May 2022

May 22, 2022

レイモンド・メリマン 週間コメント5/23【金融アストロロジー】 

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2022年5月23日(フリー版より)

翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されるそうですので、そちらもぜひご覧ください。 翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。
--------------------------------------------------------------------------

当面、隔週または時間のある時に気まぐれUPになるかと思います。
UPしましたらその都度Twitterなどでお知らせしますので覗いてみてください。🙇‍♀️🍀


≪ 先週をふり返って ≫

  “景気後退懸念の高まりによって金曜の米国株は一時弱気となり、S&P500は1月の史上最高値からの下落率が一時20%に達した。しかし、終盤には劇的な反転を見せ、終値でわずかにプラスに転じた。”

  — Sarah Min and Fred Imbert
    “Stocks Close Flat in Wild Session Friday
     that Saw S&P 500 Briefly Fall Into a Bear Market”
    www.cnbc.com 2022年5月20日付

  さて、先週もワイルドで奇妙な1週間となった。トリックスター(逆行の水星)が駆け回って雄牛(ブル)をからかい、すぐに踵を返して熊(ベア)にセレナーデを歌って双方の心理を混乱させるという性癖を露わにしたからだ。

  水星が逆行し、木星が牡羊座入りした翌日の5月12日につけた安値の後、5月17日火曜にかけて米国株は好調に推移しているように見えた。DJIA(ダウ工業株平均)は安値31,228から高値32,689まで上昇し、この3日間で1400ポイント上昇した。しかし、その翌日には1164ポイントもの下落を記録、これは歴史上最も激しい下落のひとつとなった。この急落は金曜遅くまで止まらず、底値は30,635と火曜の高値から2000ポイント以上の下落となった。だがその後、おかしなことが起きた(トリックスターが主役の時はいつもそうなのだが)。DJIAは最後の2時間で600ポイント以上上昇し、騰勢を保ったまま引けたのだ。S&Pとナスダックも金曜のザラ場で安値を更新した後、最後の2時間で急騰している。この狂ったロードランナーは、いったい今どこへ向かって走っているのだろう? 今週末の逆行サイクル中間点でスリップしつつ急停止したことで “彼” はいくつかの手がかりを残している。

新サイクルの安値および年初来安値への急落は、今回も米国のみの現象だった。その他の世界の株式指数は1月〜3月の安値ばかりか、水星が逆行して自らの分身(市場の不安定さ)を解き放った前週5月10日〜12日の安値さえ上回ったままの状態だ。

  というわけで、トリックスターがこれまでのところ描いた絵柄はこんな具合だ。
まず米国を除く世界のほとんどの株式指数が、水星逆行が始まってから1日以内に安値をつけることで同期している。一方米国では、逆行サイクルの中間時点で年初来安値をつけている。水星の逆行開始近辺で市場が反転しない場合、通常はトレンドが継続し、逆行の中間時点で反転する。つまり今回の水星逆行サイクルは、米国に対しては世界の他の国とは異なる別のルールを適用したというわけだ。おそらくその理由は、米国が他の国々よりも経済混乱の中でゴタゴタしているからだろう。

  アジアと環太平洋地域では中国と香港の指数が騰がっており、実際、世界の他の指数が最近になって下落する前に底を打っていたという事実は興味深い。オーストラリア、日本、インドはいずれも5月10日〜12日に向けて下落したが、先週はその安値も今年初めにつけた安値も維持している。

  またヨーロッパでは、それぞれの指数が3月7日〜8日につけた安値を維持した。さらに5月9日〜13日の押し安値も割っていない。例外は先週5月19日に下落したチューリヒのSMIで、この地域の他の市場に対し異市場間強気ダイバージェンスの発現例となった。

  一方米国では、3つの主要株式指数が5月20日金曜に急落し、それぞれ年初来安値を更新した。他の市場では、ビットコインとイーサリアムが5月12日の大幅下落による安値は上回ったものの、これまでのところ「デッドキャットバウンス(戻り高値/天井)」 とでも言うほかに説得力のある強気のシグナルは顕れなかった。

  金は5月16日月曜に数ヶ月ぶりの安値1785をつけたが、先週後半には1850付近まで戻している。米ドルは、前週5月13日につけた19年ぶりの高値105を割り込んだが、依然として強気相場が続いている。原油にとっては非常にボラタイルな週となり、103ドルから115ドルの間で取引されていたが、結局110ドル前後で引けた。銅は、水星が逆行した5月12日につけたプライマリーサイクルの安値、4.037を維持した。銅は株式市場を先導するケースが多いので、これはまたもうひとつの吉兆だ。今後はマンスリーのMMAサイクルレポートに銅の項目を追加する予定なので、銅についてもっと論じていくつもりだ。

  ところで、私達は株式および金属について、やはり太陽と月に関連した見通しを掲載し続けることにした。このマーケット・タイミング機能を継続するよう、多くの購読者の皆さんから要望があったからだ。これは非常に価値ある相場の先行指標だ。



≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

  “最新の世論調査によれば、ジョー・バイデン大統領の支持率は5月に入って大統領就任以来最低となり、民主党員の間でも悲観論が深まっていることが明らかになった。AP通信 - NORC公共調査センターの調べによると、バイデンの大統領としてのパフォーマンスを承認する米国の成人はわずか39%で、1ヶ月前の時点ですでにネガティブな評価であったのが、今やそれよりも低下している。中間選挙を前にしたバイデン氏にとって特に懸念となるのは、自党である民主党員からの支持率が73%と、大統領就任初期の数字から大幅に下落していることだ。2021年に実施された同じAP - NORCの世論調査では、バイデンに対する民主党員の支持率は82%を下回るようなことはなかった。”

  — Nicholas Riccardi
    “Biden’s Approval Dips to Lowest of Presidency: AP/NORC Poll”
    Associated Press (apnews.com) 2022年5月20日付

  “この国の政治は混乱している。政党は2つではなく4つだ。共和党にはトランプ派と伝統的な保守派が、民主党には穏健派と急進派が存在する。その間に生まれる力のせめぎ合いが、通常なら解決策が見出されるはずの中間点から政治を遠ざけているのだ。だが希望を抱くに足る理由はある。我々の民主主義はどんな状況にも常に適応してきたし、再びそうすることが出来る。これを存続させ、繁栄させる力は、アメリカの偉大な実験に参加し、その恩恵を受けている我々全員の手の中に残されているからだ。” 

  — Gerald F. Seib
    “After 3 Stormy Decades, There’s Still Hope”
    Wall Street Journal 2022年5月17日付
 (29年にわたるWSJの記者生活に別れを告げる筆者の読者への挨拶から抜粋。彼の非常にバランスの取れた記事を読めなくなるのは寂しいことだ。)


  今週はいくつかの惑星が運行する星座宮を変えることに注目だ。これは「イングレス」と呼ばれ、その惑星が関わる集団心理の変化を示唆している。これらは重要な指標だが、とりわけ外惑星が関与するケースはその度合いが高まる。木星は5月11日に牡羊座にイングレスしたが、それは(米国株式市場を除く)すべての市場が安値をつけた日の前日だった。

  現在、私達はより速い惑星達が束になって運行する星座宮を変える状況に突入しつつあり、これもまた、以下に論じる理由によって重要なファクターとなる。5月21日に太陽が双子座入りすることで、今後1ヶ月の間、世界のリーダーシップは各指導者が適切にメッセージを伝え、話法の背景となる物語を正確に理解し、優れた明晰さと才知が迸る瞬間を示す能力に依って動くことになる。まさにそうでなければ、水星逆行の下で矛盾に直面しては何度も何度も後戻りすることになるのだ。

水星は5月23日に自ら支配する双子座を離れて牡牛座に入居し、6月13日までそこに留まる。この事自体は実際にはポジティブなことかもしれない。何故なら牡牛座に在る時は自分の立場を論理的に説明することが多く、そのため周囲にとっても内容をより理解しやすくなるからだ。あるいはそれは、水星逆行を要因とする判断ミス(水星逆行)を意味するのかもしれない。その場合も後戻りしなければならないが、あまりに頑固でそれが出来なければ、検討課題を前進させるのが困難になるだけだ。双子座を運行する太陽が適応し調整する意欲を要求する時に柔軟性を欠いていれば、物事は行き詰まるだけだ。

  だが最も重要なのは、火星と金星のイングレスだ。火星は5月24日に牡羊座入りし、金星は5月28日に牡牛座に入る。つまり金星と火星はそれぞれが自ら支配する星座宮に入ることで力を発揮することになる。これはまた金融市場にとっても良い兆候だ。何故なら木星も牡羊座を運行中であり(火星が加わることで)リスクを取って大胆に行こうという気持ちが強まる。そして株式市場が低迷状態を脱するためには、それこそが今必要な力なのだ。

  さらに、自ら支配する牡羊座を運行する火星は5月29日にやはり牡羊座を運行中の木星とコンジャンクトする。これもまた、リスクを取るための強さと自信を示唆している。火星と木星はともに火性星座宮である牡羊座を好む。だからそれだけでも市場には好材料と見なせるだろう。そしてもちろん、金星はお金の星座宮であり自ら支配する牡牛座が大好きだ。しかし、火星が牡羊座で木星とコンジャンクトすることは、おそらくウクライナとロシアに関連する激しい軍事攻勢を意味する可能性もある。その場合、ウクライナが大規模な軍事攻撃を行ってそれが成功すれば世界の株式指数は騰がるだろうが、そうでなければ急落の可能性がある。このアスペクトに関連して、ある物事が顕在化するまでのオーブは前後2週間あるが、これを排除してはならない。

  要するに、集合体の心理における重要なシフトが進行中であり、それが先週の木星による牡羊座へのイングレスに始まって、今週は金星と火星のそれぞれが自ら支配する星座宮に入居し、その後5月29日〜30日の新月と火星・木星コンジャンクションで最高潮に達するというわけだ。これは楽観的で新たな自由の感覚を味わえる時となるかもしれない。そして楽しむためにはうってつけの宇宙の原動力だ。だから社交的な活動や娯楽を楽しむ用意をしておこう。とはいえ、これは心に留めておいてほしい。もし面白おかしいことに入れ込み過ぎたり(牡羊座の木星)、不注意になったり(牡羊座の木星と火星)すれば、その結果として二日酔いや事故に遭遇する危険が待っている。

  いつも言うように、火星と木星が揃って牡羊座を運行するこの時期は、盛り上がって楽しくやるための責任を持って行動し、自分の限界を知っておくことが肝要だ。自分が踏み入れる限界を知らず、他者の境界線を尊重しない人間に真の自由はない。この宇宙的コンボの下で愚かさと不注意が混在するなら、モノポリーゲームで使う「刑務所から出られるカード」が必要になるかもしれない。そこにやってくるのは屈辱的な気分だ。

またトレードに関しては、儲けることも失うことも(あるいはその両方を味わうことも)可能だ。それはあなた自身のトレード能力にかかっている。火星と木星の組み合わせは利益を得ることが出来るし、楽しい。とてつもなく楽しいと感じる時もある。だが、貪欲の力に踊らされ、行き過ぎが抑えられなければ、その結果として損失を被ることもある。これもまた、あなた自身の注意力とリスク管理能力次第だ。それによって屈辱的な想いに沈むか、やり甲斐を感じ報われる時期になるかが決まるだろう。






訳文ここまで
-----------------------------------------


hiyoka_blue at 20:54|PermalinkComments(0)金融アストロロジー | マンデーン・アストロロジー

May 08, 2022

レイモンド・メリマン 週間コメント5/09【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2022年5月9日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されるそうですので、そちらもぜひご覧ください。 翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。
--------------------------------------------------------------------------

今のところ、不定期で時間のあるときにUPしています。
 来週のコラムはお休みさせていただきます。🙇‍♀️


≪ 先週をふり返って ≫

  “米国経済は4月に堅調な雇用の伸びを示し、金利上昇、インフレの上昇、深刻化する労働力不足、景気減速の懸念という逆風にもかかわらず、労働市場が依然として堅調であることを示唆している。労働省が金曜に発表した月次雇用統計では4月の雇用者数は42万8000人に上り、リフィニティヴのエコノミストが予想した39万1000人を上回った。これは12ヶ月連続で40万人以上の雇用増を記録したことを意味する。また一方、失業率は2020年2月以来の低水準である3.6%で安定していた。”

  — Megan Henney
    “US Economy Sees Healthy Job Growth in April as Payrolls Jump by 428,000”
    www.foxbusiness.com 2022年5月6日付


  先週はテーパー・タントラム*の再来によって、株式市場におけるジキル博士とハイド氏のドラマの次の幕が開けられた。ついに雄牛は殺されるのか? それとも、熊が冬眠に入り、株式市場は息を吹き返すのか? 先週はあなたが誰を応援しているかによって筋書きが不明瞭になるか、または病み衰えていき、結果的にこの二つの可能性の間を揺れ動くように見えた。
* 量的緩和縮小による市場のヒステリー状態を指す言葉

  今週は、FRBが3/4ポイントの利上げを行うのではないかとの懸念から始まり、それが月曜の大規模な下落に繋がった。水曜にはFRBが大方の予想どおり、“わずか”1/2ポイントの利上げを発表したことで市場はひとしきりの非合理な活況に覆われ、ダウ平均は900ポイント以上騰げて2020年10月以来の上昇を見せた。だが、その翌日にはジキル&ハイドのテーパー・タントラムが再び襲いかかり、市場は1000ポイント以上下落してすべてが完全に失われる結果となった。

実際、先週は1000ポイントを超える値動きが目撃されている。月曜〜水曜にかけては月が双子座を運行しており、木曜には太陽と天王星との強力なコンジャンクションが起きていた。こうして宇宙が示唆するように、まさにワイルドでクレイジーな展開となったわけだ。これについては、先週5月2日月曜〜5日木曜にかけての私達のいくつかのツイートで取り上げている。先週の惑星ラインナップは、混沌と感情的な地震を象徴していた。大地の堅牢さはなく、天井の抵抗もない。境界線と思われるものはすべてが壊れ、その結果は海王星の混沌というよりも天王星的な騒乱となった。これは米国だけではなく、世界中がそんな状態だった。

アジアと環太平洋地域では、オーストラリアのASXとインドのニフティが1月と2月につけた重要な安値以来の急落を続けている。チャートパターンの研究家にとって、これら地域の年初来安値はニフティやスイスのSMIのような多くの指数における、逆ヘッド&ショルダー・パターンのヘッドを意味している。また中国、香港、日本では、4月27日につけた直近の安値が先週の通常より短期となった取引日数の中で維持された。

ヨーロッパでは、先週の下落は3月7日〜8日の直近の安値を大幅に上回って推移しており、今回の下げはまだ修正安の範疇を出ていない。

だが米国はまったく異なる状況で、より懸念されるパフォーマンスが見られた。ナスダックとS&Pはともに1月〜3月の安値を更新した。S&Pは2021年5月19日以来の最安値まで急落している。一方ナスダックは2020年11月24日以来の安値まで落ち込んだ。これは不吉な顕れに見える。しかしダウ平均は、ロシアがウクライナに侵攻した2月24日の安値を上回ったままだ。この安値が維持されている限り、異市場間強気ダイバージェンスの見通しは変わらない。

  他の市場では、ビットコインとイーサリアムが、金曜に向かって下げた世界の株式指数と基本的には同じ経路を辿った。ビットコインは35,000、イーサリアムは2,700を試している。しかし、今のところはそれぞれに1月と2月の安値の上に留まっている。金と銀も同様に下落し続けた。金は週内に1850を割り込み、銀は22.00を試した。だがわずか2ヶ月前には、金は2078で市場最高値を試し、銀は27.50付近で取引されていた。最近、輝けるもののトレンドは金ではないのだ。その一方で原油が強く、木曜日中に111を超えて上昇した。

  まぁ結論を言えば、日曜に開催する年に一度の金融市場に関する春のスペシャル・ウェビナーでは話すべき話題が沢山あるということになる。




≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫


  今週は「明瞭さ」というものが突然その姿を露わにすることなどまずないだろう。5月10日〜6月3日は宇宙のトリックスター、水星の逆行が続くからだ。さて、ホワイトハウスが新設の「偽情報統制委員会/Disinformation Bord」とともに、新たに「真実省/Ministry of Truth」を設置するという素晴らしいアイデアを披露するには何と相応しいタイミングだろう。確かに良い考えだ。だが、いったい誰が「真実」を決めるというのか? 何が「偽情報」なのかを、誰が決めるのか? グーグル、MSNBC、FOXはすでにそれをやっているのではないか? 今現在、議論されているのは委員会のネーミングをどうするかで、「Disinformation(偽情報)」が良いのか「Misinformation (誤情報 - 故意も含む)」のほうが良いかという問題だ。この一件で、トリックスターは大いに楽しもうとしている。

  トリックスターはまた、今の市場が世に送り出すドラマ『ジキル博士とハイド氏』に出て演技することをも楽しむかもしれない。水星が逆行する時、多くの金融市場が当初は一方向に動き、1日〜4日ごとに突然反転する。そしてそのたびに水星は売りか買いかのシグナルを発し、それがほとんど即座に否定されていわゆるフェイクアウトとなりやすい。これはちょうど先週、天王星(水星の1オクターブ上位)の影響下で起きたふるまいと同様だ。トレードが芸術だとするなら、抽象的なジャンルがトレンドになるのはこんな時だ。

  5月10日〜11日には木星による牡羊座運行の初回フェーズが始まる。それは5ヶ月間(10月27日〜28日まで)続き、その後木星は年末まで短期間魚座に戻る。そして再び牡羊座入りし、2023年5月まで運行する。一方、牡羊座は戦いの神、火星に関わる星座宮だ。とりわけ5月29日に火星が牡羊座の木星(豊かさと誇張の神)とコンジャンクトする時、侵略者はより大胆な先制攻撃を仕掛けやすくなる。しかし世界の株式市場にとっては、これもまた投資家がより積極的になれる材料を求める時期を示唆しているのかもしれない。牡羊座の木星は大胆で冒険好きな側面がある。だから株式市場にとっては良いことかもしれない。歴史をふり返れば、戦争は最初の急落を除けば株式市場にとって必ずしも悪いことではなかった。それは平和を望む人々、すなわちこの惑星に棲むほとんどの人々にとって、悪いことなのだ。

  とはいえ、火星と木星がともに牡羊座を運行する時は「筋力増強期」であり、最も注目を集めるのは自分達が「リーダーとしては弱すぎる」と見なす他者を、最も攻撃的かつ、おそらくは最も残忍な悪意で非難する人々だろう。そしてちょうど2022年の中間選挙に間に合うタイミングだ。これは面白おかしくなるかもしれない。だが過激主義と過剰の時代が最後の雄叫びをあげる時でもあるため、十中八九、醜悪で恥ずべき様相となるだろう。偽情報局やら誤情報局がこの時期に立ち上げられるなら、おそらく毒気にあてられるだろう。事実や証明出来ることなど何もないのだ。すべてが中傷であり、侮辱的であり、不快に思えるかもしれない。特に真面目なタイプの人達にとってはたまらないだろう。この時期は物事をあまり深刻に捉えないほうが良いが、人命が危険に曝されている時に平常心でいるのは困難だ。

  しかし、牡羊座の木星にはメリットもある。自由を求め、楽しみを追いかけ、より多くの活動に身を浸すようになるのだ。それは立ち止まって人生をやり過ごしたりしない。競争心は非常に強いかもしれない。だがそれは、超人的な偉業に繋がる最適な資質かもしれない。運動競技では多くの記録が更新される可能性がある。宇宙や教育の分野では、多くの最先端領域が拓かれるかもしれない。私達は思考と活動の新時代に入っていくのだと感じられるかもしれない。恐怖心はより大きな勇気と自信に変わり、人々はもっとリスクを取りたいと感じ、貿易やビジネス活動の新分野が開けていくだろう。それは世界の株式市場にとっても強気となるはずだ。

今週日曜、こうした市場の状況について論じるために多くの皆さんとお会い出来ることを楽しみにしている。





訳文ここまで
—————————————


hiyoka_blue at 20:54|PermalinkComments(0)金融アストロロジー | マンデーン・アストロロジー

May 01, 2022

🌑5/1日の新月・日食―みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
    新月は前回からの課題を経て、次の新月までの約1ヶ月をかけて取り組む新しいテーマが開示される時。 そしてこれは生まれた星座に関係なく、地球に生きるわたし達みんなに平等に降り注ぐエネルギーです。わたし達はこのエネルギーを使って日々、自分なりに考え行動していきます。その現れはひとの数だけ様々ですが、やがてはお互いに影響しあいながら、社会・国・世界の潮流を作っていきます。これは言い換えると、わたし達を取り囲む「空間の雰囲気」です。星読みの世界から見れば、誰もがその中で生き、そのテーマに呼応して・・(素直になったり、反抗したり、無視したりしながら・・)自分なりの人生を創造していると言えます。 その意味でも、刻々と変容していく惑星エネルギーの流れをおおまかに知っておくことは、きっと何かの役に立つのではないでしょうか。
    例えば... シンボルの光景やキーワードを覚えておくだけでも、何かに迷った時の指針になるはず。ではでは今月も行ってみます!(^_-)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

★新月タイムスケジュール★
願い事やアファメーション、ヒーリング・メディテーションなどしたい方は、もし可能ならこの時間帯に合わせてみてください。エネルギーの高まりを感じとれると思います。(^_^)

【日本標準時】
 5月1日05:28前後に牡牛座 10°28’23” で新月(日蝕)となります。

------------------------¨°☆¤☆„¸○¸„☆¤☆°¨--------------------------

サビアン・シンボルによる【 新月がもたらすテーマと挑戦 】
*ここではデーン・ルージャー(ルディアー)版やマーク・エドモンド・ジョーンズ版の解釈ではなく、透視家エルシィ・ウィーラーの伝えた象徴の言葉をそのまま書き写した「オリジナル版サビアン・シンボル」を使ったブレイン・ボヴィの解釈を参考にし、アスペクトを加味して読んでいます。
*テーマはひとつの意識の流れを表したものです。この流れは順不同に現れたり循環したり、ひとつだけ突出して感じられる場合もあります。また、解釈の内容はその時々のアスペクトを意識しながら抽出しています。

【太陽・月♉️ 牡牛座10°~11°― 発効期:5/1~5/29 】
 ※ただし日蝕なので潜在的効力は場合により半年~3年(最長で6年)ほど続く可能性があります。

 牡牛座10°台のシンボル
 “A red Cross nurse”
 『赤十字の看護婦』
     ↓
 牡牛座11°台のシンボル
 “A woman sprinkling flowers”
 『花に水を撒く女』


【テーマがもたらす雰囲気と挑戦】(順不同)
 ※ひとによっては1週間〜数日前から前倒しで感じられるかもしれません。
 
→★過去の共通体験を分かち合うことで共感を生み出しわだかまりを解消する
→★共に厳しさを乗り越える、または「同じ釜の飯を食う」ことの価値
→★ひとが生きていく上でのシンプルな原点に立ち戻って人間関係を見直す必要
→★「血は水よりも濃い」 ― 思考や理念より情や本能的結び付きのほうが強い
   という観念を裏付けるような光景
→★ある一つの集合体(個人~家族~地域~社会)を複雑に繋ぐ不可視の
  「想いの糸」を感じ取り理解する
→★様々な差異や世界観の相違を貫く一本の筋道を常に意識する必要
→★相手を生かす「情」と蝕む「情」の違いを熟知しておく必要
→★ほんのささやかな触れあいが後に大きな影響力を及ぼしていく可能性
→★「強者」と「弱者」という区別に潜在する思い込みの弊害
→★溺れる者が掴む藁の儚さと藁だけが浮き上がるという現実を知っておく
→★徹底的な落ち込みや力の欠乏を味わい、初めて生に潜む深い永遠性を見る
→★環境、階層、生い立ちなどの違いで見える世界が全く異なることを
  謙虚に受け入れる
→★自分自身の変化に見合った生活や環境を見直し、整えていく必要
→★静穏の中でふと小さな、けれど深い歓びを感じ取り大切にしていく…→

★エネルギーのポイント:
  今回の新月・日蝕『可視・不可視の混沌から内なる火を呼び起こす』


220501NMSE


partial-solar-eclipse-11542

――――――――――――――――――――――
下記は「サビアン・シンボル編」で使用している「ベース・シンボル」と「メイン・シンボル」の違いについての説明です。過去にお問い合わせがあったときに書いたものですが、初めての方のために、ここでもう一度触れておきますね。(いつも読んでくださる方はどうぞ飛ばしてください)。
――――――――――――――――――――――

  で... 特に違いはないのです。これはひとにより感じ方が異なると思いますが、例えばネイタル・チャートの惑星が牡羊座0°台だったとします。この例だと魚座30°がベース・シンボル、牡羊座1°がメイン・シンボルになります。

人生を観る場合の一つの見方としては、時系列で考えて「ベース・シンボル=前半生」そして「メイン・シンボル=後半生」のテーマ。ただし何歳までが前半で何歳からが後半かはそのひとによります。

もう一つは二つのテーマを「渾然一体となった流れ」として観る考え方。

わたし自身は両方とも有効だと考えています。自分のネイタルの体験でも、前半生はベース・シンボルが強く顕れていて、後半生に入るとメイン・シンボルのテーマが、良い面も歓迎出来ない面も強くなったように思います。けれど、若く幼い頃のテーマが全て解決したり無くなったわけではありません。何かの折節に、考えさせられることが沢山あります。でも、それも自分が受け入れて生まれてきたテーマを知っているからこそ..なんですね。そのテーマは、トランシットやプログレスの惑星達が重要なポイントに来るたびに、アスペクトの意味がもたらす真理や出来事の根底にいつも木霊してる...そんな感覚を抱いています。

サビアン・シンボルは360°がひとつの円環として、永遠の流れを創り上げています。この円環では、どの度数も孤立した壁に隔てられた領域ではなく、隣り合わせ、対向、120°や180°その他のアスペクトを通じて有機的に繫がり溶け合いながら、互いに影響しあう構造になっています。そして、そこを惑星達が通っていくことによって、その都度わたし達の心理、ひいては社会に影響を及ぼす「留まることのない惑星グリッド」を創り上げています。(おそらく赤緯に関しても同様のシステムが存在するのだろうと思いますが、人間の領域でどの程度感得し得るものなのかは不明です..)

それが、新月・満月のルネーションに関するサビアン・シンボルの記事を書くようになった動機でもありました。超複雑な惑星グリッドの中でも影響力が顕著だと思われる太陽と月が、その都度投げかける “既存の” テーマを知ること。それは「人間」として生まれたわたし達ひとりひとりが、単に「ひととはこういうもの」という調べに「踊らされる」のではなく、その調べを聴き取り、理解したうえで、あえて「自分の生のダンスを踊る」ために役立つかもしれない。そんなふうに思ってのことでした。

――――――――――――――――――


space3



  さてと。今年もやってきた新月・日蝕。この記事をUPするときはもう蝕の日時は過ぎてしまいそう..。それでも重要なルネーションだと思うので、遅ればせながら書きとめておきます。この日蝕...なんていうのかな、ある意味とてもエモーショナルで、それでいて静けさと奥底のざわめきとが溶け合って。強力なのに、じわっとくる。何かとても不思議な感じがします。

では、今回はシンボルに触れる前に、星模様とそれが示唆するチャレンジがどんなものかをざっと見てみましょう。なお、この日蝕は太平洋地域や南米大陸などで目視出来るそうですが、日本からは見えません。蝕の影響が出るのは実際に太陽や月の欠けを目視出来る地域のみという説が一般的ではあるけれど、そうでないケースもあるので一応、可視/不可視の別は考慮せずに書いてみますね。


★5月新月・日蝕の星模様とチャレンジ★

新月・日蝕と小惑星ニッポニア、キュビワノ族のアルビオン、小惑星ハトホルがコンジャンクト、オーブ4°強で天王星も影響圏内に。そしてその新月が日本の戦後始原図の4室太陽にオーブ2°17’でコンジャンクト

  ニッポニアは文字どおり日本を指す小惑星。なのでたとえ今回の日蝕を目視することは出来なくても、今後数年にわたり日本にとってある程度強い影響を与えるのではないかと考えられる。

  またハトホルはエジプト神話の女神で多様な顔を持っている。その象意はヴィーナスに似て愛の女神的な要素が強いが、他にも鉱山資源の守護神、あるいは死者を冥界に導く神、または豊穣の女神、そして怒れば人間を滅ぼす殺戮の神となるとも言われている。

  一方、このコンジャンクションの中で影響力が強いと思われるのは運行速度の遅いアルビオンだが、こうした遠い天体の力を感知し始めた人類にとって、その扱いはとても難しいかもしれないと思う。そのフォースの味わいもけっして冥王星のような重さはないものの、いつの間にか未知の流れに放りこまれていくような、何かがじわじわと浸透するような...なんとも形容し難いものがある。一般に人間の意識の層を上昇させ、癒やしをもたらすもの、多大な変革を促すものと言われるが、その影響の諸段階では未踏の混沌が立ち塞がり、それだけに暗黒面への誘いともなりやすい。そのため、時おり大きな殺傷事件などに絡んでくることもあるという。知的好奇心、何かに駆り立てる働きという象意も持ち、また「辺縁に立つ者」という呼び名も使われる。以前は長い間「1992QB1」と呼ばれていた星で、アルビオンは近年になってウィリアム・ブレイクの『アルビオンの娘達のヴィジョン』という作品にちなんで命名された。

  これらの象意を考慮し、また天王星の影響を加味しながら、それらが日本のネイタルの4室太陽にコンジャンクトするという事実が何を意味するかをピンポイントで予測するのは難しい。マンデーン・アストロロジーにおいて、太陽は一般に国の統治者、大統領や首相、元首を意味するとされる。

ならば民主主義国家である日本において、その太陽が国民の想い、ムード、置かれた状況を示唆する4室に在泊するということは、そのまま主権者としての国民が置かれた状態、そして国民が抱く「国家の象徴」としての皇室のイメージ、あるいは政権担当者への大衆の視線などを意味するのかもしれない。結局、これまでのところ対向の10室(政府)を動かしてきたのは最終的には「国民の声」だったし、4室から見上げる日本のMC(統治・政治・政権)上に海王星がピタリと乗っていることで、国民が統治者に投影する期待は「外には巧妙なつきあい上手、内には慈愛あふれる親」としてのふるまい(常に寄り添うという姿勢)になるのだから。

そして、もしそうであるなら...ニッポニア、ハトホル、そしてアルビオン(と天王星)の合は、今後半年〜3年、長くて6年のうちに現在の戦争の影響、あるいはその余波によって国民生活が大きく影響を受けたり、領土(4室)に不穏な問題が起きる可能性を示唆しているのかもしれない。また政治体制の変化、資源やエネルギー関連の調整や変革、あるいは何らかの外的プレッシャーや策謀の露呈なども考えられるだろうか。いずれにしても、国民の中核をなす意識層に何らかの変化をもたらす物事が起きるのではないかと思われる。つまるところ、この蝕は新月図の12室で起きる。マンデーン・アストロロジーでの12室は「舞台裏」「隠密行為」「策略」「閉じた場所(病院や監獄など)」などを示唆するので、実際に起きたことの真相はかなり後になるまで日の目を見ないかもしれない。

  また、今回の蝕の度数は1995年に起きた阪神淡路大震災の直前の日蝕(蠍座10°台、日本からは不可視)にほとんど正確に「対向する」位置で起きる。当時の蝕は戦後始原図の火星とコンジャンクトで起きており、震災当日はこの位置に月のノースノードがオーブ1°というところまで来ていた。今回は10室ネイタルの火星にオポジションの形で蝕が起きる。

この関係が実際に連動するような効力を持つかどうかは不明だが、太陽活動を見ても、去年後半から今年に入っての活発さは目を引くものがある。大規模フレアやプロトン現象、地磁気嵐の発生頻度は、やはり太陽活動が非常に活発だった2012年〜13年、2015年、2017年を超える勢いがあるように思う。ということで、月のノード軸が牡牛座/蠍座の11°〜10°台に至る今年12月前後(ミーンノードの場合)は、自然災害やそれに付随する事故、またはコロナ禍の次のウェーブや新たなウイルスの出現などにも一応注意が必要かもしれない。

魚座27°台で金星・木星がコンジャンクト

  この度数は何か無視しがたい物事の完成や完遂、実り、気付きなどがもたらす静かな歓びを意味することがある。金星と木星の合は、豊かでこころ楽しいひとときを示すことから、ネイタルの惑星や感受点がこの度数に振れるひとは「ここまで来れた...」という歓びを感じたり、祝うような楽しさを味わえるかも。あるいは何かに関して「ひと区切り」ついたという感覚があるのかもしれない。ただし些細なことを膨大に感じたり、オーバーリアクションになったりすると裏目に出がちなので注意が必要かも。

新月図のASC/DC軸に月のノード軸がコンジャンクト、それに対し10室水瓶座の小惑星ヴェスタ(とオーブ2°弱で土星)がTスクエア(獅子座のレクイエムを入れるとグランドスクエア)

  これは仕事や政治的手腕が必要な場面において、「冷静さ」「厳しさ」、そして「職務や任務に対する情熱」をバランスよく配分して事に当たる必要性を示唆している。おそらく初めてか、または慣れない物事に対応する必要が生じるのかもしれない。あるいはなるべく避けたいと思ってきたことなど。あまり目立つようなやり方は避けたほうが良いかも。また、何か(または誰か)を支援することで自分自身が窮地に立つような可能性の芽は予め潰しておいたほうが良さそう。水星逆行も迫っているので、雰囲気の変化や万一の突発的な事態を漠然とでも想定しておき、エネルギーもプランもあまりひとに依存せず、自給自足的な構えでいると余裕が生まれると思う。

土星・小惑星レクイエムのオポジションを双子座の小惑星セレスと準惑星エリスがW調停、獅子座のレクイエムに魚座の海王星と山羊座の小惑星バム、ウェイジ、フェロニアがYOD

  このフォーメーションは、現在のウクライナ・ロシア戦争との関連を示唆しているように思われる。4室(国民のムードや状況)のレクイエムは文字どおり「死を想え」または「死を悼むこころ」で、災害や突然の悲劇に見舞われたひと達、そして特に戦争の犠牲となったひとびとに向けた同情や哀しみを示唆すると考えられるし、10室の土星は政府によるロシア制裁や、様々な支援に関する線引きの問題を示す可能性がある。それに対する12室のエリスと2室のセレスのW調停は、国民の不安や不満のエネルギーにある程度の循環路とも言えるものが密やかに出来上がっており、今のところは大問題化することなく流れが良い状態であることを示すのかもしれない。ただ、エリスやセレスが遅延や不足を表す土星と死滅を思わせるレクイエムと関わることは、穀物類や肥料、小麦価格の高騰など、農業や食糧に関わる危機を示す可能性もある。

また、今回のチャートには表示されていないが、新月図の蠍座12°台には「ムババムワナワレサ」というTNOが在泊し、オーブ2°弱で新月にオポジションを、日本の10室逆行の火星にオポジションを形成している。このTNOはズールー族に伝わる虹と雨と収穫の女神の名を持つSDOで、南アフリカでの小麦価格高騰(60%)のイベント図にも関与しているという。

  一方、YODの一端を担うバム(新月図には非表示)は、1969年にウクライナのナウチヌイで発見された小惑星。マークアンドリュー・ホームズによれば、この名称はロシア東部を走るバム鉄道を建設したソビエト軍の英雄的行為を記念して名付けられたという。この鉄道建設は苛酷を極めた工事だったとされ、当時の青年共産主義者同盟から何百万人もの人々が参加したのだとか。ただ、実際には政治犯や第二次世界大戦で捕虜となった元ドイツ兵や日本兵を含む多くの刑務所収容者の強制労働があったと言われる。この、ロシアとウクライナ両方の地域と因縁のある小惑星が海王星とともにYODを形成しているというのは興味深い。バムはこれまでのところ、テロ事件や爆発事故などに絡んできた経緯があるとされており、日本の新月図では9室(海外)に在泊することから、おそらく今のウクライナ戦争そのものと、それに付随する重石が外部からもたらされることを示唆しているのかもしれない。

また同じく9室在泊のウェイジは文字どおり「賃金」を指すが、他に「自分が犯した物事(カルマ)に対する支払い」「補償」「戦争の遂行」という意味も挙げられている。

そしてフェロニアはローマ神話の女神で「過去の束縛からの解放」または「人身売買との戦い」あるいは「森林地帯で起きていること」(マークアンドリュー・ホームズ)を指すとされている。これもまた、一般のひとびとの暮らしとは別に、過去に最大の腐敗国家などと呼ばれたウクライナが事実上人身売買や不法品密売のハブ的役割を担ってきたという事実や、欧米、アジアとも密接に繋がる地下組織の暗躍などを示しているとも思える。そしてこれら三つの小惑星が魚座の海王星とともに4室のレクイエムにYODを形成する状況は、この蝕全体の背景として、戦争状態にあるロシアとウクライナという二つの国家が国ぐるみで犯してきた過去の業を明確に認識したうえで、好むと好まざるとに関わらずその地に生まれ、その宿業を負うことによって今も苦しみながら生きようとする市井のひとびとへの鎮魂や哀悼の意識をも持ち続けることを促されているように思える。

水星が逆行前のシャドウ・フェーズに在る

水星逆行を控えて予定を整えたり幅を持たせておく時期

5月10日夜双子座4°台から逆行開始
 
(例によって電子機器の故障、誤解や行き違い、予定の遅延や決定事項が順行後に覆る可能性、転倒や乗り物の事故や怪我、うわの空によるうっかりミスなどに注意

6月3日夕方牡牛座26°台から順行

 ※中日は5月22日の日の出、双子座0°台


space1


  と...すでにちょっと長くなってきました😓 では早速サビアン・シンボルを見てみましょう。
今回は過去に一度経験したことのある度数です。でも、時は移り変わり、わたし達が体験するエネルギーのニュアンスも少し変化していそう。なので以前から読んでくれているひとも、また違った視点からシンボルの意味を感じてみてね。



★5月新月・日蝕のサビアン・シンボル★


🌚 新月のベース・シンボル:
   牡牛座10°『赤十字の看護婦』
   (裏側のシンボル:蠍座10°『仲間内の夕食会』)


  まず新月のベースとなるシンボルは牡牛座10°『赤十字の看護婦』(今は「看護師」ということばを使いますが、このシンボルが降ろされた当時の時代性を考えて、ここではあえて昔ながらの「看護婦」という名称を使います)。そしてその裏でエネルギーを補完するのは蠍座10°『仲間内の夕食会』です。この二つのシンボル・ペアの関係を考え合わせると、裏のシンボルが意味する「仲間」とは、どこか「戦場」のような場所で出会った盟友同士を意味するのかもしれません。

では、この「仲間内」というのは、かつて激しい戦いの場でいのちを賭けて共に闘った軍人達を象徴しているのでしょうか。1902年からこのシンボルが降ろされた1925年の前年まで、米国は常に戦争の渦中にありました。ならば厳しい戦いを生き抜いて帰ってきた彼らが今在るのは、おそらく野戦病院に勤務していた『赤十字の看護婦』達の献身があったからこそかもしれません。


nurse


  国際法では紛争地域内で赤十字マークを掲げた病院や救護員に対して絶対に攻撃を加えてはならないという定めがあります。けれど実際の戦場でそうした規律が厳格に守られることは、現代ではもちろん、100年近く前でも期待は出来なかったでしょう。それでも当時、赤十字マークを胸につけた女性達は最前線に出て傷ついた兵士達の看護をすることを厭いませんでした。そんな彼女達を奮い立たせ、銃弾や爆撃の恐怖に打ち勝たせたのはいったい何だったのでしょう? 「正義の戦い」に参加しているという誇りでしょうか? 傷ついた人々への同情心や慈悲のこころでしょうか? あるいは、自らの犠牲さえも厭わず他者を護ろうとする果てしない優しさでしょうか? もちろん、それもあるでしょう。でも、それだけではないような気がします。

  たとえばB.ボヴィはこんな光景を描いていました。...  退役軍人達の夕食会。今、激しい戦場を生き抜いて戻った男達が地元の有志に招かれ、夕食会に集っています。彼らの中には軍隊内の対立する派閥に属していがみ合ってきた人々も混じっているかもしれません。そんな彼らも今は任務を離れ、こうして一堂に会し、隣り合って共に食事を分かち合っています。それは地元の有志達が命を捧げて国とその理想を護った人々に敬意を払い、戦いに殉じたひとびとの思い出とともにもてなそうとするホスピタリティの顕れでもあります。けれど、これと同じような状況、そして精神は、戦場の真っただ中、野戦病院においても見ることが出来たのではないでしょうか。


wine


  赤十字を胸につけた看護婦。彼女達は生死の境目をくぐり抜けるもう一つの戦いの中で、本当の「仲間 = フェローシップ」の意味を、こころと体の両方で学び取ることが出来ていたのかもしれません。たとえ激しい敵意のただ中に在っても、真っ向からの対立があっても、それを抱き留め、ありのままに受け入れるための場所。そして人々。目的はひとつ。助けること。生かすこと、死なせないこと。たとえ手や足を失ったとしても。生きるための時間を取り戻すこと。待った無しの業務を通して人間のいのちを、ひいては仲間達の絆を、ながらえさせる行為。それは一刻を争う緊迫感の中で、設備も薬品も、もしかしたら食糧や水さえ足りない中での文字どおり必死の業務です。もしそれが初めての任務だったら、覚悟の上で赴いた戦場であってもショックは大きいかもしれません。でも悩んでなんかいられない。とにかく動かなくては。ひとりでも多くの兵士達を助けるために。治療するために。あるいは民間人を保護し、心身の傷を癒やすために。たとえそれが、再び死地に向かわせることを意味するのであったとしても...。

本当の戦場を知らないわたし達には、ただ映像や物語の記憶をたどって想像することしか出来ません。でも、彼女達の任務は人間の究極の「はかなさ」と「強さ」、その両方を目の当たりに知ることでしか達成出来ないのではないかと思います。あるときは、自らも血を流し、傷つき、暴力的な死の恐怖を体験しながら...。

  生と死。別れと出逢い。その両極の間にうごめく人間のさまざまな想い。そこにたったひとつの正しい答も無ければ結論もありません。この手の中に、美もあれば醜もある。この存在の内に、清浄もあれば汚濁もある。高みを目指すこころもあれば、果てしなく落ちていくこころもある。出逢いがあれば別離があり、生まれたら、いつか必ず死ぬ。はかなさと強さの糸で織り上げる、幾億とおりもの物語。それが、此処を生きるわたし達のフェローシップ。そしてそれは、もしかしたら「愛」と呼べるものなのかもしれません。


P1180941

 
  では、メインのシンボルは何を語っているのでしょう?


🌚 新月のメイン・シンボル:
  牡牛座11°『花に水を撒く女』
  (裏側のシンボル:蠍座11°『溺れて救助された男』)


  この日蝕のメイン・シンボルは、牡牛座11°『花に水を撒く女』です。1°進むだけで何だか雰囲気はガラッと変わるのかな? 

...庭の花壇か、それともベランダを美しく飾る鉢植えでしょうか。大好きな花が綺麗に可愛く咲きますように...と愛情をこめて水を撒く女のひと。振りかけるとか撒くという行為を指す原語の「sprinkle」には、「ごく少量の」という意味が含まれています。たとえば料理するにしても、塩や胡椒をドサッと入れたらとても食べられたものではありません。それと同じように草花も、良かれと思って水をやり過ぎると根腐れを起こして枯れてしまうことがあります。だから表面の土の色や葉っぱの様子を見て、適度な水やりを心がける必要があります。また、デリケートな苗なら花に水がかかっただけで痛んでしまうこともあるのだとか。何より、適切な水の量ってその草花の種類によっても、土地の質、それに季節や気温によっても、様々に変わってきます。


flower


  素敵な鉢を選び、お洒落な花壇を造った。土を盛り、種も蒔き終わった。ここは牡牛座第2ディーカンの始まり、だから彼女はこころの中でこうつぶやきます。『Ah, This is MY garden!』。彼女が待ち望むのは、「わたしの庭、わたしの窓辺、わたしの世界」を飾る大輪の花たち。思いどおりに仕上がった世界。色とりどりの花たちは彼女にとって、春を迎えたひとときを咲き誇るいのちの象徴であり、その手で触れて感じることの出来る幸せの証しなのかもしれません。花も「わたし」も... 同じ大地に生きるもの。可能な限り美しく咲かせたい。早く花開く日が来ますように。そして、その美の絶頂を一日でも長く保てますように..。 

ならばあとは、土の中に眠る「可能性」の種子に どれだけ注意を払って世話出来るかにかかっています。根っこが水に溺れたりしないように。窒息してしまわないように、手を差し伸べなくては。けど、カチカチに渇いて干からびてしまってもいけない。虫や病気にも気をつけないと弱ってしまう...。この度数では、庭という場も、鉢も、「わたし」のもの。「わたしの世界」を象徴するもの。そこに咲く花の命運を握るのは、もう大自然そのものではありません。幸せに咲く花を夢見て護り育てる彼女自身、そのこころと手... そしてその手から与えられる “適量” の水や肥料です。そして原動力となるのは、そんな光景を、密な関係を、ひたすら愛でる気持ち。


P1180896


  じゃ、いつその手を差し伸べて、どんな時に控えたらいいのだろう? 彼女はその微妙なさじ加減を知っているでしょうか? 根っこや若葉の声をよく聞き、上手に成長を助けていけるでしょうか? 強く大きく育てるには、せっかく咲いた花であっても根元近くからスパッと切り戻ししなければならないときもあります。それを見て、知らないひと達は言うかもしれません。『あぁ、なんて勿体ないことを!』『せっかく綺麗に咲いたのに、ひどい...』なんて。さぁ、彼女にそれが出来るでしょうか? それとも、ひたすら早く、大きく、美しく…という願いに駆り立てられ、毎日水をやりすぎて枯らしてしまったり... しないかな? あるいは小さな花が一輪咲いただけでも満足し、ただその日そのとき、自然の成り行きに任せるのでしょうか? あぁ、それで満足...。だって何事も無理をしないのが一番だもの。
本当に? 実のところ、いったいどんな庭、どんな世界にしたかったのかな? 

  この世界に生じた美も幸せも、永遠じゃない。それはたぶん、束の間の出会い。その一期一会の出会いを、彼女は、あなたは、わたしは...どんなふうに愛そうとしているのでしょう?


P1180758


  ではこの度数と補完関係にある対向の蠍座11°は何を示唆しているでしょう? そのシンボルは『溺れて救助された男』です。これは台風やハリケーンで洪水に呑み込まれたひとなのか...それとも船が沈没してしまったのでしょうか?(このシンボルは4月23日に起きた知床観光船の痛ましい事故を想起させますが...)

自分ではどうすることも出来ない強大な自然の力に翻弄されて、絶体絶命のところを助けられたひと。  原語の「drowning」という表現は、ほとんどの場合「死に至る」という含みがあるようです。また、B.ボヴィによると「drowning」は「海や湖」、または「酒浸り」、そして通常の用法なら「飲む」という行為を指す「drink」に由来することばで、「混乱する」という意味でも使われるそうです。すると...このシンボルの「溺れた男」は、お酒を飲み過ぎたり何か精神的ショックを受けて、深刻な混乱状態に陥ったのかもしれません。深みから湧き起こる感情の水に押し流されて...あるいは周囲から放射され注ぎ込まれる、激しい感情のバイブレーションに翻弄されて..。


rescue


  溺れる男は必死です。藁でも小枝でも何でもいい、彼は手に触れるもの全てを掴もうとするけど、彼の重さに耐えられるものは何もありません。逆巻く波は彼を呑み込み、渦となって水底に運びます。

「もうダメだ...」彼は死を覚悟したでしょうか? 死の前には自分の人生が走馬灯のように蘇ると言うけれど、そのとき彼は何を見るのでしょう...。 

けれどこの度数では、次の瞬間、波がもう一度大きくうねります。何がどうなったのかわからないままに今度は波のてっぺんに運ばれ、見開いたその眼には雲一つない蒼空が飛び込んできます。そして、目の前に投げ込まれた浮き輪。『おーい!大丈夫か?今引き上げてやるぞ!』どこからか、力強い声が聞こえる....。こうして、溺れた男は自分が助けられたことを知ります。

        彼の体験が水の事故ではなく、お酒に溺れて理性の蓋が吹っ飛び、さめざめ泣いたり怒って絡むような行為だったとしても、側に誰か彼をよく知るひとがいれば「まぁまぁ...」などとなだめ、落ち着かせてくれるかもしれません。激しいトラウマに怯えたりうずくまる彼を、そっと抱きしめてくれるひとがいるかもしれません。あるいは酩酊の末に人事不省に陥った彼を、病院まで送り届けてくれるかもしれません。でも、彼は自分がどんなことを言ったか、何を放射し、どんな行動を取ったか、そして誰が混濁の海から助けてくれたかを覚えているのかな? 自分がそこまで泥酔した... 本当の理由を思い出せるかな? 


P1180561


        ここは蠍座の深淵。「運命」と呼ばれる深淵を覗き込むところ。自分ではどうにもコントロール出来ない何かにぶつかってこころ乱れたとき、いったいどうするのか? お酒を飲んで、パッと騒いであぁスッキリ!となるにはちょっとだけ、水たまりが深すぎるかもしれません。じゃ、しらふのまんま淵に落ち、激情の波にまかれて自分という底の底を覗き込むのか?  それは帰ってこれるかどうかもわからない、賭けのようなものかもしれない...。けれど水もまた、いのちを運ぶエネルギーです。やがてはそれがあなたを、いのち輝くところに押し上げてくれる。ことばだけではない、本物の「底」を、「深淵」を見たとき。ことばだけではない、「死」の感覚に満ちるとき。そのとき、誰かが投げた無私の浮き輪に気付くかもしれない。そして、もう一度暖かく燃える「いのちの火」のもとへと帰ってくるのかもしれない。「底」の記憶を胸に、少しだけ強靱になって。可能性の種子を宿して...。

  蝕が起きる牡牛座では花に水を撒く女がいる。そして水が撒かれた地底には、溺れて助けられた男がいる。わたし達が自分の世界に撒く水は、美、愛、あるいは正義への期待や願望や欲望となって、知らないうちに誰かを溺れさせ、死の淵へと追いやるのだろうか? たとえそれが、象徴的な死だったとしても。

それとも、あるときは冷徹に、あるときは優しく温かく。束の間の出会いを愛でながら、透明な水となって互いを生かしていけるのだろうか...? 


P1180743


        またB.ボヴィは、牡牛座 — 蠍座軸11°に顕れたシンボルの対比の中に、人間関係に見られる「犠牲者」「迫害者」「救済者」という三角関係のパターン、または「共依存」と呼ばれるパターンが潜んでいる可能性を示唆していました。わたし達はこの三役を順番に演じることもあれば、一度に二役を演じることもあります。または、特定のひととの関わりでいつも同じ役割を演じるハメになることもあるでしょう。 もしそういうことがあるとしたら、それはいったい何故起きるのか? 果たしてそのままで良いのか? この度数ペアは、そんなことも問いかけているように思えます。

あるいは、わたし達は自分の中にこの三者すべての種子を持っているということかもしれません。そして何か起きるたびに、そのどれかを意識的に、または無意識のうちに選んで演じているとしたら...。「わたしの庭」「わたしの世界」をより安全に、より美しく保つために。そして「わたしの物語」を紡ぎ続けるために。

「庭」とは、様々ないのちが宿る世界。そしてガーデニングには、その庭の持ち主が創り上げた「物語」が宿る...と聞いたことがあります。

目に見えない地中では微生物や無数の虫達が蠢き、様々な植物の根が絡み合い、水や養分を奪い合う世界が拡がっています。それを地上から見るわたし達の目には、益虫に害虫、綺麗な花や作物と、それを邪魔する雑草達が見えています。ん? それってなんだか人間世界の縮図のようにも見えるけれど?  ならば「花に水を撒き庭を創るわたし」は「雑草」や「害虫」達にとっては「迫害者」になり得るし、植えた苗や花々にとっては「救済者」かもしれません。そしてせっかく手を掛けたのに害虫や病気のせいで花がしおれ、枯れてしまったなら...。そのときのわたし達は、すっかり「犠牲者」気分になり、怒りをこめて殺虫剤や除草剤を撒くのかもしれません。そして犠牲者から迫害者へ...。こうして尽きることのない物語は続いていきます。


P1180877


  なんて。ちょっと皮肉が過ぎる読み方かもしれませんね。でも。この世のあらゆる場所で、戦いや闘争が尽きたことなど一度もなかったわたし達の世界。それを時折、少しの皮肉と諧謔をこめてふり返りながら。それでも小さな自分の世界を愛おしく護り、愛そうとする。そしてそれによって生き、それによって死ぬ。そして、生かす。 誰を? 何を? たぶん、いのちという不可思議な営みそのものを。

ある程度現実的な予測は可能だとしても、人間世界そのものの行き着く先は、きっと誰にもわからない。でも、だからこそ。今、ひとりひとりのわたし達の在りようは、とても自然な営みとして起きているのかもしれません。

  いまだにコロナ禍が続く中、どう終わるかも不明な戦争が起き、世界的な経済不安が囁かれる今。風の時代への入り口に立つわたし達ひとりひとりが、意識するとしないとに関わらず壮大な変容を迫られているように思います。一瞬、一瞬、それぞれに何かを選択しながら、ひとつの流れを創っていくわたし達。願いをこめて、素敵な花を咲かせようとして。それがどんな花であっても、たった一輪であっても。「わたし」や「あなた」の咲かせる花を、ときに遠く、ときに近く。大切に生きていけたらと思います。


RCW108





have a great trek!!!★

hiyoka(^_^



hiyoka_blue at 23:56|PermalinkComments(0)パーソナル・アストロロジー | 新月(満月)の星読み