December 2015

December 27, 2015

『フォーキャスト2016』紹介:相場編

FORECASTS2016

今年も12月25日に『フォーキャスト2016』が発売されました。すでに申し込まれた方のお手許にはもう届いているかも? 今週末はメリマンさんが冬休みのためコラムもお休み…ということで、相場パートの翻訳をされた投資日報社アナリストの林さんにお願いし、ちょっぴり「相場編」のポイントを書いていただきました。

マンデーン編についても年末(or お正月中)にはUPするつもりなので、その時には相場編とマンデーン編をひとつの記事としてまとめようと思っています (^_^;

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『フォーキャスト2016』相場パートのポイント
投資日報社 林 知久

はじめに 

今回ラジオ日経さんで製作した「メリマン特番」の中でもお話しましたが、アストロロジーに基づく「重要変化日」だけを見て、特定の相場が“当たった”“外れた”と見るのは、実はあまり意味のない事。特定の天体の動きの時間帯だけで特定の相場の点底が判るというわけではないという事をはじめに知っていただきたくご説明いたします。

今から約20年前にメリマン氏が書いた本に『相場アストロロジーの基本(BASIC PRINCIPLES OF GEOCOSMIC STUDIES)』という本があるのですが、その中で氏は正確な相場の分析は1)トレンド分析、2)マーケット分析、3)テクニカル分析の3要素にかかっているとしています。そして『フォーキャスト2016』をはじめとしたMMA関連書籍及びレポートは全て、この3要素で構成されているのです。

3)については言わずもがななのでここでは記述しませんが、1)がトレンド分析で、2)がマーケット分析であるという点については注目すべきです。つまり、どうして1)がマーケット分析で、2)がトレンド分析ではなかったのかという事です。

1)は、マーケットの方向が強気か弱気かを見極めるための分析。メリマン氏はこの分析に「サイクル」を多用しています。つまり “日柄”です。相場にはある一定の周期性があり、その周期性で動く相場には強弱の性格もある。そこである程度の天底の時間帯に目星をつけた所で、重要な天井、或いはボトムをつける可能性が高い時期を探るために2)の分析法を使えば、有利な相場の張り方が出来るのではないかという発想から来ています。

そしてメリマン氏が多用する2)の代表例こそが「アストロロジー」なのです。
前置きが長くなりましたが、これを踏まえて『フォーキャスト2016』の相場分析編で解説されている各銘柄の注目ポイントを簡単にまとめました。したがって、当欄でも各銘柄ごとの有効な長期サイクルについても触れて行きます。サイクルの起点や終点と目される時間帯については『フォーキャスト2016』や各MMAサイクルズレポートをお読みいただければ幸いです。なお、今回記述した内容については、もう少し詳しく、メリマン氏のインタビューとともにラジオ日経さんの音声コンテンツとしても発売する予定です。

各銘柄ごとのポイント

米国金利及び米国債(Tノート):
Tノート(米国10年債)の長期サイクルは18年サイクルが有効。今回注目すべきは、15年11月~16年9月まで形成される土星・海王星ウェイニングスクエアの存在。前回のウェイニングスクエア期は1979年9月~1980年6月で、ボルカーショック(米国の金利が急騰し債券価格が暴落した年)であったという。同じことが繰り返されるかどうかは不明だが「利回り曲線」の推移には注目すべし。
加えてFRB始原図と土星の関係にも注目。

米国株(NYダウ):
本書の中で最も長期の75年サイクルを有する銘柄。6.5年サイクルと4年サイクルが渾然一体となった相場は8月24日の安値15,370㌦が今後の動きを左右し、その趨勢は50週サイクルが鍵を握る。『フォーキャスト2015』の中で氏はトップアウトの日柄をサイクルとアストロロジーの関係から的中させた。しかし値幅は的中していない。これも15年8月の安値に加えて2015年5月を頭にした3、5、6月での三尊天井が鍵を握る。

日本株(日経平均株価):
基本となる長期サイクルは17年サイクル。「その天井を探せ!」という命題がこの相場を手掛ける人々に託されている。その鍵は18ヶ月サイクルの天井が握っている。アストロロジーでは木星・土星・海王星のミュータブルサイン内でのT時スクエア場面で発生したFOMC(2015年9月17日)直後から急落し、つけた安値9月29日の16,901円が注目ポイント。ここが日経平均株価の目先の羅針盤となる。
金銀(NY金とNY銀)

25年サイクルの第二位相(8.33年サイクル)のボトム形成場面。従って戻り売り。
ただ今年は「売りの買い」の場面が来るのではないか。目先は17カ月サイクルに注目せよ。

土星・海王星スクエアだけでなく、運行中の木星、火星の特定サインへの入居と相場の関係についても要注目。

通貨:
米ドル指数:現行相場は今16.5年サイクルのどこに位置しているのか? 大統領選と米ドル相場の関連性とは? これも8月24日の安値が鍵を握る。

ドル円:2016年6月までは強気? 8月24日の安値から2015年はまだ4ヵ月しか経っていない事が意味するものとは?

スイスフラン/ドル及びユーロ/ドル:16.5年サイクルが存在。下降チャネルラインに注目。通貨全般の動きと土星・海王星メジャーアスペクト形成場面との相関関係について。一部の長期相場サイクルボトム形成場面は2016年に来るか?

原油:
1
8年サイクルが9年サイクルに分割され、その9年サイクルは3年サイクルに分割できる。で、いまは何度目の3年サイクル?
海王星と木星は原油の支配星。その両惑星が2016年土星とそれぞれスクエアを形成する。これらのハードアスペクト形成場面と原油相場にはどんな関係があるのか?

穀物:
土星・海王星スクエアが示唆する“水”の“損失・喪失”前者は水害、後者は干ばつ。
コーンは9年、大豆は16年サイクルボトムの時間帯と重なる。
エルニーニョ現象と相場の関係について。



以上です。

なお、弊社は29日より1月3日まで年末年始の休業となります。その間のお申し込みは来年の発送になりますが『フォーキャスト2016』は 丸善 丸の内本店/丸善 日本橋店/八重洲ブックセンター 本店/雄峰堂書店 兜町店 でも取扱中ですので、お立ち寄りの節はぜひご高覧下さい。

皆さんよいお年を!

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December 24, 2015

●12/25の満月 ― みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)

2015christmas
 please click and enlarge.

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    満月は前回の新月のテーマが熟し、花開くときです。 この日は太陽と月が、地球を挟んでちょうど反対側にやってきます。0°の新月から始まった地球全体への課題は、満月で180° 対向のエネルギー同士がぶつかりあい補いあうことにより、輝く満月というひとつの「結果」を見せてくれます。それは、わたし達が空間から受け取ったエネルギーをどう昇華し、現実に表現してきたのかを、あらためて見せてくれる「鏡」だと言えるかもしれません。そして わたし達はみな満月を超えて、次の新月までにそのテーマを消化し、エネルギーはゆっくり静まっていきます。 さぁ、今回はどんな風景が見えるでしょうか? では今月も行ってみます。(^_-)~☆
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★満月タイムスケジュール★
エネルギーが高まる時です。ヒーリング・メディテーションや祈りを捧げたい方は、もし可能ならこの時間帯に合わせてみてください。エネルギーの高まりを感じられると思います。

【地方平均太陽時:ソーラータイム(LMT)】

東京・関東ローカルで12月25日20:30前後、北海道周辺で20:36前後、関西方面は20:11頃(日本標準時の場合はこの時間)、沖縄周辺で19:42前後に蟹座3°19’で満月となります。

今回のベースとなる新月のテーマについてはココをご覧ください。

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サビアン・シンボルによる【満月がもたらすテーマと挑戦】

*ここではデーン・ルージャー(ルディアー)版やマーク・エドモンド・ジョーンズ版の解釈ではなく、透視家エルシィ・ウィーラーの伝えた言葉をそのまま書き写したオリジナル版サビアン・シンボルを使ったブレイン・ボヴィの解釈を参考に、アスペクトを加味して書き下ろしています。
*テーマはひとつの意識の流れを表したものです。この流れは順不同に現れたり循環したり、ひとつだけ突出して感じられる場合もあります。また、内容はその時々のアスペクトを意識しながら抽出しています。


【月 蟹座3°~4° + 太陽 山羊座3°~4°】
  "A man all bundled up in fur leading a shaggy deer" +
  "The human soul receptive to growth and understanding"
「ボサボサした毛の鹿を連れすっぽりと毛皮を着込んだ男」 +
 「成長と理解を受け入れる人間の魂」 

  "A cat arguing with a mouse"+
  "A party entering a large canoe"
「ネズミと議論するネコ」 +
  「大きなカヌーに乗船する一団」

【テーマがもたらす雰囲気と挑戦(順不同)テーマ発効期12/25~1/9】
→★たとえ険しい道のりでも何かを求めて進もうとする衝動に導かれる
→★自分の内側に燃え続ける創造的な炎を現実的な可能性に変える挑戦
→★窮地に立つ体験を通して自分のアイデンティティのありかに気付く
→★様々な物事や出来事を結び付けて考えることにより理解を深める
→★全てを聖なる創造と捉えるか汚濁として拒絶するかの葛藤
→★状況が不安定になっていく中で秩序を創り出すための挑戦
→★自分のための風が吹くまで身を潜め耐えて待つ必要
→★内なる眠りを目覚めさせる香りの刺激と効用
→★本能的な欲求にフタをせずよく見つめ直す必要
→★性の政治化、または性が含む問題を利用した議論や口論に注意
→★文句ではなく鋭敏に感じ取った違和感を巧みに伝える技術
→★単なる自己欺瞞にもっともらしい理由をつけて納得する危険
→★それらしい理屈の下に隠された巧妙な下心に注意する必要
→★本物の好機を見分けて機敏に動くための洞察力を養う
→★自分を護ろうとする内的混乱が周囲に波乱を起こすことへの気付き
→★根源的な生存本能の力を意志の力で自分を高める目的に変える
→★波乱を受け入れ誠実に対応することで新しい展望を開く…→

エネルギーのポイント:『 波乱による新しい目覚め』 

151225FM

        12月25日、ちょうどクリスマスの満月。この巡り合わせはとても珍しく、前回起きたのは1977年、次に起きるのは2034年です。それまで、同じ蟹座の3°台での満月は起きないんですね。ちなみに今から19年後になると、冥王星は水瓶座の半ば、天王星は蟹座にあって、月と緩いコンジャンクションになっています。そのとき世界はいったいどうなっているでしょう。 ここ数年、そしてこれからの数年、大きな変動期の渦中にある今のわたし達には、きっと予測しきれないと思います。でも、今を生きるってことは未来を創りつつあるってこと。それだけは確か。そしてそれは、自分の人生の未来についても同じこと。よく未来の子供達のために責任を持って…と政治を語るひと達は言うけれど、きっと自分が今を生きてることについて、自分に対する責任を取ることから全てが始まるんじゃないかな…と思ったりします(^_^;。

        さて、前回新月のエネルギー・ポイントは『地に足を着け新たな挑戦に向かう』でした。すでに色々な挑戦に立ち向かっているひと、壁を前にして懸命にこらえているひと、いるかもしれません。そして今満月を迎え、水星は逆行前のシャドウ・フェーズ入り。1月5日の逆行を前に、その予行演習的な状況も生まれやすく、今自分の内部や周囲で起きていることに対して注意を払いながら過ごす必要があります。緊張する必要は無いけど、どこかでいつも目覚めている、そんな感じかな。そしてこの満月では、それぞれの「挑戦」が心理的にも事象的にもひとつの形を取ってくるかもしれません。挑戦といっても、苦しいばかりじゃありません。何か見つける、発見するための鍵になりそうなこと。もしそこに壁があるなら、それを突破するために起きるちょっとした体験かも?


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        ではサビアン・シンボルをざっと見てみましょう。まず月がベースとして取るエネルギーは「ボサボサした毛の鹿を連れすっぽりと毛皮を着込んだ男」。そして月に光を与える太陽は「成長と理解を受け入れる人間の魂」。ちょっと謎めいた面白い取り合わせですよね。この「ボサボサした毛の鹿」の原文 "shaggy deer" は、換毛期の鹿を示しているそうです。殆どの鹿は春と秋に夏毛と冬毛の換毛期を迎えるようですが、このシンボルの鹿もまた、もうすぐ季節が変わることを暗 に示しているのかもしれません。けれど、鹿を連れている男は頭のてっぺんから足のつま先まで分厚い毛皮を纏っています。まだまだ極寒の季節なのか…それ とも彼はサンタクロースか何か? 彼を信じて待つ子供達のために、沢山の愛のギフトを運ぼうとしているのかな? いえ、もしかしたら彼は極寒の極地を旅する探検家かもしれません。

探検家は凍てつく広大な大地を縦走していきます。平坦にみえても、そこにはどんな危険が待っているかわかりません。クレバスが大きな口を開けているかも しれないし、足を滑らせて大きな傷を負うかもしれません。それでも、彼は果敢に探索に挑みます。こころを開き、肌に触れる全てを感じ取り、あらゆる障害に対応し、積み重ねた経験を活かしながら、進んでいきます。自己の内部からほとばしる生存本能と探求への衝動に導かれて。いつか来る春の訪れを予感させる、ボサボサな毛並みの鹿を友として。 今、彼は孤独な戦いのさなかにいます。でも、もしかしたらいつか…春が訪れるころ、彼の帰りを待つ誰かに贈り物を届ける日が来るのかもしれません。


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        面白いことに、このシンボルの絵柄には密かに官能的な要素が埋め込まれています。鹿の換毛期である春と秋は繁殖期とも重なります。また、人間同士が性的関係を結ぶときも、動物が毛を落とし昆虫が脱皮するように、体を覆っている衣服を脱ぎ捨てます。このシンボルに出て来る "shaggy deer" に似ていますね。英語のスラングで "shagging"というとセックスを指すのはそのあたりから来ているのだそうです。人間と動物は確かに違うかもしれません。でも、体の奥から湧き起こる生存本能、生きる力は、全ての生き物に共通の純粋な官能の力として存在するのではないでしょうか。創造力もまたそこから生まれて来ます。

現代に生きるわたし達は、いろいろ頭でっかちになるよう教育されるせいか、この「官能」が秘める様々な力を脇に追いやってしまいがち。けれど、蟹座はもともと感応力に優れた星座宮です。そして蟹座の感応力の奥底には、魂レベルから湧き起こる官能の力があります。その傷つきやすい感受性や、自分のテリトリーを護り育もうとする心理には、純粋ないのちの力としての官能性が息づいています。けれどそれは、純粋であるがゆえにまだデリケートな段階です。なので蟹座の段階ではまだ内的に閉じた状態かもしれません。これはセックスをするとかしないとかの問題じゃなく、あらゆる創造の源としての官能性をどう使っていけるか? そしてこころをどう開いていくかの挑戦だと言えるかもしれません。


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        この時太陽は『成長と理解とを受け入れる人間の魂』 というシンボルのエネルギーを与えてきます。原文の "receptive to" は、ただ受け入れるというより、「そういう力を内側に持っている」という意味が強く、かなり能動的な含意があります。ブレイン・ボヴィはこの「魂」= "Soul" がギリシャ語の"psyche"から来ていること、それが精神と霊魂とに深く結び付いていることを指摘しています。そして、魂というものがまるで爆撃を受けたような衝撃をもたらす生の感覚や、そんな体験から受ける様々な 印象に対し、常に開かれていること、とても躍動的な官能性を持っているのだとも示唆しています。「人間の魂」は、あらゆる経験に対し開かれた存在です。そしてわたし 達のエゴを通してあらゆるものと結び付こうとし、そしてそれによって莫大な刺激を受け、急激に成長しようとします。魂の持つ「受容性」は単なる知的好奇心 を超えて、人間を人間たらしめる要となるものです。何故ならそれこそが、「理解」をもたらすものだから…。 たとえ爆撃によって傷付き、エゴが涙を流したとし ても、魂は粛々と受け入れ、ひるむことがありません。。 そして、傷つくことを怖れなくなった蟹座の魂はとても強靱になります。

        そして月は次のシンボル「ネズミと議論するネコ」のエネルギーを取っていきます。ネコとネズミの追いかけっことか、何か昔のアニメにあったような? B.ボヴィはこの構図を「本能と理屈付けの狭間に見て取れる力の格差」と定義付けしています。いったいどんな状況でネコはネズミと議論するのでしょう? ネコはもともと捕食者であり、ネズミは獲物です。ネズミを追いかけるのはネコの本能。そして、捕食者と獲物には抗えない力の格差があります。けれど今、ネコはネズミと議論しています。ネコは今にも飛びかかろうとする内なる衝動を抑えているのでしょうか? ネコは何て言っているのかな?


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ネコ「これから君に飛びかかって食べるにあたってだな、言っておきたい事がある」
ネズミ「.....................。」
ネコ「我々は獲物を捕って食べる。これは生きるためであり、自然の摂理だ」
ネズミ「そんなことを言われたって、殺されるのはイヤだ。それだって摂理だろ」
ネコ「いや、これは生物学的に言って正しいことだ。君は理解するべきだ」
ネズミ「冗談じゃない!食われてたまるもんか!」
ネコ「まったく聞き分けが無いな。知性が足りないヤツは食われても仕方無い」
ネズミ「いや待て待て待て!」(びゅーん)

うーん、これだと議論にならなそうw。

このシンボルは、自分の内側に湧き起こるあらゆる本能的な衝動をどう扱うかの挑戦を描いています。ネコは確かに、いきなりネズミに飛びかかってはいません。ここに描かれたネコには、何故かほんの少しだけ、自分が取ろうとしている行動への違和感があるのかもしれません。だから懸命にその衝動を抑えて話をしています。でも、それは本当はネズミに話しかけているのではなく、自分自身を説得し、正当化しようとしているように見えます。「自分はこんなに気を遣い努力している。自分は正しいんだ」と。まぁネコとネズミという動物同士の関係ではこうなるのも仕方ないかな。。


I´m not a human your argument is invalid.面白いことに、いわゆるインターネット・ミームには「ネコ画像を使って議論を無効化してみたw」というのがあるんですね。こんな感じで沢山のバリエーションがあり、思わず笑っちゃいます。また "Cat and Mouse" と言えば「追いかけっこ」のことだし、永遠の追いつ追われつみたいに収拾のつかない議論という意味もあるのだそうです。それにしてもこういうのって、やっぱりネコがピッタリw。


でも考えてみたらこれって、わたし達の日常でよく見かける光景じゃないでしょうか。特に、誰かと話し合う中で自分の方が何らかの形で「力」がある、「優れている」と感じているとき。そんなとき、わたし達は無意識に自分を正当化するような話法を使いがちです。本人は議論してるつもりだけど、最初から結論は決まっていて、結局は口論や単なる喧嘩になって終わりがち。上下関係のある仕事の中で、あるいは親しいひとや家族の間で、政治討論で、いえ見ず知らずの他人同士でも、ネット上でそんな感じの議論/口論をしばしば見かけます。相手がネコだったら笑うしかないのだけど。。

また自分の内部でも、たとえば動かなくてはいけない…でも出来れば動きたくない…とかの葛藤があるとき、どうして動けないかについてもっともらしい理由をつけて自分を説得したりします。けれど、どうしてもこうしたい、またはしたくない…、そんな気持ちがあるとき、それが本当に自分の核の部分からの衝動であれば多少の怖さがあったとしても素直に行動しているかもしれません。けど、どこかに違和感がある。だから当座の言い訳や合理化が必要になったりします。


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        ひとつ前のシンボルでは、いのちの深奥から湧き起こる純粋な生存本能を創造的に生かしていくというテーマが語られていました。それは何より自分を前進させるための力でした。そしてここではもう一歩踏み込んで、生まれてくる様々な衝動や本能的な欲望を「人間」として行動に繋げていくときに引っかかりやすい落とし穴について語られています。わたし達は、動物でもなければ至高の存在でもありません。その中間にあって、どこかでいつも「より良く」なりたいと望んでいる存在ではないでしょうか。もしそうなら、自分にとって「より良い」って何なんだろう? 自分の中に、他者の中に存在するエゴや自尊心、恐怖心や社会的な力への欲望。それらをきちんと見極めた上で、自分に託された生命力をどう使っていけるだろう? 互いのエゴの壁に立ち向かい、こころを開いていけるだろうか? 「議論」って、本当は物事を、真実を明確にしていくための共同作業のはず。互いに意見を交換し、磨き、新しい光を当てるためのものだったはずです。

        蟹座は内的成長のための負荷が大きくかかる星座宮です。自分に対しても、他者に対しても、永遠の追いかけっこをしているヒマはあまり無さそう。。 筋道から外れたことに気付いたらすぐに立て直し、同時に忍耐力をもって耳を傾ける… パワーは要るけど、それで見えて来ることは沢山あるはず。自分にも他のひと達の中にも潜む共通の問題点を見つけ、何かを見切る、または修復するチャンスがそこにありそうです。年末〜お正月をまたぐこの満月期、わたし達は「絆」が意味するものを再認識するのかもしれません。


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        このとき、対向する山羊座の太陽からは「大きなカヌーに乗船する一団」というエネルギーが送られてきます。山羊座は外的世界での成長を促し、負荷をかけてきます。けどこのシンボル、カヌーに大勢のひとが乗るって…とても不安定になりそう。。 一般的にカヌーと言えば、細くて深いV字型にくりぬかれた木製の船ですよね。河や海を勢い良く走る姿を思い浮かべるのだけど、そこにご一同様が乗り込むなんて、確かにひと波乱ありそうです。ここで使われている "party" という言葉は、人々の集団、一定のイデオロギーや目的をもったグループ、政党、社交的な集まりなどの意味を持っています。そして、"in the same boat" と言うときは「同じ境遇同士」とか「一蓮托生」という意味になります。そして、"party line" は組織の公式な見解、政党としての路線です。

うーん、そんなひと達が細長いカヌーにひしめき合ったらどうなるんだろう。。  誰かが水に落ちてしまうかも? そうでなくても誰がどの場所を取るか、荷物はどうするかで議論や口論が始まるかもしれません。一つのパーティが二つに分裂するかもしれないし、そうこうしてる間にカヌーがひっくり返ったりしそうw。 もう波風立つのが目に見える感じがします。これをまとめるリーダーは、厳しさと共に忍耐力や耳を傾ける力、また何よりカヌーが安全に目的の岸まで辿り着けるよう、不断の注意力を保つ必要がありそうです。やっぱり大変かな? たぶん。特にこの満月では過去〜未来を繋ぐ月のノード軸に射手座のフォルスとイクシオンがTスクエアを組んでいます。それぞれが一匹狼的な性質を持つ2つのケンタウルス族は、溜まりに溜まったエネルギー、社会的なモラルで軛をかけられないエネルギーを突き付けてきます。

でも、何か明確な目的があるのなら、そしてそれを実現したいなら、どこかの時点で人々を上手くまとめ、カヌーの舵取りをする必要が出て来ます。自分の中で暴れてるいろんな想いのそれぞれを拾い上げ、ひとつの筋道にまとめていく能力だって必要です。そして...そんな場面で生きてくるのがきっと、対向する蟹座4°の内的な体験の数々なのだと思います。 これを活かせたとき、そのひとはきっと、激しい力の格差の渦中にあっても負けることなく、自分の道を貫いていけるかもしれない。そんな気がします。その姿は、もしかしたら古いアニメの主人公、強いネコにも負けない力を持つネズミ・・・マイティ・マウスのイメージかもしれません…。


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        クリスマスの満月、金曜日。年に一度の夜…いえ、あと19年は訪れない貴重な組み合わせの満月期です。面倒なことは置いといて楽しむ機会を持てるなら、それは今とっても幸せなこと。 でも 忘れないで。今も土星・海王星スクエアは効力を保っています(自・他の中に存在する嘘や誤魔化しが表面化しやすいとき。そしてそれにどう対応するのかが問われるとき)。 天王星・冥王星はオーブ2°以内でスクエアの木霊を響かせています。水星はシャドウ・フェーズに入りました。 またエリスと木星はクインカンクスを組んで、天界にひと波乱起こそうと企んでいます。色んな意味で、注意力や冷静さを試されるときです(ぁ、いつものことだけどアルコールやドラッグにも気を付けてね)。

このエネルギーは、これから先、大切にしたい信頼関係にスポットライトを当ててくるかもしれません。もし何か問題があると気付いたら、焦って言い立てたりせず、まず自分の本当の気持ちをもっと深く掘り起こしてください。自分を生き生きとさせる力の源はどこにあるのか? 全てはそこから始まってる。 いったん今の状況の全てをハートに受け入れて、その上で本当の問題はどこに存在するのかに焦点をあて、考えてみて。話し合いはそれからでも遅くなさそうです。

最後にもうひとつ。この満月には、小惑星ディヴァイン(聖なる全てを讃える)とケンタウルス族のカリクロ(カイロンの妻/受容の力と自立)がピタリとコンジャンクト。それに天秤座の小惑星ガイア(母なる大地)がスクエアを形成しています。これは何を意味するのでしょう?  もしかしたら、新月のエネルギー・ポイント『地に足を着け新たな挑戦に向かう』に対する宇宙からの答かもしれない...そんなふうに感じます。


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        ・・・楽しげな夜なのに、ちょっぴり厳しさを秘めたエネルギーではあるけれど。でも、この度数の持つポテンシャルって、とても大きいと思います。家族、親しいひと、大事なひと達と共に過ごすとき、あるいはたったひとりで過ごすときにも…ネコとネズミの構図は人間が生きている限り、どこでもひょっこり浮上してきます。まるで、この世のシステムに組み込まれてるみたいに。

けれどそんな現実を内にも外にも見切った上で、それでもなお謙虚さをもって、内なる衝動からの探求を続けようと決めたとき.....わたし達はきっと自分が自分である理由を、力を、見出せると思います。このエネルギーは、自縄自縛から本当に抜け出そうとするひとのためにあります。それは毎年この日、太陽から送られる見えないクリスマス・プレゼント。終わりの無い解放へのチャンスなのだと思います。



満月期の主な惑星スケジュール(エネルギーの一例)
12月26日昼過ぎ:天王星順行開始
 (冥王星とオーブ2°以内 突発性とブレークスルー、過去を作り替える)
1月3日23時33分:火星蠍座入り(好戦的な雰囲気)
1月5日22時06分:水星逆行開始水瓶座1°02より 蠍座の火星とスクエア
1月6日:太陽・冥王星コンジャンクト 天王星とスクエア
 (天王星・冥王星スクエアの木霊)
1月9日13時:金星・土星コンジャンクト 射手座12°
 (過去の情念に関わる問題や衝撃、プライドの問題など)
1月8日13時41分:木星逆行開始 乙女座23°41, 月・イクシオンとスクエア
 (ルサンチマンの表出、理想と現実の衝突、エネルギー制御の問題など)


        さぁ、次の新月はもう新しい年ですね。世界を見れば、いろいろ波乱含みの2016年。でも、それでも確実にわたし達は進んでいきます。波が来たら波に乗り波をかぶって。ネコとネズミの議論を眺めながら「なるほど・・」と感じ入りつつ。ここに在ること、その事実を受容しながら。 何度も何度も新しい目覚めを繰り返しながら。。

来年も、フツーの戦士さん達の道に幸あれ!☆


cena



have a great trek!!!★

hiyoka(^_^

December 13, 2015

レイモンド・メリマン 週間コメント12/14【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2015年12月14日(フリー版より)
翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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お知らせ
来週、12月21日付のメリマンコラムは月イチのお休みとさせていただきます。
m(_"_)m

また、メリマンさんは12月22日から1月2日まで冬休みに入るそうですが、コラムは年末ギリギリに再開するかもしれないとのことでした。(その場合、もし出来ればお正月中に抄訳だけでもUPしたいと思います...。。。)



≪先週をふり返って≫

    世界の株式市場は、先週の火星による天王星と冥王星のトランスレーションが強力なカーディナルTスクエア形成した間中、大忙しだった。例えばダウ工業平均は、先週3日にわたり3桁の下げをみた。金曜の引けには300ポイント以上下落し、11月16日につけた安値を試している。前週の引けでは300ポイント以上の上昇を見せて強気に見えたが、その後天王星が関わる時の典型として、この下落は非常に唐突にやって来た。

    しかしながら、天王星・冥王星の大揺れのテーマには今回、絡み合うもう一本の糸がある。土星が海王星に対する36年ウェイニング・サイクルの中央時間帯にあるのだ。したがって、天王星が関わる突然のシフトによるヒステリーに加え、今や投資家にとって最大の悪夢 ― 新たな弱気相場への恐怖が浮上している。だが今のところそれは、FRBが来週金利引き上げを発表して床が抜けるのではないかとの見通しから来る単なる恐怖心に過ぎない。

もちろんこれは、海王星の働きの内でもっともハードな側面 ― 誇大妄想と被害妄想の顕れだ。海王星が絡む時、巷には何か最悪の事態が人類に襲いかかるという非合理的な活況 ― 空騒ぎ、または偏執的な思いが生じやすい。感情がいつもの道を外れて暴走し、誰もが避難場所を求めて走り回るような状況になる可能性がある。これから何ヶ月かの間は、自分の足が大地にしっかり着いているかを折りに触れて確認しなければならない。そして、空騒ぎや偏執狂になるだけの確固たる理由があるのかどうか自分の目と手で確かめない内は、人騒がせな事を喧伝する人々に屈してはならない。そして、もし監視されているような気がしても、そんなに心配してはいけない。

    私の宇宙的観点からは、投資家達が、暴落の懸念を創り上げることでFRBがこの時点の金利引き上げから手を引くよう圧力をかけるために意識的に株価を下げているように見える。もしかするとそれは効くかもしれない。ジオコズミック・サインのみに反応する理想的な世界であれば、12月16日午後2時、FRBは1月(12月ではなく)に金利を引き上げると発表する可能性が高い。何故ならその時、実際に土星がFRB設立図の水星・土星オポジションに正確なアスペクトを形成するからだ。しかし現実世界においては、これらのアスペクトはしばしば、長期アスペクトの正確な形成時から数えて数週間から長ければ数ヶ月も外れて顕現してくる。

    来週のFRB発表に伴って国債が反騰するにつれて、通貨もまた反騰した。金と銀は売られたが、金は金曜に少し戻した。銀は先週6年ぶりの安値に沈んだが金はそうならず、重要変化期間(火星・天王星・冥王星Tスクエア)における異市場間強気ダイバージェンスの可能性を示した。



≪短期ジオコズミクス≫


        現行の強力で非常に混み合ったジオコズミック・サインの時間帯は、12月14日月曜に起きる太陽・木星スクエアをもって終了する。太陽が射手座を運行中であり、木星が射手座の支配星であること、そして木星と射手座が共に "大きいこと、関わる全てを過剰にしていく"    ことから、来週初めの金融市場には大規模な価格変動が続くかもしれない。こうした状況は水曜〜金曜まで続く可能性もある。木星を副支配星とする魚座に月が入っていくからだ。そこで最も価格変動の影響を受けやすいのは原油市場で、これは木星と海王星、そして射手座と魚座によって支配されている。

        またそれとは別の側面で、この2惑星と黄道上のシンボリックな領域 ー 射手座と魚座は、寛大さを示す器の大きさ、そしてその季節特有の歓びを象徴している。オフィスや家庭でのパーティには大変調和的な時間帯かもしれない。楽しい時間を過ごし、何事もやり過ぎないようにして欲しい。特にアルコールの摂りすぎには要注意だ。もしかするとあなたは、後々穴があったら入りたくなるほど "楽しんで" しまうかもしれない。射手座で過ごす放埒の時は、翌朝になって感じる昨夜の所業への後悔に直結する。もし不適切な行為を誰かに口やかましく責め立てられることがなかったとしても、責任を取れる範囲で盛り上がることをお薦めする。



≪長期的考察とマンデーン・アストロロジー….≫

    “私達が昨今あまりにも多く目にするような、変わりばえせず、印象操作を狙い、自分のイデオロギーから一歩も出ようとしない討論など不必要だ。また、私達の政治的な話法によく出て来る ― あなたは無神経だ、レイシストだ、性差別主義者だ、利権の亡者だ、文化を私物化するな、などという侮辱的な言説も要らない。私達の政府とその施行者達からあまりに多く聞こえてくる哀れっぽく防衛的な泣き言も不必要なら、頑迷で鈍感なガヤガヤ声も要らない。今、私達は飢えを感じている。私達が共に関わり、皆がその一部分をなすこの問題は、実は偉大で高貴なプロジェクトだった筈だということを思い出したいのだ。”

― ペギー・ヌーナン
  “Music in the Key of America”
  ウォールストリートジャーナル 2015年11月28日〜29日



        圧力は高まっている。それは再び近付きつつある。

        天王星と冥王星は、正確なワクシングスクエアから2°以内に再接近し、今後2ヶ月の間にもっと近付くことになる。これは今から約50年前の1965年〜1968年、両惑星がコンジャンクトした時期(そしてその後少しの間)以来、最も暴力的で社会の分裂を招く惑星配置の一つであることが証明されている。

        今回は、2012年6月〜2015年3月の33ヶ月にわたってこの2つの爆発的な宇宙存在による正確なアスペクトが形成された当時に私達が怖れた事象が、フルレンジの冥王星孵化効果となって立ち現れている。それは何だったかと言えば、暴力の脅威 ― 特にテロリズム ― で、11月のパリで起きた129人の殺傷事件以来その頻度を増しており、12月2日には二人のテロリストによって14人が死亡、21人が負傷したサン・バーナディーノ銃撃事件が起きている。

    しかし、今回はまた新たな傾向が加わっている。天王星・冥王星スクエアに加えて、2015年11月〜2016年9月まで、私達は今や、36年サイクルを持つ土星・海王星ウェイニングスクエアと共に在るのだ。それはどういう事かというと、事前に予知出来ない ― 世界各国のインテリジェンス/諜報部門による特定や防御の不可能な ― テロ攻撃の危険に加えて、今や私達は、これらの悲劇を自分のイデオロギーを広めるために利用しようとする政治家達が焚き付ける、ヒステリーとパラノイアの亡霊に囲まれているのだ。

もちろん、公職に選ばれたり立候補している人々は、こうした安全保障問題についての持論を述べなければならない。特に米国のように、その始原図上に在泊する太陽・土星のスクエアがトランシットの天王星・冥王星スクエアと共にグランドスクエアを形成していれば、それは必須のことだ。しかしながら、これら一部の政治家は、それが殆ど彼ら自身への攻撃となるような主張を行っている。安全を希求した試みの中で ― 危険と恐怖の霧の中で ― 私達は今再び、自分達が勝ち取るために闘ってきたあの自由に対する検閲の危機、以前は比べようが無いほど価値を置いていた筈の、あの自由の危機に脅かされている。私達は怖れ、銃を必要とする闇の時期に入ろうとしている。ここ数日で銃器製造会社、スミス&ウェッソンの株価は舞い上がり、史上最高値を記録している。

        今年の『フォーキャスト2016』(と『マンデーン2016』)において詳しく論じたように、2016年〜2018年にかけて、戦争の脅威が高まる。2017年1月の大統領就任式において、魚座の火星は射手座の土星に対し23°〜24°台でスクエアを形成する。これは伝統的に好戦的なアスペクトであり、古典アストロロジャー達によってもまた幾世紀にもわたり、そう結論づけられてきた。今回、この火星・土星スクエアが米国始原図の火星・海王星スクエア ― 闘いと恐怖/逃避とのジレンマ ― に対してグランドトラインを形成することを、私達は非常に重視している。

これはまた、イラン始原図における火星・海王星スクエアとも重なる。また、ドナルド・トランプの出生図では双子座―射手座軸の満月に、そしてヒラリー・クリントンの出生時の月にも重なるのだ。純粋な安全保障の問題だった筈のものは、感情的な問題へと変身しつつある。このチャートには、至るところに戦争の脅威が示されている。またヒステリー、パラノイアも示唆されている。そして恐怖に操縦されやすい時、私達が頭脳よりも感情を通して思考することからもたらされる、自由の喪失も示されている。

        それでも、海王星が土星に対して何らかのアスペクトを形成する時は常に、危機と同じくらい強い危機解決への衝動が生まれる ― あるいはその可能性がある。海王星は争いを望まない。平和を追い求める。また土星はけっして諦めない。土星は自分が価値を置くものを護り、まだ自らのコントロールが利かない危機のストレスを終わらせるために、現実的な解決法を見出そうとする。それはこれら二つの原理を共に調和的に調合するということだ ― そしてそれは可能なのだ。

そしてこれを行うにはまた、ただ外見が異なったり(たとえ非暴力的であっても)信条が違うからという理由で罪も無い人々に批難の銃口を向けるような、ネガティブな魔女狩りの落とし穴(ヒステリー、パニック、パラノイア等)に嵌まらないよう努力しなければならない。土星・海王星スクエアは、大多数の大衆が誰かに心の琴線を弾かれることにより、断崖の淵へと導かれる可能性を示唆している。

        これは1938年の再来なのだろうか? 自国の安全があまりに脅かされていると、ある世界の主要国が感じ、国民は彼らにその偉大さを約束する誰か ― 誰であれ ― を信奉し始める。それが彼ら自身の自由を含む様々な物事を犠牲にすることに、ついぞ気付かないまま。その可能性はある。

何故なら1938年が、前回天王星・冥王星スクエアが起きた1932年〜1934年から数年後のことだったのと同様に、今また私達はそうした時間帯に在るからだ。これは冥王星が持つ孵化的な特質だ。アスペクト形成中に何かの出来事が起きる。だがそれらの結果は、アスペクトが終了してからずいぶん後になるまで顕現しない。だからそうなる可能性はある。

もし私達が、現実に根ざした実務性を備え、反対意見を拒絶すること無く協調的に働こうとする誰かではなく、威勢良くも虚偽(海王星)の約束をしてヒステリーを煽り立てる誰かを選ぶなら、また歴史が繰り返す可能性はある。

はっきりした共通のゴール(土星)を目指して論を展開し、協調し連合を組める組織と、厳然たる敵とを明確に特定し、定義した上で勝てるプランを開発するのではなく、むしろただ単に何かしようと論じ合うのみで、実際には存在もしない何か(海王星)を公表し、大衆に好印象を与えるための策を練るだけ(海王星)なら、そうなっていく可能性はあるのだ。

        この脅威は現実だ。天王星と冥王星はハードアスペクトとして戻って来る。だがテロリズムの脅威が増すのと同時に、シリアスでよく練られたプランの裏付けも無く、壮大なレトリックに過ぎない口だけの約束をする政治家達と共に、偽のリーダーに従いたいという気持ちとヒステリー(海王星と土星)が浮上してくる。

だが、確かなプランを立てることは出来る筈だ。そしてそれをオバマが、トランプが、あるいはクリントンが、実際に提案するなら、世界はそれを歓迎するだろう ― 特にオバマだ。彼は今現在、ローマが燃えているこの時*、何かを為すべき地位にあるのだから。

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        さて、先週のコラムで述べた海王星と冥王星による世代論には、ことのほか多くの嬉しい反響と質問を頂いた。そこで、近い将来このコラムにこのテーマの続きを書きたいと思っている。



* 燃えるローマ:喫緊の事態。西暦64年7月、皇帝ネロ時代のローマ帝国の首都ローマで起きた大火災を指している。その時、火はまたたく間に燃え上がり大惨事となった。皇帝ネロはすぐさま陣頭指揮をとって鎮火にあたったが、惨状はすさまじく「大火を宮殿から眺めつつトロイアの陥落を吟じていた」とか「ネロは新しい都を造るために放火した」などの風評が立った。その後もそういった風評は絶えることがなく、彼は市内のキリスト教徒を反ローマと放火の罪で処刑した。この処刑はローマ帝国による最初のキリスト教徒弾圧とされ(実際にはそうではなかった)、その後の彼のイメージに大きな影響を与えたと言われる。(wikipediaより)



訳文ここまで
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December 10, 2015

○12/11の新月―みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)

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    新月は前回からの課題を経て、次の新月までの約1ヶ月をかけて取り組む新しいテーマが開示される時。 そしてこれは生まれた星座に関係なく、地球に生きるわたし達みんなに平等に降り注ぐエネルギーです。わたし達はこのエネルギーを使って日々、自分なりに考え行動していきます。その現れはひとの数だけ様々ですが、やがてはお互いに影響しあいながら、社会・国・世界の潮流を作っていきます。これは言い換えると、わたし達を取り囲む「空間の雰囲気」です。星読みの世界から見れば、誰もがその中で生き、そのテーマに呼応して・・(素直になったり、反抗したり、無視したりしながら・・)自分なりの人生を創造していると言えます。 その意味でも、刻々と変容していく惑星エネルギーの流れをおおまかに知っておくことは、きっと何かの役に立つんじゃないかと思います。
    例えば…シンボルの光景やキーワードを覚えておくだけでも、何かに迷った時の指針になるはず。。ではでは今月も行ってみます!(^_-)
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★新月タイムスケジュール★
願い事やアファメーション、ヒーリング・メディテーションなどしたい方は、もし可能ならこの時間帯に合わせてみてください。エネルギーの高まりを感じとれると思います。(^_^)

【地方平均太陽時: ソーラータイム(LMT) 】
東京・関東ローカルで  12月11日 19:48前後、北海道周辺で  19:54前後、関西方面(日本標準時ならこの時間)は  19:30 前後、沖縄周辺では 19:00前後に 射手座 19°02’52”で新月となります。


前回の新月のテーマについてはココ、満月についてはココをご覧ください。

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Sabianシンボルによる【 新月がもたらすテーマ 】
*ここではデーン・ルージャー(ルディアー)版やマーク・エドモンド・ジョーンズ版の解釈ではなく、透視家エルシィ・フィーラーの伝えた言葉をそのまま書き写したオリジナル版サビアン・シンボルを使ったブレイン・ボヴィの解釈を参考にし、アスペクトを加味して読んでいます。
*テーマはひとつの意識の流れを表したものです。この流れは順不同に現れたり循環したり、ひとつだけ突出して感じられる場合もあります。また、解釈の内容はその時々のアスペクトを意識しながら抽出しています。


【太陽・月 射手座19°~20°ー 12/11~2016年1/11 】
    "Pelicans moving their habitat"
『住処を移すペリカンの群』

    "Men cutting through ice"
『氷を切り分ける男達』

【テーマがもたらす雰囲気と挑戦(順不同)】
→★多様な観点、意見がぶつかりあう世界と折り合いをつけることの難しさ
→★○○の血を引いてる、○○人だ…など、自分の中の帰属意識に改めて気付く
→★自分の愛するもの、活力を生む何かを護ろうとする思いで動く
→★慣れない環境、馴染まないやり方への違和感を徐々に消化していく必要
→★自分にとって古く捨てるべきものが
   誰かにとっては命を繋ぐものであることへの気付き
→★こころと体、睡眠と活動、集中と休憩のバランスを取る必要
→★困難な事に対して思い切った糸口をみつけ、突破のために使う
→★人の熱狂と冷淡さの両方をフラットに見据え、上手く扱うスキルを磨く
→★堅苦しい雰囲気や緊張を和らげるために役立つ温かい食事の力
→★こうありたいという理想をごく普通の日常に実際的な形で生かしていく
→★エネルギーやスタミナを長く持続するために必要なペース配分
→★大事なことを抵抗なく伝えるために話し方を工夫する必要
→★未来の動きのために必要となる前向きなムード作りへの挑戦
→★一番大切な物事の本質を護るための実務的な労力の大切さ
→★分裂と疲弊を防ぎ、将来大きな力にまとめていくための忍耐・・・→

エネルギーのポイント:『地に足を着け新たな挑戦に向かう』 

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        前回の満月で "風の中の船出" をしたと思ったら、あっという間に、もう今年最後の新月になってしまいました。。 まるで時間の速度がUPしているかのよう。いやもしかして…最近、自分にとっては11月の思い出がノートPCに向かっている記憶しか無いからよけいにそう思うのかな?(^_^;

        先月末に起きた初回の土星・海王星スクエア。その節目を経て世界のニュースを見ていると、なんだか泥沼の上に鬼火が燃えてるような……って、冒頭からおどろおどろしい書きだしになってしまったけどw。でも、射手座の土星・魚座の海王星のスクエアは、水と火と土が交じり合って、固まろうにも固まりきれない、でも底から溜まったガスが噴き上がり、あちこちで炎が燃え上がる… そんなイメージがあります。


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        この土星・海王星スクエアについては、メリマンさんを含め、多くのアストロロジャー達が解説しています。また今月25日に発売予定の『フォーキャスト2016』のマンデーン・アストロロジー部分でも主要なパートを占めています。海王星が関わるぶん、このコンビネーションの象意は本当にいろんな側面をじわじわ浸食してくる感じ。その顕現の在り方は、どれだけ長く語っても語りきれないかもしれません。 けれど、もしひと言で言うなら、、、「何でもありの世界」 かな。 土星の締め付けは厳しい。でもそのスキを突いて、人間が持つ全方向的な欲望の最悪面〜どっちつかず〜最善面まで、どんなものでもあちこちから漏れ出してくる。射手座の土星はそんな現象を一定の思想/志向、こうあるべきという信条によって線引きし、固めていこうとします。でも…魚座の海王星は固めるそばから霧の中に溶かし込んでしまいます。何が本当なんだか、わけがわからないよ。。苛立つ土星。。。

土星 
「その気になればチャンスはいっぱいあるじゃん。責任持ってちゃんとやれよ!」
海王星 
「きっと何とかなるよ。信じて。でも…もしかしたら(少し哀しげな遠い目)… 」
土星
「何だよハッキリしろよ! ちゃんと出来ないならお前は能ナシだぞ!」
海王星
「やっぱり自分のせいなのかな… でも…そうじゃなくて…何か…」

これはわたし達のこころの中で2つの惑星が交わす会話の、たったひとつの例に過ぎません。。 けど、どんな形であれ、この2惑星は互いの観点や遠近感がなかなか噛み合いません。なので、やり取りは次第に泥沼と化していく危険をはらんでいます。 これが昂じると、車で言えばトラクションを失ってしまう状態… がんばって前に進もうとしても足許が滑るばかりで、うまくこころの舵が利かない状態になりがちです。まるで、わけのわからないブラックホールにエネルギーを吸い込まれていくみたい。。 そこにわたし達が見るのは、カオス。


abyss


        カオス…混沌…方向性を失った感じ。けど、カオスって本来は天と地の全てがそこから創造されたという、原初の壮大な渦だったはず。。。 そのワイルドな混沌を怖れて無理に避けようとすれば、土星は歪み始め、パラノイアっぽくなっていきます。そして何もかも拒絶し始めるかもしれません。 あるいは...

マウンテン・アストロロジャー誌のジェイソン・ホーリーによる記事では、このアスペクトがもたらす危機を『豊かなイメージはアイコンに矮小化され、象徴は単なる指標に貶められる』と言っていました。これ、言い得てるなぁと思います。 海王星のつかみ所の無さを怖れ、嫌気がさした土星。 きっと土星は無理矢理にでも 「正しさ」 をアイコン化して、現実に当てはめようとするかもしれません。『つまりね、今はこれが正しいってことだよ。どうよ!』って。 こうして何かの風潮が、あるいは目立つ誰かが 「指標」 として奉り上げられ、流行し、やがては「政治的正しさ」 となって有無を言わせない窮屈な世の中を創り上げる。そんなシステムがひそやかに作動しないとも限りません(すでに作動してるかも)。


sky


        実はこの新月、今双子座19°に在泊中のキュビワノ族のカオスとは殆どパータイルなオポジションという位置で起きます。確かにこのカオス、社会的にはそれまでの秩序を壊すような動き、「動乱」「騒動」「無意味な暴力」の氾濫を生むケースが多いです。残念ではあるけれど、今、集合無意識としてのわたし達は惑星の負の意味を現実化してしまいがちです。 破壊を憎んでも、その憎しみがまた破壊を生み連鎖していく。それはわたし達の周辺でも多かれ少なかれ起きています。 

でも、個としてのわたし達には選択肢があります。 魚座の海王星が持つ、「コトバやカタチを与えられる前に存在した筈の、至高の善」 はまだ "ココ" にある。そのことに全幅の信頼を置くのなら、射手座の土星が持つ使命感を携えて、内なる壮大なカオスに飛び込んでみるのも悪くない。カオスのただ中にあっては、土星と海王星が創り出すパラノイア的なこだわりは、一瞬だって存在することは出来ないでしょう。いやカオスに飛び込むとか、怖すぎる。。

        じゃ、もし混沌に飛び込んだとしたら…? そこでの土星の役目は、ただ 「結果を引き受ける」という覚悟。そしてどんなに先が見えなくても決して諦めず、いのちを繋ぐ持続の火を絶やさずにいること。別に自信なんか持てなくていい。火性の矢はカオスの中を真っ直ぐ飛びます。そこでは甘い言葉も要らないし、自分や他者に対する過剰な期待も吹き飛びます。行き過ぎた卑下だって、何の意味も無くなります。根こそぎ持っていかれる感情の嵐が渦を巻くその中心にはいったい何があるんだろう?  自分はココに、確かに居るんだ。ただそれだけなんだ…という原点に立ち続け、そのワイルドな感情さえも、見る。 カオスの中で一番信頼出来るのは、実は "火のような実直さ"だったりします。 本当に何も無くていい。この混沌から、ナマでワイルドな現実から、もう一度やり直そう。


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        この新月、乙女座8°には遥か彼方のカイパーベルト・オブジェクト(冥王星族)、オルクスが在泊し、ちょうど土星とはスクエア、海王星とはオポジションを形成中です。 オルクスは冥王星と対をなす軌道を持つ惑星で、エトルリアとローマ神話の死神であり、冥王星が持つ様々な側面の一つ、「懲罰的」な面を受け持つと言われています。その合い言葉は 「即座に、ふさわしい結末を」。 冥王星はわたし達を変革し、象徴的な死の体験の後に、大いなる再生を促します。では、オルクスは? 彼はもともと冥土の旅の渡し守的な役割を持つ神。わたし達の「死」のドラマを、ひとそれぞれの "必要に合わせて" 創り上げる手助けをする役回りを担っています(あまり助けて欲しくないのですが...w)。 善いことも、悪いことも、すでに為されたことの全てを、宇宙的公正さをもって量るオルクス。 でも、まだわたし達の意識は、そんな宇宙的公正さの全容を受けきれないのだと思います。

だからオルクスが強調されているとき、世の中の動きに対して、周囲のひと達に対して、わたし達のこころはなかなか寛容になれません。それに、このところ発効している火星と天王星の力が加われば、世界には「目には目を」的な意識がより目立つようになり、戦争や軍事衝突はもちろん、炎上やバッシングだって起こりがち。SNSやフォーラムなんかでも、ちょっとしたことで腹立ちまぎれに突っかかったりするようなひとが増えます。 まぁそんなことに参加しなくても、何か酷いことが起きたとき、「あんなヤツ…」って、こころの中で誰かを、何かを、呪いたくなるような気持ちが湧くひと、多いんじゃないかな。。かなりナチュラルな感じで。


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        けれど、土星・海王星・オルクスの三つ組みが持つ究極の意味を探っていくと、結局は海王星に辿り着くのだと思います。

土星とオルクスは 「すでに行ったこと」 に対する責任と精算を迫ります。きっと海王星の逃避癖が発揮されたとしても、来るべき結末からは逃れられないでしょう。良いことも、困難なことも、結果としてカタチを取ってくる・・・ならばわたし達はそれを知った上で引き受け、そこから学ぶことも出来るでしょう。 ただ何となく運が良いとか、わけもわからず犠牲になるわけじゃなく。それが何故起きるのか、たぶんわたし達は意識のどこかで知っているのかもしれません。けれど、その "システム" を自分で引き受ける覚悟が出来た者にだけ、宇宙はその深淵をかいま見せてくれるのではないでしょうか。 おそらく、海王星の最善のインスピレーションを通して。それは単なる自己責任論を超えた力です。

海王星って、アストロロジーが一般に扱う惑星の中で一番扱いが難しいかもしれません。何故なら際限の無いファンタジーの彼方にあるから。その核に辿り着くには、沢山の幻影を超えて行く必要があるし、蜃気楼や落とし穴だっていっぱいあります。はかなくも美しい底なしの沼。霧の庭園..。でも、そこを超えなくては次の段階には立てない。人生の大局を見ることが出来るのは、そのひとなりの、魚座の経験を経てから。 というか、12の星座宮、ひとつひとつが人生には不可欠の要素だけれど、結局最後に「人生、けっこう面白いな・・・」って思えるとすれば、それはきっと魚座のミステリアスで危険な淵を渡ってこそなんじゃないかな...。 魚座、12室、海王星。それらは皆、わたし達人間が現実にも象徴としても一度死を迎え、新しく生まれ直すための関門です。 たとえ泥沼に鬼火が燃えていたとしても。それでも宇宙が「今だ」と言うなら、覚悟を決めて通っていくっきゃないかもね?(^_^;


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        あと、もうひとつ実際的な注意点があるとすれば、それは「日常の注意力」についてかもしれません。土星・海王星スクエアが効力を発揮し始めたころから、ちょっと水星逆行時に似たような経験をするひとも多いのではないかと思います。実際、わたし達の精神に及ぼす影響は水星逆行に似た感じがあります。 違うのは、土星・海王星ペアの場合はもっとじわわ〜〜〜っと来ることかな。水星逆行時は右脳と左脳のスイッチングが上手く働かない感じと言いましたが、土星・海王星の場合は色々な感情を巻き込んでオーバーロードする感じと言えばいいかな。とても傷つきやすくなる反面、まるで蓋されたように感情が動かなくなるケースも見られます。

なので、いつもなら慎重なひとが 「まぁ、いいか。…どうせ誰も見てないし、大した事ないだろ」 と、魔が差したように大事なことをおろそかにしたり、"なんとなく" 忘れたり、物事を遅らせてしまったりすることがあります。 まるで何かを放棄するような感じの不注意。これが、無意識にじわっと浸透して来る可能性があります。 そんな足許のおぼつかなさや、何か根源的なところからヒタヒタと滲み出す不安のせいで、訳も無いのに急に自信を失い「自分なんかダメだ...」なんて感じてしまうひともいるかもしれません。「これが出来ないし、あれもダメだから...」なんて、理由探しをし始めたら要注意です。「ん?もっていかれそうになってる?」と自問自答してください。

また、そんな不安定な感覚を逆手に取ってとても巧みに利用する、カルト的な宗教や詐欺まがいの勧誘を引き寄せるひともいるかもしれません。これはもう、ありのままの自分自身を引き受け、目を見開いて自分の身の丈を確認しながら歩いていくことで防ぐしかないのだと思います。特に柔軟宮(双子座、乙女座、射手座、魚座)に主要な惑星を持つひとや、そんな子供を持つひとは、ふとしたこころの隙の隙間に浸透してくる幻影に気を付けてね。


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        またこの新月図では、ICの火星にMCの天王星、それに山羊座のイカルスでTスクエア。すぐ近くに冥王星とパラス(政治的ファナチズム、がコンジャクトしています。イカルスが絡むと事故に繋がる可能性も高まるので、これも要注意かな。 また、状況を甘く見ることで思わぬ結果を招いたり、かと思うと無謀な闘いを仕掛けたり、ついつい暴言を吐いてしまったり…そんなうっかりさんも出そうな感じです。 オルクスがじっと見守る中、高まる情動と萎えていく感情の両方が極端に出やすい時です。火のような地道さを忘れずに、一過性のこころのうねりに体ごと持って行かれないようにすること、こころに留めておいてくださいね。


        と、ここまで土星・海王星メインでずいぶん書いてしまったけれど……。これは今から来年9月までの中長期にわたる、とても大切な勝負です。そして、今回はその端緒となるような新月だと思うのです。 全体に悩ましさが漂うこの新月の下、新たなアイデンティティを求めて船出したわたし達は、ここでひとつ、何か現実的な挑戦を受けるのかもしれません。サビアン・シンボルのキーワードも、何となく実践的な匂いがします。 


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        環境汚染か、人間達の侵入か、様々な理由から生息地を捨て、新たな繁殖地を探して旅に出る 『ペリカンの群』。これはちょうど今、戦火を逃れて住み慣れない環境へと脱出する大勢の難民のひと達を思い起こさせます。温かく受け入れる人々もいれば、混沌とテロを怖れて追い返せと言う人々もいます。そのどちらもが、人間の自然な感情の裏表かもしれません。混沌とした情勢、混沌としたこころ。けれど一番の混沌に在るのは、進むことも戻ることも出来ず、明日をも知れずに移動し続ける漂流者だと思います。 

それは現実に起きていること。そしていつもの暮らしを続けているわたし達にも、何らかのカタチを取って起きていること。それは、もしかしたら今までのままではいられなくなるという予感かもしれないし、または今居るところを捨てて、何処かもっと自分がフィット出来る場をみつけたいという願望かもしれません。 いえ、ひょっとしたら…こころの中で、何かが大きく方向転換するのかもしれませんね。 ペリカン達は、まだ新天地を見つけてはいないようです。旅は始まったばかり。。


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        でも、ペリカンの強みは沢山の食べ物を胃にいれたままでもバランスを崩さずに飛んでいけるところです。彼らの歩き方はペタコンペタコンと独特ですが、それは胃に全体の重心があって、歩くときは頭と両翼で前後左右に上手くバランスを取るからだそうです。食糧はみんなの命を繋ぐために一番大切なもの。 その一番大切なものを重心となる胃にしっかり納め、まだ幼いヒナ達を引き連れて、彼らは次なる生息地を目指します。 きっときっと、安息の地はみつかる。自然が導いてくれるから。 ならばわたし達もきっと同じ。 あまり沢山の荷物は持てません。でも、自分を生かす大切なもの、愛するひと達の大切なもの、今一番大事だと思えるもの、元気の素をしっかり携えていきましょう。 あ、食糧も忘れずにね。桃太郎のきびだんごみたいにいろいろ役立つかも?w。

前回の新月のとき、こう書きました。『…さて前回、新月・満月のエネルギーポイントは「やって来るものへの予感」→「次のステップの予感」でした。 そしてこの蠍座の新月。わたし達はいまだ晴れない霧の中で、もう一度自分の足許を、アイデンティティを、確認していく局面を迎えるようです。いえ、確認するといっても、今まで通り変わらない自分を見て安心したり、ガッカリしたりするのではなく。 日々の生活、仕事、コミュニティや対人関係の中で、意識・無意識のギリギリの境界域で沢山の情報を処理しつつ。その中で今一番重要なこと、本質、それを削除したらもはや自分とは言えなくなるような「何か」の存在をはっきりと確認するような作業。そしてそれを頼りにあらためて、これから大きく変動していこうとする世界に入っていくような感覚。。』 その、何か。それがもしかしたら、この新月では "きびだんご" の役割を果たすのかもしれませんね...(マジで)。


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        そして次に取っていくエネルギーは…『氷を切り分ける男達』 です。このシンボルが降ろされた1920年代は、まだ電気冷蔵庫なんて無い時代。冬の内に天然の氷を切り出してブロック状にし、それに芝土をかぶせて保存していたのだそうです。そして夏になると、暑さで食品が腐るのを防ぐために、冷蔵庫の上の段に切り出した氷のブロックを置いて冷やしました。 雪積もる寒い地方の共同体で、冬の間男達が総出で切り出した氷は、きっと都会にも運ばれ売られていったのでしょう。まだ電動鋸も無い時代、氷の切り出しは大変な労力と忍耐の要る仕事だったそうです。 でも、将来どうしても必要なことのために、今地道にやっておかなくてはならないことってあります。 白い息、かじかむ手。だけどそれは、自分の、そして家族の、共同体の命を繋ぐ糧になる。夏になったら冷たいクランベリージュースを飲もう。ビールだって!

このシンボルは、未来を見据えて今やるべきことをやる…共に働き、冷たい季節と折り合いながら。そんな姿を描いています。とてもシンプルだけど、今のようなアスペクトの下では、ちょっとした忍耐が要るかもしれません。でも、ひとつの目的を達成するためには人間同士の繫がりもまた必要です。この新月図には、自分をどうしても表現したい、鋳型を壊したい!という切なる願望と、社会的な制約との葛藤、何処で妥協するか?の問いかけもまた示されています。 現在の環境に折り合いをつけながら、来たるべき未来を見据え、周囲の冷淡さや熱狂に負けず自分を保てるか?  土星・海王星の様々な誘惑や混沌の中、最善のイメージ(海王星)を描き続けられるか? それを日々の生活の中で地道に生かしていけるか? 星達が囁きかけるのはそんなことば。うーん、やっぱりちょっとした挑戦かな。。(^_^;


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        そんな中、新月図でちょっと楽しそうなのは、蠍座の金星と魚座の海王星のトラインでしょうか。ちょっぴりセクシャルな誘惑もアリかな? でなければ、ディープめのアートや音楽、イメージの世界に浸って楽しむにも良さそう。クリスマス前のひととき、大好きなひととゆっくり過ごすにはとても調和的なアスペクトだと思います。ただし、他の星達のハード・アスペクトもあることを忘れないで。今の海王星は、ひそやかなハンターの質を持っています。なので、ついつい対人関係に駆け引きや策略を持ち込んで、都合の悪いことは避けたり隠したりするひとがいるかもしれません。 

でもそれは今、一番のNG。せっかくのステキなトラインが、衝動的な怒り(火星・天王星パワー)に変わらないとも限りません。MC近くには不和の女神エリスも控え、射手座のイクシオンとタンタルスと組んで何やらいざこざを起こしたがってる感じ。 金星はあのオルクスともセクスタイルで通じ合っています。 だからまずは相手の気持ちや立場を思いやり、あくまでリアルに正直に、飾らぬ気持ちを伝えましょう。今は失った過去が戻るときではありません。自然体が一番です。そしてもし出来るなら、自分も含めた全体の美と調和に思いを馳せて、自由にイマジネーションを拡げてみて。


waterlily


        ふぅ、と肩で息つきながら書き終える今回の新月w。 もうずいぶん前から合い言葉みたいに言ってきた「火・水・分裂・爆発…」の時間帯はまだまだ続きます。いえ、これからが本番かもしれません。火と水と異常気象、自然の胎動、そして集合意識の分裂と爆発。集合離散。それでも、まだまだ道は続きます。 最初に「泥沼に鬼火」とか書いたけれど…もし本当にそうなら、わたし達はそこに咲く睡蓮の花になればいい。まあるい葉っぱと、白やピンクで沼を埋め尽くしたら、そこはまるで別世界。。  そしてそのイメージの力は、やがて現実にじわっと拡がり、作用し、いつか触れる形となっていく。それが…そんな力が…本来の海王星。土星と折り合いをつけた海王星なのだと思います。


        さぁ今年最後の新月を迎える前に。明日はみんな、出来るだけ美味しいご飯を食べよう。そして英気を養えるといいな。こころのこもった食事を美味しくいただくこと。すごくシンプルなこと。でも射手座の旅を楽しむには、良い燃料が必要だもの。きっとそれも、この新月期にあらためて見直していくべき重要なテーマだと思います。この記事を読んでくださってるひとりひとりのフツーの戦士さん、それぞれの旅路に、栄養満点の綺麗な花が沢山咲きますように☆


eso9948f



have a great trek!!!★


hiyoka(^_^

December 06, 2015

レイモンド・メリマン 週間コメント12/7【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2015年12月7日(フリー版より)
翻訳:hiyoka 
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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≪先週をふり返って≫

        世界の株式市場は先週、非常にボラタイルだった。木曜、ECBは投資家達の目に十分なほどマイナス金利を下げなかった。それは−0.2%から−0.3%になったが、投資家達が期待した−0.4%にはならず、それが株価を急落させ、ユーロ通貨をここ7年間で最大の幅をもって急上昇させた。例えばダウ工業平均は、その日252ポイントと大幅な下げを喰らった。ユーロ通貨は8ヶ月来の安値1.0538からその日1.0980まで舞い上がった。米ドルと国債は急落し、貴金属は急上昇をみた。

        しかし翌日になって米国雇用統計が発表され、11月の経済に市場の予測200,000を超える211,000の雇用増加が見られたと報じられた。9月と10月の数値も上方修正された。これは予測されていたことだ。先週のコラムでこう述べている。『月は再び乙女座に在り、木星と月のノースノードに近い。乙女座は雇用を支配し、木星と月が乙女座に在泊するということは、再び良い数字が出ることを示唆している。』そしてダウ平均は369ポイント騰がった。

        貴金属では、金が木曜、1045.40と2010年2月以来の最安値水準まで落ち込んだ。だが金曜には1088.30まで騰げている。銀もまた下落し、木曜には6年ぶりの新安値13.80をつけた。そして金曜には14.61まで戻している。金を保有する投資家は、少なくとも今のところは再びハッピーだ。


≪ 短期ジオコズミクス ≫

        ジオコズミック・サインは安全面と金融市場に関する側面で、今週がもう一つの強烈で困難な週になりそうなことを示唆している。

        まず12月6日〜10日にかけて、火星(他の道筋に使われない限り、戦争と攻撃の惑星となる)が冥王星にスクエアを形成し、天王星に対してオポジションとなる。ECBによる予期せぬ政策発表によって引き起こされた金融市場の急激な価格変動は、こうした原動力の反映だ。先週、カリフォルニア州サン・バーナーディーノで、一見アメリカン・ドリームを生きていたかのように見えたカップルが起こした銃撃事件では14人が死亡し21人が負傷したが、この事件もまたその表れだ。これは再び、より厳しい銃規制を求める声の高まりをもたらすだろう。しかしながら、天王星はまだこれからも2018年を通して牡羊座に在泊する。おそらく銃、銃弾、そして爆弾の類いは、この期間中、多大な需要と共に残り続けるだろう。実際、米空軍は先週、ISISに対する空爆に使用する爆弾が不足しつつあると発表している。

    だが今は金融市場に話を戻そう。火星による天王星と冥王星へのTスクエアは、世界にとって危険な時期というだけではない。金融市場が高いボラティリティを示す時でもある。どの市場においても、長期の支持帯または抵抗帯に差し掛かっている場合は、トレンドのリバーサルやブレークアウトと同期する可能性がある。

    また、現在金星が天秤座を離れて蠍座に入居(11月8日〜12月4日)しようとしていることにも注目している。これは金と銀には助けになるだろう。両市場の重要なサイクル安値は天秤座を金星が運行する時に示現しやすいが、今回は先週の安値でそれが完了したように見える。

    先週はワイルドだった。そしてまたもう一度、荒れた週が到来する。短期トレーダーはおそらくこれを歓迎するだろう。短期トレードの好機が数多くもたらされるからだ。彼らの呪文である「市場に身を曝す時間は最短に。利益の可能性は最大に」が実現しようとしている。しかし、確固たるポジションを持ってある期間保持したい投資家にとっては、少しばかり不快な時期となるかもしれない。

    では今週のレッスンは何か? 
    あらゆる危険、そして討論/口論を可能な限り避け、新しくて革新的なアイデアを生み出すことに今という時期を使え。 独創的であれ。だが愚かにはなるな。 そしてトレードに入る時は、予期せぬことが起きるのを予期して機敏であれ、だ。


≪ 長期的考察とマンデーン・アストロロジー…. ≫

 “皆が俺達をけなして文句を言うぜ
  ただ  うろつき回ってるだけだってのにな
  ヤツらのやる事はひどい冷血に見えるぜ
  そうさ  俺は年取る前に死んじまいたいぜ”

 ―The Who, “My Generation”


       新たな調査研究は、学校生活の間どう感じていたかについて聞かれた時に米国の高校生達が一貫して次の3つの感覚を挙げたことを報じている。「うんざりするような疲労」「ストレス」そして「退屈」だ。

― グレッグ・トッポ
  “Survey Finds High School Kids Tired, Stressed, and Bored”
  USA Today紙 11月某日


        アマースト大学が学生達の集団によって交渉余地の無い要求を突き付けられ、キャンパスは騒然としている。その要求内容は(他の項目と共に)「白人至上主義、植民地主義、黒人差別、ラテン民族差別、米国先住民差別、他の先住民差別、アジア人差別、中東・イスラム差別、同性愛者差別、性差別主義、外国人嫌悪、反ユダヤ主義、身障者差別、精神障害者差別、そして階級差別というアマースト大学の組織的伝統について学長が謝罪すること」だ。いや本当に、誰もその全てを贖うことなど出来ないだろう。”

― ロジャー・キンボール
  “The Rise of the College Crybullies”
  ウォールストリートジャーナル 2015年11月14日〜15日付



    社会学者は今日社会を構成する人々を3つの主要な世代グループに分けている。すなわちベビー・ブーマー(1946年〜1964年生まれ)、ジェネレーションX(1964年〜1970年終盤または1980年代初頭生まれ)、ミレニアルズ(1970年終盤〜1990年代生まれ)だ。各世代がそれぞれ彼ら独自の集団的特質を備えているが、これはアストロロジーを通して考えた方がより良く理解出来るかもしれない。だが、アストロロジーでは、これらの世代をほんの少し異なる括り方で捉えている。

例えば、ベビー・ブーマーというのは冥王星を獅子座に、海王星を天秤座に持つ世代と重なるだろう。これは非常にクリエイティブな宇宙コンビネーションだ。彼らは持てる力を、リーダーシップ(獅子座)に関する包括的な概念を根こそぎ変革することに費やす。また彼らはそのインスピレーションを、音楽、ロマンティックな想念、平和運動(海王星)の中に見出すが、それと同時に現状肯定主義を拒絶し(獅子座の冥王星)、それを打倒しようと図る。多くの人々にとって、これは「自己陶酔的/自己完結的」であり、常に楽しみを追いかけ、永遠の若さへの衝動に駆られて動く世代だと言えるだろう。

        冥王星はその後乙女座に移行し(1957年〜1972年)、海王星は蠍座を運行した(1956年〜1970年)。ここで、冥王星の力は環境を浄化したいという衝動として発揮された。環境を汚染するもの、社会的な毒など、何でも周辺環境や政治世界から取り除きたいという感覚だ。蠍座の海王星は、この汚染と腐敗を除去するプロセスを高潔さの追求と見て、もしそれに人々が抵抗するなら、その人々は変わるよう強制されて然るべきだと感じる。

彼らはまたセックスに対する社会の態度も変革する ― だが彼らがそれをどう変えるのかについての確信を私は持たない。自分達がセクシュアルな事柄について実は何を望んでいるのか、この世代が果たして知っているのかどうかについての確信が無いのだ。 何故なら、乙女座の冥王星は全てを浄化することを望み、状況が適切になる前にそのための手段、手順、ルールが欲しいと願う。だが蠍座の海王星は、ファンタジーの領域で満たされたいという強い欲望を抱いている。これは奇妙かつ相克するコンビネーションだ。喜ばせるのは非常に難しい。何故ならそれは、(規制や規則を通して)コントロールすることが可能な完璧さを追求すると同時に、決して掴み取ることの出来ないミステリーをも強く欲しているからだ。

        次の世代は天秤座の冥王星(1971年〜1984年)と射手座の海王星(1970年〜1984年)のコンビだ。ここで私達は、変革の力(冥王星)が人間同士の関係性とパートナーシップ(天秤座)に向けられていくのを見ることになる。「結婚」はもはや私達が考えていたようなものではない。おそらく、理想としての結婚という概念は現実的なものではない。これほど多くのパートナーシップが別離や離婚で終わっていく。それも険しい財政的、社会的結末を伴いながらだ。だがその胸中には同時に、教育への希求、哲学的・宗教的思いが存在し、そしてそれに沿った理想の数々(射手座の海王星)が分かちがたく在る。今日、様々に崩壊していった人間関係の結果として社会的弱者となった人々が、どれほど多くラディカルなイデオロギーや宗教概念を選択しているのだろう? その内、この世代はどれほどの割合を占めているだろうか?


        この宇宙的世代観において、私達が最後に見ていくのは蠍座の冥王星(1983年〜1995年)と山羊座の海王星(1984年〜1998年)で、これは今日よく話題に上るミレニアルズ世代と重なる。彼らは質素でお金を使わないと言われている。だが彼らはまた、自分達がどんなサービスを提供しようと、どんな製品を売っていようと、変わりなく高い賃金を要求するとも言われている。無料奉仕だって? やめとけ。何かの団体に加わる? 冗談じゃない。欲しい物はネットからタダで手に入るというのに、何故メンバーでいるために会費を払う必要がある? これは非常に実用主義的で質素なコンビネーションだ。

冥王星と蠍座は、両方とも負債に関わっている。この世代にとって、それは引き受け済みの人生の一部分だ。彼らは教育を受けた後、自分のキャリアをスタートするにあたって莫大な学生ローンを背負っている。そして、当然のことながら、これを不快に思っている(彼らの両親も同様だ)。また、彼らは自分が達成出来ると信じている物事に対し、高い理想を持っている(山羊座の海王星)。だから彼らは、即座に高い賃金が支払われることをどこか当然の感覚として要求する。しかし、その後彼らは、本当は自分が何をしなければならないのか ― お金を稼ぎ、それを(または自分の時間を)他者を利する行動に費やさないこと以外の価値 ― を理解するにあたって、困難を抱える。彼らが動くための根本には、即座の満足感や自己の正義感を満たす何か、またはキャリアに有利であることが必要だ。

        もちろん、これは一人のアストロロジャーが観察した、あまりにも短く不完全な世代観の大要に過ぎない。私はただ、どの世代も、各個人に見られるのと同様にユニークで異なった特質があることを指摘したいと思う。そして、どの世代も何らかの形で以前の世代との確執を抱えている。昔から常にそうだったし、今後も常にそうあるはずだ。若者はいつの日も、古い世代が彼らを抑圧していると信じることだろう。彼らは常に反抗する。そして前の世代は場所を塞いでいるだけの邪魔者だと感じ、彼らのような大人にはなりたくないと望むだろう。

        だが今、耳を傾けて欲しいことがある。現在、山羊座の支配星たる土星から海王星へのスクエアの下、山羊座に海王星を持つミレニアルズはこれから人生における本物の試練を経験することになるだろう(2015年11月〜2016年9月)。この時期は退屈さ、疲労感、ストレスに屈服して良い時期ではない。これからやってくる困難な日々の中で、ただその感覚に流されていくのはあまりにも簡単な道だ。そして特に山羊座の海王星を持つ身なら、居眠りすれば、すなわち負けだ。しかし、社会への倦怠ゆえに扱いにくい存在となるのではなく、もしその精神力を問題の発見と解決に使うなら、あなたは自分のための答を見つけるかもしれない。たとえそれが『君は常に自分が欲したものを手に入れられるわけではない。君が手に入れるのは、君が真に必要とするものだ』という答だったとしても。

これは、一つの世代からもう一つの世代に伝える経験知だ。









訳文ここまで
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