October 2016

October 30, 2016

○10/31の新月 ― みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)

メリマン・コラムのメモはひとつ下の記事です。
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    新月は前回からの課題を経て、次の新月までの約1ヶ月をかけて取り組む新しいテーマが開示される時。 そしてこれは生まれた星座に関係なく、地球に生きるわたし達みんなに平等に降り注ぐエネルギーです。わたし達はこのエネルギーを使って日々、自分なりに考え行動していきます。その現れはひとの数だけ様々ですが、やがてはお互いに影響しあいながら、社会・国・世界の潮流を作っていきます。これは言い換えると、わたし達を取り囲む「空間の雰囲気」です。星読みの世界から見れば、誰もがその中で生き、そのテーマに呼応して・・(素直になったり、反抗したり、無視したりしながら・・)自分なりの人生を創造していると言えます。 その意味でも、刻々と変容していく惑星エネルギーの流れをおおまかに知っておくことは、きっと何かの役に立つんじゃないかと思います。
    例えば…シンボルの光景やキーワードを覚えておくだけでも、何かに迷った時の指針になるはず。。ではでは今月も行ってみます!(^_-)
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★新月タイムスケジュール★
願い事やアファメーション、ヒーリング・メディテーションなどしたい方は、もし可能ならこの時間帯に合わせてみてください。エネルギーの高まりを感じとれると思います。(^_^)

【地方平均太陽時: ソーラータイム(LMT) 】
東京・関東ローカルで  10月31日 02:57前後、北海道周辺で  03:03前後、関西方面(日本標準時ならこの時間)は02:38前後、沖縄周辺では02:07前後に蠍座 07°43’で新月となります。


前回の新月のテーマについてはココ、満月についてはココをご覧ください。

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Sabianシンボルによる【 新月がもたらすテーマ 】
*ここではデーン・ルージャー(ルディアー)版やマーク・エドモンド・ジョーンズ版の解釈ではなく、透視家エルシィ・フィーラーの伝えた言葉をそのまま書き写したオリジナル版サビアン・シンボルを使ったブレイン・ボヴィの解釈を参考にし、アスペクトを加味して読んでいます。
*テーマはひとつの意識の流れを表したものです。この流れは順不同に現れたり循環したり、ひとつだけ突出して感じられる場合もあります。また、解釈の内容はその時々のアスペクトを意識しながら抽出しています。


【太陽・月 蠍座7°~8°ー 発効期:10/31~11/28 】
    "Deep-sea divers"
『深海の潜水夫』

    "The moon shining across a lake"
『湖面に輝き渡る月』

【テーマがもたらす雰囲気と挑戦(順不同)】
→★秘密の露呈、または名誉に関わるような状況
→★自分が真に信頼出来るひと、もの、事は何かをよく確かめる必要
→★現状維持のために耳をふさぎ目を閉じることで窒息する危険
→★どんな手段を取ってでも上手く切り抜けようとする心理に潜む罠
→★馴染みのない状況や不自然な環境で発見する自分にとっての命綱
→★行動する前にもう一度目の前の物事をじっくり見極める必要
→★この人生で自分を動かしてきた深い動機について熟考する
→★物事やことば/情報が持つ純粋さ、意図の純度を確かめる必要
→★社会や世間の主流から放り出される、または自ら外れていく感覚
→★失われた過去の光景がふとした記憶と共によみがえる体験
→★「時」が至るまでしっかりとブレずにいるために必要な時間稼ぎの戦略
→★物事の表面的な乱反射に目がくらんで思考停止する危険
→★一部に真実を含んだ巧妙な話法を見抜くことの大切さ
→★現実感の薄さが大胆な行動を呼ぶことの危険と効用
→★荒唐無稽な「嘘」を「作り話」として楽しめる健全な不真面目さ
→★物事や語られることばが含む暗喩、ダブル・ミーニングに注意
→★時代の先を行く発想、または法や社会的行動規範を超えた行為
→★何かを迂回し遅らせると見せて実はもっと大事な物事を育てる賢さ
→★機転を利かせることで摩擦を和らげ、その場をスムーズに動かす力
→★不確実性を新たな創造性に変換していくことで見出すもうひとつの道・・・→

エネルギーのポイント:『見て・見つめて・見極める』

161031NM


        10月最後の日に起きる新月。秋も深まってきたけれど、気のせいかな? 今年は何となくスッキリした秋晴れって少ないような気がします。気温は相変わらず寒くなったり暖かくなったり。福岡では桜の開花が見られたというニュースも聞こえてきました。世の中は相変わらず落ち着かないまま。 天王星・エリスとコンジャンクトで起きた前回の満月からも、沢山の「うーん..いったいこの世はどうなってるんだろう?」的なことが起きているような気がします。

何というか、今日も昨日と変わらない日常が続いているし、たぶん明日もそうなんだけど…それでもふと気付くと夢の世界と現実の境界が薄くなっているような、妙な感覚になると言えばいいでしょうか。 たとえば夢を見ているときは、どんなに変な状況でも当たり前に思っている自分がいる。でも覚めてみると実はとんでもなくおかしな世界だったことがわかる。そんなふうに。。何かがヘンだよね。でもいったい何が? そんなふうに感じるひと、いるかな?


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  カーディナル・クライマックスの黎明期から、すでに何年もの年月が経ちました。その間に、世界にもひとのこころにも大きな変化が起き、それは今、目の前の現実となって絶賛進行中です。 天王星・冥王星ワクシングスクエアで何やら孵化期に入った世界は、過去の尻尾を切り落としていく痛みの時期とオーバーラップしながらも、確実に何か新しい流れを生み出しつつあると思います。 火と水と爆発と分裂の胎内成長過程を経て、いったいどんなクリーチャーが生まれてくるのかな…? まぁそれはわたし達自身の姿でもあるわけで。。(^_^;。

        惑星達の祝宴はまだ入れ替わり立ち替わり、余韻を残しながら続いていきます。 そんな中で今回迎える10月2回目の新月は、目には見えないハロウィーン・ムーン。 この月には夢見る海王星と月のサウス・ノードがトライン、そしてリアルな結果を突き付ける冥界の渡し守オルクスとノース・ノード組がセクスタイル。この引力がどう働くかはひとそれぞれだけど、いずれにしても、わたし達のこころは蠍座のディープな深淵に降り立とうとしています。 歓び、哀しみ、怒り。あるいは希望や絶望、無関心。。めまぐるしく移ろいゆくこころ模様の中でふと感じる、生きるということの不思議さ。。 みそか月の暗闇の中、新しく生まれる月の前兆を感じながら..さあ手探りで、行ってみましょうか。


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★10月新月(2nd)のサビアン・シンボル

        前回のエネルギー・ポイントは『マインドからハートへ:手探りながら踏み出す一歩』そして『解放と変容へのいざない』でした。心身ともに、目に見えない様々な呪縛や自縄自縛を解くためのエネルギー・ショックを受けたひと、いるかな?  何ともいえない悩ましさという形をとってそれを体験したひともいるかもしれません。または「こころの奥でずっと気にしてはいたけれど何となく放っておいた何か」に再び直面しているひととか。 過ぎゆく時間に追われながらも、自分というテリトリーの何処かから立ち上ってくる、不可思議な呼び声…とも言えないような何か。そんなエネルギーにいざなわれ、モヤモヤとした「謎」の前で立ち尽くしているひともいるかもしれません。この新月は、そんなエネルギーが一層の深まりを見せてきそうです。

        まず、太陽と月がベースとして取っていくシンボルは『深海の潜水夫』。うーん、いかにも蠍座らしいシンボルですよね。 水深100m〜500m、700m、1000mなんて深い深い海の底は、通常のダイビングのように気軽な装備で訪れることのできる領域ではありません。深海は、わたし達人間が知っている世界とは全く違う世界、異なる宇宙。そこで経験する膨大な水圧は、無防備な人間をたちまち破壊してしまいます。なので、まるでロボット・スーツみたいな一人乗り潜水艦(?)など、様々な装置や技術が開発された現代でも、深海はなお多くの謎が残される危険な領域だと言われます。 それでも人類にとって海底という未知の領域は、太古から怖れ、憧れ、興味、そして欲望の対象となってきました。すでに紀元前4世紀には、ギリシャの哲学者アリストテレスによってある種の釣鐘形潜水器(潜水鐘/ダイビングベル)のアイデアが記録されているそうです。


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  じゃ、危険を冒してまで深い海を探査する目的って何だろう?  科学研究、水産資源や鉱物資源の発掘、そして難破船の調査や引き上げ…それは知識を得、新たな富と名誉を手にし、あるいは死せるものとの再会を果たすこと…いえ、もしかしたらその全てを含めて、わたし達人間を太古から動かしてきた根源的な本能、「大きく拡がっていく力そのものになりたい」という純粋な欲望なのかもしれません。このシンボルに出て来るのは、おそらく1920年代ころの深海潜水夫達。彼らは、何のために、どんな気持ちで深淵にダイブしていったのでしょう?


        上の画像は、第一次大戦中の1915年にドイツ軍の潜水艦によって無警告で撃沈された英国の客船ルシタニア号の残骸探査を1935年に試みた米国人、ジム・ジャレットと仲間の潜水夫達だそうです。(残念ながらこの時は記録に残るような成果は得られなかったようですが…) 1200人にもなる犠牲者の中には、128人の米国人が含まれていました。この事件は米国中に大きなショックと怒りを巻き起こし、その当時はまだ戦争に参加していなかった米国が大戦に参戦するきっかけとなったそうです。おそらくこれは現代の9.11に匹敵するインパクトを持った事件だったのではないでしょうか。。


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  その真相には多くの謎が残され、陰謀論もひそかに囁かれたと言われるルシタニア号事件。その後も米国では映画や小説、ドキュメンタリーなど多くの作品が世に出され、語り継がれたそうです。 深海潜水夫のシンボルが降ろされたのは、この事件から数えて10年後でした。 なのでもしかしたら、チャネル役を務めたエルシィのこころの深淵にも、人生の旅の途上で訳もなく命を奪われ深い海の底に沈んでいった、128人の同国人達のことがあったかもしれない…そんなことを、ふと思うのでした。


        深海。それはわたし達の深い深いこころの奥底をも象徴しています。それはわたし達の内部にありながら、普段の「わたし」にとってはある種の「異界」です。 深い海の底では、わたし達が通常使っているようなマインドは役に立ちません。 内なる深海を探索していくには、過去・現在・未来が密度高く溶け合う無意識という水圧に負けないだけの、しっかりした潜水装備、そして切れることのない命綱が必要です。そして信頼に足るクルー達も。。


  このシンボルは一般に、不慣れな環境に置かれたり良く知らない領域に触れていくときに、念入りな準備と態勢固めが必要なこと、そして行く手にはまだ未知の要素が潜んでいて、それに対応していくには何よりも「真実」のみを指針として進む必要があることを示唆しています。対象となる何かに対して少しでも誤魔化しや軽視する気持ちがあれば、深海潜水夫にとってはそれがソク命取りになるかもしれません。 それでも、進みたい気持ちは止みがたく湧いてくるかも? ならばダイブ!です。出会うもの全てをキチンと正面から受け止めつつ、自分の息継ぎにも注意しつつ。命綱、きちんと結ばれてるかな? 確認したら さぁ! 手探りの冒険に出発です。


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  またその一方で、日常生活の中ではあまり触れることのないような「異界」としての自分の内奥に触れていくような機会を示唆するケースもあります。特に今回の新月は水星とコンジャンクトし、海王星と月のサウス・ノードにトラインを形成中。また月のノース・ノードとオルクスにもセクスタイルになります。なので、この新月のエネルギーをダイレクトに受けるひとの中には、「自己という謎」に深く分け入っていくような感受性の高まりを経験するひともいそうです。 もしそんなタイミングが訪れているなら、瞑想の中でこのエネルギーに波長を合わせてみるのも良いかもしれません。そんなときは、次元境界のごみ溜まりにうっかり足を取られないよう、慎重に下降していきましょう。 

ひとつ覚えておきたいのは、そこで見る景色はあくまでも潜水服越しの光景かもしれないということです。 それはこの次元に軸足を置くわたし達の意識に向けて翻訳された、何か。。 でも、その光景を借りて顕れた何かが 自分の深い深い部分を揺さぶってくるとき、わたし達はそれが異次元に今も生きる真実の一部だと知ります。それがどんな光景であれ(美しいものでも恐ろしげなものであっても)、わたし達の意識という海の底に眠っていた難破船に出逢えることは素晴らしい体験だと思います。怖れずに、鎮魂と祝福を。きっとそれは、この世で一番の、自分だけの本物のアートです。もしかしたら、これから先も沢山の力と指針を与えてくれる素敵なリソースになるかもしれません。


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        おっと、ベースとなるシンボルが長くなっちゃった(^_^; では新月が次に取っていくメインのシンボルに行きましょう。『湖面に輝き渡る月』です。 おぉ、これはロマンティックで美しいですよね。煌々と冴え渡る月が湖に照り映えて…湖面には月の下まで続く、輝きの道が創られています。 恋人同士でうっとりと眺めるには最適かも? それとも、ひとりで詩人になってみるのもいいかな?

けど、そこは何につけてもチョイとヒネリの入る蠍座。意外なことにロマンティックな雰囲気ばかりでもないんです、このシンボル…(^_^;。 B.ボヴィはこのシンボルを、『忘れ去られたもの、使われることのない「宝」にまつわる狡猾さのイメージ』という、なにやら謎のようなことばで表現しています。

彼は『<地上で失われた全てのものは月に貯えられている>という伝説がある』と言っていました。このことばはイタリア16世紀の詩人ルドヴィーコ・アリオストの『狂えるオルランド』という物語詩に聖ヨハネのことばとして出て来ます。また、ミルトンの『失楽園』にも全く同じ一節がほんの少しことばを変えて出て来るようです。


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  この地球上で失われた全てのもの ― 無駄に費やした時間、お金や買ったもの、破られた約束、叶えられなかった願いや欲望、実を結ばず流された涙。。。 え、それがみんな月の宝として貯えられてるの? そんなバカな…って、まぁ現代人なら思うところですが。。 だけどロマンティックで詩的なイメージですよね。 けれど一方で、たとえば "moonshine"という単語は「荒唐無稽」を意味することばでもあります。また、1979年の007映画のタイトルにもなった "moonraker" ということばには、本来の海事用語の他に、英国圏の俗語として「ばか」とか「アホ」という意味もあります。これはその昔、湖に沈めて隠した密造酒を熊手で引き上げる途中で役人に見とがめられた人々が 「いやそのぉ、湖に落ちた月をかき集めてるところでして、へい!」 と言い訳したという故事から来ているそうで、「愚かな狡猾さ」を表すのだそうですw。そして "The moon is made of green cheese" 「月は生チーズで出来ている」という言い方は、おバカなひとをからかうような文脈で使われます。あらら。。



        月の光は美しくて磁力があります。けど、うっとりみつめ過ぎた者を狂わせるとも言われます。狼男だって満月の夜に変身するし。。 サビアン・シンボルはマーク・エドモンド・ジョーンズが度数を表す数字をランダムに読み上げ、チャネル役のエルシィの脳裡に即座に浮かんだイメージを矢継ぎ早に降ろしていくという手順を経て顕現したものですが、その結果として、太陽がこのシンボルの位置に来る日がハロウィーンと合致することにはあらためて驚かされます。


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        月が湖面に輝き渡るとき。その光は、月本来が持つ輝きではありません。あくまで太陽の光を受けた結果の反映です。そして、湖面に輝いてわたし達を誘う、光の道。それは反射光が湖面に当たって照り返す、反射の反射、実態の無い投影です。 そのあやかしの像にこころを奪われ目が眩むとき、わたし達は水面深く存在する湖の実体を見てはいません。

水面に輝く月の道をみつめながら囁かれる愛のことばは、一夜かぎりの夢に過ぎないかもしれません。揺れ動く湖面の光が放つ えも言われぬ美しさは…この世の実体を持たないあちら側の世界のもの。 夢から覚めたわたし達が目にするのは、ハロウィーンの翌朝、路上に残されたゴミの山かもしれません。それでも。 一瞬かいま見た美しい光は、わたし達に束の間の感動と高揚を与えてくれました。その情動を、わたし達はこれからどう使っていくでしょう?

感情をこれでもかと刺激してくる記憶があります。いてもたってもいられないような衝動を喚起する光景があります。でも、それはただ湖面に輝く月かもしれないのです。 見たもの、聞いたことばに感情を通して即座の意味を与えているのは、わたし達自身です。 けれど、それは現実でも真実でもない、全く別の何かかもしれません。 あるいは、実体を持たないその「何か」は、「潜在的な可能性」に過ぎないのかもしれません。 ならば、時を待つ。 真夏のスノーボードや橇が、やがてやって来る雪の季節をじっと待つように。 けれどそれは、ただ目を閉じて動かず「今のまま」をじっと護るのとは違います。


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  たとえあやかしの光であろうと、こころ動かされたなら そこには何かが存在します。そしてその何かは、自分自身の内側に底深く眠っています。時間とともにあれやこれやと思いを馳せるうちに、その何かが孵化し、はっきりと見えて来るときがあるかもしれません。まるでアミダ籤のように、人生に起きる沢山の物事を繋ぎ、自分という物語を紡いできたこころの網の目が、ぼぉっと見えて来ることだってあるかもしれません。

失ってしまったもの。無駄に費やした時間。お金や買ったもの。破られた約束。叶えられなかった願いや欲望。実を結ばず流された涙。。 いつか、その全てを、こころに輝くもうひとつの月 ― 本物の光の中で取り戻せる日が来るかもしれない。そしてそれを…全てのエネルギーを、これからの人生を創るために使える時が来る。 

だから。はかない月の光を はかないからこそ激しく愛することはあっても、きっと騙されることはない。 しっかりと身を護り、時さえも味方につける美しい狡猾さを命綱として 深海に降りていく潜水夫。彼の許に月光が届くことはないのだから。 必要なのは、ただどこまでも真実を求めてやまないこころだけ。。


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        このシンボルは、一般に様々なシーンで見聞きする上辺だけの話や空騒ぎ、願望や憎しみの投影に過ぎないイメージの数々、多様なバージョンの「真実」が渦巻く中で、いつのまにか感情を煽られ、一時的に愚かな行動に走る危険を示唆しているように思えます。そして、耳を塞いだり目を閉じたりせずに自分本来の立ち位置をしっかり保ち、タイミングを計ることの大切さも暗示しているのではないでしょうか。

また、たとえ空騒ぎであっても、そうと知った上でそれを楽しめる寛容さや知性、そして見せかけの愚かさの裏にひそむしたたかさを見抜く洞察力を磨いていくことの重要さも示唆しているのだと思います。識別力、判断力、本当に信頼出来る相手を察知する力。強力な蠍座の第一ディーカンで起きる新月が今、わたし達に与えようとしているエネルギーはそういった類のものだと思います。

わたし達はまだ自分の顔さえも、湖に映った月の光として見ているのかもしれません。世界、あるいは「ワタシ」という胎内宇宙に響き渡る、存在そのものが発し続ける本物の声を聞く。そんなときがやがて来るのを待ちながら... ひとときハロウィーンの空騒ぎを離れ、輝く月光のかけ橋に遊んでみるのも悪くないかもしれませんね(^_^。


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★10月新月(2nd)の星模様

        この新月は火星がアウトオブバウンズの旅を終え、代わりに金星が12月3日までアウトオブバウンズに入ります。トランシットのOOB、それも金星のみではネイタルほどの影響力を持つことは無いと思います。けれどもしかすると、これまで一般常識で受け入れられるとは思えなかったような個性的な愛のあり方や価値観、トランスジェンダーのように境界を超える存在、またはどこか型破りな感性がひととき輝きを放ち、話題になることがあるのかもしれません。

また、新月図を小惑星的パースペクティブで見ていくと、とても興味深い「隠し味」がひそんでいるのが見て取れます。いろんな影響をランダムに挙げてみたけれど、サビアン・シンボルの流れとオーバーラップしてくるエネルギーを使って自分なりに掘り下げてみてね。また、この瞬間の自分にスッと入って来る(または抵抗を感じる)要素があれば、それは大切なことかもしれません。

        まぁ、最初に挙げたシンボルのキーワードだけでも今回は沢山あって、「こんなにいろいろあったらどれか当たるでしょ」的な声も聞こえてきそう(^_^;。 でも今回特に言いたいなと思ったのは、当たるとか当たらない以前に 「どんな瞬間にも実は本当に無数の星々からの声がわたし達に届けられている」 という事実です。そしてそれらのエネルギーをどう選択するかの自由も責任も、わたし達の意識の側にあるということ。だからこそ、うっかりネガティブな使い方して転んだとしても、起き上がるチャンスはどの瞬間にだってある。あとはただ、知ろうとすること。知覚して、選び、使っていこうとする勇気。そしてもしかしたら、覚悟。 

あるいは何もわからなくてさえ、常に思いも寄らない機会は巡って来ることをこころに留めておくことかな。。


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蠍座7°台の太陽・月(そして9°台の水星)に対して
 形成される小惑星のグランドスクエア


    ・蠍座6°〜8°台にカーリー、ヘーベ、アドメトス
    ・獅子座7°〜8°台にゴールドフィンガー、メディア
    ・牡牛座7°台にフォトグラフィカ(6°台にメモリア)
    ・水瓶座7°台にディヴァイン

 考えられる影響:
 鋭くなる感受性やオーラ境界が薄くなる現象。熱愛と憎しみの絡み合い。
 自他の区別がつかなくなるほどのめり込む傾向。復讐心と懲罰。強烈な欲望。
 ピーターパンシンドロームやロリータ趣味。ダークファンタジー。共依存。拘束。
 美をひたすら求めてやまない精神。何が何でも突き進もうという精神。
 全ての波立ちを俯瞰する視点に立つ。記憶すべき出来事の体験。ドラマ。

 集合的な気分や雰囲気の風向きは変わりやすいかも。重厚長大なものに取り組むよりは「風」を鋭く掴んで流れに乗っていくのがいいかも。芸術的な表現に使うにはとても良さそう。音楽の小品、短めの詩、短歌、俳句。またはスケッチ的な表現など。

金星・土星・グレートアトラクターのコンジャンクションと
 アスボルスのオポジション


 この金星はサバイバー。OOBに入ったばかりのタイミングで土星の一撃を受け、あらゆる潜在的な可能性を虎視眈々と睨みつつ、あれこれ風を読んでいるような感じ。金星は突出した女性を示唆することから、メリマンさんが指摘していたようにヒラリー・クリントン氏、そして韓国の朴大統領にもその傾向が顕れていると思われる。日本の政界でも女性議員でこの影響を受けているひとはいそう。 色んな意味で「突出した女性」達は少しの間注意が必要。ただ意外なところに強力な援護者が存在するケースも。
 
 考えられる影響:
 見てみないふりの罪。信頼を得るために必要なタイミング・センス。
 言葉のアヤを使うことの功罪。幻惑の危険。騙されないための識別力の発揮。
 繰り返し浮上する物事のシャドウサイドを見る。
 「ダブル・アイデンティティ」を駆使する。声の大きな方に傾く傾向。
 どうとでも取れるようなことば、はぐらかし、または常識を超えた話法による説得。

天王星・エリス(とセレス)に火星とリヴァイアサンがスクエア
 イクシオン・イカルスのコンジャンクションとカオスがオポジション


 考えられる影響:
 力の感覚に対する妄想。ジェラシー。事故、闘争。自然災害。
 メディアやネットによる情報の選り分け。若さによる挫折と成長。
 ネットとテクノロジーによって形成されるアイデンティティ
 浮き世 ― 世間の雑事を離れて高い塔に籠もり世界を見下す願望。
 いわれの無い特権意識がモンスターを生み出す。
 何からも逃げられないと知った上で人生全体を受け入れていく精神。

新月が月のノード軸(乙女・魚11°台)と
 そして海王星・オルクスのオポジションを調停


 考えられる影響:
 盛り上がれば良いという雰囲気。競争。
 目覚める。
 または地に足が着かないまま無意識に侵入するエネルギーに動かされる。
 盲信による愛、盲信による憎しみ。幻惑。誘惑。
 強烈な夢見または啓示。重要な情報の開示。
 全てのシャドウを見据える厳格な視線。責任を負う、負わせる。
 視野を拡げる。熟考する。跳躍への準備的な心構えと行動。
 非常に重要な人生の岐路にあるという気付き。


        うーん...さすがにもうこれくらいにしておきますね(^_^;。


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        ハロウィーン前日の週末。冷え込んできた部屋のソファでふと背筋をのばし、周囲を見渡してみたら。そう広くない部屋がなんだか深海の洞窟みたいに思えてきましたw。TVをつけたら、ちょうどイヴの渋谷に集まった沢山のひと達が映っています。うふふ。この瞬間を楽しんでいるひと達の笑顔は素敵。ハレの刻は、はかないからこそ輝いてるんだな。そして画面に映るひとりひとりのひと達が、その内奥にもうひとつの月を抱えているのかもしれない。この祝祭が歓びのうちに終わりを迎えますように。そしたら過ぎ去った刻はその月に貯えられ、いつか再び燃えて輝くのかもしれない。たとえそのひとがその記憶を忘れ去ってしまったとしても…。



have a great trek!!!★



hiyoka(^_^
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<MEMO>10月31日付メリマンコラムより

10月31日付コラムからの抜粋メモです。

≪先週をふり返って≫より

金曜の米国株は民主党大統領候補ヒラリー・クリントンに関連して新たなEメール問題の調査をFBIが発表したことを受けて早期の上昇分を失った。

火星による冥王星・天王星スクエアのトランスレーションは、世界的な暴力や自然災害の他にも、2005年のトランプの女性蔑視発言暴露に続いてやはりウィキリークスによるヒラリー・クリントン関連の暴露(トランプ攻撃のために使われた裏金、バーニー・サンダースを民主党大統領候補戦から引きずり下ろすための不正な手口)に関連した。

先週は金融市場にとってまたもうひとつの奇妙な週となった。日経は4月の年初来高値を試し、上海は2ヶ月ぶりの高値に沸いた。だが香港やオーストラリアでは週の殆どで値を下げていた。ヨーロッパや南米でもマチマチで、先週のジオコズミック重要変化日に合致して複数の異市場間弱気ダイバージェンスが顕現した。

10月25日の重要変化日はユーロにとっても重要で、その日に数ヶ月ぶりの安値1.0848をつけた。

≪短期ジオコズミクス≫より

火星による冥王星と天王星のトランスレーションは先週、予測通りの爆発。自然災害(イタリアの地震)や政治上の動き(クリントンに対するFBIの調査再開)が起きたが、またもう一つ興味深いジオコズミック・トランスレーションがある。10月29日土曜、金星が土星にコンジャンクトし、その後11月5日に今度は天王星にトラインを形成する。

これは今年の12月4日〜2017年11月まで主要発効期となる土星・天王星トラインに関する早期の予告編になるだろう。歴史的に見て、この超長期の惑星サイクル局面は長期サイクルの天井との関連性を持つ。したがって今週株価が反騰するかどうかが見ものだ。

その可能性はある。金星・土星のハードアスペクトに向けて下落してきた市場は、そこで反転し反騰を開始する有力な候補になるというのがルールだからだ。

いくつかの株式市場と原油は先週終わりの金星・土星コンジャンクションに向けて下落してきた。

土星・金星はまたストレスで疲れた女性像を象徴する(金星/女性、土星/ストレス)。このアスペクトが起きた金曜夜のヒラリー・クリントンはさぞかし疲れを感じたことだろう。



メモは以上です。
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≪ 長期的考察 ≫も、以前から示唆されてきた「ドルの上昇と大統領選との関連」その後 〜「アストロロジー界に論争を巻き起こしたクリントン氏の新たな出生データ問題」についてのメリマン氏の見解など、アストロロジー的には非常に興味深いものでした。なので思い付くままにまとめてみます。
()内はわたし自身の私見です。


ドルは依然として上昇し、重要なトレンドラインを上抜けた→となるとやはり共和党大統領誕生の法則が生き返るのか? 高いドルがクリントンの追い風になる要素としては、ドル下落で得をする多国籍企業からの寄付を資金としてきたのは共和党候補だという話もある。ところが今回彼らはクリントン支援にまわっている。

(クリントン財団が以前から行ってきたことがウィキリークスによって暴露されているが、選挙に関してもかなり "えげつない" 手法をとったと見られている。これが真実とすれば、以前までなら大統領候補辞退に追い込まれてもおかしくないほどの大スキャンダル。それでも世論調査はクリントン氏の絶対優位を伝え、CNNなどキャンペーンに必死な感じさえする。)

メリマン氏は8月の内にクリントン勝利を予測した。先日のISARでも12人の著名アストロロジャーの結論は全員がクリントン勝利だった。

(ISAR総会ではひとりだけ、ヴェーディック・アストロロジャーが「クリントンが勝つかもしれないが、大統領にはなれないか、または任期を全う出来ないのではないか?」と述べている。わたし自身もそんな気がしてならないのだけれど..。ただし、今の時期に英語圏のアストロロジャーがそれを明言するのはかなりの勇気が必要だとも思った。英国人のあるアストロロジャーはクリントン氏に対する疑問を提示する星読みを自身のサイトで発表したけれど、コメント欄でクリントン支持者の占星術ファンから罵詈雑言を浴びせられていた。トランプ支持者も熱狂的だけれど、今はクリントン支持者にも熱に浮かされたような怖さを感じる。もちろん、わたしが目撃したのはごく一部ではあるけれど。)

ヒラリー・クリントンの出生時間
最近のアストロロジー界で非常に大きな論争となっているのが、新たに提示された1947年10月26日午前2時18分というデータ。これは少しばかりいわくのあるデータで、あるアストロロジャーが2009年に、彼女の出生証明書を1990年に見た(またはそれを見た役所の担当者から聞いた)として開示した出生時間。 今回はあらためて別のアストロロジャーが、イリノイ州所轄の公文書管理課に電話し、一般的な調査技術を使って担当者に問いただした。その手法は、いくつかのデータを告げて間違っていれば「No」と言ってもらい、合っていれば無言…というもの。そしていくつかの時刻を提示した末に、02:18と言ったとき担当者は初めて黙ったという。

多くのアストロロジャーがこの手法に反撥してその出生時間を否定した。そしてそのデータを基にしたホロスコープなどあり得ないと言った。だが、一般に使われている08:02や20:00と比べて、本当にそれほど否定すべきデータなのか? とメリマン氏は疑問を投げかけている。
何故なら・・・

ヴェーディック・アストロロジャー達はもう何年も02:18を使っている。

フェニックスの著名なアストロロジャーであるAZの手によって、尊敬すべきアストロロジャー、バーナデット・ブラディ女史が開発したレクティフィケーション・ソフトウェアにクリントン氏の履歴のうちめぼしい日付けを入れて計算するという実験が行われた。すると、最終的にはじきだされた日時は1947年10月26日02:20だった。この結果はアングルにしてオーブ1°の差異だ。

尊敬に値するアストロロジャーのひとりに「そんなものは何の意味も無い」と言われたが、私は意見を異にする。なぜなら、これは信頼のおけるアストロロジャーのメソッドを基に開発された信頼のおけるソフトウェアであり、何よりも人間が陥りがちな偏見や主観的なバイアスを排除して事実に迫るために開発されたものだからだ。これを通して計算された出生時間は、出生証明書に書かれていたとされる時刻とはたった2分の相違だ。私はこれを統計上有意なデータだと考える。

アストロロジャーを自認する人々からの刺々しい反論の中のひとつに「02:18のチャートでは重要な地位に上り詰める人物像とは合わない」というものがあった。私はその人のアストロロジャーとしての見識を疑わねばならない。何故なら、その当日のどの時間帯に生まれようと、蠍座の太陽と獅子座の火星と冥王星はミューチュアル・リセプションとなり、ファイナル・ディスポジターとなる。太陽がファイナル・ディスポジターということは、それ一つだけをとっても、十分に輝かしい存在となる潜在的可能性を持ちうるということだ。これはネイタル解析の基本中の基本のはずだ。

また2:18のチャートではトランシットの土星が彼女のICをまたいで4室ナディールを行ったり来たりする。これは29年の土星サイクルで最も重要な期間で、試練の時だ。個人的なジレンマを抱え、為してきたことの責任を問われる時だ。このような状況に逃げ場はない。土星はタイム・キーパーであり、チャートのどこを通っているかは、今、人生で何を問われるかを示す。これもまた現在彼女が置かれている状況と合致している。

スピリチュアルなセンスで見れば、これは人生の中でもカルマ的訪れの季節だと言える。だがそれのみで彼女が大統領選に落選するとは言えない。

しかし、もし彼女が落選するようなことがあれば、それはこの出生時間を価値あるデータとして将来的に扱っていく十分な根拠になるだろう。

そして私自身は3種の時間の内、今まで使って来た08:02とこの02:18の二つが私の知る限り、彼女のキャラクターをよく描像していると考えている。また自分自身の偏見を通してみるなら、やはり彼女が選挙では有利だろうと考えている。実際、3種の出生時間の内どれが一番正しいかについての確信が今の私にあるわけではない。もし02:18が正しいなら、それは彼女が選挙で負けるという物語に一番ふさわしい時刻だろう。

(以上、おおまかにまとめたもの。この問題はマウンテン・アストロロジャー誌のサイト上でも論争になっていて、ISAR会長として、アストロロジーのテクニカルな観点からこの出生時間も十分吟味する価値があるとしたメリマン氏を糾弾するような口調の感情的な意見も多く見受けられた。ただし、わたし自身の感覚からすると、反論は技術的な指摘というより、それぞれのアストロロジャーが抱くヒラリーさんへの印象論や、自分自身の手法が否定されるかもしれないことへの反感という面が強い感じがした。中には新しい時間を提唱した本人を法律違反の疑いありとして役所に通報し、彼に協力した担当者を割り出そうとしたひとまで現れて驚いた。本物の出生証明書が無ければ一切無視、というのも一つの見識だとは思うけれど、そうであるなら他の出生時間も使えないはず。やはり今の星回りが人間をそんな論争に導いているのか?などと外野的な感想を抱いてしまったのだけれど。…そういう背景もあっての今回のコラムだったと思う。ただ、アストロロジーを学び実践していこうとする者のひとりとして、こうした論争を通しても色々なことを学ばせてもらっているような気がする。)


hiyoka

お知らせ

●今週のメリマンコラムは、相場に関する記述をメモの形でUPするつもりです。(大体いつもくらいの時間になると思います)

●また、長期的考察はクリントン氏の出生時間に関する話題でとても興味深い記事だったので、これもおおまかにまとめます。こちらはアストロロジーに興味ある方なら面白いかもしれません。

●その少し後で新月記事もUP出来ると思います。m(_"_)m


hiyoka.

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October 23, 2016

レイモンド・メリマン 週間コメント10/24【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2016年10月24日(フリー版より)
翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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※お知らせ
来週10月31日付けのメリマン・コラムは都合によりお休みか、または重要と思われる情報があればメモ程度の抄訳とさせていただきます。
m(_"_)m


≪ 先週をふり返って ≫

“もちろん独り言は言うさ。たまに(自分という)エキスパートの助言が必要な時にね”

  ― Scorpioquotes.com.より


“もちろん選挙結果は受け入れるさ ― もし勝てばね”

  ― ドナルド・トランプ
    水曜に開催されたヒラリー・クリントンとのディベート後の発言


        先週、投資家マインドの内に存在したのは米国大統領選ばかりではなかった。太陽が天秤座の旅を終え、蠍座の魔術的な季節が始まろうとしている現在、世界中を覆っている市場の不確実性について簡潔に表現するなら、この季節は思考が非常にダークな色彩を帯び、ひどく陰謀論的になる可能性を持つということに尽きる。世界の株式市場を見ると、一部の市場は先週終わりに史上新高値をつけたが、一方で他の市場は月間の新安値に沈んでいる。

以下3ブロック分の抄訳です。

ヨーロッパ各市場に見られた株価の動きから複数の異市場間弱気ダイバージェンスへのシグナルが出ていることへの警戒を示唆。

環太平洋地域では日経や上海市場は良かったもののハンセンやNifty、MICEXはふるわず。他には殆ど動かなかった市場もあった。

アメリカ大陸では二都物語ならぬ二大陸物語。北米ではダウの苦闘に比べてS&Pは堅調で異市場間強気ダイバージェンスを示したものの、シグナルとしては8月に見られたほど強いものではない。ナスダックは弱気のダブルトップをつけるなどもっとパターンを外れた動きだった。一方南米ではアルゼンチンのメルヴァルが史上最高値をつけ、ブラジルのボベスパは2012年4月以来の高値を記録した。


        世界のどの株式指数が魅力的でどれがそうでないかを投資家達が把握しようと試みている一方で、通貨市場には重要な動きが続いている。米ドルは大統領選に近付くにつれて数ヶ月ぶりの新高値へとブレークアウトし、ユーロは数ヶ月ぶりの新安値に落ち込んでいる。これは歴史的に見て共和党がホワイトハウスを奪還するシグナルだ(16年サイクルの高値は1900年の1例を除いて全て共和党の勝利に合致してきた)。この法則は再び発効するだろうか? 以前論じたいくつかの観点から見て、私はそうは考えていない。これについては今年刊行する『フォーキャスト2017』において多くの事に触れていくつもりだ。

        興味深いことに、米ドルの印象的な反騰が、金と銀を10月7日につけた直近の安値からなおも落ち込ませるようなことは起きなかった。貴金属と米ドルは両方とも反騰している。これは、投資家達が彼らの資金を、株式と国債から貴金属へと移す準備をしていることのシグナルかもしれない。もし金利が上がり、株と国債が下がるとすれば、どこか別に資金を働かせる場所を見つける必要がある。あるいは、ひょっとすると彼らはエネルギーセクターを注視しているのかもしれない。何故ならここに来て、先週 原油が7月15日以来の最高値水準まで反騰しているからだ。原油か…うーむ… ダークで濁った物質だ。蠍座もまたそんな風に描かれることが多いようだが。



≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

  “彼女は自分の政権になれば全く斬新な政策プログラムを1銭の負債も増やすこと無く策定することが出来るだろうと言った ― 極めてバカげた主張だ”

  ― Kimberly Strassel
    ウォールストリートジャーナル 2016年10月21日付


        先週カリフォルニア州コスタ・メサで開催されたISARの大統領選公開討論会において述べたように、これは誰も望まない選挙であり、なおかつ誰もが話題にすることを止められない選挙だ。あまりにも多くの実行不可能な主張や、守れない約束が口にされている。そこで皆が、いったい候補者達は真正の真実を誇張や全くの作り事無しに述べる資質があるのかと疑い始めている。ファイナンシャルとマンデーン・アストロロジャー達にとって、これは全て土星・海王星ウェイニングスクエアがもたらすテーマの一部であり、その影響下では断じて読む物、聞く事、見たままを信じることは出来ない。この36年周期のアスペクトは、厳密には9月10日に終わったとしても、その力学自体は今後9ヶ月発効し続ける可能性がある。

        また私達は、10月19日〜28日に起きる、火星による冥王星・天王星トランスレーション期のただ中にある。この時期は「数々のショック」すなわち地震、ハリケーン、台風、火山噴火、そして… テロリスト攻撃やサイバーアタックが世界を襲う時だ。私達はそのいくつかを既に目撃している。その通り、これは危険な状況と相関する潜在性を持っているのだ。 

だがこのアスペクト単体で働く時は、事象は一時的なものだ。これはマーケット・タイマーである私達にとっては興味深い。というのは、この火星が同時に、ニューヨーク証券取引所のチャートに対してハードなTスクエアを形成するという関連性を持っているからだ。10月18日付のスペシャルコラムで述べたように、「火星はNYSEのチャート上に在泊する重要な惑星群に対してTスクエアを形成する。そのチャート上では、月と土星が牡羊座20°〜26°でコンジャンクトしており、天秤座22°〜27°の木星・海王星のコンジャンクションとはオポジションを形成している。トランシットの火星は山羊座20°〜27°を運行しながら10月22日と11月4日の間にこのNYSEチャート上の2組をもトランスレートするわけだ。」 つまり今週、私達は 市場の動き、自然災害、あるいは地政学的ショックについて警戒しておく必要がある。

        しかしながら、私達の抱える懸念は今週を過ぎても続くだろう。何故なら今年も終わりを迎えようという週に、木星が全3回の内最初のオポジションを天王星に対して形成し、そして土星が全3回中最初のトラインを天王星に対して形成するからだ。しかもこれは天王星が滞留から順行へと転換する、その同じ週に起きる。これは天王星絡みの大きなエネルギーだ。今週は今年の最終週にいったい何があるのか、予測し得る物事を下見するような週になるかもしれない。

        これらのハードなジオコズミック・アスペクトが近付いているにもかかわらず、一方で木星が現在天秤座を運行(2016年9月〜2017年10月)していることに、私達は注目する必要がある。宇宙の法則に見られる通り、ショッキングな出来事が起きる怖れはある。だが、人類の知的能力がそれら全てを緩和し、未来と互いの関係について、より前向きな思考が生まれる...という潜在的可能性もまた天秤座(パートナーを組むこと、歩み寄り)の木星(哲学と楽観性)が持つ力学なのだ。アストロロジーについての私の理解に依れば、より一層世界を平和へと導き、テロリストの脅威を取り除くよう企図された世界的な協調関係の新しいウェーブがすでに進行しているように思う。

        さて、もしその同じフォースの下で動く人々が、意味ある内容など何も無いバカげた主張の代わりに米国や世界を負債から離脱させる試みに焦点を当て、具体的で誠実な構想をもって実行するならどんなに良いだろう。そうなればまた、平和が真に現実として形になるチャンスも生まれるだろう。

どんな戦争にも、その裏には経済的苦痛が潜んでいる。そしてどんな経済的苦痛も、その裏に拒絶、非難、抵抗や暴動の種を宿しているのだ。





訳文ここまで
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October 15, 2016

●10/16の満月 ― みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)

今週のメリマン・コラムは米国ISARの総会のため休載です。

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    満月は前回の新月のテーマが熟し、花開くときです。 この日は太陽と月が、地球を挟んでちょうど反対側にやってきます。0°の新月から始まった地球全体への課題は、満月で180° 対向のエネルギー同士がぶつかりあい補いあうことにより、輝く満月というひとつの「結果」を見せてくれます。それは、わたし達が空間から受け取ったエネルギーをどう昇華し、現実に表現してきたのかを、あらためて見せてくれる「鏡」だと言えるかもしれません。なので満月のテーマは新月の瞬間から色濃く育っていくとも言えるでしょう。そして わたし達はみな満月を超えて、次の新月までにその経験を消化(昇華)し、エネルギーはゆっくりと静まっていきます。 さぁ、今回はどんな風景が見えるでしょうか? では今月も行ってみます。(^_-)~☆
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★満月タイムスケジュール★
エネルギーが高まる時です。ヒーリング・メディテーションや祈りを捧げたい方は、もし可能ならこの時間帯(ずれるなら満月前がベター)に合わせてみてください。エネルギーの高まりを感じられると思います。

【地方平均太陽時:ソーラータイム(LMT)】
東京・関東ローカルで10月16日13:42前後、北海道周辺で13:48前後、関西方面は13:23頃(日本標準時の場合はこの時間)、沖縄周辺で12:54前後に牡羊座23°14'で満月となります。

今回のテーマのベースとなる新月の大テーマについてはココをご覧ください。

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サビアン・シンボルによる【満月がもたらすテーマと挑戦】
*ここではデーン・ルージャー(ルディアー)版やマーク・エドモンド・ジョーンズ版の解釈ではなく、透視家エルシィ・ウィーラーの伝えた言葉をそのまま書き写したオリジナル版サビアン・シンボルを使ったブレイン・ボヴィの解釈を参考に、アスペクトを加味して書き下ろしています。
*テーマはひとつの意識の流れを表したものです。この流れは順不同に現れたり循環したり、ひとつだけ突出して感じられる場合もあります。また、内容はその時々のアスペクトを意識しながら抽出しています。


【月 牡羊座23°~24° + 太陽 天秤座23°~24°】
  "A woman in pastel colors carrying a heavy and a valuable but veiled load" +
  "Chanticleer"
「重く貴重だが隠された荷物を持ち運ぶパステルカラーで装った女」
  +「雄鶏」 

  "An open window and a net curtain blowing into a cornucopia" +
  "A third wing on the left side of a butterfly"
「開かれた窓と風に吹かれて「豊穣の角」の形をとるネットのカーテン」
  + 「蝶の左側にある三枚目の翅」

【テーマがもたらす雰囲気と挑戦(順不同)テーマ発効期~10/30】
→★対立するあらゆる概念の二者択一的な思考から自由になる必要
→★本当に大事なもの/ことを護るために目立つことを避け慎重にふるまう
→★プライドや立場、面目を保つために取る上辺の態度に注意
→★一見何でもなく平穏に見える水面下で進む重大な物事
→★繊細さを保ちながら「喪失」の恐怖や不安に打ち勝つための訓練
→★突然の出来事の渦中で自分の "気配を消す" 必要
→★自分の世界が変化することを拒みながら外界や他者に変化を期待する心理
→★何かを得ることのかわりに払う犠牲と責任の重さ
→★どうでもいい物や事に囲まれる重さから脱出する必要
→★隠し持った「宝物」を高らかに掲げて堂々と進むための準備
→★物や情報を貪欲に取り入れる行為が自己のバランスを崩す危険
→★全ての存在の耐えられないほどの軽さに嫌気がさす
→★自分の弱さや優しさ、社会的ハンディがある種の "既得権益"化し
  抜け出せなくなる危険
→★アイデンティティのどうしようもない希薄さの中から変容の自由を獲得する
→★目の前の「現実」の美しい面を知覚して愉しむ能力
→★既存の二元論を超えた "グレイ・エリア" から新しい直観が生まれる可能性
→★自分が "知っている" リアリティを見直して新しい精神の局面に足を踏み入れる
→★失ったもの、見えなくなりつつあるものを全く別の形、別の層で
  取り戻していくための準備に入る・・・→


エネルギーのポイント:『解放と変容へのいざない』 

161016FM
 

        急に秋らしくなって夜はかなり冷え込む10月半ば、三つ組の蝕を過ぎ越して初めて迎える牡羊座の満月。新月のテーマは『手探りながら踏み出す一歩』だったけれど、明確な一歩を踏み出せたひと、いるかな? こころと身体を休め、栄養を取る期間を持てたかな? もしかしたら、いろいろな意味で本当に「手探り」という感じが強い2週間だったかもしれません。たぶん何かが変化しつつある。外の世界でも、自分の中でも。だから、いつの間にかどこかに向かって踏み出した、または踏み出しつつある…ような気もする。。 でも、まだ何も見えないし何かをはっきり決断したわけでもない。いつものように、あっという間に通り過ぎて行く日常。でも… 何かが動いている。いったい何が起きているんだろう? そんな風に感じているひともいるんじゃないかと思います。

この満月は本当にダイナミックです。満月って、太陽と月が紡ぎ上げるエネルギーのピーク。新月で孕んだエネルギーが開花するとき。わたし達はいつもそのリズムに従って生きているけれど、それにしても今回のウェーブはかなり強力。そのエネルギーの高まりは、メディアを経由して流れる世界のニュースに、TVやネットのスクリーンでかいま見る問題山積の世相に、通勤時の電車の中のバイブレーションに、仕事仲間や親しいひと達との会話と沈黙のなかに…すでに感じられるのではないでしょうか。

また、こうした無意識を刺激してくるエネルギーの中で、自分の中に、または世の中や誰か他のひとの中に「見たくないもの」をイヤというほど見てしまったひとなら、「もう十分!いい加減にして」と言い放ち、そこから(そしてそんな自分からも)離れたくなっているかも? でも、こころの底から信じられるような新しいビジョンはまだ掴めていないし、身動き取れないなぁ… なんて。。 いずれにしてもこの満月は、そのエネルギーに触れるわたし達の潜在意識を大きく揺さぶってきそうです。


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10月~満月のサビアン・シンボル&星模様

        さて、月は牡羊座の23°台。ん?この度数は見覚えが…。 そう、これまでに何度も出て来た天王星・エリスのコンジャンクションが位置するところです。つまりこの満月は、22°台に在泊する天王星と、同じ23°台に在泊するエリスとコンジャンクションで起きることになります。天王星(予測のつかない変化や抵抗、型破りの発想、科学技術)とエリス(そこに存在するあらゆる不和の浮上)の正確なコンジャンクション形成は全3回で、1回目は6月9日に、2回目が9月26日に起きました。そして3回目は来年3月17日です。けれど最初の形成から最後まで殆ど1°しか離れることがないため、その威力はずっと続くと考えていいと思います。そして最後の形成の後も5°までしか離れず、2018年1月初頭に天王星の逆行で再びオーブ2°まで近付きます。

そんなわけで、6月初めから少なくとも来年3月末ごろまで、様々な形を通してわたし達を個人的にも社会的にも刺激し続けるのがこの両惑星のエネルギーです。 


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        たとえば6月からの社会的な出来事で、この2惑星に少しでも関連がありそうな出来事をほんの少し挙げてみるなら、日本では初回コンジャンクション形成日に尖閣沖の接続水域への中国軍艦侵入が起きた後、沖縄県議会議員選挙で社民党、共産党を中心とした県政与党が過半数を獲得。新しく認定された元素113番に「ニホニウム」と名付けられることが仮決定。そして桝添都知事の辞任、参院選で自民党の勝利、鹿児島県知事選では三反園氏が新知事に当選、天皇陛下の譲位のご意向報道、ポケモンGOの配信開始、相模原障害者施設殺傷事件、都知事選で小池新都知事誕生、北朝鮮による日本海に向けたミサイル発射、SMAP解散、築地市場の豊洲移転をめぐる騒動、民進党代表選で蓮舫新代表決定、電通女性社員の過労自殺問題などでしょうか。 

また世界では、米国フロリダのゲイナイトクラブでの乱射事件、英国のEU離脱決定と世界株安、EU残留派議員の射殺、トルコ・イスタンブールでのテロ事件、バングラデシュ・ダッカでの人質テロ事件その他、バグダード、テキサス州ダラスやフランスのニースの花火大会テロ、ヨーロッパでの移民排斥問題とオルト・ライトの台頭、トルコのクーデター未遂、米国ルイジアナ警察官銃撃事件、相変わらず続くISISとの攻防、シリアでの停戦発効と崩壊でますます酷くなる状況、悪化するイエメン状況、ニューヨーク爆発事件、北朝鮮の核爆発実験、最も不人気な2候補の攻防で益々混迷する米国大統領選の惨状、中国による日本の抗議無視の東シナ海ガス田開発、フィリピンのドゥテルテ大統領の暴言としたたかな外交など、本当に数え切れないほど多くのことが起きています。

またこの間、直接的な影響ではないにしても、韓国慶州地震や大きな被害の出たイタリア中部地震など、各地で頻発する地震、噴火、そして犠牲者が1000人にも上ったハイチのハリケーン被害のイベントチャートにも、天王星・エリスのコンジャンクションに対する強いアスペクトが見られました。(ただしこれは、後述する冥王星族のハウメアがこのところ天王星とオポジションを形成している影響もあると思われます。)そして13日にはタイのラマ9世・プミポン国王の死去が伝わりました。これについては喪が明けた後の国情が懸念されるとの報道がありましたが、国民に敬愛され政治危機を治めるにあたって大きな力を奮った亡き国王は、ネイタルに天王星・エリスのコンジャンクションを持つ方でした。


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  ところで、天王星とエリスが前回コンジャンクトしたのは1927年〜28年、牡羊座0°〜1°台のエリーズポイントでした。
『リンドバーグが飛び、アル・カポネが暗躍し、ベーブ・ルースが打つ! 向こう見ずな冒険、常軌を逸した情熱、底知れぬ楽天主義と悪徳に満ちた「大国」の姿…』 
これはノンフィクション作家ビル・ブライソンによる『アメリカを変えた夏 1927年』という本の叩き文句ですが、今の米国との対比という意味でも本当に言い得た描写かもしれません。そしてその後1929年秋、米国株の大暴落が起きて「大恐慌」が始まったんですね。ただし、すでに1927年の段階でその萌芽は見られたようです。
「1927年にジュネーブで行われた世界経済会議では、恐慌に備えて商業・工業・農業に関する多くの決議が審議・採択された。商業では関税引き下げ、工業ではコストダウン目的の産業国有化、独占禁止と生産 調整の国際協定、農業では方法の改良と資金の貸付について議論された。しかし、決議そのものは各国議会から無視されてしまっていた。日本では3月に昭和金融恐慌が起きた。」(wikipedia 「世界恐慌」より)

  また、この当時のコンジャンクションを、アストロロジャー E.フランシスは「マスメディアの夜明け」と呼んでいます。個の人生と社会が十字路のど真ん中で交差し、激しく切り結び溶け合うと言われるエリーズ・ポイント=牡羊座0°〜1°台で起きた、「テクノロジー」と「不和を呼ぶエリスの林檎」のコンジャンクション。まさにメディアやジャーナリズムにとっても新たなスタートラインだったかもしれません。その後、世界のマスメディアが果たしてきた役割、そしてもたらした影。またテクノロジーの発達、インターネットの普及は、世界のメディアのあり方も、わたし達の生活そのものも、すっかり変えてしまいました。今や情報は受け取るだけではなく発信するものに変わり、それは真実と虚偽との壁をも曖昧なものに変えました。(実はそれこそが真実なのかもしれないけど…) そして、誰もが多くのひと達と繫がり、誰もが小さなスターになれる時代がやってきました。けれどそれは、見ようによっては虚無の世界と紙一重とも言えるのかもしれません。。


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        もちろん、この2惑星のエネルギーだけが「事件を起こしている」わけではありません。今、わたし達の内部空間では、2012年6月にスタートし、2020年を越えてもなお余韻を残すと言われる天王星・冥王星スクエアを最大の背景として、直近では土星・海王星スクエアなど、様々な惑星達が織りなす中長期サイクルが発効しています。その流れの中で、これからも大小様々な惑星達が、入れ替わり立ち替わりアスペクトを形成していきます。こうして、全体が一枚の歴史タピストリーを織り上げていく中で、星々のエネルギーはわたし達の意識と絡み合い、世界にも個人の人生にとっても大きな節目となる変化を促し、刺激してくるのでしょう。 その意味で、このアスペクトもまた、わたし達が生きるこの時代を牽引する強力なコズミック・フォースの一つです。けれど、その方向性を選ぶのは(または、拒むのは)わたし達自身なのだと思います。

        ってまた前置きが超長くなったけれど。。(^_^; でもふり返ると本当に沢山の出来事が起きていますね。。 最近は時間の加速化が激しい感じがして、ともすると昨日のこともすぐに忘れてしまいます(いや、これはわたしだけかもしれないな…^_^;)。 でも、わたし達ひとりひとりと世界とは、同じエネルギーで密接に繋がっています。 そんなわけで、こうして実際に起きた出来事の流れを意識しつつ、長期で発効している度数のシンボルを見ていくのもいいんじゃないかな。同じエネルギーのテーマがわたし達それぞれにどんな刺激を与え、どんな心理を生み出してきたのか? この満月期は、その一端をより明確に知る良いチャンスではないでしょうか。

というわけで、今回の満月は今までのおさらいと今後の覚書的な意味をこめて、主にこの度数についてまとめてみようと思います。


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        では、今回のベースとなる牡羊座23°『重く貴重だが隠された荷物を持ち運ぶパステルカラーで装った女』を見てみましょう。そういえば、この度数から(正確にはひとつ手前の22°から)次の24°への流れをひと言で言えば、わたし達が抱えるあらゆる「欲望」に関わるって、以前書いたような気がします。 一口に欲望といってもほんとに多様だけど、ここで言う欲望の正体は、わたし達が抱くあらゆる欲望の根っこに潜む、「まず自分」が全て…その追求が全て…という、とてもシンプルでナマで、理屈抜きの叫び。純粋な産声のようなものかもしれません。

さて。このシンボルに出て来る女性は、明るいパステルカラーのドレスに身を包んでいます。何かが芽吹き、育っていく季節、春〜夏にかけてのソフトな色合いの装いでしょうか。でも、彼女はとても大切で価値ある荷物を携えていて、それをひっそりと隠しているようです。B.ボヴィによると、原語の "pastel" は "pasta" つまり元々は「柔らかくて糊のように貼り付くもの」という意味を持つことばから派生したものだそうです。そこには淡いピンクやイエローなどの色相が持つ、どこかソフトにまとわりつくようなイメージが投影されているのかもしれません。

彼女はとても大切な荷物を重そうに運んでいます。それが何なのか、どんな形をしてどんな意味を持つのか? それは柔らかい霧のようなベールに包まれて、曖昧なままです。"carrying" は「身ごもっている」という意味も持つことばなので、もしかしたら彼女はお腹の中に「これから生まれ出ようとする子供」という「重い荷物」を隠し持っているのかもしれません。ならば彼女は母として子供を護らねばと思っているでしょう。少しはにかむような気持ちもあるのかもしれません。でもきっとそんな責任感と同時に、内なる幸せもまた噛みしめていそうな気がします。


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  あるいはその荷物は、これから辿り着くだろう新天地で新しい人生を切り拓くのに必要な資産、貴重な金の延べ棒なのでしょうか? それとも、彼女には何かどうしても秘密裡にやらなければならない事があって、そのための道具をこっそり運んでいるのでしょうか? 

今は彼女の行動に誰も気付いていないけれど、その行為はやがて芽を吹き、結果となって顕れてくるでしょう。その「荷物」が幸せの種であれ、災いの元であれ、いずれにしても今は他のひと達の目に触れないように護る必要がありそうです。彼女はパステルカラーの曖昧なオーラにまぎれ、人と目を合わせることなく、自分の大切な何かを運んでいきます。それは彼女にとってとてもヘヴィだけど、この先の人生にとっては必須のことなのかもしれません。きっと自分が… 自分で在り続けるために……。

        一方、月に光を与える太陽のシンボルは、天秤座23°『雄鶏』です。雄鶏は、朝になると思いっきり胸をふくらませ、高々と鳴きます。「コケコッコー!!!」その大声は、まさに彼の序列が群の中で一番高位にあることの証し。「みんな!オレ様の声をよく聞いておけ!」 彼は今この瞬間、プライドの頂点を味わっているのかもしれません。あるいは、もしかしたら… 上辺のけたたましさや堂々とした態度とは裏腹に、彼のナンバーワンとしての地位は今、若手の雄に脅かされているのかもしれません。けれど、一度でも弱さを見せたら権力争いは負けです。だから彼はことさらけたたましく、オーバーなほど反っくり返って大声を張り上げているのかも。。。 そう思って見ると、何だかその大時代な姿が滑稽にさえ感じられます。 ん? でも。。


Chanticleer


  まるでピエロみたいに思いっきり派手に装い、オーバーな動作で威張り散らしたりして、傍目には滑稽にさえ見えるひとがいたとして。その派手で単純にさえ見える大ぶりのふるまいの下にどんな素顔が隠れているのか? それを正確に見抜けるひとはどれくらいいるでしょう? もしかしたら、この天秤座23°のシンボル「雄鶏」が聞かせてくれるけたたましい叫びの裏には、したたかな駆け引きの策略が隠されているのかもしれません。自分を… 自分の優位性と、手に入れた立場を護りぬくために……。


        そして月は牡羊座24°『開かれた窓と風に吹かれて「豊穣の角」の形をとるネットのカーテン』のエネルギーをとっていきます。この「窓」って何だろう? 「眼はこころの窓」って言いますよね。そしてアストロロジーでは「風」のエレメントは情報や思考を支配します。ならばこれは、わたし達が自分の眼を通して「外界」だと認識する場から刺激を取り入れ、思考を形作っていく、その過程を象徴しているのかもしれません。 窓を通して開かれた「外の世界」とわたし達のこころ ―「内的世界」を隔てているのは、ネット状に編まれたカーテンです。ネットは「網」。つまりレースのカーテンでしょうか。このカーテンの網模様は、荒かったり微細だったり、ひとそれぞれに異なります。わたし達ひとりひとりが、自分のこれまでの人生を通して編み上げてきたユニークな柄を持っているはず。

B.ボヴィによると、面白いことに英語のカーテン "Curtain" という単語は、ラテン語の "cort" から来て "court" へと変化し、そして "cortex"、つまり「大脳皮質」という意味を持つことばへと繋がっているのだそうです。 これは ”gray matter”、つまり脳や脊髄の「灰白質」を指します。また、グレイ・マターは「頭脳」や「知識」という意味でも使われることばです。


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        ネットはまた虫や魚を捕るためにも使われます。 つまりわたし達は、それぞれにユニークな模様に編み上げてきた脳ミソの網目を通して「外界」の情報を半ば "自動的に" 取捨選択しているのかもしれません。

けれどわたし達にとって、「人生」っていつも「グレイ・エリア」であることが多いと思います。"ネット" を介して(!)無意識に拾ってしまう情報の数々。自分自身が編み上げてきた「人生」や「世界」の模様をすんなり通り抜けてきた風だけを取り入れる、わたし達の部屋。そう考えると、自分が知らないこと、いえ、知ろうともしないことがどれだけ多いのだろうと思わされます。

また、B.ボヴィはこうも言っていました。『ネット・プロフィットと言えば「純利益」を指す。人生という、ともすると曖昧で黒白つけにくい領域から利益を得ようとするなら、常にそれに対する査定や評価を必要とする』と。

じゃ「豊穣の角」って? これはギリシャ神話に出て来る山羊の角。後に神々の王となるゼウスが恐ろしい父クロノスの目を避けて洞窟に隠れていた幼いころ、彼に山羊の乳を与えて育てたアマルティアの物語から来ています。アマルティアは山羊の角に沢山の果物や花を入れてゼウスに捧げたそうで、それが「豊富な食糧」「豊かさ」「富」「力/権力」を象徴するイメージとなりました。


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        うーん。。『開かれた窓と風に吹かれて「豊穣の角」の形をとるネットのカーテン』か。ということは… ここでわたし達は、外界から吹き込む風 ― 強い刺激によって、それぞれに自分が「豊かさ」「力」として認識する何かのイメージを見ていることになります。そして、そのイメージはきっと、わたし達の脳の網目を通してそれぞれの潜在意識に蓄積していくんですね。 でもそれは、本当にこれからのわたし達にとって素晴らしい豊かさの形なのかな? 長い時間をかけて編み上げてきたわたし達の概念。それにともなうわたし達の知覚。 それは本当にこれから先、今までどおりの幸せ模様に沿って情報の風を取捨選択するカーテンとしてあり続けるのでしょうか? 

「豊かさ」と言うとき、この世界では必ず「持つ者」「持たざる者」という両極のイメージがつきまといます。わたし達は幸せになるために「持つ者」になろうとします。そして出来るだけ多くの荷物を持とうとします。その荷物は「お金」かもしれないし、「力」や「人気」、もしかしたら「愛」かもしれません。または「知識」や「能力」、もしかしたら「容貌」かもしれません。「荷物なんて要らないさ!」って言うひともいるかな? でも、生きながら全く荷物を持たないひとをわたしは知りません。人間は欲望が無ければ生きてはいけないから。たとえそのひとが神を求める求道者だったとしても、神との邂逅や悟りを求める彼の深い欲望は計り知れないと思います。それは荷物ではないでしょうか?


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  人間はそれぞれに荷物を持ち、欲望を原動力として成長していきます。けれどその途上で何度も何度も、自分の窓辺にかかったネットのカーテンを調べ直さなくてはならない節目にぶつかります。そんなとき、わたし達の窓を飾るカーテンはくたびれ、織り上げた糸も固くもろくなっているかもしれません。ところどころ撚れたり、穴が開いているかもしれません。それでも頑張って、いつものように吹き込む風から自動的に二者択一の選択をしていたら… カーテンは風の圧力に負けて引きちぎられてしまうかも? 

牡羊座の第三ディーカンに来て、わたし達のこころの窓にかかったネットのカーテン。。 それはわたし達のアイデンティティでもあります。

このカタチでいいのか? この偏った模様のままでいいのか? 編み直す必要はないのか? カタチを持たない全体性の中で、「自分」というバランスをどう取っていくのか? このシンボルは、そんな根本的な問いをわたし達に投げかけているのではないでしょうか。


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        このシンボルに対し、月に光を与える太陽は天秤座24°『蝶の左側にある三枚目の翅』のエネルギーを放射します。 普通なら蝶って、右と左にそれぞれ前翅と後翅の二枚があって、全部で四枚の翅を持つはずです。でも、このシンボルの蝶は左側だけに三枚目の翅が生えています。B.ボヴィはこの情景を読んで『人生には何か非常に特別なことが起こり得る。そしてその顕現は、本当にまばたきする間にも起きるかもしれない。そしてその出来事は、改めて何かを考えてみる要因となるだろう』と言っていました。

まばたき。眼を瞬間的に閉じて開ける、そのせつな。強い風に吹かれて窓がパタンと閉まってはまた開く、そんな合間に。けれど、再び開いた窓から見える光景は、今まで認識していた世界とは全く違ってしまってる。。 おそらくそんな感じ。

「えぇ? そんな凄い経験したことないよ。出来るものなら体験したいな。毎日同じような日が繰り返されて、もう飽き飽きしてるんだから」こんなことを今思ってるひと、いるんじゃないかな? いや、わかります。わたしだってそう思うことあるもの(^_^;。

でも、本当にそうなんだろうか? 世界は全然変わっていないんだろうか? 世界は変わってるのかもしれないけど、自分の日常だけが変わらないんだろうか? 


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  でもそれは......わたし達が変わらないだけなのかもしれない。わたし達のネット・カーテンがずっとずっと同じまんまだからかもしれない。 わたし達はいつだって、「何か特別な瞬間」がもたらすエクスタシーを望んでる。あるひとは「物」や「美」や「力」にそれを感じ、あるひとは誰かとの「繫がり」という感覚にそれを求め、またあるひとは何かの「達成」や「成就」や「発見」にエクスタシーを感じ、また別のひと達は徹底的な「逃避行」にそれを感じ取ったりする。。 そして、そこに自分のアイデンティティを求め、それと繋がっている状態を希求してやみません。

そんな、人生の特別な瞬間をキャッチするのって…本当に貴重で価値ある美しい蝶を、虫取り網で捕まえるようなもの。でも、今持っている虫取り網で本当にいいのかな? ヘタをすると繊細な蝶は傷付いて死んでしまうかもしれない。採った!と思ったら全然違う虫かもしれない。でも、もしその蝶が本当に探し続けていた存在だったとしたら…。 もしかしたら、まばたきする間にもその蝶は… 黒も白も無い曖昧なベールの彼方、「ここ」に在りながらまだ見たことのない「第三の内なる宇宙」へと飛び去ってしまうかもしれません。。。

三枚目の翅は左側に生えてきます。それは新しい理想的な社会主義を意味するのでしょうか? 新たなフェミニズムの台頭でしょうか? いえ、そもそも○○主義とか○○イズムという概念自体が古びた網目そのものなのかもしれません。じゃ、わたし達の身体に、真新しい知覚の翅が生えてくる可能性はあるのでしょうか? ん。ひょっとしたら……あるかも。。(^_^


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        今回は、あえて結論めいたことは言わない…っていうより、言えないと思っています。この度数が意味する奥深い「わたし」というイメージ、そしてその探求にまつわるわたし達のあくなき「欲望」が秘める謎。これは様々な形を取ってわたし達の人生を織り上げていきます。そこに今、天王星とエリスと満月がコンジャンクトし、わたし達に何かを語りかけています。その囁きは、わたし達の窓辺にかかるネット・カーテンの柄行きのように様々だと思います。でも、このシンボルがもたらすエネルギーは、来年の3月いっぱいまでわたし達に働きかけてきます。

さてと。わたし達は、自分の人生に、自分が関わる広い世界に、真新しくて二つと無いネットのカーテンを編み上げていくことが出来るかな.....?

 


ちょっと付け足し

        今回の満月では、太陽の側である天秤座23°台にTNOで冥王星族のハウメアと小惑星ファナティカが在泊し、ぴたりとコンジャンクトしています。ハウメアの公転周期は285.31年で、ハワイに伝わる「豊穣」と「出産」の女神から名付けられました。けれどその発見チャートを見ると、当時のハウメアが占めていた位置は天秤座12°台。これは「デリケートかつ潜在的爆発性を隠し持つ状況」という意味を持つ度数です。

この惑星は色々と奇妙な特性を持つことで知られてもいるのですが、アストロロジャー、クリスティ・メルトはこれをSF映画『フィフス・エレメント』に出て来た「エレメント・ストーン」になぞらえていました。また銀河アストロロジャーとして著名なP.セジウィックは、「莫大な創造の力」「強固な意志」と共に、「地球規模の自然災害や争い・衝突の後の再建を司る能力」、政治や報道、個人レベルに見られる「ことばの偏った解釈/情報操作」「アイデンティティ・クライシス」そして「試練の後の自己再生能力」に関わりがあるとしています。

またハウメアは「ヒーアカ」と「ナマカ」という小さな二つの月を持っています。画像を見るにつけ、何かとても不思議な気持ちにさせられる天体です。この星と小惑星ファナティカ(文字通り、熱狂や狂信を意味する)が太陽とコンジャンクトだなんて、どんなエネルギーになるんだろう?  太陽と小惑星のダイレクトなエネルギーに紛れて、この遠く神秘的なプルトイドのバイブレーションを感知出来るかどうかはわからないけれど、とても興味深いです。。

また、満月と天王星・エリスのコンジャンクションは、双子座のキュビワノ族カオス(混沌、動乱、社会改革、または純粋なる創造の鼓動)小惑星ベリタス(隠れた真実)、小惑星トゥルース(真実)のコンジャンクションとセクスタイルを形成し、MCに乗った小惑星ジュノーに「神の手」とも呼ばれるYODを形成しています。うーん…面白い。このジュノーは、何やら怒りを含んでいるように見えます。その度数が象徴する意味は「変容への意志」です。


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最後に…

        さぁ、もう随分長くなってしまいました。まだまだローカルチャートには沢山の要素があるけれど、今回はここまでにしておきますね。それと、またまたしつこくwおさらいの意味をこめて、この下に別記事として以前(6月)に同じ天王星・エリスのコンジャンクトについて書いた部分を抜粋してみます。(今回触れなかった部分もちょっぴりあるので)

これから約半年近く、いえ、もしかしたら2018年初頭まで発効し続けるこのエネルギー。これを使っていくわたし達が、人生を、世界を、どんな風に創造していくことになるのか? もしかしたら、その節目節目に過ぎた日々を確かめてみるのに役立つかもしれません。


あ、そうそう!エリスがもたらす「金の林檎」はまだこの先にも投下されそう。 それは2020年に起きます。こわもての各惑星と、邂逅前の最後の摺り合わせ段階に入るエリス。彼女が太古に失われた自己の断片を取り戻す日々が来ることを期待したいです。

2020年の主なエリスへのアスペクト

 1月16日:土星・エリスのウェイニングスクエア
        (冥王星も土星と殆どコンジャンクション)

 1月27日:冥王星・エリスのウェイニングスクエア
        (冥王星・土星はコンジャンクション)

 3月22日:火星・エリスのウェイニングスクエア
        (火星は木星・冥王星と各オーブ1°のコンジャンクション)
 
 3月26日:木星・エリスのウェイニングスクエア
        (冥王星・木星もコンジャンクション)

  つまり、火星・木星・土星・冥王星の一同が山羊座でコンジャンクトすると共に、そう日を置かずにエリスともスクエアを形成していくという、盛大な宇宙フェスティバルが起きるんですね。


        東京オリンピックの年。ふぅ。。。もう目先のことだけでいっぱいいっぱいで、自分も世界も、2020年にどうなってるかなんて想像もつきませんw。けれど今、未来を明確に見通せるひとがどれだけいるだろう? みんな手探りで、目の前のことに精一杯な気がします。

でも、それでいいのかもしれません。ただ変化の中を、自分もまた自分の意志をもって変わりながら、突き抜けていけばいい。 細胞やDNAレベルから立ち上がる欲望を自ら使い、二度と体験出来ない一瞬の連続を、背負う荷の重さに耐え、自分だけの美しい蝶を求めて進むのも悪くない。日々、自分というネット・カーテンを編み直し、風に吹かれ、少し笑いながら。 

そしてあるとき。まばたく間もなく第三の胎内宇宙に突入してしまったことに気付く日が来るかもしれない。 きっとそこは、「自分」という存在最大の謎が跡形も無く溶解し、全ての「今」をあらしめているところ。 それはフツウを生きる戦士さん達全てが欲望する、そんな場所。 何故ならわたし達にとって、本当の「豊穣の角」はきっとそこにしか存在しないのだから。。



magelan




★P.S.
  月末まで火星のアウト・オブ・バウンズ(OOB)は続きます。そして26日あたりからは金星がOOB入り。 わたし達の内面で、これまで以上に「自由」の価値が大きく高まりそう。自分にとって本当だと感じられることを素直に表現しようという気持ち、「縮まっていないで誰が何と言おうと思い立ったらやる、言いたいことは言う!」そんな気持ちが強くなってくるかもしれません。このエネルギーを受けて使うひとは、ここぞという時に積極性が出て、すごい力を発揮出来る可能性があります。色んな領域で「境界線を超える」動きに繋がりやすく、創造性の高まりを感じるひとも多いと思います。その反面、ついつい気ままになりすぎて、思い付いたら糸の切れた凧みたいに飛んでいったり、不用意な発言のせいで周囲に必要のない波風が立つ可能性も。 当分の間、やり過ぎ・行き過ぎには気を付けてね。 特に火星・冥王星がコンジャンクトする19日〜20日前後火星・天王星がウェイニングスクエアを形成する月末前後は、心身共に、色んな側面で慎重にいきましょう!



have a great trek!!!★


hiyoka(^_^保存保存保存保存保存保存保存保存保存保存保存保存保存保存保存保存保存保存保存保存保存

天王星とエリスのコンジャンクションー過去記事から

2016年6月5日の記事より抜粋

  さぁ、いよいよ天王星・エリスのコンジャンクションが迫ってきました。なので最後に再びこれについて補足しておこうと思います。以前、エリスの象意を 簡単に言うなら『長く疎外され、抑圧されてきた「自分(達)の断片」、「本来なら認められてしかるべき」と感じる「何か」を目の前に突き付けてくる感じ』 だと書きました。それは自分自身のこころの内で、自分に対して湧き起こる「何かが足りない?」という疑念として起きることもあります。たとえば長いこと自 分に対して認めてこなかった「何か」が突き上げてくるような感じ。本来の自分から切り離されてしまった重要な欠片を自分の手に取り戻そうとするような衝 動。またそれを外の世界に投影する形で体験することも多くあります。いずれにしても、あるべき「完全な自己」を取り戻したいという、存在の奥底からの叫び にも似たような感覚がその原理に潜んでいるのだと思います。

では、牡羊座23°台で天王星とコンジャンクトするエリスをサビアン・シンボルから見ていくとどんなことが浮かび上がるでしょう?

それについて話をする前に、ひとつ、気になったことがあります。それはドイツでの難民排斥/批判の声、それも女性達の抗議の声が高まっているらしいこと。このMAPは 2016年に入ってからの5ヶ月間にドイツとその周辺で移民、または難民のひと達(逃亡中の場合は移民または難民と思われる容疑者)によって犯された犯罪 がその場所ごとにピンで示されている地図です。たとえばレイプなどの性犯罪、子供へのいたずらや暴力、窃盗や殺人、放火など、犯罪の種類別に色分けされて いて、ピンをクリックするとその事件を報じた地元紙や警察の情報に飛ぶようになっています。(ドイツ語なのでわたしはGoogle翻訳頼りなのですが…。 また、この地図をどんなひと、または組織が創ったのかまではわかりませんでした。ただ、事件のソースは全て公的な記録や記事ということで、いわゆる難民排斥組織の単なるデマやアジテーションとは一線を画するものだろうと判断しました。

  これを見たとき、短期間に起きた事件のあまりの多さに驚くと共に、このMAPが紹介されていたサイト(アストロロジー関係)での議論内容にも考えさせられるものがありました。
「数多く押し寄せてくるひと達は戦火をまぬがれてきた難民ではなく、お金を稼ぐためにやって来た経済難民。だから住み着いた地域の文化や習慣に馴染む気などは 最初から無く、女性に対する認識も全く変えようとしない。もうこうなったら人道や理想より防衛を考えるしかないのでは…」という声。そして「やはりイスラムとは相容れない」という声。。。

そんな意見を読み、そのサイトにコメントを寄せる、今までリベラルな考え方をしてきたと思われる女性達の中にも、厳しい現実に直面することによって、宗教的 な対立を孕む意識の変化が生まれつつあるのか…と、少し驚きました。(今まで女性が被害を訴えてもなかなか取り上げてもらえないことが多かったという事実 を指摘する声もあり、それがこうした騒動以来、変化してきたのかもしれません。この地図に示された犯罪の中にはおそらく恐怖や嫌悪の感情から生まれた冤罪も含まれる可能性はある思うのですが…。) つい先日も、ドイツのロックフェスティバルで何人かの女性が移民男性に 襲われたというニュースを見ましたが、正直言ってまだ日本に住んでいるわたし達にはピンと来ないところがあるかもしれません。

けれど、誰も対応出来ないような急激な変化が起きつつあるという現実。それが新たな不和の種を蒔き、実はわたし達それぞれの人生にすでに存在してきた「エリスの金の林檎」を育てているという事実。この変化はやがて 何らかの形で "こちら側" にもやって来るのではないでしょうか。(現在の日本でも退去命令が出た外国人の送還逃れが3606人と急激に増加しているという報道がありました。) 理 想に向かうことはとても大切。けれど美しい夢と待った無しの裸の現実、その落差に直面したとき、そこにはダブルスタンダードという精神の罠が大きく口を開 けて待ち構えています。それは社会問題だけでなく、仕事や家庭、恋愛など日常の人間関係にも見られる光景ではないでしょうか。。

  単なる理想主義ではなく、また一律に区別や差別の目で見るのではなく、皆が穏やかに暮らしていける現実的な道を、わたし達は今から心して探っていく必要がある のかもしれません。(日本もやがて大友克洋描くところの「AKIRA」みたいな世界になるし、それはそれでOK!と予言する声もありますけど… ^_^;)

天王星と エリスのコンジャンクションは6月9日です。1970年代初頭、天王星とエリスがオポジションを形成した時代に台頭した精神のひとつ「ウーマンリブ運動」 (ウィメンズ・リベレーション)に対し、現代では新たなフェミニズムやジェンダーフリーという観点が浮上しています。それはあらゆる差別や格差の問題を内 にはらみながら、わたし達それぞれの自我に内在する美しい理想と赤裸々な欲望を巻き込んでわかちがたく絡みあい、ぶつかり合い分裂し、また再び爆発してい くのかもしれません。そして今、そこには文化や宗教の違いによる壁という問題 ー カルマ ー も絡んできつつあります。

  天王星・エリス が重なる位置は牡羊座23°台です。 そのサビアン・シンボルは 『開かれた窓と風に吹かれて「豊穣の角」の形をとるネットのカーテン』。 このシンボルは、「全体の危ういバランスの中に見られる明白な偏りにど う対応するのか?」という挑戦を示唆しています(この「豊穣の角」は豊かさ、権力、独占、富のシンボルです)。 あるいは、「"持つ者" と "持たざる者" との闘争を治めていく責任」。 二者択一ではなく、第三の選択を見出せるか?という厳しい問いかけ。(「豊穣の角」は "cornucopia" ですが、英語で "cornucopia lock horns" というと「闘争ー正面から力で渡り合う」といった意味になります)。

前回のメリマン・コラムの「長期的考察」の中で、メリマンさんは米国の社会主義化について書いていましたね。 この天王星・エリスのコンジャンクションは、きっと カーディナル・クライマックスの元々のテーマに含まれる 「富の分配」 や人間同士の 「格差」 にまつわる欲望や闘争、そしてそれをどう治めていくかについての人類の試行錯誤という側面に、なお一層の光を当てるものではないでしょうか?

けれど、コンジャンクションは「古いサイクルの終わり」と「真新しいサイクルの始まり」を意味します。ならば富の格差にしても文化や宗教、ジェンダーやフェ ミニズムを巡る争いにしても、そして既存の構造に抵抗する言論や行動にしても、きっと今までのような「闘争」の原理では成功しないかもしれません。 けれど、 いまだに現実的な第三の道が見つかっているようには見えません(これまでに試される段階まで来たのはもしかしてベーシックインカムくらいかな? 多分、わたしが知らないだけかもしれないけれど…)。

  でも、わたし達集合体がこうした挑戦を乗り切るための新しい道を見出せなければ、行き着く先は光速で断片化し浮遊していく個人の自我と、集合的・文化的なエントロピーの増大 かもしれません。 そして、やがては全てが細かいネットに覆われてグレーな状況に紛れ、形やイデオロギーを変えた新たな力の構造の中でもっと厳しい弱肉強 食の世界に帰っていく…。富のための闘争も、平和と共存を掲げた闘争も、行き着く先は同じ。。 この度数に留まって天王星を待ち受けていたエリスはそんな 可能性を示唆しているようにも思えます。。 

女神エリスの投げ入れた金の林檎は、神々の欲望を刺激し、トロイア戦争を引き起こしました。 災いの女神として疎んじられたことを恨むエリスの復讐は、そこにすでに潜在していた「不和」を浮上させることでした。その「不和」は、わたし達ひとりひと りの内側に今も存在しています。誰かを責める。あるいは自分を、責める。では、その「責めているわたし」とはいったい誰なのでしょう?  

         世の中には沢山の優れた方々が存在して、より良い世界のために沢山のことを考えているのだと思います。今、この瞬間も。 けれど、結局はわたし達ひとり ひとりの問題の集積がこの惑星の今を創造しています。権力者と呼ばれるひとも名も無いひとも、皆同じように、どこかにそれぞれの不和を抱えながら必死に生 きています。そしてそれぞれの道でときには躓き、間違いを犯し、その結果に遭遇し、再び立ち上がりあるいは失意に沈み… そしてやがては皆、等しくこの世を旅立って行きます。ならば名も無いわたし達もまた、自分が創造するこの世界、この人生に投げ入れられた金の林檎をどうとらえ、どう名付け、どんな意味を与えていくのか? が問われているはず。

ネット状に織り上げられた、無数のわたし達の意識。そのカーテン を豊穣の角 ー 豊かさへと駆り立てる風。その風は、わたし達の「思考」を象徴しています。型破りな思考を体現する天王星と、エリスの金の林檎の組み合わせは、わたし達に 「あらゆる不和に対する思考の再構築」を促しているのかもしれません。

        天王星とエリスのコンジャンクションは全3回。最初が6月9日で、このとき水星は逆行の火星とオポジションになります(牡牛座/蠍座軸でシンボルのテー マは「自分の帰り着くべき "ホーム" を見出すこと」)。 けれどおそらく7日あたりから殆ど正確なコンジャンクション状態と考えていいと思います。

7 日の朝には太陽と金星が正確なコンジャンクションを形成します(シンボルのテーマは『より良い結果のために何かをほぐし解体していくか、高すぎる理想に よって何かが犠牲になり崩壊に至るか?の岐路』)。 そして、同じ日に太陽が月のノースノードとTスクエアに。これはいわゆる「ムーン・ウォブル」と呼ば れる状態で、一般に何らかの自然現象(災害)が起きやすいと言われるフォーメーションです。ただし常に何かが起きるとは限らないのだけど。。なので一応 心理への様々な刺激も含めて、こころに留めておきたいと思います。

そして、それから約1°半弱しか離れることなく、2回目のコンジャンクションが9月26日、同じ牡羊座23°台で起きます。また、その後も2°程度しか離れないまま、最後のコンジャンクションは来年3月17日、牡羊座22° 台で起きます。 この最終回のシンボルは 『自分の置かれた立場、プライド、所有欲、権利などが関わる様々な問題を、自覚の上でどう扱っていくのか?』 というテーマを持っています…。


2016年6月20日の記事より抜粋

       6月9日に起きた天王星・エリスの正確なコンジャンクションは、同日の中国&ロシア軍艦による尖閣接続水域の侵犯によって幕を開けました。

そ してその後も木星・土星・海王星Tスクエア(この満月ではグランドスクエア)という大背景の下で、エリスの林檎はまだまだわたし達を刺激し続けているよう です。たとえば日本では参院選を前にしてすったもんだの末、桝添都知事が辞任に追い込まれ、フランスでは警察幹部と家族を狙った残酷なテロ事件。 EURO2016のフーリガン同士の乱闘事件が騒がれたと思ったら、日本ではまた中国軍艦による口之永良部島近辺の領海侵入。そしてフロリダ州オーランド の大量殺戮の悲劇、それからそう時を経ずして起きた16日のEU残留派英国議員銃殺事件などなど。。 世の中にも、そしておそらくわたし達のこころにも、本当に沢山のことが起きています。  火・水・爆発・分裂 そして....。この流れは緩・急のリズムを繰り返しながら、もうしばらく続きそうです。


準惑星としてのエリスについてはまだまだこれから数多くのアストロロジャー達による真摯な研究が待たれます。新しい情報をキャッチしたり検証することが出来たら、また報告しますね。


今後も、エリスなど比較的新しい準惑星などの情報は折りを見て何らかの形でまとめていきたいと思います。

hiyoka_blue at 21:10|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 惑星達の話 

October 09, 2016

レイモンド・メリマン 週間コメント10/10【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2016年10月10日(フリー版より)
翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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※お知らせ:
 下にメリマンさんからの告知がありますが、来週は翻訳者自身の予定もつかないため、コラムはお休みさせていただくつもりです。m(_"_)m
また、『フォーキャスト2017』の作業が始まっているため、次週以降も都合によりお休みや抄訳とさせていただく場合があります。

【告知】
10月13日〜17日はカリフォルニア州コスタ・メサで開催される2016年ISARシンポジウムの監督指揮にあたる予定だ。このため、来週のコラムは休載させていただく可能性がある。あるいは非常に短いバージョンになるかもしれない。来週多くの読者の皆さんにお会い出来ることを楽しみにしている。


≪ 先週をふり返って ≫

        “英国ポンドは金曜、アジア地域の取引開始後まもなく一時的に6.1%下落し、31年ぶりの安値をつけてその後回復した。アジアでの下落はトレーダーのミスタイプかアルゴリズム取引システムの暴走に起因すると見られる。しかしながら、フランス大統領フランソワ・オランドによる、BREXITに関わる交渉に際してEUは断固とした態度を示すべきとの呼びかけもまたその一因かもしれない… ブルームバーグによれば、ポンドはアジアの取引時間中、「2分間のカオス」の中で1985年3月以来の安値1.1841ドルまで下がった。ポンドは火曜にも、英国はEUからの離脱交渉を2017年3月末までに開始するだろうとの英国首相テリーザ・メイの声明後に下落している。英国ポンドは2016年6月23日、BREXITに関する国民投票が行われた日につけた年初来高値1.50ドルから17%下落したことになる。”

― Jane Onyanga-Omara
  USA TODAY 2016年10月7日付


        先週はいくつかのビッグ・ストーリーが市場に展開した。おそらくその中で最も耳目を集めたのは金曜朝、米国市場が開く大分前に起きた英国ポンドの動きだろう。これは米ドル指数を短時間、重要な3ポイント下降プライマリー・トレンドラインである96.76の上まで押し上げた。金曜、米ドルは97.18まで騰がり、後に下げてその日の安値近くである96.50で週を終えている。

米ドルの強さは金と銀を凍り付かせた。火曜には急落してその後も安値に留まっている。その前の週、金は1350を試していた。金曜には1240を試している。修羅場は銀も似たようなもので、週の初めは19.38をつけたものの、金曜にはその日の安値17.00をつけた後17.50近辺で引けている。これらは6月以来の最安値水準だ。

        通貨におけるボラティリティの高さはBREXITのみが要因ではない。もっと懸念されたのは、FRBが自らを窮地に追い込んだことだった。そこから抜け出る唯一の道は、短期金利の引き上げだ。金曜の雇用統計が予想を下回ったことで、FRBの悩みは少しだけ軽減された。予想を下回ったといっても、米国の雇用が増え続けているという主張を否定するほどではない。これはバラク・オバマとヒラリー・クリントンにとっては良いニュースだ。

しかしながら、米ドルが強含みのまま選挙になだれ込むことは、共和党大統領候補の勝利に関わる16年サイクルを生き返らせることに繋がる。つまり、共和党の大統領候補が勝つ時と、米ドルが16年ごとに大統領選の前後9ヶ月以内に高値をつけるサイクルが合致するということだ。今年はその16年目にあたる(2000年のブッシュ、1984年のレーガン、1968年のニクソン、1952年のアイゼンハワーなど)。また米ドルは16年ごとに安値もつける。その時は民主党が勝っている。これは2008年のオバマの時に示現したし、それ以前では1992年のビル・クリントン、1976年のカーター、1960年のケネディ、そして1944年のルーズベルトなどの例がある。

過去において何故このサイクルがこうも良く働いたかには訳がある。またこのサイクルが1928年と1936年には破られたというのが面白い。そして、1928年〜1944年という時期の特性を考慮しつつ、今回もそうなるかもしれない理由を考えてみるのも興味深い。この問題は10月15日土曜にカリフォルニアのコスタ・メサで開催されるISAR会議で私の講演の主題とするつもりだ。

        強いドルが商品に与える弱気傾向に真っ向から逆らったのは原油だった。価格は1バレルあたり50.00と、6月以来の高値に反騰した。いや、待てよ?… 原油が6月以来の最高値水準まで騰がり、金が6月以来の最安値をつけている。いったいこのダイバージェンスはどれくらい続くのか? 私が思うに、そんなに長くは続かないだろう。

        株式市場は9月14日〜16日(MMAの直近★★★重要変化日9月15日を含む)につけた安値以来、レンジ相場が続いている。だがブラジルのボベスパのような例外もあり、これは2014年9月以来の最高値水準まで舞い上がった。アルゼンチンのメルバルもまた先週急騰し、事実上史上新高値をつけている。投資機会は南米に浮上してきている。急落した英国ポンドもまた英国株市場に強気の反応を起こし、ロンドンのFTSEは10月4日、7121と2015年4月27日以来の最高値をつけた。



≪ 短期ジオコズミクス ≫

        英国ポンドの極端な下落は、アストロロジーの観点からは先週の火星・木星スクエアに関連付けることが出来る。前回のコラムで「今週半ば(10月5日水曜)、山羊座の火星が同じカーディナル・サインである天秤座の木星にワクシングスクエアを形成する。火星は挑発的で物事を荒立てる。ニュースへの反応は素早くなりそうだ。木星は誇張の原動力を象徴する。」と述べた通りだ。この「誇張」という側面はポンドと貴金属の両方に見られた。

だが今月は、他の金融市場にも強い価格変動が見られる可能性がある。先週も論じたが、これがいまだに発効している。「太陽は冥王星と天王星に対し、それぞれ*10月7日と15日にTスクエアを形成する。同様に火星、木星、そして天王星が、そう多くの日を置かずに互いにアスペクトを形成するが、これはしばしば大きな価格変動に同期する。いずれにしても10月は価格に大幅な動きが出がちなことで知られているが、今年はいつもより強力かもしれない。一旦太陽が天王星と冥王星に対するトランスレーションを完了すると、次に火星がそれを追って冥王星にコンジャンクションとなり、その後天王星にスクエアを形成する。これが10月19日〜28日だ。価格変動は非常に大きくなるかもしれない。もし市場が転じて下がるなら、下落は激しいものになるだろう。」

冥王星と天王星を含むこうしたジオコズミック・サインは強力な自然現象、または多くの人命を危うくするテロ活動と同期する怖れもある。現在、カリブ海諸島を襲った後、米国東海岸を北上中のハリケーン「マシュー」を私達は目撃している。このエネルギーは約1週間の内にクライマックスを迎えるだろう。10月16日には満月*が起きるが、この時は10月7日〜28日に起きる2惑星の全トランスレーション期間のすでに半ばに来ているのだ。
*10月8日 日本時間で太陽・冥王星がスクエアを形成した時、自然現象では阿蘇山が噴火
*10月16日の満月は天王星(とエリス)にコンジャンクトして起きる


≪ 長期的考察とマンデーン・アストロロジー ≫

        “民主主義に対する最高の反対論を知りたければ平均的有権者と5分間会話すれば良い”

― Lee Pollack(ウィンストン・チャーチルの言葉を引用して)
  “Churchill on Trump and Clinton”
  ウォールストリートジャーナル 2016年10月7日付


  “偉大な人物は大きな失敗を犯す。そしてその後彼らはその失敗を受け止め、それを素晴らしい結果へと変えていく”

― Sara Randazzo(前ニューヨーク市長Rudy Giulianiの言葉を引用して)
  “Giuliani Sharpens Focus on Election”
  ウォールストリートジャーナル 2016年10月7日付


  “今年になって、私は特に政治とジャーナリズムの世界に生きる若者達の特徴として見られる物事を理解した。彼らは政治史に関する知識の殆どをスクリーンを通して得るのだ…. キューバのミサイル危機をテーマとした映画を観て得られるのはドラマだ。だがそれに関して何かを読み込む時、そこにはジレンマが提示されている…. もし深い読み方が出来なければ、より深い思考もおぼつかない。より深い思考が出来なければ、優れた指導も出来なければ優れた記事も書けないだろう。”

― Peggy Noonan
  “The Politics of ‘The Shallows’”
  ウォールストリートジャーナル 2016年10月1日〜2日付


        まもなくいくつかの重要な中期ジオコズミック・サインが展開する。今週のコラムでまず挙げておきたい一つは11月24日に起きるもので、木星が全3回の内最初のウェイニングスクエアを冥王星に対して形成する。これは2007年12月11日にたった1度だけ起きたコンジャンクションからスタートしたサイクルの3/4局面だ。全ての局面は、そのサイクルが始まった時点で提示されたテーマを反映することが多い。したがって、私達は2007年12月近辺をふり返ることによって今年終盤から2017年の大半を覆うテーマの片鱗をかいま見ることが出来る。

2007年12月といえば、2007年10月11日にダウ平均が当時の史上最高値であり2013年まで見られることの無かった高値14,198をつけてまもなくの頃だ。冥王星の政治・財政・金融領域のテーマは3つのD(負債、赤字、デフォルト)に関連すると見られる。これは当時サブプライム住宅ローン危機が2007年夏に勃発し、その後2008年1月に制御不能に陥って、この惑星サイクルがスタートして数週間の内に「グレート・リセッション」に繋がっていったことにより顕著に浮上した問題だ。現行の木星・冥王星ウェイニングスクエアの時間帯中心部は2016年11月24日〜2017年8月4日で、その期間中これらのテーマが発効し続ける。

もう一歩踏み込むなら、この全期間中、宇宙ではもう一つのカーディナルTスクエア、木星・冥王星・天王星Tスクエアが形成される。これは土星が加わっていた2008年〜2010年当時経験されたほどには強力ではない。しかしながら、当時働いた4惑星の内3つ(75%)が再び力を放射するのだ。これは2017年の金融・経済領域に浮上し得る問題について、予測し得る可能性の一般的概念を私達に与えてくれるものだ。すなわち、2008年〜2010年の状況との比較において約75%の強度を保ちながら、当時持ち上がった問題の多くが再び頭をもたげるということだ。

結局のところ、米国政府は今日オバマ・ケアとして知られる米国史上初めての国民皆保険制度を施行した。ん… 待てよ? この制度は今や崩壊の崖っぷちに立たされている。ならば3つのDの餌食になるのは別の何かか。 いや、もしかしたら冥王星が持つ最善の側面である3つのRが顕現するのかもしれない。すなわち改革(Reform)、修繕(Repair)、そしてリサイクル(Recycle)だ。

何か変化が起きなければならず、事態は差し迫っている。これが冥王星の持つ特質であり、また3/4サイクル局面が顕す性質でもある。サイクルのスタート時、そのテーマに基づいて開示されたニーズがすでに時代遅れとなり、今、全面的な見直しを必要としているのだ。






訳文ここまで
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October 02, 2016

レイモンド・メリマン 週間コメント10/3【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2016年10月3日(フリー版より)
翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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≪ 先週をふり返って ≫

        現在、私達は天秤座の木星が金融市場にどう影響するかを目撃し始めている。それは優柔不断だ。先々週、私達はダウ平均における1日で3桁に及ぶ価格の上下動について触れたが、それが先週も続いたことに注目している。月曜のダウ平均は166ポイント下げ、翌火曜には134ポイント騰がり、水曜にはもう110ポイント騰げたと思えば木曜には196ポイント下落した。そして金曜には165ポイント騰げている。これら全ての動きをまとめて結果を見れば、週間の値動きは50ポイントを下回る上昇だ。以前も述べたように、天秤座が抱える問題は自分が優柔不断かどうかさえ決められないことにある。

しかしながら、金にとっては優柔不断は示現しなかった。1週間を通して決然と下げ続けたのだ。週の初めに金は1350を試していた。だが金曜の引けには1320を下回り、まるで1300水準を再び試したがっているように見えた。これは今も強気の主張にとっての重大なサポートラインだ。銀はもう少しましと言える動きだったが、もっと興味深かったのは、9月28日水曜に18.97まで下落したものの、その後強力な反騰を見せて金曜の場中に19.77まで騰げたことだ。しかしながら、その勢いを維持は出来ず、引けには下げ戻して19.25周辺で終わった。


≪ 短期ジオコズミクス ≫

        今週半ば(10月5日水曜)、山羊座の火星が同じカーディナル・サインである天秤座の木星にワクシングスクエアを形成する。火星は挑発的で物事を荒立てる。ニュースへの反応は素早くなりそうだ。木星は誇張の原動力を象徴する。今週、米国で繰り広げられる政治論議にこれがどう影響するかは想像に難くない(筆頭候補者同士の奇妙な言いがかりや主張など)。考える前に喋りたいという衝動は抑えたほうが賢明だろう。さもないと結果は狼狽ものだ。

太陽は冥王星と天王星に対し、それぞれ10月7日と15日にTスクエアを形成する。同様に火星、木星、そして天王星が、そう多くの日を置かずに互いにアスペクトを形成するが、これはしばしば大きな価格変動に同期する。いずれにしても10月は価格に大幅な動きが出がちなことで知られているが、今年はいつもより強力かもしれない。一旦太陽が天王星と冥王星に対するトランスレーションを完了すると、次に火星がそれを追って冥王星にコンジャンクションとなり、その後天王星にスクエアを形成する。これが10月19日〜28日だ。価格変動は非常に大きくなるかもしれない。もし市場が転じて下がるなら、下落は激しいものになるだろう。しかし大統領選が迫って来ている。2008年の例を除いて、普通ならこのような時に株式市場の厳しい下落は起こらない。下がりはするかもしれないが、パニックが起きるほどではないというのが通常だ。

        先週の株式市場における下落がドイツ銀行の経営不安(米国による重い和解金)に関わるものだったというのは興味深い。一部のアナリスト達は2008年9月〜10月のパニックの発端となったリーマン・ブラザースの経営破綻を引き合いに出していた。2016年のアスペクトは2008年の秋ほど強烈なものではない。とはいえ、首尾良く舵取りしていくために忍耐と先を見越した計画を必要とするジオコズミック・サイン群がこの先に控えている。

もう一つ、注意しておくべきポイントがある。土曜日に天秤座で起きた新月の前日だった金曜に、市場は騰げていた。この反騰が来週初めまで維持出来なければ、市場は10月16日の満月期に向けて下落する可能性がある。太陽が天秤座に在泊する時に起きる新月と満月は、他の新月満月に比べて非常に重要であることが多い。


≪長期的考察とマンデーン・アストロロジー≫

     “米国史のページをめくっていくにつれて、財政バランスや支出の抑制によって褒め称えられた政治家は一人としていないことがわかる。指導者達は倹約によってではなく、彼らの盛大な支出によって不朽の名声を与えられるのだ。”

― Bruce Burke
  “Letters to the Editor”
  ウオールストリートジャーナル 2016年9月19日


     “自分が誰を支持するかを明らかにすることは、まるで他人に魂をくまなく調べられるような感じがするとでもいうようだ… 有権者はクリントンに怒っている。何故なら彼女は真実を言えないからだ。そして彼らはトランプを怖れている。何故なら彼が戦争を始めるのが怖いからだ。彼女の不正直さの重要性が、彼の戦争に繋がる過剰反応のそれを上回る時が幾度もある。行ったり来たりだ。”

― Peggy Noonan (世論調査専門家 Glen Bolgarの言葉を引用して)
  “The Year of the Reticent Voter”
  ウォールストリートジャーナル 2016年9月24日〜25日

        非常に重要な36年サイクルの土星・海王星ウェイニングスクエアは、テクニカル上は9月10日をもって終了した。だが、この期間に蔓延した不信感という問題はあまりにも大きく、今もくすぶり続けている。それに加えて、今や木星が13ヶ月にわたる天秤座の旅を開始した。これは大衆が合理性と礼儀正しさ ― 天秤座の光の側面 ― を取り戻すエネルギーとして我々アストロロジャー達が心待ちにしていたものだ。しかしながら、それは優柔不断、すなわち天秤座の影の側面として顕現しているように見える。「これが本当に起きているなんて信じられない。誰に投票すればいいんだ? 誰に反対すればいいんだ?」といった調子だ。

普段なら快適なはずの天秤座と木星のコンビがたとえ今発効しているにせよ、当の天秤座の木星は、山羊座の冥王星と牡羊座の天王星に対して今後数ヶ月以上にわたってカーディナルTスクエアを形成していく。その象意は大きな ― 巨大な(木星) ― 問題が表面化するということだ。冥王星はこれらの発覚を抑え込もうとするかもしれない。だが天王星はそれらが突発的発生をみるまで休ませはしないだろう。

これらのアスペクトは木星が冥王星と2007年12月にコンジャンクションを形成してその14年サイクルを開始した2007年終盤と2008年当時にある意味で似たところがある。ダウ工業平均が史上最高値をつけた2007年10月11日はそのわずか2ヶ月前だった。その後サブプライム問題という金融上の大失敗に収拾がつかなくなり、世界中の債務危機が爆発した。これは木星が冥王星とハードアスペクトを形成する時に起きる象徴的な出来事だ。*2016年11月24日はこのサイクルにおけるウェイニングスクエア形成の初回(全3回)となる。おそらくはこの時、木星・冥王星のコンジャンクション期間(2007年〜2008年)に孕まれたテーマが明らかになりそうだ。それはこれまでに述べてきた3つのD、すなわち負債(debt)、赤字(deficits)、そしてデフォルト(default)かもしれない。それに税金を加えてもいいだろう。冥王星はそれら全てを支配するし、木星は誇張またはおびただしさに関連している。
* 日本時間11月25日朝7時ごろ(その時金星が冥王星にコンジャンクトしている)

        今後数ヶ月間はこれらの問題を注視しておくべきだ。そして再びその報道価値が益々上がるにつれて、それを受けて株式市場が示す反応に注意しなければならない。ちょうど2007年〜2008年のように、破産と救済措置、そしておそらくは非常にワイルドな株価変動の日々が帰ってくる可能性がある。しかしながら、たとえ世界の金融システムに圧力がかかるとしても、私自身はそれが2008年より悪化するという話には疑いを持っている。

そしてまた、こうも考えるのだ。“もし政治家達が使ったお金によって不朽の名声を与えられる(のではなく)巧みな財政バランスや支出の抑制によって褒め称えられていたなら…”と。


 



訳文ここまで
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