January 2019

January 27, 2019

レイモンド・メリマン 週間コメント1/28【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2019年1月28日(フリー版より)
翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されるそうですので、そちらもぜひご覧ください。 翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。
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【お知らせ】
  来週2月4日付のメリマン・コラムはお休みさせていただきます。
  m(_"_)m



≪ 先週を振り返って ≫


  世界の株式市場は先週、1月21日の皆既月食と火星・土星スクエア後に起きた短期の下落の後、終盤には2019年の上昇軌道に戻った。この下落は、1年前の1月31日に似たような皆既月食が起きた時の暴れっぷりには程遠かった。株式市場が反騰を再開し、その多くが今や今年の新高値をつけつつあるという事実は、12月24日〜27日の安値がおそらくは長期サイクルの底だったという証拠になるだろう。サイクルが底を打つ時は新しいサイクルの初期段階が始まる時だが、サイクルの初期段階というものはほとんど常に強気を示す。

さらに、かなりの反騰との歴史的相関性を持つ惑星/星座宮コンビが成立した木星の射手座入り後まもなく始まった反騰は、2019年12月2日に木星が射手座を離れる前に長期の天井をつけて終わることになる。これは、反騰がそのサイクルの終わりまで続くという意味ではない。つまりこのトランシットの半ばでトップアウトする傾向があるからだ。たとえば、木星が前回射手座を運行した2007年、米国株式市場は当時の史上最高値を10月11日につけた。それは木星が射手座15°あたりに在泊した時だ。それから3ヶ月の間に木星が山羊座入りした後で「大不況(グレートリセッション)」が始まり、ダウ平均は18%下落した。だがそれは単なる一番底に過ぎなかった。そして2009年3月6日〜9日までは大底を打つことがなく、結局ダウは2007年10月の高値から54%下落することとなった。

  今、木星は再び射手座中盤に戻ってきている。しかしながら、逆行運動のせいで2019年6月〜9月には再びこの中盤度数を運行する。

先週はあたかもその低い唸り声が聞こえてくるかのような幕開けだった。米国における取引初日だった1月22日、ダウ工業平均は1月18日金曜につけた高値24,750から急激に500ポイント以上下げた。だがその後回復し、1月25日金曜には新高値となる24,860をつけている。世界の多くの株式市場でも同じようなパターンが展開したが、ロンドンのFTSEは例外で、月曜につけた高値以降は下げ続けた。ここで重要となるかもしれない一つの問題は、全ての指数が前週金曜1月18日の高値を超えたわけではないということで、ナスダック総合、東京の日経、チューリヒのSMIがその例だ。もし今週ダウントレンドが始まるようなら、これは異市場間弱気ダイバージェンスの顕現となる。

  他の市場では、金と銀が金曜に急反騰した。金は再び1300を試し、銀は1月22日火曜につけた15.20から55セント以上跳ね上がった。原油もまたよく反騰し、1月22日火曜に年初来高値となる54.24をつけた。ふり返って見れば、皆既月食と1月21日月曜の火星・土星スクエアを含む★の重要変化日(CRD)は、少なくとも短期ではいくつかの市場のリバーサルに関連していた。



≪ 短期ジオコズミクス ≫


  金曜にはいくつかのマイナーなジオコズミック・サインがやって来るが、3月17日に至るまでは、どれも★★★の重要変化日の資格を満たすものはない。だがそれでも、トレーダーには益となる注目すべきリバーサルが起きる可能性はある。今週最も重要なのは、牡羊座の火星が山羊座の冥王星に形成するスクエアだ。これは二つの党派間の緊張が高まり、どちらも一歩も退こうとしないという状況を示すもので、米国の政府機関閉鎖に関わるかもしれない。彼らは自らの足場を固定し、どちらも態度を改めることを拒否している。

これは典型的な火星・冥王星タイプのふるまいだ。このアスペクトの影響下では、ウィン・ウィンの状況に導く「歩み寄り」や「妥協」など "クソ " 以下の行為だ。火星・冥王星が絡む時は、誰かが敵の目前で敗北を喫さねばならない。また、もう一つ注目に値するのは、トランシットの土星が米国のネイタルの土星にスクエアを形成していることだ。土星は政府を支配し、遅延とフラストレーションに関連する。ひょっとしたら、こうした勝利への強迫観念は、2月4日月曜の新月(日本時間5日朝)がその後2週間にわたってもたらす「既存の枠組みに囚われない思考」のスタートにつれて消え去り、そのあたりで物事は解決に向かうのかもしれない。しかしながら、水瓶座の新月が歩み寄りを促進するセットアップだとは限らない*。だから単に新しく実行可能な提案がなされるが、それでも真の歩み寄りは起きないという可能性もある。
* 水瓶座は型にはまらない思考と「私達」というグループ意識や公平な協働精神を持つが、どちらかというと似たような志向、思想、嗜好または「生き様」を持つ者同士の友愛的な結び付きを示唆する。だから対立するグループ間において、もし水瓶座独自の頑固とも言える「こだわり」が前面に出れば、個的な情動にあまり左右されずにサッと心理的なシャッターが降りる。こうして結局は別離や物別れに終わるという可能性も含んでいる。

これを書いている間、ちょうどトランプ大統領が2月15日まで一時的に政府機関の閉鎖を解除するつなぎ予算の法案に署名した。議会はそれまでに移民問題に関する取引をまとめねばならない。さもないと、大統領の言葉を借りるなら再び『機会はまたたく間に過ぎ去る』。

  また今週は、火星によるニューヨーク証券取引所設立図の惑星へのトランシットで始まる。NYSEのチャート(1792年5月17日)は牡羊座20°に月、26°に土星を持ち、天秤座23°の木星と27°の海王星にオポジションを形成している。そして火星は1月30日〜2月13日、牡羊座20°〜27°を運行する。これは米国株における重要な価格の上下動に関連する可能性を持つが、おそらく2020年〜2023年に冥王星が山羊座の同じ度数に至ってスクエアを形成する時ほどのスケールはないだろう。



≪ 長期的考察とジオコズミクス ≫


  射手座の木星と魚座の海王星がスクエアを形成する2019年1月13日〜9月21日の間に人々が経験する可能性の一つには、次のような物事がある。

あまりに多くの可変要素が、互いに繫がりが有ったりなかったりする数多くの領域で同時に働くのだ。これを説明するなら... いや説明しようと努力してみると言い直そうか。何故なら何かを説明するという行為こそが、木星・海王星スクエアが孕む問題の一部だからだ。この惑星コンビネーションの下で一人の人間が口にした言葉は、他の誰かがそれを耳にして受け取った時の内容とは何ひとつ似ていないといったことが起きる。射手座の木星が魚座の海王星にスクエアを形成するという現象をひと言で言うなら... うむ、何だ? そう、選択次第ということだ。同時に目の前に差し出される数多くのリアリティーというオプションから、あなたが選ぶのだ。両惑星ともミュータブル・サイン(可変)に在泊するからには、全てが交渉次第だ。だが、あなたはまず最初に提供されたリアリティーを理解するか、あるいは受け入れなければならない。そして、おそらくは誰一人として本当に対象を理解する者はいない。

  金融市場に関する長期的見通しという面でも、もちろん非常に多くの可変要素が働いて、何通りもの異なる結果に導く可能性がある。

ここに射手座を運行する木星という現象がある。これは通常、該当する期間が終わる(2019年12月2日)前に長期サイクルの高値と合致し、その後終焉を迎える強力な反騰を強く示してきた歴史を持っている。そして一度それが終われば、株式市場は木星が山羊座または水瓶座を運行する間にしばしば下落し、時にはそれが魚座の木星期まで続く。これら二つの要素は2019年の反騰、それもおそらくは新高値が示現する(またはしないかもしれない)反騰を主張するものだ。また、その後非常に急激で1年〜3年続く下落が生じ、木星が2022年に魚座を離れる前に終わる。これはまた、水瓶座の土星が牡牛座の天王星にスクエアを形成すること(政府と銀行の混乱や崩壊、世界の至る所で起きる大規模な抵抗運動または革命)によって示唆される、2021年 ±1年に起きる重要な下落の可能性にも合致する。

     しかし、他にも可変要素が存在する。何故ならアストロロジーは12本の針を持つ時計のようなものだからだ。そのアストロロジカルな顕れとして、2007年に見られた状況を2019年と比較したいと思う。何故なら前に述べたように、2007年は木星が最後の数ヶ月を射手座で過ごした年だったからだ。2007年10月11日、木星はまさに射手座の中央部(15°)に在った。それは当時の史上最高値をつけた日だった。それから数週間、価格はおおむね高止まりの横ばい状態だった。だがその後木星は冥王星に近付き、2ヶ月後の2007年12月11日、射手座28°(まだ射手座終盤であり銀河中心の直近)でコンジャンクトした。そこから株式市場は滝落としに下落し始め、1週間後の12月18日に木星が山羊座入りすると、その下げはエスカレートした。そして2008年1月23日〜25日、金星と冥王星がともに山羊座入りした時に一番底に達した。その後は2009年3月6日〜9日、木星が山羊座を離れて水瓶座の中盤度数(14°)に進んだ時期まで、これら指数のほとんどに最終的な大底が示現することはなかった。

  したがって、最初に提示した観点へのオプションとなる見方は、山羊座22°で木星・冥王星がコンジャンクトするあたりまで株式市場が反騰するというものだ。もしかすると、木星が運行する星座宮(射手座)よりは惑星同士のコンジャンクションのほうが、この新しい強気の終焉により強く関連するのかもしれない。そのコンジャンクションは2020年11月12日、米国大統領選に非常に近接した日に起きる。2007年、株式市場は木星・冥王星コンジャンクションの2ヶ月前に天井をつけた。一般に、株式市場は選挙まで、またはその後までも反騰するのが典型例だが、2008年はこのルールに対する厳しい例外となった。だがまた、2020年までの反騰を支持するのは2020年1月12日に起きる土星・冥王星コンジャンクションだ。過去いくつかのケースでは、株式市場はこのアスペクトが起きる前に底を打ち、すでにその時点を過ぎても続く反騰に入っていた。

  では、株式市場における長期サイクルの天井と相関するのは果たして惑星/星座宮の相関性という宇宙的リアリティーなのか、それとも互いにアスペクトを形成しあう(とりわけコンジャンクション)惑星同士が創出するリアリティーなのか? 株式市場は今年トップアウトするのか、それとも土星・冥王星コンジャンクション期に向かいそれを越えてまでも反騰し続け、木星・冥王星コンジャンクションと2020年の大統領選近くでトップアウトし、その後土星・天王星スクエア(2021年)±1年の間に起きると予測される下落が続くのか?

これを解き明かすのはファイナンシャル・アストロロジャーにとっての挑戦だ。しかも2019年の木星・海王星スクエアのフィルター越しで、結末はそれほど明確ではない可能性がある。とりわけどちらの要素も「霧」を意味する魚座とそこに在泊する海王星、その海王星にスクエアを形成する木星の下で、すこぶる確実な物事など何もない。

しかしながら、ここに至って確実に言えることは、この時期が人々にとって過度に楽観的になりやすく希望的観測を通して物事を見がちで、自らの持ち株や投機的な案件に対してはとても無頓着になりやすく、したがって注意していないと大きな損失を被る傾向があるということだ。これは優れた識別力を維持し、細部に気を配り、世界の状況と経済において全ての領域が正しく運んでいるわけではないという警告に注意する必要のある時だ。あまりに美味すぎる話を耳にするなら、それはおそらく真実ではない。






訳文ここまで
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hiyoka_blue at 20:50|PermalinkComments(0)金融アストロロジー 

January 20, 2019

🌕1/21の満月・皆既月食 ― みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)

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    満月は前回の新月のテーマが熟し、花開き実を結ぶときです。 この日は太陽と月が、地球を挟んでちょうど反対側にやってきます。0°の新月から始まった地球全体への課題は、満月で180° 対向のエネルギー同士がぶつかりあい補いあうことにより、輝く満月というひとつの「結果」を見せてくれます。それは、わたし達が空間から受け取ったエネルギーをどう昇華し、現実に表現してきたのかを、あらためて見せてくれる「鏡」だと言えるかもしれません。なので満月のテーマは新月の瞬間から色濃く育っていくとも言えるでしょう。そして わたし達はみな満月を超えて、次の新月までにその経験を消化(昇華)し、エネルギーはゆっくりと静まっていきます。それはこの世界に生きるわたし達の意識に与えられたプログラミングの一種かもしれません。そんなシステムをどう使うのか?それとも使われるのか? それはきっとわたし達次第。さぁ、今回はどんな風景が見えるでしょうか? では今月も行ってみます。(^_-)~☆
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★満月タイムスケジュール★
エネルギーが高まる時です。ヒーリング・メディテーションや祈りを捧げたい方は、もし可能ならこの時間帯(ずれるなら満月前がベター)に合わせてみてください。エネルギーの高まりを感じられると思います。

【地方平均太陽時:ソーラータイム(LMT)】
東京・関東ローカルで 1月21日14:35前後、北海道周辺で14:41前後、関西方面は14:16頃(日本標準時の場合はこの時間)、沖縄周辺で13:45前後に 獅子座0°51'で満月となります。(今回の月蝕は日本からは見えません)

今回のテーマのベースであり、今も背景で発効し続ける新月の大テーマについてはココをご覧ください。

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サビアン・シンボルによる【満月がもたらすテーマと挑戦】
*ここではデーン・ルージャー(ルディアー)版やマーク・エドモンド・ジョーンズ版の解釈ではなく、透視家エルシィ・ウィーラーの伝えた言葉をそのまま書き写したオリジナル版サビアン・シンボルを使ったブレイン・ボヴィの解釈を参考に、アスペクトを加味して書き下ろしています。
*テーマはひとつの意識の流れを表したものです。この流れは順不同に現れたり循環したり、ひとつだけ突出して感じられる場合もあります。また、内容はその時々のアスペクトを意識しながら抽出しています。


【月 獅子座0°→1° / 太陽 水瓶座0°→1°】
  🌕 "A daughter of American Revolution" /
  『アメリカ革命の娘』/
  🌞 "A secret business conference"
  『秘密のビジネス会議』
        ↓↓↓
  🌕"A case of apoplexy" /
  『溢血症状』/
  🌞"An old adobe mission"
  『日干し煉瓦造りの古い伝導所』


【テーマがもたらす雰囲気と挑戦(順不同)テーマ発効期~2/4】
※満月の場合、1週間~数日前から前倒しで感じられると思います。

→★密かに進展してきた問題が潜在的圧力の高まりと共に突然動き出す
→★本物の「力」を全方向的に試されるような状況
→★伝統や受け継いできた歴史の価値を護って立つという意志
→★「知ることの重さ」を負って物事を遂行する者が担う重荷を理解する必要
→★些細に見える物事がドラマティックな変化への導火線になる
→★誰かや何事かに対する思いの深さ、本質を見抜く目が試される経験
→★身の回りの愛するものを護りたいという純粋な心根の発動
→★問題解決のために立場を越え力を合わせて合意に至る必要
→★一つの物事を巡って解釈が分かれ批判の応酬となる危険
→★環境、文化、培ってきた世界観の違いに曝されて感じる違和感やショック
→★長い時を経て培われた底力の発揮、または潜伏してきた「病状」の認識
→★自分がまさに真実だと感じる物事を広く伝播したいという衝動
→★「想定外」の事態に陥るような状況を自分自身の手で創り出す傾向
→★楽観と情熱をもって自ら困難や危険な領域へ踏み込もうとする心理
→★思うように進まない物事に突然こみあげる怒りやフラストレーションに注意
→★自分が甘んじてきた「鋳型」を破ろうとする強力な衝動の目覚め
→★さらなる分岐を前に日常の物事に潜む大切なメッセージに気付く・・・→


★エネルギーのポイント:前回の新月『「だが、それでいい。」という視点』
            
            今回の満月・月蝕
            『意志と現実の狭間で確認する内部の力』 


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★1月満月・月蝕の星模様と挑戦(簡単に)★


  1月18日に水星がOOBから太陽の勢力圏内にインバウンド。水星は山羊座に入って少し落ち着きを取り戻したものの、アウトオブバウンズの間はどこか調子が狂い気味だったかもしれません(ネイタルで水星がOOBのひとは勢いが増すことも。ちなみにトランプ大統領は水星OOB持ちです)。 いろいろなことを思いつくものの、凄く集中出来るときとまったく散漫なときの差があり、その一方でいったん話し出したら止まらなくなったり、何気なく無神経なことを言ってしまいがちな、鋭くて少しアサッテな知覚をもたらすOOB的な傾向に「あれ?どうしたんだろう...」と思ったひとがいるかもしれません。でも、そんな感覚は徐々に鎮まってきます。ただし水星は22日に月のサウスノードとコンジャンクト、23日には天王星とスクエア、カイロンとセクスタイルを形成します。そのあたりまではまだアップとダウンの落差を感じそう。そして24日に水瓶座入り。このあたりが精神的にはひとつの区切りになるかもしれません。


満月軸・天王星・レクイエムがGスクエア
(その他パラス、イスラエル、ロシア、カルマ、テスラなど多くの小惑星がこれに加わっている)
予期せぬ出来事または突発的な行動/一線を超えて動く/緊張と解放/生と死の境、または宿命ということについて深く考える体験(メメント・モリ)/取り返しのつかない状況が後になって浮上してくる可能性(たとえば法に触れた場合は過度な懲罰の可能性)/豊かさやファンタジーを求める気持ち、思いやり、共感、ささやかで温かい触れあい etc.

満月・セレス・カイロンがGトライン
何かを護りたいと感じる/自分自身を抱きしめる/親子関係の傷や幼少時のこころの傷の浮上、その癒やしと理解/ジェラシーを手放す etc.

満月のロード水星が月のSノードにコンジャンクト
冥王星・イカルス(と水星・月のSノード)がコンジャンクション 
強い思い込み、一時的な記憶力の減退、混乱、自己過信によるミス/まっとうな姿勢を保つ必要/限界を受け入れる/強迫観念や妄想に注意 etc.

MCにネッソス、DCにイクシオンがコンジャンクト
カルミックな出来事=因果の消化/無頼、またはひとをひととも思わない心理/こっそりと行われる報復 etc.

火星(とルシファー)・土星がスクエア
緊張の高まり、フラストレーションと攻撃性/抗い切れない流れにあえて抵抗する/チャンスを無視して目先の楽しみに耽る傾向 etc.

金星・木星のコンジャンクションが海王星にスクエア
ちょっとした心理の揺れが大きなうねりとなる(期間中は金融市場の動きにも注意)/通常の理解を超えた世界へのファンタジーや憧れ/はっきり視覚化したり言語に表せないようなフォースを感じる/不可思議なコミュニケーション/見て見ぬふり、聞こえないふりが思わぬ結果を招く可能性/不正と楽観、自己満足、虚偽/音楽、アート、エロス、エキセントリック/浮遊感と高揚感 etc.

そして…
2月5日 水瓶座15°45'で新月!



★1月満月・月蝕のサビアン・シンボル★



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  さぁ、今回の月蝕も前回に引き続き、以前経験した度数が出て来ます。このブログを始めたのは2010年あたりからなので、もうずいぶん経ったけれど。それ以来全360°あるシンボルのうち、一度もルネーションが起きなかった度数もあれば、何度も繰り返し出て来る度数もあります。で、この度数は今回で4度目。これって何を意味するのでしょう? もちろん、地球も月もそれぞれが公転している関係上、サイクルには当然ズレが生じるし、細かい数字を計算すればシステマティックなものだという結論にはなるけれど... その一方でジオコズミックのシステムと人間活動との相関性をいやというほど味わってくると、やはり何度も経験しなければならない度数のテーマはそれだけ今のわたし達にとって大事な意味があるように思えます。

で、前回の日蝕がそうであったように、この月蝕も、2015年カーディナル・クライマックスの中央部で起きた天王星・冥王星カーディナルスクエア最後の形成の手前で起きた新月の度数であり、また2017年の木星・冥王星最後のスクエアを目前に控えた満月の度数とも重なっています。2008年から始まり、長期で見れば2020年~2023年~25年まで続くとされるこの大きな変革期のさなか、ここ数年を振り返ってみても、社会的にもまた個人の人生でも、出来事としても内面世界においても、わたし達は沢山の変動 ― 山や谷 ― を経験してきたのではないでしょうか。そして迎える要の年、2020年のセットアップとなる今年初めての皆既月蝕。そのシンボルを今、世界を覆う状況とともにあらためて見直してみると、そこに含まれる意味の深さに慄然としてことばを失うような感じがあります。(いや実際に、自分の感覚をどう表現していいかわからないでいるのですが...)

というわけで...(^_^;
前回同様、以前掲載したシンボル説明に手を加えた形になるとは思いますが、初めて読んでくださる方もいらっしゃるかなと思うので、新しい気持ちでとりかかってみたいと思います。


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🌕満月・月蝕のベースとなるシンボル:
 獅子座0°(蟹座30°)『アメリカ革命の娘』

  『アメリカ革命の娘』… なんだか闘う女達というイメージが真っ先に浮かんできますね。最近なら、主に米国社会を嵐のように(ほんとに見てるとそんな感じ)席巻するフェミニズム・ムーブメントを思い起こします。

この度数は特に、対向する度数の水瓶座0°(山羊座30°)太陽のベースとなるシンボル『秘密のビジネス会議』と照らし合わせながら理解していくとわかりやすいと思います。この2つのシンボルには、米国の建国史が色濃く関わっています。米国の独立戦争は1775年~1783年。その間、フランスとイギリスの争いと密接に関わりながら、「代表なくして課税なし」を合い言葉に、植民地支配からの自由と独立を目指して独立戦争が進められていきました。


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  アメリカ合衆国といえば自由主義、そして共和主義を国の基盤とするとされています。それはこの独立戦争を通じて皆に支持され、やがて国の背骨となった理念で、アメリカ建国の父と呼ばれるひと達(ベンジャミン・フランクリン、ジョージ・ワシントン、トーマス・ジェファーソンなど)によって強く信奉されていた思想だったそうです。 もちろん当時の女性達もこれを理解し、革命とその思想を支えるにあたっては大きな役割を果たしたと言われます。地球上のほとんどの国々がそうであるように、アメリカという国もまた、無数のひとびとの血の犠牲と銃弾の雨によって産声を上げた荒々しい歴史を持っているんですね。

(神話の霧に包まれた建国史を抱く日本は、その意味では世界でもとても特異な存在と言えそうです。そして今になってみると、俯瞰で見るならそれはそれで素敵なことのように思えます。明白な史実が露わになったとしても、それを誰が見るか、どの立場で受け取るかによって解釈や想いはまったく違ってくるし、それが今、まるでカルマを呼び覚ますかのように複雑な遺恨、利権、思惑と絡みつき、世界各地で新たな分断と闘争の元になっているのだとすれば...。まぁこれは日本の戦後始原図のMCにピタリと乗る海王星的な観点ではあるけれど..。)


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  さて米国の独立から100年ほど経った1890年、ワシントン・D.C.に 「 アメリカ革命の娘達(DAR)」という女性団体が設立されました。この組織は今なお存在し、活動を続けています。 その趣旨は、独立時に燃え上がったピュアな愛国精神を再び鼓舞すること。そして米国建国の歴史を保持し続け、未来を担う子供達に伝統を引き継ぎ、より良い教育の機会を与えること。 この精神はそのまま、革命当時の女性達が担ったと言われる役割そのものです。このシンボルを降ろした当時、チャネラーのエルシィがこの団体のことを知っていて、その記憶を通じてこのシンボルのイメージが降りてきた可能性は高いだろうと思います。ただ、当時は世界地図を書き換えるほどの革命の後押し役となった闘う女性達の集まりだったはずのDARも、今では良妻賢母型保守派女性の牙城のような立ち位置として見られているように思います。なので現在のアメリカ革命の娘達が、政治的・社会的にどの程度の力を維持しているのかはわかりません。

それに、米国の歴史にまつわる暗部として、やはり奴隷制と人種差別問題は外せない要素だと思います。そしてこの問題は、天王星・冥王星がコンジャンクトした1960年代に沼の底から本格的に浮上し、両惑星のワクシングスクエア形成を中心とするカーディナル・クライマックスに入った2008年〜米国初のアフリカ系アメリカ人大統領、バラク・オバマ氏が就任した2009年以来、再び重いカルマの爆発として米国中を覆っているように見えます。(オバマ前大統領のネイタル・チャートのICにはケンタウルス族のネッソス(黒い馬) — 巡る因果、カルマの支払いどき ― がコンジャンクト) 


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 米国独立記念館/ペンシルベニア州フィラデルフィア


  それでも、夫や恋人、父や兄弟、息子達が命をかけて勝ち取った国を純粋に愛し、この地に辿り着いた祖先が開拓し受け継いだ土地、文化、伝統、家族を護ろうとするこころは、少なくとも保守派が強い州、特に南部の女性達の中に今も生きているのではないでしょうか。トランプ大統領はそういうひと達の危機感とフラストレーションによって生まれ、今も支えられているのではないかと思います。

...とはいえ今の米国では、南部女性の一生を描いた名作といわれる映画『風と共に去りぬ』が人種差別的(奴隷制を批判的に描いていない)で不適切だという理由でリバイバル上映を取りやめる例が出ています。また南部のホーム・フラッグと呼ばれる南軍旗はナチスの紋章と同じ扱いを受けているし、IT企業の雄グーグル社では「家族」を指す「FAMILY」という単語を「父・母・子供という意味を含んで使うこと」が、子供を持たないひとやLGBTQのひと達に対して不快な攻撃となり得るというクレームが出たため、使う際には細心の注意を...という副社長命令が出ているというニュースもありました。そんな雰囲気がメジャーになってきた今の米国で、もしこのシンボルの「革命」に焦点を絞るなら...『アメリカ革命の娘』を現時点で体現しているのは#ME Too運動やウィメンズ・マーチなどを主宰するフェミニズムの闘士達ということになるのかもしれません。ただウィメンズ・マーチに関しては、中枢部ムスリム擁護派の反ユダヤ発言が問題となり内部分裂が起きているようです...。 こうして見ると、女性達による新たな流れの理想も弱点も、蟹座 — 山羊座軸のものとはかけ離れているように感じられます。おそらく、これらの運動が持つ特質と問題点は、次の獅子座 — 水瓶座軸においてもっと色濃く顕れるものかもしれません。


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  一方、対向する太陽のシンボル『秘密のビジネス会議』はアメリカ建国の父といわれるひと達が秘密裡に開いた戦略会議、または独立宣言のための会議というイメージと重なります。ひとによってはいわゆる「陰謀論」に描かれる「陰の支配者達」を思い浮かべるかもしれません。いずれにしても、とてつもなく大きな時代の流れとそれを貫く精神のただ中で、人々の集合体をひとつの運動や組織としてまとめ導いていく目的のためには、あらゆるレベルにおいてそれだけの権力、思考力、行動力が必要だったはずです。そして多分、純粋な理念の裏側では清も濁も呑み干し、秘密を護り、剛柔の駆け引きに長け、必要とあれば冷酷で無慈悲にもなり得るだけの欲動を備えた、大きく複雑な器を持つ人格も…。これはまさに今、世界各国の政治の中枢で良きにつけ悪しきにつけ行われていることだと思います。強くなければ生き残れない。それは今という時代が提示するひとつの真実であり、集合体としての人類を生きるわたし達が背負う現実でもあります。

  建国の歴史はそのまま国と国、集団と集団との利害関係のぶつかり合いです。あるひとにとっては崇高で美しい理想が、他のひとにとっては自分の幸福を脅かす悪そのものにもなり得る。...これって、今もわたし達の歴史の中で、日々の生活の中で、いやというほど繰り返されている事実ではないでしょうか。 もしそのぶつかり合いを「悪」だと言うなら、悪もまた善と同じように、わたし達ひとりひとりの中に存在していることになります。ちょっとしたことで「善」と「悪」は簡単に入れ替わります。何が正しくて何が誤りなのか? それさえも立場や観点によって変化します。特に今は厳しく複雑なエネルギーが充満しつつあるとき。利害や世界観がぶつかりあえば、互いに自分を護ることにせいいっぱいになり、相手を思いやる余裕もなく攻撃のみに終始してしまうかもしれません。


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  けれど、だからといって境界や垣根を無理に消し去ってしまえば溶け合えるかといえば、たぶんそうはいかないでしょう。個人と個人の繫がりであっても、合わない者同士が同じスペースを分かち合えば、お互いにストレスが溜まって結局は争いが激しくなるだけ。

それでも、もし溶け合うことが出来るとすれば、それは互いにまず自分自身の人生の問題を解決し、こころの傷を自らの手で癒やした後のことかもしれません。相手に期待することを止め、自分のこころに線を引き、決定的な違いをありのままに認める。おそらくその前提がなければ手を差し伸べることも出来ないし、たとえ笑って握手したとしても、片手はいつでも相手を殴れるように拳を握りしめているかもしれません。少なくとも、どちらか一方は...。 

もちろん、自己犠牲を払って相手に合わせることも出来ると思います。けれど、それはどんなに美しく見えても、相手が変わることを期待した上での行為に他なりません。もし相手が変わってくれなければ、自分が一切無くなるまで犠牲を払い続けることになるからです。あるいは、自分で創り出した罪悪感とその贖罪に必要な懲罰者として、他者を利用しているのかもしれません。自分ひとりのことであれば、もしかしたらそういう人生を良しとするひともいるでしょう。けれど、もし愛するひとや家族、または集団や国家に対する責任を負い、彼らを護らなければならないのだとしたら...?


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  水瓶座0°(山羊座30°) 『秘密のビジネス会議』 は山羊座の終わりでもあり、水瓶座の入り口でもある度数です。活動宮から不動宮へ。 山羊座の旅の中で、「大人」として究極の責任のもとに秩序と安定の確立へと邁進した精神は、これから水瓶座に入り、経験から得た理想を広く伝え、他の人々や集団に変革をもたらそうとしています。( でも水瓶座は人々の意識を変革しようとはしても、自分のやり方だけは頑固に変えようとしないかもしれません。魚座に至って自分自身を含めた全てが溶け始めるまでは.....)

そして、こうした「個」と「社会」を繋ぐ軸となる意識を内部から支えているのが、獅子座0°(蟹座30°)の『アメリカ革命の娘達』を貫く精神なのだと思います。リベラル的観点から報道されることの多い今の時代、彼女達の姿は保守と伝統の権化のように見られがちだけど、もともとは権力支配に反抗し、自由を求め、自分達の理想の国を創ろうとして闘った「革命精神」でした。その本質的なエネルギーは、不屈のプライドと理想を護り育てようとする強い感情的モチベーションです。『わたし達を見て!わたし達は自由と平和と権利のために闘っている…!』と。 けれど、厳しい現実の日射しに耐え、自分が自分に与えた使命(または人生の目的)を着実に果たして本物の自由を獲得していくには、たとえどんなに正しいと思っていても、その本質論に固執しているだけでは足りないでしょう。 

世界に新しい時代をもたらしたアメリカ革命の精神が、一方では残酷な奴隷制度を長らえさせ、先住民族の集団虐殺という歴史を生み落としたのも事実です。 勝つか負けるか? 敵か味方か? 奪うか奪われるか? こうした心理と現実は、今もわたし達の人生の中で、身近な日常の些細な出来事の中に色濃く見られるように思います。


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        アメリカ建国の影の推進力となった女性達の献身と力と誇り。伝統がもたらす美への郷愁。「仲間」「こちら側のひとびと」に対する共感と深い思いやり。それは「家族」「身内」「仲間」を自分の手で護るという素朴な情熱から始まり、ひとつの大きな力へと育っていきました。それは「母」なる力だったかもしれません。そして閉じた扉の向こうで密やかに行われる 『秘密のビジネス会議』。これはある種の権力、または少数のエリートを象徴するものです。至高の「父」がふるう力。全体が音を立てて動こうとするとき、これらははたして悪か?善か? そのどちらでもない「必要悪」または侵しがたい 人間の「現実」 なのか? 「秘密」はどんな理由があれ、全て明るみに出されるべきなのか? 何が正しくて何が誤りなのか? ...その答はこれから先の、わたし達ひとりひとりの思考レベルと想像力の中にしか存在しないのかもしれません。

野生の動物達は、今この瞬間も地球のどこかで食べ物を得るために、子孫を残すために、種として生き残るために、喰うか喰われるかの闘いを続けています。わたし達はその姿を見て、こころを痛めたり保護したりします。あるいはその自然を生きる姿に崇高さや「美」を感じたりもします。 人間は歴史を重ね、ずいぶん進歩してきました。きっとこれからも進歩し続けるでしょう。でもわたし達、本当に彼らより進化してるのかな.....? 


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  わたし達個々が胸に秘めるモチベーションは様々です。これからしばらく水瓶座を旅する太陽の下、わたし達はそれをエネルギーに変え、アイデアや想いを周りとやり取りしながら何かを変革していく...という大テーマを通ることになります。それはひらめきと理想と革新を求める精神に対する、様々な問いかけや挑戦のひとときになるかもしれません。また同時に、わたし達の内的宇宙の中心部 — 奥まった地下室では、常に最高レベルの秘密会議が開かれています。この会議に必要な資質とは何でしょうか? これらのシンボルを使うにあたって考えられるひとつの希望(そしておそらく求められる条件)は、わたし達の自我が、または集合体としての想いが否応なく抱える、あくなき欲望と矛盾が創り上げたこの世界の真実をあるがままに見極めようとする姿勢。そして、その中でけっして諦めずに自分なりの探求を続けていくことなのかもしれません。


        さて、エネルギーは次のシンボルに向かって行きます。


🌕 満月・月蝕のメインのシンボル:
  獅子座1°『溢血症状』


  溢血って一般に、何らかの原因によって脳や体の血管が破れるか詰まり、神経細胞が阻害される状態を言います。これには脳卒中や脳梗塞も含まれます。それは突然起きる症状で、いのちにも関わる危険な状況。また特に脳出血の場合、一番多く見られる原因は高い血圧だと言われています。猛暑の夏場は血液がドロドロに固まる脳梗塞にも注意が必要だし、今は冬場なので、暖かい部屋から寒いバスルームに入ったとたん血管が収縮し、血圧が急に上がることもあります。なのでおそらくこのシンボルは、血圧に関わるこれら一般的な症状を総合したイメージなのだと思います。

  サビアン・シンボルは時折、描かれた情景がそのままの形で顕れる場合があります。なのでもしかしたら、突然、何らかの発作に見舞われるようなケース、またはそんなシーンに偶然遭遇するひともいるかもしれません。また突然の事故や地震、噴火などの自然災害、何かが溢れたり破れたり覆われたりするような事象と関連するケースも考えられます。


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  けれど、このシンボルが象徴している基本的な原理は、こころや体の内部にいつのまにか溜まりに溜まってしまった不自然な圧力が、何かのきっかけで突然解放され、噴出するような体験だと思います。たとえば今山羊座の1°台に在泊するケンタウルス族のフォルスが持つ特質にも似た感じ。もしかしたらそれは、限界まで蓄積されたフラストレーション、徒労感の噴火かもしれません。それは怒りの形をとって顕れるかもしれないし、突然、全方向的に感情が高まって叫びたくなったり、いつもならあり得ない行動を取る…という形で顕れるかもしれません。それはまるで、小さな子供が怒られたわけでも転んだわけでもないのに突然、ささいなことで激しく(実は力いっぱいに!)泣き出すような感じに似ていると思います。周囲の大人には何が起きたのかさっぱりわからず、困惑するばかり。きっとその子にも本当の理由はわかっていないかもしれません。でも、彼/彼女は確かにその瞬間まで、何かに必死に耐えてきたのだと思います。そして、とにもかくにも解放が必要だったのではないでしょうか。

また、普通に歩いていたのに突然何かに足をすくわれて転んだり、階段から足を滑らせたり...そんなことも考えられます。  これは何かのサイン。そしてどんな形で何が起きてくるにしても、いったん放出されたエネルギーは周囲を巻き込んで拡がっていくでしょう。それが何をもたらすか? たぶん、良いとか悪いとかなんて関係ないのです(もちろん当座はいろいろあるとしても)。何故なら、贈られたサインに気付くこと、そこから新しい経験をスタートさせることが全てだから。


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  ひとつ前のシンボルではアメリカ建国の革命精神を支えた女性の姿が、ここでは突然の溢血症状となって顕れました。では、この流れはいったい何を意味するでしょう? これについても、太陽が位置する対向度数のシンボルを反映させて考えてみましょう。獅子座1°の対向は水瓶座1°『日干し煉瓦造りの古い伝導所』です。

       「日干し煉瓦」とは、強い日射しの下で乾かし固めたブロックのこと。そして「伝導所」とは、ある特定の信念や信条を、まだ馴染みの無い地域に広く流布させるために設けられた拠点を指します。それは特定の宗教かもしれないし、政治的な思想かもしれません。あるいは、新たな世界観を分かち合うコミュニティ作りに関する運動かもしれません。燃えるような日射し、燃えるような情熱。これこそがやるべき正しいことなんだとひたすらに信じ、伝導者は駆り立てられるように進みます。


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  けれど、新たな土地で馴染みのない文化を持つ人々に、馴染みのない信念や新しい世界観を広めようとむやみに立ち入れば、その反動もまた大きいと思わねばなりません。怖れと胡散臭さで誰も耳を貸してくれないかもしれません。馬鹿にされ、怪しまれるだけかもしれません。また、たとえ良かれと思ってその地を訪れたとしても、それが原因となって知らずに新しい病気を持ち込むことだってあり得ます。善いことだからと押し付けるような態度に出れば怒りを買い、悪魔呼ばわりされて危害を加えられることも考えられます。今なら、不用意に危険地域に立ち入れば自爆テロに遭遇したり、拉致されたり、最悪の場合殺されることもあり得ます。(つい最近も、モロッコを旅行中の二人の北欧女性がISISのシンパとされる一団に襲われ、無惨に斬首された事件がありました..) 

そんな、ともすると敵対的になりがちな雰囲気の中で、熱意に満ちた伝導者はことを急がずにじっくり構えていられるでしょうか? 肩の力を抜きながら相手の価値観に立ち、想像力を使い、こころを寄せながらも自分の一線を護り、同時に信頼を勝ちとることは出来るでしょうか? 日干し煉瓦の土地は、とても厳しい環境です。そこに長く生きてきたひとびとの流儀や価値観を理解し、溶け合うことは出来るのでしょうか? 


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  『こんなに正しいことを言っているのに、何故わからないんだ? みんなのために善かれと思ってこんなに苦労してるのに!』 伝導者は頭に血が上る思いを何度も経験するはずです。中には無理がたたって本当に脳溢血を起こすひとだって出るかもしれません。また、疲れ果てて諦めの気持ちとともに、日々憂いを抱えながらもその土地の文化や風習に馴染むか、または埋もれていくひともいたことでしょう。 

古い日干し煉瓦の建物。その風化した壁には、「これは自分にしか出来ないのだ」という使命感と情熱を携えてそこにやって来た、多くのひと達の様々な想いが刻まれています。 彼らの理想は、使命は、その後どうなり、その土地に何を生み出したのでしょう? 伝導者達はどんな運命を辿ったのでしょうか。 そして... 本当に...本当に彼らは自分自身のためではなく、その言葉どおり相手のために、あるいは「神」のために行動したのでしょうか? 伝導し、誰かを教化することの意味とはいったい何なのでしょう? 彼は神を「見た」のでしょうか? それとも神とは、個々の胎内宇宙に描像される「永遠に裏切ることのない至高かつ全能の父」の射影であり、その神に「認められること」が人生の全てだったのでしょうか? 

獅子座 — 水瓶座軸の領域は、自分にとって「至高」と思われる「信条」や「理念」と、それをまとうことで拡がっていこうとする「自我」との危うい関係性が問われる場所でもあります。


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        このシンボルは、ひとつの善意、ひとつの新しいアイデアを他者と分かち合おうとする人間の意識を象徴しています。水瓶座に入ったばかりの時点で、その意識は本来、とても純粋なものです。けれど同時に、その目的のために必要とされる忍耐力(水瓶座の副支配星、土星の領域)も試されるでしょう。ただの勢いではなく、自己陶酔でもなく、自他の境界線を犯さず穏やかに、でも必要なときは強さを見せて自分を護りながら、時間をかけて相手のことばで話し、納得してもらう。そのためには、持続力や深い思考力、そして想像力が必要になるかもしれません。決定的な価値観の違いが明白になれば、身を引くことを考える必要もあるでしょう。

水瓶座の支配星は天王星。束縛を嫌い、変革と革命を象徴する惑星です。でも、その天王星の影には水瓶座のもう1つの支配星である、土星が控えています。天王星と土星。一見、相反する二つの惑星の力をバランス良く使えなければ、水瓶座が示唆する変革と協働のテーマを現実化していくことは難しく、結局は分断を招き、溝を深めて争いを起こすことになります。これは今、世界各地で起きている異文化の衝突の根底にも関わるテーマかもしれません。(実際には歴史的な遺恨やプライド、支配欲や資源争い、階級格差などが複雑に絡み合っているのだとしても。)


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        獅子座の初期度数には、突然の溢血症状というちょっとショッキングなイメージがセットされています。獅子座らしく周囲の注目を浴びそうなシンボルではあるけれど、笑って済むようなことで終わるとしても、ちとお騒がせな感じではあります。 おそらくここには、ひとつの暗示、または警告が含まれていそう..。 獅子座の旅は、自分自身の創造性をめいっぱい追求し、自分がこの世界の王であり女王であるイメージを素直に満喫しながらエゴが持つ力を増大させていく行程です。 獅子座のエネルギーには善意があり、与えることの歓びを感じる力もあります。若々しい純粋さを失うこともないでしょう。 けれどそのためには、常に自分自身の風通しをよくしておく必要があります。ともすると崩れがちなバランスを整え、固く凝り固まろうとする精神の筋肉をほぐして自然な姿勢を保てるようにしておくことが大切な鍵になります。そして、おおらかなユーモアも忘れずに。

  『自分は自分であり、あなたはあなただ。それ以下でも以上でもない。ときに自分は何者でもないかもしれない。それでも構わない。何故なら、わたしという名の胎内宇宙を統べる王は常にわたし自身であり、秘密会議の全責任を負うのもまたわたし自身なのだから。』 『もしあなたがわたしを称賛するなら胸を張って受け入れよう。しかし、それは必須ではない。真の価値と自信は他者の評価に依拠するものではない。何故ならわたしは生まれながらの王であり、そして同時に何者でもないことを知っているから...。』


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  内界と外界とを繋ぐ、精妙でとてもデリケートなバランス。これが崩れたとき、おそらくわたし達は大きなフラストレーションに見舞われます。フラストレーションは怒りを呼び覚まし、頭に血がのぼります。もしかしたら、気付かずに誰かの琴線に触れるようなことを口走ってしまうかもしれないし、突然気が変わって全ての意欲を失ったりするかもしれません。すべてに行き詰まった感覚に襲われ、暴力的な衝動に駆られるひともいるでしょう。症状は突然起こってきます。何が起きたのか、すぐには誰にも理解できないかもしれません。 けれど、本当に必要であればそれは起きます。鋳型を破って何かが出て来ます。たとえそれがまだ靄に包まれて判然としない姿 —「力」だったとしても...それでも。

  だから、もしわたし達が本当に未知の領域へ踏み出していくのなら、この獅子座の初期度数で起きる蝕は、願ってもないスタートラインだと言えそうです。何故ならとにかく滞っているものがあれば全てを一度放出するような力が加わるのだから。たとえばこのエネルギーに強く触れて、いっときカオスに見舞われたとしても、やがて物事も自分自身も、収まるところへ収まっていく。


  余談になるけれど、月蝕が起きる21日、安倍首相はロシアに飛んで翌日プーチン大統領と会談。そして23日からスイスでダボス会議に出席する予定だとか。この流れは今回のサビアン・シンボルが告げるテーマになんとよく合致していることでしょう。今回は国内問題で手一杯の首脳が多く、米国のトランプ大統領、英国のメイ首相とフランスのマクロン大統領は欠席。中国の習近平主席も不参加で副主席が代理参加。ロシアやインドも不参加だそうです。先行きの見えない世界情勢の中、各国首脳の間にはどんな話し合いがもたれるのでしょうか...。


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        この月蝕でわたし達が受ける獅子座のエネルギー。それは、何があろうと、きっとわたし達に再び快活さを与え、やがて背筋を伸ばして真新しい玉座へと向かわせてくれる力だと思います。そしてその玉座は、もしかしたら今までに見たことも考えたこともないような形状をしているかもしれません。いえ、形なんてあるようで無いのかも? ひと呼吸ごとに、目を閉じて開くたびに、全てが変わっていくのだから。どうなるかはわからない。でも、それを楽しみながらいこう。このシンボルはわたし達に、そんな心意気を教えてくれそうな気がします。

何故なら、この強力な月蝕はノースノード・イクリプス。未来に向けて一歩踏み出すためにセットされた、パワフルな蝕です。だから怖れずに。胸を張って。ひとつ朝を迎えるたびに新しい自分がそこに在ることを知り、それを生きてみたいと思うのです。



corn




have a great trek!!!★


hiyoka(^_^


January 14, 2019

レイモンド・メリマン 週間コメント1/14【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2019年1月14日(フリー版より抄訳)
翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されるそうですので、そちらもぜひご覧ください。 翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。
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【お知らせ1】
 『フォーキャスト2019』の水星逆行記事(P95)中、日付に間違いがありました。

 誤)7月27日〜31日 
 正)7月7日〜31日
   (日本時間8日朝〜8月1日午後)

 原文の校正ミスに気付かずそのままになっていました。
 お詫びとともに訂正いたします。


【お知らせ2】
  来週1月21日付のメリマン・コラムはお休みさせていただきます。
  m(_"_)m


≪ 先週を振り返って≫

以下、引用と本文は抄訳になります。

引用文:https://www.cnbc.com 2019年1月10日付記事
“Fed Chairman Powell “Very Worried” About Growing Amount of U.S. Debt”より

・膨らみ続ける米国赤字に対するFRB議長ジェローム・パウエル氏の懸念/・2019年には1兆ドルを超える勢いで増大し続ける財政赤字に多くのエコノミストが警鐘を鳴らす/・これまでにも年度赤字が1兆ドルを超えることはあったが、今のような持続する経済成長下でそれが起きたことはない。もし今後不況が訪れたらどうなることかという懸念が持ち上がる/・格付会社のフィッチ・レーティングスは継続中の政府機関閉鎖は予算を通す能力の査定に響き、米国のトリプルAの格付に悪影響を与える怖れがあるとした。


引用文:https://cnbc.com 2019年1月11日付記事
“A Crunch Brexit Vote is Coming That Could Trigger Even More Political Chaos" より

・英国議員は3ヶ月足らずに迫ったEUからの離脱を控え、首相テリーザ・メイによるEUとの酷く嫌われたブレグジット合意に関して投票することになる(1月15日)/・驚くことに、連合を離脱するためのメイ氏の方式は事実上の否決状態に直面している/・このままでは政府が完全に崩壊、無秩序なままのEU離脱が起きるか、ブレグジットへのプロセスそのものが根こそぎ無かったことにされるか..../・議会は姿勢を改めて秩序に則した離脱を粛々と行い、EUとは比較的近い経済的繫がりを保つようにするか、または巨大な不確実性を生み出すのか、どちらかに決めなくてはならない...


12月と1月初頭のワイルドな状況は、先週世界の株式市場が手堅く上昇するにつれて小休止となったように見えた。

これは近づきつつある木星・海王星スクエアの最初の形成と関連するかもしれない。

海王星の影響は天王星と全く異なる。まるで天気の良い日に静かな湖にゴムボートを浮かべ、風も凪ぎ、心配事もなく、夢見心地で浮かんでいるようなものだ。

そしてその特質である「受動性」は、トレーダーにとっては自己満足と変わりない。

だから何も「悪い」ニュースがなく、懸念を生むようなツイートが流れるようなこともなければ、投資家はそれだけで投資する理由になると感じる。そんな傾向が生まれやすい。

これが次に、天王星が支配的な期間に入って危険を呼ぶ可能性がある。

海王星のフワッとしたエネルギーに浸っていると、「不穏なニュース」またの名を「天王星」が市場をヒットする時に無防備のままでいることになるだろう(1月18日~21日±3日)。

ブレグジット・ディールに関する投票は先週は行われず、15日になった。つまり次の天王星襲来の直前というタイミングだ。

まだ木星と海王星スクエアの影響下でもあり、投資界は英国が何を望み何処へ行くのかに関する解を誰かが持っているのでは?と頭を捻っているが、その答は来週知ることになるかもしれない。

しかしその投票も問題を明確にするというより、さらなる混乱に突き進むだけという可能性がある。何故ならそれが木星・海王星スクエアの「平常状態」なのだから。

つまり、晴れた日に何もすることなく、何かに煩わされることもなく湖にボートを浮かべるには良いが、一旦何かを為そうとするなら、たちまちボートから落ちて泥沼に嵌まった自分に気付くようなもの。身動きが取れない。しかも、誰も眺めているだけで助けてくれない。

同じ事が昨今のFRBの態度変化にも見て取れる。FRBは今や利上げに対して「忍耐強い」。これを受けて米ドルは下落、そして他の通貨、原油、貴金属は騰がった。たった2週間程度で何と違いの出ることか。これと同じことを逆の意味で、私達は再び今後2週間のうちに口にするかもしれない。




≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫


  さて文字どおりにも、比喩的な意味でも、もう一つの宇宙嵐が差し迫ろうとしている。1月18日、太陽が天王星にスクエアを形成し、その後1月20日〜21日に太陽が水瓶座入りすると同時に月蝕が起きる。さらに、1月21日には火星が土星にスクエアを形成するが、これは静穏な湖で遊ぶはずのゴムボートにとっては楽しむどころではない状況で、ちょうど蚊の軍団が日焼けした肌を刺そうと押し寄せるようなものだろう。一方でこれは金星が木星にコンジャンクションとなる期間のただ中であり、それだけなら非常に良いのだが、同時に海王星とはスクエア形成となる。これが1月20日〜22日だ。

複数のジオコズミック・サインを通して見る時、一つのグループがさらなる市場下落を示唆し、そしてまた別のグループが突然の回復を示唆する。これはもしかすると、米国政府機関の閉鎖騒動がクライマックスに達し、このあたり(1月18日〜25日)で解決を見るのかもしれない。袋小路にはまったフラストレーションは市場を下落させるが、決着がつくのは突然でそれが歓迎される。そして市場を押し上げる力となる。だがここで頭に入れておかねばならないのは、この時期は全てが短期的だということだ。

        今年は射手座を運行する木星を注視し続ける必要がある。木星が海王星とスクエアを形成し、それが市場をヒステリーとパニックに導く潜在力と可能性を持つとしても、射手座の木星が保持する歴史的な特質は弱気というより本質的には強気であり、したがって市場バブルとの相関性をも保っている。私の推測では、現在 私達は2008年初頭によく似た期間に入ろうとしている。

2007年10月、株式市場は史上最高値をつけた。それは前回木星が射手座に在泊した時のことだった。株式市場はその後1月後半に激しく下落し、FRBはさらなる流動性を創出することを強いられた。1月終盤に底を打つと、FRBによる本気の金融緩和策が2008年5月に向けて株式市場を押し上げていった。2018年10月、米国株式市場は再び史上新高値をつけてトップアウトした。

その後は12月終盤に向かって深刻な下落が起き、それは2007年10月〜2008年1月当時と同じようにほとんど3ヶ月にわたって続いた。そしてここ数日来、FRBが登場して金融緩和(もしくは少なくとも、いくぶん攻撃的な利上げ方針からの後退)というメッセージを発信し始めると、株式市場も調子良く回復し始めた。ひょっとすると12月26日〜27日は4年サイクルの底となる安値で、木星が射手座を運行する数ヶ月の間、この反騰が続く可能性はある。そうなれば誰もが落ち着きを取り戻し、危険な時期は過ぎ去ったと感じて再び自己満足の世界へと戻っていくだろう。


  そしてその後、ワイリー・コヨーテは「断崖の淵」に到達する。そこではジャンプするか、またはじりじりと絶壁を下りながら、もっと重要でリアルな「壁」(2020年の「カプリコーン・ステリウム」)と直面するかを決めねばならない。それは現在建立されつつある負債の壁だ。






訳文ここまで
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hiyoka_blue at 20:58|PermalinkComments(0)金融アストロロジー 

January 06, 2019

レイモンド・メリマン 週間コメント1/7【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2019年1月7日(フリー版より)
翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されるそうですので、そちらもぜひご覧ください。 翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。
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今回は引用を端折って本文のみとさせていただきます。m(_"_)m



≪ 先週を振り返って ≫

引用文:
 cnbc.comの記事より雇用統計の各数字、及びエコノミスト予想との比較

  2018年の終わりは多くの出来事が起こった時期だった。クリスマス・イヴの12月24日、ダウ工業平均は653ポイントを失い、イヴ当日の下げとしては過去最大の下落幅を記録した。次の取引日であった26日にダウ平均はさらに下げたが、その後反騰して1086ポイント上昇し、これは1日で最大の上げ幅となった。そして私達は、これと似たパターンが展開していくのを新年最初の3日間で目撃している。

  だが今はまず去年末の様相をふり返って見よう。何故ならその時何かが起こり、それは今や非常に重要な要素となった可能性があるからだ。

以前なら、クリスマスの前後にこれほどの荒れた地合に遭遇するようなことはなかった。この時期は通常、市場がほとんど常に静穏だったからだ。だが2018年は違った。

その違いは、天王星が牡羊座終盤に在泊し、それがニューヨーク証券取引所(NYSE/1792年5月17日)設立図の土星にコンジャンクト寸前まで近付き、しかもそれがNYSEの天秤座に在泊する木星・海王星コンジャンクションにオポジションを形成していたことにある。天王星は2018年2月〜4月にも牡羊座終盤に在泊しているが、その時ダウ平均には記録破りの1日1000ポイント以上の下落をみた日が2日間あった。そしてついに4月2日、底を打ったのだった。他には何一つ主要なアスペクトが見られない時、私達はNYSEのチャートに対するトランシットのアスペクトを見る。そしてそれによって、このような動向との関連性が明らかになったのだ。

2018年5月15日、天王星は牡牛座にイングレスした。それはより秩序だった市場と関連していた。だがその後、逆行に転じて2018年11月6日に牡羊座終盤に後ずさりしていくと、売りの猛襲が戻ってきた。11月30日に金星が3回目にして最後の天王星へのオポジションを完了すると、それは容赦ないものとなっていった。次の取引日だった12月3日には最後の反騰への試みも終わり、ダウ平均は25,980で二番天井をつけた。そしてそこから状況は滝落としの下落となり、12月26日の朝には21,712の安値が示現した。それは金星が逆行を開始する2取引日前、まさにMMAの★★★重要変化日(CRD)だった10月3日につけた史上最高値から19.43%の下落だった。そしてクリスマス・イヴ後の2取引日でダウ平均は1669ポイント反騰し、12月28日金曜に23,381の高値をつけた。

  12月全体で見るとダウ平均は2,211ポイントの下落で、12月のパフォーマンスとしては1931年以来最悪であり、10年前の「大不況」からの推移を見ても最悪の年となった。実際、10月3日以来の19.43%という下落幅は、時間と価格両方のターゲットレンジにおいてダウ平均を4年サイクルの底値へと導いている。

  拙著『The Ultimate Book on Stock Market Timing, Volume 1: Cycles and Patterns in the Indexes』の改訂版で提示した私達の研究によれば、

『4年サイクルにおける天井から底までの下げ幅は16.2%〜57.1%というのがノーマルレンジ(頻度90%)であり、通常の下落幅は少なくとも19.2%(頻度81.25%)だ。またこれも非常に興味深い事だが、4年サイクルは通常36ヶ月〜56ヶ月続くことが多く、歴史的に見て25%の確率で、天井から底までの下落がわずか1ヶ月〜3ヶ月の間に完了している』。

12月26日の安値は、現行4年サイクルが始まった2015年8月から40ヶ月で示現した。また2018年10月3日からの下落はそれから2ヶ月後のことだ。換言すれば、日柄と下げ幅を鑑みて、4年サイクルの底に関する私達の評価基準は満たされたということになる。もちろん、今後さらなる下げが続く余地は時間的にも価格的にもまだあるし、天王星は3月6日まで牡羊座を離れない。しかし、現在は木星も射手座を運行中であることから、MMAの調査基盤に基づいた市場タイミング研究を価値あるものと理解する投資家の皆さんには、新たな強気市場が始まる可能性を今、高い緊張感をもって油断なく見ておくことを推奨する。

  先週、新年がスタートすると同時に、世界の株式市場はさらなる荒れた地合に突入した。たとえばダウ平均だが、アップル社の将来の収益に関するネガティブな見通しを報じたニュースによって1月3日木曜には660ポイント下落した。だが、これら全てのロスは、ダウの746ポイントの反騰で金曜には帳消しとなった。これは超弩級の雇用統計の数字と、米中間の貿易問題に関する話し合いが再開するとのニュースを受けてのことだった。この問題の解決が、射手座の木星がもたらすブルの猛襲の眠りを覚ますゲーム・チェンジャーとなりそうだ。



≪ 短期ジオコズミクス ≫


  木曜の株式市場をきりもみ状態に降下させたアップルの収益見通しは、天王星と関わっていた。それは混沌、ボラティリティ、そして興奮に関わる惑星だ。またテクノロジーを支配し、週末の1月6日(日本時間7日)、土星とコンジャンクトして起きた日蝕(テクノロジー企業の重圧となるニュース)の直後に順行に転じる。だが事はそこでは終わらない。

木星は1月9日、天王星に対して135°のセスキコードレイト(セスキスクエア)を形成する。これについてはドイツのアストロロジャー、故トマス・リングが『現行の事物の裂け目に激流が走るようなもの』と非常に適切な表現を遺している。その「裂け目からの激流」が、迸ろうとしているように感じられる。

そしてこれら全ては、1月13日に起きる 都合3回のうち初回の木星・海王星スクエアの先触れとなる。これは2019年に起きる外惑星のアスペクトのうちでも、最も支配的な役割を果たす重要なジオコズミック・サインだ。『フォーキャスト2019』でこと細かに解説したように、このアスペクトこそが、2019年12月〜2020年12月に展開するパワフルな「カプリコーン・ステリウム」の「セットアップ」にあたるフォースなのだ。それは「非合理な活況」、自己満足、そして(または)ヒステリーとパニックに関連している。この初回のアスペクト形成が近付くにつれて、私達は集合体として自己満足に浸る行為とヒステリー症状の間を行ったり来たりする心理を経験しつつあり、市場はそれを反映しているのだと私は見ている。



≪ 長期的考察とジオコズミクス ≫

★cnbc.com 12月28日付記事からの引用文要約

  「トランプ大統領は任期初年度で市場が常に上昇するという幸運に恵まれてきたが、今年はそうはいかなかった。中国との貿易摩擦、FRBの4回にわたる利上げ、世界経済の停滞への恐怖がその根底にある。トランプ氏は市場の下落をFRBのせいにして文句を言うが、それは違う。トランプ政権の閣僚に投資アドバイザーがツイッターでアドバイスしたそうだ。大統領がFRB議長のパウエルを非難するツイートをもうやめて、政権からの離脱者をこれ以上出さず、中国との貿易交渉をうまくまとめれば、市場はイヤでも騰がるだろうと。」

  さて、引用した記事に出て来たこのアドバイザーは核心を突いている。経済におけるたった一つの問題は、FRBではない。FRBは大分前から利上げの信号を送ってきた。しかも2018年9月の利上げの時には、市場はその後史上新高値をつけさえした — 大統領が公的にFRBの計画を批判し始め、中国との貿易摩擦でもポジティブな進展に失敗するまでは。詰まるところ、株式市場の動向は、好むと好まざるとにかかわらずトランプ大統領の胸三寸であり続けてきたし、これからもそれは続いていく。そして彼は明らかに、自分の行動やツイートによって米国株や世界の市場がしばしば激しく下落することを嫌っている。だが、もしかすると彼はそのアドバイスに耳を傾けて(あるいは聞く耳を持たなかったとしても)、市場に常態が戻ってくるかもしれない。

世界における現在と未来の動向に相関するジオコズミック状況への私なりの理解によれば、この現行の不確実性と市場の不安定さが今月ただちに変わることはないように思う。だが、ここで皆さんに理解しておいていただきたいのは、私が間違っている可能性もあるということだ。以前にもそれは起きた。結局、アストロロジー自体が間違うことはなくても、アストロロジャーのほうは宇宙で起きている事象に関連して地上に何が起き得るかの解釈において、しばしば彼/彼女が宇宙の言語を翻訳していく段階でその意を捉えそこなうことがある。

私達はいつも過去をふり返って物事の相関性を見ることが出来る。ファンダメンタル分析であろうが、テクニカル分析であろうが、チャート・パターン分析であろうが、それは同じことだ(歴史家の場合は出来事の後でその要因を理解し、その前に因を掴むことは稀だが)。 相関性というものは、継続してきた事実を見れば常に歴然としている。しかし、私達は歴史的な事例に基づいて80%かそれ以上の確率で起きてきた事象に基づいて、未来の可能性を研究している。  残念なことに、100%の確率で起きるような事例は少ない。そしてそれまで100%の一致を見てきたセットが訪れる時、その結果が過去の事象と同様のふるまいとはならないケースが出ることは避けがたい。こうして次に同じセットのジオコズミック・ファクターが訪れる時に使える合致率の範囲は結局80%程度に終わることになる。


  こうした全てのことを踏まえた上で、私達は今月、2019年1月に発効するジオコズミック・ファクターを見ていくことになる。1月2日〜1月25日の間は、盛り沢山のジオコズミック・サインが展開していく(少なくとも10種)。それらは株式市場の「短期サイクル」における高値と安値、そしておそらくは他の金融市場における同様の値動きとも相関性を持つ、「トレード」に適したものだ。少なく見積もっても、それらサインのうち4つは急激な価格変動との高い相関性を保っている。トレーダーにとってはジェットコースターに乗っているような感じになりそうだ。そして、もし最近数ヶ月が何らかの兆しを示しているとすれば、トランプ大統領にとっても同様だろう。

さぁ、シートベルトをしっかり締めよう。ライディングはまだ終わらない。とりわけ1月21日〜25日には注目しておくと良いだろう。







訳文ここまで
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hiyoka_blue at 23:25|PermalinkComments(0)金融アストロロジー 

January 05, 2019

🌑1/6の新月・部分日食―みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)

【お知らせ】
1月中は多忙のためメリマン・コラムはお休みや抄訳、または部分的なツイートのみになるかもしれません。また抄訳の場合も、いつもの日曜夜には間に合わないかもしれません。とりあえず7日付に関しては、遅れるかもしれませんが抄訳はUPするつもりでいます。(ひょっとすると今年からは、余裕のあるときだけ全訳をUPするような形になるかも?です)。楽しみにしてくださる方、すみません!🙇‍

【訂正のお知らせ】昨日、記事の中で <木星・海王星スクエア> の正確な形成日を 1月31日 と記述しましたが、正しくは『1月14日』(日付が変わってまもなく)でした。(1月31日夜は土星・海王星セクスタイルの形成になります。) お詫びして訂正させていただきます。m(_"_)m

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    新月は前回からの課題を経て、次の新月までの約1ヶ月をかけて取り組む新しいテーマが開示される時。 そしてこれは生まれた星座に関係なく、地球に生きるわたし達みんなに平等に降り注ぐエネルギーです。わたし達はこのエネルギーを使って日々、自分なりに考え行動していきます。その現れはひとの数だけ様々ですが、やがてはお互いに影響しあいながら、社会・国・世界の潮流を作っていきます。これは言い換えると、わたし達を取り囲む「空間の雰囲気」です。星読みの世界から見れば、誰もがその中で生き、そのテーマに呼応して・・(素直になったり、反抗したり、無視したりしながら・・)自分なりの人生を創造していると言えます。 その意味でも、刻々と変容していく惑星エネルギーの流れをおおまかに知っておくことは、きっと何かの役に立つのではないでしょうか。
    例えば... シンボルの光景やキーワードを覚えておくだけでも、何かに迷った時の指針になるはず。ではでは今月も行ってみます!(^_-)
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★新月タイムスケジュール★
願い事やアファメーション、ヒーリング・メディテーションなどしたい方は、もし可能ならこの時間帯に合わせてみてください。エネルギーの高まりを感じとれると思います。(^_^)

【地方平均太陽時: ソーラータイム(LMT) 】
東京・関東ローカルで  1月6日10:47前後、北海道周辺で 10:53前後、関西方面(日本標準時ならこの時間)は10:28頃、沖縄周辺では09:58前後に山羊座 15°25’ で新月となります。

(部分食の始まりは9時前ごろ。食の最大は那覇で大体9時40分ごろ~札幌で10時13分ごろ)


前回の新月のテーマについてはココ満月についてはココをご覧ください。

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Sabianシンボルによる【 新月がもたらすテーマと挑戦 】
*ここではデーン・ルージャー(ルディアー)版やマーク・エドモンド・ジョーンズ版の解釈ではなく、透視家エルシィ・ウィーラーの伝えた象徴の言葉をそのまま書き写した「オリジナル版サビアン・シンボル」を使ったブレイン・ボヴィの解釈を参考にし、アスペクトを加味して読んでいます。
*テーマはひとつの意識の流れを表したものです。この流れは順不同に現れたり循環したり、ひとつだけ突出して感じられる場合もあります。また、解釈の内容はその時々のアスペクトを意識しながら抽出しています。

【月・太陽 ♑️山羊座15°~16°― 発効期:1/6~2/4 】
→🌑🌞"Many toys in the children's ward of a hospital"
   『病院の小児病棟に備えられた沢山のおもちゃ』
            ↓
→🌑🌞"Boys and girls in gymnasium suits"
   『体操着を着た少年少女達』

【テーマがもたらす雰囲気と挑戦(順不同)】
※ひとによっては数日前から前倒しで感じられると思います。

→★「指針に沿った自由な発想」と厳格な「規則」との違いを正しく識別する必要
→★ 生きることの厳しさからしばし離れて息を抜き、心を慰める
→★ 「縛り」や「規範」を曲げてでも大切な何かを生かすためのタイミングを知る
→★ ほんの小さな何気ないギフトや触れあいが心身を癒やし明るい兆しをもたらす
→★ 取るに足りない物事に耽溺して真に取り組むべき人生の問題から目をそむける危険
→★ 何が正しくて何が誤りかについての思い込みに一度クリアボタンを押す必要
→★ 自分に嘘をつくことをやめて赤裸々な人生そのものを愛するために通る試練
→★ 状況は選択次第で常にフレキシブルなものだと気付くための挑戦
→★ 良い変化への内的な勘どころを瞬間的に捉えていく意識を持つ
→★ 断片ではなく全体を見て起きていることを理解していく必要
→★ 複雑な社会環境を渡る上で特定のスキルを磨くためのノウハウを知る
→★ 全てのバランスの中で出来ることを全力でする(自分の中にないことはしない)
→★ 生き抜くための衣装、不必要な摩擦を避けるための知識を身に付けていく
→★ 「真実」とされる物事、または自分がそう「感じる」物事への
           熱情によって動かされていく自分や人々を見ていく
→★ 再び自らのコアに立ち戻って中心に存在する生命の火を確認する・・・→


★エネルギーのポイント:前回の新月『くつろぎながら油断なく目を見開き、
                     耳を澄ましながら肩の力を抜く』
                    
            今回の新月「だが、それでいい。」という視点
                   
            
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        今年最初の新月、部分日蝕がもうすぐ起きます。2019年は始まったばかり。 ところで、去年12月23日の満月は、蟹座 ― 山羊座軸の0°台で起きました。そして今回の新月・部分日蝕は、山羊座 ― 蟹座軸の15°~16°で起きます。


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  前回、直近の位置でルネーションが起きたのはカーディナル・クライマックスの中央部。メリマンさん曰く「一生に一度の巡り合わせ」である強力な天体アスペクト「天王星・冥王星ワクシングスクエア」の7回目にして最後の形成を控えた2015年1月5日、蟹座14°~15°台の満月でした。つまり、この日蝕でベースとなる度数のテーマが当時のメインテーマだったんですね。あの当時はカーディナル・クライマックスの初頭部で起きた「アラブの春」が混迷を深め、今もまだ各地でテロやシンパによる斬首事件を起こしているイスラム過激派組織ISISが台頭した時期でした。こうした流れはアラブ・アフリカ・アジアにも拡がり、難民問題とグローバリズムが引き起こす摩擦となって今、世界の政治・経済・社会を揺り動かしています。

そして、今回は来たるべき2020年の「セットアップ *」となる2019年最初のルネーションであり、自ら支配する星座宮に在泊して強い力を放つ射手座の木星と魚座の海王星(今回は新月図の支配星でもある)のスクエアを含み、また冥王星と、それに続いて支配宮である山羊座入りした土星とのミッドポイント直近で起きる新月でもあります。そしてこの新月期(満月期も含む)には、月末の土星・海王星初回セクスタイル(広い意味での美徳、犠牲、思いやり『フォーキャスト2019』より)も起きます。

なので今回の部分日蝕は、4年前の経験の集大成**としての「今」を見直すようわたし達をいざない、そこから1°ぶん拡がったパースペクティブを提示しながら「さぁ、どうする?」と問いかけているのかもしれません。4年前、当時のエネルギーのポイントは『根本的な内的訓練の開始』でした。でも今回は、あえて心象的な方向から抽出してみました。

* 『フォーキャスト2019』および今春に刊行予定の電子本『マンデーン2019』で詳説されている2019年のテーマ。

**地球と月がそれぞれに公転している関係上、ルネーションのサイクルは少しずつズレていきます。なので新月や満月が4年ごとに同じ度数で起きるわけではありません。


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★1月新月・日蝕の星模様とチャレンジ ★


<新月図で目を引いたアスペクト、サラッと>

土星・冥王星のミッドポイント直近で新月・日蝕
土星・ヒュロノメ・イカルス・冥王星とコンジャンクトの新月・日蝕
力の変換、物事を甘く見ることによる犠牲、喪失の哀しみ、絶望感
落ちることへの怖れ、力への野望と権力闘争、プランと展望、促進される変化
または飛行機などの事故 etc.

新月と海王星がセクスタイル
慈愛、夢、思いやり、美へのあこがれ、アート表現、
受け継いできたものに磨きをかける、正しい力の使い方を学ぶ

木星・海王星がスクエア(正確な形成は1月13日〜14日)
秘密の暴露、嘘・欺瞞、結果を軽く見る傾向に注意
宗教や信条的ファナチズムの発露、過去の感情が生き生きと蘇る経験
(2020年へのセットアップ:ヒステリー、パニック、自己満足、非合理的活況/『フォーキャスト2019』より)etc.

木星に対し月のNノードと天王星からクァドリフォーム
現実の事物に根ざすことのない「ロマン原理主義」や利便性の徹底的追求による自我の肥大の促進、何かの「かたち」が壊れていくプロセス、「弘法も筆の誤り」的な出来事、眠っている感情や情念を掘り起こし統御していく etc.

土星・オルクスがトライン
規範、ルールを尊重する、約束を守る、人知れず手を差し伸べる
説明責任を果たすことの要求や導きetc.

ノード軸・レクイエム・天王星がGスクエア
自分らしさの主張、突然の出来事によって存在のはかなさを知る etc.

OOBの水星・フォルスがコンジャンクト
突然のインスピレーション、コミュニケーション願望、
精神や事物の内部に溜まっていたエネルギーが突然爆発する、
破壊衝動 etc.

MCにイクシオン・インターコスモス・ターディス・クルースン
  がコンジャンクト

放縦、耽溺、抑えの利かない状態
部族的または民族回帰的な信条、または血縁からの働きかけ
一つの立場から全く別の立場へと変化する可能性
異次元的な器、またはコミュニケーションの困難さ etc.

蠍座の金星・牡羊座の天王星がクインカンクス
自分の理解を超える物事をなんとか納得しようとして葛藤する
権力闘争の危険
対立を避け、事をわけて説得にあたる必要 etc.

蠍座の金星・魚座のカイロンがトライン
長く抱いてきた哀しみに静かに折り合いをつけていく
何かが訪れ、ひそやかに拡がっていく予感
巡り会いと別れの中で深まっていく自分への理解 etc.

牡羊座のエリス・天秤座のパラスがオポジション
 国の内外で起きる政治的敵対精神
「正当性」に関わるプライドの衝突、所有権に関する強いこだわりetc.

ASCにオエノーネ(小惑星)がコンジャンクト
(新月図は東京ローカル図でもあり、どれほどの影響力があるかは未知数)
嫉妬や復讐心、プライド、個人的な偏見や悪意に注意
それらを一度明確に捨てた上で行動する必要

1月2日~18日まで水星がOOB入り
(新月のデクリネーションは22°台なのでOOB特有の浅くも深くも
 "飛び気味"の思考は比較的理解しやすいものになるかもしれない)
 8日〜9日 水星が火星にスクエア
 13日〜14日 水星が土星とヒュロノメにコンジャンクト
 15日 水星が海王星にセクスタイル
 18日〜19日 水星が冥王星(とイカルス)にコンジャンクト

水星OOBの影響を受けると頭の中に湧き起こった思考を外に向かって表現する傾向が強まる。普段お喋りなひとは止まらなくなったり、いつもは寡黙な人が突然話し始めたりツイートを連発したりする傾向が見られるかもしれない。またOOBの水星が触れる惑星の特質を水星が思考に翻訳・増幅する働きがあるため、ともすると話が大きくなったり、売り言葉に買い言葉の煽り合いが激化する危険も。デマの流布や集団心理の攻撃性には注意を要する。また集中力が極端に高まったり低下したり、ギャップが激しくなる可能性もあるので事故やミスにも注意を。

山羊座入りした水星は落ち着きを取り戻し、深い思考と現実的なコミュニケーションを促進するかもしれない。火星にスクエアを形成する水星は、大胆な決断を下す勇気をもたら可能性もあるけれど、苛立ちや口論には注意を。また土星とヒュロノメにコンジャンクトする水星は、現状への悲観や批判的な物の見方を促進するかもしれない。海王星とセクスタイルを形成する水星は、クリエイティブな能力に繋がりそう。何かを書いたり表現する良い日になりそう。ただし、やはり嘘や欺瞞に走る面もあるので注意する必要もある。イカルスと冥王星にコンジャンクトする水星はともすると強迫観念に取り憑かれやすい質を帯びると思う。何事もやり過ぎに注意。「イチかバチか、これでなければもうおしまいだ」的な考えが湧くようなら怪しんで。

1月7日 天王星が牡羊座28°台から順行開始
突然の混乱、事故、騒乱、相場の攪乱、権力闘争 etc.


そして...
1月21日 獅子座0°51’で満月・皆既月蝕!



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★1月新月・日蝕のサビアン・シンボル ★


  前回は黄道上の特異点、エリーズ・ポイントで起きた満月でした。で、今回の新月は同じカーディナル・サインのちょうどど真ん中で起きます。エリーズ・ポイントが「個人と社会がぶつかりあう交差点」だとすれば、この15°近辺は一瞬の火花が散った後に立ち止まり、内的な考察を経て次の体験に備える地点、または次の軌道への分岐点だと言えるかもしれません。では、以前書いた解釈に今年らしさを加えて。早速見てみましょう。


🌑 新月のベースとなるシンボル:
山羊座15°『病院の小児病棟に備えられた沢山のおもちゃ』


  ここは大きな病院の小児病棟。病気で辛い思いをしている大勢の子供達が入院しています。病院に入院するということは、厳しい管理の下に生活するということ。朝の回診、投薬、検査、あるいは手術や術後のリハビリ。病状によってはベッドから離れられず、または常に管とともに寝起きし、決まった時間に決まった食事を摂らなければなりません。健康なときの暮らしぶりに比べたら、本当に規則だらけの縛られた生活です。家族から引き離され、学校へ行くことも出来ず、辛い検査や手術に耐えて頑張っている、沢山の子供達。

  だからその一角には、彼らをひととき慰めるために様々なおもちゃが備えられています。  ほんのひとときでも、可愛いぬいぐるみや機関車やゲームで遊ぶことで、彼らの淋しさ、恐怖や辛さを和らげることが出来るかもしれません。 沢山のおもちゃは、寄付されたものでしょうか? あるいは、退院していった子供達が後に残った子達のために置いていったのかもしれません。そこに備えられたおもちゃ達には、そのひとつひとつに、小さなひと達の心細さを思いやる気持ちが託されています。

 

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  今、子供達は辛さを忘れて無心に遊んでいます。それは、ひとときの解放かもしれません。彼らがどんな境遇にあったとしても、たとえそれが大人の目から見たら古く汚れた小さなぬいぐるみであったとしても、そこで触れることが出来たもの、自分の中の「何か」に触れ、繫がりを感じたものによって、ひとのこころは癒やされる可能性を持ちます。そしてそのひとときの安らぎは、人間が本来生まれ持つ回復力にとっては大きな栄養になる可能性があります。

また、こうして無心に遊ぶ子供達の笑顔は周囲で見まもる大人達をもホッと癒やすでしょう。たとえわたし達全員がいつかは死すべき存在だと知っていても。そしてその刻がいつ誰に訪れるかは誰にもわからないのだとしても。今このときは、その子の笑顔が全てです。そして今この時こそが、わたし達の「生」の全てなのです。

わたし達の社会には、厳格なルールに従うべき環境が確かに存在します。山羊座に入ってからここまでの間には、個と社会の間に起きる様々な摩擦や挑戦、希望や自負、そしてふとかいま見る「闇」を象徴する度数が続きます。そしてここで中間点に至り、そんな社会と個のせめぎ合いの中で、重圧に負けず、自らの力を保つための「遊び = スペース 」を持つこと、そしてそれを許すこと、または与えることを描いたテーマが出てくるのはとても面白いと思います。


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  ここは小児病棟。そしてわたし達は、入院患者であり、同時におもちゃで遊ぶ子供達です。ここでは、病気を治すことが第一義。それが「目的」であり「法」であり「ルール」です。どんなに甘いお菓子が欲しくても、我慢しなければならないかもしれません。けれど、確かに人間って張りつめてばかりでは保たない。どんなときでも、疲れを感じたら臨機応変に一瞬の弛緩を自分に許す。「遊び」を許し、こころを癒やす何かに触れる。それが明日への鋭気となっていく。小さなリフレッシュ/リニューアル。その繰り返し。きっとこれからも、その積み重ねはとても大切な栄養になっていくでしょう。たとえ形として残るものは何もなくても。どんなときも自分が、自分であり続けるために。


  ちなみに、このシンボルを補完するオポジションの度数、蟹座15°のシンボルは『満腹するまで食べることを楽しんだ一団の人々』です。そこでは、ただ欲するままに美味しいものを食べ尽くすという一種の放縦さと、それを味わい尽くす楽しみが描かれています。B.ボヴィはこの光景を、山羊座の病院「ホスピタル」と連動する言語イメージ「ホスピタリティ」と関連付けていました。つまり、ここに描かれた人々の陰には常に、彼らが満腹するまで堪能した美食を提供する側の人々もまた存在する、ということです。


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  一団の人々は、自分達のために提供されたものを十二分に楽しみました。『あぁ、美味しかった!もうお腹がいっぱいだし酔いも回ってしまった...』 問題はそれから先です。次に彼らがどんな体験をするかは、そのひと次第。美食であれ、飲酒であれ、他の物事であれ、あまりに欲望のままにふるまい、耽溺してしまえば、行き着く先は病院かもしれないし、社会的な破綻かもしれません。けれど小児病棟の子供達とは違い、この場合は自分がしたことの結果を自分が引き受けるという形になります。それとも、ホストまたはホステス役の人々が彼らを介抱し、家まで送り届けてくれる... そんな思いやりに満ちた幸運に出逢う...なんてことも、あるかな?

  こうして山羊座と蟹座を貫く15°軸に描かれた対照性を俯瞰してみると、どちらにも異なる形を通して「思いやること」「貪ること」の光と影が暗示されているように感じられます。これはどちらが良いとか悪いとかではありません。光と影は常に表裏一体となってわたし達の中に存在し、ともに生を紡いでいるのだから。

子供達は、たとえ病棟に在ったとしても、そこで様々な社会的体験を学んでいます。ときには言うことを聞かずにお菓子を食べて怒られたり、ときには大好きなクマさんをもう一度抱きしめたくて、痛みに耐えて頑張ったり。これらの全てがもう一度、思いっきり野原を駆け回れるその日へと繋がっていきます。


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  だからわたし達も今、社会の頂点である山羊座の中盤に来て、これから自分という宇宙をくまなく駆け巡っていくその日のために。このシンボルに示された、社会を構成するにあたって不可欠の「他者を思いやる精神」の発露を見ると同時に... 今一度、自他を「思いやること」と「貪ること」の狭間に立ってみることを促されているように思えます。それは自分に何を、いつ、どれだけ許し、楽しみ、そして遊びきるかを意図し、ブレずにコントロールしていくことかもしれません。



🌑 新月のメイン・シンボル:
山羊座16°『体操着を着た少年少女達』


  さて、いよいよメインのシンボルですが、前の15°からこの16°では、雰囲気がガラッと変わってきます。前のシンボルには、どちらかというと内省的というか、少しだけ社会の前線を離れて体を引き、自他を顧みるような味わいがありました。でも、このシンボルではなにやら姿勢が前のめりになってくるようです。

原語の「gymnasium」とは体育館のこと。なので「gymnasium suits」は体育や何らかのスポーツを練習するための衣服、日本語では地方によって体操着や体操服、または体育着や運動着と呼ぶようです。また「ギムナジウム」といえばドイツなどに見られる、大学への進学を目指す中等学校を指します。一方、B.ボヴィによれば「Gymnasium」はもともとギリシャ語で戦士達が「裸で鍛錬すること」を意味するのだそうです。


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  つまりこのシンボルでは、少年少女達が「鍛錬」という共通の目的をもち、通常の服装よりも軽快で動きやすい(つまり裸に近い)衣服をまとって "四角い体育館" に集まっている光景を描いていると見ていいでしょう。その体操着はおそらく彼らが所属する学校やチームを示すおそろいのデザインではないでしょうか。

  さてこのシンボルも、対向する蟹座16°と対で見ていくほうが判りやすいかもしれません。その蟹座側のシンボルは『手書きの巻物を手前に置いて正方形の前にいる男』です。ん、ちょっとややこしい構図ですよね。

  これは、ひとりの男が自分の手前に一巻の巻物を置きながら、目前の「四角形」に対峙している光景です。巻物というからには、多分とても古い手稿なのでしょう。そして、目の前にある不可思議な正方形「square」……。 B.ボヴィはこの原語の 「square」から「city square」 や「square board」などへと言語イメージを拡げ、広場を前に古地図を持って立つ光景や、ルールブックを片手にボードゲームに興じるシーンにも通じるとしています。広場を前に、これからどの方向を目指そうかと地図を覗き込む男。または攻略本を前に、20世紀初頭に米国で生まれたという資本主義ゲーム、モノポリーに興じようという男...。そんな風にイメージを拡げてみると、そこにはこの先を左右するような「何か」を読み解こうとする人の姿が浮かび上がってきます。けれどこのシンボルの本質は、やはり「正方形」そのものが体現する原理にあるのではないでしょうか。


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  正方形が象徴するものは沢山あります。たとえば四つ組で表される宇宙、世界、生命の象徴として、まず曼荼羅の基本的な形状を挙げることが出来ます。ただ、曼荼羅の元となるサンスクリット語は「丸い」、つまり円の意味があるそうです。ならば「完全」を象徴するとされる真円を究極の宇宙精神の表れとして描く行為は、ヒンドゥー教や仏教だけでなく、キリスト教にも、イスラム教のアラベスク模様の中にもかいま見られるのではないでしょうか。 

この「円」が、わたし達の四肢では触れることの出来ない崇高な精神の顕れとされるのなら、それを囲む正方形は、円である「精神」を地上に降ろし、「物質」として固めて身近に触れられる概念にするための方便かもしれません。 そう考えると、一枚の紙に描かれたアストロロジーの円形ホロスコープもまた、全体でひとつのコスモス= 人間としての完全なる精神を象徴していると言えそうです。


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 Credit : Luc Viatour / www.Lucnix.be


  けれどアストロロジーで正方形といえば、ハードアスペクトの大ボス格、グランドスクエアです。古代ギリシャのアストロロジーでは、スクエアに火星の持つ性質を当てはめていたそうです。グランドスクエアは4つのスクエアの組み合わせであり、その四隅に置かれた惑星は互いにその勢いと方向性を殺し合う、どうにも動きが取れない一種の安定性を持っています。 けれどそれは、一触即発の暫定的な安定性。 一見動きが無いようにみえる4つの壁の中で、わたし達の精神は大きな抑圧を受けながら葛藤を起こします。そして、それ自体が新たなエネルギーを生みだし、突破口を探して四角い回廊を駆け巡ります。これは確かに苦しいアスペクト。 でも、そのエネルギーがいつの日か大きな反撥力となり、新しい境地へとそのひとを突き動かしていきます。


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        もしも正方形 ― 四角形が物質的な世界の顕れだとすれば、その形状には堅固な力強さとはうらはらに、やがては壊れていく痛み、死する運命への恐怖、そして哀しみの響きもまた包含されているように感じられます。それはわたし達が創り上げている社会そのものにも当てはまるかもしれません。けれど、この世に生まれ落ちたわたし達の精神は、抗いようもなく次の局面へ向かおうとします。そして、やがては完全な円の境地にたどり着くことを夢見て進もうとする衝動を内にたずさえています。その衝動こそが、「人間」としてのわたし達を生かそうとする見えない力の大本なのかもしれません。

としても、この男が前にしているのは正方形です。ならば、もしかすると古い手稿を参照しながら彼が読み解こうとしているのは、この世に存在する物質の究極の原理なのかもしれません。まるで現代の科学者 ― 物理学者のように。 あるいは、この男はこの世界、社会、人間を、今の姿にあらしめている原理を読み解こうとしているのかもしれません。社会を成り立たせているシステム、その中に生きる人間の心理や行動に見られる一定の法則…。そして、その分析から導き出される理想にふさわしい自分のあり方を探求しているのかもしれません。


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  さて、ここで再びメインのシンボル、山羊座側の『体操着を着た少年少女達』を見てみましょう。彼らが集まっている体育館は「四角」い形をした建物の、「四角」く広い一室です。それは世界の中で、彼らがこれから参加しようとしている社会を象ったものかもしれません。この先、少年少女達を待ち受ける社会では、毎日のように無数の競技や試合が様々な形を取って行われています。ならば今、彼らはその競技に参加するためのスキルを身に付けなければなりません。また試合に出るためには、その競技にふさわしい衣服をまとう必要もあるでしょう。それはパーティのドレスコードのようなもの。その場にふさわしいスキル、ふさわしい身なり。飛んだり跳ねたり、走ったり、身を伏せたり、回転したり....臨機応変の対応、話し方、身振り手振りにチームワーク。それを身に付けなければ、試合に負けてしまうかもしれない...。こうしてみると、このシンボルではほとんど社会性の極みを目指す鍛錬が示されているようにも見えてきます。


そう、確かにここは山羊座の中央部。だから社会の中で高みに上っていくためのノウハウを身に付けることが示唆されていることは否定しようもありません。また、全体を統合し、統制が利いてよく機能する集合体の構成員として、チームワークを身に付ける必要も示唆されているでしょう。


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  けれどその一方で、ここに集った少年や少女ひとりひとりに問いかけられているテーマがもうひとつありそうに思えます。それは、彼らがそれぞれに何を目的としてこの訓練に参加するのか?という問いです。

もし彼/彼女が、優れたスキルを身に付けることによって、本当に自分が目指す領域のてっぺんに君臨してみたいのだとしても。物質世界の鍵を握る、マネーゲームのチャンピオンになりたいのだとしても。もしくは、宿命的にも見える四角いシステムを、少しでも「円」に近付けたいという野望を持っているのだとしても...。あるいは適当に社会参加を果たして色々経験しながらも、落ちこぼれずに暮らしていければそれで良いのだとしても。それはいったい何故なのか? 自分は人生に何を望んで固く四角い社会という場に立とうとしているのか? 今の自分にとって、試合に勝つとは何を意味するのか? それとも、ただ流されるままに体育館にやって来て、導かれるままに体操着に着替えただけなのか? 

その問いは、彼/彼女を根底で支えている蟹座(内面)からの問いかけでもあります。その問いは、常識的で当たり前の答など求めてはいません。否応なく個と社会が斬り結ぶ社会という競技場で、その場面にふさわしい衣服と立ち居振る舞いを身につけようとする、個としての明らかな理由を求めています。このシンボルは、自分の中でその当たり前過ぎる答を今一度確認するタイミングが来ていることを意味するのかもしれません。 もしかしたら、全てはカモフラージュでしょうか? 鎧と面を身に付け、鏡に映った自分を影武者として動かしながら、まったく別の人生を探求しようとするひとだっているかもしれません。そしてそれもまた、選択肢のひとつです。


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  いずれにしても、ここから山羊座の後半に向かっては、また新しい側面が視野に入ってくるでしょう。それは否応なく社会の中で生きざるを得ない現代のわたし達がそれぞれに経験する、一種の「発芽」かもしれません。一日、また一日。

どの星座宮同士のオポジション軸にも言えることだけど、この山羊座の中央部もまた、対向の蟹座が放射する深い内的な想いと慈しみによって支えられています。ならば社会性の極みに直面し、前のめりの姿勢への圧力を感じそうなこの度数にあって一度立ち止まり、自分の本当の「気持ち」を慈しんでみるには良いタイミングではないかな?と思います。


  一日、また一日。あっという間に過ぎていく刻の狭間で。 世界の壮大な「リセット」と「セットアップ」の始まりの中で...。 わたし達は、自分という宇宙をどんな視座で捉えているのでしょう?



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have a great trek!!!★

hiyoka(^_^


January 01, 2019

🎍あけましておめでとうございます。

REM2019-

Happy New Year!!!

1月1日午前0時。
年が改まる瞬間。今年 このとき日本の太陽は 山羊座9°52’に。

そのシンボルが伝えるテーマは...
『まだゴツゴツと荒削りながら大きな可能性を秘めた自分という宇宙への新たな旅立ち。だがそこには生きるために、輝くために、可能性をひたすら消費していく道も待っている。心地よい肌触りも、きらめく光も、自分にとって本物であるとは限らない。赤裸々ないのちの日々の中で、服従と独立の舵取りが始まる。誰もがこの世でたったひとりの存在。ならば自ら歓びの道を選び、敢然とその道を歩む。』
 
今年はケンタウルス族のヒュロノメが山羊座10°55’、土星が11°19’、小惑星イカルスが11°50’に在泊。土星(新たな知識を得て賢明な判断を下す力、行間を読む能力を磨く、器の大きさを試される)とヒュロノメ(喪失と哀しみの乗り超え、依存を断つ、犠牲者であることからの離脱)とイカルス(上でも下でもなく常に自己の中心から平衡を保つ必要)の出迎えを受ける新年の太陽。これらを味方につけて、一年がぎゅっと凝縮した夜から、なだらかに冷気さす朝へ。小さな意志と力の芽生えが、何か大きな違いをもたらそうとしているのかもしれない。初めはそっと、ひそやかに。そして、風に乗って....!


過ぎゆく刻を透過し 存在の火とともに在れと、宙。

今年がみんなにとって良い年でありますように...!


hiyoka(^_^