July 2016

July 31, 2016

レイモンド・メリマン 週間コメント8/1【金融アストロロジー】

今週はお休みの予定でしたが、内容的に重要かと思われる節目でもあり、要約をUPします。また、今年は『フォーキャスト2017』の原稿が早めに出て来そうなので今後も状況によってはこの形にさせていただくかもしれません。m(_"_)m


≪ 市場動向 ≫

世界の株式市場は先週、「奇妙」で「バラバラ」な様相を見せた。いずれも天王星が持つ特質であり、天王星滞留〜逆行の影響で世界の株式指数に異市場間弱気ダイバージェンスが出現している。

現在天王星が逆行に転じ、火星の射手座入りと共に起きる獅子座の新月(日本時間3日05:44)に向かっている。すなわち、今はいつ反転が起きてもおかしくない状態であり、特にナスダックや他のテクノロジー系指数などはこのエネルギーに敏感だろう。

通貨はドラマチックだった。先週のコラムで、全てにFRBの願望が絡むという予測通りの動きだが米ドルのみが問題だと述べたが、それも先週で変化した。ドナルド・トランプが主張するように「構造自体が粉飾されている」のではないかという疑いが生じるが、いずれにしてもゲームに参加しなければ勝つことは出来ない。これが現実だ。

現在は9月半ばまで続くクレイジーな時間帯にある。そこでは奇妙なことが起きる、というよりほとんど何でも起きる可能性がある。先週も述べたように射手座に火星が入る(天王星に似た働き。前回のコラム参照)。

マンデーン的にはテロリズムや自然現象など世界に危険な状況が続くことを示す。8月9日にはヘリオセントリックの水星が射手座入りするが、これも世界の状況から見れば何らかの危機と合致する可能性を持つ。この局面はしばしば貴金属価格に大きな変動をもたらす。それが上か下か?だが、射手座の火星を考えると、最初に一方向に動いた後、また反対方向に動くという可能性がある。

同様に重要なのは8月13日に土星が順行に転じ、同日金星が土星にスクエアを形成、その翌日に海王星ともスクエアを形成すること。金星は「愛」と「お金」を支配する。海王星は「愛情」を支配する。土星は「損失」または「欠乏」。要するに「愛も無ければ金も無い」状態だ。市場心理で考えれば、「莫大な利益が期待されていた合意や協定がご破算になる」状況と相関する可能性がある。つまり「合意も無ければ金も無い」状況で、いずれにしてもハートブレイク・ホテルだ。


≪ その他マンデーン・アストロロジーから ≫

『フォーキャスト2016』で述べたように、ゼロ近い金利は36年サイクルの土星・天王星ウェイニングスクエアの副産物。3回目にして最後のアスペクト形成は9月10日。木星が乙女座を離れて天秤座での13ヶ月の旅を開始した翌日だ。

ヒラリー・クリントンが米国初の*主要政党によって認められた女性大統領候補となったのも天王星が強調されていることの一つの顕現(歴史上初の物事)。これは数ヶ月前から予測はされていたので、驚くことでも何でもない。だがここから9月中旬に至る道は険しいだろう。
 *米国初の女性大統領候補は、まだ女性参政権が認められていなかった1884年に少数の女性達が結党した第三党、平等党から指名を受け立候補したワシントンD.C.の検察官ベルバ・アン・ロックウッド。

要は11月8日に米国の有権者が何を選ぶか?だ。候補者達のネイタルの太陽が米国始原図の蟹座に在泊する金星・木星コンジャンクションにトラインを形成する(クリントン&ケイン)民主党か? それとも候補者達のネイタルの太陽が始原図の火星にコンジャンクトし、海王星にスクエアを形成する(トランプ&ペンス)共和党か? なお、これについては次回のYoutubeビデオで論じるつもりだ。

クリントンかトランプか、世論調査によって異なる結果が出ている現在、どちらが勝つ可能性もある。Real Clear Politicsによる全調査の平均値は *7月27日現在でトランプが僅かにリードしている。市場と同様に世論調査にもまた大きなダイバージェンスが顕現している。
*民主党大会終了後、29日金曜の平均値ではクリントン氏が僅かにリードしている。

全てがあまりに天王星的だった7月を終えようとしている私達だが、果たして祝うべきかどうかわからない。8月は非常に土星的な様相を帯びるからだ。多くの「過去」が浮上してくることに備え、現実を直視する必要がある。自分自身が過去に行った決断や行為の責任を取らねばならない時、それが土星だ。 少なくとも7月の天王星は、歴史に連なる私達の未来について考えさせるところがあった。その中身は奇妙なものではあったが。




要約は以上です。
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July 24, 2016

レイモンド・メリマン 週間コメント7/25【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2016年7月25日(フリー版より)
翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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【お知らせ】

  来週7月31日のメリマン・コラムは訳者の都合によりお休みさせていただく予定です。ただし、時期的にもし相場に関して特記すべきと思われる事柄があれば、その部分のみ抄訳をUPするかもしれません。その場合は日曜夜にTwitter上でお知らせします。m(_"_)m


≪ 先週をふり返って ≫

        先週の株式市場はほとんどが上昇気運で、多くの指数が7月20日水曜〜21日木曜にトップアウトした。米国の場合を見ると、ダウ工業平均とS&Pの両方が史上最高値をつけたが、ナスダック総合はやはり良い雰囲気であったにもかかわらず、届かなかった。ファイナンシャル・アストロロジーの観点では、6月30日〜7月16日に起きた金星、または太陽による天王星と冥王星へのTスクエアのどちらもが修正安に相関しなかったことは注目に値する。その代わりに、この天王星を含んだアスペクトの「ブレークアウト」的な質が顕著に現れた。たとえばダウ平均は、7月21日木曜にほどほどに下がるまで9日間連続で上昇し続け、翌日7月22日金曜には再び騰がっている。

これら全ての動きが、3月と4月に制作された私達のYoutubeビデオにおける見通しを再確認するものとなっている。特に私達は、FRBが11月の大統領選に向けて量的緩和策(金利引き上げ無し)を維持し、翻ってそれが株式市場を史上新高値をつけるまでサポートし続けるだろうという見方をしていた。もちろんこれは示現した。

ひとつだけ、これまでのところ予測通りに起きていないのは、この緩和的な中央銀行の政策に起因する米ドル指数の下落だ。確かに最初の内はシナリオに沿った動きで、5月3日、2015年1月以来の最安値水準である91.91まで下落した。しかしながら、金曜には97.54に戻っている。通常であれば緩和的な中央銀行の政策はその国の通貨安へと導く。今回の場合、こういった金融緩和策は他の主要な経済圏、たとえばヨーロッパや日本にも導入されている。これは米ドルがそれほど強いというわけではなく、むしろ他国の通貨が非常に弱いということだ。また、最近英国で行われたBrexitの投票結果がもたらした構造的な不確実性によって、米ドルが通貨リスクに左右されやすい資産の避難先になっていることにも起因している。

  ではそれがどうして重要なのか? 何故なら、もし米ドルが年初来高値(2015年12月2日につけた100.51に戻るか超えるか)をつけるなら、それは共和党が大統領選に勝つ16年サイクル・パターンに合致するからだ。それが起きると思うかって? 否。FRBはその実現を阻止するために持てる力の全てを使っていると思う。彼らは株式市場を上昇させ続け、株式市場の新高値によって人々に「資産効果」を感じさせ、それによって共和党(とドナルド・トランプ)が言い立てる「経済は酷い状況だ」という論拠を減殺するというシナリオを練り上げている。この点においてFRBは欲するものなら何でも手に入れるし、今後もそうするだろう。たった一つの問題は、ドルがこれらの政策に協働して下落しないことで、その結果が米国多国籍企業の最終損益を左右することだ。

先週、ドル高は貴金属と他の商品市場にとって良い影響を及ぼさなかった。金は木曜に7月6日(MMAの重要変化日の時間帯)につけた2年ぶりの高値1377.50から見てはるかに低い安値1310.70まで下落した。銀は同日、19.27まで下がったが、これは7月5日につけた2年ぶりの高値21.22より大分安い。原油も7月20日と22日に売られて2ヶ月ぶりの最安値水準、43.70をつけている。



≪ 短期ジオコズミクス ≫

        ここ2週間ほど論じてきたように、7月は天王星の原理が強調される月だ。これは市場が急激に反転するか、あるいは大方の予測を超えて史上新高値または安値へとブレークアウトするかを意味する。株式市場においては米国が市場新高値へ、他の地域が数ヶ月ぶりの高値へとブレーク中であることは歴然としている。

天王星を含んだトランシットの中で最も強力なもの、それが今週7月29日、この予測不能な惑星が逆行に転じることによって起きる。その2日後、金星が天王星にトラインを形成する。次の週、8月2日には火星が8週間にわたる射手座の旅を開始するが、これは天王星とよく似たふるまいを見せる。これは金融市場、そしてスポーツの分野において今後もさらなる記録更新が続くだろうことを示唆するものだ。過去に見られた殆どのケースで(全てではないのだが)射手座の火星は少なくともその初期度数において、株式にとっては吉兆であり、貴金属にとってはあまり良いとは言えない。上昇する株式市場と下落する貴金属市場は米ドルの上昇を示唆するように見えるかもしれない。

しかし、私達の関心のほとんどは、7月29日に牡羊座24°で逆行に転じる天王星の動きに注がれている。拙著『The Ultimate Book on Stock Market Timing, Volume 3: Geocosmic Correlations to Trading Cycle』に詳述した研究によれば、このジオコズミック・サインはプライマリー・サイクル、またはより長期のサイクルと前後11取引日の猶予をもって77%の相関性を保っている。現在、プライマリー・サイクルの底をつけるには早すぎるが、天井をつけるにあたっては尚早ではない。したがって、もし株式が今週終盤または来週にかけてサイクル新高値をつけていくようなら、今回は射手座の火星が株に対する強気としては働かない可能性もまた考慮しなければならない。

ひょっとすると、射手座の火星は株価の上昇よりは急落の方により関連するかもしれない。火星は行動を意味する。そして射手座は誇張を意味する。これに天王星も強調されていることから、それが株価の急騰または急落、そしてその両方が交互に示現するという状況も考え得る。そんなわけで来週からの2週間は、急激な価格変動をともなうアクションに満ちた週となりそうだ。

このコンビネーションは世界政治の面でも炎上しやすいシンボルだ。射手座の火星はテロリズムの脅威を学習しそうにない。そしてこれに強調された天王星が加わるとなれば、旅行者にとって今後2週間〜5週間は宇宙的な観点におけるコード・レッド、すなわち厳戒警報に匹敵する時間帯になるだろう。また穀物市場にも注意が必要だ。火に類する惑星(太陽、火星)を含む、火性の星座宮(獅子座、射手座、そして天王星が在泊する牡羊座)が強調されることを考慮するなら、こうした局面は予測より暑い気温に相関するからだ。



≪ 長期的考察とマンデーン・アストロロジー ≫

“恋する男、酔っ払いの男、選挙に出馬中の男は絶対に信用しないことね”

ー シャーリー・マックレーン

       “国連による世界的な世論調査が行われた。たった一つの設問は『どうぞあなたの国以外で起きている食糧不足の解決について正直な意見をお聞かせ下さい』というものだった。だがその調査はひどい失敗に終わった。アフリカでは誰も「食糧」の意味を知らなかった。東ヨーロッパでは誰も「正直」の意味を知らなかった。西ヨーロッパでは誰も「不足」が何を意味するかわからなかった。中国では誰も「意見」の意味を知らなかった。中東では「解決」が何を意味するか誰もわからなかった。南米では「どうぞ」の意味が誰にも通じなかった。そして米国では、誰も「あなたの国以外」が何を意味するか知らなかった。”

ー とある政治ジョークより

  http://www.laughfactory.com/jokes/political-jokes


        この2週間というもの、政治の話題は世界中のニュースを賑わしてきた。1946年6月14日生まれの双子座、ドナルド・トランプは正式に共和党の大統領候補として指名された。副大統領候補として彼が選んだのはもう一人の双子座、インディアナ州知事であり1959年6月7日生まれのマイケル・ペンスだった。この二人の両方が、トランシットの土星によるネイタル太陽への今後6ヶ月にわたるオポジションを経験する。多くのアストロロジャーが土星を否定、または勝利や成功を抑制するものと見なしている。

しかしながら、私はそれがオポジションの場合は例外であることを発見した。太陽への土星オポジションは、しばしば彼/彼女が職業上の頂点へと昇りつめる時期と一致する。たった一つの問題は、この頂点が正確には彼らが期待したものとは異なっている点だ。突き付けられる要求は彼らが想像していたものよりはるかに大きく重い。寄せられる批判は彼らがそれまで慣れていた程度をはるかに超えて手厳しい。結局彼らは望んでいたものを手に入れるのだが、その代わりにもっと貴重なもの、すなわち自分が望んだことをする自由を失う。

問題は今、単に大統領候補になることが彼らのキャリアの頂点なのか、それとも実際に山の頂に昇りつめ、ホワイトハウスの鍵を手に入れるのか?ということだ。私はこう見ている。中央銀行はドナルド・トランプや共和党よりずっと強力だ。そして彼らは選挙に向けて欲するものは確実に手に入れようとしている。つまり上昇する株式市場と発展する経済だ。それでも彼らは金利を上げる必要がない。何故なら5月の酷い雇用統計が存在するからだ。これは1ヶ月後、6月の輝かしい雇用数によってすでに覆されているわけだが。

米国人である私自身でさえ、最近の政治イベントなら米国でのそれよりヨーロッパで起きている事のほうが興味深く思える。それについて考えを巡らす時、私は「王」を意味する恒星レグルスの重要性という、より大きな視野でのビジョンを抱くのだ。レグルスは2160年を過ごして来た家父長制的な星座宮、獅子座から、最近になって女性性の強い星座宮乙女座に入居し、そこで今後2160年を過ごす。

この星が持つ象徴性は昨今の政治世界の出来事においてもけっして失われてはいない。アンゲラ・メルケルは今日の世界でも最も安定し尊敬される指導者の一人として広く認められるところだ。テリーザ・メイはBrexitの国民投票を経てちょうど英国の首相に就任したばかりだが、すでにヨーロッパの指導者の一人として存在感を発揮している。彼女もまた広く尊敬されるだろう。そしてヒラリー・クリントンは現在米国初の女性大統領になる道を進んでいる。この三人は皆、非常に強く、ゆるぎなく自分の足で立つ女性達だ。彼らは、過去二千年の間世界が動いてきたその道筋を変革するための、強力なトリオを組めるかもしれない。『男の世界』はそう長くは続かない可能性がある。

山羊座の冥王星、それは『Power to the people / 人々に力を』だ。レグルスの乙女座入居、それは『ガールズ・パワー』だ。世界の大衆は、もしかしたらリーダーシップの原型に重要な変化を求めたのかもしれない。すなわち家父長制的支配層から、より豊かな女性性へのバランスを備えた世界の未来に繋がるリーダーシップと、それへの新たなテンプレートとなり得る何かだ。それが世界平和にもたらす影響は言うに及ばず、こうした可能性の全てが投資機会として創造する物事に思いを巡らすというのはとても魅惑的だ。

米国元大統領ジミー・カーターは以前こう言った。『唯一、世界平和の障害となるもの。それは世界のリーダー達なのです。』

では、世界の指導者が *狩る者達ではなく集う者達になった時、それは変化するだろうか?



訳注+α(翻訳後記的に)

(訳注形式のまま書いてしまいましたが、あくまで訳者個人の感想です。^_^;)
* 原語 hunters, gatherers :

  もともと hunter-gatherer をひとまとまりの言葉として、「狩猟採集文化」を意味する。この場合は人類学上の概念で、農耕文化以前の動植物の狩猟採集によって生きていた社会を指し、現代ではアフリカのブッシュマンやピグミー族が持っていた本来の生活形態のように、節制と分配によって威信獲得の機会が縮小され、部族内に平等な関係が生まれるような形態を指すといわれる。(参考:wikipedia)しかし現代ではよほど外部の情報から隔絶した社会でない限りそうした習慣は崩れているとのこと。上記ではこの言葉が hunter と gathererに分割されていることから、古代の狩猟採集社会を意味するというよりは「闘って狩り取る」道から「寄り集まって収集する」道(または収集、保存、分配)への変化を意味しているのではないかと思われる。ただし男性性、女性性に限らず常に肥大化する欲望の問題は存在し、行く道が変わったからといって全てが解決するわけでもない(gathererにはよりネガティブな意味で「物をかき集める人」という意味も存在する。)

女性性という言葉には、受容性=受け身、創造性=生み落とす力、母性=保護し育むもの、そして男性社会において総体として保護されるべきもの、などのイメージがつきまとう。けれどこのエッセイで言われる大きな視点からの女性性とは、能動性と受容性をバランス良く保持する本来の平和的叡智を指しており、それは本質的に男性性とは入れ子、または重なり合った状態で分かちがたく存在するものではないだろうか。

  星々が促す変化と変革に、聖域は一切無い。そして獅子座から乙女座への境界には、自分をピラミッドの頂点とする心理から底辺に置き替えていく視点の変化とショック、そして他者への奉仕によってそのテーマを貫くという大きな挑戦が待ち構えている。またその挑戦を持ちこたえるためには、深い思考を使っていくこと、ひとつひとつの物事に素手で触れながら整理していく能力が求められる。

現代の女性性には、長期にわたる家父長制的社会を生き抜くことを通して、男性性と同等のバランスの欠如や歪み、それに起因する自己中心性や酷薄性なども拒みがたく絡みついているように思える。そこから平和的叡智へとどう進化していけるだろう? こうしたギャップは「王」や「女王」を体現し、生まれながらに指導者の威信を顕すとされてきた恒星レグルスにも言えることで、獅子座29°台から乙女座0°台に入ったのはまだ2011年11月末のこと。そしてこの位置のレグルスは実際には獅子座の強い影響を残している。

  恒星研究家のD.ローゼンバーグによれば、乙女座の初期度数領域の恒星は、獅子座的な威信や崇敬への強い欲求と休みない冒険心を抱え、そこに乙女座的な抑制がうっすらと効き始めようかという位置だという。また、鋭いビジョンを持つディベーターや、必要なら軍事行動も厭わない闘士を輩出するともされる。ここでの挑戦のテーマは法、権威、リーダーシップ、指導力。 但し自己責任を負う局面を避けたり、自分が描いた理想にこだわり過ぎる面、またその理想にかなう法やモラルを絶対的なものとして他者を抑圧するか、逆に意に沿わないモラルは極端に軽んじる面も出やすいと指摘されている。

もし今後、女性性が支配的な世界に変化していくとするなら、その道程は依然として とば口に至ったに過ぎない。進化の途上では、どんなイデオロギーや社会制度が台頭しようともまだ多くの血が流され、男女の区別なく疎外や略奪、抑圧が存在し続けるかもしれない。また、自らが生きのびるために、誰かを生かすために、他者のいのちを絶つ場面も多く生まれるかもしれない。これから先2160年もの間、はたして人類は存続するだろうか? それは肉体的な性別に関わりなく、今後の内的な女性性の担い手と、その質にかかってくることになる。

ドイツ、英国、そしてもしかしたら米国。今に至る歴史の様々な側面で大きな影響力を保持してきた国々に、女性の肉体を持つ指導者が登場しつつあることは、とても象徴的な出来事だと思う。けれど未だそれは「シンボル」に過ぎない。それは、天王星・冥王星スクエアによって孵化してきた未来卵から、何か新種の鳥が羽ばたく可能性の有無を問う、わたし達集合体の壮大な実験のひとつかもしれない。

肉体表現が女性であろうと男性であろうと何か他の表現であろうと、その内に宿る統括者、リーダーとしての「わたし」には、おそらくは絶対の孤独の中で、現実の国際/社会情勢、未来への理想とその暗部を包括的に見据えかつ呑み下しながら、柔軟な戦略を立てていく能力が求められる。そして自らの人生で蓄積してきた個的な感情の澱からの解放も。 だからこの問題は性別を問わない。ここから先は、シンボルとしての「女性性」自体
(そしておそらく「男性性」も)をもう一度洗い直し、再発見し柔らかく鍛え、そして質を向上させるという知的作業が重要になってくるのではないだろうか。

  レグルスは王者の星と呼ばれる。けれど、壮大な進化という文脈で乙女座のレグルスを見るなら、この星は罪悪感からでもなく、被害者感覚も持たず、あらゆるルサンチマンから自由になった身を至福とし、自ら進んで他者を先に押し上げ、自身は最後尾につくことにあたりまえの幸福を見出す「名も無き王者達」を徐々に輩出していくのかもしれない。それは対向する魚座へと向かうエネルギーであり、もはや対象を持たない世界観への流れでもある。それを今の視点から眺めると菩薩の群にも見えるかもしれない。けれど山羊座の冥王星が歌う『Power to the people ♪』の究極の意味とは、そういうことではないだろうか。それとも、「虐げられた私達」による凄惨な
闘争と下克上の歴史を繰り返すことだろうか?


  さて9月に入れば木星が天秤座入りする。天秤座は一般にバランスを取ろうとする星座宮だと言われ、木星は社交と外交力に関連する。一方、エボリューショナリー・アストロロジーから見る天秤座のテーマは、対向する牡羊座との対比において「真のバランスを学ぶこと」にある。生まれたばかりで「自分」しか意識することのない精神は、身近な環境で「もの」に触れ「ひと」に触れ、少しずつ世界を認識しながら、エゴの絶頂と谷底を経験していく。そして新たに出会う「真のパートナーシップとは何か?」をめぐる挑戦。それが進化の視点から眺める天秤座の姿だ。支配するかされるかを巡る賢さではなく、傷付くことを怖れての巧みなバランス取りでもなく、均衡の美の象徴として天を指す針となり、自分にも他者にも公正な判断を下せるようになるか?という挑戦だ。スマートな天秤座の根底には、カーディナル・サイン特有のダイナミックなテーマが隠されている。ならば今年〜来年に天秤座を運行する木星は、牡羊座の天王星・エリス組の爆発的な抵抗精神と対峙してどんなバランス取りを試みるだろう?

エリスの原理のひとつ、抑圧され断片化し、それによってこじれてしまった被虐者としての女性性と、天王星という型破りで後先を考えず壁を破壊していく男性性を、木星は統合していけるだろうか? 一身の内に両者の赤裸々な欲望を引き受け、公正にバランスをとり、許容し得る最善の現実に導けるだろうか? それとも、両者のエネルギーは木星を鏡として増幅し誇張されるのだろうか? この秋からの一年は、女性性と男性性という二元のエネルギー・バランスという観点から見ても、個であり集合体でもあるわたし達にとって、重要な節目(そしてチャンス)となっていくのかもしれない。


...そんな背景もあり、広範な視野に立つビジョンを軽く示唆するエッセイとして、メリマンさんは期待と希望を込めながらあえて疑問を残す文末としているように感じられたのだった。

hiyoka. 






訳文ここまで
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July 19, 2016

●7/20の満月 ― みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)

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    満月は前回の新月のテーマが熟し、花開くときです。 この日は太陽と月が、地球を挟んでちょうど反対側にやってきます。0°の新月から始まった地球全体への課題は、満月で180° 対向のエネルギー同士がぶつかりあい補いあうことにより、輝く満月というひとつの「結果」を見せてくれます。それは、わたし達が空間から受け取ったエネルギーをどう昇華し、現実に表現してきたのかを、あらためて見せてくれる「鏡」だと言えるかもしれません。なので満月のテーマは新月の瞬間から色濃く育っていくとも言えるでしょう。そして わたし達はみな満月を超えて、次の新月までにその経験を消化(昇華)し、エネルギーはゆっくりと静まっていきます。 さぁ、今回はどんな風景が見えるでしょうか? では今月も行ってみます。(^_-)~☆
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★満月タイムスケジュール★
エネルギーが高まる時です。ヒーリング・メディテーションや祈りを捧げたい方は、もし可能ならこの時間帯に合わせてみてください。エネルギーの高まりを感じられると思います。

【地方平均太陽時:ソーラータイム(LMT)】
東京・関東ローカルで7月20日08:15前後、北海道周辺で20:22前後、関西方面は07:56頃(日本標準時の場合はこの時間)、沖縄周辺で07:27前後に山羊座27°40’で満月となります。

今回のテーマのベースとなる新月の大テーマについてはココをご覧ください。

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サビアン・シンボルによる【満月がもたらすテーマと挑戦】
*ここではデーン・ルージャー(ルディアー)版やマーク・エドモンド・ジョーンズ版の解釈ではなく、透視家エルシィ・ウィーラーの伝えた言葉をそのまま書き写したオリジナル版サビアン・シンボルを使ったブレイン・ボヴィの解釈を参考に、アスペクトを加味して書き下ろしています。
*テーマはひとつの意識の流れを表したものです。この流れは順不同に現れたり循環したり、ひとつだけ突出して感じられる場合もあります。また、内容はその時々のアスペクトを意識しながら抽出しています。


【月 山羊座27°~28° + 太陽 蟹座27°~28°】
   "A mountain pilgrimage" + "A storm in a canyon"
「山路を行く巡礼」 +「峡谷を襲う嵐」 

   "A Large aviary" + "A modern Pocahontas"
「大きな飼鳥園」 +「現代のポカホンタス」

【テーマがもたらす雰囲気と挑戦(順不同)テーマ発効期~8/2】
→★突然の感情の嵐、または外的な状況変化を経て精神の解放へと歩み出す
→★普通でない領域、慣れない状況へと「持って行かれる」ような体験
→★情熱と怠惰、聖性と野卑、祝福と嫉妬など内的な極性の高まりによる葛藤
→★相手または状況の本質を知ろうと水面下に隠された動機を探る
→★外的な圧力や出来事によって目覚め、周囲の現実を異なる目で見始める
→★何か抗いがたいエネルギーが内側に醸成されつつあることへの気付き
→★膝を屈するような思いを重ねながらやがて辿り着く高みと至福
→★たったひとつの真実が伝える者の数だけ異なるゴシップに創られていく状況
→★自分のロマン、または利益のために仕立て上げられる美談に注意
→★宗教や習慣、血統や世界観の違いを乗り超えることの厳しさと挑戦
→★ロマンティックな高揚感とそれが過ぎ去った後の現実のギャップ
→★社会的モラルや倫理から解き放たれて見知らぬ場を放浪したいという誘惑
→★新しい脅威に対抗するため共通の利害によってのみ手を結ぶことの危険
→★それぞれの差異を大きく包み込むような意識を持って他者と交流する
→★内なる歓びを灯火とし「不和」と「美談」の挾間に潜む真実に視点を定めて進む・・・→


エネルギーのポイント:『持ちこたえる』『自分という物語の書き換え』 

160720FM
 

★7月~満月の星模様★(気まぐれ夏休みモード)

        ふぅ〜〜。と、今ちょっと肩で息をついています。べつに自分達の周囲に何かが起きているわけではないけれど。。 前回の新月から数えてみても、世界ではもう、あちこちで歴史の流れを加速させるような出来事が沢山起きていて...。さて、この夏からはいよいよ別次元に入っていく的なことを少し前から言ってきた気がするけれど、みんな準備はOKかな? じゃ、とりあえずこの新月期に世界に起きた主な出来事をちとふり返ってみましょうか。。

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        「人を刺してみたかった」という少年による犠牲者のニュースを皮切りに、たとえば米国では警察官による黒人青年射殺が立て続けに起き、それが引き金となって今度は警察官への銃撃事件の連鎖。人種間対立とも絡みあって大統領選はいまだに混迷中。

お隣の韓国ではTHAADの配備が決まった8日から大規模な反対運動が起き、同日米国ダラスでのBLMデモを警備していた警察官5人が銃撃の犠牲に。容疑者はロボットによって送り込まれた爆弾により死亡。

日本では参院選で与党が大勝し、九州や西日本で豪雨、中国でも大きな土砂災害。天皇陛下に「生前退位」のご意向という報道が流れ、騒然。。 中国は南シナ海を巡る国連仲裁裁定には陰謀だとして猛反発、南シナ海に浮揚式原発20基を建設すると発表。北朝鮮も弾道ミサイルを発射、また新たな核実験に向けて不穏な動きあり。

イランは核合意後も期待通りの成果に繋がらない制裁解除に苛立ちを見せて凄み、英国ではメイ新首相が離脱派で英国のトランプとも呼ばれるボリス・ジョンソン氏を外務大臣に起用。南スーダンの情勢悪化で現地で働く日本人保護輸送のため自衛隊機C130を派遣。そしてフランスのニースでは花火見物の一般市民84人がトラックによるテロの犠牲に。

トルコでは世俗派の軍によるクーデターが失敗に終わり、死者290人以上、負傷者1400人以上。軍と司法関係者あわせて約6000人を拘束。エルドアン体制強化の下でEU加盟には御法度の死刑制度の復活があり得るかも?という声も。また隣のアルメニアでも反体制派が人質を取って立てこもり、同様に比較的治安が良いといわれていたカザフスタンにも不穏な動き。

東京は都知事選が迫り、問題山積の巨大都市東京のリーダーシップをめぐって様々な暴露や憶測が流れ、一方ではポケモンGOの世界が現実と溶け合い、ピカチュウは世界を駆けめぐる。。。

今、TV画面ではブリュッセル滞在中のケリー国務長官が、中東問題、Brexit、テロとの闘いなど昨今の世界情勢に鑑みてEUと米国との団結が非常に重要だと訴え、ニースで行われたテロ犠牲者の追悼式で哀しみにくれる人々の映像が流れています。 そして抗議の声が高まる中、まもなくトランプ氏が正式に大統領候補としての指命を受ける共和党大会が始まろうとしています。さぁ、どんなスピーチが飛び出すのやら。。。

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        おっと〜、冒頭からキリがないですね。。。(^_^;  けどここに挙げたのはどれも皆、表面に投影された事柄で全体のごく一部。そしてどれも皆、新月から満月へと増大していく星々のエネルギーと共に、地球に生きる集合体としてのわたし達が現実に創り上げてきたことです。世界は、わたし達は、確かに今、すごい勢いで加速している。でもでも…いったい何処へ向かって?

 一方、わたし達ひとりひとりもまた、世界を創ってきたこの同じエネルギーを受けて、毎日笑ったり怒ったり、ときには打ちのめされて涙を流したり、何も考えられないほど疲れたりしながら… 今ここまで歩いてきました。心身ともに疲れてるひと、それでも必死に頑張っているひと、沢山いるんじゃないかな。。

もちろん、多くのひとは平穏に過ごせているかもしれません。それでも、このところの惑星エネルギーはこころの深い部分に強いプレッシャーを与えてきました。なので自分自身は何ともなくても、周囲には尖ったエネルギーが満ちてるなんてことも。。 それは気付かないうちにこころの表皮(またはオーラ)から滲透し、細胞を徐々に疲れさせている可能性があります。そんなわけで、このブログを読んでくれているあなたがもしヒーリングワークの実践者なら、この夏は特に自分自身の調整に気を配り、物事を観察したり、熟考したり...そんな時間と余裕をたっぷり持てるよう、ゆったりめのスケジュールを組むことをお薦めします。もちろん、ワークを受けるのも超オススメです。


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  以前も書いたけれど、この7月〜8月はいわばブラックホールに吸い込まれてワープ態勢に入る2ヶ月だと思います。それはわたし達自身が「超特急自分号」に変身し、宇宙のトンネルを豪速で駆け抜けていくようなものかな。。 たとえば宇宙も地球もわたし達も、そして時間そのものも豪速で進んでいるなら、全ての変化は止まって見える。ただ昨日と変わらぬ日常が流れていくように見える。でも、知らないうちにすごい圧力を受けて、古く錆びた外装が次々に剥がれていく。びゅぅと後方かなたに飛び去っていく。

つかまりたくても昨日まであったはずの取っ手がみつからない…。相変わらずの「わたし」がここに居るのに、でも、何かが違う? ときどき、全てが現実味を失って夢の中にでもいるような気がする。いや、そんなことない。毎日のルーティンワークはこなさなきゃならないし、愛されたい気持ちも淋しさも、小さなことが気になる自分もいるし、周囲のひと達も相変わらず。苦しさも喜びも変わらない。でも、忙しい刻の合間にふと射してくる不可思議な感覚。「あれ?何だろう。。。」 わたし達はみんな、実は二つの速度、二つの感覚、意識の二つの層を行き来しながら今という日々を暮らしているのではないでしょうか。
 
        新月のエネルギーポイントは『ポジショントークから真実のトークへ』でした。自分を護るためのことば、マウンティングのためのお喋り、利害関係を考えた上でのまことしやかな言説やドラマ創りのことばは、仕事やちょっとしたつき合いの上だけでなく、実は親しい関係でもひんぱんに使われるテクニックです。社会生活ではそれが必要なときも確かにあるのだけど。でも、満月までの間にたったひと言、たった一行でも、ハートそのものから湧き出る本物のことば、見返りを期待しないエネルギーを...誰かに伝えられたひと、いるかな? もしまだのひとがいたら、ぜひ試してみて。その行為を通して相手から還ってくるものが何であろうと構わない。その行為自体が、超特急で進むわたし達の燃料…いえ、エネルギーになるのだから。。


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  そして...満月を迎える今。新月期の果実として受け取るエネルギーのポイントは『自分という物語の書き換え』です。そして『持ちこたえる』こと。 まず、本当に大切なことだけにフォーカスする。それはきっと、6月の満月記事でちょこっっと書いた "こころの奥底の神殿" みたいなものかな。そして今抱えているしんどさを、とにかく持ちこたえる…お腹に力を入れて、ふんばってみる。剥がれ落ちていくものには未練を残さず、険しい山路を行く巡礼のように、一歩、一歩、ただ前へと進む。のろくたっていい。途中で休んでもいい。他のひとのスピードなんか気にしなくていい。這いつくばってでも、1mmでも、進んでみる。目的の寺院ははるか彼方かもしれない。でも、もしかしたらそのほんのわずかな一歩が一個の煉瓦となって、真新しい寺院が建ち上がっていくのかもしれません。

…うーん、なんかこう書くとますますしんどそうに聞こえちゃうかなぁ(^_^;。けど少なくとも今は、それを「意図」していくことが大きな鍵じゃないかと思います。今回の満月図には、月のノード軸にケンタウルス族のアスボルスがTスクエアを形成していて、大背景に過去と未来を書き換えるような「霊的サバイバル」を匂わせるエネルギーがあるから。

なのでもしそうした挑戦を経験するなら、それはわたし達それぞれが今まで取り組んでこなかった形で起きる可能性があります。そして、ここでも「ハートから湧き出る本当のことば」または「ことばの行間にあふれ出る真実」が大切な要素になるでしょう。
『今までずっと自分を護ってきた「装い」や「立場」の壁にしがみつかず、一瞬でも裸になって、どれだけふんばれるかな?』・・・予言者にして鉱脈の探知者、アスボルスはそう問いかけているのかもしれません。


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  今、ワープ態勢に入ってトンネルに入ったわたし達。みんな同時に突入したトンネルだけど、ゴールはそれぞれに異なります。おそらくこのトンネルは、わたし達それぞれが持つ「どうしようもなく素の自分」「もうこれ以上削れない、譲れない存在としての自己」に立ち戻るような道程や出来事を示唆しているのではないかと思います。

今のわたし達には、生きていく中で様々な社会的な要素が貼り付いています。立場、性別、年齢、容姿、能力、名前、血統、そして信条…などなど。。 まるで生まれたときからコスプレの世界を生きていて、そのコスチュームに同化しているようなものかもしれません。視る者、視られる者としてあらゆる形容詞を、評価を、それぞれの環境に則して与えられた色の羽根を、自らまとうわたし達。こうしてわたし達は、様々な種類の鳥達が見えない縄張りの内に棲息する巨大な飼鳥園の中で無事に暮らしてきました。

でも… もしそうだとしたら、そのコスプレ衣装を脱いだとき、いったい何が残るんだろう? そこに息づく者、それは誰だろう? 見出すものが何であるかはそれぞれに全く違っているかもしれません。みんなひとりひとり、違う神話を生きるために生まれて来たのだから。もちろん、このトンネルを抜けたときに全てが剥がれ落ちるわけではないでしょう。ただ、たった一瞬でも自分といういのちの神話をかいま見ることが出来たとき、わたし達は二つと無い本当にオリジナルの物語として孵化していくのかもしれません。


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        とはいっても、この満月は侮れない挑戦的なエネルギーを送ってくるようです。アセンダントには冥王星族のオルクスがぴたりと乗り、審判者としてニラミをきかせています。彼が突き付けてくるのは二つに一つの選択。『不自由ではあるけれど居心地良く安全だと思えたこれまでの状況に留まるか?』それとも『ドアの外に出るか?』です。ドアの外の世界に何があるかはまだよく見えません。おそらく自由は、ある。でもそれと同時に苦労やそれなりの自己責任を負わなくてはならないのかもしれません。 

選択の結果はやがて明確に出るでしょう。 このエネルギーに関わるときは、流れる川に舟が浮かんでいるところをイメージしてみましょう。舟には箱がひとつ乗っています。パンドラの箱です。ふと見ると、反対方向に流れていく誰かの姿があります。あれはもしかしたら… ハムレットに出て来るオフィーリア?

誰かの愛、誰かの態度に絶望し、未来の全てを拒絶して自ら犠牲者となって無意識の水に流されていくオフィーリア。そして、船上のパンドラの箱。それは、フタを開けると今の自分の手にある欲望と希望の持ち札を一度目前に曝して見せつけてくる、そんな箱。この箱に起因する葛藤は、神々から与えられる試練と望み。神々が人間を通して遊ぶ「間違い探しゲーム」。そして、次の一手のための胎動です。

パンドラの箱を抱いて舟に乗るか? 美しいオフィーリアとなって溺れながら歌うか? そして、ドアの外と内と、どちらにどのイメージを感じるか? もし留まる方にパンドラの箱を感じるなら、まだその環境で試してみることが沢山ありそう。状況に変化をもたらし、もっと自由になるために。外に出ていく方にパンドラの箱を感じるなら、腹を決めるときは近いようです。座礁しないよう、慎重にプランを立てて舟を漕ぎだしましょう。


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        もうひとつ、火星とカイロンのトライン、そして金星と水星からカイロンにセスキスクエアを形成しているのも気になるところです。あ、同じケンタウルス族のフォルスとカイロンもスクエアですね。。 今、カイロンのエネルギーは、本当に見えにくい…または取るに足りない ささやかな物事をきっかけにハッと何かに気付く可能性を示唆しています。フォルスの刺激もあって、突然隠れていたモチベーションが動き出すような感じになるのかな。そして、そのはずみでそれぞれの道が分かれていくような感じも。

もしかしたらそれは、鋭い痛みを伴うのかもしれない。忘れていた遠い記憶を呼び覚ますかもしれない。けれど、同時に澱んでいた空気を切り裂き、新鮮な光とインスピレーションが射し込んでくる可能性もあります。。。  けれど金星・水星とのセスキスクエアは、そんなカイロンの思いを受けて実際に行動しようとするとき、足枷になるかもしれません。何故ならそのまま動かないほうが、ある種の居心地の良さ、ラクさがあるから。コミュニケーションのパターンが周期的に繰り返されてきたことによって、自分も相手も「こうすればああなる」という計算がしやすいというのもありそうです。でも… このエネルギーに触れたひとは、もしかしたらそんな過去からのパターンが終わりに近付いていることをどこかで感じていて、次の段階に入るべく無意識に模索を始めている可能性があります。

  その一方で、順行して1°進んだ火星は「自分が本来一番フィットする場所」「自分が本当に自分でいられる場所」…あるいは、「新しいアイデンティティ」を探してあちこち冒険したがっているようです。そんな火星からの調和的なエネルギーは、カイロンを刺激しそう。少なくとも、何処にいようと、誰といようと、自分が自分でいられる…相手もまた自分のままでいられる…いつもそんな自然体で過ごせるよう、何らかの変化を促してくるのかもしれません。もしそれが愛情問題に関わるなら、「素直な気持ち」「素直な表現」のあり方を、もう一度自分のハートに立ち帰って見直してみるのも良いかもしれませんね。また、もし本当に必要だと感じるなら、「今ここ」に留まって、少しずつ変化を起こしてみるのだって悪くはないと思います。この超特急のエネルギーの中で、一歩、また一歩、足許の道をしっかりと踏みしめながら…。


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        最後に、やはりこのところ世界で起きている様々な事象・事件の火付け役ともいえる牡羊座の天王星・エリス・エケクルスと天秤座のTNOティフォンのオポジション、そしてこの満月では天王星にコンジャンクトしている小惑星アンティゴネも気になります(チャートには載っていないけれど)。天王星とエリスについては今まで何度も触れてきました。ひとつ前の記事で、メリマンさんもちょこっと触れていましたね。エリスとのコンジャンクション状態が続く中で、7月30日朝6時ごろ起きる天王星逆行開始は、心理的にも現象的にも大きなインパクトがあるかもしれません。

  それに加えてこの満月図で厄介な集団に参加するアンティゴネには、良くも悪くも「どんな犠牲を払おうと、誰が何と言おうと自分が正しいと思ったことをやる」というエネルギーがあります。そしてその結果、意図しようとしまいと周囲を動かしていくという側面もついて回ります。

またティフォンは、わたし達人間の奥底にひそむ、「地上の地獄」を創り出すような原始的なフォースや、その力が向かう暴力的な方向性を象徴します。そして、その衝動にどう立ち向かうかという挑戦も。。 またアストロロジャー、マーク・アンドリュー・ホームズはティフォンが熾烈な権力争い、既存のシステムに対する闘争、内部抗争に関わるという考え方を紹介しています。けれどその本能的なフォースをどう乗り超え、創造的な力に変換していけるかはわたし達次第。でも...このところ世界に起きている出来事を見る限り、集合体としてのわたし達はまだまだこのエネルギーを使いこなすところまで進化していないように思えてなりません。。 また、自然現象では火山噴火、地震、台風や水害に関わりがあるともされています。

新月から満月までの間に、こうしたネルギーが現象として出尽くしているといいのだけれど。この満月図でも天王星軍団には依然として火星と小惑星イカルスからのYODが成立しているし、今後も天王星・エリスを中心とした厳しいフォーメーションは長く続きます。なので危険な場所に近付かない、もしものときのために準備をしておくなど、心がけておくと良いでしょう。そうそう、夏休みシーズンでもあるし、この満月では船遊びや水の事故、乗り物の事故にも気をつけてね。旅行はあまり遠くへ行くよりも、何よりホッと出来るひとときを持つことをテーマに据えてプランを立てるのがベストかもしれません。


Veritas


        さぁ、もうすぐ満月! 今、巡礼となってひとり険しい山路を行くわたし達は、同時に社会という巨大な飼鳥園に囲われて多様な種族と共に生きる、一羽の鳥です。二つの世界を行き来するわたし達。でも、ふと見上げる天頂には、肉眼では見ることの出来ない小惑星ヴェリタスが密やかに輝いています。ヴェリタスとは真理。真実の女神、白い衣をまとったクロノス/土星の娘。彼女は人目を避けて深い井戸の底に隠れて暮らす女神です。奥深い魂の奥底に…。発見時のヴェリタスの位置は、牡羊座0°台、まさにエリーズポイントでした。そう、生きることの内でひとつのサイクルが終わりを告げ、再び新しいいのちとして生まれ変わる、そのとき。

白の女神ヴェリタスが満月の朝、わたし達の頭上に輝きます。その光は目に見えないかもしれない。でも彼女は今、トンネルを駆け抜けようとするわたし達にささやかな勇気を与えてくれるのではないでしょうか。。 もしかして目を閉じたら… 彼女が恥ずかしげに微笑む姿が見えるかも? そしたらハートからのことばを何かひとこと、つぶやいてみて。
みんな、素適な満月を! 


eso9845d




have a great trek!!!★

hiyoka(^_^保存保存保存保存保存保存保存

July 17, 2016

レイモンド・メリマン 週間コメント7/18【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2016年7月18日(フリー版より)
翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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≪ 先週をふり返って ≫

        世界のほとんどの株式指数にとって先週は良い週だった。いくつかは数ヶ月ぶりの新高値をつけている。米国では今月のハイライトであるつじつまの合わない天王星の特質につじつまを合わせたように、ダウ工業平均とS&P先物が史上新高値をつけた。史上新高値はまた、FRBの願望について今年3月以来述べてきた私の見解をも反映していた。すなわち『私達の前提は 1)FRBは経済を強く見せ株式市場を上昇させるためならどんな手段でも取る 2)彼らは2016年11月の大統領選に向かって「富の効果」を創り上げるために株式市場の上昇を欲しているので金利引き上げを行わないかもしれない 3)米国株式指数は選挙前に史上新高値まで上昇する可能性がある』ビンゴ!

また天王星と株式市場の関係について、先週のコラムではこうも述べた。

『天王星の特徴は7月全般にわたって強調される。…これは途方もなく強大な天王星的エネルギーであり、極めて不安定かつ興奮を巻き起こす出来事が起きる月となる可能性が高い。…だが現在7月を迎え、記録破りや発見、そして人類(と大自然)の常軌を逸したふるまいは止む気配もない。実際、それらは皆激しさを増しているようだ。ひょっとするとこれは8月の大半にわたって続くかもしれない。8月24日には火性の星座宮、射手座で火星が土星にコンジャンクトするのだ。こうしたコズミック・パターンは、金融市場がワイルドな様相を呈し続けて多くの市場が新記録(史上新高値または新安値)に向かう中で急激なリバーサルが起き得ることを示唆する…』

実際、人類のふるまいが引き続き凶暴さ(無実の人々や子供達を犠牲にしたフランスの襲撃事件や週末トルコで起きた軍事クーデターなど)を見せつけていてさえも、米国株式市場は史上新高値をつけたのだった。

アルゼンチンでも株式市場は強く、メルバル指数は再び史上新高値をつけた。また英国、オーストラリア、インドでも去年8月以来の最高値水準まで反騰した。

他の市場では、金と銀にそれぞれ前週つけた2年ぶりの高値からの修正安が続いている。原油は先週初めに2ヶ月ぶりの安値をつけたが、その後も大した復調は見られず1バレルあたり46ドルで引けている。


≪ 短期ジオコズミクスとマンデーン・アストロロジー ≫

        “これは法による統治か?もしくは人間ーそれも機能不全に陥った不完全な人々による統治なのか? この問題が法的見地から問われている。今や富裕な権力層は常に司法という公正の秤に手をかけ、その尺度を決定するというわけか?… こうした冷笑的な態度はまたウィルスでもある。よく言われてきたように、公正な物事など何処にも無いことを誰もが一度知ってしまえば、彼ら自身もまた自分のポジションを護ろうとして、より堕落していく。冷笑的な態度は全てを悪化させるだけではない。新たな不正を生み出していく。たとえば、それは本質的価値観を破壊する。あなたの立場は才能と努力によって上昇するのではない。嘘、コネ、見て見ぬふりなど、暴力組織のルールを遵守することで上昇するのだ。それは若者にいわれの無い苦痛を与える。公明正大に、そして意義を持って羽ばたく助けとなる理想主義を若者から奪い去ることは、大人として極めて醜い行為だ。”

ー Peggy Noonan
  “Comedy Wears Better than Cynicism”
  ウォールストリートジャーナル 2016年7月9日〜10日付


      “ここジャージーじゃ何をしようと合法なのさ 捕まりさえしなきゃな”

ー Tom Petty and Bob Dylan
  “Tweeter and the Monkey Man,”
  song by the Traveling Wilburys, 1988年




        ペギー・ヌーナンが最近ウォールストリートジャーナルの記事で述べていたように、現在の土星・海王星ウェイニングスクエアが世界的な不信と冷笑的態度の蔓延に影響していると考えても拡大解釈ではないだろう。もし「真実」と「名誉」が土星に帰属する特質だとし、海王星が否認、責任逃れ、空想、そして事物を真の姿と異なる(非現実的なほど魅力的ではるかに素晴らしい)様相に見せかけようとする試みに関わると考えるなら、これはまさにその通り展開しているし、関連性も理解出来るだろう。

空想はしばしば「真実」や「誠実さ」としてまかり通る。それは実際には偽物であり、嘘でさえある。だが私達はあたかもそれが本当であるかのように行動する。何故なら、現実とは生き延びねばならない場なのだし、そんな現実世界でサバイバルするためにはこれらの嘘、幻影を嫌々ながらでも認め、受け入れる必要があるからだ。

したがって、私達は様々な腐敗を目の当たりにし、そして冷笑的な態度が助長する心理学的防御反応を経て免疫を持つようになる。それはまさに土星と海王星の姿だ。「真実」「嘘」そして、けっして真実としてではなく、ただ巧く生きていくために必要な方便として受け入れられていく「嘘」だ。 私達がこの嘘のゲームを演じたり、それを信じているようにふるまったことを暴露され、叩かれる時、私達はスキャンダルの餌食となる。これは土星・海王星スクエアがもたらす究極の結末だ。だが捕まらない限り、もしくは捕縛を免れるに足る力を持つための道筋を見つけ出しさえすれば、全てはOKだ。 そう、蓄積したカルマに追い付かれるまでは。 その後「山羊座の冥王星」のバラードが始まり、その調べに乗って幻想は粉々に砕け散り、物事は厳しい現実の相を露わにする。 まるで今制作中のハリウッド製スリラー映画の筋書きとも思える話だ。だが残念ながら、全てはこれ以上無いほど本当のことなのだ。 

        現在私達は2つの世界に住んでいる。山羊座の冥王星と牡羊座の天王星が象徴する、テロリズムと暴力に満ちた現実の恐ろしい世界、そして射手座の土星が魚座の海王星にスクエアを形成して創り上げる、非現実的で自分だけが正しいと思っている世界だ。 このコンビネーションは冷笑的であるだけでなく、腐敗しており危険でもある。とりわけあなたがこれらの惑星の持つ最高原理(真実、誠実、世界平和、全形態の生命への敬意)を本当に信じているならなおさらだ。その信頼は以下のような問いを前提とする。

『真実とは何か?』 
『誰の真実、あるいは誰のバージョンの真実が "本当の真実" なのか?』 
『私達が真実というものの多様な在りようを受け入れる、その精神的地点まで進化していくことは果たして可能なのか?』

土星・海王星スクエアの下で、その答を見出すのは簡単なことではない。そして、こうしたせめぎ合いが衝突した時、牡羊座の天王星(暴力)・山羊座の冥王星(「我はたとえ汝の生命を奪おうとも、汝を我が真実の下に従わせる」)スクエアをあなた自身が体現することになる。

        先週は、連邦議会から聞こえてくる話からフランスのニースに於けるテロ事件、米国株の記録破りの反騰、そしてトルコ軍による反乱に至るまで、こうしたコズミック・フォースの例がひしめきあった。 これをマンデーン・アストロロジーから見れば、7月16日土曜に太陽が天王星・冥王星とのカーディナルTスクエアを完了している。だが私達は、まだ天王星との仕事を終えてはいない。天王星は7月29日(日本時間30日朝)に、好戦的な牡羊座の23°台に在泊する、まだあまり知られていない惑星エリスとのコンジャンクションにあと1°弱というところで逆行に転じるのだ。

どんな惑星でも滞留時(逆行運動を始めよう、または終えようとしてほとんど静止状態になる時)は非常にパワフルだ。これはその星座宮、その惑星、そしてその惑星がアスペクトを形成する全ての惑星が持つ働きを、その度数を通り過ぎるまでの間、強調する。今回の場合、天王星は5月8日〜10月21日まで準惑星エリスと1°以内の結合状態*を続ける。6月30日〜7月7日の金星、7月7日〜16日の太陽がそうであったように、他の惑星がカーディナル・サインの23°〜24°に入る時もまた、社会・政治面、金融世界、自然現象において重大な時期だ。私達が米国株の反騰や先月の気温のかつてない上昇についても予測したように、記録は破られた。その上、一部の人々がコントロールを失って暴力的行動に出るか、彼らの独りよがりで錯乱した信条システムや、宗教的文献から醸成した「真実」を意図的に遂行することによって、多くの生命が危険に曝される可能性がある。
* 天王星・エリス2度目の正確なコンジャンクション形成は日本時間9月27日

  そしてまた、富裕で力を持つ者達が常に司法という公正の秤に手をかけその尺度を決定する一方で、膨れあがる世界の負債や世界全般に見られる経済の弱さという、海王星バージョンの現実が存在する。誰かが捕縛されない限り、私達は何も違法ではないというそぶりをする。私達はこうした嘘とそれを可能にする自分達の冷笑的な態度の中でなんとか生き残り、そうやって自分達のキングになりそうな者を養っているのだ。

先週の出来事を受けて、私の言葉がいくぶん冷笑的に聞こえたらお許し頂きたい。だがダブル山羊座(太陽と月)として、私には自分自身の道義心とそれによって生きるために選んだ真実がある。このコラムを読む皆さんもそうであることを願うし、あたかも公正さの尺度を決定する力があるようにふるまう独善的なリーダー達(または追随者達)によって皆さんが惑わされないよう望むばかりだ。


        さて金融市場の動きに関する限り、7月はワイルドな様相が続きそうだ。騰げている市場は騰がり続け、そしてその後8月第1週までに、突如として急反転する可能性がある。今は安定する時ではない。おそらく9月9日〜10日、土星が海王星への最後のスクエア形成を終え、そして木星がボラタイルな乙女座を離れてよりバランスの取れた天秤座へと進むまでそうした状況は続くのではないかと見ている。







訳文ここまで
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July 10, 2016

レイモンド・メリマン 週間コメント7/11【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2016年7月11日(フリー版より)
翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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≪ 先週をふり返って ≫

  “米国経済は非農業部門で287,000人の雇用増と、予想の175,000人を大幅に上回る結果を示した。特に5月のショッキングな雇用失速によってFRBが追加利上げを見送って以来、雇用に関するデータは鍵となっている…. 今回の雇用者数は、38,000と驚くほど弱く、しかもその後もっと低い11,000へと修正された5月の雇用統計の穴を埋めるものと受けとめられた。”

ー Patti Domm
  “Jobs Report: Recession Fears Fade,
     But Blowout Number Not Enough to Move Fed”
  CNBC, 2016年7月8日付


        この種の偏った数字は、共和党大統領候補のドナルド・トランプの言葉を借りて言うなら "不正操作" されているのではないかと疑いたくなるようなものだ。今まで私達は、たった1ヶ月しか間を置かない雇用統計にこれほどの数字の反転 ー 11,000→287,000 ー を経験したことがあるだろうか? この事実は移動平均を使うことの重要性を実証している。もし過去2ヶ月間の数字を平均するなら、実際には150,000を僅かに下回る程度の雇用増でしかなく、それほど強いとは言えないからだ。

この数字を受けて、株は急騰した。この結果によってMMAのクライアント、コラムの読者、そしてYoutubeビデオの視聴者の皆さんに対する私達のコメントが非常に良い予測として見えてくる。3月以来明示してきた私達の前提は、 1)FRBは経済を強く見せ株式市場を上昇させるためならどんな手段でも取る 2)彼らは2016年11月の大統領選に向かって「富の効果」を創り上げるため株式市場の上昇を欲しているので金利引き上げを行わないかもしれない 3)米国株式指数は選挙前に史上新高値まで上昇する可能性がある...というものだった。

前週のダウ工業平均が17,000を試していたこと、そして先週の引けにはダウ平均が18,167の年初来高値を試しており、それが2015年5月19日につけた史上最高値まで205ポイント以内であることを考えれば、私達の見通しが的確だったこと、今なお的を射ていることを実証している。

それでも、先週のような雇用統計を見れば、皆が釈然としない気分になる ー 土星・海王星スクエアの下で ー もしかしたら真実を告げられていないのではないかと。土星は事実に関連する。海王星は歪み、それも意図的な誤誘導、虚報、または騙しに関連する。

私達が誠実さと正確さについて懸念しなければならないのはなにも経済に関する発表だけではない。何度も繰り返し述べてきたように、このアスペクトはあなたが読むもの、耳にする言葉、目に見えるもの、どんな物事も信じ込んではならないと警告している。

幻滅と虚偽は土星・海王星スクエアの下で強調されるテーマだ。どんな理由であろうと ー 基盤が事実にしろそうでないにしろ、正直な結果であろうとなかろうと ー 多くの金融市場がバカ騒ぎのただ中にあることは否定出来ない。株は史上最高値に近付き、国債の利回りと住宅ローンの利率は市場最安値付近まで下がり、金と銀は数年ぶりの高値に向かってブレークアウトしている。

先週、金は2014年3月以来の最高値1377.50まで舞い上がった。これは年央の金融市場に関する私達のウェビナーで予測した金の動き、1300〜1500へのブレークアウトとまさに一致している。また銀もブレークアウトして2100〜2600の間で取引されると論じていたが、先週は2014年7月以来の高値水準2120まで上昇した。この動きは火星が蠍座に在る間(日本時間8月3日午前3時前に射手座入居)はまだ終わらないかもしれない。またひょっとすると、その後も続く可能性がある。



≪ 短期ジオコズミクス ≫

        “1年の内半分は毎日3回日の出と日没が起き、後の半分はノンストップで昼が続く惑星を想像してみてほしい。天文学者は木曜、宇宙にはそんな場所があることを明らかにした。ケンタウルス座の奇妙な新世界は1つだけではなく3つの太陽を持っている。”

ー Marcia Dunn
  “Triple Sunrises, Sunsets, on This Planet”
  Associated Press, 2016年7月


        7月は「天王星の粒子が飛び交い原則が支配する」月だと言えるだろう。アストロロジーの原理によれば、太陽系の内で天王星は最も革新的で独創的な惑星だ。そして金融市場における支持帯や抵抗帯のブレークアウトまたはリバーサルを意味するとともに、発見を体現する惑星でもある。天王星は予測された道程を通らず、ショッキングなニュースが席巻する時間帯と同期する。すこぶる突発的で予測不可能な出来事が起きてくる。

こうした天王星の特徴は、7月全般にわたって強調される。まず最初に、6月30日〜7月7日、金星が天王星・冥王星スクエアをトランスレート(Tスクエア)した。現在は太陽が同様のトランスレーション(Tスクエア)を天王星・冥王星に対して行っている(7月7日〜16日)。7月29日(日本時間30日朝)、天王星は逆行に転じる(この前後1週間の天王星のエネルギーは非常に強力だ)。そして7月31日、金星が天王星にトラインを形成する(日本時間8月1日昼過ぎ)。これらは途方もなく強大な天王星的エネルギーであり、今月は極めて不安定かつ興奮を巻き起こす出来事が起きる月となる可能性が高い。また、科学や天文分野においてエキサイティングな発見のある期間とも関連するかもしれない。

したがって、宇宙を探索する天文学者達がケンタウルス座に存在するこの驚くべき新惑星の発見を報告しても何も不思議ではない。先週はまた宇宙探査機ジュノーが木星の軌道に到着したという事実もあった。 一方、2016年6月はアリゾナ州とユタ州が記録的暑さとなり、米国においてこれまで記録された中で最も暑い6月となったことが報じられている。『フォーキャスト2016』でも今年は非常に暑い夏となり穀物価格を急騰させるだろうと述べたが、それが具現化している。だが現在7月を迎え、記録破りや発見、そして人類(と大自然)の常軌を逸したふるまいは止む気配もない。実際、それらは皆激しさを増しているようだ。ひょっとするとこれは8月の大半にわたって続くかもしれない。8月24日には火性の星座宮、射手座で火星が土星にコンジャンクト*する。

*以前の満月記事で触れた、蠍座の心臓部にあって非常に戦闘的なエネルギーを持つ恒星アンタレス(ある意味火星の親分格)と火星、土星のコンジャンクションがこの日射手座9°台で起きる(魚座の海王星とはスクエア)。特に射手座、魚座、双子座、乙女座9°の近辺に惑星や感受点を持つひとは(もしかしたら各星座宮の9°近辺に個人的な惑星や感受点を持つひとも)何らかの影響を受ける可能性が考えられるのでこの時期前後(8月第4週)は事故や争いなど危険な状況はなるべく避けて注意を。
 
       このようなコズミック・パターンは、金融市場においてワイルドな様相が続き、多くの市場が新記録(史上新高値または新安値)に向かう途上で急激なリバーサルが起き得ることを示唆する。天王星について回る主題は、価格の上げ幅が大きければ大きいほどそれが終わった時の下落も激しくなるというものだ。だが今回の場合、選挙を前にしてそこまでハードな下落があるかどうか、私には確信がない。何故なら一部の記録破りな動きは、少なくとも米国大統領選が終わるまでは株価と国債を堅固にしておくために型破りな政策を維持し続けるという中央銀行の決定によって支えられるからだ。

またそれは、中央銀行のサバイバルを確実なものとするために政治的結末を操作するという、土星と海王星がもたらす謀略の一部でもある。だがここで、2017年〜2019年、天王星が1993年に起きた海王星とのコンジャンクションから進んで全171年サイクルの内1/8ハーモニクス(45°)の位置に達する時、何が起きるかに考えを巡らせねばならない。この問題は2017年3月に開催するMMAインベストメント・リトリートにおける最も重要な焦点となるだろう。



≪ 長期的考察とマンデーン・アストロロジー ≫

        “二人の筆頭大統領候補に対する深い嫌悪の感情は、第三の有望候補を欲する土壌を作りつつある… ウォールストリートジャーナル/NBCによる最新の世論調査でわかった。リバタリアンのゲーリー・ジョンソン(元ニューメキシコ州知事で、同州の経済を逆転させた功績により極めて高い支持率とともに任期を終えている)とアメリカ緑の党の候補者ジル・スタインは、調査対象者からの支持が合わせて16%集まっている*。”

ー Peter Nicholas
  “New Poll Finds Opening for Third Party Candidates”
  ウォールストリートジャーナル,  2016年6月28日


*この二人は2012年大統領選にも立候補しており、RT(ロシアのメディアで米国で2番目の視聴者数を持つ外国語ニュースチャンネル)の番組でディベートしている。当時の映像には最近も「これこそが大統領戦にふさわしい知的なディベートだ」「民主党と共和党をリバタリアン党と緑の党に置き換えたほうが良い」など好意的なコメントが寄せられている。

        7月に全ての天王星的テーマが強調されること、そしてヒラリー・クリントン(現在66%)とドナルド・トランプ(現在63%)に対する国民の不信感の高まりを考え合わせれば、第三政党の候補者への支持率が上昇していることに留意するというのも興味深いだろう。上に引用した最近の世論調査によれば、元ニューメキシコ州知事ゲーリー・ジョンソンは、現在投票者予定者の11%、そしてジル・スタインは5%の支持を得ているという。2012年の選挙時、リバタリアンの大統領候補が一般投票の1%しか取れなかったことを思えば異例のことだ。それが今や11%を取っている。もしジョンソンの支持率が15%に達すれば、トランプ、そしてクリントンとのディベートという舞台に上がることになるだろう。それはまさに彼が切望していたことだ。

この選挙シーズンが展開してきた道程を顧みれば、それが現実になった時には何が起きるかわからない。(米国だけではなく英国など至る所で投票前の見通しとは正反対の結果が出ている)。これが天王星の持つ特質だ。天王星は誰をも驚かせる。予期せぬ振り子が振れ始め、誰の予測をも超えて非常に大きな勢いを持つようになる。世論調査も評論家もともに間違っていたことが判明するかもしれない。

  今月は、天王星のショッキングな特質が強調されるだけではない。今はおそらく奇妙に感じられるかもしれないが、射手座(多数)の土星(体制)はもう1つの政党 ー 第三の政党 ー の候補者が投票結果に影響を及ぼす可能性、あるいはひょっとすると結末そのものにさえ "成る" 可能性を示唆している。民主党と共和党の両方が「第三政党の候補者への投票は無駄な行為だ」と言っている。だが2016年、そうした世間一般の見解は(全ての社会通念が今年そうであるように)覆される可能性がある。

これを無視してはけない。天王星が君臨する時、どんな可能性も排除してはならない。そして山羊座の冥王星の下では「大衆の力」を甘く見てもならない。彼らは変化を欲している。改革を欲している。一昔前、それは『真実を我らに。さもなくば立ち去れ』だった。だが今や『正義を我らに*。さもなくば代償を払え』だ。もしかしたら、これはまもなく『自由を我らに。さもなくば消え失せろ』に変わるかもしれない。
* 正義を我らに "Give us Justice" は白人警官により無実の黒人男性が銃殺される事件が多発する中で起きている抗議デモ "Black Lives Matter!" でよく掲げられるスローガン。

  ヒラリー・クリントンにとって先週は良い週ではなかった。FBIが「極めて不注意だ」と明確に彼女を批難し、審問は何故大衆が彼女を特権階級の嘘つきだと思うかを浮き彫りにした。ドナルド・トランプにとっても良い週ではなかった。彼は自分が属する党のメンバーとのくだらない口論に夢中になり、彼女にとっての "悪いニュースの週" を活用する好機を再び台無しにしたのだ。

ともあれ、今週は金星と水星が獅子座入りする。となれば恋に落ちたり、スリリングな愛の冒険やパーティを楽しむには良い時期だ。おっと、最後に注意点を挙げておくなら、危険な状況には近付かないこと。そして政治的な議論からは遠ざかることだ。
キューピッドならきっとそう言うだろう。







訳文ここまで
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July 04, 2016

○7/4の新月―みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)

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    新月は前回からの課題を経て、次の新月までの約1ヶ月をかけて取り組む新しいテーマが開示される時。 そしてこれは生まれた星座に関係なく、地球に生きるわたし達みんなに平等に降り注ぐエネルギーです。わたし達はこのエネルギーを使って日々、自分なりに考え行動していきます。その現れはひとの数だけ様々ですが、やがてはお互いに影響しあいながら、社会・国・世界の潮流を作っていきます。これは言い換えると、わたし達を取り囲む「空間の雰囲気」です。星読みの世界から見れば、誰もがその中で生き、そのテーマに呼応して・・(素直になったり、反抗したり、無視したりしながら・・)自分なりの人生を創造していると言えます。 その意味でも、刻々と変容していく惑星エネルギーの流れをおおまかに知っておくことは、きっと何かの役に立つんじゃないかと思います。
    例えば…シンボルの光景やキーワードを覚えておくだけでも、何かに迷った時の指針になるはず。。ではでは今月も行ってみます!(^_-)
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★新月タイムスケジュール★
願い事やアファメーション、ヒーリング・メディテーションなどしたい方は、もし可能ならこの時間帯に合わせてみてください。エネルギーの高まりを感じとれると思います。(^_^)

【地方平均太陽時: ソーラータイム(LMT) 】
東京・関東ローカルで  7月4日 20:20前後、北海道周辺で  20:26前後、関西方面(日本標準時ならこの時間)は20:01前後、沖縄周辺では 19:32前後に蟹座 12°53’で新月となります。


前回の新月のテーマについてはココ、満月についてはココをご覧ください。

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Sabianシンボルによる【 新月がもたらすテーマ 】
*ここではデーン・ルージャー(ルディアー)版やマーク・エドモンド・ジョーンズ版の解釈ではなく、透視家エルシィ・フィーラーの伝えた言葉をそのまま書き写したオリジナル版サビアン・シンボルを使ったブレイン・ボヴィの解釈を参考にし、アスペクトを加味して読んでいます。
*テーマはひとつの意識の流れを表したものです。この流れは順不同に現れたり循環したり、ひとつだけ突出して感じられる場合もあります。また、解釈の内容はその時々のアスペクトを意識しながら抽出しています。


【太陽・月蟹座12°~13° ー7/4~7/19 】
  "A Chinese woman nursing a baby with a message"
『メッセージを携えた乳児を世話する中国人の女性』

  "One hand slightly flexed with a very prominent  thumb"
『非常に目立つ親指を持つわずかに曲げられた片手』

【テーマがもたらす雰囲気と挑戦(順不同)】
→★予期せぬ源泉からやってくるささやかなメッセージを受け取る
→★生まれたばかりのポテンシャルを現実に育てるために経験する葛藤
→★一見バラバラな要素に見える出来事の底流に潜む意味に気付く
→★声高で昂揚することばに酔う傾向、または
→★何気ない自然な表現に隠された深い意味に気付いて癒やされる
→★自分の責任やエネルギーを注いできた物事の現実面でのバランスに注意
→★良くも悪くも固定化した自分の人生観、物の見方に気付く必要
→★断固反対、断固支持など、自分の価値観をハッキリ押し出したい気持ち
→★ことば、存在の層、物理的距離を超えた理解によるコミュニケーション
→★何かを最後までまっとうしようとする燃えるような気持ち
→★派手な身振りやサブリミナル効果による目くらましに注意
→★一定の信条を頑ななまでに主張したり意固地になることで弱さを隠す心理
→★利己的な欲望を満たすために1つのメッセージが本来持つ輝きをゆがめる
→★折れない意志と柔軟なしなやかさで現実的歩み寄りの道を探る必要
→★自分が没頭する狭い領域の視点を全世界にあてはめて評価することの危険
→★異なる精神性を持つ者同士が静かに向かい合えることの意義と解放
→★自分という存在を生かす真実の火を求めて変革期のプロセスを行く・・・→

エネルギーのポイント:『ポジション・トークから真実のトークへ』 

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★7月新月の星模様(ちょっと夏休みモード)


        大雨になってみたり、晴れたら急に猛暑がやってきたり。。今は星回りから見ても、心身共に疲れやすいとき。みんな、元気かな? 

前回の新月期(そして特に満月期)からも、大きなこと、小さなこと、社会的な事件、あるいは個人的・心理的に節目になるようなこと…本当に沢山のことが起きてきたんじゃないかと思います。 荒れ狂う火星の猛威は満月期でひとつのピークに達したと思うけれど、まだまだ油断は禁物。。。

火星は6月30日朝に順行を開始しました。でもまだ運行スピードは遅く、同じ蠍座23°台にうっそりと留まっています。ということは…牡羊座23°台のエリスとは今なお正確なクインカンクスを形成中。同じく牡羊座の天王星はこの新月で24°に進んでいるけれど、月末に逆行を開始するので9月26日に起きるエリスとの2度目の正確なコンジャンクションまで、ほとんど合体状態が続きます。それに加えて今回は21°に激しく荒々しいケンタウルス族のエケクルスが来て、この物騒なグループに参加。小惑星セレスも新月の日にはまだオーブ2°とギリギリコンジャンクト圏に。 「は?モラル? なにそれ美味しいの?♪」とばかりにやりたい放題のイクシオンも射手座の23°台。 あ、それと今回火星はダークな女神として徹底的に自己を護り譲らないブラックムーン・リリスとコンジャンクションなんですね。。 そして、大背景となる土星・海王星スクエア(表面に見えるものは何も信用出来ない状況)も依然として発効中。

なので、この新月期もちょっとしたことでこころがザワついたり苛立ったり、または古傷がうずいたり。辛い気持ちを抱えるひとが多いかもしれません。また、攻撃的な行動・動作や物の言い方、ジェラシーなどのダークな気持ちを誘うフォーメーションも形成されています。こんなときは思いも寄らない事故も起きやすいです。 きっとこころがはやる場面もあると思うけど、ここは慌てず騒がず。 逆に少しペースダウンしながらじっくり心身を癒やし、それぞれ本当に動くべきタイミングが来たときのために備えるようなつもりで過ごせると良いな。


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        それにしても今回の新月は水・水・水! 太陽、月、水星、金星、火星、海王星、そしてカイロンが全て水性星座宮に在泊しています。主要惑星で火、地、風性の星座宮に入っているのは木星、土星、天王星、冥王星のみ。…ってことは、この新月はフィーリングと繊細な感性が支配すると言っていいかも? 少し前から何かを深く感じ取ったり、なんとなく涙もろくなったり…感覚が鋭くなった、感じやすくなった、刺激に対して敏感になったと "感じる" ひと、多いんじゃないかな。

キーワードにもいろいろ書いたけれど…今回の新月期は、ごくフツウの日常生活のちょっとした折節に 「感じること」 の大切さをもう一度見つめ直すこと。 その感性をもう一段ブラッシュアップすること。そして、自分の内面に、もし今までほったらかしにしていた領域があるなら、その渇きを感じる部分に水を与えてそっと癒やしていくこともまた、大切なテーマのひとつかもしれません。 「君は何が欲しいの?」 「何が足りないの?」 「何から護られたいの?」「何を受け入れ、何を排除したいと感じているの? 」 そして、「それは何故…? 」  

もし今 こころに何か痛みを感じているなら、そして、もし出来るなら…その痛みの井戸に深く降りてみよう......光も届かない、その底へ。 その井戸は、忘れていた過去から湧き出た水を今も湛えているはず。その冷たい水をそっと手に取ってみて。 その掌で温めてみて。辛さはすぐに消えたりはしない。けれどわたし達は皆、知らないうちに少しずつ前に進んでる。。 その、手の平にすくった透明な水の中には、今まで知っていたより もっともっと深くて広い何かがきっと在る。その新しい「何か」と今 出逢っていたことに、いつかきっと気付いて目を見張るときが来る。もしあなたが戦士さんなら、そんなことを、こころの何処かに留めておいてね。。


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        また別の側面では、いろいろな刺激を受けて湧き起こる感情の起伏によって無意識に動かされていくことの危うさを経験することもあるかもしれません。それはこの新月がわたし達のために用意した挑戦だと思います。この時期はいろんなインスピーレーションが降りてきやすいし、今回のサビアン・シンボルそのままに、何か貴重なメッセージを受け取ることもあるかもしれません。それは多分、すごくクリエイティブに使えるエネルギーです。 

でも、そのインスピレーションは、ソク現実化を狙ってバタバタと扱うようなものではないはず。自分の内部で少しずつ理解を深めながら、醸成していく必要がありそう…。何故なら、そのメッセージやインスピレーションを現実に活かしていくには、まず自分の中でしっかりした基盤(または新たなセオリー)を創り上げていくことが必要だから。そんなプロセスを通して、初めて周囲の理解を得られる類のもの...この新月期に訪れるメッセージにはそんな可能性があります。 なので熟成せずに外に出してしまうと、不必要な圧力がかかるかも?

また、ひとによっては霊的な啓示を体験したり、自分の本質にかかわるような何かを発見したりすることもありそうです。けどその場合も、内容をよく吟味していく必要はあると思います。それは本物なのか? ガッツレベルで本物だと感じるにしても、まだ何重もの扉を開けて、その奥に潜むものを見ていく必要があるかもしれない…。 とても重要な節目に来て、新しい道へと繋がっていく兆し。手で触れる現実、感情で掴み取る現実、そして自分というキャラクターを創り上げている現実の全て。それが大きくリニューアルされるかもしれない節目。 今、世界も、そこに生きるわたし達個人も、本当に時代の大きな節目に入ってきました。ならば今受け取るメッセージは、どんなに取るに足りない些細なことであっても、大切に育てていく価値がありそうです。万一それが本物ではなかったとしても、それに気付くこと自体がひとつの大切なメッセージとして活かせるのですから。
 

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  この新月と海王星・土星が織りなす構造は、真摯な学びのフォーメーションです。きっとそれなりの試練はあるし、今手にしているものには まだしっかり磨きをかけていく必要があります。でも、とても大きなポテンシャルを秘めています。 もし「これは学びなんだ」っていう姿勢と意図をこころの片隅に置いて忘れなければ、それは荒ぶる火星とBMリリス、そして天王星・エリス・エケクルス(&セレス)が創り出すネガティブな刺激を鎮めてくれるかもしれません。

なので今は意識的であることも必要かな。そして、体の声を聴いてあげることも。ひとによってはヨガのエクササイズなんかもいいかもしれません。または…もしかしたら、いきなり転んで地面に叩きつけられた瞬間にハッと大事なことに気付く…違う視野が開ける…なんてことがあるかも? (あまり経験したくはないけれどw)

        ただこの新月には、自分の感じていることを伝えたい、表現したい、強く打ち出したい!というエネルギーも満ちています。 それは、今まで自分の中に潜んでいたキャラクター、長いときを経て彫られてきた 「わたし」 という彫像を、「これだ!」って、はっきりとショウウィンドウに展示したい感じに近いかも。。 自信があっても無くても。とにかくこれが今の自分なんだから。そして、似たようなマインドを持つひとを見つけて「そうだよね!」と心強く感じたり、互いに受け入れていることを確認しあって安心したりする感じもあるかな。 または逆に、自分にそぐわないものを断固として拒否したいという感情も生まれそうだし...。とにかくこれ!と思ったら一心に突き進んでいきたい気持も出てきそう。それらがある種の一体感を生み出す "パフォーマンス" として表現される場面もあるかもしれません。このあたり、前回の満月のテーマだった 「見る者」 と 「見られる者」 との関係にダイレクトに繋がっているんですね。 けど、こういう感情って、本当はわたし達それぞれの内部に燃える霊的な炎が「いのちの力」に凝縮し、それが外界を映す表層のマインドに作用して湧き起こるエネルギー。本来は全方向的、または無指向性…ようするに、まぁるいものw。でも、そのエネルギーが無限に変化していくその幾多の方向性が、わたし達という面白いドラマを創ってるとも言えるけれど。。。(うは脱線気味^_^;)


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        今回のサビアン・シンボルに出て来る "非常に目立つ親指" は、わたし達それぞれの個性を表すとともに、何か具体的なターゲットを必要としています。良いにつけ悪いにつけ、とにかく向かって行くべき対象を。 身近な環境で、仕事の場で、あらゆる対人関係で。そこにはあらゆるひとがいて、意見も世界観もさまざまです。同じことばを喋っているのに、ぜんぜん違うものを見ているんだなぁ....なんて思わせられることも沢山あります。 大きな親指、長い親指、短くて太い親指。それぞれバラバラな方向を指している、親指たち。 中には「自分のテリトリーだけは護りたい!」「だからどんな圧力も拒否するんだ!」とばかりに突っ張って反り返った親指もあるかもしれません。または「オレのものはオレのもの。アイツのものもオレのもの」なんて、強欲な親指もいそうw。でもその裏には、何か自分より強大なものへの恐怖心が見え隠れしているのかも? だから自分を護らなくちゃいけない。生き方を護らなくちゃ…。そこにはそれぞれに共通の強い意志が秘められているのかもしれません。反り返った親指同士なら、離れていくか闘うかしかない場面だってありそうです(けど過剰防衛にはならないように気をつけてね!^_^;)。

でも…もし みんながそれぞれの手をほんの少しだけ曲げてみたら? もしかしたら、いろんな個性の親指たちが、ふと向かい合って互いを認める瞬間が見られるかもしれません。そこはかとなくユーモラスな構図の中で。あたたかな笑いの中で。 それって、他者との間で実現しようとしても確かに難しいことだと思います。けれど、少なくとも自分自身が抱えるモヤモヤとした葛藤の中で、今、ふくらんだ感情そのものとなった個性=親指を、その根元を、手首を、ふと曲げてみることは出来そうです。(ちょっと自分が巨大な親指になったところを想像してみてw) 目を瞑って、少し首をかしげて。。 自分の中に、その一番純粋な場所に燃え続ける、火を感じてみる。 しなやかに、自在に曲げることの出来る手 ー さわれる現実に対する理解への第一歩 ー が、そこに...わたし達の中にあることを感じられるでしょうか? 

もし臨機応変に曲げられる手首を持っているなら、どんな場面でもきっと大丈夫。なんとかなる。どうしても向き合えないときは立ち去るもヨシ。それが出来ない事情の中で、他の親指達がまるで指相撲みたいに無理やり抑えようとしてくるなら、闘うべきときだってあるかもしれません。自分にとって今本当に大切な、真実の火を消さないために。それをまた誰かが見ているのかもしれない。 硬直することのないしなやかさを保ち続けること。それは今とても大切なテーマのひとつかもしれません。


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        今、わたし達は時代の変わり目にあって、本格的なワープのプロセスに入ったところです。天王星・冥王星ワクシングスクエアが終わり、そこで選択された物事が孵化してくる季節。火・水・爆発・分裂のとき。 そして次に何か来るのか? 世界に、わたし達に、新しい精神の統合が起きるのか、それともエントロピーが増大していくのか? それはきっと、今わたし達がそれぞれの人生で何を、どんな道を選択していくかにかかっているんじゃないかな。。

とはいっても、笑ったり泣いたりプンプン怒ったり、毎日のささやかな日常は続きます。ときどきビックリするようなことに遭遇しながらも。わたし達はそういうことに少しずつ慣れてきたように思います。でも、今回の新月で一番大切なことは、一見何でもないように見える地味な物事の中に、またふとした拍子に自分の、あるいは誰か他のひとの、何気ない仕草や表情から思わずにじみ出るものの中に存在しそうな気がします。

派手なパフォーマンスや演出、強力な押し出しはこの新月期に沢山見られるかもしれません。今、耳に聞こえることばのほとんどは、いわゆる「ポジション・トーク」の可能性が高いと思います。自分を含めてそれぞれのひとが、それぞれ自分の世界をアピールし、同時に護るための話法。でも、必要なのはそれじゃない。もっと目立たないもの。ともすると見過ごされ無視されがちな物事の中にこそ、本当に耳を傾けるべきメッセージが潜んでいる。 「まだ ことばさえ喋れない小さな赤子の瞳を覗くように、さぁ、それを読み取ってごらん? それは不可思議な経路を辿ってやってくるかもしれない」…って、この新月は語りかけているように思えるのです。

        『ポジション・トークから真実のトークへ…』 この真実のトークって、もしかしたら『ハートからのトーク』と言ってもよかったかな。 親指キャラを自在に活かす中心ってやっぱりハートだから。 そしてそんなハートのトークは、まずわたし達自身が抱く深い井戸の中から響いてくるんじゃないかな。。 じゃ、まずはその井戸の水を飲みに、深く深く。たったひとりで。降りてみましょうか!(^_^


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★マンデーン的なことなどちょっぴり★

        前回の満月からも本当に沢山のことが起こりました。いろんな凶悪事件や事故も起きているし、28日にイスタンブールの国際空港で45人の方が犠牲となった自爆テロがあったと思ったら、今度は7月1日にバングラデシュのダッカで残忍なテロ事件が起き、20人の方々が亡くなりました。その中には日本から派遣されて現地でインフラ整備の仕事をされていた7人の方の犠牲が含まれます。志半ばで掛け替えのないいのちを絶たれた方々。その魂の旅路がせめて安からんことをと..祈るばかりです。

このテロ事件のイベントチャートでは、ICに月、MCにアラビックパーツの死のポイントが乗り、天王星・エリスとクインカンクスを形成する火星には、逆行の小惑星ニッポニアがコンジャンクトしていました。このフォーメーションは今回の新月にも引き継がれています。

        また、東シナ海尖閣周辺では中国軍艦だけではなく軍機による活動も活発で、ここ2ヶ月の間に自衛隊機による約200回のスクランブル発進が起きたという報道もありました。最近も戦闘機による何らかの「やり取り」があったという発表がありましたが、詳細は定かにされていません。そしてこの事件もまた、蠍座23°台に滞留してきた火星に小惑星ニッポニア(日本)がコンジャンクトし、共に天王星・エリスとハードアスペクトを形成する下で起きています。


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  今、中国始原図の12室(諜報機関、舞台裏の活動、ひそやかな侵略行為)に在泊する木星(山羊座22°台/「サビアンシンボル:『戦争での勇敢さに与えられる2つの褒賞』)を、天王星・エリスのコンジャンクションが刺激し続けています。なので、おそらくこうした動きは来年春過ぎまで止むことはなく、その後は次の段階に入っていくのかもしれません。 中国の始原図はニコラス・キャンピオンのデータブックに掲載されているものの他に、建国当時のセレモニーを撮ったビデオテープから割り出した時刻を基にした、約14分違いのチャートがあります。そのどちらを見ても、火星が9室(外国の領土、海・空、法)〜10室(国のリーダーシップ、他国に対するステイタスなど)を運行していて、天王星・エリス他のコンジャンクションが2室(国の経済・財政・金融・通貨、国と大衆の購買力など)に入っているのも興味深いです。日本側から表立って動くことはなくても、北朝鮮を含めて考え方や価値観、政治体制の全く異なる国の思惑と行動、内部事情には注視していく必要がありそうです。とはいっても、3室のメディアを支配する海王星(相当に高い志がないと曖昧さや嘘、欺瞞に走ったり、こっそり策謀を巡らしたりしがち)がチャートの頂点MCにどっかり乗っている日本の戦後始原図を見ると、報道もほとんどアテにはならないと思うけれど…。

        そして…ヨーロッパでは大方の予想を裏切って英国がEUから離脱する方向へと舵を切りました。 国中が真っ二つに割れる中、数多くのアストロロジャーが離脱・残留2つの選択肢を巡って予測を立てていましたが、中でも英国の人気アストロロジャー、ジェシカ・アダムズが去年2月の段階でクリアに離脱を予測し、スコットランドがそれに続くだろうと言い切っていたこと、そして同じく英国出身のアストロロジャー、マリナ・マカーリオが「もし離脱しなければ英国は死に向かって行進することになるかもしれない」「離脱後は一時期大変でも、やがて思い切った決断をして良かったと国民が感じるときが来る」と書いていたことは印象に残りました。 

わたしも英国始原図とEU設立図を見てみたのですが、アダムズが指摘したように、今後EUは徐々に崩壊に向かっていくだろうという印象は否めませんでした。ちなみに彼女は2020年までにその動きは顕著になるだろうと予測しています。EUの設立図はもともと緊張感が高く、不調和な要素を多く持っていますが、2019年春には牡牛座入りした天王星がMCに乗り、その後も逆行運動によって行きつ戻りつします。そしてEUのMCが持つサビアン・シンボルのテーマと挑戦は「他者と協働するために必要な忍耐」なんですね。。


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        荒れ狂う火星と天王星・エリスのエネルギーは、この新月期がピークになるかもしれません。けれど、8月には火星が再び射手座入りし、続いてとても強力な月蝕と日蝕が起きます。この2つの食の間には、火星・土星・アンタレスのコンジャンクションがあり、また9月には再び天王星・エリスが正確なコンジャンクションを形成、そして冥王星が順行を開始します。 地球に訪れた火・水・爆発・分裂の季節はまだ続くのでしょう。。

今、猛暑に息をひそめて寡黙に立つ林の向こうからは、選挙カーのアジテーションめいた声が高らかに響いてきます。「今、日本は危機なのです!…」 

そうね、そうかもしれない。でも、彼らが言う意味じゃない。今 声高に平和を歌い上げるひと達の派手さと闘争精神、その感情のうねりの中に真の平和を見出すことは、少なくともわたしという親指には出来ない。酷薄にさえ見える現実は自分の側だけじゃないから。まったく違うもの、異なる価値を見ている世界があり、そこでもまた血を流しながら沢山のひと達が生きていることを知る痛みは、きっとこの世では尽きることがない。そう、もしかしたらわたしはまだ何も知らないだけかもしれない。この世界で学ぶことは本当に無限にあるのだから。。

それでも。 この新月のテーマと挑戦は、あやふやに見える現実を自分の手でひとつひとつ触り、丁寧に取捨選択しながら、見る者と見られる者との狭間、夢と現実が織りなすギャップのど真ん中で目を見開くよう誘っています。 そして蟹座のエネルギーを受けたわたし達は、繊細な感性とともに、自分の王国をそっと育み、成長していこうとする意志を受け取ります。

固い手触りの現実をありのままに認めながらハートを開いていくことは、人間にとってとても怖いことです。けど、傷つくことを怖がっていたら、透明に燃えさかる火の中には入れない。だからみんなそれぞれの道で、それぞれが今 信じられる場所で。しなやかな片手にとりあえず今の自分を乗せて。そっと… ハートからのことばを楽しめたらいいな。ほっと肩をゆるめ、ひと息つきながら。 なんだかそんな風に感じる新月前夜です。。



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have a great trek!!!★

hiyoka(^_^