March 2022

March 27, 2022

レイモンド・メリマン 週間コメント3/28【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2022年3月28日(フリー版より)

翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されるそうですので、そちらもぜひご覧ください。 翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。
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来週のコラムはお休みさせていただきます
 (原則として隔週、または気まぐれUPになりそうな予感がします...😓🙇‍♀️)


≪ 先週をふり返って ≫

  “最も一般的な住宅ローンの金利が再び急上昇した。モーゲージ・ニュース・デイリーによると、30年固定型住宅ローンの平均金利は金曜に大幅に騰がり、4.95%に達した。『今週は2回目で、2013年のテーパー・タントラム以降の最悪の週と同程度になる』と同紙のCOO、マシュー・グラハムは述べている。”

  — Diana Olick
    “Mortgage Rate Soars Closer to 5%
     in its Second Huge Jump This Week”
    www.cnbc.com 2022年3月25日付

  “米国株は、ウクライナ戦争の激化や、インフレ抑制のための米連邦準備制度理事会の利上げ計画に経済が耐えられるという投資家の確信を得て、2週連続で反発している。S&P500は今週1.8%上昇し、過去2週間の上昇幅を8.1%に拡大、2020年後半以来の好調な動きとなった。”

  — Ben Eisen and Anna Hirtenstein
    “Stocks Cap Largest Two-Week Gain Since Late 2020”
    www.wsj.com 2022年3月25日付


  2月16日〜3月7日の2回にわたる金星・火星コンジャンクションに関する知識は、金または銀、ドル、その他の通貨を扱うにあたって相応の価値があることが証明されている。世界の株式市場が底を打ったのはこの時期、すなわちロシアがウクライナに侵攻した2月24日か、あるいは二次安値をつけた3月7日のどちらかだ。金、銀、原油もちょうどこの時期の終わり、3月8日に頂点に達した。

たとえば米国では、2月24日に主要3指数すべてがプライマリー、8ヶ月、23ヶ月のサイクルの底を打った。その下落幅はダウ平均で12.66%、ナスダックはで22.5%だった(ちなみにS&Pは1月上旬の史上最高値から14.6%の下落)。複数のサイクルが同時に底を打つ時、その下落幅はそれまでの数ヶ月で最も大きくなることがある。直近のウェビナーで私達は、2020年10月下旬に起きた前回の最急落の10.46%よりは大きいが、2020年3月23日のダウ平均と世界の株式指数が見せた38%の下落には及ばないと予測していた。

  2021年11月(ナスダック)と2022年1月(S&P、ダウ平均)に起きた史上最高値からの下落は、2020年3月23日のパンデミック安値以来の急落だった。だが、2022年2月24日、または3月7~9日につけた安値以来、世界の主要な指数のほとんどが10%以上の上昇を見せている。それは2020年後半以来の強力な2週にわたる反騰だった。だがダウ平均は実際には出遅れた形で3月25日金曜の高値まで8.33%しか上昇しなかった。世界の他の指数はそれよりはるかに高く騰がっている。たとえば日本の日経平均、そしてドイツのDAXでは2週間の上昇率がそれぞれ14.8%と16.09%だった。

 こうした短いスパンで起きる急騰は、プライマリーサイクルや長期サイクルが展開する際に多く見られる。特に2月16日〜3月7日の事例、そして先週もまた金星と火星が天王星とスクエアを形成した事例など、かなり短い時間帯に数多くのジオコズミック・サインが連なって示現する時にはしばしば目撃される。実際、それはまだこの先も続いていく。

  金、銀、原油、そしてビットコインもまた先週は活発な騰勢を見せた。金は3月8日に史上最高値に対するダブルトップ、2078.80に届いた後、1週間後の16日には1895.20の安値まで急落した(約200ドルの下落)。だがその後、先週には1967.20まで反騰している。銀は2月3日の安値21.98から3月8日の年初来高値27.49まで25%と爆発的に上昇した。そしてその後、3月16日に24.55の安値に下落し、3月24日木曜には26.16まで回復している。

一方、ビットコインはもっとエキサイティングな動きで、3月25日金曜に45,120の高値をつけて2月24日の安値から31.5%上昇した。またイーサリアムは同時期に40%近く上昇し、さらに素晴らしい動きを見せた。原油は3月15日に93.53まで急落した後、先週は24%騰がって116.64の高値をつけている。



≪ 短期ジオコズミクス ≫

  “以前は海賊行為と非難していたものが、今では愛国心と賞賛されている。”

  — James Michener
    “Chesapeake”
    Random House 1976年

  “人間はパターンマッチングの動物であり、占星術は宇宙で最も壮大なパターンマッチングのゲームである。”

  — Alexander Boxer
    “A Scheme of Heaven”
    W.W. Norton & Co, New York, NY,  2020年


  2月16日からの金星・火星、土星・天王星のダンスは、マーケット分析の観点からも印象的であった。これらはサイクル学習と非常によく相関しているのだ。このダンスは4月5日に終わる。しかしその後「木星と海王星のセレナーデ」として知られる新しいダンス・ナンバーが始まり、それは金星が魚座の終盤近辺で木星と海王星にコンジャンクトするという4月30日(日本時間5月1日早朝)の珍しい日食まで続く。木星・海王星コンジャンクションの14年サイクルは、金星と火星が土星や天王星にコンジャンクトするおよそ2年強のサイクルよりはるかに長いため、より支配的で持続的な影響力を持つ。したがって、それまで世界の指数が騰がり続ける可能性がある。

だがこの金星・火星からの土星・天王星へのダンスの中にも、突然でおそらくは急激な反転と同期するバリエーションが存在する。米国株式指数に示現した2月24日の明白な底値は、2月16日と3月6日の金星・火星コンジャンクションのミッドポイントの1日前だった(金星は平和を支配する)。一方火星は戦争を支配するので、これは戦争のダンスでもあり、さらに言うなら侵略者が力づくで欲しいものを手に入れられると考える「海賊のダンス」でもある。また3月7日の二番底は、金星と火星が最後にコンジャンクトした3月6日の翌日、月曜に示現している。そしてそれは、金星と火星が冥王星との三つ巴のコンジャンクションを終えてからわずか2取引日後であり、金星と火星が冥王星を残してともに山羊座から水瓶座入りするとともに戦況が変化し始めた時期とも重なっている。

  その後金星と火星は先週に入って天王星とスクエアを形成し、この壮大なオペラ/ダンスにおける新たなアリアを歌い始めた。この叙事詩的な物語における次の章は、3月29日〜4月5日、愛と戦争の神々が土星とコンジャンクトすることから展開していく。もしかするとここで何らかの結論が出るかもしれないし、少なくとも途中休憩が入るのかもしれない。何故なら音楽は軍国主義的な行進のビートから、柔らかいハーモニーと過去の平和でロマンチックな時代の夢へとドラマチックにに変化する可能性がある。そして4月12日には木星が魚座の海王星とコンジャンクトし、4月の最終週になると金星が、精神的な至福と協力を象徴するこの二つの惑星をトランスレートしていくからだ。

  私達は4月末までにこの対立を解決するため、あらゆる努力を払わねばならない。何故なら、5月10日以降は木星が軍事活動の星座宮である牡羊座入りするからだ。他国の人達は、何故米国人達がウクライナで起きていることにこれほどまで熱心にこだわるのか? と不思議に思うかもしれない。それは、その昔世界最大の超大国と戦った自分達の革命的戦争を思い起こさせるからだろう。誰一人として — 植民地への入植者達でさえ、自分達が勝つとは信じていなかった。それでも、勝ったのだ。これは母国が新世界の住民に痛みと苦難を与えるために課した徴税と関税に立ち向かうために「海賊達が愛国者になった」時でもあった。母国側のこうした措置は、新天地で生きるアメリカの人々を圧倒的に優れた軍事力によって早々と降伏させるためのものだった。だが彼らは降伏しなかった。そして、山羊座の冥王星による革命の中から新しい国が生まれ、新しい英雄と指導者が誕生したのだ。

  木星が魚座の海王星とコンジャンクトする事象については、以前論じた懸念が現実化しつつあるようだ。このアスペクトが示唆する「移動の自由」は、この2年の間多くの人々に課されてきた「ロックダウン」や「制限」の終了と同期する。また、この新たな自由は不注意な行動の増加との相関性があり、その結果としてコロナウィルスのまた別の変異が始まり、世界中に拡がり始めている。この木星・海王星コンジャンクションは、再び人生を楽しみ、自由に動けることの喜びを味わうための宇宙のシグナルであることを忘れないでほしい。だが同時に、用心していなければ別の感染症にかかりやすくなる時期だということを頭に入れておこう。

  人生を楽しみ、非合理な活況が再び台頭しつつある市場で儲けることだ。しかし、あくまで自分自身の行為に責任を持ち、自らの身を護ろう。これまでの2年間に得た教訓から学ぼう。そして春がもたらす様々な美しさに恋をしよう(これは木星・海王星コンジャンクションが望むやり方であり、ちょうど喧嘩していない時の金星と火星がもたらすエネルギーに似ている)。また、ウクライナへの侵攻が導いた火星のウォー・ダンスに対する、皮肉ではあるが期待の持てる大衆の反応を、世界中の人々と社会に生まれつつある新たな結束を楽しもう。この侵略は、世界の人々をその目的と団結の精神によって一つにまとめたのみならず、ヴォロディミル・ゼレンスキーを現代の英雄という役どころへと押し上げた。これは魚座でコンジャンクトする木星と海王星が関わるもう一つのテーマでもある。


  この戦争に関するアストロロジーについてもっと聞きたい向きには、アントニア・ラングスドルフと私が3月29日水曜、米国東部時間午後4時から行うYouTubeライブイベントにぜひ参加してほしい。






訳文ここまで
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hiyoka_blue at 20:49|PermalinkComments(0)金融アストロロジー | マンデーン・アストロロジー

March 13, 2022

レイモンド・メリマン 週間コメント3/14【金融アストロロジー】

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レイモンド・メリマン・コラム  2022年3月14日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されるそうですので、そちらもぜひご覧ください。 翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。
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来週のコラムはお休みさせていただきます。🙇‍♀️🙇‍♀️🙇‍♀️


≪ 先週をふり返って ≫

  “2月の物価上昇率は0.8%で、この4ヶ月で一番の上昇速度だった。過去12ヶ月の積算では7.9%、過去3ヶ月では8.4%となる。これが木曜日に発表された消費者物価指数の悪いニュースだ。ホワイトハウスはその原因をウラジーミル・プーチンのせいだとして責めようと試みてはいるものの、そう上手くはいかない。”

  — “ジョー・バイデンのインフレ:
    バイデンとFRBの失策を棚に上げプーチンを非難”
    Wall Street Journal Editorial 2022年3月11日付

  先週は金と原油が史上最高値を更新する一方、株式と国債がロシア軍によるウクライナへの執拗な砲撃によって圧力を受け続け、さらに経済ではインフレ上昇の兆候が見られた週だった。だが3月4日〜7日±3取引日の★★★ジオコズミック重要変化日は、いくつかの金融市場において主要なリバーサルとはいかないまでも、少なくとも一服した時期と同期した。

しかし、戦争による殺戮は続行中で、ジオコズミックにおいてはさらなる紛争のシグナルが見られる。このため、こうした反転がグレートベアにより約束された停戦と人道的避難路の安全確保以上に長続きするかは不明だ。現在の宇宙的構図は解決に向けた努力を支持してはいるが、これを可能とし、あるべきものとして機能させるためには各国の指導者達がそれに沿った選択をし、尊重していく必要がある。ジオコズミクスは結果に至る方程式の半分を受け持つに過ぎないのだ。残り半分は世界の指導者と関係者ないしは演ずる者達の選択にかかっている。だが誤魔化しや嘘、そして「被害者」としてのポーズは、魚座に在泊する木星と海王星のコンジャンクションが近付くにつれて良い役回りとなる。また、最近のウォールストリート・ジャーナルの社説によれば、「敵の暗殺」が軍事におけるビジネスモデルの一部であるように、この「被害者仕草」もまた軍事行動における中心的なビジネスモデルとなっているという。「自分は真の被害者だ」というプロパガンダ、あるいは「母なるロシアを愛するがために行う」というプロパガンダについて、さらに詳しく知りたいと思う向きならハイディ・ブレイク著『Putin's People』を読むと良いかもしれない*。amazonで印刷物またはオーディオブックを入手可能だ。

  だがそれはそれとして、2月16日〜3月6日、特に3月3日〜6日の重要なジオコズミック・サインの下での市場とそのパフォーマンスに話を戻そう。

先週、世界のいくつかの株式指数は数ヶ月ぶりの安値、そしてさらには年初来安値までも更新した。ヨーロッパでは、ドイツのDAXが3月7日月曜に12,438の安値まで暴落したが、これは11月18日と1月5日の史上最高値からは23.6%の損失となった。 オランダのAEXは652.80まで下落して年初来安値を更新、11月18日の史上最高値から21.3%下落した。スイスのSMIとイギリスのFTSEも3月7日に底を打ち、今年初めに記録した史上最高値からそれぞれ16.35%、12.2%下落した。

アジア・環太平洋地域では、香港のハンセンがおよそ6年ぶりの安値をつけている。
また日経平均は年初来安値を更新し、2021年9月14日に記録した31年ぶりの高値から19.85%の下落となった。中国の上海総合は3147まで下落したが、これは2020年7月以来の安値であり、2021年12月13日のトリプルトップから15.1%下落する形となった。インドのニフティは1月18日につけた高値から15%近く下落した。だが、オーストラリアでは事態はそれほど悪くはなかった。3月9日に安値をつけたものの、それは1月27日につけた安値よりも高く終わっていた2月24日の安値より上だった。前回より高く終わる安値というのは心強い。

一方米国の指数はといえば、ダウ平均、S&P、ナスダックが3月8日に週足の安値を更新しそうになったものの、結局はすべてが2月24日の安値を上回っている。またブラジルのボベスパは、下げてもいまだに安値というよりは数ヶ月前につけた高値に近いところで取引されている。

  商品市場のパフォーマンスは、株式市場よりもさらに驚くべきものだった。原油は3月7日の重要変化日に14年ぶりの高値となる130.50に急騰した。だがその2日後には、103.63まで下落している。金は1日後の3月8日に2078.80まで舞い上がったが、2020年8月につけた史上最高値2089.20にはわずかながら及ばなかった。そしてその3日後には下落し、1960台で取引されていた。銀は27.49まで上昇、2021年6月以来の高値となった。だが穀物市場にはさらに多くのドラマがあった。小麦は3月7日の重要変化日にスポット市場で史上最高値1425をつけた後、金曜には1020の安値を記録した。今後10日の間に複数のジオコズミック・サインが控えているため、ボラティリティの高さはまだ継続しそうだ。




≪ 短期ジオコズミクス ≫


  今週もまた強力なジオコズミック活動の週となりそうだ。

  まず3月13日の日曜には太陽が海王星とコンジャンクトし、4月12日に魚座で起きる木星・海王星コンジャンクションの最初のトランスレーションを完遂する。

太陽と海王星のコンジャンクションはレベル1のジオコズミック・サイン(最も一貫性を持ち強力なタイプのシグナル)だ。これは4取引日以内に起きる突然の急激な価格変動に対し79%の歴史的頻度をもって合致し、さらには14取引日以内に顕れるプライマリー・サイクルの底または天井に対しても79%の確率を保っている。しかしこれが魚座で起きる場合には、交渉における誤魔化しや嘘、約束や合意の違反/破棄に関係するケースもある。

この時期は自分が誰を信頼するかについて慎重になるべき時だ。人々はナイーブでひどく感じやすくなっており容易に傷つく。何故なら現実をロマンチックなレンズを通して見る傾向が強まり、その結果として誤った認識を持ちやすい(騙されやすい)からだ。

  またそれと同様に重要なのは、3月19日〜22日にかけて金星と火星が天王星とスクエアを形成することだ。金星は牡牛座(お金)を支配し、水瓶座に在泊する。天王星は水瓶座(混沌や混乱、突然の転機)を支配し、牡牛座に在泊する。つまり、金星と天王星は互いが支配する星座宮に在泊するわけで、これはミューチュアル・レセプションと呼ばれる現象であり、それによって示唆される行動がより顕著なものになる。これは金融市場にとって典型的なリバーサルのシグナルなのだ。歴史的に見て、これもまた株式市場における4取引日以内の急激な方向転換と同期する頻度は79%だ。現在の研究によれば、これはビットコインやイーサリアムのような暗号通貨市場にも顕著な影響を与える可能性がある。

さらにその3日後、水瓶座の火星が牡牛座の天王星とスクエアを形成する。 これは前者とは全く異なるエネルギーを持っており、新たな軍事的暴発やサイバー攻撃など、突然の予期せぬ事態が勃発する気配を感じさせるものだ。また、金融市場(そしておそらく世界情勢)における激しい動きをも示している。火星は戦争と敵意、武力侵略の神であり、天王星はハイテク兵器、テロ、予期せぬ事態への驚き、そしてサイバー攻撃を支配している。もちろん、現実がそのとおりになる必要はない。もしもそうした物事に関わる者達が大衆の安全と幸福を第一に考えて誠実に行動するなら、創意に満ちた新機軸の解決策が生まれる時ともなり得る(水瓶座)のだ。そうでなければ、今日の状況と風潮では、大衆や投資家にとっても危険な時期である可能性が高いと予測せざるを得ない。

こうした危険は、火星が土星とコンジャンクトすることでフラストレーションと怒りが燃え上がる4月5日まで続くかもしれない。これはまた、1週間〜3週間以内に穀物価格の長期サイクルにおける高値または安値、すなわちリバーサルが顕現する期間となる可能性がある。

  4月5日以降、宇宙のテーマは再び解決と平和に向かうエネルギーへと切り替わる。それまでは、自分の身は自分で守るしかない。魚座の木星と海王星のテーマは、すでにかなり明確に立ち現れている。これらは、インフレの宇宙的指標なのだ。またこれには金や原油に見られるような投機的熱狂というテーマも含まれている。中でも原油は木星、海王星、魚座に支配されているからなおさらだ。だが投機的熱狂にはヒステリーやパニックとそれが後にもたらす余波が付き物だ。

また別の次元では、木星、海王星、魚座はより偉大な力と奇跡に対する信頼の重要性、そして新しい世界へと向かうための苦行者と(または)英雄の出現を期してあらゆる困難に立ち向かうヒロイズム的行為を示唆している。


  今は暴君ではなく英雄たるべき時であり、聖なる徳を身に付けた人間であるべき時だ。欺瞞、操作、裏切りによって他者が彼または彼女に寄せる信頼を皮肉にも裏切るような人間であってはならない。これはコンジャンクションだ。とりわけコンジャンクションが起きる時は、どのような役割を演じたいのか、またどのような人々を評価するのかという選択権を持っているのは私達自身だ。


私達は、地球の癒しのために犠牲を払うことをいとわず真実を追い求める兵士となり、それによって苦しむ人々を助ける者となるのだろうか? それとも、他者を苦しみへと導く「偽りの物語」を提示し、それを誇張する欺瞞者の役割を果たすのだろうか? 木星が魚座の海王星とコンジャンクトすると同時に、火星が水瓶座の土星とコンジャンクトし、牡牛座の天王星とスクエアを形成するというのは、こうした挑戦であり試練なのだ。

  これは先週日曜、3月6日に水瓶座0°台で金星(平和)と火星(戦争)がコンジャンクトしたことに続いて起きている事象で、その位置は2020年12月21日に同じ水瓶座0°台で木星と土星がコンジャンクトしたことによって示された「ニュー・エアラ(風の新時代)」のコズミック・ポイントでもある。つまりこれは「水瓶座の時代」の幕開けなのだ。そしてそれが輝かしいルネサンスの始まりとなるのか、あるいは争い合う原始人の怒りを恐れるままに、何らかの決断をすることなく自己満足に浸ったまま集合的自滅行為を通して原始時代へ逆戻りすることになるか、そのどちらかになるだろう。だがすべてが不動宮で起きることを考えると、妥協策によって変化が起きることはないと考えられる。

2020年の「グレート・コンジャンクション」とそれに続く2021年の土星・天王星スクエア、そしてそれが米国の冥王星リターン、つまり米国の山羊座の月に冥王星がコンジャクトする2021年から2023年という期間に重なることの重要性を皆さんが理解しない限り、こうした事を単なる誇張として片付けるのは簡単だろう。

そこには危険がある。だが今は、人類にとってチャンスの時でもある。





訳文ここまで
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*以下は 訳者の私見です。

  この戦争にまつわるナラティブについてはロシア側ばかりでなくウクライナやヨーロッパおよび他の西側諸国からも大量のプロパガンダやフェイクニュースが流されていることに留意しておくことが必要と思われる(どんな理由があろうと侵略戦争は法によって平和を維持する現代において絶対の「悪」であるとしても)。メリマンさんもまたそれを十分に知りながら、米国人として、自国を愛するアストロロジャーの立場に立って世界各国の読者を意識しつつコラムを執筆していることを頭に入れておきたいと思う。(あ、あとメリマンさんが自他ともに許す熱血のひと(火星OOB)であることも...かな😊)


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