March 2017

March 31, 2017

☆☆★『マンデーン2017』発売のお知らせ ★☆☆

Mundane2017cover


  本格的なマンデーン・アストロロジーの年刊本として、今年も『マンデーン2017』が Amazon Kindle Store から発売されました(税込¥1,214)。これは投資家の方々には毎年お馴染みのレイモンド・メリマン氏による年刊本『フォーキャスト』シリーズからマンデン・アストロロジーに関する記述部分を抜粋したもので、一般の方にも購入しやすい価格のKindle本として2015年版からスタートした企画です。

星読みのテクニックとしては、どちらかというとアストロロジー中級者~それ以上の方向けの記述が多いかもしれません。それでも、現在ファイナンシャルやマンデンを学んでいらっしゃる方だけでなく、「社会占星学に興味はあるけど敷居が高そう」とか「どう学習してよいかわからない」という方にとってもきっと役立つ本ではないかと思います。何故かというと、メリマンさんは単にテクニカルなセオリーに則って「土星と天王星がトラインを形成するから○○が起きるだろう」と予測を並べるのではなく、世界を俯瞰で眺めるにあたって「惑星達それぞれの関係をどう捉えていくのか?」「何を主軸にしてどうアプローチしていけば良いのか?」という基本的な問題を、噛んで含めるような丁寧さで解説してくれるからです。

たとえば『マンデーン2017』では冒頭部分で「アストロロジカルな時間の捉え方」に言及しています。これはシンプルなことではあるけれど、ファイナンシャルやマンデーンに限らず、パーソナルなアストロロジーにおいても、とても大切な観点のひとつだと思います。

また、今回も後半には毎年投資家の方々が一番最初に読み始めるという『各星座別 個人の運気予測』が掲載され、個人レベルでこの1年のヒントになりそうな情報が詰め込まれています。これはいわゆる太陽占星術の手法ですが、特にアストロロジー学習者の方にとって、メリマンさんがこうした手法を使って何をどのように読み取っているのかを考えながら読み進めていくのはとても面白いと思います。また巻末にはいつものように、アストロロジーの基本的な用語や政治・経済用語集が付録として付いています。

もっと早いうちに出してほしいという要望をいただきながら、色々な事情で3月末になってしまいましたが、今回もアストロロジーを通して世界と米国の「今」を読み解くには最適な本になったと思います。内容の濃い記事がたっぷり掲載されていますので、ぜひご一読ください。m(_"_)m


『マンデーン2017』スペシャル記事について

        この本は今回でシリーズ3冊目になります。既刊の2冊(2015年度と2016年度)は発刊記念として、既存のフォーキャスト・シリーズの中からマンデーン・アストロロジーの学習に役立つ貴重な記述を選び出し、付録の参考記事として付けていただきました。今回からは原則として通常発行となります(但し2015年版の第三章だったメリマンさんをご紹介する記事と「各サインの集合的心理傾向」は今年も残ります)。

毎週のメリマン・コラムを読んでくださっている方はご存知のとおり、現在は2020年+αまで続く「カーディナル・クライマックス」という壮大な歴史の転換点のただ中にあります。その主役…大ボス格ともいえるのが、2008年~2015年まで続いた天王星・冥王星ワクシングスクエアでした。けれどこのアスペクトの根幹について一番トータルに触れられていたのは、このアスペクトの中心部に突入した2012年を描く『フォーキャスト2012』でした。このため、2015年から出版されたマンデーン・シリーズでは残念ながらカバーすることが出来ませんでした。

そこで、今回は投資日報社さんの許諾とご厚意のもとに、『フォーキャスト2012』の中から「天王星・冥王星スクエア」に関する解説の一部をこの紹介記事に続けて転載させていただきます。

ここで提示されたカーディナル・クライマックスの基本概念は、マンデーン・シリーズを2015年版から続けて読んでくださっている方にとっても、今後の世相を見ていく上できっと参考になると思います。記事末には投資日報社さんからのお知らせもありますので、ぜひどうぞ。

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さて『マンデーン2017』ですが、こういう書籍って、その中身は目次を見れば一目瞭然ってところがあると思います。なので以下に各章および見出しを書き出しておきますね。

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『マンデーン2017』
〜2017年の占星学から見た世界と個人の運気予測

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この本で主に使われるジオコスミック(アストロロジー)用語

『マンデーン2017』のハイライト

  (メリマン氏による序文。その年の特筆すべき話題について)

近付くその時:宇宙における一時代の終焉

    (カール・ユングの「時の流れ」に関することばを冒頭に引用。「暦の時間」と「時計の時間」の違いから、アストロロジカルな「時間」と「空間」の基本的な捉え方や考え方について解説。壮大なサイクルの下に今 一つの時代が終わろうとしており、新しい時代の始まりを迎えようとしている(あるいはその移行期にある)…という今年のコンセプトのアウトラインを提示しています。

スペシャル記事の冒頭にもちょっと書いたのですが…フォーキャスト・シリーズのマンデーン・パートを読んでいると、まるで小さな教室に座ってメリマンさんのアストロロジー講義をダイレクトに受講しているような、そんな奇妙な気持ちになることがあります。特に今年は翻訳作業の間中ずっとそんな不思議な気分を味わっていました。もしかしたらそれは「伝えよう」とするメリマンさんの情熱のようなものに触れていたからかもしれません。)

天上の婚儀:惑星達の結合

(コンジャンクション、そして惑星サイクル内各フェーズの重要性を把握する)

ザ・グレートリセット
  ―土星ウェイニングアスペクトが終わりゆく日々―


(ワクシング・フェーズとウェイニング・フェーズの相違。そして来たるべき統治構造の変化とそれまでの覚醒のプロセスを土星・冥王星ウェイニング・フェーズを通して見ていく)

 ・土星・冥王星と経済サイクルの相関関係

 ・現行の土星・冥王星サイクル

 ・土星・冥王星サイクルのバルサミック・フェーズ


悪役よ、さようなら:これからの日々 ― 2017年

(土星・海王星スクエアの季節から土星・天王星トラインへの季節への移行が意味するものは?)

2017年のコスミック・ドラマ

 ・2017年のカーディナルT字スクエア

 ・助っ人としての土星

 ・天王星・海王星ワクシングセミスクエア


2017年の米国始原図に訪れる
  重要なトランシットとプログレッション


 ・プログレスの太陽は魚座に在泊、火星は逆行を続け土星に向かう

 ・米国始原図の火星・海王星にT字スクエアを形成するトランシットの土星
  ―論争、そして戦争への危険な兆候

 ・米国始原図の月と冥王星・水星のオポジションにT字スクエアを
  形成するトランシットの天王星

 ・2017年12月20日山羊座入りするトランシットの土星が
  米国始原図の金星・木星コンジャンクションとオポジションを形成


月のノースノードと米国のビジネス・サイクル

2017年の米国大統領

 (トラブル続きに見えるトランプ大統領とその政権に、いったいどんな星々のエネルギーが影響を与えるべく待っているのかを詳しく解析)

 ・トランプのネイタルの月食に来るトランシットの土星

 ・2017年8月21日の日食

 ・ネイタルの金星・土星と木星に対するトランシットの天王星と冥王星


2017年の水星逆行期

2017年の金星逆行期

2017年の調和の日/試練の日

2017年の季節的なテーマ

(ワシントンD.C.の冬至図、春分図、夏至図、秋分図を使って2017年それぞれの時期、米国に見られそうな傾向、雰囲気と予測される事象を読み解いていく。このパートもチャートを参照しながら読んでいくと非常に面白いです)

 ・冬

 ・春

 ・夏

 ・秋

2017年星座宮別個人の運気予測

(12サインそれぞれについて「全般の流れ」「仕事とお金」「人間関係」をテーマに、今年期待出来ること、注意すべきことなどをメリマンさんがまるで語りかけるように解説しています。フォーキャスト・ブックでは各星座宮につき3〜4ページのボリュームがあり、毎年人気のパートです)

特別付録「パーソナルからマンデーンへ」
 ―Who is Mr. Merriman?


(『マンデーン2015』に掲載した第三章とそれに付随する各星座宮別集合意識の傾向一覧)

用語解説集

(アストロロジー用語と経済・金融の専門用語を簡単に解説したもの)


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引き続き、『マンデーン2017』スペシャル記事:「カーディナル・スクエア」―1へ ↓


☆『マンデーン2017』スペシャル記事:カーディナル・スクエア―1

  以下に掲載する記事は、2011年の秋に執筆された『フォーキャスト2012』から、天王星・冥王星ワクシングスクエアに関する基本的知識を解説した部分を抜粋、転載したものです。この年、世界は騒然としており、またアストロロジーの世界でもマヤ暦が終わり、カーディナル・クライマックスが本格的に幕を開ける年として熱い話題になっていました。長い年月を経て発行されてきた年刊本のフォーキャスト・シリーズも、2012年版はおそらく今までで一番ボリュームがあったように記憶しています。そしてメリマンさん自身の文章からも、いよいよカーディナル・クライマックスを迎えるにあたって一つの時代を見据えようとするパイオニアとしての情熱が伝わってくるようでした。(これはわたし自身の印象にすぎませんが、この頃からメリマンさんの書き方が「アストロロジー学習者」を意識したものになってきたようにも感じられます。)

この記事の中で描写された「未来」の中にはそのまま実現しているもの多く見られるし、米国や日本など国・地域・社会によっては今の時点で少し異なる方向に進んでいるか、まだ萌芽の段階にあると見えるものもあります。けれど、ここに描かれた惑星エネルギーの原理には、最近のメリマンさんが影響力のオーブを加味して2008年 ~ 2020年 +α とも表現しているカーディナル・クライマックスの実相と核心部が見事に描写されています。これらの原理を通し、様々な地域で多様な人々がどのような現実を創造しつつあるのか? 今、2017年の時点に立って一考してみたいと思います。

『マンデーン2017』を読んでいただくにあたり、地球を覆う "エネルギーの大ボス" に関する基礎的な知識として何らかのヒントにしていただけましたら幸いです。


記事掲載にあたってざっと原文を見直したため、『フォーキャスト2012』の記述とはわずかに異なる箇所があることをご了承ください。


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天王星が冥王星に対しワクシングスクエア
―全ては天王星と冥王星に尽きる
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     もしあなたが2012年とそれ以降に関するマンデーンアストロロジャー(社会占星学者)の見解を知りたいなら、天王星と冥王星の原理原則を理解する必要がある。この両惑星間に形成される稀な惑星サイクルと、そのクォーター・サイクル(1/4周期)の歴史を理解する必要がある。またさらに、天王星と冥王星が位置している星座宮(サイン)が持つ原理の本質をも理解する必要がある。そして最終的に、世界が今何を体験しようとしているか、今後数年の内にどんな未来が待っているかをあきらかにするために、理解し得た全てを統合し、その結果を最新の世界情勢を背景として適用していく必要がある。

これは簡単な仕事ではない。何故なら天王星が力強く明示するもののうち、1つは「予期せぬ出来事」だからだ。天王星が関連すると何事も計画どおりにはいかない。論理的に進むこともない。実際、この天体の性質は極めて非論理的、かつ不合理でさえある。

天王星の影響下で下された決定は、過去の政治、経済の事例を見るとつじつまが合わない。決定後を見ても、似たような状況で下された過去の決定をもとに当然期待されるはずの結果を考えれば、全くうなづけるようなものではない。天王星・冥王星が主役となる期間は、何かが予想外に勃発し、それが当初の目論みや、すでに進展していた方向性から外れて変化していくような時期に合致するのだ。

     物事の動向、あるいは進路が滞り崩壊する時、変化への推進力(方向転換または新しいトレンドへの変化)は予期していたものをはるかに上回る傾向がある。たとえば金融市場の場合、通常なら一旦下値支持線、あるいは上値抵抗ゾーンに入ればトレンドは止まり反転する。だが天王星が絡んだアスペクトが現れると、価格は上値抵抗線や下値支持線をはるかに超えて変動し、多くの場合、急反騰して新高値レベルまで行くか、急落して相場解説者が言うところの「市場崩壊」の域に達する。天王星のアスペクトは集団的熱狂やパニックと同期する性質を持つ。これが2008年9月、土星が天王星に対してオポジションの状態に接近すると共に「Panic of 2008」として知られる金融危機が拡がっていったその当時に起きたことだ。

当時、このアスペクトの最初の形成があったのは2008年11月4日、大統領選挙の日だった。この選挙以来何もかも、予測通りに行っているものなどない。対立する者同士が、この、見たところどうやっても解決しそうにない米国の信用低下を互いに相手のせいだと言い立てるにつけ、物事は大統領選の直後にあんなにも高まった希望や期待に反する方向へと展開してきている。

     こうしたトレンド ― あるいは長引く低成長というトレンド ― は、天王星・冥王星ワクシングスクエアの下では変わりそうにない。実際、これからトレンドは「サプライズ」と「予想外」の新しいレベルに入ろうとしている。もしあなたが何かを計画しているなら、それを捨て去り新しい環境と予期せぬ出来事に順応していく場合の心構えをしておいた方が良い。変化を受け入れて順応するのが早ければ早いほど、素早く適応出来れば出来るほど、あなたの2012年~2015年はより良い状態になるだろう。だが必要な調整に時間がかかればかかるほど、この期間はより困難なものとなる。

この同じアドバイスは、世界の指導者達、そして2012年~2015年の間に自分達の新しい指導者を選ぶために投票する大衆には特にぴったりと当てはまる。人類が最高の瞬間を迎え、政治及び財政上の問題を正すために力強く舵を切ろうとしているのか、あるいは混乱と絶望のどん底へ突っ込もうとしているのかは、有権者が新しいリーダーを選ぶ意欲と心構え、あるいはそれによって選任されたリーダーが積極的に新しい状況に適応しようとする意欲と心構えによって決まるからだ。これは戦争か平和か、経済改革と救済または財政的な損失か、希望と誇りに満ちた世界環境あるいは恐怖と屈辱感にまみれたそれか、どの方向に向かうかの違いとなって顕現するだろう。

1つだけ、ほぼ確実なことがある。すなわち、リーダーシップに変更がなければ、あるいは現職のリーダーの方向性に変化がなければ、トレンドは変化しないだろう。同時にリーダーシップの変化は状況を悪化させるかもしれないという危険性がある。換言すれば、変化がなければ今よりさらに状況を悪化させる一方で、大幅な変化は良い方向に行くか、もっと悪い方向に向かうか、いずれの方向にも行く可能性があるということだ。反転させるための唯一の希望、それはリーダーシップの交代だ。それでも交代がこういったトレンドを反転させる保証は無いのだ。

     どちらに転んだにせよ、我々はいずれこの状態から脱出するだろう。その違いはトレンドの反転が今(2012年~2015年)起きるのか、あるいは後で起こるのか、だ。投票者の決断(あるいは優柔不断)と、それによって選任されたリーダー達は、まず世界経済を滝落としに落とし込むかもしれない。そこからは丁度マザーグースの童謡に出てくる「ハンプティ・ダンプティ落っこちた♪」のように、バラバラに砕け散ったパーツを拾い上げて元通りにすることが出来ないまま、次のディケード(10年)が来るまで待たねばならないだろう。

天王星と冥王星の影響下では、今が底でここから再び山を登り始めることが出来るのか、あるいはさらにまだ下があって、底など全く見えないようなレベルに落ちていくのかは、誰にもわからない。これは反転なのか、あるいは下放れなのか? 反転は希望をもたらす。そして天王星が関連する時、希望は常に存在する。何故なら天王星は、世界の多くの地域とそこに住む人々に恩恵をもたらす独創的な考え方、すなわち現存の問題に対する、これまで企てられたことの無いような新しい解決策の出現と同期するからだ。

これが人類最高の瞬間になるかもしれないという理由はそこにある。しかし、天王星はまた突出や断絶をも支配する。宇宙人であり、異端者だ。そのアイデア、あるいはアイデアを伝達する者は、多くの場合過激過ぎると受け取られ、それゆえに適切に考慮されることもなく無視されてしまう。こうしてトレンドは反転するかわりに加速され、逆上とパニックが後に続くのだ。

     一部の人達は「我々は非常にエキサイティングで興味深い時を生きている」と言いたがる。確かにそのとおりだ。 だが私達は、同時に非常に危険な時をも生きている。それが冥王星、特に冥王星が天王星とハードアスペクトを形成している時の本質だからだ。もし今後3年の内に、私達が過去3年にわたって辿ってきたコースを反転させることが出来たなら、それは人類にとって最高の瞬間となるだろう。

それは可能だ。何故ならアストロロジーの研究においては、惑星達が私達の選択肢を明示し、それらの行き着く先を明らかにするからだ。 だが、惑星は私達に代わって選択はしてくれない。アストロロジーとは「選択肢の明示者」であり、「選択者」ではないのだ。 そこで為された選択は、それがどの瞬間に為されたものであれ、少なくともその時効力を発している惑星トランシットと、人間活動のサイクルに対するその惑星の注目すべき関連性に見合った結果をもたらすだろう。 たとえ惑星同士のアスペクトがどんなに厳しくても、指導者、そして有権者は、こうした挑戦を前にして自分達の態度を選ぶ自由を持つ。ただしこれは選挙自体が不正に操作されたり投票権の濫用がないことを前提にしている。後に述べるように、これもまた(残念ながら)2012年にまつわる紛れもない可能性なのだ。

     それでは、現在効力を発している天王星・冥王星ワクシングスクエアの本質を十分に理解するために、まずこれを部分分けし、その後、今日の世界にとって意味をなす筋書きへと再構築してみよう。これを行うにあたっては、それぞれのパーツに固有のアストロロジーの原理を分析していくと共に、歴史上の主要な時代で、この特性のうち最も重要なテーマが起きた当時を手短にふり返っていくこととする。


天王星・冥王星ワクシングスクエアに関する事実

  天王星・冥王星サイクルは、すべての惑星のペアサイクルと同様にコンジャンクションから始まる。コンジャンクションはある時間内に地球から空を見上げた時、2つの惑星が天空上の同じ部分を占めているように見えることを指す。その影響力のオーブ(許容範囲)― そのアスペクトとその1/4サイクルの力学が明確に現れる時間帯 ― は、アスペクト形成の3年~5年前からアスペクト形成の3年~5年後、あるいはそれ以上続くことがある。

今回はこの本の主旨に基づき、影響力のオーブは最初にアスペクトが形成される時(初回の通過)の4年前から始まり、最後にアスペクトが形成される時(最後の通過)の3年後まで及ぶものとする。したがって、2012年~2015年の天王星・冥王星のワクシングスクエアは2008年~2018年までの間、人間活動における諸状況と相関しつつ同じようなインパクトを持つと言えるだろう。この論考の全文にわたって触れているように、この時間帯は他の多くのジオコズミックサイクルと重なり合う。たとえばカーディナルクライマックス(2008年~2015年)及び土星・冥王星サイクルにおける最後の1/4局面(2010年~2020年)などがそれだ。まさに私達は今、他に類を見ない時間帯に生きている。いわば昔のTVドラマ「トワイライト・ゾーン」の現代版のようなものだ。

  ここでまず、天王星・冥王星のコンジャンクションの歴史を調べてみよう。何故ならそれに続く各局面は、コンジャンクションが起きた間に示現したテーマに関連するからだ。現行の天王星・冥王星のサイクルは、これら2惑星がコンジャンクションを形成した1965年~1966年、乙女座の15°~17°で始まった。

それ以前のコンジャンクションは次の通りだ。

1850年~1851年  牡羊座28°~29°
1710年        獅子座28°
1597年~1598年  牡羊座12°~13°
1455年~1456年  獅子座12°~13°
1343年~1344年  牡羊座10°~11°

  このように、天王星・冥王星の周期性は約112年~142年とまちまちだ。それは冥王星が太陽を回る軌道が円形ではなく、どちらかというと楕円形であるためだ。冥王星は乙女座~山羊座を運行する時は非常に速く、それぞれのサインに12年~15年滞在する。しかし、魚座から蟹座への運行では各サインを通過するのに25年~32年かかる。一方、天王星の軌道はより円形に近いので、黄道帯の各星座宮を通過する期間はそれぞれ通常7年(時として8年)だ。

 天王星と冥王星の間にも、興味深い数学的関係がある。冥王星が太陽を1周するのに約246年(244年~248年として)を要する。天王星が太陽を1周するには84年かかる。よって天王星が太陽を3回周回するのと、冥王星が太陽を1回周回する期間はほぼ等しい。これは天王星と冥王星が244年~252年ごとに同じサイン(もしくはすぐ近くのサイン)に位置し、同じ(あるいはそれに非常に近しい)アスペクトを形成することを意味する。この数学的な関係をさらに進めていくなら、海王星の太陽周回軌道は164年だ。したがって、天王星が太陽を2周する時間と、海王星が太陽を1周する時間はほぼ等しくなり、海王星が3周する時間は冥王星が2周する時間とほぼ同じになる。すなわちこれは、500年ごとに天王星、海王星及び冥王星が互いにほぼ同じ「空間的な関係」を結ぶことを意味する。ここで土星の周回軌道が29年で、これが3周でほとんど天王星の周回軌道と同じになることを考慮すると、その興味深さはより一層増してくる。


天王星と冥王星のクォーターサイクル


     アストロロジー ― 特にマンデーン、政治、及びファイナンシャルアストロロジー ― の研究領域では、すべての惑星ペアサイクルの各1/4局面(クォーターサイクル・フェーズ)は非常に重要だ。オーブも含めた1/4局面で起こる出来事は、多くのケースを見ても、コンジャンクション(サイクルのスタート時)あるいはオポジション(サイクルの中間地点)の時より明白な形をとって顕れる。

アストロロジーでは、天体のペアサイクルにおけるそれぞれの1/4局面は「スクエア」アスペクトとして知られている。アストロロジャーは1つの1/4局面(クォーターフェーズ)を、単に1回のコンジャンクションから次のコンジャンクションまでの間に連なる、分割された時間の流れとして測っているのではない。それよりむしろ、2つの惑星が軌道を進んで互いに90度の空間的関係(スクエアアスペクト)に入るのにどのくらい時間を要するか、という視点において測っている。

何故なら、ほとんどの惑星ペアサイクルにおいて、1サイクルにかかる時間の1/4は2つの惑星間の距離が変化していく周期の1/4に非常に近いのだが、冥王星が関わる場合には例外となるからだ。これは冥王星が太陽を廻る軌道が楕円であり、他の惑星のように円形軌道ではないことに由来する。

     たとえば天王星・冥王星の周期性は112年~142年だ。したがって、その平均周期性は約127年だ。時間的には各1/4局面は約32年のはずだ。しかし、2つの惑星間の距離が90°の間隔になるという意味では、1850年の事例以降、以下のような1/4局面が見てとれる。

コンジャンクション(0°) :1850年~1851年
ワクシングスクエア(90°) :1876年~1877年
オポジション(180°) :1901年~1902年
ウエイニングスクエア(270°) :1932年~1932年
コンジャンクション :1965年~1966年
ワクシングスクエア :2012年~2015年

     上に示したとおり、1850年~1851年のコンジャンクションと1876年~1877年最初の1/4スクエア(ワクシングスクエア)の間は比較的短い26年であった。しかし、今回のケースでは1965年~1966年のコンジャンクションから2012年~2015年のワクシングスクエアまではかなり長く、47年かかっている。これは1965年に冥王星は乙女座に位置し、2012年には山羊座に位置するという事実によるものだ。

乙女座~山羊座は冥王星の動きが最速になる黄道帯の領域だ。そこでの冥王星は、各星座宮を通過するにあたってたったの12年~15年しか費やさない。これは天王星が各星座宮を通過するのに要する7年の約2倍だ。しかし、1850年~1876年には、冥王星が牡羊座と牡牛座を通過するのにそれぞれ28年~32年かかっており、これは天王星が各星座宮に滞在する時間の4倍以上になる。2つの惑星が互いにより近いスピードで動く時、太陽を一巡りする周期を完了し、黄道上で再びコンジャンクションとして出会うためにはより長い時間を要する。

したがって、アストロロジーにおいて分数計算を使う場合は、時間はそれほど直線的ではない。サイクルを考えるにあたっては、カレンダーや時計によって測った時間という意味合いよりも、宇宙における空間と距離という概念を通して考えなければならない。サイクルのような事象を見る場合は、異なる視点が必要だ。空間的な現実では時間は伸び縮みする。それは直線的なものではなく、律動的なサイクルの測定に使われる「時間」と同じものだ。

     それでは、前回の天王星と冥王星の初回の1/4局面(ファースト・クォーターサイクル)のタイミングを検討し、何が起こったかを見てみよう。

コンジャンクション         
1965年~1966年 乙女座15°~17°
1850年~1851年 牡羊座28°~29°
1710年       獅子座28°
1597年~1598年 牡羊座19°~20°
1455年~1456年 獅子座12°~13°
1343年~1344年 牡羊座10°~11°

ワクシングスクエア(初回1/4局面)
2012年~2015年 牡羊座~山羊座6°~15°
1876年~1877年 獅子座~牡牛座22°~25°
1755年~1758年 魚座~射手座13°~23°
1623年~1624年 獅子座~牡牛座14°~17°
1496年~1499年 水瓶座~蠍座12°~22°
1370年~1371年 獅子座~牡牛座6°~8°

     ここで気付いてほしいのは、一連の天王星・冥王星のコンジャンクションからの展開が、短い時間と長い時間とで交互になっていることだ。これは冥王星が速く運行する星座宮と非常に遅いスピードで運行する星座宮にその位置を交互に変えるからだ。これはコンジャンクション・サイクルに1回おきの類似性が存在する事を意味する。天王星・冥王星サイクルの現行の初回1/4局面は、その直前に起きた初回1/4局面(1850年~1877年)よりも2サイクル前(1710年~1758年)のそれにより類似しており、その2つ前のサイクル(1455年~1499年)とも似通っている。これは天王星・冥王星サイクルの平均の長さが127年であり、なおかつ冥王星の公転期間がその時間の約2倍であることから理解出来る。したがって、天王星・冥王星サイクルにおいては、各サイクルにおける冥王星の位置が1回おきに天上で同じセクターを占めるということになる。

  なお、印は1455年~1499年の天王星・冥王星のサイクル初回1/4局面だ。このサイクルは1965年~2015年の現行サイクルと特に関連が深い。それは3つの最も遠い天体(天王星、海王星、冥王星)が天上で相互に類似のポジションに戻る、およそ500年前後のサイクルだ。なお、この500年前後のパターンの重要性については次のセクションで考察する。


天王星と冥王星の力学

     マンデーン・アストロロジャーとしての最初の課題とは、出現中のアストロロジカルなシグナルの原理を熟慮・検討することだ。次に、現実の世界で起こり得る事象に当てはまるように、これら原理・原則の様々なコンビネーションを統合していく。こうして「フォーキャスト」― 今という時代に実際に出現しそうな兆し ― を創造していくのだ。

     それではまず、天王星と冥王星の原理を理解することから始め、その後でこうした原理が顕現する可能性のある人間活動のエリアを検討してみよう。下記は天王星と冥王星が包含する力学を示すキーワードの一覧だ。(対照的な特徴を同じアルファベットで示している)

天王星
A. 突然で予想外
B. 変化
C. 革命
D. 発明し新しいものを創り上げる
E. 組織化されていない大衆
F. 混沌(カオス)
G. 現状維持を嫌う
H. 平等を求める大衆運動
I.  テクノロジーと科学
J.  地震と強風
K. 停電
L.  孤立、離散
M. カリスマ性と若さ
N. テクノロジーと科学の進展
O. 新しい運動、ニューエイジ
P.  未来を抱きしめ、過去を忘れる
Q. 自由と独立
R  エコロジーと環境の向上

冥王星 
A. ゆっくりと勢いを強める
B. 改革
C. 変革と混乱/根絶
D. 古きものを壊す、再生と死
E. 目的を持った(組織化された)暴徒
F.  焦点(focus)と意図(intention)
G. 現状維持を嫌う(唯一の天王星との共通点)
H. 何かを終わらせるため、または利得や権力への抗議運動
I.   根源的、感情的な問題
J.  嵐雲、火山噴火
K.  飢饉と干ばつ
L.  のめり込む、息が詰まる、浸入
M. 死、負債、税金
N. 廃棄と撤廃
O. 長期間溜まった不平と怒り
P. 因果応報の時が至る
Q. 抑圧と人の意志に反して働く強制力
R. 公害と毒性

     一瞥してわかるように、天王星と冥王星の力学が潜在的に重なりを見せる人間活動のエリアは数多く存在するが、それらは常に両立して働くわけではない。

ワクシングスクエアの影響下では、その矛盾はますます大きくなりやすい。たとえば天王星は変化を求めるが、今すぐの変化を欲するのみで、すぐに行動して後で考えるというやり方が招く結果は考慮に入れないところがある。冥王星もまた変化を求め、とりわけ山羊座に滞在中はその欲望が強まるのだが、天王星よりは秩序だったやり方を好むし、用意周到だ。

冥王星は現行の息詰まるような状況を改革していく方により多く同調するが、天王星は全く新しいシステムの具現化を望んでおり、旧システムの改革には関心がない。天王星が影響すれば、大衆のデモがどこからともなく突然発生し、国中あるいは世界中に広まるかもしれない。その一方で、冥王星もまた大衆のデモと関連するのだが、それはむしろ特定のアジェンダに対する抗議の形をとる。

天王星の運動は多くの場合、社会的な平等と公正への欲求に基づいており、その参加者は運動自体を「純粋」で無害なものに留めたいと欲している。冥王星の抗議運動は通常は不平に基づくもので、「社会的な力の濫用」が存在するという信条で頭が一杯になっている。そして「個人的」な不正行為や昔から連綿と続いてきた「力の濫用」の加害者側に対する仕返しの手段を要求している。これは因果応報の時だ。誰かが、あるいは何かのグループが、こうした暴虐行為のツケを払わねばならない。天王星は「権力者からの自由」に価値を置くが、冥王星は現在の権力者(例えば政府、大企業のような体制派)から、自分達の個人的嗜好を象徴する別の集団へと力のバランスを変えて、改革をもたらそうとする。

天王星は孤立し超然としている。一方、冥王星は妄想的で他者を息詰まらせるような度合いまでのめり込んでいく可能性がある。冥王星は浸入し、抑圧し、自分の願望を他者に強要するだろう。特に何かの違反を犯して有罪だと考える相手に対してはそうだ。他方、天王星は過去の罪についてはあまり関心がない。頭にあるのは新たにやって来る未来だけだ。天王星のモットーは「新しい未来を抱きしめる」ことであり、冥王星のそれは「因果応報を実現する」なのだ。

     両惑星の原理は共に変化への欲望を有しており、またどちらも現体制を信用していないことから、2つの原理は互いに引き合う。これらは同じゴールを共有しているように見える。だがそこまでだ。「変化」というゴールを達成する手段が全く違っているため、間をおかずしてこれら相互の関係性は緊張含みとなりやすい。

冥王星と天王星がハードアスペクトを形成している場合、必然的に力の衝突が起きる。何故なら、天王星はどんな形であれ、権威を持つ者が自分達の運動に浸入したり、不純さや隠された題目を持つような方向性へ導いていくことに抵抗する。もっと先鋭化すれば、それが暴力を引き付けるからだ。 

だが冥王星が関与する場合は、常に人命に関わる脅威が生じ、暴力という形をとって蜂起する可能性がある。何故なら不平不満をその基盤とした運動はその深奥に怒り、果ては憎しみの感情までを溜め込んでいるからだ。こうした感情を手放すことは困難であり、それを煽り立てるのにさほど時間も手間もかからない。元来未来志向で、過去やいかなる報復の必要性からも切り離された存在である天王星は、このように感情的な力が自分達の運動を支配していくのを嘆き、非難する。冥王星の力を主体とした動きは「憎悪」を基盤とした運動となり得る。天王星では、より多くの場合「未来への希望」に基づいた運動になりやすい。

     今日の世界では、この矛盾したエネルギーの働きがしばしば見られる。これらのエネルギーのルーツはその多くが1960年代、この2惑星がコンジャンクションを形成して現行のサイクルをスタートした時点にある。天王星と冥王星が大規模な社会的、政治的、そして経済的な変革の127年サイクルにおいて、最初の1/4フェーズに入るにつれて、今、1963年~1969年の社会・経済の力学が再び蘇りつつあるのだ。

実際、今の時期と類似性を持つジオコズミック・パターンは歴史上過去3回見られる。これらの時期に発生した問題を再吟味することによって、たった今私達が生きている時間と、そしてこのディケード(10年)の殆どを占めるであろうその時空について、より深い理解を得られるだろう。

1455年~1499年
(天王星、海王星、冥王星の約500年前後のサイクル)

1850年~1877年
(前回の天王星・冥王星最初の1/4局面)

1963年~1969年
(現行天王星・冥王星サイクルのスタート、コンジャンクションの時期)

  これらの3つの期間に1928年~1934年を加えることも出来る。これは天王星・冥王星が最後にスクエアを形成した時で、天王星も牡羊座に位置していた(現行のワクシングスクエアに対してこれはウェイニングスクエアだったが)。 また1710年~1758年のケースを加えても良いだろう。これは今日と同様に冥王星が黄道帯、もしくは天空の同じ領域(乙女座~山羊座)を速いスピードで移動した時に起きた最初の1/4局面としては1つ前にあたる。

     それでは最初に挙げた3つの時期を手短に考察していき、今日蘇ろうとしている社会的、政治的、経済的問題の類似性を見てみよう。手短にと言ったのは、これらがそれぞれ非常に重要な時期であり、下手をすると丸々本1冊を費やしてしまうこと請け合いだからだ。実際、こうした時期のひとつひとつを取り上げて多くの本が出版されている。当時起こった重要な出来事は、その後、人類の必然的な運命を形作ろうとしていたのだ。




(C)2011Raymond Merriman, 株式会社投資日報社
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『フォーキャスト2012』では次に『天王星・海王星、そして冥王星:500年のル ネサンス・サイクル』そして『奴隷解放、南北戦争および経済のメルトダウン』という章が続くのですが、今回は割愛させていただき、その次の章を掲載します。下に掲載する章では、天王星・冥王星の現サイクル誕生期である1960年代…1963年~1969年に世界に起きた現象の解説となっています。

(今回割愛したうち『天王星・海王星、そして冥王星:500年のル ネサンス・サイクル』は、現在も販売中の『マンデーン2016』に「特別付録」として収録してありますので、よろしければそちらもご参照ください。)
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↓『マンデーン2017』スペシャル記事:「カーディナル・スクエア」―2へ続く


☆『マンデーン2017』スペシャル記事:カーディナル・スクエア―2

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天王星と冥王星:今回のクォーターサイクルの終焉
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“だからたとえ今日も、明日も、困難に直面していても、それでも私には夢がある。それはアメリカンドリームに深く根ざした夢だ”

“私には夢がある。それはこの国がいつの日か立ち上がり、その信条の真の意味を体現していく事だ。すなわち『全ての人間はみな平等に創られている。それは我々にとって自明の真理である』”

“もしアメリカが偉大な国家になろうとするなら、これを実現しなければならない”

“そして、これが実現した時は、我々が自由の鐘を鳴らした時は、またその自由の音を村から小さな集落へ、州から市へと鳴らし伝えた時は、全ての神の子達、黒人と白人、ユダヤ人と異教徒達、プロテスタントとカトリックが皆手をたずさえてこの古い黒人霊歌を歌うことが出来るのだ”

“遂に自由になった!遂に自由になった!全知全能の神に感謝しよう、我々は遂に自由になった!”

― マーティン・ルーサー・キング
 『ワシントン大行進』での演説から
  1963年8月28日



     2012年~2015年の社会的、経済的、そして政治的な力学を理解しようという私達の探求から3つめの歴史的事例を描くとすれば、それは現在のサイクルの始まりである1963年~1969年、コンジャンクション期だ。アストロロジーの研究、特に私がよく理解し常に使う技術であるマンデーン・アストロロジーとファイナンシャル・アストロロジーにおいては、コンジャンクションの期間がサイクルの始まりとなる。 

それが意味するのはこういうことだ。コンジャンクションにおいてそのサイクルでの人間活動に影響を与える力学が決定される。そしてそこで決定された力学は、これら2つの惑星がそのサイクルの中で特定のアスペクトを形成した時、たとえば非常に重要な1/4サイクル(90°)の時などに、常に再び立ち現れるということだ。 アストロロジーのシンボリズムにおいては、コンジャンクションの時期にスタートした事象はワクシングスクエアを形成した時に具体化してくる。これは「受胎」と「誕生」との関係に似ている。したがって、今日何が「誕生」しつつあるのかを理解するためには、私達は1963年~1969年に何が「受胎」されたかを調べなければならない。

     天王星・冥王星によるワクシングスクエアの局面を迎えた今、1963年~1969年に起こった多くの問題と今日のそれとが、1450年~1500年、そして1845年~1880年の出来事に似ていたとしても、何も驚くにはあたらない。

現代史の中でも1960年代は世界中で、また特に米国において、最も社会が騒然とした時代の1つだ。この時、再び大衆運動と抗議行動が沸き起こり、そのほこ先は権力者 ― ほとんどの場合は政府 ― に向かった。そこには不正と不平等のはびこる施政様式を根絶し、変革しようとする強い力が存在した。

     実のところ、1960年代半ばの米国には2つの大衆運動が展開しており、それぞれの中にはまた対立する分派が存在した。まず最初に「フラワーチルドレン」、後に「ヒッピー」となっていく一団があった。彼らの運動は世代的なもので、親の世代の価値観に対する反抗(すなわち権威「ジ・エスタブリッシュメント/支配者層」に対する反乱)であった。「フラワーチルドレン」は平和と愛を望み、「戦争はもう沢山だ!」と唱えた。彼らは「陶酔し、時代の先端を生き、自身の本質に立ち帰って伝統的な社会から離脱し(turned on, tuned in, and dropped out)」、そのかわりにコミューンに住んで彼らの理想を分かち合う不特定のグループの一員となっていった。

だがその後、戦争 ― ベトナム戦争 ― が起こり、悪評高い徴兵制度がとられた。これは、彼らにとって愛と平和という理想の正反対を意味するものであり、戦うための大儀となるものだった。こうして「愛と平和」の運動は、反戦、反政府、反徴兵制度への抗議運動に変容したのだった。 

彼らの運動は突然、新しく組織されたSDS ― 民主社会学生連合のようなグループによって、より実力行使を伴う方向へと進んでいった。彼らはすでに受身の姿勢ではなかった。「ピースニクス(草食的平和主義者)」の群れは、警察官(当時多くの人が彼らを「pigs/豚」と呼んでいた)との暴力衝突を受けて立つことも厭わない、極めて大規模な活動家集団へと変身していった。

だが、平和運動に浸入して暴力を引き付けたのはひとりSDSのみではなかった。ブラックパワー・ムーブメントのリーダー達、たとえば左翼革命グループとして知られるブラックパンサーズもまたその運動に関わり、政府や権力者、そして警察に対する闘争に加わるよう参加者に働きかけた。

この運動の初期段階では、その典型としてよく集会が開かれ、そこではピート・シガー、ジョーン・バエズ、ジョニ・ミッチェルのようなミュージシャンによる平和志向のフォークソングが披露された。それは「クンバヤ(Kumbaya : ジョーン・バエズが歌った黒人霊歌で “come by here” を意味する黒人奴隷の方言)」的体験であった。 参加者はその中にあって、非暴力の精神と集団の連帯を感じていた。

しかし、異なる題目や不平を持つ集団によって浸食されていった後は、こうした集会や歌の集いは、より活動家的な顔を持つ怒れるリーダー達の演説集会へと様相を変えていき、そこでは市民同士の仲間割れや暴力を引き付ける、闘争的なふるまいが奨励された。そして1968年、シカゴの民主党大会において抗議者達と警察の間に暴動が勃発し、その後はワシントンD.C.の「ペンタゴン大行進」(1967年10月に起きた10万人規模の抗議デモ)から派生した多くの活動の中で似たような衝突が起きていった。

     このような別の主義・思想による浸食は、単に「平和」運動の方向性を変えただけではなかった。それは、元々はマーティン・ルーサー・キング牧師によって思い描かれた理想の結実であったはずの公民権運動の内部にも葛藤を引き起こした。根の深い分裂が進み、ブラックパンサーや、ジェシー・ジャクソンらが率いるNAACPなど、幾多のアフリカ系アメリカ人のグループが、平和と非暴力を旨としたキング牧師の指針と袂を分かっていったのだ。

キング牧師の指導の下に動いた1955年~1968年の公民権運動は、雇用や公的宿泊施設での「人種、宗教、国籍」に基づいた差別を禁止する「1964年公民権法」の制定という結果を生み出すまでになった。また翌年には、人種や宗教に関わりなく全ての国民の投票権を保護する「1965年投票権法」が制定された。

マーティン・ルーサー・キング牧師のアメリカに対するビジョンは、米国民に対する法、権利、機会の「人種中立」的な適用であった。こうした法令の批准はその夢を反映していた。だがこの歴史的な法制定にもかかわらず、ブラックパワー・ムーブメントはいまだに過去数世紀に及ぶ白人による迫害に対し、蓄積した怒りを感じていた。公民権運動の目的は、キング牧師による当初の取り組みを超えて拡大していった。ウィキペディアによれば、その主張には「人種的尊厳、経済及び政治的自立、そして "白いアメリカ人" による抑圧からの自由」などが含まれていたという。1960年代終盤に入ると、彼らの怒りは沸点に達し、ニュージャージー州ニューアーク、ミシガン州デトロイト、カリフォルニア州ロサンゼルスなど、米国のいくつかの街で人種暴動へと発展した。そして1968年、キング牧師は暗殺された。

現行の天王星・冥王星サイクルは、米国政府の長期にわたる赤字財政支出の暴走が始まった時期と一致している。大衆は、単に市民に対して投票や雇用や十分な教育の機会を保証するだけでなく、彼らが年を取った時に面倒を見てくれるような政策を実施することを通じてもっと思いやりと配慮を示してほしいと政府に望んでいた。その結果として、公民権法と投票権法が成立してからそう遠くない1965年7月30日、議会は2つの新しい制度を制定した。これが高齢者向け医療保険制度(Medicare)と低所得者向け医療費補助制度(Medicaid)だ。

こういった動きがどれだけ合衆国の財政に影響を及ぼしたかを把握出来るよう説明するなら、まず1955年の連邦政府支出は1100億ドルだった。1960年は1510億ドルで、5年で410億ドルの増加となる。1965年、ちょうど社会福祉制度が実施される直前(そしてちょうど米国がベトナム戦争に突入する直前)で、1930億ドル。これは5年で420億ドルの増加となり、基本的に以前の5年間と同じ増加率になっている。それが1970年になると、連邦政府支出の総額は3210億ドルと、過去5年で1280億ドル、66.7パーセントもの増加となっていた。この勢いはその後も止まってはいない。

     政府の新制度が温情的で人道的だったことから、これらは本質的に、政府にとっての新時代を告げる指標となった。1960年代半ばに天王星・冥王星サイクルが始まると共に、政府は大きな計画・大きな支出という方向性へと舵を切っていったのだ。そして今、私達がこの強力な惑星ペアサイクルのファースト・クォーターフェイズ(初回1/4局面)に到達すると共に、当時のテーマの多くが再び立ち現れ、以前下された決断の結果が明確になろうとしている。



天王星と冥王星の力学

“If a Black man’s a racist
    Is it OK?
    If it’s a white man’s racism that made him that way.
Because the bully’s the victim they say
By some sense, they are all the same”

もし 黒人が レイシストだったら
   それは OKなの?
   白人達の人種差別が 彼をそんな風にしたのなら
いじめっ子は 
いじめられっ子のなれの果てだって みんな言うから
ある意味 彼らはみんな同じね


― グルジア出身で英国をベースに活躍する歌手
  ケイティ・メルア(www.katiemelua.com)の歌
 「Spiders Web」より


     過去の出来事を研究することによって多くを学ぶことが出来る。特に、現在発効中の主要なジオコズミックサインと同じ位相が出現した時ならなおさらだ。前章を通して述べてきたように、2012年に起きる主要なジオコズミックサインは112年~142年ごとの天王星・冥王星間のワクシングスクエアだ。このアスペクトは事実上7回形成される。

正確なアスペクト形成の日は以下の通りだ。

2012年6月24日
2012年9月19日
2013年5月20日
2013年11月1日
2014年4月21日
(↑この時はアストロロジーの見地から見ると最も強力)
2014年12月15日
2015年3月17日

  上記すべてのケースにおいて、天王星は牡羊座の6°~15°の間に位置し、冥王星は山羊座の6°~15°に位置する。個人、国、あるいはどんな実体であれ、その誕生図や始原図(ネイタルチャート)上のカーディナルサイン(牡羊座、蟹座、天秤座、山羊座)の6°~15°に惑星を持つ場合、今後3年の内に深い影響を受ける可能性がある。それはちょうど、同じカーディナルサインの最初の5度に惑星を持つ者が、同じ2惑星のトランシットを受けて過去2年の間に深く体験してきたのと同様だ。2010年~2015年の間に、職業、パートナーシップ、住居、または健康に関わるライフスタイルなど、人生の方向性は大幅に変わりやすい。あなたが自分自身の人生を自ら統御していくなら、これは確固たる自己信頼の時となり得るし、さもなければ予期せぬ外部事情が押し寄せて、大幅な調整を余儀なくされる時となるかもしれない。あなたは非常に柔軟でなければならず、自らの人生の質が損なわれないよう、いや向上さえするように、気を配っていく必要がある。

このような度数にネイタルの惑星を持つ重要な実体がアメリカ合衆国だ。その太陽は山羊座11°にあり、天秤座14°の土星とはスクエアを形成している。もう1つは1999年1月1日施行のユーロ通貨の始原図で、太陽は山羊座10°だ。

以前述べたとおり、このジオコズミック・コンビネーションの影響は正確なアスペクトが形成される以前からはっきりとそれと解る。アスペクトの第1回目の通過から3年~5年前にはすでに感じられるかもしれない(これは最後の通過から3年~5年までの間も同様だ)。

この2惑星が2011年7月末から8月半ばまで、正確なアスペクトにあと1°というところまで迫り、また離れていったことは興味深い。この時、2012年~2015年に起こり得ることのヒントとなる2つの重要な出来事が経済面に起こった。 7月、米国はその債務によるデフォルトを避けるための債務上限引き上げ問題で、神経をすり減らすような苦いプロセスを味わった。その後8月5日、信用格付機関S&Pが米国の長期信用格付けを投資適格AAAから引き下げた。それは米国にとって史上初の信用格付けの引き下げであった。

     世界の他の地域においても、やはり財政問題に関連する他の主要な出来事があった。ギリシャが危うくデフォルト寸前に陥り、これによってEU全体の支払い能力とユーロ通貨の安定性を脅かした。また中国は厳しい景気後退に見舞われたが、それはちょうど、世界の諸国がおそらく次の主要な経済勢力は中国になるだろうとの考え方に馴染んできた頃だった。

     ではここで、2012年~2015年に予測されるいくつかのテーマを、現在の局面と関連を持つ過去の分析によって示された事をベースにしながら、天王星・冥王星ワクシングスクエアとの合致を考慮しつつ考察してみよう。


  累積債務危機の爆発的上昇が続き、世界の金融システムを蝕む

     もちろん、歳入以上の歳出を続けるという、このタチの悪い潜行性のトレンドを反転させられる可能性はある。そしてそれが当然の希望だ。しかし天王星が絡む時、流れはエスカレートしてもっと多くの混乱と意図せぬ結果を引き起こす可能性が高い。こうした「意図せぬ結果」を完全に考慮に入れた計画などありはしないだろう。もしこうしたケースが起きれば、世界における米国の政治的、経済的リーダーシップの衰退は加速し始め、警戒水域に入るだろう。これはまた新たな金融パニックとメルトダウンに繋がっていく。リーダーシップの変更か、もしくは既に指導層の地位にある者達の路線変更のみが、今後3年間に流れを反転させるチャンスをもたらすだろう。


  世界の通貨事情を改革するための話し合いが始まる

     米国とヨーロッパが明らかにコントロール不能な債務の泥沼にはまり、その信用価値を格付機関から引き下げられ続けるという所まで追い詰められる状況に至って、各国首脳は新しい国際基軸通貨の可能性について、より真剣な話し合いを始めるだろう。そうなれば当然、米国はそれを防ぎ、国際基準通貨としての米ドルの地位を維持するような提案をひねり出すはずだ。たとえばヨーロッパがギリシャ救済に資金を貸した自らの銀行に提案したのと同様に、「ヘアカット」を行って貸した側が債券の額面価格のたった50%しか受け取らないよう要求するなど、いくつかの過激なアイデアが提示されそうだ。

米国もまたこれと同じことが出来るし、それによってその債務の多くを削減出来る。つまり、米国の債務危機を解決するために、その銀行 ― 特に中央銀行である連邦準備銀行に、彼らが何処からともなく創り出したマネーで購入した米国長期債券の額面価格の50%をヘアカットするよう頼むこともあり得る、ということだ。

もちろんこれは、FRBと米国政府の間に大きな亀裂を生む可能性がある。しかし、冥王星が絡むこのようなアスペクトの下では、古くから存在し続けてきた機関 ― 特に銀行のような金融機関 ― は、彼らの目的とするところが「今や時代遅れで 事実上、全体の(経済的)生き残りのためには弊害になる」と見なされたなら存在そのものが危うくなるかもしれない。

そこで疑問が生じてくる。国家による銀行への債務が、その銀行の持つ、何もないところからお金を刷って創り出す力の結果であり、銀行はその力を使って国の債務を買っているという構図が存在するような時、銀行が生き残って全体が崩壊することにいったいどんな意味があるのか? これは天王星・冥王星スクエアの下で生じる疑問の一例に過ぎない。そして、過去の事例の如く、その結果は金融システムの崩壊となる可能性を秘めている。


抗議運動と社会格差

     2011年終盤に起こった「オキュパイ・ウォールストリート運動」が象徴するような、政府、銀行、大企業の変化を望む大衆の要求は日増しにエスカレートしそうだ。もっと自由を、独立を、人生のあらゆる側面での平等を、そして特に雇用と金銭面でのより多くの機会を求め、駆り立てるような衝動がそこにはある。ごく少数のみが大幅な収入増を満喫し、その一方でその他の人々は横ばいか、悪くすれば返すあてのない巨大な個人負債を抱えて失業しているといった、社会の階級間に存在する富の格差がここにはある。これらは今や米国や中国を含めた世界中の多くの社会に植え付けられた人民主義革命の種子だ。抗議運動 ― そしてそれらが内包する問題 ― は、1960年代に受胎し、今日に至り誕生しようとしている。


銀行と政府を脅かす暴徒

     抗議運動の大集団が異なる流れの浸入を受け、経済格差のシンボル ― 彼らの当然の権利を抑圧していると認識された者 ― に彼らの怒りの照準を合わせるよう仕向けられた時、抗議者は暴徒に変わる。暴徒は自分達が迫害者と見なした対象を壊す破壊行為については正当だと感じるのだ。過去の事例では、これらのアスペクトの影響下で発生した暴徒は銀行や政府の建物、そして権力支配や力の濫用を象徴すると信じられた類似の機関を焼き討ちしてきた。問題の原因だと考えられたものを根絶やしに破壊することは冥王星の持つ特質の一部であり、抵抗し、革命をもたらし、全く新しいことを始めるのは天王星の持つ特質の一部だ。そのどちらもが現体制の存続を望まない。何故なら現体制こそが権力を持つ迫害者と見なされるからだ。


納税者の反乱

     これは冥王星、特に山羊座の冥王星の担当分野だ。多くの抗議者達が「一般市民」と「富裕層」(大企業と銀行)の間に拡がる所得と経済格差への怒りを抱える一方、それと同じくらい強力な運動が政府の課税に反対する人々によって起こっている。米国ではこれが「ティーパーティ」という集団の形を取っていて、これまでのところ議会に影響を与え、誰に対しても ― 富裕層と見なされる人々を含めて ― その所得税の増税に反対させることに成功している。納税者の反乱は他の国々、たとえば中国のような国でも起きている。税金を上げようとするどの国の政府のどんな努力も、より大きな反発と抗議を煽り立てそうだ。だが、これらのアスペクト(そして特に土星・冥王星サイクルのウェイニングフェーズ)の歴史によれば、政府による増税の可能性は非常に高い。


人種にまつわる怒りと人種暴動にまで至る可能性

     1964年~65年の市民権、及び投票権法に導いた1955年~1968年の公民権運動は、そのほとんどの活動が非暴力的なものだったが、その後非常に暴力的になっていった。キング牧師のビジョンでは、全ての米国人の市民権と投票権が保護されるべきであり、その保護は「人種中立」的に施行されねばならない。

しかしながら、内部告発者であるクリストファー・アダムスが彼の本「Injustice : Exposing the Racial Agenda of the Obama Justice Department(不平等:オバマ司法省の人種計略を暴く)」によれば、今日、市民権と投票権の両方を監督する立場にあるアメリカ合衆国司法省(DOJ)ではそれが機能していないと言われている。

一部の人はアダムスを、フィラデルフィアの新ブラックパンサー党による投票者脅迫事件に対する取り扱いが元でDOJを辞めた、白人不満分子だと片付けるだろう。だが本に引用されている証拠のソースは完璧だと思われるし、今に至るまで誰も彼のこの申し立てに反証を挙げることは出来ていない。アダムスの主張は、とりわけ2012年の大統領選で投票権妨害があると知れた時には、米国の黒人社会と白人社会、両方の側から人種暴動を引き起こす可能性のある内容だ。

人種問題と人種暴動は、1960年代後半、天王星・冥王星コンジャンクションが起きた時期に強力に浮上してきた問題だ。それは再び容易にエスカレートするだろう。今日の米国に立ちこめる人種的緊張感と、そして特に、少なくとも1人のアフリカ系アメリカ人が国の最高権力者の椅子をかけて戦うであろう2012年大統領選が近付いて来ることを考えるなら、その可能性はある。冥王星の原理に立って言うなら、おそらく現在権力の側にある人々は、今なお人種によって迫害されていると信じる人々に有利な計らいをするために、選挙結果に影響を及ぼしたいと思っているかもしれない。

     米国における公民権運動は、コンジャンクションの時期に受胎した。現在、それは誕生のプロセスを経験している。それは苦痛の体験だ。しかし、それは新しいものが生まれるプロセスであり、全ての人々にとって正しい決着がつく可能性は高い。時により、それはこうした葛藤を呼び覚まし、受胎時に思い描かれたゴールに辿り着くために必要な変化を生む、「力の濫用」への気付きを促す。状況はどれくらい悪化するだろうか? もしオバマ大統領が選挙に負ければ、人種暴動の勃発は容易に想像出来る。もし彼が勝って、下院と上院では共和党が勝てば、オバマを政権から追い落とすために、共和党主導の議会で大統領を弾劾するとも考えられる。もし彼が引き続き議会の承認無しに大統領命令で政策を実施し続けるなら、特にその可能性は高まるだろう。これもまた米国内にくすぶる火種を燃え上がらせ、人種を基盤とした暴動に駆り立てるかもしれない。

     それに加えて、世界の他の地域では民族紛争が持ち上がる可能性がある。たとえばヨーロッパでは、いくつかの国がイスラム人口の急激な増加に脅かされ、やがては人口の大半を占めるのではないかと怖れている。今後の可能性としては、イスラム系の人々が自らの権利の増大と、彼ら独自の文化が保持する教義を反映した施設の増強を要求することが考えられる。その文化は各国でこれまで支配的だった文化規範と対立するだろう。


自然災害

     今なおカーディナル・クライマックス(2008年~2015年)の中心部にあることから、地震、津波、強風、火山噴火、干ばつ、飢饉そして停電などが予想される。冥王星が関わると、こうした自然現象の激変が多くの人命を脅かす可能性があり、翻ってそれが、困った人々に手を差し伸べたいという深い同情と欲望のほとばしりを引き起こしやすい。こうした無私の行動は、事実上人々をより緊密に結びつける。もしそうなるならこれは、何故この時期が色々な意味で、結果的に人類にとって最も偉大な瞬間になり得るのかについての1つの理由を象徴するかもしれない。言い換えれば、あまたのクォーターフェーズが多くの地域にもたらす危機のただ中で、自然発生的に起こる様々な思いやりの精神や英雄的な行為が大衆を動機づけ、人々は共に絆を結んで世界的危機の時を乗り越えていく。世界が真のリーダシップとはどういうものかを理解するのは、こうした時なのだ。


大量破壊兵器

     今日の最大の懸念の1つがテロリスト、またはテロリズムを支援する国が大量破壊兵器を入手することだ。天王星と冥王星はその可能性を否定しない。たとえば、イランが核爆弾を開発する秘密の計画を本当に持っているのか否かは、この時期に明るみに出るだろう。彼らは開発に成功するかもしれない。過去1年以内にテロとの戦いにおいて収めてきた大きな成功にもかかわらず、このアスペクトは脅威がいまだに終わっていないことを指し示している。

一方、オサマ・ビン・ラディンやカダフィ大佐の排除など、このところいつくかの重要な成果を上げていることからすれば、この先より大きな成功を収めることも考えられる。これはどちらの方向にも行く可能性を持つが、この対テロ戦争がこの1年で大きな成功を収めた事実は、今後3年間の行く末を示す前兆と言える。勿論、そこには危険がある。その1つは、もし米国がイラクとアフガニスタンにおける軍の駐留を止めて撤退すれば、テロリスト達がこの地域の支配力を増し、2012年~2015年にはさらに一層世界の安定を揺るがすだろうということだ。


テクノロジーの進歩と代替エネルギー源

     よりクリーンなエネルギーを開発する動きはけっして終わっていない。天王星の創造力に富んだ性質が、冥王星によって示唆される世界の汚染と毒を除去したいという衝動と結び付いて、この動きは引き続き今後3年、安定して大きな成果を上げていくだろう。スクエアの持つ性質ゆえに、そこには葛藤や対立が生じるはずだ。だが、この動きの多くがコンジャンクションの時期前後に受胎され、昨今その誕生の苦痛を通ってきていることから、様々な障害にもかかわらず、それは期待通り実現するだろう。ワクシングスクエアは、コンジャンクションの時期に受胎されたものが誕生する局面だ。たとえスクエアアスペクトの関係であっても、天王星はエコロジーと清浄な空気を意味する惑星であり、冥王星はやはり改革の惑星なのだ。



     ここで論じてきた天王星と冥王星、そしてそのファースト・クォーターサイクルについての考察は、私達にとって、2012年~2015年に向けての経済的、社会的プランのいわば枠組みを示唆するものとなろう。

この時期は、私達の人生において最も重要なターニングポイントの1つとなることが約束されている。







以上、『フォーキャスト2012』より抜粋
(C)2011 Raymond Merriman, 株式会社投資日報社
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なお、『フォーキャスト2012』および『フォーキャスト2013』についてはまだ少数の在庫があるとのことです。上記の記事の他にも多彩なマンデーン・アストロロジーの分析が掲載されているので、興味のある方は投資日報社さんにお問い合わせください。

投資家さん向けの高価な本(約8000円)ですが、問い合わせの際に「hiyokaのブログで見たよ」と言っていただければ、『マンデーン2017』発売キャンペーンとして半額の卸値で販売してくださるそうです。(^_^

March 27, 2017

○3/28の新月―みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)

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    新月は前回からの課題を経て、次の新月までの約1ヶ月をかけて取り組む新しいテーマが開示される時。 そしてこれは生まれた星座に関係なく、地球に生きるわたし達みんなに平等に降り注ぐエネルギーです。わたし達はこのエネルギーを使って日々、自分なりに考え行動していきます。その現れはひとの数だけ様々ですが、やがてはお互いに影響しあいながら、社会・国・世界の潮流を作っていきます。これは言い換えると、わたし達を取り囲む「空間の雰囲気」です。星読みの世界から見れば、誰もがその中で生き、そのテーマに呼応して・・(素直になったり、反抗したり、無視したりしながら・・)自分なりの人生を創造していると言えます。 その意味でも、刻々と変容していく惑星エネルギーの流れをおおまかに知っておくことは、きっと何かの役に立つんじゃないかと思います。
    例えば…シンボルの光景やキーワードを覚えておくだけでも、何かに迷った時の指針になるはず。。ではでは今月も行ってみます!(^_-)
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★新月タイムスケジュール★
願い事やアファメーション、ヒーリング・メディテーションなどしたい方は、もし可能ならこの時間帯に合わせてみてください。エネルギーの高まりを感じとれると思います。(^_^)

【地方平均太陽時: ソーラータイム(LMT) 】
東京・関東ローカルで  3月28日12:16前後、北海道周辺で 12:25前後、関西方面(日本標準時ならこの時間)は11:57前後、沖縄周辺では11:28前後に牡羊座 07°37’で新月となります。

前回の新月のテーマについてはココ、満月についてはココをご覧ください。

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Sabianシンボルによる【 新月がもたらすテーマ 】
*ここではデーン・ルージャー(ルディアー)版やマーク・エドモンド・ジョーンズ版の解釈ではなく、透視家エルシィ・ウィーラーの伝えた言葉をそのまま書き写したオリジナル版サビアン・シンボルを使ったブレイン・ボヴィの解釈を参考にし、アスペクトを加味して読んでいます。
*テーマはひとつの意識の流れを表したものです。この流れは順不同に現れたり循環したり、ひとつだけ突出して感じられる場合もあります。また、解釈の内容はその時々のアスペクトを意識しながら抽出しています。


【太陽・月 牡羊座7°~8°ー 発効期:3/28~4/10 】
 "A man successfully expressing himself in two realms at once"
『二つの領域で同時に上手く自分を表現している男』

 "A large hat with streamers flying, facing east"
『リボンを風になびかせながら東に向いている大きな帽子』

【テーマがもたらす雰囲気と挑戦(順不同)】
→★分断された両極の一方に吸収されて一時的な活力を得る無意識の流れ
→★それぞれの「極」が一枚岩ではなくあらゆる方向性をはらむことへの警戒
→★外界の分裂状態への同調が自分自身の内部分裂を増大させる
→★意見の相違の中に共通項、妥協点、調和を見出そうとする努力
→★どこにも取り込まれずにいることで世界の極性から自己の精神を護る
→★右眼と左眼で同時に同じ物事や人物の異なる側面を見ていく注意力
→★一期一会のインスピレーションを掴み取り過ぎ去るままに手放す
→★自分の中の感情や感性と論理的・合理的思考の接点または矛盾に注意
→★何かが向こうからやって来るのをひたすら待ち続けて時間を費やす
→★自己利益に固執するこころが潜在する危機への過剰防衛となる危険
→★自分の思考が何から影響を受けているか、そのルートを探る
→★曖昧な物事に関わる全ての暗示や含意がひとつにまとまるのを待つ
→★まだ固まりきらないアイデアに芯を与え確固たるものに育てる
→★ハートを羅針盤として進むべき方向を定める必要
→★どんな選択にも光と影があることを知った上での準備
→★新しいものの到来古いものとの別れを予感し風通しをよくする・・・→

エネルギーのポイント:『変化への予感、精神の地固めとしての勇気』


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左から春分図、新月図、左下は満月図


        日蝕の新月~満月期が終わり、春分も越えて、アストロロジーの観点から見れば今回は新年初めての新月ですね。 春分図にはこれから夏至までの約三カ月、そして2017年~2018年の一年を予見するテーマが含まれると言われます。… と思って見てみると、やっぱり今年は怒濤の年になりそうな...。 わたし達それぞれの人生においても、そして世界、日本という国、わたし達が創り上げる社会においても。 特に春分に続く今回の新月期(3月28日~4月25日)は、この春分図との絡みもあって、けっこう重要な節目になるひとが多いかもしれません。というわけで、今回の記事は最初に春分図と今回の新月・満月図についてちょっぴりお話してみたいと思います。


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★春分図と新月そして・・・★

  まず春分図の太陽は6室(労働・雇用環境、労働組合、軍事・警察・防衛関連、官公庁、健康・医療関連、緊急時の救助組織など)に在泊しています。日本には去年あたりからドラスティックな変化の兆しが浮上していますが、今年はいよいよそれが明確に目に見えて来るのかも。その焦点があたるのは、主にこの6室的な領域かもしれません。 


またアングルに絡んだTスクエア(小惑星ヴェスタを入れるとグランドスクエア)が成立しています。アセンダント(ASC)にピタリと乗る木星、ディセンダント(DC)に近い天王星とエリス。そしてIC近くには冥王星。それにMCにはヴェスタ(とキラルス)。けれどここで、各アングルにほとんどオーブ無しで乗る小惑星達を子細に見ていくと・・・

ASC---ヒンズーの破壊神シヴァ(破壊、暴力、新生、聖なる男性性or両性具有)
   と木星がコンジャンクト

DC---ヒンズーの火神アグニ(火による浄化、カルマ)
    →戦後始原図の木星とコンジャンクト

MC---ケンタウルス族の乱暴者テレウス
     →新月図のASCとコンジャンクト

IC---エジプトの獅子神セクメト(心身両面の戦いと保護する者の責任)

と、見るからにダイナミックな顔ぶれが揃っています。また蟹座のヴェスタには、小惑星アトランティス(人間の驕りによる破壊)と大地の女神ガイアがコンジャンクトしているという... なんだかそれなりの役者が揃ったドラマチックな舞台という感じもします。 

春分図を一見して目に付く、MC付近の小惑星ヴェスタ。この女神は「聖なる火」または「自分が信じる大切な何か」への献身を意味します。彼女は天頂近くで高々と松明を掲げているのかな? そのシンボルは華やかな「唱うプリマドンナ」。彼女はどんな「火」を掲げ、どんな歌を唱い上げるのでしょう?その隣には、突然の犠牲を意味することの多いキラルスが控えているけれど。。


  また、日本そのものを示唆することの多い小惑星ニッポニアは、領土や国民の雰囲気、幸福度などを示す4室に在って、上記のグランドスクエアにも関わるケンタウルス族のキラルス(人的被害や犠牲/子供や若年層であることも多い)、そして月のノースノードからそれぞれクインカンクスとクインデチレのハードアスペクトが形成されています。これって、なにやら少しバランスの崩れた神の手 ― 疑似YOD的なグループアスペクト。 このニッポニアの位置は、 「自分が信じる物事をかざして突っ走るあまりにコントロールが利かなくなること」、「コミュニケーションに問題を抱えて行き詰まる危険」「主張の違いを乗り超え全員が一丸となって事にあたる必要性」を示唆する度数です。 これは、地に足を着けて現実を見据えること、冷静沈着なこころ構えを持って対応しなければならない何事かを暗示しているのかもしれません。ただし小惑星絡みということで、今は単に集合心理的な暗示としてこの度数(水瓶座18°台)のエネルギーがチャージされ、その後主要惑星が来たときに発効するという可能性もあります。
 

トンネル


  ちなみに春分図のASC〜DCのテーマを一口で言うとすれば 「個と公の激しいせめぎ合い」「競争の中で自身の立ち位置を確保する戦い」、MC〜ICのテーマは「二者択一の岐路に立つ」「デリケートな物事を破壊しないために必要な保護壁」でしょうか。 そしてこの春分図のASCは、日本の戦後始原図(サンフランシスコ条約発効・主権回復図)のMCとぴたり重なっています。 

しかも今回の新月図のASCは春分図のMCに対してオーブ1°に満たない位置に来るし、新月(太陽・月)そのものは、春分図の6室(労働問題や労働環境、軍事関連/公的奉仕)に在泊する金星にコンジャンクト。 それと同時に日本の戦後始原図では3室(コミュニケーション・交通全般、報道・メディア、近隣国との関係)に在泊するエリス(!)ともコンジャンクトして刺激しあいます。そして現在、トランシットの木星は戦後始原図のMCと海王星(始原図の3室を支配)の上を行ったり来たりで、戦後の日本という国が持つ「曖昧な理想主義」をどうするつもりか?とプレッシャーをかけている様子。。なかなか難しい局面です。

この春分図で最も興味深いのは、MC10室(政府・与党、自国の世界的地位に反映される国内リーダーシップの在りよう、著名or高位の人物)を支配する月と、IC4室(領土、愛国心、国民の気分、野党、国土に発生する天災や大事など)を支配する土星が、3室射手座の銀河中心でコンジャンクトしていることかな。

月は女性を暗示しますが、これを著名な人物、または政府に関わる(10室)女性(月)と見て、国民の関心または野党(4室)を支配する土星(公的施設や土地問題)、そしてメディア(3室)と誇張(射手座)に結び付ければ、このところ巷で話題のニュースにも当てはまりますね。。 もちろん、それが「真実」の姿を描いているかどうかはわかりません。他の読み方も出来るでしょう。けれど、もし自分が「その読み方」を取るのなら、もう一歩進めて、何故自分にはその筋立てがフィットするのかを考えてみるのも一つの道かもしれません。そこには自分という名の世界を支えている、ある構造が反映されているはずだから。


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  本来、マンデーン・アストロロジーは政治経済や世界の歴史はもとより、地政学的知見や広範囲の専門的な情報ソースを必要とするものです。特に現代の複雑化した社会では、それは高度な専門家の世界であり、政治的偏見や個的なイデオロギーなどの夾雑物が入ってはならない世界でもあります。…とはいってもアストロロジャーだって人間です。大統領選で米国のアストロロジー界が大騒ぎになった経緯を見ても、透明なフィルターを持つことは人間にとってとても困難なことだと思い知らされます。ついつい自分の主張に合わせて星の象意を拾いあげ、天下国家を論じてしまう…なんてことだってあるかもしれません。けれど今後アストロロジーが社会的信用を得ていくためにも、自分の意見に対しては謙虚に捉え、知らないこと、知り得ないことに対して常にオープンでなければいけないな…と感じる今日この頃です。 あ、でも。社会を集合意識の動きとして見ていくのなら、ごく普通のわたし達にも道が拓けます。 集合体に参加し、創っていく側であるわたし達自身。その意識を、社会を俯瞰する視線を通して研ぎ澄ましていくためのマンデーン・アストロロジー…とでも言えばいいのかな。パーソナル・アストロロジーを主軸にマンデーン・アストロロジーを学ぶというのは結局、そういうことだと思います。 と…あれれ?いつのまにか話が逸れちゃった!スミマセン(^_^;


では続きw。月と土星(そして銀河中心とイクシオン)がコンジャンクトしている春分図の3室は、交通システム全般、コミュニケーション、ネット、メディア、ニュース(の大衆に対するアプローチ)、情報全般、児童教育、そして近隣国との関係を支配します。元々射手座は何か事があればどんな方向であれ、思いっきり大きく振れやすい性質を持ちます。それに加えて銀河中心は、強烈な体験を通じて人生に変革を起こすようなエネルギーが放射されると言われるところ。。 そう考えると、やはり今年どこかの時点で、政府と国民(または野党)がこころを一つにして事にあたるべき状況が起きてくるとも読めるのではないでしょうか?(今だってその必要はあるけれど)  けれど月・土星にはイクシオン(やりたい放題、モラルの欠如)がコンジャンクトしてるし。 政治やイデオロギーを示すことの多い小惑星パラスが、夢見がちな魚座からスクエアを形成しています。やはり、なかなか一筋縄ではいかない感じ。。


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  また天秤座のASCには逆行の木星がピタリと乗っています。ASCと1室は国と国民全般の状況&セルフイメージを表すとされますが、逆行の木星のエネルギーを考えると、手を取り合い公正を求める健全な承認願望が反転し、内向きになりつつ増大するのかもしれません。つまり外の状況(世界情勢)がよく見えないままに、狭い範囲(国内)で皆がより良いポジションと法を求め、あちこちでひしめきあいながら押したり引いたりを続けるような感じでしょうか。 また、外を見るよりまず先に国内を固めて安定しなくては!という思いと需要が高まる可能性もあると思います。この位置の木星は逆行とはいえ品位は高いので、なんとか落としどころを見つける力はありそうだけど。。 そこで目覚ましとなる健全な刺激は3室のメディアが伝えるニュースから…ってなると良いのだけど。 木星とASCにスクエアを形成する3室冥王星のサビアン・シンボルを見ると 「人々を酔わせ誘導する隠れた声」 というテーマが出て来ます。冥王星はこのところずっとこの度数に留まっていますね。 うーん。。 冥王星は破壊と再生、そして変革の惑星でもあるけど、日本のジャーナリズムもまた相応の変容を促されているのではないでしょうか。

とはいっても、今は牡羊座の天王星が力をふるい、木星と冥王星を刺激する季節。情報の売り手側には 『ファクトチェックなどしているヒマはない。誰よりも早く、何よりもウケの良い話題と絵を流さなくては!』という衝動が生まれます。買い手側の天王星は『欲しいものを早くよこせ!今、よこせ!楽しませろ!』と叫びます。エリスは横から 『それには誰かを血祭りに上げるのが一番手っ取り早いし面白いかもね..。だってみんな飢えてるんだもの。ねぇ、お腹を満たしてあげましょうよ!』と微笑み、情報という名の金の林檎を差し出します。金が本物か偽物かなんてどうでもいい。投げ入れて起きる波紋こそが刹那の黄金。そして虚実取り混ぜてせっせと量産される情報が、日々むさぼるように消費され食い尽くされていく。そんな時代。 わたし達もまた大なり小なりそんな祭に参加し、創り上げています。。 どうしてだろう。行き着くところまで行くために?


一方、春分図のDCからオーブ2°〜3°内に位置する天王星とエリスは7室(同盟関係)在泊。そのDCスレスレに位置する小惑星アグニは 「パートナーシップの中で頼れるガイドになれるかどうかの試練」 という位置にあるのですが…。


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  木星・冥王星そして天王星が絡むスクエアの下で、実際に何が起きて何が起きないかを予測出来るだけの知見をわたしは持っていません。ただ、とりあえずこれら惑星達の配置を見ていく限り、最初に挙げた、春分図のアングル(カーディナル・クロスのASC、DC、MC、IC)が示す大きなテーマを支持しているように感じられます。(ちなみに米国の春分図では月・土星・銀河中心のコンジャンクションは10室 ― 政府・大統領の領域で起きます。)

また、4月6日に起きる銀河中心からの土星逆行開始、4月10日の水星逆行開始に続いて4月11日に起きる次の満月は、春分図のASC=戦後始原図のMCと海王星にコンジャンクトし、ICと金星にはオポジションを形成します。

ということで…次回の満月図を見ると、太陽と天王星・エリスがコンジャンクト。そして冥王星(と小惑星レクイエム)、月、木星、グリーヴ(哀しみ)、ヴェスタ、アポロ(驕りと怒り)、アトランティスを巻き込んでまたもグランドスクエアの構成に。。 そして4月15日には、魚座を逆行してきた金星が再びこころの傷を確認するように、カイロンとコンジャンクト。そして土星とはスクエアを形成しながら順行開始。。 うーん、こうしてみると、世相もわたし達のこころ模様も、当分はゆったり落ち着く感じにはならないかもしれません。世界にもまだ驚くようなことが起きそう。カーディナル・スクエアの始まりから、ここでもずっと「変化」を言ってきたけれど。 わたし達の住む日本も、いよいよ本格的な変わり目を迎えるのかな? もしかしたら思いもよらない形で? もしそうだすれば… 未来に繋がるその結果は、これまでの小さな選択の積み重ねと、そして今この瞬間のわたし達に託された小さな選択にかかっているのだと思います。


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        そうそう、ちょっと余談になるけれど、今回興味深かったことについて。。 春分図のDCとコンジャンクトしている「アグニ」という惑星は、2010年にNASAの広域赤外線探査衛星によって発見され、最近になって命名が発表された小惑星です。なのでもちろん、まだ確固とした象意を例示出来るだけの研究はなされていません。それでも、惑星の意味を読み取るにあたって非常に重要だとされている発見時のイベントチャートを見る限り、かなり厳しい(それでいて美しい)テーマをはらんでいそうな気がします。ただし小惑星なので、象意の範囲は比較的狭くピンポイントではあるのですが…。

というわけで、現段階での仮説として少し説明しておきますね。アグニはヒンズー教(古くはアーリア人の拝火信仰)の「火」全般を統べる神で、人間と天上の神との仲介者ともされています。このエネルギーの最高の顕現は「霊の火」、つまり縁ある探求者にとっては道標であり、古典的な捉え方をするなら自我の超克(エゴの犠牲を通した霊的上昇)と加護、浄化の火、またはクンダリーニ現象までカバーする可能性がありそうです。発見時に月のノースノードがサビアン・シンボルの「拝火教徒」の位置に来ていたのも象徴的。また火山噴火や爆発火災のチャートでも、けっこうな頻度で主要惑星とアスペクトを形成しているのが見られます。 そして発見時のアグニ自体の在泊位置を見ると、「輪廻を重ねて培ってきた霊的な資産や力を正しく使えるかどうか?に関わる様々な心身への試練」「慎重なプロテクションの必要性」が浮上してきます。


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  アグニが二面二臂を持つ神とされているように、そのエネルギーの顕れは準備の出来ていない人間の自我にとってはまた別の顔 ― 危険な影響力を持つのかもしれません。(NASAの資料によると、アグニは二重惑星の可能性が高く、将来的に地球に接近して災害を起こす怖れのある小惑星リストにも含まれているようです。)

たとえば一方で燃えるように輝く何か…いのちの力が持つ大きな磁力を与える。それと共に、他方ではたやすく燃え上がりやすい精神状態、炎上しやすい状況、火に煽られて何かを(あるいは自分自身を)むさぼるように食い尽くしてしまうような貪欲さ、霊的・精神的・感情的狂騒状態としてこのエネルギーが使われることもあると思います。それはある意味、気持ちの良い状態でもあるのだけど…使う側に意識の濁りがある場合には、火の儀式の供物として破壊的な状況の種を地中に埋めるような働きを持つかもしれません。それはやはり新たな再生への促しでもあるとは思うけれど…。


ほらあなとみどり



  ちなみに直近でこのアグニが主要な惑星にコンジャンクトしたのは3月22日~24日、土星が銀河中心(物質/欲望としての "架け橋" の崩壊と生命の永遠性)で逆行前に滞留するさなかに起きた、天王星・エリスとのコンジャンクションでした。

この日、日本では森友学園問題で国会への証人喚問が行われ、政治家、報道関係者、そしてそれを見守る大勢のひとびとを巻き込んで盛大な右往左往と侃々諤々のドラマが繰り広げられました。 一方、ロンドンではウェストミンスター橋と議事堂でテロ事件が起こり、3人の犠牲者と29人もの負傷者が出ています。どちらも異なる側面と意味合いで、天王星(予測不能、異端者、インターネット)とエリス(既存の不和の浮上、怨恨、陰謀)の結び付きに煽られ、アグニが点火剤の役割を果たして燃え上がった事象とは言えるのかもしれません。 特に日本で突出した森友学園問題は、この証人喚問時のイベントチャートを見る限り、天王星・エリス組が煽る「 メディアとネットを介して拡がる暴露と陰謀の祝宴」が見事に現実化された一例のように見えます。ここに実際に大きな問題が潜んでいるとすれば、今表立って騒がれているような事柄ではなさそうですが…。

この問題については、これを書いている3月24日現在、真実は闇の中。ただ証人喚問のイベントチャートを見る限り、アングルがミュータブル・サインでもあり、スッキリした解明には至らないのではないかと思います。けれど今年(または春の状況)を暗示すると言われる春分図に示唆されているのは、緊迫する世界情勢の中に位置する日本が向き合うべきもっと根本的な問題(あるいは危機)かもしれません。ただそれがいったい何なのかは、まだわたし達の日常意識にはうっすらとしか映っていないのではないでしょうか。 

銀河中心でコンジャンクトする月と土星。月をわたし達それぞれの「セルフ」だと見るなら、この春分図はわたし達に「STAY STRONG!」と呼びかけているのかもしれません。たとえ周囲がどれほど狂躁に満ちていたとしても…。


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        なんて…いつにも増して前置きが長くなってしまいました。ふぅ。。(^_^;  じゃ、最後にひとつだけ。今夜(3月27日)日付けが変わるころ、水星は逆行前のシャドウ・フェーズに入ります。なのでこれから逆行開始の4月10日前までの期間、仕事上の決め事や重要なアポイントメントなどはなるべく早めに固めておいた方が良いでしょう。コンピュータ関連や電子機器なども、気になることがあれば今のうちにメンテナンスしておいた方が良さそう。また、この期間にふと考えたこと、浮かんだ思いや計画など、気になることは書き留めておくのもいいと思います。これから水星が辿る度数は行き・戻り・行きと全部で3回通ることになります。そのアイデアが逆行時にどうなるか? 順行時にどうなるかを観察してみるのも面白いし、いろいろと発見があったりするかもしれません。  なお水星逆行の中日は日本時間で4月20日、順行開始は5月4日、シャドウ抜けは5月21日です。



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★3月・新月のサビアン・シンボル★

        ではでは、新月のサビアン・シンボルに行ってみますね。これは大分前、天王星・冥王星のスクエアがたけなわの頃に一度経験したエネルギーだったと思います。今回はそのおさらいとレベルアップの意味を持つのかも?

ではまずベースとなるシンボルから。『二つの領域で同時に上手く自分を表現している男』です。この原文に使われてる、"realm/領域"には、もともと"kingdom/領地・領土"という意味があるそうです。つまり、二つの領域はそれぞれに異なる、ある一定の「力」によって統治されている場所だということ。そしてこのシンボルに出てくる男は、その二つの領域のどちらにも通じるようなやり方で自分を表 現していることになります。または、それぞれの領域に通じる異なる概念の中に共通性を見出すことによって、一つのこと…「自分」を表現出来ているのかもしれません。でも二つの領域って何だろう? 


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        このエネルギーは、使い方によって結果がまったく違ってきそうだし、とても幅広い解釈が出来ると思います。その本質を見るなら、ひとつの領域は内界=自己の内的宇宙、そしてもう一つの領域は外界=外側に無限に拡がるように見える宇宙。基本的にはここから始まるけれど。 それをわたし達の意識は独自のアミダ籤的回路によって様々に翻訳していきます。たとえば「高い世界」と「低い世界」。「確実な領域」と「不確実な領域」。「危険な場所」と「安全な場所」…などなど。その両極にあって自分を上手く表現出来るということは、どんな極端な状況にあっても常に自分のままでいられる、自然体の自分を保っていられるということではないでしょうか。

       意見や立場の異なるひと達がひしめく分断された世界。そして自分の内的世界の静謐。その両方に同時に注意力を向けな がら、慎重にバランスをとり、自分の芯を失うことなく、より良いコミュニケーションを図っていけるか?  それとも、あらゆる二重性の中で上手くやっていくこと、流れに付いていくことを第一として対応を重ね、疲れ果てていつしか自分自身を見失うことになるのか? 牡羊座0°で新たに生まれた意識は、ここで自分とは全く異なる衝動や感性が溢れる世界に触れ、ちょっとした危機を体験することになるのかもしれません。


棒と岸辺


  たとえば予想もしない出来事が突然起きた時、わたし達は短い時間でフレキシブルに発想を転換し、機敏に動かねばなりません。それには普段から、表面上だけで なく水面下で何かが動いている可能性への注意力を必要とします。 たとえば真実と嘘は、それほど綺麗に分かれてはいないかもしれません。よく理解していな かったり、○○らしい・・・と聞いただけの物事を、自分が気にしていた事柄とマッチするからといって、そのままうのみにして行動すれば、思わぬ結果に直面 することがあります。 また、たとえテクニックや口先で異なる意見を上手にまとめたように見えても、一度予期せぬ出来事が起こればそれは簡単に破綻してし まうでしょう。その結果、欺瞞の責任をとらされるかもしれません。二つの領域でうまく生きることは、諸刃の剣でもあります。 


この度数で与えられる注意力をまっすぐ使っていくには、どんな時にも一番大切な自分の芯、自分が最高の純粋さを保っているところに常に立ち返り、そこから判断していくことが必要になります。前回の満月のシンボル『動物の調教師』が描いてみせたテーマ…「自分の中に棲むけものを飼い慣らす」「湧き起こる感情のうねりや内的な混乱を抑えて中心を保つ必要」そして「自分を支える形を持たない何かに勇気を持って全幅の信頼を寄せる」などは、この新月期のための訓練だったかもしれません。ポイントは「抑制と統御、そして解放のリズム」でしたね。みんな、溜まったものを心地良く解放出来る自分だけのリズムを掴めたかな? もしかしたら一番傷つきやすく、でもだからこそ、一番強くなれる可能性を秘めた内的な闘技場。見つけられたかな? 本物の注意力って、きっとそんなところから生まれるんじゃないかな。。


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        けれどわたし達は、何故そうまでして注意力を使っていく必要があるんだろう? この新月がとっていくエネルギー、牡羊座8°の「帽子」は東を向いています。東は日が昇るところ。新しい一日の始まりを告げる場所。そこでは、新しい息吹を感じさせる「何か」が、今にも生まれ出ようとしています。 あ、何かが動いた…? 風だ!風が生まれる! やがて東方から、リボンをはためかせる風が力強く吹いてきます。 風は、生まれたばかりの小さないのちの火を赤々と燃え上がらせます。。

アストロロジカルな新年。その初めての新月期。わたし達は、周囲の世界にも自分達の内面にも、何か新しい方向性や想いが生まれる可能性を抱いているのかもしれません。いえ、もうすでに生まれつつあるのかも? でもそれはまだタマゴの殻を破って出てきた雛鳥のようにもろく、慎重に護っていかなくてはならない存在です。ここで生まれる新しい「何か」は、たとえ今は小さくてとてもたよりない息吹にすぎなくても、これからわたし達が歩んでいく道に大きな影響を及ぼしていく可能性があるからです。これはちょっとした未知への冒険になるかもしれません…。

        この度数に対向して補完関係にある位置、天秤座8°が持つシンボルには、燃えさかる「暖炉」が出て来ます。帽子は頭=精神を護るもの。そして暖炉(hearth)はハート(heart)の象徴です。 これから先のわたし達は今まで以上に、否応なしに社会の変化に参加していくことになるかもしれません。これまで以上に、社会のありようと自分の人生がオーバーラップし、影響しあうさまを見るのではないかと思います。でも、これからのわたし達の道程 がどんなにデコボコしていても、どんなにジェットコースターだったとしても、「頭」と「腹」、または「スピリット」と「ハート」がしっかり繋がって支えられていれば、どんな変化にだって柔軟に対応出来るはず。耐えていけるはず。 それはわたし達が創り出す世界という名の壮大な鏡なのだから。 ならば未知を不安がるのではなく、それを楽しいと感じることさえ出来るかもしれません。うん、きっと... そんな気がする!


道



        このブログを始めてから、毎回記事を書いていて思うことがあります。それは、ルネーション(新月や満月)でわたし達に提示されるテーマも、季節や一年を彩る四季図のテーマも、そして巡り続ける惑星達の呼び声も、それぞれが本当に有機的に繫がりあい、ホリスティックに響き合いながら、今を生きるわたし達の鏡となってくれていること。これはもちろんわたし達ひとりひとりのネイタルチャートやプログレス、リターン図などにも言えることです。 

複雑で精妙で、計り知れない深みを持つ燦然世界。その曼荼羅から何を読み取っていくのか? 無限に奏でられる和音に合わせ、どんな旋律を紡ぎ出していけるのか? どんな選択をするのか? そこに潜む最善の可能性を浮き彫りにしながら、現実という名の乱反射の中でどう表現していけるか? ひたすら探っていく、そんな作業。おそらくそれが、自分にとってのアストロロジーかもしれない… 新月のテーマを考えながら、そんなことを思いました。何のためにそんなことしてるの? そうね…きっと、未知の地平線から吹いてくる新しい風に向かって立つために、かな。。


岩と海



        さてと。28日昼近くの新月に天頂付近を見上げれば、そこには太陽の輝きに紛れて「鎮魂」を意味する小さな惑星レクイエムが、不可視の旅を続けているのが感じられるかもしれません。これは死者の出る事故や事件、災害のチャートによく顔を覗かせる小惑星です。ただし常に何かが起きるというわけではありません。この小惑星の本質は、文字通り「死者を悼むこころ」メメント・モリ…「死を想え」にあります。

「死」はわたし達人間にとって、たとえ今の境遇がどうあろうといつか必ず訪れる関門。誰もが等しく体験するだろうこの世のゴールです。それはずっと先かもしれないし、明日かもしれない。だから、これが個人的にトランシットやプログレス、ソーラーリターンなどで強調されるときは、「頭を垂れて生と死に思いを馳せる」「この世界に永遠は無く、全ての物事は はかないからこその輝きを持つ。ならばいのちある間は、その強烈な美しさを味わいながらせいいっぱい生きよう...」と思わされるような経験をすることが多く見られます。そのきっかけはひとそれぞれ。死を想うこころもひとそれぞれ。 そしてこの新月でレクイエムが囁く謎の合い言葉は「あなたがそれをどう見ようと、それは正しい。ただし今、あなたのこころが創る世界の中では...」です。

まだ興味深いアスペクトも沢山あるのだけど...今回はこのへんにしておきますね。 今気付いたら、なんだか春分図関連のほうが多くなってしまったし、話があちこちに飛んで説明がややこしかったですね。。(^_^; 

最初にも言ったけれど、今回の新月〜満月期がいろんな意味で何かしら特別な期間になるひとも多いんじゃないかな。。 何かのフックになるような。 金星逆行〜土星逆行〜水星逆行と、ふり返ったり迷ったり再確認したりの日々の中で、背中をそっと押されるひと。爆発しそうなこころを抑えて突破口を探るひと。奇蹟のような巡り合わせの優しさを怖れてふるえるひと。 みんなそれぞれの道で、それぞれの領域で、何かの訪れを待ち、便りを受け取るような。 さぁ、新しい胎内宇宙を生み落とし育てる旅が、再び始まろうとしています...!


Messier78



Twitterでもツイートしましたが、3月末に『マンデーン2017』のkindle本がAmazonから発売される予定です。発売後になるかもしれませんが、近々紹介記事をUPしますので、よかったら読んでみてくださいね!!


have a great trek!!!★

hiyoka(^_^


March 26, 2017

レイモンド・メリマン 週間コメント3/27【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2017年3月27日(フリー版より)
翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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≪先週をふり返って≫

        金星逆行(3月4日〜4月15日)の典型として、「医療費負担適正化法」の廃止と改革は行き詰まった。これを書いている現在に至るまで、共和党はこの法案を通すに十分な支持をかき集めることが出来なかったからだ。これに反応して株式市場は先週、連日安値方向への動きを見せた。ダウ工業平均は火曜だけでも200ポイント下げたが、これは1日の下げ幅としては今年最大だ。この挫折がトランプの唱える計画遂行に影を落とすのではないかというのが懸念で、彼はもう鶴の一声で「契約をまとめる」ことが可能な存在とは見られなくなる。この事はおそらく彼に敵対する側を大いに鼓舞し、彼の経済計画を危うくするだろう。しかしながら、またも思い出すべきは今が金星逆行期であり、性急な結論を出すのは賢明ではない可能性があるということだ。とりわけ今は逆行中日付近であり、トレンドは変わりやすい。

不鮮明な雲行きは貴金属、国債、そして対米ドルの通貨にとってはポジティブだ。金は週明け1225近辺でスタートした(その前の週は1200以下だった)。そして週中には1250ラインを突破し、その後1240〜1250の間でもみ合いとなった。銀は前の週には17.00以下で商われていたが、金曜には17.80の高値まで反騰した。一番の敗者は対円の米ドルで、先週は11月中旬以来の最安値110の支持帯を試した。これはドルにおける16.5年サイクルの高値がまさしく2017年1月、正常に顕現したことを示唆する点滅サインだ。米ドルは16年ごとに、1月前後6カ月の間にトップアウトする傾向を持つ。そしてそれは大統領選における共和党の勝利と同期している(1984年、2000年、そして現在に至る2016年)。



≪短期ジオコズミクスと長期的考察≫

  “ FRBは "天地を揺るがすほど重大な" 0.25%の金利引き上げ(3月15日)へと市場を注意深く "誘導" しながら、一方では株と債券トレーダーを安心させるキャッシュと引き換えに膨大な量の資産を買い入れることで自らのバランスシートを ― とてつもなく ― 増大させている… その数量たるや、完全に失敗した ― とはいえ金融市場は大いに楽しみ恋しくも感じている ― 量的緩和策の壮大な新ラウンドかと見まごうばかりだ。”

― Dr. Michael Ivanovitch
  “The Fed’s Stealthy QE — $267 Billion of Fresh Liquidity
   Injected Since Mid-January”
  CNBC.com 3月20日付


  上記は単にFRBが3月15日に短期金利を引き上げてなお株価が反騰するのに訝しい思いを抱いている皆さんのための引用だ。

        3月30日〜4月21日までの間に11個の重要なジオコズミック・サインが展開していく。3月30日火曜には、木星が冥王星に対して全3回中2回目のウェイニングスクエアを形成する。これはいくつかの理由から重要だ。

まず、このサイクルの始まり ― 2007年終盤のコンジャンクション ― は、(サブプライムローン危機に端を発した)いわゆる「大不況」と株式の暴落と同期している。多くの株式市場が急落したばかりでなく、多くの国々が莫大な財政支出計画を押し進めて4つの「D」、すなわち負債(Debt)、赤字(Deficits)、デフォルト(Defaults)、ダウングレード(Downgrades)へと導かれていった。これらと同じテーマが浮上し始める。

2番目に、今回は通常の木星・冥王星スクエアではない。カーディナルTスクエアの一部をなすものであり、天王星もまた木星と冥王星に対してスクエアを形成する。ドナルド・トランプは暗礁に乗り上げた医療保険改革問題から今度は税制改革問題へと、素早い切り替えが出来ると考えている。だが冥王星は税金も支配している。これが木星にスクエアであり、金星はいまだに逆行中であることから、手の届く所になっている果実(税制改革)を取るのは簡単だという過信の可能性は、医療保険問題の時と同様に高い。


        4月7日〜14日、太陽がカーディナルTスクエアをトランスレートする時も困難なら、4月5日〜21日、金星が土星に2回の正確なスクエアを形成する時も然りだ。これらは両方とも方向転換する。あるいは4月9日〜5月3日、水星が逆行に転じる時も困難な時期だ。たとえトランプが現在フラストレーションを感じているとしても、物事を熟考した上で(彼はやりそうにないが)取りかかることなくただゴリ押しするだけなら、この時期に彼が経験するだろう抑圧に比べると大したことはないと思えるだろう。

トランシットの土星はいまだに彼のネイタルの月にコンジャンクトしており、それがこの夏の間中、彼の太陽にオポジションであることは以前触れたと思う。土星が影響を及ぼす時、素早く進む物事は何もない。ましてや彼の上昇惑星は獅子座の火星だ。火星は忍耐強い惑星ではない。フラストレーションを抱え(土星)、性急な(火星)トランプ氏は今から8月終わりまでどんな行動を取るだろうか? 8月21日に起きる夏の日蝕は彼のネイタルの火星とアセンダントにコンジャンクトするのだ。


        今週のコラムを締めくくるにあたり、水星逆行(4月9日〜5月3日)と金星逆行(3月4日〜4月15日)の違いについて述べてみようと思う。どちらの逆行も「十分に考えることなく決定を下す傾向」に相関しており、だからこそ、再びエネルギーがスムーズに前進するようになる以前に計画段階に立ち戻り、修正をほどこさなければならない。

しかしながら、何故それが起きるかについては微妙な違いがある。水星逆行の下では、正しい選択を行うための情報や知識が不適当であったり、不十分になりやすい。 金星逆行下では、情報や知識は得られるのだが、どの選択が自分にとってベストなのかを決められない。衝突や混乱はどちらかというと価値観の領域に起きやすい。

「ほとほと失望してきた関係だが、まだ諦めずにもう一度やりなおすか?」または「自分の原理原則をあくまで護り、自分を曲げずに行くべきか?」 

いずれにしてもそれはまた、非現実的な期待をかけることをも意味する。金星逆行下では自分の中に生じる期待感を低めに設定しておき、もし思った以上に物事が上手く運んだら驚きと共に喜ぶ、というくらいがちょうど良いだろう。とりわけ他者との人間関係においては、過剰な期待を抱きその後それが叶わず失望するというケースも多い。

こらからの3〜4週間、私は過剰な期待を抱かないようにするつもりだ。金星が逆行する今、そして今後水星が逆行に転じるにあたり、私にはこの過剰期待への戒めを座右の銘として繰り返し唱える必要がありそうだ。

さて、もしこれが金融市場にどう影響するかを解明出来さえすれば、逆行下の人生はすこぶる楽しくなるだろう。私にはちょっとしたアイデアがあるのだが、皆さんの希望をあまりに膨らませるようなことは本意ではない。結局のところ、金星は逆行するだけでなく、まもなく魚座に後ずさりしていく(4月2日〜28日)。叶わぬ期待についての話をしたばかりだが… これは非常にロマンティックかつ非現実的な組み合わせだ。最近のMMAインベストメント・リトリートで講師を務めたファイナンシャル・アストロロジャーのマリー・ショーペルが語ったように、金星は自らの「乙女の洞窟」に戻って引き籠もる。これがどう大統領に影響するだろう? それはきっと、その「乙女の洞窟」で彼を待つものが何なのかによるのかもしれない。







訳文ここまで
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March 19, 2017

レイモンド・メリマン 週間コメント3/20【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2017年3月20日(フリー版より)
翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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≪ 先週をふり返って ≫

        “連邦準備制度理事会は水曜、短期金利の引き上げを決定、今年はその方向性を維持すると発表し、中央銀行の政策を経済の進展に沿っていわゆるイージーマネーを金融システムから排出するという、より積極的で新しい局面に移行させた。『経済は良好だというのがシンプルなメッセージだ』FRB議長ジャネット・イエレンは2日間にわたる政策会議の後、こう述べた。『我々は米国経済の健全さと打撃からの回復力に自信を持っている』”

― Nick Timiraos and Kate Davidson
  “Fed Raises Rates, Signals Gradual Increase Ahead”
  ウォールストリートジャーナル 2017年3月16日付


        そしてこの発表 ― FRBによる15カ月間で連続して3回目のFF短期金利の引き上げ ― を市場は囃した。ほとんど全ての市場が騰がった。ダウ平均は木曜の安値から2日後の高値まで200ポイント以上も舞い上がった。金は3月15日の発表を前に3月10日につけた安値1194.50を試していたが、その後翌日までに突然40ドル近く飛び跳ねた。銀は水曜の発表前に週の新安値16.82をつけており、前週の安値を割らなかった金に対して異市場間強気ダイバージェンスを示していた。そしてその翌日木曜までに銀は17.58に上昇した。また金利引き上げのニュースを受けて国債までが舞い上がった。これはどうも、経済が強気であるというリポートをFRBがもっともらしい形で売りだし、金利引き上げは経済を頓挫させるのではなく実際に強化するものだというその着想を人々が買ったという様相だ。

金星逆行下のこの種の反応は、結局のところは正しくなかったと判明する可能性を持つ。FRBの言葉とその見積もりの間には辻褄の合わないところがある。たとえば、FRBは一方で経済が2%のインフレ・ターゲットに近付いていると発表した。これに対し市場は再び、FRBが本当に自らのターゲットに向けてインフレをコントロール出来るというその宣伝文句を買いだと受け止めた。だがちょっと待ってほしい。もし経済がそんなに素晴らしい状態なら、何故FRBは今年、来年、そのまた次の年と、たったの2%の成長しか予測していないのか? それははたして成長と言えるのか?

またFRBはこうも言っている。今後2年間、失業率が増加することはないだろうと。つまり失業率が4.5%を割ることはなく、インフレは2%を超えることがない。換言すれば、木曜のウォールストリートジャーナルに掲載された社説によると “見たところ、FRBは米国経済が際限なく続くだろう輝かしい安定期に達したと考えている” ようだ。 本当か? ファイナンシャル・アストロロジーに基づく私達の理解からすれば、それは違う。

FRBに対し市場で開催されたこの愛の祝賀祭の全ては金星逆行下で起きている(金星は愛とお金を支配する)。もしかするとこういった投影された価値(金星)は、いったん金星が順行(4月15日)に転じれば変化するかもしれない。もしかすると遅くとも2〜3カ月後に変化するかもしれないし、早ければ来週にも調子が変わるかもしれない。金星逆行の下では、その間に人間が抱く見解や信じる事、発する主張や宣言などほとんど無制限と言っていいほどコロコロと変わっていく。しかもそれは継ぎ目なく微妙に変化していくので、当の本人は手遅れになるまでその事に気付きさえしない。

        世界の株式市場はFRBによる金利引き上げのニュースを受けて反騰した。ナスダック総合は先週、史上新高値まで舞い上がった。ダウ平均とS&Pもまた調子良く反騰したが、ナスダックの新高値ブレークアウトを追認するほどではなかった。今現在、株式指数は異市場間弱気ダイバージェンスが現れるかどうかを見守っているところで、これはダウ平均とS&Pが3月1日(MMA★★★重要変化日すなわち2月27日〜28日±3営業日)につけた高値を下回ったままであることが要因だ。似たようなダイバージェンスはヨーロッパやアジアにも見られた。たとえばFTSEとNIFTYは史上新高値をつけたが他の地域の指数はそこまでは至らなかった。さて史上新高値組がその他を牽引するリーダーなのか? それともこれらは金星逆行下における異市場間弱気ダイバージェンスの一例だろうか?

        金と銀もまた金星逆行下の投資家による似たような誤判断の可能性を見せた。金と銀の両市場が2月27日〜28日の★★★CRD(ジオコズミック重要変化日)にサイクル新高値をつけた。その後3月10日(金)と3月15日(銀)にいくぶんの急落があった。そしてFRBが金利引き上げを発表した後、両金属とも再び反騰し始めた。だがそれは通常の修正高〜綾戻しゾーン内に留まっており、プライマリーサイクルの最終弱気局面の潜在的可能性を示している。金星が順行に転じる4月15日±1週間の内に、もし金が1240を超えることなく、そして(または)銀が17.90を超えなかったら、両方とも市場センチメントの変化に対して弱いままに留まり、簡単に直近の安値を試すような展開になるかもしれない。しかしながら、先週の安値を割らない限り、とりわけもし直近の抵抗帯を上抜くようなことがあれば、強気トレンドがいまだに発効中であるとの見方もまた排除することは出来ない。金星逆行下において異市場間ダイバージェンスや矛盾したシグナルが浮上するというのは典型的に見られる例だからだ。

        FRB議長イエレンが3月に金利引き上げを決定したことは、このコラムや『フォーキャスト2017』の読者の皆さんにとっては驚きでも何でもないだろう。この期間(2月24日〜4月21日)についてはファイナンシャル・アストロロジーに基づき、数回にわたって「金利引き上げの可能性が高い時期」として強調してきた。それを私達が予測した当時、市場評論家はこれほど早期の金利引き上げに対しては非常に低い可能性しか見ていなかった。だがアストロロジーの研究において、中央銀行によるこの種の発表が金星逆行期の6週間になされるというのはいたって普通のことだ。それだけではない。金星逆行下のこうした発表は、近接した時期に起きる数ヶ月間のトレンドの終了としばしば相関し、多くの金融市場でトレンド反転が見られる。

問題は、2月27日〜3月2日にスタートしたリバーサルはいまだに発効中なのかどうか?だ。 もしそうなら、FRBによる先週の金利引き上げ発表に続くこの反騰は続かない。2月27日〜3月3日に始まった反転の動きは4月中旬、金星が順行に転じる期日に向かって再開するだろう。



≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

        “FRBが予測を外せば経済を危うくし、また自由市場が人々を豊かにするという着想そのものを危険に曝す。市場がその役割を果たせるよう、FRBは自らの仕事の質を改革すべきだ。”

― Todd G. Bushholtz
  “A 21st Century Federal Reserve”
  ウォールストリートジャーナル 2017年3月16日付


        “共和党政権によって新しい焦点となった規制撤廃と税制改革を考慮するなら… 「… 米国経済が際限なく続くだろう輝かしい安定期に達した」などとは信じがたい。”

― ウォールストリートジャーナル 社説
  “The Fed’s Era of Contentment”
   2017年3月16日付


        おぉ、今週末は新年の始まり ― 牡羊座から始まる黄道帯における新年、すなわち北半球に住まう人々にとっては春の始まりだ。春がそこまで来ている。まるで冬は永遠に終わらないかのように見えたが、おそらくその本番が来るのは今年の冬至、2017年12月21日に土星が山羊座入りする時(とその後)になるだろう。それは多分2年分に相当するほど本当に長くて寒い冬をもたらすかもしれない。だが今は未来から現在に戻ろう….

        さて今、私達は今後30日間を牡羊座の太陽の下で過ごす(2017年3月20日〜4月19日)。この期間は金星が逆行し続け(3月4日〜4月15日)、その間に2回ほど土星にスクエアを形成する(4月5日と4月21日*)。

* 日本時間:4月9日早朝
     (米国東部時間では8日になるが5日という記述は
      初回形成接近のオーブを含むのかも)
       と4月21日午後8時過ぎ


牡羊座に関連して言えるのは次のような事柄だ:
彼/彼女はせっかちだ。牡羊座は時間をかけるのを嫌がる。性急で直情的だ。それらがしばしば不利益をもたらす。この期間、特に4月5日〜21日*は金星が牡羊座から魚座終盤に戻って土星とスクエアを形成する。牡羊座から魚座に戻るということは、牡羊座から与えられる原初的野性のエネルギーが削がれることを意味する。しかしながら、土星とのスクエアは気の毒にも牡羊座にとってはやりたい事に対する障害、妨害、遅延となり、これは大変なフラストレーションを呼び起こして今すぐにでも抵抗せずにはいられなくなる。

* 金星魚座入り:日本時間4月3日午前中

2月22日〜3月6日が例外的に強力なジオコズミック・サインの時期だったと感じた皆さんは(確かにその通りだったが)、それがまだ終わっていないことを頭に入れておいてほしい。次のラウンドは3月31日〜4月21日で、この22日間に11ものジオコズミック・サインが展開していく。これには金星の順行開始、土星逆行開始、これら両惑星の2回にわたるスクエア形成が含まれる。そしてこれら全てが3月31日に起きる2回目の木星・冥王星スクエアと共に始まるのだ。したがって、この期間の焦点は負債、債務上限、そして税金問題になるだろう。こうした問題は政府指導者達はもちろん市場にフラストレーションをもたらす対立の種だ。

        これらのジオコズミック・サインはまた、個人レベルの人間関係に生じるフラストレーションにも焦点をあてる。逆行の金星は『私を止めないで!』と火の玉になる星座宮牡羊座のエネルギーをすでに溜め込んでいる。だが夢見がちで受動的かつ矛盾を抱えたロマンティックな愛の星座宮、魚座に戻ると 『今はどうか私を追うことを諦めないで。でも私達は別れたほうが良いのかもしれない。だってあなたが背負っている重荷はよくわかるし、私にそれを支えるなんて無理。でもどうしてあなたは本当のことを言ってくれなかったの? そのせいで私はやりたくなかった事をしなけりゃならないの。どうか私の新しいEメールアドレスや電話番号を見つけようなんて思わないで。あぁでもお願い、私を探すのを諦めないでね….』 と言い出す。

来月は政府にとっても個人的関係においても、こんな調子で事が進むだろう。また金融市場も似たようなもので、ある日は上に向かって爆発し、翌日は完全な引き潮が始まって反転する。金星逆行にはよくある事だが、とりわけ金星が「強引な主張」の星座宮、牡羊座から「明け渡しと引き籠もり」の原動力が働く星座宮、魚座へと逆行する時には顕著だ。

そんな状況をあえて一口に表すなら、マルクス・ブラザーズの決まり文句がピッタリだろう。『これが俺の原理原則だ。それが嫌だと言うんなら、まぁ、他のもあるんだが』






訳文ここまで
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March 12, 2017

●3/12の満月 ― みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)

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    満月は前回の新月のテーマが熟し、花開くときです。 この日は太陽と月が、地球を挟んでちょうど反対側にやってきます。0°の新月から始まった地球全体への課題は、満月で180° 対向のエネルギー同士がぶつかりあい補いあうことにより、輝く満月というひとつの「結果」を見せてくれます。それは、わたし達が空間から受け取ったエネルギーをどう昇華し、現実に表現してきたのかを、あらためて見せてくれる「鏡」だと言えるかもしれません。なので満月のテーマは新月の瞬間から色濃く育っていくとも言えるでしょう。そして わたし達はみな満月を超えて、次の新月までにその経験を消化(昇華)し、エネルギーはゆっくりと静まっていきます。 さぁ、今回はどんな風景が見えるでしょうか? では今月も行ってみます。(^_-)~☆
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★満月タイムスケジュール★
エネルギーが高まる時です。ヒーリング・メディテーションや祈りを捧げたい方は、もし可能ならこの時間帯(ずれるなら満月前がベター)に合わせてみてください。エネルギーの高まりを感じられると思います。

【地方平均太陽時:ソーラータイム(LMT)】
東京・関東ローカルで3月13日00:03前後、北海道周辺で00:09前後、関西方面は3月12日23:53頃(日本標準時の場合はこの時間)、沖縄周辺で23:25前後に乙女座22°13'10"で満月となります。

今回のテーマのベースであり、今も発効し続ける新月の大テーマについてはココをご覧ください。

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サビアン・シンボルによる【満月がもたらすテーマと挑戦】
*ここではデーン・ルージャー(ルディアー)版やマーク・エドモンド・ジョーンズ版の解釈ではなく、透視家エルシィ・ウィーラーの伝えた言葉をそのまま書き写したオリジナル版サビアン・シンボルを使ったブレイン・ボヴィの解釈を参考に、アスペクトを加味して書き下ろしています。
*テーマはひとつの意識の流れを表したものです。この流れは順不同に現れたり循環したり、ひとつだけ突出して感じられる場合もあります。また、内容はその時々のアスペクトを意識しながら抽出しています。


【月 乙女座22°~23° + 太陽 魚座22°~23°】
  "A royal coat of arms" +
  "A man bringing down the new law from Mount Sinai"
『王室の紋章』+
 『シナイ山から新たな "法" を持って降りる男』 

  "An animal trainer" +
  "Spiritist phenomena"
『動物の調教師』 +
 『心霊術家が起こす現象』

【テーマがもたらす雰囲気と挑戦(順不同)テーマ発効期~3/27】
→★社会や人間関係に厳然とはたらく「力」と「特権」と「責任」の構造に気付く
→★霊的・精神的なプライドや自己正当化のために思わず取る行動の危険
→★抗えない運命や定めだと考えてきた物事の真偽を再評価する必要
→★立場を護るために威圧的な態度を取る、またはそれを見抜く
→★静かに戦闘態勢を整え、もしもの時に備えておく必要
→★古い伝統に裏打ちされた美と威厳、または剥がれ落ちる偽の紋章
→★自己信頼、自信、責任を引き受ける覚悟が創り出す統率力
→★闘うか逃げ去るか二つにひとつ、という本能的な値踏みが要る状況
→★絶対的服従か徹底抗戦かの岐路に必要な迂回路
→★自己犠牲か、自己犠牲を装った支配かの両極に注意
→★感情~精神~霊的世界など目に見えにくい問題を慎重に扱っていく
→★「物」ではなく非物質的な領域から自分を生き生きさせる生命力を取り込む
→★湧き起こる感情のうねりや内的な混乱を抑えて中心を保つ訓練
→★無理のない「反復」と「持続」と「柔軟性」による自己変革
→★「印象」や情熱的な「確信」もいずれは消えて変化が訪れることを知る
→★自分を支える形を持たない「何か」に勇気を持って全幅の信頼をおく
→★二元のどちらか一方ではなく両極を同時に見る視線を養う・・・→

エネルギーのポイント:『抑制と統御、そして解放のリズム』 

170312FM

        “これは通常の2カ月ではない。この期間は2月22日の火星・冥王星スクエアから始まり、4月5日~21日の金星・土星スクエアを以て終わる。金星と土星の 両方が方向転換する(土星は4月5日に銀河中心が位置する射手座27°から逆行、金星は4月15日に魚座27°から順行)。両惑星は4月8日と21日に正 確なスクエアを形成する。どちらもが方向転換しながらのスクエア形成が前回いつ起きたかについては、私には確信が無い。しかしながら、これが非常に稀な出 来事だという確信はある。”

― 2017.2.20付 メリマン・コラムより


        2月26日の日蝕以来、世の中にはいろいろなことがありました。月のサウス・ノードがクリティカル・ポイントのひとつ魚座3°台に在泊し続け、小惑星ファエトンと火星がコンジャンクトし、木星・天王星・エリス・冥王星のTスクエアにケンタウルス族のキラルスがかなりタイトなグランドスクエアを形成している今日このごろ。 先週だけを見ても... 5日には長野県消防防災ヘリ「アルプス」の墜落事故、6日(ファエトン・火星コンジャンクト)にはTHAAD配備開始に呼応した北朝鮮ミサイル発射、8日にはWikileaksによるCIAハッキングの大規模リーク、10日には韓国大統領の罷免など、世界は騒がしいニュースが流れ、国内もまたあれやこれや問題山積で落ち着く様子もありません。そんな中でユーフォリア状態が続いてきた株式市場だけど、天王星の陰に隠れて膨らみきった風船を割る針を磨ぐエリスが、いつニヤリと笑って立ち上がるのか... 気になるところです。 やはりわたし達は、集合的にも胎内宇宙のトンネルに入ったのかもしれません。 そんな中、新月期のエネルギー・ポイントは『プレッシャーと熱きこころとの相克』でした。そして満月のポイント『抑制と統御、そして解放のリズム』が続きます。うーん、どんな満月期になっていくかな。。 まぁ満月のテーマは新月が生み落とす子供みたいなものなので、毎回かなり前倒しで来ている気もするのですが。。


moonjpg



        さて、今回の満月は真夜中近く。黄道帯の最高天に丸く輝く月を見ることが出来そうです。月は乙女座、太陽は魚座。 月のベースとなるシンボルは『王室の紋章』、その月に光を与える太陽のベース・シンボルは『シナイ山から下された新たな法を持って降りる男』。 そして月のエネルギーが結実するシンボルは『動物の調教師』、かたや太陽は『心霊術家が起こす現象』です。この二組を良く見ていくと、乙女座のシンボルはひとつの物事を地上的・社会的な視線で捉えているのに対し、魚座のシンボルは同じことを天上的・霊的、または宗教的な側面から捉えているように思えます。

        『王室の紋章』("王家の紋章"でも良いのだけどw)。これは連綿と受け継がれてきた伝統の重さ、積み上げられた地位や血統、そしてそれらがもたらす特権を表すものです。そして、国家やそこに居住する人々を先導する役割を担っていること(担ってきたこと)を意味しています。今は王家による直接的な統治制度を廃した国が多いけれど、それでもこの紋章を受け継いだ人々は世界のどこに行っても、その国が持つ最高権威の継承者として敬意を持って扱われます。


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        この「紋章」はその昔、深い森や荒れ地、険しい山、見渡すかぎりの敵陣の中で郎党を率い、道なき道を切り拓いた人々の血脈の証しです。多くの血を流しながらも、人々の安住の礎を築いた先祖達の偉業の印でもあります。その偉業を果たすには、絶大な権力を持つことが必要でした(戦乱の時代に合議制を敷いていては、一丸となった闘いなど出来なかったでしょう)。王のことばは即ち「法」であり「輝き」でした。また『王室の紋章』は戦いの中で絶対に譲ってはならない一線、護るべき誇りをも意味します。騎士達は自らが仕える王家(国家)の旗印をかかげ、その紋章に託された集団の命運のためにいのちと名誉を懸けて一騎打ちを行いました。もしかしたら近代の戦争でも、たとえば戦闘機のパイロット達の心理には似たような側面があったのかもしれません。


        では太陽のベースとなるシンボル『シナイ山から新たな "法" を持って降りる男』はどうかな? これには旧約聖書の「出エジプト記」に出てくる有名な老モーセと、 彼らイスラエル民族の神であるヤハウェが彼に託した律法のイメージが濃厚にダブってきますね。長い長い物語をはしょって話してしまうなら... 彼は人生の80年を普通の人として ― それでも数奇な人生を ― 過ごしました。で、普通なら人生はもう終わっていてもおかしくないのだけれど...その後、いくら燃えても燃え尽きない炎の輝きの内に神と出会ったことで、民族救済の父となるべき道を歩み始めます。

その後も紆余曲折を経て、やがて多くの同胞達を連れてエジプトから脱出した後も、もう苦難の連続。そんな中、人々の内からは不平不満も出て来て、不穏な空気が幾度も流れたと言われます。けれど旅の一団がシナイ山のふもとに辿り着いたとき、山上に神が顕れました。そしてモーセにあの有名な「十戒」を授けたんです。このときこそが、イスラエルびとと神との契約が成立したときだと言われています。こうして「神の民の国」イスラエル建国の果てしない闘いとその歴史が始まりました。


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  この二つのシンボルに共通して浮かぶのは「選ばれし者」のイメージ。そして「法」とそれを施行するための「権力」でしょうか。 人々が一団となってまとまり、平穏に生きていくためには「法」が必要です。その下に守るべき「規則」が出来てきます。また、王や貴族の生涯にもモーセの生涯にも、「ノブレス・オブリージュ」として知られる、選ばれし者が負う重い責任がついて回ります。それは「統率者に権力を負託した者達(あるいは神なる存在)への義務」。命を差し出すことを暗黙の了解とした契約でした。これもまた法です。おそらく究極の「法」とは、この世の境界を超えた先に存在する「聖なる意志」を源泉とするものだったのではないかと思います。


        ・・・乙女座22°の月は「人々」から「力」を負託され、魚座22°の太陽は「神」から「力」を負託される。。 そしてそれによって「法」や「規範」を護り、厳しい世界の中で志や人生を共にする共同体を活かし護らなくちゃならない。一方、独裁的王権を持たなくなったわたし達の時代はどうかな? 世の中を見渡すと、沢山の「法」や「ルール」に溢れています。そして皆が口々にこれが正しい、いやそれはおかしいから変えよう。いやこっちこそが正しい。。。 それぞれがより良いと信じる法をかかげ、あちこちで永遠の戦いが続いているようです。(共同体ごとに内輪でせめぎ合っているうちは最大の悲劇は起こらないだろう・・・という考えもあるけれど...^_^;)

じゃ、この満月はわたし達にとって何を象徴しているんだろう? 自分自身にとって、絶対の「法」、消えることのない紋章の「輝き」って何だろう? そして、「譲れない一線」や「力」とは? 宗教者ならすぐに答は出るのかもしれません。また、道を求めて歩むひとも「これだ!」と感じられる何かをこころの内に持っているかもしれません。また、確固とした政治的信条や「こうあるべき何か」を胸の内に秘めているひともいるでしょう。けど、「パッと考えてもすぐには出てこないよ…」というひとも多いのではないでしょうか。 それでも、何か大切なもの、ずっと護っていかなくちゃいけないもの、妥協出来ない物事… わたし達はそれぞれにそんな「とても大切なもの」を、漠然とでも抱えて生きているような気がします。あ、でも「何も無いよ、大切なものなんて。その日を暮らしてるだけ。どうでもいい」とか「ただ虚無を見ているだけ…」ってひともいるかな。 なら、その「虚無」や「どうでもいい」状態こそが大切…ってこともあるのかな。。


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        それが何であれ、このシンボルの組み合わせはこころの中に潜む自分だけの「法」を一度見つけ出してみること、あるいは見直してみること。 そしてそれを社会の中で今、どう表現しているのか(または表現していないのか)を考えてみるよう促している気がします。何が自分にとっての神なのか? または神に代わるほど愛し、あるいは固執しているものなのか? それが毎日の生き方暮らし方、言動にどう顕れているのか? プライドや自信、劣等感や自己卑下はいったいどんな「法」=「こうあるべき何かという観念」からやってくるのか? これは少し前にTwitterで「銀河中心にコンジャンクトした土星」のテーマとしてちょこっとツイートした内容にも不思議と呼応する問題です。

輝かしい王室の紋章は、同時に血塗られた歴史をも物語ります。シナイ山からもたらされた教えとそれによって支えられる預言者の絶対の力は、排他や差別、宗教戦争を引き起こす力にもなり得ます。それはもう良いとか悪いとかを超えて、わたし達人間が幸福を求めながらもがき続け、歴史の中で繰り返してきた営みではなかったでしょうか。

けれどだからこそ、何度でも。そこからまた新たな「譲れない一線」を捉えなおし、見つめてみる。そんな感じ。これもまた、良いとか悪いとかじゃないと思います。ここで必要なのは一度はっきり知っておくこと。自分のたった今を。何故なら今の自分を密かに支えている「法」を把握しておくことによって、これから先にきっと経験するだろう大小の変化に直面したとき、しなやかに対応出来る可能性があるから。。


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        さて次に月がとっていくメインのシンボルは『動物の調教師』です。『動物の調教師』って、犬や猫などのペットに限らず、あらゆる動物を人間の役に立つように躾けますよね。例えばライオンのような猛獣をTVドラマや映画の中で人間と共に演技させることもそうだし、サーカスで象や熊に芸をさせるのもその1つです。 調教師は、もともとは野生であった動物達の性質や生態を熟知した上で、それを操ることによって、人間社会の中で「特定の機能」を果たすように調整していきます。

一方、野生動物は本能を主として生きています。生きぬいて、子孫を残そうとする本能。そこからそれぞれの習性が生まれ、その習性がまた生き残るための「掟」となっていきます。その範囲に従って生きることが彼らの安全に繫がり、種としての繁栄にも繋がるのでしょう。だから、わたし達人間の目からはその生がどんなに厳しく残酷なものに映ろうと、そこには野生としての調和が厳然と存在しているのだと思います。それが彼らの「法」なのだから。

けれど、人類の文明はそんな "野生としての調和" を逸脱するところから始まりました。ただただ生きようとする純粋でナマなエネルギーを、その表現の範囲を、知性を得ることによってどんどん拡大してきたわたし達。そして出来る限りの細部を追求してきたわたし達。・・・そして社会との関わりや対人関係の中で、自分がどう見られ、どう機能していくかを個人として捉え、認識し、思考するまでにそのエネルギーを昇華してきたということかもしれません。


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  それでもわたし達のこころの地下室には、調整や調和を拒むナマなエネルギーが片時も休むことなく働いています。 それは普段は封印されて目に見えないけど、実はわたし達があれこれ悩んだり考えたりするとき、そのマインドや感情を突き動かす純粋な内的原動力として働いているように思えます。その力はわたし達に生きることへの欲望を与えてくれます。 けれど、何かの拍子に理性で固めたこころの壁を突き抜け、地下世界から生々しいマグマとして噴出することがあります。

        飼い慣らされたはずのペットが突然牙を剥いて威嚇してくるとき。競走馬が驚いて騎手を振り落とすとき。虎が飼育係を襲うとき。わたし達は、いったい何が起きたのか?何が大人しく躾けられていたはずの動物をいきなり変えてしまったのか?とショックを感じます。もしかしたら、それは根源的な恐怖に結びつく刺激が原因だったかもしれないし、縄張りを侵された怒りやシンプルな性衝動に由来するものだったかも。。(これらの全ては根源的恐怖に繋がっていそうだけど) けれどそんな荒ぶるエネルギーが頭をもたげるとき、そこに「力の加減」という概念は存在しません。やるかやられるか?です。 咄嗟のときに本能が目覚め、無意識に動いたおかげで九死に一生を得る...なんてことも、だからこそ起きるのかもしれませんね。


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  けれど、こうしたエネルギーがわたし達人間の内部で「服」を着せられているとき。 その力は色々な感情に翻訳されていきます。そしてわたし達のマインドが持つ様々なクセや習性として形を獲得し、その後に理屈づけられていきます。 たとえば... 頭では良 くないとわかっていても、どうしてもどうしても抗えない習慣として身に付いたり。小さなプライドがある瞬間、まるで自分の全存在証明のように感じられて理屈ぬきの怒りが爆発したり。あるいは立場や承認を失う恐怖にかられ、安全のために自分にも周囲にも嘘をついてみたり。。 で、その原因はたとえば幼いころのこんな体験から来ているのかもしれない…など。わたし達の意識のアミダ籤は、人生を重ねると共に複雑な立体構造になっていきます。

でも、その探求で得た答がこころから納得のいくものなら、少なくとも「現時点のわたし」にとってそれは正しいのです。その記憶を探査していくことで、きっと今も光が当たるのを待っている、沢山の物事に巡り逢うことが出来るでしょう。掘り起こされたものがポジであろうとネガであろうと、それは全てわたし達の内的宇宙に眠る資産です。そしてそれは、とてつもなく大きな解放に繋がっていくかもしれません。 

        このシンボルは、わたし達それぞれがこころの何処かに抱えているはずの、暴れ馬のような心的エネルギーを「調教」し、コントロールするよう促しています。社会の中で自分を表現し、それによって全体のために何らかの機能を果たしていくために。本当は自分が世界にとって必要不可欠な存在だということに気付くために。。


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        さてその一方で、月に光を送る太陽は『心霊術家が起こす現象』、つまりサイキックな領域のエネルギーを示唆しています。これは霊的な感受性に対する知識を深めていく必要があることを示唆するとともに、怒りや恨みなど、ネガティブな感情に引きずられて目に見えない「念」や「言霊」を飛ばし合うことに対する注意喚起でもあると思います。 わたし達フツウの人間の思いの力って、想像を超えて強力なときがあります。リアルであれネットであれ、わたし達が発したネガティブな「念」やことばが伝播し増幅していく影響力って、関わる全員が半ば無意識なぶん、始末に負えないことがあります。類は友を呼ぶ的な法則も働いて、重く滞ったサイキック・エネルギーが引き寄せられ、それがあちこち乱反射しながら増幅していく。。 その一端は、ごく普通の日常でもよく見られるのではないでしょうか。

わたしはけっしてその世界の専門家ではありません。けれど、自分の住むリアルの世界(とバーチャル世界)が同時にサイキック空間でもあることに気付き、その現象を内側からよく観察していくだけでも、ネガな影響を防ぐ助けにはなると思っています。少なくとも、健全な思考の磁場を狂わすような念の伝播に無意識に加担するようなことはしないで済むようになるんじゃないかな。。 意志さえあれば。そして、優しく温かいエネルギーを送り出すことも出来ると思います。それは、ひとによっては清らかな祈りの力かもしれません。


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        ただ、いずれにしてもこれにはある種の覚悟が要るでしょう。目に見えないエネルギーと直面し、それを扱うには、ちょうど猛獣使いのような慎重さと剛胆さ、そして相手に対する畏敬の念さえも必要になります。この魚座のエネルギーは、周囲を飛び交う不可視のもの達に対しても、自分が放射するエネルギーに対しても、調教師のようにデリケートな目配りをするように…という、なかなかハードルの高いテーマを含んでいるのではないでしょうか?

        わたし達がこころの階段を降りていくとき。きっと地下一階〜二階くらいまでは説明と理解が可能です。けどそんな地下室の床下には、滔々と流れる地下水脈が存在します。それは紅々と燃えさかる火の河であり、わたし達を生かそうとする得体の知れないエネルギーです。いえ、もしかしたらそれは、善悪も幸不幸も超えて全ての「いのち」を貫く、「この宇宙の法」なのかもしれません。その力は、手つかずのままわたし達の奥底で脈動しています。そしてその「法」を託され、力として使い、ことばへと翻訳し、この世界に表現していくのはわたし達自身。わたし達、ひとりひとりです。

もしわたし達が自分自身を統治する王であり、法の実行を託された預言者であるなら…さぁ今、こころの神殿にはどんな紋章を掲げるでしょうか?


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        と…新月に続いてかなり「訓練」っぽい要素で濃く彩られたこの満月。 とはいっても、このところ魚座と牡羊座に多くの惑星達が集まって一筋縄ではいかないエネルギーを放射してきました。土星は逆行に転じるまでしばらく銀河中心とコンジャクトしたままだし、金星は4月15日夕刻まで逆行を続けます。また3月17日には天王星とエリスが全3回のうち最後の正確なコンジャンクションを形成し、木星・天王星・冥王星・エリス、そしてキラルスのグランドスクエアも続いています。(天王星とエリスは最後のコンジャンクション形成後も5°までしか離れず、来年1月には再び2°まで接近します。まだしばらくは不和の女神エリスの影響力が続きそう。)

この満月期に至るアスペクトを調べてみても、世の中では突然驚くような事実が暴露されたり、事実がどうあろうと エモーショナルなエネルギーが湧き起こって騒然となったり。。 また理解しあえない主張を持つ者同士が延々と火花を散らし続けるかと思えば、目的のためには手段を選ばず後悔もしない自己正当化のエネルギーが力を増しているように見えます。そして女性性の中に埋もれた非常にダークな側面を司る小惑星や、天災・人災・事故を暗示したり、思い込みによる突っ走り、筋の悪い情報に煽られて真実が見過ごされがちなコミュニケーション(または報道)などが浮上してきます。火星が安定した価値観をモットーとする牡牛座入りしたので、地道に解決への意志を貫いて成果を出すという側面も出て来るけど、もうしばらくは表面化しにくいかな。。 うーん、これは知らず知らずのうちにストレスを溜めているひと、多いかも。。


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        新月記事の中で、何かにつけて「ムカつく」経験をするひともいそう…って言ったけど、みんなどうだったでしょう? うまく自分をコントロール出来たかな? 精神的な側面でいろいろと耐えることの多かったひとは、この満月期に少し息抜きを心がけてもいいかもしれません。何か楽しみながら、前向きにバーストしてみるのは悪くなさそう。それは確かに根本原因の解決にはならないかもしれません。けれど貯まったもののガス抜きは大切な作業です。それで隙間をつくって見えて来ることだってあるのだから。 

ガス抜きには高い目標や目的なんか要らない。出来ればシンプルなことの方が良さそうです。何か体を使うようなこと。出来れば人工的な環境よりは、自然な環境のほうがベターかな。たとえば大声で唱う、思いっきり走る、大自然の中で草木に抱かれてみる、手を優しく使って動物達と触れあう…とか。または、思いっきり感傷的・感情的になってひとり泣いたり暴れたりするのだっていいかも?(けど安全に気を配ってね…^_^;) 

たとえ今忙しくても、たまにはエイッとお休みして自分に優しくするのも悪くない。。 もしかしたらこの満月期、自分を生かしてくれてる "何者とも名付けられないもの" と、もう少しだけ...近付けるかもしれないし。。


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        あ、でもアルコールやドラッグ、または甘い物に過度に浸るとか、依存的な行為はこの時期危険なので気を付けて。 なぜなら海王星と小惑星ディオニソスがピタリとコンジャンクトしています。ディオニソスは葡萄とワインの神、復活神話の神とされているけど、本質的には「得体の知れないアウトサイダー」です。道徳や善悪という概念とも縁がありません。そして、顕在意識の領域と「神」の領域との間に存在する境界線を超え、その人間の本質、または物事の本質をむき出しにするような力を持っています。楽しむのはいい。けれど海王星の霧にまかれてディオニソスに征服されてはならない。これ鉄則です。だって自分の本質がむき出しになるのは構わないとしても、それと真っ向から直面し、観察し、制御する力を手放してしまうことの危うさとも紙一重だから。自分自身を統治するという特権を護りましょう。

        また、若くて感受性が強いひとは、何かとても奇妙な考えに惹かれる...取り憑かれる...なんてケースも無いとはいえません。土星・海王星スクエアが形成されたとき、「見るもの、読むもの、聞くこと全てを信用してはいけない」とメリマンさんは警鐘を鳴らしていました。けれどアスペクトが終わった今も、また別の形をとってその傾向は続いています。噂話や報道がアテにならないのはもちろんです。けれどもっとプライベートな内的世界に浸入してくるエネルギーにも注意が必要かもしれません。重心を低めに保ち、ふっと引っ張られておかしな行動に加担しないよう気を付けてね。「心酔」と「信頼」は、二つの全く異なる行為だから。


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  自分の頭に浮かぶ思考がどこから来ているか?自分はその内容に "本当に" 責任を持てるのか?素面で? このエネルギーに触れるときはその二点がとても大切。なので満月のテーマと呼応しながらこの力を使う一番の方法としては、 「醒めた状態で変性意識に移行する」こと。未知への畏怖とコントロールの力を失わないこと。そして戻ってくること。 あるいは、創作と創造のためにイマジ ネーションの力を羽ばたかせること。 わたし達が敬意を払って接するとき、海王星とディオニソスのペアはきっと素晴らしいインスピレーションを与えてくれ ると思うのです。ぜひ試してみて。



  あと24時間足らずで満月か。。 ちょっぴり疲れた脳味噌を抱えつつ、今夜はわたしという存在の内に棲む、さまざまな生きものの息遣いに耳をこらしてみようと思います。 うん、ここには沢山の生が集ってるような気がする。それは何生も前を生きた魂の記憶かもしれないし、未来に繋がる誰かかもしれない。太古の獣の思い出や、体内にうごめく無数の異種のいのち達。。 ここに託された多くの生命の流れ。それを皆、統べていけるだろうか? きっといくんだろうな。  旅が終わるまで。 

あ、今夜は少し雲が出てる。けどその上には、今も無数に輝く天の星々。それはこの世を生きて去った無数のひと達の王者の紋章かもしれないな。。



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have a great trek!!!★

hiyoka(^_^


March 05, 2017

レイモンド・メリマン 週間コメント3/6【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2017年3月6日(フリー版より)
翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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【告知】
来週3月13日付のコラムはMMA投資リトリートの開催期間中(3月9日〜13日)にあたるため、休載とさせていただく。


≪ 先週をふり返って ≫


        “「今月開催されるFOMCにおいて雇用とインフレが我々の予想通りに進展しているかどうかを検証する。予想の通りであれば、FF金利を一段と調整していくことが適切となろう」イエレンはこう述べた… 3月14日〜15日の連邦公開市場委員会(FOMC)において金利引き上げが発表される公算は、好調な経済データとFRBのタカ派的な物言いによって昨今、ドラマチックに高まっている。”

― Anmar Frangoul
  “Janet Yellen Hints at Possible March Rate Hike”
  www.cnbc.com 2017年3月3日付


“私の見方ではどちらかといえば、FRBは3月4日〜4月15日の金星逆行期間中に再び金利を引き上げるのではないかと思う。したがって私はこの市場(国債)が再び下げることを予期している。”

― MMAウィークリー・リポート, 及び『フォーキャスト2017』



        FRB議長のイエレンは3月3日金曜のスピーチにおいて、今月中の金利引き上げの公算をより高めた。この3月3日というのは、金星逆行のまさに1日前であり、木星・天王星オポジション形成の1日後だ。だからこのコラムを読んでいる皆さんにとっては驚きでも何でもないだろう。金星が逆行する6週間という時間帯に入り、中央銀行がこのような発表をするというのはざらに起きることだ。

        このイエレンのスピーチ以前でさえ、火星、木星、天王星のハードアスペクト(それに冥王星を含むカーディナルTスクエアについてはこのコラムでも述べてきたが)に通常見られるボラティリティの増大と大幅な価格の上下動は起き始めていた。先週はまた、多くの金融市場における主要なトレンド反転の始まりであったかもしれない。これは、木星・天王星オポジション(3月2日)と金星逆行(3月4日)というレベル1ジオコズミック・サインの形成前後12取引日の範囲で私達が予期していた、もう一つ別の作用だ。

こうして先週はダウ工業平均、S&P、ナスダック総合、そしてロンドンのFTSE指数において史上新高値が記録された。その全ては3月1日または2日、木星・天王星オポジションの効力が最大となった日につけられたものだ。ドイツのDAXはまさに3月2日、12,082まで舞い上がって2015年4月につけた史上最高値12,390に近付いた。同様に、オランダのAEXとスイスのSMIもまた3月2日〜3日にかけて年初来新高値をつけている。

一方、インドのニフティは3月2日、2年ぶりの最高値水準まで反騰、日本の日経と中国の上海指数は3月1日と2日に数ヶ月ぶりの新高値、または新高値を試すところまで来た。だが奇妙なことに、香港、オーストラリア、そしてロシアでは反対の傾向が見られた。これらの株式市場は数週間ぶりの安値に沈んでいる。

        金と銀は、私達の★★★重要変化ゾーン(2月27日〜28日±3取引日)だった2月27日月曜にサイクル新高値をつけたが、その後3月2日〜3日の金星逆行前の滞留に向け、やや急激に売られた。この下落の牽引役となったのはXAU金銀鉱山株価指数だったかもしれない。これは金と銀が天井をつける大分以前の2月8日にトップアウトし、その後3月3日には1月3日以来の最安値水準まで落ち込んだ。 金属の下落に呼応して、米ドルは3月2日に1月11日以来の最高値水準まで反騰、そして同日、ユーロ通貨はやはり1月11日以来の最安水準まで下落した。

これらは私達がこの時間帯に目にしたいと考えていた形の市場動向だ。さてこれからどんなタイプのリバーサルが続くのか、見てみるとしよう。



≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

        “今日はトランプがホワイトハウスに入って以来、最良の姿を見せた日だった。敵に対する侮辱の言葉を散りばめた煽り演説ではなく、国を一つにまとめたいという熱望を彼が表現したのは初のことだ。彼のスピーチには、怒りと恐怖によって動かされてきた社会の動向に長らく欠けてきた良識が、ささやかながらも表されていた… この内容こそが1月20日の就任式において「米国民の大虐殺」演説の代わりに話されるべきだったのだ。あの時のトランプは小さく怒りっぽい子供のようだった。今日は同じ人物が大統領らしく見えた。”

―  The Arizona Republic Editorial Board
  “The Night That Trump Became Our President”
   Arizona Republic 2017年3月1日付


        先週のコラムの冒頭で私はこう書いた。『これからの1週間に経験するような時を、今までに経験したことがあるだろうか? まぁ、おそらくはあったかもしれない。だが、少なくとも今年中は、もう二度と経験するようなことはないだろう』。これは2月16日〜3月4日に次から次へと発効する惑星シグナルのことを指していたが、そこには5個のレベル1ジオコズミック・サインが含まれており、木星・天王星オポジションと金星逆行もまたその一部だった。それについては今回の冒頭でも触れたし、先週長々と論じたとおりでもある。この2つのシグナルは、多くの金融市場におけるプライマリーサイクルのピークとその後に起きる重要なリバーサルに対し、前後12取引日のオーブをもって最強力と言える相関関係を保持している。

        したがって、これからの1〜2週間は、この時間帯につけつつある重要な安値または高値に対する反応を見ていくことになりそうだ。次に訪れるやや注目すべき日付けは3月25日だ。これは金星逆行の中間日であり、現在まだ反転していない市場のリバーサルと相関するかもしれない。もっと重要なのは3月30日〜4月21日で、これには木星・冥王星ウェイニングスクエアの2回目の形成、そして土星逆行開始日に近接した金星順行が含まれている。そしてその両方が相互に正確なスクエアを形成するのだ(4月8日と21日の2回)。

この期間は、現在展開している時間帯と同程度の重要度を持つかもしれない。完全な対称性を提示する宇宙においては、今始まっているカウンタートレンドの動きが終了し、その時、再び底流に存在する基本的な方向性への活動が再開するからだ。 だが残念なことに、この宇宙においては何事も完璧であることなどほどんどない。だがある種のスピリチュアルかつニューエイジ系の観念を持つ人々なら「いや、宇宙の全ては常に完璧なのだ」と反論するかもしれない。その事自体には、私もおそらく同意するだろう。しかし、私は収支のバランスを保つという経験を重ねてきたし、ロマンスやビジネスを含む個人的人間関係の問題にも携わってきた。この世において物事は常にパーフェクトというわけにはいかない。これは人間の経験においてはよくある事なのだ。

        現在宇宙、市場、そして人間としての経験の内に起きていることの全てを鑑みて、これからおよそ4週間〜7週間の内に何が起き得るかを熟考するなら、今日の惑星研究とサイクル研究における素晴らしい頭脳が集うMMAリトリートを私達が開催するというのは完璧なタイミングだと言えるだろう。それは今週末から来週初めにかけて催される。



≪ トリビュート ≫

        これまでで最も偉大なサイクル・アナリストの一人であったウォルター・ブレッサートの死去を告知しなければならないことは、私にとって大変な悲しみだ。ウォルターはサイクル分析における私のメンターだった。私が彼に初めて会ったのは1980年1月、金と銀のブームの真っ只中だった。その後彼は寛大にも、サイクルに関する深い知識と彼自身の発見について私に教えてくれた。 彼は金融市場分析において、どうサイクル理論を使っていけば良いのかを教えてくれた。そして彼は、自分のサイクル理論と惑星の動きがどう相関するかを、君のアストロロジーの知識を使って調査して欲しいと私に依頼したのだった。 この協働作業が後に、私の初めての著書『The Gold Book: Geocosmic Correlation s to Gold Prices(1982年)』の執筆と出版に導いたのだ。それは惑星の動きと金融市場との定量的な相関性についての最初の本だった(それ以前の調査者の手になる太陽と月を使った研究とは異種のものだった)。 本当に素晴らしいパートナーシップだった。

私はこれからも、彼が私のみならず世界に授けてくれた知識の数々に深く感謝し続けるだろう。彼は紳士であり、学者であり、マーケット技術のマスターだった。そして純粋に他者を思いやる人だった。ウォルターの死は心から惜しまれる。だが彼の市場分析とタイミング技術への先駆的アプローチはこれからも常に私の執筆の中に、称賛と哀惜と共に生き続けるだろう。








訳文ここまで
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