June 2019

June 30, 2019

レイモンド・メリマン 週間コメント7/1【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2019年7月1日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されるそうですので、そちらもぜひご覧ください。 翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中や訳文下の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。
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今週も全訳は後半のみの抄訳とさせていただきます。m(_"_)m

※メリマンさんより
今週7月4日木曜は米国独立記念日の祝日となるため市場は休場となる。
また5日は午後1時で引けることに留意されたい。


≪ 先週をふり返って ≫

このパートの引用文は割愛させていただきます。

【以下、要点のみ】

木星・海王星ウェイニングスクエアの2度目の形成を含む6月9日〜24日のパワフルな時間帯が終わった。海王星逆行が21日、金星・木星・海王星のミュータブルTスクエアが23日〜24日。それまでに世界の主要な株式市場はほとんどが6月3日〜4日から始まった強力な反騰の最初の節目を迎え、その後休止した。

市場チャートの専門用語で言えば先週はほとんどの株式指数にとって「インサイド・ウィーク」だった。つまり週を通して前週の高値より安く安値よりは高く取引される状態だ。これはつまり投資家が何かを待っている状態だ。何か大きな物事、それは日本の大阪で開かれるG20で予定される中国の習近平主席と米国のドナルド・トランプ大統領の会談だ。

牡牛座では月がイグザルトであることから、この首脳会談で何か実りある結果が期待出来るかもしれない。だが牡牛は頑固な動物だ。もしどちらかが相手の譲歩を期待したり、無理で不公平だと相手が感じるような要求を突き付ければフラストレーションが生じ、進展はない。それが起きれば今週の幕開けは急落となるので、これは二大国の指導者に世界経済と株式市場を発展させるための機会を与えた形だ。

(この後は株式市場よりも顕著な動きのあった商品市場への言及。そして最後に『フォーキャスト2019』で予測されていたビットコインの動きについて、このセクターを支配する牡牛座に入った天王星と、それがもたらす騰勢についての言及。第3のポイントとして牡牛座を天王星が運行する間に反騰が終われば、次にイングレスする前に再び77%〜93%の下落が予測されること。2025年に天王星が牡牛座を離れるまでは人々が通貨に安定性を求めるため、今後しばらく主要な地位を掴むには困難が待つだろうと。)



≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

  “ハサン・ロウハニ大統領は(イランの指導者達を)標的とした米国の新たな制裁措置を「言語道断で愚かだ」と非難し、その動きが外交の扉を閉ざし、世界の安定を脅かしていると語った。それを受けてトランプ氏はイランが米国に属する物を攻撃した際は圧倒的な軍事力で応えると脅した。”

— Rebecca Ballhaus and Sune Engel Rasmussen
  “U.S., Iran Trade Barbs as Tensions Escalate”
  Wall Street Journal 2019年6月26日付

  “6月9日〜24日:.....敵対的で自慢げな態度を取ったり狂信的にふるまう宗教指導者達も、メディアからの総叩きに遭うかもしれない。これは米国とイランとの対立が新しい段階に入る可能性を含んでいる。それが昂じれば結果的に軍事攻撃に繋がる怖れがある。”

— 『フォーキャスト2019』
  https//www.mmacycles.com

  “月曜にイランは国際水域を飛行していた米国ドローンを撃ち落とした。我々がイランの3箇所への報復攻撃の準備を整えた際、私が死者は何名出るかと尋ねると将軍は150名と答えた。攻撃開始の10分前、私はこれを止めた。”

— ドナルド・J・トランプ
  @realDonaldTrumpのツイート 2019年6月21日

  今週はメジャーなジオコズミック・アスペクトは生じない。しかしながら、3つの惑星が星座宮を移り(イングレス)、そして日蝕が起きる。私の見解では、そのうち最も重要なのが7月1日〜12日のヘリオセントリックの水星による射手座イングレスだ。これは私が注意深く監視する唯一のヘリオセントリックのトランシットだが、その理由はこれが金融市場、とりわけ貴金属と通貨市場における強力な価格変動と相関することを私自身が長年にわたって目撃し、実際の定量分析を通してリポートしてきたからだ。金は6年ぶりの高値にブレークアウトした。そこでMMAのスペシャル・リポート及び金の長期サイクルに関してアップデートを行った先週のMMAサイクル・リポート発行に繋がったわけだが、今週は特に重要な局面となるかもしれない。

また、射手座を運行するヘリオセントリックの水星と直近の木星・海王星スクエアを結びつけて考えるなら「誇張された話」や「守られるとは限らない約束」と相関する可能性がある。自分が掴んだと思っている事実が正しいものであり、後に恥辱や不信へと導く見え透いた誇張ではないと確認しておくことが、誰にとっても賢明なやり方というものだ。

  火星の獅子座入り(7月1日〜8月18日)は、それに比べればもっと楽しげな雰囲気を醸し出すだろう。火星も獅子座も火性であり、大胆さを持ち自信に溢れる傾向がある。たとえばトランプ氏だが、彼はこのコンビネーションの下に生まれている。アストロロジー関連の執筆者であるマイケル・オライリーの研究によれば、ネイタルチャートに見られるこの惑星/星座宮のコンビネーションは米国の歴代大統領に最も共通する特徴とされている。トランプ氏が大胆で自信家であることを疑う者は誰もいないだろう。

それから2日後に金星が愛国的な星座宮、蟹座に入居する。この2つの日付け(7月1日と3日)に挟まれて起きるのが、またも愛国的な蟹座で起きる日蝕だ。蟹座は自分の家庭、家族、そして帰属する国への愛情を持っている。もしかしたら、今週はトランプ氏の指揮下で大規模な祝賀行事が催されるのかもしれない。何故なら7月4日は米国の独立記念の祝日だからだ。宇宙によって示唆されるこのような愛国精神、誇張、大胆さ、そして壮大なパーティー/祝い事への欲動を考慮するなら、これは人々とつき合うにはとても良い時期かもしれない。だが議論や口論、喧嘩には出来る限り近寄らないよう努めることだ。

このような自信と攻撃/主張というテーマは、ゆうに8月に至ってまで続くかもしれない。いや9月に入っても終わらない可能性がある。私達は火星が太陽との2年ぶりのコンジャンクションを9月2日、米国の次の祝日(レイバーデー)に控えていることに注目している。太陽・火星のコンジャンクションは8°のオーブをもって米国株式市場における8%かそれ以上のリバーサルを示唆する最強のジオコズミック・サインの1つだ。その時間帯は8月から始まる。

  この夏は退屈する人間など一人もいないだろう。この上なく楽しくなりそうだ。いつも以上に、下手な成りすましや役者気取りの面々による威力の誇示がはびこるだろう。エンターテインメントとしてそれを楽しめばいい。だがサーカスの罠に囚われてはならない。しかし、もしあなたが右へ左へと極端に揺れ動く空中ブランコの間をヒラリと飛び移ったり、ライオンの背に乗り続けられるほどの技量を持つなら話は別だ。もしそうでないなら、遅れをとらないように素早く学ばねばなるまい。つまり冒険に出るか、もしくは自分の心が落ち着く場所に帰ることだ。あなたにはこの夏、選択肢がある。その多くはきっと良い選択肢だろう。






訳文ここまで
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hiyoka_blue at 20:56|PermalinkComments(0)│ │金融アストロロジー 

June 23, 2019

6月24日付メリマン・コラム要約メモ

📈📎今週のメリマンコラムはお休みしますが、G20を控えて混沌とした微妙な感じ?もあったのでメモ的な要約を置いておきます。
...もしかしたら来週もこんな形になるかもしれません。m(_"_)m

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≪ 先週をふり返って ≫ と ≪ 短期ジオコズミクス ≫よりのメモ


(不安定な関税政策に関連する批判記事 by W.S.ジャーナル を引用して)今からレイバーデー(9月の第一月曜日) の間にトランプ大統領にとって再び交渉を上手く成立させる機会が訪れる。これは以前彼が得たにもかかわらず、相手を脅して屈服させるやり方のせいでものに出来なかったチャンスだ。

トランプ・習会談が予定されるG20を目前に控え、今回ペンス副大統領の声明発表を取りやめたことは、彼がその事実に気付いたかもしれないとも見える。そのスピーチは再度中国を非難する内容だったが、これを重要な会合の前に公にすれば、またも彼が交渉者として役立たずであることを証明しただろう。

トランプ氏がこれを理解したということなら、長く待たれた合意へのサインとなる可能性がある。彼が成功裡に合意を遂げられるかどうか見てみようではないか。今回もし成功すれば「勝利の淵から一転、窮地に追い込まれる」という彼のパターンを繰り返さずに済む。そうなれば株価はより騰勢を強めるだろう。

射手座の木星(2018年11月8日〜2019年12月2日)は世界の株式市場における長期サイクルの天井との歴史的相関性を保持する。私は『フォーキャスト2019』のウェビナーにおいて、2019年8月の前後2ヶ月の間にこれが示現するのが理想だと指摘したが、現在その時間帯に入ってきた。

先週はS&P、ダウ平均、ナスダックに異市場間弱気ダイバージェンスの可能性が見られた。木星・海王星ウェイニングスクエアを中心として種々のアスペクトが形成される時間帯(6/9〜24)にこれが示現するのは注目に値する。つまりアスペクトが象徴する「非合理な活況」を強調するものだからだ。

先週見られた市場動向は大衆の希望と願望の現れであり、リアルではない。前回と同様に習近平とトランプの合意成立はまだ実現していない。9月〜10月を過ぎれば「希望と願望」の期限が切れる。もう時間はあまり残されていない。カプリコーン・ステリウムが起きる2019年12月以降、交渉成立は困難だ。

希望と願望がもたらす「非合理な活況」は先週の金利についてのFRB発表によっても示現した。これは米ドル、金、Tノート、ビットコインを押し上げた。だがそれら全ては木星・海王星スクエアに関連するバブルであり、この微妙なアスペクトが一旦乖離し始めれば非常にはじけやすくなる。

木星・海王星スクエアの影響は今週も重くのしかかる。海王星は6月21日に逆行に転じたばかりだ。そして6月23日〜24日には金星が両惑星にTスクエアを形成する。これは人々の想いにファンタジー、希望と願望、それにロマンティックまたはスピリチュアルな志向性が目立つことを保証するものだ。

次のコズミック・シフトはこの後7月初めの週、日蝕が起きる7月2日(日本時間3日未明)、そしてその後の水星逆行(日本時間7月8日〜8月1日)で始まる。7月のほとんどにわたり混乱を誘うようなメッセージが巷を跋扈する。進展&袋小路といった矛盾した内容の発表がありそうだ。


7月1日〜12日、ヘリオセントリックの水星が射手座入りして市場のボラティリティの高まりに焦点があたる。とりわけ貴金属と通貨が顕著だろう。



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以上です。
(なお木星・海王星スクエア最後の形成は日本時間9/22日曜午前1時ごろ)📝


hiyoka_blue at 20:56|PermalinkComments(0)│ │金融アストロロジー 

June 16, 2019

レイモンド・メリマン 週間コメント6/17【金融アストロロジー】

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レイモンド・メリマン・コラム  2019年6月17日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されるそうですので、そちらもぜひご覧ください。 翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて「講読版」をお求めください。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。
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【メリマンさんよりの告知】

  週末に北京においてMMAマーケットタイミング・コースの講義を行うため、今週のコラムは通常(金曜夜)より1日早い6月13日木曜に執筆している。したがって14日金曜の取引活動については考慮していないことをお断りしておく。

今週は≪ 先週をふり返って ≫ のパートを省略し、≪ 短期ジオコズミクス ≫のみの抄訳とさせていただきます。
また来週はお休みさせていただく予定です。🙇‍♀️

なお、≪ 先週をふり返って ≫の内容としては、ECBのマリオ・ドラギ総裁、IMFのクリスティーヌ・ラガルド専務理事による貿易戦争がもたらす影響への警告、そしてモルガンスタンレーが発表した2008年12月以来の最低値を示す業況指数の悪化を伝える引用部に続き、各市場の動きとこれまで論じられてきたジオコズミック・サインとの関連性、今後2週間はそのオーブ圏内であることが記されています。



≪ 短期ジオコズミクス ≫


  前項で述べたように、2019年に展開する木星・海王星ウェイニングスクエアのピーク期に入っている。これはほぼ間違いなく今年最も支配的なジオコズミック・サインであり、とりわけジオコズミックの研究者にとっては最も重要なアスペクトだ。何故なら、2惑星の両方が自ら支配する星座宮、射手座と海王星に在泊している。これは166年〜167年に一度しか起きない。木星とそれが支配する射手座はともに楽観と希望に満ちた感情に関連する。どちらもグラスに酒が半分入っているのを見て「これから一杯に満たされる途上だろう」と楽観的に受けとめる。しかしながら両方ともに、事実を基にした証拠を軽視するに至るほどの誇張癖が見られる。おそらくこれは、最善の結果が待つのだと信じたがっているからだろう。それは「ポジティブ・シンキング」と呼ばれる。だがそれは拙い、もしくは誤った判断に導く可能性があり、過剰な高望みの中で期待された利益よりも損失に繋がる怖れがある。

魚座の海王星にウェイニングスクエアが形成される時、その特質はより大きな問題を含むようになる。魚座の海王星自体にも「事実」を軽視したり、でっち上げやねじ曲げの傾向があるからだ。これもまた楽観性(と非現実的なまでの壮大さ)を望ましく思う感性から来ている。そして私が思うにウェイニングスクエアは取り組むのが最も骨の折れるアスペクトであり、ポジティブな結果を得るために全ての要素を成功裡に統合していくのは困難だ。そんなわけで証拠、説明責任、識別力や洞察力などは無用の長物となり、大衆のムードはたやすく「非合理な活況」へと向けられていく。人々はポジティブだ。何故ならその物事は「いい感じ」がするからだ。だからそれは良い物であり、これからもっと良くなるだろう。ここでしばしば忘れ去られるのは、異なる筋書き — 非合理な活況(いい感じ)の背景に存在する信条や願望によっては支えられない「現実」の存在だ。目の前の現実がそれまで信じられていたものとは異なることが明白になり、その事実に打たれる時、非合理な活況は即座にヒステリーとパニックへと化していく。

  「現実」と「願望/希望」とのこうした葛藤を、私達はこれからの2週間、木星・海王星ウェイニングスクエアが6月16日にピークに達し、続く影響力のオーブが約2週間発効し続けるにしたがって体験していくかもしれない。先週、6月9日と10日に太陽は木星と海王星に対しTスクエアを形成した。世界の株式市場は米国と... 他の様々な国々、特にメキシコとの貿易障壁が突破され、次に米国と中国の首脳会談が行われることを期待して上昇した。射手座の木星は世界貿易に関連し、スクエアというアスペクトは袋小路または妨害と関連している。木星と海王星がスクエアで絡む時は多くの場合、不信感、誤魔化し、そして/またはどちらか一方によって歪曲された伝達内容の結果として妨害が起きる。

  さて、次に私達は6月14日〜19日に火星が土星と冥王星にオポジションを形成してこの構図に参入してくるのを見ることになる。一方では木星と海王星が物事を誇張しつつ、もしかすると「フェア」で「善良」であろうとするかもしれない。土星と冥王星にハードアスペクトを形成する火星には、キツイ球を投げて敵方を従順にさせたり服従させるためのプレッシャーをかけようとする傾向がある。これは好戦的なアスペクトだ。強力なフォースが不動の物事に真っ正面から立ち向かう、獰猛な力の闘争だ。一方が力の限り押せば、もう一方はめり込まんばかりに踏ん張る。合意や成功裡に終わることは稀で、その代わりに木星・海王星スクエアを通じてポジティブな何かを "信じた" 者達が抱く希望と願望(いや虚偽の公言と言うべきか)を打ち砕くようなことが起きる可能性がある。したがって世界の市場は突然の衝撃に見舞われやすい。

  今週、6月21日に順行することから海王星は再びその力が全開になる。続いて6月23日〜24日、金星が木星・海王星スクエアにTスクエアを形成する。世界の指導者達は彼らの要求が通らず、希望や願望が打ち砕かれた時、どんな反応を示すだろう? このようなアスペクトの下では非難、告発、そして一方的な責任の押し付けに続いて相手方のアンフェアな行為への苦情といった様相になりがちだ。私達の歴史研究は、この時期の株式市場がしばしば非常に大規模な価格の上下動を見せることを示唆している。とりわけ今週から6月24日までの間だ。

  興味深いことに、この期間中である6月14日はドナルド・トランプ大統領の誕生日だ。アストロロジー研究においてこれは「ソーラーリターン」として知られており、公転軌道を巡る地球が本人の出生当時と同じ位置に来る時を意味する。その帰還の瞬間を捉えたものがソーラーリターン・チャートであり、これは次の1年間に潜在するテーマの概要を示すものだ。したがってドナルド・トランプの場合、木星・海王星スクエアとともに火星が土星と冥王星にオポジションを形成するという、非常に強力な図となる。この図は多くの合意や物事の達成を示唆するものではなく、むしろ増大する障害や捜査の対象となることを指し示している。

彼は他の人々がやりたがらない事を強制しようとするかもしれない(何故なら彼は、正しかろうと間違っていようと自分の観点を "信じて" いるからだ)。だが、あまり上手くいかないだろう。それと同時に彼は自分がしたくもない事を強制されていると感じ、そのような要求に対して強く反応しそうだ。彼の抵抗は向かってくるフォースと同じくらい強力かもしれない。彼を権力の座(冥王星)から排除しようとする動きの勢いは増大しそうだ。この1年は彼にとって「好戦的」な年だ。こうしたジオコズミック・サインの影響下において、彼の「落ち着いて自己制御の利いた状態でいる能力」に対し真の審判が下されることになる。もしもソーラーリターンの時にこのようなタイプのアスペクトを経験する人へのアドバイスがあるとすれば、それはこのひと言に尽きる。『可能な限り対立や敵対を避け、ストレスフルな状況を軽減すること』だ。しかし当然ながら、もしあなたがアメリカ合衆国の大統領ならそれは不可能だ。

  他の人々に向けては、今週はこんなアドバイスが有用だろう。『落ち着いて地に足をつけ、カッとしたりせず、不必要で勝てもしない闘争や論争を始めたり、参加したりすることから遠く離れていることだ』。あなたが相手方の要求に屈しないのと同じように、相手方もあなたの意志には沿わないだろう。この時期を有意義に使うには、自分のプランを注意深く練りあげることに心血を注ぎ、それらを大袈裟に物語ったり行動に移したりしないことだ。自分の信条の範囲内では、あなたは正しいかもしれない。だがおそらく勝利には必須となる他者からの支持はアテに出来ない可能性がある。攻撃に移るならその前に時間をかけ、戦略をよく練らなければならない。もっと良いのは攻撃しないことだ。

忍耐強くあることだ。そして離れた場所から大局を客観的かつ現実的に見据えることだ。自分の目的を崩壊させることなく、現実に利益を得ていくためにいったい何が出来るだろう? 

それをせずに、もし衝動のおもむくままに過剰反応すれば、あなたは諺で言うところの『茶碗の中の嵐で大騒ぎを演じる』ことになるかもしれない。 







訳文ここまで
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hiyoka_blue at 20:54|PermalinkComments(0)│ │金融アストロロジー 

June 09, 2019

レイモンド・メリマン 週間コメント6/10【金融アストロロジー】

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レイモンド・メリマン・コラム  2019年6月10日(フリー版より)

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文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されるそうですので、そちらもぜひご覧ください。 翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中や訳文下の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。
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【メリマンさんよりの告知】

今後2週間は講義で海外に滞在中のため、このコラムの執筆時点は通常より早めになる。このコラムは雇用統計が出る7日前日の6日木曜に書かれたものであることをお断りしておく。


≪ 今週のみの項目:これまでとこれから ≫

  “下落する債券利回りは成長鈍化を示しており、もしイールドカーブの反転が3ヶ月続くなら、ほとんど常にリセッションを予測し得る。トランプ氏はFRBが利下げをすることで再び全てを "グレート" にすることが出来ると信じているようだ..... 米国の関税は世界中の経済成長にとってネガティブなインパクトを与え、翻ってそれが米国の輸出の障害となっている..... トランプ氏、そして彼の外遊に随伴する共和党の議員達は、中国への関税に対して悲観的見解を持つ人々は間違っていると言うが、当初の関税は税制改革と規制撤廃が持つ成長効果によってその影響が矮小化され.... (そして)もし関税引き上げが苛酷さを増し今後も衝動的に課されるなら、そこからのダメージは大きくなるだろう。遅かれ早かれ、拙い政策は常に経済的にも政治的にも高い代償を払う結果になる。”

— Wall Street Journal Editors
  “Washington’s Anti-Growth Turn”
  2019年 6月6日付

  “新たに出された2種の分析は、トランプ氏が中国、メキシコ、ヨーロッパとその他の政府を懲らしめるために駆使している関税が、彼の1.5兆ドルに及ぶ低・中所得者向け減税のもたらす効果を帳消しにするか、それ以上の結果を生む可能性があると示している。”

— Jim Tankersley
  “Trump’s Tariffs Could Wipe Out Many Gains From His Tax Cut”
  2019年6月5日付

  “大勢の人々、これには上院議員も含むが、彼らはこと関税のこととなると自分達が何を言ってるのかさえわかってない。彼らは何も — 完全に何もわかっちゃいない。”

— ドナルド・トランプ
  Brett Samuels,
   “Trump: Senators ‘Have No Idea
     What They Are Talking About’ On Tariffs” より
  The Hill 2019年6月6日付

  ここ北京から、読者の皆さんへ挨拶を送りたい。この地は世界の経済を担う2大国間に勃発した貿易紛争の一拠点だ。ここで私は超現実的な光景を目にしている。CNNでは米国、英国、フランスによるDデイ(ノルマンディー上陸作戦開始日)の記念行事が映し出され、その中で米国大統領はまさに大統領らしい佇まいで、米国と世界第5位の経済大国である英国間に締結される、前途洋々たる貿易協定を請け合っている。

次に別の局にチャンネルを変えると、中国の最高指導者 習近平とロシアの大統領ウラジーミル・プーチンが莫大かつ歴史的な取引協定に合意したことを記念する印象的な式典が報じられている。

射手座の木星が示唆するとおり、大規模な貿易協定への合意が世界中で起きている。例外は米国で、何度も何度も協定締結が約束されながら、いまだに実現していない。だがこれもまた、射手座の木星が魚座の海王星にスクエアを形成する時の典型例だ。物事を上手くまとめていく際に立ちはだかるウェイニングスクエアは、まず間違いなく最も困難なアスペクトだ。だが参加する全ての当事者間に互いへの信頼があれば不可能ではない。しかし、信頼が裏切られたり皆無である場合は全てが帳消しだ。そして頻繁に見られるその結末は、相手方への中傷、そして公言した物事を実現出来なかった失敗を糊塗するための責任追及だ。

  ともあれ、米国と世界の株式市場は1ヶ月にも及ぶ下落を6月3日月曜に終えて力強いリバウンドを見せた。5月中に2,000ポイント以上下げた後、ダウ工業平均は火曜〜木曜(これを書いている時点)にかけて爆発的に上昇し、たった3日で約ひと月分の下落の半分以上を戻した。金と銀も急上昇し、金は水曜に年初来高値(1,350ドル近く)を試した。金はわずか1週間前に安値を試し、銀は安値をつけていた。何が変わったのか? 連邦準備制度理事会議長ジェローム・パウエルが火曜、金利引き下げという選択肢も可能性としては開かれていると述べた。これだ。新月とともに古いサイクルが終わり、新しいサイクルが始まった。非常に象徴的な出来事ではある。

  しかし、木星・海王星がもたらす「非合理な活況」の次の段階へと入っていく新しい思惑の冒険はいつまで続くのだろう? この「壮大なイリュージョン」を映し出すアスペクトは3回にわたって形成されるが、その2回目が起きる6月16日に向かうにしたがって、私達はまもなくその結果を目にするだろう。だがもともとこのアスペクトに付いて回る狂気、奇妙な歪み、そして偽善的な思考や行為さえもが、すでに現象として顕れ始めている。このコラムでも過去何度となく述べてきたように、目に見えるもの、聞こえるもの、そして読もうとするもの全てを信じることは出来ない(そして確固とした証拠なしに受け入れてはならない)。

現在発効しているこの惑星コンビネーションほど信頼するに足りず、現実や真実からかけ離れたアスペクトを思い起こすことは、私には不可能だ。とりわけ6月9日〜24日(日本時間25日、もしトゥルーノードをとるなら26日まで)の期間は注意を要する。

さぁ私達はそのとば口に来た。シートベルトをしっかり締め、心の準備をしておこう。最善の結果を得られるとすれば、外界の光景を楽しむことが出来るだろう。だが悪くすれば、幻滅し、失望さえするかもしれない。世界の指導者達が善きインスピレーションを得て行動しているのか、それともただ奇妙さを露呈し、幻想世界に住むことに失敗するのかが明らかになるにつれて、結果も見えてくるだろう。

  ところでリアリティ・チェックを受けるにあたり、最も大きな挑戦を受けるのは誰だろう? ミュータブルサイン(双子座、乙女座、射手座、魚座)の17°〜21°に惑星(や感受点)を持つ人々だ。これには6月8日〜13日生まれ、そしてこの期日から各90日ごとの日付に生まれた人々が入る。つまり太陽を当該度数の領域に持つ人達だ(双子座17°〜21°から90°ごとの領域)。

これは壮麗で魅惑的な式典や祭典に参加し、祝うにはとても良い期間だ。しかしながら、あなたのことを頼みにならず信頼できないと見た他者を激怒させたいと願っているのでもない限り、事実を誇張したり、守れない約束をしたり、またはすでに取り交わした約束事への違反や破棄を行うには良くない時期だ。

  ではこうした力が金融市場にどう影響し、どの市場が最もリバーサルを起こしやすいだろう? もちろん、原油はその筆頭だ。木星と海王星、そしてそれらが支配し在泊している射手座も魚座も、全てが原油に関連している。もしあなたが原油を取引しているなら、この時期はMMAが発行するニティン・バンダーリの『Time for Crude Oil』リポート講読を検討する重要なタイミングかもしれない。実のところ、この時期に向かって急激に騰げたり下げたりしているどの市場も皆、重要なリバーサルの候補になる。この先は今年最強のジオコズミックが満載と言うべき時間帯なのだ。

  だからこの時期を大いに楽しんでほしい! だが何事も易々と約束したり請け合ったりしないことだ。自らの手で自分に馬鹿を見させてはならない。木星・海王星スクエアは、いわばパーティーのようなものだ。だがそこには自分がやり過ぎたこと、言い過ぎたことへの狼狽や困惑が潜在している。その後に来るのは二日酔いならぬ失望と落ち込みだ *

投機にもまた同じことが言える。あなたは大きな利益を掴むかもしれない。だがそれが消えて無くなる前に利食いすることを忘れないように。そうしなければ、不注意と楽観によって全ては雲散霧消する。あなたの直感はズバリ当たる可能性がある。しかし、もし気分が良くなって自己規律を忘れるなら、その緩みは確実に最終的なトレード結果に顕れるだろう。

  そしてもう一つ、トレーダーとして心しておきたいことがある。「噂で売って事実で買う」ことだ。

いや、これは逆ではないか? 木星が海王星にスクエアを形成する時、いったい誰が真実を知るだろう? しかし、今後2週間のうちに発効するこれら惑星ファクターの研究を通じてひとつだけ、私達が確実に知っていることがある。それはこの期間が十中八九「噂にまみれ、出てくる事実は非常に稀な時間帯」だということだ。






訳文ここまで
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* (新月記事にも類似したことを書いたけれど...)

  この期間は途中まで水星・火星ダブルOOB期と重なることもあり、勢いに乗ったことばが飛び交う傾向がより顕著になる可能性がある。たとえばSNSなどでも、一次ソースの原文を巧妙に切り取ったり、自己流の解釈を加えて文脈を操作したツイートや記事が流れやすい。また脊髄反射のようにそれをリツイートしたりシェアするひと達も輪をかけて増えるのではないだろうか。

射手座の木星には、形成するアスペクト等で触発されるネガティブな側面のひとつとして「自己のドグマ(または思い込み)によって正義の鉈をふるう」、そして魚座の海王星には「責任回避のために犠牲者を装い同情を集める」という一面がある。もしこれがダブルOOBの影響下で短絡すれば、『動機が正義にかなうものなら、少しくらい大袈裟に言おうと嘘が混じろうと構わない』という心理に繋がりやすい。この心理には根底に『相手側こそがもともと嘘をついている(に違いない)』という、よく突き詰めてみるとほとんどいわれのない前提が存在し、それが罪悪感を帳消しにする安全弁となっていることが少なくない。これは当事者にとって無意識の感情的要因(魚座の海王星)に根ざしていることも多いので、惑星達の誘いに乗って極論に飛びつかないように十分な注意が必要と思われる。

また、このところエリスやオルクス、フォルスなど他罰的なエネルギーに変換されやすい外惑星達も長期で働いている。それは自分自身が怒りを感じて排他的になりやすいというだけでなく、そんな自分の行為を「どこかで誰かが醒めた目で見ている」という現実をも示唆している。この時期に失った信頼を回復するのはけっこう大変かもしれない。なのでコラムでメリマンさんが指摘している自己規律、そして一歩踏み留まってひと呼吸入れるといった習慣は今とても大切なことだと思う。


hiyoka_blue at 20:56|PermalinkComments(0)│ │金融アストロロジー 

June 02, 2019

レイモンド・メリマン 週間コメント6/3【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2019年6月3日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されるそうですので、そちらもぜひご覧ください。 翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。
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【メリマンさんよりの告知】
今後2回の週末講座のため私は現在中国に向かっている。
そのため期間中のコラムは通常のスケジュールどおりには掲載出来ない可能性があることをお断りしておく。


≪ 先週をふり返って ≫

  “J.P.モルガンのCEOジェイミー・ダイモンは、エスカレートする米中間の貿易摩擦が企業心理を悪化させダメージを与える「真の現実問題」だと語った。『貿易はリアルな問題だ。これはちょっとした小競り合いから、もっとはるかに重要な現実と化している。もし酷い状況になって失敗すれば、他にも物事への信頼度や人々の投資への意欲を変化させる、さらなる驚きが待つだろう。』ダイモンは火曜、ニューヨークの会議でこう述べた。”

— Hugh Son
  “Jamie Dimon Warns US-China Trade Fight Becoming a
  ‘Real Issue’ that Could Deter Investment”
  www.cnbc.com 2019年5月28日付


  “CNBCのジム・クレイマーは火曜、資金を脇へ除けておくことで相場に身を曝す状況のバランス取りを行うべきだと述べた。『そこにはあるリアルな懸念が存在するからだ。』と言う。『もし早急に何かしかるべき変化が起きなければ、我々は米国経済の重大な減速の瀬戸際に立たされるだろうと考えている。』「マッド・マネー」の番組ホストでもある彼はこう語った。『消費意欲と企業心理の勢いは衰えてきている。今、この国では何かがおかしくなっている。』”

— Tyler Clifford
  “Cramer: The U.S. Economy
  “Could Be On the Verge of a Significant Slowdown”
  www.cnbc.com 2019年5月28日付


  木星・海王星ウェイニングスクエアの主要フェーズが進行しつつある。5月に始まった希望と楽観は、先週、5月が終わりを告げるとともに裏返った。

5月1日以前、あるいはその当日、世界の多くの株式市場は史上新高値をつけたり試したりしていた。中国と米国との貿易交渉が進み締結はもう間近だとされ、巷では楽観と「非合理的な活況」が明確に見て取れた。世界貿易と経済の爆発的な発展、これはこのアスペクトにおける射手座の木星が受け持つ典型的な顕れだ。S&Pとナスダック総合、そしてチューリヒのSMIとオーストラリアのASXは記録的な高みに昇り、ダウ工業平均は史上最高値近くまで騰がっていた。『フォーキャスト2019』(と『マンデーン2019』)の中で多くのページを割いて論じたとおり、これは木星・海王星スクエアの「セットアップ」局面だった。

だがその後、このプロセスは突然奇妙は転回を見せた。これも木星・海王星ウェイニングスクエアに関連する性質に沿ったものだった。こう想像してみよう。あなたは合意を形成したい相手と交渉の最終段階に入っている。あなたはもっと譲歩してくれと相手に持ちかける。すると相手はこう言う。『そうですね。もしあなたがそう望むなら、以前合意した別件をチャラにしてもらわないといけませんね。』

妥協はどんな交渉事においても核心的な要素だ。何かを望むなら、何かを諦める必要が生じる。しかし、相手方からすでに合意した条件を元に戻すよう持ちかけられた時、あなたが不快感を示すなら、何が起きるだろう? 大したことは起こらない。交渉を続け、双方が何かを得て何かを手放す中間点まで歩み寄ることで合意し、その結果がフェアでありバランスが取れていると見えるようになるまで他の妥協点を探り続けるだけの話だ。

あるいは、あなたは真っ向から腹を立て、相手側が以前の約束を破ったと声高に主張し、先方は不誠実だと申し立てるだろうか? このような主張とそれにともなって、語り口を互恵的な色合いから不誠実さに対する非難へと変える行為は、合意の可能性を粉々に打ち砕く。不誠実や誤魔化しの申し立て(または実際にそれを体験すること)もまた、木星・海王星が持つ特質の一つだ。

交渉は決裂する。その原因は「新たに出された要求への反応」という形で提示する条件として、一方が以前合意した条項を変えたいと望んだからではない。おそらくはそうした行為の中に暗示される誤魔化しや策略の存在と、それを公表することが要因だろう。交渉事においては奇妙なやり方だが、現在の宇宙的フォーメーションを反映する筋書きだ。


  株式市場は貿易交渉の突然の変化にネガティブな反応を示した。ビッグな貿易協定が世界貿易のビッグな増大に繋がるという期待が、今や世界経済を収縮 — 拡大ではなく — へと導く大きな失望感へと変容したのだ。5月初めに26,700を試していたダウ工業平均は、月末には24,800を試していた。その差はおよそ2000ポイントだ。前回のコラムでも2019年で最も重要なジオコズミック期間であると概説した6月9日~24日という時間帯に私達が近付くにつれて、楽観はミニ・パニックの可能性を包含しながらヒステリー状態に向かおうとしている。私達はすでにこの宇宙的セットアップにともなう影響力を体験しつつあるのだ。

政治・金融の分野が統制力を失うという懸念が増大するにつれて、投資家は資金を注ぎ込むべき他の領域を探し求める。それによって米国債は年初来高値まで舞い上がった。こうした懸念がより深刻化し始め、皆がシステム崩壊への怖れを感じる時、投資家は金を買う。先週は金の強力な反騰が目撃された。たった1週間前には1270以下だった金は、このコラム執筆時点で1310以上に戻している。



≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

  “米ドルはまもなく世界の基軸通貨という地位を失うのだろうか? この問いに対する大方のコンセンサスはNOだ。ドル離れには数十年かかるだろうと言われている。だがこのような見方は楽観的過ぎる。過去18ヶ月の為替市場は脱ドル化(dedollarization)が進みつつあることを示している。”

— Sahil Mahtani
  “The Dollar May Be Knocked Off Its Pedestal”
  Wall Street Journal 2019年5月23日付

  “国際貿易における米国の統制を嫌い始めた同盟諸国は、今や米国通貨に依拠しない代替システムを開発しつつある... 世界貿易がドルによって押し進められてきた事実は、あらゆる地域からあらゆる物品を輸入し輸出する、ほとんど全ての存在を支配するような、けた外れの力を米国に与えてきた。こうした影響力は、米国主導の貿易制裁のターゲットにされやすい敵国が抱える長期にわたるフラストレーションの源だった。”

— Justin Scheck and Bradley Hope
  “Dollar Rivals Emerge, Testing U.S. Power”
  Wall Street Journal 2019年5月29日


  人が新たな行動に乗り出す時は、えてして意図せぬ結果が待つものだ。関税引き上げによる新規の貿易戦争をスタートさせる場合に直面し得る一つの結果は、その行動によって影響を受ける側が他の貿易相手を探したり、取引量を増やすための別な方法を取っていく過程において、期待とは逆の効果をもたらすことだ。商品を輸出入する手段を米ドルから別の通貨にする動きが勢いを増し始めている。これは米国始原図の冥王星上で山羊座の土星と冥王星(トランシット)がコンジャンクトする時に示される一つのテーマだ。

現在、私達は宇宙から二重の挑戦を受けている。それは木星・海王星スクエアと、山羊座における土星・冥王星・月のSノードのコンジャンクションだ。射手座の木星は、「拡大」し「成長」したいという切望を表す。そして、物事は生来 "良い"ものであり、もっと良くなっていくものだと "信じる"。

土星と山羊座は正反対で、「縮小」し「後退」する。"信条" によって働くことはなく、むしろ実際に目の前で起きている "現実" に基づいて動く。そしてこれらの力学は6月、特に6月9日〜25日(日本時間)にそれぞれのクライマックス・ポイントに到達する。しっかりつかまっていよう。ジェットコースターは動き始めたばかりだ。

では何が予測出来るだろう? それに対して今、何が出来るだろう? この宇宙エネルギーの下であなたに出来ることは2種類だ。親切さ、同情心、他者を助けること(だがあくまで事実に即して正直でなければならない)の顕れとなる多様な行動をとるか、あるいは自分のやり方で何かを為すために他者を屈服させようとして拒絶に遭遇するかだ。ポジティブな可能性で言えば、山羊座の土星・冥王星は自分自身の「個人的な倫理原則」を自覚するキャパシティを持つ。そしてそれらを全ての攻撃から護るよう求められる。

冥王星はもともと変容と変革のフォースだが、山羊座の土星とともに在る時は、特にこの特質が強調される。これはあらゆる「力」と関連する。自分自身の「倫理原則」に忠実であり続ける限り、あなたは力を持つ。それがあなたを力づけるのだ。だがもし自分の倫理原則を曲げてまで他者にあなたを支配する力があると思わせれば、その通りになる。そしてその過程において、あなたは自分自身を失うことになる。あなたは強力な罪悪感とともに、重大なアイデンティティ・クライシスに陥るだろう。これは人生において節目となる危機のポイントだ。そしてカーディナルサイン(牡羊座、蟹座、天秤座、山羊座)の18°〜22° *に主要惑星を持つ人々にとって非常に重要な問題だ。また1月9日〜13日(日本時間では14日も)、そしてその前後90日目にあたる日(4月、7月、10月)が誕生日の人も、この時期の強烈さに気付くことだろう。

自分自身の思考を明確にしておくことだ。そして自分が何に拠って立つ者であり、何を大事にするのかをよく自覚し、それを護らねばならない。


  短期的に見れば、今週は双子座の新月が起きる。双子座は多くの新しいアイデアに満ち、インスピレーションを受けて機敏に動ける質を持つ。だが、そんな多岐にわたる思考を秩序だった物事にまとめ、しかも落ち着いた状態であり続けることは困難だ。木星と海王星もまた双子座と同様にミュータブルサインであることから、この時期は非常にワイルドな様相を呈することになるだろう。それは個人それぞれの感情面においてもそうだし、当然ながら市場が上下するその変動ぶりにおいても言えることだ。





訳文ここまで
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* トゥルーノードで見る場合、月のノード軸は山羊座/蟹座の17°台になる。冥王星は6月9日〜25日の間、スイス・エフェメリス上で山羊座22°41'〜21'まで動く。したがってカーディナルサイン18°〜22°台の前後1°の範囲は影響圏に入るかもしれない。

6月2日
一つ下の新月記事中/惑星スケジュール/5月31日の項目にバージニアビーチ銃乱射事件のチャートとアスペクトを追記しました。


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