November 2015

November 29, 2015

レイモンド・メリマン 週間コメント11/30【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2015年11月30日(フリー版より)
翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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≪ 先週をふり返って ≫


        『フォーキャスト2016』の入稿期限が月曜に迫っているため、今週のコラムは短縮版とさせていただく。

        先週の金融市場における最大のニュースは米ドルの相変わらずの強さだった。これについては『フォーキャスト2016』でも焦点を当てているが、ドルは11月27日金曜に100.20まで反騰し、7回目にして最後の天王星・冥王星ワクシングスクエアが発効していた3月13日の年初来高値、100.39を再び試す展開となった。これは2003年4月以来の最高値水準だった。天王星の逆行運動によって、これら2惑星は12月〜1月にかけて正確なアスペクトから1°以内の範囲に再び戻って来る。

        米ドルが反騰する一方で、金と銀は下がり続けている。銀は11月23日月曜に1385まで下落し、金や11月27日金曜に1050を試すなど、両方とも先週は5〜6年ぶりの新安値をつけた。

    世界の株式市場は先週、それぞれに反騰を続け、多くが8月初旬以来の最高値レベルに達している。しかしながら、今週から私達は12月に入る。FRBが短期金利をどうするつもりか、市場観測筋は固唾を呑んで注視している。FRBが今月利上げを発表することは殆ど動かぬ事実のように見えるし、金曜の雇用統計(12月4日)はその決定を促進しそうだ。月は再び乙女座に在り、木星と月のノースノードに近い。乙女座は雇用を支配し、木星と月が乙女座に在泊するということは、再び良い数字が出ることを示唆している。


≪ 短期ジオコズミクス ≫

    現在展開しているジオコズミック・サインの時間帯は、11月29日日曜に太陽が土星にコンジャンクトし、その両方が海王星にスクエアを形成することで終了する。言葉を換えれば、太陽が非常に重要な土星・海王星ウェイニングスクエアの最初のトランスレーションを完了するということだ。これは思い込みと現実を照らして強調するシグナルだ。そこには世界のために何か良い事をしたいという願いがある。だがどうすればよいかへの理解に欠ける(すなわち無能力)か、またはシンプルな実用性や常識を無視した抽象思考に走り過ぎている。それでも、これが何か世界にとって大変重要な問題を解決するための端緒として働く可能性はある。海王星は潜在的可能性のビジョンを持つし、土星はそれを実際に機能し得る現実にしていく能力を持つ。それは困難だ。だが地上の人生を実りあるものとして生きて行く過程は、リアリズムと結び付いたビジョンから始まる。そのための最も重要な要素はすなわち最も勝ち取ることが難しいもの、信頼だ。海王星が働く時、成功はあなたが信頼に足る人間として生き、なおかつ他の人々に信頼を置くことが出来る時に訪れる。さもなければ、不信がパラノイアと裏切りの感覚(または現実)に導く。古典的な土星・海王星の力学からすると、一旦不信が芽生えれば構築に時間のかかる物事は全てが崩壊する。

        私達は、株式市場が8月24日の底入れ以来ゆっくりと回復してきていることに気付いている。さて、このスローペースの上昇プロセスが現実かそれとも錯覚なのかを見る時だ。株式市場は多くの場合、階段を一段ずつ上がるようにゆっくりと上昇するが、その後まるでエレベーターがするすると下るように騰がった分の全てを元に戻してしまう。トレーダーと呼ばれる人々が素早い取引を好むのはそれが理由だ。彼らはより短時間で儲けるのだが、結局のところ、成功している全てのトレーダーに共通の呪文は「最小のリスク内で最大限の利益を」ということだ。





訳文ここまで
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November 25, 2015

●11/26の満月 ― みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)

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    満月は前回の新月のテーマが熟し、花開くときです。 この日は太陽と月が、地球を挟んでちょうど反対側にやってきます。0°の新月から始まった地球全体への課題は、満月で180° 対向のエネルギー同士がぶつかりあい補いあうことにより、輝く満月というひとつの「結果」を見せてくれます。それは、わたし達が空間から受け取ったエネルギーをどう昇華し、現実に表現してきたのかを、あらためて見せてくれる「鏡」だと言えるかもしれません。そして わたし達はみな満月を超えて、次の新月までにそのテーマを消化し、エネルギーはゆっくり静まっていきます。 さぁ、今回はどんな風景が見えるでしょうか? では今月も行ってみます。(^_-)~☆
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★満月タイムスケジュール★
エネルギーが高まる時です。ヒーリング・メディテーションや祈りを捧げたい方は、もし可能ならこの時間帯に合わせてみてください。エネルギーの高まりを感じられると思います。

【地方平均太陽時:ソーラータイム(LMT)】
東京・関東ローカルで11月26日08:03前後、北海道周辺で08:10前後、関西方面は07:43頃(日本標準時の場合はこの時間)、沖縄周辺で07:14前後に双子座3°20’で満月となります。

今回のベースとなる新月のテーマについてはココをご覧ください。

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サビアン・シンボルによる【満月がもたらすテーマと挑戦】
*ここではデーン・ルージャー(ルディアー)版やマーク・エドモンド・ジョーンズ版の解釈ではなく、透視家エルシィ・ウィーラーの伝えた言葉をそのまま書き写したオリジナル版サビアン・シンボルを使ったブレイン・ボヴィの解釈を参考に、アスペクトを加味して書き下ろしています。
*テーマはひとつの意識の流れを表したものです。この流れは順不同に現れたり循環したり、ひとつだけ突出して感じられる場合もあります。また、内容はその時々のアスペクトを意識しながら抽出しています。


【月 双子座3°~4° + 太陽 射手座3°~4°】
  "The garden of Tuileries" +
  "Two men playing chess"
「テュイルリー庭園」 +
 「チェスをする2人の男」 

  "Holy and mistletoe"+
  "A little child learning to walk"
「ヒイラギとヤドリギ」 +
  「歩くことを学ぶ小さな子供」

【テーマがもたらす雰囲気と挑戦(順不同)テーマ発効期11/26~12/10】
→★自分を創り上げてきた思考の癖や構造を根底から見直す
→★古いもの、システム、法、考え方の本質を新しい眼で捉え再利用する
→★「大きな声」を通して伝わる出来事に感情を刺激される
→★自分をリニューアル・・または "革命" したいという密かな衝動
→★鋭い舌鋒の下に隠された綿密な戦略
→★他者との間で徐々に侵害される境界線に注意
→★自己の本分を犠牲にせずにピンチを切り抜けるための政治力
→★精神、または物理的なストレスによる過剰防衛
→★慣れ親しんだものを護りとして新しい局面がもたらす毒を避ける
→★自分自身が、全てが、過去から未来への移行期にあることへの気付き
→★自己の内面に生まれつつある「新しい芽」を大切に取り扱う必要
→★通俗的な思考パターンが創り出す過激性に注意
→★平等・対等という理想の内にかいま見える上下逆の厳しい階層
→★足許に気を配りながら決然と一歩を踏み出す
→★自分を本質的に支えてくれている大きなものの存在に気付く
→★自由を手に入れることに付随する厳しい責任を軽やかに受け入れる…→

エネルギーのポイント:『 風の中の船出 』 

151126FM


        新月の翌日に起きたパリの同時多発テロ事件で世界は騒然としています。この新月期のテーマは「アイデンティティ」に焦点が当たっていました。ポイントは『アイデンティティの再確認と刷新』….。今、無数の難民のひと達が母国や家、家族、仕事というアイデンティティの外壁を失い、生きようとする内的な力だけが頼みの日々を送っているという心重いニュース映像の一方で、米仏両国大統領の断固たる対ISIS戦争に関する会見、ロシアとトルコの空軍機撃墜を巡る新たな対立のニュースが流れています。大国・小国を問わず、世界の政治的状況は流動的に見えます。今という時期は、世界中で過去から拠って立ってきたアイデンティティが揺らぎ始め、「国」「境界」そして「グローバル」であることの意味を問い直すときなのかもしれません。海に囲まれ、大陸に寄り添うようにして息づく島、日本。ここにも確かに揺らぎは来ているけれど、まだわたし達の目が届かない領域も沢山あると思います。きっと今は、将来の健全な国家像を描像する間もなく、押し寄せる出来事への対処に追われている施政者も多いのではないでしょうか。たとえそう見えなくても...。


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        前回12日の新月は、フランスの始原図(新月が仏の天王星、カイロンにTスクエア、キラルスとレクイエムに合 etc.)はもちろん、ヨーロッパの統合と多様性の理想を目指したEU始原図の4室水星を直撃しました。そして6室の山羊座海王星・天王星のコンジャンクション、3室の金星にはタイトなTスクエアを形成、エリス(不和)・キラルス(個的理由の無い死)・BMリリスの合にはトランシットの天王星が、月のノースノードには土星が来ていました。難民受け入れ問題で揺れるヨーロッパですが、今後2年の間にEUの天王星・海王星合に冥王星が来て金星とエリス・キラルス・BMリリスにTスクエアを形成するなど、とても不安定な星回りに見えます。小惑星エウロパがもうすぐケンタウルスのネッソス(カルミック・リベンジ)と合になるのも気になります。理念に内包されたまま、先送りにされてきた矛盾が様々に噴出してくるのでしょうか。

その鍵となるのは、EUのMCに長いこと乗ったままなかなか動かないキュビワノ族の頭領、1992QB1かもしれません。この遠い遠い太陽系辺縁天体QB1は、過去と未来、此岸―"こちら側"と彼岸―"あちら側"の橋渡しをする者。その究極の意味は、『カオスを超えたところには常に向かうべき新しい宇宙がある』。けれど、こういう遠い天体のエネルギーを感知し始めたばかりの人類にとって、その扱いはとても難しいかもしれません。その本質は、意識の層を数段レベルアップし、究極の癒やしをもたらすものです。けれど、影響力の諸段階では無意識レベルのカオスを創り出し(わたし達が創るんだけど…)暗黒への誘いにもなりやすいです。そんなわけでこのQB1も、大規模な殺傷事件のイベントチャートなどによく現れます。今回の新月図&テロのチャートでも、小惑星パラス(政治、公正と正義)、グリーヴ(嘆き悲しみ)とグランドトラインを形成していました。

ちなみに月のサイクルでQB1と合になるのは、2016年4月の満月あたり。土星・海王星スクエアを大背景に、激動の年になりそうな2016年。国家も共同体も、そしてそれを創り上げるわたし達ひとりひとりも、「自分はいったい誰でどう生きていくのか?」という問いについて、新しい枠組みと解答を見出していくことを促されているように思います。 今、遠い世界で起きている様々な事象。それはわたし達の身近な環境で起きていること、体験している流れ、日々感じる想いと見えないところで繫がり、オーバーラップしながら動き続けています。


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        ここしばらく、月のノード軸はエリーズ・ポイントと呼ばれる特殊感受点にありました。そこは「世界」と「わたし」が交差する場所。わたし達が見て「世界とは、世の中とは、人間とはこうなんだ…」と感じる世界が、そのままわたし達のアイデンティティを創っている…その本質を認識するよう迫られる場所です。わたし達の判断、わたし達の思い描く世界、わたし達がこうと認識する他者の姿、自分の姿。良いにつけ悪いにつけ、それは全てわたし達が内的世界で強力に創り上げている個の神話に過ぎないのかもしれません。。。 目の前のカップだって机だって、この手で触れる。でも世界全てをこの手で触れ確かめることは出来ない。全部を俯瞰で見ることは出来ない。たとえスーパーパワーの中心にいるひとであっても。宇宙船に乗ったとしても。ひとの数だけ、意識の数だけ断片化した世界。でも、わたし達はそれを確固とした物質と同じような現実として捉えています。 何故だろう? 世界こそがわたし達の内面だから? 『世界とわたしとの境界はどこに引かれているんだろう?』 海王星が問いかけます。すると土星が答えます。『その境界線は、君が引くのだ。君自身の自由と責任の名の下に。』


そして今、月のノード軸は乙女座―魚座の旅を開始しています。未来に顔を向けるノースノードは乙女座入りし、わたし達に新しいアイデンティティを定義するよう誘いかけています。過去をふり返るサウスノードは魚座入りし、終わっていく過去を刈り取り目を閉じて呑み干し、秘めやかに沈黙の力に変え未来に向けて送るよう囁きかけています。うーん、これって一種のパワーロンダリングと言えなくもないかなw。。


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    この満月図では、太陽、土星、水星が2〜3°のオーブを挟んでコンジャンクトしています。物事の進行が遅れたり、ちょっとアサッテな反応が返ってきたり、新月から引き続き、ダークな志向が生まれやすい感じもあります。内的世界に深くダイブしていくにはそれも良さそうだけど...外的にはテコでも動かないような頑なさが出やすいエネルギーかも。上辺は何気なく楽しんでいるように見えるけど、どこにいても微妙にフィット出来ない。自分でも理解出来ないんだから、どうせ理解もしてもらえない、そんな感情。フッフッと触れてくる孤独感。。 けれど溜まりに溜まった変化のエネルギーが現実として頭をもたげ流れを促進していく今、あんまり固く身構えていると緊張感で折れてしまいそう。。 もしかしたら今、沢山の可能性が気付いてほしくてこころの中でせめぎ合っているのかもしれません。 ならば自分の中に生まれ出ようとしている何かを信頼しつつ、自然体でいられることが一番です。「よく考えたら本当はわりとどうでもいい... 」そう感じたら、出来るだけリラックスして柔軟にいきましょう。

そして26日午後〜夜、土星は海王星と正確なスクエア形成に入ります。この時、ちょうど双子座の月も連動して土星の対向を通るタイミング。なのでこの時間帯には土星・海王星・月・アスボルス・オルクスのグランドスクエアが成立します。懲罰的な意識や反感が生まれやすく、厳しいことばの応酬が身近な状況に起きるかもしれません。また、ニュースやネット上でそんな場面を見ることになるのかもしれません。

    もしもそんな状況の当事者になってしまったら、まず落ち着いて。一時的なエネルギーに踊らされて感情的に傷つけ合う必要はありません。本当に言うべきことがあるならきちんと表現する必要はあるでしょう。けれど、それと同時に相手の感情的なことばに乗せられたり、自分の内にこみあげる感情に我を忘れないで。自分が、相手が、この瞬間に降り注ぐエネルギーをどう使っているのか、冷静な観察眼が必要です。責任問題を問われたら、自分の立場を曖昧にして逃げるのではなく、認めるべきことは認める必要があります。一番大切なのは、目の前の問題を良い形に変えていくためには何をすればいいか、そこにフォーカスしていくこと。とにかく目の前のタスクを粛々とこなしながら、目を見開いていること。怒りや哀しみにこころを持っていかれないこと。今必要なのは勝つか負けるかの競争原理ではなく、自分を含めた全体のために、どんな犠牲を払えるのかということ。頑張っても誰も見ていないかもしれません。でも、土星と海王星はしっかり観察していそう…(^_^;。

グランドスクエアの一角をになうアスボルスは、耐えて生き延びる力と術を与え、そしてギリギリの所で窮地が救われるという意味を持つケンタウルスです。自分の体に感じる直観を信じて。単なる力の闘争を避け、転んでもタダでは起きない逞しさと危機管理能力を身に付けるチャンスと思ってください。けれど、もし当事者でないなら…不毛な議論にチャチャを入れたりせず、そっと立ち去った方が良いかもしれません。


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    この満月図は、なにやら葛藤するこころ模様を感じます。あらゆる考え方が百花繚乱で、何を信じたらいいかわからず、自分を護りたい、いや壁を壊して溶け合いたい…いやいや本当のところ、壁はしっかり立てたままでとりあえず誰かと繋がりたい…とかw。足許が不安定になりやすく、だからこそ、自分が慣れ親しんだルールや信条、知識など、確固としたものを頑なに頼りたくなるかもしれません。独占欲やジェラシーに悩んだり、自分のもの、自分の権利を護るために闘おうとするひともいるでしょう。だけどやっぱり足許は揺れたまま。たった一粒の砂の中に全世界を見て、「だ〜か〜ら〜、○○は××なんだってば!」と言い切って捨ててしまいたくなるようなフラストレーションを感じるひともいるのではないでしょうか。。 この満月期は世の中も、テロや軍事衝突などまだまだ終わる気配はなく、また世界のどこかで飛行機が落ちたり火の手が上がったり、嵐など荒れた気象、悪魔的に思えるような事件が起きても不思議じゃない星回り。そしていったん何かが起きればメディアがその揺らぎを増幅し、喪失感を煽るような風潮もエスカレートしていくと思います。

そんなこんなで、外界にカオスを見る。そんな感覚を覚えるひと、いると思います。けれどそのカオスは、内なる自己が求めてやまない、新しい枠組みへの関門ではないでしょうか。この際、ひそかにその混沌の渦にダイブしてカオス「そのもの」になってみるのもヨシかもしれません。それに耐えられる自分が実はちゃんと、ココに居た。それに気付いたら、新しい船出の準備は整っています。


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    ところで、この満月のサビアン・シンボルも、かなり社会的なイメージがあります。まず月と太陽がとっていく度数は双子座・射手座の3°〜4°。基盤となる3°の月は「テュイルリー庭園」です。これはパリの有名な公園ですね。この庭園はもともと16〜17世紀にかけて王母カトリーヌ・ド・メディシスが長い年月をかけて建造させた素晴らしい宮殿の庭でした。けれど後の19世紀に「パリ・コミューン」(プロレタリアート独裁による自治政府を宣言した革命運動)の蜂起によって戦いの場となり、焼失してしまったそうです。パリ・コミューンは2か月あまりで鎮圧されました。けれどこの民衆蜂起はその後の社会主義と共和制の確立に大きな影響を与えたと言われています。

焼失したこの宮殿は、過去の王政の遺物と見なされ再建されませんでしたが、美しい庭園は整備して残され、今は皆が利用出来る公園として、新しい役割を与えられています。このシンボルは、厳しい戦いを通して過去が失われていくこと、それでもなお残ったものの中には、伝統によって培われた「美」が厳然と存在し続けることを語りかけています。おそらくこのシンボルが暗示する革命とは、全てを根こそぎ破壊し尽くす流血と破壊の道ではなく、美は美と認めて新しい光を当て、新たな役割の中に活かしていく道ではないでしょうか。 それは善・悪/黒・白/右・左/新・旧/貧・富/老・若/男・女…云々とかそんな区別はちょっと脇へ置き…分けへだてない眼で対象の本質を見つめ尽くして得られるもの。誠実な知性によってのみ成し遂げられるもの(これ、頭の良さとはたぶん全然違う... )。殺すのではなく、より良く生かすための新しいルール。やがては必ず死ぬ肉体の謙虚さを通して呼び込む新しい波。変化し続けながらの、不滅。…実際、そんな感じの内的自己革命を何度も体験してみないと、本当は社会の革命なんて不可能なのかもしれません。


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そして .... 月と太陽は次のシンボルを取っていきます。これは確かずいぶん前の満月のとき、太陽と月が正反対の位置で体験したことのあるエネルギーです。そのときに言ったことと重複するけれど、少し引用しつつ、書いてみますね。


    月が位置するシンボルは 『ヒイラギとヤドリギ』 です。この二つの植物は、樫の木によって結ばれています。その昔、ケルト文化では聖なる樫の木と共にこのヒイラギを、大いなる守護のエネルギーを持つ植物として用い ていました。冬...ケルト部族にとって神聖な存在である、賢者の樫の木が葉を落として裸になる季節.....そのとき、青々とした葉に赤い実をつけるヒイラギ は、寒々と暗い世界に美をもたらすものと考えられたのだそうです。そして、ヤドリギもまた神聖な植物であり、特に樫の木に宿ったヤドリギは、宿主の聖なる魂の顕示とされました。ここで樫の木は、冬至 — 日照時間が一年で最も短く、そこから太陽が成長し始める日 — つまり太陽の新年を象徴する木であり、ヒイラギ・ヤドリギ・樫の木の三つ組みは古い年から新しい年へ、そして古い王から新しい王へと、「力」が移行していくさまを象徴 するものとなっています。


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    一方、太陽が取るのは『歩行を学ぶ小さな子供』 です。 この子はつかまり立ちを覚え、そしてまだおぼつかない足取りで歩きだそうとしています。好奇心に目をキラキラさせながら…。その危なっかしい姿を みると、周りの大人は思わず手助けをせずにはいられません。

ブレイン・ボヴィは、2本の足で立ち、歩き始めることを『人類にとって進化への決定的なフェイズ』であり、進化・発展の各エポックごとに、その時点での「革命」が存在すると指摘しています。

2 本足で立つ状態はバランスがとれている状態です。けれどそこから歩き始めるには、まず最初に一瞬、そのバランスを崩す必要があります。わたし達のこころ/精 神も、ひとつの段階から次の段階へと成長するとき、一時的にバランスを崩し、葛藤や迷いの中で極端な考えに傾くことが少なくありません。それは古いもの・ 古い状態から、全く新しいもの・新しい状態に移行する際に、多かれ少なかれ、必ずくぐり抜けなければならない関門だとも言えます。

        よちよちと歩き始めた子供は、バランスを崩して今にも転んでしまいそうです。葛藤はわたし達を苦しめます。革命の萌芽は社会全体を揺るがせます。それで も、前に進むためにはどうしても一歩一歩、その危機を乗り越えていかねばなりません。月がわたし達に送る、成熟した樫の木のエネルギー。成熟した大人は、太陽が示す子供を助け教えながら、やがては力を委譲して自ら退くときが来ることを知っています。けれども子供は何処に行くかわからず、その動きはまだまだアテに なりません。大人のやり方で導こうとしても、きっと手を振り払って転び、ついでに大事な置物まで落として割ってしまうかも? 大人はハラハラし、ときには イライラして叱りつけたくなります。それをぐっと我慢して、先回りして支えようとしても、子供はイヤイヤをします。新しい芽を育てるのは本当に大変。。 歩行練習は果たして安全に進むでしょうか? 


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古く 物慣れた感性と、新たに芽生えたまだ幼い可能性。わたし達のこころの中に、その二つは存在します。 その二重性の狭間で、わたし達は危機を経験し、それに立ち向か い、やがては交互にバランスをとって進むことを覚え、新しい目標に向かって歩き始めます。社会もまたそんなわたし達をなぞるように、危機を迎え、紛糾し、破壊や 反抗、反動と抑圧を体験しながら次の時代へと移り変わっていきます。わたし達が今という移行期を穏やかに乗り越えていくには、自分の足許をしっかりみつ め、周囲を見渡し、謙虚に、大胆に学んでいくこと。大いなる樫の木の下に頭を垂れつつ。大きな大きな宇宙的サイクルの中で一つの生を任された者として。まだおぼつかない新しいアイデンティティの萌芽に誇りを持って。そう、それがこの風の船出にあたって最初の挑戦になるのかもしれません。

        何が起きても起きなくても、世界はそこにある。自分が居るから。それを見ているから。これ、実は凄いことだと思います。 土星・海王星が織りなす幾多の物語…ヘタするとメチャヤバなトリックと陰謀論飛び交うただ中で、それでもわたし達はこのエネルギーを使って世界を創っていくんですもの。なぜこんなシステムがあるのでしょうねw。でも、「世界を革命する力」(ん?何処かで聞いたようなw)はわたし達の内部にある。そこにしか無い。固い物質として揺るぎなく見える現実。そして果てしなく底深く、何だって飛び出す内的世界。二つの領域が対峙して生まれる永遠のダンス。そこから紡ぎ出される悲喜こもごもの神話達。無数の神話に宿る、無数の「世界」。それがわたし達のアイデンティティ.......。ならば、みんな幸せにならなくちゃ。ん?それじゃぁその「わたしの幸せ」ってヤツの正体を、まずは革命してみないと…かな?(^_^;


        さぁ、もうすぐ満月。お天気は悪そうだけど...

でもこころの中は、煌々と照る月の夜。どこか遠くの崖の上で、銀色のローン・ウルフが一際高く遠吠えしてる。耳を澄ましてそっと聴こう。それが今夜の船出の唄....。



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have a great trek!!!★


hiyoka(^_^

November 15, 2015

レイモンド・メリマン 週間コメント11/16【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2015年11月16日(フリー版より)
翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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来週23日付けのメリマン・コラムは月イチのお休みとさせていただきます。
m(_"_)m


≪ 先週をふり返って ≫

    この原稿をまさに送ろうとしたその時、パリの同時多発テロ事件のニュースが流れた。今回の長期的考察を書き終えた直後に起きたこの事件は... 悲劇的であり、また自分にとっては皮肉な巡り合わせにも感じた。


    ここ2ヶ月で最初の修正安が始まった。中国とアルゼンチンを除き、先週世界の株式指数は下落、その内米国など一部は急落した。前週の良好な雇用統計によって多くの株式指数が8月終盤につけた安値以来の最高値水準に達した後、12月にFRBが利上げするとの懸念が投資家に重くのしかかった。

    より高い金利への懸念はまたより高いドルをも支持し、代わりに商品相場を押し下げた。原油は再び1バレルあたり40ドル以下に落ちる恐怖を味わっている。金は5.5年ぶりの安値1073に再び下落したが、この動きは2015年7月24日にも示現していた。銀は直近の★★★重要変化日8月26日につけた6年ぶりの安値13.91の下値をキープした。もしこれが15以上に戻るようなら、異市場間強気ダイバージェンスの展開中と見ることが出来る。

    先週のジオコズミック・サインのラインナップには特別注目に値するものは無かったが、11月8日と12日の順で金星と火星が共に天秤座入りしたことはその例外だった。このシフトは国債と通貨のトレンド転換に相関する可能性があるとして読者の皆さんに注意喚起してきたものだ。この期間中、それぞれが新安値をつけたが、これがプライマリー・サイクルの安値かどうかを確認し得るだけの反騰をまだ見せていない。今週からは、より重要なリバーサル・ゾーンがスタートする。



≪短期ジオコズミクス≫

    ★★★クラスの重要変化日を迎えてからもうしばらくの時が経った。最後の一つは8月26日±3取引日だった。これは世界の殆どの株式指数の大きな下落、銀の安値、そして通貨と中期国債の高値と同期した。

    次の★★★重要変化日がやって来ようとしている。実際、その影響力のオーブは海王星が順行し(11月18日)、金星が天王星・冥王星スクエアとTスクエアを形成(11月20日〜23日)する今週から発効する。これは金星よる外惑星への強力なトランスレーションで、株式などの金融市場においてしばしば短期トレンドを終わらせ、突然で急激なトレンド転換を起こすシグナルだ。

    この、重要なジオコズミック・サインの時間帯は、土星・海王星ウェイニングスクエアが起きる11月26日を含む次週へと続いていく。皆さんはすでにそれを感じつつあるのではないだろうか(長期的考察を参照してほしい)。市場もまたこれに呼応しており、特に海王星が副支配している原油が顕著だ。今現在、価格は生産調整が行われていないため(何故だろう?)抑えられている(土星)。エネルギー関連企業が利益を出せずに倒れ始めると共に、まもなく供給の抑制(やはり土星)によってその状況は変化するだろう。



≪ 長期的考察とマンデーン・アストロロジー ≫

    『フォーキャスト2016』の執筆が終わるまではコラムのこのパートは休載するつもりでいた。だが「民衆の力」― 学生の抗議活動 ― による差別反対運動が ミズーリ大学の学長を辞任に追い込んだというニュースを目にした途端、この一文を書かずにはいられなくなった。この出来事は、天王星・冥王星スクエアから差し込む影だ。困難はいまだ去っていない。そんな訳で、皆さんと少しばかり考えを分かち合いたいと思う。

    私には人生について気付き始めたことが一つある。現在私達は、今まで現実だと思ってきたことが変容していく天王星・冥王星スクエアの3〜4年間を過ぎ越しつつある。そしてそれと共に、また異なる現実が頭をもたげ始めている。この異なる現実とは、土星(射手座)・海王星(魚座)のスクエアだ。もしあなたがアストロロジャーなら、魚座の海王星が「異なる現実」を支配することをよく知っているはずだ。だが、今回の魚座の海王星について私が確信するのは、これが牡羊座の天王星・山羊座の冥王星スクエアとは全く様相を異にするということだ。様相はどうとでも変わるのだ。特に魚座の海王星の影響は大きい。あなたが目にしている物事は、あなたがそう思っている物事とは違っている。

    それでも、私にとってこれは個人的に非常に興味深い。何故なら私自身が両方の原型に関連を持つからなのだ。私は現在冥王星が在泊する山羊座の生まれであり、現在魚座に在る海王星は、私のチャートの上昇惑星、天秤座の海王星と結び付く。さて、ここに述べる異質の現実がどう共に働くか ― あるいは衝突するか ― について、知っていて当然の人物がいるとすれば、それは強力な土星/山羊座タイプ(つまり私だが)、そして強力な海王星タイプ(これも私だ)の人間だ。

    そこで私の土星/山羊座がこう聞く。『現実とは何なのだ?』 この天王星・冥王星スクエアという宇宙の破壊競争を過ぎ越し、世の中には単に自分達と異なる世界観や信条を持つというだけで他者を斬首するような人々が存在することを私達が理解した今、もはや何が現実と言えるのか?と。 

だが海王星はこう聞く。『あなたの兄弟姉妹や友達の頭を切り落とすなんて一体どんな現実なの? 彼らは本当にあなたを傷つけ脅かしたの? この人達を、この残酷で、がさつで、野蛮な行為に走らせるものは何? まるで魂を持たないゾンビのように、殺しと破壊をプログラムされるなんて、それはいったいどんな名の下に? あなたが実際に牡羊座の天王星(頭)・山羊座の冥王星(切り落とす)スクエアが命じるままに敵対する、その相手のことを学んだり繋がろうとすることは、もう無理なの? 格好わるいことなの? あなたが知りもしない人の首を切り落とす、その動機の源って ….何? 彼らのルックス? 彼らが信じてること? それともあなたが信じてやまないことを理解してくれないから?』

    天王星・冥王星スクエアは、このように人間が差別に基づいて相手を殺す行為へと導く、完璧な魔界と人間性からの乖離として示現し得るのだ。そのエネルギーは苛酷だ。他者など気にかけない。それは暴力的で自己中心的だ。人間性に対する宇宙的慈愛の欠如があなたに強いストレスをかけ、参らせる。これは天王星と冥王星が互いにスクエアを形成する時のダークサイドだ。

    現在私達はそこを離れ、土星・海王星スクエアの領域に入ろうとしている。それは教師 ― 土星 ― が天王星と冥王星(攻撃と暴力)の学習を断念し、これから海王星(平和、静穏)の世界へと転任していくようなものだ。新たな学習が始まる。もう牡羊座の天王星・山羊座の冥王星スクエアの学習は無いだろう。暴力性はは徐々に減少していくが、それでも来年1月終盤までは、牡羊座の天王星と山羊座の冥王星がスクエアのオーブ圏内に在る。だからある程度の暴力と卑劣さは続いていくだろう...。

    しかしながら、天王星・冥王星スクエアから学ぶことはまだあるのだ。何故ならこれから先は、これら全ての憎悪の後遺症それ自体が、射手座の土星・魚座の海王星スクエアが示す現実に向かって方向転換しようとしているからだ。それは行動のための目的と、それを正当化する理由を探している。それが射手座にとって通常のセオリーだからだ。また土星がそこに在る時は、拠って立つべき原理となるモラルを必要とするかに見える。であれば、射手座的モラルの原理からひとつ「要求」を出してみると良いのではないか。例えば「無償教育*」などはその一つに挙がるだろう。

    現状は1965年〜1966年に天王星・冥王星がコンジャンクトした後の2年間と非常によく似ている。当時も学生達は活動家であった。彼ら(私達)もまた権力に対して抗議し、法外な要求を突き付けた。それは徹頭徹尾、反体制運動であり、大学生活とそこでの経験を完全にひっくり返した。高等教育はもはや以前と同じではなく、政治もまたそうだった。その過程において市民権運動が勢いを増し、ベトナム戦争がついに終わった。けれども街に、キャンパスに、ワシントンD.C.や世界各国の首都に、そして後に流血の日と呼ばれることになった1968年シカゴ民主党大会**など、あらゆる所に暴力がはびこった。これは天王星・冥王星コンジャンクション後2年以内の出来事だ。

そして今、再び私達はここに居る。これら同じ2惑星による最初の1/4局面となるスクエアがもたらした後遺症のただ中で、私達は再び暴力、抗議活動、大学教育の崩壊、警察力に対する攻撃、そして近いうちに出現する連邦政府と直面している。私は 当時の自分達が 親達の世代にもたらした恐怖について、しばしば熟考することがある。今や私自身、新たな活動家達にとっては彼らの親の世代になっている。二極分化の反対側の立場に立った今、私達のジェネレーションは、どうこの状況に対応するだろうか。 私達の親の世代と同じようにふるまうのか? あるいは、過去の私達と同じようにしかるべき理由を持った反逆者達に、理解をもって対応するのか?


    さて、無償教育というのは考慮するにあたってそう悪くはないと思う。とりわけ私達が相互に関わり合って創り上げたこの社会の中で、教育費は一生を通じて大きな負債を負う覚悟をしない限り、大方の人々にとって手の届かないほど高額化している。とはいえ、そこで疑問が生じる。「無償にするならいったい誰がその費用を負担するのか?」 まぁ、私はダブル山羊座(太陽と月が在泊)なので、"実行可能" な解決策や、少なくとも "有効なディスカッション" をスタートさせることでこうした問題を解く、という試みを楽しいと思うようなタイプなのだ。

そこでもし..... 連邦政府が授業料無料の大学や短大を各州に一校設立するか、または提供するとしたらどうなるだろう? 学生ローンを負った各大学の卒業生は皆、昼間の仕事の他にこの無料大学において、互いに各自納得の上のレートで各期ごとに1〜2コースを教える仕事を請け負う。そしてそれによって負債を減額することが出来る。またこの無料大学が受け入れる学生達は、週に5〜10時間ほど大学運営の仕事に携わることにしてはどうだろう? 全ての州(または連邦政府)が医療/レクリエーション用の大麻を合法化し、そこから得られる税金を全てこの無料大学の支援に回す。無料大学の理念を支持し寄付を通して支援する個人や企業はその分の免税措置(連邦と州)を受けられるというのは?

    もし...... ならどうだろう? これが土星・海王星スクエアの新しいリアリティだ。そのエネルギーは、立ちこめる霧を晴らす努力をするにあたり、適切な答を聞いてくる。単に誰かが自分とは異なる信条や肌の色を持っているからといって、いきなり首を切り落としたりはしない。

さて、土星・海王星スクエアの新たな現実世界へようこそ。ここではクリアな回答など何処を探しても無い。その代わりに沢山の質問が待っている。もしあなたが質問のための時間を取らないなら、代わりに多くの誤解が待つだろう。



    もし..... なら? 海王星が土星と繫がり合う時、それは悪夢 ― 未知への恐怖 ― となって拡がる可能性がある。あるいは、夢を現実にするための努力をスタートさせる時となるかもしれない。 もし....ならば......。





* 無償教育:現在、支持率においてヒラリー・クリントン氏に迫る勢いを持つと言われる民主党大統領候補・左翼系無所属の上院議員、バーニー・サンダース氏が掲げるスローガンの一つ。学生達の支持を得ているが、保守系からは「社会主義者の極端なバラ捲き政策」として批判を浴びている。(訳者の推察:おそらくメリマン氏はこうした極論と批判が飛び交う現況を意識して、米国人ならハハァーン...と感じるだろうことを期待しつつ本論の "What...if " に繋げているのではないかと思われる。)

**
1968年シカゴ民主党大会:1968年8月、大統領候補選定のために開かれた民主党大会当時、ベトナム戦争反対運動デモは最高潮に達していた。当初は何千もの人々がサインや旗、絞り染めのTシャツを着て音楽を奏で、踊り、詩の朗読を行ったという。豚のキャラクター「Pigasus the Immortal」が大統領候補として街に持ち込まれもした。初めはカーニバルのような雰囲気だったが、群衆の内何人かが警官隊に投石を始めたことから暴力化していった。苛立った警官が催涙ガスで応戦しバトンで殴りかかるなどデモは暴動と化し、人々が逮捕された。8人の活動家(内一人はブラックパンサー党)と8人の警官が起訴されたが、その法廷は反体制派と大衆の注目を浴びた。活動家は体制の出先機関である法廷を揶揄するように自ら法衣を着たり、裁判官をファシストと罵ったりキスを交わすなど様々なふるまいで反抗を示した。また左翼やカウンターカルチャーのアーティスト・著名人が多く出廷して証言するなど、派手な反体制的パフォーマンスが繰り広げられた。後に被告となった7人はシカゴ・セブンと呼ばれるようになる。(参考:wikipedia)

この年は世界各地で学生運動が盛んになり、パリでは五月革命が起きた。日本では反戦、反体制、反安保の流れを背景として、大学の自治権侵害や金権体質に怒った学生達による東大安田講堂占拠や日大封鎖事件が起き、翌年へと続いていった。やがてその一部は過激化し、武力闘争による革命を目指す赤軍派に発展していったが、時が経つと共に内部闘争が激化し、結局は自壊していった。




訳文ここまで
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November 11, 2015

○11/12の新月―みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)

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    新月は前回からの課題を経て、次の新月までの約1ヶ月をかけて取り組む新しいテーマが開示される時。 そしてこれは生まれた星座に関係なく、地球に生きるわたし達みんなに平等に降り注ぐエネルギーです。わたし達はこのエネルギーを使って日々、自分なりに考え行動していきます。その現れはひとの数だけ様々ですが、やがてはお互いに影響しあいながら、社会・国・世界の潮流を作っていきます。これは言い換えると、わたし達を取り囲む「空間の雰囲気」です。星読みの世界から見れば、誰もがその中で生き、そのテーマに呼応して・・(素直になったり、反抗したり、無視したりしながら・・)自分なりの人生を創造していると言えます。 その意味でも、刻々と変容していく惑星エネルギーの流れをおおまかに知っておくことは、きっと何かの役に立つんじゃないかと思います。
    例えば…シンボルの光景やキーワードを覚えておくだけでも、何かに迷った時の指針になるはず。。ではでは今月も行ってみます!(^_-)
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★新月タイムスケジュール★
願い事やアファメーション、ヒーリング・メディテーションなどしたい方は、もし可能ならこの時間帯に合わせてみてください。エネルギーの高まりを感じとれると思います。(^_^)

【地方平均太陽時: ソーラータイム(LMT) 】
東京・関東ローカルで  11月12日 03:06前後、北海道周辺で  03:12前後、関西方面(日本標準時ならこの時間)は  02:47 前後、沖縄周辺では 02:17前後に 蠍座 19°00’40”で新月となります。

前回の新月のテーマについてはココ、満月についてはココをご覧ください。

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Sabianシンボルによる【 新月がもたらすテーマ 】
*ここではデーン・ルージャー(ルディアー)版やマーク・エドモンド・ジョーンズ版の解釈ではなく、透視家エルシィ・フィーラーの伝えた言葉をそのまま書き写したオリジナル版サビアン・シンボルを使ったブレイン・ボヴィの解釈を参考にし、アスペクトを加味して読んでいます。
*テーマはひとつの意識の流れを表したものです。この流れは順不同に現れたり循環したり、ひとつだけ突出して感じられる場合もあります。また、解釈の内容はその時々のアスペクトを意識しながら抽出しています。


【太陽・月 蠍座19°~20° ー 11/12~11/25 】
 "A parrot listening and then talking"
『耳を傾け、その後で喋るオウム』

 "A woman drawing two dark curtains aside"
『2枚の暗いカーテンを引き開ける女』

【テーマがもたらす雰囲気と挑戦(順不同)】
→★素晴らしい観点、ことば、スローガン、力への傾倒と同一化
→★惹かれた物や人との同一化によって自分の中に眠った何かが形を取り始める
→★尾ひれの付いた情報や噂がさらに誇張されていく状況
→★権威ある存在のことばを借りて自分の意見を通そうとする行為
→★誇張や捏造、ご都合主義のバイアスがかかった情報を冷静に処理する
→★対人関係で漏れ伝わった秘密をどう扱うかに関わる人格的試練
→★自分が抱えるフラストレーションを他者に転嫁して紛らわせる行為に注意
→★一度取り込んだ情報を内面深く濾過し尽くし、オリジナルを創出する必要
→★拒絶か依存するかの二元性/子供っぽさから脱却する必要
→★不可解さだらけのムードに乗じて人を乗せようとする動きに注意
→★社会の喧噪からひととき外れ、全き孤独になってみることの効能
→★追い詰められた状況から突然のひらめきや力が湧いてくる体験
→★古くから自分の中に生き続けてきた「個的な神話」の復活
→★自分の中の暗闇、黒い部分にあえて踏み込み、通り抜けていく必要
→★思考の飽和状態から一度空白へ、そして過去の記憶を編み直していく
→★まだ何も見えてこない中でも自分らしさの本質をしっかり保つ必要
→★新しくてまだ言葉にもならない気付きが内側に生まれてくる・・・→

エネルギーのポイント:『アイデンティティの再確認と刷新』

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        早いというか速いというか、今年ももうあと1ヶ月半。。でも世の中全体を覆う雰囲気としては、1年の総括に入ろうとするより、まだまだ立ちこめるモヤの中で何かがすごい勢いで動いていくのを捉えきれず、なんだかみんな足が地面から1cmくらい浮いたままで右往左往しているような? 品位から見ても、このところ一番強大な力を誇っているのは逆行中の魚座の海王星かもしれません。今、海王星は、じわじわ…じわじわ…と土星的な時の戒めを浸蝕し、現実世界にいながらどこか異界をさ迷うような意識の層を創り出しています。魚座の海王星劇場が見せてくれる演し物は、悲劇も喜劇もみんなけれん味・幻想味たっぷり。どこまで行っても境界線がわからないフラクタルの海。それがどう作用するか、どの程度意識に影響するか、その表れはひとにより、ネイタルにより本当に様々です。 ただ日食後初めての新月だった前回あたりから、うっそりと迫り来る何かを…というか、自分の中に次の "完全変態" に繋がる胎動が始まりつつあることを、その体に、こころのどこかに、ふと感じるひとは意外と多いのではないでしょうか? 


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        さて前回、新月・満月のエネルギーポイントは「やって来るものへの予感」→「次のステップの予感」でした。 そしてこの蠍座の新月。わたし達はいまだ晴れない霧の中で、もう一度自分の足許を、アイデンティティを、確認していく局面を迎えるようです。いえ、確認するといっても、今まで通り変わらない自分を見て安心したり、ガッカリしたりするのではなく。 日々の生活、仕事、コミュニティや対人関係の中で、意識・無意識のギリギリの境界域で沢山の情報を処理しつつ。その中で今一番重要なこと、本質、それを削除したらもはや自分とは言えなくなるような「何か」の存在をはっきりと確認するような作業。そしてそれを頼りにあらためて、これから大きく変動していこうとする世界に入っていくような感覚。。

アイデンティティの問題って、カーディナル・クライマックスに入ってからもう何度となく周期的に取り組んできたような気がするけれど…うーん、まだやるのかぁ。。 でも考えてみれば世界も、国家も、わたし達がそれぞれに属する何らかのコミュニティも、何だかアイデンティティが根こそぎ揺らいでいるように見える昨今。その気になればとりあえず面白いことは沢山ころがってるけど、それでもこうなれば大成功!とか、こうだったら幸福!なんていうステレオタイプはとうに崩れ去り、先行きに漠とした不安が漂うように見える今。世界にはただ明日を生き延びることだけでせいいっぱいのひと達も増えています。 わたし達が生きる社会にも、これから少しずつ別な動きが出て来て、たぶん来年は今年以上に激動期になるのではないかと思います。それは向こうから来るように見えて、実はわたし達が呼んで…いえ、創りつつあるのかもしれません。


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        そんな流れをふまえての、アイデンティティ再確認。月のノード軸はこの新月までエリーズ・ポイント(「個」と「公」の交差点)にあって、乙女座の旅を終えようとする火星がコンジャンクトしています。 その火星はケンタウルス族のエラトゥスと合。今、自分の中で一番大事だと感じることに集中し、ひゅんひゅん飛んでくる矢を交わしながら、こころの中で「わたしは此処だ!」と叫ぶような感じ。それはわたし達の奥底に潜む、秘密のエネルギーです。もし、今まで理想として描いていた情景や、世界は「こうあるべき」だ…という観念があったとしたら、それはもう古くなりつつあるかもしれません。集合離散。それが何であるにせよ、一度溶かし、崩れていく様を見る、思い描く。それも悪くない。今なら。自分の中の集合離散。その中にこそ、真新しい「秘密」が隠されているのかもしれないから。

そして、ホームの天秤座に還ってご機嫌な金星は、新月図のアセンダントとコンジャンクト。このあたりは火星、ノースノード、ちょっと離れてブラックムーン・リリスも集まってなかなか賑やかです。ホッとひと息つく間もなく、 「個」と「公」、「わたし」と「みんな」、「こちら側」と「あちら側」が内面深くぶつかりあうかも? 何やってるんだろう?なんて何だか笑ってしまいたくなるけれど。。。 この金星は、どちらかというと集団からちょっと離れて自分の美意識を大切にしたいという気持ちが強そうです。けれどICにはパラスとイカルスが合で、金星とはスクエア。うっかりすると、「バカは嫌いだ!」とか「あのひととはセンスが合わないから面倒」なんて、狭いこころがアタマをもたげてくるかもしれません。 ただ、今は自分の中にちょっとでもひとを見下すような傲慢さが出て来たら、要注意です。この新月期はそういう気持ちに動かされて思慮の無い行動を取るのはNG。人生、戦うべき時はあるけど、それは今じゃないかもしれません。無駄な損失やせめぎ合いで犠牲を出さないためにも、毅然と謙虚さをもっていきましょう。


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        けれどその一方で…面白いことに、この金星、水瓶座のセレスとはトラインなんですね。このセレスは抽象的な「コミュニティ」ではなく、何か実体のある「グループ」と共に過ごすこと、ひとと触れあうことを薦めています。きっと、とても強い「個」への衝動をきちんと成熟させるためには、現実の中で他のひと達と沢山触れあっていくことが大切なのかもしれません。別に社会のために…とかじゃなく、趣味の集まりでも、自然観察や健康関連、美味しい食事を楽しむ会だってOKです。個のアイデンティティと、グループとしてのアイデンティティ。その触れあい、ぶつかり合いは、全て自分への刺激となって返ってきます。その刺激から何が生まれるでしょう?  もしかしたらそれは、自分だけの真新しい「DNA」かもしれません。

この流れは新月の太陽・月、木星から天王星へのYODパターンにも見て取れます。リジッドな現実の中で、解放への突破口を探して様々な交流を試みたい木星は、新月、そして水星と共に、大胆で無防備なキラルスを巻き込みながら、牡羊座の天王星にエネルギーを収束させていく感じ。牡羊座の天王星も対人関係となると、一筋縄ではいかない集合離散のエネルギーだし、ちょっと問題含みのアスペクトではあるけれど… でも、出逢いの中で、もしかしたら何か予期せぬインスピレーション、今までに考え付かなかったような解決法が見つかるかもしれません。自分の観念を打破するような経験が出来るなら、どんな結果であれ今は歓迎すべきときなんだと思います。もし親しい誰かとの間に何か起きるなら、それは自分を一回り大きく拡げていくチャンス。気心の知れた親しいひとが相手なら、たとえばちょっとお茶目な無頼っぷりとか。。 細かいことは少しだけ脇に置いて、いわば「超法規的」な目線で物事を眺めてみるといいかもしれません。さてエレクトリックな火の鏡には、いったい何が映るでしょうか?


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        今回の新月図の星回りを見ると、こころの内側に激しく生まれ出ようとするエネルギーがあるのを感じます。もしかしたらそのこと自体が、先に進むためにわたし達に課された一種のテストなのかもしれません。それはたぶん、今までにあまり経験してこなかったようなこと。もしかしたら、避けてきたようなことかな。。 たとえば、周囲で繰り広げられるドラマにけっして同化しないこと。感受性を高く保ちながら、共感する力を保持しながら、まきこまれずにいること。責任はきちんと果たしながらも、その義務や置かれた立場にも同化しないでいること。醒めているというより、覚めていること...。


        そうそう、醒めるといえば…この新月図にはもう一つちょっと面白い味わいがあります。強力な海王星を背景から支援するような感じの、幻想的・幻惑的なエネルギーと言えばいいでしょうか。ちょっとダークで異次元的な味わいです。ゴシック・ロマンやスチーム・パンク的な、重々しくて仄暗いイメージもあります。実際にアンダーグラウンドな世界に惹かれるひともいるかもしれません。何かこう、"世間様に背を向ける" 的な感じかなw? もしそんな感覚がいつもより強めに湧いてくるなら、それはたぶん、誰の中にも必ず存在する「黒い」部分を覗いてみない?という星達の呼びかけのような気がします。そしてこれは、サビアン・シンボルのテーマともオーバーラップしているんですね。おそらく暗いカーテンを開ける前に、自分の中の人間を、そのダークな部分を、よく見て、しっかり味わっておく必要があるのかも。。


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けれどそれ... 単なる地下世界じゃありません。明確には掴めないとしても、その背景にはどこかしらアウタースペースの匂いがあります。つまり地球とは異質の、何ともいえずフッと持っていかれるような...ことばに表しにくいエネルギーです。。 特に各サインの5°〜7°あたりに個人的な惑星やアングルを持つひと達、中でも双子座、水瓶座、天秤座の風トリオ、そして場合によっては乙女座、射手座のひと達に、これをなんとな〜く感知するひとがいるかもしれません。このエネルギー、イマジネーションや感受性が鋭くなるし、クリエイティブなことをするには良い感じです。意識はとてもスペーシーだし、何か興味のあることをやっているとぜんぜん眠気を感じない、なんてことも(体は疲れてるはずなので、そこは要注意だけど)。

その一方、射手座の土星は時計の音をチクタクさせて、「んなことしてる場合じゃないだろ!醒めろ!」とプレッシャーをかけてきそうw。こういうとき、仕事の予定や待ち合わせの約束には遅れたりしがちなので、いつもより早め早めに準備し、余裕を持って出かけたほうが良さそうです。 中には、なぜか気付くとボーッとしたり物忘れが激しくなって「もしかしてアタマが悪くなったかも…」と不安に思うひともいるかもしれません。また、何をしていても現実感が無かったり、さっきの話とは逆にひたすら眠くなることもありそうです。もしそんなひとがいたら、あまり心配しないで。ただ時を超えた異質のエネルギーに触れて、スペースアウトしやすくなっているだけかもしれません。広大な宇宙と小さな自分との、実はとてもとても濃い絆を感じられるときでもあります。その特殊な味わいを、楽しめるときに楽しんでください。ただ、事故や怪我など副作用には気を付けてね!(^_^ (もちろん、異常がずっと続くようなら違うところに原因があるかもしれないので、専門家に相談しましょう。)


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        さて、そろそろ『フォーキャスト2016』の翻訳も佳境に入って来たせいか、なにやら頭の中がもう来年になってます(^^;。なので、今回はチャートを見ながら気付いたことをとりとめもなく書いてみました。。 それにしても、この新月も本当に様々な顔をもっているなぁ...。

けれど今、ひとつ言えること。それはこの新月期、わたし達は ひとも物事も含めて、様々な外界の力と出逢い、ぶつかったり溶けあったり崩れたりしながら、新しい自分をダイナミックに生み出していくだろうということです。その鍵となるのはたぶん、他のひと達の観点、今まで目に映らなかった物事の別の側面に気付いていくこと。まったく別の領域があることに、うっすらと気付くこと。そこから受ける刺激と 自分自身の注意深さによって、わたし達は「聞いたままのことば」を繰り返すのではなく、それを単に「二次的に創り変える」のでもなく、それぞれがこの世にたった一羽だけ存在する美しいオウムとなって歌うようになる。そのとき、オウムは自分が誰で、何を歌っているかを完全に理解しています。


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        わたし達はもう何度も何度も自己のアイデンティティを確認してきました。でも、たぶんまだ足りなかった。何か新しい視点が生まれようとしている。何かが、違う。まだことばにならないけど、はっきりと感じる。 そしてその何かを抱きながら、まだ見ぬ未来と今を隔てる暗いカーテンを引き開けようとしてる。そこに それぞれの、宇宙。


カーテンを開いた先に、何が見えるのかはわかりません。もしかしたら、まだこの先も仄暗い道が続いているのかもしれません。でも、今。ひとつの節目。また一歩、戻れない識閾をまたいでいくわたし達です。それぞれの未来に、ささやかな新月の祈りを捧げて......

さぁそろそろ、出かけましょうか!(^_^



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have a great trek!!!★



hiyoka(^_^


November 08, 2015

レイモンド・メリマン 週間コメント11/9【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2015年11月9日(フリー版より)
翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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≪ 先週をふり返って ≫

    “金曜に出た雇用統計によれば、10月の農業部門雇用者数は27,1000増加し、失業率は5%に下落、金融政策がドラマチックに転換するという予測に拍車をかけた。…今やトレーダーは、この9年間で最初の利上げが12月15日~16日に開かれるFOMCで決まる確率は70%と見て動いている。たった1ヶ月前にはその確率はわずか5%だった…”

ーJeff Cox
 “Blowout Jobs Report Puts Ball Back in Fed’s Court”
    “予想は雇用者数変化が18,2000人の増加、失業率が5%の低下だ… 新規雇用者数が高ければ国債、通貨、貴金属は安値に沈み… 金曜朝に月と冥王星が乙女座(労働市場を支配する星座宮)でコンジャンクトすることから、雇用統計の数字は良いと思われる”

ーMMA購読者向けデイリー・リポートより
 2015年11月5日付


    ファイナンシャル・アストロロジーの優位性が再び証明された!

    米国労働省が11月6日金曜、東部時間午前8時30分、月と木星が労働力の星座宮である乙女座中盤でコンジャンクトすると同時に雇用統計を発表した。この強力な天のコンビネーションによって示唆される通り、非農業部門雇用者数の数字は予想をはるかに超えて増加した。発表はまた労働者の賃金が2.5%アップしたことも示したが、これも予想を大幅に上回るものだった。これを受けて金、銀、ユーロ(と他の外国通貨)、そして米国債が数ヶ月ぶりの新安値へと下落、一方米ドルは反騰し、4月半ば以来の最高値水準である99.34をつけた。

    FRBは再び金利引き上げのための測定基準が満たされつつある事実に直面している。土星が射手座13°に在泊するFRB設立図(1913年12月23日)の水星にコンジャンクトする2016年1月に向かい進み続けるにしたがって、ファイナンシャル・アストロロジーの予測に沿った形で利上げが行われる公算が高くなっている。(『フォーキャスト2015』/88〜89頁参照)

    しかしながら、強い雇用統計が株式市場に与えたのは吉凶こもごもの効果だった。11月4日火曜に17,977でピークアウトした後、ダウ平均は比較的狭いレンジでの動きにはまり込んだ。雇用と賃金の増加は強い経済の兆候だ。だが、2016年に入ってまもなく消費者と企業に対する新しい税金が束となってのしかかってくることを考慮すれば、利上げはそう遠くない未来に消費者、企業双方の支出に影を落とすことになるだろう。来年夏いっぱい続く木星の乙女座運行は、2016年の大半において雇用が増加することを示唆している。しかし、おそらくは2016年の米国大統領選の後、徐々に増税と利上げが企業に雇用削減を強いてくる。しかし、2008年がそうであったように、こうした経済問題は2016年の選挙戦以前であっても浮上する可能性があり、そうなれば2008年当時と同様に政権党にとっては深刻な反動が来るだろう。政治家が永遠に愛する台詞がこれだ。『経済こそが重要なのだ、愚か者*』。もし選挙に向けて経済が急激に低迷してくれば、政権与党の候補者にとっては死の宣告に近いものとなりそうだ。


* 『経済こそが重要なのだ、愚か者』:1992年の大統領選当時、不利を伝えられたビル・クリントン陣営が、外交で大きな成果をもたらしたとして人気が高かった現職ジョージH.W.ブッシュ(父ブッシュ)に対抗するため考案した事実上のスローガン。この言い回しは大流行したという。91年のイラク侵攻直後は90%の米国民がブッシュを支持していたが、翌年の選挙時にはそれが反転した。クリントン陣営は選挙キャンペーンに当時の景気後退を利用してブッシュの追い落としに成功したと言われている。


≪短期ジオコズミクス≫

    “世界経済が直面する危険は、2008年のリーマンブラザーズ破綻以来のどんな時点より厳しい…”

ー元財務長官ラリー・サマーズの言葉
 (先月のワシントンポスト紙論説より)
 Susan Page
 “5 Big Questions That Could Shape the 2016 Election”
 USA Today, November 6, 2015.


    以前から述べているように、FRBは1913年12月23日に設立された。その日、太陽は山羊座1°に在泊し、蟹座0°の冥王星(負債)とはオポジションだった。これらは両方共カーディナル・サインに在泊している。したがって、惑星がカーディナル・サイン(牡羊座、蟹座、天秤座、山羊座)のいずれかに入居する時、FRB設立図の太陽・冥王星オポジションにハードアスペクトを形成することになる。多くの場合、これはFRBによる政策変更や何らかの発表と同期し、それが国債価格にダイレクトな影響を与え、そして間接的に他の金融市場や商品価格に影響を及ぼす。

    今週は金星と火星が順に11月8日と12日の順でカーディナル・サインである天秤座に入居する。ということで、FRBからの発表、またはFRBに関するニュースが国債価格をリバーサルに導くことが予想される。殆どのアナリストは現在、12月のFOMCでの利上げを予測している。けれども今の米国債はもう5週間にわたって下落してきている。金星と火星の天秤座運行は、こうしたトレンドを反転させる可能性を示唆している。それはFRBが利上げ予測の熱を和らげるか、市場がすでに利上げを織り込んでしまったことを暗示するものだ。

    考えてみれば、FRBのゼロ近い金利に1/4ポイントを上乗せすることは、いったいビジネス活動にどれほどのインパクトを持つだろう? もし0.25%以上の利上げが実施される可能性があるとすれば、より深刻な反動が起きるのは当然だろう。そうなれば、ラリー・サマーズは正しかったことになる。

    来週は金星と火星の両方が秋分ポイントを通ることからファイナンシャル・アストロロジャーにとっては重要な時期ではあるが、私達は11月20日以降に展開するジオコズミック・サインの一団のほうに、より懸念を抱いている。その期間中に、36年周期で今期は都合3回起きる土星・海王星ウェイニングスクエアの初回形成があるのだ(11月26日)。このジオコズミック・サインは金利政策の変更に関して、注目に値する合致の歴史を持っている。またこれは、ロシアの政治的方向性の転換にも驚くべき相関性を持つ。これらに関しては共に、来月刊行予定の『フォーキャスト2016』で詳説するつもりだ。


≪長期的考察とマンデーン・アストロロジー≫

….『フォーキャスト2016』の執筆が終わるまでこのパートは休載させていただく。







訳文ここまで
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November 01, 2015

レイモンド・メリマン 週間コメント11/2【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2015年11月2日(フリー版より)
翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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 ≪ 先週をふり返って ≫

        “連邦準備制度理事会は12月に短期金利の引き上げを行うかもしれないと明確に述べた… 今週開かれた2日にわたる会議の末にFRBが金利を維持する一方で、投資家は中央銀行による経済見通しを歓迎したように見えた”

 – Jon Helsenrath
“Fed Keeps December Hike in Play”
Wall Street Journal. October 29, 2016.


        11月2日の月曜、金星が火星にコンジャンクトし、これにより10月6日から始まった、今年一番長いジオコズミック・サインの一つである時間帯が終わりを告げる。この4週間にわたる期間の内に、14種のメジャーアスペクトや惑星滞留が6日と空けず継続的に起きてきた。これほど多くのジオコズミック・サインを含んだ長い時間帯が展開していく時、多くの市場がサイクルのトップやボトムをつけた後反転することに私達は注目するわけだが、それでもこの混み合う時間帯の内、異なる市場はそれぞれ異なるタイミングで反転する。こうした現象は同じジャンルの市場でも起こり得る。例えば、株式市場は8月24日の安値から急騰してきた。しかしながら、世界の一部の株式市場は前週の末にトップアウトし、また一部は先週月曜に、そして他は先週木曜と金曜に向けてサイクル新高値を更新し続けた。さて今回のジオコズミック・サイン群の最後を飾るアスペクトが月曜に完了することから、全ての株式市場が8月終盤の上昇に対する修正安として下落し始めても(あるいは下がり続けても)驚くにはあたらない。

        ここ2週間は、株式市場をさらなる反騰へと刺激してきた中央銀行の発表という観点から見て注目に値するものがあった。10月19日の週、ECB(欧州中央銀行)は量的緩和策の新ラウンドを実施するかもしれないと仄めかした。これに次いで中国人民銀行が政策金利の引き下げを発表した。これら二つの発表は共に成長促進がその目的であり、ヨーロッパの場合はインフレ率の押し上げもその中に入る。両地域の株式指数は2ヶ月ぶりの高値まで反騰した。

先週、米国FRBは金利引き上げを ー まだ ー 行わないと決定することによって同じゴールを達成した。株式市場は再びそれをはやして上昇を続け、10月30日金曜前半にサイクル新高値をつけた。しかしながら、FRBが12月のFOMCで金利引き上げに踏み切る可能性を残したことを投資家達が理解するにつれて、米国とその他世界の株式市場は後ずさりし始めた。

これは長く待たれた修正安が始まったように見える。多くのアナリストがこれを単なる修正ではなく、株は8月の安値以下まで下がるだろうと信じている。だが私はサイクル・パターンから見て、そうはなりそうにないと考える。だがたとえ修正安であっても、いざ始まるとなれば急落になる怖れはある。

FRBが12月に金利を引き上げるかもしれないという示唆の影響を見ると、株に対してよりも米ドルに対する通貨価値の萎縮効果の方がずっと高かった。例えばユーロは発表を受けて急落した。金と銀もまた急落したが、それは私達が重要変化日とした10月28日、銀が16.37でサイクル新高値をつけた直後のことだった。金はその日サイクル新高値に届かず、1183に達したのみだった。金曜には銀は15.50以下、金は1140以下で取引されていた。

しかしながら、米ドルに見られた強さは原油価格を圧倒することはなかった。10月27日火曜に42.58でボトムをつけた後に原油は反騰を開始し、これまでのところ(金曜取引時間中)10%騰がっている。

        気象面から見れば、3回目にして最後の土星・天王星セスキクォードレートが10月23日金曜に形成され、主要な自然災害と同期した。先週述べたように、“これは大自然(または人間)によって地球の一部が脅かされる状況に関わるシグナルだ。前回これが顕れたのは5月4日で、チベットに壊滅的な地震が起きて多くの命が失われた。今回はこれがハリケーン・パトリシアと関連して顕現している。これは西半球でこれまで記録された中でも最強の嵐であり、メキシコ湾岸で風速200マイルに達している”。10月26日月曜、マグニチュード7.7の地震がパキスタンとアフガニスタン国境を引き裂き、1万軒以上の家屋を破壊し390人の生命を奪った。アスペクト自体は終了したが、救助活動と再建の努力が実るまでには長い時間がかかるだろう。



≪ 短期ジオコズミクス ≫

        11月2日月曜、金星と火星は互いの3幕にわたる舞踏の幕を引く。換言すれば、2月22日にこれら情熱的な恋人同士がこれも情熱的な星座宮牡羊座で最初に出逢い、9月1日にロマンティックで楽しいことが大好きな獅子座で2度目の接触を果たした後、今回が3回目にして最後の結合ということになる。彼らは順に11月8日と12日、晴れてパートナーとして結び合う星座宮である天秤座に入るが、その前にもう一度だけ共に過ごすのだ。これはまるで、今までの炎のような情熱が落ち着きを見せ、長期にわたる健康的で建設的な関係性を構築しようとしているようだ。双方が互いに忠実であり続けるのなら、その関係は上手くいくだろう。だがこれは困難かもしれない。土星が海王星に対して10ヶ月にわたるウェイニングスクエアを形成するからだ。これは約束が破られ、秘密裡の裏切りが起き、信頼が疑惑と欺瞞に変わる時の到来を意味する。

        もちろんこれらは全て、より大きな世界というステージにおける世界のリーダー達、そして同じ政党に属する議員達の間にさえ起こり得る様々な現象を象徴している。誰かを惹きつけ、そしてその関係を維持するために、「約束」はなされる。ではその忠実さと愛の約束は尊重されるだろうか? それはその約束事に関わる要素が持つ性格次第だ。2015年終盤〜2016年半ばまで土星が木星・海王星オポジションに対してミュータブルTスクエアを形成することから、合意や条約は痛みと裏切りを伴って破棄されることになるだろうと私は予測している。

        2016年、おそらく私達は偽善、欺瞞、操作や操縦といった行為の数々を経験するだろう。そして私達は最終的に、誰を信頼出来るのか、誰を信頼出来ないかを学ぶことになるだろう。これが土星・海王星スクエアのもたらす重要なレッスンだ。すなわち『最も重要なこと、それは巧みなパフォーマンスではなく本質的な人格そのものである』。

        金融市場を見るなら、金星の天秤座運行は株式の価値上昇を支持するが、貴金属にその保証は無い。投資家達は12月に予定されるFRBの次期発表に間に合うよう、今後3〜6週間は心奪われる新しい恋人…あ、いや株のセクターを探して回るだろう。



≪長期的考察とマンデーン・アストロロジー≫

『フォーキャスト2016』の執筆が終わるまでこのパートは休載させていただく。





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