。映画「ロッキー3」のテーマ曲にもなった。
サバイバル的な状況やそこで生き抜くハングリー精神を主題にした曲と言われる。



地政学的観点で言えば、米国の指導層は今週手一杯となるだろう。多くの人々がインターネット規制の新しい法案が覆されることを期待している筈だ(“ネット中立性” ー 天王星はインターネットを支配し、冥王星は規制または転覆への衝動を支配する)。

        3月3日火曜、議会は両院合同会議で一堂に会し、イスラエルの首相ベンジャミン・ネタニヤフの演説を聴く。だが彼は、大統領バラク・オバマにも副大統領ジョー・バイデンにも歓迎されないだろう。 ダーショウィッツによれば、“大統領が異議を唱えているのはネタニヤフ氏が議会演説を行う事ではなく、彼が言おうとしている内容についてだ(彼はイランとの制裁緩和交渉がイスラエルの存亡に関わる脅威だと信じており、それについて語るだろう)。これは、議会権限と憲法で定められた三権分立の法則に対する直接的な侵入行為となる”。 と言うより、この件は天王星・冥王星スクエアそのものと言えそうだ ー 「核爆弾の危険が無数の人々、特にイスラエルという存在を脅威に曝す」。天王星はまた、同盟国や友人をも支配する。冥王星は拒絶という脅迫を意味する。
カーディナル・クライマックスの終焉にようこそ!ネタニヤフ首相。

        3月4日水曜、最高裁は “登録申請窓口としてHealthcare.gov を使用する34の州で連邦補助金を廃止するかもしれない… ” 件を審理する。これはオバマケアの下で保険に加入した大勢の米国人の間にカオスを創り出す怖れがある。彼らは無保険で放り出されるかもしれないのだ。これもさらに天王星・冥王星タイプの混乱だと言える。 
カーディナル・クライマックスの終焉にようこそ!最高裁判事の皆さん。そしてもしオバマケアが幕切れとなればショック(天王星)に見舞われるであろう、無数の米国の人々よ。

        また他にも国土安全保障(これもさらに天王星・冥王星に似つかわしい)関連の予算が削減になるかどうか、またはそれについての決定が *3週間延長されるかどうかの脅威も存在し、この期間はゆうに天王星・冥王星スクエアのオーブ圏内だ。
政治家(ホワイトハウスと議会)の皆さん、カーディナル・クライマックスの終焉、そしてその中であなた方が演じる、9.11以来最大のテロ攻撃の脅威のさなかに自国の防備をより手薄にするという役割に、ようこそ!
*米国議会は2月27日夜、国土安全保障省の予算を1週間延長する法案を可決した。
        そして最後に、金曜には米国労働省が月次の雇用統計を発表する。金融市場の週末は常にワイルドな価格変動の可能性に満ちている。今回は木曜のミュータブル・サインでの満月の直後というのもあり、特にボラタイルな様相となるかもしれない。

        今週はボラタイルなミュータブル・フルムーンのみならず、木星・天王星による2回目のトライン形成も控えている。これは前後8取引日をもって、米国株式市場のプライマリー・サイクルの完了とは最も強力で一貫性のある相関関係を持つジオコズミック・サインだ。これが前回起きたのは9月25日だった。それより3取引日前、米国株式市場は史上最高値をつけた。そしてその後、翌月は一年の内で最も急激な下落に見舞われた。再びこれが起きる可能性があるだろうか? もちろんだ。1928年以来、このジオコズミック・サインが展開した13回の内11回(85%)において、確実にこれが起きている。つまり、プライマリー・サイクルの高値または安値が示現し、その後数週間にわたるリバーサルが起きる。現在のように3回シリーズのアスペクト形成では、2/3の割合で天井からのリバーサルが起きている。では今回はどんな目が出るか、あなたはサイコロを振ってみたいと思うだろうか?

        だがこれでもまだ十分ではないかもしれない。3月3日の天王星・冥王星トラインと*3月5日の満月の間に3月4日水曜という日が存在する。この日は、金星が天王星にコンジャンクトし、その天王星は冥王星にスクエアで木星にトラインを形成しているという日だ。今週はジオコズミック・エネルギーの殺到についての話に尽きる! これらのシグナルは、政界の混乱や崩壊と金融世界に起きるリバーサルに同期するのみならず、母なる大自然の体内をめぐる消化器官の爆発・噴火を呼び起こすに足るほど不穏な要素を秘めている。私達の足下の大地を含めて、確実で安定したものなど何も無い。この期間±1週間ほどは、竜巻や強風、そして乗り物の運転にとって危険を及ぼす状況には十分注意を要する。
* 満月:日本時間 3月6日 03:05ごろ   

        さぁ、はるか天空はワイルドな雲行きだ。そんなわけで、私はヘリオセントリックの水星が2月28日土曜から12日間にわたる射手座の旅を開始したことさえ、まだ話していなかった。これは単体でも、金融市場 ー 特に金属と通貨において大規模な価格変動と同期するシグナルだ。今は何事も、不必要なリスクを負う場面ではない。

この時期は、あなた自身の創造性を深く掘り下げ、人類にとって恩恵となるような革新的で未来的な思索やアイデアを抱けるかどうか、考えてみるべき時だ。そう、大いなるオリジナリティの時なのだ。本能的で衝動的かつ未成熟で、結果を熟考せずに下される決定に伴う衝撃と畏怖ではく、自分本来の独創性を追い求めて奮闘しようではないか。







訳文ここまで
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